ネットで使える資金管理ツールをご紹介する連載コラム「上手に活用して”快適”マネーライフ! 『お金の管理』便利ツール」。第9回では、マネー情報の総合サイト、MSNマネーのオンラインサービス『My Money』を取り上げます。「My Money」は、銀行・証券・クレジットカードの残高を一覧できる残高照会サービスや、株価・投資信託・為替などを登録するポートフォリオ管理機能を利用できるオンラインサービスです。料金は無料ですが、一部機能を利用する場合は「Windows Live ID」の登録が必要となります。まずは、主な機能の1つ「残高照会(MoneyLook)」ツールについて見ていきましょう。同ツールは、複数の口座の情報一元管理(アカウント アグリゲーション)を行うサービスです。同ツールを利用することで、ユーザーが持っている銀行やクレジットカード会社、証券会社の口座残高や取引明細など、複数の口座情報をインターネット上で一括表示することができます。これにより、複数サイトのIDやパスワード管理が簡単に行えるようになるほか、登録した口座に自動でログインすることも可能になるという大変便利なツールなのです。対応金融機関およびサービスサイトは、業界トップクラスの700以上。もちろん公共料金の管理もできます。資産や負債の状況を一括管理することも可能です。例えば、複数の銀行口座を持っている場合、現在の収支を正確に把握するのは難しいものですよね。でも同ツールを使うと、収支をグラフ化して一目で確認が行えるようになるのです。また、まとめて管理することで、家計管理に費やす時間を減らすこともできます。さて、読者の皆さんの中には「口座情報を登録するのは心配…」と不安に感じている人もいるかと思いますが、同ツールはセキュリティ面にもしっかり配慮。金融機関のIDやパスワードといったログイン情報を、利用者自身のパソコンに暗号化して保存する方式を採用し、安全に利用することができます。なお、この暗号化し保存する役割を「ログイン管理マネージャー」という専用アプリケーションが果たしており、利用時にあらかじめパソコンにインストールする必要があります。次に、株式や為替などの管理を行う「ポートフォリオ」管理機能について紹介しましょう。同機能を利用すると、株式、為替、外貨、投資信託といった資産をまとめて管理することが可能になります。日本国内だけでなく、世界の株式、投資信託も網羅。通貨に関しては、日本円をはじめ、ユーロやスイスフランなど7種類に対応しています。また、同サイトのポートフォリオ管理機能は口座別に管理が行えるのが特徴。どの口座でどの金融商品を購入したか忘れてしまっても、すぐに確認することが可能です。さらに、登録時に購入日時を入力することで、今までの値動きをチェックすることもできます。使い方は、最初に「Windows Live ID」を登録します。登録後、ポートフォリオページ左上の「取引の追加」ボタンをクリックすると、ポップアップ画面が表示されます。ここで株式などのコード、購入した日付、取引方法、数量などを入力します。なお、株式コードは「株式検索」からワンクリックで追加することもできます。こちらは後で説明します。口座情報は「口座の追加」ボタンから入力します。また、「設定の変更」ボタンからはポートフォリオの合計を計算する項目について設定が行えます。自分が所有していない金融商品の動きもチェックしたいという人には「ウォッチリスト」機能がお勧め。購入を考えている2つ以上の金融商品を並べて、実際の動きを見ながら検討することが可能です。また、ポートフォリオと並べて見ることもできるので、現在所有している資産に追加した際のシミュレーションも行えます。なお、こちらの機能も「Windows Live ID」の登録が必要となります。最後に「株価検索」について説明します。同機能では、世界12カ国の株価や企業情報を検索、閲覧することが可能です。使い方は、検索する株式またはファンド名を入力し、国と銘柄の種類を選択します。銘柄名を完全に入力する必要はなく、一部を入力するだけでも検索が行えます。検索ボタンをクリックすると、結果ページにジャンプし、このページから、「ポートフォリオ」「ウォッチリスト」への追加もできます。このほか「MSNマネー」では、経済ニュースやお金に関するコラム、ユーザーアンケートなど様々な情報を提供。パーソナルファイナンスに役立つ情報を収集することができるようになっています。資産を一括管理できる上、家計管理に費やす時間を節約できるMSNマネーの「My Money」は、まさにインターネット時代の資産管理に適したツールといえるでしょう。皆さんも「My Money」で資産を有効活用してみませんか? 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月08日ネットで使える資金管理ツールをご紹介する連載コラム「上手に活用して”快適”マネーライフ! 『お金の管理』便利ツール」。第8回では、無料オンライン家計簿『@家計簿』を取り上げます。これまで紹介してきたオンライン家計簿には、ブログや健康管理などさまざまな機能が付加されているタイプが多かったですよね。このようなタイプは利用していて確かに楽しいのですが「余分な機能は要らない」と感じることはありませんか? 今回紹介する「@家計簿」は、そんな「家計簿機能だけを利用したい」と考えている人に最適な、家計簿機能に特化したオンライン家計簿となっています。「@家計簿」のコンセプトは「簡単!」&「続けられる!」で、入力方法も非常にシンプル。ログインすると、まず「基本画面(今日の家計簿)」ページが表示されます。初期設定では、「現在の現金資産残高」の欄に、手元にある現金と普通預金口座にある現金の合計額を入力し、「残高調整」のボタンをクリックして、「現金資産残高」の設定を行うようになっています。ただ手元の現金を管理するだけなら、「現金資産残高」のみを設定しておけばいいのですが、金融口座やクレジットカードなどを利用する場合などは、それぞれの項目をあらかじめ設定しておくと使い勝手がよくなります。例えば、定期預金や投資信託、株式などの金融資産を管理する場合は、「金融資産口座管理」機能から行います。初期設定は、「金融資産口座」ページから、現在所有している金融資産の「取引内容」「商品名」などを入力するだけ。取引日付は、家計簿開始日以前であればいつでも構いません。最後に残高調整を行って完了となります。なお、給与振込口座、クレジットカード引き落とし口座・証券会社のMRFといった決済性のある口座については、現金資産として管理するため、口座登録の必要はありません。カードローンや口座貸付など現金の借入残高がある人は、「キャッシュローン管理」機能を利用すればいいでしょう。初期設定は、「キャッシュローン管理」ページにて、「新規借入」として現在の借入項目を入力して行います。日付設定および残高調整の入力は、「金融資産口座管理」と同様です。家のローンや給料など、毎月決まった日に支出・収入がある費目については、「固定入力項目設定」機能を使って、前もって登録しておくと便利です。この機能を利用すれば、登録日になると基本画面に入力項目が自動的に表示され、クリックするだけで入力が行えるようになります。金額が決まっていない費目も、日付と費目名だけでも登録しておけば、当日は金額を入力するだけで済みますよ。毎日の収支は、「基本画面」から行います。入力フォームにて「内容」「費目」「金額」「メモ」を登録すると、ページ下段に当日入力した項目と当月の収支、および現金資産残高が表示されます。また、消費税の「自動計上機能」を利用すると、レシートからの入力も簡単に行うことができます。もちろん携帯電話にも対応。i-modeおよびJ-skyからの利用が可能で、買い物したその場で入力することができます(入力機能のみ使用可能)。買い物の際にクレジットカードを利用した時は、入力フォームのカード利用欄にチェックを入れて記帳します。返済内容の入力方法を説明すると、「クレジットカード管理」ページを開いて、日付を確認。その後、全額返済の場合は「全額支払い」欄にチェックを入れる、また、分割払いの場合は「支払い金額指定」欄に今回支払う金額を入力して設定します。きっちりと予算管理を行いたい人は、「今月の予算と実績」ページで月ごとの予算を設定しておくことをお勧めします。予算設定は、「予算」欄に費目別の予算金額を入力し、一番下の欄で予算を設定する年月を選択して、「予算として登録」ボタンをクリックして入力します。予算と実績の差額も現時点のものが表示されるので、当月の残り予算を一目で確認することも可能です。また、「今月の予算と実績」ページは「家計診断システム」と連動しており、家計簿上から直接家計診断を受けることもできます。家計診断では、支出グラフと家計の健全度に関するアドバイスが表示されます。ところで皆さんは、家計簿をつけていて残高が合わなくなった経験はありませんか? 「@家計簿」では、どうしても残高が合わない場合、「現在の現金資産残高」欄を書き換えて帳尻を合わすことが可能です。簡単に修正できるので、めんどくさがりの人にも向いている機能だと思いますよ。余分な機能を省いた「@家計簿」は、初心者でも簡単に使うことができるオンライン家計簿です。これまで家計簿をつけた経験が無い人も今日から始めてみませんか?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月02日ネットで使える資金管理ツールをご紹介する連載コラム「上手に活用して”快適”マネーライフ! 『お金の管理』便利ツール」。第6回では、銀行口座などとの連携機能を備えたクラウド型のネット家計簿サービス『OCN家計簿』を取り上げます。「OCN家計簿」は、銀行やクレジットカード会社、ネット通販会社などがインターネット上で提供する明細情報を自動的に取り込んで、家計簿化することができるネット家計簿サービスです。OCN会員はもちろん、会員以外でも無料で利用することが可能で、提携するコンテンツパートナー会社は、みずほ銀行やJCBカードなど約140社に上ります。利用する際は、OCN会員の場合は「OCN ID」とパスワードの登録が必須となり、それ以外の場合は新規登録を行う必要があります。登録が終わると、まず「口座情報選択」画面が表示されます。ここでは、家計簿に登録したい銀行やクレジットカード会社などのコンテンツサイト(連携先)を、検索窓を使って検索するか、「カテゴリから選ぶ」の中から選択しましょう。次の画面では、さきほど選んだコンテンツサイトにログインするための「ID」「パスワード」、「表示させたい情報」などを登録します。もしかすると、セキュリティ面で不安に感じる人もいるかもしれませんが、FISC安全対策基準に基づいた管理、暗号化などにより保護されているとのことです。登録が終わると、各コンテンツサイトの入出金情報が自動的に取り込まれ、家計簿データとして表示されます。なお、コンテンツサイトから自動取得できないデータは、自分で入力することが可能です。また、登録したコンテンツサイトへは、「OCN家計簿」サイトからオートログインも行えるようになっています(一部不可のサイトあり)。近年、携帯料金など様々な料金をクレジットカードで支払う人が増えていますよね。確かにクレジットカードでの支払いは便利ですが、”いつ・何に・どれくらい”お金を使ったか忘れてしまうことはありませんか? かといって明細をチェックするには、クレジットカード会社のサイトにアクセスして、いちいち確認しなければいけません。これがなかなか面倒なんですよね。その上、クレジットカードを複数枚利用している場合は、各社のサイトを巡回しなければならないため、尚更手間が掛かります。でも「OCN家計簿」なら、そんな面倒なことをしなくても、各クレジットカード会社明細を、一覧画面に表示することができるのです。これはかなりポイントが高い! カード払いが多い人ほど、そのメリットが実感できると思いますよ。ただ、この連携機能には一点注意が必要となります。それは、クレジットカードと銀行口座の連携を同時に行った場合、両方のデータを取得するため、二重引き落としされているように見えるのです。これを修正するには、銀行の引き落としがあった時点で、該当する銀行引き落としの項目を集計対象外にする必要があります。修正方法は、ホームである家計簿リストの左側にある「○」マークをクリックして「-」に変えるだけ。それだけで正しい支出の値になります。日々の入出金、財布からの支出などについては、家計簿リストの「家計簿入力ボタン」もしくは「カレンダー」の各日付にある「+」をクリックすると、データの入力が行えます。ざっくりした家計簿でいい人は、連携機能を利用するだけでいいと思いますが、節約を目指す人なら、やはり費目を入力して支出をしっかり管理していきたいですね。また、各証券会社とも連携しており、サイト内で資産管理を行うことも可能です。登録した証券口座などの資産や負債を自動で一覧表にして表示する機能や、年度ごとの推移を確認する機能が利用できます。さらに、家計簿アプリ「Zaim」を使用すると、買い物したその場で家計簿をつけることができるようになります。同アプリは、単独で利用することも可能ですが、「OCN家計簿」と連携すれば、家に帰ってからパソコンを開くことなく、どこからでもデータの入力が行えるようになります。もちろん料金は無料。対応機種は、iPhoneおよびAndroidとなっています。このほかにも、家計のムダを把握する機能など、節約に役立つさまざまな機能が用意されています。例えば、「支払内訳」画面では、その月の支出情報がグラフ化され、一目で確認できるほか、「明細集計」画面では、「ATM手数料」「引落(利用会社別)」など同じ明細をまとめて表示し、何にどれ位お金を使っているのか知ることが可能です。また、支出全体や各費目の目標金額を決めると、「目標達成状況」画面にてチェックが行えるようになります。そして、2012年3月からは電子マネー「モバイルSuica」(トライアル版)「WAON」に対応。ますます便利になっています。家計簿の作成・管理を自動で行う「OCN家計簿」は、子育てや仕事で忙しい人に使ってもらいたいサービスです。この機会に是非試してみてはいかがでしょうか!【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月18日ネットで使える資金管理ツールをご紹介する連載コラム「上手に活用して”快適”マネーライフ! 『お金の管理』便利ツール」。第4回では、家計簿を中心とした無料ポータルサイト「その日暮らし」を取り上げます。家計簿をつける場合、一番面倒な作業といえばレシート管理ですよね。これが面倒で家計簿が続かないという人も多いのではないでしょうか? しかし、今回紹介する「その日暮らし」は、一般的な家計簿のようにレシート入力を行うのではなく、毎日の入力を省くことにポイントを置いた家計簿となっています。ユーザーは、事前に登録した固定費を元に、現在の残金を入力するだけで、必要経費を差し引いた自由に使えるお金(ゆとり)を確認することができるのです。もっと具体的に見ていきましょう。通常の家計簿ではお金を使った後に記入しますよね。しかし、『その日暮らし』では発想を逆転させて、「使ったお金=過去の管理」ではなく、これから先に使う「使用予定」の部分を管理するのです。例えば、現在の食費を1日1,000円までと設定した場合、入力内容を項目名「食費」、金額「1,000円」、清算日時「日毎」と登録します。そうすると、システムが今月必要な食費を自動的に計算した上で、現在の残高から差し引いた金額を”ゆとり”として表示します。仮に残高が4万円、次の給料日までの日数が7日だとすると、この先必要な食費は「1,000円×7日=7,000円」となり、残高の4万円からこの金額を差し引いた3万3,000円が、次の給料日までに自由に使える”ゆとり”となるのです。”ゆとり”が一目で分かる。これはかなり使えます。また、普段このような計算を自分でやる場合、面倒な上、間違えたりしますよね。その点、『その日暮らし』では全てシステムが自動で計算してくれるので、計算ミスもなく、出た数字を確認するだけで済みます。では、登録方法を説明しましょう。まず初期セットアップ項目の入力を行います。大まかな項目は、給与や年金などの「収入項目」、家賃や光熱費などの「支出項目」の2つ。これらの項目は後から追加することが可能です(最大50件まで)。初期セットアップ項目を入力した後は、現在の残高を入力します。これが一番基本的で重要なポイント。なぜなら、残高を入力しなければ現在使える正確な”ゆとり”が分からないからです。その後も、ログインする度に残高の更新を行っていきます。その次に項目の詳細を設定します。設定内容は、「タイプ」「項目名」「金額」「清算先」「清算日時」「状態」の6つ。このうち「タイプ」では、収入項目と支出項目のどちらかの設定を行います。「項目名」については、できる限り細かく入力することをお勧めします。携帯、新聞、書籍、美容室、医療費など、分かる範囲の1カ月の必要経費を事前に入力しておきましょう。「清算先」は「現金財布」「口座1・2・3」の4つから選択でき、「清算日時」では時間まで細かく設定することが可能です。「状態」は、清算日の現状を確定・不確定要素の2つから選ぶようになっており、不確定要素は一覧中、「内不確定収入/支出分」として計算され、項目名称が緑色で表示されます。金額設定に関しては、実際より少し多めに設定すればいいと思います。そうすれば、赤字になる心配もありません。前述のように「1日の食費は1,000円」に設定して700円で済んだ場合、余った金額300円は”ゆとり”に加算されていきます。この差額は単純に臨時収入となるので、なんとなく得した気分になるかも知れませんね。反対に、いつもより低めに設定して、その金額を目標にすることもできます。常に必要経費を把握することで節約意識が生まれるため、無駄遣いを抑えることができるのではないでしょうか。入力したデータについては、後から変更することが可能です。また、「翌月へコピー」機能を使用すると、実行月の項目データを複製して翌月に再利用することができるので、毎月の入力作業を大幅に減らすことができます。なお、新しい月に項目を追加する場合は、まず「空データ作成」を行う必要があります。利用開始直後は新規登録時の「初期セットアップ項目」により、当月分は自動生成されていますが、それ以降の月に項目を追加(修正)する場合は、先に「空データ作成」を行わなければいけません。ただし、事前に「翌月へコピー」機能を行っている場合は、この作業を行う必要はなくなります。また、入力したデータは、複数の月データを1つにまとめた「ノート」という単位で管理されます。ノートは3つまで作成することが可能となっており、「マイ家計簿」「サークル運営費」といったように、目的に応じた使い分けが行えます。もちろん、携帯からも利用することもできます。マルチキャリア対応(i-mode/EZweb/Vodafone対応、一部au機など未対応)なので、外出先でも家計簿をつけられますよ。レシート入力の必要がなく、残高を入力するだけでリアルタイムな”ゆとり”が把握できる『その日暮らし』。みなさんも『その日暮らし』で財布をしっかり管理して、節約生活を始めてみませんか?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月04日ネットで使える資金管理ツールをご紹介する連載コラム「上手に活用して”快適”マネーライフ! 『お金の管理』便利ツール」。第3回では、無料のSNS家計簿サイト『散財.com』を取り上げます。「散財.com」では、楽しく買い物するだけでなく、節約生活にもしっかり活用できる様々な機能を利用することができるようになっています。では、早速使用方法を見ていきましょう。会員登録を済ませた後は、まずマイページを開きます。ここから、家計簿やプロフィールなどの情報の設定を行います。家計簿のデータは、マイページの「管理・設定」メニューから入力することができます(トップページなどからもリンクされています)。入力フォームには、店舗情報「お店、時間帯、購入場所、お店の業種」、商品情報「商品名、値段/個数、ジャンル/カテゴリ、ちょいメモ、画像」が表示されており、このうち「商品名、値段/個数、ジャンル/カテゴリ」の3つの情報だけで登録することが可能です。すべての情報を入力する必要はありません。また、便利な使い方として、マイページのプロフィール設定から「自由に使えるお金」(任意)を最初に入力することをお勧めします。そうすると、入力した金額を予算として毎月の家計簿をつけられるようになります。入力データは自動的にグラフ化され、一目で確認することができるほか、商品レビューや売れ筋商品ランキングなどを閲覧することも可能です。また、家計簿データは公開・非公開のいずれかを選ぶようになっています。たくさんの人が見てくれていると思うとモチベーションになるので、三日坊主の人も長続きするかもしれませんね。ここまで読んで、「これじゃあ、ほかの家計簿サイトと変わらない」と思った方、結論を急ぐのはまだ早い! ここで、「散財.com」最大の特徴であるユニークなメール登録機能をご紹介します。この機能は、携帯電話から家計簿をつけられるという大変便利な機能なのですが、なんとツンデレ娘から無駄な散財をしないように注意してもらうことができるのです。メール登録機能は、「散財.com」モバイルサイトから登録を行います。登録すると、専用の家計簿登録用メールアドレスが割り当てられ、そのアドレス宛に「店名、商品名、値段」を送信するだけで、支出データの登録が完了します。支出データについては、同じ商品名のカテゴリのうち、最も多いカテゴリが自動的に割り当てられるようになっており、登録カテゴリが間違っていた場合は後で修正することが可能です。メール送信後には、投稿確認と今月の支出合計がメールで通知されます。この自動返信メールは、「散財.comちゃんバージョン」「ツンデレバージョン」「まねきニャンコバージョン」の3つのタイプが用意され、ユーザーは自分の好みのタイプを選択することができます。お勧めタイプはやはり「ツンデレバージョン」。このタイプを選ぶと、「ア、アンタが家計簿をどうつけたって、私にはちっとも関係ないんだからね!!」といったツンデレ口調の返信メールが毎回送られてくるようになります。メールの口調には様々なバージョンがあり、家計簿が赤字になった場合には「今月の支出総額は×××円になりました。赤字になっちゃったじゃない!! どうする気なの?? ち、違うわよ、心配してるわけじゃないんだから……」と、厳しく叱りながらもこちらの散財を心配してくれたりします。また、「散財.com」サイト以外から入力する方法として、Twitter投稿機能もあります。使い方は、「管理・設定」メニューの「カスタマイズ」にてTwitterアカウントを設定し、店舗名や商品名、値段などをつぶやくだけで、簡単に支出を登録できます。なお、1回のつぶやきで登録可能な商品は1つだけですので、少し注意が必要です。さて、最近は実店舗以外にネット通販で買い物をする人が増えていますね。そのネット通販の中でも人気が高いのがAmazon.co.jp。散財.comでは、Amazonで購入した商品情報を簡単に入力する、その名も「Amazon簡単入力機能」を使用することができます。この機能は、Amazonの商品詳細情報にある10桁の「ASIN:」から始まるコードや「ISBN:」コードを商品名に入力・登録するだけで、マイページに実際の商品名や店舗情報、Amazonバナーなどが自動的に表示されるというもの。こちらは、Amazonアソシエイト・プログラムにも対応しているので、お小遣い稼ぎをすることもできますよ。(※Amazonの商品詳細情報にあるASIN・ISBNコードを入力するだけで、商品情報が表示されます(出典:散財.comWebサイト))このほか、「45」「49」から始まる8桁、13桁のJANコードを使った「JANコード入力機能」、1カ月単位で”節約する””散財する”いずれかの目標金額を設定できる「目標管理機能」、毎日の食事を日記風につける「みんなの食卓日記」など、便利な機能が各種用意されています。ツンデレメールで出費を叱ってもらえる散財.comは、意志が弱くてつい無駄な買い物をしがちな人にぜひお勧めですよ!(※JANコードを使った「JANコード入力機能」では詳細な商品情報を登録できます(出典:散財.comWebサイト))【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月27日家計簿をつけるのは苦手という人は多いものです。家計管理をしなければ、何にどれだけのお金を費やしたのか把握しづらく、結果、お金がたまらないという悪循環に陥ってしまうことがあります。今回は生活に欠かせない水道光熱費にかかるお金、そしてその管理方法を考えてみました。●一人暮らしの水道・光熱費は約8500円家計簿の適正配分でみると、水道・光熱費は収入(手取り)の約5%がおおまかな目安と言われています。月収が20万円であれば水道・光熱費に約1万円、15万円であれば約7,500円になります。家の大きさや家族構成によっても異なる水道・光熱費ですが、一人暮らしを例に、実際どれぐらいかかっているものなのでしょう。一人暮らしの水道・光熱費を調べてみました。一人暮らしの水道・光熱費(2011年12月~2012年3月)電気代(1カ月分)ガス代(1カ月分)水道代(1カ月分)※ただし請求は2カ月に一度1位3,000円~4,000円未満(22.0%)3,000円~4,000円未満(20.0%)1,500円~2,000円未満(30.7%)2位4,000円~5,000円未満(17.4%)2,000円~3,000円未満(19.1%)1,000円~1,500円未満(24.9%)3位2,000円~3,000円未満(16.2%)4,000円~5,000円未満(14.1%)500円~1,000円未満(17.0%)調査期間:2012/04/12~2012/04/15アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数:1,000件 (ウェブログイン式)アンケートの結果によると、電気代、ガス代とも月3,000円~4,000円、水道代は1,500円~2,000円が最も多い回答でした。それぞれの使用量は、電気に関しては約165kWh(30A)、ガスは約20 、水道は約10 (呼び径20mm)にあたります。※東京電力、東京ガス、東京都水道局の計算法を元に試算。●水道・光熱費の見える化を実践しよう!月々発生する水道・光熱費。約9割の人が、銀行の口座振替やクレジットカードで支払いを行っています。このようにお金を出さずして決済するケースが多いため、水道・光熱費を把握していない人も多くいるようです。しかしマネー管理の面からも、どれぐらい支払っているのかは把握しておきたいところ。家計簿をつけるのが面倒という場合は、何らかの工夫が必要です。例えば、銀行の口座振替を利用している人は、電気、ガス、水道を同じ口座に集約する。また、クレジットカード払いの人は、カードのWebサービスを利用して月々の明細を比較するなど。これなら簡単に料金の推移を把握することができます。ちなみにクレジットカード払いにすると、ポイントをためられるという特典も受けられます。●今年も節電の夏を過ごそう!?どれだけの水道・光熱費が支払われているか実際の数字を目の当たりにすると「もう少し抑えたいな」という気持ちがわいてきます。そういう気持ちが節約への第一歩となります。ちなみにアンケートによると、もっとも節約したい光熱費は電気代。以下のようにあまりストレスがかからない節電方法が実践されていました。<節電方法>1位こまめに消す(47.3%)2位エアコンの設定温度を下げる(15.8%)3位外出時にはコンセントから抜く(8.8%)このようにあいまいな支払額を明確にすることによって、・「費用に対する関心が高まる」・「節約したいと考える」という気持ちが芽生えてきます。そうすれば、お金がたまらないという悪循環から抜け出すことができるでしょう。使っていないのにお金がたまらないという人は、まずは、身近な費用である水道・光熱費の見える化を実践してみてはいかがでしょう。(文/森眞奈美)執筆者プロフィール■森眞奈美(もりまなみ)サンダーバード国際経営大学院にて国際経営学修士号取得後、米国系再保険会社に入社。退社後ライター業をしながら、AFPを取得。現在は「保険」「クレジットカード・電子マネー」「ライフプランニング」などマネーに関するコラムを雑誌やWebで執筆中。
2012年05月12日物騒な事件が多いこのごろ、ひとり暮らしを始めるのでできるだけ管理のよい物件を見つけたい……。引っ越しビギナーにとって、部屋探しに不安はつきものです。そこで、大阪市中央区で「女性の安全な一人暮らし」をテーマに活躍する不動産アドバイザー・穂積啓子氏にアドバイスをお願いしました。■共用部分を見れば管理状態が分かる「管理が行き届いた物件を見抜くポイント」について、穂積さんは、「建物の内側と外側の両面をチェックする視点を持つようにしてください。すると、家主や管理会社の姿勢が透けて見えることがあります」と話します。仲介をする不動産屋さんに新しい部屋を案内してもらうときには、営業の人と部屋に直行することになりますが、その際に、「部屋ばかりに気を取られる人が多いようですが、実は外観やその周囲をぬかりなくチェックすると、その物件の管理状態を感じ取ることができます」と穂積さん。なぜなら、「部屋に到達するまでには、玄関や集合ポスト、エレベーター、廊下などの共用部分を通りますから、意識を高く持ってそのあたりからチェックをしていきます」と穂積さん。また、「共用部分のありかたは共益費に反映されるということを知っておいてください」とも。一般的に、賃貸マンションやアパートでの毎月の住居費は、「家賃+共益費」を支払うことになります。共益費は、ごみ処理、清掃、エレベーターの保守点検、照明のつけかえなど、共用部分の管理代に適用されます。「不動産屋さんに仲介してもらうにあたっては、家賃、共益費、所在地、広さ、階数、間取りなど、部屋の概要について明記された書類が手渡されます。そこに家賃だけの表示がある場合は、共益費は家賃に含まれているということです。不明な場合は、『共益費はどうなっていますか?』と不動産屋さんに確認しておくとよいでしょう」と穂積さん。■最大ポイントは、きちんと清掃されているかどうかマンションやアパートなどの共同住宅にとって、「共用部分」とは、次の場所を指します。・建物の玄関とその周囲・集合ポスト・エレベーターホール・エレベーター・廊下・階段・壁や天井・ごみ置き場・自転車置き場・植え込みや庭などさらに、・部屋の玄関扉・ベランダも共用部分になります。「共用部分をチェックする最大のポイントは、『きちんと清掃されているかどうか』です。築年数が新しい古いにかかわらず、管理状態というのは、共用部分の清潔感に反映されることが多々あります。例えば、集合ポストが壊れている、チラシが散乱している、落書きがある、タバコの吸い殻のポイ捨てがある、掲示板に期間切れ告知の張り紙がある、廊下がほこりだらけ、天井や壁に雨漏りのしみ、自転車置き場やごみ置き場が乱雑、電球が切れている、エレベーターの押しボタンが破損しているなど、清潔感に乏しいと感じる場合は、きちんと管理されていない、入居者もルーズな人が多いと想定することができます」(穂積さん)また、「管理がずさんそうである場合は、入居後に、家主や管理会社、近隣とのトラブルが発生する確率が高いと判断したほうが無難でしょう」とアドバイスをします。■共用部分からは、家主の防犯意識も見てとれるもう一つの視点として、「共用部分には、家主や管理会社の防犯意識が反映される」とか。「外から人が立ち入りやすい、階段の踊り場や廊下に人が隠れやすい、自分の部屋の玄関が外から見て死角になっている、ベランダから侵入されやすい、道路に面していて外からのぞかれやすい、そんなことはないか、建物のつくりをチェックしてください。仲介のためにお客さまを現地へ案内するとき、特に部屋探しのビギナーさんの場合は、これら防犯への意識が低いことが多いんです」と穂積さんは注意を促します。■道路や線路に面していないかさらに、騒音についてもチェックが必要だと言います。「ベランダが大きな道路や線路に面している場合は、必ず、車や電車の騒音が響くと考えてください。同時に、部屋を内見するときにはベランダを開け放って、どの程度の音がするのかを十分に確認してください。入居後に、『あんなに車の音が響くとは知らなかった!』という不快な思いをする場合がありますから。もっと言うと、大型車や電車が通るたびに振動で部屋が揺れたり、自動車や電車が放つ電波でパソコンや携帯電話に弊害をもたらすことがあります。必ずその部屋から、携帯電話や無線LANが正しく使えるかどうかを確認してください。そういう立地で優良な物件の場合は、二重窓になっています。窓を開けると音は響きますが、閉めるとほぼ音がしないというパターンも多くあります。それで許容範囲かどうか、自分で確かめるようにしましょう」と穂積さんは念を押します。■1階がコンビニ、飲食店などの場合は防犯に注意1階が飲食店、コンビニ、何かのショップ、という物件には、「どのような業種で、営業時間は何時(いつ)までで、お客さんはどういう人たちなのかをチェックしてください。コンビニは便利だと考えがちですが、24時間、電気が明々とついていて窓越しの光で不眠に陥る、深夜に人の出入りが多くてかえって物騒だということがあります。店の前や駐車場に車やバイクが集まるので頻繁にエンジン音がしたり、大声で話をされて騒々しいことも。特に深夜の物音、話し声は階上によく響くんです。それらが自分の生活にどう影響しそうなのかを想像してみることが大切です」(穂積さん)飲食店が入居する物件は、ゴキブリなどの害虫が排水管を通って階上の部屋に侵入することがあります。また、店に出入りするお客さんの様子などを知るために、あらかじめ店を利用してみるなど、「なにごとも入念な下見が重要」だと言います。また、不動産屋さんに案内される際には、店から物件まで車で移動することが多いものですが、「街の様子は、昼と夜ではまったく違い、昼には気付かなかった風俗店が夜から明け方まで開店しているということもあります。入居を決める前には物件から駅まで歩き、周囲を散策してください。昼だけでなく、自分の通勤時間帯、特に遅く帰るときなどを想定し、必ず夜も歩いてください。時間によって変化する街の様子が分かります。自転車での移動が多い人は、後日に自転車で走ってみてください。また、できるだけ、引っ越し後の生活をシミュレーションしておくと意外なメリット、デメリットを発見できる」と穂積さんは強調します。お話を聞くうちに、共用部分には、家主や管理会社がその建物を大事にしているかどうかが反映され、そのことは自分の生活に直接的な影響を受けるのだと気付きました。次の部屋探しのときには、間取りや設備など見た目だけではなく、心豊かな生活が送れるかどうかを想像しながらチェックしようと思います。監修:穂積啓子氏。その活躍ぶりは、コミックエッセイ『不動産屋は見た!~部屋探しのマル秘テク、教えます』(原作・文:朝日奈ゆか、漫画:東條さち子東京書籍1,155円)に描かれました。同書の主人公「善良なる大阪の不動産屋さん」は、穂積氏がモデルです。(海野愛子/ユンブル)【関連リンク】【コラム】女子の一人暮らしは危険だらけ!マンションでチカンが潜む場所は【コラム】マンションライフのトラブルナンバーワンとは?【コラム】部屋から下着がなくなる……犯人はあのヒトだった!
2011年09月29日COBS ONLONEの会員1,157名に、2009年9月29~10月6日の期間で「家計簿についてアンケート」を行った。「家計簿をつけたことはあるか」を聞くと、「現在つけている」41.1%、「過去につけていた」17.0%となり、合計58.1%が今までに家計簿を付けたことがあると回答した。男女別では女性の方が付けたことがある人が多く、63.0%が「現在つけている」または「過去につけていた」と回答した。以下、家計簿を「現在つけている」、「過去につけていた」と回答した680人に聞いた。「どんな家計簿を使っているか」という問いに対しては、「ノートなどで記入するもの」が最も多く52.7%、次いで「パソコンで入力(エクセルなど自作、オリジナル)」23.5%、「パソコンで入力(専門のソフトやアプリケーション)」18.5%となった。その他では、「DSなどのゲーム機のソフト」、「携帯のアプリ」といった回答が多かった。また男女別で見ると、男性の方がパソコンで家計簿を付けている率が高く、女性ではノートが主流だった。「家計簿をつけてから貯金額が変わったか」を聞いた。「変わらない」という人が57.7%と最も多かったものの、「増えた」人が39.3%となり「減った」の3.1%を大きく上回った。「家計簿でお金の動きを理解することで、貯金額を増やした」という人が多かった。最後に、1,157名全員の貯金額を比較した。「現在家計簿を付けている」という人では100万円以上貯金している割合が60.5%と過半数となり、「過去につけていた」人では、20万円未満の層が他よりも多くなっていた。このことから、継続して家計簿を付けている人では貯金額が伸びる傾向があることが伺えた。COBS ONLINE会員アンケート「家計簿に関してのアンケート」より抜粋(期間:2009年9月29~10月6日、集計人数:1,157名/家計簿を付けている:680名)完全版(画像などあり)を見る
2009年10月26日