毎月、「貯金しよう」と思っているのに、気がつけば貯金予定の分までキレイに使ってしまっている。急な出費があり、やむなく貯めていたお金で支払っていたら、結局全然貯金ができない――そうしたお金の悩みを抱えているのは、自分だけではないようです。株式会社マネーフォワードが実施した 家計簿に関するアンケート調査 によると、アンケートに答えた女性の過半数が「貯金に悩んだ経験がある」と答えていたことがわかりました。半数以上の女性が、貯金をうまくすることができず、悩んだ経験アリ「貯金をうまくすることができず、悩んだ経験はありますか」という質問に対し、「悩んだ経験がある」と答えた人は、男女合計で45.3%。男女別に見ると、男性では41.7%、女性では55%で、女性のほうが、貯金ができずに悩んでいる割合が高いことが判明しました。「私が貯金できない理由」ベスト4貯金ができない原因として挙げられていたのは、大きく4つ。浪費癖がある貯金の仕方、予算の立て方がわからない急な出費収入が少ない、借金があるおもなコメントを見てみると、「貯金する!」と目標を掲げると、ある程度までは貯金できるのですが、しばらくすると、ほしいものができたり、無駄遣いがかさんで、貯金を使い果たしてしまう……の繰り返し子供の学費が想像をはるかに超え、それまでの蓄えを吐き出してしまった毎年収入に波があり、前年の収入が良いと税金だけで収入を使い果たし、貯金を切り崩してしまうリボ払いに頼りすぎ、貯金をしても普通預金がいつもほとんどなかったなど、自分にも当てはまるエピソードが多く、耳が痛い結果に。「貯金をしたい」という気持ちはあるものの、フタを開けると全然貯まっていない…。そんな自分が情けなくなっていたけれど、同じ悩みを抱えている人がほかにもいるとわかったことで、少し気持ちがラクになった、という私のような人もいるのではないでしょうか?お金を貯めるにはどうすればいいのか?とはいえ、不測の事態や老後など、何かあった時に備える蓄えがあったほうがよいのは事実です。一体どうすれば、お金を貯められるのでしょうか?そのヒントが、この記事に書かれていました。 確実にお金が貯まる貯蓄術 (貯まる家計の作り方特集2)| Woman.excite ママ 確実にお金を貯めるには、給与が入ってから生活費として使う前に取り分ける『先取り貯蓄』が鉄則です。お金は、残ったら貯めようと思っても貯まりませんどうやら、「お金は、残ったら貯めようと思っても貯まらない」性質のよう。確実にお金を貯めたいのであれば、まずはしっかりと先取り貯蓄を始めることが大切、ということですね。なお、前述の記事のよると、1ヵ月あたりの貯蓄額の目安は、手取り月収の1割だそう。手取りが20万円の場合は2万円、30万円の場合は3万円を目安に貯蓄額を設定するとよいようです。今月からさっそく先取り貯蓄をして、お金コンプレックスを早めに払拭しましょう。
2015年06月29日○ハードウェアとソフトウェアの「購入」の意味は大きく異なる前々回よりIT資産管理の中でも重要な位置を占めるソフトウェア管理について紹介しているが、今回はその締めくくりとして、ソフトウェアのライセンス管理の重要性について解説を試みたい。まず最初に抑えておきたいのは、ハードウェアを購入することとソフトウェアを購入することの間に存在する大きな差異についてだ。ハードウェアの場合は、購入するのはその「所有権」であるため、一度対価を支払えば自分たちのものとなると考えていい。これは、私達にとって馴染み深い通常の買い物と同じである。ところがソフトウェアの場合には、購入するのはあくまで「使用する権利」に過ぎない。このため対価を払っても自分のものとはならず、ベンダーが定めた使用許諾条件に従うことが義務付けられているのである。そしてソフトェアに関わる権利には、著作権と特許権がある。購入後もこれらの保護下にあるため、勝手に複製を行ったりプログラムを無断使用したりすることは許されない。にもかかわらず、ソフトウェアはその特性から複製が容易だ。そこで不正なコピーを防ぐなど予め使用範囲を決めておくために、ソフトウェア購入の際にはソフトウェア使用許諾契約書に基づいてメーカーと契約を交わすようになっている。使用許諾の方法としては、パッケージのシールを剥がしたり、インストーラの「同意する」ボタンを押したりするだけで締結されるものも多い。しかしこの使用許諾契約書、ほとんどが細かい文字が延々と羅列されているため、どのような内容が書かれているのか理解している人は非常に少ないのではなかろうか。しかし、契約は契約。認められていないかたちで利用すれば、契約違反扱いされてしまう危険がある。では、契約違反が露見した場合、どのような罰則が適用されるのか──例えば1台のPCにしかインストールできない使用許諾契約にもかかわらず10台のPCにソフトウェアをインストールしていた場合、「使用許諾契約書違反」、「知的財産権の侵害」、「著作権法の違反」といったように二重、三重もの罪に問われてしまう可能性がある。たとえ故意ではなくとも、違反金や賠償金などの制裁は免れないだろう。○利用者がインストールしたプログラム、5本に1本は違法コピー!?このようなソフトウェアの購入と使用に伴うリスクを低減するために企業に求められているのが、ソフトウェアのライセンス管理ないしはSAM(Software Asset Management:ソフトウェア資産管理)である。SAMとは、組織内のソフトウェア資産の有効な管理、制御及び保護のために、ライフサイクル全般にわたってソフトウェアの使用・保有状況などを管理する仕組みである。つまり、ソフトウェアを資産として適切に管理することが必要になるのだ。普及が進むクラウド環境であっても、SAM適用の必要性に変わりはない。ここでライセンス管理をめぐる国内の現状を見てみよう。最近の調査によると、日本におけるソフトウェア違法コピー率は減少傾向にあるという。また、ソフトウェアの権利保護支援や啓発活動を行っている団体では、組織内部の不正コピー通報窓口等が設けられているケースもあり、これにより組織内の違法コピー利用実態が露呈する場合もある。さらにはソフトウェアメーカーからのライセンス調査依頼に応じなかった、虚偽の報告をした場合、証拠隠滅の可能性を考慮し裁判所から証拠保全を実施されるケースもあるのだ。もしそうなれば通常業務はストップし、企業が受ける影響は計り知れない。ライセンス調査とは、ソフトウェアメーカーが製品ユーザーを対象に行う自社製品利用状況の調査依頼のことであり、基本的に断ることはできない。調査内容はインストール数、バージョン、エディション、インストールしているハードウェアなど非常に多岐にわたる。ライセンス調査依頼を受けた企業は、調査票に記されているこれらの細かい項目に正確に回答しなければならないのである。しかし、インストール済みのソフトウェアの情報や、ソフトウェアの保有を証明するためのメディア、ライセンス証書、パッケージの箱といった関連部材、それにプロダクトキーの情報など、どれも1回インストールしてしまえば普段は見直さないようなものばかりなのが実に悩ましい。だからといって正しい情報を記さずに調査票を提出すれば、内容に矛盾がなくなるまで再調査を求められ、修正を続けなければならない。実際、ライセンス調査の対応が終了するまで半年以上かかった企業の例もある。○複雑極まるライセンス管理はツールの活用をライセンス調査に対応できるようなライセンス管理を行うには、全PCが管理対象になっているか、PCの購入履歴/使用実態を収集できているか、ソフトウェアの購入履歴/使用実態を収集できているかなど、いくつかのポイントに注意しなければならない。インストール済みソフトウェアの棚卸し(実態把握)を定期的に行うことも大切だが、ライセンスにはさまざまな形態があるので、単に数の突き合わせだけでは不十分。例えば契約情報(ライセンス約款)に基づくライセンス管理を行うのであれば、アップグレードライセンスの場合、元のライセンスと現在使用しているもののライセンスの2つを紐付けて初めてライセンスの正当性が証明できることになる。つまりそれぞれのライセンス約款に基づく実態との突き合わせ管理が必要となるのだ。そこで、こうした複雑極まるライセンス管理を正確かつ容易に行えるように支援するのが、IT資産管理ツールである。一般的なIT資産管理ツールを使えば、各PCから収集したインベントリ情報からライセンス数と照らし合わせることが可能となる。ただし、前述のようにライセンス数とインストール数が合致していたとしても、ライセンス違反となるケースもある。加えて現在のインベントリ情報だけでは、アップグレードやダウングレードして使用しているソフトウェアライセンスの経緯を追うことはできない。そこで、ライセンスの契約内容まで管理することで、企業のソフトウェア利用の実態に合わせた正確なライセンス管理を行えるようなIT資産管理ツールも存在している。クオリティソフトが提供している「QND」の場合、88,000種を超える「ソフトウェア辞書」により、PCにインストールされた多種多様なソフトウェア情報を判別して名寄せを行うとともに、7,500種類以上の「約款辞書」で、アップグレード/ダウングレードライセンスやプリインストールライセンスなど、複雑なライセンス形態に対応できるようになっている。これによりコンプライアンスリスクを低減するだけでなく、ライセンスを効率的に利用することでコスト削減にもつなげることが可能だ。次回はスマートデバイス管理についてIT資産管理の視点から考えてみたい。
2015年06月15日消費税率が上がり、物価も上昇し……家計簿とにらめっこをしている人は多いと思います。でも、家計の中で大半を占めているのは食費。コレを減らすために、みなさん様々な工夫をしていると思います。ここでは、結局捨てざるを得なくなったモノを「見える化」し、節約につなげる筆者なりの方法を紹介します。家計簿よりも効果があるかもしれません。○「支出」管理をするのではなく「廃棄」管理をするパソコンやスマホのアプリなどで家計簿をつけている人は多いと思いますが、そもそも家計簿って「今月はどんなものにいくら使ったのか」といった、「支出」を管理するのが主な目的ですよね。そして、これを毎日つけるのは面倒な作業です。家計簿はきちんと記入してないと意味がありませんし、特に食費は、買い物の際に強い意志!? を持っていないと、ついつい予定外のものも買ってしまいますよね。そこで今回ご紹介したいのが「廃棄表をつける」方法です。きちんとした表でも、白い紙に自分で線を引いただけのものでもかまいません。これに、「何をどのくらい捨てたのか」を日ごとに記入し、記録していきます。このように紙に書き出すと、少量でも「廃棄したこと」に対して罪悪感が生じるものです。また、廃棄表を見返すと、買ったものの、使いきれなかった食材の傾向がわかります。筆者の場合、「油揚げ」「きのこ類」「豆腐」が多いことがわかりました。廃棄表で記録しておけば、確認してから購入する、廃棄する前に冷凍する……といった無駄遣いをなくす対策がとれるようになります。ちょっと視点を変えて、節約に取り組んでみるのもいいかもしれません。執筆:きゅう趣味はドライブと映画鑑賞。女子力が低めなアラフォー。遊びに全力を傾けるも、時間が足りないのが悩み。現在は人間観察にハマっている。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年06月12日大日本印刷(DNP)は6月10日、「DNP家計簿アプリ レシーピ! (レシーピ!)」が、コープ東北サンネット事業連合(コープ東北)の子会社となるコープコミュニケーションズの販売するタブレット端末「かんたんタブレット」のプリインストール家計簿アプリ「コープ家計簿ジャーナル powered by レシーピ!」として採用されたことを発表した。「かんたんタブレット」とは、みやぎ生活協同組合(みやぎ生協)での買い物を便利でお得にする各種機能を備えたAndroid搭載タブレット端末で、6月下旬に販売開始を予定する。同端末にプリインストールコンテンツとして導入される「コープ家計簿ジャーナル powered by レシーピ!」は、レシーピ!の従来機能に加え、みやぎ生協の店舗情報や、共同購入の履歴が自動的に取り込まれる機能などを追加。購入商品は自動的にカテゴリー分類され、グラフで確認できるほか、みやぎ生協の電子チラシやキャンペーン情報の閲覧もできる。なお、買い物履歴のデータ連携は、7月下旬に開始する予定。端末の提供開始時にプリインストールされるアプリは、「コープ家計簿ジャーナル powered by レシーピ!」のほか、家計簿アプリや共同購入の注文が手軽に行える専用注文アプリ、活動量計などと連携できる健康管理アプリ、電子化されたレシートを確認できるスマートレシートなどとなる。コープ東北は今後、同サービスの提供を8月以降よりコープ東北に加盟の各生協へ拡大。東北地方以外の全国生協への展開も目指す考えだ。
2015年06月10日マネーフォワードは8日、自動家計簿アプリ「マネーフォワード」(Android、iPhone、iPad版)のレシート読込機能を全ユーザーに無料にて提供開始した。同レシート読込機能については、従来、プレミアム会員のみ利用が可能だったが、好評のため、このたびプレミアム会員に限らず、マネーフォワードを利用の人に無料にて提供を開始した。自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」は、複数の金融機関や通販サイトなどの口座の残高や入出金情報を一括取得し、家計簿を自動作成する、資産管理・家計管理の新時代WEBサービス。レシート撮影で簡単に家計簿に記録できるほか、一度口座情報を登録すると、以降は自動で複数の口座の情報を取得・分類するので、お金の管理の煩わしさが解消するという。WEB版に加えてAndroidアプリ、iPhoneアプリもファイナンス(無料)部門で1位を獲得するなど好評を得ているとしている。従来は現金での支払いの場合、手入力にて入出金を登録していたが、レシート読込機能により、レシートを撮影するだけで、OCR機能(手書きや印刷された文字を画像から読み取る技術)により店舗名、購入した品目名や金額が自動で読み込まれ、分類されることにより、入力の手間を大幅に削減でき、よりラクに簡単に家計簿をつけることが可能となったという。「マネーフォワード」は、銀行やクレジットカードなど1,800以上の金融機関から自動で入力してくれる家計簿として好評を得ているというが、同機能により、より簡単に自分のお金の流れを把握することが可能となるとしている。今後も、ユーザーの人々にとって、ラクに簡単にお金の悩みを解決できる機能拡充を進めていくとしている。○リニューアルの概要バージョンアップ日:6月6日(土)内容:レシートをカメラで撮影することで、品目名と店舗名別で家計簿に入力・登録できる対応機種:iOS7以降(バージョン5.3.0以上)、Android4.0以降(バージョン6.16以上)
2015年06月09日家計を管理するのは私の役目。毎日の支出を記録するのは大変だけど、なんだか節約が楽しくなってきた!! 貯金額が増えていくのを見るとニヤニヤが止まらないわ~。今回はマイナビニュース会員の既婚女性150名に、夫婦で家計はどのように管理しているか聞いてみた。Q.夫婦で家計はどのように管理していますか?(財布は同じ)夫・妻の収入を合わせて妻が管理:54.0%(財布は別々)夫・妻それぞれで自分の収入を管理、夫婦の共有財布・口座にお金を出し合っている:20.0%(財布は別々)夫・妻それぞれで自分の収入を管理、支出項目によって分担している:14.7%(財布は同じ)夫・妻の収入を合わせて夫が管理:6.7%その他:4.6%Q.その管理方法のいいところ、悪いところを教えてください。○「夫・妻の収入を合わせて妻が管理」派の意見■それが合理的・「二人で節約する意識ができるから」(33歳/情報・IT/事務系専門職)・「夫婦での貯金額や出費を把握できるので見直すことができる」(31歳/建築・土木/事務系専門職)・「それが一般的」(25歳/生保・損保/営業職)・「貯蓄がどれだけあるか分かりやすい」(32歳/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)・「節約が得意な方が管理すれば貯金しやすい」(34歳/情報・IT//秘書・アシスタント職)・「お互いの収入は把握するべきだから」(34歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■任せてもらえるのは信頼の証・「全体の収支が分かりやすい。でも使い込みにつながるなど、お互いに信用がなければ成り立たない」(28歳/電機/技術職)・「収入を一本化しているので、収支がわかりやすく貯蓄しやすい。私は仕事で経理事務をしていて数字に強く、夫は数字に弱い。すべて任せてもらっているので責任もあり、管理にやりがいも感じる」(41歳/商社・卸/その他)■妻の天下・「へそくりができる」(28歳/ソフトウェア/技術職)・「実は自分の都合の良いように使えるから」(32歳/金融・証券/営業職)・「自分で取り締まれるからいいところばかり」(32歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)・「夫の自由はない」(26歳/学校・教育関連/専門職)■夫の無駄遣い防止・「夫はお金の管理ができないので、妻である私が一人で管理してる方がいいと思う」(34歳/その他/その他)・「私は収入がないので、夫の収入を管理しています。夫はあればあるだけ使ってしまうので、お小遣い制にしています」(49歳/主婦)・「手元にないからか、主人がお金を使わなくなった」(31歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)■こんな意見も……・「夫が稼いでくれてるのに私が管理するのも気がひける」(27歳/医療・福祉/専門職)・「自由に使える反面足らない時に言いづらい」(50歳以上/その他/販売職・サービス系)・「1つにした方が管理しやすいけど、管理している方が倒れたりしたら大変になりそう」(34歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「旦那の金遣いの荒さをセーブできるが、旦那は自分の財布の中身にしか興味がないので家計がピンチだという実感を持ってもらえない」(25歳/印刷・紙パルプ/営業職)○「夫・妻それぞれで自分の収入を管理、夫婦の共有財布・口座にお金を出し合っている」派の意見■自由かつ平等!!・「いちいち割り勘しなくてすむから」(30歳/商社・卸/事務系専門職)・「生活費以外は自分の自由に使えること」(32歳/医療・福祉/専門職)・「お互いの意識がきちんと区別されるところがよいと思う」(33歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「お財布は基本別々なので、自分自身で無駄遣いしようと思えばできること。気楽でいい」(34歳/商社・卸/事務系専門職)・「財布が別々なので自分の自由にできるので、誕生日などのプレゼントなど、自分のお金で買って渡せるのが良い」(27歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)■プライバシーも守れる?・「自分の貯蓄額がバレないからよい」(37歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「お互いの稼ぎに干渉しなくて良い」(29歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)■デメリットも・「全体での収支がわからない」(31歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)・「予定外の出費のときに、なかなか言い出せないことなど」(47歳/学校・教育関連/販売職・サービス系)・「自分のお小遣いが確保できることがメリットだが、お互いがそれぞれ何に使っているのかわからないから、家計のムダを見直せないのがデメリット」(27歳/医療・福祉/専門職)○「夫・妻それぞれで自分の収入を管理、支出項目によって分担している」派の意見■自由で気楽!!・「自由なところがいい」(28歳/情報・IT/営業職)・「けんかにならない」(50歳以上/小売店/販売職・サービス系)・「お財布が別なのでそれぞれ管理が楽」(32歳/専門サービス/事務系専門職)・「夫婦別なので、お互いに干渉しなくて気楽だし、お互いそんなにお金を使うタイプでもないので貯金もできている。悪いところは、特に今のところない」(30歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)■夫の収入・支出が不明・「お互い自由にお金が使える。ただ相手がどれくらい使っていえるか把握できない」(34歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「いいところは特になし、悪いところは相手の収入が把握できないところ」(47歳/生保・損保/営業職)・「相手の支出がわからない」(30歳/学校・教育関連/クリエイティブ職)■問題もチラホラ・「お互いお金の使い方には心配がないから、管理は別々にした方がストレスにならない。悪いところは、仕事をやめられないところ」(30歳/電機/事務系専門職)・「自分が払う分以外の節約が難しいかも」(43歳/ソフトウェア/技術職)・「いつでも離婚できるので、良くも悪くもある」(28歳/商社・卸/営業職)・「確実に自分の貯金を増やせるので、万が一離婚になったときも金銭で揉めることは少ないと思う。固定費以外の食費などは買い物した方が払うことになっているので(今育休中なので)食品や子供用品など自分ばかり負担している感じがして損な気がしてくる」(30歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)○「夫・妻の収入を合わせて夫が管理」派の意見■賛否両論?・「夫が金銭感覚が優れているので安心して任せられる」(26歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「いくら貯金できているのか私は知らない」(26歳/医療・福祉/専門職)・「夫の収入がわからない」(26歳/運輸・倉庫/営業職)・「自分としては不満」(50歳以上/主婦)■総評夫婦での家計管理について聞いた今回。やはりダントツで多かったのは、「1つの財布を"妻"が管理する」(54.0%)というものだった。食品や日用品といった日々の買い物は妻が担当することが多いようで、「お金を使う人が管理する」というのが自然な流れなのかもしれない。夫の無駄遣いを嘆く人や、"へそくり"にいそしむ人、管理にやりがいを感じる人などさまざまだが、妻側の満足度はおおむね高い模様。とはいえ、「お金が足りなくなった時に言いづらい」「管理している方が倒れたりしたら大変」「夫に家計がピンチだという実感を持ってもらえない」といった声もあった。一方、4つの選択肢の中では最も少なかった「1つの財布を"夫"が管理する」(6.7%)というパターン。「夫が金銭感覚が優れているので安心」という声もあったが、「どうなっているのか、まったくわからない」など、多くの妻が現状に不満を抱いていた。収支が開示されているならまだしも、すべてがブラックボックスの中というのは確かに不安なもの。いざという時の備えがどれくらいあるのかは、最低でも知っておきたいところである。「夫婦それぞれが自分の収入を管理し、共有の財布・口座にお金を出し合う」(20.0%)というケースでは、「残ったお金を自由につかえる」「お互いに干渉することなく気楽」という回答が多く寄せられた。中には「誕生日などのプレゼントなど、自分のお金で買って渡せるのが良い」というメリットを語る人も。ただし、このケースと「夫・妻が支出項目によって分担する」(14.7%)というケースでは、夫婦ともに家計の全体像を把握できないのが最大の難点。決められた金額以外は、ついつい無駄遣いしてしまうという声もチラホラ……。"自由"と"節約"は両立できないのが難しいところだ。調査時期:2015年4月6日~2015年4月26日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性150名調査方法:インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2015年06月05日家賃や家のローンについで、大きな割合を占めている家計の支出といえば水道光熱費、特に「電気代」ではないでしょうか? 把握はしたくても、毎月の明細から使用量や料金をぬきだすのは面倒…。そこでご紹介したいのが、「 でんき家計簿 」です。■「生活スタイル」の似た家庭と、電気料金の比較ができる東京電力が運営する「でんき家計簿」は、ネット上で毎月の電気使用量や電気料金がグラフ化され、一画面で比較できるサービスです。東京電力と電気契約をしている人が利用できるサービスですが、一度登録すれば過去の記録がすべて反映されるので、年度ごとの振り返りも可能。また、家庭環境のよく似た家庭の使用量と比べることができる点も魅力です。わが家の場合、よく似た家庭と比較すると、春~冬の電気使用量は少なめ。他の家庭より「使いすぎていない」ことがわかり、ひと安心。けれど、省エネ上手な家庭と比較すると、秋~冬にかけてはもっと節電できそうなことが判明しました! ■今からできる、具体的な「省エネ法」の提案で、効率的に電気代を削減「でんき家計簿」では各家庭の状況に見合った「省エネアドバイス」を受けることができます。そのなかから、できそうなプランをいくつか選んで家族で実践すれば、効率的に電気代が削減できるかもしれません。わが家は「炊飯器の保温時間は短めに」や「洗濯物はまとめ洗い」などはすでに実践していたので、新たに「パソコンの省エネモードを使う」「冷蔵庫は詰めすぎない」に、新たに取り組んでいます! 日常生活の中でできる、具体的な行動が主なのですぐに取り組めるところがうれしいですね。■今契約している電気料金プラン、生活スタイルに合ってる? 「でんき家計簿」では「現在の料金プランが適正かどうか」を診断し、よりお得なメニューへの変更、機器の買い替えなどのアドバイスを受けることができます。家族構成をはじめ、日中の在宅状況、住まいの種類、掃除・洗濯を行う時間などを入力すると、1日の電気の使い方が表示され、家庭にあった料金メニューを診断してくれます。ちなみにわが家は、今設定している料金プランが適正だったようで、これまたホッとしました。「でんき家計簿」の登録はウェブサイトからできますが、ログインには後日郵送で送られてくハガキ記載の「認証コード」が必要です。利用までに、少し時間はかかってしまいますが、目には見えない「電気」のグラフ化は、省エネ意識を高めるには十分なはずです!
2015年06月01日家計簿アプリサービス「Dr.Wallet」を運営するBearTailは28日、家計簿を付けている人と付けていない人を対象に実施した「金銭感覚に関する調査」の結果を発表した。それによると、家計簿を付けている人の方が日常生活や余暇・娯楽に対して、より「お金をかけてもよい」と考えていることが推測できる結果となった。まず、ランチをするときにこの値段以上は高いなと感じる金額を尋ねたところ、家計簿を付けている人の平均は1,639円。一方、家計簿を付けていない人の平均は1,365円だった。飲み会・外食をするときにこの値段以上は高いなと感じる金額についても、家計簿を付けている人の平均は4,535円、付けていない人の平均は4,127円と、家計簿を付けている人のほうが高かった。毎月の携帯料金でこの値段以上は高いなと感じる金額を聞くと、家計簿を付けている人の平均は1万1,579円、付けていない人の平均は9,689円と、両者の差は2,000円弱に広がった。このほか、特別な日の食事、旅行時の宿泊費用、美容院の料金、コンビニで買い物をする時と、今回調査した全7項目において、家計簿を付けている人の方が高いと感じる金額がより高い傾向にあった。同調査は、2015年5月15~25日にインターネット上で行われ、20~30代の個人536人から有効回答を得た。
2015年05月28日お金が貯まらない人のキマリ文句に、節約しているのに、家計簿をつけているのに、積立をしているのに……というセリフがあります。お金が貯まらないのは、お金との付き合い方ではなく、生活の仕方=家の片づけに原因があるようなのです。○風水師も断言。金運をアップするには"断捨離"以前、風水師の方に金運アップの方法を取材したときのことです。「西に黄色や金色のもの置くといい、通帳や貯金箱は北の方角などといいますが」と聞いたところ、「それよりも、まず"断捨離"をして家を片づけるのが一番です」といわれました。というのは、両手にモノをいっぱい持っていたら、欲しいものがあっても持てません。それと同じで、モノがあふれて余裕がない家にはお金がやってこないというのです。確かにモノがいっぱいあると、すべてを管理できないためムダが生じます。たとえば、何となくセールで買ってしまった洋服、どうせだからとまとめ買いしたけれど着ていないTシャツや下着、掃除をしようと買い揃えたけれど使わないままホコリをかぶっている洗剤、安いから買っておいたけれど賞味期限切れになってしまったレトルト食品、料理番組を見て作ってみようと思った献立のために買ったけれど1度しか使っていない調味料……。家の中をよく見ると必要ないもの、なくても困らないものがいっぱいありませんか。実はこれらの買い物が、お金の貯まらない最大の原因なのです。○家の整理の前に、自分の思考を整理してみる引っ越しをしたとき、驚くほどたくさんゴミが出たことはありませんか? 引っ越しというきっかけがあるとモノを処分したり整理したりするのですが、時間が経つうちにモノが増え、家の中が雑然とした状態になってしまいます。これは、どうしてでしょう? それは自分にとって必要なもの、必要でないものの整理ができていないことが大きな理由です。アメリカで生まれた「プロフェッショナル・オーガナイザー」という職業があります。収納の問題を解決してくれるプロなのですが"オーガナイズ"という言葉通り、単に片づけるだけでなく時間や情報、暮らし方などもサポート。この考え方を日本人向けに体系立ててまとめた「ライフオーガナイズ」という整理術に、いま私は注目しています。空間の整理よりも思考や感情の整理を重要と考え、単にモノを捨てたり見た目を整える収納ではなく、自分なりの片づけ方や収納方法を見つけることで、生活全体をスムーズにするというのが考え方の基本。確かに自分の考え方がハッキリしてくると、「不要なものはどんどん処分できるようになる」→「必要なものはより機能的に保存しようと思う」→「モノの居場所がハッキリしてくるので散らからない」、などリバウンドもしにくくなります。○まずは、モノを選別して減らすことからはじめようお金がたくさん入ってくる家にするためには、モノを「減らす」「整理する」「維持する」ことが必要です。上図はライフオーガナイズが提案する、モノを減らすときの考え方のひとつ。右下の「使っていない・気に入っていない」は処分、左上の「使っている・気に入っている」は残します。悩ましいのが右上と左下ですが、無理にどちらかに決めようとせず迷った場合は保留にし、少し時間が経ってから再考します。すると、不思議なことに意外と簡単に結論が出るものです。お金が貯まらないと感じている人は、押入れ一カ所、クローゼットひとつから整理を始めてみましょう。ムダがなくなると、知らないうちに節約できることを実感できるはずです。<著者プロフィール>鈴木弥生編集プロダクションを経て、フリーランスの編集&ライターとして独立。女性誌の情報ページや百貨店情報誌の企画・構成・取材を中心に活動。マネー誌の編集に関わったことをきっかけに、現在はお金に関する雑誌、書籍、MOOKの編集・ライター業務に携わる。ファイナンシャルプランナー(AFP)。
2015年05月26日NECは5月13日、アパレル業界特有の商品管理や取引形態に対応したクラウド型の販売管理サービス「アパレル業向け N-town(エヌタウン)販売管理」を発売した。月額利用料は1IDあたり1万3,000円から(税別)。今後3年間で1,000社への販売を目標とする。新サービスは、色・サイズ別の商品管理機能や、店舗での売上・在庫情報をタブレット端末に入力することで、アパレル業界に多い取引形態である消化取引を含めた本部でのリアルタイムな情報把握を可能とする店頭情報管理機能などを提供するもの。中堅中小企業向けに各種のクラウド・サービスやコンサルティング・サービスをワンストップで提供する同社のクラウド型ビジネスプレイス「N-town」の販売管理サービスを基に、オーシーシー情報センター(OCC)と共同開発した。同サービスは、アパレル業界特有の色・サイズ別の商品管理機能や、入荷商品を得意先・店舗別に振り分ける出荷振分け機能を装備。また、各店舗での売上情報や在庫情報を販売員がWebブラウザに対応した端末から入力することで、消化取引を含めて本部でのリアルタイムな情報把握を可能とする店頭情報管理機能を提供する。これらにより、店舗での正確な在庫情報に基づいた接客対応や、売れ筋商品のタイムリーな店舗間移動による在庫適正化、販売機会ロスの防止などを実現するという。月額料金のクラウド・サービスのため、初期投資の抑制や、事業拡大に応じた柔軟かつ迅速なシステム拡張、費用最適化が可能としている。また、インターネット上のN-townポータルから会員登録することで、同サービスの契約や利用を簡単な操作で実施可能とのことだ。同サービスの第1号ユーザーとして、婦人靴の企画販売などを行う大阪市のハヤシゴに提供するという。同社は、全国の百貨店や総合スーパーなどに展開する61の直営店において、販売員にタブレット端末を配布。同サービスを利用して売上情報や在庫情報を店舗内で入力することで、従来は各店舗から1日1回送信するFAXを基に本部で行っていた入力業務が不要になると共に、本部での迅速な情報把握を実現するとしている。また、従来は手作業で行っていた出荷振り分け業務を同サービスで自動化することなどにより、販売管理業務に要する時間・工数を従来比で1/3程度、削減を見込んでいるという。NECはハヤシゴへの提供実績を活かし、OCCを始めとする同社の販売店と連携して同サービスを拡販すると共に、同サービスへの日報機能などの追加を予定している。また、建設・資材向けなど、今後もN-townの販売管理サービスを基にした特定業種向けサービスの発売を検討しているという。
2015年05月13日リーディは28日、プロフィールに加えて1カ月単位の家計簿を公開し、それぞれの金銭感覚をサイト上で共有してマッチングを図るネット婚活サービス「家計簿婚活サイトのリーディ」をオープンした。同社によると、一般的な「婚活サービス」では基本的なプロフィール情報しか確認することができず、金銭感覚について確認が行えるものはなかったといい、結婚後に金銭感覚の不一致が発覚して別れたケースも少なくないという。今回オープンした「家計簿婚活サイトのリーディ」では、プロフィールに加えて1カ月単位の家計簿を公開し、従来の婚活サービスでは知り得なかったという金銭感覚をサイト上で共有し、マッチする相手を探すことができる。これにより、カップリング成立後の金銭感覚のミスマッチを避けることが可能となるとしている。家計簿の公開範囲は、メンバー全体、交流中メンバー、カップリング成立メンバーで選択できる。メッセージ交換可能な全メンバーは本人確認書類承認済みで、身元が明らかでない人はいないという。料金は、アプローチを申込む、もしくは承認するまでは無料。アプローチ以降のステップに進む場合も利用料は定額(30日間:2,500円)となり、追加料金は発生しない。2015年5月末まで、オープン記念として有料機能を含む全ての機能を無料で利用できる。今後は、登録した家計簿からのレコメンド機能(オートマッチング)も追加していく予定。
2015年04月28日マネーツリーは27日、iPhone/iPadアプリケーション「Moneytree 一生通帳、家計簿より楽チン」がApple Watchに完全対応したと発表した。これにより、iPhoneを出さずに、必要な情報をApple Watchで瞬時にチェックすることが可能になったという。Apple Watch専用機能として、今月と先月の支出をグラフで比較する機能や、プッシュ通知を受けるとロングルックという表示で通知内容の詳細を確認できる機能を新たに搭載。また、カテゴリー別の支出表示、金融機関口座の管理、クレジットカードの利用額確認、ポイントサービスのチェックなど、これまで同アプリが得意としてきた機能もApple Watchに盛り込んだとしている。「Moneytree 一生通帳、家計簿より楽チン」は、銀行口座、クレジットカード、電子マネー、ポイント(共通ポイント・ファッションポイントなど)の一元管理が行えるファイナンスアプリケーション。一度登録するだけで、口座残高やカードの利用額が自動的に更新され、収支の状況を把握することができる。2013年4月のリリース以降、約75万のダウンロードを達成。App Store Best of 2013、2014を2年連続で受賞。対応OSはiOS 7以降、価格は無料。
2015年04月28日○狙われやすいソフトウェアの脆弱性前回 はIT資産管理におけるソフトウェア管理の位置付けについて説明するとともに、ソフトウェア管理の中でもアプリケーションの種類の管理と制御について紹介した。第五回目となる今回は、ソフトウェア管理における脆弱性の管理について詳しく解説することにしよう。まずソフトウェアの脆弱性管理の基本となるのが、OSやミドルウェア、アプリケーション、それにウイルス定義ファイル等を常に最新の状態にしておくことである。なぜその必要があるのかというと、ウイルスやサイバー攻撃の手法として圧倒的に多いのが、ソフトウェアの脆弱性を悪用したものだからだ。セキュリティベンダーなどにより一般に公開された脆弱性というのは、攻撃者にとって最も狙いやすいもの。だからこそ、脆弱性を解消するセキュリティパッチが配布されたらいち早く適用しなければならないのである。そして数あるソフトウェアのなかでも特に注意が必要なのが、JavaやAdobe Reader、Adobe Flash Playerといった基本的なソフトウェアとブラウザ類である。脆弱性というとまず思い浮かぶのはOSかもしれないが、実はOSの脆弱性については過去の数々の教訓から対策が進んだこともあり、以前ほどは狙われにくくなっていると言われている。とはいえ、アップデートを確実に実施する必要があることは言うまでもないが……。一方、JavaやAdobe Reader、Adobe Flash Playerなどの場合、大抵のPCにインストールされているにもかかわらず、OSほどには更新やパッチ適用が迅速に行われずセキュリティ対策が進んでいないのではないだろうか。そのため攻撃者側からも、攻撃成功率の高い"格好の標的"とみなされていると思われる。それゆえ、IT管理者としては、社内のユーザーに対して各自のクライアントPCに入っているソフトウェアのアップデートを必ず行うよう呼びかけることになるわけだが、実際のところすべての社員にそれを守らせるというのは非常に難しい。忙しい業務の最中、PCの画面に「いますぐ更新してください」というアラートが出現した際に、そのままキャンセルしてしまったという経験は誰にでもあるはずだ。さらに、ほとんどの社員がしっかりと決まりを守ったとしても、1人でも守らない社員がいれば、その人のPCがウイルスなどに感染して社内全体に拡がってしまうことになりかねない。「最低のセキュリティレベルが全体のセキュリティレベルを決める」というのは、セキュリティの基本中の基本なのだ。そうなってくると、IT管理者が社内のPCのパッチ適用状況を把握せねばならなくなる。しかし、すべてのPCを1台ずつ手作業で確認していたら途方もない時間と手間がかかってしまうことだろう。それに人手で確認する以上、うっかり見逃してしまうといったミスはどうしても避けられない。○社内のPCの脆弱性を自動的に把握するツールも登場そこで求められるのが、IT資産管理ツールである。IT資産管理ツールを使えば、社内のどのPCに何のソフトウェアのどのバージョンが入っているかといった情報を自動的に集約し、一覧として確認することができるようになるのだ。ニュースなどで深刻度の高い脆弱性が報告されていたら、対象となるソフトウェアを検索してバージョンを確認する。そこで脆弱性のあるバージョンのソフトウェアが使われていることが判明した場合には、最新のパッチ等が配布されているかを調べ、配布されていれば急遽、全社にアップデートを呼びかけるようにするのである。これだけでも、IT資産管理ツールを使わなかった頃の状況と比べ格段に全社のセキュリティレベルが向上するはずである。しかし昨今の脅威の動向を鑑みれば、IT資産管理ツールを活用する際にもう1つ気をつけておきたいことがある。前回も説明したように、企業のPC1台には平均して2000以上ものソフトウェアが存在していると言われている。それに伴い、脆弱性の有無を確認しなければならないソフトウェアの種類も日に日に増えているのだ。さらに、これに関連して、脆弱性が報告される頻度も高くなってきている。例えばIPA(情報処理推進機構)が発表している脆弱性対策情報を見れば、ほぼ毎日のように何らかのソフトウェアの脆弱性が警告されていることがわかるはずだ。これだけ煩雑な状況になってくると、IT資産管理ツールで情報を把握しつつも、ソフトウェアの脆弱性を自動的に発見して最新のパッチ適用を支援してくれるようなツールもまた欲しいところだ。既にそうしたソリューションは提供されており、クライアントの脆弱性を自動で検出するクラウドサービスを提供するクオリティソフトの「ISM CloudOne」が該当する。「ISM CloudOne」は、毎日更新される「セキュリティ辞書」にもとづいて、セキュリティパッチの未適用など脆弱性のある端末をリストアップし、レポートを生成する。またグローバル企業では海外の拠点ごとに異なるウイルス対策ソフトを使用しているケースが多いが、「セキュリティ辞書」は多数のウイルス対策ソフトに対応しており、しかも同一製品であっても検知エンジンのバージョンや言語の種類まで含めて脆弱性の自動診断が可能となっている。攻撃手法がますます複雑化、高度化していくなか、これからの企業のセキュリティのあり方を考えるならば、「ISM CloudOne」のようなIT資産管理ツールを選択することが最適解となると言っていいだろう。そして煩雑な作業から解放されたIT管理者には、より戦略的なIT活用にリソースを注いでもらいたい。今回は、ソフトウェア管理におけるソフトウェアの脆弱性管理について紹介した。次回は、ソフトウェアのライセンス管理の重要性について言及することとしたい。
2015年04月27日マネーフォワードは4月14日、個人向け自動家計簿・資産確認ツール「マネーフォワード」の利用者が200万人を突破したと発表した。マネーフォワードは複数の金融機関や通販サイトなどの口座の残高や入出金情報を一括取得。家計簿を自動作成するほか、資産管理・家計管理が可能なWebサービス。現在、1800以上の金融サービスから自動で残高情報を取得できる。4月にユーザー3301名を対象として行ったアンケートでは、マネーフォワードの利用によって平均で月に1万1642円の収支改善ができたという。また、ツールを1年以上利用しているプレミアムユーザーに関しては、平均で月に2万223円の収支改善が図られている。
2015年04月15日マネーフォワードは14日、同社が運営する個人向け自動家計簿・資産管理ツール「マネーフォワード」の利用者数が200万人を突破したと発表した。「マネーフォワード」は、2012年12月にサービスを開始。以来、ユーザーのフィードバックをもとに、サービス内容の改善および拡充を行っており、現在、1,800以上の金融機関サービスからの入出金や残高情報を一括取得し、家計簿を自動作成する資産管理・家計管理のWebサービスとして好評を得ているという。Web版のほか、Android・iPhoneアプリも展開。初期費用・基本機能は無料、プレミアム会員は月額500円。同社が実施したアンケート調査(2015年4月)によると、「マネーフォワード」を利用することで、平均月1万1,642円収支が改善し、さらに1年以上「マネーフォワード」を利用しているプレミアムユーザーについては、平均月2万223円収支が改善したという。同社は今後も、ユーザーの役に立つ便利な機能を拡充し、より簡単にお金の悩みを解決できるファイナンスサービスを目指していくとしている。
2015年04月15日○ソフトウェア管理が必要なワケ第二回、第三回では、PCに接続する外部メディアやPCの操作ログといった、どちらかと言うとハードウェア寄りのIT資産管理について説明してきた。しかし当然ながら、OSやアプリケーションなど企業内で使われているソフトウェア資産を適切に管理することもIT資産管理における重要なテーマである。そこで今回は、IT資産管理の中でもソフトウェア管理にフォーカスして解説したい。まずソフトウェア管理の基本となるのが、企業にとってリスクとなるソフトウェアの存在を発見し、その起動を制御することである。例えばファイル共有ソフトやメッセンジャーソフトなどが各社員の手で勝手に端末へインストールされてしまうと、情報漏えいリスクが増大することになる。これとは逆に、なくてはならないソフトウェアが正しくインストールされ、かつ適切に動作しているかを監視することも、ソフトウェア管理の大事な要素だ。例えばウイルス対策ソフトが許可なくアンインストールされていたり、動作を止められたりしていたとしたら、マルウェアに対して無防備な、極めて危険な状態となってしまう。実際、そうしたケースは多いと言われている。また、アプリケーションやOS自体は許可されているものだとしても、最新のセキュリティパッチが適用されていなかった場合にもやはり、脆弱性のリスクが生じてしまうことになる。ウイルス対策ソフトの定義ファイルについても同様で、最新の状態を保っておくことが欠かせない。このように、ソフトウェア管理では脆弱性を管理することも必要となるのである。さらに、コンプライアンス違反を防止するためのライセンス管理も、広義でのソフトウェア管理に含まれる。もしも企業内でライセンス違反のアプリケーションが使われていた場合には、違反金や賠償金が課されるなどして社会的信用の失墜にもつながりかねない。また、それぞれの機器に、どのようなソフトウェアがインストールされているかだけでなく、そのソフトウェアのバージョンやライセンス形態まで把握することで、無駄なソフトウェアの購入を未然に防ぎ、最適なタイミングで一括してライセンス更新を行うことも可能になる。○1台のPCには2000以上のアプリケーションが──どう管理すべきかソフトウェア管理における、ソフトウェアの種類の管理と起動制御、脆弱性の管理、それにライセンス管理は、それぞれ密接につながった関係にあるが、このうち脆弱性の管理とライセンス管理については次回以降に詳しく解説することにして、ここではソフトウェアの種類の管理と起動制御について説明することとしよう。ソフトウェア管理がハードウェアの管理と大きく異なるのが、管理対象となる”数”だ。企業のクライアントPC1台には平均して2000以上もの実行ファイル(EXEファイル)が存在していると言われている。つまり、500台のPCを使用している企業の場合、のべ100万にもおよぶ実行ファイルを管理しなければならないのである。ソフトウェアの数については、例えば、社内で使用を許可していたメールアプリケーションがバージョンアップによりチャット機能などが加わった場合に、企業によっては情報漏えい防止のため使用自体を禁止しなければならなくなる、というようなケースが発生することは想像に難くない。同じアプリケーションであっても、バージョンの変化で異なる挙動を行うケースまで想定すると、単にソフトウェア名称による管理というのは、いささか心許ないと言える。このように、ソフトウェア管理を徹底しようとした場合、従来の方法では工数が天井知らずに膨れ上がっていく可能性をはらむ。だからといって、誰がどのPCでどんなアプリケーションを使っているかすら把握できていなければ、とてもではないがアプリケーションの起動を一括して制御することなど不可能だ。そのため、実際的なソフトウェア管理を行うには、IT資産管理ツールが必須となる。IT資産管理ツールは、社内のネットワークに接続されたすべての機器のインベントリ情報を自動的に収集し、資産情報として一元管理できるが、PCにインストールされているアプリケーションについても、インベントリの収集が自動で行えるようになっている。通常、インベントリは日々更新されるため、勝手にインストールされたアプリケーションがあれば速やかに発見することが可能だ。そしてアプリケーションの制御機能によって、あらかじめ設定したアプリケーションは起動させないようにできるのである。こうした資産管理ツールの中には、クオリティソフト社の「QND Advance」のように、76000種以上を網羅した独自の「ソフトウェア辞書」を用いて、製品名、バージョン、エディション等、PCにインストールされた多種多様なソフトウェア情報の名寄せを行い、カテゴリー分けを支援するものもある。ただし、IT資産管理ツールを使って企業内のPCに存在するソフトウェアのインベントリが収集できたとしても、どのアプリケーションが危険なのかをいちいち判断して使用禁止の設定をするとなると、それなりの知識と工数が必要になる。また、管理者が危険なアプリケーションだと見抜けずに使用を許可してしまう恐れもある。そうした管理者の時間と知識を補うものとしては、先述の「QND Advance」が備える「グレイネットアプリケーション起動制御用アプリケーションDB」がある。これは、グレイネットアプリケーション(=情報流出のおそれがあるアプリケーション)をリストアップした辞書ファイルの中から、管理者が許可しないアプリケーションをまとめて指定することで、簡単に危険なアプリケーションの利用を禁止することができるものだ。辞書ファイルにはアプリケーションの種類とバージョンを含めて3000件を超える情報が収められており、クオリティソフト社により定期的に更新・提供がなされるため、常にプロの知見と最新の情報に基づいたアプリケーションコントロールが可能となる。また、同じアプリケーションであっても、社員によって、または部門によって使用可否を使い分ける運用も想定される。そのような際には、端末1台ごともしくは端末グループごとにアプリケーションの起動を制御できるIT資産管理ツールを選ぶようにしたい。今回は、ソフトウェア管理全般について、またその中でもアプリケーションの種類の管理と制御について紹介した。次回は、ソフトウェア管理における脆弱性の管理について詳しく解説する予定だ。
2015年04月13日景気回復を背景とした建設業界の人手不足がたびたび話題になっている。急増する受注に伴い雇用を増やす一方、中小の建設企業では増員した現場監督の管理体制に課題を抱えている。現場への直行直帰が常態の建設業は、労務管理者の目が行き届きにくい就労環境とあって労働基準監督署も管理に重点を置いている業種だ。○離れた場所に直行直帰で勤務する施工管理職社員の労務管理方法が課題全社員にAndroid端末を配付することで課題解決に取り組んでいるのが増木工業株式会社(埼玉県新座市、創業明治5年、社員数62名)だ。ここ数年で社員数が急増し、施工管理職社員の勤怠管理や情報共有の方法が課題になってきたという。「近年、労働基準監督署から正確な勤怠管理の徹底を指導されており、現場で働いている現場監督の勤怠管理は、経営上の重要なポイントになってきています。多忙な施工管理職社員の勤怠状況を正確に把握し可視化するためには、勤怠状況をデータとしてきちんと管理することが必要となりますが、今までのアナログな方法では難しい状況でした」と語るのは代表取締役の増田敏政氏だ。これまでは、各自で紙の勤怠表に出退勤時間を記載し、1カ月単位で上長へ提出していた。上長は部下の勤怠状況を確認後、PCからExcelに入力し、本社の総務担当者へ送付する。総務担当者は、送られてきたExcelファイルを確認・集計し勤怠時間を算出するという目視による確認と手作業の管理だった。「加えて、BCPの側面からも直行直帰で勤務する施工管理職社員や営業社員の安否確認方法が問題になっていました。現場へ散らばっている現場監督を含む全社員に、もしもの事態に備えてスピーディかつ確実に連絡が取れる仕組みを整えておく必要がありました」(増田氏)そこで同社は、現場と本社をつなぐ情報連絡ツールとして全社員にスマートフォンを貸与することにした。具体的なAndroid端末の活用方法は以下の動画のようなものだ。○全社員にAndroid貸与で効率的な運用が実現「コストをかけず、全社員に情報共有ツールを配付するという目的で手ごろな価格のAndroidを選択し、課題解決できる方法を検討しました」(増田氏)ソフトバンクモバイルのAndroid端末「303SH」を導入すると、早速、勤怠管理アプリ「Touch On Time」(株式会社デジジャパン提供)を使って、Androidから全社員の勤怠入力が行える環境を整備した。「いくつかのアプリを比べてみましたが、月額300円/人で初期費用無料、一カ月間試用無料という手軽さが、コストをかけずに試すという当社の要望にマッチしました。まずは、使ってみようとこのアプリを選択しました」(増田氏)Touch On Timeは、携帯電話・スマートフォンで外出先からも打刻可能な勤怠管理システムで、現場勤務の施工管理職社員は各自の勤務場所からAndroidを操作して出退勤の記録を残せる。GPS 機能で打刻場所の記録も残せるので不正打刻も防げる。これにより、本社の管理PCからは、全社員の勤怠情報をリアルタイムで確認でき、当日・当月・過去にさかのぼって「日次勤務情報」や月々の「勤務集計情報」を簡単に抽出できるようになった。「実労働結果や人件費概算を簡単に確認できるようになりました。従業員の有給休暇の残日数を自動で計算してくれるので、以前のように、月末に送られてくるエクセルシートを見て社員ごとに勤続年数を確認して計算するといった作業が不要になりました」(増田氏)その日に打刻がなかった社員に対しては管理PCにアラートが出るので、すぐに本人や上長に電話をかけて休暇日なのか、出勤日の打刻漏れなのかを確認できるようになった。「これまでのように、紙の出退勤管理だと、『なんとなく忙しそう』『なんとなく連続勤務が続いている』と、感覚的な判断になりがちでした。今は、日々Androidからの打刻状況がデータとして蓄積されますので、目に見える形で社員の労働状況を把握できます。データを分析しながら、今後の勤怠状況の改善に役立てていけるツールを得たことは経営上大きなメリットです」(増田氏)BCP対策には、「Safetylink24」(株式会社イーネットソリューションズ提供)を活用している。iPadや携帯電話から安否確認メールの作成・配信・結果閲覧が可能で、社員の家族まで安否確認ができるなど細かい設定ができる。緊急時にわかりやすく操作ができるよう直感的な操作ができるのが利点だ。「災害対策は、普段からアプリに使い慣れておく必要があります。導入後、長期休暇となる年末の全体会議の場で、全社員動作確認テストしてみましたが、予想どおりみんなどう使ってよいか分からず混乱しました。よい訓練になりましたね。今後も定期的なテストを実施して、いざというときに備えたいと思います」(増田氏)○コストがかからず効率的な管理が可能全社員に社用携帯端末を配付することによるコスト増を懸念して、導入に二の足を踏む中小企業も多いかもしれない。ところが同社ではコスト増とならずにAndroid導入に成功している。「数年前に全社員に社用携帯端末を貸与する案がありましたが、その際はコストが見合わず断念しました。現在は、スマートフォンの普及により価格も手ごろになってきています。ホワイトプラン(契約回線への音声通話が無料となるソフトバンクモバイルの音声通話定額プラン)などを活用すれば、総合的な通信費用の削減も可能です。社員の作業負担や管理負担を考えれば、全社員へ社用携帯端末を導入するメリットは高いと思います」(増田氏)管理する端末数が増えることで業務を圧迫しないか懸念もあったが、全端末をMDM(Mobile Device Management)で管理しているため、かえって端末管理はしやすいという。「ソフトバンクテレコムの「ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント」を導入し、管理者PCから全端末を一括でリモート管理しています。Android端末の情報管理だけでなく、セキュリティの一括設定を行い、全端末がどのようなアプリをダウンロードしたか定期的にチェックしています。また、GPS機能で端末の位置情報を管理ができるため、紛失の際も安心です。先日、現場社員から端末を紛失したと連絡があったのですが、GPSで場所を確認したところ、現場に置き忘れていたこと分かりました。社用携帯端末と個人用携帯端末が混在していた頃より、セキュリティが強化されました」(増田氏)以前は、一部の社員に社用携帯端末を配付し、残りの社員は個人所有の携帯を業務利用し、月末に業務使用分の通話料を集計し社員に返金していた。「その管理作業が本当に大変でした。月末に個人所有携帯の利用明細書のコピーに私用通話分をマーカーペンですべて塗りつぶした状態で提出してもらっていました。通話の1件1件を確認して提出する社員側も、何十円単位の通話料を集計する総務側も、非常に手間が掛かっていました。社用携帯端末に統一することで、一括で経理に請求書がくるため、それらの作業も一切不要になりました」(増田氏)増田氏は、毎週月曜日に社員に一斉メールを配信しているという。「自分が働いている会社の経営者が何を考えどういう方針でいるか、社員と共有することが会社経営にとって一番大事だと考えています。また、会社のコストで一番掛かるのは、社内コミュニケーションです。社内コミュニケーションが高まれば、社内の雰囲気も良くなり、社員が楽しく働けます。そして対外的な営業力のアップに繋がるのです。そのためのツールとして、Androidは大事な役割を果たしています」(増田氏)
2015年04月09日マネーフォワードは23日、iPhone版自動家計簿アプリ「マネーフォワード」において、レシート読込機能のβ版を提供開始したと発表した。同サービスでは従来、現金での支払の場合は毎回手入力で入出金を登録していたが、今回追加したレシート読込機能により、レシートをカメラで撮影することで、品目名と店舗名別で家計簿に入力・登録することが可能となった。対応機種はiOS 7以降。なお、β版は月額500円のプレミアムサービス利用者のみに公開しており、無料会員への公開は2015年夏を予定している。「マネーフォワード」は、複数の金融機関や通販サイトなどの口座残高や入出金情報を一括取得し、家計簿を自動作成する資産管理・家計管理Webサービス。一度口座情報を登録すると、以降は自動で複数口座の情報を取得・分類することができ、お金の管理が簡単に行える。初期費用、基本機能は無料。同サービスは、Web版に加え、AndroidアプリとiPhoneアプリもファイナンス(無料)部門で1位を獲得するなど好評を得ている。また、2014年3月に実施した同社のアンケートによると、同サービスを使用し、リアルタイムに総資産額を確認することで、平均月9,300円の節約が行えたという。
2015年03月23日○家計簿つけや経費記録を楽にする方法は?買い物をする時レシートはその場で捨ててしまうという人も少なくないようだが、家計簿をつけたり経費管理をしたりするためにはレシートを元にしたデータ入力は必須だ。しかし、実際にやってみると手間がかかる。きちんとレシートを保存する生活をすると1カ月でかなりの枚数が溜まってしまうし、その書式もばらばらだから手にとった瞬間に見るべき場所がわかるというものでもないからだ。毎日こまめに作業すればそれほど大きな手間ではないし、慣れてしまえば日々のルーチンワークとして取り組むことはできるのだが、面倒だからと数日貯めればその分だけ面倒さは増す。ついつい放置して家計簿は白紙のままになってしまっただとか、経費を1年分まとめて入力することになっただとかいうことは、よくある話だ。そんなズボラな人でも取り組めそうなのが「ReceReco」を使った方法だ。スマートフォンのカメラを使ってレシートを撮影するだけで内容を読み取り、リスト化してくれる。しかも各種サービスと連携できるおかげで、家計簿作成や帳簿記入をぐっと楽にしてくれるアプリなのだ。○レシートを撮影するだけで内容を自動取得アプリ利用にはアカウント登録が必要になる。これは外部サービスとの連携や、機種変更時のデータ移行のためにあるもので、簡単なプロフィールの登録もすることになる。アカウントを作ってログインしたら、最初のレシート登録を促す画面が表示される。下にあるカメラボタンをタップすると、カメラが起動する。オレンジ色のラインが縦横に表示されるが、これは読み取り範囲を示すものではなく、レシートをできるだけ真っ直ぐ撮影するためのガイドラインだ。最初は内容が簡単で正誤が確認しやすいレシートを使って練習してみるとよいだろう。日付、店名、商品名、個別金額だ。担当者名等の不要な情報はうまく排除するように作られている。レシートの中に電話番号があると、それを頼りに店名を補完してくれる機能もあるから、店名がロゴからしか読み取れないようなレシートでもそれなりの結果が出るのはありがたい。○修正やタグづけで使えるデータを作る読み取れなかった商品名や間違っていた金額などは、リスト右にあるペンアイコンをタップすると修正可能だ。あまりにも精度が低い場合には右下の「再撮影」から撮影しなおした方がよいだろう。必要な部分だけクローズアップした状態で撮るよりは、少し引いた状態で撮る方が読み取り精度は高くなるようだ。合計金額は商品合計として算出しているため、余計なものが読み込まれていたり、抜けがあると正しい金額が表示されない。合計金額だけを修正することはできないから、商品リストをよく確認しよう。品目ごとやレシート単位に費目を割り振ることも可能だ。整理のためのタグもつけられる。溜まってきたら検索機能を利用して絞り込み表示もできる。また、ある程度情報が蓄積されれば日毎、費目ごとにどれくらい使っているかをグラフで確認できるようになり、節約や生活の見直しをするヒントにもなるはずだ。印字が濃すぎて文字がつぶれ気味だったり、商品価格のほかに本体価格や消費税額などを1品ごとに細かく記載した複雑な構成だったりすると、何度やりなおしても上手く読み取れないことがある。その時は、手動入力をすればよい。細かな商品ごとの記録が不要で、レシート単位での出金のみ管理すればよいのならば、立ったまますぐに記録できる手動入力も便利だ。○外部サービスとの連携が強み長いレシートを分割撮影できたり、レシートに添付画像を付けて日記的に使うこともできたりと、痒いところに手の届く機能が満載されているアプリだが、特に注目したいのは外部サービスとの連携だろう。入力したデータはメールで送るほかにCSVで書き出すこともできるから、PCでExcelを使って管理したいという人にも使える。同時に、Evernoteに書き出して詳細なメモとして管理することもできるし、家計簿サービスや会計ソフトと組み合わせることもできてしまうのがおもしろい。現在対応しているのは「マネーフォワード」、「MoneyLook」、「free」だ。家計簿というレベルから青色申告に対応した会計サービスまであるだけに、必要に応じて利用できるから、自分に合った使い方を選択しよう。利用料金:無料制作者:BrainPad Inc.【無料家計簿の決定版】ReceRecoレシート撮影で支出管理
2015年03月20日無料家計簿アプリ「Dr.Wallet(ドクターウォレット)」を運営しているBearTailはこのほど、20代~60代の未婚男女561名を対象に実施した「お金の使い方調査」の結果を発表した。調査は2月26日~3月1日に、インターネットで行われた。○家計簿を付けている人、37.8%調査ではまず、家計簿を付けている人の割合を調べたところ、37.8%が「付けている」と回答した。また、現在恋人がいるか聞いたところ、「いる」と回答した人の割合は家計簿を付けている人で51.9%、付けていない人は33.0%という結果に。家計簿を付けている人の方が18.9ポイント高かった。○家計簿を付けている人の方が、恋人に使うお金が高め次に、彼氏・彼女への誕生日プレゼントにいくらかけているか教えてもらったところ、家計簿を付けている人は平均で2万722円だった。対して、付けていない人は1万8,441円と約2,000円の差となった。続いて、食事デート代に支払う金額についても聞いたところ、家計簿を付けている人は平均7,120円なのに対し、付けていない人は6,395円と、こちらも家計簿を付けている人の方が高い結果となり、家計簿を付けている人はパートナーに対してお金を使う傾向があることが伺えた。そのほか同調査では、1カ月あたりの住居費・食費・外食費・洋服代についても同様の調査を実施しており、その結果、食費や外食費に関してはあまり差は見られず、住居費と洋服代については、家計簿を付けている人の方が高いという結果が出ている。
2015年03月19日前回 、部屋の片付けと家計管理の悩みの共通点についてお伝えしましたが、今回は解決法にも共通のものがないかを探ってみます。■部屋が散らからないようにするには? 部屋が散らからないようにするには、整理収納を行うことが必要です。「整理収納」とはその言葉どおり、「モノの整理を行い、収納する」わけですが、その前にしなくてはいけないのは、「目標設定」。自分や家族がどんな部屋でどんな暮らしを送りたいかのイメージを明確にするのが大事なのだそうです。そして、「整理」とは何かというと、不要なモノを手放し、さらに限られた収納スペースの中で必要な度合いに応じて優先順位をつけることです。「収納」もただ詰め込むのではなく、それぞれのモノが使いやすくなる配置をシミュレーションしたら、調整しながら定位置を決め、その後はあちこちに散らばらないよう維持することなのが重要だそうです。つまり、手順としては「目標設定」⇒「整理(棚卸し・分析)」⇒「収納」ということになります。目標設定を行わないと、毎回不要なものを手放す作業から入ることになり、面倒なのはもちろん、何より不経済ですよね。それに、しっかり目標を設定することで、モノを買う時も「今欲しいから」「便利だから」「皆が持っているから」と衝動買いするのではなく、まずは目標とするライフスタイルに沿っているかどうかを吟味してから選ぶ。そして、1つモノが増えたら、その分1つ減らすなど、許容量を知ってコントロールすることで「なんとなく」モノが増えてしまうことが防げるのです。■家計を管理するためには? 実は、部屋の片付けで大切なことと家計管理で大切なことは、まったく同じなのです。まずはどんな暮らしを送りたいのか、今後起こるライフイベントにはどんなことがあるか、といった「目標設定」をします。次に「整理」。目標とするライフイベントのための予算がどれくらい必要か、今不足しているのはどれくらいなのかの「棚卸し」を行い、無計画に消費をするのではなく、自分にとって大切なライフイベントにはしっかりと予算を残すよう「分析」します。たとえば、子どもの留学という新しい関心事ができた場合、それとほかのライフイベントの優先順位や全体の予算を考えた上で、それを目標として採用するかどうかを考えます。そして最後に「収納」。いつ、何のために使うお金かによって、置き場所を変えます。すぐに使うお金は流動性のある場所、普通預金へ。3年先以降、時期や額も明確なお金(学費や住宅資金など)は定期預金や貯蓄性の保険など、取り崩しにくく、多少の金利が見込めるところに。10年以上先で、その時の物価や社会状況によって必要な額が予測しづらい目標(リタイア後の資金など)に関しては、株式や投資信託などの運用を取り入れ、インフレーションとの連動や金利による利回りを見込めるところに(ただし運用に関しては元本割れの可能性もあるのでリスクの理解が必要です)。これらを実行することで、予算管理しやすく快適な家計になっていきます。■目標設定を習慣にして、部屋とお金の片付けをしようこのように部屋の片付けと家計管理、いわばお金の片付けには、共通点が多くあります。両者とも、始めの「目標設定」の作業には頭を使いますが、習慣になったころには気持ちまでスッキリとしていそうですよね。お部屋の片付けに苦手意識がある私も、そう考えると取り組めそうな気がしています。家計管理が苦手だけれど、部屋の片付けには興味があるという方は、まずは部屋の整理から始めてみてはいかがでしょうか。
2015年02月20日部屋の整理・収納は、多くの人にとって関心の高い分野ではないでしょうか。何を隠そう私もその1人ですが、もともと片付けが得意ではない上に、子どもが産まれてからはより一層「忙しくて時間がない」「モノがどんどん増えてしまう」「片付けてもすぐに子どもが散らかしてしまう」ことを言い訳に、つい整理整頓を後回しにしてしまっています。雑誌のお片付け特集や片付け術について書かれた本を読んでも、実行・継続するに至らず、自己嫌悪に陥ることも。そんな訳で先日、整理収納の専門家にレクチャーいただく機会を得ましたが、思いがけず、家計管理との共通点を発見したのでここでシェアしたいと思います。■部屋が散らかる本当の理由とは? 実は、部屋が散らかるのは個人の片付け能力のせいだけではなく、昔に比べてモノの量が圧倒的に増えたことが原因なのだそうです。日本は経済成長を経て、便利なモノが国内外から数多く手に入るようになりました。それに加えて、産業が発達し、手作りではなく工場で大量生産されたモノが安価に手に入るようになりました。これにより「どうしても必要なモノ」だけではなく「あると生活にゆとりが生まれるモノ」がどんどん家の中に入るようになったのです。一般的に、現代の4人家族の暮らしには1日平均10個のモノが入ってくるのだそうです。反面、日本に特有と言われる「もったいない」の意識は残り、使わないモノを捨てることには抵抗を持っています。つまり、片付けが下手なわけではなく、昔とは状況が異なっているにもかかわらず、それに合わせた解決法が広まっていないことが問題なのです。■部屋の片付けと家計管理との意外な共通点とは? 昔からの習慣が時代にそぐわなくなっている状況は、家計管理にも当てはまるのではないでしょうか。少し前まで、家計管理は今ほど複雑ではありませんでした。戦後、人口は増加し、働き手の人口が高齢者の人口をはるかに上回っていました。消費する世代がたくさんいるので、モノやサービスは放っておいても売れます。売り手(企業など)は売上げ増加により、年功序列・終身雇用でずっと安定した雇用ができますし、現役世代が支えることで退職金も年金も安心。銀行は安心して企業に融資できるので、個人の預金の金利も高くつけることができる。人口が増えるので土地の価値はどんどん値上がりする。もちろん例外もあるでしょうが、全体的には「管理」という考え方を意識しなくても、収入を支出が超えない程度の生活をしていれば、貯蓄や持ち家といった資産を持てて、老後も安泰な時代だったのです。 反対に、現代はどうでしょう。年金や医療・介護を必要とする高齢者が増える反面、社会保険料や税金を納める働き手の数がどんどん減っているので、そのバランスをとるために、働き手の負担は上がっています。反面、生活レベルを下げることは難しく、教育費や住宅購入の費用は上昇傾向にあります。その上、クレジットカードやプリペイドカードなどの便利なモノで支払いができるので、現金を使っている実感が薄まり、家計のコントロールがしづらくなっています。片付けにもいえることですが、貯蓄ができないことを「自分にマネーのセンスがないせい」とか、「浪費傾向が強いのでは」と思っている方はとても多いのですが、それはその方の生まれつきの性質ではないと、私は考えています。私たちを取り巻く今の状況の中では、以前とは異なる家計管理の基礎知識が必要なのにも関わらず、それが普及していないことが大きな要因なのです。では、時代の変化に対応した家計管理をするためにはどうしたらよいのでしょう? その心構えについては、次回で考察してみましょう。<関連リンク> 「部屋の片付け」の考え方に見る、家計管理との共通点とは?(その2)
2015年02月18日前回 は、家計簿なしでも家計管理ができるP.D.C.A法の概要についてお話ししました。今回は具体的な方法をお伝えしていきます。■家計簿なしで家計管理、P.D.C.A法4つのステップ1.Plan(計画):ビジョン・計画の策定ここで重要なのは将来の見通しを立てることです。表1を参考に、未来の年単位の時系列で今後の収支を予測した表を作成し、子供の受験や入学といった教育関連、住宅の購入やリフォーム、そのほか金額の大きなお買い物などの予定を書き込みます。年号の下に家族の年齢を入れると、イメージがわきやすくなります。最終的には老後までのプランを作るのがおすすめですが、まずは自分が気になっている時期(たとえば、子どもの独立まで)のものを作ってみましょう。おそらく、プランを作った段階で、「今の貯蓄ペースでは、ライフイベントややりたいことを実行するには不足している」といったように、何らかの「ギャップ」を感じるはずです。そうしたら、そのギャップを埋めるための貯蓄額を達成するためには、生活費をどれくらいに抑えればいいのか、その目標を立ててみましょう。ここでは家計簿が苦手な方でも取り組みやすいよう、あえて生活費の項目を細かく分けてはいません。2.Do(実施・実行):計画に沿って実施計画に対して必要となる貯蓄額から、月々の貯蓄ペースを逆算して定めたら、毎月その額を「先によけて」貯める仕組みを作ります。後々調整をしながらサイクルを整えるので、ここで金融商品を吟味する必要はなく、初めは普通預金などで構いません。詳しくは、 「今年こそスッキリ整理! 共働き家計のお金の管理」 を参照してください。そして、残ったお金で1ヵ月間、「ちょっと目標を意識しながら」生活してみましょう。人によってはほんの少し意識を変えただけで嗜好品購入などの無駄使いがなくなることもあります。3.Check(点検・評価):実施が計画に沿っているかどうかを確認1ヵ月経った時点で、使った生活費をざっくり計算します。もし、その時点で貯蓄した分を取り崩しているような場合は、貯蓄の計画に無理のある可能性があるので、次のActに進み、分析します。計画に沿っていればそのまま1ヵ月ごとに集計し続けます。4.Act(処置・改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて処置もし、プランと実態がかけ離れている場合は、以下の点をチェックしてみましょう。1)固定費(住宅ローン・車の所有・携帯電話やプロバイダのプラン料金・保険料など)を見直すことはできるか。2)買い物のときに「これって無駄遣い?」と不安になるような出費がないか。3)ライフイベントの目標の優先順位によって、額や時期を調整可能か。4)収入を増やすことやリタイアの時期を延長することは可能か。5)運用を取り入れることで貯蓄ペースを上げることはできるか。これらを取り入れた上で、ステップの1番目のPlanからサイクルを継続します。1)や5)については、ファイナンシャル・プランナーに相談するのもおすすめですが、もちろん自分で考えるとしても、行き当たりばったりの節約や運用を行うよりは、プランを作って考えたほうが、効果的なアイディアを思いつくためのアンテナが立つはずです。家計簿に比べて日々の労力は少ないのですが、定期的にP.D.C.Aのサイクルを意識することでちゃんと効果が出るのがこの方法のよいところです。まずは未来を具体的にイメージすることから始めてみましょう!
2015年01月31日家計管理というと、「家計簿をきちんとつけることから」と思っている方が多いようです。マネー相談で「お金の管理が苦手」と打ち明ける際、「家計簿もつけてなくて…」と恥ずかしそうにおっしゃる方もいます。ですが、家計簿をつける=家計管理ではありません。家計管理とは、これから将来にわたっての家族のハッピーな生活を守るために、家計の動きを把握し、マネジメントすることです。その中で、特に支出部分を詳しく分析したい場合のツールが家計簿なのであって、支出の額や内訳が大体把握できているのであれば、家計簿は不要といってもいいくらいです。■家計簿をつけるのは何のため? お金が貯まらないから家計簿でもつけようか。そんな気持ちで家計簿をつけたことがある人もいるのではないでしょうか。たしかに、無駄な支出を把握するために家計簿が真っ先に思い浮かぶのはよくわかります。では、どれだけの人がその家計簿をしっかり分析し、「無駄な支出」をカットできているでしょうか? いくら細かく家計簿をつけていても、単に、「お財布から消えたお金を記録する」ことで終わっている場合は、家計簿をつけることはあまり意味のない作業ということになります。それに、そもそもお金を貯める目的は何ですか? 家計管理の目的は冒頭でもお伝えしたとおり、未来まで家族が幸せに生活できることです。つまり、お金を貯めるのは「将来のライフイベントで必要な支出の準備をするため」ということになります。ただし、将来に向けていくら貯めておけばよいのか、その額が明確でないと、今の貯蓄ペースが充分という確信は持てません。将来いくら必要なのか、こればかりはいくら家計簿をきちんと分析していたとしても見えてきませんよね。そこで、視点を、過去から未来にシフトさせることをおすすめします。今回提案するP.D.C.Aサイクルを使った方法は、「将来こんなことがしたい」「この先、こんな生活を送りたい」というプラスのイメージからスタートするものです。こうした視点は家計管理にとって必要ですし、過去の細かい数字の記録の作業が楽しくない、つまり「家計簿をつけることが面倒である」方にとっても、取り入れやすい要素になるでしょう。■家計管理の新発想! 家計簿なしのP.C.D.A法とは? 「P.C.D.A」はもともと事業活動における品質管理や生産管理をするときの用語で、最近はキャリアプランニングや時間管理などにもこの用語が応用されることがあります。それぞれの頭文字はPlan(計画):ビジョン・計画の策定Do(実施・実行):計画に沿って実施Check(点検・評価):実施が計画に沿っているかどうかを確認Act(処置・改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて処置を指しています。Actをおこなった後で、次の段階のPlanにつなげ、継続的なサイクルで質を上げていくところがポイントになります。次回は、家計管理にこのP.D.C.Aを応用する、具体的な方法をお伝えします。<関連リンク> 家計簿がつけられない…そんなあなたにおすすめしたい家計簿なしのP.D.C.A法とは(その2)
2015年01月27日Zaimはこのほど、オンライン家計簿サービス「Zaim」の新機能として、「わたしの給付金」および「わたしの医療費控除」の提供を開始した。Android、iPhone、iPadアプリ版・Web版から利用可能。基本機能は無料だが、一部機能はプレミアム会員向けとなる。「わたしの給付金」は、利用者のプロフィールや家計の状況から、受けられる可能性がある国や地方自治体の給付金を自動抽出するツール。検索する手間を省き、情報を知らなかったがために給付金を受けられなかったという機会損失を防ぐという。対象は、東京都23区および神奈川県横浜市・川崎市の合計892種類の給付金。2015年2月以降は県庁所在地を中心に全国展開する。「わたしの医療費控除」は、過去4年と本年の家計記録から、医療費として控除対象になる可能性がある支出を自動的に割り出すツール。医療費控除は1年間にかかった医療費だけではなく、通院にかかった公共交通機関の交通費なども対象となる。同ツールでは、医療費と関連して控除になる可能性のある支出を割り出し、合計額が控除対象の10万円に達するかどうかを判定する。また、プレミアム会員になると、医療費控除用の申請書類「医療費集計フォーム」を自動的に生成する機能を利用できる。
2015年01月26日前回 は共働きの夫婦ほど家計管理が難しい理由と、それによるデメリットについてお話ししました。とはいえ、共働きに多い・お互いの収入や貯蓄額を知らない・毎月の生活費が合計いくらか把握していない・それぞれが生活費の中で何の支払いを担当しているかも分かっていないという状況を一気にクリアにする作業は、なかなか大変なことです。仕事と子育ての両立に忙しい夫婦それぞれが、日々の収支を記録し、双方がその情報を共有する時間は取りづらいでしょうし、夫婦とはいえ、お金のことをすべてさらけ出すことに抵抗感を持つ方もいるかもしれません。そこで今回は、共働き夫婦の個人的な収支をどこまで開示するかは追い追い決めていくとして、まずは家計のコア部分の管理をなるべく自動化できる仕組みづくりを提案します。■共働きでも続けられる家計管理の方法とは? 1.【貯蓄編】生活用の「貯蓄」専用口座を作るお金の話をする時間がなく、「今後どんなライフイベントにいくら必要」ということが話し合えていないと、貯蓄に対してのモチベーションも低くなりがちです。また、お互いに「貯金は相手がきっとしているはず」と思い込み、当てにしている場合もなかなか貯蓄ができません。そこでまずは、夫婦の貯蓄目標額と、それぞれが捻出する割合を決めます。貯蓄目標額の設定は、夫婦それぞれが毎月貯蓄可能な額からで構いません。そして次に、夫婦それぞれ貯蓄専用の口座を作り、そこに毎月貯蓄をしていきます。いちいち手動で貯蓄口座に移すのは面倒なので、給与や報酬が振り込まれる銀行口座から自動で定期預金などの金融商品の積立ができるサービスをうまく活用しましょう。その口座の合計額が「これから起こる家族のライフイベントのための備え」になります。共同名義口座は作れないことと、何かあったときにそれぞれが預金を下ろせるよう、夫婦それぞれ口座の開設が必要になりますが、必要なのはそれだけ。お互いに定期的に開示し、個人的な楽しみ(自分の趣味や夢)用の貯蓄・運用口座とは別にしておきましょう。2.【支出編】生活用の「支出」口座・カードを、個人用とは別にする相手への相談や承諾なしにお金を使うことに慣れていると、子どもが希望する習い事や塾、仕事が忙しくて頼ってしまう便利家電や外食などに対して「今は支払う余裕があるから」と深く話し合わずに出費を決めてしまいがちです。そのような出費を重ねていると、いつの間にか生活レベルが上がり、収入が下がった時やリタイアした時に、なかなか生活費を抑えることができなくなります。それもリスクのひとつです。それらを避けるためには、さらにもうひとつ、生活費用の口座を設定し、水道光熱費や子供の習い事など、家族にかかわる支出の引き落としをそこに集中させます。普段クレジットカードで買い物することが多い方は、家族の食材や消耗品を購入するクレジットカードと個人的な洋服などを購入するためのクレジットカードとを分け、家族用カードの引き落としは生活費用口座に設定します。どちらか片方の名義で口座とカードを作り、配偶者の家族カードが作れるとより「一元化」しやすくなりますが、それぞれの名義であってもそこから引き落とされる合計額がいわゆる「生活費」となります。その合計額から、夫婦の収入割合や貯蓄額とのバランスに応じて、それぞれが毎月あるいはボーナス時に入金する額を逆算して決めるとよいでしょう。突発的な事態で生活費が通常より大きくオーバーした時にも、お互いのチェックが行き届くようにしておきます。自分のお小遣い用や個人的なお買い物カードの引き落としには、別な口座を設定しておけば、今まで通り、そこは自由に使って良いお金となります。(ただし、使いすぎた時には自己責任で!)■まとめ生活費、貯蓄、個人的な支払いがすべて同じ口座になっているから、家計の全体像がつかみにくいのです。それぞれ口座を分けて管理するようにすれば、自然と「使っていい額」が見えるので、忙しい共働き家庭でも家計管理がしやすくなります。口座の整理や話し合いなど、最初は手間が必要ですが、一旦仕組み化してしまえば、いちいち計算する必要がないので、だいぶ楽なはず。お互いの口座の開示も、かっちりと日にちを決める必要はありませんが、時々夫婦で口座の残高を照らし合わせることで「年間にそんなに車の費用がかかっていたなんて!」とか「ローンの見直しをしたら貯蓄が増やせない?」といった会話に繋がることもあるでしょう。家計を一元化することで、家族がひとつのチームとなれば、共働きならではのアイディアもどんどん生まれるはずです。
2015年01月24日Photo by Pinterest日記や家計簿をちゃんとつけようと思っても、面倒くさくて三日坊主になってしまうという人にお勧めなのが“メモリージャー”です。海外では日常的に使われていますが、日本でも流行間違いなし!新年を迎えてまだ1ヶ月です。今年から、ぜひ始めてみませんか?幸せな気持ちの詰め合わせ、メモリージャーとは?Photo by Pinterestメモリージャーとは、直訳すると「思い出の詰まったビン」という意味です。女性は男性より、記憶力がよいと言われています。とくに、出来事や感情を、エピソードとつなぎ合わせて記憶することが得意です。女性が記念日を大事にするのは、その時の嬉しかった気持ちや風景を思い出し、また幸せな気持ちに浸りたいという願望からでしょう。Photo by Pinterestメモリージャーは、そんな素敵な思い出を、大事にしまっておく宝箱のような存在です。ガラスや透明なものに惹かれる心理とは?Photo by Pinterestガラスは壊れやすく繊細なので、取り扱いが慎重になります。これは、自分自身を大切にしたいという自己愛です。透明で中身が見えて、品質を保持するという点で、いつでも新鮮なまま思い出を取り出せるという安心感もあります。香水やワインなどは、ビンで選ぶことがありますね。高級感や美しさ、可愛らしさのあるビンは、洋服と同じようなものです。自分の思い出を、素敵に着飾りたい心境です。メモリージャーの楽しみ方Photo by Pinterestその1.自分らしさを最大限に出してみて!!シンプルなビンを、レースやボタン、写真、シールなどで可愛らしくアレンジしてみて。Photo by Pinterestその2.素材も、自分らしく自分で考える!カラフルな色の紙を使う、アイスキャンディーのような棒に書く、川原で拾った石ころに書く、写真やチケットの半券を入れる、パズルのピースに書く、など、素材でも自分らしさを出してみましょう。Photo by Pinterestその3.書く内容は、新しい自分の興味や、叶えたい夢を!その日あったことを記録する日記として使うのもよいのですが、叶えたい夢を書くのもよいと思います。Photo by Pinterestちなみにビンは、心や生活の豊かさを表すことから、ガラスを磨いて綺麗になる夢は、恋愛運上昇を表しています。空のビンは金運低下、閉めっぱなしのビンは、心を閉ざしている状態を表すんですよ。三日坊主にならないように習慣にして、幸せな一年にしましょう!
2015年01月22日新年や新年度など、区切りのタイミングは、気持ちも新たに家計管理に取り組もうと考える方が多い時期です。しかし、いざやってみようとすると、早々に挫折する方が多いのも事実。家計の管理にくじけてしまう理由としては、大きく2つあります。「家計簿の記帳が面倒だから」というのがひとつ、そしてもうひとつ、特に共働き家計に多いのが、「家計の全体像をつかむことを断念してしまう」ことです。■共働き家庭の家計管理が難しい理由とは? もちろん、夫または妻のどちらかしか働いていない家庭であっても、財布を握っているほうだけが家計を把握していて、もう片方はまったく把握していないというケースもあります。共働きの場合は、こうしたケースに加えて、片方だけではなく「双方が」家計の全体像をわかっていないということもよくあります。具体的には・共働き家庭では、夫婦がお互いの収入や貯蓄額を知らない・毎月の生活費が合計いくらか、夫婦共に把握していない・夫婦それぞれが、生活費の中で何の支払いを担当しているかもわかっていないなどがあります。そして、その理由としては、(1)忙しくて夫婦でお金の話をする時間がない(2)共働きで自立したもの同士、相手の収入や貯蓄額なんて知りたくないし、自分も知られたくない(3)管理などしなくても、それぞれの収入があるので生活が回っているため、生活に危機感がないといったことがあげられます。しかし、家計管理をしないことには大きなデメリットがあるのです。■共働き夫婦が家計管理をしないことのデメリットとは共働きをしている夫婦の中には、相手の自由を尊重し、お互いのお金の使い方に口を出さないというポリシーのご夫婦もいらっしゃいます。たしかに、生活に余裕がある時はそれでもいいかもしれません。ですが、変化や緊急事態が絶対に起こらないとは言い切れません。家やマンションの購入、子供の受験で出費が増えることもあれば、転職や病気で収入が減るという可能性もあります。また、必ず誰にでもやってくるリタイア後の生活は、現役時代の収入の半分以下の年金だけではままならないこともあるでしょう。仮に、家庭を会社組織と捉えた場合、それぞれのメンバーが好きなように経費を使っていたら、効率は良いでしょうか? 将来の事業のための資金をプールしたり、先々の収支の波に備えてバランスを取ったりするためには、予算作りや会計管理が必要なことはイメージできるはずです。■共働き家庭で、いまさら家計の「一元化」なんて無理? 実際にマネー相談の中でも、世帯収入が高い共働きの家庭なのに、将来の家計をシミュレーションすると、収支のバランスが悪化するリスクが高いパターンに多く出会います。そのようなリスクに備えるためには、一旦家計の全体像を把握し、管理する必要があり、夫婦の収支や貯蓄の「一元化」がカギとなります。本当は結婚前、あるいは結婚してすぐの時期に、お互いの支出の費目を洗い出したり、貯蓄額を開示したりしながら家計管理のルールを決めておくのが一番良いのですが、なかなかそれも難しいもの。そこで、共働きで、長年夫婦の収支管理を一元化していなかった家庭でも、リスクに気づいた時から始められて、なおかつ忙しくても無理なく取り入れられる方法を考えてみました。詳しくは次回のコラムでお話しします。<関連リンク> 今年こそスッキリ整理! 共働き家計のお金の管理(その2)
2015年01月20日「あなたの家の「貯蓄力」をズバリ診断 」 では、我が家の目標とすべき貯蓄額を把握した。今回は、確実にお金が貯まる貯蓄術について、『覚えておきたい! お金と節約の基本88(別冊エッセ)』(扶桑社)をもとに、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子先生にお話を伺います。■「先取り貯蓄」でしっかり貯める「確実にお金を貯めるには、給与が入ってから生活費として使う前に取り分ける『先取り貯蓄』が鉄則です。お金は、残ったら貯めようと思っても貯まりません」と、畠中先生。勤務先に制度があれば財形などの天引き貯蓄で、なければ積立型の預貯金を利用しよう。先取りする貯蓄額は、手取り月収の1割が目安だ。■「1割上乗せ貯蓄」で貯蓄力を鍛えるお金をもっとハイスピードで貯めたい! そんな人は、お金を増やすために投資商品の運用を考える前に、少しでも月々の貯蓄額を増やすことが大切だ。「そこでおすすめなのが、『1割上乗せ貯蓄』です。これは、ひと月1万円を積み立てている人なら、1万1,000円に、2万円を積み立てている人は2 万2,000円にと、1割ずつ積立額を増やす方法。1万円単位で貯蓄額を増やすのは難しくても、1,000円単位なら毎月のやりくりにも大きな影響は出ません。少しずつ利息もつき、リスクのない状態でお金はしっかり貯まっていきます」(畠中さん談)。【1割上乗せ貯蓄は、こんなに差がでる!】◆毎月2万円を貯蓄1年後 24万円+利息10年後 240万円+利息◆毎月2万2,000円を貯蓄1年後 26万4,000円+利息10年後 264万円+利息毎月2,000円違うだけで、24万円の差!■「プール貯蓄」「ストック貯蓄の違いを理解する貯蓄がカタチになってきたら、ひとつ覚えておきたいことがある。それは、貯蓄には「プール貯蓄」と「ストック貯蓄」の2種類の貯蓄があるということ。プール貯蓄とは、年払い用の保険料や税金など、近いうちに使うために取り置くお金のこと。ストック貯蓄とは、教育資金や住宅資金など、将来のために貯めるお金だ。ある程度、貯蓄が貯まってきたら、貯蓄を2つに分けて管理し、「プール」で余ったお金を回して、「ストック」を増やしていこう。 「ストック貯蓄」を利率の高い預け先に預け替えするのも〇。確実にお金が貯まる貯蓄パターンはわかった次回は、「予定通りに貯蓄できない原因はコレ!」です。確実にお金が貯まる貯蓄術をもっと知りたい! と思ったら…お金オンチさんでも安心。いちばんやさしいお金の入門書 『覚えておきたい! お金と節約の基本88(別冊エッセ)』 (扶桑社)定価:1,000円(税別) 【連載:貯まる家計の作り方特集】・ 第1回 あなたの家の「貯蓄力」をズバリ診断 ・ 第3回 予定通りに貯蓄できない原因はコレ!
2015年01月10日新年を迎え、「今年こそは、家計管理をがんばろう!」と気持ちも新たに思っている人もいるのでは? そこで「覚えておきたい! お金と節約の基本88」(扶桑社)をもとに、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子先生に貯まる家計の作り方を教えていただきました。■我が家は、1年でいくら貯まる家計なの? そもそも、我が家は1年でいくら貯めることができる家計なのだろうか? ムリ目の金額で頑張りすぎるよりも、我が家にあった貯蓄額で、ペース配分を考えながら貯蓄をしたほうが、結局は長続きしそう。そこで、1年間でいくら貯蓄をしたらいいのか、具体的な金額を割り出すために、下の簡単な計算式で目標額を把握してみよう。【あなたの家の目標貯蓄額】■基本の貯蓄額は、月収の1割上記の式の通り、月々の貯蓄額は、どんな家計でも手取り月収の1割が基本。共働きの家庭は1.5割、自営業の家庭は2割が理想だ。ボーナスからの貯蓄は、手取りの2割以上を目安に、住宅ローンの返済がない家庭は4割を目標にしよう。月々の目標額とボーナスからの目標額を足したものが1年の「目標貯蓄額と」なる。■通帳チェックでわかる「我が家の貯蓄力」畠中先生は言う。「家計管理で大切なのは、月々のやりくりや節約よりも年間の貯蓄額です。極端な話かもしれませんが、家計簿をつけられなくても、お金が貯まっていればいいわけです。『我が家が実際のところいくら貯められているのか?』は、家計簿をつけなくても、簡単な通帳チェックでわかるんですよ」。実際の貯蓄額をチェックする方法は簡単。現時点のすべての通帳の残高、あれば投資分(時価)の金額を書き出し、同様にちょうど1年前の額と比較してみる。その差額があなたの家の「実際に貯蓄できた額」となる。【あなたの家の1年間の貯蓄力】■「目標」と「実際」を比べてみる次に、先ほどの計算式の「う」(1年間で実際に貯蓄できた額)と、あなたの家の目標貯蓄額を比べてみる。目標貯蓄額が、1年間で実際に貯蓄できた額より少ない家計は、貯蓄が健康的にできていないことになる。この通帳チェックを、定期健康診断のように年に1回でいいので、毎年行うことで、だんだん「貯まる家計」に体質改善していこう! 我が家の目標にすべき貯蓄イメージは把握した。次回は、「確実にお金が貯まる貯蓄パターンを知る!」です。貯蓄力について、もっと詳しく知りたい! という人は…お金オンチさんでも安心。いちばんやさしいお金の入門書 『覚えておきたい! お金と節約の基本88(別冊エッセ)』 (扶桑社)定価:1,000円(税別) 【連載:貯まる家計の作り方特集】・ 第2回 確実にお金が貯まる貯蓄術 ・ 第3回 予定通りに貯蓄できない原因はコレ!
2015年01月06日