今回のコラムは「家族」をテーマに書きます。第一弾は、子どもとの関わりについて体験したこと、またそれが自分にとってどんな意味があるのか。私の率直な気持ちをお伝えしたいと思っています。長谷川 さとみ カウンセラー私には、二人の娘がいます。年は二つしか違いませんが、性格はほぼ正反対です。・長女は明るく活発、自由で大らかです。赤ちゃんのときから誰にでもニコニコ笑顔を向けていました。そのため、誰からも可愛がられ学校では先生からも気に入られたりクラスでもにぎやかな中心にいるような子です。周りと競い合い努力して得ることも自然と学んだように感じます。親を困らせるようなことはあまりなく、育ち方もいわゆる標準で中学生まではこれと言った反抗期もなく、育てやすい子どもでした。・二女は大人しく恥ずかしがり屋、やさしくて真面目です。小さいときは天真爛漫といった感じでしたが大人しく内向的なので、あまり気にとめてもらえないこともあったと思います。学校でも人と競い合うことは苦手で、努力がすぐには実らず自信を持てないようでした。自己表現をしないので、我が子の気持ちを理解できぬまま親も大いに悩んだのです。ざっくり言うとこんな感じで、私は親として長年にわたり「長女は分かりやすく、二女は難しい」こんな風に感じていたように思います。ですが、最近は子どもたちも成長し思春期に入った頃からそれぞれの個性、持ち味が表面化してきたことで私の見方が変わってきました。・長女は自由で大らかであるため、時に自由奔放、マイペース。他人には気を遣うが、家族には甘えてやりたい放題が目につくようになってきた。遅ればせの反抗期がやってきて戸惑うばかりの私はイライラ。けれど上昇志向や自立心はあるようで、私自身が葛藤している真っ最中です。・二女はまだ、本音とたてまえの区別がないので不器用であるが粘り強いことでゆっくりでも結果がついてきている。真面目であることが信頼に繋がっているが自分に厳しくなるためなかなか自分を認められない。けれど、自分よりも弱い立場のものに対するやさしさがにじみ出ている。私は親でありながら、自分にとって都合の良いことはマルでも都合の悪いことはバツ、と自分が基準で我が子の評価をしていたのかもしれません。なんて情けない母親なんだろう…「はぁー…」自ら自分をダメだしするとかなりしんどくて前に進めなくなります…ですが今の私は、心理学やカウンセリングを学んだことによってこのまま立ち止まるのか、進んでいくのかを選択するのは自分であると分かったので、進むことを選びました。自分の至らなさをバネにしてジャンプすると決めたのです。【過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えていける】のです。そして、子どもたちの内面をじっくりと意識しながら見つめることが出来るようになってきたからこそ、今までとは違った角度から我が子を客観的に捉え今まで見てこなかった部分を認めることができるように努力しているのです。が、これまたしんどいのです…<反抗期の娘に対して>「分かっているよ」「信じているよ」との気持ちを持って接していながらも、自立しようとする娘の姿に対し自分から離れてしまうのではないか…親の知らないところへ行ってしまうのではないか…自分の手をもぎ取られるような恐怖感、喪失感、悲しみ、怒りに襲われ胸をかきむしられる様な苦しさを覚えました。夫の仏前にしゃがみこんで、「しんどいよ…」と泣きじゃくりました。ひとしきり泣いた後わかったのです、子どもは自分の体の一部だと。そして学んだことを思い出し、まずは親の気持ちの部分をストレートに伝えました。「心配やねん」「大事に思ってるよ」「安心したいねん」子どもにとっては初めて私の気持ちを聞いて『おかんの気持ち』に触れたのではないかと思います。すぐに何かが変わるわけではないけれど反抗期は人の成長にとって大事なことだから、親は覚悟と度胸をもって構える必要があるのだと解りました。<自分の殻に閉じこもってしまう娘に対して>なかなか意思表示してくれず「思ってることを言わないなんて卑怯だ!」と追い詰めてしまったこともありました。「我が子の気持ちがわからない」という焦りや、脱力感、寂しさ、そして怒り。やっぱりこんな感覚にさいなまれ、辛くて仕方がなかったのです。ここでも勇気を出して学習したことを実践してみました。好きで殻に閉じこもっているわけではないはず、貝のように口を開かない娘をじっと待ちました。「こんな風に思ってんの?」「それともこんな感じ?」「ひょっとしてこんな風に考えてんのかな?」などなど、いくつか確かめるように問いかけていくと、少しずつですがその中から選んでぽつぽつとしゃべり出しました。「どうやって言えばいいか分からへん。」「ふてくされた態度を取ってしまう。」そんな自分が嫌だと泣きながら教えてくれました。「教えてくれてありがとう。」「それでいいよ、大丈夫。」「解ってあげなくてごめんな。」娘の気持ちが解ったことで安心感を持てた私、親から受容されたことで娘も少しは安心して自己表現することを体験出来たのではないかなと感じています。簡単な事ではないからこそ、ゆっくり、じっくりその子のペースに合わせて子が成長するから親も成長できるのだと実感しています。ある日突然、夫を失ったとき「自分一人でこの子たちを育てるなんて無理」だから自分も死んでしまいたいと思ってしまった出来そこないの母親です。でも、生きていてよかった。全てはこの子たちのおかげです。私のために子はいる。私の成長を子は見ている。だから諦めるわけにはいかないのです。まだまだ思春期の子育て奮闘中の私ですが、子は体の一部だから我が子を大事にすることはつまり、自分自身をも大事にできることなのですね。 このカウンセラーにお悩みを相談する⇒ 長谷川 さとみ カウンセラー
2011年07月26日「はい、じゃあこのページ、明日までの宿題ねー」、「え~」こんな会話、懐かしいですよね。学生のころ、何よりも気が重かった宿題。さて皆さまは、宿題と聞いてどんなエピソードを思い出しますか?ベタなものと言えば、夏休みのヒマワリや朝顔の植物観察日記などでしょうか。大人になっても忘れられない印象的な学生のころの宿題について聞いてみました。■夕食の献立(27歳/男性/営業)「小学校の家庭科の宿題で、1週間の献立を書いてくるというのがありました。たぶん、栄養について考える授業だったんでしょうね。まじめにやったつもりだったんですけど、そのときの夕飯が、チャーハン、ギョウザ、ラーメン、八宝菜、チャーハン……となぜか中華ばっかりで。クラスメイトの前で発表したとき、妙に恥ずかしかった」先生に献立を疑われ、挙げ句にクラスのみんなに笑われたのが恥ずかしくて忘れられないそうです。自分の食生活をみんなに発表するのは結構恥ずかしいですよね。■ラブレター(28歳/女性/自営業)「小学校2~3年生のころに出た、『好きな人に手紙を書こう』という宿題が印象的です。あのときの教室内の照れたような微妙な空気がなんとも言えない……。当時、初恋もまだだった私は『どうすればいいの!?』と手紙の内容よりも、書く相手についてひたすら頭を悩ませました」結局、好きな人ならいいんだ!という結論にいたり、お父さんあてに書いたのだそう。でも、中には本当に片思いの相手に書いたクラスメイトもいたらしく、しばらく教室内は気まずい空気に……。■スベらない話(24歳/男性/広告)「小学校6年生のときに、漫談を考えてこい、という宿題が出ました。何の授業だったかはまったく覚えてないんですが、とにかく、全員が持ち時間2分で何か面白い話をしろ、と。考えてきた話をクラスメイトの前で披露したんですが、聞く方の生徒もそれぞれ他人の話に耳を傾けている状態ではなく、笑いもゼロ。まさに地獄絵図でしたね」ひょっとしたら、人の痛みを分かるようにするための宿題だったのかもしれません。しかし、この宿題は大人になった今でも苦痛だと思いますが……。■褒め合いましょう(23歳/女性/事務)「中学一年生のときに『クラスメイトの良いところを一つずつ考えてくる』という宿題が出たことがあります。翌日、みんなの前でそれを発表しました。単純にクラスの人数分、自分の良いところが挙げられるんですけど、最後の方は、感動して泣いてる子が多かったのを覚えてます」いいところを見つけるには、その相手のことをものすごく考えることになりますよね。それ以降、とても仲が良いクラスになったそうです。■気分は名プロデューサー?(28歳/男性/販売)「中学3年生のときに、クラスのテーマソングを作るという宿題が音楽の授業で出ました。普通だったら『無理!』って思ってしまいそうなんですが、すごく音楽に力を入れている学校だったので、力作ぞろい。作曲に挑戦したのは、そのときが最初で最後です」かなり難易度の高い宿題です……!確かに、日常生活で作曲するなんてことはなかなかありません。貴重な体験ですね。今では少し懐かしくも感じる「宿題」。大人になったら宿題から解放される!……と子どものころは思っていたのに、大人になってからの方がやらなければならないことが多いですね。そう考えると宿題なんて、かわいらしいものだったのかもしれません。(ふくだりょうこ+プレスラボ)【関連リンク】【コラム】決定!?夏休みの宿題をギリギリまで放置するのはこんな人【コラム】たまった本を片付けたい!3日間の集中速読講座に潜入してきた【妄想注意】「一夏限りの恋」経験者はいったい何%?
2010年09月29日“8月31日”というのは、いつの時代もある種の人間にとってにがにがしい存在です。そのにがにがしさを生む諸悪の根源とは、夏休みの宿題。漫画の世界でも、磯野カツオやさくらももこ(まる子)をはじめとして、8月31日(※)に家族総動員で地獄を見る姿がしばしば描かれています。そんなわけで(どんなわけで)、8月31日のコブス横丁では“夏休みの自由研究”として、「夏休みの宿題をギリギリに終わらせる人の特徴」を、コブス読者のアンケートをもとに調べる運びとなりました。まずは、夏休みの宿題を終わらせていた時期について。一体どれくらいの人がギリギリまで宿題を放置していたのでしょう?1位:いつもギリギリにやっていました------42%2位:夏休みの最初の頃に、一気にやって早めに終わらせていました------34%3位:毎日コツコツやって終わらせていました------22%4位:むしろ何もやらず、提出すらしませんでした------2%何もやらず提出すらしなかったという2%の存在も気になるところですが、やはりギリギリに終わらせていた人たちが堂々の1位。それでは、これらギリギリ人間たちの特徴を細かく調べていきましょう。■血液型ギリギリ王者決定戦まずは、ギリギリにやる、コツコツやる、などの気質でよく引き合いに出されるものと言えば血液型。やはり計画的、几帳面、とされるA型はコツコツやっていた人が多いのか……!?夏休みの宿題をギリギリにやっていた血液型ランキングの結果は、1位:A型、O型35%3位:B型22%4位:AB型 8%日本人口の血液型の比率は、A型・40%、O型・30%、B型・20%、AB型・10%、と言われています。つまり、人口での比率よりも多い数字の出た「O型」が宿題ギリギリ王者です!■都道府県ギリギリ王者決定戦もっと人種を絞っていきましょう。次は出身都道府県です。1位:東京15%2位:神奈川 12%3位:埼玉 9%4位:千葉 7%5位:愛知 5%当然ながら、人口の多い地域が上位を埋めるという結果に。以下、大阪、兵庫、北海道と続きます。ちなみに、総務省の国勢調査によると都道府県の人口ランキングは東京、大阪、神奈川、愛知、埼玉、千葉、北海道……となっています。これでは、ほぼ人口ランキングと大差ありません。ということで、宿題をギリギリに終わらせることにおいて、突出している都道府県は「該当なし」です。ところで、人口数では2位の大阪は、ギリギリ王者ランキングではランク外で大変優秀ですが、このあたり、大阪出身の編集長・梅田さん、いかがなのでしょうか?■12星座ギリギリ王者決定戦さて、続いては12星座です。血液型占いとともに人気を二分している12星座占い。乙女のバイブルであるファッション誌の巻末占いでは、ときに優しく、ときに厳しく、女子たちに指針を示してくれます。12星座一、宿題をギリギリまで放置するのは、みずがめ座 12%逆に最も少なかったのはおひつじ座とてんびん座。ともに3%でした。ちなみに、生まれ月では1月、2月、8月生まれの方が多いです。ここまでで、夏休みの宿題をギリギリにやる傾向が強いのは、みずがめ座、O型となっています。余談ですが筆者、1月生まれのみずがめ座、O型です。これは大変よろしくない傾向にあります。■ギリギリ王か、ギリギリ女王か最後は、ギリギリにやっていた人たちのうち、男性、女性どちらが多いのでしょう?結果は、女性68%男性32%なんと!意外にも女子の方がズボラ傾向に!と言いたいところですが、アンケートの回答者全体の比率は、女性69%、男性31%。と、いうことは、回答者の比率で考えると、ギリギリにやっていたのは男女ほぼ同じ、強いて言えば、若干男性の方がギリギリにやっている率が高いことになりますね。さて、長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。コブス横丁初の試み、夏休みの自由研究の結果、「夏休みの宿題をギリギリに終わらせる人の特徴」は、血液型は「O型」、星座は「みずがめ座」、誕生月は「1月」「2月」「8月」、干支は「うし年」「とら年」、性別は「男性」ということになりました。乱暴かつ単純にアンケートを集計しただけの結果ですので、たとえすべて当てはまってしまっていても、真に受けすぎないことをおすすめします。筆者も性別以外はすべて当てはまっていて、少しへこみました。負けない。※地域によっては、夏休みの最終日が8月31日でないところもあります。(朝井麻由美/プレスラボ)【関連リンク】「お酒グミ」に「おつまみグミ」!?新しいグミを作ってみたこれぞ大人の自由研究自由に使える読書感想文これが昔からあれば、あんなに苦労しなかったのになぁ……
2009年08月31日まもなく新学期。我が家は春に新一年生が誕生します。家のスペースと子供の性格を考えて、学習机は用意せず、ダイニングテーブルで宿題をする予定です。すでに習い事のドリルやお絵かきをダイニングテーブルでしているので新生活も問題なし、ではあるのですが…ダイニング学習の目下の悩みは、テーブルの消しゴムのカス。「ご飯できたよ〜!」とテーブルを見ると消しカスがチラホラなんて、日常茶飯事。ま、私が食事の用意をする前に拭いておけばいい話なんですけど、テーブルを使った本人に片付けてもらえると、やっぱり助かりますよね。という訳で、ハンディ掃除機が我が家にやって来ました!子供のリビング学習にちょうど良い購入してすぐの感想は、子供も扱いやすい家電ということ。細い指が入りそうな穴やどこかにひっかけてしまいそうな突起もなくて、これなら未就学児でも安心して使えます。本人も新しい家電の登場に喜んでいて、おもちゃ感覚で使っています。消しゴムのカスを単に捨てていた時と違って、バキューミが来た途端にゴミ捨てを遊びにしてしまいました。メカ好き男子が喜んで後片付けができるようになって、こちらとしては嬉しい限り。宿題をする→テキストと筆箱を片付ける→机をきれいにする、習慣としてやって欲しいことを楽しんでやってくれるから(…もちろん、毎回ではないですが)、家電の投入は大正解でした。小学校低学年のうちはリビング学習が続きます。宿題の後はすぐに夕食なので、ダイニングテーブルを学習机から食卓にチェンジするのに数年間は役立ってくれそうです。ママの毎日のお掃除力も上がりますどこにでも置いておきやすい大きさ、軽さ、そして見た目。このフォルムはどんなテイストのお宅にも馴染みそう。我が家では、次男のお子様椅子に引っ掛けておくことにしました。▲アンジェ別注のライトグレーは落ち着いた雰囲気で好き消しゴムのカス以外にも、食卓にはパン屑、フライの衣、コーヒー豆の粉…と吸い込み掃除の方が拭き掃除より楽な場合がけっこう多いもの。わざわざ大きな掃除機を出すことは絶対にしないんだけれど、食卓にこれがあるなら掃除しておこうかな、というケースが圧倒的に増えました。我が家では、ダイニングに置いておけばリビングもキッチンもすぐなので、キッチンカウンターやソファの隙間など、ふと目につくところを思い立った時にお掃除できてラク◎音も静かなので、夜中のテレビタイム中に「ながら掃除」もできちゃいます。セーターの毛玉とりとしても使える、一石二鳥なところが購入の決め手購入の決め手は、セーターの毛玉とりもできる、ということでした。毎年ちゃんとした毛玉取りが欲しいと思いつつ、ワンシーズンのことなので購入のタイミングを逸していましたが、ついに理想的な毛玉とりに出会えた!という感じ。オールシーズン掃除機として使えて、冬になったら毛玉とりとしても使えるのはすごく便利です。ワンシーズンだけのグッズは、毎年どこにしまったか忘れてしまううっかり者なので、ずっと目につくところに出しておけるバキューミは、収納の面でも助かります。▲毛玉をとった右側と、とっていない左側。差は歴然毛玉とりの仕方も簡単。セーターからやや浮かせて動かした方が上手く毛玉が取れる気がします。毛玉が溜まるとダストカップと吸込口からゴミを取り除きます。沢山貯まると動きが止まりますが、吸い込み口のゴミを取り除けばすぐに復活。充電しておけば、毛の長いセーター1枚も余裕で出来ました。▲たまった毛玉を取り出すのも簡単冬も後半戦に入ると、どうしてもくたびれてくるお気に入りのセーターたち。お手入れしてキレイにすると、不思議と気持ちもスッキリしました。消しゴムカスの掃除も毛玉とりも、小さな面積のなかのこと。けれど、その小さなことがキレイに解決すると、とても気持ちが良くなります。お疲れ気味の時こそ、バキューミの出番かも。ほんのちょっとの片付けが気持ちを軽くしてくれます。 【ご紹介したアイテム】 見せ置きして1台2役。ちょっとしたお掃除が気持ち良くできるハンディ掃除機⇒ 吊るせるベル型 卓上掃除機&毛玉取り器 ハンディ掃除機 ミニ掃除機/Vaccumi バキューミ【一部アンジェ別注 】 ■暮らしのはなし ■こどもと暮らす ミニ掃除機バキューミ c.tanoue時短や手間抜きが大好物。収納の少ないマンション暮らし。無理せず楽しく、美味しく、快適に暮らしたいから、買い物は見た目の良さと汎用性の高さを慎重に吟味しています。
2001年12月05日