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ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは!PUKUTY(プクティ)です!冬休み中の出来事。冬休みの宿題が出され、順調に進めていただのですがとある宿題に苦戦することに……!■冬休みの宿題小学校に入学して初めての冬休み! 夏休みと同様、どっさりと出された宿題……。冬休みを満喫するために早めに終わらせようと早速開始! 国語や算数のプリント、書き初め、鍵盤ハーモニカと順調に進めていると思ったのですが……。ひっかかったのは「なわとび」の宿題!■初めて見た長男のなわとびこれまで、なわとびを持たせて幼稚園に送り出すことはありましたが、実際に長男がなわとびを飛んでいるところは一度も見たことがありませんでした。とりあえず飛んでみてもらうと、なんと一度も飛べない、むしろ飛び方も知らないという絶望的な結果に!!■特訓した結果その日から猛特訓開始! 子どもに体操を教える仕事をしている姉に指導してもらったり、旦那も毎日、長男の特訓に付き合ったりして、一日一時間ほどなわとびの練習を続けました。その結果、なんと最初は一回も飛べなかった長男でしたが、冬休み最後の日には前飛びが50回飛べるように! 頑張って特訓したかいがありました……。そして休み明け、「先生に見せたい」と自信満々で登校開始した長男でした!
2025年01月22日「こども園に行きたくない」にショック!フルタイム勤務を辞めた私特別支援学級に通う7歳の息子がいます。医療機関での診断はまだ受けていませんが、3歳で受けた発達検査の結果などを見ると、ADHD(注意欠如多動症)、ASD(自閉スペクトラム症)の特性がそれぞれあるような気がしています。私は、息子が生まれる前からフルタイムで働いていましたが、息子がこども園の年中になった頃、発達特性が目立ってきて、登園をぐずるようになったことに伴い、働き方をフリーランスに変えました。目立ってきたのは「不器用さ」と「認知のゆがみによるネガティブ思考」です。息子が年中さんになったあたりから、周囲の子たちに比べて不器用さが目立ってきました。教室に飾ってあるお絵かきや塗り絵が飛び抜けて拙かったのを覚えています。縄跳びは今もできませんし、ボール遊びも苦手でした。息子は自分でもそれが分かるみたいで、「下手だからやりたくない」という発言が増えていました。また、この頃から被害妄想的な発言、「○○くんが僕のこと笑ってる。僕のことをバカにしてる!」などと主張することが増えたのです。ですが、園への送迎の時に友だちとのやり取りを見ていても、先生から園での様子を聞いても、そのような事実はなく、何やら本人が誤解しているという感じでした。Upload By ユーザー体験談そして息子は「こども園に行きたくない」と言うようになりました。これまでにはそんなことはまったくなく、楽しそうに登園していたので、少なからずショックでした。何となくの直感なのですが、「ここは適当にやり過ごしてはいけない。息子が今抱えているしんどさに気づかないふりをして無理にこれまで通りのペースを保とうとすると、あとで余計にこじれるのでは」という気がしたのです。持ち帰り仕事で私が深夜に作業していることも、息子への対応で苦慮していることも夫は心配してくれていたので、「当面はフリーランスで働いて、環境を整えながら過ごしたい」と言っても、特に反対はありませんでした。Upload By ユーザー体験談児童発達支援、宿題対応……フリーランスになって受けた恩恵時間調整がしやすい働き方に切り替えたことで、就学準備や息子のケアに充てられる時間が確保でき、平日昼間の児童発達支援利用もできるようになったので、息子の不安定さは目に見えて落ち着きました。現在息子は小学校1年生で、知的障害特別支援学級に在籍していますが、担任の先生やお友だち達にも恵まれ、心理的安全性を確保しながら過ごせているためか、勉強も意欲的に取り組めていて、いい感じに子育てできていると思います。今息子が苦戦しているのは「宿題」です。1問解くのに時間がかかっているのですが、問題が分からないというよりは宿題に取り掛かるための気持ち作りに時間がかかっている印象です。息子は私が隣にいることで宿題への負担が軽減されているようなので、私は「待つ」姿勢に徹して一緒に宿題を見ています。宿題を見る時間をじっくり取れるのも、時間に比較的融通がきくフリーランスだったからかなと思います。その結果、時間がかかりますが、息子は「宿題しんどいな~」と言いながらも必ず最後まで取り組むことができています。授業参観などでは先生の質問に積極的に発言し、担任の先生からも「授業に楽しんで参加できていますよ。朝のスピーチなども自分から進んでやってくれるし、とてもいい状態です!」とのお言葉。年中時代のネガティブ&無気力な姿を見ていただけに、その言葉がとても嬉しかったです。Upload By ユーザー体験談いいことばかりじゃない⁉経済的な不安しかし、その代償と言いますか、今、私の貯金が大大大ピンチです。仕事に充てられる時間が激減したため、今は会社員時代の貯金を取り崩している状態です。夫婦の生活費はほぼ折半ですが、私が育児にかける時間が多いため、負担割合は「夫6:私4」としています。それでも、貯金が底をつくのは時間の問題です。今後の働き方を再検討しなければなりません。Upload By ユーザー体験談子どもが生まれる前、夫に代わって私が生活を支えていた時代があったので、夫は私に「働き方を変えて、もっとしっかり稼いで」とは言いにくいんじゃないかと思います。とはいえ、「休みの日は、もっと俺が息子を見るわ。息子の送迎とかも、できる限り協力するし」と言われるので、私にもうちょっと働いてほしいと思っているのかな~とも感じています。今は、息子の登校に付き添いをしていたり、平日の午後に、送迎が必要な個別療育の放課後等デイサービスに通っています。まとまった収入を得やすい週5の時短勤務や、フルタイムなどの働き方にシフトすると、おそらくこれらを続けることは難しく、こだわりの強い息子を説得するのは大変だろうなぁ……と悩みは尽きません。あと、転職適齢期を大幅に過ぎた自分が、どこで働くかという問題もありますよね(汗)。母子分離不安がある息子。障害者手帳の取得も視野に入れてさらに、働きかたを変えていくための第一歩は、息子の「母子分離不安」を軽減することです。息子は「6年生になるまで一緒に登校して!」と言うほど、私への依存が強い状態。どうしたらいいか考えていたのですが、今後障害者手帳の取得に向けて、児童精神科を受診しようと思っています。これまでは特に必要性を感じる場面がなかったので手帳の取得を検討していなかったのですが、手帳取得によってなにか現状が変わればいいな、との思いからです。手帳取得によって手当が得られるわけではないことは知っていますが、収入を増やすことと支出を減らすことについて、いろいろな角度から考え続けたいと思っています。エピソード参考/苗イラスト/keiko(監修:室伏先生より)息子さんの特性や、お母様のお仕事についての悩みなど詳しく共有くださり、ありがとうございました。フルタイムからフリーランスでのお仕事に変更される時には、大きなご不安やさまざまな葛藤があったことと思いますが、「ここは適当にやり過ごしてはいけない」と息子さんに全力で向き合われてきたお姿、とてもかっこいいなと思いました。発達障害のあるお子さんへの経済的な支援の一つに、特別児童扶養手当があります。特性はあるものの生活への支障がそれほど強くないお子さんや、知的障害(知的発達症)の軽いお子さんでは手当を受けるのが難しい場合が多いですが、生活に一定程度以上の困難さを伴う場合には手当を受けることができます。児童精神科の受診には、手帳の取得や、手当に関する相談以外にも、医師、医療スタッフによる問診、お子さんの観察、発達・知能検査などを通して、ご本人の特性の理解を深めたり、その子に合った支援の方法を一緒に考えることができるというメリットもあります。息子さんとお母さまが共に安心して過ごせる道が見つかりますことを、私もお祈りしております。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2025年01月21日小学生ママのみなさん、子どもの鉛筆削りはどうしていますか?わが家には手動式がありますが、どうも小1娘には扱いにくい様子。さらに娘は学童に通っていて、夕方クタクタになって帰宅するため、鉛筆を削る余力が残っていません。見かねたわたしが手伝ううちに、いつしか鉛筆を削るのは母の役目になってしまいました。だけど、それってどうなの?いつまで母がやらないといけないの?そんな時に見つけたのが電動鉛筆削りドッチモです。これを使うようになってから、娘がすすんで鉛筆を削るように。こんなにあっさり解決するなら、最初からコレにしておけばよかった~!シンプルでコンパクト、リビング学習にピッタリ電動鉛筆削りというと、わたしの中ではデスクの上を占領する、大きくてかさばるイメージがありました。娘が普段勉強をする場所はダイニング。そこに鉛筆削りがドーンと鎮座するのはイヤだなあ、、と思っていたら。ドッチモはとってもコンパクト。これなら出しっぱなしにしても邪魔にならず、デザインもシンプルだから悪目立ちしません。削る時は鉛筆を差し込むだけ。真っすぐグッと入れると自動で削れるので、1年生でもラクラク使えます。今までは鉛筆の芯が丸くなるたび、宿題を中断して削っていました。大人ならサッと削ってパッと元の作業に戻れますが、娘の場合、手動の鉛筆削りと格闘するので時間がかかって仕方ない。ある時は「芯が詰まった」、またある時は「倒れて削りカスが散らばった」、そしてその対応をしているうちに集中力が途切れてしまう。だけどドッチモなら、宿題の片手間に鉛筆が削れて、すぐに続きに取り掛かれます。おかげで宿題がスムーズに終わらせられるようになりました。コードレスと有線の2way、だからドッチモドッチモの名前の由来は、電池とケーブルの2wayで使えることからきています。電池なら、どこでも持ち運べるコードレス仕様に。ケーブルなら、電池切れを気にせずいつでもスタンバイOK。▲専用ケーブルは付属していますが、コンセントにつなぐアダプタと電池(単3×4本)は別売りです。また電池を入れたままケーブル給電はできません勉強机に据え置きする場合はケーブルの方が良さそうですが、わが家はだんぜんコードレス派です。娘がダイニングテーブルを使うのは宿題だけで、ぬり絵やお絵かきはだいたい別の場所。そんな時、コードレスならどこでも持ち運べますし、コンセントのない場所で使えるのも便利です。何色使っても、電動だったら削るのはあっという間。「これすごくいい!」と娘が感動し、鉛筆を削りたいがためにぬり絵をはじめるほど大喜びしていました。コードレスでも250回以上削れるみたいなので、電池交換の頻度は低そう。手間がかからないのが嬉しいです。老舗日本メーカーだからこその使いやすさドッチモを作っているのは、創業100年を超える文具メーカーのクツワです。筆箱やコンパスなどの学童文具でお馴染みですよね。そんな老舗だからこそ、使い勝手にもしっかり配慮されています。ドッチモは削りすぎ防止機能付き。子どもは面白がってずっと削ろうとするので、この機能はありがたい。またオーバーヒート防止機能もあるので、続けて削る際に安心です。削り具合も調整できます。「太い」と「細い」の2段階あり、筆圧が強い娘は今は太めの設定に。これまで使っていた鉛筆削りより芯がやや長めに削れるので、鉛筆が長持ちするような気がします。一点、気を付けたいのがカス捨てです。こちらはカバータイプのため、削りカスが刃の周りに溜まります。カップだと思って開けるとカスが散らばるので要注意。また刃がむき出しになるため、お子様がまだ小さい場合、カス捨ては大人がする方がよいと思います。(カス捨て中は作動しない安全設計です。)刃は3000回の使用にも耐えうる長持ち刃で、鉛筆削り自体に1年間の保証付き。そのあたりはやはり、日本のメーカーだと安心感があります。自室学習にもリビング学習にも便利な、2way自動鉛筆削りドッチモ。毎日の「鉛筆削ったの?」の確認がなくなり、母子ともにプチストレスから解放されてとっても嬉しいです。 【ご紹介したアイテム】電池を入れればコードレスに、ケーブルで繋げば有線でも使える鉛筆削り。電動なので小学生の毎日の鉛筆削りルーティンもぐっと楽になります。芯先の太さを2段階で選べるのも◎。⇒ 電動鉛筆削り 自動 2way給電 ドッチモ えんぴつ削り 池田奈未好きなものは、まち歩き、カメラ、淹れたてコーヒー。収納の少ない家で3人暮らし。すっきり心地よい暮らしを目指しています。
2025年01月20日小3から特別支援学級に転籍し、ありがたかった個別の配慮ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)の診断を受けている息子のトールは、小学2年生まで通常学級に在籍し、小学3年生から特別支援学級に転籍しました。トールは特別支援学級に行くようになって、イライラしたり不安を感じたりすることが減っていったように思います。通常学級では、人の多さや周りの物音に過敏になって、ストレスを溜めているようでしたが、特別支援学級ではそれが解消されていました。また、特別支援学級の先生は、トールのその日の調子に合わせて宿題を出してくれるので、宿題のことで家でイライラするようなこともなくなっていきました。Upload By メイまた、トールの様子に合わせて1日のスケジュールを柔軟に変更してくれることもありました。トールは国語と算数だけを特別支援学級で受け、それ以外は通常学級で受けていたのですが、今日は朝から不安感やイライラが強いな……と感じた日は、そのことを先生に伝えておくと、通常学級に行く時間を減らして特別支援学級で少しゆっくり過ごすなどの対処をしてくれました。そのように個別に対応してくれるので、配慮してほしいことやトールのことで悩んでいることを、担任の先生に話しやすくなったのは大きな変化でした。トールにとっても、時間をかけてじっくり話を聞いてくれる担任の先生は、とても大きな存在になったと思います。Upload By メイまた、特別支援学級の先生の話し方や子どもたちへの声かけの仕方は、わたしにとっても参考になる部分が多く、発達障害に理解のある先生と日々を過ごせることに、大きなメリットを感じています。心配だった友だち関係や勉強面……特別支援学級へ転籍した影響は?転籍前に心配していた、通常学級の子どもたちとの関わりですが、やはり転籍前と比べて関わりが減ったのは事実です。通常学級の子どもたちが休み時間に遊びに誘ってくれることもあったようですが、トールは元々一人で過ごすことが好きなので、特別支援学級で落ち着いて静かに過ごすことが多いようです。交流学級(特別支援学級に籍を置きながら、通常学級で授業に参加すること)でどのように過ごしているのか心配もありましたが、授業参観や運動会、修学旅行などで、通常学級の子どもたちと仲良く話していたり、みんなとの楽しそうな写真を見たりすると、トールなりの距離感で周りの子どもとの関係を築いているのだと分かり、安心しています。Upload By メイまた、勉強面に関しても、通常学級の子どもたちから遅れることなく受けられています。テストも同じものを受けていて、平均よりも良い点数を取れている教科も多いとのことです。最近は特に熱中している分野があり、その分野のテストではいつもとてもいい点数をとっていて、自分で検定に挑戦するなど、日々知識を深めています。Upload By メイ自分らしく過ごした4年間。中学校でも特別支援学級へ最初は不安の多かった特別支援学級への転籍ですが、トール本人にとっても、親であるわたしにとっても、とても良かったのではないかと思っています。トールはもうすぐ中学校の特別支援学級に進学します。慣れ親しんだ小学校や担任の先生と離れることに不安はありますが、仲良くしてくれる同級生のお友だちと一緒に進学できることや、去年まで小学校の特別支援学級に在籍していた先輩がすでに中学校にいてくれることは、トールにとってもわたしにとっても大きな安心になっています。中学校もトールにとって楽しい場所になるよう願いながら、わたしもサポートしていけたらと思っています。執筆/メイ(監修:新美先生より)通常学級から特別支援学級に転籍したことについて詳しく教えていただきありがとうございます。通常学級は35人程度の生徒が一つの教室で、基本的に同じことを同じやり方で授業を受けたり活動したりします。このため発達障害特性があると、多くのお子さんにとってはそれほど気にならないことがストレスになったり、ベストパフォーマンスが出しにくいことがあります。トール君の実例からも分かるように、特別支援学級だと、自分のペースに合わせてある程度時間配分したり、活動のしかたを柔軟に調整したりなど、通常学級より合理的配慮を受けやすいですね。また、人数が少なく先生との距離も近いので、先生とコミュニケーションも取りやすいのもメリットです。先生も特性についての理解が厚いとより、相談もしやすいですね。学童期のうちに自分の特性に合った環境や活動のやり方を自分で選んだり調整する練習ができることや、他人と自分のことについて相談する練習ができることは、大人になってからの自立のためにとても役に立つスキルを練習していることにもなります。不安だった転籍も、親子ともにとてもよかったと思えたのは何よりです。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2025年01月16日「子ども向け英語教室」と聞いて、どんなイメージをもちますか?歌やダンスを交えながら、楽しく英単語を覚えていく……そんな光景を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。確かに、幼い子どもたちにとって、英語に親しむ入り口としては理想的かもしれません。しかし、本当にそれだけで十分なのでしょうか?今回、私はある衝撃的な体験をしました。「ベネッセの英語教室BE studio」の取材で聞いた話は、私たちが想像する「子ども英語」の概念を根本から覆すものだったのです。「子ども英語」のイメージを覆す本格的な学び講師・大和田絢先生への約1時間半のインタビューを通じて、私は驚きを隠せませんでした。なぜなら、そこで語られたのは、「歌って踊って楽しく学ぶ」という従来の子ども向け英語教室のイメージとはまったく異なる教育方針だったからです。ビースタジオでは子どもたちが真剣な表情で英語を学んでいますが、それは決して堅苦しい雰囲気ではありません。子どもたちの目は輝き、楽しそうに英語を操っています。ここに独自のアプローチがあるのです。ビースタジオの特徴は、単に「楽しく」学ぶだけでなく、「確実に」英語力を伸ばすことを目指している点にある――そう、大和田先生は話します。とはいえ、「確実に英語力を伸ばすなんてできるの?」と疑問に思った方もいるでしょう。なんと、「確実に英語力を伸ばす」ことは可能でした!そのために、ビースタジオは科学的な方法論を採用しているのです。大和田先生からこの方法論を聞いたとき、「歌って踊っている場合じゃない……!」と思いました。そして4年前にわが子を「楽しく学べる英会話教室」に無理やり入れたことを、猛烈に後悔しました。(子どもは1年後に退会。いまも英語は話せません)↑(写真左)小3から英語学習をスタートした大和田先生。英語について話すときは常に笑顔。「英語大好き!」があふれていました。(写真右)大学の卒業式にて。専攻は心理学! 英語で心理学を学んだとのこと。【講師プロフィール】大和田絢(おおわだ・あや)◆ 資格・経歴 ◆米国ケンタッキー州キャンベルズビル大学卒業 / 英検1級 / TOEIC L&R 945点英語っておもしろい! これって英語でなんて言うんだろう? 外国人の友だちと英語で話したい! という、楽しいから学びへとつながる英語を経験してきました。大学はアメリカの大学へ進学し、さまざまな国の方たちと出会い、多様な価値観に触れることができました。お子さまたちにも、英語を使ってたくさんの人と出会い、自分の可能性を広げていってほしいと思います。第二言語習得研究に基づいたカリキュラムここからは、大和田先生から聞いた、その科学的な方法について説明しましょう。ビースタジオの教材やカリキュラムは、第二言語習得研究に基づいてつくられています。第二言語習得研究とは、人間がどのように母語以外の言語(いわゆる外国語)を習得していくのか、そのプロセスやメカニズムを科学的に解明する学問分野です。この研究に基づくことで、子どもたちの言語習得プロセスに最適化された学習方法を提供しているのです。リスニングのスキルを高めるためのトレーニング方法、文法を学ぶためのアプローチや教材、語彙を増やすためのしくみ……そのすべてに根拠とこだわりがみてとれました。たとえばオーバーラッピング。これはネイティブスピーカーの発音に重ねて話す練習方法です。具体的には、英語の音声を聞きながら、同時に声を出して真似をするトレーニングです。音源と同時に話し始めて、音源とぴったり同じタイミングで発話を終えることになりますから、自然と英語独特のリズムや発音、イントネーションを身につけることができます。ビースタジオでは中学年コース頃から、このオーバーラッピングを毎日の宿題として出しています。子どもたちは完璧にできるまで家で練習し、教室に来た際にチェックを受けます。合格するまで何度も挑戦することで、英語学習の習慣化にも一役買っているそうです。↑外国人先生と英語でのやりとりを楽しみ、臆せずに話す姿勢を身につけながら、英語の4技能を学ぶプログラムも!無料体験レッスン参加者全員にプレゼントあり!&体験レッスン後、1週間以内の入会のご連絡で【入会金半額】、当日もしくは翌日までの入会のご連絡で【入会金0円】!!「脱・週一英語」という “本気” のコンセプト毎日の宿題――これは、ビースタジオの掲げる「脱・週一英語」というコンセプトにも深い関わりをもっています。多くの子ども向け英語教室のように「楽しく英語に親しむ」ということが目的であれば、教室に来たときにその場で楽しく英語に触れさえすればよいでしょう。しかし、本気で英語力を身につけようと思えば、週に一回英語に触れるだけでは全く足りないことは明白。ビースタジオは、宿題を通して毎日英語に触れる機会をつくります。これは、単に「学習量が足りないから増やそう」というだけのことではありません。科学的にも、少ない時間であっても「毎日英語に触れる」ことが英語力を高めるために重要だとされているから。英語の力は語彙や文法などの「言語知識」と、話したり聞いたりという「スキル」両方の習得によって伸びていくと、大和田先生は話します。知識はいわゆる「お勉強」によっても身につけられますが、スキルは「実践」によってのみ向上していくのです。英語に限らず、スキルというのは「実践」を何度も繰り返すことによって伸びるもの。「脱・週一英語」というコンセプトが英語のスキル獲得にとってとても大切なものであることも頷けます。私は自身の英語学習のなかで、初めてこのオーバーラッピングを知りました。ですから、この練習方法の絶大な効果を体感しています。こんなきちんとした英語学習に子どもの頃から触れられるなんて……と少しうらやましくもなりました。ビースタジオで学ぶ子どもたちが、楽しみながらも「確実に」英語力を伸ばしていける理由に、とても納得がいったのです。↑「脱・週一英語」&「成果の出る英語教室」なのは、ベネッセグループだからこそ!中学校に進学しても英語教室を続ける生徒が多数……!この教育メソッドの効果を感じさせる現象として、ビースタジオに通うお子さんの多くが、中学生や高校生になっても退会せずに英語学習を継続しているというのです……!これは決して当たり前のことではありません。「英語に親しむ」というコンセプトのスクールであれば、中学生になっても通い続けるということは考えにくいでしょう。しかし、ビースタジオの生徒たちは、綿密に練られた英語指導によって、確かな英語力を中学校入学時に身につけています。彼らにとっては、せっかく身につけた英語力を中学校のレベルに合わせてしまうことはもったいないと感じてしまうのは当然と言えるでしょう。自分の英語力が着実に伸びていることを実感し、それが更なる学習意欲につながっているのです。↑大和田先生は、米国の大学に在学中「英検1級」に合格!ビースタジオ各校でも英検合格者が続々と出ています。無料体験レッスン参加者全員にプレゼントあり!&体験レッスン後、1週間以内の入会のご連絡で【入会金半額】、当日もしくは翌日までの入会のご連絡で【入会金0円】!!BE studioの秘密:英語のプロフェッショナル集団この成功の裏には、英語教育のプロフェッショナルたちの存在がありました。ビースタジオでは、言語習得研究をフォローし、それを教育現場に反映させる努力が続けられているのです。また、使用される教材も多くがオリジナルで、この英語教育のプロフェッショナルたちの手によって開発されています。実際に、TOEIC945点、英検1級を保持する大和田先生が「日本一です」と言い切るほど、教材のクオリティが高い!その教材のクオリティは、こどもまなび☆ラボ運営元で全国に科学的知見を用いた超効率メソッドの英語学習サービスを提供している「ENGLISH COMPANY」代表も「こんなに作り込まれた子ども向けの教材は初めて見た」と唸るほど。↑英語教育のプロフェッショナルたちが開発している教材。文法指導には「Focus on Form」などの新しい手法も取り入れられています。わが子に「本気で英語を学ばせたい」親御さんへ今回のインタビューを通して、ビースタジオが一般的な「子どもむけ英語教室」とは異なるアプローチをとっているということがはっきりとわかりました。英語に親しむ、慣れる、好きになる。これは当然、英語を学ぶ子ども達にとって、とても重要なことです。それらは、ビースタジオも含め多くの子ども向けの英語教室でも重視されます。しかし、それを重視するばかりでは確かな英語力を身につけるには足りないこともまた事実。楽しく、でもきちんと英語が身に付くように――それを両立させることは決して簡単なことではありません。ビースタジオでは、そのバランスを第二言語習得研究を始めとした、高度な教育的な知見を用いることで達成しています。大和田先生からお話を伺って、そのことが強く印象に残りました。ビースタジオにあったのは、楽しさのなかにも本気で英語力を伸ばそうとする熱意、そして、そのための徹底的な研究と実践だったのです。お子さまに本気で英語を身につけさせたいと考えているのであれば、このようなアプローチは非常に興味深い選択肢となるでしょう。単に「英語に触れる」だけでなく、確実に「英語を使いこなせる」ようになる。それが、ビースタジオがめざす価値なのです。子どもたちの可能性を、科学的アプローチと情熱的な指導で最大限に引き出す。ビースタジオの挑戦は、まさに未来の「英語教育」のあり方を示しているのかもしれません。***「子ども向け」だからといって、楽しいだけで終わらせない。ビースタジオには、子どもたちが英語を使いこなして活躍する未来をしっかりと見据えた、本格派の英語教育の姿が確かにありました。無料体験レッスン参加者全員にプレゼントあり!&体験レッスン後、1週間以内の入会のご連絡で【入会金半額】、当日もしくは翌日までの入会のご連絡で【入会金0円】!! (参考)STUDY HACKERこどもまなび☆ラボ|第二言語習得研究に基づく「臨界期仮説」のウソ・ホント
2025年01月14日お友だちの名前が覚えられない!しのくんは発達障害グレーゾーン、6歳の男の子です。現在小学1年生で、通常学級に籍を置いています。しのくんは1歳から保育園に通っていましたが、言葉が出るのが遅かったこともあり、しのくんからお友だちの名前を聞くことはほとんどありませんでした。しかし年中ぐらいから少しずつお友だちの名前が出てくるようになり、卒園する頃にはほとんどのお友だちの名前を言えるようになっていました。同じ保育園から小学校に上がる子が何人かいたので心強く思っていたのですが、入学からしばらく経っても、しのくんは新しくクラスメイトになった子の名前がなかなか覚えられませんでした。学校ではみんな名札をつけているのですが、1学期の時点ではまだひらがなが読めなかったしのくんは、名札を見てもお友だちの名前が分からず……。相手に話しかける時には「ねえねえ」と声をかけたり、お友だちの肩をトントン叩いたりするしかありませんでした。Upload By keiko2学期になり、しのくんはひらがなを読めるようになりました。ところが、2学期になったタイミングで、ひらがなだった名札の表記が漢字になり、またお友だちの名前が読めなくなってしまいました。「やっとひらがな覚えたのにな……」と私は残念な気持ちになりましたが、学校のルールなので仕方がありません。また、この頃、家に帰ってくると学校での出来事を話してくれるようになりましたが、「それを誰としたの?」と質問しても「しのくん誰かわからへんねん」とよく言っていました。学校での面談の際に、担任の先生にお友だちの名前をまだ覚えてられていないことを相談したところ……クラスでお友だちの名前を覚えられていないのはしのくんだけということが判明して、さらに落ち込みました。「しのくんの名前をみんなは覚えてくれているのに……」と私の焦りは募るばかりです。Upload By keiko学校生活のルーティンが覚えられない!しのくんは入学してしばらく経っても、なかなか学校生活のルーティンが身につかず、次の授業の準備や移動の時などに、先生の声掛けが必要な状態でした。しかし、1学期が終わる頃には学校生活の一連の流れを理解したようで、みんなと一緒に行動できるようになってきていました。ところが2学期になってみると、それまで積み重ねていた学校生活のルーティンが完全にリセットされていました。先生によるとしのくんは、学校についてすぐにやることや、移動教室での持ち物などすべて忘れているということでした……。なんとかしなければ!と焦った私は、毎日夜に翌日学校についたらやることと、移動教室の時の持ち物をしのくんと確認するようにしました。同時に、担任の先生も対策を講じてくれていました。私が学校での面談の際に教室に行ってみると、なんと先生がしのくんの机に「やることリスト」を貼ってくれていたのです!家庭と学校での工夫が功を奏したのか、しばらくすると、しのくんはルーティンを取り戻すことができました。しかし、これからまた休み明けや進級の際にはサポートが必要そうだな……と感じています。Upload By keiko周りが見えていない?マイペースすぎる日々しのくんの学校は集団登校ですが、しのくんはとてもゆっくり歩くので、私が手をつないで引っ張らないとみんなのペースについていけないため、今でも付き添って登校しています。学校でも上の空になりがちで、授業中に先生の話が分からなかった、給食が食べ終わらなかった……と不安になるような話をよく聞きます。音楽の授業など、自分の興味があることには集中できますが、苦手な国語の時間は特に話を聞いていない様子……。先生の目が届きやすいように一番前の席にしてもらってますが、どうやら前だけしか見えないことで、余計に周りの動きに気づきにくくなっているのか、一人の世界に入っていきがちのようです。Upload By keikoただし、宿題については「疲れた―難しいー」といってなかなか取り組めないことが多いものの、「先生に怒られたくない」という気持ちはあって、その日のうちにできなかった宿題は翌朝早起きしてやるなど、頑張っています!大きな問題ではないけれど、小さな困りごとがいろいろとあるしのくん。低学年の今は何とかついていけていますが、これから周囲との差が出てくるのでは……と不安に思うこともあります。幸いなことに担任の先生に理解があり、月に一回は面談の機会をいただき、こまめに情報共有ができているので、家庭と学校で連携しながらこれからもサポートしていきたいと思います。執筆/keiko(監修:室伏先生より)しのくんの小学校入学後の困りごとについて共有くださり、ありがとうございました。名前を覚えられない理由には、文字の読みが難しいことのほかにも、お顔の特徴を捉えにくい、興味関心がお友だちよりも自分の好きなことに向いてしまう、などさまざまあり、お子さんによって異なります。お名前が分からなくてもご本人が困っていない様子で、周りのお子さんとコミュニケーションが取れているのであれば、見守ってあげるのもよいことだと思います。お名前を呼べなくても、声をかける、肩を叩く、など試行錯誤してコミュニケーションを取れることはとても大切なことです。ご本人がお友だちのお名前を覚えたいという希望や、名前が分からないことでの困りごとがあるようであれば、担任の先生にお願いをして、集合写真などを利用して保護者の方がお友だちのお顔とお名前を把握し、ご自宅で少しずつ覚えていくのもよいでしょう。困りごとはありつつも、お友だちとのコミュニケーション、学校生活のルーティン、宿題に、と一生懸命頑張られているしのくんのお姿、本当に素晴らしいです。これからもしのくんの学校生活が楽しいものでありますように、私も応援しております。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2025年01月13日冬休み中にインフルエンザにかかった次女。そのせいで、冬休みは家でゆっくり過ごすことになったのですが……。元気になったあとも、だらだら過ごす次女……。はたして、課題の進捗はどうなっているのか!?次女の入っている吹奏楽部では、夏休みや冬休みの長い休みのあとは、課題チェック日が設けられているのです。そのチェックがなかなか厳しいらしいのです。夏休み、課題チェック日に宿題を完璧に終わらせてなかった次女は、結構怒られたらしい!課題チェック日の前日に、やっとやる気を出した次女……。さぼったり、怒られたり、長いおやつ休憩をとりつつ、なんとか終わらせました~。課題チェックは次女にとっては恐怖みたいですが、おかげで課題へのやる気が出るので、親としてはありがたいですね。
2025年01月11日「えっ、小学校で英語の授業があるの? しかもタブレットで宿題を提出するってどういうこと……?」自分が子どものころにはなかった学びが、いまの小学生のスタンダードになりつつあります。とくに英語やプログラミングの必修化、そしてタブレット端末の活用に戸惑う保護者は少なくありません。でも、焦りすぎる必要はありません。なぜこんなに学びが変わってきたのか、その背景を知り、家庭では必要最低限の基礎をしっかり押さえながら、子どものつまずきや興味を上手にサポートすれば大丈夫。この記事では、「親世代にはなかった小学生の学び」をまとめ、その“理由”と“家庭での関わり方”を具体的にお伝えします。1. 親の頃とはこんなに違う? 小学生の教育に進む「新しい学び」1-1. 英語は低学年から。“コミュニケーション重視”の英語教育親世代が小学生だったころ、英語の授業があったという方はほぼいないでしょう。いまでは小学3・4年生から「英語活動」が始まり、5・6年生では正式に「教科」として成績に反映されます。単語の暗記や文法指導ではなく、「英語でのやりとり」が重視されているのが大きな特徴です。親世代との違い・親世代:中学校で英語を初めて学ぶ。筆記と文法中心。・いまの子ども:小学校中学年から英語に触れ、コミュニケーションや異文化理解を重視1-2. プログラミング教育で論理的思考力を養う小学生の“プログラミング必修化”と聞くと驚くかもしれませんが、プログラムを使って図形を描いたり、アプリ上でキャラクターの動きを組み立てたりする学びが、全国的に広がっています。答えがひとつではない問題を試行錯誤する過程で、論理的思考力を身につけるのが狙いです。親世代との違い・親世代:プログラミングは自力で学んだり、専門学校や大学で学ぶイメージ。小学校では無縁。・いまの子ども:算数や理科など他教科と関連づけながら、試行錯誤する機会が日常的にある1-3. タブレットやAIドリルを使う「GIGAスクール構想」全国の公立小学校で、一人一台のタブレット端末が導入されつつあります。紙の教科書やノートだけでなく、AIドリルやオンラインでの共同作業など、新しい学習スタイルが当たり前に。宿題をタブレット経由で提出するケースも出てきており、親世代からすると想像しにくい学び方が広がっています。親世代との違い・親世代:紙中心のドリル学習。ネットは学校で使うイメージがあまりなかった。・いまの子ども:タブレットを日常的に使い、個別最適化された学習やオンライン合作などを経験2. なぜこんなふうに変わったの? 背景にある世界的潮流(OECD指針)「英語・プログラミング・タブレット…なぜこんなにも学びの形が変わっているの?」と思う方も多いかもしれません。その背景には、OECD(経済協力開発機構)が提唱する「Learning Compass 2030」など、世界的な教育の流れがあります。OECDは、複雑で先行きが予測しづらい時代を生きる子どもたちに必要な力として、知識やスキルだけでなく「新たな価値を創造する力」「責任ある行動をとる力」「対立やジレンマに対処する力」などを強調しています。こうした潮流を踏まえ、日本でも「デジタルスキルを育てる」「英語でコミュニケーションする場を増やす」「AIドリルで個別最適化を図る」などの教育改革が進んでいるのです。ポイント・AIや多様な文化と共存する社会で、生きる力を育む必要性が高まっている。・英語やプログラミングは、そうした時代の要求を踏まえた“入口”として重視されている。3. 変わらない部分も大切! “昔ながらの基礎”が土台になる一方で、親世代が受けてきた学びすべてが時代遅れというわけではありません。読解力や計算力、漢字の書き取りといった「基礎部分」は今も変わらず重要な土台です。基礎学習が欠けると、応用が理解しにくいプログラミングで正しい命令を組み立てたり、英語で書かれた文章を読むときも、国語的・数学的な読解力や論理的思考力が必要。焦らず、足元の理解を確認する安心感新しい学びに目を奪われがちですが、子どもの学力を支える読み書き・計算を積み重ねるのは大切なベースです。4. どうサポートすればいい? 新学習と家庭でのポイント4-1. 英語への向き合い方“楽しさ”がスタートライン英語=文法暗記ではなく、歌やアニメなどで「英語って面白い」という感覚を育てると意欲が上がりやすい。日常に少しだけ英語を混ぜる「Good morning!」「Let’s go!」など、短いフレーズを日常会話に織り交ぜると耳が慣れてくる。4-2. プログラミングとの付き合い方“エラーは当たり前”と伝える思い通りに動かないのが普通。親が「どうして動かないんだろう?」と一緒に考えるだけで、論理的思考を育む。親が詳しくなくてもOK子どもがつまずいたとき「どんな動きを期待してるの?」と問いかけるだけで、問題解決の糸口をサポートできる。4-3. タブレット学習を上手に使う時間管理と休憩ルールを決める長時間の使用は目に負担がかかりやすい。20~30分ごとに休憩をとるなど、話し合ってルールを作る。学習記録を一緒に振り返るAIドリルなどは履歴が残るので、週1回「どこが難しかった?」と聞いてみると理解度を把握しやすい。5. なぜ変わったのかを理解し、親子で“未来の学び”を楽しむ英語の授業やプログラミング、タブレット端末の活用……親世代からすると「こんな学び、私たちの時代にはなかった!」と驚くことが増えています。しかし、その背後にはOECDが示す「これからの社会を生きる力」を育むための世界的な流れがあり、日本の教育改革もその波を受けながら進化しているのです。一方で、基礎的な読み書き・計算など“変わらない部分”も依然として大切。新しい学びに注目しつつも、慌てすぎず、家庭での声かけやコミュニケーションを通じて子どもをサポートしていきましょう。ポイント・「完璧に教える」のではなく「一緒に考える」スタンスでOK。・分からないところを共有するだけで、子どもは安心して挑戦できる。・基礎学習を支えつつ、英語やプログラミングなど“未来の学び”もポジティブに受けとめよう。 ***子どもたちが大人になる頃は、さらに未知のテクノロジーや新しい学びが増えているかもしれません。不安があるのは当然ですが、「なぜ変わったのか」を理解し、家庭でできるサポートを少しずつ続けることで、子どもたちは未来に向けた力をしっかり育んでいけるはずです。ぜひ親子で、一歩ずつ前向きに取り組んでみてくださいね。(参考)OECD|The OECD Learning Compass 2030
2025年01月03日お笑いトリオ・パンサーの尾形貴弘の妻・尾形あいさんが29日に自身のアメブロを更新。プライドの高い娘・さくちゃんに向き合ってくれる家庭教師とのエピソードをつづった。この日、あいさんはさくちゃんの年内最後の習い事があったことを明かし「家庭教師の先生に来てもらい、冬休みの宿題や、復習をしてもらいました!」と報告。さくちゃんが「なかなか勉強に集中できない」と明かしつつ「『今日が、今年最後だから頑張ろ!!』って声かけしてやったら45分間はめちゃくちゃ集中して、復習プリントできたみたい!」と様子をつづった。続けて、さくちゃんについて「褒められると抜群に頑張れる」といい「復習プリント、すごいじゃん!もうそんなにできたのっ!?って言うと、気合い入れて勉強に取り組めました」と説明。自身や尾形の前では「絶対真面目に勉強しない」と明かし「間違えてたり、解けないことを知られるのが嫌なんだよね。プライドがとても高いの」とつづった。また「先生、さすがプロ!そんなさくちゃんの性格を知ってしっかり上手に向き合って引き出してくれます」と述べ「本当に感謝です」とコメント。「楽しく1時間30分勉強して、冬休みの宿題もどんどん終わらせて、頑張りました」と報告した。最後に「今年は、一年生になってお勉強が始まって、どんどん難しくなっていって、大変な年だったと思う」とコメント。一方で「お友達も沢山できて、元気に笑顔で過ごせていること」「それだけでじゅうぶん」と述べ「来年もさ、焦らず、さくちゃんのペースで、楽しく、元気に過ごそう!」と呼びかけ、ブログを締めくくった。
2024年12月30日【発達障害のある子どもの思春期、どうだった?】お子さんの思春期での困りごと、アンケートの結果は?発達ナビ利用者から寄せられたコメントも紹介!Upload By 発達ナビ編集部思春期ならではの困りごとがあった :72%思春期には困りごとは減った、なかった :11%その他 :17%発達ナビ利用者の皆さんへのアンケートでは、「思春期ならではの困りごとがあった」を選んだ方が72%、「思春期には困りごとは減った、なかった」を選んだ方が11%、「その他」を選んだ方が17%という結果となりました。70%以上の方が、思春期ならではの困りごとを経験されているようです。姉弟ともに、思春期&反抗期の真っ只中です。娘(現高三)は、少し落ち着いてきたかな。中学生時代は、「おはよう」の挨拶もありませんでした。パニックを起こせば直ぐに自傷行為が始まるので、注意の仕方や口調に、慎重にならざるを得ませんでした。息子(現高一)は、反抗期真っ只中です。(中略)最終的には癇癪を起こし、家の壁を蹴り、穴を開けたり。物を壊します。息子の力には、私はかなわないので、かなり、なめられています。なので、注意すべきことや指導は夫に任せることにしました。息子の反抗期は、まだまだ続きそうです。小学校低学年が1番大変でした。親子でどう対応したら良いのか分からず八方塞りでした。思春期は、息子が不登校になる事もありましたが…。親子の会話が無いといった事は無く意思疎通は出来たので、その点では良かったです。(中略)あの頃は病んでいたな…俺。って笑い話が出来る程落ち着きました。現在、高校2年。進学して自宅を離れたいと言ってはいますが、何事も経験!!って前向きな発言でしたので。応援したいと思っています。思春期中(中学)息子は思春期の中でも穏やかな方みたいですただ、周りはかなり思春期真っ只中の環境を乗り切るのは…かなりのタフさが必要。背の伸び方がヤバイ髭もニキビも全てが変わってくる感じです…注意が必要なのは起立性うちは、酷くはないですが立ちくらみ、めまいがあります難しい年頃ですね。寄せられたその他のコメントなどもアンケート先でご覧いただけます。ぜひ参考になさってくださいね。2024年に読まれた思春期にまつわるコラムを一挙ご紹介!ここからは、2024年によく読まれた「発達障害のある子どもの思春期」にまつわるコラムをご紹介します。安田ふくこさんの長男・ハルくんはASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)の診断を受けています。中学生になり、慣れない制服や校則など、新しい環境に戸惑いを感じていました。さらに、部活動での上下関係や暗黙の了解、定期テストなどにも苦労して……。寺島ヒロさんの息子、タケルくん(ASD/自閉スペクトラム症)は中学受験に成功し、中高一貫の進学校に入学しました。しかし学校は自宅から遠く、早朝からの通学で電車の便も少なく、少しでも遅れると遅刻に……。しかも、タケルくんは音に敏感で、小さな変化にも体調を崩しやすく、学校でパニックを起こしたり、途中で帰宅したいと言ったりすることが頻繁にありました。寺島さんの負担は決して小さいものではありませんでしたが、それでも、小学校の頃と比べると「精神的には楽になった」と言います。丸山さとこさんの息子・コウくんは、中学3年生になり高校受験を控えています。小学校の頃から「宿題を出さない」ことで苦労してきましたが、中学3年生になって、夏休みの宿題を早めに終えるという大きな進歩がありました。しかし、依然として宿題の提出忘れが多く、成績も伸び悩んでいました。高校受験まであと半年となった頃、コウくんは体重が増えたことをきっかけに、自ら「ADHD(注意欠如多動症)の治療薬を増量したい」と相談してきて……。花森はなさんの息子さんは、ASD(自閉スペクトラム症)と強度行動障害と診断されています。小学3年生から登校渋りが始まり、特別支援学校中等部に進学した後も不登校になり、高等部進学への不安を抱くようになりました。特に、高等部卒業後の進路について、一般企業への就職が難しくなるのではないかという心配を抱えていました。そこで花森さんは、息子さんの将来の選択肢の一つとして、福祉事業所合同説明会に参加してみることに。説明会を通して、就労支援に対する認識が大きく変わるきっかけとなったそうです。かなしろにゃんこ。さんの息子、発達障害のあるリュウ太くんは、小さい頃から人間関係がうまくいかず悩んできました。特に小学校時代は周囲との衝突が多く、ケンカになることもしばしばあったと言います。しかし、中学生になると、友だちの趣味に合わせて会話をしてみるなど、相手への配慮を心がけることを意識するように。試行錯誤しながら、周囲の人々とのコミュニケーションがうまくいくようになったリュウ太くんの「人付き合いのコツ」は、同じように悩んでいる人も参考にできそうです。発達障害のある子どもの思春期は、親も子も成長のチャンス!2024年、発達ナビでは発達特性のあるお子さんを持つ親御さんからの共感の声が多く寄せられました。特に「思春期」は、親子ともに大きな試練となる時期であることが分かりました。読者アンケートでは、挨拶をしない、パニックを起こす、反抗的な態度をとるなど、さまざまな困りごとが挙げられた一方で、思春期を乗り越え、親子関係が良好になったという声も聞かれました。また、コラムでは、小学校と中学校のギャップ、不登校、高校受験、人間関係など、親御さんの葛藤や、それを乗り越えるための工夫など、たくさんのエピソードを聞かせていただきました。発達障害のあるお子さんの思春期は、決して楽なものではありませんが、子どもも保護者も成長できる大きなチャンスでもあるのかもしれません。無理せず、周りの人にも頼りながら、お子さんをサポートしていきたいですね。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年12月30日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 山本益博のおススメ】毎年正月恒例の桂文枝独演会。「新作落語」で桂文枝の存在は忘れてはならない。かつて、桂三枝時代、文化庁芸術祭の大衆演芸部門で、新作『ゴルフ夜明け前』が評価され、大賞に輝いた。これが後年「新作落語」が「古典落語」と並ぶようになったきっかけだったと言ってよい。今や、誰も「新作落語」「創作落語」を特別視しなくなった。今年の趣向は、三枝時代の新作落語『妻の旅行』と『宿題』から一席、文枝になってからの新作落語『ロンググッドバイ-言葉は虹の彼方に』と『約束』から一席を、毎回高座にかける。『妻の旅行』は古典落語『替わり目』を下敷きにした噺で、文枝得意のおかん(おばさん)たちのおしゃべりの展開のあと、ほんのりさせるところが、文枝の持ち味といったところ。『宿題』は、子供の宿題でめっきり威厳を失ったお父さんの悲哀がテーマだが、誰もが学校で教わった「鶴亀算」を、会社の京大出身の新入社員があっという間に解いてしまうところから、客席は抱腹絶倒となる。桂文枝の作者としての創作能力の高さと、演者としての表現能力の緻密さが一緒に味わえる独演会と言えようか。<公演情報>『桂文枝 新春特撰落語会2025』2025年1月11日(土) 12:00~ / 16:30~2025年1月12日(日) 11:00~ / 15:30~会場:東京・有楽町朝日ホール※開場は各開演の30分前【演目】桂三枝 作『宿題』『妻の旅行』桂文枝 作『ロンググッドバイー言葉は虹の彼方にー』『約束』各回、三枝作1本、文枝作1本を口演予定【チケット】(全席指定・税込)前売:5,500円当日:6,000円チケット情報:()詳細はこちら:
2024年12月29日「英語が苦手な私に何ができるんだろう…」「英語ドリルを始めた方がいいのかな」「塾に通わせた方がいいのかしら」2020年度から本格的に始まった小学校英語。英語が苦手という保護者のみなさんから「おうちでのサポートはどうすればいいの?」といった声が、たくさん寄せられます。特に、入学前の子どもをもつ親は、小学校での様子が見えずに不安になっている方も多いようです。私は10年以上の教員経験の中で、英語を楽しく話す子どもたちと出会ってきました。もちろん、そのなかには家庭や園にネイティブスピーカーがおり、日常的に英語で話す環境で育った子どももいます。しかし、多くの子どもたちの親御さんからお話を伺うと、そういった環境がなくても、日常生活の中で自然と英語に触れる機会があった子どもは、小学校の英語授業でも積極的に英語を話す姿が見られました。そこで今回は、そうした家庭での工夫や、担任や英語専科教師の経験から見えてきた、入学前も入学後もできる英語学習の効果的なサポート方法を、保護者の不安にお答えする形でお伝えしていきたいと思います。小学校英語の概要2020年度に小学校英語が本格的に導入されました。3・4年生では「外国語活動」として週に1回程度(年間約35時間)、5・6年生では「外国語科」という正式な教科として週に2回程度(年間約70時間)、必修科目として行なわれています。また英語に力を入れている自治体の中には、1年生から英語の授業を始める学校も増えています。一般的には、3・4年生では友だちと英語で話すことを楽しみながら、「聞く」「話す」などのコミュニケーションの土台を作り、5・6年生では、これに「書き」や「読み」の学習も加わります。小学校英語教育で特に重視しているのは、「コミュニケーションをとろうとする積極的な態度」、「異なる文化への興味・関心」、そして「間違いを恐れずチャレンジする姿勢」です。英語の授業では、デジタル教材などを使いながら、英語の歌やゲーム、またはお友だちとの会話を通じて、楽しみながらコミュニケーションの基礎を身につけていけるよう工夫されています。初めての子どもでも無理なく取り組めるように工夫されているので、大きく心配する必要はありません。ただ、この新しい教育制度のもとで「入学前から何か準備をしておいた方がよいのか」「家庭では何をしてあげられるのかな」と悩まれる親も多いと思います。そこで、家庭でできる効果的な英語学習のサポート方法についてご紹介していきたいと思います。【入学前〜低学年】家庭でできる!効果的な英語学習サポート方法「英語を始めるタイミングは?」小さな子どもをもつ保護者からもよく寄せられるお悩みです。結論からお伝えすると、小学校の英語の授業に備えるためのドリルや英語教室といった準備は必要ありません。まずは、身の回りの英語を一緒に見つける、そんな小さな発見から始めてみましょう。私たちの日常生活には、たくさんの英語が隠れています。スーパーマーケットでの買い物中に「ここに英語が書いてあるね」「何て書いてあるのかな?」と子どもと一緒に英語を探してみたり、洋服やお菓子のパッケージの英語を読んでみたり。また、家の中にさりげなくアルファベットポスターを貼っておくのも効果的です。このような何気ない会話や英語との出会いが、子どもの英語への興味を掻き立てます。「英会話はどうやって始めるの?」「Good morning」や「Thank you」から始めてみましょう。親が何気なく使っているうちに、子どももまねして英語を話してみたくなるタイミングがきっと来るはずです。特別な時間をつくる必要はなく、普段の生活の中でふとした瞬間に英語を使ってみる。それだけで、子どもたちの英語への興味は少しずつ育っていきます。「どんな教材を使えばいいの?」前述したように、小学校の英語の授業に向けた特別な教材は必要ありません。しかし、子どもと英語を楽しむなかで、英語の歌や絵本を取り入れていくことをおすすめします。歌は体を動かしながら楽しく英語の耳を育て、また絵本は繰り返しの表現で英語に親しむことができます。「おすすめの歌は?」英語の歌は、子どもが自然に英語を楽しめる素晴らしい教材です。英語のリズムを体で感じることができるため、英語を聞く耳も自然と育っていきます。たとえば、“Head, Shoulders, Knees and Toes” は、体の部位を指さしながら歌う簡単な歌で、動作と言葉が結びついているため、単語も自然と覚えられます。”If You’re Happy and You Know It” も、手拍子や足踏みをしながら楽しく歌えます。朝の支度をしながら英語の歌を流したり、お風呂で手遊びをしたり、そんな日常のちょっとした時間を使って気軽に始められます。親が英語で上手に歌えなくても心配いりません。歌を聴きながら一緒に体を動かすだけでもOKです。YouTubeにも子ども向けの英語の歌がたくさんあります。「どんな絵本がおすすめ?」簡単なフレーズが繰り返し出てくる絵本が子どもたちは大好きです。おすすめは『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』。色とりどりの動物が、覚えやすいリズムで次々と登場します。『No, David!』も特に低学年に大人気の絵本です。いたずら好きな男の子がお母さんに「No!」と繰り返し怒られるストーリーですが、簡単なフレーズなので、子どもたちはすぐにまねして読みたがっていました。英語に自信がない方は、音声付きの絵本も増えていますのでぜひ活用してください。このように、入学前は「楽しく学ぶ」ことがポイントです。特別な時間をつくる必要はなく、日常生活の中で少しずつ英語に親しんでいくことが、小学校での学びへ準備となっていきます。【中学年〜高学年】家庭での英語学習サポートは?「英語が苦手、小学校で習う内容を子どもに教えられるか心配……」教科書に載っている英語を見て「この発音、合ってるかな?」と迷う場面が出てくるかもしれません。でも、心配いりません。ほとんどの教科書にはQRコードが付いているので、正しい発音や表現をいつでも確認できます。むしろ「こんなふうに言うんだね」と、子どもと一緒に学んでいく姿勢が、学習意欲を高めることにつながります。「宿題は見てあげられるかな」宿題のサポートも、難しく考える必要はありません。学校からの宿題は、授業で習った表現を使う簡単なものが中心です。子どもに「今日は何を習ったの?」と聞いてみることから始めましょう。時には子どもが先生役になって教えてくれることもあるかもしれません。それだけでも立派な復習になります。実際「お父さんに『What color do you like?』と聞いたら『Green』と教えてくれたよ」と嬉しそうに報告してくれた子もいました。おうちでも実践的に英語を使うことは、必ずその子の力になります。「中学校の英語についていけるかな…」この不安は、多くの保護者が感じているものです。しかし、前述したように小学校英語は中学校への橋渡しとなる土台作りを目的としています。「聞く」「話す」力を育てることで、中学校での「読む」「書く」学習にスムーズに移行できるよう設計されているのです。また、学校では友だちと英語を使ってコミュニケーションをとる活動を重視しており、この経験が、中学校での学習への自信につながります。以前は中学校の先生から「中学生になると英語を話すことを急に恥ずかしがる子がいる」という声をよく聞きましたが、最近は「小学校でのコミュニケーション重視の授業のおかげで、中学校でも英語を楽しく使っています」という嬉しい報告が届いています。「英語塾や習い事は必要?」必ずしも必要ではありません。学校での英語学習で基礎は身につきます。ただし、学校の授業では習う英語も限定的なため、より実践的な英語力を目指したい場合は、英語教材やオンライン英会話や英語イベントへの参加など、学校外でネイティブスピーカーと交流する機会をつくるのもよい方法です。実際、日常生活の中で英語に触れている子どもたちは、英語を臆せず話し、ALTの先生との会話も積極的に楽しむ姿が見られます。大切なのは、子どもの興味と家庭の状況に合わせて、無理なく続けられる方法を選ぶことです。そして、一緒に楽しむ気持ちで、小さな進歩を温かく見守っていくことで、子どもの英語学習への意欲を育んでいくのです。子どもの成長を支えるために大切なこと英語学習の初期段階では、完璧な発音や文法の正確さよりも、コミュニケーションを図ろうとする意欲や態度を育てることが重要です。子どもが英語で挨拶ができるようになった、簡単な質問に答えられるようになったなど、小さな進歩を見逃さず、たくさんほめて自信につなげていきましょう。日々の些細な変化に目を向け、子どもの努力を認めることで、学習意欲は大きく高まっていきます。「うまく言えなくても大丈夫」「まずは言ってみよう」という気持ちを大切にすることで、子どもは徐々に英語に対する自信をつけていきます。こんなことには気をつけて!やりがちなNG行動1. 結果を急ぎすぎない小学校英語の一番の目的は、英語でコミュニケーションを取ることの楽しさを知ること。無理な学習や詰め込みは、かえって英語嫌いの原因になってしまいます。子どもの興味や関心に合わせて、自然に英語に触れる機会をつくることを心がけましょう。2. 発音にこだわりすぎない「発音が違う」と細かく指摘されると、子どもは間違いを恐れて、英語を話すことに消極的になってしまいます。小学生の時期は、完璧な発音を求めるのではなく、「伝えようとする気持ち」を大切にしましょう。3. 中学校の内容を先取りしすぎない小学校では、音声を中心とした活動を通じて英語に親しむことが大切です。中学校で学ぶ文法を早めに教え込もうとすると、かえって混乱を招き、学習意欲を低下させる可能性があります。***私は10年以上の教育現場で、子どもたちが新しい言葉や文化と出会い、目を輝かせながら成長していく姿を見てきました。大切なのは、完璧を目指すことではなく、子どもと一緒に楽しみながら、少しずつ英語の世界を広げていくこと。そして、その小さな一歩一歩を、温かく見守っていくことなのです。そして、その学びを支える家庭でのサポートは、特別なことは必要ありません。ここでご紹介したような小さな取り組みの中から、子どもと一緒に楽しみながらできることを少しずつ取り入れてみてくださいね。(参考)(*1)文部科学省|小学校学習指導要領外国語活動・外国語編(*2)ベネッセ教育情報サイト |保護者ができる家庭での英語学習サポート【ライタープロフィール】未来先生(みらい・せんせい)教育学科で学び、小学校免許や中学校英語免許を取得。小学校にて担任や英語専科教員として約10年間勤務、子どもたちの学びを支えてきました。現在は、2人の男の子の育児に奮闘しながら、これまでの知識と経験を生かして、子どもの成長と学びに役立つ情報をお届けしています。
2024年12月26日「自分のお名前だけ書ければ大丈夫です」――入学説明会でよく聞くこの言葉。年長さんをもつ保護者の方なら、「本当にそうなの?」となんとなく不安を感じていることでしょう。特に気になるのが、入学後のスタートダッシュ。4月から始まる小学校での学習について、「うちの子、ついていけるかしら」と心配されている方も少なくないはずです。約10年間小学校教師として勤務してきた経験から言えば、この「自分のお名前だけ書ければ大丈夫です」の言葉は、建前と本音が入り混じった微妙な言葉だと感じています。しかし、決して焦る必要はありません。入学後の学習をスムーズに始めるために、家庭でできる準備があるのも事実です。この記事では、実際の小学校での文字指導の進め方や、入学までに無理なく楽しく取り組める文字学習の方法をご紹介します。お子さんの発達段階に合わせた効果的な入学前のひらがな準備のヒントが見つかるはずです。小学校での文字学習はどう進む?就学前の文字習得の現状文字教育への取り組み方は、幼稚園や保育園によって様々です。遊びを通じて積極的に文字に触れる機会を設ける園もあれば、あえて文字指導を控えめにする園もあります。また、家庭での関わり方によっても、お子さんの文字への興味や習得状況は大きく異なってきます。文部科学省の研究「幼児教育、幼小接続に関する現状」によれば、年中児(3、4歳児)での文字の読みの習得率は、男の子81.9%、女の子89.7%、という高い数値を示しているそうです。さらに、年長児(5歳6歳)では男の子92.1%、女の子97.7%にまで上昇します。じつは、入学前に「ひらがなをほぼ読める」子がほとんどなのです。*1入学後の文字学習はこんなふうに進みます入学したばかりの4月、1年生の子どもたちにとっての最初の課題は学校生活に慣れることです。この時期、先生からの指示や教室の掲示物は、ほとんどがイラスト付き。文字だけに頼らない工夫をしながら、子どもたちの学校生活をサポートしています。4月は基礎作りの大切な月。毎日2時間ほどある国語や書写の授業では、まずは正しい座り方、鉛筆の持ち方から始め、直線や曲線といった運筆の練習をします。子どもたちは先生のお手本を見ながら、自分の名前を書く練習をすることで、文字を書く楽しさを知っていきます。5月になると、いよいよマス目を使った本格的な文字練習が始まります。文字はやさしい文字から順番に学んでいきます。まずは「つ」「く」「し」といった一画で書ける文字から。次に「とめ」や「はらい」、「はね」のある文字、そして「の」のような「曲がり」のある文字を練習します。そして、最後に「ま」「す」のような「結び」のある文字や、2文字以上の言葉を並べて練習していきます。毎回の授業では、先生がお手本を見せ、みんなで空に指で書きながら書き順を声に出し、その後にドリルでなぞり書きをしてから、実際に自分で書く練習をします。1日に学ぶ文字の数は2、3文字程度。その日学んだ文字は宿題で復習することで、しっかりと身につけていきます。その後もひらがなの学習は続きますが、一般的には6、7月には50音の学習が終わります。*24月5月6月7月・机上整理・正しい姿勢・鉛筆の持ち方・基本的な線・自分の名前 など・止め「く」・はらい「つ」・はね「か」など・正しい筆順「こ」「い」・曲がり「の」・折れ「そ」・結び「ま」「す」・形の違い など・文字の形・言葉の書き方・ます目・罫線・横書きなど→段階に合わせてひらがな50音の指導→(参考)光村図書|年間年間指導計画・評価計画資料1年生文字学習の個人差文字の習得には、やはり個人差があります。しっかりとした筆圧で、一度できれいな文字を書ける子もいます。しかし一部には、鏡文字になってしまったり、文字の大きさがうまくコントロールできなかったりし、何度も何度も消して書き直してを繰り返しているうちに紙に穴が開いてしまう子もいます。クラスのなかに、多いところでは35人もの子どもがいるので、先生はひとりひとりに丁寧に教えたいと思っていても、授業時間内での個別指導には限界があります。そのため、その日学んだ文字は必ず宿題として出し、家庭でも練習を重ねてもらうようにしています。このように学校と家庭で協力しながら段階的に学習を進めていくことで、多くの子どもたちは6月から7月頃には、ひらがな50音を書けるようになります。そして夏休み頃には文章が書けるようになり、宿題として絵日記を出す先生も多いと思います。入学からわずか4、5か月でここまで進み、2学期からはさらにカタカナや漢字の学習も始まります。1年生の学習は、私たち大人が想像する以上にペースの速いものなのです。だからこそ、ひとりひとりの子どもの成長に合わせた支援が大切になってきます。「焦らなくていい」けれど、できることはある1. 遊びが文字学習の土台にでは、入学を控えるお子さんに、親はどんなサポートをしてあげられるでしょうか。じつは、毎日の遊びのなかに、文字を学ぶための大切な準備が詰まっています。たとえば、もしおうちや園でお絵かきや線つなぎ、迷路といった遊びをしているならば、それがすでに運筆の練習となっています。お子さんの自由な表現活動が、やがて文字を書く力へと育っていくのです。大切なのは、これらの遊びを「勉強」にしないこと。「もっときれいに」「はみ出さないように」という声かけは控えめにして、子どもが楽しく夢中になれる環境をつくってあげてください。遊びのなかで自然と育まれる力を信じて、温かく見守っていただければと思います。2. 絵本は文字との出会いのきっかけに絵本は子どもにとって、文字を学ぶ素晴らしい入り口となります。子どもは大好きな絵本を何度も読んでもらううちに、自然と文字に興味をもち始め、少しずつひらがなを覚えていきます。絵本は、楽しみながら文字を学べる最高の教材なのです。また、ひらがなを少し読めるようになると、書くことへの意欲も自然と湧いてきます。専門家たちもこの、「自然な興味の芽生え」を重視しています。全国小学校生活科・総合的な学習教育研究協議会 元会長の和田信行氏はこう指摘しています。読めるようになったら「次は書けるようになりたい!」と思うのが自然の欲求。子どもがやる気になったとき、すぐに取り組めるよう、鉛筆と紙は常に子どもスペースに用意しておきましょう。この時期は、書く意欲があるだけで十分。「書き順が違うでしょ」「そうじゃないでしょ」といった間違い探しはしないこと。子どもがやる気をなくしてしまいます。(引用元:ベネッセ教育情報|小学校入学準備「文字と数の学習。本当に必要なこと」)※太字による強調は編集部が施した大切なのは、強制的な学習ではなく、子どもの興味に寄り添うこと。絵本を通じた楽しい文字との出会いが、読み書きへの意欲を育んでいきます。*33. デジタルの良さを活かして文字学習において、手書きとデジタルのバランスよく活用をすることがおすすめです。鉛筆で文字を書くことは、脳の発達によい影響を与えることが脳科学研究でもわかっています。ただし、最初から鉛筆で文字を書く学習から始める必要はありません。タブレットでの学習にも、大きな魅力があります。音声ガイド付きの学習なら、文字と発音を同時に楽しく学べます。目と耳を使って学べるので、家庭学習にぴったりです。お子さんの成長に合わせて、時には手書き、時にはデジタルと、柔軟に学習方法を選んでみてください。大切なのは、学ぶ楽しさを感じられること。子どもの好奇心を大切にしながら、さまざまなツールを活用し、お子さんのペースで文字の世界を広げていってください。***入学準備で最も大切なことは、子どもの自然な成長を温かく見守ることです。焦らず、でも意識的に文字とのよい出会いを演出することが重要なポイントとなります。便利な時代だからこそ、デジタル教材や書き込み式ワークブックなど、多様な学習ツールから子どもに合った方法を選べます。これらを柔軟に活用することで、子どもの興味を大切にしながら、楽しく無理のない入学準備を進めてくださいね。(参考)(*1)文部科学省|「幼児教育、幼小接続に関する現状」(*2)光村図書|年間年間指導計画・評価計画資料1年生(*3)ベネッセ教育情報|小学校入学準備「文字と数の学習。本当に必要なこと」【ライタープロフィール】未来先生(みらい・せんせい)教育学科で学び、小学校免許や中学校英語免許を取得。小学校にて担任や英語専科教員として約10年間勤務、子どもたちの学びを支えてきました。現在は、2人の男の子の育児に奮闘しながら、これまでの知識と経験を生かして、子どもの成長と学びに役立つ情報をお届けしています。
2024年12月25日テストにミスはつきもの?Upload By 丸山さとこ現在中学生の息子のコウは、ADHD(注意欠如多動症)によるものなのか、日常生活でミスが目立ちます。ADHD治療薬を服用するようになり以前よりは軽減していますが、毎日何かしら「そうだっけ?」「あっ、そうだった!」を繰り返している状態です。登校しては家に忘れ物、下校しては学校に忘れ物、塾に手ぶらで向かい、宿題をすれば丸つけを忘れ……といった調子のコウです。内申点に関わる定期テストもミスが多く、中学入学以降頭を悩ませてきました。持ち物も宿題もテストも、コウに聞けば「見直したよ」と言います。ですが、ミスを防ぎきれてはいない状態です。見直しによりミスを発見できることもありますが、実際に見直している姿を見ると「見直しかたが雑だな」と感じることもしばしばです。私自身もADHD(注意欠如多動症)があり、見直したつもりでもミスをしていることは多いです。「1時から30分」の予定を「1時30分から30分の予定」と間違えて覚えてしまったり、歯医者の予約日と仕事の予定が入れ替わってしまっていたりします。リマインダーを設定するなど自分なりに対策を心がけてはいますが、そのリマインダーの設定日時が既に間違っていたりします。そのため、家族の助けを借りて何とか生活を回しています。Upload By 丸山さとこ最近は息子の受験関係のスケジュールや宿題のチェックに追われて、私のミスが雪だるま式に増えている状態のため、「私から息子に言えることなどあるのだろうか?」という気持ちが正直なところです。とはいえ、そんな私から見て「見直しが雑だな」と感じるのですから、コウの見直しの穴は相当大きいのでしょう。二学期の学期末テストに向けて、ここ数日は「見直しして~!宿題付箋つけてあるとこ確認して~!!」といった具合にコウに毎日何度も見直しを迫っていました。Upload By 丸山さとこテストの見直しをしたと言うコウのビックリ発言と、母のあたたかい一言そんな中、ついにやってきた期末テスト最終日、コウは「今日のテスト、時間が15分余ったから見直ししたら、ミスを2つ見つけたんだよ~」と教えてくれました。「お~!見直しでミスを見つけられるの珍しいやん。よかったね!見直した甲斐があったね」と私が感心していると、コウはニコニコしながら「前半見直してたらミス見つけて『あっぶね!』ってなってさ」とさらに詳細を話してくれました。それを「うんうん」と聞いていると、話は予想外の展開を迎えました。「そのあと見直しを続けてたら、後半は面倒になってきちゃって~」と言うのです。Upload By 丸山さとこ予想外の話の展開に「面倒になってきちゃって……!?」と驚いていると、コウは「けど、見直さなきゃなって続けてたら、ミスがもう1つ見つかったんだよ」と頷きました。『進学に関わる内申点に影響するテストの見直しで「面倒になってきちゃって~」ってある!?』と驚きましたが、それを乗り越えて見直したんだなと思うと、コウの頑張りを感じて少しうれしくなりました。それを伝えると、コウも満足そうに「頑張ったんですよ~!」と笑いました。そんな期末テストのエピソードを母に電話で伝えたところ、母は「いやー、『面倒になってきちゃって』を親に言えるのってすごいよ」と、私にとって予想外の感想を言いました。「怒られるかな?って思ったら言えないでしょう。『面倒になったけど、そこを乗り越えて見直しをしたんだな』ってお母さんに思ってもらえるだろうと考えたから、コウは言えたんだよ」と母に言われて、私は「そう言われれば、そうだね」と納得しました。受験生の親としては、「突っ込みたくなるエピソードはないのが一番だよー!」と思ってしまいますが、子どもから『突っ込みたくなるほど素直なエピソード』を聞けることはありがたいことなのかもしれませんね。Upload By 丸山さとこ執筆/丸山さとこ(監修:新美先生より)ミスと見直しについてのエピソードを聞かせてくれてありがとうございます。ADHD(注意欠如多動症)の方にとって、うっかりミスはデフォルト設定、避けては通れないものです。「見直しを」とはさんざん言われるけど、それができるなら苦労しないよと言う話です。「めんどくさがり」という特性もほぼ漏れなくついてくるので、見直しなんてめんどくさいことは、そうそうできるものではありません。ボロボロボロと、ミスをそこら中に落とまくりながら生きていくのがADHD者と言っても過言ではないのです(自分のことを話しています)。周りがいくら、「見直しをしなさい」「リマインダーを」「メモを取って」などと言ってもなかなかできないものですが、それでも本人がある程度自覚して、目的感を持つと、少しだけわずかに意識するようになります。そこに至るまでが本当に大変。コウ君が、テストで意識して見直しをしたということは、ご本人なりに自覚と目的感をしっかり持てているということですね。2つもミスを発見したなんて相当すごいです!!そして、丸山さんも書いておられることですが、中学生が「見直してをしてミスを見つけたよ!」「めんどくさくて途中でやめようと思ったけど最後まで見直したよ」なんていう、特性にまつわる話を屈託なくお母さんに報告できるとは、とても良好な親子関係があるんだなぁと、ほっこりしました。さらに丸山さんが丸山さんご自身のお母さんにまでエピソードをシェアしているなんて、三代にわたって良好な親子関係なんだなーって、とっても素敵だと読んでいて幸せな気分になりました。ADHD(注意欠如多動症)のお子さんは突っ込みどころエピソードの宝庫ですが、それをいちいち細かく指摘して、ネガティブな気持ちを募らせていると、中学生年代頃には自分のミスを隠したりするようになるものです。丸山さんが、ネガティブな指摘でなく、具体的な戦略・方略とサポートを続けてこられたから、親子間の信頼関係がしっかりできているんだなと思いました。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年12月23日学校があってもなくても大変!?長期休みの困りごと学校がある期間は、娘の送り迎えをしたり(娘の通う小学校では、特別支援学級在籍の場合は保護者の送迎が必須)、行きしぶりの対応をしたり、学校と連携をとったり……。保護者の出番が多すぎて、正直早く学校が休みにならないかなと思うことがよくあります。実際「また送迎や娘の調子をみながら生活するのか〜長期休み終わらないで〜」と考えることも何度もありました。しかしそれはそれ、これはこれで、娘には特性が爆発する「長期休みでの困りごと」があります。特に小学3年生の冬休みは大変でした。冬休み前日の終業式、帰ってきた娘は私に元気に言うのです。「今日中に冬休みの宿題全部終わらせる!」と……。算数と国語のドリルに加えてプリントが数枚、さらに書き初めの宿題もあります。どうみても1日で終わる量ではありません。やる気満々の娘を説得しようと、努めて冷静に話し合おうとしましたが、何を言っても「でもやりたい」「早く終わらせたい」「やってみないと分からない」と返答があるばかり。やる気があるのは良いことだし、とりあえずやってみて自分で気づけばいいか……とやらせてみると、数時間後には手が痛い、できない自分はなんてダメなんだ……と悔し泣きをする娘の姿が……。そこで、私は「自分はダメな子だ」と泣いている娘を励まして、改めて娘と話し合い、残っているプリント数枚と書き初めは2日目(正確には冬休み1日目……)にやることで納得してもらったのでした。冬の定番「縄跳び」で娘の完璧主義が炸裂!?Upload By マミヤ翌日、プリントと書き初めも終わってほっとしていると、縄跳びの宿題もあると言い出す娘(なぜかそれは最初の日に終わらなくてもよかったようで……ほかの宿題と何が違うのかはよく分かりません……)。縄跳びの宿題は15級〜1級まであり、それぞれの級に技の種類と回数が書かれていました。クリアしたら色が塗れるのですが、娘はそれを「全部クリアしたい!」と言うのです。ここから娘の「縄跳び特訓地獄」に付き合う日々が始まりました……。娘は、自分で立てた目標に毎日挑戦しましたが、やはり全部クリアのハードルは高く、失敗する度に「できない」と悔し泣きをしていました。娘の目標を高く持ち頑張るところは尊敬していますし、素敵だと思います。でも、失敗するたびに泣く娘を励まして、褒めて付き添い続けるのがしんどい時もありました。娘は冬休み中、できるまで悔し泣きをしながら毎日縄跳びをしていました。長期休みぐらい母はゆっくり寝たいのに… 5時半起床の娘に起こされる毎日Upload By マミヤ冬休みは「寒いしゆっくり寝たい」とよく考える私ですが、娘は毎日朝の5時半に起きます(夜9時に寝るので睡眠障害ではないそうです)。わが家は賃貸のアパートで音が響きやすいため、娘がゴソゴソするとその気配で起こされてしまいます。ゆっくり寝正月なんて言っていられません。放っておくと、娘は朝の6時から縄跳びに行こうとするので、あわてて止めます。アパートの敷地内での早朝縄跳びは、ご近所の迷惑になることも気になるところです。娘にもそのことを説明して、代わりに公園に朝一から行ってみたりしましたが……付き合う親はただただ眠く、寒かったです(笑)。今年ももうすぐ冬休みがやってきます。早起きは「健康にいい!」と思ってあきらめますが、宿題については今年の夏休みにもバトルしたばかりなので、今回は無理のないスケジュールで取り組めるよう、冬休みが始まる前に娘とよく話し合ってみようと思っています。Upload By マミヤ執筆/マミヤ(監修:室伏先生より)マミヤさん、長期休みでの困りごとについて共有してくださり、ありがとうございました。発達の偏りのあるお子さんの中には、思い描いていた通りにいかなくても、状況に応じて臨機応変に調整することや、全部できなくてもここまでできたからよしとすることが、難しい場合があります。そのような場合には、気持ちの切り替えができずにパニックになってしまったり、自分を責めて自己肯定感の低下に繋がってしまいがちです。完璧主義の思考パターンがある場合には、物事の捉え方を変えてみる練習をすることもとても重要なことです。努力家で真面目なお子さんには、できないからあきらめさせるとか、頑張りすぎをセーブするというアプローチではなく、別の方向性の目標をたてるほうが受け入れやすくなるかもしれません。例えば、今後大人になっていくためにとても重要な、スケジュールを立てることを今季は目標にしてみようとか、できないことがあってもまぁいいかって考えられたらこのご褒美シールを貼るようにしようとか、全てを早く完璧に終わらせること以外にも、重要なことがたくさんあることを知ってもらう方法です。向上のために努力を継続できる真面目さや自分への厳しさは誰にでも真似できるものではなく、強みになることも多いです。毎日さまざまな葛藤を通じて成長しているしぇーちゃん、少しずつ視野を広げて、自分を許してあげることが上手にできるようになっていきますように、応援しています。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年12月16日三児の母であり、発達専門小児科医の西村佑美先生。「ママ友ドクター®・ゆみ先生」としてオンラインで育児・発達相談に答える活動も行っています。『発達特性に悩んだらはじめに読む本』(Gakken)では、発達特性がある子どもの1歳からの子育て法を網羅。今回、mamagirlでは、ゆみ先生に特別インタビューを実施! 後編ではゆみ先生が子育てで心掛けていることや、特性の有無に関わらず、親子関係がもっとよくなる子育ての知識を教えてもらいました!■西村佑美先生 プロフィール発達専門小児科医/一般社団法人 日本小児発達子育て支援協会 理事1982年、宮城県仙台市出身。日本大学医学部卒。三児の母。重度自閉症のきょうだい児として育ち、障害児家族に寄り添える仕事がしたいとの想いから医師を志す。2011年から日本大学医学部小児科医局に所属。その後、地方病院と大学病院で発達専門外来を新設。のべ1万組以上の親子を診てきた。2020年「ママ友ドクター®」プロジェクトを始動。SNSでの情報発信や主宰する「子ども発達相談アカデミーVARY」での活動を通し、子育てに悩むママたちの支援を行ってきた。Instagramはこちら子どもをスマホに預けていないか、要注意―ママ友ドクターとして活動する中で、現代のママたちはどんなことに悩んでいると感じますか?ゆみ先生:やはり、今も昔も「他の子と違う」ということに悩むママさんが多いですね。特に最近は、SNSを通して「なんとなくこれが良い」という子育てのイメージ像や、「良い子像」を刷り込まれてしまっています。その実態も「他の子と違う」という悩みを強くしてしまっている原因だと感じます。例えば、SNSではミニマリストが流行っているから、お出かけの時にはなるべく荷物は少なく、ベビーカーに色々とモノを積むのはカッコ悪いという考えとか。これはとても残念なことです! 荷物になるからと、絵本も持ち歩いていないママが多いんですよ。その代わりに、赤ちゃんにスマホを与えているんですよね。ちょっと前までは、赤ちゃんが遊べるグッズを持ち歩いて、一緒に遊んでいるママさんが多かったはず。そういった感覚を学んでいないから、子どもとコミュニケーションを取ることが苦手なママさんも多いのかなと感じます。―外出中、子どもよりママの方がスマホに夢中になっている…という場面も目にします。ゆみ先生:その現状、日本小児科医会注1 でも強く心配してることなんです。子育てのことがわからないからスマホで検索して、SNSにも影響されてしまう。そして、自分の子どもが「みんなと同じじゃないかも」と思った時も、本来はすごく能力が高い子なのに、スマホで検索すると「発達に問題がある」と出てしまいさらに不安になってしまう…という悪循環が起きていますよね。インターネットの特性上、情報にも偏りが生まれますし、少数派の意見も多数派のように表示されてしまいます。インターネットで調べた情報はかなり偏っているということを認識してほしいですね。また、ママさんたちは思っている以上にスマホに子どもを預けてしまっています。その結果、コミュニケーションが下手な子どもが増加していることも専門家の中では問題視されています。私もママとメディアの付き合い方はきちんと啓蒙していきたいと考えていて、今回の本でも少し取り上げています。家事や仕事はいくらでも挽回できる。子どもとの時間は戻ってこない―ゆみ先生が、3人のお子さんの子育てをする上で大切にしていることは?ゆみ先生:家事は手を抜いて良いけど、子どもとの時間は手を抜かないようにすることです。親にとっては何気ない1日でも、子どもにとっては実は大切な1日で、後々の成長に影響することもあるんです。家事や仕事など、今やらなくても後でいくらでも挽回できることって山ほどあります。でも、子どもとの時間は戻ってこないし、手を抜くとあとですごく後悔しますよ。―ゆみ先生も後悔した経験はありますか?ゆみ先生:忘れられない出来事があります。長男がまだ年中の頃、アフタースクールの発表会があって。当時私は大学病院でフルタイムで働いていたのですが、長男は私に対して「来てほしい」とアピールすることもなく、むしろまだそこまでお喋りもできませんでした。その日、発表会に行くつもりではいたのですが、「ちょっとこの仕事だけ終わらせてから行こう」と思ってしまい。仕事をしていたら長男の出番に間に合わなかったんです。お迎えに行った時、長男は、私が来なかったことに文句は言わないものの、機嫌が悪くて。「今日の給食はおかわりできなかった」とか、的を射ないことで怒っていたんです。これってもしかしたら…と思い「ママが来なかったことで怒っているの?」と聞いたら、「うん」と。正直私は、長男はママに来てほしいタイプではないし、なんなら発表会のこともよくわかってないかもくらいに思ってしまっていたんですよ。でも、実際は私が来ることを楽しみにしていた…。ものすごく反省しましたね。その時優先した仕事も、何気ないもの。30分間を仕事ではなく、子どものために割けば良かったと、私の中ですごく引っかかっているエピソードです。―子どもの本心に寄り添えなかった経験、私もたくさんありそうです。ゆみ先生:子どもがうまく出せない感情を理解するのはなかなか難しいことだと思います。私も、3人の子育てを通して子どもの感情の扱いが上手くなったので。癇癪を起こしていて「ママのせい! ママ嫌い!」と言っていても、本心は「ママが大好きで抱きしめてほしい!」と言っていることもある。大人だってかまってほしい時に拗ねることありますよね(笑)。子育ての正しい知識を身に付ければ、イライラも不安も減る―『発達特性に悩んだらはじめに読む本』(Gakken)には、子育てのヒントがたくさん詰まっていると感じます。ゆみ先生:ありがとうございます。私たちは、これまで子育てについて教わってきていません。子育ての先輩である親と同居している世帯も減ってきています。実は、子育てへの不安やイライラって知識が足りないから起こる部分もあって。つい「自分はダメな母親だ」「この子は悪い子なのではないか」と思ってしまいがちですよね? その気持ちも、正しい知識があれば解消されることもあります。この本には、ママたちが知識として身に付けてほしい正しい子どもとの接し方や、知育の知識を紹介しています。―特性の有無にかかわらず、ママに必要な知識が掲載されていますよね。ゆみ先生:はい。私が特に全てのママさんにぜひ知ってほしいのは、アメリカで研究されたPCIT(親子相互交流療法)という方法で重要視される、子育てスタイルの違いとその影響です。子育てのスタイルを「許容的」「権威的」「関係欠如的」「独裁的」の4種類に分けています。「許容的で優しく子どもに接する親が良い」というイメージが刷り込まれていますが、実は、「権威的な子育て」を目指すべきなんです。例えば、癇癪を子どもが起こした時に、癇癪を起こしている気持ちには寄り添うけど、癇癪を許容するとうまくいかない。「思い通りにいかなくて怒っているのはわかるけど、大泣きしても変わらないよ。落ち着いたら話をしようね」という言い方が正しいんです。これこそ権威的な、リーダーシップを持った親。つい、「癇癪も許容しなきゃ」と思うから「大変だったね。よしよし」という対応になってしまいがち。そして、それでも収まらないとだんだんとママの方がイライラしてしまうこともありますよね(笑)。そうではないんです。許容的過ぎるとだんだんとワガママになり、親を支配する子どもになってしまう傾向も心理学の研究で指摘されています。こういった子育てに関して知らない知識ってたくさんあるはずなんです。自分を責めたり悩んだりする前にぜひ、この本を教科書的に使って知識を入れてほしいですね。―今回の本は、何歳までの子どもを持つママを対象にしているのでしょうか?ゆみ先生:メインは小学校入学前までの情報ですが、「注目する褒め方」「注目しない叱り方」などは、小学校高学年まで使えるテクニックです。―「注目する褒め方」「注目しない叱り方」について詳しく教えてください。ゆみ先生:まずは「注目する褒め方」から。子どもを伸ばすためには、褒め言葉を言わなくても「注目する」だけでいいんです。宿題をしていたら「宿題していて偉いね」ではなく「宿題しているね」とか。玄関の靴をそろえていたら「靴そろえてすごいね」ではなく「お、靴そろえているね」とか。子どもの行動をナレーションするだけで、子どもは「ママが見てくれている」と思う。子どもにとって親が見てくれていることは、褒め言葉と同じくらいのご褒美なんです。「注目しない叱り方」は、そうやって毎日見てあげているからこそ、効果があります。ママの注目を引こうと悪いことをした時はあえて見ない。そうすると、子どもの方が「この行動はダメか」と気付く。行動を直せたらまた注目してあげましょう。褒める時も、る時も、子どもの行動だけに注目して、子どもの性格や特性には注目しないことがコツです。例えば「片付けていないから悪い子」ではなくて「片付けていない」ただそれだけ。子どもにも「出しっぱなしだね」と言うだけ。ガミガミ言わなくてもいいのですごく楽ですよ。そして片付けたら「片付けたね」とか「ありがとう」で良いんです。喋る量は増えるけど、ママのストレスは格段に減ると思いますよ。―最後に、mamagirl読者にメッセージをお願いします!ゆみ先生:これからもオシャレをどんどん楽しんでほしいです。ママでいることと、かわいくいたい・オシャレを楽しみたいという感覚を同時に持ちながら子育てをしてほしいと思います。つい「お母さんだからこうしなきゃ」「子どものためにこうしなきゃ」と考えてしまいがちですよね。でも、そうやってママの心の余裕がなくなってくると、子どもに必要以上に怒ってしまうことに繋がります。やっぱり鏡を見た時にボロボロな状態で赤ちゃんを抱っこしていたらイライラしてしまうじゃないですか。「子どものせいで…」とも思いかねない。だからあえて自分のために時間を使って子どもだけに集中し過ぎない。そうやってリフレッシュすると、子どもに対しても余裕を持って接することができますよ。おしゃれも楽しんで、行きたい場所にも行って、自分で自分の機嫌をとれるように、自分のためにも時間を使ってくださいね。■書籍情報『発達特性に悩んだらはじめに読む本』(Gakken)著:西村佑美注1)日本小児科医会では、子どもとスマホ・メディアとの付き合い方について情報を発信しています。こちらをチェック♪ →【mamagirl公式X(旧Twitter)でプレゼントキャンペーン実施中!】『発達特性に悩んだらはじめに読む本』をmamagirl公式X(旧Twitter)にて3名様にプレゼント!詳しくは下記をチェック♡■応募要項1.mamagirl公式X @mamagirl_jpをフォロー2.『発達特性に悩んだらはじめに読む本』のプレゼントキャンペーンのポストをリポスト3.2.のポストに希望動機をリプライ応募期間は12/22(日) 23:59まで!当選者様にはXのDMにてご連絡します。ぜひふるってご応募くださいね♡※プレゼントキャンペーンについて西村佑美さん、出版社等の関係各所へのお問合せはおやめください。mamagirl公式XのDMにて受け付けます。
2024年12月15日東京を中心に音楽活動を行う大武茜一郎が2024年8月に東京・下北沢440にて開催した公開レコーディングイベント『夏休みの宿題 – 全公開レコーディング編 – 』での音源を11月21日にCDリリースした。『夏休みの宿題 – 全公開レコーディング編 – 』は通常のライブイベントとは異なり、楽器演奏や歌唱の録音風景を公開。1曲が出来上がるまでの録音過程を体感してもらうという趣旨で開催し、イベント終了時にその音源が来場者に配布された。この日初めて音合わせをしたというレコーディングのメンバーは、大武のほか、岩本斗尉(ds)、佐々木健太郎(Analogfish / b)、スズキヨウスケ(しんきろうのまち / g)の4人。レコーディングに参加した佐々木健太郎(Analogfish / b)は、12月23日(月)同じく440にて、440(four forty) presents『須藤寿(髭) × 佐々木健太郎(Analogfish)』に出演する。【大武茜一郎 コメント】2024年の夏、その日初めて音を合わせる4人が、1つの楽曲のアレンジから録音までを行い、それをお客さんに見届けてもらうイベントを行いました。今回リリースしたCDにはその記録音源が収録されています。その日の空気感、曲が瑞々しく揺れる様を収めることができたと思います。ぜひ聴いて感じてもらえると嬉しいです。<リリース情報>「水中メーター」公開録音ver(2024.08.29夏休みの宿題より)1,500円物販にて発売中ジャケット画像、特典ポストカードジャケットイラスト:近藤康平※ハロルド作石書き下ろし特典ポストカード付<ライブ情報>440(four forty) presents『須藤寿(髭) × 佐々木健太郎(Analogfish)』2024年12月23日(月)東京・下北沢44019:00開場 / 19:30開演出演:須藤寿(髭) × 佐々木健太郎(Analogfish)料金:4,500円 / 当日5,000円(ドリンク代別)【関連リンク】大武茜一郎リンクまとめ::
2024年12月13日日本では、国語で文字を習う時、ひらがな、カタカナ、漢字、の順に学ぶのが主流です。ひらがな、カタカナは50音だけですが、最後の漢字は最難関。字数が多く、読み方は何通りもあり、初めて触れる子供は戸惑うこともあるでしょう。漢字の複雑さゆえ、時に『珍解答』を生み出すこともあり…。「はいよろこんで!」元気いっぱいに書かれたのは…2児の父親である、長崎峻侑(@shunsuke516jump)さんが、小学1年生の息子さんの宿題をXに投稿し、「発想が天才」と話題になりました。その日、息子さんは『入』という漢字を習ったようです。テキストには、「『入』の付く言葉を書きましょう」という指示がありました。大人たちは、すぐに「○○に入る」などといった文章を思い付くでしょう。しかし、そこに書かれていたのは…。入(はい)よろこんで。入(にゅう)よおくにいきます。謎な言葉に見えますが、1個目は、『入(はい)』を、返事の『はい』として使った、「はい、よろこんで!」。2個目は、『入(にゅう)』の読みをうまく当てはめて、『ニューヨーク』という言葉を作っています!長崎さんは、息子さんの解答を見て、「元気に育っている」とつづりました。普段から漢字を使っている大人たちには、なかなか考え付かない、斬新な活用方法。『入』を使った、常識を超えた答えには、感心のコメントが多数、寄せられました。・天才です!・すごい発想だ…。・愉快すぎる!楽しそう…!やわらかい子供の頭は、ユーモアあふれる発想の宝庫なのかもしれません。漢字の正しい使い方を学ぶことも大切ですが、柔軟な発想力も伸ばしていってほしいですね![文・構成/grape編集部]
2024年12月10日アフタースクールKIDS FAMILYを行う株式会社DREAM ONE(所在地:大阪府守口市、代表取締役:中野 拓真)は、アフタースクール内の食育プログラム『ちゃんこ鍋作り』の開催が、今月2024年12月19日に迫っていることをお知らせいたします。会場は大阪府・守口駅前のKIDS FAMILYです。■『食育プログラム』についてアフタースクールKIDS FAMILYでは昨今の子どもたちの間で体験格差が生まれる中で、子どもたちにきっかけ・体験を提供することを目的として様々な講座を月10-15回の講座や授業を実施しています。食育プログラムはその中の定期授業の一つです。KIDS FAMILYでは、月1回ほどの頻度でアフタースクール内や飲食店などをお借りして、自分たちで調理をしたり飲食店にまつわるお話を聞いて、実際にその料理を食べたりする名物授業の一つとなっています。ただ食べるだけではなく、自分たちで調理をするという経験を得たり、飲食業に携わる方々から実際にお話を聞いたりするなど、教育と食事をする楽しみを子どもたちに提供する大切な授業となっています。■開催概要イベント名: 食育プログラム『ちゃんこ鍋作り』開催日時 : 2024年12月19日(木) 16:30~17:30会場 : KIDS FAMILY〒570-0083 大阪府守口市京阪本通2-15-13 4階アクセス : 大阪メトロ谷町線「守口」駅 徒歩1分URL : <内容>本イベントは元力士で、現ちゃんこ屋店主をお呼びして、ちゃんこ鍋づくりを子どもたちと行うイベントとなっております。また食育プログラムを行う前に、日常生活の一環として子どもたちは教室についたら各自の宿題を行い、宿題が終わった後は各々の自由時間を過ごし、その後にプログラムを行う運びとなっております。本イベントはスクール生が対象ではありますが、外部の子どもや保護者による授業の見学や体験などは受け入れています。また、食育プログラムは月に1回の頻度で開催されており、季節のイベントなど様々なものが月15回~20回を目安に開催されています。■会社概要商号 :株式会社DREAM ONE代表者 :代表取締役 中野 拓真所在地 :〒570-0083 大阪府守口市京阪本通2-15-13 4階設立 :2021年10月事業内容:アフタースクール(民間学童)資本金 :300万円【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社DREAM ONE お客様相談窓口TEL:080-4218-2414 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年12月10日やる気が起きず、何もできない日というのは誰しもがあるものでしょう。そんな時は、周りの環境を変えてみると、モチベーションがアップするかもしれません。宿題のやる気が出ない小2娘が?知育グッズを販売する、株式会社キットウェル(以下、キットウェル)で広報を担当する、田中(@kitwell_tanaca)さん。Xに投稿した、小学2年生の娘さんのエピソードが8万件以上の『いいね』を集め、話題を呼んでいます。ある日、漢字ドリルの宿題のやる気が起きなかったという娘さん。すると、子供ならではのアイディアで宿題を終わらせることに成功したのだとか。「マジでおすすめ」「今時すぎて震える!」といった声が寄せられた、画期的な方法とは…。「そうだ、『ライブ配信ごっこ』をしながら宿題をやったら楽しそう!」※写真はイメージ田中さんの持つスマホで、動画撮影を始めたのでした!大人気ストリーマーになりきったつもりで「今日は、漢字ドリルの宿題をします!」と画面に向かって宣言。「みんなは、この漢字が分かるぅ?」とコメントを織り交ぜながら、鮮やかに宿題をこなしていったといいます。この『1人配信ごっこ』が思いのほか楽しかったという娘さん。斬新な発想でやる気を引き出そうとする姿勢が素晴らしいですね!【ネットの声】・自分で『やる気スイッチ』を押せるのを見習いたい!人生何周目だよ!・柔軟なアイディアで苦を楽に変えてしまうなんて。将来が楽しみ。・天才が現れた!これぞ、ごっこ遊びの極みですね。・配信者の才能がありそう。こんな視点、大事だよね。自分が影響を受けたコンテンツを学びに生かす、娘さんの姿を見て、田中さんは嬉しくなったに違いありません。その柔軟な発想力でどんな成長を遂げていくのか、親としては楽しみで仕方ありませんね!なお、田中さんはキットウェルのInstagramにも、おもちゃ情報のほか、最近の出来事についての投稿をしています。気になった人は、ぜひ覗いてみてください。Instagram:kitwell.official[文・構成/grape編集部]
2024年12月07日夏休み明けの次女の様子夏休みに、しっかりダラダラして休むことができた次女。2学期が始まってからも、夏休み前と同じく週1回程度学校をお休みするようなペースで登校していました。相変わらず、毎朝付き添い登校が必要で、だるくなってしまうこともありましたが、家での次女の様子を見ていると、夏休み前とは少し変わってきたなと感じる部分もありました。「だるいからお風呂で髪を洗うのを手伝って」など、自分でやっていたことまで母である私に頼んだり、体調不良を訴えたりする頻度が減ってきて、夏休み前より明らかにラクに過ごせているように見えました。Upload By まりまりそろそろ対応変えてみても良いのかも……?と、以前の失敗そんな次女を見て、そろそろ勉強面に手をつけてみても良いのかも……と思いました。それまでの次女は、学校に行っているだけで精一杯で、勉強に手をつけられるような状態ではありませんでした。それにもかかわらず、私自身の焦りや不安から、次女に半ば無理やり勉強をさせてしまった時期がありました。その時は、さらに次女を疲れさせる結果となり、学校を休むことも増えて、とても反省したという経緯があるので、今回は次女と相談して慎重に進めていくことにしました。次女の気持ち次女と話してみると、次女自身、以前と比較してだるさが減ってきていることに気がついたようでした。Upload By まりまりそして、次女としても「勉強しなくちゃ……」という思いを強くもっていました。勉強のことはずっと頭にあるものの、どうしてもだるくて取り組めず……という感じで、やらなきゃいけないことは、次女が一番よく分かっているのに、できないことをつらく感じているようでした。相談しながら、試しにルールをつくってみた次女と相談して、「学校はいつ休んでもいいけど、宿題だけはやる」というルールを決めて、取り組んでみることにしました。だるくて学校に行けなくても、宿題だけはやってみて、このくらいの負担なら大丈夫そう……というラインを探っていく感じです。この頃、私が学校に休みの連絡を入れることを負担に感じていたように、次女も私に「休みたい」と言うことを負担に感じていました。次女としては、だるくて無理だから休みたいと言っているのに、つい私が「体調悪いの?」「ほんとに無理そう?」「午前中だけ行ったら?」などいろいろ言ってしまっていたので……。とにかく試行錯誤しながらベストを探る感じだったので、次女が「休む」と言う時は、私もいろいろしつこく聞いたり言ったりしないようにして休ませることにしました。Upload By まりまりルールを決めて変わったことこのルールを決めてから、まず、私自身の気持ちが軽くなりました。朝に「休む」と次女から言われても、「いろいろ試している時期だから……」とそれまでほどの負担を感じなくなりました。次女のほうも、私の朝の対応が変わったことと、「宿題さえやれば、いつ休んでもいい」というルールで、それほど負担なく私に「休む」と言いやすくなったようです。そして、イヤイヤながらも宿題に自ら取り組むようになりました。この、「気楽にいつ休んでも良い」というのが、次女の安心感につながった気がしています。Upload By まりまり今回はタイミングが良かった結果、気楽に休みやすくなったからといって、次女のお休みが増えることはありませんでした。むしろ以前より、学校に行く様子が少しラクそうになった感じがありました。Upload By まりまり週1回程度休みつつ学校に行くのは夏休み前と変わりませんでしたが、休む時のルールを決めてからは、宿題については少しずつ自分で取り組めるようになっていきました。以前、私の不安をぶつけて勝手に進めてしまった時と違って、この時は、夏休みの間にしっかり休めたことと、親子で話し合って良いタイミングで試行錯誤したことで、小さな一歩を踏み出すことができたのではないかと思っています。執筆/まりまり(監修:新美先生より)場面緘黙のお子さんの、学校で疲れてしまうことに寄り添って対応されていることについて、詳しく聞かせていただきありがとうございます。お子さんの様子の変化をしっかり見極めて、ご本人と話し合って対応されている様子がとても丁寧で素晴らしいと思いました。ご本人と話し合って、ルールを決めたのがよかったですね。基本的には学校に行こうと思っているけど、どうしても無理な日に「休みたい」と言っているのに、いろいろ気にかけるのが負担という気持ちを娘さんが言ってくれてよかったです。そして宿題だけはやることで、休んでも「やることをやっている」という気持ちになれるのもちょうどよいのかもしれません。こういう、本人が大事にしたいポイントは、お子さんによってまた時期や環境によって変わってくるので、その都度気持ちを聞いたり、選択肢を出したりしながらちょうどよいルールを決めていくと、お互いに楽になっていいですね。また状況が変わってきたらルールも柔軟に変えていったらいいと思います。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2024年11月30日次男の宿題が気になる、視覚優位の長男…3歳の時にASD(自閉スペクトラム症)と診断された長男けんとは、現在小学3年生。特別支援学級の情緒クラスに在籍しています。そして、発達障害グレーゾーンの次男ゆうきは小学1年生。通常学級に在籍しています。きょうだい2人とも、宿題は基本的に毎日3種類。算数の計算問題、国語の漢字(次男ゆうきは平仮名など)、そして国語の音読です。2人、それぞれが通っている放課後等デイサービスには、宿題タイムがあります。算数が好きなけんとは、算数の宿題のみ終わらせて帰ってくることが多く、残りの宿題は家でやります。次男ゆうきは宿題を全部終わらせて帰ってきます。放課後等デイサービスに行かない日は、2人とも家で宿題をします。Upload By ゆきみ家庭学習を含め宿題などの勉強をする際、視覚優位な長男けんとは、次男ゆうきがやっている勉強がどうしても気になってしまうので、勉強するのはそれぞれ違う机。長男けんとはリビングダイニングにあるダイニングテーブルで、次男ゆうきはリビングにある机でやっています。宿題をやる気になったポイント…わが子の場合Upload By ゆきみ学校や放課後等デイサービスから疲れて帰ってくる子どもたち。宿題をどのタイミングでやれば、つらさなく「やるぞ!」と思ってもらえるのか……、子どもたちの様子を見ながら試してきました。帰宅後すぐに宿題の時間にすると、疲れがあるのか次男ゆうきの機嫌がとても悪くなり、少しでも上手くいかないと怒り出します。宿題が終わるまでにとても時間がかかってしまうのです。逆に帰宅後、遊び時間を長く過ごしたあとに宿題をすると、「もう寝たい」「お腹空いた。ご飯食べたい」となり、宿題にとりかかるのがしんどそうでした。わが家の場合、2人が安定して宿題にとりくめたのは、「帰宅」→「お菓子」→「宿題」→「動画タイム(1人5分)」にすることでした。この流れにすることを帰宅前に伝え、お菓子を食べて気分を上げたあと、「宿題をやってから動画タイムにしよう!」と伝えると、早く動画タイムにしたくてやる気満々に宿題を始めるのです。ここでのわが家のポイントは2つ。「うれしいことで宿題を挟むこと」と「家に着く前に、帰宅後の流れを伝えておくこと」。見通しをつけることにより、気持ちが安定しているように感じます。気合を入れた音読の宿題で疲弊…現在はUpload By ゆきみ長男けんとの1番苦手な宿題は、音読です。嫌がるわけではありませんが、好きではない様子。特に繰り返し、何回も同じ作品を読むことや、長い文章の時にそう感じます。好きな作品は楽しそうに読みますが、最初は声に出して読んでいても、すぐに心の中で読みだしてしまい、ただの読書になっていることも。長男けんとは構音障害があるため、発音がとても不明瞭です。しかし、いくら聞き取りづらいからといって、注意しっぱなしになってしまうと、本人も音読がつらくなってしまうだろうなと思い、最近は好きなように読んでいいことにしています(構音練習は、別で時間を取って毎日少しずつやっています)。以前は、私が付き添って気合を入れて読ませようとしていましたが、2人して疲弊してしまうのでやめました。音読なので、さすがに無言で読んでいて「読書」になってしまっている時は「聞こえないよ。ママに聞こえるように、3の声の大きさで読んでほしいなー」と声をかけています(わが家では、こども園に通っていた頃から、声の大きさを5段階の目安に分けています)。また、その日読むことになっている作品の内容によって、やる気レベルが変わってしまうことも。そんな時は私が判断して、読むページを少なくしたり、本人が読みたいところや、図書館で借りてきた本に変更したりして読んでいます。「先生からご指摘があったらやめようかな」くらい気楽にやってるので、許してくださっている先生に感謝です。書字が苦手な息子たちと、大雑把な母の宿題チェックUpload By ゆきみ私が子どもたちの宿題で一番驚いたのは、地域や学校、担任の先生によっても変わってくると思いますが、平仮名や漢字など「とめ・はね・はらい」をキレイに書くことが、重視されやすい点です。書字が苦手なわが子たちなので、私としては「結構キレイに頑張って書いたんだな」と思っていた文字が、次の日に添削されて返ってくると、直されていることも。私自身が、「宿題をやっただけですごいな」と思っているので、字のキレイさまで細かく子どもたちに言わないのですが、汚すぎて読めない文字は「これは読めないから、書き直そうか」と伝えています。そして、視覚優位で見通し不安が強い長男けんとのために、手づくりの視覚支援ツールを作成中です(半年近く作成が滞っていますが……)。「帰宅後にやること」を視覚を使って示していくためのもので、もちろん「宿題」という項目もあります。これが完成次第、活用していきたいなと思っています。執筆/ゆきみ(監修:室伏先生より)宿題にまつわるさまざまな工夫を共有くださり、ありがとうございます。お子さんが分かりやすい工夫(スケジュールを視覚的に示す、声の大きさを数字で示す)やモチベーションを維持する工夫(宿題を行うタイミングとその心の準備、音読の量や内容の調整)がたくさん散りばめられていました。お子さんが何に困っているのか、何が苦手なのか、きっとたくさん観察されて行き着いた方法なのだろうと思います。神経発達症の有無にかかわらず、お子さんの苦手なこと、負担を感じることを知ってそれに対する工夫ができると、親御さんとお子さんいずれのストレスも減らすことができて、楽しく学習を続けられますね。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年11月23日2年生に進級して様子が変わった息子。イライラすることが増えてきて…小学2年生に進級した頃から、トールは家でも学校でもイライラすることが増えました。手が汚れているということに敏感になって、洗いすぎて手がガサガサになり、血が出てしまうこともありました。外から聞こえる車やバイクの音、冷蔵庫のモーター音などにも非常に敏感になって、怖がったりうるさいとイライラしたりするようになりました。常に何か不安な気持ちを抱えていて、些細なことに怯えているような状態でした。Upload By メイまた、それまでできていた量の宿題も、全くできなくなってしまいました。本人はやらなければいけないという気持ちがあるのに、どうしても宿題に取り組めずにイライラしていました。私もそばで見ていて、どうしたらいいのか分からないと感じていました。学校では通常学級に通っていたので、たくさんのクラスメイトと一緒に授業を受けていました。でも、授業中の物音や周りの子たちの視線が気になって急に怒ったり、授業中に立ち上がって歩きまわったり、廊下に出たりすることが増えていきました。特に音楽の授業がつらかったようです。鍵盤ハーモニカの音がとてもつらくて、うるさいと泣いていました。Upload By メイ学校へ配慮をお願いすべき?でも言い出すことができず…私は担任の先生とも何度か面談をして、学校や家での息子の様子を共有するようにはしていました。しかし、宿題や学校での過ごし方など、配慮してもらったほうがいいかもしれないと思うことはあっても、私はそれを先生にお願いしてもいいのかどうか分からずにいました。先生は30人の児童を1人で見ているのに、自分の子だけに特別に時間を使うことをお願いしてもいいのかどうか。そこまで先生にお願いしてしまうのは頼りすぎなのではないか。もしお願いして先生がそれを実践してくれたとしても、うまくいくかどうか分からないのに……。そんな不確定のものに手間をかけさせてしまうのが申し訳ないと思ってしまったのです。もしかしたら先生は、そんなこと考えずに言ってくれたらいいと思ってくださっていたかもしれません。でも私は、どうしても先生にお願いすることができずにいました。Upload By メイそんな思いもあって、「もしトールが特別支援学級に在籍していたら、もっと気軽に個別な対応をお願いしやすいのかもしれない……」と、考えるようになりました。思い切って特別支援学級への転籍について担任の先生に相談してみたところ、特別支援学級を体験させてもらえることになったのでした。特別支援学級の体験で、少しずつ落ち着きを取り戻してきた息子特別支援学級の体験は2年生の秋頃から始まりました。まだ正式に在籍していたわけではなかったので、1日のうち特別支援学級の先生の都合の良い1、2時間だけ、特別支援学級で過ごしてみることになったのです。特別支援学級では、トールが1番気になっていた教室内の物音やざわめき、周りの視線などから解放され、トールにとってリラックスできる時間になったようです。1日中気を張って過ごしていた毎日が少しずつ変わっていって、気持ちも少しずつ落ち着いていきました。一日のうちのほんの数時間を特別支援学級で過ごすようになっただけで、通常学級でのトラブルもだんだん減っていきました。Upload By メイそんなトールの様子を見て、私は3年生から正式に特別支援学級に転籍したほうが良いのではないかと考えるようになっていきました。しかし、実際に転籍するにあたっては、トール本人も私も不安がたくさんあり、とても頭を悩ませることになりました。そのことについてはまた別の機会に書かせていただきます。執筆/メイ(監修:鈴木先生より)ASD(自閉スペクトラム症)の併存症の一つに強迫症があります。一般的には潔癖症と言われるような「手が汚れるとすぐ洗う」「家に帰ると靴下や服を着替える」など、よく言えばきれい好きな面が出てくることがあります。家の鍵を閉めたかどうか、ガスの元栓を閉めたかどうかなど何回も確認しないと気が済まない確認行為も見られることがあります。症状がひどい場合にはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)というお薬でこれらの調整は可能です。また、感覚過敏がある人の困りごとの中で、多くを占めているのが音(聴覚)過敏の問題です。クラス替えで以前より賑やかな環境下になると、登校渋りや耳を押さえる所作が増えてくることがあります。そういう場合は今回のように特別支援学級で過ごせるように検討するのも一つの案でしょう。通常学級にいても綿球などで軽く耳栓をしたり、イヤーマフのようなものを付けたりして音を減らす工夫をされている場合もあります。ASD(自閉スペクトラム症)のさまざまな併存症をあらかじめ知っておき、お子さんのサポートに役立てていくことが重要です。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年11月18日自閉症娘、中学でスマートフォン(スマホ)デビュー!どう使うか、親はしばらく様子見で…広汎性発達障害(ASD・自閉スペクトラム症)の娘は、中学2年生。中学に入ってから、スマートフォン(スマホ)デビューしました。スマートフォンを購入した時、使用ルールを決めたほうがいいか悩みましたが、娘がスマートフォンを、どう使うか分からなかったため、様子を見ることにしました。だんだんとスマートフォン(スマホ)を使う時間が増えていき、トラブルもスマートフォンを持ってすぐの頃の娘は、スマートフォンを持ち歩くことも、部屋に置くこともしないぐらい依存していませんでした。その様子を見て、私たちはとりあえずルールはつくらないことにしました。しかし、だんだんスマートフォンを使いこなせるようになると、スマートフォンで動画を見たり、ゲームで遊んだり、使う時間が増えていきました。それでも私たちは、宿題やお手伝いなどのやるべきことさえやれば、スマートフォンを使う時間を制限させたくないと思っていました。最初は、やるべきことをしっかりやっていたため、問題なかったのですが、そのうちに、宿題中にスマートフォンを見て、宿題がなかなか終わらず、泣き出したり……Upload By SAKURA私たちが呼んでいるのに気がつかなかったり……Upload By SAKURAお手伝いを頼むと、スマートフォンを見たいがため、嫌がるようになりました。Upload By SAKURA私たちは娘と話をすることにしました。Upload By SAKURAこの時、設けたルールは、①宿題が終わるまでスマートフォンは触らない。見ない。②スマートフォンは夜9時まで。②お手伝いを頼まれたら、すぐやる。でした。このルール決定後すぐ、中学校の試験期間に入りました。娘は中学校に入っても、勉強を頑張っていて、成績は悪くなかったので、私は娘の試験勉強のやり方に、うるさく言ったことはありませんでした。この時も、「頑張ってねー」と声をかける程度でした。試験終了後、返ってきたテストの点数を見て驚き!理由は…夜遅くまで机に向かう日もあったので、今回も頑張っているなーと思っていたのですが、試験終了後、返ってきたテストは、どの教科も今までで一番悪い点数でした。びっくりした気持ちもありましたが、「今回のテストは難しかったのかな?」と思い、夫に見せると……Upload By SAKURAなんと娘はルールをやぶり、夜の9時以降も、スマートフォンを触っていました。そして、それを見ていた夫。なぜ注意をしなかったか聞いてみると……Upload By SAKURA確かに今まで、私たちがいろんなことを注意しても、娘はすぐ言う通りにはしませんでした。いつも、実際に痛い目をみたり、自分でなぜそうしなければならないか、分かっていないとこちら側の助言を受け入れませんでした。私たちは娘を呼んで話をすることにしました。Upload By SAKURA最初は、スマートフォンを見ていたことを言わなかった娘でしたが、最終的には、ルールを破っていたことを認めました。Upload By SAKURA夫は、今回の成績を責めず、次につなげるように話しました。それから時間が経ち、やってきた次の試験。試験期間に入った時、私は娘に声をかけました。Upload By SAKURA娘はそれから、夜9時になったらリビングにスマートフォンを持ってきて、自分で箱に入れるようになりました。Upload By SAKURAスマートフォンが目に入らなくなってから、勉強がはかどるようになり、返ってきたテストの点数は前回より、上がっていました。Upload By SAKURA試験が終わってからも、娘は9時になったらリビングの箱にスマートフォンを入れに来ています。私たちは強制していませんが、自分で判断しています。スマートフォンを持ったことで、いろんなトラブルや心配も増えます。安全に使えるよう、ルールも必要ですが、そのルールを破ってしまうこともある。私が中学生の頃、スマートフォンはありませんでしたが、ルールをつい破ってしまうという経験はあるので、気持ちは分かります。あまりルールで縛りすぎると、自分で考えなくなってしまい、それも考えもの……。ある程度自由を与えつつ、失敗もさせ学んでもらい、本当に危ない時や困った時にその都度、様子を見て話し合いながら、見守りたいと思います。執筆/SAKURA(監修:井上先生より)スマートフォンを持たせたあとの使い方についての悩み相談は非常に多く、思春期の関わりにくさと合わさって時として深刻な問題になってしまうこともあります。あーさんのように自分の失敗体験から親の意見を受け入れ、どうしたらよいか自身で考えてうまくいくこともあれば、最初に与えたことが子どもにとっては既得権になりルールを作ることに対して大きな感情的な反発を招いてしまうこともあります。ルールの作り方は、体験させてから作るか最初から作るかが話題になりますが、正解がある訳ではありません。ただ、最も大切なことはルールを決める場合に子どもと親とがなぜルールが必要なのかその目的を共有し、話し合ってルールを作るということです。ここが最も難しいところです。親の立場からはついつい感情的になってしまいがちなことですが子どもの立場や視点も考えて話し合いができると良いと思います。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年11月13日義母との関係はときに緊張を伴うものですが、予期せぬ行動の裏に深い愛情や意図が隠されている場合があります。今回は、家族間の信頼と理解を深め、円滑な関係を築くアプローチ方法を探ります。金銭的な質問は慎重に金銭問題はどの家庭においても敏感な話題です。義母からの直接的な質問には、適切に節度をもって対応しましょう。過去の話題に配慮を家庭内には触れられたくない過去がある場合も。義母が話したがっていないテーマについてはその意思を尊重し、無理に掘り起こさない配慮が必要です。心を開くタイミングを待つ心を開くタイミングは人それぞれです。感情や過去の体験について話す準備ができるまで、ゆっくりと時間をかけることもときには必要です。宿題をする娘に激怒「娘が宿題をしていたときに『勉強は太陽光でやれるでしょ』と電気をつけていたことを怒ってきた義母。しかし娘の部屋は太陽光が当たりくく…。自分勝手な義母にウンザリしました。」(30代/女性)予期せぬ出来事の背後には、義母なりのより深い愛情や意図が隠されていることがあります。それを理解し、お互いに寄り添う姿勢を持つことが、家族としての結束を固めることにつながるでしょう。(愛カツ編集部)
2024年11月10日■初めてぶち当たった小1の壁宿題が…、終わらない!!息子が小学1年生になった時、まずぶち当たった小1の壁のひとつである。「帰宅=おうち時間」だった幼稚園の頃とまったく違う環境に親子で戸惑った。「宿題」VS.「宿題をやりたくない息子」VS.「さすがに小1から宿題未提出はまずいっしょ!! な母」のトリプルバトルである。「小学1年生の頃の宿題なんて量も内容もそんな大変なものじゃなくない?」と思う方、侮るなかれ。小学1年生の宿題だが算数はそこまで手こずっている様子はない、基本の「1+1」などの簡単なものからスタートなので計算カードを唱えるだけで終わる日もある。算数のプリントが出たとしても5分そこそこで終わっていた。問題は…■終わらない「ひらがなの練習」!小学1年生の宿題、最も苦戦したのは「ひらがなの練習」ですよ!!ただ書けばいいのではなく「正しく書く」ことが目的の宿題なので、「とめ」や「はらい」や字の形などがお手本にそぐわないと即お直し。そしてお直しがあると、今日の宿題プラス昨日のお直しと一昨日のお直しと…と宿題が増えていくのである。(このシステム、もちろん「息子の学校の場合」ではあるけれど)この1年生のひらがなの宿題の時ばかりは、日本に伝わる伝統「文字は美しく書く」ということが心底嫌になったよ、私は。ひらがなの練習だが、幼稚園の頃から友だちとお手紙交換を楽しんでいたタイプのお子さんはきっとそこまでこの宿題も苦ではないと思う。が!! 問題は文字や書くことに興味のない子である。息子はお手紙をもらっても5通に1通のペースでやっと返事が書けるかなというぐらいの筆無精。(しかも返事もシールをペタペタ貼るか大きく絵を描いていた)息子は文字を書くということに楽しさをまったく見いだしていないタイプだったので、小学1年生の宿題で出た「ひらがなの練習」はきっと初めて当たった壁に違いない。日本の歴史絵巻に「地獄絵図~令和親子で宿題の巻~」という題名で残してほしい、この小学1年生が宿題をする図。「宿題」VS.「宿題をやりたくない息子」VS.「さすがに小1から宿題未提出はまずいっしょ!! な母」のトリプルバトルだが、宿題をやりたくない息子の気持ちを大人に置き換えると大変わかりみになる。それは…。■置き換えれば宿題は残業!?家に持ち帰る残業はつらい。そう考えると学校で頑張ってる分、おうちでくらいノー残業で我が子に休んでほしい。でも学校での学習はインプットの場で宿題でアウトプットをしなくちゃいけないのもわかる…。小学校に入るまではおうちは帰ってきたらゆっくり好きなことをする場所だったのに、小学生になったら幼稚園3年間とは違う家での過ごし方をしなくてはいけない、という環境の変化に慣れるまで親子でとても時間がかかった。いや、本当私も時間がかかったのですよ。だってこちらも息子が帰ったらおやつを食べさせて、おしゃべりして、家事をしてって、寝るまで一直線だったのが一緒に「宿題」というニュータスクが加わってしまったので、息子が帰宅するまでにあらかた家事を終わらせておかないといけなくなったのです…。それに1日たっぷり体を動かして過ごした幼稚園時代と違って、まだまだ体を動かして遊びたいお年頃のキッズにとって1日何時間もじっと机に向かって静かに授業を受けるのは我慢との戦いなので、心身ともにとても疲れることだと思う。そう考えると小学1年生という時期が子どもにとって壁だらけなのが納得できる。そしてそれをサポートする母にとっても、もちろん壁だらけなわけで…。そんなわけで我が家の小学校1年生時代の息子と宿題はなかなか激しいバトルだった。まさに地獄絵図。ちなみに小学3年生の現在は…。■終わりを迎えた宿題バトル小学3年生になった今、ようやく宿題バトルがなくなりました。息子も学校に慣れ、体力もついてきたおかげで「学校からの帰宅宿題」までが1日の自分の仕事だと思えるようになったようである。ほんと、子どもの悩みって大体が時間というか成長によって解決してくれるんだよな…と思う。とはいえ子どもの悩みはいつだって「初めまして」なものばかりなので、悩んでいる時の当本人は時間が解決するなんて悟りは1ミリたりとも開けないし、ゆっくり見守るなんて「この日まで見守ったらOKですよ」と明確な期日がわからない以上無理なので、母ユキミは確実にまた新たな壁にぶつかっては悪戦苦闘するに違いない。
2024年11月10日小学生の子供を持つ親は、登校する我が子を送り出す前に、持ち物を確認する場合があります。教科書だけでなく、宿題や工作の材料など、何かと持ち物が多いので、つい忘れてしまうこともあるでしょう。絶対に忘れてはいけない小学校教員をしている、サンバ(@giga_teacher)さんは、小学生の子供がいる家庭に向け、X上で忘れ物についてある注意喚起をしました。サンバさんが発信した内容が、こちら。全家庭にお伝えしたい。宿題は忘れても大丈夫ですが、水筒のパッキンだけは絶対に忘れないでください。もれなく教科書が波打ちます。※写真はイメージ水筒のパッキンを忘れると、ランドセルの中が大惨事に…!近年、多くの学校では、熱中症対策のため水筒の持参が認められています。持ち帰った水筒を家で洗った後、ついパッキンをし忘れてしまうケースが少なくないのかもしれません。水筒の中身が漏れて、大事な教科書がビショビショになってしまったら、困ってしまいますよね。投稿は拡散され、8万件もの『いいね』とコメントが多数寄せられています。・ごもっとも…。学習端末が入っていた場合は最悪です。・会社員ですがやりました…。本当に絶望する。・年に1回はやってしまう痛恨のミス。・分かる!週明けに多い惨事ですよね。水筒のパッキン忘れは、多くの人が共感する『うっかり』の模様。後で教科書をドライヤーで乾かす事態にならないよう、子供と一緒に確認することが大切ですね![文・構成/grape編集部]
2024年11月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です。 前回の記事 でもお伝えした通り、わが家の一人息子のフリッツ君はこの9月から晴れて小学一年生になりました!最初は緊張した面持ちだったフリッツ君ですが……。最近ではもうすっかり慣れたようで、楽しそうに学校で何を習ったか教えてくれますし、毎日、家での宿題も頑張っています!そんなある日のこと。おやつのグミベアをあげる時に、せっかくなので算数の問題を出してみました。フリッツ君はすぐに算数の問題であることを理解し、目を輝かせてくれました。答えがわかったかと思いきや……。別の意味で賢い(笑)。改めて聞き返してみたら、ただ間違えただけだったようです。1、2、3、4、5……と口に出して言ってからだったので、思わず5の次の6が口から出てきてしまったのでしょう(笑)。そんなフリッツ君があまりにもかわいかったので……。思わずもう1つ追加して、フリッツ君の答えにこちらから寄せに行きました(笑)。どの授業もこれからどんどん難しくなっていくかもしれませんが、勉強を「楽しい」と思える子になってほしいので、これからも日常の小さなことに遊び感覚でお勉強を混ぜていこうと思います!
2024年11月01日ストレス?鉛筆がボロボロに…1年生から登校渋りがあった長男。2年生も変わらぬ様子で休みながら長男のペースで登校していました。1年生では「友だちができない。友だちって何?」と悩む様子が見られたのですが、始業式の日に自己紹介カードを記入した際、「2年生の目標」の欄に「友だちをたくさん増やしたい」と書いていました。周りの人に興味関心が薄いように見えていたけど、そんな思いがあるのだなぁと私も胸がいっぱいになり影ながら応援していました。そんなある日、長男の筆箱の中を見るとほとんどの鉛筆がボロボロになり木屑でいっぱいで大変驚きました。どうやらかじっている様子でした。それと同じ時期に宿題がなかなか進まない、手がつけられないという様子が見られるようになりました。鉛筆をかじるのもストレスかもしれないと気にしていたら長男が私に手紙を渡してきました。その手紙には「ストレスなのかしゅくだいをやるきがなくなったりえんぴつをかじってしまいます。どうしたらいいですか?」と書かれていました。教えてくれて嬉しかったし、自分でもどうしたらいいか分からなくてつらかっただろうなぁと私も胸が痛みました。どうしていくのが良いか2人で話しました。噛むのがもったいなくなるような好きな鉛筆を買おうかとか、ほかで代用できるものはないだろうかとか。宿題は私がいつも見ていたのですが、なるべく私もイライラしないよう心がけようと思いました。Upload By ねこじまいもみ悪化する宿題問題、私も限界を感じてしかし状況は日に日に悪くなるばかりで、宿題に取りかかるのがだんだん遅くなったり、いざ始めても泣いてしまったり時に癇癪を起こしてしまい進められず、そうしているうちに寝る時間が迫ってきてまたパニックになって泣いてしまうという繰り返しでした。結局鉛筆も使えるものがないくらい全部かじってボロボロでした。私も、落ち着いて進められるように声をかけたり待ってみたりするのですが毎日こんな感じで本当に大変でした。下の子のこともやらなくちゃいけなかったり、家事もしたいし、そこにかなり時間を取られることが私もとてもつらく感じて、結局イライラしてしまうことも多く私自身も自己嫌悪の日々でした。最悪やれなかった場合、先生に正直にできなかったと話してはどうか?と提案しても、「宿題を忘れていくというのは考えられない、できなかったらもう休みたい」と言いました。その気持ちからか机や壁に「学校へ行きたくない」と書いていたりしました。できなかったことを素直に伝えることも大切だと思うと話しましたが聞く耳持たずでした。長男は真面目で人の目を気にする傾向が強いため、宿題を忘れていくことでどう思われるかをすごく気にしていました。また、怒られるということにとても抵抗を持っていました。なのでなんとしても終わらせたい。しかしスムーズに進められない。やらなきゃと思うけどできなくて余計に追い詰められて激しく泣いたり怒ったり。そんな様子でした。 だんだん私自身も宿題の時間がつらくなり疲弊していたので、担任の先生にこんなこと相談していいかずっと悩んでいたのですが、限界を感じて相談してみることにしました。先生は親身に聞いてくださり、長男と話をして少し考えてみますねとおっしゃってくださいました。Upload By ねこじまいもみ先生は宿題の量を…?先生に相談した数日後、宿題のノートを見ると量を減らしてもらっていました。「ここまではやって、ここからはやらなくてよい」と先生が印をつけてくださっていたのです。私はびっくりして、もう一度先生に電話をしました。ありがたい反面、長男を甘やかす結果になってしまったのではないかという気持ちと、申し訳ない旨を伝えました。Upload By ねこじまいもみすると先生は、「量が多く感じて苦しくなっていた様子だったので、どのくらいなら余裕を持ってできそうか話し合い少し削ってみました。削った部分は次の日の休み時間などに一緒に取り組んだりして補うという形でやっていこうと話しました。少しずつ量を増やしていって、まずはやれる範囲で気持ちよく『できた!』という成功体験を積んでいけたらと思います。宿題がつらくてますます学校が嫌だなぁと感じてしまったら悲しいので」と話してくださいました。それから長男は比較的スムーズに宿題に取り組めるようになり、先生には感謝の気持ちでいっぱいでした。思い切って相談して良かったなぁと思いました。Upload By ねこじまいもみそれからはだんだんと通常の量をこなせるようになっていき、4年生の今もたまにやりたくなくて怒る時もありますが、2年生の時のようにできなくて激しく泣いたりパニックになることはなくなりました。 鉛筆かじりも2年生の一時期だけで気づいたらしなくなっていました。 みんなと同じ量をこなしたり、同じように勉強を理解したりが難しく、あとから追いかけていくこともいまだによくありますが、やる気をなくさないように手助けしていけたらと毎日試行錯誤の日々です。Upload By ねこじまいもみ執筆/ねこじまいもみ(監修:新美先生より)ストレスが大きい時期に、宿題量の調整をしたエピソードを具体的に聞かせていただきありがとうございます。嚙み砕いて木屑でいっぱいになった筆箱を見た時、息子さんからの渾身のお手紙を読んだ時は、お母さんもどれほど胸が痛んだろうかと、他人の私でさえ切ない気持ちでいっぱいでした。それを乗り越えて、落ち着いてきつつあるところまで教えていただきほっとしました。さて、学校で精いっぱい一日頑張って、家に帰ってくると、へとへとになり、宿題のような努力的な課題をやる気力がわかないということはしばしばあります。ASD(自閉スペクトラム症)の特性があると、集団生活で受けるストレスは通常よりも大きく、また、興味の偏りのため興味ないけどやらなければいけないとわかっていることをやるのに、通常よりもエネルギーを要するのです。なので、皆が当たり前にこなしている宿題が、たとえ学力的な問題がなかったとしても、単純作業のようなものであったとしても、すごくやるのが大変になってしまうこともしばしばあります。そもそも、一人ひとり学習の仕方も進度も違うのに、クラスの全員が一律の課題を課すような宿題制度は「百害あって一利なし」と常々思っていますが、そんなことを私たちがいくら言っても、実際にはほとんどの学校で、クラス全員が一律の宿題を課されるのが当たり前になっているので、子ども自身も親も、宿題はやって当たり前と思っていることでしょう。帰ってきて、宿題をやろうやろうと思っても気力がわかなくて後回しになり、終わってないのでずっと気がかりでイライラして、親子で言い合いになったり、寝る時間が遅くなったりして、お子さん自身も罪悪感を感じてしまっているのは、とてもつらいと思います。もし、記事のようにストレス症状が出ていたり、宿題をめぐって毎日親子でバトルになったりする状況があるのであれば、早めに、担任の先生と相談して、宿題の内容や量の調整をすることを全力でお勧めします。記事の中にも同様のことがありましたが、「できる分だけでいいよ」「できない日はやらなくてもいいよ」というような本人に判断をゆだねる言い方だと、なかなか自分では決められないことも多いので、「ここだけやってこよう」「1か月宿題をお休みにしよう」など具体的にはっきり先生から本人に話してもらうのが大事です。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年10月31日実は難しい……!家庭学習のフォローやサポート毎日の宿題やテスト勉強などの家庭学習は、お子さんが一人で行うことはまだ難しく、保護者のサポートが必要な場合も少なくありません。発達ナビのQ&Aコーナーでも、以下のような声が寄せられています。子供の宿題の取り組み態度について質問させていただきます。小1の息子は家に帰ってすぐ宿題をやらず、やりなさいと促しても始めるまでに1時間以上、やり始めても集中出来ずにプリントを破いたり落書きしたり。トータルでかなりの時間がかかります。みなさんのお子さんは宿題を家で出来ていますか?小学校3年生のADHDの男の子、支援学級(国語、算数のみ)在籍です。家でなかなか宿題ができず1、2年生の頃は授業の中で宿題をやってもらっていました。診断はされていませんが、LDの傾向があり書く事が苦手です。3年生になって宿題の量、授業内容も増えほぼ学校で宿題が出来ない状態で家で宿題をやらせていますが、漢字ドリルだとノートに3〜4ページで息子にとってはかなり多く、集中力も続かない為終わりにする事が出来ません。さらに小学校高学年以降の思春期は、保護者だからこそサポートしにくくなることもあります。サポートの仕方や加減に悩むご家庭も多いのではないでしょうか。今回はそのような小学校高学年以降のお子さんの学習サポートについて、鳥取大学大学院教授で発達障害を専門とする井上雅彦先生にお伺いしました。勉強しないときもあれば、過集中になることも……発達障害のある中学生にちょうどいい勉強計画とは?A:大人であっても、やる気になったときにはできるけれど、そうでないと後回しにしてしまうことはありますよね。よりその傾向が強いタイプのお子さんもいると思います。対応としては、例えば1日1つ最低限やることをお子さんと一緒に決めて、終わったらカレンダーにチェックするなどもいいかもしれません。「ちょうどいいペース」の見通しを一緒に立てていきます。カレンダーにチェックすることで、本人のがんばりが「見える化」されるので、お子さんのモチベーション維持にもつながります。ここでのポイントは、無理のない計画を立てることです。最低限やることは、最初はできるだけ苦手教科や嫌いな教科ではなく、好きな教科や得意なものを選び、毎日無理なく継続できる難易度や量にするといいでしょう。保護者としては、「もっとやってほしい!」「もっとできるのでは?」と感じることもあるかもしれませんが、勉強の負担が大きくなると取り組むこと自体を嫌がるようになることもあります。無理なく継続できるよう、お子さんと話し合って、課題の難易度や量を調整していくことも大切です。また、お子さんが普段1時間かかる課題を15分で終えられたという日もあるかもしれません。こんなとき、保護者の皆さんだったらどうしますか?「今日はもう1枚くらい追加できそう」「こんなに簡単にできるなら、次から量を増やしてみよう!」のように考えるかもしれませんね。しかしお子さんにとってはどうでしょうか。せっかく集中して早く終えたのに課題が増えてしまった、ということになれば、「頑張ったのに損した」という体験になりかねません。集中して早く終えられたときこそ、たくさん褒めて「集中できたから、いつもよりたくさん遊べるね!」などのように、お子さんにとって「頑張って良かった」という経験にできるといいですね。Upload By 発達障害のキホンやる気がでない日は勉強しなくてもいい?約束が守れなくなってしまうのではないか心配A:保護者としては「毎日ペースを乱さずに勉強してほしい」という思いがあるけれど、お子さんとしては「金曜日は勉強したくない」ということですね。お子さんとしては、金曜日の放課後はもうお休みの気分だからやる気が起きなかったり、遊びたかったりするのかもしれません。一週間の疲れがたまっている場合もあると思います。一方で保護者としては、毎日の習慣づけが大事で乱さないほうがいいという考えもあるかもしれませんね。これはどちらの考えが正しい・誤っているということではなくて、親子の間で意見が食い違っているということなのかもしれません。その場合は、どこかに「妥協ライン」を作っていくことが必要だと思います。例えば、お子さん自身は本来やりたくないけれども、金曜日も取り組むことにするならば、それに見合う特別ボーナスがあってもいいかもしれませんね。例えばいつもよりゲームの時間を20分増やす・お気に入りのアイスを食べられるなど、お子さんと決めていくといいでしょう。ほかにも、毎週金曜日ではなく、「第1・第3金曜日はノー勉強デー」のようにするのも「妥協ライン」の一例です。こういった家庭学習のルールについては、ひとつの「正解」があるわけではありません。保護者としての考えや望みはあると思いますが、それが「絶対」でもないものです。子どもの将来を想うからこその「こうしたほうがいい」という考えはあっても、それにこだわってしまうと、特に思春期はお子さんと衝突してしまうこともあるかもしれません。また、年齢が上がってくると、どのようなペースで取り組むといいか?をお子さん自身がつかんでいくことも大事だと思います。例えば、定期テストに向けて2週間前からコツコツ取り組むことは苦手だけれど、直前にスイッチを入れて集中して、それなりに点数を取っているお子さんもいます。集中できない長期間より、短期間でも集中して取り組むことで学習の成果につながることもあるでしょう。中学生くらいになると、自分でペースをつかんでいくお子さんもいますが、なかなか難しいこともあるでしょう。本人の様子を見ながら、「こんな風にやってみたらどうかな?」「ちょっとここを変えてみる?」といったように、自分に合う方法を試していくイメージで一緒に考えていくこともいいかもしれませんね。Upload By 発達障害のキホン子どもがなかなか勉強しない・やる気が出ないときには?わが子が課題の締め切りやテストの直前に、慌てて少し無理をして勉強している姿を見ると、親としては「コツコツ取り組んでおけば……」と思うのも自然な気持ちだと思います。ただ大人が「コツコツ取り組んだほうが良い」と分かるのは、これまでの経験あってのことです。お子さんは、どのようなペースで取り組むと良いかを経験から学んでいる最中でもあるのです。今回ご紹介したような工夫をしてみても、勉強になかなか取り組めないという場合には、課題の難易度や学習環境を今一度見直してみることも大切です。特に各教科について「何がどこまでできているか」「どこにつまずいているか」「どのようなサポートが必要か」は、学校や塾などを頼っていくのもいいでしょう。思春期は特に、ご家庭だけで抱えないこともポイントです。また背景に読み書きの困難さがある場合があります。専門機関などに相談し、読み書きの困難さがあることが分かった場合には、書く宿題は少なめにして、タブレットなどで答える割合を増やすというような合理的配慮を検討してもいいかもしれません。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2024年10月28日