神尾楓珠が主演、山田杏奈、今井翼らが出演する、小説家・浅原ナオトの「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」(角川文庫刊)を原作にした映画『彼女が好きなものは』。この度、温泉デートの最中に起こるシリアスなシーンのメイキング映像が解禁となった。ある日、紗枝(山田杏奈)の師匠こと奈緒(三浦透子)と、その恋人の隼人(渡辺大知)を交え、グループデートで温泉にやってきた純(神尾楓珠)と紗枝。そこには誠(今井翼)も妻子と共に訪れていた。今回解禁されたメイキング映像は、純と紗枝の温泉デートの最中、とある理由で純と誠のキスシーンを目撃してしまう。思わず手に持っていた水風船を投げつけ、紗枝が問い詰めるというシリアスなシーンの一部。神尾さんと今井さんが対峙するシーンや、戸惑う紗枝の感情の起伏を草野翔吾監督が山田さんに伝え、それに応えようとする彼女の真剣さが垣間見える。また、神尾さんと今井さんが顔を見合わせているところに水風船がぶつかり、弾けさせるという難しいシーンでは、助監督が投げた水風船が絶妙にヒットし、カットがかったと同時に周りのスタッフからは拍手が!水に濡れた神尾さんと今井さんも手ごたえを感じたのか、笑顔を見せる。その後、キャスト、スタッフ全員で映像をチェックすると、一同が「おぉぉぉ!」と声をあげ、草野監督が思わず拍手。監督からの「完璧だ、OK!」という言葉もあり、現場の熱気と和やかな雰囲気が伝わるメイキングシーンとなっている。草野監督は神尾さんについて、脚本を書いているときから“どこか影があって、まとっている空気が純とピッタリだ”と感じていたという。また山田さんについても初めて会ったときに、“この子が紗枝だ!”と直感したとふり返る。誠については、原作を読んだ時からワイルドで色気がある人がいいなと思っていた際、ふと今井さんが思い浮かんだという。ベストなキャスティングに恵まれ、監督とキャストの信頼関係のもと完成した本作で、この温泉デートをきっかけに純、紗枝、誠の関係性が変わっていく重要なシーンとなっている。『彼女が好きなものは』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:彼女が好きなものは 2021年12月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定(c)2021「彼女が好きなものは」製作委員会
2021年12月06日黒木華主演のドラマ「ゴシップ#彼女が知りたい本当の〇〇」のレギュラーキャストとして、溝端淳平、野村周平、野間口徹、石井杏奈、寛 一 郎、一ノ瀬颯の出演が明らかになった。本作は、ニュースサイトの編集部員を主人公に、そこで働く者たちの仕事・生き方・恋愛を通して、新時代の“人と人とのつながり”を描く、完全オリジナルの社会派風お仕事エンターテインメント。「蜜の味~A Taste Of Honey~」以来、11年ぶりの木曜劇場出演となる溝端さんが演じるのは、凛々子(黒木さん)とは同期入社で、主にエンタメ系の記事、インタビュー記事を担当する「カンフルNEWS」の編集部員・根津道春。ひねくれていて口が悪い一方で、口八丁手八丁で人を丸め込むのがうまい人たらし。元々は週刊誌の記者をしていたが、世の中に対し諦めに近いものを感じており、何事にも無気力。しかし、凛々子と関わるうちに、次第に記者としてのやりがいや自信を思い出していく。また野村さんが、スポーツ系の記事と、芸能人のSNSやYouTuber、TikTokerの投稿内容などネット上の動向を記事にする“コタツ記事”を中心に担当する下馬蹴人。野間口さんが、グルメや料理レシピ記事、広告案件などを担当し、根津や下馬とともに軽口をたたくいい兄貴分的存在・椛谷静司。石井さんが演じるのは、最若手の新人編集部員・一本真琴。下世話な話題ばかりを扱う「カンフルNEWS」はくだらない存在だと思っている彼女は、配属されて半年足らずで事件を起こしてしまい、閉鎖の危機に追い込まれることになってしまう。さらに、フリーのカメラマン・笹目虎太郎を寛 一 郎さん。「カンフルNEWS」を運営するクスノキ出版の書籍編集部に所属する編集者・矢部涼介を一ノ瀬さんが演じる。虎太郎は、第1話で凛々子と出会い、近づいてくる謎の多い男。涼介は真琴の同期で、真琴の愚痴の聞き役に回ることが多いキャラクターだ。<キャストコメント>◆溝端淳平(木曜劇場出演が11年ぶりと聞いて)もうそんなに経ちましたか。母校に帰ってきたという感覚です。またチャンスをいただけたことへの喜びとやりがいを感じています。コロナ禍になってから、ネットニュースに触れる機会はさらに増えた気がしています。エンターテインメントの世界に身を置く僕らも、それらとどう向き合っていくべきかと常日頃から思っていたので、そこに一石を投じることができる作品になるのでは、と考えています。応援よろしくお願いいたします。◆野村周平主演の黒木華さんとは3~4年ぶりの共演で、とても楽しみです。そして木曜劇場は初めての出演となるので、一層気合が入っています。僕演じる下馬蹴人は、一言でいうと“女好き”。チャラチャラしていて生意気ながらもどこか憎めないやつで、とても演じがいがあるキャラクターです。蹴人がどのように成長していくのか、是非楽しみにご覧ください!◆野間口徹まず台本をいただいた時に、“会話劇だ!”というのをすごく感じ、面白くなりそうだなと感じました。そして、『ゴシップ』というタイトルの中で、きちんと真実を伝えたいと考えています。世の中がゴシップに必要以上に踊らされている気がしますので、ちゃんとした形で伝わるといいなと思っています。この作品を通じて、皆さんが普段見られているWEBニュース(ゴシップ含め)の向こう側の人たちの存在を感じていただけたらうれしいです。◆石井杏奈(台本を読んで)テーマがウェブニュースという身近にあるものだからこそのリアリティーを感じました。SNS社会を生きる上で避けては通れないようなテーマも織り込まれているので、演者の一人として、そういった部分をしっかりお伝えできたらいいなと思っています。黒木さん演じる瀬古凛々子という女性の存在によって、私が演じる真琴はもちろん、『カンフルNEWS』編集部そのものが変わっていく姿を楽しんでいただけたらと思います。◆寛 一 郎皆さんが普段読まれているネット記事やSNSの情報を読んだり、書き込んだりする際、一拍おいて考えて、立ち止まれるようなきっかけになるドラマになると思っています。かつ、それをエンターテインメントとして描いているので、いろいろ考えながら楽しんで見ていただけたらうれしいです。木曜劇場どころか、連続ドラマにレギュラー出演すること自体、まだあまり経験がないので、慣れないことも多いですが、頑張るしかないと思っています!◆一ノ瀬颯現代社会に起こり、我々が日常的に耳にするような身近な出来事を扱っていて、とても共感しやすい魅力的なストーリーになっています。登場人物の関係性も多種多様で、飽きることなく、どんどんひきつけられていくこと間違いないですので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います!初のレギュラー出演になりますが、数々のすてきな作品を生み出してきたこの木曜劇場で、作品のスパイス的な存在になれればと思います!「ゴシップ#彼女が知りたい本当の〇〇」は2022年1月、毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年11月24日映画『ひらいて』(10月22日公開)の公開記念舞台挨拶が23日に都内で行われ、山田杏奈、作間龍斗、芋生悠、首藤凜監督が登場した。同作は芥川賞作家・綿矢りさの小説の実写化作。恐れを知らない女子高生・木村愛(山田)は同じクラスの男子・たとえ(作間龍斗)に片思いしていたが、彼が糖尿病の持病を抱える陰気な少女・美雪(芋生悠)と交際していることを知ったことから、絡み合った三角関係が始まる。熱い恋心が勢いあまり、意中の彼の恋人にまで向けられる、エキセントリックでありながらも切実な純愛を描く。撮影中ずっと山田の姿を見ていたという芋生は「3回目の共演なのです信頼関係があって、2人で向き合っている時間にも本当に嘘がなくて、『苦しさとかも全部ぶつけていいよ』という思いでした。それで本当に全力でぶつけてくれるから嬉しかったし、幸せでした」と明かす。また作間は「かっこいいの一言でしたね」と絶賛し、「渡り廊下から窓を開けて校舎に侵入するシーンなども見学させていただいたんですけど、なかなか危ないことしてるなあと。本当に3階の部分で、マットとか敷いてあったものの、よくやるな、やっぱプロだなって」と感心した様子。山田は「恥ずかしい」と照れるが、さらに監督も「お会いした時からまなざしがとっても印象的な方だと思ってたんですが、現場に入って迷いが出てくるうちに、強い反面、揺れたりするところが魅力的だなと思って。あとやっぱり1つ1つのことにとても集中されるので、自転車を乗るなら自転車に乗るとか、ゴミ箱を投げるなら投げるとか、反射神経が独特。立体になった愛ちゃんが動いてるとすごく感じて、嬉しかったですね」と語った。山田は「自分のことに必死になっちゃってたので、なんかこんなに言っていただけるなんて」と照れながらも感謝。また「昨日公開になって、もう、すごくエゴサしてるんですよ。めちゃめちゃ『ひらいて』とか検索してます。その感想も読んで、こんなに多くの人に届いちゃってるのかと、怖いような気持ちもありつつ、一人ひとりにどうでしたか? と聞いて回りたいような思い入れのある作品になっていて。これからもっともっとたくさんの人に届いて、いろんな人のところで、それぞれの感想が生まれるのが楽しみですし、戦った記録みたいな、生み出したものを感じていただけたら、すごく幸せなことだと思います」と観客に語りかけた。
2021年10月23日女優の山田杏奈が主演を務める映画『ひらいて』が10月22日に公開される。芥川賞作家・綿矢りさ氏の小説の実写化作で、恐れを知らない女子高生・木村愛(山田)の暴走する恋愛を描く。同じクラスの男子・たとえ(作間龍斗)に片思いしていた愛だが、たとえが糖尿病の持病を抱える少女・美雪(芋生悠)と交際していることを知ったことから、絡み合った三角関係が始まる。暴走する愛は美雪と体の関係を結んだり、たとえに迫ったりと驚きの行動に走るが、主演として演じきった山田。今回は山田にインタビューし、同作についての思いや撮影現場についてなど、話を聞いた。○■愛のように「どうすればいいんだろう?」――今回はかなり暴走する役でもありましたが、主演を務めると決まった時はどのように思われましたか?もともと、マネージャーさんが私に合いそうだと言ってくれていて、さらにそれとは別で首藤監督も私の名前を挙げてくれていたそうなんです。ご縁があって演じることになったので「私って、愛っぽいんだな」と思って原作を読んだんですけど、愛のことが本当にわからなくて、最初は「どうしよう」となりました(笑)。行動も、理屈で考えちゃうと理解できないので……。ただ、綿矢さんの作品を女性監督が映画化した他の作品もすごく好きだったし、女性の痛々しさが描かれながら、そこが魅力的だったりするので、楽しみでした。綿矢さんも初号試写の時に来てくださって、初めてお会いしたんですけど、本当に綺麗な方で。「愛、いいですね」と言ってくださったので、嬉しかったです。愛自身も自分の行動をすべて説明できるわけじゃないだろうし、衝動的な部分を大事にして演じました。――芋生さんとのベッドシーンもあり「そんな展開!?」と驚きました。私もあんなにしっかりとしたシーンは初めてだったので、愛のように「どうすればいいんだろう?」という気持ちになりました。愛と同じように私自身も戸惑いましたし、見せたいところ、見えちゃいけないところがあるので、体勢も決まっていて「こうして、こうしてこうして……」と手順を確認してアクションシーンのような感覚でした。でも本当に、芋生ちゃん、首藤監督と3人で話し合いながら丁寧に撮っていただいたので、いいシーンになったと思います。愛の「どうしよう、ここまで来ちゃうと止められない」という感じも表したかったので、色々な意味で新鮮でした。――すごく綺麗なシーンでもあったと思います。いやらしい映像を撮りたいわけではないので、よかったです。2人のぶつかる感じや、体から心をひらいていくということは首藤監督もすごく大事にされていて、それができるキャストを探していたとも言っていました。――昨今はベッドシーンも男性スタッフをあんまり入れないようにするといった配慮などがされますが、女性監督ですし安心感もあったでしょうか?監督もモニターで見ていたし、人数は最小限で撮ってくださいました。集中できましたけど、やっぱり動きが難しかったので「これ、どうするもんなのかな?」といった感じで、芋生ちゃんにもめちゃくちゃ頼りました(笑)○■作間龍斗は「たとえだな」――たとえ役の作間さんとのシーンも多かったですが、どのような印象でしたか?ビジュアルからもう、「たとえだな」と思いました。存在するだけでたとえみたいな感じがありますし、実際の作間くんがどうなのかわからないですけど、全然物怖じしていないように見えるところが、すごくたとえっぽい。撮影中はずっと大人っぽいたとえでいてくれたので、終わったあとにちょっと年相応な姿というか、ふにゃふにゃと力が抜けた感じのときがあって、面白かったです(笑)。たまにぼーっとしてるような時もあるし。私のクランクアップの日に、先にアップしていた芋生ちゃんと作間くんが来てくれたんですけど、首藤監督と「もう、たとえじゃないね」と言い合ったのを覚えています。――撮影中に何かお話されたりもしたんですか?『荒ぶる季節の乙女どもよ。』というドラマで、作間くんと同じHiHi Jetsの井上瑞稀くんと共演していて、その撮影の時には作間くんと共演することがわかっていたので、井上くんから話を聞いたりしていたんです。『荒乙』のダンスをHiHi Jetsの皆さんが踊ってくれたのを知っていたので、作間くんとはその話をしたりもしました。――今回の首藤監督は現在26歳で、キャストの皆さんと年齢が近かったと思います。ほかの作品と感覚が違ったところなどはりましたか?首藤さんとは本当にたくさんお話をしました。ずっと原作が好きで撮りたかったという作品愛を持ってる方だったので、首藤さんと話しながら愛を作り上げていきました。この作品の、いい意味で痛々しい感じは、首藤監督じゃなければ撮れなかったんじゃないかなと思います。首藤監督が、1番愛のことをわかっているんだろうな、と。それは安心でもありますし、自分で大丈夫かな? と、怖いところでもありました。でも現場で生まれるものもすごく大事にしてくださったので、ありがたかったです。○■お芝居が楽しくなり「もう10年」――全然別の話になりますが、最近『僕の心のヤバイやつ』という漫画のヒロインが山田さんと同姓同名の山田杏奈さんなのが気になっていて…知ってます! エゴサしてるとめっちゃ出てきて「この山田杏奈、私じゃない気がする」と思っていました(笑)。すごく人気の漫画なんですよね? ちょっと、負けないようにしなきゃと思ってました。まったくの同姓同名ってなかなかないですし。――山田さんご自身は「ちゃおガール」で10歳の時にデビューされていますが、現在の女優としての活躍については予想されていましたか?この間、ちょうど芸能活動10年になりました。10年前は表に立つ仕事がしたいとか、正直全然思っていなくて、習い事のような感覚でやらせてもらっていたので、お芝居が楽しくなり始めたのは高校生くらいから。1つ1つやって、「もう10年か」みたいな感覚です。とにかくいろんな役をやらせてもらえることが単純に嬉しくて。『ひらいて』の愛も新しい役だし、「次の役、面白そう」と思って演じていると、1年が終わってる……みたいな感覚です。気づいたら「もう年末じゃん!」みたいな(笑)。でも本当に同じ役も同じ座組もなくて、作品ごとの楽しみが絶対にある。毎作品、本当に楽しくお芝居をやらせてもらっています。■山田杏奈2001年1月8日生まれ。埼玉県出身。2011年に開催された「ちゃおガール☆2011オーディション」でグランプリを受賞しデビュー。『ミスミソウ』(18年)で映画初主演を果たし、その後『小さな恋のうた』(19年)で、第41回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。その他、ドラマ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』(W主演/20年)、『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』(21年)、映画『ジオラマボーイ・パノラマガール』(W主演/20年)などに出演。21年は『樹海村』(W主演)『名も無き世界のエンドロール』『哀愁しんでれら』に出演し、公開待機作に『彼女が好きなものは』(21年12月公開予定)がある。
2021年10月21日山田杏奈、作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、芋生悠らフレッシュなキャストが出演する、綿矢りさ原作の映画『ひらいて』。この度、山田さんと芋生さん演じる少女たちを写し出す場面写真がシネマカフェに到着した。場面写真では、優等生で人気者の愛(山田さん)が、美雪(芋生さん)の部屋のベッドで横になり、美雪がそれに優しく寄り添っている。クラスメイトであるたとえに思いを寄せる愛と、たとえの恋人である美雪。しかし美雪は、愛の真意を知らない。着々とその距離を詰めていく2人は、ある日美雪の家へ。次第に美雪は、その愛らしい魅力を振りまく愛に心を許していく。愛おしそうに愛を見つめる美雪の気持ちの正体、2人の歪な関係が向かう先が気になる写真となっている。『ひらいて』は10月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ひらいて 2021年10月22日より全国にて公開(C) 綿矢りさ・新潮社/「ひらいて」製作委員会
2021年10月19日綿矢りさ原作の映画『ひらいて』より、山田杏奈と芋生悠演じる高校生2人のカラオケシーンを映し出す本編映像が公開された。映像では、山田さん演じる優等生で人気者の愛が、自分が思いを寄せるたとえの恋人・美雪(芋生さん)に近づき、ついに休日にカラオケを楽しむことに。愛が歌うのは、あいみょんの「ふたりの世界」。堂々と歌い、余裕を見せる愛に対して美雪は、愛の歌声に聞き惚れながら、自らも歌うことに挑戦するが、歌い出しが遅れてしまうという、初々しい様子が対照的だ。愛と美雪、それぞれの人間性を感じられる、監督・首藤凜のこだわりの演出が詰まった場面となっている。『ひらいて』カラオケシーン『ひらいて』は10月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ひらいて 2021年10月22日より全国にて公開(C) 綿矢りさ・新潮社/「ひらいて」製作委員会
2021年10月07日強いまなざしとくるくると変わる表情で思わず視線を奪われる、山田杏奈。可愛らしさの奥に真っすぐな意志を秘めた注目の若手俳優が、洋服の多面的な表情を引き出す、レイヤードスタイルに挑戦。強い個性をさりげなく。山田杏奈が纏う表情豊かなレイヤードスタイル。カラーでつなげつつ、スタイルや素材をミックス。プリントドレスにジャージー風ニットをオン。ニット¥73,700ワンピース¥80,300(共にイザベル マラン エトワール/イザベル マラン TEL:03・5772・0412)フーディー¥23,100(シモーネ ワイルド/フィルグ ショールーム TEL:03・5357・8771)コート¥121,000(A.P.C./A.P.C. CUSTOMER SERVICE TEL:0120・500・990)リング¥253,000(トムウッド/トムウッド プロジェクト)スニーカー¥29,700(エイティーズ/エドストローム オフィス TEL:03・6427・5901)淡く優しいコーディネートの中で視線を一点集中に。シャツ×ホワイトパンツの大人スタイルに、トレンドであるマスタードイエローを合わせて個性をちらり。ベスト¥94,600ニット¥51,700(共にトリー バーチ/トリー バーチ ジャパン TEL:0120・705・710)シャツ¥51,700パンツ¥58,300(共に3.1 フィリップ リム/3.1 フィリップ リム ジャパン TEL:03・6433・5011)イヤカフ¥38,500(オール ブルース/エドストローム オフィス)ローファー 参考価格¥49,500(GANNI)ソックスはスタイリスト私物ニットオンニットのもこもこスタイル。表情豊かなニットウェアが人気の『ババコ』の新作は大胆なフリンジの衿が特徴的なニット。アルパカ混のボーダーベストを重ね、可愛らしさを一層強調。ベスト 参考価格¥31,900(GANNI)ニット¥53,900(ババコ/ショールームリンクス)スカート¥23,100(トリー スポーツ/トリー バーチ ジャパン)ベルベットショーツ¥17,050(シモーネ ワイルド/フィルグ ショールーム)イヤカフ¥29,480(ノウハウ/ノウハウ ジュエリー TEL:03・6892・0178)シアー素材のシャツに重ねることで、軽やかな装いに。コートをワンピースに、シャツドレスをアウターにと、自由にレイヤード。さりげなく衿元にストライプ柄を、足元にタイダイを入れ、遊び心は忘れない。ドレス¥67,100(トリー バーチ/トリー バーチ ジャパン)ジップコート¥96,800(CFCL)シャツドレス 参考価格¥31,900(GANNI)ソックス¥24,000(ジ エルダー ステイツマン/サザビーリーグ TEL:03・5412・1937)ローファー¥121,000(ジェイエムウエストン/ジェイエムウエストン 青山店 TEL:03・6805・1691)やまだ・あんな2001年1月8日生まれ。埼玉県出身。映画やドラマで数々主演をつとめる。今秋も主演作が2本控えており、映画『ひらいて』が10/22より、『彼女が好きなものは』が12/3より公開予定。※『anan』2021年10月13日号より。写真・藤田一浩スタイリスト・中井彩乃ヘア&メイク・菅長ふみ(Lila)(by anan編集部)
2021年10月06日女優の山口紗弥加が出演する、日産・デイズの新CM「もっと行っちゃう?」編が、27日より公開された。高原が舞台の新CMでは、山口が豊かな自然に「気持ちいい!」と心を躍らせながら、余裕をもって運転を楽しむ様子を描く。「行けるって、たのしい」をテーマに、40代を迎えた山口が友達と買い物をしたり、竹林を散歩したりと自由にお出かけを楽しむ姿から現代のアクティブな女性像を映し出している。■山口紗弥加インタビュー――CMオファーの話を聞いたときの感想は?静かに小躍りしました(笑)。運転が趣味で、何時間でも運転していられるほど車で旅をするのが大好きな人間にとって、こんなに嬉しいことはありません。40代を迎えて適度に肩の力が抜けた今、仕事、そして人生において「ここからどこへ出掛けよう……」と、密かにワクワクしていたところでのお話でした。DAYZとの出会いは、新たな旅への悦びとともに、運転者としての責任を再確認し背筋が伸びる思いです。――CM撮影の感想は?道の駅と、自然。私の日帰り旅行も大体そんな感じなので、本当に遊びにきている感覚で。撮影場所となった朝のマルシェで野菜を買おうとしたら、しっかり美術セットでした(笑)。風車が並び雲がすごい勢いで流れていく丘の上で声を上げて笑って、撮影の合間にフクロウと散歩して、マジックアワーに溶けていくような……、理想的で、なんともロマンティックな旅でした。その時の気分で、どこへでも、好きな場所へ。やっぱり車の旅がすきだなぁ、と、しみじみ思った時間でした。
2021年09月27日山口産業株式会社(所在地:山口県宇部市、代表取締役社長:伊藤 樹包)は、当社が運営するスポーツ施設「ゴールドジム山口宇部店」の店舗オープン4周年を記念し、2021年9月23日(木)~9月26日(日)の4日間限定で、無料開放することをお知らせいたします。ゴールドジム山口宇部店は、2021年9月23日で4周年となります。コロナ禍で運動不足になった方、過去ゴールドジムを利用したことがある方、トレーニング初心者の方など、日ごろの感謝を形にして、期間中どなたでも当施設を無料で体験いただけます。ゴールドジム山口宇部店 外観■「ジム無料体験会」のサービス概要9月23日~26日の4日間限定で「ゴールドジム山口宇部店無料体験会」を実施します。トレーニング機材はもちろん、豊富なスタジオレッスンやトレーナーのアドバイスまで、すべて無料で体験できます。予約不要でカウンセリングもできますので、初めてでも安心できるサービスとなっています。トレーニング機材■キッズレスリング無料体験会東京発の格闘技ジム「マスタージャパン」の山口宇部校がゴールドジム内に併設されているので、本格的なレッスンを無料で受けることができます。山口県出身のインストラクターと一緒に楽しく体験してみましょう。キッズレスリング様子■開催概要▼ゴールドジム山口宇部店9月23日(木) 7:00~23:009月24日(金) 7:00~23:009月25日(土) 7:00~23:009月26日(日) 7:00~23:00▼キッズレスリング無料体験会9月23日(木) 10:00~11:30 定員10名9月23日(木) 13:00~14:30 定員10名■新型コロナウイルス感染症対策についてゴールドジム山口宇部店、シーモール下関店では皆様に安心してご利用頂けるよう以下の取り組みを徹底し、感染拡大防止に努めてまいります。・マスク完全着用・ソーシャルディスタンスマーク設置・各所消毒液の設置・外気の取り換え・非接触体温計で検温・館内入口で問診票の記入・受付カウンター飛沫防止フィルム設置・スタジオ参加人数調整、スタジオ換気対応・有酸素マシンのパーテーション設置または台数制限・館内各所の清掃消毒の強化・使用できるロッカーの制限・ラウンジスペース椅子の間引き・スタッフのマスク着用の徹底・スタッフ体調管理の徹底・スタッフ手洗い消毒の徹底とグローブの着用■ゴールドジム山口宇部店・店舗概要ゴールドジムは初心者からアスリートまで、全ての人々が結果を出せるようあらゆることについて考え抜かれたフィットネスクラブです。結果を出すためには、定期的にトレーニングを続けることが何より大切。そのためには、通いやすい場所と時間設定、シンプルで使いやすいロッカーやサウナ&シャワー。さらに、体型や性別、そして経験等を考慮した様々な種類のトレーニングマシンを設置、様々な疑問に答えてくれる経験豊かなトレーナー陣が在籍しております。営業時間: 7:00~23:00休館日 : 第3月曜日(祝日を除く)所在地 : 〒755-0241 山口県宇部市東岐波1569-1アクセス: JR岐波駅から徒歩13分阿知須ICから車で5分宇部ときわ公園から車で15分新山口駅から車で20分URL : SNS : Instagram Twitter ■会社概要会社名 : 山口産業株式会社代表者 : 伊藤 樹包所在地 : 本社〒755-0033 山口県宇部市琴芝町1丁目1-25ゴールドジム山口宇部店〒755-0241 山口県宇部市東岐波1569-1資本金 : 6,000万円事業内容 : フィットネス事業、卸売業、小売業等設立 : 1958年3月URL : 【本サービスに関するお客様からのお問い合わせ先】ゴールドジム山口宇部店TEL:0836-59-1146 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月15日芯の強さを感じさせるまっすぐな眼差しに、思わず吸い込まれそうになる。その強烈な引力と確かな演技力を武器に、どんな難役にも挑戦し続けている俳優・山田杏奈さん。この秋も、また一つ自身の「転機になった」と語る『ひらいて』『彼女が好きなものは』の2本の出演映画が公開になる。――『ひらいて』で演じた木村愛は、思春期ならではの暴力的な欲求や感情がコントロールできずに周りの人を傷つけ、自分自身をも振り回してしまうような危うい女の子。難しい役だったと思いますが、演じてみていかがでしたか?最初に台本を読んだ時は、「やばい、愛がわからない」というのが率直な気持ちでした。演じている時も、とにかく愛のことが嫌いで仕方なくて。周りのことを顧みない感じとか、自分がすべてだって思っているところとか。そうすることによって自分自身も傷つけているような子だったので、やっている時はすごくしんどかったです。ずっと地方のホテルに缶詰めだったんですけど、撮休の時も部屋にこもっていたら頭がおかしくなりそう!と思って、レンタサイクルを利用して一人で外に出てみたり。撮影期間中はマネージャーさんにも、「怖い、いつもと違う」って言われてました(笑)。――今まで演じてきた役の中でも、理解するのが難しかったですか?そうですね。でもたぶん、私の中にも愛の要素があるってことを認めたくなかったんだと思います。人は綺麗ごとだけでは済まされないし、みんなどこかに醜い部分を隠し持っていたりする。それを愛は前面に出してしまっているけど、私だったら出さないっていうだけなのかなって。でも周りの目を気にしがちな学生時代に、そうやって自分を強く出せる人なんてなかなかいないし、物語の中でどんどん変わっていく愛を愛しく思うようにもなりました。最初は、嫌な人だし、誰にも共感されないだろうなとも思ったんですけど、試写で「“愛、わかる”って言ってた女性が多かったよ」とマネージャーさんに聞いて、よかったなって。――苦しい役だったんですね。今までも辛い役はいっぱいありましたけど、ここまで役の強さに食らったというか、エネルギーを持っていかれたのは初めての経験で。ここまでわからないってなったこともなかったですし。その分、やりきったという思いも、いろんなものを得られた実感もあるので、まだ皆さんに観てもらう前ですけど、自分としては女優として一つの転機になったと思います。――ちなみに劇中にはカラオケでの歌唱シーンも登場しますが、本当に歌もお上手ですよね。歌、好きなんです。一人でカラオケに行くこともありますし。ストレス発散になるんですよね。――十八番、教えてください!最近は椎名林檎さんの「歌舞伎町の女王」。自分よりちょっと上の世代の曲を歌うことが多いです。――一方、『彼女が好きなものは』では、とても素直でまっすぐな女子高生・三浦紗枝を爽やかに演じていらっしゃいます。こちらの作品はいかがでしたか?紗枝は愛と違って、好きなものに対して自分の気持ちをストレートにぶつけることができる子。とにかく純(神尾楓珠)とBLを好きでいて、紗枝としていっぱい悩むことを大事に演じました。――愛と違って共感もできた?共感というか、私が普段こうありたいなって心がけていることが、自分と違う考え方の人を自分の尺度や価値観で判断しないってことなんです。紗枝はその点、まったく偏見を持たず、それを理解しようって100%思える子なので、すごく尊敬できました。――10歳の時に景品が欲しくて応募した雑誌のオーディションでグランプリを獲得し、芸能界入りされたんですよね。お芝居はデビュー当初から楽しめていましたか?最初は全然楽しくなかったです。事務所のレッスンに通っていたんですけど、高校に入るタイミングでもう辞めようと思っていたくらいで。でもそのあたりから、オーディションに受かることが増えてきて、現場でお芝居をするうちに“あ、楽しいかも”って思うようになったんです。初めてオーディションに受かったのが「城とドラゴン」というゲームアプリのCMなんですけど、目力を褒めていただいたのもその現場が初めてで。そうやって第三者の方から自分じゃわからない自分の強みを見出してもらえたり、「あなたってここがいいよね」って言ってもらえることが増えたことも、お芝居を面白いと思えるきっかけになったような気がします。――2年ほど前の本誌のインタビューでは、「天職だと思うくらい楽しい」とおっしゃっていました。すごい、天職だなんて言ってたんだ、私(笑)。もちろん、私は楽しくなかったらできないし、変わらず楽しいっていう気持ちは持ち続けてます。ただ、今は“お仕事”っていう感覚も強くなってきているので、あの頃よりはこの役をやっていてわかんない、苦しい、しんどい、みたいな思いも出てきました。でもやっぱり辞めたいと思うことはないですね。――お芝居を仕事として捉えるようになったきっかけは?学生じゃなくなって、一人暮らしを始めたことが大きいと思います。学生の頃はお芝居をしていても、本分は学業ってなりますけど、今は逃げ道が一本絶たれたというか。このお仕事って、忙しくて仕方ない時もあれば作品がない期間もあるので、そういう時にずっと一人で家にいて、“どうしよう”って考える瞬間も必然的に増えましたし。やっぱりそういう意味では、自分が生きていく術として捉えるようにはなりました。やまだ・あんな2001年1月8日生まれ、埼玉県出身。’11年に開催された「ちゃおガール2011オーディション」でグランプリを受賞し、芸能界入り。’18年に公開された『ミスミソウ』で映画初主演、同年『幸色のワンルーム』でドラマ初主演を飾る。’19年の映画『小さな恋のうた』では第41回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞した。映画『ひらいて』は、綿矢りさ原作の小説を実写映画化。高校生の禁断の三角関係を描く。出演/山田杏奈、作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、芋生悠ほか。10月22日全国公開。そして映画『彼女が好きなものは』はゲイの純とBL好きの紗枝の姿を通し、人と人がわかり合うことの困難と、その先にある希望を描いた物語。出演/神尾楓珠、山田杏奈ほか。今秋公開。ノーカラーベスト¥28,600(エスロー/エンケル TEL:03・6812・9897)ワンピース¥49,500(08サーカス/08ブック TEL:03・5329・0801)ブーツ¥73,700(アー・ペー・セー/アー・ペー・セー カスタマーサービス TEL:0120・500・990)ネックレス¥16,500(シシ ジョイア/フィルグ ショールーム TEL:03・5357・8771)ソックスはスタイリスト私物※『anan』2021年9月15日号より。写真・藤田一浩スタイリスト・中井彩乃ヘア&メイク・菅長ふみ(Lila)インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2021年09月10日山田杏奈、作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、芋生悠が共演、綿矢りさの原作を新進女性監督・首藤凜により映画化する『ひらいて』。この度、“たとえ”役を演じる作間さんの新場面写真が解禁となった。解禁された写真からは、授業中、先生に指名され教科書の内容を音読するたとえの様子が捉えられている。成績優秀で東京の大学を目指しているたとえだが、にぎやかな教室の中でもなるべく存在感を消し、いつも静かにひっそりと過ごしている。目立たないが、どこか謎めいた雰囲気を醸し出すたとえに、山田さん演じる主人公・愛は日が経つごとに恋心を募らせ、「私だけが見つけた」たとえの魅力にハマっていく。しかしある日、彼に“秘密の恋人”がいることを知るのだ。そんな、どこか謎めいた雰囲気を醸し出すたとえに作間さんを抜擢した理由について、CMで見た彼の穏やかで静かな佇まいに、ほかでは見ない異質な雰囲気を感じたからだと首藤監督は語る。しかしながら、「初めて会った時、すごく綺麗な男の子が来て困惑しました」と監督。「でもどこか“心ここにあらず”みたいな感じが良く、私の中で出会ったことがないくらい魂が綺麗な人だなとも思いました。最初は“綺麗な子が来ちゃった”と心配しましたが、現場に来たらもう完全にたとえそのものでした」と、作間さんとの初対面についてふり返った。アイドルとして活躍する作間さんが本作で見せる、朴訥でミステリアスな部分は期待が高まる。『ひらいて』は10月22日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ひらいて 2021年10月22日より全国にて公開(C) 綿矢りさ・新潮社/「ひらいて」製作委員会
2021年09月07日俳優の小林薫、女優の山田杏奈が、日本マクドナルドの新CM「月見バーガー・濃厚とろ〜り月見『父編』」(7日〜)、「月見マックシェイク・月見パイ『娘編』」(7日〜) 、「月見マックシェイク・月見パイ・月見マックフルーリー『娘篇』」(14日〜)に出演する。新CMは、絢香が歌う楽曲「三日月」にのせて、遠く離れて暮らす父親と娘が思い合い、月を通じてつながることに喜びを感じる姿が描かれ、父親役を小林、娘役を山田が演じる。「父編」では父親が「無理をするなよ」と娘を心配し、「娘編」では娘が「私がいないとさみしいでしょ」と少しからかうように父親を気遣っている。また、本日1日より、マクドナルド公式YouTubeチャンネルにて、小林と山田が出演するSpecial 月見 Movie「父と娘編」も公開中。
2021年09月01日山田杏奈、作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、芋生悠で、芥川賞作家・綿矢りさが高校生の思いつめた恋心、暴走する想いを描き、人間の根源的な愛を問う小説を映画化した『ひらいて』。主人公・木村愛を演じた山田さんについて、メガホンをとった新進気鋭の女性監督・首藤凜が語った。この度、山田さんの新場面写真も解禁。夜の学校に忍び込んだ“愛”が、机の中からたとえ(作間さん)が大事そうに読んでいた手紙を探している様子が捉えられている。さらに、“愛”が手紙を勝手に持ち出し、読んでいる場面も。果たして、その手紙にはたとえのどんな秘密が隠されていたのか――。そんな主人公・木村愛を演じた山田さんについて、“愛”の狂暴な恋心や行動、言葉を理解できないまま撮影に臨んでいる様子だったと首藤監督は語る。さらに、「監督が作りたいものをきっちり演じるということをこれまでやってこられたんだと思います。だからこそ“なんでこの子はここでこういうセリフを言うのか”というのを腑に落としたいタイプだと思うけど、愛がそうは動いてくれないので、分からないまま演じることとなった。私もあえて“分からないまま演じてほしい”と伝えましたが、それは彼女にとって苦しいことだったと思います」と、山田さんとの撮影についてふり返る。だが、そんな山田さんは理解できない苦しさを感じながら、“愛”というどこか歪んでいながらも、魅力的かつ不可解な主人公を見事に演じきった。役者にも“理解できない”と言わしめるその狂気と儚さを秘めた“愛”の、恋の暴走は注目を集めそうだ。『ひらいて』は10月22日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ひらいて 2021年10月22日より全国にて公開(C) 綿矢りさ・新潮社/「ひらいて」製作委員会
2021年08月30日神尾楓珠、山田杏奈、今井翼、前田旺志郎、三浦獠太らが出演する映画『彼女が好きなものは』から、それぞれが恋人や友人たちと過ごす新場面写真が解禁された。>>『彼女が好きなものは』あらすじ&キャストはこちらから人と人が分かり合うことの困難と、その先にある希望を描いた物語となる本作。ゲイであることを隠している純(神尾楓珠)とBL好きを隠している紗枝(山田杏奈)。分かり合うはずのなかった2人の書店での出会い、そして告白。さらに、純の恋人・誠(今井翼)や、純のクラスメイトの亮平(前田旺志郎)と小野(三浦獠太)。世間の価値観と自分らしさとの狭間で葛藤する純の姿も。彼が恋人や友人たちと過ごす日々がとらえられている。『彼女が好きなものは』は秋、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:彼女が好きなものは 2021年秋、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定(c)2021「彼女が好きなものは」製作委員会
2021年08月18日女優の山田杏奈が主演を務める映画『ひらいて』(10月22日公開)の予告&ポスタービジュアル&主題歌が28日、公開された。同作は芥川賞作家・綿矢りさの小説の実写化作。恐れを知らない女子高生・木村愛(山田)は同じクラスの男子・たとえ(作間龍斗)に片思いしていたが、彼が糖尿病の持病を抱える陰気な少女・美雪(芋生悠)と交際していることを知ったことから、絡み合った三角関係が始まる。熱い恋心が勢いあまり、意中の彼の恋人にまで向けられる、エキセントリックでありながらも切実な純愛を描く。開された予告映像は、自分の中で膨らんでいく恋心を悟られないよう、さりげなくたとえに接近し、自然と距離を詰めようとする愛の様子から始まる。自分以外の誰もが気づいていないだろう彼のさりげない魅力に惹かれている愛の視線は日々たとえに向けられていた。そんなある日、彼には秘密の恋人“美雪”がいることを知る。ずっと想いを寄せていたたとえに予想外の恋人がいたことを知った愛は、その関心を彼女にも向け、校内での交流に留まらず休日も美雪を遊びに誘う。愛の真意を知る由もない美雪はどんどん愛のペースに引っ張られるが、ゆっくり時間をかけて愛情をあたためてきたたとえと美雪の絆は強く、愛が入り込む余地はなかった。振り向いてくれないたとえ、的外れな主張をしてくる美雪に苛立ち、愛の欲望は想像し得ない方向に暴走していく。映像には、たとえの父を力強く殴る愛や、夜の教室で静かに愛に近づくたとえの姿が映し出される。予告解禁に伴い、本作の主題歌を大森靖子が担当していることも明らかに。予告映像には、大森が本作のために書き下ろした楽曲「ひらいて」が使用されている。大森は「恋がしたいという最悪な感情が、暴発する自分の中の何かを誰かにぶつけてみたいという感情が、世に蔓延る恋愛感情と呼んでいいものなのだろうか? 相手も、性別も、自分と他者の境界すら必要なかったり、逆に自分以外の全てが気持ち悪かったり、その全てをひらいて足掻く瞬間は、どんなに無様で、一般的に"失恋"や"修羅場"などと呼ばれる事象であったとして、美しいものだから。恋がしたい、恋がしたい、恋がしたい、最悪。アンバランスにバランスをとってその季節を生き抜いてきたことを映画を見て思い出し、楽曲にしました。編曲はsugarbeans。映画のためだけに、せーので録音しました」と楽曲の制作について語っている。また、ポスタービジュアルは、 愛、たとえ、美雪がありえないカタチで交錯していく恋の物語を予感させるものとなっている。
2021年07月28日野外音楽フェスティバル「ワイルドバンチフェス 2021(WILD BUNCH FEST. 2021)」通称“ワイルドバンチ”が、山口県・山口きらら博記念公園にて、2021年9月18日(土)・9月19日(日)・9月20日(月・祝)の3日間で開催予定だったが中止が決定。開催中止に伴い、チケット購入者全員に対して払い戻しを実施する。※以下、開催予定だった内容。「ワイルドバンチフェス」とは「ワイルドバンチフェス」は、山口きらら博記念公園で開催される中国地方最大規模の野外音楽フェスティバル。2020年は開催を余儀なくされたが、2021年は例年とは異なる運営方法で、フェスを心待ちにしている来場者に音楽を届ける。出演者には、人気アーティストら48組が集結した。注目アーティスト:King Gnuやあいみょん9月18日(土)の出演者は、ドラマ主題歌「愛を知るまでは」やCM曲「青春と青春と青春」が話題のあいみょんや、9月に最新アルバムをリリース予定のCreepy Nuts(クリーピーナッツ)、11月より全国ライブツアーを開催予定の女王蜂など、話題のアーティストたち。9月19日(日)にも、菅田将暉とのコラボレーション楽曲「うたかた歌」の続報が待たれるRADWIMPS(ラッドウィンプス)、最新アルバム『ACTION!』を8月にCD発売するKEYTALK(キートーク)など、人気アーティストらが名を連ねる。最終日9月20日(月・祝)の出演者は、millennium parade(ミレニアム・パレード)としての活動も精力的に行う常田大希率いるKing Gnu(キングヌー)や、「benefits」「花占い」など新曲のリリースが絶えないVaundy(バウンディ)など。映画『東京リベンジャーズ』の主題歌「名前を呼ぶよ」で注目を集めるSUPER BEAVER(スーパービーバー)や、8月に新シングル「LITMUS」をCD発売する緑黄色社会といったアーティストにも注目したい。出演者■2021年9月18日(土)出演アーティストあいみょん / [Alexandros] / 打首獄門同好会 / きゃりーぱみゅぱみゅ / Creepy Nuts /Crossfaith / coldrain / 女王蜂 / 10-FEET / Nothing’s Carved In Stone / Novelbright / ハルカミライ / BiSH / MAN WITH A MISSION / ヤバイTシャツ屋さん / RHYMESTER■2021年9月19日(日)出演アーティストKEYTALK / キュウソネコカミ / クリープハイプ / Saucy Dog / the shes gone / SHANK / sumika / THE BACK HORN / Hump Back / BIGMAMA / 04 Limited Sazabys / フレデリック / HEY-SMITH / My Hair is Bad / RADWIMPS / WANIMA■2021年9月20日(月・祝)出演アーティストTHE ORAL CIGARETTES / King Gnu / ザ・クロマニヨンズ / サンボマスター / SiM / SUPER BEAVER / NUMBER GIRL / The Birthday / Vaundy / ヒトリエ / フジファブリック / MY FIRST STORY / マカロニえんぴつ / マキシマム ザ ホルモン / 緑黄色社会 / ROTTENGRAFFTY開催概要<開催中止>野外音楽フェスティバル「ワイルドバンチフェス 2021(WILD BUNCH FEST. 2021)」日程:2021年9月18日(土)・9月19日(日)・9月20日(月・祝) ※雨天決行時間:9:30開場/11:00開演/20:00終演予定※開場/開演/終演時間は変更になる場合がある。場所:山口きらら博記念公園住所:山口県山口市阿知須509番50チケット情報オフィシャル最速先行販売(先着)期間:7月13日(火)19:00~7月31日(土)23:59販売場所:公式サイト(・9月18日(土)1日券 11,000円・9月19日(日)1日券 11,000円・9月20日(月・祝)1日券 11,000円・前2日通し券(土・日) 19,800円・後2日通し券(日・月) 19,800円・3日通し券 25,300円■チケット払い戻し対応について開催中止に伴い、チケット購入者全員に対して払い戻しを実施。詳細は調整が整い次第、オフィシャルサイトで告知。【問い合わせ先】YUMEBANCHI(広島)TEL:082-249-3571(平日12:00~18:00)
2021年07月16日グラビアアイドルの花巻杏奈が、24日発売の『週刊ヤングジャンプ』30号(集英社)に登場している。昨年、大手芸能プロダクションらで合同開催された「グラビアネクスト 2020」にて審査員特別賞を獲得した花巻。今回は同誌のセンターグラビアを務め、幼い顔に豊かなバストというグラビア適正を武器に、美ボディを惜しげなく披露している。○■花巻杏奈コメント今回、ウグイスの声がたくさん聞こえる自然に囲まれた素敵なロケ地で撮影させて頂きました。マイナスイオンに包まれながら自然とリラックスできる空気感で、とても穏やかに自然体で撮影に挑むことができました! 衣装は落ち着いたネイビーの水着や夏らしい爽やかなボーダーの水着、ちょっとドキっとする大人っぽい水着など、今までにない、いろんな表情が詰まった撮影になりました! 今回、念願の『週刊ヤングジャンプ』初登場という事でとても緊張しましたが、その緊張も吹き飛ぶくらい楽しい撮影でした! いろんなシーンの自然体の花巻杏奈をみて頂けると嬉しいです!
2021年06月24日公明党の山口那津男代表(68)の東京オリンピック・パラリンピックを巡る発言が物議を醸している。各メディアによると、17日の党中央幹事会に出席した山口代表は、開催中止を求めている一部の野党に対して、こう強く批判した。「オリンピック中止をさけんでいた政党もありますが、極めて非現実的な主張であり、また国民の不安をあおりかねない主張であると思います」いっぽうで、「国民に説得力のある情報提供を強く迫って参りたい」と政府に対して強気な姿勢を見せてもいたという。自民党との連立与党・公明党のトップである山口代表。オフィシャルサイトで掲げているモットーには次のような言葉が並んでいる。「生活者の声日本の政治の真ん中に」「まごころを貫き通すということは、時代が変わろうと、人間としてなすべきことだと思うからです」「公明党の理念である生命・生活・生存を最大限に尊重する人間主義を追求するところに、平和はあります」20日に7都道府県で緊急事態宣言が解除されるものの、第5波も懸念されている日本。そんな状況で、開催中止を求める声を一蹴した山口代表には批判の声が相次いだ。《これまで幾度となく安心安全を確保できず感染拡大を招いた政府が、多くの規制緩和と人手を想定できる五輪を安心安全にできる方が非現実的》《国民が納得いく説明が必要なんて完全傍観者、他人事を言う為に会見したんでしょうか?》《何故「非現実的な主張」なのか説明していただきたいです》山口氏のオフィシャルサイトには「東京の未来を開く」というスローガンも掲げられているが、果たして“開催強行”の先に待つ未来とはーー。
2021年06月18日「おっさんずラブ」の徳尾浩司が手掛ける新ドラマ「イタイケに恋して」に、現在放送中の「シェフは名探偵」に出演する石井杏奈が参加することが分かった。本作は、渡辺大知、菊池風磨、アイクぬわら(超新塾)が不器用な男子に扮し、シェアハウスを舞台に、恋のキューピッドとして大奮闘する物語が展開される。現在放送中のドラマ「シェフは名探偵」では、ソムリエ・金子ゆきとして出演、オリジナルストーリー「ソムリエは迷探偵」では主人公を務めている石井さん。今回演じるのは、恋愛心理学を研究する大学院生と、自身の恋愛失敗談を自虐的に語って人気を博す恋愛インフルエンサー“ブル美”という、2つの顔を持ち合わせる弘田佐知。不器用な男子たちをシェアハウスに住まわせながら、自身の恋愛の研究に協力をさせているという役どころで、3人に対しては年下ながら、時に厳しく姉御のような存在として接していく。「コミカルでポップな世界に個性的な登場人物たちが織りなす物語が、とても可愛く微笑ましくなりました」と作品の印象を語った石井さんは、「今までにない奇抜な格好の役なので、少しでもこの世界に色を添えることが出来るよう努めたいと思います!」と意気込んでいる。プラチナイト モクドラF「イタイケに恋して」は7月1日より毎週木曜日23時59分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2021年06月11日いま注目が集まっているグリーン。ペールトーンから渋めの色みのものまで、今年は幅広く登場中。オレンジやピンクなど…ビビッドな色合わせで、女優・石井杏奈がフレッシュに着こなします。グリーン×グリーンで魅せる上級者コーディネート。色みの異なるグリーン同士を合わせた装いは、他を白で統一することでぐっと取り入れやすく。ニットベストはサイドがリブ編みで、着心地も抜群。ベスト¥26,400パンツ¥28,600(共にアンスリード/アンスリード青山店 TEL:03・3409・5503)トップス¥39,600(トーガ プルラ/トーガ 原宿店 TEL:03・6419・8136)イヤリング※2つセットで¥7,700(トーガビリリース/トーガ 原宿店)ブーツ¥37,400(ファビオ ルスコーニ/メゾンスペシャル 青山店 TEL:03・6451・1660)スカートスタイルを、グリーンジャケットでモードに昇華。ボリュームたっぷりのティアードスカートに、マニッシュなトップスを合わせればモードな雰囲気に。ユニークな形状のハットで、遊び心もプラス。ジャケットは、ロングコートとしても着られる2way仕様。コート¥181,500スカート¥121,000(共にプラン シー/パラグラフ TEL:03・5734・1247)中に着たシャツ 参考商品(ストロングザ/エムエイティティINFO@THE-MATT.COM)ハット¥20,900(タア/タア トウキョウinfo@tahtokyo.com)グリーン×ピンクの2色使いで、個性派アイテムをまとめる。軽やかなナイロン素材のワンピースに、発色の良いビーズバッグやターバンをオン。ビビッドなアイテム同士も、色を絞ることでまとまりのあるスタイルに。ワンピース¥61,600(チカ キサダ TEL:03・6450・5870)ターバンキャップ¥2,750(オトエ TEL:03・3405・0355)イヤリング¥5,830(ジュリー シオン/レイ ビームス 新宿 TEL:03・5368・2191)ビーズバッグ 参考価格¥42,927(スーザン アレクサンドラ/リディア TEL:03・3797・3200)タイツ¥1,100(ぽこ・あ・ぽこ TEL:03・3477・5006)シューズ¥41,800(メゾンエウレカ/オン・トーキョーショールーム TEL:03・6427・1640)女性らしさを感じられる、ハンサムな着こなし。淡いグリーンのセットアップは、存在感のあるアクセサリーでエッジを利かせて。インナーで素肌を見せて、抜け感も演出。ジャケット¥84,700パンツ¥44,000(共にアクネ ストュディオズ/アクネ ストゥディオズ アオヤマ TEL:03・6418・9923)カーディガン¥39,600(トーガ プルラ/トーガ 原宿店)イヤリング¥19,800チョーカーにしたカチューシャ¥12,100(共にフミエタナカ/ドール TEL:03・4361・8240)リング(右手)※3本セットで¥81,000(シャルロット シェネ/エドストローム オフィス TEL:03・6427・5901)リング(左手)¥57,200(オー・ソンタイ/エムエイティティ)ベルトはスタイリスト私物いしい・あんな1998年7月11日生まれ。東京都出身。女優として、映画や舞台、CMなどマルチに活躍。現在、ドラマ『シェフは名探偵』(テレビ東京系・毎週月曜23時06分~)に出演中。※『anan』2021年6月9日号より。写真・大野隼男(えるMANAGEMENT)スタイリスト・二宮ちえフードスタイリスト・KAORU(HANABI)ヘア&メイク・村上 綾(by anan編集部)
2021年06月02日芥川賞作家・綿矢りさの原作小説を、山田杏奈・作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズ Jr.)・芋生悠らをキャストに迎え映画化する『ひらいて』から、特報映像とティザービジュアルが解禁となった。今回解禁された特報映像では、主人公・木村愛(山田杏奈)が1年生の時からずっと好きだった片思いの相手・西村たとえ(作間龍斗)に近づいて行く様子が捉えられている。授業中、彼の背中に熱い視線を送ったり、ノートや教科書の中にある“たとえ”の文字を指でなぞってしまうほどたとえへの気持ちが加速していく愛。しかしそんな愛はある日、彼に秘密の恋人・新藤美雪(芋生悠)がいることを知る。自分だけが彼の魅力を知っていると思っていた愛の恋心は暴走し始め、彼の恋人である美雪にまで近づき2人の関係を壊そうと企む。次第に2人との距離を縮めていく愛だったが、その関係は衝撃の展開へ。最後には、愛をそっと抱き寄せるたとえの姿も。「私のものになってくれないなら、嫌いでいい」と訴える愛の片思いの行方に目が離せない映像となっている。また、併せて解禁されたティザービジュアルでは、愛、たとえ、美雪それぞれが誰かを見つめるような哀愁漂う表情を浮かべている。そして「“たとえ”が好き―。」「でも、彼には『秘密の恋人』がいた―。」「壊したい。だから、彼の恋人に近づいた―。」と愛の中で変わりゆく心情を表すコピーが添えられ、複雑に絡み合う三角関係を予感させるビジュアルに仕上がっている。『ひらいて』は10月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ひらいて 2021年10月、全国にて公開予定
2021年05月24日W主演の中川大志、石井杏奈、共演の矢田亜希子、堤真一、SABU監督が映画『砕け散るところを見せてあげる』の公開記念舞台挨拶に登壇。劇中での“親子”役が2年半ぶりに集結した。濱田清澄役を演じた中川さんは、撮影から約2年半、情報解禁から約1年半を経てようやく公開にたどり着いたことに「長い間待っていてくださり、ありがとうございます。こうして映画を届けられたこと、みなさんとお会いできたことに感謝しています」と挨拶。共に主演を務め、学年一の嫌われ者・蔵本玻璃を演じた石井さんは、「ようやく公開できたことの幸せと、前回(3月1日実施)の完成報告舞台挨拶はお客様がいなかったので、こうしてたくさんの方の顔を見ることができて嬉しく思います」と喜びを語る。新型コロナウイルス蔓延の影響で公開を約1年延期し、“熟成”期間を経てきたことについても、石井さんは「こうして目の前にお客様がいらっしゃることで、本当に公開したんだ、という実感が沸きます」と、直接観客と顔を合わせることに笑顔を見せた。中川大志「あの瞬間にしかできなかった表情や感情表現が沢山あった」清澄の母を演じた矢田さんは、久々の“息子”との再会について、「撮影期間のときのことを考えると、面影があるにはあるけれど、立派な男性になられて…なんかあったの!?という感じです。母としてもすごくびっくりです!」と撮影当時20歳になりたてだった中川さんと、現在の姿を比べて感慨深い様子。“息子”である中川さん自身も、「20歳になったばかりの頃の撮影だったので、本当に、ニキビが出来ている感じとかも、『若いな』と思います。そういう事も含めて、あの瞬間にしかできなかった表情や感情表現が沢山あったんだろうなと思いますし、それをSABU監督に残していただけて嬉しいです」と自らの変化について触れる。玻璃の父を演じた堤さんもまた、“娘”との久々の再会となったことを聞かれると、「衣装で全然違いますよね!撮影時は暗い表情・暗い衣装・顔も傷だらけ…だったので、今とは全く違います。どんどんお綺麗になられて、かわいいです。(笑)」とほほ笑む。石井さんは、隣に立つ“父”を前に「撮影現場と今とでは、全く別人の堤さん。撮影時は本当に怖かったですし、ほとんど会話もないような状況でした」と当時をふり返っると、中川さんも「今でも作品の中の堤さんを思い出すと、ちょっと体が震えます。(笑)」と語った。長回しは「二人だけの会話がずっと続いていくのが映画としてとても素敵」それぞれ対極にあるような親子像を演じた中川さん、石井さん、矢田さん、堤さんに対し、どのように役作りのアプローチをしたのか質問が及ぶと、中川さん&石井さんは互いに「事前にこうしよう」ということは決めず、現場でお互いの演技、表情を見て関係を構築していったと明かす。「玻璃がトイレに閉じ込められるシーンも、このセリフは聞こえていて、このセリフは聞こえない…の塩梅が難しかったよね」と顔を見合わせた。原作・竹宮ゆゆこの特徴的なセリフ回しと、その原作の魅力を最大限に引き出したいSABU監督の演出に、少し苦労した一面が垣間見えた。ワンシーンの長回しについても聞かれると、中川さんは「セリフは一度すべて覚えて、忘れる、の繰り返しでした。商店街を歩きながらの撮影では、一般の方が映り込んでしまったり、いろいろなハプニングがあって、何が起きても反応できるように工夫したりして。清澄と玻璃、二人だけの会話がずっと続いていくのが映画としてとても素敵だし、かっこいいなと思っています」と作品に対する熱い気持ちを語った。演出する際にこだわったポイントを聞かれたSABU監督は、「できる二人、できるキャストだったので、本読みの段階で『任せる』と思って、現場を良い空気にしたいなと思っただけでした」と注目の若手からベテランの豪華キャストがそろった本作での撮影をふり返った。石井杏奈「玻璃の心の葛藤をリアルに感じて、泣きそうに」また、今作はレビューサイトなどでも、「中川さんの清澄はハマリ役!」「石井さん以外の玻璃は考えられない!」と主演2人の演技を絶賛する声が多く見受けられることについて聞かれると、中川さんは「クラスメイトとの掛け合い等、清澄のセンスのある会話術がすごく好きで。すごく自然体で、自然と同調圧力にも逆らうことができてしまう人物像だったので、僕自身もピュアに向き合うことを意識していました」と語った。そんな清澄を育てた母を演じた矢田さんに、親子関係をどのように構築したかを聞いてみると、「こんなにも大きな(高校生)息子を持つ母という役が初めてだったので、台本をいただいた当初はイメージが湧きませんでした。ですが、撮影前のセリフ合わせで、純粋でまっすぐな清澄がそこにいたので、『そうか、そのままの清澄をしっかり愛して、愛情を込めてお芝居をすれば、大丈夫なんだ』、というヒントをいただきました」と初めての役どころへの挑戦過程を告白。蔵本親子については、「現場ではほとんどしゃべらなかったですね。とにかく集中している玻璃(石井さん)を邪魔しないようにと思っていました」とふり返る堤さん。石井さんも、「自分の中ではずっと『お父さん!お父さん!』と思っていたのに、実際に対面すると距離を感じていて、玻璃の心の葛藤をリアルに感じて、泣きそうになりました。その感覚が役に出ていたのかな」と吐露する。監督も、玻璃の覚悟を描く“赤い雨”のシーンは何度もリハーサルを重ね、一段とこだわって演出したことを明らかにした。舞台挨拶も終盤に差し掛かり、締めの挨拶を振られると、監督は「ありがとうございました。皆さん、面白かった!とあちこちで言いふらしてください!」とコメント。堤さんは「今日のお客様は若い方が多いですが、子供を育てている僕ら世代にもぜひ観てもらいたいです。次はお父さん・お母さんと一緒に来てください!」と、大人こそ観てほしい作品であることをアピール。矢田さんは「皆様それぞれの心の中に残る作品となったなら嬉しいです」と自身も繰り返し鑑賞している当作への熱い気持ちを語り、石井さんは「私の中でこの作品は“ヒーロー”となりました。皆さんにとってもそんなヒーローのような作品になるといいなと思います」と大切な作品であることを伝えた。最後に中川さんは、「撮影から今日ここにくるまで、2年半かかりました。僕たちの仕事は、見てもらって初めて完成する仕事で、どの作品でも、お客さんの顔を想像しながら取り組んでいます。一つの作品がこうして届けられることが奇跡だなと改めて思いました。感謝しています」と話し、「トイレの中にいた玻璃のように、この映画もずっと長い間、みなさんに見つけてもらうのを待っていたんじゃないかなと思っています。みなさんにこうして観ていただくことができて、本当に感謝しています。ぼく自身、この作品と共に、これからもがんばっていきたいと思います」と感謝の言葉を重ねて締めくくった。『砕け散るところを見せてあげる』は新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:砕け散るところを見せてあげる 2021年4月9日より全国にて公開©2020 映画「砕け散るところを見せてあげる」製作委員会
2021年04月12日共演3回目となる中川大志さんと石井杏奈さん。今作、指揮を執るのは“鬼才”と呼ばれるSABU監督。愛をテーマに、鬼気迫る独特な世界観が描かれている。中川さんが演じる平凡な高校生の清澄は、石井さん演じる孤独な少女・玻璃と出会う。玻璃は救いの手を差し伸べてくれる清澄に心を開くようになるが、彼女には誰にも言えない秘密が…。その秘密に気づき始めた清澄にも危険が迫り、物語は急展開を見せていく。――心身ともに大変な撮影だったと思います。お二人の関係性はどのように作り上げていったのでしょうか。中川:杏奈ちゃんを昔から知っているからこそ、清澄と玻璃の関係性を作るうえで撮影期間中は緊張感を保つべきか考えたんですが、最初の二人のシーンからもう杏奈ちゃんと玻璃は別物として存在していました。杏奈ちゃんの覚悟を感じたので、僕も負けてはいられないなぁと、曝け出して飛び込んだ感じです。石井:私も最初のシーンで清澄と玻璃が見えた気がします。長回しも多くセリフ量もありましたが、どう演じても受け止めてくれる大志くんがいるから大丈夫だと思いました。中川:いじめによってトイレに閉じ込められた玻璃を、清澄が隣の個室によじ登って助けるシーンね。足場を入れてもらったんだけど、頼りたくなくて壁にずっとぶら下がってたから、ワキが真っ青に内出血してびっくり(笑)。でも、力尽きていく感じとかかなりリアルになったと思う。――1シーン目から大変だったんですね。中川:全部大変!(笑)でも、生々しさを追求するためにあえて細かい動きや言い回しを準備せずに現場に入り、あとは現場で起きたことを全てとしようという覚悟で臨んだんです。そうしたら杏奈ちゃんも同じで、その場に流れている空気感に委ねるというお芝居がすごくマッチしていたと思う。石井:笑っていたと思ったら直後のシーンでは泣いたりと、感情の激しい撮影でも、大志くんのテンションが安定していたから乗り越えることができました。過酷な状況にもかかわらず、いつでも笑って楽しんでいる大志くんや現場に救われました。中川:僕自身にどんどん清澄がフィットしていき、本番になったら清澄になれる、という自信があったんです。もし自信がなかったら、常に清澄でいるというマインドのまま、合間に笑ったりリラックスしたりはできなかったと思う。――完成作を観ていかがでしたか?石井:私の知らないシーンで、清澄が玻璃を思って行動する姿を見て感動しました。すごく優しい気持ちになれた。でも、不思議なんだよね…幻みたいな撮影だったな、と。中川:あ、それわかる!ロケ地の長野の山奥でボコボコにされたり、一日中ワイヤーに吊られたり、長時間冷たい水の中にいたり。日常とは違う特殊な世界観だったから別の場所に行っていたという感じ。これ確かに自分が演じたんだよなっていう不思議な感覚で、いままでにそう感じたことはあまりなかったかも。――コロナ禍において公開が約1年延期になりましたが、公開を楽しみにしていた人たちにメッセージを!中川:改めて取材を受ける機会もあったりして、思い入れはさらに強くなりました。やっと観てもらえると思うと嬉しいです。体を張って挑んだぶん、後悔はさせないはずです。石井:さまざまなことが制限されているこの時期だからこそ、たくさんの愛が詰まったこの映画が多くの方の愛を育むきっかけになればいいと願っています。――次にお二人でW主演をするなら、どんな作品がいいですか?中川:もうちょっと気楽な作品がいいな。でもしばらくないだろうね。石井:え~っ、寂しい(笑)。中川:確かに、寂しいな(笑)。『砕け散るところを見せてあげる』竹宮ゆゆこの小説『砕け散るところを見せてあげる』(新潮文庫nex)を中川大志、石井杏奈のW主演で実写化。他に井之脇海、清原果耶、松井愛莉、北村匠海など若手実力派が出演する注目作。4月9日より全国公開。©2020 映画「砕け散るところを見せてあげる」製作委員会なかがわ・たいし1998年6月14日生まれ、東京都出身。代表作に、映画『坂道のアポロン』など。主演映画『FUNNY BUNNY』が4月29日から全国公開。また、出演映画『犬部!』が今年、公開を控える。衣装協力・サイト/ヨウジヤマモト プレスルーム TEL:03・5463・1500いしい・あんな1998年7月11日生まれ、東京都出身。4月6日深夜1時28分~(MBSは深夜0時59分~)放送開始のドラマ『ガールガンレディ』(TBS系)に出演。また、出演映画『ホムンクルス』が期間限定公開中。衣装協力・AKIKOAOKI※『anan』2021年4月14日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・徳永貴士(中川さん)粟野多美子(石井さん)ヘア&メイク・堤 紗也香(中川さん)内田香織(石井さん)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2021年04月10日中川大志と石井杏奈のW主演、豪華キャストで贈る映画『砕け散るところを見せてあげる』から、SABU監督自らが編集・制作したスペシャルトレーラー第4弾が解禁。石井さん演じる「玻璃の声篇」となっている。今回解禁となったのは、石井さん演じる蔵本玻璃の心の叫びを切り取った1分15秒の映像。玻璃の目に映る先輩・濱田清澄(中川さん)、そして真っ赤な雨の中で佇む玻璃の姿が映し出され、先日解禁された「清澄の声篇」と呼応する内容となっている。「先輩、私が好きなのは、先輩です」「先輩は何が好きですか?」「いつも私のことばっかりで、先輩の好きなものとか、私、何も知らないんですよ。教えてください」…学年一の嫌われ者と呼ばれ、誰にも言えない秘密を抱え苦しんでいた彼女を深い孤独から救ってくれたヒーロー、清澄へのまっすぐな想いが描かれている。そして「先輩、さようなら」という玻璃の切ないメッセージ――。運命に翻弄された2人の愛の結末はどこへ向かうのだろうか。『砕け散るところを見せてあげる』は新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:砕け散るところを見せてあげる 2021年4月9日より全国にて公開©2020 映画「砕け散るところを見せてあげる」製作委員会
2021年04月09日《山口達也さんの映像をそのまま使い、5人を強調する演出をしたスタッフとメンバーに拍手です》《鉄腕DASHの過去映像の中で、山口達也さんがハッキリ映っていたのがうれしかったです》《DASHスタッフさん、達也の入った映像もたくさん流してくださってありがとうございます》3月28日、TOKIOの冠番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)に元メンバー・山口達也氏(49)の出演する過去映像が流れた。冒頭のコメントは、彼の“再出演”に対する喜びの声だ。’18年2月、泥酔した山口氏は女子高生を自宅に呼び出して、わいせつ行為をはたらいたとして書類送検。後に、ジャニーズ事務所との契約を解除。事実上の芸能界引退となった。「山口さんは事件後、心療内科専門病院で双極性障害(躁うつ病)と診断され療養生活を送りました。退院後は東京郊外にある家賃7万円ほどの賃貸マンションに移り、断酒も決意。週に数日、近くのお寺で読経や写経、境内の掃除などに取り組んでは自分を見つめ直していたそうです。前の奥さんや2人の息子さんがハワイに住んでいるため、友人から移住を勧められたこともあったそうです。それでも山口さんは『家族に申し訳ないし、俺は日本で頑張ってみるよ』と断ったと聞いています」(山口の知人)しかし昨年9月22日、酒気帯び運転で現行犯逮捕された山口氏。再び、飲酒によって苦境に立ってしまった。「事務所を退所して以降、山口さんはメンバーと一切連絡を取っていなかったそうです。しかし、ジャニー喜多川さん(享年87)が亡くなったことをキッカケに少しずつ連絡を取るように。そして“TOKIOにいつか戻りたい”という思いを抱き続けていました。ですが逮捕の2ヵ月前、長瀬智也さん(42)がジャニーズを退社すると発表しました。報告を受けた山口さんは、“自分の思い描いていた居場所がなくなってしまうのでは……”と次第にふさぎ込むように。そして、再びお酒を飲むようになっていったそうです」(芸能関係者)■ベースを封印し、“何者でもなかったころの自分”に逮捕の前日となる9月21日は、奇しくもTOKIOのデビュー記念日だった。「メンバー全員が大切にし、山口さんも忘れるはずのない1日です。TOKIOでの日々を思い出しながら、一人で飲んでいたのかもしれません」(音楽関係者)そんな彼は今、ベースを封印しているという。本誌は昨年10月、彼の愛器が貸し倉庫に運び出されていく様子を目撃している。「TOKIOが結成されたのは、ギターを弾いていた城島茂さん(50)とベースの山口さんが出会い『バンドをやろう!』と意気投合したことがキッカケ。つまり、山口さんのベースはグループにとっての原点なんです。しかし山口さんは今、ベースと距離を置いています。そうして、“何者でもなかったころの自分”に立ち返ろうという思いがあるのかもしれません」(前出・山口の知人)まっさらな気持ちで立つ現在地。山口氏はテレビに映る自身の姿をどう見つめただろうか。
2021年03月31日夏帆、石井杏奈、村上虹郎、安達祐実、斎藤工ら豪華俳優陣が集結し、2020年春の多摩川を舞台に8編のオリジナルストーリーで綴るオムニバスドラマ「息をひそめて」がHuluにて独占配信されることになった。本作で監督・脚本を務めるのは、『四月の永い夢』(2017)でモスクワ国際映画祭の国際映画批評家連盟賞とロシア映画批評連名特別賞をW受賞し、その後『わたしは光をにぎっている』『静かな雨』など、国内外で多数の賞を受賞してきた映画監督・中川龍太郎。映画監督として精力的に作品を発表しながら、詩人としても活動する中川さんが、この“いま”を生きる人々を美しく繊細に描き出す。各話に登場する市井の人々を演じるのは、夏帆、村上虹郎、安達祐実、三浦貴大、瀧内公美、光石研、斎藤工ら、日本のドラマ・映画を支える個性豊かな実力派俳優陣。そこに、石井杏奈、蒔田彩珠、萩原利久、長澤樹、横田真悠、小川未祐といった次世代を担う期待の若手俳優たちが眩しいほどに輝き、それぞれが重なり合って異彩を放つ。コロナ禍の多摩川沿いが舞台…全8話のオムニバスストーリー本作は8話のオムニバスストーリーで構成され、2020年コロナ禍となった多摩川沿いの街が舞台。第1話・増田妃登美(夏帆)は食堂を営むも緊急事態宣言により客が激減、第2話・大学生の高岡七海(石井杏奈)は帰りたい場所もなくひとり学生寮に留まり、第3話・ごみ収集員アルバイトの宮下心平(村上虹郎)と会社員・松崎妃美(安達祐実)は人と人が触れ合う機会が奪われる中、マッチングアプリで出逢う...。第4話・三隅夕河(蒔田彩珠)は大学進学を控えるも、父・雅人(光石研)との窮屈な日々の暇つぶしに宅配のアルバイトを始め、第5&6話・リモートワークになった十和田淳(三浦貴大)と皐月(瀧内公美)の夫婦は24時間顔をつき合わせる生活、第7話・高校3年生の珠美(小川未祐)は最後の合唱コンクールが中止となるなど、それぞれがいままでとは一変した生活を余儀なくされている。そして第8話・高校教師の水谷光生(斎藤工)は2021年晩秋、コロナ禍を経た未来の姿を描き出し、8編のショートストーリーが重なり合う。各話タイトルは話の主人公がつぶやくモノローグで展開されていく、という作り。新型コロナウィルスで先行きが見えづらい中、彼らの些細な人生に光を当てる8つの小さな物語は、この“いま”だから出会えた人々の物語を通じて、縮こまった心と身体をそっと和らげ、いつの間にか川のそばで深呼吸しているかの様な気分になれる作品に仕上がっている。中川監督のもとに精鋭スタッフが集結、ハイクオリティーな映像が完成中川監督は、映画『そこのみにて光輝く』で知られる脚本家・高田亮とタッグを組みオリジナルストーリーを構築。音楽を担当したのは、各地を旅しながら新たな旋律を生み出し続け、初のミュート・ピアノソロアルバム「スティルライフ」シリーズも話題を呼んでいるharuka nakamura。さらに、国内外で多数の賞を受賞してきたカメラマン・上野千蔵が撮影監督として参加するなど、各界に新たな刺激をもたらしている気鋭スタッフが集結。まさに“最先端クリエイティビティーの顔”というべき製作スタッフが生む“色彩豊かな映像”と“美しい音楽”を、4K映像&5.1chサラウンドでお届けする。オムニバスストーリーで繋がる豪華キャスト陣からコメント到着夏帆(増田妃登美役第1、8話)「息をひそめて」というタイトルがとても素敵だと思いました。生きることに器用になれない登場人物たちのささやかな変化を、柔らかな光と優しい眼差しで切りとった作品です。わたしが演じた妃登美は、凛とした強い女性に見えるけれど、脆くて繊細な一面も持ちあわせた女性です。そんな彼女が1話の中で、少しだけ心のドアを開いて、半歩踏み出すその姿を、丁寧に演じていきたいと思いました。石井杏奈(高岡七海役/第2話)脚本を読ませていただいた際に、まさにこの今の時代の流れを象徴している作品だととても思いました。自粛期間は、人と会わないことが人を救うことになるという、非日常のルールをみんなが感じていたと思います。この脚本を読んで改めてそのことを強く感じましたし、あの時に自分の感じた思いや気持ちが全て重なったので、この作品の世界に入ることがとても楽しみでした。村上虹郎(宮下心平役/第3話)短いストーリーの中で、脚本の段階から人間がすごく丁寧に描かれており、中川龍太郎監督という人が撮る作品は突出した刺激的なハプニングが起きることに執着することがなく、頼ったりせずに、日常から人の変化を見つけていくことがすごく得意な方だと思いますし、今回もその部分が存分に表れている作品になっていると思います。安達祐実(松崎妃美役/第3話)少しの男女の関係、恋愛っぽい雰囲気を見てる方に楽しんでいただけて、マッチングアプリで出会う男女のちぐはぐな感じに共感していただける部分があると思います。そして、この変わってしまった世界の中で、人々がどういう風に生きているかを見ていただき、何となく「ああ、そうだよな」って、どこかに心を寄せて共感してもらえたら嬉しいです。斎藤工(水谷光生役/1、7、8話)この物語群はモノローグ(心の声)によって登場人物の心の形が補填され、言葉のやり取りだけではない、絵葉書のような風情、情感、余白の連鎖からなる、美しい私小説的な作品です。私自身演じていて浄化されていく感覚がありました。それぞれの物語に、観た方の心当たりが見付かる事を願っております。中川龍太郎監督2020年は、世界中の誰にとっても、特別な一年だったと思います。この物語は、その一年を生きた、河原の町で生活する“普通の人々“の物語です。誰もが息をひそめて生きていかざるをえなかったこの一年。「息をひそめて、前を向く」困難な時代だからこそ、私たちは投げやりになることなく、背筋を伸ばし、生きられるかどうかが試されている気がします。こんな時だからこそ、優しく在りたい。そんな気持ちで紡いだ8つの結晶(物語)に触れてもらえましたら幸いです。Huluオリジナル「息をひそめて」は4月23日(金)独占配信スタート(全8話)※初回のみ4話同時配信、以降毎週金曜1話ずつ追加。(text:cinemacafe.net)
2021年02月23日令和の山口百恵ブームが止まらない。1月31日に放送された『伝説のコンサート“山口百恵1980・10・5 日本武道館”』(NHK総合)は再放送ながら8.6%という高視聴率を記録。往年のファンだけでなく、若者も魅了し、放送時にTwitterのトレンドでも関連ワードが1位に入る事態となった。さらに、09年に発売した引退コンサートを収録したDVDが2月15日付のオリコン週間DVDランキングで10年7カ月ぶりにトップ10入り。18年発売のBlu-ray版も自身初となるトップ20入りし、令和になった今も“伝説”を更新し続けている。引退コンサートが行われた80年10月5日、本誌も開演前から終演後まで現地で徹底取材を敢行。そこでの秘蔵エピソードを写真とともに振り返りたい――。■「友和さんと末永く!」会場を埋め尽くした横断幕約1万人の観客が目撃した百恵の引退コンサート。百恵の最後の舞台とあって、即完売するプラチナチケットに。惜しくもチケットを手に入れることができなかったファンも、会場に詰めかける事態となった。また会場外には親衛隊の面々や、百恵グッズを売るファンが集い、開演前から異様な雰囲気に。会場の中では有志のファンによる「友和さんと末永く!」「百恵ちゃん幸せになって!」といった横断幕がいたるところにかけられる熱気。公演中はほとんど席を立つことなく、百恵の最後の雄姿を見守っていた。■最後の舞台を見届けにきた豪華すぎるゲストたち同時代を生きた芸能人からも愛された百恵。当然、引退コンサートには親交のあった多数の芸能人も駆け付けた。和田アキ子(70)、岩崎宏美(62)、小柳ルミ子(68)、谷村新司(72)といった錚々たる顔ぶれが一堂に会したことからも、以下に百恵の存在が大きかったかわかるだろう。また、故人となった森光子さん(享年92)や西城秀樹さん(享年63)の姿もあった。涙ながらにラストの『さよならの向う側』を歌い上げ、マイクをステージに置いてファンの前から姿を消した百恵。そんな百恵を出迎えたのが、夫の桑名正博さん(享年59)とともに訪れていたアン・ルイス(64)だった。すべての人から愛されたまさに“伝説の最後”となった――。
2021年02月21日現在公開中の『樹海村』『名も無き世界のエンドロール』に出演している若手女優・山田杏奈が主演する映画『ひらいて』の公開が決定した。高校3年生の愛は、成績優秀、明るくて校内では人気者。そんな彼女は、同じクラスの地味なタイプの男子「たとえ」に片想いをしている。しかし、どこか人と関わりを持つことを避けているようなたとえに、愛はなかなか近づけずにいた。そんなとき、彼が学校で誰かからの手紙を大事そうに読んでいる姿を偶然見てしまったことで事態は一変。愛はある夜、悪友たちと学校に忍び込み、その手紙を盗んでしまう。手紙の差出人は、糖尿病の持病を抱える少女・美雪。愛は初めてふたりが密かに交際していることを知るのだった――。本作は、高校生による禁断の三角関係を描き、人間の根源的な愛を問う文芸少女のバイブルとなった綿矢りさの同名小説が原作。主演の山田さんが演じるのは、女子高生・木村愛。屈折した少女の恋心を圧倒的な存在感と演技力で表現する。「愛が自分と他人を壊しながら、もがきながら生きる姿が皆さんにどう映るかとても楽しみです」と期待を寄せる山田さんは、「普段役と共に泣いて、共に喜ぶことを目標にしていますが、今回は愛という人とひたすら戦った撮影期間でした。私は彼女が嫌いですが、彼女を愛さずにはいられませんでした」と役をふり返っている。監督・脚本は、オムニバス映画『21世紀の女の子』に参加した首藤凜。「初めて読んだ17歳の冬から、この映画を撮るために生きてきました」と本作への思いを語り、「歪な彼女たちの青春でもって、世界にはこんなやり方が無数にあるのかもしれないと予感されるように、私の才能と熱の全てを使います」とコメント。綿矢さんは「映像にするとどんな風になるか想像もつきませんでした。でも脚本を読ませていただき、主人公の激しさのなかにある揺らぎや、人に出会って少しずつ変わってゆく様子が描かれていて、感動しました」と話している。『ひらいて』は秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2021年02月12日昭和を代表する伝説の歌姫・山口百恵(62)。1月30日に放送された『伝説のコンサート“山口百恵 1980.10.5 日本武道館”』(NHK総合)の視聴率が8.6%を記録した。昨年10月に同番組がNHK BSプレミアムで放送されるやいなや、大反響となった。そして、NHK総合に移す形で今回の再放送が実現し、異例の高視聴率となったのだ。芸能界を引退してから41年経った今も、日本中の人々を魅了し続ける山口百恵。本誌はデビュー当時から現在にいたるまで、数々の“百恵伝説”を目撃してきた。わずか7年半の芸能生活となった百恵だが、現役時代の彼女を支えた“キーパーソン”との思い出を写真とともに振り返りたい。■先輩・和田アキ子との絆72年12月にオーディション番組『スター誕生!』(日本テレビ系)で注目を集め、73年にデビューを果たした百恵。そんな百恵の頼れる先輩として君臨していたのが、68年に同じ事務所からデビューした和田アキ子(70)だ。百恵のデビュー作となった映画『としごろ』では和田が主演を務め、右も左もわからない百恵を支えていたという。本誌も事務所のパーティで和田が百恵にケーキを食べさせる“愛の指導”を目撃している。■百恵を変えた夫・三浦友和との出会いデビューから破竹の勢いでブレイクしていった百恵。そんななか、74年に運命の出会いを果たす。将来の伴侶となる三浦友和(69)だ。同年、百恵が主演した映画『伊豆の踊子』で友和が相手役を務めると、次々と他の映画でも共演していき“ゴールデンコンビ”と呼ばれるまでに。次第に百恵も共演相手ではなく、友和を一人の男性として意識していくことに。80年9月に刊行された自叙伝『蒼い時』(集英社刊)で百恵は友和へのビビッドな気持ちをこう綴っている。《晴海埠頭のロケーションがあった時だった。彼の胸に顔を埋めるシーンで、厚手のセーターを通して、私の耳に響いてくる彼の鼓動を聞きながら、「この鼓動を特別の意識を持って聞くことのできる女性に……私がなれたら」と思った。それは、まぎれもない、恋の実感だった》
2021年02月06日映画『樹海村』(2月5日公開)の公開初日舞台挨拶が5日に都内で行われ、山田杏奈、山口まゆ、神尾楓珠、倉悠貴、工藤遥、大谷凜香、塚地武雅、安達祐実、清水崇監督が登場した。同作は2020年に公開し、異例の興収14億円超えという大ヒットを果たした清水崇監督作品『犬鳴村』に続く「恐怖の村」作品の第2弾。絶対に行ってはいけない”“入ったら生きては出られない”と噂される富士の樹海を舞台に、ある“箱”を見つけた日から、少女たちの周りで不可解なことが起き始め、その恐怖はまわりの人々をも巻き込んでいく。山田は「この作品は去年の夏ごろに撮影をしていて、私にとっては自粛明け初の作品だったので、すごく思い入れのある作品です。こうしてまたみんなで集まることができ、無事に公開を迎えられてすごく嬉しい気持ちでいっぱいです」と初日の気持ちを明かす。山口は自身が10歳の時、清水監督の作品にエキストラとして参加していたそうで「20歳になった今、こうして清水監督の作品で主演を務めさせていただき、公開をむかえる感慨深い気持ちです」と笑顔を見せた。本編に本物の幽霊が写り込んでいることが話題を呼んでいることにちなみ、撮影後に起きた心霊体験についてのトークに。神尾は撮影中に“金縛りにあう”という恐怖体験をしたそうで、「本編に写っている名もなきキャストが家に来ちゃったんでしょうね(笑)」と明るく話し、キャスト陣の笑いを誘った。倉は「実はずっと前から、朝起きたときに人がいるというのが続いているんです」と語りキャスト陣を驚かせたが、本人はあまり気にしていない様子。劇中では何かが見えるという役柄を演じた山田だが、私生活では全く霊感がないそうで、「逆にどこかにいるんじゃないかと思って、急に振り返ったりしてみて、探してみたんですが、全然見えませんでした」と残念がっていた。ホラーが苦手という工藤は「冒頭に出てくる東映のロゴも怖い仕様になっていて、いきなり席を去りそうになりました(笑)。私と同じようにホラーが苦手な方は心の準備をしていただいた方が良いと思います!」と来場者にアドバイス。『犬鳴村』に続いて、本作にも出演している大谷は「去年の今頃、同じようにご挨拶をさせていただいたんですが、そこから1年間で企画から撮影して、こうして公開を迎えているのが不思議な気持ちです」とコメント。今回、若いキャスト陣が多く出演したホラー作品だが、現場は和気あいあいとした雰囲気だったようで、塚地が「控室でも本当にみんな仲が良くて、気を遣わずにしっかりと休んでいました! 僕も若いエキスを吸わせていただきました(笑)」と撮影を振り返った。工藤と同じくホラーが苦手という安達は、「台本を読んでいるはずなのに、何が起こるかわからなくて、現場でビクビクしていました。今回も撮影後は、お風呂に少し塩を入れて、頭まで浸かるってことはしました」と幽霊対策をしっかりとして撮影に臨んだようだ。そして清水監督からは、リモートでのオーディション中に起きたという不思議な出来事についても語られた。自粛期間中に脚本が執筆され、リモートでのオーディションを経て主演に抜擢された山口だが、そのオーディション中、「脚本の保坂さんだけが小鳥の声が聞こえると急に言い出したんですが、僕らは何も聞こえなかったんです。そのままオーディションを続けていたんですが、休憩に入った時、女性のプロデューサーも『私も小鳥の声が聞こえてきた』と言い出して、その謎は今も未解決のままなんです」とエピソードが披露されると、これにはキャスト陣も驚きを隠せない様子だった。フォトセッションでは、撮影に協力した静岡県裾野市より、富士山とギョーザをイメージしたマスコットキャラクター「すそのん」が、全身に苔がついた“樹海村バージョン”で駆けつけると、塚地が写真撮影の場所までエスコートする紳士な一面も。最後に、山田は「この物語がたくさんの方に届いて、それぞれどんな感想や感情になるのかとても楽しみです。こうした状況ですので、しっかりと感染予防をして、劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです」とアピール。山口も「皆さんにはこの映画をたくさんの方に広めていただけると嬉しいです。今後ともこの作品をよろしくお願いします」とコメントし、初日舞台挨拶の幕は閉じた。
2021年02月05日