松屋フーズはこのほど、牛めし・カレー・定食・その他丼の「松屋」で「プレミアム山形だし牛めし」を発売した。○「山形だし」を、定番の「牛めし」にトッピング同商品は、きゅうり、なす、みょうが、ねぎ、青しそ、昆布などを細かくきざみ、醤油などであえた「山形だし」を松屋の定番「牛めし」にトッピング。夏野菜のフレッシュ感、薬味のうまみがほどよく広がった山形だしと牛めしの相性は抜群だという。「山形だし」は一度に何種類もの野菜を摂ることができ、栄養バランスに優れているとのこと。また、化学調味料、人工甘味料、合成着色料、合成保存料を使用していない。さらに今年は「山形だし冷やっこ」や「山形だし単品」も用意した。価格(税込)は、「プレミアム山形だし牛めし(並)」が530円。「同 (ミニ)」は480円。「同 (大盛)」は670円。「同 (特盛)」は780円。「山形だし冷やっこ」は180円。「山形だし(単品)」は150円。「プレミアム牛めし」未販売店舗では、価格が異なる。また、「山形だし冷やっこ」を除き、持ち帰り可能。持ち帰りの場合、みそ汁は別途60円となる。
2015年07月06日文化庁メディア芸術祭実行委員会は、平成27年度[第19回]文化庁メディア芸術祭の作品募集の開始スケジュールを発表した。募集期間は7月7日~9月9日(日本時間18:00必着)。「文化庁メディア芸術祭」は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル。平成9年度(1997年)より開催されており、受賞作品の展示・上映や、シンポジウムなどの関連イベントを実施する受賞作品展を開催している。昨年度[第18回]は、世界71の国と地域から3,853点に及ぶ作品の応募があり、なかでも国内からの応募数は過去最多(2,035点)となったという。前回の受賞作品には、GPS情報を活用したスマートフォン向け陣取りゲーム「Ingress」(エンターテインメント部門 大賞)、ライゾマティクス・真鍋大度と坂本龍一によるインスタレーションアート「センシング・ストリームズ-不可視、不可聴」(アート部門 優秀賞)などがある。同賞の対象となるのは、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門で、過去1年間(2014年9月3日~2015年9月9日)に完成、または発表された作品。プロ、アマチュア、自主制作、商業作品を問わず、世界中から広く作品を募集する。また、応募作品は審査委員による審査を経て、部門ごとに大賞、優秀賞、新人賞、功労賞、審査委員会推薦作品を11月下旬に決定。2016年2月3日~2月14日は、国立新美術館(東京・六本木)を中心に、受賞作品等を紹介する受賞作品展を開催する。なお、詳細な募集概要については6月25日に公開されるということだ。
2015年06月17日北海道夕張市にて毎年開催されるゆうばり国際ファンタスティック映画祭の2016年開催日程が2016年2月25日(木)~29日(月)に決定。コンペティション部門の作品募集も開始された。25回目となる2015年度の開催を、2月に終えたばかりのゆうばり国際ファンタスティック映画祭。本年度の来場者は14,368人を越え、市の財政破綻による映画祭の休止から、市民主導による映画祭として復活して以降、最多の来場者数を記録した。エンターテイメント性豊かな“ファンタスティック映画”を対象とする本映画祭は、SF、ホラー、ファンタジー、アドベンチャー、アクション、サスペンス等の多ジャンルの作品が上映され、国内外から広く注目を集めている。来年度である2016年の開催日程は、2016年2月25日(木)~2月29日(月)を予定。主要プログラムのであ「オフシアター・コンペティション部門」、「フォアキャスト部門」の作品募集も開始されている。「まだ見ぬ新しい才能と出会える場こそ、映画祭本来のあり方であり醍醐味」としている映画祭は、昨年同様、オフシアター・コンペティション部門グランプリの副賞として、次回作制作支援金として200万円が提供され、新たな才能の活動もサポートを行う。応募締め切りは2015年10月16日(金)まで。来年度開催日決定にあたり、夕張市長の鈴木直道氏は、「多くの映画ファンや関係者の皆様とたくさんの感動や喜びに包まれる姿を一体となって共有できることは、まさしく映画のもつ力であり、夕張が映画の力で世界に繋がっていることを実感いたします。映画が生み出すエネルギーはまさに夕張の再生へのエネルギーとなります。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016開催に向け、さらに多くの映画ファンの皆様が楽しんでいただけるよう、準備を進めてまいりますので、どうぞご期待ください」とコメントしている。「日本国内のみならず世界に眠っている新たなクリエーターのエンタテインメント作品を広く募集する」と掲げる“ゆうばりファンタ”。来年度もどんなファンタスティックな作品が上映されるのか、期待が高まる。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016」は2015年2月25日(木)~29日(月)までを予定。(text:cinemacafe.net)
2015年06月05日三菱重工業は5月22日、同社が55.2%を出資する湘南モノレールの全持株を、交通事業支援会社のみちのりホールディングスに譲渡することで合意し、同社に100%出資する経営共創基盤を加えた3社で株式譲渡契約を締結したと発表した。同様に、三菱電機、三菱商事がそれぞれ有する18.4%の株式も譲り受ける。これにより、湘南モノレールはみちのりホールディングスが株式の92.0%を保有するグループ会社となる。今回の株式譲渡は、経営資源をコア事業に集中するためにグループ会社の再編などを進めている三菱重工業と、地域交通事業の活性化に取り組むみちのりホールディングスの思いが一致したことによるものだという。湘南モノレールは、湘南地域の住宅開発に伴い同地域の交通利便向上を図る目的で、懸垂型モノレール(サフェージュ式)鉄道車両の初号機を納入した三菱重工業、三菱電機、三菱商事などにより1966年に設立された。大船駅-湘南江の島駅間(6.6km)でモノレールの運行などを手掛けている。みちのりホールディングスは今後、これまでの伝統を引き継いでいくことに加え、同社グループ各社が注力してきた首都圏全域からの誘客や訪日外国人観光客の利用促進のための諸施策を導入することにより、利用者の増加による事業の成長を目指す。
2015年05月25日NECパーソナルコンピュータ製のノートPC「NEC LaVie Direct HZ」と「NEC LaVie Direct NS(e)」が、山形県米沢市の「ふるさと納税」返礼品として再度提供されることが、このたびわかった。米沢市では、すでに返礼品の申し込みを受け付けており、どちらのモデルも用意した限定200台に達し次第、受付を終了する。米沢市は、NECブランドのノートPC発祥地であり、現在も国内生産拠点であるNECパーソナルコンピュータ米沢事業場(米沢工場)がある。「NEC LaVie Direct HZ」と「NEC LaVie Direct NS(e)」は、2015年4月にもそれぞれ限定100台で、米沢市の「ふるさと納税」返礼品に選ばれた。このときには1日で申し込みが締め切られるほど好評だったという。今回は第2弾として、それぞれ限定数を200台に拡大し、申し込みを受け付ける。「LaVie Direct HZ」は世界最軽量をうたう13.3型の2-in-1 PCで、今回ラインナップされるのは、Intel Core i7-5500U / 8GBメモリ / 256GB SATA SSDを搭載した重量779gのタッチ非対応モデル。350,000円以上の寄付で申し込むことができる。一方の「LaVie Direct NS(e)」は、A4ノートPCシリーズ「LaVie Note Standard」のうち、機能を絞った15.6型スタンダードPC。主な仕様はCPUがIntel Celeron 3205U、ストレージが500GB HDD、メモリが4GBなど。こちらは150,000円以上の寄付で申し込みが可能となる。
2015年05月20日古典芸能 レゴン ©ASEAN-Japan Centre2015年6月13日(土)から2015年7月11日(土)まで、インドネシア最大級の芸術祭 「第37回バリ・アートフェスティバル/The 37th Bali Arts Festival 2015」が、バリ・アートセンター(バリ島/デンパサール市)にて開催される。 (さらに…)
2015年05月19日学生団体「CleliB!!(くるりぶ)」は5月17日、東京大学学園祭「五月祭」メインステージにて、同学園祭88回の歴史上初となる学生同士の本物の結婚式を開催する。○"空を飛ぶより、カッコいい"結婚式同イベントは、「空を飛ぶより、カッコいい」をスローガンに、首都圏の20大学・専門学校が共同で立ち上げたプロジェクト。ドレス製作から舞台演出までのすべてを学生自らの手で行う。16万人が来場する東京大学「五月祭」のメインステージで祝福を受けるのは、慶應義塾大学3年に在籍中の2人で、ステージ上で祝福に参加するのは早稲田大学や明治大学のパフォーマンスサークル。「学校単位の『壁』を突き破った『超・学際イベント』となる」と同団体。参加・観覧無料。これから始まる2人の未来と伝説の始まりを一緒に祝う機会となるという。同団体の代表・石川勇征さん(法政大学3年)と内村慶士さん(東京大学3年)は、「少子化・晩婚化が進む中で、学生目線で本当にカッコいい結婚式を提案することで、学生の結婚への憧れを抱かせたい」と決意を語る。今年11月には同イベントを早稲田大学、慶應義塾大学でも展開し、「学園祭で結婚式」という新たな試みを全国に拡大させていくとしている。開催時間は、10時10分~11時。会場は、東京大学 第88回「五月祭」 本郷キャンパス・安田講堂前 グランドフェスティバルステージ(東京都文京区)。
2015年05月12日山形カシオのダイビング向け水中トランシーバー「Logosease」(ロゴシーズ)が、東京都・上野の国立科学博物館で開催される「山形から未来を照らすサイエンス - 見る・聞く・感じるイノベーション -」にお目見えする。会期は2015年5月2日(土)~同年5月6日(水)の9時~18時(入館は閉館の30分前まで)、会場は国立科学博物館の日本館1階企画展示室、入場料は一般・大学生が620円(20名以上の団体は310円、高校生以下と65歳以上は無料)となっている。Logoseaseは、レジャーで使用する一般的なダイビング器材と干渉しないケーブルレス構造の水中トランシーバー。超音波・骨伝導・音声処理・防水といった技術を用い、水中で呼吸するレギュレーターをくわえたまま、水中での会話を実現できる。本体は水中マスクに装着するポケットサイズ。ラインナップはいくつかあるが、多機能な「アドヴァンスドモデル」の大きさは89.0×41.0×44.8mm、重さは約107gだ。耐水圧は55m、使用温度は0℃~40℃、水中での最大通信距離は50m~100m(水中の透明度や障害物などによって変わる)。電源の内蔵バッテリーはUSB充電方式で、駆動時間は約3時間(うち10%が送信時間の場合)。Logoseaseの開発にあたっては、地域の産学連携として、山形カシオと山形大学および東北芸術工科大学が協力し、2013年1月に商品化。今回の企画展は、山形大学が取り組む最先端の科学技術を、小中学生にも分かりやすく解説するものだ。Logoseaseは山形大学の研究成果のひとつとして紹介され、小学5年生の女の子がダイビングに挑戦する映像や、実際のダイビングで使う器材を展示する。
2015年04月18日レノボは4月13日、NECパーソナルコンピュータ米沢事業場で生産されたノートPC「ThinkPad X1 Carbon」「ThinkPad X250」が、山形県米沢市ふるさと応援寄附金(ふるさと納税)の返礼品として採用されたと発表した。「ThinkPad X1 Carbon」は、14.0型 WQHD マルチタッチ液晶搭載のカーボン素材を使用した堅牢かつ軽量なノートPCで、PCIeSSDを搭載したハイスペック・プレミアムモデル。「ThinkPad X250」は、携帯性と堅牢性を兼ね備えた12.5型の薄型かつ軽量のノートPCで、1TBのHDDを搭載している。同社は2015年2月より、についてNECパーソナルコンピュータ米沢事業場で「ThinkPad X1 Carbon」および「ThinkPad X250」の2機種の生産を開始した。対象商品は各100台の限定数で、返礼品申し込みは、同日より米沢市にて受け付けを開始する。
2015年04月14日京都で史上最大規模となる、国際的な現代アート展覧会「PARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015」が5月10日まで開催中だ。この国際展では世界の一線級で活躍する、36組38名の作家による作品が市内で一斉に展示される。全7会場を合わせた展示スペースは1万平方メートル以上。開催に先駆けてすべての参加アーティストは京都に招聘され、この地の歴史や文化から得たインスピレーションを元に、新たな作品に挑戦している。中でも、メイン会場となる京都市美術館では、総勢31組の作品を展示。ニューヨークを拠点に彫刻やドローイングなどを、作品の変化を通じて制作過程も含めて発表しているブラント・ジュンソー(Brandt Junceau)は今回、収蔵品の展示ケースに発想を得た人体像「Liebespaar」を出展する。一方、原爆の被害を受けた広島市立袋町小学校の外壁に残された被爆者のメッセージに着想を得た「カフェ・リトル・ボーイ」を展示するのは、公共空間や環境の変容に注目したインスタレーションやパフォーマンスを手掛けるジャン=リュック・ヴィルムート(Jean-Luc Vilmouth)。倉智敬子+高橋悟は、関係性と意味が解体された法廷、監獄の白い構造体、庭石、白い海図の配置によって、パラドキシカルな空間(コトバの迷路)を構築した「装飾と犯罪-Sense/Common」を展示する。また、今回がアジアでは初の展示となるグシュシュタヴォ・シュベリジョン(Gustavo Speridiao)は、米グラフ誌『LIFE』の写真集『The Great LIFE Photographers』に、言葉や絵をまるで落書きのように書き加えたドローイング作品を出展。社会理論学の領域から、詳細な調査と思想に基づく作品を生み出す徐坦(Xu Tan)は、京都での調査を元にしたビデオインスタレーションとテキストを組み合わせた読書空間「社会植物学-種と血筋」を展開する。その他の主な出展者はレクチャー/パフォーマンスという手法で、美術作品における約束事などの関係性を解体し、そのプロセス自体を作品化しているヘトヴィヒ・フーベン(Hedwig Houben)。ハプニングやパフォーマンスを通じて、マルコム・マクラーレン賞など様々なアート賞を受賞してきたラグナル・キャルタンソン(Ragnar Kjartansson)。サウジアラビアの若手芸術家集団「イブン・アシール」のリーダーにして、中東と西洋をつなぐ現代アートの非営利組織「エッジ・オブ・アラビア」の創設者アフメド・マータル(Ahmed Mater)など。また、会場の入り口には、やなぎみわが手掛けた巨大な移動舞台車が登場。大陳列室には高さ15mに及ぶ竹製の塔に、街の子供達が作った大量のオブジェが飾られた。これらの作品を見た後は、「アラビカ 京都」のポップアップカフェで一息つくことが出来る。なお、スタッフのユニフォームは、「クロスカンパニー」の石川康晴が手掛けた。一方で、もう一つの主会場となる京都府京都文化博物館では、名画や映画の登場人物などを自画像的に収めることで知られる森村泰昌の写真作品を展示。今回はベラスケスの傑作「ラス・メニーナス」などを収蔵するブラド美術館を舞台とした「侍女たちは夜に甦る」、作品が疎開された第2次世界大戦下のエルミタージュ美術館をテーマとした「Hermitage 1941-2014」の2点が出展される。これに、ドミニク・ゴンザレス=フォルステルを加えた、2名の作品が京都府京都文化博物館で公開される。その他、京都芸術センターでは、アーノウト・ミックが映像インスタレーションを発表。二条城の北に位置する堀川団地には、ピピロッティ・リストや笹本晃、ブラント・ジュンソーらの作品が展示される。更に、鴨川デルタにはスーザン・フィリップスによる音の作品が、大垣書店烏丸三条店ではショーウインドーにリサ・アン・アワーバックのアートが飾られる予定だ。なお、芸術祭に合わせて京都府京都文化博物館フィルムシアターでは、20作品以上のシネマ作品を公開。そのうちの一つが、アレクサンダー・ザルテン(Alexander Zahlten)の「アジアを照らさないミラーボール-日本映画のアジア」だ。今回のプログラムに合わせて、ザルテンは60年代から近年までの日本映画をピックアップ。それらの作品の中で、日本と外国がどのようにイメージされてきたかを検証。東アジアにおける複雑怪奇な近代史を、非当事者のザルテンが映画を元に紐解いていく。その他、森村泰昌とドミニク・ゴンザレス=フォルステルによるトークプログラム、蔡國強の「子どもダ・ヴィンチ」によるワークショップ、参加作家によるレクチャーなども行われ、現代アートの展示とともに京都をアーティスティックに盛り上げてくれそうだ。【イベント情報】PARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015会場:京都市美術館、京都府京都文化博物館、京都芸術センター、堀川団地(上長者町棟)、鴨川デルタ(出町柳)、河原町塩小路周辺、大垣書店烏丸三条店会期:3月7日から5月10日料金:一般1,800円、大学生/70歳以上1,000円休館日:月曜日(5月4日は開館。京都府京都文化博物は4月27日開館)
2015年03月27日埼玉県さいたま市内の三つのエリアを中心に、新たな芸術祭「さいたまトリエンナーレ2016」の開催が決定した。2016年秋の開催を目指す。開催概要発表会には、さいたま市長他、多数の関係者が出席した。さいたまトリエンナーレ2016は、「未来の発見!」をテーマに掲げ、国内外のアーティストを招致し、2016年9月24日から12月11日までの79日間を予定として開催される国際芸術祭である。総合アドバイザーには加藤種男氏(公益社団法人企業メセナ協議会専務理事)が就任し、横浜トリエンナーレ等に参加経験を持つ芹沢高志氏(P3 art and environment 統括ディレクター)をディレクターに迎え、中心となる40から50のアート作品・プログラムの展示・実施、及び様々な関連プログラムの実施を予定しているという(詳細は随時公表予定)。それらについて加藤氏は「数多くの市民参加型アートプログラムを実施予定であり、総参加人数は10万人を目標としている。東京五輪の開催決定を受け、さいたまは独自の方法で文化の祭典を行いたい」とコメントした。芹沢氏によると、プログラムの実施地域は、さいたま市内の三つのエリアを中心とする広大な地域を跨ぐものとなる。一つ目の武蔵浦和駅周辺・中浦和駅周辺エリアでは、住宅開発が進む両駅間の屋内外に作品を点在させ、散策型体験エリアとする。そして二つ目の大宮駅・さいたま新都心駅周辺エリアでは、イベント型・劇場型作品を設置し、まちそのものを楽しむエリアとする。更に三つ目の岩槻駅周辺エリアでは、非日常的空間を創り出し、不思議な体験を生み出すエリアにするという。また来年の開催を前に、五つのプレイベントを実施予定だ。特に注目したいのが、埼玉県在住のアーティスト小沢剛による、約100枚の布団を重ねた巨大な布団山のインスタレーション「あなたが誰かを好きなように、誰もが誰かを好き」の展示(2015年10月予定)。出席した小沢氏は、「(自身の居住地域から)徒歩圏内で行われるアートイベントはかつてないことで驚きを隠せない」とコメント。印象的なロゴは、グラフィックデザイナーの中島英樹氏が手掛けたもので、埼玉県の形と豊かな河川の青をイメージしたという。芹沢氏は「さいたまには、人間の土地利用のすべてが詰まっている。高層ビル都市や新旧住宅街、田んぼや河川、森林もある。トリエンナーレ開催は、さいたまの柔軟な都市計画の一環だと考えている」とコメントした。
2015年03月25日山形県・鶴岡市立加茂水族館(クラゲドリーム館)にアザラシの赤ちゃんが誕生した。誕生日は3月9日。母親の名前はコノミで父親はコロ。赤ちゃんの名前は未定で、決まるまでの間は「ちびこのみ」の愛称が使われる。○新館で初めてのアザラシの出産鶴岡市立加茂水族館は2014年にクラゲドリーム館としてリニューアルオープンした水族館。新館でのアザラシ出産は初めてのこととなる。アザラシの赤ちゃん「ちびこのみ」の正式な名前は性別が確認でき次第、名前の募集が行われる。アザラシの赤ちゃんは同館内アザラシプールで見学可能。アザラシプール観覧スペースには軽食販売店もあり、カフェスペースで軽食をとりながらアザラシたちの姿が観覧できる。同館住所は山形県鶴岡市今泉字大久保657-1。開館時間は通常9:00~17:00まで。年中無休。入館料は一般(高校生以上)1,000円、小・中学生500円、幼児(未就学児)は無料。詳細は公式サイトを参照のこと。
2015年03月16日山形県のワイナリー全12社が東京に集結するワインイベント「山形ヴァンダジェ」が、建築家・長坂常氏が手がけた食専門のスタジオ「hue plus」を会場に、3月8日(日)に開催する。「山形ヴァンダジェ」は、フランス語でワインを指す「ヴァン」に山形弁で「だぜ」を指す「ダジェ」を足した造語。“収穫”を意味する「ヴァンダンジュ」の響きともかけており、自分がつくった自慢のワインを自由に飲んでもらいたいという、造り手の想いが込められている。山形県は、山梨県、長野県、北海道に次ぐワインの産地。国産ワインコンクールでも多くの銘柄が入賞しており、ワインジャーナリストの間でも山形ワインの評価は高い。2013年からスタートした本イベントは、今年で3回目を迎える。山形県内にある12ワイナリーの作り手が自慢のワインを持ちより、来場者に直接振る舞うほか、山形県にゆかりのシェフや料理家などが集い、地元食材を使った一日限定メニューなどを提供。ワインの飲み比べにはじまり、山形の食を味わい尽くして、その魅力を体験できる一日となる。山形の魅力を広く発信する地元愛に溢れる「アル・ケッチャーノ」奥田シェフや、自家製ハムが東京でも評判の「イル・コテキーノ」佐竹シェフ、東京・三宿の名ブーランジェリー「シニフィアン・シニフィエ」なども参加し、地元食材を使った一日限定メニューは必食。また今年新たに加わった「蔵王ウッディファーム&ワイナリー」のワインもいち早く味わうことができる。気に入ったワインは、イベント会場併設のショップコーナーで購入可能だ。また、山形の伝統野菜などが購入できる“マルシェ”もオープンする。定員は、1部(11時半~14時)/2部(15時半~18時)で各200名。チケット料金は、ひとり7,000円(フードチケット、グラス、オリジナルグラスホルダー付き)。春先の週末に、グルメなひと時を過ごしてみはいかが?(text:Miwa Ogata)
2015年02月13日京都を舞台に世界の第一線で活躍する作家36組が参加するPARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015が、来月7日より開催する。京都市美術館と京都府京都文化博物館と市内の複数の会場が連携し、1万平方メートル以上の展示スペースが確保される。参加作家と、主な作品のラインナップが発表となった。『PARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015』チケット情報メイン会場となる京都市美術館入り口にはやなぎみわが手がけた巨大な移動舞台車が出現。1階の大陳列室には、蔡國強が制作した高さ15メートルに及ぶ竹製の塔作品に京都の子どもたちが作った大量のオブジェが飾られるという大型作品が展開されるほか、桜の時期には花見を楽しめるカフェや大垣書店の手がける期間限定のブックショップが登場し、作品以外にも芸術祭を楽しめる要素も。また、1950年代に建てられた店舗併存集合住宅のモデル堀川団地には、ピピロッティ・リストらによる作品が出現、鴨川デルタにはドイツで活躍する美術家スーザン・フィリップスによる音の芸術作品が展開されるなど、京都のランドスケープを最大限活用し、馴染みある風景をアート空間に変貌させる。アーティスティックディレクターの河本信治は「準備期間の2年間を通し、参加作家のほとんどを京都に招聘しました。作家達は京都の歴史や文化遺産からだけでなく、人々の暮らし方を感じたり人々と対話する中で新しいビジョンを得たようです」と紹介。京都の景色とアートを楽しめる、他に類を見ない芸術祭となりそうだ。「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」は、2015年3月7日(土)から5月10日(日)まで、京都市美術館、京都府京都文化博物館ほかで開催される。チケットは発売中。
2015年02月10日●Ingressの世界を展示で再現文化庁メディア芸術祭実行委員会は4日より、「平成26年度(第18回)文化庁メディア芸術祭受賞作品展」を開催している。会期は2月15日まで(2月10日休館)、メイン会場の開館時間は10:00~18:00(金曜日は20:00まで)。東京・六本木の国立新美術館をメイン会場に、東京ミッドタウン、シネマート六本木、スーパー・デラックスをサテライト会場として展開され、いずれの催しも入場無料となっている。本稿では、会期前に行われた内覧会の様子をお届けする。○Ingressの世界を展示で再現内覧会には各部門大賞の受賞者が出席し、作品解説や受賞の抱負を語った。エンターテインメント部門大賞のゲーム「Ingress」の開発会社「Google’s Niantic Labs」からは、Dennis Hwang氏と川島優志氏が出席。史上初となるIngressの"リアル展示"について解説を行った。本件とはやや話が逸れるが、この両名、今やおなじみとなったGoogleトップページの記念日ロゴ「Doodle」のデザインを手がけてきたことでも知られている。Ingressは壮大なバックストーリーが魅力のひとつではあるだが、ゲーム内容をごく単純化して説明すれば、現実世界を舞台に陣取り合戦を行うもの。スマートフォンで取得したGPS情報を利用して、青陣営(レジスタンス)と緑陣営(エンライテンド)が陣地を奪い合うのが基本的なルールだ。メディア芸術祭の会場では、ゲーム内に登場する「Power Cube」を立体オブジェとして制作、Ingressの世界観を再現した。これまで世界各地でイベントを行ってきたIngressだが、こうした展示を行うのは今回が初めて。アート部門優秀賞を受賞したメディアアーティストで、大のIngressファンでもある真鍋大度氏が協力し、IngressのAPIを活用して場内演出を手がけた。ブース内には3つのポータル(会場である国立新美術館から2カ所、展示ブース)の様子が投影されており、この3つのポータルの状態がある条件を満たした場合、条件に応じた映像が上映される仕掛けが施されている。また、このゲームの初期ビジュアルやUIを手がけたHwang氏は、マクロスシリーズ、鉄人28号など「日本のアニメ」の影響を多分に受けてきたといい、Ingressのデザインを手がけた際は、大好きだという「攻殻機動隊」などがインスピレーションの源になっていたとも語った。●6mの巨大な"三脚"がうねるパフォーマンス○アート部門今年度は大賞該当なしとなったアート部門。入り口から入ってすぐのところに、優秀賞のメディアインスタレーション「センシング・ストリームズ-不可視、不可聴」(坂本龍一/真鍋大度)を展示。携帯電話やラジオなどから発せられる電磁波を音と映像で表現したもので、札幌国際芸術祭2014で展示されたものをそのまま東京へと移設した。六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、青山公園、東京タワーから取得したレコーディングデータを元にしており、来場者が周波数を自由に変更し、東京を飛び交う電磁波を「可視・可聴」にした映像を見ることができる。また、同じく優秀賞の「Nyloid」は、兄弟で結成したアートユニット「Cod.Act」による作品。6メートルもの巨大な構造物が目を惹きつけるが、これは単なるオブジェではなく「音響彫刻」。会期中複数回設けられているパフォーマンスタイムには、巨大なトライポッド(三脚)がエンジンの回転によりのたうちまわり、肉声を分解した音源が動きに合わせて発せられるさまは圧巻だ。公式サイトにタイムスケジュールが掲載されているため、合わせて来場することをお勧めしたい。○エンターテインメント部門大賞「Ingress」の特設展示のほかにも、意欲的な作品が多く展示されていたエンターテインメント部門。優秀賞のインタラクティブインスタレーション作品「3RD」は、来場者が実際に作品を体験することができる。鳥を模したデザインのヘルメットをかぶると、その内部にあるモニターで、外部のカメラを通じて俯瞰された自らの姿が映し出されている。ゲームのように感じられる風景だが、紛れもなくそこに映っているのは自分自身。係の方にうながされるまま歩き回ってみたが、奇妙なズレや浮遊感があり、筆者は2度ほど壁にぶつかった。頭にかぶって異なる視点を得る、という点では、近年活用めざましいヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」を活用したコンテンツを連想させるが、この作品がもたらすのは、同デバイスによる没入感とはまた異なる体験だった。そのほか、「のらもじ発見プロジェクト」では現地でタイピングした任意の文字列を「のらもじ」で表示できる展示ディスプレイが用意され、スライムを楽器にしたサウンドデバイス「Slime Synthesizer」は実際に演奏してみることができるなど、体感型の展示が複数見られた。○アニメーション部門アニメーション部門は、作品(あるいは予告映像)の上映のほか、手描きの原画や設定資料などが展示されているブースが作品ごとに設けられていた。短編アニメーション『The Wound』はモニターでの上映ではなくシアタースペースが設置され、来場者が腰掛けて鑑賞することができるようになっていた。また、新人賞の劇場アニメーション『たまこラブストーリー』コーナーでは、さまざまなシーンの原画を複数用意するのではなく、特定のシーンの原画を複数並べて展示。そのほか、キャラクター設定画を詳細に掲示するなど、鑑賞後のファンの視線を意識した展示構成となっていた。○マンガ部門マンガ部門もアニメ―ション部門と同様作品ごとにブースを設けた展示形態だが、各々の作品性を強く押し出した挑戦的な展示が行われていた。大賞「五色の舟」(近藤ようこ/原作:津原泰水)では同作を構成する膨大な直筆原稿に着目し、第1話~第4話までを直筆原稿で読ませる仕掛けが展開された。デジタル作画が普及してきた漫画界において、これだけの量の直筆原稿を読む機会というのは非常にまれだといえる。また、ドラマ化もされて話題となった優秀賞「アオイホノオ」(島本和彦)は、作品テーマとなっている「80年代のマンガ業界」の熱気を演出する意味あいで、作者の仕事机や使用している画材、ネームと完成版の比較などが行われている。今年度は展示の密度が濃く、体験型の企画も多く用意されるなど、来場者が楽しめるインタラクティブなものとなっていた。4分野で話題を呼んだ注目作品が無料で一覧できる機会となっているため、ぜひ足を運んでみてほしい。
2015年02月04日平成26年度[第18回]文化庁メディア芸術祭受賞作品展が、2月4日から15日まで、六本木地区にて開催される。3日にはメイン会場の六本木美術館にて内覧会が行われた。会場では、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門3,853点から選ばれた受賞作品、審査委員会推薦作品、及び功労賞受賞者の功績が紹介される。会場内は部門ごとに緩やかに区切られ、ブース内には制作の際に使用された模型や原画資料なども豊富に展示された。アート部門において優秀賞を受賞した坂本龍一と真鍋大度のコラボレーションによる「センシング・ストリームズ―不可視、不可聴」は、札幌国際芸術祭2014のために制作されたもので、携帯電話などから発せられる様々な周波数帯の電磁波を収集し、自発光型超高精細大型ビジョンとスピーカーを通じて可視化、可聴化するという作品。本展では、札幌展での大スケールはそのままに、新たに東京バージョンが発表される。ブース内に設置されたコントローラーを操作し、東京都内の地区別の周波数帯を選択することで、時に輝くように明るい色彩の渦として、時に重厚なサウンドとして、刻々と変化する電磁波を知覚情報に置き換える。本来知覚できない電磁波によって成立している身近なスマートデバイスの存在を、新たな視点から意識するきっかけとなるだろう。その他、エンターテインメント部門ではGoogleの社内ベンチャー、ナイアンテックラボ(Niantic Labs)の「Ingress」が、アニメーション部門では、アンナ・ブダノヴァ(Anna Budanova)の「The Wound」が、マンガ部門では近藤ようこによる津原泰水原作小説のコミカライズ「五色の舟」が、それぞれ大賞を受賞した。また期間中はメイン会場の他、シネマート六本木及びイベントバー「スーパー・デラックス」にて、受賞作品の上映、トーク、パフォーマンス、シンポジウム、ワークショップ、ガイドツアーなど様々なプログラムが実施される。【イベント情報】平成26年度[第18回]文化庁メディア芸術祭受賞作品展メイン会場:国立新美術館(その他シネマート六本木、スーパー・デラックスでも開催)住所:東京都港区六本木7-22-2会期:2月4日から15日時間:10:00から18:00(金曜日は20:00まで)休館日:2月10日入場無料
2015年02月04日3月25日~29日に開催される「第7回沖縄国際映画祭」が、「島ぜんぶでおーきな祭(さい) 第7回沖縄国際映画祭」に名称を変更し、メインポスターの制作に漫画化・鳥山明氏が参加することがこのほど、明らかになった。名称は、より多くの人たちに積極的に楽しんでもらいたいという願いを込めて変更。沖縄の全地域の人たちにとって、より身近で、何でもありで、今まで以上にワクワクするような祭りへとスケールアップを目指す。また、メインポスターのシンボルデザインは、「お!chan」に決定。「お!」とは沖縄の「お」、おーきなの「お」、驚きの「お!」を意味し、それに一人一人が思い思いに描いた「目」を付けて、「お!chan」が完成する。ポスターの制作には、『ドラゴンボール』、『Dr.スランプ』などで知られる漫画化・鳥山明氏が参加。鳥山氏は、真ん中にある一番大きな「お!chan」の目を描き、その周りを沖縄県内の人たちが描いた「目」を持つ69個の「お!chan」が囲んでいる。なお、同映画祭を支える県内各地の「応援団」は、14団体になり、さらに広がっていく見通し。そして、よしもとクリエイティブ・エージェンシーは、「よしもと沖縄41市町村全力応援芸人」を県内全41市町村に配置し、文字通り「全力で」サポートしていく。
2015年01月29日山形カシオとダイビング専門ショップ「mic21」は共同で、スキューバダイビング向け小型トランシーバー「Logosease」(ロゴシーズ)を使用したダイビングツアーを開催する。ツアーの申し込みは、2月3日からmic21の店舗にて受け付ける。Logoseaseは、ダイビングで使用する水中マスクに装着し、レギュレーターをくわえたままで水中会話を実現する小型の無線機だ。このたびのツアープログラムは、山形カシオとmic21が共同で開発したもの。ダイビングのインストラクターはLogoseaseを使い、受信専用機を装着した参加者に対して、水中の生物や地形の見どころを音声で紹介する。インストラクターが声で注意を促すことで、トラブル防止に役立つという利点もある。
2015年01月28日●山形カシオとは?カシオウオッチのフラッグシップブランド、「OCEANUS」の高い品質と信頼性をめぐるシリーズ連載。前回の「品質保証」に続いて、製造の鍵を握るプレミアムウオッチ・ファクトリー「山形カシオ」と、その製造の現場を詳しくレポートしよう。そこでは、極めて高度かつ繊細に自動化された製造ラインと、その中で絶えず厳しく精度・品質に目を配る技能者たちが両輪となって、OCEANUSというカシオ至高のブランドを作り上げていた。○「メイドイン山形」ブランドを発信するカシオ計算機のマザー工場2014年12月初旬、明灰白色の空に粉雪が舞う山形新幹線・さくらんぼ東根駅からタクシーで5分、我々取材班は山形カシオを訪れた。快く迎えてくれたのは、山形カシオ 総務部の松田桂一氏と日下部直子さんだ。OCEANUS製造の現場レポートをお届けする前に、山形カシオの概要について簡単に紹介しておこう。その名前からも分かる通り、山形カシオ株式会社はカシオのグループ企業で、カシオ計算機株式会社とは別の会社だ。1980年(昭和55年)の創業以来、電卓や時計といった精密機器を生産し、現在はそれらに加え、精密金型製作とプラスチック成型事業や通信機器、デジタルカメラ、データプロジェクターの生産なども行っている。また、海外生産拠点(中国に2拠点、タイに1拠点)の工場管理や新工場の立ち上げ、さらにオリジナルの商品としてダイブトランシーバー「ロゴシーズ」の企画・製造を手がけるなど、山形カシオはカシオ計算機のマザー工場としてだけでなく、グループの物作りの核として極めて重要な役割を担っている。中でも時計に関しては、部品の金型設計から製品生産までを一貫して行っており、カシオウオッチの高機能ムーブメントはすべてここ山形カシオで生産されるのだ。特に、OCEANUS、G-SHOCKのMR-GとMT-G、PRO TREK(MANASLU)といったフラッグシップモデルに関しては、PPL(Premium Production Line)と呼ばれる特別なラインで組み立てまでを行う、いわゆる「垂直統合型」で生産されている。これは「最先端のセンシング技術や画像認識技術といった、ハイテク設備と熟練工の感性を融合させたモノ作り」とともに、山形カシオを語る上でのキーワードといえるだろう。これらのキーワードは、カシオ製品の高品質を語るブランディングとしても機能している。カシオはこの山形カシオ(PPL)でのモノ作りを積極的に発信すべく、工場内に実際の組み立てのようすを見学できる展示スペースを設置。メディアや販売代理店に向けて公開している。●写真で見る、山形カシオの見学コース見学コースには国内のみならず、海外の流通・販売関係者も多く訪れる。一度に36カ国の見学者が訪れたこともあるという。また、見学者は皆、その徹底した品質管理に驚嘆するそうだ。エジプトのある高級ジュエラーは、こう語ったという。「カシオのブランディングは素晴らしく、もうこれ以上するべきことは何もない。あとはただ歴史を重ねていけばいい」と。山形カシオでは、見学コースを地元の小学校などにも公開している。まるでSF映画のような精密機器や防塵服での組み立てシーンは、子どもたちにとって非常に印象深い社会科見学になるに違いない。なお、将来的には一般ユーザーの方々にも見学ルームを公開できるよう展示を強化、努力していきたいとのことだ。●時計の心臓部を製造する重要な工程「アナログブロック」○時計の心臓部を製造する重要な工程「アナログブロック」シリーズ「オシアナス・クオリティ」のテーマでもある、カシオのフラッグシップ・ウオッチブランド「OCEANUS」、その製造工程は、大きく以下の6つに分かれる。1.金型設計3次元CADデータを使い、樹脂部品を成形するための金型を設計。加工手順や工具なども自動でプログラムされる。2.金型製作加工プログラムをもとに金型を製作。最先端の設備機器で切削加工や放電加工を行い、より精密な金型を作り出す。3.樹脂成形金型に溶かした樹脂を射出し、樹脂部品を成形。直径1mm以下の歯車からベゼルやバンドなどの外装品まで、さまざまなパーツを製造する。4.基板実装プリント基板にアンテナやセンサー、LSIチップなどの電子部品を実装。高密度実装技術により、多彩な機能の搭載を可能としている。5.アナログブロックの製造メインプレートに歯車やモーターなどを搭載し、アナログブロックを製作。画像処理など最新のデジタルエンジニアリングを使って、熟練工の目による位置合わせを行い、高精度な実装を実現。6.組み立て(PPL)アナログブロックに基板、文字板、針を取り付け、ケースに封入。防水検査を実施したのち、バンドなどの外装パーツを取り付け、製品として仕上げる。この流れを踏まえた上で、「5.アナログブロックの製造」と、PPLでの「6.組み立て」工程を、次回から実際に生産ラインの内部に入ってお届けしよう!
2015年01月28日文化庁メディア芸術祭事務局は、「平成26年度[第18回]文化庁メディア芸術祭受賞作品展」を開催する。会期は2月4日~2月15日。会場は東京都・六本木の国立新美術館、シネマート六本木、スーパー・デラックス。入場無料。同展は、昨年度(平成26年度[第18回])の「文化庁メディア芸術祭」に応募された世界71ヶ国・地域からの3,853作品の中から選ばれた、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門の受賞作品や功労賞受賞者の功績等を一堂に展示・紹介するもの。「展示会場」となる国立新美術館 2階 企画展示室2Eでは、「アート部門」優秀賞に選ばれたインスタレーション作品『センシング・ストリームズ-不可視、不可聴』を、札幌国際芸術祭2014で展示された大迫力のスケールのままで体験できるほか、同部門 優秀賞を受賞したメディアパフォーマンス『Nyloid』のパフォーマンスを2月4日~8日までの5日間限定で実施するとのことだ(実施時間は公式ウェブサイト参照。事前申込不要)。さらに「エンターテインメント部門」 大賞を獲得したスマートフォン向けゲーム『Ingress』のAPIを活用した映像空間が出現し、ゲーム中に登場する「Power Cube」のオブジェを展示するほか、同賞 新人賞を獲得したサイクリスト向けアプリケーション『Auto-Complain』の作家が来日し、同展のために特別に制作された"東京バージョン"を使用した街の様子を紹介するということだ。このほか、「アニメーション部門」大賞の短編アニメーション『The Wound』の上映スペースや直筆スケッチ、ビデオコンテなどの展示、同賞 新人賞の劇場アニメーション『たまこラブストーリー』の代表的なシーンを集めた特別スペース、「マンガ部門」大賞の『五色の舟』の直筆原稿(原画)や原作テキスト、優秀賞『アオイホノオ』の原画や作者の仕事机なども展示・紹介されるとのことだ。また、「上映会場」となるシネマート六本木(3階 スクリーン4)、国立新美術館(3階 研修室A・B)では、全部門の受賞作品と審査委員会推薦作品の映像53点を上映。受賞作家や監督を招いたトークイベントの開催を予定。さらに「マンガライブラリー会場」となるシネマート六本木(1階 エントランス)においては、今年度のマンガ部門の受賞作品、審査委員会推薦作品の全巻(オンライン作品を含む)を自由に読むことができるマンガライブラリーがオープンする予定となっている。開設時間は10:00~19:00(2月10日は休み、2月15日は18:00まで)。このほか、「関連イベント」として、海外から来日中の受賞作家が出演するラウンジトーク&ライブパフォーマンスをはじめ、受賞者によるプレゼンテーションやテーマシンポジウム、視覚・聴覚障害者向けのNyloid鑑賞ワークショップ、Ingress講習会、ガイドツアーなどのプログラムが多数予定されている。なお、これらの関連イベントには事前申込が必要なものもあり、プログラムによって申込み方法が異なる。参加希望者は公式ウェブサイトで詳細を確認してほしい。
2015年01月26日山形カシオは2月12日から、水中で音声会話できるダイブトランシーバー「Logosease」(ロゴシーズ)の最新ソフトウェアを公開する。市販のダイブコンピューターが発する警告を、音声やブザー音でダイバーに伝える機能を追加した。Logoseaseは、ダイビングで使用する一般的な水中マスクに装着する小型のトランシーバーだ。水中で呼吸するレギュレータをくわえたまま、水中での音声会話を実現する。一方のダイブコンピュータは、ダイビング時の水深と時間を計測し、減圧症を予防するためにダイバーの体内窒素量をシミュレーションする機器。安全なダイビングを目的に、浮上速度の警告や無減圧潜水の警告など、さまざまな警告を表示やブザー音で知らせてくれる。Logoseaseを最新ソフトウエア(Ver. 201029)にバージョンアップすると、対応する市販のダイブコンピュータの警告ブザー音をLogoseaseで受信できるようになる。警告内容は簡単な音声やブザー音によって、ダイバーの耳に直接伝える仕組み。例えば、浮上速度を違反(速すぎる)している場合なら、ダイブコンピュータが発する「ピーピー」というブザー音を検出し、Logoseaseの骨伝導スピーカーを用いて「slow、slow」という音声でダイバーへ知らせる。対応するLogoseaseは、アドヴァンスドモデル「LGS-RG004」とベーシックモデル「LGS-RG005BA」だ。対応するダイブコンピューターは、タバタの「DC-Solor」、ビーイズムの「DIVE DEMO SOLIS TITANIUM」、日本アクアラングの「カルム」となっている。なお、今回の最新ソフトウェアを搭載したLogoseaseを、2015年1月27日(火)・28日(水)に東京都・浅草橋のヒューリックホールで開催されるダイビング業界関係者向け展示会「DIVE BIZ SHOW 2015」(主催:日本スクーバ協会)に出展。Logoseaseの販売代理店である日本アクアラングのブースにて、デモンストレーションを行う予定となっている。
2015年01月13日全国で「1000万円均一の注文住宅」をフランチャイズ・チェーン(FC)展開する千金堂は1月10日、山形県米沢市にて、「無落雪住宅」のモデルハウスをオープンする。○多雪地域などにおいて雪下ろし作業の負担を大幅に軽減「無落雪住宅」のモデルハウスは、同社のベース商品である1,000万円均一住宅「A1000」をもとに、無落雪屋根仕様および床暖房などを盛り込んだもの。多雪地域などにおける雪下ろし作業の負担を大幅に軽減できる住宅となっている。オープン日時は、1月10日~12日 10時~16時。所在地は、山形県米沢市中央6-1-131。なお、今回以外の日時を希望の際は、「千金堂 置賜店(廣居建設)」(山形県米沢市中央6-1-186)まで連絡のこと。
2015年01月09日セブン-イレブン・ジャパンは9日、山形県内のセブン-イレブン全店で「平牧三元豚の豚まん」を発売した。○銘柄豚"平田牧場三元豚"を中具に使用した豚まん同商品は、山形県の銘柄豚である"平田牧場三元豚"を使用した中華まん。同社の専用工場で初めて"平牧三元豚"を豚まんに使用し、具材や生地にこだわって作ったオリジナル商品。"平牧三元豚"は、3種の純粋種(ランドレース、デュロック、バークシャーなど)を交配して作り出した豚。独自の指定配合飼料を与えてじっくり飼育することで、肉のきめが細かく、程よい歯応えでうまみが特徴となるブランド豚。特に、真っ白でべたつかず甘く上質な脂肪は風味の違いを決定付け、プロの料理人からも高い評価を得ているという。同商品は、"平田牧場三元豚"を中具に使用。生地は、数種類の小麦をブレンドし、弾力がありながらも口どけの良さが特徴だという。中具は、食べ応えのあるサイズに仕上げた豚肉と玉ねぎ、たけのこ、しいたけなどを混ぜ合わせ、素材本来の味が楽しめる味付けとした。価格は160円(税込)。
2014年12月11日スクーバダイビング指導機関であるJCS(日本海中技術振興会)は、山形カシオの水中無線機「Logosease」に関して、JCSのライセンスを持つインストラクターによる講習プログラムを開始した。Logoseaseは、ダイビングで使用する一般的な水中マスクに装着し、レギュレータをくわえたままでも水中会話が可能な小型の無線機(ダイブトランシーバー)。今回の講習プログラム「JCS Logoseaseスペシャルティコース」は、JCSが認定したインストラクターが一般のダイバーにLogoseaseの効果的な使い方を教えるコースだ。ダイビング中の感動や発見、安全の喚起、ダイビングのテクニックなどを会話で伝える方法を、水中でトレーニングする。
2014年12月05日2015年3月から5月にかけて、京都で初めての大規模な現代芸術の国際展、「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」の開催が発表された。京都市美術館の全館と京都府京都文化博物館を主会場に、2ヶ月にわたり京都市内の複数の会場で、世界の第一線で活躍する美術家約40名が、新作を中心に作品を発表する。PARASOPHIA 京都国際現代芸術祭2015のチケット情報参加作家は、北京オリンピック開会式の花火の演出を手がけた中国出身の蔡國強、京都賞を受賞した南アフリカの映像作家ウィリアム・ケントリッジ、イラン出身でベルリン在住の女性彫刻家ナイリー・バグラミアン、ベトナム出身でデンマーク国籍のヤン・ヴォーなど、様々な国籍の気鋭の美術家が京都に集う。PARASOPHIAは、paraとsophiaを結合した造語で、paraは「別の、逆の、対抗的な」という意味を、sophiaは叡智や学問体系を意味している。そしてその言葉の優しい音感は、都市・京都そのものを暗示する。今回のアーティスティックディレクターを務める河本信治は、「京都は歴史的にも、社会が激変した第二次世界大戦後から現代まで、市内の各種施設や社寺、篤志家たちが国内外の多様な芸術家たちを支えてきた土地であり、現代芸術に対しても寛容であり続けた都市です。PARASOPHIAは、明日の文化の生産と蓄積を目指す知のワークショップとして都市・京都を際立たせます。そして、幅広い層が楽しめる軽やかな外見の展覧会であると同時に、国内外の専門家たちの知的共感を集められる奥深い内容を目指します」とコメントを寄せた。「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」は、2015年3月7日(土)から5月10日(日)まで、京都市美術館、京都府京都文化博物館ほかで開催される。チケット前売り開始は2014年12月11日(木)。
2014年12月01日文化庁メディア芸術祭実行委員会は、平成26年度[第18回]メディア芸術祭の受賞作品・受賞者を発表した。「文化庁メディア芸術祭」は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰すると共に、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル。今年度の同芸術祭には、前述の4部門に対して過去最多となる世界71カ国・地域から3,851作品が寄せられた。例年は部門ごとに大賞1作品、優秀賞4作品、新人賞3作品が選出されるが、本年度は「アート部門」の大賞が「該当なし」となったことで、同部門のみ優秀賞が5作品選出された。また、功労賞として、メディア芸術分野に貢献のあった4名を決定した。アート部門以外の大賞について、エンターテインメント部門は、スマートフォンのGPS機能を使った仮想世界の陣取りゲーム『Ingress』(グーグルズ ナイアンティック ラボズ = 米国)。同社の創業者・ジョンハンケ氏はビデオレターで「千と千尋の神隠し」や「ゼルダの伝説」、ソニーの「AIBO」など、アートやエンターテイメント、テクノロジーの世界を、新しい、革新的な方法で広げてきた偉大な業績と同列に並べたことを恐縮するとともに光栄に思います」と述べるとともに、「世界の何百万のプレイヤーたちに感謝したい」とコメントした。なお、同賞をゲームが受賞したのは、第11回の「Wii Sports」以来6年ぶりで、通算5作品めとなる。アニメーション部門では、心の傷に苦しむ少女と、彼女が空想の中に棲息する毛むくじゃらの生き物が繰り広げる、悪夢のようでありながらも美しい友情を描いた9分21秒の短編アニメーション『The Wound』(アンナ・ブダノヴァ氏 = ロシア)が受賞した。監督のアンナ・ブダノヴァ氏はビデオレターで「こんなに素晴らしい賞をいただけるなんて夢にも思いませんでした。この賞が次のプロジェクトのための力になってくれることを願っています」と感謝の意を表した。また、マンガ部門は、戦時下に見世物小屋の一座として生計を立てる異形の者たちの哀切な運命を描いた『五色の舟』(近藤ようこ氏/原作:津原泰水氏 = 日本)が選ばれた。マンガを描いた近藤氏は「原作の評価を損なわないように、マンガとしての表現をどのようにしていいのかを考え、35年間学んできたことを投入して描いたつもりです。このような形で評価して頂き、大変嬉しいです」とお礼を述べた。原作者の津原氏は、「マンガのために書いた原作ではありませんが、近藤さんによるマンガとしての的確な演出があっての結果だと思います」とコメントした。なお、各部門の「優秀賞」について、アート部門はメディアインスタレーション『これは映画ではないらしい』(五島一浩氏 = 日本)、同『センシング・ストリームズ-不可視、不可聴』(坂本龍一氏/真鍋大度氏 = 日本)、グラフィックアート、ウェブ『Drone Survival Guide』(ルーベン・パーテル氏 = オランダ)、メディアパフォーマンス『Nyloid』(コッドアクト氏 = スイス)、同『《patrinia yellow》for Clarinet and Computer』(福島論氏 = 日本)の5作品が受賞。エンターテインメント部門は、ウェブ、オープンソースプロジェクト『のらもじ発見プロジェクト』(下浜臨太郎氏/西村斉輝氏/若岡伸也氏 = 日本)、ガジェット『handiii』(近藤玄大氏/山浦博志氏/小西哲哉氏 = 日本)、映像作品『Kintsugi』(アポトロピア アントネッラ・ミニョーネ氏/クリスティアーノ・パネプッチャ氏 = イタリア)、インタラクティブインスタレーション『3RD』(ヘドウィッヒ・ヘインスマン氏/ニキ・スミット氏/シーモン・ファン・デル・リンデン氏 = オランダ)が、アニメーション部門は、劇場アニメーション『映画クレヨンしんちゃん「ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」』(高橋渉氏 = 日本)、同『ジョバンニの島』(西久保瑞穂氏 = 日本)、短編アニメーション『PADRE』(サンティアゴ・ブー・グラッソ氏 = アルゼンチン)、同『The Sense of touch』(ジャン チャルル・ムボッティ マロロ氏 =フランス)が選ばれた。また、マンガ部門では、『アオイホノオ』(島本和彦氏 = 日本)、『チャイニーズ・ライフ』(李昆武氏/フィリップ・オティエ氏/訳:野嶋剛氏 = 中国/フランス/日本)、『春風のスネグラチカ』(沙村広明氏 = 日本)、『羊の木』(いがらしみきお氏/原作:山上 たつひこ氏 = 日本)が受賞した。
2014年11月28日文化庁メディア芸術祭実行委員会は、平成26年度[第18回]メディア芸術祭の受賞作品を発表した。今回は「アート部門」の大賞作品は「該当なし」という結果となった。「文化庁メディア芸術祭」は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰すると共に、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル。今年度の同芸術祭には、前述の4部門に対して過去最多となる世界71カ国・地域から3,853作品が寄せられた。その注目すべき「アート部門」だが、本年度の「大賞」は「該当なし」と発表された。「アート部門」は2004年の部門改組から設定されたものだが、それ以前の「デジタルアート(インタラクティブ)部門」、「デジタルアート(ノンインタラクティブ)部門」含め、「アート」を対象とした部門の大賞受賞作品が選出されなかったのは初めてとなる。部門の審査委員・三輪眞弘氏はこの理由について、「今年の応募作品の質が低かったわけではなく、優秀賞や新人賞に選ばれた作品は非常に高いクオリティだった」としながらも、「僕が審査に携わった過去2回は、大賞に選ばれるべき突出した作品があり、ほかの審査委員らも意見が一致することが多かったが、今年はどれも素晴らしい作品でありながらも、コレだという決め手が感じられなかった」と述べた。これは、ほかの審査員も同様の意見だったという。さらに、「一年間で技術はさらに進歩したものの、今年はアップデートにとどまり視点そのものは動いていないと感じている」と続けた。今回の決断について、三輪氏は「最後の最後まで、大賞にするならばこの作品というのはあったし、そうなっても決しておかしいことではなかったが、むしろ審査員が何を感じたかを伝えることも重要だと考え、今回はこのような結果になりました」と述べ、審査委員の実感を率直に反映させた結果であることを明かした。なお、同部門の大賞が「該当なし」となったことで、本年度の「優秀賞」には1作品が追加され、メディアインスタレーション『これは映画ではないらしい』(五島一浩、日本)、同『センシング・ストリームズ-不可視、不可聴』(坂本龍一/真鍋大度、日本)、グラフィックアート、ウェブ『Drone Survival Guide』(ルーベン・パーテル、オランダ)、メディアパフォーマンス『Nyloid』(コッドアクト、スイス)、同『《patrinia yellow》for Clarinet and Computer』(福島論、日本)の5作品が選出された。
2014年11月28日10月に開催された「第27回東京国際映画祭」コンペティション部門でWOWOW賞と最優秀芸術貢献賞のダブル受賞を果たしたロシア映画『草原の実験』が、11月22日(土)に開催するWOWOWの放送イベント「TOUCH!WOWOW2014」の中で一度限りのプレミア放送をすることが決定した。大草原に立つ小屋で父親と暮らす少女・ジーマ。平和な日々を突然襲う暗い影と彼女の運命を描いたこの作品はカザフスタンでロケを行い、登場人物のセリフが一切なく、観客にストーリーの解釈を委ねた野心作。WOWOW賞の選考委員は「セリフを排した本作品の映像・音の持つ力は、言語・国境を越える強さを感じます。この作品をここ 東京から世界に発信することが、監督、俳優、作品関係者それぞれの可能性をさらに広げるきっかけになることを願い、WOWOW賞選考委員満場一致で決定しました。この新しい挑戦に敬意を表します」選出理由を述べている。透明感あふれる魅力を持った主演女優のエレーナ・アン、風や水などの自然が奏でるシンフォニーも見どころだ。監督・脚本はアレクサンドル・コット。第27回東京国際映画祭<WOWOW賞>受賞作『草原の実験』はWOWOWシネマにて11月22日(11:45~)放送。
2014年11月09日ドワンゴ及びニワンゴは、両社が運営する動画サービス「niconico」の「ニコニコ生放送」で、11月1日から、全国の大学学園祭の模様を生中継する学園祭企画を開始する。同企画で学園祭を生放送する大学は、早稲田大学、立命館大学、東京大学、防衛大学、京都大学(開催日時順)の5大学。早稲田大学の学園祭「早稲田祭」には、約16万人が訪れるという。生放送では1日目の模様を中継し、数々のイベントでバンザイをするユニークな団体、「バンザイ同盟」の活動風景や、ゼミナールの研究報告会の様子を伝える。放送日時は、11月1日の14:30~。立命館大学では、毎年、滋賀県のびわこ・くさつキャンパス(BKC)で「BKC祭典」、京都府の衣笠キャンパスで「衣笠祭典」を開催する。計4日間にわたる学園祭の様子を、立命館大学放送局(RBC)が立命館大学放送局チャンネルで中継。放送日時は、11月1日、2日の12:00~(BKC祭典)、11月8日、9日の12:00~(衣笠祭典)。防衛大学では、「第62回開校記念祭」を開催する。伝統競技の「棒倒し」やパラシュート部による記念降下を中継。さらに11月8日に行う10式戦車が現れる「訓練展示」の収録映像も放送する。放送日時は、11月9日の10:30~。京都大学は、11月21日~24日まで「11月祭」を開催。その2日目を中継し、同大学の卒業生であるドワンゴ会長・川上量生(かわかみ のぶお)氏による講演「変わりゆくネット社会を見つめて」をメインに、学園祭の模様を伝える。放送日時は11月22日の13:00~。東京大学では、11月22日~24日まで「第65回駒場祭」を開催する。3日目のミス&ミスター東大コンテストをメインに、学園祭の模様を中継する。放送日時は、11月24日の13:00~。
2014年10月31日銀座コージーコーナーは10月29日より、カフェ・レストラン併設27店舗で山形県産ラ・フランスを使った季節限定メニュー2品を販売する。「山形県産ラ・フランスのゴルゴンゾーラリゾット」は、世界三大ブルーチーズのひとつ"ゴルゴンゾーラ"と旬のラ・フランスを組み合わせたクリームベースのリゾット。チーズのコクと香り、ラ・フランスの甘みがマッチした上品な味わいが楽しめる。プロシュートのほどよい塩味とブラックペッパーがアクセントとなっている。価格は1,080円。「山形県産ラ・フランスのパフェ」は、ラ・フランスを丸ごと1個分使用したパフェ。ラ・フランスと相性のよいチョコアイス・ソースとマロンクリームを組み合わせている。価格は1,080円。価格はすべて税込。数量限定で、品切れの場合は終了となる。取扱店舗は、東京都は赤坂店など全19店、神奈川県は海老名店など全4店、埼玉県は北浦和東口店、草加店、千葉県は勝田台店、栃木県はホテルアール・メッツ宇都宮店。三鷹コラル店および草加店はパフェのみの販売となる。
2014年10月28日