第66回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にて審査員賞を受賞し、その後も世界各国の映画祭にて数々の賞を獲得した『そして父になる』の主演・福山雅治が、監督を務めた是枝裕和と夢の再タッグを組み、JCBオリジナルシリーズの新TVCM「かけがえのない毎日」篇を撮影したことが明らかになった。1990年「追憶の雨の中」でシンガーソング・ライターとしてデビューして以来、「桜坂」など多くのヒットソングを世に送り出し、今年で25周年を迎える福山さん。ミュージシャンとしてだけでなく、2010年にはNHK大河ドラマ「龍馬伝」で主演を務め、フジテレビ系ドラマ「ガリレオ」シリーズではドラマが連続最高視聴率を記録したほか、シリーズ映画『真夏の方程式』が2013年上半期の邦画実写興行収入1位を獲得するなど、俳優としても唯一無二の存在感を放つ。今回の新TVCM「かけがえのない毎日」篇では、「AKB48」のミュージック・ビデオや、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずと豪華女優陣を迎えて贈る映画『海街diary』を手掛ける是枝監督が、監督・脚本・編集を担当。本CMは、とある休日の午後、街のオープンカフェを舞台に、主人公・辰野和彦役に福山さんが、妻役をAYUMI、娘役を蒔田彩珠が演じ、一本のストールを巡って家族の絆や幸せを描くストーリー仕立てとなっている。“さりげない1日の中に、実は幸せが詰まっている”ことを表現した本CMストーリーの全貌が、WEBムービー限定で、JCBオリジナルシリーズサイトにて公開された。本CMは、2015年3月下旬に神奈川県横浜市内にて撮影。既に作品を作り上げたことがある福山さんと是枝監督なだけに、現場では互いの考えをすぐに理解し撮影に挑む場面が見受けられたそう。ほとんどNGも出ることなく、福山さんの魅力たっぷりの演技と、是枝監督の心の動きを追うやさしさあふれる演出、繊細な映像、そして全体を包む優しい音楽が揃い、まるで一本の映画のような仕上がりになっている。また本CMは5月23日(土)より全国にてTV放映される予定だ。(text:cinemacafe.net)
2015年05月21日世界初の特殊カメラで昆虫たちの生態を捉えた3Dドキュメンタリー映画『アリのままでいたい』の主題歌が福山雅治の『蜜柑色の夏休み 2015』に決定し、コメントが公開された。その他の写真本作は、カブトムシ、クワガタムシ、スズメバチら昆虫たちが森で繰り広げる熾烈な生存競争の様子を、長崎県在住の世界的昆虫写真家・栗林慧が“アリの目カメラ”と呼ばれるで世界唯一の特殊なカメラで430日を費やして捉えた記録。主題歌『蜜柑色の夏休み』は2001年に福山が発表したアルバム『f』に収録された楽曲で、オファーを受けた福山は、改めてスタジオでレコーディングしなおし『蜜柑色の夏休み 2015』を完成させた。福山は「写真家栗林慧さんと僕が同郷だということ、そしてNHKの自然番組に出演していることを知ってくださっていた映画制作スタッフより、是非主題歌として『蜜柑色の夏休み』を!と、オファーを頂きまして、今回、楽曲提供させて頂くことになりました」と経緯を説明。「歌の舞台は、僕が小学生だった頃の長崎。ある夏休みの1日、電車に乗って祖母の家に遊びにいく風景を歌った楽曲で、まさに“夏休みの日記”といった感じです」と明かし、「15年近く前の楽曲でもあったので、楽器もダビングして、MIXも新たに行いました。基本のアレンジは変えていないので、建築で言えば“リノベーション”という感じでしょうか」と説明。「この映画は、僕自身も子供の頃、地元長崎で蝉やクワガタやカブトムシなどをつかまえて遊んでいたことを思い出します。長崎の自然、そこで繰り広げられる生き物たちの生命の物語り。自然の厳しさと美しさを、この映画で感じていただけたら」とコメントを寄せた。『アリのままでいたい』7月11日(土)2D/3D 全国ロードショー
2015年05月12日山田涼介主演の映画『暗殺教室』のヒット御礼舞台挨拶が4月24日(金)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、早くも続編製作の決定が発表された。同日、山田さん本人も初めて知ったそうで「まさか皆さんと一緒に知るなんて。本当にうれしい」と大喜びだった。この日発表されたタイトルは『暗殺教室~卒業編~』で、公開は2016年の予定。山田さんは「いま知ったばかりなので、嬉しいなという気持ちが強いですが、どんな展開になるか、一ファンとして、また出演者として楽しみです」と抱負のコメント。舞台挨拶には、上原寿一プロデューサーが駆けつけ、「すでに原作者の松井優征先生とも話を進めているところ。生徒たちのさらなる成長物語になるはず。アニメの続編も決定したので、2016年を今年以上の暗殺イヤーにしたい」と期待をあおった。さる3月21日(土)から全国313スクリーンで封切られ、4月23日(木)時点で観客動員222万3181人、興行収入25億2768万8300円を記録。2015年公開の邦洋実写映画の動員&興収ナンバーワンを突き進んでおり、「まさかこんなことになるとは!ビックリしちゃうよねえ。皆さんの力がなかったら、ここまでのヒットはなかった。感謝の気持ちでいっぱいです」と異例の大ヒットにも喜びを爆発させていた。原作は2012年から「週刊少年ジャンプ」で連載され、累計発行部数1,350万部を突破する人気漫画。進学校の落ちこぼれ生徒たちが、担任教師として突如現れたタコ型の超生物・殺せんせー(ころせんせー)の暗殺に奮闘するという異色アクションコメディで、殺せんせーの声優を「嵐」の二宮和也が担当していることでも話題を集めている。『暗殺教室』は全国東宝系にて公開中。4月25日(土)から本編エンドロールの後に、続編につながる“後付け予告編”が上映される。『暗殺教室』は全国東宝系にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:暗殺教室 2015年3月21日より全国東宝系にて公開(C) (C)2015 フジテレビジョン 集英社 ジェイ・ストーム 東宝 ROBOT(C) 松井優征/集英社
2015年04月24日映画『暗殺教室』の完成披露試写会が3月4日(水)に開催され、主演の山田涼介をはじめ、菅田将暉、山本舞香、竹富聖花、上原実矩、加藤清史郎、橋本環奈、椎名桔平、知英、高嶋政伸という個性あふれる豪華な面々が舞台挨拶に登壇した。「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)連載中の人気漫画の実写化で、期限内に自分を暗殺できなければ地球を破壊すると宣言した謎の生物にして有名進学校の教師である通称:殺せんせーと、彼を何とか殺そうとする生徒たちの姿を描く。この日の完成披露試写会のチケットの倍率はなんと125倍!登壇陣が客席後方の扉から登場し、客席の間の通路を歩いて壇上に向かうと、125分の1の選ばれしラッキーな観客たちは割れんばかりの歓声を送った。撮影は1か月ほどの合宿形式で行われ、生徒たちは一緒に生活を送りながら撮影に臨んだというが、ホテルは男性陣と女性陣で別々で、しかも山田さんによると「旅のしおりまであって『夜十時を過ぎての外出禁止』『男女でごはんに行くの禁止』とかあった(笑)。男臭かったです…(苦笑)」とのことで、山田さんのファンはホッとひと安心…?ちなみに、生徒役の中で、“2.5次元”の生徒(=自立思考固定砲台)を演じた橋本さんだけは、他のキャストとは別の撮影で「グリーンバックでみなさんを想像しながらやってた」とのことで、この日が共演陣とは初対面!壇上で共演陣に「はじめまして(笑)」と挨拶していたが、山田さんは劇中のCG映像ではなく、本物の橋本さんの印象を尋ねられると「CGよりも全然かわいいです。メンバーの出ているドラマに出られたりしていて、話は聞いていたし、早くお会いしたかったです」とニッコリ。この言葉に女性ファンからは悲鳴が上がったが、山田さんは「妬くなよ(笑)!」とピシャリ!会場は笑いに包まれた。さらに、セクシーな教師役で、映画初出演を果たした元KARAの知英さんは「“セクシー”って何ですか?という感じだった(笑)」と役柄への戸惑いを口にしたが、完成した映画の中では色気ムンムン!山田さんは共演の感想を問われ「こういう話題ばかり僕に振るのやめて!」と苦笑しつつ、「そりゃ、目のやり場に困りました…」とやはり、知英さんの色気にノックアウトされたようだった。『暗殺教室』は3月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:暗殺教室 2015年3月21日より全国東宝系にて公開(C) (C)2015 フジテレビジョン 集英社 ジェイ・ストーム 東宝 ROBOT(C) 松井優征/集英社
2015年03月05日映画『サムライフ』の初日舞台あいさつが28日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、キャストの三浦貴大、松岡茉優、加治将樹、柾木玲弥、山本涼介と森谷雄監督が出席した。実話をもとにした本作は、長岡秀貴氏が民間教育施設を設立するまでを描いた青春群像劇。高校教師を辞めたナガオカ(三浦)は、4人の元教え子(松岡、加治、柾木、山本)とともに、自分が理想とする学校を作ろうと奔走する。一方で、様々な事情で学校に通えない子どもたちと出会ううち、ナガオカは責任の重さに押しつぶされそうになる――というストーリーで、映画は全国順次公開中。キャスト陣は劇中で着用したお揃いのパーカーで登場し、主演の三浦は、「みんなで大切に作った作品なので楽しんでください」とアピール。一方、紅一点の松岡は、「男子校みたいな雰囲気だったので、野球部マネージャーみたいに可愛い感じでいくか迷いました。でも、実際に入ったら、"お母さんキャラ"になってしまった。特に1番手がかかったのは主演です」と笑いを誘い、俳優陣が雑談を始めると、「今日は映画の初日! 映画の話をして!」と叱責するなど"お母さんキャラ"を発揮していた。和気あいあいとした雰囲気の中、森谷監督は、「5人がこの空気感でやっていて、現場では助かった。5人の青春感を見て欲しい」とキャスト陣一人ひとりに分厚い感謝の手紙を渡す場面も。また、「変な人なんです」と三浦が称していた長岡氏も、桜を持って祝福に駆け付け、「僕らの白黒の絵画に色を付けてくれた。この作品を1人でも多くの人に届けていただけたら」とあいさつすると、三浦は、「現代社会が抱える問題がテーマになってる。その問題を何とかしようとしてる人たちもいるんだという事に気付いてほしい」と熱を込めていた。
2015年03月01日若手俳優の中でも確かな演技力で知られる三浦貴大を始め、松岡茉優、加治将樹、柾木玲弥、山本涼介といった今後の活躍が期待される若手俳優陣、さらに大杉漣、渡辺大、きたろう、マキタスポーツといった実力と個性を兼ね備えた面々がしっかり脇を固める映画『サムライフ』(2月28日公開)。本作は、長野県上田市出身の元高校教員・長岡秀貴氏が、地元で認定NPO法人「侍学園スクオーラ・今人」を設立するまでの経緯を記した同名原作をもとに映画化。理想とする教育現場を実現させるため、自分の居場所を探していた元教え子らと共に奮闘する、ひとりの男の物語だ。本作に主演する三浦さんは、言わずと知れた三浦友和&山口百恵という大スターを両親に持つ二世俳優。実は今年、本作を始め現在公開中の『リトル・フォレスト』『繕い裁つ人』、さらに『マンガ肉と僕』『おかあさんの木』、そして実写版の『進撃の巨人』など、待機作を含め、なんと8本の映画に出演!話題作へのオファーが止まらない、要注目の俳優・三浦貴大の魅力に迫った。いま、日本映画界から最も信頼を集め、勢いのある俳優のひとりといえる三浦さんは、1985年11月10日東京都生まれの29歳。2010年、映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』でデビューを果たすと、夢を諦めて電車の運転手になった青年が、主人公と出会い変化していく心の機微を見事に表現。同作で第34回日本アカデミー賞「新人俳優賞」を受賞した。また、学生時代は、ライフセービング部に所属し、全日本学生ライフセービング選手権大会で入賞を果たし、ベーシックライフセーバーの資格も保有するなど、体育会系な一面も持ち合わせている。爽やかな笑顔と鍛え上げられた筋肉で、「ファイト!一発!」の掛け声でお馴染みの大正製薬「リポビタンD」のCMに出演したことも話題となった。デビュー当初から着実に培われてきたその演技力で、その後も、阿部寛主演『麒麟の翼~劇場版・新参者~』(’12)、役所広司・樹木希林主演『わが母の記』(’12)、高倉健主演『あなたへ』(’12)、さらにクリント・イーストウッド監督作の日本版リメイク『許されざる者』(’13)や、2014年邦画興収第1位を記録した『永遠の0』などで幅広い役柄に挑戦し、ベテラン実力派俳優陣の中でも負けないキラリと光る存在感を発揮。北野武監督『キッズリターン』のその後の物語を描いた『キッズリターン 再会の時』(’13)では主演を務めた。そして、デビューからわずか5年で、漫画家・五十嵐大介の人気漫画を原作にした『リトル・フォレスト 夏・秋』に続く『冬・春』、中谷美紀主演、三島有紀子監督『繕い裁つ人』ほか、本作『サムライフ』、桐谷健太と兄弟を演じる『種まく旅人~くにうみの郷~』(5月30日公開)、新鋭・杉野希妃監督の『マンガ肉と僕』(2015年公開予定)、『ローリング』(初夏公開予定)、鈴木京香主演『おかあさんの木』(6月6日公開)、そしてこの夏の目玉となる2部作『進撃の巨人』ではジャン役を演じるなど、公開前から話題の作品が続いている。とりわけ、「『サムライフ』は、役者をやるなかで、とても大切な作品になりました」と語る三浦さんは、存命の実在の人物を演じることには難しさを感じていたようだ。「原作者であり、モデルの長岡秀貴さんを知る方々が見ても納得がいくようにしたかった。長岡さんと会話をしつつ、細かい癖などを観察して演技に取り入れました。今回は、敢えて形から入って長岡さんの思考に近づこうと思いました」と語り、監督・キャストはもちろん、原作者本人も唸る役作りを明かした。そんな三浦さんが演じるナガオカは、「もしかしたら、いままでで一番真っ直ぐでアツい役だったかもしれません」と自身でふり返るような大胆さと、子どもたちへの愛情にあふれた繊細さを合わせ持つ男。「観終わった後、背中を押してくれ、明日に向かって歩き出す力をくれる映画なので、ひとりでも多くの方に愛される映画になってほしいですね」と、快進撃を見せる俳優・三浦貴大の新境地を語っている。『サムライフ』は2月28日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:進撃の巨人 2013年秋、全国にて公開(C) 諫山 創/講談社 & 映画「進撃の巨人」製作委員会繕い裁つ人 2015年1月31日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会サムライフ 2015年2月28日より全国にて公開(C) 2015『サムライフ』製作委員会
2015年02月26日メジャーリーグのテキサス・レンジャーズに所属するダルビッシュ有投手がこのほど、レスリング世界選手権で金メダルなどを獲得している山本聖子選手と交際していることを、自身のTwitterで明かした。ダルビッシュ投手のTwitterには、自身と山本選手がにこやかな表情で抱き合っている2ショットが写されている。ダルビッシュ投手は「先々週の日曜日に撮影した写真です。2人で相談し、オープンに付き合って行くことにしました。皆様応援宜しくお願いします」とのコメントを投稿し、堂々と交際宣言をしている(原文)。「交際投稿」には「幸せな笑顔が素敵なお二人です」「末永くお幸せに」などの祝福のコメントが多数寄せられている。また、山本選手が「神の子」などの異名を持つ総合格闘家・山本"KID"徳郁選手の妹であることを受けて、「(山本"KID"徳郁選手の)義弟になるのか」などといった、早くも結婚を見越したコメントもされている(すべて原文)。なお、ダルビッシュ投手は2007年にタレント・紗栄子さんと結婚し、2012年に離婚を発表している。
2014年11月18日人気モデルで女優の山本美月が、自身初となる単独握手会を開催することが決まった。『2015年山本美月カレンダー』(小学館/11月21日発売)の発売を記念して行われるもので、山本は23日付のブログで「わーーーーめちゃくちゃ緊張する!!!!でも、いつも応援してくださる方々と直接お会いすることができる初めての場、とてもとても嬉しいです」と喜びを爆発させている。カレンダーでは山本美月がキュートな素顔をのぞかせる握手会は、11月23日に福岡・ジュンク堂書店天神店、30日に東京・三省堂書店有楽町店で開催。希望する書店に電話予約をしたうえで、山本が専属モデルを務める女性ファッション誌『CanCam』(同)1月号とカレンダーを購入すると、参加券と引き換えられる仕組みとなっている。イベントでは、山本が描いたイラスト入りの限定ポストカードを手渡しされるほか、抽選でチェキによる2ショット撮影もできるという、ファンにとっては嬉しい内容となっている。山本は「来てくださる人みなさんに感謝の気持ちを伝えられたらなと思ってます!なんと東京だけでなく、私の愛する地元福岡でも開催!しかもジュンク堂とか!通ってた大好きな本屋さん!!!嬉しい(ハート)是非是非是非!来てくださいね!」と意気込んでいる。
2014年10月23日●これまでとは少し違った現象が見られる『ねんどろいど 日向翔陽』漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で人気連載中のバレー漫画『ハイキュー!!』の主人公・日向翔陽が、グッドスマイルカンパニーのデフォルメフィギュア「ねんどろいど」となって、2015年1月に発売される。(「GOOD SMILE ONLINESHOP」の受注締切は11月5日21:00)「ねんどろいど」化を告知する公式ツイートが7,000リツイート越えを記録するなど、ファンからも熱い注目を浴びている『ねんどろいど 日向翔陽』だが、今回はこれまでの「ねんどろいど」とは少し違った現象が見られるのだ。それは、女性からの反響がずば抜けて多いこと。女性キャラのイメージが強い「ねんどろいど」のファン層は、どちらかといえば男性が中心だったのだが、今回は少々状況が異なるようだ。また、「今回が初のねんどろいど購入!」という声も多く、これまでの「ねんどろいど」ファンとは違った層にヒットしていることがわかる。『ねんどろいど 日向翔陽』の何が女性の心をつかんだのか。今回は、グッドスマイルカンパニーで同商品の企画に携わったヒラセ氏と、「カホタンブログ」でおなじみカホタンに制作秘話を聞いた。――『ねんどろいど』といえば、女性キャラクターのイメージがあったので、今回の作品とキャラクターのチョイスは個人的にも驚きました。「そうきたか!」という感じで。ヒラセ:『進撃の巨人』の「リヴァイ」や『ドラマティカルマーダー』の「蒼葉」など、男性キャラもやっていないわけではないのですが、確かに「ねんどろいど」は女性キャラがメインですね。女性にも人気のある『ハイキュー!!』をやらせてもらえたのは、自分たちにとっても新しい挑戦でした。グッスマの「ねんどろいど」としては、2011年に発売した『レベルE』の「王子」以来のジャンプ系男性キャラです。――そもそもなぜ『ハイキュー!!』を「ねんどろいど」にしようという話になったのですか?ヒラセ:実は僕らは二人とも『ハイキュー!!』が大好きなんです。ちょうどアニメが始まるという情報もあったので、ここは絶対に『ハイキュー!!』でいきたいと思って企画しました。通常の「ねんどろいど」に関しては、企画を担当するのは一人なんですよ。だから今回みたいに二人で進行することや、まして男女合同の企画というのはものすごく稀なことなんです。――「ねんどろいど」化を発表のツイートは、記録的なリツイートだったとお聞きしました。カホタン:7,000リツイートを超えていますね。特徴的だったのは、既存の「ねんどろいど」ファンよりも「今まで『ねんどろいど』を知らなかったけど、この日向翔陽は買っちゃいそう」という声が多かったことです。女性キャラの場合は、もともと「ねんどろいど」自体を好きな方から反響をいただけるのですが、今回は「ねんどろいど」を知らない方がつぶやいてくれたのが印象的でしたね。ただ、ここまで反響があるとは思っていませんでした。――なぜ今回はそうした方にもヒットしたのでしょうか。ヒラセ:やはり『ハイキュー!!』という作品の力、そしてキャラクターの力でしょうね。原作のパワーはもちろん知っていたのですが、「ねんどろいど」がどこまで認知されているのかは未知数だったので、不安もありました。――確かに『ハイキュー!!』ファンと、「ねんどろいど」ファンがどこまで重なるかは予測できませんよね。でも結果的には大反響でした。これは『ハイキュー!!』と「ねんどろいど」の相性が良かったということなのでしょうか。カホタン:「カホタンブログ」での情報発信としては、自分で「ねんどろいど」で遊んでいるところの写真を出したりしています。その時に思ったのが、「ねんどろいど」と日向翔陽のデフォルメ感ってすごくしっくりくるんですよ。撮っていてとても楽しかったです!ヒラセ:日向はバレー部では小柄でかわいい感じの男の子。そのイメージが「ねんどろいど」に対して親和性があって、ユーザーさんとしても「この組み合わせいいよね」に繋がったのかなと思います。――なるほど。そもそも、日向翔陽というキャラクターが「ねんどろいど」向きだったのですね。カホタン:後は、商品化の発表からリリースまでのタイミングもよかったですよね。●男性と女性、それぞれの視点が活きた『ねんどろいど 日向翔陽』ヒラセ:そうですね。商品発表から案内まで2~3週間と非常に短かったんですよ。今までは事前に情報を出して、次に原型を出して、それから彩色見本を見せて案内へ……とプロモーション期間をある程度長く見ていたのですが、今回に関してはそこが短かったことで、ユーザーの熱や期待値が高いまま突っ走っていけたのがよかったのかなと思います。カホタン:例えば「初音ミク」のような男女共に人気のキャラクターはリツイート数も伸びるんです。だけど今回は、女の子のリツイートが男性を凌いでいて、数日経ってもリツイートされ続けています。話題がTwitterの中で持続していましたね。――彩色の写真を見てファンの期待値も高まっていると思います。制作のこだわりなどを教えていただけますか。ヒラセ:まずはポージングですね。ユーザーさんが欲しいポージングを再現する必要があるので、原作からシーンを抜粋するところからスタートしました。特に頭を悩ませたのは表情のチョイスです。この顔もかわいいし、この顔もかっこいいし……と迷いに迷いました(笑)。その中から「ねんどろいど」の値段感に抑えるため、パーツ数のことを考えて精査していきました。――個人的には日向がガッツポーズしている「オオッシ!!!」の顔が大好きです。ヒラセ:そうなんです!これいいですよね!カホタン:これイチオシです(笑)。ヒラセ:原作第二巻で、日向と影山が先輩と試合したときにスパイクを決めた日向のガッツポーズですね。この表情が印象に残っていたのと、今後影山を「ねんどろいど」化した時のからみも考えて選定しました。――ということは、後ほど発売になる影山のポージングや表情は日向と合わせて楽しめるものに……?カホタン:そこはまだ内緒です(笑)。楽しみにしてください!ヒラセ:他にもこれまでの「ねんどろいど」と異なる点でいえば、腰のジョイントがいつもと違うことですね。『ハイキュー!!』はバレー漫画なので動きが特徴的ですし、「ねんどろいど」はアクションフィギュアなので、どこまで動かせるかがポイントになります。首や両肩、両足が可動するのは通常通りなんですが、今回は上着とパンツの間にもジョイントが入っていて、前後に可動します。等身は維持しつつも、ユーザーさんがイメージする形に落としこむことができたと思っています。これまでのフォーマットには収まらず、もっとできることはないかと原型師と打ち合わせた結果、実現できました。――腰が動くとスポーツの動きが再現しやすくなりますね。再現するという点では、ネットパーツやコートの専用台座なども特徴的です。ヒラセ:それらについては、初めはすごく悩んだんです。「ねんどろいど」を買っていただくお客さまは、果たしてアクションポーズが見たいのか、それとも日向のかわいいポーズが見たいのかと。後者ならネットはいらないかもしれないですから。ただ、根本的にはやはりバレー漫画ですから、シチュエーションの再現にはとことんこだわることにしました。スパイクを打つ直前から打ち終わってガッツポーズを決めるまでの一連の流れをわかりやすくするためにもネットはあったほうがいいだろうと。カホタン:ここは私たち二人で企画したことの良い面が出たかなと思います。もし私が一人で企画したら、ポーズの再現性はそこまで求めなかったかもしれません。アクションの方が躍動感が出るというのは、男性ならではの発想かなと。ヒラセ:逆に表情のチョイスでは、カホタンの女性ならではの視点が生きています。かっこいい顔がいっぱいあったほうがいいだろうと思っていたところに、ガッツポーズのようなかわいい表情を入れることで日向らしさが出せたのは良かったですね。うまくコンビネーションがとれたと思います。――お二人も日向と影山に負けないベストコンビですね。カホタン:どっちが王様なんでしょうね(笑)。ヒラセ:やっぱりカホタンが女王様かな。――そうするとヒラセさんが"最強の囮"ということに……(笑)。ヒラセ:(笑)●女性向けのグッズのトレンド、コミュニティを利用して広げていく傾向――ところで、もともと原作ファンというお二人ですが、『ハイキュー!!』の魅力はどこにあると感じていますか?ヒラセ:僕は剣道や野球をやっていたのですが、仲間と勝利したり負けたりした時の感情が『ハイキュー!!』を読むとすごく実感できるんです。共感できる内容が多くて、リアリティがある。キャラクターの魅力も強くて、等身大の"部活もの"というのも良いですね。カホタン:『ハイキュー!!』って、主人公が不思議な力を持っているわけでもないし、そもそも最初はバレー部にすら入れないですよね。試合でも負けることもよくあるし、泣きながら皆でご飯を食べたりしています。うまくいかないんだけど、仲間がいるからがんばれるというのが良いですね。ヒラセ:一人がくじけても誰かが支えてくれるんですよね。悩んでいたことが仲間のふとした一言で解決したりすると、俺もそう思ってた! って共感します(笑)。――熱い思いがしっかり伝わってきました(笑)。女性向けのグッズのトレンドについても教えていただきたいのですが、そもそも男性と女性では傾向が異なるものなのですか?ヒラセ:女性の場合は、500円とか1,000円くらいの比較的低単価なものを、愛の分だけ多く買うというイメージがありました。「ねんどろいど」は税込みで4,000円前後なので、そういう意味では高単価です。ただし、数万円するようなスケールフィギュアに比べると、手を出しやすい価格なので、それが今回の反響にも繋がったのかなと思います。ただ、最近では女性向けのフィギュア自体が増えてきています。弊社だけが挑戦しているわけではなく、フィギュア業界の各社がさまざまな女性向けフィギュアを出されていますね。カホタン:女の子って、好きなキャラクターを周りにアピールしたいところがあると私は思うんですよ。だから持ち物にいっぱいキャラグッズをつけたりする子が多いです。それが、TwitterやSNSが普及したことで、家にどれだけグッズがあるのかをお互いに見せることができるようになって、フィギュアという新たな愛の形につながっているのかなと思います。ヒラセ:男性ファンって、俺こんなに買ってしまったよっていう若干の自虐とか、自分の中での満足感や愉悦があると思うんです。対する女性は、コミュニティを利用して広げていく傾向があって、それは男女の違いとしてあるかもしれませんね。――興味深い傾向ですね。その点ではTwitterをはじめとしてネットで発信できるようになったからこそ、変わってきた部分はありそうです。最後に、『ねんどろいど 日向翔陽』に関する今後の展開を教えていただけますか。ヒラセ:やはり影山が出るということですね。現在、原型師たちにより着々と姿ができつつあるので、なるべく早めにお見せしたいと思っています。やはり『ハイキュー!!』は日向と影山、二人いてこそのタイトルなので、そこは期待してください。その後は……がんばっていきたいです(笑)。カホタン:影山くん、すごくいい感じになっていて面白いと思います。クールな部分をしっかりおさえながらも遊び心があるので、いい意味で「そうきたか」と思えるものになるはずです。ご期待ください。「ねんどろいど」としては、これまでとは違った反響を巻き起こしている日向翔陽。ポージングや表情へのこだわりの裏には、ファンならではの熱い思いと視点が隠されていた。日向翔陽に続いて発売が予定されている影山と、二人がそろったときに何が起きるのかについても期待したいところだ。ネットの発達とフィギュア業界各社の挑戦により、女性向けフィギュアのトレンドが大きく動こうとしている。(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS
2014年10月22日映画『小野寺の弟・小野寺の姉』の完成披露試写会が8月13日(水)に開催され、W主演の向井理に片桐はいり、山本美月、及川光博らが舞台挨拶に登壇。向井さんと山本さんは同じ大学の先輩後輩ということで、撮影現場でも共通の話題で盛り上がったと明かした。両親を亡くして以来、2人で暮らしてきた小野寺家の姉弟を主人公に、向井さんと片桐さん主演で昨年上演された同名の舞台に続いて、姉弟の設定を維持したまま映画として製作。2人の何気ない日常、互いを深く思いやる姿をコミカルに描き出す。舞台版では小野寺姉弟がひょんなことでケンカし、そこから思わぬトラブルに巻き込まれながらも仲直りするという1日を描いたが、本作ではそれぞれの不器用な恋が描き出される。その相手役として映画からの出演となったのが山本さんと及川さん。向井さん演じる進は“香り”を調合する研究者という設定で、山本さん演じる薫は絵本作家を夢見る女性。ひょんなきっかけで出会った2人が、徐々に距離を近づけていくのだが、西田監督は現場で向井さんと山本さんの“距離感”に相当気を遣ったそう。「初対面で、そこから少しずつ縮めていく関係だったので」と2人が撮影以外で仲良くなり過ぎないよう、特に撮影開始当初は、自らが間に入ることで“調整”していたという。そうした監督の意図も露知らず、山本さんは向井さんとの現場での関係について尋ねられ「西田さんが間に入って仕切ってくださって…(笑)、会話の“司会”をやってくれていました」と不思議そうに述懐する。向井さんも監督の意図を知らず「何でこんなに間に入ってくるの?と思ってた(笑)」とふり返る。そもそも、向井さんと山本さんは共に明治大学出身の先輩・後輩で、しかも学部と学科まで同じということで、初共演にもかかわらず、初対面のときから共通の話題もあって、かなり打ち解けていたよう。西田監督はなんともばつが悪そうに「何か…ごめんなさい」と苦笑交じりに謝罪し、会場は笑いに包まれた。また、片桐さんも及川さんと少しずつ距離を縮めていく関係性を演じたが、監督の話を聞いて「私たちにはそんな気遣いはなかった!」とおかんむり。監督は呆れ気味に「そっちは大人でしょ!」とツッコミ、及川さんは「そもそも、僕と片桐さんは前に共演してて、しかも『キューティーハニー』で一緒にパンサークロー(※謎のテロ集団/及川さんはブラック・クロー、片桐さんはゴールド・クロー)やってますから(笑)」と告白し、会場は再び笑いに包まれていた。『小野寺の弟・小野寺の姉』は10月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年08月14日銅版画家の山本容子が個展「山本容子展 アート イン ホスピタル」を伊勢丹新宿店本館7階催事場にて開催している。2005年から山本が新たなライフワークの一つとして取り組んでいる「アート イン ホスピタル」。これは、絵の持つ力で患者を始め看病する家族や医療従事者達が心穏やかに過ごせるよう病院内でアートを活用するという考え方だ。山本は自身の父の死をきっかけにアート イン ホスピタルに興味を持ち始め、福祉先進国のスウェーデンにて勉強した経験もある。まだ国内ではなじみの薄い病院でのアートについて山本氏は、「病院を訪れる患者の心情には治りたいという前向きな思いと共に、緊張や不安もある。心の底ではどこか怖い場所というイメージがあるかもしれない。実際に病院内でアートを取り入れているスウェーデンは、病院こそ最も美しく快適でなければならないという考え方だ。私もアーティストとして、アートを通じて日本での病院に対する意識を変えられないかと考えている」と話す。病院に飾られるアートに求められるものは「作品の善し悪しではなく、その環境や土地にふさわしいものでなければならない」と語る山本氏は、制作のオファーを受けると即現場に出向き、患者や病院スタッフとそこに何を描くかミーティングを重ねる。そこには彼女の「病院内のアート作品は自分の好きな世界観を描いてはダメ。その場で過ごす方々と会話を重ね、どんな絵が効果を生み出すのかを一緒に検討することが大事」という考えがあるからだ。同展示で入口すぐのスペースに展示される原画は、高松赤十字病院の西玄関に描いた作品のために制作したもの。同作品は2000年に描いた『愛の小径(Les chemins de L’amour)』というフランスのシャンソンをモチーフにしたエッチングをベースにしている。しかし、原画には元のエッチングには無い要素が描かれている。島や海、オリーブの木は現地での関係者達との会話の中で、直島や小豆島など瀬戸内海の島々と海やオリーブの木を描いて欲しいという声が上がったことから加えられた。また、病院のエントランスに飾られるという立地性から、子供の目の高さにはカエルを書き加えるなど通行者の目の高さも意識した工夫が凝らされている。高松で前述の作品を1週間掛けて描く間、患者やその家族だけでなく、病院で働く医療従事者にも日々変化する作品の制作過程を楽しみにする様子が見られたという。その経験から、彼女は「医療従事者にとって病院は日常生活の大半を過ごす場所。その場が殺風景だったら彼らも癒やされない。患者と同様、医療従事者の方にもリラックスするための空間は必要」だと考える。また、病院において求められるアートについて「環境音楽のようにさりげなく環境に溶け込み、見る人に静かに何かを語りかけてくれるものではないかと思う」と自身の考えを述べた。山本はこれまでにも同店で個展を開催してきたが、今回は百貨店で展示を行う意義を強く感じているという。「百貨店は人々が夢を求めて来る場所。買い物ついでに立ち寄って作品を見ていただき、病院におけるアートの在り方や医療現場に求められることを考えてみるきっかけになれば嬉しい」
2014年06月26日銅版画家の山本容子は、「山本容子展 アート イン ホスピタル」を伊勢丹新宿店本館7階催事場にてスタートした。会期は6月30日まで。彼女が病院におけるアートをテーマに大規模展を開催するのは今回が初。会場には、病院という場で過ごす患者や医療関係者が心穏やかに過ごせるようにと山本が手掛けた作品やその原画などが展示される。会場には山本が未来を感じたという病室で過ごす患者自身が病室に飾る絵を選ぶ「アートテイク」のためにセレクトした作品も展示され、その一部は購入することも可能だ。アートテイクゾーンの作品には、本を読むのもつらいという症状の子供のために、その絵があることで家族や看護師と会話が広がるようにと山本が選んだ作品もある。展示作品は、会場中央には同氏が初めて手掛けた病院におけるアート作品である中部ろうさい病院特別室2室の天井画『チューリップ』や和歌山県立医科大学付属病院母子医療センター治療室前の壁画『鳥の歌』『オーヴェルニュの子守歌』、エントランスには今年山本が手掛けた高松赤十字病院の西玄関に描かれた壁画『愛の小径(Les chemins de L’amour)』の原画など。この原画は、制作期間の限られた病院での作業を前に、山本のアトリエで描かれた現場と同サイズのキャンバスに描いた設計図とも呼べる下絵だ。山本は趣味人だった父が病院での闘病生活の末亡くなった後、そのベッドに横になってみたという。そこで病室のぶつぶつと穴の空いた白い殺風景な天井が目に入り、最期に見た光景はこの天井だったのかと悲しい気持ちになった。それ以降、病院におけるアートの力を問うべく、医療関係者に出会う度に「病院で天井画を描かせて欲しい」を語り続け、ある対談で出会った中部ろうさい病院院長が山本に賛同し、2005年に第一号となる天井画が生まれた。山本氏は、「今回は自分の世界観を一方的に伝える展示ではなく、病院環境の質という社会問題をアーティストの視点で捉えて制作した作品を展示している。アート イン ホスピタルには一つの正解がある訳ではないので、鑑賞者も知恵を出し合って様々な問題を解決できる社会になれば嬉しい」と語った。28日11時から12時の間、山本自身がキャンバスの仕上げをライブで見せる公開制作を実施。また、29日14時45分から15時45分にはサイン会を開催。会期中会場で書籍を購入した先着80名にサイン会整理券を配布する。
2014年06月26日「神アニメ」――。山本美月が大のアニメ好きを公言していることは知っていた。それでも、このなんとも愛らしい容貌で、ふわりと周囲を包むような不思議なオーラを放つ彼女の口からこの言葉が飛び出したときはドキリとし、そして無性に嬉しくなった。彼女が崇拝の対象とし、「神アニメ」として語るのは「HUNTER×HUNTER」。その劇場版第2弾としてまもなく公開となる『劇場版 HUNTER×HUNTER -The LAST MISSION-』に彼女は声優として参加しているのだ。2009年に「第1回東京スーパーモデルコンテスト」でグランプリに輝き、現役女子高生にして「CanCam」で鮮烈なモデルデビューを果たし、現在も専属モデルとして絶大な支持を集める。そして昨年、センセーションを巻き起こした『桐島、部活やめるってよ』でスクリーンデビュー。その後もドラマ、CMなどで存在感を示し、注目度は増すばかりだ。そんな彼女がその美貌の秘訣…ではなく「HUNTER×HUNTER」の魅力、そして今回の劇場版の見どころについて、作品に参加した声優としてというよりも、熱烈ないちファンとして熱く、熱く語ってくれた!アニメが大好きな女優に届いた声優のオファー。そこに「念願の」という枕詞がついても不思議ではないが、山本さんは大慌てでかぶりを振る。「声優さんも私にとっては“神の領域”にいるみなさんなんです!女優の仕事を始めて、サラッと『機会があったらやってみたいな』と口に出しちゃったことはあったんですが…まさか本当にできるとは」。なぜか申し訳なさそうな表情さえ浮かべる。それほど彼女にとってはアニメというのは特別な存在なのだ。それでもやはり、オファーが届いたときは喜びに打ち震えた。「この仕事、やっててよかったです…」ともう一度、喜びを噛みしめるようにつぶやく。原作漫画の連載が始まったのは1998年で彼女が小学1年生のとき。アニメを最初に見たのはリアルタイムではなく再放送のタイミング。「まだ福岡にいた頃ですね。最初は妹が見ていて面白いと聞いて、それから見始めて引き込まれた」という。「ファンタジーが昔から好きなんです。冒険もそうだし、特殊能力とか。あとはクラピカがかわいくて(笑)」。改めて説明すると本作は、未知の生物や財宝、賞金首など希少な存在を追求する“ハンター”という職業に魅せられた少年・ゴンと仲間たちの戦いと成長を描く冒険譚。ちなみに、山本さんお気に入りのクラピカは、ゴンがハンター試験で最初に出会った仲間の一人。絶滅したクルタ族の唯一の生き残りで、一族を皆殺しにした盗賊「幻影旅団」への復讐を心に秘めている。子どもの頃からアニメ好きではあるが、山本さんはあくまで完成した作品やキャラクターを楽しんできたため、どんな過程で作品が製作されるのかはほとんど知らなかった。「小さい頃は声優さんがいるということも知らず、キャラクターが本当にいると思ってた(笑)」というほど。だからこそ今回、製作の一端をのぞいて驚いた。「純粋にアニメを楽しんできて、私にとってはその“裏”というのがなかったので、ビックリしました。声優さんの台本はこんな風なのか!収録の時はまだアニメが全て出来上がっていないこともあるのか!と全てが新鮮でしたね」。今回の映画では、ゴンらが所属するハンター協会の闇の歴史が暴かれ、葬り去られたはずの“影”と呼ばれる者たちが協会への復讐を企てる。山本さんは影のメンバーのひとりである煉獄(れんごく)という少女の声を演じた。出演が決まってから、決して長い準備期間があったとは言えない中で「普段、お芝居で役に向き合うのと同じスタンス」で家で練習を積んだ。自らの声を録音し試行錯誤を繰り返した。余談だが山本さん自身「自分の声は嫌い」だという。声優のオファーに「まさか自分が…」と思った理由のひとつには、こうした思いもありそうだ。「顔と声が合ってないってよく言われるんです(苦笑)。ハスキーとまではいかないけど低いって。自覚もあります。女子校育ちの影響が大きいと思うんですよね(笑)。かわいい声を出そうという努力をしたことがなかったから、だんだん(キーが)下がっていっちゃったんじゃないかなって。前に、高校の時に学校のメンバーでご飯に行ったことがあったんですが、ふすまを挟んで隣りは共学のコたちだったんですが『おつかれさまです!』という声から全然違うんですよ!周りに男の子がいるとこんなに違うのか!って(笑)」。収録のスタジオに入ると、次元の違う驚きが次々と彼女を待ち受けていた。「いきなり『じゃあ、1回やってみようか』と言われまして…(笑)。何にもわからないので、もうちょっと細かく説明があるかと思ったんですが『まあとりあえず』って(笑)。『えーっ!?』と驚きつつ……アフレコって人に向かってしゃべると思ってたので、画面に向かってしゃべるというのも知らなかったし、あんな風にひとりでブースに入ってスタッフさんは裏にいるなんてことも知りませんでした。スタッフさんの声は全く聞こえないので不安だし、私がセリフを言った後でみんなで超笑ってたり『こいつダメだ』とか言われてたらどうしよう…?って(苦笑)」。とはいえ、やっていくうちに楽しさも感じた。「楽しいんですよ、ホントに!語弊があるかもしれませんが、いま、カラオケでもアフレコが体験できるゲームがあるんですけど、まさにそのゲームのような感覚で。煉獄に関しては、私自身はわりとクールな少女をイメージしてたんですが、やってみたら意外と熱のある子でした。監督が仰られる通りに少しずつ、変えていったんですが、やりながら(煉獄の)気持ちが高まっていくのを感じましたね」。収録を終えても「完成したアニメーションと重なった時にどうなるのか想像できなかった」と手応えと呼べるものはなかった。完成した作品を見ても「あと3回は見ないと自分の声を冷静に聞けない!」と語るが、一方で物語に関しては、自分が出ているということを忘れてのめり込んだ。「まず、オリジナルストーリーなんですけど、本編の物語の要素や繋がりが濃くて、原作の流れの中で楽しめるところがファンにはたまらないと思います。原作ではこの時期にはまだ出ていないキャラクターもちらっと出てきたりして『あの人もいる!』と楽しめます。クラピカとレオリオは本編でもエピソードによってはなかなか出てこないので、映画でいっぱい登場して嬉しかったですね!個人的には煉獄として、クラピカと直接戦いたかったかな…(笑)」。女性ファンの人気の高いクラピカだが、どんなところが魅力なのか?と尋ねると口調はさらにヒートアップ!「中性的なところかな?すごく強いんだけど心が意外と繊細じゃないですか。そのギャップがいいですね。みんながいないと、精神的に不安定な感じで儚いんですよね。他の3人(当初からの仲間のゴン、キルア、レオリオ)とは違った“少年系”の強さというか…。ゴンたちのように『正義は勝つ!』というのではなく、恨みや負の感情が強いところもたまらないです」。文字では伝わりにくいが、口調は“恋する乙女”。恐る恐る「他に好きなキャラは…?」と尋ねると「みんな好きですが、やっぱりクラピカです(笑)!」。まさに恋である。『桐島』以降、今年だけでも『絶叫学級』、『男子高校生の日常』が公開され、年明けには同じく人気漫画が原作の『黒執事』の封切りが控える。ドラマでも「SUMMER NUDE」に先日「安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~」が終わったかと思えば、1月より「僕のいた時間」と文字通り切れ目なく次から次へと新たな作品での挑戦が続く。「モデルを始める前から、お芝居をやりたいという気持ちがすごく強かったので楽しいです!」と本人は目の回るような忙しささえも楽しんでいるよう。アニメ、漫画好きという印象が強いのだが、やはりキャラクターなど何者かに変身したいという願望が強いのか?「それはあると思います。昔から、将来なりたい仕事って制服系の仕事ばかりだったんです。警察官とかCAとか。普段とは違う自分になりたい願望があったんでしょうね」。女優は文字通り天職!楽しみつつ、この1年と少しの間で、違う人間に“変身”するだけでなく、確実に自分自身の変化をも感じている。「自分一人で考えるだけでは限界があるんだなというのを感じてます。今回もそうでしたが、自分で考えてやってみても、人から見たら違っていたりもするし、監督さんや周囲に相談したり意見を聞いたりするのがすごく大事なことなんだなと。『桐島ぶかつやめるってよ』も、監督さんと話して、リハーサルを繰り返して出来上がったキャラクターでしたしね。今後は……これまで極端な性格の子の役が多かったので、もっと普通の女の子を演じてみたいですね。それは一番難しいことだと思うんですけど、挑戦してみたいです」。最後にひとつ、仮定の質問を。あの「ルパン三世」でさえも実写映画化される時代。もしも「HUNTER×HUNTER」が実写化されたら出演したい?そう尋ねると、この日一番の困ったような表情で「え~出させていただきたいです…(笑)。でも女性キャラだと誰だろう?」と演じたい役柄を思案し始めた。「ネオン(※クラピカがボディガードを務める令嬢で予知能力を持つ)がいいな。クラピカのそばにいられるので(笑)。クラピカにワガママ言いたいです!」。(photo / text:Naoki Kurozu)
2013年12月27日(画像は株式会社コロナ プレスリリースより)山本美月「ナノリフレ」に起用若い女性を中心に支持されている山本美月さん。人気女性ファッション誌「CanCam」のモデルとして、また最近は透明感あふれる女優としても活躍しています。そんな彼女が起用された「ナノリフレ」のCMの放映がはじまりました。株式会社コロナが12月13日に発表したところによると、12月15日よりはじまったCMのタイトルは「滝の中の目覚め編」。ナノミストがいっぱいの部屋でさわやかに目覚める山本美月さんが印象的なCMです。滝の中で目覚める「ナノリフレ」は、直径約10~500ナノメートルの極小の水粒「ナノミスト」を発生させる美容健康機です。自然の滝と同じ原理で動いているため滝の側にいるのと同様にマイナスイオンが大量に生成されます。夜に「ナノリフレ」のスイッチを入れて眠りにつけば、朝起きる時にまるで滝の中で目覚めるような感覚が味わえます。(画像は株式会社コロナ プレスリリースより)ナチュラルクラスター技術このナノレベルのイオン生成を可能にしているのが、日本初のナチュラルクラスター技術です。この技術によって放たれるイオン「ナチュラルクラスターイオン」は、水以外の物質を含まず、電気的な変化は一切与えられていません。水分100%のこのイオンは、毛穴よりもはるかに小さいため、お肌の表面にベールを作り出し、肌本来の美しさを引き出してくれます。寿命が長く、かつ遠くまで届くという特徴も兼ね備えた「ナチュラルクラスターイオン」。ポータブルタイプという使い勝手の良さも手伝って、これからの人気美容機になりそうです。【参考リンク】▼株式会社コロナ プレスリリース▼株式会社コロナHP内ニュースリリース
2013年12月18日歌手で俳優の福山雅治が28日、東京・新宿ピカデリーで行われた主演作『そして父になる』の上映後ティーチインに、是枝裕和監督とともに出席した。福山の来場は一切告知なしのサプライズで、約580人の観客は大歓声。ファンとの質疑に応じる中で、ラストシーンの撮影で号泣してしまったと明かし「自分でもコントロールできず、びっくりした」と話していた。その他の画像また、女性ファンから飛び出した「もし子どもができたら、どんな父親になりそうか」の質問には、「こんな仕事してますから、もしかするといい学校に入れるかも(笑)。それは分かりませんけど、やっぱり選択肢はたくさん作ってあげたいですね。最初から『こっちだよ』ではなくて」と理想の子育てを語った。子どもたちとの共演については、「意図して『こうしよう』と役作りしたというよりは、子どもたちに導かれ、引き出された面が大きいですね。そういう意味では能動的ではなく、受動的な現場だった」と振り返った。福山の発言に対して、是枝監督も「俳優さんが演じることで、脚本のリライトを重ねるし、現場で反応してくれる俳優さんのほうが一緒にやりやすい」と福山との初タッグに手応えを示した。『そして父になる』は、ある日突然、自分の子どもが病院で取り違えられたという事実を突きつけられた親の姿を通して、家族愛と絆を問いかけるヒューマンドラマ。カンヌでの快挙に始まり、各国の映画祭でも絶賛を浴び、先日はサン・セバスチャン映画祭、バンクーバー映画祭で観客賞を受賞したばかり。国内動員は228万人を突破し(27日時点)、関係者によると興行収入30億円突破は確実だという。『そして父になる』公開中
2013年10月29日福山雅治が主演する『そして父になる』のハリウッド・リメイク正式決定が、9月28日(土)に発表された。製作を手がけるドリームワークスとの契約締結のために、是枝裕和監督が急きょ渡米。東京・新宿ピカデリーでの初日舞台挨拶にて、国際電話で“生報告”した。東京での舞台挨拶には福山さんを始め、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー、二宮慶多くん、黄升げんくん、滝沢美結ちゃん、押場大和くんが出席した。福山さんは「大変嬉しく光栄なことだと思っています」と満面の笑み。リリーさんは「どんなキャストでやるのか楽しみですね」と期待を寄せていた。是枝監督によると「一昨日急に決まり、急いで荷造りして出発した。何社か手を挙げてくれたようで、最終的にドリームワークスと契約しました」とのこと。今年のカンヌ映画祭で「審査員賞」を受賞した本作。契約の際にはドリームワークスを率い、カンヌ映画祭の審査員長も務めたスティーヴン・スピルバーグ監督と対面したそうで「30分くらいお話しをしました。作品をとても気に入ってくれたみたいで、細かな演出についても質問された」と電話越しの声からも、感激した気持ちが伝わった。舞台挨拶では、「カンヌで初めて観たとき、パワフルな人間ドラマに非常に感銘を受けた。生涯に1本の映画に関わる機会に感謝したい」とスピルバーグ監督からのコメントも紹介された。本作のリメイクについては8月末に、ドリームワークスが製作のフジテレビと交渉中であると米「Deadline」が報じていた。6年間育てた息子が、病院内で取り違えられた別の夫婦の子どもだったことを知った父親が苦しみながら成長する姿を中心に、家族のあり方や愛、絆とは何かを問いかける本作。カンヌでの快挙に続き、各国の映画祭でも絶賛を浴びており、現在までに世界230の国と地域で配給されることが決まっている。そして、本日ハリウッドから届いた“吉報”で、国内における『そして父になる』旋風もさらに盛り上がる予感だ。『そして父になる』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(内田涼(cinema名義))■関連作品:そして父になる 2013年9月24日~27日より全国にて先行公開、9月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013『そして父になる』製作委員会
2013年09月28日主演・福山雅治×監督・是枝裕和がタッグを組み、カンヌ国際映画祭でも「審査員賞」を受賞した感動作『そして父になる』。9月21日(現地時間)、スペインで開催中の第61回サン・セバスチャン国際映画祭にて本作の公式上映が行われ、福山さんと是枝監督が参加し会場を大きく沸かせた。6年間育てた息子が、病院内で取り違えられた別の夫婦の子供だったことを知った父親が苦しみながら成長する姿を中心に、家族のあり方や愛、絆とは何かを問いかける本作。福山さんが初の父親役を演じていることでも話題となっている。この日行われたレッド・カーペットと舞台挨拶には、2人揃ってスーツでキメた福山さんと是枝監督。そして、福山さんは「こんばんわ、福山雅治です。サンセバスチャンは大好きな街です3回目です。映画を楽しんでください」とスペイン語で挨拶し、現地の映画ファンの心を掴む。挨拶後に感想を聞いてみると、「スペイン語は日本語のカタカナみたいに話して大丈夫と聞いていたのですが、ど頭でつまづいてしまいまして…。おかげで緊張がとれてスムーズに話せました」と笑いながら感想を語った。上映後ロビーで待機していた観客に、「ブラボー!」「コングラチュレーション!」と歓声が上がり、温かい拍手が2人に降り注いだが、福山さんは「上映後の観客の熱気がすごく、(カンヌに続き)また届いたと感じました」と感激した様子だった。是枝監督も同じく、「出口まで観客の方が待っていてくれて、暖かい拍手を聞いて作ってよかったと改めて思いました」とコメントし、興奮冷めやらない様子。発表モニターに映し出された観客のレーティング映像では、『風立ちぬ』などのライバル作を抑えて暫定1位!「観客賞」に王手をかけた。『そして父になる』は9月24日(火)~27日(金)より全国にて先行公開、9月28日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そして父になる 2013年9月24日~27日より全国にて先行公開、9月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013『そして父になる』製作委員会
2013年09月23日歌手で俳優の福山雅治が主演する『真夏の方程式』が29日、全国415スクリーンで封切られ、東京・有楽町のTOHOシネマズ 日劇で福山をはじめ、共演する吉高由里子、北村一輝、杏、山崎光(子役)、西谷弘監督が初日舞台あいさつを行った。福山は「皆さんのご要望があれば、いつでも戻ってきたい」と超満員の客席にメッセージ。ただ、共演する光くんから「福山さんは怖かったです」と打ち明けられると、「役柄的に距離を置いたほうがいいかなと思って……」と苦笑いを見せていた。その他の写真東野圭吾氏原作の“ガリレオ“シリーズの1作を、TVドラマ、映画『容疑者Xの献身』に続いて福山主演で映画化。周囲から変人扱いされながら、驚異的な洞察力と科学知識を駆使して難事件を解決していく物理学者、湯川学が、“手つかずの海”と呼ばれる美しい海、玻璃ヶ浦で起こった殺人事件の真相と背後に隠されたドラマを暴き出す。同日、全国415スクリーンで封切られた。日本での公開を前に、香港で行われたプレミアに出席した福山は「熱烈な歓迎に驚きました。街中にポスターが貼ってあったり、ラッピングバスが走っていたり、香港でもかなりの認知度だった」と振り返った。一方、吉高は「国を超えてもキラキラしている」と所属事務所の先輩でもある福山を持ち上げ、「湯川先生とガッツリ過ごした10か月が終わると思うと、とてもさみしい」としみじみ話していた。映画版から参加の杏は「とても光栄。決して明るい役ではないが、まるで心の奥底まで潜っていくようで、すごくいい経験でした。作品も涙が止まらない思いで見ました」と手応え十分。北村は「あまり出ていないので、この場に立つのは気が引ける」と恐縮しきりだった。また、『容疑者Xの献身』でもメガホンを執った西谷監督は「映画とドラマでは、住み分けをしようと意識している。ドラマでは湯川という人物を正面から捉え、映画では横顔を捉え、原作により忠実に描いている」と説明していた。『真夏の方程式』公開中
2013年06月29日福山雅治主演のドラマ「ガリレオ」の劇場版『真夏の方程式』のプレミアイベントが6月23日(日)に都内で開催され、福山さんを始め、共演の吉高由里子、西谷弘監督が出席しレッドカーペットを歩いた。東野圭吾の「探偵ガリレオ」シリーズを原作にした現在第2シーズンが放送中の人気ドラマの劇場版で『容疑者Xの献身』以来、5年ぶりとなる新作。資源開発に揺れる海辺の街を舞台に“ガリレオ”湯川学が不可解な殺人事件の解決に挑む。レッドカーペット脇、さらには会場の外にも多くのファンが詰めかけ、福山さんらを乗せた車が会場に到着すると割れんばかりの歓声が響き渡る。ドラマはちょうど本日24日(月)で最終回を迎えるが、撮影は先日20日に終わったばかり。福山さんは「やっと長いセリフを覚えなくていいと少しホッとして、ゆっくり眠れるかと思いきや、すぐにプロモーションが始まりました。『真夏の方程式』をお届けするべく気合いが入ってきました」と表情を引き締める。撮影は、映画の方が先で去年の夏の終わりに行なわれた。刑事・岸谷を演じる吉高さんは、同じ事務所の先輩でもある福山さんとの共演について「クランクインのとき、福山さんが向こうから歩いてきたんですが取り巻きが多い!現場マネージャーとかお偉いさんとかも来てて、『こんなに人件費使ってるんだ?こんな偉い人が現場に来るんだ?』と思いました」といきなり現場の裏側を明かす。さらに「(福山さんの)スター感が凄くて、お会いして『スターが来たって感じがしましたよ!』と言ったら、『スターじゃない。ビッグスターだ』って言われました」と福山さんの“ビッグスター”発言を暴露!これに福山さんも苦笑いを浮かべつつ、「元々、大泉洋さんが作ったネタを僕がマネしてるんです。僕はそんな風に思っておりません。みなさま、どうぞよろしくお願いいたします」とかしこまった口調で釈明し、会場は笑いに包まれた。一方、福山さんは吉高さんの印象を問われ「イメージから“暴れん坊”で自由奔放なのかと思ってたら全く逆で、現場で言われたこと、求められることに全力で応えようと誠実なお芝居をされてました」と称賛しつつ、「全力で応えようとするあまりよく(セリフを)噛む」とニヤリ。これに吉高さんが「ビッグスターと一緒だと緊張するんです(笑)」と混ぜっ返し、会場は再び笑いに包まれた。イベントの最後には、映画の中で子ども嫌いの湯川がある少年と出会い、少しずつ交流を深め、一緒にペットボトル・ロケットを飛ばすシーンにちなんで、ヒットを祈願しペットボトルロケットを発射!会場のカウントダウンと吉高さんの「発射!」の声と共に福山さんが飛ばしたロケットは見事、ステージを飛び越える“場外ホームラン”となり、会場は拍手と歓声に包まれた。『真夏の方程式』は6月29日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:真夏の方程式 2013年6月29日より全国東宝系にて公開(C) 2013フジテレビジョン アミューズ 文藝春秋 FNS27社
2013年06月24日オフィシャルブログで発表、報告人気ファッションモデルで、NHK総合の「東京カワイイ★TV」への出演や、イベントなどでも活躍している山本彩夏。彼女が専属モデルを務めてきた、ファッション雑誌「BLENDA」を現在発売中の最新号、3月号をもって卒業することが分かった。同誌の発売日でもある8日に、山本自身がオフィシャルブログで発表、ファンらにも報告を行っている。彼女は、中学生のころから「BLENDA」を愛読していたそうで、そんな憧れの雑誌に、モデルとして参加できたことは、夢のような話だったとふりかえって語っている。近々新たな活動発表もと予告何も分からない状態から、自分を支えてくれた周りのスタッフ、家族や友人、そして多くのファンに深い感謝の言葉をつづり、卒業しても「BLENDA」ファンであり続けることを宣言している。卒業後の今後についてだが、次のステップに進む意欲と決意を強くみせているほか「近いうちにまたみんなに大切なご報告できるかなと思っています」とコメントしていることから、新たな活動発表が近々行われるものと予測される。ファンらからは卒業を惜しむ声や、次のステージでの活躍を期待する声が多数寄せられており、山本もそうした数々のコメントに、ブログを通じ、ひとつひとつ感謝のメッセージで答えている。華やかに「BLENDA」を飾ってきたひとりである彼女。卒業という節目を迎え、新たな一歩を踏み出したようだ。今後のさらなる活躍に期待したいところである。元の記事を読む
2013年02月11日福山雅治主演、是枝裕和監督の最新映画が『そして父になる』というタイトルに決定し、公開日と共演者の情報が公開された。本作で初の父親役を演じる福山扮する主人公は、ある日病院から電話があり、小学校受験真っ只中の6歳の息子が、実は出生時に病院で取り違えられた他人の子どもだったことを知らされる…。血のつながりを選ぶのか? 一緒に過ごした6年という時間を選ぶのか? 人生の壁にぶつかり悩みながらも成長する男の姿を描く。福山の妻を演じるのは、NHKドラマ小説「カーネーション」で国民的人気を博した尾野真千子。そして、もうひと組の夫婦を演じるのは、NHK大河ドラマ「龍馬伝」で福山と夫婦役を演じた真木よう子と、福山とプライベートでも親交の深いリリー・フランキー。そのほか、是枝作品ならではの風吹ジュン、國村準、樹木希林、夏八木勲ら豪華キャスト陣が脇を固める。本作は、3月25日にクランクインし、5月6日にクランクアップ。2013年10月5日(土)に、新宿ピカデリー他全国公開を予定している。『そして父になる』2013年10月5日(土)新宿ピカデリー他全国ロードショー
2012年12月27日福山雅治が主演を務め、是枝裕和監督がメガホンを握る最新作『そして父になる』が来年10月5日(土)より全国にて公開されることが決定し、さらには尾野真千子や真木よう子、リリー・フランキーを始めとする共演者の面々が遂に明らかとなった。ある日病院からの1本の電話で、小学校受験真っ只中の6歳の息子は、実は出生時病院で取り違えられた他人の子供だったことを知らされる。血の通わぬ我が子に変わらない愛情を迷わずに注ぎ続ける妻と、一見粗野だが温かい相手方の家族との交流を通し、主人公・良多はそもそも自分は「父親」であれたのかを問い始めることとなる…。本作で初の父親役に挑戦した福山さん。その妻役をNHK連続ドラマ小説「カーネーション」で国民的人気を博した尾野真千子、もう一組の夫婦役をNHK大河ドラマ「龍馬伝」で福山さんと夫婦役を演じた真木よう子と、プライベートでも親交の深いリリー・フランキーが演じている。さらに、風吹ジュン、國村準、樹木希林、夏八木勲といった是枝作品ならではの豪華ベテラン陣がその脇を固めている。自身初となる父親役を「父性があまり感じられないタイプなので、そのまま役に入っていけたと思います」と語る福山さん。「やっていくうちに自然と変化が出てくるのではないかと思っていました。是枝さんの現場は映画の撮影でありながら、ドキュメントのような、はたまた実験のような現場でした」と是枝組参加の喜びを語る。さらに「すごく共感してくれる人と、分からない人に別れる作品かもしれませんが、台本を読んで僕はとても共感できました。ひとりの男が、息子であるとか妻であるとか、自分以外の存在に対してどれだけ愛情を注げるのか」と本作のテーマを明かしてくれた。また、真木さんからは「福山さんとは以前共演していますが、今回のような嫌なヤツも意外とハマってるな、と。見たことがない福山さんが見れると思います」という気になる情報も!自分は人生の勝ち組だと信じて疑わなかった男が、初めて人生の壁にぶつかり、自分自身と向き合うとき、一体最後に何を選択するのだろうか?公開を楽しみに待ちたい。『そして父になる』は2013年10月5日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。© 2013『そして父になる』製作委員会(text:cinemacafe.net)■関連作品:そして父になる 2013年10月5日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013『そして父になる』製作委員会
2012年12月27日フランスで大ヒットを記録したミュージカル『ロックオペラ モーツァルト』が来年2月に日本初上陸する。主役のモーツァルト役と宿敵サリエリ役を、山本耕史と中川晃教がダブルキャストで交互に演じるという挑戦的な試みでの上演。さらに演出には、ブロードウェイの話題作『スパイダーマン』を手がけたフィリップ・マッキンリーを迎えるという注目作だ。この公演の製作発表が11月7日、都内にて行われ、山本、中川のほか、モーツァルトの父役の高橋ジョージ、コンスタンツェ役に抜擢されたAKB48の秋元才加が登壇した。『ロックオペラ モーツァルト』公演情報作品は2009年にパリで初演されたもの。宮廷のしきたりに縛られず自分の魂が欲する音楽の道に突き進む天才モーツァルトの運命と、その才能にいち早く気付きながらも彼の名声を疎ましく思う宮廷楽長サリエリの姿を描く物語だ。この2役を、ともにミュージカルへの出演経験も豊富で、確かな実力を持つ山本と中川が回替わりで交互に演じる。山本は「芝居を観ながら“自分だったらこうするのに”と思うことがあるのですが、今回はそう思ったら実際にその場で試していける楽しさがある。中川さんとどんな化学変化が起こるのかを楽しみたい」と意気込みを。またセリフも歌も2倍覚える必要があることに関しては「ほとんどひとりでやる作品もありましたし、そういう心配はしていない」と自信の言葉。対する中川は「19歳の時、初ミュージカル挑戦となったのがモーツァルト役でした。10年たって再び“運命の”モーツァルトに出会えました。歌とすべての力をこめてこの作品に挑んでいきたい。また耕史さんとモーツァルトを一緒に演じられる、しかも同じ舞台の上で耕史さんの演じるモーツァルトを観られる。リアルタイムで自分の中で(モーツァルト像が)変化していくんだろうなと思います」と語り、こちらもこの挑戦を楽しみにしているようだった。またモーツァルトの妻コンスタンツェ役の秋元は「既婚者の役は初めて。女性がひとりの男性と生涯をともにすることを決心するのはどんな思いかということから突き詰めていきたい。色々な事を吸収して刺激をうけて成長していけたら」と決意を語った。今回の上演は、フランス版の再演ではなく、マッキンリーが新たに構築する新演出となる。『スパイダーマン』という大きな話題となった作品の次に本作を選んだことについて「東京のみなさんとは、NYに比べて色々なことを試せます。何か新しいことやりたいと思った」と語り、「モーツァルトをレディー・ガガがやるとしたらどうなるだろう、ガガがやるモーツァルト、ということを考えています。ミュージカルというよりロックショーに近いものになる」と構想を話していた。公演は2月11日(月・祝)から17日(日)に東京・東急シアターオーブ(プレビュー公演あり)、2月22日(金)から24日(日)に大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて。チケットは発売中。
2012年11月08日10月7日(日)、8日(月・祝)の両日、広島県福山市霞町の中央公園(まなびの館ローズコム)で、市内の料理人が創作したうずみ料理を楽しむ「福山うずみフェスタ2012~掘り出せ!!旬の福福山うずみごはん~」が開催される。開催時間は10時00分~16時00分。「福山うずみフェスタ2012」は、海、山の食材が豊富な福山の魅力を、地元に伝わる”福山うずみごはん”を通して発信しようというグルメイベント。”うずみ”とは、江戸時代、倹約政治により、ぜいたく品とされた食材をご飯に隠して食べたのが始まりとされる福山の伝統的な料理。今年も昨年に引き続いて、”5組のすご腕料理人による華麗なる共演”による本格的な”福山うずみごはん”が登場する。うまみたっぷりな鯛やマツタケが味わえる伝統的な福山鯛うずみをはじめ、和牛ほほ肉の赤ワイン煮うずみ仕立て、フカヒレ姿煮うずみ。さらに、鞆の浦産渡りカニをふんだんに使ったカレーうずみ、美味しい福袋が埋まった福袋ばらうずみ寿司などバラエティー豊かな創作うずみの5種類だ。両日とも、各種100食計500食限定、11時00分~13時00分の販売だ。さらに、「みんなで美味しい給食のうずみを食べよう&食育セミナー」は、市内の多くの小学校で「ふくの日」の10月29日に出される給食”うずみ”を食べられるコーナーだ。これは給食で提供されている美味しい”うずみ”を通じて、食育の重要さ、大切さを子どもを持つ保護者へ発信するもので、食べて学べるうれしいセミナーだ。価格は250円で、両日とも80食限定。試食は13時30分からだが、12時00分より整理券配布する。「福のまちマルシェ」では、地元産の野菜や水産物をはじめ、こだわりの食材を使った加工品など、美味しいものが勢ぞろい。うずみ言葉や瀬戸内の幸がうずまった「うずみ弁当」も販売。また、「福のまちストア」では、お箸や器などオンリーワン商品も購入可能。「世界でたったひとつのお箸やスプーンを作ろう!デコ体験(有料、7日のみ)」もある。このほか、福山市立大学と福山大学学生のコラボ企画の「謎解き宝探し~歌姫の記憶を取り戻せ~」も予定されている。中央公園を舞台に謎解きをしながら宝を探し当てるゲームで、正解者の中から抽選でプレゼントが当たる。参加は無料。「福のまちステージ」と題したステージイベントでは、ダンスや福の山音頭が披露される。子どもから大人まで楽しめる華やかでパワフルなステージだ。打楽器をみんなで叩く参加型サークルステージも計画されている。このほか、mamanohibiプロデュースの「地球の為にできること。オリジナルマイ箸を作ろう!」や家のテーブルでも気軽に抹茶を楽しめる「茶の湯キッズ」、和菓子づくり体験などのワークショップも開講する(有料)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月02日福山雅治が12月に毎年恒例の「福山☆冬の大感謝祭 其の十二」を神奈川・パシフィコ横浜展示ホールで開催する事が決定した。【公演情報はこちら】これは9月17日に横浜スタジアムで行われた、16年ぶりのファンクラブイベントで福山本人の口から明かされたもの。日程は昨年の5日間から10日間に倍増。全日程で18万人の動員を予定している。10月10日(水)には両A面シングル『Beautiful life / GAME』が発売予定。こちらは通常盤の他に、それぞれ『Beautiful life』と『GAME』のMusic Clipを収録したDVDがついた初回限定盤が2種類、計3種類の形態でリリースされる。毎年プレミアチケットとなる「福山☆冬の大感謝祭」。チケット発売日など公演詳細は後日発表となるので、興味のある方は是非ご確認を。■福山☆冬の大感謝祭 其の十二12月15日(土)15:30開場/17:00開演12月16日(日)15:30開場/17:00開演12月19日(水)16:30開場/18:00開演12月20日(木)16:30開場/18:00開演12月23日(日)15:30開場/17:00開演12月24日(月・祝)15:30開場/17:00開演12月27日(木)16:30開場/18:00開演12月28日(金)16:30開場/18:00開演12月30日(日)15:30開場/17:00開演12月31日(月)21:30開場/23:00開演会場:神奈川・パシフィコ横浜展示ホール料金:8400円(全席指定)
2012年09月19日山本耕史が演出、翻訳、訳詞と主演を務めるミュージカル『チック、チック...ブーン!』の制作発表が8月21日都内で行われ、山本と共演のジェロ、すみれが登壇した。「チック、チック...ブーン!」 チケット情報本作は、社会現象とまでいわれた大ヒットミュージカル『RENT』の作者、ジョナサン・ラーソンが35歳の若さでこの世を去る前に遺したもうひとつのミュージカル。ニューヨークで貧乏暮らしをしていた30歳目前のジョナサン自身を主人公に、アーティストとしての葛藤や挫折を描き、ポップで躍動感あふれるロックと美しいバラードで構成される作品。今年35歳になった山本がジョナサン役を務め、演歌歌手として活躍しているジェロが彼の親友マイケルを、ミュージカル初出演のすみれがジョナサンの恋人・スーザンを演じる。2003年と2006年にもジョナサン役を演じている山本は「35歳でこの作品に携れるのは運命的なものを感じます」と話し、「心情的には30歳の時にやった時のリアリティには勝てないかもしれませんが、当時の自分はとても満たされていたと思う。この作品に出会って、葛藤というより喜びや期待が大きかった。今回は(4役を担当するので)背負うものも多く、『チック、チック...ブーン! 』の中のジョナサンには今のほうが近いと思っています。素晴らしいふたりに力を借りて、自分の見たい、見せたいものを具現化したいと思います」と抱負を語った。すみれは「才能のあるふたりと一緒に出させてもらって(私で)大丈夫かと思いますが、耕史さんは(演出するときも)俳優としての自分の気持ちも理解してくれて、安心して臨めます。日本に帰ってきて1年しか経っていないので日本語が難しいところもありますけど、ふたりに助けてもらって日本語のせりふも歌も頑張りたい」と意気込んだ。日本でのミュージカル出演は2回目となるジェロは「またミュージカルに挑戦したいと思っていたら嬉しいことに声をかけてもらいました。5歳から演歌を歌ってきて、ロックミュージカルはさっぱりわからへんジャンルなんですけれど、精一杯がんばっていきたい」とコメントした。山本はジョナサンの曲の魅力を「押し付けがましくないところ」と語り、「聴いていると、荒削りだけれどエネルギーと情熱が溢れていて共感できる。この作品の魅力はシンプルだからこそ見えるものが明確なんだと思う。正直、ミュージカルは苦手な意識があるが、自分がやるからには何か残るものを作りたい」と意欲をみせた。公演は9月13日(木)から30日(日)まで、東京・あうるすぽっとにて、10月11日(木)に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される。チケットは発売中。
2012年08月21日「仮面ライダーオーズ」の渡部秀&三浦涼介のコンビによる最新映画『PIECE~記憶の欠片~』の完成披露試写会が8月18日(土)に行われ、渡部さんと三浦さん、下山天監督が上映後の舞台挨拶に登壇した。東映が「TOEI HERO NEXT」と銘打って開始した新レーベルの第1弾となる本作。トラウマを抱えた元エリート記者・智紀(渡部さん)と五重人格のカメラマン・零(三浦さん)というコンビの2人が、人々を石化して死に至らしめる謎の事件の真相に挑んでいく。「オーズ」の映司×アンクのコンビが忘れられないファンが客席で掲げる「おかえり」というボードを見やりつつ、渡部さんは「ただいま(笑)。みなさんの前にこうして帰ってこられて光栄です」と笑顔を浮かべた。渡部さんは酒に溺れるやさぐれた記者という、「オーズ」のときとは全く異なるタイプの役となったが「普段、涼くんとお酒飲んだりするときもあまり酔ったりしないし、涼くんは寝ちゃったり泣いたりするけど(笑)」と暴露を交えつつ、これまでとは違った新たな挑戦だったとふり返る。多重人格者を演じきった三浦さんも「5役、大変でした。頑張ったんだよ」と映画が完成してホッとした表情。「台本を読んでるときはニュアンスが違うけど、演じるときは見た目も変わらないまま。いろいろ調べて(多重人格者の)映像を見たりして自分なりにやりました」と明かす。渡部さんは「一緒に撮影してても難しそうだなと思いました」と三浦さんの苦労を慮る。特に多重人格のシーンの中での見どころは、唯一の女性人格である“女医の綾”の逆行催眠のシーン。渡部さんは「あのエロさはヤバいでしょ!18禁だなと思いました」と感想を語る。三浦さんは「緊張した」と言うが、体を密着させていた渡部さんは「涼くんの心拍がハンパなかった!」と証言。三浦さんは「秀くんから感じる熱もあった」と返すと客席を埋める女性ファンは色めきたった。メガホンを握った下山監督も、「男ながらに撮影でゾクゾクした」と2人が醸し出す官能的なムードに称賛を送った。一方、アクションシーンに関しては1年にわたってコンビを組んでいた2人とあって1発OKだったそうで、渡部さんは満面の笑みを浮かべ「さすがオレたち!」と自信満々にアピール。監督も渡部さんも三浦さんも、早くも続編の製作およびシリーズ化に向けて期待を口にしていた。『PIECE~記憶の欠片~』は9月1日(土)より全国にて公開。■関連作品:PIECE~記憶の欠片~ 2012年9月1日より全国にて公開© 「PIECE」製作委員会
2012年08月20日映画『桜蘭高校ホスト部』のスペシャル上映イベントが3月14日(水)に開催され、川口春奈、山本裕典、竜星涼、中村昌也、千葉雄大、高木心平、高木万平、篠田麻里子、大東駿介ら主要キャスト陣が勢揃い。山本さんら“ホスト部”の面々は川口さん、篠田さんらにホワイトデーにちなんでプレゼント贈呈と共に愛の告白を行なった。日本有数のセレブの子女が通う桜蘭学院高校の中で、美男子たちが女子たちを癒すホスト部。なぜかここに迷い込んでしまい、男子と偽って部員となった庶民女子・ハルヒの恋を描き出す。この日はホワイトデーということで、男性キャスト陣が役になりきって各々クッキーを手に川口さんと篠田さんにアタック!トップバッターを務めた大東さんは大照れ。「緊張します…」と苦笑を浮かべつつもクールな副部長になりきって告白を添えて篠田さんにクッキーを手渡した。山本さんは「麻里子さま、あなたの愛を“フライングゲット”させてください」と「AKB48」ネタで愛を告げた。川口さんに対しては「ハルヒ、1年間おつかれさま」と感謝をこめてクッキーをプレゼント。イケメンのホスト部の面々から求愛を受けた川口さんだが「シンプルにキメてくれた環先輩(山本さん)の告白が一番、刺さりました!」と感激の面持ちだった。メンバーの中で唯一、悲惨だったのが中村さん。口を開く前から篠田さんには「ごめんなさい」と拒否され、再チャレンジとなった川口さんからも「いりません」とすげなく断られ、会場は笑いに包まれた。『桜蘭高校ホスト部』は3月17日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:桜蘭高校ホスト部 2012年3月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012 葉鳥ビスコ・白水社/映画「桜蘭高校ホスト部」製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第24回)理想の“尽くす男”俳優は?中村昌也、女子高生に妻・矢口の名を呼ばれ苦笑山本裕典、舞台「パレード」で日替わりでパンツ見せる!山本裕典「120%はじけたい」人気ドラマ『桜蘭高校ホスト部』映画化決定!
2012年03月14日アーティスト・福山雅治さんのリポートで、大自然の発見と驚き、感動、命の尊さが生き生きと伝わる、NHKの人気番組「ホットスポット 最後の楽園」。絶滅に瀕する生物や壮大な自然のドラマが最先端の特撮技術によって、圧倒的なスケール感で展開され、科学と自然とエンターテインメントが融合した新たなスタイルが今までになく面白い番組だ。その「ホットスポット 最後の楽園」が、BSプレミアムで2012年新年2日間にわたり、これまでの6回シリーズを一挙放送。その放送にあたり、新たに福山雅治さんをスタジオに迎え、番組の中では紹介できなかった知られざる旅のエピソードや撮影秘話、今だから話せる裏話を始め、旅を通じて感じたこと、考えたことがたっぷりと語られる。また、福山雅治さん自らが特に印象に残った映像を選ぶ「ベスト・オブ・ベスト」など、番組の見所を福山雅治さんが解説するコーナーも。さらに、国立環境研究所で生物の多様性を研究している五箇公一主任研究員が、福山雅治さんの独特の感性が生み出すユニークな疑問の数々を、「進化」や「命」「多様性」といったキーワードで解説。 福山雅治さんがシリーズをふりかえって解説してくれる新しい発見はもちろん、見たこともない、地球の、生き物の、美しく厳しい素顔の映像は必見!◆総合テレビ:12月29日(木)午後10:00~10:48「ホットスポット最後の楽園スペシャル 福山雅治 命の旅へ」最先端の特撮技術を使って、これまでにないスケール感と数々のスクープ映像で絶滅に瀕する生物や壮大な自然のドラマを記録したNHKスペシャル「ホットスポット 最後の楽園」(6回シリーズ)。そのシリーズを福山雅治さんがふりかえり、「出会ってインパクトのあった生き物」「映像で見て印象に残った生き物」というテーマで、自らがベストシーンを選び、その選択に込められた福山雅治さんの意外な視点と独特の思いを語る。さらに専門家を交えての、「生命の本質=オスVS.メス?」をめぐる福山雅治さん、有働アナウンサーの本音トークがスタジオで炸裂する!◆BSプレミアム :1月2日(月)・3日(火)午後7:00~11:00「福山雅治 ホットスポット 最後の楽園 ― 第一夜・第二夜 ―」2夜連続4時間に渡り、今年1月から6月に放送したNHKスペシャル「ホットスポット 最後の楽園」(6本)を一挙アンコール放送すると共に、新たにスタジオに福山雅治さんを迎え、知られざる旅のエピソードや撮影秘話、今だから話せる裏話を披露すると共に、旅を通じて福山雅治さんの心の中に熟成された、新たな自然観や命や地球への思いをじっくりと語ってもらう。1日目は「ブラジル・セラード」「オーストラリア」 「アフリカ古代湖」、2日目は「マダガスカル」「ニュージーランド」 「日本」の回を放送する。スタジオでは、福山雅治さんが各回の見所を解説、また専門家の五箇先生や有働アナウンサーと「進化」「命」「オスとメス」といった「生命の本質」に迫るキーワードをめぐって、丁々発止のトークを展開する。また、生ナレーションに挑戦したり、寄せられた視聴者の質問に福山雅治さん本人が答えたり、取材に同行したディレクターだけが知っている丸秘情報も暴露。さらに、これまで公開されていない福山雅治さんの旅の様子を撮影した映像や本人が生き物たちを撮影した写真なども紹介する。◆NHKスペシャル「ホットスポット 最後の楽園」ホームページ
2011年12月29日来年の3月に公開される『映画ドラえもん のび太と奇跡の島 ~アニマル アドベンチャー~』の主題歌を福山雅治が担当することが発表された。福山は今年の2月より19都市56公演を周る全国ツアーを開催。最終日のステージには、ドラえもんたちが応援にかけつけ、会場に集まった2万人の観客の前で、『映画ドラえもん…』の主題歌を手がけることが福山自身の口から明かされた。前作『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ 天使たち~』で、“福山雅秋”として作品にカメオ出演した経歴を持つ福山。テレビ朝日のプロデューサー川北桃子氏は起用の理由について「今作では未来へと続くすべての命のつながりを大切にしています。未来へのメッセージとして、日本全国で歌いつなげることのできる歌を作れ、歌えるのは福山雅治さんだと思いました」と語り、福山もこのメッセージに賛同。2112年9月3日に誕生したドラえもんの“生誕100年前”にあたる記念作の主題歌を手がけるという大役を担う。劇場版通算32作目となる『映画ドラえもん…』は、絶滅したはずの動物たちが暮らす最後の楽園・ベレーガモンド島を舞台に、ドラえもんとのび太たちが大冒険を繰り広げる物語。『映画ドラえもん のび太と奇跡の島 ~アニマル アドベンチャー~』2012年3月3日(土)全国東宝系にて公開
2011年11月21日