脚本・木皿泉、演出・内藤裕敬、主演・薬師丸ひろ子の舞台『ハルナガニ』が4・5月、東京と大阪で上演される。2012年『すうねるところ』に続く話題作。前作以来、互いに信頼を寄せ合う、木皿と内藤に話しを聞いた。舞台『ハルナガニ』チケット情報今回は藤野千夜の小説『君のいた日々』原作にした、ひと組の夫婦の物語。舞台上には“夫を失った妻”と“妻を失った夫”のふたつの世界が存在する。連れ合いの死後、それぞれは何を悔い、何を支えに生きていくのか。夫婦の究極の愛を描いていく。原作について木皿は「藤野さんの作品は、ずっと好きで、本当にうまいなぁといつも感心しています。今回のも、細かいところがとてもおもしろいのですが、何といっても設定がいいなぁと。日常を切り取って見せるには、とてもいい話だと思います」。舞台は「原作と違うのは、もっとドタバタするかな。それと、ジタバタもするかも」になるという。一方の内藤は舞台化のポイントについて「木皿泉流のノゾキだと思います。ノゾキ見が言葉になって会話になったとき、ノゾキをされた胸や頭や心が、どんなふうな物語になるか」。木皿作品の魅力について「フラフラするところですかね。いろいろが直進しないの。フラフラ‐クネクネするのね」と話す。主演の薬師丸については「私達は、現実と本質の間で迷うけれど、彼女は本質をいつも見つめてると思います」(内藤)、「今はタレントも役者も、商品として扱われているので、どんどん消費されるしかないのです。昔は、テレビや映画に出てる人は雲の上の人で、我々の手の届く人ではなかった。薬師丸さんは、その最後の人だと思っています。自分を商品として扱わず(それは、つまりお金みたいなものに決してころばず)志を持って仕事を続けてこられたので、この先、消費されることはないと思います。そういう存在感って、ほとんど他にないんじゃないでしょうか。誰が何と言っても「そこに居る」という感じ。いつか薬師丸さんにしかできない作品というものを書いてみたいです」(木皿)と、それぞれその魅力を語る。また、木皿は「能で使われる別れのコトバに「いずれ春永に」というのがありまして、それが美しく、はかなく、でも力強く、わたしたちはとっても好きです。能は死者の話だし、今回はお芝居にいいかなと思いました」とタイトルに込めた思いを話した。公演は4月7日(月)から27日(日)まで東京・シアタートラム、5月2日(金)から4日(日・祝)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。チケットの一般発売は3月8日(土)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行を実施中、大阪公演は2月17日(月)午前11時まで、東京公演は3月3日(月)午後6時まで受付。
2014年02月10日JALグループは18日、航空運送事業に関わる全部門の制服について、2013年度上期より新デザインに変更すると発表した。新制服のデザイナーには丸山敬太氏を起用。新制服のコンセプトは、「視認性の高さの実現」「清楚で上品なデザイン」「挑戦のスピリット」「コスト削減」。グループ内で統一性を持ったデザインにし、JALグループの社員であることが一目でわかるものにするという。また、素材だけではなく管理方法についても再検討し、さらなるコスト削減を実現するという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月19日「岩下の新しょうが」や「岩下のピリ辛らっきょう」など酢漬けカテゴリーの商品で知られる岩下食品は、6月6日を日本記念日協会認定の「らっきょうの日」に制定した。同社では今後、広く「らっきょうの日」をアピールすべく、「らっきょう」の無料配布や式典、カレーとの想起づくりなどのキャンペーンを行う。かつて、カレーの付合わせといえば、福神漬けに次いで「らっきょう」を想起する人は多くいた。しかし同社の調査によると、カレーの付合わせとしての「らっきょう」の出番は年々減少してきており、特に年代が若くなるにつれて、何も付けない人が増えてきているという。また、生活者が日常の生活において、「らっきょう」を話題にしたり、思い出したりすることが少なく、「らっきょう」が忘れられてきているのが現状だと分析している。同社は、「らっきょう」をよく知るメーカーとしてこの状況を真摯に受け止め、旬のおいしい「らっきょう」を、再び、より多くの人が知って楽しんで、暮らしの中に役立ててもらいたいと考え、6月6日を「らっきょうの日」と制定した。6月が「らっきょう」の旬であることと併せ、漢字の「六」が、根菜の「らっきょう」が土の中でじっくりと育っていく姿をイメージさせ、さらに数字の「66」が「らっきょう」が2粒並んだカタチに似ていることから、6月6日を選んだという。■6月6日に式典を実施 同社は、「らっきょうの日」当日に、この一年間に一番売れた「らっきょう」である、「岩下のピリ辛らっきょう」を明治神宮へ奉納し、感謝の意を表すと共に、「らっきょう」ユーザーの健康と健やかな生活を祈願する式典を行う。■「らっきょう」を無料配布 同社では、若い世代の酸味に対する嗜好の変化から、酸っぱさが理由で「らっきょう」から離れていた人たちに向けて、この春、ツンとせずに食べやすい「おいしいらっきょう」を発売。「らっきょうの日」と合わせて、同商品を多くの人に知ってもらうため、総数1万2,000個の街頭無料配布を実施。<無料配布概要> ・5月23日(水):JR大宮駅前12:00~18:00 ・5月24日(木):JR新宿駅前12:00~18:00 ・5月29日(火):近鉄名古屋駅前12:00~18:00 ※各会場、4,000個の無料配布を実施。サンプルがなくなり次第、終了。※雨天時、延期の場合あり。■父の日「おつカレー」店頭展開 「日頃の感謝の気持ちを込めて、カレーに『らっきょう』を愛の数だけ添えて“おつカレー”を伝えよう」をテーマに、父の日に「おつカレー」を展開。ビタミンB1が豊富な豚肉を使ったポークカレーと「らっきょう」の付合わせの想起づくりを進める。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月15日『パンドラの匣』『乱暴と待機』の冨永昌敬監督初のドキュメンタリー映画『庭にお願い』が来年3月に公開されることが決定し、予告編映像が公開された。『庭にお願い』は、福岡在住のミュージシャン、倉地久美夫を捉えた音楽ドキュメンタリー作品。その独特のパフォーマンスで一部の音楽ファンから熱狂的な支持をうけている倉地の魅力を、貴重なアーカイヴ映像、菊地成孔や岸野雄一らへのインタビュー、倉地、菊地、そして外山明によるライヴシーンを交えて描いていく。公開された予告編では、冒頭から菊地が倉地を「こいつは確実に天才だ」と絶賛し、東京・高円寺にあるレコード店/イベントスペース「円盤」の店主、田口史人氏が倉地を「誰から見ても“変”」と評する場面で幕を開け、倉地のパフォーマンスや、インタビュー映像の一部が収録されている。冨永監督は、相対性理論のミュージックビデオ演出や、デート・コース・ペンタゴン・ロイヤル・ガーデンのライヴ中継監督など音楽にまつわる活動も多いだけに、映画ファンだけなく音楽ファンも気になる作品となりそうだ。『庭にお願い』2011年3月5日池袋シネマ・ロサにてレイト・ロードショー
2010年12月27日