映画『乱反射』が、2019年9月21日(土)よりユーロスペース渋谷にて公開される。“ミステリーの魔術師”の小説を監督・石井裕也が実写化数々の映画賞を受賞してきた石井裕也が監督を務める『乱反射』。不慮の事故で息子を亡くした新聞記者が、真相を追及する様を描く壮絶な人間ドラマだ。「第63回日本推理作家協会賞」を受賞した“ミステリーの魔術師”貫井徳郎の同名小説を実写化した。本作は、2018年9月に全国ネットで放送。続く2019年6月には、上海国際映画祭公式イベントの日本映画週間にてインターナショナル・プレミア上映された。さらに2019年秋には、香港での上映も決定。海外からの高い評価を受け、日本での劇場公開が決定した。あらすじ幸せな家庭を育む加山聡とその妻・光恵。ある日、公園の木が倒れたことによる事故で最愛の息子・翔太を亡くす。被害者であり新聞記者でもある彼は、息子の死の真相を突き止めようとする。社会の歯車に乗って誰も謝罪をせず、誰もが人のせいにし、自分の責任を認めない人たちの中で、幼い息子を失った悲しみと怒りの矛先を、自分自身に向けていくことを余儀なくされていくのだった…。加山聡(妻夫木聡)不慮の事故で息子を亡くした新聞記者・加山聡を演じるのは、妻夫木聡。闇を抱えながら生きる主人公を演じた『パラダイス・ネクスト』に続き、主演を務める。光恵 (井上真央)加山聡の妻は、『カツベン!』に出演した井上真央。その他、萩原聖人や北村有起哉、光石研、芹澤興人、筒井真理子、鶴見辰吾など、日本を代表する豪華俳優陣が脇を固める。【詳細】『乱反射』公開日:2019年9月21日(土)よりユーロスペース渋谷にて公開監督:石井裕也脚本:成瀬活雄、石井裕也出演:妻夫木聡、井上真央、萩原聖人、北村有起哉、光石研、三浦貴大、芹澤興人、相楽樹、筒井真理子、梅沢昌代、田山涼成、鶴見辰吾原作:貫井徳郎「乱反射」(朝日新聞出版/朝日文庫)
2019年08月05日妻夫木聡と井上真央が夫婦役を演じ、ミステリー作家・貫井徳郎の小説を石井裕也監督が映像化した「乱反射」が、2018年9月のテレビ朝日系列全国ネットでの放送から1年を経て劇場公開されることが決定した。ストーリー幸せな家庭を育む加山聡(妻夫木聡)とその妻・光恵(井上真央)。ある日、公園の木が倒れたことによる事故で最愛の息子・翔太を亡くす。被害者であり、新聞記者でもある彼は、息子の死の真相を突き止めようとする。社会の歯車に乗って、誰も謝罪をせず、誰もが人のせいにし、自分の責任を認めない人たちの中で、聡は幼い息子を失った悲しみと怒りの矛先を、自分自身に向けていくことを余儀なくされていく――。「第63回日本推理作家協会賞」を受賞した貫井氏の同名ミステリー小説を、『舟を編む』『町田くんの世界』などで知られ、数々の映画賞を受賞し海外からも熱い視線を注がれる石井監督が実写化、放送時に好評を博した。今年6月には、上海国際映画祭公式イベントの日本映画週間にてインターナショナル・プレミア上映され、さらに今秋には香港での上映も決定。こうした海外からの高い評価を受け、放送からちょうど1年後に日本でも劇場公開されることになった。主演の妻夫木さんと井上さんを中心に、萩原聖人、北村有起哉、光石研、三浦貴大、鶴見辰吾ら日本を代表する俳優たちが魅せる珠玉のアンサンブルで上海の観客を沸かせた本作。公開中は、作品に関わったキャストやスタッフのトークイベントも予定されている。石井監督「キャスト・スタッフの方々と共に劇場公開を目指していた」『乱反射』が劇場で公開されることは悲願でした。製作時から、キャスト・スタッフの方々と共に劇場公開を目指していました。同時に、海外へもどんどん展開していこうという野望を持っていました。それらが現実となり、とても嬉しく思います。撮影したのは2017年の7月ですが、「責任の所在がハッキリしない日本社会の縮図」でもあるこの作品は、全く色褪せていません。テレビで一度ご覧になった方も、よりダイナミックになった映画版『乱反射』を楽しんでいただけると思います。『乱反射』は9月21日(土)よりユーロスペース渋谷にて1週間限定公開。(text:cinemacafe.net)
2019年08月02日【宇月田麻裕コラム:宿曜占星術で読む「相性」vol.33】運命的な関係なのか、それとも腐れ縁なのか…。傍目には理解し難いけれど、本人たち的にはその付き合い方が正解らしい、不思議なカップルっていますよね。例えば内田裕也さんと樹木希林さんのような。そういう2人は、何か特別な絆で結ばれているのでしょうか?占いサイト『魔性の宿曜』を監修する宇月田麻裕先生に、特殊な愛を紡ぐ3組のカップルの相性を観ていただきました。■強烈な夫婦!でも相性は抜群内田裕也(1939年11月17日)×樹木希林(1943年1月15日)内田裕也さんは危宿。樹木希林さんは觜宿。この2人の相性は、宿曜占星術ではもっとも相性がいいとされている栄親の中距離です。強烈な個性を持つ2人が、普通では考えられないような破天荒な結婚生活を送りつつも、お互いを認め、最後まで夫婦としてやってこられたのはその相性ゆえでしょう。しかも、2人の旅立ちの時期も同じ「壊」の運気が巡ってきた年。裕也さんは2019年が破壊(壊)の年。希林さんは2018年が破壊(壊)の年でした。それはさておき、裕也さんの宿は危宿。自由を愛し、常に興味が赴くほうに飛んで行きます。付き合う相手が次から次へと変わっていくのも特徴の一つ。ときには「危ない!」と思うような行動や発言もしてしまいます。それでも、この宿の人は憎めないキャラクターでもあるのです。そんな裕也さんのことを自由にさせつつ、懐深く見守ってきた希林さん。觜宿は庶民的な雰囲気を持ちつつも、雄弁さを兼ね備えています。その雄弁さで、いつも彼をフォローしてきたとも言えるでしょう。また、2人でいるときも彼は、彼女のそういった性格に従ってしまうところがあったに違いありません。ただし、觜宿は意外にも、好奇心が強い部分を隠し持っています。そのため、彼の言動を楽しんでいたところもあるようです。一風変わった夫婦関係ですが、実はとても相性がよく、晩年にはお互いになくてはならない存在、信頼し合える関係であったのでしょう。■夫婦、相方…3人のトライアングル太田光(1965年5月13日)×太田光代(1964年7月6日)太田光さんは氐宿。太田光代さんは觜宿。友衰の遠距離になります。この相性は感覚が似ているところがあり、趣味も合うため、友達夫婦として楽しい時間を過ごせる関係になれます。さて、2人の馴れ初めは、彼女の家で同じ事務所の芸人仲間と合同コントの打ち合わせをしたら、それをきっかけに彼が彼女の家にいついてしまったこと…。そして2年後に結婚。彼女が新事務所を立ち上げ、彼はそこで活動するようになります。この友衰の相性は、本来ならば仕事としては成功しにくい関係なのですが、光代さんは光さんの相方の田中裕二さんとも友衰の相性。したがって光代さん、光さん、田中さん、3人とも友衰の相性となります。この、みごとなまでに心地いい関係である友衰のトライアングルが、今の爆笑問題、彼女率いる事務所の成功へとつながっていったに違いありません。そして、2人には常に仕事というものがついて回るため、友衰の相性の中でも遠距離という関係が上手くいっている秘訣と言えます。近距離の場合は夫婦色が強くなったり、多少の不満が出てきたりする場合もあるのです。遠距離ゆえ、社長と所属芸人のほどよい距離を保つことができるのでしょう。そして、仲のよさを表すように、結婚25年目、光さんの栄の運気の年に挙式をすることになりました。これからも、田中さんを含めた3人のトライアングルは永遠に続き、仕事もプライベートも、距離感さえ間違わなければ崩れることはないでしょう。■仕事でもプライベートでも相性◎アレクサンダー(1982年12月3日)×川崎希(1987年8月23日)アレクサンダーさんは鬼宿。川崎希さんは柳宿。2人の相性は、仕事をするにも結婚生活を送る上でも相性がいいとされている、栄親の関係。距離は近距離になります。この栄親の近距離というのは、すぐ隣の宿同士のため、いつもべったりくっついていることが多くなります。ただし、近すぎるため摩擦が生じる場合も。ときに激しいケンカになったり、言い争ったり。また、お互いを束縛する時間が多くなり、窮屈さを感じてしまう場合もあるでしょう。そんなときは要注意。距離感を考える必要があります。さて、希さんは柳宿。生まれながらにして運がいい人が多く、困ったことがあったとしても、周囲からバックアップしてもらえることが多い宿です。また、何かに熱狂的になり、自分の信じたものに関してエネルギーを注いでいくのも、この宿の特徴。つまり彼女は、アレクサンダーさんのことを熱狂的に愛して、自分に与えられた恵まれた環境を生かし、彼をサポートしているのです。一方の彼は鬼宿。パーソナリティーあふれる宿で好奇心も旺盛。そのため、普通の人とは違うキャラクターを演じられます。その結果、彼女の宿性、そして相性のよさにより、自由な発言・行動をすることができるのでしょう。このように相性のいい2人は、彼のキャラクターを存分に生かして仕事で利益を生む関係でいられるのです。ただし、彼の浮気が度重なり、希さんの熱が冷めてしまった場合は注意が必要です。■あなたと彼の相性は?運命的に出会い、強力に引き合う2人の間には、やはり何かしら特別な縁があるようですね。あなたと大切な人の相性は?たとえ喧嘩ばかりでも、或いは一緒にいなくても…そこには切っても切れない深いつながりがあるのかもしれません。どんな関係か気になったら、占いサイト『魔性の宿曜』でチェックしてみてはいかがでしょうか。監修者紹介宇月田麻裕皇室関係の家庭で育つ。学生時代から東洋・西洋の占いに関心を持ち、特に宿曜経の研究を積み重ね、「宿曜占星術」の若き第一人者として知られるようになる。そのプロセスの中で、「自分の存在を、人々の幸せに役だてたい」と願うようになり、ハッピネスファクトリーRを設立。現在、開運研究家、タレント、作家としてマスコミで活躍、読売新聞日曜版連載、TBSテレビ「はやドキ」(ぐでたま占い)を監修中。
2019年06月28日6月20日のお昼すぎ。東京の下町にある自宅から、ひとりの女性が出てきた。岩崎良美(58)だ。自宅から外出するだけなのに、周囲をキョロキョロと見回すなどかなりの警戒ぶり。それもそのはず。この日、『週刊文春』で彼女の離婚が報じられたのだった――。良美は80年に岩崎宏美(60)の妹としてデビュー。85年にはアニメ『タッチ』の主題歌が大ヒットし、一躍有名になった。私生活では11年に3歳年上の産婦人科医男性と結婚。彼には当時23歳と18歳の子どもがいたことから、良美は50歳で2人の子の母となった。そんな彼女が結婚から7年目となった昨年、離婚していたのだ。報道によると医師として多忙な日々を過ごしていた夫が良美の“自由奔放さ”にあきれて三くだり半を突き付けたとのこと。“フランス愛”を公言していた彼女はここ数年、フランス語の勉強に奔走。これまで20回以上パリを訪れ、離婚後も「パリに遊びに行きたい」と言ってばかりいるという。「良美さんは直撃に離婚の事実を認め、理由について『まあお互いに性格の不一致ということで』と言葉少なに告白しています。さらには02年に両親が離婚して以降、家族関係が悪化。2人の姉や母親とも距離を置くようになっていたそうです」(芸能記者)良美は54歳当時、『婦人公論』15年8月11日号で母親との確執についてこう語っていた。《母は面倒見が良くて周囲の人に好かれる半面、家のなかではとても感情的な部分を隠さない人でした。激情にかられた母に大声で叱られることはしばしば。姉たちももちろん怒られてはいたのですが、私に対してはその態度も声の大きさも、ほかの2人より上回っていたように思います》さらには《宏美の歌は聞けるけど、あなたの歌は聞いていられない》と面罵されたこともあったという。また《私が結婚してからも、夫の見ていないところで母に怒鳴られたことがあります》と語るなど、実母の“毒母”ぶりを赤裸々に明かしていた。実は“毒母”の存在が、夫婦関係に影を落とす場合は多いという。母娘関係改善カウンセラーの横山真香さんは語る。「『母との関係に悩んでいる』と相談に来る人には、『娘とうまくいかない』『夫婦関係がうまくいかない』などの悩みも抱えているケースが多いです。“毒母”に育てられたことで、家庭関係をうまく築く方法がわからないという人も見受けられます。本来、母親は調整役でいたほうが家族円満になりやすいもの。マネージャーのような立ち位置が理想かもしれません。しかし毒母は、自分が家庭の中心になりたがるのです。それが刷り込まれていると、家族関係で悩むことになってしまいます」“毒母”に育てられた結果、コミュニケーションの取り方で悩む人も少なくないようだ。「幼いころから毒母に叱られ続けると、感情を殺してしまいがち。すると相手の感情もわからなくなるのです。共感する力が低くなると、配慮ができにくい。結果、家族関係が悪化することになります。また毒母は、コミュニケーション能力が低いともいえます。そんな母親に育てられると、子どもも意思疎通の取り方を教えてもらっていないケースも多い。そのため話し合って折り合いをつけるということが苦手になり、夫婦げんかも極端な結論になってしまう。つまり、そのまま離婚という結論に達してしまいがちのようです」良美は結婚当時、本誌に「母もごきげんです」と語っていた。また関係悪化を語っているにもかかわらず、母のいる実家へと戻っていた。それだけ彼女にとって、母の存在は離れがたいもののようだ。そこで本誌は良美に離婚の真相を聞くべく直撃した。「離婚についてお話をうかがいたいのですが……」問いかけると良美は口をつぐんだまま両手でバツの字をつくる。だが記者が「お母さまに離婚の話はされたのでしょうか」と母親の話題を切り出すと瞳には涙がにじんでいた――。
2019年06月26日桜舞い散る4月3日。内田裕也さん(享年79)のお別れ会「ロックンロール!葬」が東京・青山葬儀所で行われた。1,700人の参列者でごった返す会場の片隅に、2人の女性の姿があった。それは、この日喪主を務めた長女の内田也哉子(43)と、裕也さんのマネージャーを16年間務め“内縁の妻”とも報じられたAさんだ。寄り添ってお互いを見つめ合い、話し込む2人。ときには手を取り、裕也さんを亡くした悲しみを慰め合っているようだった――。2人は最近、一部週刊誌に確執を報じられていた。当初3月30日に予定されていたお別れの会が延期された理由が、本木雅弘(53)・也哉子夫妻とAさんが揉めたせいだという内容だった。也哉子はお別れの会当日の謝辞で、裕也さんの女性関係についてこんな複雑な思いを赤裸々に明かしている。「(母は)半世紀近い婚姻関係のなか、折々に入れ替わる父の恋人たちに、あらゆる形で感謝をしてきました。私はそんな綺麗事を言う母が嫌いでしたが、彼女はとんでもなく本気でした」内田家の知人はこう語る。「也哉子さんは、物心ついたときから父親がいない家庭で育ち、事実上、ずっと母1人子1人の暮らしをしてきました。也哉子さんと裕也さんの距離は最後まで縮まることはありませんでした。病床の父の世話もAさんに任せっきりにしていた。也哉子さんはそのことを、いまになって悔やんでいるようです」“遠い存在”のまま、天国へ旅立ってしまった父。だからこそ、父を看取った“最後の恋人”であるAさんを、許せない思いがあったのかもしれない。だが、本誌が目撃した会場での2人からは、母娘と見間違うような親密さが伝わってきた――。葬儀が終わり、会場を後にするAさんに、記者が声をかけた。――お別れの会では、報じられていた“確執”なんてない様子でしたが?「確執なんてありませんよ。也哉子さんとは、お互い力を合わせて彼を天国に送るためにやってきたんですから。これで、裕也さんも天国で喜んでくれると思います」そう口にすると、安堵の微笑みを浮かべて去っていった。それにしても、2人はどうやって“火宅の愛憎”を乗り越えたのだろうか。「8年前に一部で、Aさんが裕也さんの愛人と報じられました。そのとき希林さんは、知人に『もしAさんが内田と男女の関係だったとしても、私の代わりによく面倒を見てくれて、感謝しかない』と語っていたそうです。最初はそんな“奇妙な三角関係”を受け入れられなかった也哉子さんも、いまでは理解できるようになったのでしょう」(前出・知人)希林さんの告別式のとき、也哉子は遺品整理をしていて父から母に宛てたラブレターを見つけ、秘められた“夫婦の愛情”に気づいたことを語っていた。「今回も裕也さんの遺品整理をするなかで、也哉子さんのAさんに対する気持ちが変わっていったのだと思います。そして実は、その遺品整理はAさんと一緒に作業をしたと聞いています」(前出・知人)実際、裕也さんが亡くなった翌日も、本誌は也哉子とAさんが同時間帯に裕也さんの自宅に数時間、滞在していたのを確認している。2人は遺品整理をしながら、どんな思い出話を語り合ったのだろうか――。終活カウンセラー協会の武藤頼胡代表理事は遺品整理の重要性についてこう語る。「遺品整理は、遺された者たちの“心の整理”にもなるのです。長い間別々に暮らしていた也哉子さんにとって、裕也さんの遺品整理はそれまで知らなかった父に出会う作業かもしれません。愛用の品などについて、Aさんから説明を受けたりすることで、父の意外な一面を知ることができたでしょう。共同作業で遺品整理をしていけば、悲しみを癒すだけでなく、2人の間にあるわだかまりも消えていくと思います」也哉子は謝辞の後半、父と母と恋人たちの“三角関係”についてこう語っている。「今更ですが、このある種のカオスを私は受け入れることにしました」そして、最後は声高らかにこう締めくくった。「Fuckin’ Yuya Uchida! Don’t rest in peace!(クソッタレ内田裕也!安らかに眠るな!)」
2019年04月09日3月17日、内田裕也さん(享年79)さんが肺炎により都内の病院で息を引きとった。一夜明けた18日、裕也さんの自宅には長女の也哉子(43)や孫の雅樂(22)ら家族たちがせわしなく出入りしていた。そのなかには、裕也さんにとって“特別な女性”Aさんの姿も――。「Aさんは16年前から裕也さんのマネージャーを務めていました。裕也さんは4年ほど前から体調を崩し自宅で療養生活を送っていたのですが、その身の回りの世話をすべて1人でこなしていたのがAさんです。希林さん以上に一緒にいる時間が長かったため、一部では“Aさんは裕也さんの愛人ではないか”と噂されてきました。昨年9月に希林さんが亡くなってからしばらく経ったころには、2人が極秘入籍したという仰天情報が流れたこともあったんです」(Aさんを昔から知る芸能関係者)裕也さんが元交際相手への強要未遂と住居侵入の疑いで逮捕された11年5月。その釈放直後にも、裕也さんとAさんが東京・銀座のカフェで談笑している現場を本誌は目撃している。ちょうどこのころ、Aさんと裕也さんの不倫疑惑がマスコミの間で話題になっていたのだ。しかし希林さんは当時、そんなAさんを称賛しきっていたという。希林さんの知人はこう明かす。「Aさんが愛人と噂されていたことは希林さんも知っていたのですが、希林さんは『彼女と内田(裕也さん)がもしそういう関係だったとしても、彼女には本当に感謝しているの。私ができないことまで内田のためによくやってくれている方。感謝の気持ちしかありません』と話していました。最後の1年くらいは2人とも満身創痍で、お互いの介護どころか簡単に会うことすらできない状態。そこでAさんは裕也さんの看病だけではなく、希林さんとの連絡係も務めていたそうです。希林さんは昨夏、もう自分が長くないと悟ったときに改めてAさんに『内田をよろしくね』と伝えたといいます」(前出・希林さんの知人)希林さんとの“約束”を守るべく、Aさんは最後の最後まで裕也さんに尽くし続けたのだろう――。本誌が裕也さんの自宅を訪れた18日、家族が帰ってからもAさんは裕也さんの亡きがらに寄り添い続けていた。前出の芸能関係者は、彼女の憔悴ぶりをこう明かす。「訃報を受けて、Aさんの携帯電話にはマスコミ各社から連絡が殺到しました。私も何度か連絡をとろうと試みたのですが、電源を落としていたのか、3日間まったく繋がらなかったんです。こんなことは今回が初めてです。半生を捧げた裕也さんが亡くなったことは、彼女にとって相当なショックだったのでしょう」20時過ぎ、裕也さんの自宅から出てきたAさんに記者が声をかけた。――裕也さんの訃報、本当に残念です。お悔み申し上げます。今日ずっと裕也さんのそばにいらっしゃったかと思いますが……。「おはようとか、もう帰るねとか、声をかけました。でも彼は、天寿をまっとうしたと思います」――Aさんにとって、裕也さんはどんな存在でしたか?「とても素敵な男性でした」疲れているはずなのに、Aさんは屈託なく答えてくれた。そこで、裕也さんとの関係についても率直に聞いてみた。――お2人が極秘入籍していたという話が一部ではささやかれていたのですが。「私もその噂をある人から聞いて、びっくり!ありえるわけないじゃないですか」そう苦笑したAさん。希林さんが生前、Aさんに感謝していたことを伝えると「そうですか……。それが本当なら、とても嬉しいことですね」とほほ笑んだ。最後にAさんは裕也さんへの感謝を清らかな笑顔でこう語った。「彼には、ありがとうと伝えたいですね。彼のおかげで面白い人生になりましたから」
2019年03月26日内田裕也さん(享年79)の逝去から数日が経った3月中旬。樹木希林さん(享年75)が眠る東京都港区・光林寺の墓前には、鮮やかなピンク色のチューリップが供えられていた。供花には珍しいチューリップは、2人の型破りな夫婦生活をどこか彷彿とさせる――。3月17日、裕也さんが肺炎により都内の病院で息を引きとった。一夜明けた18日、裕也さんの自宅には長女の也哉子(43)や孫の雅樂(22)ら家族たちがせわしなく出入りしていた。そのなかには裕也さんにとって“特別な女性”、Aさんの姿も――。「Aさんは16年前から裕也さんのマネージャーを務めていました。裕也さんは4年ほど前から体調を崩し自宅で療養生活を送っていたのですが、その身の回りの世話をすべて1人でこなしていたのがAさんです。希林さん以上に一緒にいる時間が長かったため、一部では“Aさんは裕也さんの愛人ではないか”と噂されてきました」(Aさんを昔から知る芸能関係者)裕也さんが元交際相手への強要未遂と住居侵入の疑いで逮捕された11年5月。その釈放直後にも、裕也さんとAさんが東京・銀座のカフェで談笑している現場を本誌は目撃している。ちょうどこのころ、Aさんと裕也さんの不倫疑惑がマスコミの間で話題になっていたのだ。しかし希林さんは当時、そんなAさんを称賛しきっていたという。希林さんの知人はこう明かす。「Aさんが愛人と噂されていたことは希林さんも知っていたのですが、希林さんは『彼女と内田(裕也さん)がもしそういう関係だったとしても、彼女には本当に感謝しているの。私ができないことまで内田のためによくやってくれている方。感謝の気持ちしかありません』と話していました」Aさんに感謝していたのは希林さんだけではない。葬儀・告別式を終えた22日の夕方。義理の息子で俳優の本木雅弘(53)が囲み取材に応じた。「私の妻、也哉子と裕也さんの関係は、微妙なところがありました。極端な話、それは家族全体がそうなんですね。実際、私たち家族は、裕也さんの闘病には深く関わっていないんです。16年来、ずっと付き添ってくれたマネージャーさんを中心に、バンドマンのみなさんがケアをしてくれていました」希林さんと裕也さんの夫婦関係は、他人にはなかなか理解しがたい奇妙なものだった――。2人は73年の結婚後わずか1年半で別居。76年には也哉子が誕生するも、翌76年に裕也さんは大麻取締法違反の疑いで起訴猶予処分に。81年には裕也さんが勝手に離婚届けを提出し、希林さんがこれを認めず訴訟に発展したこともあった。「裕也さんが常連だった店の支払いも、すべて希林さんがしていました。酔っぱらった裕也さんが他の客と揉めることも多く、希林さんが謝りに来ることは日常茶飯事。それでも希林さんは『救われたのは私のほうだ』と言い切り、決して別れようとはしませんでした」(夫妻の知人)希林さんは昨年5月のインタビューで裕也さんへの愛をこう語っている。《私と夫は(中略)四六時中一緒にいるわけではないけれど、本質は変わらないわね。いつも頭のなかに彼のことがありますから》(『婦人公論』18年5月22日号)そんな最愛の夫を残して、自分が先に逝ってしまうかもしれない。そうした不安があったのか、希林さんは亡くなる直前、もっとも信頼できるAさんに裕也さんのことを託していたという。「最後の1年くらいは2人とも満身創痍で、お互いの介護どころか簡単に会うことすらできない状態。そこでAさんは裕也さんの看病だけではなく、希林さんとの連絡係も務めていたそうです。希林さんは昨夏、もう自分が長くないと悟ったときに改めてAさんに『内田をよろしくね』と伝えたといいます」(前出・希林さんの知人)希林さんとの“約束”を守るべく、Aさんは最後の最後まで裕也さんに尽くし続けたのだ。内田家の墓前に手向けられていたチューリップの花言葉は“思いやり”。希林さんと裕也さん、そしてAさんの“常識を超えた三角関係”は、慈愛と思いやりの心で溢れていた――。
2019年03月26日3月17日に肺炎で逝去した内田裕也さん(享年79)の葬儀・告別式が都内で執り行われた。式後、自宅前で義理の息子で俳優の本木雅弘(53)が囲み取材に応じ、義父への思いを涙ながらに語った。内田さんの闘病は約4年前からで、病状が思わしくなかったのがここ1年。自宅で療養生活を送る日々だったという。亡くなったときの様子については「とても静かな微笑でした。笑っている感じです」と語った。内田さんと本木の最後の会話は樹木希林さん(享年75)についての生前のエピソードについての笑い話。本木が「(樹木さんが)口が災いするね。そう自分も戒めていたのに、結局なんだかんだでそれが評価されちゃってるね」と話すと、内田さんは楽しそうに笑っていたという。そんな樹木さんも半年前にこの世を去っている。立て続けに両親を亡くした妻の也哉子(43)については「半年前にも同じ光景がありましたからね、さすがにそれを立て続けて見ることは、戸惑っているだろうな。それは表情からも見てとれました。家族はそばにいることしかできないけど、マミーを支えようねと(子どもたちと)そういう会話はしています」と思いやった。樹木さんは亡くなる前、「自分が亡くなるときに(裕也さんを)連れてゆく」と本木や家族たちに“約束”をしていたという。そのことについて本木は「病と向き合っている裕也さんと私たち家族。それが長患いで疲れないように樹木さんが気を利かせて、ちょっと早めに連れて行ったんじゃないかな?そう思います」と語った。樹木さんの後を追うように天国へ逝った裕也さん。半年ぶりに再会した2人は、どんな様子で過ごしているのだろうか――。
2019年03月22日内田裕也さんが3月17日、肺炎のため亡くなった。79歳だった。各メディアによると、内田さんの所属事務所は「内田裕也、2019年3月17日、5時33分、肺炎のため、永眠いたしました」と報告。「この数年、闘病の日々でした。それでもユーモア、ウイットを忘れず、時には世の中を憂い、怒り、常に自分の出来る事を模索しておりました」と明かし、「多くの友人知人、家族に支えられて、Rock’n’Roll人生を全うすることが出来ました事をここに心よりお礼申し上げます」とつづったという。「近年は闘病生活を送っていた内田さんですが、昨年9月樹木希林さん(享年75)が亡くなった際も気丈に振る舞っていました。さらに年始に開催された『NEW YEARS WORLD ROCK FESTIVAL』では、久々のステージで大熱唱。そのパフォーマンスは完全復活を期待させるものでした。ですが17日に容態が急変。そのまま静かに亡くなられたそうです」(音楽関係者)その豪快なキャラクターで、注目を集めていた内田さん。昨年「日清焼きそば U.F.O.」のテレビCMにも出演し、幅広い世代に知られることとなった。その訃報は反響を呼び、Twitterでも「内田裕也さん」のほかに「ロッケンロール」「シェケナベイベー」といった内田さんらしいワードがトレンド入り。さらに追悼の声も上がっている。《内田裕也さん、自由な感じで好きだったから寂しい》《破天荒なスタイル凄く好きでした》《ご冥福をお祈り致します。ロケンロー》また《ロックな夫婦だったけど、晩年は穏やかだったし、今頃ふたりでとてもいい会話をしてるような気がする》《やだアナタもう来たの?そんなに早く来なくたってよかったのに とか話してるんだろうな》《希林さんと会えたかなぁ。これからは同居してあげてくださいね》と、樹木さんとの再会を想像する声も上がっている。
2019年03月18日ロック歌手・内田裕也さんが3月17日、肺炎のため都内の病院で亡くなった。79歳だった。一部スポーツ紙によると、入院中だった裕也さんの体調は16日までは落ち着いており元気な様子だったとのこと。見舞いに訪れた孫ら家族とも会話を交わし、昼ご飯にはオムライスを食べていたという。しかし、17日になって体調が急変。病院から連絡を受けた娘の内田也哉子(43)が駆けつけたが、最期をみとることはできなかったという。「也哉子さんの夫で俳優の本木雅弘さん(53)は英・ロンドンに滞在中。追悼コメンントは発表しましたが、本木さんの帰国後に葬儀やお別れ会などについて、裕也さんの事務所関係者と話し合いを進めるそうです」(ワイドショー関係者)破天荒なその生き方もロックと貫いた内田さんだが、ライフワークだったのが1973年から2014年まで42回開催した年越しライブだった。「『ニューイヤーロックフェスティバル』などの名称で知られていましたが、04年からは海外でも同時開催されるなど規模が拡大。とはいえ、ライブをスタートさせた際に掲げていたのは『打倒!NHK紅白歌合戦』でした。ただ裕也さんの激過な言動もあり、紅白からはお呼びがかかりませんでした。それでも裕也さんは2013年9月にNHKの『あさイチ』に出演し、『いつか紅白に出て見返したい』と発言していました」(レコード会社関係者)夢がかなわぬまま天国へと旅立った内田さん。今年の紅白は新元号で初の紅白となるが、内田さんは追悼コーナーで“最後の出演”を果たすことができるだろうか。
2019年03月18日「岩崎さんは静岡放送『みなスポ』で月1回、レギュラーコメンテーターを務めていましたが、現在は出演自粛中です」(彼女の知人)昨年11月に元ラグビー日本代表・斎藤祐也氏(41)との離婚を発表した岩崎恭子(40)。PR会社役員との不倫デートを報じられる直前の慌ただしい発表だった。それ以来、ブログも休止している。「局側は『岩崎さんが希望するのなら番組復帰も検討したい』というスタンスですが、本人がまだテレビ出演を躊躇していると聞いています。友人とのLINEのやり取りも減っているそうですし、不倫騒動のトラウマからはまだ脱していないようです」(前出の知人)昨秋に小学校の同級生と離婚したフィギュアスケーター・鈴木明子(33)。彼女の“傷心”を父・和則さんは「離婚して娘は変わりました。角が取れて丸くなったというか。いい勉強になったんだと思います」と代弁。昨年11月の和則さんの誕生日には久々に娘からプレゼントが。「ここ何年かもらっていなかったのですが、この前実家に帰って来た時にマフラーと手袋をもらいました。『遅くなってしまったけど、お誕生日おめでとう』って。私だけでなく、ほかの身の回りの人にもやさしく接することができるようになったんじゃないかな。これからの人生にいかしてほしいと思っています」昨年5月に渡辺謙(59)と離婚した南果歩(55)は今、日本と北欧の合作映画『MISS OSAKA』の撮影に突入している。「ナイトクラブのママ役を演じるにあたり、大阪・北新地へ連日、取材がてら出かけているそうです。主演の森山未来さんをとても可愛がっていて現場にケーキを差し入れるなど、現場でも良き“ママ”です。『撮影後はがんの定期検診を受ける予定です』と明るく話していました」(映画関係者)プロボクサー・井岡一翔(29)との約1年半の結婚生活に終止符を打った谷村奈南(31)は米国で“ヨガ留学”をしていたという。「いまではヨガインストラクターの資格も持っています。英語の学術用語に苦戦し、一日5時間勉強漬けの日もあったそうですが、無事卒業。今春をめどに歌手活動も再開するよう動いているそうです」(仕事関係者)バレーボールの清水邦広選手(32)と離婚した中島美嘉(35)。名曲『雪の華』は映画化されて現在、登坂広臣(31)&中条あやみ(22)W主演で公開中だ。芸能レポーター・城下尊之氏は言う。「離婚から1年、仕事が絶好調の彼女ですが、今年に入って“将来的にはやはり子供が欲しいから、友人の意見も聞きながら慎重に婚活を始めた”と聞いています」中島と同時期に、俳優・松田賢二(47)と離婚。バツ2となった辺見えみり(42)。「自らのブランド業や地方局のテレビ出演で全国各地を飛び回っています。その合間に、神社仏閣を巡って運気が上がるようにお祈りをしているそうです」(城下氏)モデル・堂珍敦子(40)は14年、演歌歌手・大石まどか(46)は10年で離婚した。「結婚生活が10年以上続いた場合は“リフレッシュ”することが多い。堂珍さんは《敦子》に改名しましたし、大石さんは“原点に戻る”ため故郷・函館でフル活動していました」(スポーツ紙記者)結婚4年で離婚したのが宇多田ヒカル(36)と大和田美帆(35)。「辺見さんも約7年。昨年は“2世”が特に短期で離婚するケースが目立ちました」(前出の記者)昨年離婚した有名人女性で結婚生活が最短だったのが1年間のNHK・桑子真帆アナ(33)だった。「昨年末の『紅白』で白組優勝にもかかわらず『紅組に優勝旗が』と言い間違えるなど、ショックは癒えない様子。今春のフリー転身説が流れるなど、今年は大きな転機になりそうです」(前出の記者)
2019年02月15日『舟を編む』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』の石井裕也監督が、安藤ゆきによる第20回手塚治虫文化賞受賞作「町田くんの世界」の実写映画化に挑戦。6月7日(金)より全国公開されることが決定した。石井裕也監督は、2009年の商業デビュー作『川の底からこんにちは』で第53回ブルーリボン賞監督賞を史上最年少で受賞。その後も様々な作品を世に送り出し、2013年公開の三浦しをんによるベストセラーを映画化した『舟を編む』では、第37回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞をW受賞する快挙を達成。さらに第86回アカデミー賞外国語映画部門の日本代表作品にも選出されるなど各映画賞を総なめ。石橋静河と池松壮亮が共演した2017年公開『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』では、第12回アジア・フィルム・アワードで名だたる監督たちを抑え、監督賞を見事受賞。手掛けてきたほぼ全ての作品が、海外の国際映画祭への招待や数々の賞を受賞するなど、国内だけでなく海外にも多くのファンを持つ日本が誇る若き実力派監督だ。■新しい時代の幕開けに相応しい挑戦――石井監督がいままでの概念をぶっ壊す!派遣OLが病気の父に代わって田舎のしじみ工場の経営に奮闘する姿を描いた『川の底からこんにちは』。玄武書房の辞書編集部に配属された主人公が訳あり編集部員たちと協力しながら新辞書「大渡海」を編纂する姿をユーモラスに描く『舟を編む』。ベストセラー同名詩集をもとに、東京に生きる男女の切ないラブストーリーを描いた『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』など、これまで石井監督が手掛けてきたのは、ごく普通の生活を生きる人間たちや家族。そして石井監督が最新作の題材に選んだのは、別冊マーガレットで2015年から2018年まで連載されていた漫画「町田くんの世界」。監督自身初となる漫画原作で、しかも昨今続く少女漫画原作の映画化という、自身も“例外的”と語るほど、これまでの監督のイメージとは一線を画するジャンルへチャレンジする。これまで人間をおかしくも、その本質を描いてきた石井監督。平成の時代が終わり、新たな時代に公開となる本作では、今回様々な新たな試みに挑戦。このデジタル全盛の時代に逆行する35mmフィルムで全編を撮影するなど、常識にとらわれない手法を取り入れながらキャリア集大成を目指す。石井裕也(監督・脚本)コメント人を好きになる気持ち、愛とかそういうものは、普通であれば恥ずかしくて口に出すのもはばかられますが、やはりどう考えても人間にとって必要なこと。それが今、本当にやるべき題材だと感じ、それをまったくてらいもなく、恥ずかしげもなくやってる“少女漫画原作の力”に僕も乗っかりたいと思いました。この作品では、本当に例外的なことをやりまくっています。まさか自分が少女漫画原作をやるとは思っていなかったので、逆に振り切れたというか、冒険的になれたし、映画的な自由を得られたんだと思います。安藤ゆき(原作)コメント1人の人間から生まれた小さな作品がたくさんの人が構築する大きな企画になっていくということは、わくわくする一方で不思議な気持ちでいっぱいです。この映画の関係者の1人になれたことを幸福に思います。■ストーリー運動も勉強も苦手で、見た目も普通な町田くん。しかし、彼には困った人は絶対に見過ごさず、接した人みんなの世界を変えてしまう不思議な力が…!?そんな町田くんに訪れた突然の出来事。優しさに溢れていた“町田くんの世界”がひっくり返る!『町田くんの世界』は6月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年01月16日バルセロナ五輪の金メダリスト・岩崎恭子(40)の“不倫・離婚騒動”が写真週刊誌『FLASH』で報じられ、大きな話題を呼んでいる。14歳で競泳女子200メートル平泳ぎの五輪記録を叩き出し、金メダルを獲得した岩崎。「今まで生きてきた中で一番幸せです」の名言は流行語にもなった。そのネームバリューと子育て経験を生かして各地で講演活動を続けていたが、不倫報道の影響で講演会は相次いで中止となっている。そんな中、実は不倫報道直前の10月14日に岩崎の父・勝稔さん(75)も盛岡市で講演を行っていた。勝稔さんが登壇したのは「岩手県里親大会」。妻の真知子さん(70)とともに11歳から2歳までの3人の里子を預かり、育てているという。「勝稔さんは恭子さんを含めて3人の女の子を授かりました。しかし仕事が多忙を極め、子育ては奥さんに任せっきりだったといいます。そんな中、勝稔さんは40歳で急性白血病を患います。そのとき顔も知らない30人以上から輸血を受けて生き延びた。そうした経験などから人と人とのつながりの大切さを知り、“社会への恩返し”を始めたそうです」(スポーツ関係者)70歳を超えても“父”として子育てに奮闘する勝稔さん。その活動は、里親だけではないという。「勝稔さんは災害ボランティアとしても長年活動し、地元・静岡県沼津市では災害ボランティアコーディネーター協会会長を務めたこともあるリーダー的存在です。自ら被災地に赴くだけでなく、ボランティアの受け入れや被災者への紹介などを行うコーディネーターの育成にも尽力していました。“スーパーボランティア”と呼んでも過言ではないでしょう」(ボランティア関係者)新潟県中越地震のボランティアには十数回参加し、東日本大震災では発生翌月から毎月のように被災地でがれき処理支援などを行っていたという勝稔さん。東北の震災被災者が沼津市に避難してきた際には、餅つき大会を開き市民との交流を図るなど、様々な形で支援を続けていた。そんな勝稔さんは一昨年、里親生活について綴った著書『74歳、今まで生きてきた中で一番幸せです!』(三五館)も出版している。厚生労働省のウェブサイトによると「虐待、経済的理由、親がいないなどの理由で親と暮らせない子どもたちは約4万5,000人」「里親及びファミリーホームへの委託率(里親等委託率)は、全国平均で18.3%」だという(平成28年度末現在)。全国的に見ても里親不足の状況だ。岩崎の不倫は大きな騒動になってしまった。しかし父・勝稔さんが続けてきたボランティア、そして里親制度を知ってもらうための講演活動が有意義であることに変わりはないだろう――。
2018年11月10日11月9日公開の映画『アンクル・ドリュー』のジャパンプレミア試写会が9日、都内で行われ、9月15日に死去した樹木希林さんの夫でミュージシャンの内田裕也が出席した。妻・樹木希林さんの告別式以来、初めて公の場に登場した内田裕也。樹木さんを亡くした悲しさと体調が優れないせいか、終始しどろもどろで「家族に不幸もありまして、ちょっと元気がない」と苦しい胸の内を明かしつつ、「こういう時こそこの映画のプロモーションに必ず出ますと約束したので、ちゃんと出演するのがロックンロール魂だと思っています」と胸を張った。イベント中には家族の話題も口にし、サンフランシスコにいるという一番上の孫について「ずっとバスケットのチームで頑張ってやっています。まだ実力は大したことはありませんが、身長が2m越して、ルックスも本木雅弘で内田裕也の血を引いた者。やたら背が高くスタイルも良い。バスケットはルックスではないですけど、花形プレーヤーになる環境は整っていると思います」と語り、「ジャニーズ関係ではなく、必ずや今までにないスターになってくれることを確信しています」と期待を寄せた。アメリカ本国のペプシコーラが制作した一本のCMから人気が飛び火し、映画版も製作された本作。現役NBAスター選手のカイリー・アービングが伝説のプレーヤーだった老人を演じ、仲間とともに伝説のチームを復活させて大会に挑むというストーリーだ。カイリーのほか、レジー・ミラーやシャキール・オニールといったNBAのレジェンドたちが出演している。そんな本作について内田は「実際に全編ロックンロールで、躍動感に溢れていました。面白いかどうかは俺が保証します。マジに面白いです」と好印象の様子で「俺がああだこうだ言ってもアレなんで、ぜひ見てやってください」とアピール。PRコメントの最後には「早く見てもらえよみんなに。もういいよ。あまり喋らせるなや」と"内田裕也"節も全開だった。映画『アンクル・ドリュー』は、11月9日より全国公開。
2018年10月10日今月15日に亡くなった女優・樹木希林さん(本名:内田啓子、享年75)の夫で歌手の内田裕也(78)が20日、所属事務所を通じて、コメントを発表した。内田は「最期は穏やかで綺麗な顔でした。啓子 今までありがとう」と感謝。「人を助け 人のために祈り 人に尽くしてきたので 天国に召されると思う。おつかれ様。安らかに眠ってください。見事な女性でした」と追悼の言葉を贈った。
2018年09月20日女優の相楽樹(23)が21日、自身のブログを更新し、映画監督の石井裕也氏(35)と結婚したことを報告した。相楽樹「ご報告」と題した投稿で、「いつも応援してくださってるみなさまへ私事ではございますが、この度石井裕也さんと入籍いたしました」と報告。「新しい命も授かることができ、現在は穏やかな日々を過ごしております」と妊娠も明かした。そして、「これからの人生を彼と共に過ごし、家庭を守っていきたいと思います」と続け、「まだまだ未熟な私でありますが、これからも周りの方々への感謝の気持ちを忘れずに毎日を大切に過ごしてまいりたいと思います」と伝えた。
2018年06月21日石橋静河、池松壮亮の主演で注目を集めている石井裕也監督の最新作『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』。現在、WEB限定配信中の本作のサウンドトラックには、石井監督が自ら作詞を担当した印象的な劇中歌「Tokyo Sky」が含まれている。最果(さいはて)タヒの同名詩集を原作に、石井監督が紡いだ本作。2017年、現代の東京。看護師として病院に勤務する傍ら、夜はガールズバーで働き、言葉にできない不安や孤独を抱えながらも、誰かに甘えることもせず日々をやり過ごす美香(石橋静河)と、工事現場で日雇いの仕事をしながら死の気配を常に感じ、どこかに希望を見出そうとひたむきに生きる青年、慎二(池松壮亮)。2人は排他的な東京で生きづらさを抱えながら出会い、やがて恋がはじまっていく――。本作の音楽を手掛けるのは、これまで『ハラがコレなんで』(’11)、『ぼくたちの家族』(’14)、「おかしな家」(’15・TBS)、日本アカデミー賞受賞の『舟を編む』(’13)など、主な石井監督作品の音楽を担当してきた渡邊崇。近年では、宮沢りえ主演の話題作『湯を沸かすほどの熱い愛』や、菅田将暉主演で大ヒット中の『帝一の國』などの音楽も担当している。サウンドトラック収録曲は、全17曲。そのうち、野嵜好美が唄う「Tokyo Sky」を石井監督が作詞を担当している。野嵜さんは、女優として横浜聡子監督の『ジャーマン+雨』で主演を務め、その後『歓喜の歌』(松岡錠司監督)、『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(大森立嗣監督)、『俳優亀岡拓次』(横浜聡子監督)などの作品に出演している個性派女優。本作でも野嵜さんは、石橋さん演じる美香と池松さん演じる慎二が渋谷や新宿でたびたび目撃するストリートミュージシャンの役として登場している。「ワキ汗かいて気にして、わたし生きてる/目を逸らして、いつもの作り笑顔/みんな同じでしょ/ここは東京/でも頑張れ/頑張れ」と唄う彼女のことを、2人は最初、東京ではありきたりで凡庸な存在として捉えるも、いつしか自分ごとのように受け止めはじめるようになる。観客に、2人の心情に変化が起こりはじめたことを示す重要な役どころだ。石井監督は、野嵜さんが演じたキャラクターについて「(彼女は)東京の街の中で純粋なことをしているのに一番無視されている。みんなに見えていない、一種の妖精のような存在なんです」と解説し、「あの歌詞は僕のオリジナルです。『ワキ汗かいて気にして、わたし生きている』という最初の1行目が出てきたときは、結構才能あるなと思いました(笑)」と、自ら作詞した歌詞について語る。石井監督が自身の監督作品で作詞した音楽といえば、商業映画デビュー作となった『川の底からこんにちは』で満島ひかり演じるヒロインが勤める「木村水産」の社歌がある。「上がる上がるよ消費税/金持ちの友達1人もいない/来るなら来てみろ大不況/その時ゃ政府を倒すまで/倒せ倒せ政府/シジミのパック詰め/シジミのパック詰め/川の底からこんにちは」というコメディ調のメロディに乗せた歌詞は、シニカルな笑いを誘いつつ、同作を語る上で記憶に残っている方も多いかもしれない。映画監督として脚本の執筆や音楽の作詞も手掛け、あらゆる面で1つの映画作品を生み出す多才な石井監督。野嵜さんが唄う「Tokyo Sky」を、劇中映像から確かめてみて。『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ 2017年5月13日(土)より新宿ピカデリー、ユーロスペースにて先行、5月27日(土)より全国にて公開(C) 2017「映画夜空はいつでも最高密度の青色だ」製作委員会
2017年05月29日グラビアアイドルの久松郁実、都丸紗也華、岩崎名美が、7日発売の漫画雑誌『週刊ヤングマガジン』(講談社)の第6号表紙&グラビアを務めた。グラビアアイドルとして活躍する3人は全員が1996年生まれの20歳。胸元が大きく開き、美脚もあらわな大人の着物で新年を祝った。グラビアでは、プールサイドで色違いのビキニ姿を披露し、健康的なボディで笑顔を見せた。また、3人が波打ち際ではしゃぐ白ビキニ&ベッドで誘惑の黒ビキニといった対照的な姿も。セクシーなバックショットや寝転ぶ様子だけでなく、クッションを引っ張りあってはしゃぐなど、大人の女性と少女の間の魅力を見せるグラビアカットで魅了した。巻末にはアイドルグループ・欅坂46の佐藤詩織が登場。制服や、新年らしい振袖、プライベートを思わせるショートパンツなど様々なスタイルを見せ、20歳になってからの変化などを語った。
2017年01月07日歌手の内田裕也と、女優の樹木希林夫妻が、17日(18:57~21:56)に放送されるテレビ朝日系の大型特番『黒柳徹子だけが知っている THEテレビ伝説60年史』で、トークバラエティ番組初のツーショットを披露することが13日、明らかになった。この番組に、樹木はご意見番として出演。テレビCMの歴史を振り返るコーナーで、樹木が内田と共演した結婚情報誌「ゼクシィ」(2011年)のCM映像が紹介される。別居生活を続ける夫婦が、紋付き袴と留め袖姿で結婚を語るというシュールさで注目を集めたが、数カ月後に内田がある事件で逮捕され、放送中止となったいわくつきのCMだ。それについてトークをしている最中に、突然サプライズゲストとして内田が登場。スタジオは騒然となるが、内田はそんなことに目もくれず、黒柳に赤、樹木に白のバラをプレゼントし、そのまま黒柳が仕切って『徹子の部屋』ばりのトークがスタートする。2人が会うのは昨年秋以来で、今年に入って初めて。年に1~2回のペースで会うそうだが、樹木いわく「介護保険料の報告とか、お互いにしゃべることがいっぱいある(笑)」そうだ。サプライズ登場という演出に、内田は「珍しくあがった」、一方の樹木は「照れます」と終始伏し目がちで進行する。別居生活について、内田は「良かったと思う」と言い、「(ケンカしたら)半端なくすごい。男相手にやってるみたい」と樹木の意外な一面を紹介。これに対して樹木は「寝ているときは無防備だから刺せる。とっくにどっちかが刺されていておかしくない」と、常人には理解しがたい同居の恐怖を語る。収録後、黒柳は「お2人並んだ映像は、これからもテレビで見ることはまずできないと思いますが、よくお似合いでした。心が通じているお2人なんだと思います」と興奮。内田のような男性は「ああいう激しい方とはご一緒にはいられないと思います(笑)」と遠慮したが、先日の『徹子の部屋』で、元占い師の脚本家・中園ミホ氏に「来年の7月に結婚する」と言われたのをとても喜んでおり、「相手は今のところまだいませんが、1年以上ありますから、なんとかなるんじゃないかしら」と、ウキウキになっていた。
2016年07月13日セイコーネクステージは、「ISSEY MIYAKE ウオッチ」プロジェクトの新商品として、岩崎一郎氏デザインによる新シリーズ「C」(シィ)を発売する。販売開始は6月10日を予定。バンド素材やカラーの異なる6つのラインナップ(基本カラーはブラックとホワイトの2色)での展開となる。価格は3万6,000円~(税別)。同製品は、各界で活躍するデザイナーとのコラボにより独創的なウオッチを生み出してきた「ISSEY MIYAKE WATCH」プロジェクト第14作目として発売される腕時計。デザインは、日本を代表するプロダクト・デザイナー岩崎一郎氏が手がけ、ウオッチ(クロノグラフ)デザインそのものに真正面から向き合い、馴染みある時計らしさと美しい文字板にこだわり、精緻な数字と目盛りが生み出す自然な視認性を追求した上質なウオッチを目指した「"線と数字"のクロノグラフ」となっている。また、デザインコンセプトに「DAY」というキーワードを盛り込み、時計の文字板色を象徴するブラックとホワイトの2色を基本カラーに、さまざまなバンドと交換しながら使い続ける中で愛着が育まれるように仕上がっている。主な仕様は、ケース外径42.4mmで厚さ12.2mm。全モデルともケース素材はステンレススチールを採用、時刻表示(時/分/秒)、ストップウオッチ機能(1/10秒計測60分間計)、常生活用強化防水(5気圧)、時間精度は平均月差±20秒(気温5℃~35℃において腕につけた場合)。価格は、バンド素材がステンレススチール(色はブラック/ホワイト)がともに4万3,000円、牛ヌメ革・黒(色はブラック)と牛ヌメ革・ブラウン(色はホワイト)がともに3万8,000円、そしてナイロン・グレー(色はブラック)とナイロン・濃ブラウン(色はホワイト)がともに3万6,000円(価格はいずれも税別)となっている。なお、岩崎一郎氏は1965年東京生まれ。ソニーデザインセンター勤務の後、渡伊。ミラノのデザイン事務所を経て帰国後、1995年にイワサキデザインスタジオ設立。国内外の企業と協働し、テーブルウェアや照明器具、家具などのインテリア用品から、デジタルカメラ、携帯電話などの精密電子機器まで、プロダクト全般のデザインを手がけている。グッドデザイン賞・金賞、iFデザイン賞・金賞、ドイツデザイン賞・Winner賞など、主要国際デザイン賞を多数受賞。東京藝術大学及び、多摩美術大学非常勤講師。同氏は、今回の「C」について「クロノグラフはクロノグラフに徹すれば徹するほど、美しくなるんじゃないかと考えた。他の要素をどんどん取り除いていって、純粋なクロノグラフを抽出したら、楽譜や数式のように、線や数字が際立ってきた。時代、地域、性別を超えて存在する、純粋な線と数字。 私が探していたクロノグラフ像、『線と数字のクロノグラフ:C 』」と述べている。
2016年03月22日東京都台東区の「旧岩崎邸庭園」は10月11日~13日の期間中、同庭園の洋館のライトアップを行う。あわせて、同期間中はコンサートも開催される。同施設は、三菱財閥創設者・岩崎彌太郎の長男で、第3代社長の岩崎久彌の邸宅として、明治29(1896)年に完成した。園内の歴史的建造物は、国の重要文化財に指定されている。往時は、1万5,000坪の敷地に20棟以上の建物が立ち並んでいたが、現在はジョサイア・コンドル設計の洋館と撞球室(どうきゅうしつ/ビリヤード場のこと)、名棟梁(とうりょう)と呼ばれた大河喜十郎が手がけた和館大広間の3棟が残っている。同施設の洋館のライトアップは、2年ぶりのこととなる。期間中は日没~21時まで実施する。また、11日・12日には、コンサート「上野学園大学 若き演奏家たちによる音楽の庭Vol.3」を開催する。時間は13時、15時30分、18時。会場は、11日は洋館1F大食堂・客室・婦人客室、12日は芝庭(荒天時は洋館1F大食堂・客室・婦人客室)。参加費は無料(入園料は別途必要)。13日には芝庭にて、「午後のミニコンサート」を開催する。出演は、吉成文乃氏(メゾソプラノ)、畠山正成氏(ピアノ)。13時・15時30分の2回実施する。荒天時は洋館1F大食堂・客室・婦人客室で開催。参加費は無料(入園料は別途必要)。また、13日の夜には芝庭で「ジャズピアニスト 羽仁知治が贈る~Autumn Night Concert in 旧岩崎邸」を行う。時間は、18時30分~19時30分(開場は18時)。なお、事前申し込みで座席は完売しているため、当日は立ち見のみ可能。参加費は500円(入園料別途)。雨天決行。その他、館内には岩崎家時代の華やかな生活ぶりを感じられるよう、期間中は季節の花々が飾られる。花の装飾は、フラワーデザイナーの小幡昌広氏が担当する。同施設の入園料は一般400円、65歳以上200円(小学生以下および都内在住、在学の中学生は無料)。開園時間は9時~17時。
2014年10月08日今年30歳を迎える松田龍平が石井裕也監督との初タッグで主演を務めた『舟を編む』が先週公開になった。本屋大賞を受賞した三浦しをんの人気同名小説を原作に、15年もの歳月を費やして辞書を編纂する人々のドラマを描き出す本作。『まほろ駅前多田便利軒』に続く三浦作品出演となった松田と初めて小説の映画化に挑戦した石井監督。ふたりに話を聞いた。その他の写真本作のオファーについて「すでに松田さんの主演は決まっていたので『ふたりでやってみろ』というお題を与えられたものだと解釈しました」と語る石井監督。その言葉通り、時に激論を交わしながら二人三脚で主人公の馬締(マジメ)を作り上げていった。これまで演じてきたどの役ともタイプが違う馬締という男について松田は「熱い思いを持っているけど伝え方が分からない。エンジンはかかっているのにアクセルの踏み方が分からなくて、下宿先のタケばあさんに背中を押してもらったら、今度は急発進したりする(笑)」と分析する。松田にとって同い年の監督との現場は初めて。「石井監督は本当は他の俳優さんに言いたいのに言えなくて、僕にダメ出しをしてくることもありました。『馬締のせいでやりづらかったですか?』とか言ったりして(笑)」と冗談交じりに語るが、ふたりで試行錯誤を重ねながらキャラクターを作り上げていく作業を楽しんだよう。石井監督は「誤解ですよ」と苦笑しつつも「もちろん、お友達ではないので仲が良いと言っても踏み入っちゃいけない距離感もある。でも一緒に戦うという気持ちと方向性は共有できてたし、それで十分だった」と手応えをうかがわせる。馬締たちが1冊の辞書作りに費やした時間は15年。松田がデビューしてからこれまでの時間よりもさらに長いことになる。松田は馬締らの生き方に「『これだ』と言い切る強さ、かっこよさを感じるけれど、自分にそれができるかと言われたら難しい。僕自身は“好きな言葉”や“映画ベスト3”でさえも選べないので(笑)」と憧憬をにじませる。だからこそ「辞書作りは人間が人間である希望だと思う」とも。「人と繋がりたい気持ちや他人を知りたいという気持ちからこれだけ多くの言葉が生まれたと思うと、人間は希望にあふれているなと感じる。YESかNO、好きか嫌いで済むはずなのに、そうではなくて『限りなく好きだけど少し嫌い』みたいな思いを伝えるためにまた新しい言葉が生まれる。そういうことを考えた現場でした」。デビューからこれまでの時間を「ここまでの十数年があったのでいま、ここにいるというのを改めて感じますね。これまで出会った人との繋がりというのを意識するようになりましたし、ひとりでは戦うことはできない。一緒に戦ってくれる人たちがいることの喜びを感じます」と振り返り、いまを見つめる。「小さい頃は30歳には悟りを開いていると思っていましたが、大して変わっていない(笑)。このまま行くのかな? と感じつつ、このまま行ってなるものかという思いで生きていきたい」と静かにうなずいた。『舟を編む』公開中
2013年04月16日映画『孫文の義士団』のトークイベントに、日本の“義士”として、ロックンローラーの内田裕也が登場!東日本大震災の復興に関して内田節を爆発させた。革命家の孫文を暗殺団の手から守るため、身を挺して戦う名もなき8人の義士たちの姿を描いた作品でドニー・イェン、レオン・ライ、ニコラス・ツェーなど、アジアを代表する名優たちが揃って出演している。震災発生直後から、様々な形で支援活動を続ける内田さん。「寄付活動でバテ気味ですが…」と言いつつ、映画のトークイベント出演という初めての経験に「石田純一になったみたいだな」と少し照れくさそうに語る。ROCK(石)&ROLL(巻)とかけて、被災地の宮城県石巻市を訪れていたが、「“義”というのは難しいもので、俺は“10%の正義”を持つことが大事だと思う。今回はカッコつけてる場合じゃない」と熱弁。被災者に対しては「何と言っていいのか…」と言葉が見つからない様子。言葉の代わりに人々を励ます歌としてジョン・レノンの「POWER TO THE PEOPLE」を挙げ「日本には本当に人を励ます歌がなかなかない。さすがジョン・レノンと感心しながら歌ってます」と語った。さらに「政治家に、本気の“義士団”のような人はいなくなってしまった。ヘリで被災地に行って、被災者の肩を叩いて10分で帰ってくるというのは嘘っぽい。危機感というものが全くない」と怒りを爆発させた。さらに「自粛ムードばかりでは経済も停滞してしまう。最初の1週間は喪に服せばいいが、あとは普通に生活を送るように、とリーダーシップをとるべき」と熱く続ける。そして「(支援の)継続こそ本当の“義”。体動く限り、地味でも続けていきたい。ヨロシク。ロックンロール!」と改めて決意を口にした。『孫文の義士団』は4月16日(土)よりシネマスクエアとうきゅうほか全国にて公開。■関連作品:孫文の義士団 2011年4月16日よりシネマスクエアとうきゅうほか全国にて公開© 2009 Cinema Popular Ltd. All Rights Reserved.■関連記事:アジア映画界の総力を結集した超大作『孫文の義士団』試写会に30組60名様ご招待
2011年04月14日