七月隆文の人気小説を福士蒼汰と小松菜奈の共演で実写映画化する『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』に東出昌大が出演することが発表になった。福士演じる主人公と同じ大学に通う親友の上山正一役を演じる東出は「上山はなかなか演じたことのないおちゃらけた役だったので自分自身も新鮮でした」とコメントを寄せた。その他の写真本作は、2014年8月に文庫書き下ろしで刊行されて以来、WEBサイト“読書メーター”の恋愛小説のおすすめランキングで、1位(8月4日付け)に輝いている100万部突破の人気小説が原作。『僕等がいた前後篇』『ホットロード』『アオハライド』の三木孝浩監督と脚本の吉田智子がタッグを組み、切ない運命を背負った20歳のカップルのかけがえのない一瞬一瞬をみずみずしく描き出す。『アオハライド』に出演した東出は、「三木監督はもちろん、プロデューサーやスタッフの皆さんとまた一緒に仕事が出来ることが本当に嬉しかったです」といい、「福士くんとは親友の役なので、撮影初日からタメ口で話そうと決めたり、ご飯に行ったり、撮影現場も和気あいあいとした雰囲気でとても楽しく撮影できました」と明かした。物語は、美大生の南山高寿(福士蒼汰)が、電車の中で福寿愛美(小松菜奈)に一目惚れするところからはじまる。ふたりは意気投合し付き合いだすが、高寿はある日、愛美から想像もできなかった大きな秘密を明かされる。正一(東出)は高寿にアドバイスをし、恋に臆病な彼の背中を押す親友として登場する。『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』12月全国東宝系にて公開
2016年08月04日注目のイットガールが登場する連載。今回のゲストは、長年のバレエ経験で培った精神力と抜群のスタイルが武器だという、女優デビューを果たしたばかりの和田安佳莉さんです。7月12日(火)夜10時から始まる『せいせいするほど、愛してる』(TBS)で女優デビューを果たす和田さん。「武井咲さんが演じる主人公・栗原未亜の後輩・遠藤多佳子役です。初のドラマで緊張するかと思いきや、撮影が始まったら楽しくて。3歳からバレエをやっているので、人前で演じることに抵抗がないのかも」。性格は、好奇心旺盛な行動派。「私、裸一貫で上京してきたんですよ。今思えば、無謀ですよね(笑)。趣味は一人旅。ドラマの撮影が終わったら、またどこかに出かけたいな」◇わだ・あかり1991年生まれ。モデルとしてショーや広告で活躍し、2015年「ミスアジアファッションモデル」受賞。最新情報は公式ブログにて。◇広島出身なので、やっぱり好物はコレ。広島焼きが大好き!東京にもおいしいお店が多くてよかったです…♪◇バレリーナを目指し留学していたことも。ハンガリーとアメリカに留学していました。今もレッスンを受けています。◇家で愛猫たちとくつろぐのが至福。2匹が仲良しなのが微笑ましいんです。もう一匹飼いたいくらい猫ラブ。※『anan』2016年7月6日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子
2016年07月02日アーティストの平山昌尚による個展「ゲーム|Game」が、7月16日から8月14日まで東京・目白にあるタリオンギャラリー(TALION GALLERY)にて開催される。平山昌尚は、黒ペンと紙などありふれた道具を用いて、寓意とセンチメント、記号的なおかしみと仕掛けに満ちたドローイング作品を継続的に制作しているアーティスト。国内外で展覧会を開催しており、アートブックも多数出版している。同展ではトランプ、なぞなぞ、すごろく、迷路など、ゲームとして一般的に親しまれているものや、カラスのゴミ漁り、エイプリルフールに付く嘘など、日常のささいな場面や出来事からインスピレーションを得て制作された作品の数々を展示。ユーモアと無意味さ、ルールや拡張性をテーマに、アクリル絵具も用いて描かれた新作のドローイングと立体作品が登場する予定だ。【イベント情報】「ゲーム|Game」会場:タリオンギャラリー住所:東京都豊島区目白2-2-1地下1階会期:7月16日~8月14日時間:11:00~19:00定休日:月・火曜日、祝日
2016年06月26日ミュージカル「ラディアント・ベイビー~キース・ヘリングの生涯~」の稽古の模様が5月13日(金)、報道陣に公開され、主演の柿澤勇人、演出の岸谷五朗らが取材に応じた。柿澤さんは昨日亡くなった蜷川幸雄との思い出について語り、声を詰まらせた。アンディ・ウォーホルと並んで、1980年代のアメリカ現代アートを代表する存在とされるキース・へリングが31年という短い生涯を駆け抜けるさまを描き出す。この日は、オープニングに加え、キースがのちに恋人となるDJのカルロスと出会うディスコ「パラダイス」でのパワフルなナンバー、そして、全キャストで歌い上げるバラード「STAY」が披露された。岸谷さんはキースについて「これから人生いろんなことがある時期に亡くなってますが、駆け抜けた人生が魅力的」と語る。楽曲も多く、振り付けも複雑とあって「必死に戦ってます。丁寧に作って、いい感じに遅れています(笑)」とも。キースを演じる柿澤さんは「(稽古は)まだ第2幕に差し掛かった段階で、全貌がどうなるのか?みんなで探しています。熱い奴らが詰まって、80年代のいろんなものが混在したエネルギーが映し出されるんじゃないかと思います」と意気込みを口にした。昨日、演劇界の巨匠・蜷川さん死去のニュースが伝えられたが、岸谷さんは「ショックを受けていない演劇関係者はいないと思う。子どものころから見てたので…」と語る。さらに「演出家ってのは、やる前にはたくさん不可能があって、それを具現化していく仕事。本当にそれをものともせず、可能にしていった人でした」と語り、まさに本作でキースが時間が足りないと人生を駆け抜けていくさまに言及し「あの爆発的な蜷川さんの演出と共通してます。だからこそ、吠えるし、パワーを持ってないと作品作りができなかったんだと思います。僕らにはまだ芝居を作れる幸せがある。(蜷川さんが)見て、恥じない作品作れるように頑張りたい」と語った。柿澤さんは「海辺のカフカ」で蜷川演出を受け、世界ツアーにも参加した。蜷川さんの死について「いまでも信じられない」と悲痛な表情。「初演のときは、千本ノックでした(苦笑)。『死ね!このヤロー!』とか言われて、家に帰って泣いて、40度の熱出て…でも食らいついていきました。ムカついたけど、世界ツアーが成功したとき、『いい役者になったな』と言われて、励みになりました。いつも『自分を疑えよ』と言われてて、その言葉が胸にあります。あっちの世界でも僕の芝居を見て『相変わらず、つまんねー芝居してるな』って思われてるかも(苦笑)」と時折、言葉を詰まらせながら思い出を口にし「芝居を変えてくれた人、僕の考える世界を変えてくれた人です」と言い尽くせぬ感謝の思いを口にしていた。「ラディアント・ベイビー~キース・ヘリングの生涯~」は東京・シアタークリエにて6月6日(月)~22日(水)、大阪・森ノ宮ピロティホールにて6月25日(土)、26日(日)上演。(text:cinemacafe.net)
2016年05月13日人気漫画家・福満しげゆきの代表作を実写映画化した『ヒーローマニア-生活-』の初日舞台あいさつが5月7日に、都内で行われ、東出昌大、窪田正孝、小松菜奈、船越英一郎、片岡鶴太郎、豊島圭介監督、山崎静代(南海キャンディーズ)が登壇した。初日舞台あいさつ/その他の写真うだつの上がらないフリーター(東出)が、驚きの身体能力を誇るニート(窪田)、情報収集力が抜群の女子高生(小松)、夜な夜なカナヅチで悪を退治するサラリーマン(片岡)という個性豊かな面々と意気投合し、街にあふれる小さな悪を成敗する自警団を結成。やがて、街の“ヒーロー”になるが事態は思わぬ方向に…。本作でコメディ演技に初挑戦した東出は、「現場は和気あいあいとした雰囲気。ずっと楽しかったので、振り切る演技ができた」と手応えたっぷり。豊島監督とは2度目のタッグで「僕らは監督が大好きなので、モニター越しにニヤニヤした表情を見ると、喜んでもらえたと思えて、こっちまでうれしくなる」と強い信頼感を示した。同じく従来のイメージを役柄に取り組んだ小松は「皆さんマイペース。自由な雰囲気で、変に緊張せず伸び伸びできた」と満足げ。「笑えて泣けて、スカッとするエンターテインメント作品になった」とアピールした。また、窪田はベテラン俳優の船越から「ゴキブリを見て逃げ出した」と暴露され、当時の恐怖を思い出したのか、「皆さんは普通に弁当を食べていて・・・。黒い何かがゴソゴソしているのに、よく食べれるなあと・・・」と苦笑いをしていた。『ヒーローマニア-生活-』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年05月07日福満しげゆきの人気マンガを、東出昌大、窪田正孝、小松菜奈、片岡鶴太郎らで実写映画化する『ヒーローマニア-生活-』の特別映像が公開になった。ヘタレな主人公・中津に焦点を当てた内容で、オファーを受けた東出は撮影前に、ヘタレに見えるように走り方などを研究したという。『ヒーローマニア』/特別映像映画は、うだつの上がらない中津が、謎の身体能力を誇る土志田(窪田)、情報収集力が抜群の高校生カオリ(小松)、昼はサラリーマンで、夜は“若者殴り魔”として活動している日下(片岡)に出会い、町を守る自警団を結成する。街にはびこる小さな悪を見つけ、懲らしめていく彼らの活動はやがて実を結び、自警団は、警備サービス会社“ともしび総合警備保障”という大きな組織になるが、新しいメンバーの中に、その力を私欲の為に使う者が現れ、秩序は徐々に崩れていく。特別映像は、会社をリストラされコンビニでバイトをはじめた中津が、バットを振りかざして悪を退治する姿や、自警団として土志田、カオリ、日下と悪に立ち向かうシーンが登場する。他の3人と違って、目立った能力のないチームリーダーの中津役について東出は、「こういう役に挑戦できるんだって思えて純粋にうれしかった」とコメントをしており、メガホンを執った豊島圭介監督は「誰も知らない東出くんのキャラをどうしても撮りたかった」とこだわりを明かしている。『ヒーローマニア-生活-』5月7日(土)全国ロードショー
2016年04月22日ピエール・ラコット版『ラ・シルフィード』の上演を控えた東京バレエ団が公開リハーサルを開催、続いて行われた記者懇親会で、斎藤友佳理芸術監と主演ダンサーたちが舞台への意欲を語った。【チケット情報はこちら】懇親会冒頭、「すべてこの作品からスタートした、私の原点ともいえる作品。踊り込んできたことでわかったことがたくさんあります。ラコットさん、(ギレーヌ・)テスマーさん(同作品の初演ダンサーで、指導者として活躍)から教えていただいたことを、すべて伝えたい」と、指導への並々ならぬ熱意を明かす斎藤。東京バレエ団のプリマとしてこの作品にたびたび主演、海外公演でも絶賛されたが、近年は、ラコットの信頼を得てモスクワ音楽劇場で振付指導アシスタントを務め、2013年の東京バレエ団での上演では振付指導を手がけている。愛着のある作品だけに、その指導ぶりは熱く、厳しくもなる。「ラコットさんから教えられたことを大切にし、ロマンティック・バレエの薫りを伝えたい」(斎藤)。『ラ・シルフィード』は19世紀前半のロマンティック・バレエの傑作だが、1972年にラコットが復元上演して人気を得た作品だ。スコットランドの農村を舞台に、結婚式を控えた青年ジェイムズと、彼の前に突然現れた空気の精シルフィードとの悲恋を描く。初日に主役を踊るのは、この4月にプリンシパルに昇進したばかりの渡辺理恵と、昨年8月に入団した宮川新大のペア。「2度目のシルフィード役。ジェイムズへの思いを軸に、柔軟に創っていきたい」(渡辺)、「毎日が勉強!物語の中での表現を、つきつめたい」(宮川)。また、2日目に主演する沖香菜子と松野乃知は2013年の上演でもペアを組んだが、「いろんな作品に触れ、成長できたのではないかと思う。私なりのシルフィードを出していきたい」(沖)、「この3年で感じ方は変わってきた。今の僕ができるジェイムズとして、舞台を生きたい」(松野)と抱負を語る。彼らの言葉に目を細める斎藤。「指導で同じことを要求しても、人によって受け取り方は違うもの。このふたりの妖精も、全く違う。それはとても素晴らしいこと」と、彼らの個性に期待を寄せる。「皆、舞台に命をかけているなと思うけれど、命はかけ過ぎず(笑)、楽しんでもらいたい。そうなったとき、それぞれの良さがでる。成功を見守っていただきたいと思っています」と、ダンサーたちを激励した。公演は4月29日(金・祝)、30日(土)、東京・東京文化会館にて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2016年04月22日人気漫画家・福満しげゆきの代表作を実写映画化した『ヒーローマニア-生活-』の完成ヒーロー(披露)上映会が4月20日に、東京・新宿バルト9で行われ、東出昌大、窪田正孝、小松菜奈、船越英一郎、片岡鶴太郎、豊島圭介監督が登壇。配給を手がける東映の“ヒーロー”である仮面ライダーのサプライズ登場もあり、東出は「スゴっ!」と興奮しきりだった。完成ヒーロー上映会その他の写真うだつの上がらないフリーター(東出)が、驚きの身体能力を誇るニート(窪田)、情報収集力が抜群の女子高生(小松)、夜な夜なカナヅチで悪を退治するサラリーマン(片岡)という個性豊かな面々と意気投合し、街にあふれる小さな悪を成敗する自警団を結成。やがて、街の“ヒーロー”になるが…。本作で初のコメディ演技に挑んだ東出は、「緊張感はありつつ、誰一人怒ったり、怒鳴ったりしていない現場。楽しい雰囲気が、作品にも出ていると思う」と振り返り、「窪田くんはアイスの差し入れに『ウェ~イ』と喜んでいたし、菜奈ちゃんはダジャレを言わせたら天才的」と共演者の意外な素顔を披露。窪田は「登場人物はみんなマニアックで変態ですが(笑)、遊び心もありエンターテインメントがたっぷりな作品」と見どころをアピールした。原作との出会いから約5年の構想期間を経て、映画化にこじつけた豊島監督は、「当初はこんな素晴らしいキャストで映画化できるなんて思ってもいなかった。あえてバランスは考えず、好きなものを詰め込んだ作品なので、いろんな角度で楽しんでもらえれば。キャストの皆さんのイメージとは違う面を描くことを念頭に置いた」と話した。『ヒーローマニア-生活-』5月7日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年04月20日日本国内のみならず、世界から注目を集める「デスノート」シリーズの正当な続編とされる最新作『デスノート 2016』。この度、主演を務める東出昌大が写る場面写真が解禁された。キラこと夜神月(ライト)とLの死から10年。再び死神が地上にデスノートをばらまき世界中が大混乱に陥っていた。夜神総一郎が立ち上げた「デスノート対策本部」は存続していた。すでに亡くなった夜神総一郎の跡を継ぐべく、キラ事件に精通した三島を筆頭に、唯一10年前のキラ事件を経験した松田ほか5人の対策特別チームの捜査官たちを中心に警視庁内に本部を構えていたのだ。ロシア、ウォール街そして渋谷でのデスノートによる大量殺人が行われる中、世界的私立探偵にして、“Lの正統な後継者”竜崎が加わり事件解明に当たり、地上には「6冊のデスノート」が存在する事が判明。その矢先にキラウィルスと呼ばれるコンピューターウィルスが世界中に拡散された。そのメッセージとは「他の所有者に次ぐ。速やかに私に差し出せ」とデスノートの提出を呼びかけだった――。原作は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて読み切りから始まった伝説的コミック「デスノート」で、日本国内累計発行部数3,000万部を誇る大ヒットカリスマコミック。『DEATH NOTE』『DEATH NOTE the Last name』と実写化がされ、メガヒットを記録。また、海外からの注目も高く、スピンオフ作『L change the World』を合わせると35の国際映画祭に招かれ、60以上の国と地域で公開され、3作の日本国内興行収入は100億円を超え、名実共にいまもなお人気を博している。そして伝説となった本映画シリーズ誕生から10年目となる年に、正統な続編として完全新作映画となったのが本作だ。今回の舞台となるのは、デスノートを駆使して世の中に野放しになっていた凶悪犯を次々と死に追いやったキラこと夜神月(藤原竜也)と、命をかけてキラを食い止めたL(松山ケンイチ)との天才同士の対決から10年を経た世界。デスノートを追う男・三島創役の東出さんをはじめ、デスノートを封じる男・竜崎役の池松壮亮、デスノートを制する男に菅田将暉、世界中に散らばった“デスノート”6冊のうち、1冊を手にする青井さくら役に川栄李奈が出演。さらに前作でも出演している“ミサミサ”こと弥海砂役に戸田恵梨香が続投している。そして今回解禁されたのは、スーツ姿の主人公・三島が写し出されている2枚。視線の先には一体何があるのだろうか…と、物語の想像膨らませる場面写真となっている。三島は、月の父・夜神総一郎により警視庁内に立ち上げられたデスノート対策本部特別チームの捜査官の一人で、10年前に起きたキラ事件と総一郎の資料から夜神月について徹底的に調べあげ、“研究ノート”を作成。対策本部一、“デスノートヲタク”と呼ばれるほど「事件とルール」に精通しているという人物。また、「デスノートに名前を書かれた人間は死ぬ。その人物の顔が頭に入っていないと効果は得られない」というデスノートのルールに対する最大の防御策として、デスノート対策本部のメンバーは、三島をはじめなんと全員が“偽名”。お互いの本名も知らされてないという。さらに本名や過去の経歴を知られないように、家族のいない人間が選抜されているということが今回判明した。新たなキャストが続々と発表される中、「ベルリン国際映画祭」のEuropean Film Marketでも世界中が注目していることを実証してきた本作。今後の続報にも期待ができそうだ。『デスノート 2016』は10月29日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月24日“なりたい顔No.1”と称される人気モデル・森絵梨佳が映画初主演を果たす『僕のサボテン』の公開が決定。W主演として、『orange-オレンジ-』の桜田通と共演することが明らかとなった。冴えない新人の木下透(桜田さん)は、今日もキツイ上司の今井咲(森さん)に叱られていた。透の理想の女性像とは真逆のキツイ性格の咲が、透は苦手だった。しかし、咲の女性らしい一面に気付き、だんだんと惹かれていく――。2008年に出演した「ゼクシィ」のCMでその美貌が一躍話題となり、「美的」「VoCE」などの美容雑誌をはじめ各女性誌の表紙を飾り、「仮面ライダー響鬼」など女優としても活動の幅を広げる森さんが、年上のキャリアウーマン・咲役で初の映画主演を果たす本作。もう一人の主演キャストには、大ヒットした『orange-オレンジ-』をはじめとする青春映画に出演し、舞台・CMなど活動の幅を広げ注目を集める桜田さんが、キツイ上司・咲に振り回される新入社員・透役として配役され、共演に、「HERO」などで独特の魅力を醸し出す田中要次の出演が決定している。森さんは今回の決定について「自分では恋しているのか、よく分からないあの揺らいでる瞬間って貴重な時間だと思います。そんな瞬間を『僕のサボテン』は切なく、優しく描いています」とテーマである“片想い”について語り、また「最後のシーンではサボテンが重要な役割をしていて、さらに透が愛おしくなりました」と振り返った。そして桜田さんも「短い時間の中に、恋する男の子の大切な想いを込めた物語になりました。ちょっぴり切ないけど、『僕のサボテン』の世界に寄り添って観て下さったら嬉しいです」と話し、「物語ラストの解釈は観た方にお任せします!僕としては想いはありますが…この部分は現場で監督の永田琴さんやスタッフさんともこだわりながら撮影しました。ラストもどうぞお楽しみに」とメッセージを寄せた。また、監督および脚本を「イタズラな Kiss ~ Love in TOKYO」や『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』などの映画やドラマを手掛けている永田琴が担当。「Netflix」にて現在放送中のドラマ「グッドモーニング・コール」への出演で、さらなる人気を集めている森さんと桜田さんの二人が、どんな“片想い”ストーリーを繰り広げるのか、公開を楽しみにしていて。『僕のサボテン』は7月2日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月08日デコラガールの“ニューイメージモデル”として登場する「清水沙也佳」さんクレアモード株式会社は、人気のある「清水沙也佳」(しみずさやか)さんを同社運営の化粧品ブランド“デコラガール”のニューイメージモデルに起用する。デコラガールはクーピー化粧品で話題を集めており、同ブランドのコンセプトは“カラーマイライフ”で、【マニッシュ】【ロック】【スゥイート】など全4タイプの鮮やかなカラーメイクを提供する。新イメージモデル起用の背景デコラガールは2015年春に始動したブランドで、クーピー化粧品が人気を集めると同時に、ブランド名が“ゴテゴテ風に飾られたスタイル”の代名詞として認識されるのを防ぐ為に、ブランドメッセージおよびイメージモデル起用を確立した。おしゃれコスプレなどの趣味を持つ個性的な「清水沙也佳」さんを新イメージモデルに起用したことで、同ブランドの魅力が今まで以上に引きだされたという。清水沙也佳さんについて1991年生まれで京都在住。趣味はおしゃれコスプレやスキューバダイビングなどだ。現在BLENDAやSWEETなどの人気雑誌出演や、東京ランウェイおよび神戸コレクションなど、数多くのファッションショーでも活躍している。また才能を生かしてDJやアーティストなど幅広い分野での活動もおこなう。(画像はクレアモード株式会社 ニュースより)【参考】クレアモード株式会社 ニュース清水沙也佳さん (twitter)
2016年02月05日今年で23年目となるエイズ啓発チャリティイベント「Act Against AIDS」(以下、AAA)が12月1日(火)、日本武道館にて行われ俳優・岸谷五朗を始め、寺脇康文、三浦春馬、吉高由里子、神木隆之介、「Perfume」ら豪華キャストが集結した。岸谷さんの呼びかけで1993年、代々木体育館からスタートした「AAA」の「ザ・バラエティ」。23年目となる今年は、神木さんら初登場のゲストも含め24組36名が出演。ミュージシャン、俳優、お笑いのジャンルを超えた豪華キャストのエンターテイメントショーを一目見ようと9,000人の観客が武道館に詰めかけた。オープニングでは「AAA STATION」と題し、タモリの格好に扮した岸谷さん、寺脇さん、三浦さんがそれぞれ“ゴロタモリ”“テラタモリ”“ハルタモリ”と名乗り客席側から登場。今回参加するアーティストたちを迎え入れる中、初参加となる神木さんが登場すると割れんばかりの黄色い声援が。その後“テラタモリ”に続き司会の3人が「髪切った?」「んなわけない」とタモリさんのモノマネを披露し、会場を沸かせた。その後、「ポルノグラフィティ」や岸谷香&高嶋ちさ子、サンプラザ中野くん&「バイきんぐ」の小峠英二の“ハゲ”を共通とした「坊坊主」という異色コンビ、さらには吉高さん率いる「Perfume」ならぬ「バキューム」の登場、神木さんや三浦さんの歌声披露、本家「Perfume」のパフォーマンスと続いた。イベントの収益金を全額チャリティとし、「ザ・バラエティ」の支援で昨年ラオスに小児病棟を設立。三浦さんは2月11日に来訪し、開院式のテープカットに参加したことを報告した。三浦さんは「みなさまのおかげでラオスで頑張っていける子どもたち、スタッフのみなさんがいます。いま一度エイズの事を恥ずかしがらずにいろんな方と語り合っていただけると嬉しく思います」と語った。主催の岸谷さんは、「世界で苦しんでいる子どもたちがたくさんいます。小さい一つ一つの力が集まることでこんなに大きな力になります。みんなで協力し合って頑張って生きていきましょう」と感謝の意を表した。最後にAAAのエンディング曲「一人じゃないから」を出演者全員で歌い、大盛況の中、終演した。(text:cinemacafe.net)
2015年12月01日俳優の岸谷五朗、寺脇康文が主宰する演劇ユニット「地球ゴージャス」。2015年3月29日(日)に結成20周年を記念した「地球ゴージャス20th Anniversary GALA CONCERT」を催し、大盛況の中、次なる新作公演を2016年1月9日(土)より赤坂ACTシアターをはじめとする全国4か所にて上演することを発表。このたび、城田優や蘭寿とむといった豪華キャスト陣の本作への出演が明らかになった。ドラマ・映画でも活躍を続けながらも、その圧倒的な華と歌唱力で、ミュージカル界でもスターの座を確立している城田さん。ディズニーの実写版『シンデレラ』では王子の声の吹き替えを担当し、日本版エンドソング「夢はひそかに」で披露された美声も話題を呼んだが、「エリザベート」(’10)「ロミオ&ジュリエット」(’11、’13)「4Stars」(’13)「ファントム」(’14)、そして今年の6月から帝国劇場でキャストを一新して上演される「エリザベート」への出演を経て、新たな色を吹き込むべく、「地球ゴージャス」最新作の主人公に挑む。また、宝塚歌劇団屈指の実力派として「ファントム」「オーシャンズ11」などの主演作を次々と務めトップスターに君臨し、芸能界にもファンの多いことで知られる蘭寿とむ。退団後も数多くの舞台出演が続き、いま、演劇界で引く手数多の彼女が、「地球ゴージャス」とどのような化学反応を起こすのかも見ものだ。さらに、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』のヒロインを演じて以降、女優・歌手として人気を集めている大原櫻子。歌唱力・自然体の芝居力・煌めいた存在感を併せ持つ彼女が、満を持して今作品にて舞台初出演を果たす。また世界一のダンサーたちが集まるダンスエンタテイメント「WASABEATS」でも主演を務めるなど、若手俳優ではトップクラスのダンスの実力を誇りながらも、「レディベス」「オーシャンズ11」などの本格派ミュージカルに進出、今秋には「RENT」のエンジェル役が控える平間壮一に、「レ・ミゼラブル」「ジキル&ハイド」「GARANTIDO」、蜷川幸雄演出の「青い種子は太陽のなかにある」と出演作が目白押しのマルシアもキャストに決定した。ベテラン勢からフレッシュな層まで、「地球ゴージャス」史上最強に歌える、圧倒的に華やかな布陣で挑む「地球ゴージャス」14作品目となる待望の最新作。ストーリーなどの詳細はまだ明かされていないものの、強力なキャスト陣に、作品への期待は高まるばかりだ。(text:cinemacafe.net)
2015年05月11日ドラマや映画での活躍目覚ましい東出昌大が初めて舞台に挑戦する。原作はイギリスの文学界における最高の栄誉といわれるブッカー賞、さらに大英帝国勲章を獲得し、日本での人気も高い作家、カズオ・イシグロが初めて手掛けた短篇集。独立しながらもテーマと状況がつながる5篇のうちから、「老歌手」「夜想曲」「チェリスト」の3篇をひとつに組み立て直して舞台の上に描き出す。脚本はてがみ座の長田育恵。演出を手掛けるのは、ここ数年立て続けに良作を手掛け、3度の読売演劇大賞優秀演出家賞を獲得する小川絵梨子だ。本番を2週間後に控えたなかで行われた公開稽古を覗いた。舞台『夜想曲集』チケット情報稽古場には二階建てのセットが組み上げられ、ところどころに椅子が置かれている。稽古場に入ってきた東出は、報道陣が稽古場を埋め尽くさんばかりの様子を見て「すっごい空気!」と笑う。キャスト同士、いい空気ができあがっているようで、通常とは明らかに違うこの状況に対しても過剰に意識することなく、笑い合いながら稽古開始を待っている。やがて稽古がスタート。東出演じる旧共産圏出身のヤンが、彼の亡き母がかつて大ファンだった往年の歌手、トニー・ガードナー(中嶋しゅう)とカフェで遭遇するシーン。静謐な空気の中で言葉がやり取りされる。その静けさを破るように登場したのが安田成美演じるトニーの妻リンディ。ロングコートに幅広のハットをかぶり、意識的か無意識か、やや無礼なところもあるマダムをそのしゃべり方と空気感で見事に体現。素朴な青年の雰囲気をまとった東出との対比が鮮明に見える。稽古の切れ目で緊張がほどけたような笑い声がセットの裏から聞こえてくる。長身の東出はチェロを構える姿、青いギターを構える姿が実にしっくりくる。稽古の中ではギターを持った東出がベネツィアのゴンドラに揺られるシーンや、近藤芳正によるサックスプレイが披露されるシーンもあり、物語の断片を観ただけでも幻想と現実の合間をたゆたうような、不思議な世界がそこに広がる。初舞台ながらこの物語の空気の中にすっと溶け込んでいる東出。彼が本番でどんな姿を披露するのか、期待が募る。公演は5月11日(月)から24日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場、5月30日(土)・31日(日)大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。その後広島・富山でも上演。チケットは発売中。取材・文/釣木文恵
2015年04月28日東出昌大が、『夜想曲集』で舞台に初挑戦する。原作は、英国の作家、カズオ・イシグロの短篇集。演出を、気鋭の小川恵理子が担う。俳優の仕事を始めてから、いつかは立ちたいと思っていたというその場所で、東出はどんな姿を見せるのだろうか。「夜想曲集」チケット情報舞台には興味があった。出演作が相次ぐなか、「数えてみたらこの3年で30本位観ていた」のだという。やってみたかったのは、「映像と違う何かが求められる場所」だと思ったからだ。「舞台を経験したことのある方からよく聞いていたんです。舞台をやると自由に動けるようになるよと。それはたぶん、何回も同じ芝居を繰り返すことで、想像力とか演技の説得力というようなものがつくからだろうと思ったので。自分がどれくらい柔軟に自由に動けるようになるのか、怖くもあり、楽しみでもあるというところなんです」。実際、初舞台として挑むのは、想像力も説得力も大いに求められる作品となった。原作は、人生の晩年を迎えて心を揺らす人々の音楽をめぐる5篇の物語。そこから、「老歌手」「夜想曲」「チェリスト」の3篇がひとつの戯曲に再構築され、そのうち2篇に登場する若者を、東出はひとりの人物として演じることになる。すでにチェロの練習も開始。「弦に対して垂直に弓を引くだけで5年かかると言われたんですけど(笑)、だからといってあきらめるのではなく、ちゃんとお見せできるものにしたい」と意気込む。また、演じる人物には“旧共産圏の生まれのヤン”といった限られた情報しかないが、「ちゃんと生きている人間として演じられるようにその人物の背景を勉強したい」と下調べも始めている。「さらに難題だなと思うのが、どの人物もみんなストレートな感情表現をしないこと。言葉の裏にあるものをしっかり読み取って表現しないと伝わらないと思うので、課題は多いです」。舞台に立つまでに越えなければならない壁はいくつもある。それでも怯まないのは、「いい役者になりたい」という思いがあるからだ。「ありがたいことに、役者を始めてからいろんな新人賞もいただきました。でも、それで喜んでいられないというか。やり続けること、観てよかったと思っていただける役者になっていくことが大事だと思うんです。とくに舞台は、チケット代を払っていただいて足を運んでいただくんですから、緊張感を持って臨みたいと思います」。覚悟した役者は強い。東出昌大の初舞台、期待していい。公演は5月11日(月)から24日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場、5月30日(土)・31日(日)大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。その後広島・富山でも上演。チケットは発売中。取材・文:大内弓子
2015年04月17日本田翼と東出昌大は、青春映画の似合う俳優、原作漫画をリアルにする力のある俳優だ。人気少女コミック「アオハライド」を映像化するにあたって、俳優たちがぶつかるであろう難関は、累計930万部(2014年12月現在)を越える漫画の世界感を、紙面上ですでに出来上がっているキャラクターを、どう現実世界に落とし込むか──。恋にも友情にも真っ直ぐな“双葉”に息を吹き込んだ本田さん、真面目に無器用に悩みながら“洸”に寄り添った東出さん。2人が映画『アオハライド』で感じて表現した“リアル”な感情とはどんなものだったのか?本田さんの演じるヒロイン・吉岡双葉、東出さんの演じる双葉の初恋の相手・馬渕洸。『アオハライド』は、彼らを中心に恋や友情が描かれる、いわゆる学園ものだ。少女コミックということで「そういうシチュエーションありえないでしょ…っていうのもあるかもしれないけれど、登場人物の性格が細やかで、本当に“いる”って共感する。私自身、思考回路が勝手に双葉ちゃんと同じように行き着いたというか、双葉ちゃんと自分自身の呼吸がすごく重なり合っているのを感じました」と語るのは本田さん。主演という大きなプレッシャーを感じつつも「考えていても仕方ないので、切り替えて、本田翼の演じる吉岡双葉を頑張っていこうと思ったんです」。その前向きさ、真っ直ぐさは、やはり双葉に通じるものがある。「双葉も本田翼も裏表がないんですよね。全世界が“本田翼”だったら戦争は起きないと思う」と、ヒロインに最大の賛辞を贈るのは東出さん。闇を抱えながらも、そのなかにそこはかとない優しさのある洸は「難しいと思った」という本人の言葉とおり、チャレンジングな役となった。「洸は自分が幸せになってはいけない…と、がんじ絡めになって、本当の自分を隠して、芝居をして生きている子なんです。そんな芝居をしている人間を演じるというのは難しいし、洸の心境を考えるとつらかった。気をつけたのは、その場その場を一生懸命生きるということ。僕自身は台本を読んでストーリーは知っているけれど、洸として毎回ショックを受けたり、驚いたりすることで、リアルな感情が伝わるんじゃないかなって思ったんです」。現在、22歳の本田さん、26歳の東出さん。20代の彼らが違和感なく学生服を着こなす、というのも演じる上での必須項目だった。東出さんは今年公開の映画『クローズEXPLODE』で高校生を演じているけれど、学ランとブレザーはまた別もの。「スタイリッシュさを損なってはいけないと思ったので、着こなし方も気を遣いました」と、撮影時のある工夫を明かす。「出演者はみんな20歳を超えていたんですけど、俳優に合わせるために学生のエキストラの年齢が高めに設定してあったりするんです」。また、スタッフ・キャストは約1か月間、富山に滞在し合宿状態で撮影をこなしていった。“同じ釜の飯”を食べて撮影したことで、三木監督を筆頭にチームは一致団結。キャスト同士もまるで本当の同級生のように「仲がよかった」と、撮影当時をふり返る本田さん。「実は私、すごく人見知りなんです。最初の頃は相手の目を見て話せなかったほど。なかなかみんなと仲良くなるきっかけを作れずにいたら、東出くんが連絡先を聞いてまとめてくれたんですよね。…それにしても、双葉と洸を含めたあの5人の関係、友情って羨ましいです。本音でぶつかってこそ本当の友情が築けるんですよね」。上辺だけではない関係を役としても役者としても築けたからこそ「撮影中は洸を演じるのが苦しくて、東京に帰りたいと思ったこともあるけれど、ふり返ってみると、濃くて楽しい1か月ちょっとでした。青春、でしたね」と、東出さんの瞳の奥はキラリと輝いていた。その5人が繰り広げる、“青春だなぁ”というシーンが映画にはいくつも登場する。なかでも本田さんと東出さんの記憶に鮮明に残っているのは、朝日を一緒に見るシーン。限られたわずかな時間のなかで最高のシーンをカメラに収めなくてはならない、チームワークの見せどころでもあるが、その“青春”な太陽を見て本田さんが発したひと言は──「鮮やかなオレンジ色だったので、つい、『イクラみたい』って言っちゃったんですよね(笑)」。この“らしさ”がチームをまとめていたんだろうと想像がつく。5人の友情にジーンと心打たれ、そして双葉と洸の恋のゆくえにキュンと心奪われる。キュンとくるセリフ、キュンとくるしぐさ、もしも自分がその立場だったらどうするんだろう…そんなふうにキャラクターの心情が自然と自分自身と重なっていくのもこの映画の魅力だ。本田さんのお気に入りのキュンとするシーンは、あまりにも好きすぎて“ハンド to ハンド”と命名したのだそう。「窓越しに双葉と洸が手を重ねているセリフのないシーンです。あのシーン、双葉は洸の気持ちをぜんぜん分からない設定なので、私自身もそういう気持ちで演じています。だから演じているときは、なんで洸はあんなに切なそうな顔をしているんだろうって思っていたんです。でも、完成した映画を観客として観ると、うわぁ、切ないよぉ…って、ものすごく切ないシーンでした」。そんな切なさを2人から引き出したのは、三木監督。『僕等がいた』『陽だまりの彼女』『ホットロード』など、青春映画、恋愛映画を数多く手がけてきた監督の手腕が今回も存分に発揮されている。「監督は絶妙なキュンキュンポイントを誰よりも知っている」「2人の恋にやきもきする!」「じれったい!」と、本田さんと東出さんが語るように、恋愛特有の感情──タイミングがほんの少しズレてしまうがゆえのやきもき感、じれったさ、ドキドキ感、胸キュンのすべてが『アオハライド』には詰まっている。(text:Rie Shintani/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:アオハライド 2014年12月13日より全国東宝系にて公開(C) 2014映画「アオハライド」製作委員会(C) 坂伊緒/集英社
2014年12月12日バイオレンス・アクション大作『GONIN』の続編となる『GONIN サーガ』がクランクアップを迎え、劇中写真と主演を務めた東出昌大らキャスト陣のコメントが公開された。その他の写真1995年に公開された鬼才・石井隆監督の『GONIN』は、佐藤浩市、根津甚八、ビートたけし、木村一八、本木雅弘らが出演し、カルト的な人気を集めたアクション大作。バブル経済が崩壊し、指定暴力団五誠会系大越組から巨額の借金返済を迫られた男が、五人の男たちを集め、暴力団を襲撃したことを機に壮絶な殺し合いを繰り広げた。『GONIN サーガ』はそれから19年後の2014年を舞台に、男達が遺したそれぞれの家族たちの血と宿命に彩られた新たな物語が展開される。東出は、前作で五人に襲撃を受け、命を落とした大越組若頭・久松(鶴見辰吾)の息子・勇人を演じ、桐谷健太は、同じく前作で命を落とした久松の組長・大越(永島敏行)の息子・大輔を演じる。土屋アンナは、五誠会の2代目に秘密を握られ、今は3代目の愛人に成り下がっている元グラビアアイドル・麻美役。柄本佑は、19年前の事件の真相を追うルポライターの森澤役。そして安藤政信は、本作の五人の敵役で、前作の五誠会会長・式根(室田日出男)の孫であり、麻美を愛人として囲う、五誠会三代目・誠司を演じる。監督の意見で主演に抜擢されたという東出は、「石井組という素晴らしい組で約一カ月演じさせていただいたのは、今まで経験したことのないような現場で、貴重な経験になりました」と振り返り、「自分自身の反省点もありますがみんなで作った現場なので今は作品の完成が待ち遠しいです」とコメント。安藤は「誠司は人間の悪の部分を徹底して背負い、それを貫かなければいけない役だったので石井監督とも何度もディスカッションしながら撮影をしていきました」と話し、「僕も、自分のためでもあるけれど、何より監督が喜ぶような僕を選んでよかったと絶対思ってもらえるようにと考えながら最後までやり切りました」と語っている。本作の五人目のキャスティングはまだ発表されていないが、「ファンがあっと驚くキャスティングを予定しております」とアナウンスされている。『GONIN サーガ』2015年 秋 全国ロードショー
2014年10月22日幅広い活躍を見せる若村麻由美と元宝塚トップスターの久世星佳によるふたり芝居で、ロンドンで人気を呼んだデイヴィッド・ヘアの話題作の日本初上演となる「ブレス・オブ・ライフ ~女の肖像~」。初日を直前に控えた10月初旬、稽古場に足を運んだ。新国立劇場演劇『ブレス・オブ・ライフ~女の肖像~』チケット情報新国立劇場が贈る気鋭の演出家による「二人芝居 -対話する力-」シリーズの第1弾で、劇団「モダンスイマーズ」の作・演出の蓬莱竜太が演出を担当。人気女流作家のフランシス(久世)は英国のワイト島に暮らす、夫の長年の不倫相手だったマデリン(若村)の元を訪れる。ふたりは時に反発し、共感を覚えながら、夜を徹して愛したひとりの男との時間を語り合うが…。ロンドン上演ではマデリンをマギー・スミス、フランシスをジュディ・デンチという名女優が演じた。フランシスがマデリンの家に足を踏み入れてから翌日、出ていくまでを描き、全てはマデリン宅のリビングのワンシチュエーションで展開。昼、夜、深夜、そして翌日の朝と時間の変化が微妙な照明で表現される。時折、波音と海鳥の鳴く声が響くほかはBGMもなく、ただ女たちの会話によってドラマが紡がれていく。妻と愛人。立場も人生観も全く異なるふたりだが、ひとつハッキリしているのは、ふたりが愛した男は、もう彼女たちの元には戻ってこないということ。マーティンという名の彼は既に若い女が出来て、シアトルへと去っており、ここで何を話そうとどうしようもない。虚しさと諦観を漂わせながらも静かに、しかし不思議な“熱”を帯びつつ女たちの会話は弾む。見どころはこの会話と共に変化していくふたりの距離感。最初はコートを脱ぎもせずに、立ったままのフランシスと彼女への敵意を隠さないマデリンだが、少しずつ話をするうちに茶を飲み、ビールを飲み、食事を摂り、タバコを吸い、パジャマを借りてソファに足を投げ出すようになる。だが確実に距離を縮め、互いを以前よりも理解し、冗談まで言うものの、ふたりはベタベタと馴れ合うこともない。通し稽古を見て、ふたりがごく近い距離で肩を並べて話したり、並んで腰掛けるシーンが決して多くないことに気付かされる。互いを理解しつつも保たれる微妙な距離と緊張――やはり、ふたりは戦っているのだ。どこに行き着くこともないはずの女の戦いは最後に何をもたらすのか?いまを生きる日本の女性に響く作品になりそうだ。新国立劇場小劇場にて10月8日(水)より上演。取材・文:黒豆直樹
2014年10月06日アシックスはこのほど、「シーズンコンセプト発表会」をアクトスクエア(東京都渋谷区)にて開催した。同発表会には、卓球の石川佳純選手やハンドボールの宮崎大輔選手のほか、タレント・平井理央さんらが登場。特設ランウェイを歩き、コンセプトにそった商品をアピールした。同社は、走る目的やシーンに応じて、ランニング関連商品のコーディネートのコンセプトなどをトータルで提案する「RUN you ready? 」を、5月下旬より展開する。シドニー五輪の女子マラソン金メダリスト・高橋尚子さんがアパレルやシューズの選び方を監修するとともに、練習方法や心構えなども伝えていくという。この日は、高橋さん自らプレゼンターを務めた。○吸汗・速乾機能付きウエアが適する「朝ラン」個々のライフスタイルに合わせてウエアやシューズ使用してもらえるよう、同社が提案するのが「朝ラン」「街ラン」「山ラン」「夜ラン」という4テーマだ。各シーンのお薦めウエアの特徴を紹介していく。「朝ラン」……汗を効果的にすばやく処理できる吸汗・速乾機能を持ったウエアや、体温上昇を緩和する赤外線・紫外線カット機能を持ったウエアがお薦めだという。「朝ラン」スタイルで登場したのは、バレーボール日本代表としてロンドン五輪で銅メダルを獲得した竹下佳江さん。「水色という色は朝にぴったりな色だなと思います。今日を機に、走りこみたいなと思います」と話した。○鮮やかな色のウエアがお薦めの「街ラン」「街ラン」……女性は「かわいく美しく」、男性は「かっこよく」なれるよう、ビビッドカラーのウエアがお薦めだという。UVケア機能も備え、女性にも配慮している。「街ラン」スタイルで登場したのは、日本女子卓球界を引っ張る石川佳純選手。「すごくおしゃれでかわいいなと思います。こういうかわいいユニフォームで(卓球の)試合をしてみたいです」と、かわいらしいウエアにぞっこんの様子だった。また、タレント代表として平井理央さんも「街ランスタイル」で登場。今年11月に開催予定のニューヨークシティマラソンに参加するそうで、「完走を目指して、ニューヨークの街を楽しめるようにしたいです。最後まで走りきりたい」と抱負を語った。○安定性のあるシューズで臨む「山ラン」「山ラン」……山で冷え込んだときに羽織ることができる上着が入るバックパックと、でこぼこした山道対策用に安定性の優れたシューズを用意して走るのが適しているという。「山ラン」スタイルで登場したのは、ラグビー日本代表の福岡堅樹選手。「シューズもとても安定感がありますし、ウエアもオレンジ(色)で緑の山にすごく映(は)えるなと思います」と感想を語った。○リフレクター付き装備がお薦めの「夜ラン」「夜ラン」……夜間での視認性を高めるリフレクターが随所に採用されたシューズとウエアが、お薦めコーディネートとのこと。ハンドボール日本代表の宮崎大輔選手は、「夜ラン」スタイルで登場。「夜は暗くて危ないというイメージがあるんですけれど、安心して走れる。軽いし着心地がいいし、スッと(走りに)出て行ける」。高橋さんは「止まってもいいです。歩いてもいいです。『してもいい』という気持ちで(ランニングを)始めることで、より長続きすると思います」と、ランニングをする上での心構えを話してくれた。春の穏やかな陽気が続くこの時期、新たにランニングをスタートしてみてはいかがだろうか。
2014年04月24日ウエディングプロデュース・レストランを運営するノバレーゼは、新潟県村上市の生産農家と共同で、地元食材を使ったランチビュッフェを2013年1月2日と3日の2日間、新潟市中央区の婚礼施設「新潟モノリス」で開催する。同ビュッフで提供する料理は、冷製5種、温製7種、スイーツ4種の計16品。地元の野菜や豚肉、岩鮒(いわふね)漁港のカニなど、いずれも村上市の食材を使用している。また、同施設のフレンチのシェフ・岸谷昌佳氏が、農家の人から教わった焼き物や煮付けといった調理方法を基本に、フランス料理の技法を取り入れてメニューを考案。地元の塩引きザケとイクラのしょうゆ漬けを丼にしたメニューから、郷土料理「のっぺ」のポトフや、郷土食「こめんぼう」と新潟産の小豆をフルーツとともに「ぜんざい」に仕立てた、変わり種スイーツなど、地元食材の可能性を引き出す新作料理が並ぶとのこと。料金は、16種類の食べ放題で大人2,500円、子ども1,000円(3歳以下は無料)。時間は、11時から15時(ラストオーダー14時)までで、時間制限はなし。詳細は、同社公式ホームページで見ることができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月28日「クランクアップを迎えて『おつかれさまでした』って声をかけられたとき、思わずワンワン泣いちゃったんですよ」――。それは東出昌大というひとりの俳優が誕生した瞬間だった。10代の頃からモデルとして活躍し、3度にわたってパリコレのランウェイを歩くなど世界の舞台で戦ってきた。そんな彼が23歳にして俳優に転身し、初めて臨んだのが映画『桐島、部活やめるってよ』である。初めての演技の中で24歳のルーキーは何を感じ、何を手にしたのか?映画の公開を前に胸の内を語ってくれた。俳優としての道、その“覚悟”「小説すばる新人賞」を受賞した朝井リョウのデビュー小説を映画化した本作。学校の人気者・桐島がバレー部を退部したといううわさが校内を駆け巡り、友人、カノジョ、果ては桐島と全く接点のなかった者まで様々な視点で青春が切り取られていく。東出さんが演じたのは桐島の親友の宏樹。多くの役がオーディションとワークショップで決まったが、中でも宏樹は最も多くの候補者が集められた役でもあった。そんなこととはつゆ知らず、当時まだモデル事務所に所属していた東出さんは軽い気持ちでオーディションに足を運んだという。「最初からあきらめていたというのも変ですが、『まさか自分が役者なんて』という気持ちが強かったんです。マネージャーが先方に『東出は芝居をしたことないし、できないですよ』と伝えていたくらいで、そんなやりとりがあった後だったので興味を持っていただけるとも思ってなかったんです」。1次選考で吉田大八監督と初めて顔を合わせ「すごく面白い方で、この人と仕事ができたらいいなぁと思った」と言うが、それでもまだ「まさか」という気持ちの方が勝っていた。だが選考が進むにつれて自身の中での気持ちが変化していくのをひしひしと感じていた。「モデルの場合、オーディションはあっても2次までなんです。だから3次選考に呼ばれたと聞いて『マジで?これはもしかするかも…いやいやいや!』って感じでしたが(笑)、だんだん躍起になっていき、その次になると『ここまで来たからには絶対に受かりたい』という気持ちになってました。そこで、また次があることを聞かされて、その頃にはほかの俳優のみなさんとのセリフのやりとりもあったりして、ハードルがどんどん上がっていくんです。意地もあったし、やりがいも感じたし、できないことも増えていったけどそれを面白いって感じるようになってましたね」。最終選考が終わったとき、吉田監督に改めて「これから役者一本で腹を括れるか?」と俳優の道に進む“覚悟”を問われたという。「別室に呼ばれて監督に『どうだった?』と聞かれて素直に『精一杯でした』と答えたんです。『いま、宏樹役を東出くんで考えてる』と言われたんですが、宏樹は原作でも中心人物の一人だったし出番も多い。現場に入ってから心が折れて『やっぱりできません』というわけにはいかないので、あのとき監督は覚悟を決めて『できます』と言える人にしか役は与えられないと最後に確認したんだ思います」。その言葉通り、“元パリコレのモデル”という肩書もプライドもかなぐり捨てて、撮影を通じて「とにかくできることは全てやろうという気持ち」で喰らいついていった。「監督からは『(宏樹がつるむ)帰宅部のみんなで一緒にご飯に行ってこい』と指令が出されたんですが、そういうところで『俺、今回が本当に初めてで』と最初から自分を全てさらけ出したんです。みんな年下ですが、本当にしっかりしてるし『いいものを作ろう』っていう情熱が伝わってくるんです。だから恥ずかしいとかそういう気持ちを抱くことなく『芝居ってどうしたらいいの?どういう風に考えてどう役作りしていくの?』ってどんどん聞いて、台本の読み方を教えてもらうところから始まり、勧められたことは全てやりました」。宏樹はかわいい彼女と陽気なクラスメイトに囲まれた“上”のグループの学生。放課後は帰宅部の仲間とバスケに興じるなどワイワイと高校生活を過ごしつつも、心のどこかに自分でもよく分からない不安やいら立ちを募らせている。それは映画のクライマックスでの映画部の前田(神木隆之介)とのシーンへと帰結していく――。東出さんはかつて高校時代に自身が感じた感情を引き出しつつ、宏樹の内面を作り上げていったと明かす。「僕自身、どちらかというとうるさいグループで『お前なんて悩みないだろ』って思われてたかもしれないけど、確実にモヤモヤした気持ちは抱えてました。モデルの仕事をしてはいたけどそれで一生とは思ってなくて、漠然と大学行くのかなとか。そういうときに美術部や軽音部の連中から『美大に行く』『音楽で生きていく』なんて話を聞かされると雷に打たれたような衝撃を受けたり。それはまさに宏樹と前田のやりとりですよね。限界に近づいていた宏樹が、カッコつけつつも最後の最後で心の声に正直になった結果があのシーンなのかな、と思うとすごく理解できました」。俳優業は「マイペース」、女性には「甘えさせてほしい」オーディションで覚悟を固めた東出さんだが撮影、そしてクランクアップ時の“号泣”を経て、俳優を一生の仕事とするという思いはますます強くなっているようだ。「これまで仕事のことで泣いたことなんてなかったし、ましてや23歳(当時)にもなって自分がそんな反応を示すなんて思ってなかったんですが…(苦笑)。その後、ロケ地の高知から東京に戻って年が明けてもふと『あぁ、もう『桐島』の撮影はないんだな』という思いがよぎってポカンとしてしまうこともあって…。それだけこの仕事にのめり込んでたんだなというのを改めて強く感じました。理想の役者像ですか?人間性を伴った俳優でありたいと思っています。身近なところでいいから幸せになって、それが反映されるような役者になれたらいいですね」。最後に映画ともこれまでの話とも全く関係のない自身の恋愛観についての質問を投げかけると、少しだけ頬を緩めつつこんな答えを返してくれた。「俳優の仕事って“勉強”という一言で片づけちゃうけど、釣りに行ったり慣れないボウリングをやったり、寄席や演劇に行くことも読書も全てが仕事なんですよね。だからそういう部分を理解してもらえないと付き合えないかなと思います。あと良くも悪くもマイペースでないとやっていけない部分もあると思うので柔軟に甘えさせてくださる方がいいですね(笑)」。(photo/text:Naoki Kurozu)特集:年下のカレ■関連作品:桐島、部活やめるってよ 2012年8月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「桐島」映画部©朝井リョウ/集英社
2012年08月06日東野圭吾の人気小説を映画化した『夜明けの街で』が10月8日(土)に公開を迎え、主演の岸谷五朗を始め、深田恭子、萬田久子、中村雅俊、若松節朗監督が舞台挨拶に登壇。映画をイメージしてこの日のために作られたスペシャルカクテルで乾杯し、映画の船出を祝った。温かい家庭を持つエリートサラリーマンと謎めいた派遣社員の不倫愛を中心に、15年前に起きた殺人事件の謎が明らかにされていくラブサスペンスで、岸谷さんは木村多江さん演じる妻と深田さん演じる不倫相手の間で揺れ動く。岸谷さんは「愛人と奥さんの間で、初めて愛することの重さを天秤にかけないといけない…そういう愛し方をしないといけないのはつらかった」と撮影をふり返りしみじみ。一方、天秤に掛けられる側の愛人・秋葉を演じた深田さんは「“不自由恋愛”をしている秋葉になかなか共感できなかった。男性にとってはミステリアスで魅力的に映るのかもしれませんが…」と理解不能だったよう。監督から細かく演出を受けて作り上げていったそうだが、司会者に手応えを問われると「手応えなんて申し上げられません」と苦笑いを浮かべていた。午前中の第1回目の上映前に行われたこちらの舞台挨拶。萬田さんは「午前中から観る映画ではないような気もしますが」と笑いつつ「気合いを入れてミステリアスな女性を楽しみました」と自信をのぞかせた。中村さんは本作で描かれる愛や憎悪について「人間が持っている本性って怖いなと思います。元々持っているものがある出来事でプッと出てくる。脆さや強さ、けなげさなどが同居していてそれが出たり隠れたり…」と語り、人間の恐ろしさを強調した。岸谷さんと中村さんは映画にちなんで「もしも目の前に美しい女性が現れたら?」と尋ねられると互いに「お先にどうぞ」とゆずりあい。「家に帰って萬田さんがいたら、1回ドア閉めますね」と岸谷さんが言えば、中村さんは「俺は入っていきます」。萬田さんは「2人ともウェルカムですよ」とニッコリ。“意見”を求められた深田さんは「楽しそうですね」と答え、会場は笑いに包まれた。最後はこの日のために用意され、観客にも配られた特製カクテルで、本作の英題でもある「ビフォア・サンライズ」の掛け声で乾杯。映画の旅立ちを会場全体で祝福した。『夜明けの街で』は全国にて公開中。■関連作品:夜明けの街で 2011年10月8日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 「夜明けの街で」製作委員会■関連記事:岸谷五朗、愛人・深キョンと本妻・木村多江のバースデイケーキに冷や汗深田恭子が映画『夜明けの街で』で新境地!「不倫は映画の中だけで楽しんで」東野圭吾、初ラブストーリー『夜明けの街で』予告到着久保田利伸が切なく歌い上げる
2011年10月09日映画『夜明けの街で』の完成披露試写会が9月27日(火)、映画の舞台となった横浜の「パシフィコ横浜」で開催され、岸谷五朗、深田恭子、木村多江、若松節朗監督が舞台挨拶に登壇。冒頭には久保田利伸がサプライズでエンディングテーマ「声にできない」を披露し、会場は熱狂に包まれた。さらに、舞台挨拶ではこの日が誕生日の岸谷さんのために“本妻”木村さんと“愛人”深田さんからそれぞれバースデイケーキが届けられたが、岸谷さんの選択は…?東野圭吾にとって初のラブストーリーとなった同名ベストセラーを映画化した本作。エリートサラリーマンと派遣社員の女性の不倫愛を中心に、15年前に起こった時効直前の殺人事件の謎が紐解かれていく。ステージの幕が開いて最初に久保田さんが登場すると、何も知らされていなかった客席からは驚きと喜びの歓声が。久保田さんは「カーテンが厳かに開いて、失敗しちゃいけないと緊張しました」とふり返ったが、数年前から思い描いていたという「声にできない」を熱唱。観客はその歌声に酔いしれた。横浜を舞台にした作品の完成披露を横浜で迎え、岸谷さんは「現実に働いているのは東京で、(妻役の)多江さんが待っているのも東京で、横浜には虚構の世界を求めているわけですが、ぴったりの海や夜景があって、演技の面でもすごく助けられました」としみじみ。岸谷さんの愛人役を演じた深田さんは「(横浜は)恋人たちが特別な気持ちになれる場所なんだなと感じました。すごく楽しい街ですが、その中で大桟橋はポツンと寂しさを感じるんです。そんな不思議な魅力がありました」と明かした。一方、貞淑な妻を演じた木村さんは「まさか横浜でダンナさんが浮気してるとは思わず、そこでレッドカーペットを歩くことになるとは…」と苦笑交じりで語り、会場の笑いを誘った。深田さんは「岸谷さんも(主人公)渡部も熱い人間味あふれるところが魅力的です」と共演の感想を語ったが、木村さんは岸谷さんとのシーンが深田さんよりも先に撮影されたことを明かし「そこでいかに幸せに演じるかで、後になって岸谷さんが苦しむことを分かっていたので、楽しく、尽くしました」とニヤリ。岸谷さんは「苦しかったです」と心情を明かした。この日が岸谷さんの誕生日だと明かされ「47ちゃいになりました(笑)!」と岸谷さんがおどけると、会場からは祝福の拍手がわき起こったが、深田さんはおもむろに岸谷さんの方に向き直り「私、ケーキを用意しました」。さらに木村さんも「私も用意しました」と語り、2つの種類の違うケーキが岸谷さんの前に運び込まれた。さてさてどちらを選ぶのか…?岸谷さんは「映画の中で散々苦しんだので、両方持って帰ります」と語り、冷や汗をぬぐっていた。『夜明けの街で』は10月8日(土)より全国にて公開。■関連作品:夜明けの街で 2011年10月8日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 「夜明けの街で」製作委員会■関連記事:深田恭子が映画『夜明けの街で』で新境地!「不倫は映画の中だけで楽しんで」東野圭吾、初ラブストーリー『夜明けの街で』予告到着久保田利伸が切なく歌い上げる
2011年09月27日人気ミステリー作家・横山秀夫の4つの短編を、仲村トオル、岸谷五朗、玉山鉄二、渡部篤郎という4人の人気俳優をそれぞれ主演に据えて映像化した「横山秀夫サスペンス」。WOWOWで放送された本作がこのたび、DVDでリリースされ、4作品をまとめた予告編も到着した。『半落ち』、『出口のない海』、『クライマーズ・ハイ』などの映画化作品をはじめ、その著作が数多く映像化されている横山秀夫。数々の名作の中から「真相」(双葉社刊)に収録されている「18番ホール」、「他人の家」の2作と、「看守眼」(新潮者刊)に収められている「自伝」、「静かな家」をそれぞれ約1時間のドラマとして映像化した本作。「18番ホール」は、地元の村の再開発の話を聞いて村長選に立候補した男が主人公。実は彼には12年前のある秘密を隠すため、何としても当選する必要があった。当初は楽勝と思われていたが、強力な対抗馬の存在で徐々に暗雲が…。『行きずりの街』の公開を控える仲村トオルが当選のために必死で奔走する主人公に挑む。「静かな家」は「誤報」というタイトルで岸谷五朗を主演に映像化。ある地方新聞の記者が、写真展の日程を誤って報道してしまうのだが、それに端を発して謎めいた事件が…。「自伝」の主人公で、母に捨てられたトラウマを抱えて生きるライターを演じるのは『ノルウェイの森』がまもなく公開となる玉山鉄二。彼の元に家電量販店の会長の自伝執筆の依頼が。取材の初日、その会長は人を殺した過去を告白。そこから衝撃的な真実が明らかになる。「他人の家」は強盗事件で服役し、いまは妻との静かな暮らしを望みつつも前科のせいで行くあてをなくした男が、近所のがんを患った老人の申し出で、彼の養子に入り家を受け継ぐ約束をする。ここから、彼と妻は、恐るべき事件に巻き込まれることになる。渡部篤郎が再起を図る前科者の悲哀を見事に表現している。日本随一のミステリー作家の作品を原作にした4人の実力派俳優の物語が一挙に楽しめる本作。男たちの運命は――?「横山秀夫サスペンス」DVDは発売中(同時レンタル中)。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY「横山秀夫サスペンス DVD-BOX」価格:4,980円(税込)発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント© 2010 WOWOW■関連作品:行きずりの街 2010年11月20日より全国にて公開© 2010「行きずりの街」製作委員会クライマーズ・ハイ 2008年7月5日より丸の内TOEI1ほか全国にて公開© 「クライマーズ・ハイ」フィルム・パートナーズ■関連記事:【TIFFレポート】仲村トオル俳優デビュー25周年50度カクテル一気飲み「ファイヤー!」仲村トオル、チャン・ドンゴンとの再会に感激!『行きずりの街』韓国公開も即決定ハズレなし!「映画館大賞2010」まもなく発表中谷美紀が選ぶ「1本」は?尾野真千子インタビュー「ここで隠したら一緒になれない気がした」と“覚悟”明かす堺雅人が語る太宰、そして『人間失格』――。「近代文学と“再会”できました」
2010年11月02日映画『キラー・ヴァージンロード』の初日舞台挨拶が9月12日(土)、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、初監督となった岸谷五朗とW主演の上野樹里と木村佳乃、共演の寺脇康文、小出恵介らがコミカルなトークを展開した。本作は、結婚式前日にアパートの大家を誤って殺害してしまったひろ子(上野さん)が、偶然知り合った自殺願望を抱く福子(木村さん)と共に逃避行を繰り広げるブラックコメディ。満場の観客に迎えられた岸谷監督は「ようやく産声をあげ、映画が幸せな思いをしています。今回、自分は出なかったんですが、役者ってすごいっていうことを改めて目の当たりにしました」と感慨深げ。だがキャスト陣について語り出すとトーンが一転し、「樹里と佳乃は振り切り過ぎ。振り切る女優の凄さを見せつけられました」とツッコミ口調に。すかさず木村さんは「振り切ったつもりはないです」、上野さんも「普通だよね」と切り返し。初共演の木村さんについて「現場では2人で行動していたんです。2人で成長した感じ。とにかくニヤニヤしているんですよ。あたしが普通にしていてもおかしいみたいで…」と天然キャラ全開で語る上野さんに、岸谷さんは「そりゃみんな、おかしいと思っているよ。なんか楽屋の会話みたいになっちゃってすみません」と主演女優のトークにやんわりダメ出ししてみせ、観客の笑いを誘った。さらに、小出さんが「監督から『物語のキーを握る役だから』と言われ、意気込んで行ったら撮影は1日だけでした」とトボケ気味に話すと、岸谷さんは「この小出のイメージが欲しかった」とニヤリ。岸谷さんと25年来の付き合いのある気心の知れた仲で、今回、カツラをかぶり怪演を見せている寺脇さんには「『相棒』で間違った(かっこいいイメージの)方向に行っていたので、それを修正しようと。本気で寺脇の凄さを表せるのは俺しかいない」といたずらっ気たっぷり。寺脇さんは「五朗の映画じゃなかったらここまでやらない。(岸谷さんの)愛情というより暴力です。出なきゃ殴られるって感じでした」と仲の良さ(?)をうかがわせた。一方、この日は岸谷さんらの所属事務所アミューズの新人タレントで、30日間かけて47都道府県を回る本作の宣伝行脚をしてきた福田彩乃も来場。ボロボロになったキャリーケースを引きながら「チケットを727枚売りました」と達成感から笑顔ながら大粒の涙をこぼす一幕も。その福田さんに対して岸谷さんは、本作のビジュアルがプリントされた新品キャリーケースをプレゼントし、苦労をねぎらうと思いきや「もう1回行っといで。そうしたらまた727枚ね、フフ」と鬼監督ぶりを発揮していた。『キラー・ヴァージンロード』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:キラー・ヴァージンロード 2009年9月12日より全国東宝系にて公開© 2009 「キラー・ヴァージンロード」製作委員会■関連記事:岸谷五朗、上野樹里を「役の言葉で喋れる女優」仲良し寺脇は“脇役賞”?上野樹里、先輩・木村佳乃の結婚願望にツッコミ!「人並みにって何ですか?」
2009年09月12日“結婚したい女”と“死にたい女”の奇妙な逃亡劇を描いた、俳優・岸谷五朗の初監督作品『キラー・ヴァージンロード』。9月12日(土)の公開を控え、同1日(火)、本作の試写会が開催され、上映前に岸谷監督に主演の上野樹里、寺脇康文を交えて絶妙なトークが繰り広げられた。「あなたの街の宣伝マン募集!試写会」と銘打たれた、一風変わったこの試写会には、1,500人もの応募から選ばれた観客が、一般の宣伝マンとして集結。宣伝用の映画のポスターやパンフレットなどが配布され、さらに観客は配られたハチマキを巻いて上野さんら登壇者を迎えた。この光景に岸谷監督が「ほんの少し恥ずかしいです。一生懸命作ったので観て感動してください!」と言うと、上野さんは「観てないのに宣伝するなんてすごいです」、寺脇さんも「観てたら宣伝しようと思いませんよ」と割って入り、会場を笑いに包んだ。キャスティングに話が及ぶと、10代の頃から上野さんを知る岸谷監督は、「とてつもない魅力のある、がむしゃらな子で、たくさんの力をつけていい女優になって輝き出したので“今だ”と思った。役に乗り移る、役の言葉で喋れる女優」と大絶賛。これに対し、上野さんは監督の演出について「役者さんでもあるので、お芝居でやって演出してくれるので本番は一発で撮れました。“楽しくてしょうがない”という五朗ワールドを感じ取れると思います」と笑顔で返した。一方、カツラにメガネの変装姿で撮影に挑んだ寺脇さんは「この役で僕の役者人生は終わりました。ヅラ・オン・ヅラの特殊メイクは3時間もかかりました。僕のところだけディレクターズカットしてほしいです」と、25年もの付き合いになる岸谷さんの作品を一貫して否定。これに対し、監督は「康文くんは、『相棒』で随分かっこいい役をやってて世間が勘違いしてると思ったので、本当の寺脇康文のすごさを出そうと思いました。“脇役賞”を受賞しますね」と反撃を見せ、2人の絶妙な掛け合いに会場は沸いた。また、トークショーに続き、事前に観客から募った本作のおもしろ宣伝プランが披露され、その中からグッドアイディア賞2つが岸谷監督と上野さんから発表された。その内容とは、“ウェディングドレスを着てポスターを掲げ、街を歩く”と“ウェディングドレスを着てバイクに乗りながら、旗を立てて宣伝する”とのこと。実際にこの奇抜なアイディアを実行してもらうべく、考案者には映画ののぼりと本物のウェディングドレスがプレゼントされ、この太っ腹な贈り物に会場から歓声が起こった。なお現在、本作のプロモーション活動として、上野さん扮する、ウェディングドレス姿で逃亡する花嫁・沼尻ひろ子に因んで、タレントの福田彩乃がウェディングドレス姿で30日間、30万円で全国47都道府県を回る「どん尻ビリ子の30日間逃亡日記」を実施中。既に、映画鑑賞券500枚を売り健闘を見せており、9月12日(土)の公開初日にゴールインを予定している。『キラー・ヴァージンロード』は9月12日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:キラー・ヴァージンロード 2009年9月12日より全国東宝系にて公開© 2009 「キラー・ヴァージンロード」製作委員会■関連記事:上野樹里、先輩・木村佳乃の結婚願望にツッコミ!「人並みにって何ですか?」
2009年09月02日