今月のヒトサラは・・・・・・西麻布【肉割烹 上】極上のステーキを食べ比べ!肉割烹のメイン『炭火焼きステーキ』うまい牛肉とは、なんだろう。ふと、そう考えることがある。昭和の日本人にとって、それは、最上級の霜降り肉だったろう。とろけるようなその口当たりに魅了され、すきやきにしろ、ビフテキにしろ、“霜降り肉”が贅沢な美食の証だった。分厚いサーロインステーキは、高度経済成長に沸いた時代の富と権力の一つの象徴だったのかもしれない。だが、飽食の時代を経て、霜降り信仰は下火となり、変わって赤身至上主義が頭角を現わし始める。 赤身肉の方が身体に優しいし、何より肉本来の旨味を味わえる。そんな嗜好が時代と共に高まってきたからだ。そして、今や肉(牛肉)ブームは爛熟期。牧草牛あり、経産牛あり、フランスを始め欧米諸国の舶来牛あり等々、まさに百花繚乱状態。黒毛和牛の霜降り肉は、もはや美食のトレンドから取り残されたかのような感があったことは否めまい。けれども、やっぱり黒毛和牛は美味しい! 霜降り肉だって決して捨てたものじゃない。そう、つくづく得心させられたのがご覧のヒトサラ。西麻布「肉割烹 上」の炭火焼ステーキである。肉が乾かぬよう牛脂を塗る。手前から時計回りにサガリ、サーロイン、ヒレなど牛肉のプロも一目を置く生産者、兵庫の「川岸牧場」と「田村牧場」。この二ヶ所の牛肉しか使わないという“生産者指定”のスタンスで、去年の8月3日、人知れずオープンした同店。だが、「最近は、兵庫『勢戸牧場』の牛も扱うようになりました。先日、神戸『あら皮』で頂いた勢戸さんのステーキがとても美味しかったので」とは、料理長の大久保丈太郎さん。今回、披露して頂いた見事なサーロインとヒレも勢戸牧場の肉だ肉割烹と謳うだけに、コースにはしゃぶしゃぶや肉寿司など様々な肉料理が登場、バラエティに富んだ味を楽しませてくれる。しかし、真骨頂はやはりコースの掉尾を飾るステーキ。これに留めをさす。最初に両面を焼き固めた後、両面のみに火を入れる。「側面は、肉が縮むので焼きません」 とは大久保料理長「美味しく焼き上げるには、指3本の厚さでないとダメなんです」そう言いつつ、大久保料理長が取り出したのは、大きな肉塊。勢戸牧場のヒレとサーロイン、そしてサガリ(横隔膜の肉)だ。この勢戸牧場は、田園風景も長閑な三田市に位置し、澄んだ空気や肥沃な土地、更には、武庫川水系の伏流水等々牛を育てるには最適な場所にある。また、餌も、三田米の小米や地藁など添加物の少ない地産地消の飼料を使用、ストレスなく育った牛たちは、健康そのもの。しかも、月齢34ヶ月の長期肥育(通常は27~28ヶ月)。だからだろうか、大久保料理長によれば、「妙な言い方かもしれませんが、生きている間に熟成している……。そう思うほど、肉にこくがある」のだとか。最後に、強火の火に近づけ、焼き目をしっかりつけ、香ばしさをプラスこれを、特注のレンガの窯で、じっくり焼きあげるのが「上」のスタイル。熱源は炭。もちろん、火力の最も強いウバメガシの備長炭だ。常温に戻す間に乾かぬよう牛脂を表面に塗った肉3種は、特注のレンガの窯で約20分、最初は強火で肉の周りを焼き固めるように焼き、後は、時折肉を返しながら、両面から均一に火が入るようじっくりと焼き上げる。最後に場所を変え、周りに焼き目をつけるように強火で香ばしく焼きあげる。肉によって焼きあがり時間に差があるため、時間差で火にかけたり、肉を置く場所を移すことで、火の強弱を調整しているそうだ。ミディアムレアに焼き上げた肉の断面は、見るからにしっとり。食欲をそそる一瞬だ焼いていくうちに鼻先を擽ぐる黒毛和牛ならではのかぐわしい香りも美味しさの一つ。カウンターの目の前で調理されるしずる感もご馳走だ。焼き上がった肉塊に刃を入れれば、濃い深紅の断面が美しい。表面にうっすらと滲み出た肉汁にコーティングされた肉片は、潤いに満ちた光沢を放ち、肉ラバーのハートを鷲掴み。その美しさに思わず見惚れてしまいそうだ。手前から、サガリ、サーロイン、ヒレ。付け合わせの薬味は、山わさび、山椒味噌、ゲランドの塩血の味が濃く、力強い味わいのサガリに対し、ヒレはあくまでも上品。口にすれば、しっとりと舌に馴染みつつ、きめ細かな肉の繊維がたおやかにほぐれていく。と、共に澄んだ旨味の肉汁が味蕾の奥まで広がっていくよう。対して、サーロインはエレガントな猛々しさが醍醐味。いわゆるとろけるような霜降り肉ではなく、カシッと噛みしめる歯ごたえの中、芳醇な脂の風味が口中を凌駕する。どこかプルプルとした食感は、肉汁をたっぷり内包している証拠だろう。とはいえ、しつこさは皆無。健やかな牛なればこそのピュアな味わいが何といっても魅力だ。目の前で肉を焼くのを見ることができるカウンターは特等席。ほかに個室もありこうして3種類を食べ比べられるのも“肉割烹”たる同店ならでは。最後の一切れは、ご飯とどうぞ、と炊きたての山形天日干しのコシヒカリが、自家製のタレと一緒に出されるのも、嬉しいサプライズだろう。「黒毛和牛は、霜降りの肉が美味しい牛。だから、脂の融点が低い、美味しい霜降リ肉になるよう、餌や環境に気を配りつつ育てているんです」ステーキを頂きながら、以前、取材した生産者さんの言葉が頭をよぎった。世界に類を見ない日本独特の牛、黒毛和牛。この、日本の食文化の粋を、大切にしたい。舌に残る余韻を反芻しつつ、しみじみとそう思う。大久保丈太郎シェフより一言「外はカリッと、中はしっとりジューシーに焼きあがるよう火加減を調節しながら焼いています。軽く塩を降ってあるので、まずは、一口何もつけずに召し上がってほしいですね」【肉割烹 上】住所: 東京都港区西麻布2-24-14電話: 03-3486-2929営業時間:17:30~23:30要予約*肉の種類は日により変わります定休:日曜日、祝日おまかせコース 18,000円または25,000円 写真のステーキは25,000円撮影/岡本裕介この記事をつくった人森脇慶子「dancyu」や女性誌などで活躍するフードライター。綿密な取材と豊富な経験に基づく記事は、読者のみならずシェフたちからも絶大な信頼を得ている。日々おいしいものを探求すべく新旧問わず様々な店を訪問。選者を務める「東京最高のレストラン」(ぴあ)も好評発売中。
2018年06月22日初めまして、車椅子ジャーナリストの徳永 啓太(とくなが けいた)です。私が車椅子を使用しているマイノリティの一人として、自分の体験談や価値観を踏まえた切り口と、取材対象者さまの価値観を“掛け合わせる”対談方式の連載「kakeru」の第2弾です。ここでは様々な身体や環境から独自の価値観を持ち人生を歩んできた方を毎月取材し、「日本の多様性」を受け入れるため何が必要で、何を認めないといけないかを探ります。徳永 啓太▶徳永啓太のインタビュー記事はこちら今回のテーマは「ちがい」です。インタビューをしたのはプロダクトブランド「MUKU」を運営する松田文登(ふみと)さん、崇弥(たかや)さんの双子の兄弟。知的障がいのあるアーティストが描くアート作品をプロダクトに落とし込むことをコンセプトに、傘やネクタイと身近なものを老舗の職人とのコラボレーションにより展開し、社会と繋がることモットーにしている。今あるものとはちがう視点から、ちがう価値観を届けたいという彼ら。プロダクトや福祉、アートと様々な方面で活動する中で見えてきたこととは何か、そしてその「ちがい」にブランドとしてどうアプローチしているのかを探っていきます。左から文登さん、崇弥さんアートを超えるプロダクトを目指して徳永:まずはMUKUを始めるきっかけなどをお伺いしてもよろしいでしょうか?松田崇弥(以下、崇弥):知的障がいのある方のアート作品に興味を持ったきっかけは双子の上に自閉症の兄がいまして、 幼少期は週末など母親に連れられて福祉施設に通っている方たちとキャンプに行ったりした経験から、 小学校の卒業論文に「養護学校の先生になりたい」と書くぐらい福祉関係の仕事に興味がありました 。今は広告の仕事をしていますが、ある日母親から岩手県にある「るんびにい美術館*1」を紹介され 、主に知的障がいのある方のアートを展示している美術館があることを知りました。そこに展示してある作品のクオリティーの高さに驚き、これはちゃんとプロダクトに落とし込めば世の中に提供できると思いました。 このときの衝撃を双子で話し合い、MUKUをスタートすることに決めたのです。(*1)知的な障がい、精神的な障がいなどのあるアーティストの作品を多く展示する岩手県・花巻市にある美術館。館内のアトリエではアーティストたちが作品の制作を行っている徳永:MUKUの活動でお互いの役割分担はありますか?松田文登(以下、文登):僕が営業や施設の方とのお話をさせてもらっていて、 崇弥が企画や広告などを担当しています。 先ほど崇弥から知的障がいのある方のアート作品の活動についての話がありましたが、僕は日本の縫製工場が失われつつある現状を知り、職人仕事を盛り上げていきたいという気持ちがあるため、「知的障がいのある方のアート」と「職人仕事を盛り上げる」という二つを掲げてやっていきたいと思っています。徳永:MUKUとしてのブランドのこだわりを教えてください。文登:僕らは「アートを超えるプロダクトを作りたい」といつも話していて、 まずはじめに値段が高くなっても構わないので、最高品質のものを作ること、そして日本製品にすることを決めました。価格が上がるという面もありますが、「知的障がいのある方の中からアートを通じてヒーローを生み出す」ことをやりたいと思っていて、そのためには品質は徹底的にこだわりたいと思っています。現在お願いしている職人さんは山形に自社工房を構える創業明治38年の「銀座田屋」というネクタイを専門にしているところです。細い絹糸を使用していて、高密度かつ多色の織りが出来ることで、アート作品の細やかな表現が再現できプリントよりも上品な仕上がりが実現しています。また傘は日本橋にある洋傘一筋87年の小宮商店というところにお願いしています。蓋を開けてみるとどちらも自社以外の製品を作るのはMUKUとが初めてということで、職人さんは「技術をより多くの人に知ってもらう機会になった」と喜んでくださいました。Artwork by SASAKI SANAEアート作品では白色になっているものを、ネクタイでは銀色で表現することで高級感が出る仕上がりになっている徳永:絵のセレクトやアーティストとの契約はどのように行なっていますか?崇弥:MUKUには双子を合わせてメンバーが5人いるんですが、みんなで話し合って決めています。 我々のところに美術館や親御さんから直接情報をいただき、そこから素敵な作品を我々で選びご連絡させていただいて、契約を結ばせてもらっています。 また僕らは売上分ではなく、工場へ発注した段階でデザイン使用料として商品価格の一部をアーティストさんに渡す仕組みにしています。なので今後も製造した分に比例してアーティストさんへ貢献できます。徳永:なるほど!アーティストにしっかり使用料が渡る仕組みになっているわけですね。他にも知的障がいのある方のアートでプロダクト作りをしている企業はありますが、品質へのこだわりと若者に受け入れられやすいようなプロモーションをしていて、これまでにないものだと感じました。徳永:個人的にこういった施設に通っている方のアート作品を世の中に広める活動について思うことがあって、アーティストと紹介する前に“知的障がい”という言葉を説明に使うことが、ありかなしかという問題です。どんな人であれ、いいものはいいと判断したいのですが、僕は“知的障がい”という言葉をみると良くも悪くも偏った見方をしてしまうなと正直思っていまして、その言葉だけで物事に対する価値観が変わってしまうこともあるかなと思っています。崇弥:この活動を始めて約1年半になりますが、最初は“知的障がい”という言葉を使わなくていいんじゃないかと話をしていました。一方でその言葉を使わなくなると、ブランドとしてのアイデンティティがなくなっていることに気がつきました。 色々話し合い悩んだ末、最終的には“知的障がい”という言葉を使うことにしました。 文登:ある日るんびにい美術館のアートディレクターをされている板垣さんと話をする機会があり、 “知的障がい”という言葉をつけるかつけないかついて悩んでいたことを打ち明けました、板垣さんからは「出すも出さないも、最終的に出た答えでいいのでは」というご意見をいただきました。しかし正直なところ、まだすっきりとした答えが出ていないと思っています。理想は、MUKUの情報を知らずにアーティストの作品を見てかっこいいと思ってくださった方が、後から知的障がいのある方の作品だと知るというサイクルに持っていけたらいいなと思っています。 崇弥:この件に関しては、常に僕たちも考えていてそのサイクルができたら一番嬉しいのですが、今の段階だとその導線を作るのは難しいとも感じています。 例えばトークショーに呼ばれる機会も増えてきたのですが、知的障がいのある方と一緒に活動していることの話について聞かれることが多く、作品にあまり触れられてないなと感じる時があります。僕らは世の中によく思われたいからやっているわけではなくて、彼らのアートの価値が正しくつけられるように持っていきたくて活動していると思っているので、世間が期待していることと僕らの考え方に差があり、それに違和感を覚えています。 徳永:最近知的障がいのある方のアート作品が注目される機会が多くあると思いますが、「知的障がいのある方=アーティスト」というわけではないと思います。もちろん中にはとても優れた才能を持っている方もおられますが、そういった方ばかりではないですよね。そうした方の作品をすくい取るというか、プロダクトに落とし込む受け皿のような活動をデザインを通じてできたらいいなと前々から思っていて、MUKUさんは今後そういった活動の役割として重要な位置になると思いました。崇弥:そうですね。僕たちが使用許可も含めて交渉できるアーティストの作品は現在1000作ほどですが、 毎年MUKUとして世の中に発表できているのは10数作という現状があり、とてももったいなさを感じています。今後はいろんな企業や行政、クリエイターと彼らの作品をプロダクトに落とし込めないか企画、提案をしていきたいなと思っています。インタビューの中でも少し触れていますが、そもそもアーティストであることに“障がい”のあるなしは関係ないはずなのに、“知的障がいのある方のアート作品”と言葉で括って取材することは野暮だと思っていました。それは「いいものはいい」と判断したいのに、知的障がいという言葉を使った説明が私の判断を鈍らせているためでもあります。また福祉関連に関わることは、色々な方が色々な解釈をされる分野でもあり、とてもセンシティブな問題がつきまとうと思っていて、どのような話題にするか正直迷いました。しかしお話しすることが決まったとき、私が疑問に思っている事柄についてどのように考えているのか、あえて深く掘り下げてみようと考え質問を投げかけました。それに対してMUKUのお二人は知的障がいという言葉の扱い方から、福祉事業でしっかりビジネスを試みていることまで難しい問題に快く答えてくれました。特に「売って儲けることでアーティストへ貢献したい」と筋の通ったお答えにはとても感心いたしました。何事にも継続が必要で、そのためには資金が必要です。なのでビジネスをすることは、とてもまっとうな考えだと思います。MUKUさんのように、アートとプロダクトを通じて価値観を整理するような活動を今後とも期待したいです。MUKUWebsite|Facebook|Twitter|Instagram“ちがう視界から、ちがう世界を描き出す”をテーマに、強烈なアイデンティティをもつアーティストが描くアート作品をプロダクトに落とし込み、社会に提案するブランド。クリエイティビティを徹底的にブランディングすることで、社会に新しい価値の提案を目指す。2016年六本木アートナイト、国立新美術館の展示会、伊藤忠青山アートスクエアの企画展、代官山蔦屋書店のフェアへの参加、100個のプロジェクトがうごめく実験区100BANCHへの参画など、福祉の枠を越えた精力的な活動を行う。▶︎これまでの徳永啓太の「kakeru」・#001 乳がんを患ってから起業。病気にかかると行動に制限をかける人が多いなか、“新しい肩書き”を手にした女性▶︎オススメ記事・障害者という“レッテル”はやめよう。アートキュレーターが語る「言葉に左右されない審美眼」の重要性・使わなくなった毛皮製品を仕立て直す男が、いくら“社会にいいこと”でも「押し付けでは意味がない」と考える理由Portrait photos by Anne Yano (Website|Instagram)Other images via MUKUText by Keita TokunagaーBe inspired!
2018年05月08日テレビ東京系新ドラマ『ヘッドハンター』(4月スタート 毎週月曜22:00~)の追加出演者が23日、明らかになった。平山浩行、徳永えり、山賀琴子、岡田龍太郎が出演する。同作は同局の新ビジネスドラマ枠「ドラマbiz」の第1弾。働くことをテーマにしたドラマ枠で、第1弾では「転職」をテーマに、ヘッドハンター界の異端児でサーチ会社「SAGASU」のヘッドハンター兼社長・黒澤(江口洋介)が、人のため、企業のため、自分のために奮闘する姿を描く。平山は「SAGASU」と協力関係のあるフリーの経済記者・眞城昭役、テレビ東京のドラマ初出演となる徳永は「SAGASU」のリサーチャー・舘林美憂役で出演。さらに山賀は黒澤行きつけの洋食店の店員・及川百合を、岡田は小池栄子演じる響子が務める転職斡旋会社の老舗「ブリッジ」で響子の直属の部下・武井恭平を演じる。また、各話には豪華ゲストの出演を予定している。○平山浩行コメント私はフリーの記者、眞城昭を演じることになりました。今の現代社会において、人間の価値観や評価といった、とてもリアルで生々しい物語に参加することを演じる前から楽しみに思っております。つかみどころの無い様々な表現でこのヘッドハンターにぶつかっていきたいと思います。○徳永えりコメント今回、ドラマBiz記念すべき第一弾『ヘッドハンター』で舘林美憂役を演じさせていただきます。大人の方に向けたビジネスドラマに参加させていただけるということで、身の引き締まる思いです。また、素敵な先輩方とお芝居ができると思うとウズウズしてたまらないです!舘林美憂は、一見明るくお調子者に見えますが、人の本質や心理を見抜く洞察力に優れた人間です。一つの色に染まらず、カラフルに演じられたらなと思っております。
2018年03月23日初めまして、車椅子ジャーナリストの徳永 啓太(とくなが けいた)です。ここでは私が車椅子を使用しているマイノリティの一人として、自分の体験談や価値観を踏まえた切り口から”多様性”について考えていこうと思っています。そして、私の価値観と取材対象者さまの価値観を“掛け合わせる”、対談方式の連載「kakeru」をスタートします。様々な身体や環境から独自の価値観を持ち人生を歩んできた方を毎月取材し、Be inspired!で「日本の多様性」を受け入れるため何が必要で、何を認めないといけないかを探ります。徳永 啓太今回は「はじめる」をテーマに活躍されている方の背景や、なぜ始めたのか熱い想いを伺ってみたいと思います。インタビューしたのは2017年に起業をした中島 ナオさん。彼女は学芸大で美術教育・デザインを学び、会社員として働いていましたが、2014年に乳がんを患っていることが発覚。がんの治療を行いながらも環境を変えるため学芸大大学院に進みます。再び学び、デザイン教育の研究を進めていた際、身体と向き合う事で生まれたヘッドウェア「N HEAD WEAR」を開発。その鮮やかで他にはないデザインによりメディアから注目を浴びます。現に私もそのヘッドウェアが彼女を知るきっかけになりました。その後、彼女が起業し、新しいことを”はじめる”決意をした理由とは。左:徳永 啓太右:中島 ナオさん▶徳永啓太日本の「多様性」に疑問符をつける。“健常者であることが良しとされる国”を車椅子で生きていて感じること“暗い”や“辛い”というがん患者のイメージを払拭する女性インタビューするまで考えることの無かった「がん」について自分の事のように情報を集めてみることからはじめました。そこで感じたことは、日頃から将来起こりうる病や怪我、事故などに関心を持ち、意識しながら生活をしていないという事でした。例えば、風邪を引かないとその予防策について調べないし、怪我をしないとその症状について関心を持ちません。予想をしていないからこそ、その分自分に大きな病にかかったとき「まさか自分が」と大きなショックを受けます。 特に「がん」はその一つ。重い症状と今のメディアの影響により、がん患者と聞くと“暗い”や“辛い”というイメージを持ってしまいます。実際私もそうでした、彼女に会うまでは。N HEAD WEARを被る中島 ナオさん中島ナオ(以下、ナオ):これ自分で作ったんです。いまあるアイテムに被り続けたいものがなくて。そしたら見知らぬおば様に”いいわね、素敵ね”って声をかけて頂いて嬉しくて。 今回、私は中島さんの病について知りたいと思いがんの質問ばかり用意していたが、それは不毛なことであるという事に後々気付かされます。そしてこちらからお願いしたインタビューにもかかわらず、最初に質問したのは彼女からでした。積極的で明るい姿勢に、また私の凝り固まったイメージを更新してくれました。彼女は私が持っていたイメージを払拭するかのように明るくキラキラしていました。 ナオ:徳永さんは車椅子に乗っていますが、身体的に病が進行するってことはありますか? 徳永 啓太(以下、徳永):私は脳性麻痺という障害名で体が動きにくく、力が弱かったり細かい動作ができなかったりしますが進行性ではないです。強いていうなら老化でしょうか。それは一般の方と同じだと思います。沢山ある情報のなかで見えてくる「白」か「黒」ナオ:私がブログで発信を始めたのは、がんになっても大丈夫と言える社会を実現させたいと思ったからです。それは医学的にも社会的にも今は実現できてないと思います。それを変えたくて。というのもまだまだがんになったら生活の中で手放すことの方が多い、職業だったり私生活などでも諦めている人が多いと感じるからです。私がやっていきたいことは”白”と”黒”と二極化された情報だけでなく、その間グレーの中で生活する上でもっと希望が持てる情報を届けたいと思ってます。そういった考えに至るまでは個人的にSNSで顔を出すことすら好まないタイプでした。▶ナオさんがグレーについて綴ったブログ『輝くグレーの世界もあるんだよ!』はこちら。 徳永:SNSで顔を出さない人だったなんて想像つきませんでした。変わった転機はあるのでしょうか。 ナオ:1年半前(2016年)に転移してステージ4(がんが他の臓器に転移し手術が難しい状態)になり状況が変わったことですね。治療とずっと向き合っていかないといけない状況です。この先どこまで続くかわからない、現状を変えるしかないと、丁度この時期に具体的な行動を始めていきました。リアルと向き合ってできるデザイン「N HEAD WEAR 」徳永:がんになってからデザイナーになって、そして起業したんですよね。 ナオ:そうです!以前、会社員としてデザインの仕事をしていた時期もありますが、その後は教育関係の仕事をしていましたし、具体的にデザイナーとして歩み始めたのは病気になってからです。というのもやはり希望を感じるものを作りたくて、確かに無理していくことはないけれども、何かを失っても、諦めなくてもすむ側面はあると思っています。だからあえていっぱい始めてみようと思って。始めた事はヘッドウェア以外にもいっぱいあります。 徳永:実は今日インタビュアーとして、ナオさんから普通聞きづらいような事を聞くのが私の役目だと思っていました。でもそうではなくで、生活の事情を踏まえたうえで解決できるデザインを提供したいんだなと思いました。私でいうと例えば車椅子で生活する上で排泄の事情や、街中で困る情報を提供する事で読んだ方が関心を持ったり共感してもらったりする事で広めていく。それに価値があると思っているんですが、ナオさんは別の角度から発信していきたいんだなと感じました。 ナオ:ヘッドウェアもそうですが、問題に対して今あるものと違う路線で形にしていきたいですね。以前は洋服でさえ買うのをためらった時期もありました。それはこの先どうなるかわからないからいつまで着られるかわからないんです。そう言った背景を持つ私がこれからもいろんな事を始めて発信する事で、同じ境遇の方が希望を持ってくれたらいいなと思ってます。ヘッドウェアも私が一点一点作るというよりは他の企業や専門性を持つデザイナーさんと繋がって発信できたら広がるんじゃないかと思っていますし、その他構想している事を形にするべく起業する事にしました。自分で作っていくのに限界がある事も理由としてありますが、私はやりたいことを、いろんな方と一緒に叶えていきたいと思っていて、社会と接点を持つことが大きな希望につながるとも考えています。 徳永:ナオさんの場合やれる事って沢山あるって事ですよね。ヘッドウェアはその一つであって職業に縛られているわけではないからいろんな分野で活躍できることが強みですね。 ナオ:活躍していきたいですね!ガンになった時、何者でもなかったからこそ、行動し続けられているのかもしれません。起業し、関わってくださる方が増えてきている今、大きな可能性を感じています。中島ナオ氏も参加する徳田祐司個展『Another Eye』開催期間:2018年3月2日~28日場所:CLEAR EDITION & GALLERY企業ブランディング、商品企画、広告コミュニケーションなど、広範囲のプロジェクトを手掛け、国内外60以上のデザインアワードを受賞してきた徳田祐司の個展が2018年3月2日(金)より、六本木CLEAR EDITION & GALLERYで開催される。徳田は自身が代表を務めるデザインエージェンシー株式会社canariaのビジョンのひとつに「Design makes a Positive Way.」を掲げているが、今回の個展『Another Eye』にも同様の想いが込められている。詳しくはこちら。▶︎オススメ記事・「政府の対応を待っていたら、みんな死んじゃう」。“ときに危険を伴う呼吸の二面性”を芸術で発信する女性・54杯目:「セックスのこと、教えて」。担当医も教えてくれない、病気や障害を持つ人の“性教育”を話す場を作る若者 #ChronicSex|「丼」じゃなくて「#」で読み解く、現代社会All photos by Keisuke MitsumotoText by Keita TokunagaーBe inspired!
2018年03月08日9月いっぱいで終了するフジテレビ系報道番組「ユアタイム」の後番組に、椿原慶子アナウンサー(31)の起用が内定したことを一部スポーツ紙が報じた。 同番組は昨年4月のスタートから視聴率が低迷。そこで現在は「Mr.サンデー」、「みんなのニュース」などのレギュラーをつとめる椿原アナを起用して立て直しを図る方向だという。 番組が放送される午後11時台の報道番組といえば、かつては安藤優子キャスター(58)、滝川クリステルアナ(39)らがキャスターをつとめた看板報道番組の1つ。その枠に起用されたことで、椿原アナは同局の“報道のエース”の座をゲットした。 「入社年の同期は、すでに退社したカトパンこと加藤綾子アナ(32)。カトパンは入社時からもてはやされたが、椿原アナはカトパンにまったくライバル意識を持たずコツコツ報道番組をこなし実績を積み重ねて来た。もともと08年の入社時から当時の社長に『報道をやりたいです』と主張。その思いは現在までまったくブレていません」(フジテレビ関係者) 椿原アナは“報道のエース”を目指すにあたり、かなりの努力を重ね目標を達成したようだ。 「取材の空き時間は読書をしたり、安藤キャスターにあれこれ聞いて勉強していました。ほかに同じようなことをしている女子アナはなかなかいないので、なるべくして“報道のエース”になった」(他局の報道記者) 椿原アナが新番組でどんな独自色を出すかが注目される。
2017年08月08日松坂慶子と船越英一郎が、水谷豊主演、石井ふく子プロデュースによる「居酒屋もへじ」最新作となる8月28日(月)放送の「居酒屋もへじ~ありがとう父ちゃん~」に出演することが分かった。年老いた母親の介護のために山形の実家に帰っていた佐伯陽子(松坂慶子)が東京に戻ってきた。昨年その老母を看取り、気が付けば「居酒屋もへじ」のある上野にふたたび降り立っていた陽子を、米本平次(水谷豊)は喜んで店に招き入れる。事情を聞くと、陽子は住むところも仕事も決まっていないという。もへじに出入りしている薬剤師の川田まゆみ(岸本加世子)は自分のマンションで寝泊まりすればいいと陽子に言い、平次も自分の店で働くよう勧める。そんなとき、暴力事件に巻き込まれて罪を償っていた平次の幼なじみの高木健也(船越英一郎)から連絡が入る。半年前に刑期を終えて出所し、いまは身元引受人のもとで農業をしているという健也は、平次の長男・明(高田翔)の実の父親だった。平次から温かく迎えられた健也はその晩、明と2人だけの時間を過ごす。そこで明は、いままで謎に包まれていた母親のことを健也から聞き出す。一方、その明は料理人として修業することを計画していた。顔見知りの小料理屋の主人・楠田拓(えなりかずき)に相談して、京都の店を紹介してほしいと頼んでいた明だが、それを聞いた平次は反対だと言い出す…。本作は、東京・上野にある小さな居酒屋を舞台に、水谷さん演じる店主と家族以上の絆で結ばれた人々の日常を通して 、人の温かさや心の交流を描く物語。ドラマ特別企画として2011年9月に第1弾が放送され、今回で第6弾となる。本作のゲストは、数々の作品に出演する松坂さんと船越さん。1作目でもマドンナ役で出演した松坂さんは2度目の出演だ。船越さんは、水谷さん演じる主人公の米本平次が引き取って育ててきた長男・明の実父・高木健也役で登場する。また30年以上にわたる親交があるという水谷さんと船越さん。2人の息のあった熱演は注目だ。水谷さんは松坂さんについて、「6年ぶりの共演ですが、同い歳で、同じ月に生まれ、同じ星座、血液型も同じで、お互い児童劇団出身と共通点が多いんです」と明かし、「松坂さんは常に自然体で穏やかな方なので、いい意味で気を遣わず、 僕自身も気が楽でした(笑)平次はいつもマドンナに心を動かされるのですが、今回は設定上、心を動かされないように気をつけましたね(笑)」とコメント。また、昔からよく知っているという船越さんについては、「プライベートでの付き合いはありますが共演経験はあまりないので、『いつか、一緒にやりたいね』と会うたびに話していたのですが、石井プロデューサーがご縁を作ってくださり、本格的な共演が実現して本当にうれしいです」と喜びを語っている。「居酒屋もへじ~ありがとう父ちゃん~」は8月28日(月)20時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年08月01日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の北山宏光が27日、主演舞台『あんちゃん』の公開ゲネプロ及び囲み取材に、共演の荻野目慶子、ベンガルとともに登場した。同作は、劇団「ONEOR8」田村孝裕によるオリジナル作。ダビング専門店で働く青年・凌(北山)のもとに、幼少の頃家族を捨てた父親・国夫(ベンガル)が現れたことから、凌は家族への愛憎の中で葛藤する。北山にとっては初のストレートプレイでの主演舞台となる。久々の芝居に「ドキドキしましたね」と語る北山。作・演出の田村とは家族の話をしながら作品を作り上げ「父が途中から離れていくシーンにシンクロする部分があったりして、やりながら刺さってるというところはありました」としみじみと語る。さらに「計算とは別の部分で、絶対知らないだろうなってところも」と重なったことを明かし、どのシーンか問われると「そこは柔らかい部分なんで」と笑顔でかわした。北山は、母親役の荻野目、父親役のベンガルについて「本当のお父さん、お母さんに見える瞬間がある」と語る。荻野目は「みっくんって呼ばせていただいてるんですけど、みっくんが本当に礼儀正しくて。若い情熱とかすごいな、って思える。かわいいですよね」と、息子を見るように答えた。ベンガルも「進化のスピードがすごいんですよね」と北山に感心している様子。稽古休みの日も、コンサートツアーなどの仕事をしている北山に「音楽やってる方ってセンスがいい、勘がいい方が多い。しかも若いし、初ストレートプレイ主役ということですごいのってて」と驚いていた。またベンガルは北山の差し入れに「さすがジャニーズですからね。差し入れのランクが違う」と喜びを表す。せんべいやスーパーのお菓子ではなく「これ代官山だなとか、これは高田馬場で買ったとか」と店名を伏せながらも、差し入れの良さを力説した。荻野目はさらに「男前よね。それでいてかわいいし、小学生のシーンも似合う似合う。子供いないんですけど、男の子がいたらこんな風にかわいいんだろうなって」と、小学生時代の回想シーンも演じる北山を絶賛。現在31歳の北山だが、小学生の演技を褒められ「僕、ステージエイジは16歳と決まってるので」と胸を張って答えていた。
2017年06月27日演歌歌手の徳永ゆうきが17日、インターネットテレビ局・AbemaTV『芸能(秘)チャンネル』出演後、自身のブログを更新。人生初キスを体験したという特別映像作品『声 The Voice』についてコメントした。徳永は「初キスシーンに挑戦!!」というタイトルで更新。YouTubeの公式チャンネル「TOKU channel」で3作目となる特別映像作品『声 The Voice』がこの日に公開されたことを報告。「徳永、人生初のキスですよ。。。あのね。。。恥ずかしかったです。。。笑」と撮影を振り返り、「いやいやちゃうちゃう おかしいおかしい待って待ってえ。マジですか。焦りましたよ。準備全くしてへんかったし、、、歯も磨けてへんわー!!と思いながら すぐに本番になりました。笑」と直前の心境を明かした。また、「とにかく、本番までの間にキスの練習っちゅうかイメージを膨らませて。。。」とキスの練習をしている写真を公開。相手役を演じた事務所の後輩である女優の早咲心結(18)に身を委ねる立場だったためジッとしながらの撮影だったことや、「今までに経験したことのない、なんかよく分からん感情、そして緊張感、、、上手く言葉にできないですが、これって『恋』なんかな、、、笑恋しちゃったんだ多分~気づいてなーいでしょ~(BGM:YUI/CHE.R.RY)」と、人生初の"キス"や、人生初の"恋"の体験について振り返った。動画の一部が初披露されたAbemaTV『芸能(秘)チャンネル』では、徳永と一緒に早咲も出演。早咲にとっても今回の撮影で「人生初のキス」だったことが明らかになり、「(初めてのキスは)じわじわと思ったが、やっぱりイケメンが良かった。」とコメントすると、徳永は「初キスはこのくらいがいいよ」とツッコミ。動画から披露されるとユーザーからも「キスうらやましい」「罰ゲームじゃんw」「えーーーwww」と驚きの声が殺到した。芸能リポーターの島田薫から「仕事でもキスしたら変わる?」と聞かれると、「変わりますよ!気まずいですもん。気まずくなる。。。。バレンタインのチョコもなかった。」と語った徳永だが、ブログでは「とにかく!早咲さんには本当に 申し訳ない気持ちでいっぱいです。この場を借りて謝らせて頂きます。すみませんでした。ごめんなさい。」と謝罪。さらに、「でも、これを機にさらにキスシーンができるように、、、(なんでやねん!!)まぁ今後はプライベートでもキスを奪えるようにね。。。いや、奪ってみせますよ!! 笑」と意気込みをつづった。
2017年02月17日元テレビ朝日アナウンサーで、ウッチャンナンチャン・内村光良夫人の徳永有美が11日、AbemaTVのニュース番組『けやきヒル’sNEWS』(毎週月~金曜12:00~13:00)で、12年ぶりにキャスター復帰を果たした。徳永は、番組冒頭で「久しぶりなので緊張しているのですが、どうぞよろしくお願いします」とあいさつ。視聴者からは「おかえりなさい!」「あいかわらず綺麗」「いい声、さすがの安定感ですね」といった復帰を歓迎するコメントが寄せられた。番組では、オバマ米大統領の最後の演説や、トランプ次期政権の閣僚人事を審議する公聴会の様子などのニュースを取り上げた。本番終了後、徳永は「ものすごく緊張して、昨日はあまり眠れなかったのですが、今日はオバマ大統領最後の演説という大きなニュースがあったので、そちらに頭が集中できてよかったです」と感想。久々の復帰で、「原稿読みや課題はたくさんありますが、やっぱり生放送のスタジオで話すことはとても楽しいな、ということを深く実感しました」と振り返りながら、「あまり余計なことを考えずに、一つひとつのニュースに向き合っていきたいと思います」と、今後の意気込みを語った。同番組は、月・火・金曜を元SKE48の柴田阿弥、水・木曜を徳永が担当することになっており、あす12日にも徳永が登場する。
2017年01月11日フリーアナウンサーの小島慶子が、きょう9日(19:00~20:54)に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『ネプリーグSP 林先生が全問出題! インテリ芸能人 常識ランキング決定戦』に出演し、前回の女子アナ個人戦で優勝しながらも新ルールに動揺する。今回は、"真のインテリ芸能人"を決める個人戦で、1stステージは早押しで正解した順番にランキング・ポイントを獲得していく方式。小島はこのルールに動揺し、まさかの出鼻をくじかれてしまう。ほかにも、上位につける東大卒の八田亜矢子に、一橋大卒の漫画家・倉田真由美が「わかんない~って言いながら結局、正解するなんて勉強ができる子の典型!ほんといやだ!」と嫌味を言われたり、大久保佳代子が林修先生の厳しい採点に「もう、いいっ!!」と絶叫してしまうなど、女たちの激しいバトルが繰り広げられる。解答者は、大久保佳代子、川村優希、木村美紀、倉田真由美、小島慶子、紺野美沙子、椎木里佳、谷まりあ、友利新、はあちゅう、八田亜矢子、深澤真紀、町亞聖、丸岡いずみ、光浦靖子、三輪記子、山口恵以子、山村紅葉、山本舞衣子。
2017年01月09日お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良夫人で、元テレビ朝日アナウンサーの徳永有美が、AbemaTVの新ニュース番組『けやきヒル’sNEWS』(26日スタート、毎週月~金曜12:00~)のキャスターを務めることが19日、明らかになった。年明けから水・木曜の担当で、12年ぶりのニュース番組出演となる。この番組は、最新ニュースに加え、芸能エンタメニュース、ニュースの現場や注目スポットからの生中継、午後や帰宅時間の天気予報、交通情報などを伝える1時間。配信する「AbemaNewsチャンネル」として初となる、お昼のオリジナルニュース番組となる。徳永は来年1月11日から、毎週水・木曜を担当し、月・火・金曜は、元SKE48でフリーアナウンサーを目指している柴田阿弥が担当する。26日の初回から登場する柴田は「私自身、これまでニュースを見ていてよくわからないと感じることがありました。普段そう感じている同年代の方々と同じ目線で、わかりやすく伝えていきたいです」と、意気込みを語っている。(C)AbemaTV
2016年12月19日フリーアナウンサーの小島慶子が9日、東京・フジテレビ湾岸スタジオで行われた同局系単発バラエティ番組『どよめきマネー!!』(25日10:00~11:15)の収録後の取材会に出席。自らが一家の大黒柱という現状を受け、「大金持ちの旦那さんの専業主婦とかいいなぁ」と本音を吐露した。同番組は、芸能界の「お金」に関する事例から役立つ情報をクイズで学ぶという"マネーエンターテインメント"で、おぎやはぎ、IKKO、狩野英孝、りゅうちぇるとともに、小島も出演。井上公造らがはじき出した坂上忍・米倉涼子・ローラ・ピコ太郎・加藤綾子という売れっ子たちの推定年収ランキングを予想する問題や、親のすねをかじって依存し続ける"二世パラサイト芸能人"を当てる問題などが出題される。このクイズに関連し、「依存したい人」という質問が飛ぶと、りゅうちぇるは「ぺこりんです」と即答。「こういう仕事をさせていただいていると、自分が分からなくなる瞬間があるんです。自分を見失うときに、ぺこりんいるから自分に戻れる瞬間があるので、ぺこりんのおかげでお仕事ができてるなと思ってます」と、パーフェクトの回答を見せた。一方、小島はこの直前に「夫が働いていないので、私が大黒柱になって3年くらいなんですけど、時々疲れちゃって、大金持ちの旦那さんの専業主婦とかいいなぁ」と本音を吐露。ところが、りゅうちぇるの答えを聞き、慌てて「私も心の支えは夫です!」と訂正していた。また、狩野英孝は「上沼恵美子さん」と回答。「上沼さんが海外ロケに行くってなったら『英孝ちゃん呼んでー』って言ってくださったり、結婚してたときに『私の持ってる宝石、英孝ちゃんの奥さんに渡したいんや~』とも言ってくれて、すごいかわいがってくれるんです」とエピソードを明かし、「本当に"大阪の母"です」と感謝した。そして、おぎやはぎは、小木が「俺的には矢作」と言い、矢作が「小木に依存してるんですよね」と、互いを褒め合っていた。
2016年12月09日総製作費150億円をかけた日中共同製作映画『空海 -KU-KAI-』の製作報告会見が10月28日(金)、開催中の東京国際映画祭において行われ、出演者の松坂慶子、原作者の夢枕獏らが出席した。夢枕獏さんの「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を原作に、染谷将太が主演として若き日の空海、中国映画界のスター・黄軒(ホアン・シュアン)が詩人の白楽天を演じ、『さらば、わが愛/覇王別姫』などで知られる世界的な名監督・チェン・カイコーがメガホンをとる本作。遣唐使で唐の国に送られた若き日の空海が、詩人の白楽天と共にある事件、そして“楊貴妃の謎”に挑むという物語となっている。会見には、製作を務める株式会社KADOKAWAの角川歴彦会長、配給の東宝株式会社・島谷能成社長、程永華駐日大使、萩生田光一内閣官房副長官も出席。この大作の映画界にとっての意義はもちろん、映画による日中両国の友好についても期待を寄せた。現在、中国湖北省の襄陽にて撮影は佳境に入っており、チェン・カイコー監督、染谷さん、黄軒さんは会見には欠席となったが、作品にかける思いを語ったビデオメッセージが上映された。ちなみに、この襄陽の街には、映画の舞台となる大唐時代の長安の街の巨大なロケセットが建設されており、撮影に参加した松坂さんも、現場を見学に訪れた夢枕氏もその規模と美しさに驚愕したという。角川会長は「そっくり“再現”するのではなく、監督の美意識によって作られていて、例えば石垣が反り返っているなど、当時、世界の美の最高峰を誇る街だったことを分かった上で、それを現代に映しています。最初、監督は大唐時代の物語は映画やドラマが何十回もやっており、もう嫌だと言ってたんですが、お城を自分のイメージで作れと聞いて、“再現”ではなく最高の美を自分で作れると確信し、がらりと態度が変わりました(笑)」と明かす。夢枕さんは、最初に空海を題材にした小説を描こうと思ったのは40年も前だったと明かし、自ら長安(現在の西安市)を訪れ、取材した日々を懐かしそうに思い返し「その作品がこんなふうに(映画に)なるとは夢にも思わなかった」としみじみ。撮影現場の長安の街並みを見て「ドキドキしました」と語り「つくづく思ったのは、今回の映画は遣唐使そのものであるということ。遣唐使は日本が唐の国からいろんなものを吸収するために送った船ですが、今回は、相互通行の船だと思います。この映画が昔の遣唐使と同じ役割を果たすことを心から願っています」と期待を口にした。着物で出席した松坂さんは「長年の憧れだったチェン・カイコー監督の演出を受けられて夢のようです」と出演の喜びを語る。9月に中国に渡り、撮影に参加したが、松坂さんが演じるのは、日本から唐に渡った女性で、空海が追い求める謎の秘密を知る重要人物・白玲だが「監督から『日本の女性は控えめな美しさ持っていますね。白玲は伝統的な日本の美が備わっている女性です』と言われました」と明かす。主演の染谷さんとの共演については「お若いのに落ち着いていて、映画を愛し、志も深く、天才と言われた空海をの若き時代にぴったりだと思いました。撮影中も『スタートはこういう言葉が掛かります』などと細やかにアドバイスを下さり、頼りがいがありました」と絶賛。松坂さん自身、黄軒さんとのシーンで中国語のセリフがあるが「難しかったですが中国語は抑揚がキレイで、私も普段から抑揚のあるしゃべり方をしているようで『中国語に向いている』と言われました。現場でもなるべく中国語で話すようにしてて、(帰国時の)空港の税関で『謝謝』と言ってしまいまして(笑)」と明かしていた。『空海 -KU-KAI-』は2018年公開予定。(text:cinemacafe.net)
2016年10月28日女優・松坂慶子が28日、都内で行われた映画『空海―KU-KAI―』(2018年公開)の製作報告会見に登壇した。会見には他に中華人民共和国駐日本国特命全権大使 程永華、内閣官房副長官 萩生田光一、KADOKAWA 取締役会長 角川歴彦、東宝 代表取締役 島谷能成、原作の夢枕獏が出席した。同作は作家・夢枕獏の『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』(角川文庫/徳間文庫)を原作に、陳凱歌監督がメガホンを取る。構想5年、総制作費は150億円となり、これまでにない規模の日中共同製作映画として注目を受けていた。7世紀の唐を舞台に、遣唐使として送られた空海(染谷将太)が、詩人・白楽天(黄軒)とともに歴史の謎と対峙する。松坂は日本から唐に渡った女性・白玲を演じ、空海&白楽天が追い求める「楊貴妃の謎」を解く秘密を知る重要な人物となる。長年憧れていたという陳監督作品出演を「夢のよう」と語る松坂は、「オファーを頂いたのが4月1日で、エイプリルフールですし、夢なら醒めないでと思いました」と振り返った。また、主演の染谷については「お若いのに落ち着いていて、天才と言われた空海の若き時代に本当にぴったりだなと思いました」と絶賛。「撮影中も細やかにアドバイスしてくださったり、『”用意スタートは”この言葉でかかりますよ』とか、大変頼りがいがありました」と、異国での撮影で大女優をリードする染谷の姿を伝えた。撮影中の染谷はビデオメッセージで登場。すでに3カ月間中国で撮影を進めているが、陳監督が「6年間かけた」という広大なセットに「毎日ここで撮影しているだけでワクワクします」と興奮を表す。「早くみなさまのところへ届けたいです。大唐の街でお待ちしています」とメッセージを送った。
2016年10月28日フリーアナウンサーの川田裕美、小島慶子、神田愛花、上田まりえが、23日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『ネプリーグ』(毎週月曜19:00~19:57)に出演し、高学歴らしからぬイージーミスを連発する。それぞれ元読売テレビ、TBS、NHK、日本テレビ出身の4人は、その名も「フリーアナウンサーチーム」として登場。英語で出題される人や物の名前を解答するクイズではまさかのミスを連発し、川田は「ちゃんと勉強してこんかい!」と関西弁でツッコミを入れる。しかし、そんな川田も、さまざまなモノの割合を答えるゲームで予期せぬ事態に陥り、先輩の小島から「この世間知らず!」と一喝。神田は「付き合っていない男性と手をつないだことがある女性は何%?」という問題で驚きの解答を披露し、恋愛遍歴が浮き彫りになる。フリーアナウンサーチームと対決するのは、デヴィ夫人、デーモン閣下、山村紅葉という"合計11万84歳"のベテランを擁する大御所チーム。白熱のバトルが繰り広げられる。
2016年05月20日●女性は男性よりも発症率が高いというデータもユニバーサル ミュージック ジャパンはこのほど、所属する歌手・徳永英明さんが「もやもや病」(ウィリス動脈輪閉塞<へいそく>症)と診断され、手術を受けたことを明らかにした。病名を聞いただけでは、いまいち具体的な症状が浮かんでこないもやもや病だが、その実態はどのようなものだろうか。本稿では、高島平中央総合病院脳神経外科の福島崇夫医師の解説をもとに、もやもや病の症状や原因についてわかりやすく紹介する。○30~50歳の中高年と子供に発症が多いもやもや病はわが国で最初に発見され、脳に栄養を送る太い動脈(内頸<けい>動脈)が何らかの原因で詰まり、不足した血液を補うために内頚動脈から細い動脈が発達することで起きる。この異常に発達した細い血管網を脳の画像で見た際、たばこの煙が立ち込めているかのように見えたところから「もやもや病」と名付けられたとも言われている。もやもや病はアジア系人種での有病率が高く、欧米ではあまり見られない。女性の発症率が男性よりもやや高いとも報告されており、発症年齢のピークは「5~10歳」と「30~50歳」の2つに大別できる。○子供が泣いたり走ったりした際は注意気になる症状と発症のトリガーは年齢によって異なり、一般的に脳虚血(きょけつ)で発症する「小児型」と脳出血、脳虚血いずれの症状でも発症する成人型に分けられる。小児では、内頚動脈が狭窄(きょうさく)もしくは閉塞するもやもや病の症例では、過呼吸状態になると脳に必要な量の酸素が行きわたらなくなり、「一過性虚血性発作(TIA: 脳梗塞を発症する前の前触れ的な発作)」が起きる。TIAは一時的なもので何度か繰り返す場合が多いが、重度なケースでは脳梗塞につながり、運動障害・言語障害・知能障害・視力障害などが後々まで症状として残る。具体的には、「興奮して泣きじゃくる」「熱い食べ物を息で吹いて冷ます」「音楽の授業でリコーダーを使用する」「全力疾走する」などで「過呼吸状態」になった際、脳卒中のような発作(言語障害、視力障害、意識障害、感覚異常)が一時的に出現したり、その他の症状として不随意運動やけいれん、頭痛などが確認されたりしている。5~10歳頃の子供を持つ親は、このような過呼吸状態時に子供の様子に変わりがないか注意をする必要がある。●成人は重症化しやすく、脳梗塞になるケースも一方、成人では特に30~40代に脳内出血やくも膜下出血など、出血発症が多く認められるのが特徴的である。症状は出血の部位や程度により異なり、「軽度の頭痛」「重度の意識障害」「運動まひ」「言語障害」「けいれん」まで多岐にわたる。一般に出血発症例では、小児でよく見られる脳虚血発症例に比べて重症例が多いとされている。また、成人でも虚血発症はあるが、小児と異なり「過呼吸状態時」に発作が誘発されることはほとんどないとされている。症状をそのまま放置しておくと、やはり脳梗塞につながる恐れがある。○1年あたり450人が発症している計算に発症した際の治療法も紹介しておこう。まず、薬による治療法としては、詰まった血管部分の血液を流れやすくするため、「抗血小板剤」を用いることがある。ただ、症状改善や脳出血予防の効果は見込めない。そのため、場合によっては手術を選ぶ選択肢もある。血行再建術には、直接血流が足りない脳表の血管と頭皮を栄養する血管を吻合(ふんごう: 血管や腸管などの端を手術によってつなぐこと)する「直接的血行再建術」と脳表に周辺の筋肉や硬膜を接着させ血管新生を促す「間接血行再建術」、および両者を併用する「複合血行再建術」がある。今回、徳永さんは脳梗塞予防のために受けた「複合血行再建術」を行った。国内におけるもやもや病の発生頻度は、10万人あたり0.35人(年間)とされている。国内人口を1億3,000万人とすると、単純に1年あたり450人が新たに発症している計算となる。そして、そのほとんどが「5~10歳」「30~50歳」の年代に当てはまるため、該当年代の人にとっては看過できない数値と言える。家族発症例によって遺伝的要因が関与している可能性もあるため、家族がもやもや病に患っている場合はより一層、日ごろから注意が必要だ。※写真と本文は関係ありません○記事監修: 福島崇夫(ふくしま たかお)日本大学医学部・同大学院卒業、医学博士。日本脳神経外科学会専門医、日本癌治療学会認定医、日本脳卒中学会専門医、日本頭痛学会専門医、日本神経内視鏡学会技術認定医。大学卒業後、日本大学医学部附属板橋病院、社会保険横浜中央病院や厚生連相模原協同病院などに勤務。2014年より高島平中央総合病院の脳神経外科部長を務める。
2016年03月07日徳永英明が6月6日(土)埼玉・川口総合文化センターリリアメインホールより全国ツアーを開催する。【チケット情報はこちら】同ツアーは1月21日(水)にリリースされるカバーアルバム『VOCALIST 6』を引っ提げて開催。11月24日(火)の大阪・オリックス劇場まで43公演行なわれる。チケットぴあでは、1月19日(月)午前11時までプレイガイド最速となるいち早プレリザーブを受付中。対象は6月13日(土)千葉公演、20日(土)・21日(日)東京公演、7月11日(土)・12日(日)神奈川公演、10月31日(土)・11月1日(日)埼玉公演、11月14日(土)・15日(日)東京公演。■徳永英明コンサートツアー 20156月6日(土)・7日(日)川口総合文化センターリリアメインホール(埼玉県)6月13日(土)市川市文化会館(千葉県)6月14日(日)新潟県民会館(千葉県)6月20日(土)・21日(日)東京国際フォーラム ホールA(東京都)6月27日(土)・28日(日)秋田県民会館(秋田県)7月4日(土)・5日(日)神戸国際会館 こくさいホール(兵庫県)7月11日(土)・12日(日)神奈川県民ホール(神奈川県)7月19日(日)オーバード・ホール(富山県)7月20日(月・祝)フェニックス・プラザ(福井県)8月22日(土)・23日(日)名古屋国際会議場センチュリーホール(愛知県)8月29日(土)・30日(日)仙台サンプラザホール(宮城県)9月5日(土)アルファあなぶきホール(香川県)9月6日(日)松山市民会館(愛媛県)9月12日(土)広島文化学園HBGホール(広島県)9月13日(日)倉敷市民会館(岡山県)9月19日(土)・20日(日)名古屋国際会議場センチュリーホール(愛知県)9月26日(土)・27日(日)福岡サンパレス(福岡県)10月3日(土)・4日(日)フェスティバルホール(大阪府)10月10日(土)まつもと市民芸術館(長野県)10月12日(月・祝)金沢歌劇座(石川県)10月17日(土)・18日(日)ニトリ文化ホール(北海道)10月24日(土)青森市文化会館 リンクステーションホール青森(青森県)10月25日(日)岩手県民会館 大ホール(岩手県)10月31日(土)・11月1日(日)大宮ソニックシティ(埼玉県)11月7日(土)宗像ユリックス(福岡県)11月8日(日)熊本市民会館崇城大学市民ホール(熊本県)11月14日(土)・15日(日)東京国際フォーラム ホールA(東京都)11月21日(土)・22日(日)・24日(火)オリックス劇場(大阪府)
2015年01月16日映画『綱引いちゃった!』が11月23日(祝・金)に公開を迎え、主演の井上真央を始め、松坂慶子、玉山鉄二、浅茅陽子、西田尚美、ソニン、渡辺直美、中鉢明子、水田伸生監督が都内劇場で舞台挨拶に登壇した。かつては正式オリンピック競技だったこともある綱引きを題材にした本作。大分市のPR、市の給食センター存続を目的に綱引きに励むことになった8人の女性たちのドラマをコミカルに描き出す。昨年11月に大分で撮影が行われたが、井上さんは「1年前にみんなで綱引きを頑張って、その後もいろんな方の力をお借りしてここまでたどり着けたと思います」と公開に万感の思い。この日も壇上では映画さながらにワイワイガヤガヤと賑やかに語り合うチーム“綱娘”たちの姿が見られたが、井上さんは「最初からこのままの感じでいろんな話をしたりしました。みんなが揃うと女子高のようで楽しかったです」と笑顔を見せた。綱引きのコーチを務めるシイタケ農家の青年を演じた玉山さんは「“シイタケボーイ”の玉山です(笑)」と挨拶。「普段はトリッキーで毒のある役や二枚目の役が多いんですが(笑)、今回は日々ものすごく役作りを頑張ってシイタケボーイになりました。感無量です」とおどけて笑いを誘っていた。女性陣の中で男性一人とあって、さぞや居心地が悪かったかと思いきや「僕は姉が3人いて、女性のキタナイ話は聞いて慣れてます」とケロリ。「渡辺さんのワキ汗がひどくて、バスで1時間ワキ汗の話を聞かされたこともありました」と“告発”し客席は笑いに包まれた。その渡辺さんはビシッと決まった(?)派手な衣裳で登場し「“女優”の渡辺直美です」とアピールするも、さっそく玉山さんから「ちょっとポップなバスガイドという感じ」とツッコミが…。「シリアスなシーンが多くて…」と現場で体感した役柄へのアプローチの難しさを明かすも、共演陣は一様に首をかしげる。さらに井上さんから「泣くシーンで笑ってスタッフさんに怒られていた」と暴露され苦笑いを浮かべていた。西田さんは難しい年頃の息子に悩む母親を演じたが「息子がすごくかわいくて、演じながら泣きそうになっちゃって『泣いちゃいけない!』と思いながら演じたことを鮮明に思い出しました」と感慨深げに語った。この日は大分を舞台にした『綱引いちゃった!』にちなんで、登壇陣一人一人が、特定の場所を舞台に「○○を○○しちゃった」という次回作の構想を発表する「大喜利」を開催。登壇陣からは「なぜここで大喜利!?」とムチャぶりに対してブーイングも出たが、さすが個性豊かな“綱娘”&シイタケボーイの面々とあって、次々と珍解答が飛び出した。「(日本で最も訪問客が少ないとされる)島根を舞台にゴスペル合唱団を組んで『韻ふんじゃった!』」と提案したのは中鉢さん。最近、釣りにハマっているという浅茅さんは、自身の出身地・静岡を舞台にした『アジ釣っちゃった!』を希望。玉山さんは「マグロ漁船で『ツナ釣っちゃった!』がいい。井上真央主演で健気に彼女を待つ夫役を演じたい」と配役の希望まで伝える周到ぶりを見せた。劇中の自身の「ムラムラしてきた」というセリフが気に入ったという松坂さん。ちなみにこのセリフに関しては、松坂さんに井上さんの母親役をオファーする前に監督やスタッフが「このセリフを理由に松坂さんに断れらるのでは?」と懸念し、会議まで開かれたとか。だが、予想に反して松坂さんにとっては「かなり好きなセリフ」になったという。そんな松坂さんは“ムラムラ”するような作品を作るべく「みんなで草のスカートにココナッツブラをして、ワイキキで『フラしちゃった!』がいい」と提案した。井上さんは「次にやるなら芸人さんの役をやりたい」と語り、「『(ヨシモト)∞ホールでネタ披露しちゃった!』でどうですか?」と希望を発表。「チケット売ります!」とやる気満々だった。『綱引いちゃった!』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:綱引いちゃった! 2012年11月23日より全国東宝系にて公開© 2012「綱引いちゃった!」製作委員会
2012年11月23日今年、公開された映画の中で「ベスト親子賞」を選ぶなら井上真央と松坂慶子が『綱引いちゃった!』で演じた娘と母は有力候補となること間違いなしである。井上さんにとってはNHKの連続テレビ小説「おひさま」後に出演した最初の作品。「おひさま」では愛情あふれる家族の絆が描き出されたが、本作でも母と娘の2人ながらも「おひさま」に負けず劣らず温かい親子の姿が映し出される。かつてはオリンピックの正式種目だったという歴史を持つスポーツ“綱引き”を題材にした本作。「いつかご一緒させていただきたいと思っていたけれど、初共演でまさか一緒に綱を引くことになるとは…(笑)」とふり返る松坂さんとの共演を始め、大分で行われた撮影、本気で挑んだ綱引きなどについて井上さんが語ってくれた。井上さんが演じた千晶は大分市の広報課職員。市長の命令で市のPRを目的に女性だけの綱引きチームを結成する。「最初は綱引きと聞いて、スポ根映画をイメージして、綱引きをガムシャラにやる汗と涙の結晶という感じだろうと思いましたし、映画になるのかな?という思いもありました」と井上さんはふり返る。千晶という役柄については「私と結構、近かったかもしれない。だからこそ難しかったのかな?」とも。だが「役づくりは、綱引き!」と語る通り、役の内面については事前に作り込むことはせず、現場で方向性を決めていったという。「千晶を明るく演じるのか?それともしっかり者のキャリアウーマンとして演じるのか?すごく難しかったですが、ずっと大分にいて大分弁を話す中で段々と『こんな感じかな』という形が出来上がっていきました。何より、綱引きを一生懸命やって技術がアップしてチームも一つになっていく過程が、お芝居にリンクしていけばいいなと思っていましたので。だから現場では、いかに姿勢を保つかとか、どうやって綱を引っ張るかといった話し合いをみんなでしていましたね」。ちなみに綱引きのシーンに関しては「全てガチです!」。劇中のチーム「綱娘」さながら毎日トレーニングを積んで撮影に臨んだ。「最初にみんなで大会を見に行ったら、想像以上にパワフルで地面に着くんじゃないかってくらい低い姿勢なんですよ。松坂さんも最初、綱引き部分にはスタントがいると思っていらしたみたいです(笑)。『あの姿勢を?』と思いつつやってみたら、1人や2人で引くのと8人で引くのとでは全く違って、体力だけでなく全員で息を合わせる大変さがありました。やっていくうちに1日でも綱を引かないと落ち着かなくて(笑)、感覚を忘れないよう『早く引きたい!』って気持ちでした」。「相当、インパクトのある作品じゃないと『おひさま』の陽子役は抜けきらないと思った」という井上さんは、『舞妓 Haaaan!!!』や『なくもんか』といったコメディ映画を世に送り出してきた水田伸生監督の下で新たなスタートを切った。千晶はどちらかと言えば、周囲のボケにビシバシとツッコミを入れる役柄だが、水田監督が求める独特の笑いを存分に楽しんだようだ。「水田監督は結構、その場で思いついたことを提案して、たまたま見た人がクスっと笑ってしまうような小さな笑いを散りばめるので、笑いを堪えるのが大変でした。お芝居をしている本番の最中に監督の笑い声が響いて、音声さんが『シーっ!』って怒っているような現場でした(笑)。逆に感動的なシーンでフッと監督を見たら、号泣されているんです(笑)。監督が一番のお客さんでしたね」。しっかり者としてツッコミを入れるだけでなく今後、コメディエンヌとしてボケ倒す井上さんを見てみたい気もするが…。「どうでしょう…(笑)?笑いのツボはみんなそれぞれ違うので、難しくもありますがコメディは楽しいですね。面白いと思ってやっていても『あれ?』となることもあるから、脚本を読んで面白ければ面白いほどプレッシャーもあります。テンポがちょっと違うだけで面白くなくなったり、セリフ一つ削るだけで面白くなったり、本当に難しい。でも現場で笑いが起きるのはやっぱり楽しいです。私もどちらかというと思い切り笑わせるというよりも、地味に小さく笑えるようなものが好きなので、そういう作品もやれたらいいですね」。そして、ギャグシーンではないのに観ているだけで思わずクスっと笑ってしまうのが井上さんと松坂さんの母娘のやりとりだ。年の功でチーム「綱娘」をまとめる精神的な支柱であり、家ではまるで友達のように娘・千晶と何でも言い合える母・容子。井上さんは「小さい頃から映画館で観てきた作品に出ていた大好きな女優さん」という松坂さんとの共演をこうふり返る。「チームメイトであり親子でもあるという2人の距離が、緊張や遠慮もなく自然にできたと思います。松坂さんは誰に対しても壁を作られることが全くないので、一緒にいたら甘えたくなっちゃうような本当に優しいお母さん。家での2人のシーンのときは『こないだウチの娘がね』と娘さんやお母さまの話をしてくださったり。『おひさま』を見てくださっていたのでその話をしたりもしました」。特に家で松坂さんとマッサージをし合うシーンは、井上さんにとってもお気に入りになったようだ。「日常の親子の雰囲気が好きですね。台本には『マッサージをし合う』とは書いてなかったんですが、松坂さんが私の上に乗ってきたので、その場で思わず『重い~!』とアドリブで言ってしまいました。後で考えると、とても失礼なセリフなんですが、私自身が実際に母とそういうやり取りをしたことがあったので。完成した映画を観たら、ウチの母とのやり取りに近くて、自然にできた良いシーンになっていました」。多くの俳優が、朝ドラや大河ドラマへの出演をきっかけに成長や変化を感じると口にしている。井上さんは慎重に言葉を選びながら「確かに10か月も同じ役をやるというのは大きなことです」とうなずく。自らの変化を知覚するのはこれからかもしれないが、ハッキリと感じるのは周囲の反応の変化だ。「いままでは若い人に声を掛けられることが多かったのですが、最近は、おじいちゃんやおばあちゃん、お父さんの世代の方にも『見ていました』と言っていただけて嬉しいです。大分でも『陽子ちゃん、陽子ちゃん』と声を掛けていただきました(笑)」。そして、最後にこうつぶやいた。「何より震災があった年にあの作品に出られたというのが一番大きなことかもしれません」。年が明けて少し経てば26歳になる。20代の後半戦、女優・井上真央はどのような道を歩んでいくのか?楽しみに待ちたい。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:綱引いちゃった! 2012年11月23日より全国東宝系にて公開(C) 2012「綱引いちゃった!」製作委員会
2012年11月20日向田邦子の名作ドラマを原作にした舞台『阿修羅のごとく』の製作発表が11月5日、都内で行われ、主人公の四姉妹を演じる浅野温子、荻野目慶子、高岡早紀、奥菜恵をはじめ、 母親役の加賀まりこ、父親役の林隆三らが揃って会見に出席した。「阿修羅のごとく」公演情報年老いた父親に愛人と子どもがいることを知った四人の娘たち。それを機に一見平穏に見えた彼女たちの日常は揺らぎ始める。様々な秘密が露呈していく中、家族間に密かに渦巻く嫉妬や猜疑心を繊細に描いていく。原作は、和田勉演出により1979年からNHKで放映されたドラマで、2003年には森田芳光監督により映画化もされている向田作品の中でも人気の一作だ。夫に先立たれ華道の師匠として生活、出入りの料亭主人と不倫中の長女・綱子役に浅野温子。浅野は「名作に出させていただけるだけでもう十分。あとは、舞台があたるよう体当たりでやらせていいただくしかないと思っております」と決意表明。銀行員の夫の浮気を疑いノイローゼ気味の次女・巻子役には荻野目慶子。荻野目は、中学生の時にドラマ版パート2に巻子の娘役で出演していたことを明かし、「その時、憧れの女優たちを見て、興奮したのを覚えている。八千草薫さんの役をやらせていただくのだと思うと感慨無量です。修羅場をくぐって女優を続けてきてよかった」と笑顔で喜びを語った。恋愛下手で潔癖症、独り身の三女・滝子を演じる高岡早紀は、「これまで先輩の女優さんとやらせていただく機会が少なかった。今回はすばらしい女優さんからお勉強させていただく」と意気込みを語り、喫茶店でバイトしながらボクサーの卵と同棲中の四女・咲子を演じる奥菜恵は「このような豪華な顔ぶれの中、家族の一員として参加できて光栄です」と期待に胸を高鳴らせた。公演は、来年1月11日(金)より東京・ル テアトル銀座 by PARCOで幕開け。その後、1月31日(木)から大阪・森ノ宮ピロティホール、2月9日(土)より愛知・名鉄ホールでも上演。チケットの一般発売はいずれも11月17日(土)より。なお、チケットぴあでは東京公演のインターネット先行先着「プリセール」も実施中。11月9日(金)18時まで受付。
2012年11月06日セクシーに歌ってほしい!ハスキーな声で、優しく包み込むような歌い方が魅力的な徳永英明さん。どんな曲でも、「徳永色」に歌いこなしてしまうところがすごいですよね。今回は、「徳永英明に歌ってほしい2009~2011年の名曲」について、20代の女性にアンケートしました!>>男性編も見るQ.徳永英明に歌ってほしい2009~2011年の名曲を教えてください(複数回答)1位『また君に恋してる』(坂本冬美)13.6%2位『ありがとう』(いきものがかり)11.0%3位『はつ恋』(福山雅治)9.7%4位『トイレの神様』(植村花菜)8.5%5位『会いたくて 会いたくて』(西野カナ)8.0%■『また君に恋してる』(坂本冬美)を歌ってほしい!……・「徳永さんはしっとり系が特に似合うと思う」(28歳/商社・卸/事務系専門職)・「色っぽい曲だけど、男性が歌ってもきっとセクシーだと思う」(24歳/団体・公益法人・官公庁)・「坂本冬美さんとは違う意味で、哀愁のただよう曲に変化するのではと思う」(29歳/金融・証券/専門職)・「女性の声とは違った色気が感じられそう」(25歳/運輸・倉庫/事務系専門職)・「まったく違うテイストの歌に変わりそうで、聴いてみたい!」(29歳/学校・教育関連/販売職・サービス系)■『ありがとう』(いきものがかり)を歌ってほしい!……・「大好きな曲だし、徳永さんの声質に合っていそう」(28歳/建設・土木/販売職・サービス系)・「いい曲なので、徳永さんの澄んだ声で歌ってほしいと思う」(27歳/医療・福祉/事務系専門職)・「すごーくしっとりした応援歌になりそう」(25歳/電機/事務系専門職)■『はつ恋』(福山雅治)を歌ってほしい!……・「大人の色気が出そうで聴いてみたい」(26歳/食品・飲料/営業職)・「はかない声とはつ恋の歌詞が合いそう」(22歳/医療・福祉/専門職)・「切なく歌い上げてほしい」(24歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)■『トイレの神様』植村花菜)を歌ってほしい!……・「ものすごく情感豊かに歌い上げてくれそう」(28歳/電機/技術職)・「バラードが似合うと思う」(28歳/ソフトウェア/秘書・アシスタント職)・「彼が歌ってくれたらすごく感情移入できそう」(28歳/不動産/秘書・アシスタント職)■『会いたくて 会いたくて』(西野カナ)を歌ってほしい!……・「あのハスキーボイスで歌われたら余計に切なくなりそう」(26歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「『若い女性の恋愛』をどう歌うのか、聴いてみたい」(27歳/そのほか/販売職・サービス系)・「メロディーと徳永英明の声が合ってる気がする」(24歳/そのほか/事務系専門職)総評ランクインした中で4曲が女性ボーカルの歌でした。しかもバラード!しっとりした、どちらかといえば高音のメロディーが徳永英明さんに合うというイメージが、定着しているようですね。その中で異色だったのは、3位にランクインした福山雅治さんの『はつ恋』。男性編でも、3位に入っており、男女問わず歌って欲しいようです。また、どちらかといえば、福山さんは低音の声が魅力的。その福山さんの歌を、徳永さんがどうアレンジするのか、確かに聴いてみたいですね!どちらが歌っても、その大人の色気にクラクラしそう……。5位の「会いたくて 会いたくて」は女性編のみランクイン。恋する女性の気持ちを代弁するかのような切ない歌詞を、徳永さんのハスキーボイスで歌ってほしいと答えてくれた方が多かったです。今回のアンケートでは、ランクインした以外でも、EXILE、少女時代、ジャニーズ事務所所属のアイドルの歌など、さまざまな曲が挙がりました。さまざまな曲を歌って欲しいと思われる徳永英明さん。今後、どんな歌を歌ってくれるのか、楽しみですね!(文・ペンダコ)調査時期:2011年7月14日~7月25日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性562名(そのほかと回答した102名を除く)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング女性編】カラオケで女性が歌いこなせるとポイントが上がる日本のアーティスト【ランキング女性編】カラオケで鉄板のラブソング持ち歌【ランキング女性編】カラオケで歌うと必ず盛り上がるアニソン完全版(画像などあり)を見る
2011年10月11日やっぱり歌ってほしいバラード数々の名曲をカバーしたアルバム『VOCALIST』のシリーズが大人気の徳永英明さん。女性の歌をしっとりと歌いこなす歌唱力はすばらしいですよね。今回は、「徳永英明に歌ってほしい名曲」を、2009年~2011年に発売されたものに限定してアンケート。20代の男性に伺いました!>>女性編も見るQ.徳永英明に歌ってほしい2009~2011年の名曲を教えてください(複数回答)1位『トイレの神様』(植村花菜)13.7%2位『ありがとう』(いきものがかり)9.4%3位『はつ恋』(福山雅治)8.7%4位『また君に恋してる』(坂本冬美)7.5%4位『流星』(コブクロ)7.5%5位『Everyday、カチューシャ』(AKB48)7.4%■『トイレの神様』(植村花菜)を歌ってほしい!……・「しんみりとしたバラード系が似合うイメージがある」(28歳/印刷・紙パルプ/事務系専門職)・「徳永さんの歌い方に曲が合っていると思う」(25歳/そのほか)・「感動する歌がうまいと思う」(28歳/小売店/事務系専門職)・「女性の女性らしい歌を歌うのが上手」(29歳/印刷・紙パルプ/営業職)・「やっぱ切ない系の曲が似合う」(27歳/建設・土木/技術職)■『ありがとう』(いきものがかり)を歌ってほしい!……・「バラードっぽくやさしく歌ってもらえそう」(26歳/金融・証券/販売職・サービス系)・「どんなふうに歌い上げるのか興味がある」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「あの声で歌えば、また違った良さが生まれると思う」(24歳/マスコミ・広告/広告職)■『はつ恋』(福山雅治)を歌ってほしい!……・「あの高音で違った世界観を聴いてみたい」(26歳/マスコミ・広告/営業職)・「どっちがうまいか個性を比較したい」(29歳/食品・飲料/営業職)・「情感を込めて歌ってくれそう」(27歳/商社・卸/事務系専門職)■『また君に恋してる』(坂本冬美)を歌ってほしい!……・「しっとりしてて、聴きごたえがありそう」(27歳/そのほか/事務系専門職)・「一番声に合いそう」(28歳/ソフトウェア/技術職)・「情緒がありそう」(29歳/金融・証券/営業職)■『流星』(コブクロ)を歌ってほしい!……・「とても好きないい歌だから」(28歳/学校・教育関連/専門職)・「しっとりした雰囲気が合うから」(28歳/生保・損保/事務系専門職)・「高い声が合いそう」(29歳/団体・公益法人・官公庁/経営・コンサルタント)総評1位から4位は、バラードの名曲が並びました。5位内にランクインした中、4つの曲が女性ボーカル。徳永さんのカバーアルバム『VOCALIST』に収録されている曲が、すべて、女性ミュージシャンや女性ボーカルの曲だということも大きいのかもしれません。その中で1位に輝いたのは、子どもからお年寄りまで、多くの人を感動させた植村花菜さんの『トイレの神様』。関西弁まじりの歌詞をどんなふうに心を込めて歌ってくれるのか、ぜひ聴いてみたいですよね。3位と4位には男性ボーカルの曲がランクイン。どちらもしっとりしたバラードの名曲。透明感のある徳永さんの声ともすごくマッチしそうです。おもしろかったのは、5位にAKB48の「Everyday、カチューシャ」が入ったこと。徳永英明さんの雰囲気に合うかどうかは別として、確かに、聴いてみたい気がします。次のカバーアルバムでは、どのような曲を歌ってくれるのでしょうか。楽しみですね!(文・ペンダコ)調査時期:2011年7月14日~7月25日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性224名(そのほかと回答した61名を除く)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング男性編】カラオケで女性が歌いこなせるとポイントが上がる日本のアーティスト【ランキング男性編】カラオケで鉄板のラブソング持ち歌【ランキング男性編】カラオケで歌うと必ず盛り上がるアニソン完全版(画像などあり)を見る
2011年10月11日女優の徳永えりが5月11日(火)、東京・千代田区のよみうりホールで行われた出演映画『春との旅』の舞台挨拶に出席。共演した大ベテラン、仲代達矢から誕生日を祝う言葉を贈られ、感動の涙を流した。この9日(日)に22歳になったばかり。大ベテランの仲代さんは、徳永さんに花束を手渡し、ギュッと抱擁すると「まだまだ若い女優さんで、これからいろいろ経験すると思いますが、あくまで初志を貫いて。その辺の薄っぺらい女優にならないで。志を高く持って」。小林政広監督も「最初の志を完結し、いい女優になって」と心のこもったエール。徳永さんは「ビックリしました」と感極まって涙をポロリ。「本当にまだまだだなと思っています。まだまだ足りない。でもあせらず一歩一歩進んで、仲代さんのような素敵な女優になりたい」と涙を拭い声を詰まらせながら、飛躍を誓った。本作は、最後の居場所を探して旅に出た元漁師の忠男(仲代さん)と新たな一歩を踏み出したその孫娘・春(徳永さん)の二人旅を綴る物語で、仲代さんが9年ぶりに映画主演を務めた。今後の生きる道について司会から聞かれた仲代さんは「77年も生きたからもういいんです」と軽妙に語りつつ、「この映画もそうですが、人間をテーマに、人間とは、生きるとは、ということを命ある限り俳優として追究していきたい。残り少ない人生を頑張ります」と穏やかな表情で語った。一方、小林監督は、「この映画にお客さんが入れば、また映画を作るチャンスがある。だからみなさんの気持ちで、僕の生きる道があるか決まります」と飄々とした口調。観客の笑いを誘っていた。『春との旅』は5月22日(土)より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:春との旅 2010年5月22日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2010『春との旅』フィルムパートナーズ/ラテルナ/モンキータウンプロダクション■関連記事:史上初!奈良・薬師寺で映画奉納式『春との旅』仲代達矢「60年間で初めて」寄り添いながら、2人は旅をする――『春との旅』試写会に25組50名様ご招待仲代達矢、黒澤明を引き合いに『春との旅』小林政広監督を「天才」と大絶賛
2010年05月11日