『思い出のマーニー』から約2年、ファン待望の長編アニメーション最新作『レッドタートル ある島の物語』がカンヌ国際映画祭「ある視点部門」にて上映されるなど、永く国民から愛されるスタジオジブリ。この度、スタジオ設立30年間の歩みを体感できる特別企画「ジブリの大博覧会」が六本木ヒルズ展望台・東京シティビューにて開催されることが決定した。今回の展示では、「風の谷のナウシカ」から、9月17日(土)公開の最新作『レッドタートル』まで、これまでのジブリ作品のポスターやチラシといった広告宣伝物を中心に、制作資料、企画書など未公開資料を含む膨大な数の資料を展示。名作たちがどのように生み出され、世に出て行ったのかをふり返ることができ、また、六本木会場ならではの眺望を活かして4つの構成で展覧会を楽しむことがでいるという。「ジブリの大博覧会展」では、ジブリ作品を世に出すべく、試行錯誤して生み出された宣伝の軌跡を、膨大な未公開資料とともに読解。それぞれの作品の公開当時が鮮やかに蘇る、ジブリのもう1つの物語が明らかになる。そして「空とぶ飛行機展」は、スタジオジブリ作品のイメージのひとつ、「空への憧れ」を表現した本邦初公開の特別企画。海抜250mの会場ならでは、まさに天空からの眺望をバックにスタジオジブリと展望台東京シティビューがコラボを果たす。そして、『岸辺のふたり』で米国アカデミー賞短編アニメーション映画賞を受賞するなど、数々の作品で高い評価を得たマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督が初の長編作品に挑戦した『レッドタートル ある島の物語展』の紹介展示も実施。物販ショップでは、大博覧会限定のグッズや、多くのジブリグッズが勢揃いし、ファン必携のアイテムが見つかるかも。スタジオジブリプロデューサー・鈴木敏夫は、「汗と涙の30年間を、是非見てください」と本展示へコメント。観る側も手に汗握り、感動で涙するスタジオジブリ作品の数々を、この夏は天空で体感してみては。「ジブリの大博覧会~ナウシカから最新作「レッドタートル」まで~」は六本木ヒルズ展望台・東京シティビュー内スカイギャラリーにて7月7日(木)から9月11日(日)まで開催。(会期中無休)(text:cinemacafe.net)
2016年05月10日パリス・ジャクソンが、亡き父マイケル・ジャクソンの思い出をタトゥーで刻んだ。3日に18歳を迎えたばかりのパリスは、マイケルの手書きによる「Queen of My Heart(心の女王)」を刻み込んだ左手首の写真をインスタグラムに投稿し、「お父さんの手書きの『Queen of My Heart』。他のみんなにとってはキング・オブ・オップ。でも私にとっては心の王様」とコメントを添えた。このタトゥーを担当したジャスティン・ルイスは、インスタグラムにパリスとタトゥー店を一緒に訪れたいとこのオースティン・ブラウンの写真を投稿して、「パリス・マイケル・ジャクソンが父の言葉をタトゥーにした。とてもかわいらしいね」とその喜びをつづっている。パリスは、1958年8月29日に生まれた父の思い出となるタトゥーを入れたいという意向を以前から表しており、2011年には「August XXIX(8月29日)っていうタトゥーを背中に入れたい気がする」とツイートしていた。急性プロポフォール中毒によりマイケルが50歳で他界してから、今年の6月で7年を迎える。(C)BANG Media International
2016年04月07日先日アカデミー賞にて、『思い出のマーニー』が惜しくも「長編アニメーション賞」を逃したものの、世界から高い評価と人気を獲得し続けているスタジオジブリ作品。その世界観を堪能できる展示やオリジナルアニメの上映などで、多くの人々を魅了する「三鷹の森ジブリ美術館」が、昨年の夏に引き続き夏休みシーズンのチケットに関して、一般販売に加え“先行抽選販売”を実施。さらに、チケット券面に購入者の名前が記載された「記名式」に変更されることが分かった。日本のみならず世界中から来場者が訪れ、いまや日本を代表する美術館のひとつとなった同美術館。現在は、長編アニメーションからの引退を表明している宮崎駿監督が自ら企画・構成を行った企画展示「幽霊塔へようこそ展 -通俗文化の王道-」を開催中で、連日大きな賑わいを見せている。入場チケットはすべて日時指定の事前予約制となっており、従来の一般販売は、毎月10日に翌月分のチケットをローソンにて日にち&入場時間別に選択して購入するというもの。2001年の開館以来、安全で快適な空間を来場者に提供するためにこの方式がとられてきたが、特に夏休みシーズンなどはチケット購入が集中するため、希望のチケットが購入しづらい現象や、チケットの買い占め、オークションサイトなどでの転売といった事例も発生していた。そこで、昨年の夏に初めてチケットの“先行抽選販売”を実施。一定の効果が得られたため、今年も7月、8月入場分のチケットに関しては、一般販売に加え、“先行抽選販売”を行うことが発表された。7月分入場チケットは5月25日(水)から31日(火)まで、8月分入場チケットは6月25日(土)~30日(木)までの期間で申し込みを受け付ける。さらに、7月入場分より、購入者と来場者が同一であることを確認するため、すべてのチケットに購入者の名前が記載される「記名式チケット」の導入が決定。今後は入場時に身分証による本人確認を行う場合があり、転売チケットであることが判明した際には入場を断られるという。なお、訪日観光客に向けては、これまでのJTB系列による世界16か国での販売に加えて、新たに、ローソンチケットが運営するオンライン予約専用サイトが立ち上がる予定だ。(text:cinemacafe.net)
2016年03月01日第88回アカデミー賞の授賞式が29日(現地時間28日)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、長編アニメ映画賞にディズニー/ピクサーの『インサイド・ヘッド』が輝いた。スタジオジブリの『思い出のマーニー』は受賞を逃した。『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』のピート・ドクター監督が手掛けた『インサイド・ヘッド』は、頭の中の"感情"を主人公にした感動ファンタジー。11歳の少女ライリーの頭の中にある5つの感情たちが、頭の中で大冒険を繰り広げる。檀上でピート監督は、作品に関わった人たちに感謝の言葉を述べ、「子供たちにも感謝します」と発言。「子供たちが成長する姿を見ながらこの作品を思いついたんです」と話し、「中学、高校でいろいろ苦しんでいる人たちもいると思います。悲しい日も怖くなる日もそれは選べない。でもいろんなものを作るんです。映画を作ってくだい、絵を描いたりしてください、それは大きな変化を生み出します」とメッセージを送った。ジブリは、宮崎駿監督の『風立ちぬ』、高畑勲監督の『かぐや姫の物語』に続き、米林宏昌監督の『思い出のマーニー』で3年連続5度目のノミネートを果たしたが、日本作品かつジブリ作品として『千と千尋の神隠し』以来13年ぶり2度目の受賞はならなかった。長編アニメ映画賞には、『インサイド・ヘッド』、『思い出のマーニー』のほか、『アノマリサ(原題)』、『父を探して』、『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』がノミネートされていた。WOWOWでは、2月29日21時から同授賞式の字幕版を放送。3月5日にはダイジェスト版も放送する。
2016年02月29日第88回アカデミー賞授賞式が2月29日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われた。「長編アニメーション賞」はスタジオジブリの『思い出のマーニー』が候補に挙がったが、『風立ちぬ』『かぐや姫の物語』に続き3年連続で受賞を逃した。オスカーを手にしたのは大本命だった、ディズニー/ピクサーの『インサイド・ヘッド』(ピート・ドクター監督)。日本でも興収40億円突破のヒットを記録した同作は、11歳の少女の“頭の中”を舞台に、彼女の幸せな成長を願うヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミという5つの感情が大冒険を繰り広げる個性あふれるファンタジーだ。アニメ界のアカデミー賞といわれる第43回アニー賞では、アニメーション映画賞をはじめ、監督賞、声優賞、脚本賞、編集賞、プロダクション・デザイン賞、音楽賞、キャラクター・デザイン賞、キャラクター・アニメーション賞、ストーリー・ボーディング賞と10部門を制覇。ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞、ニューヨーク映画批評家協会賞、オンライン映画批評家協会賞、ゴールデン・グローブ賞、アメリカ製作者組合賞、英国アカデミー賞など著名なアワードでも、長編アニメ賞に輝いていた。一方、ジブリ作品として『風立ちぬ』(宮崎駿監督)、『かぐや姫の物語』(高畑勲監督)に続き、3年連続でオスカー候補となった『思い出のマーニー』(米林宏昌監督)は受賞を逃す結果に。現在、スタジオジブリは劇場用長編アニメの製作について、新たな動きがない状態で、しばらくは同賞とも縁遠くなりそうだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年02月29日“アニメーション界のアカデミー賞”といわれるアニー賞のセレモニーが現地時間2月6日に行われ、『インサイド・ヘッド』が作品賞に輝いた。監督賞をはじめ3部門へのノミネートを果たしたジブリ作品『思い出のマーニー』は惜しくも受賞を逃す結果となった。2015年5月より、英題『When Marnie Was There』としてニューヨーク、ロサンゼルスを皮切りに全米公開された『思い出のマーニー』。本作では、イギリスの作家ジョーン・ロビンソンによる同名児童文学を原作に、海辺に暮らす親せきに預けられることになった少女・杏奈と、海辺に佇む“湿っ地屋敷”に暮らす金髪の少女・マーニーがひと夏を過ごし、ある秘密を分かち合う姿を描く。本作は第43回アニー賞の最優秀監督賞、最優秀脚本賞、インディペンデント作品賞にノミネートされていた。同じくインディペンデント賞へのノミネートを果たした細田守監督『バケモノの子』(『The Boy and the Beast』/英題)も受賞には至らなかった。『思い出のマーニー』は2月28日(現地時間)に開催される第88回アカデミー賞の長編アニメーション部門にもノミネートされており、同賞での受賞に期待がかかる。(text:cinemacafe.net)■関連作品:思い出のマーニー 2014年7月19日より全国東宝系にて公開(C) 2014 GNDHDDTK
2016年02月07日2月28日(現地時間)に開催される第88回アカデミー賞のノミネートが14日に発表。『レヴェナント:蘇えりし者』が最多12部門で候補になり、ジブリ『思い出のマーニー』が長編アニメーション部門で候補になった。前哨戦の目玉の1つ、ゴールデン・グローブ賞(以下、GG賞)で作品賞など最多3部門を受賞した『レヴェナント:蘇えりし者』は作品、監督、主演男優、撮影など12部門にノミネート。GG賞ドラマ部門で主演男優賞を受賞したレオナルド・ディカプリオは、5度目のオスカー・ノミネートでついに悲願の受賞が叶うかが注目されている。次いで、作品、監督、撮影など10部門で候補になったのは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。GG賞ではミュージカル/コメディ部門で作品賞、男優賞を受賞した『オデッセイ』は作品、主演男優、脚色など7部門で候補になった。批評家からの人気が高く、賞レースで健闘しながらもGG賞では無冠に終わった『スポットライト世紀のスクープ』、同じく同賞で最多ノミネートを受けながら受賞は0に終わった『キャロル』、現在公開中の『ブリッジ・オブ・スパイ』は6部門、『マネー・ショート華麗なる大逆転』と記録的大ヒットを続けている『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が5部門で候補になった。主演女優賞部門は『ルーム』のブリー・ラーソン、『ブルックリン』(仮題)のシアーシャ・ローナンという若手2人が候補になったのが新鮮。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が技術賞各部門で候補になり、GG賞脚色賞を受賞した『スティーブ・ジョブズ』のアーロン・ソーキンが候補入りしないなど、GG賞との違いも出た。今年は例年に較べて大本命作がなく、各映画賞によって結果が異なる状況が続いているが、先が読めないだけに、より楽しみなオスカー・レースが展開される。授賞式は2月28日(現地時間)、ロサンゼルスのコダック・シアターで開催される。主要部門候補は以下の通り作品賞『マネー・ショート華麗なる大逆転』『ブリッジ・オブ・スパイ』『ブルックリン』(仮題)『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『オデッセイ』『レヴェナント:蘇えりし者』『ルーム』『スポットライト世紀のスクープ』主演男優賞ブライアン・クランストン(『Trumbo』原題)マット・デイモン(『オデッセイ』)レオナルド・ディカプリオ(『レヴェナント:蘇えりし者』)マイケル・ファスベンダー(『スティーブ・ジョブズ』)エディ・レッドメイン(『リリーのすべて』)主演女優賞ケイト・ブランシェット(『キャロル』)ブリー・ラーソン(『ルーム』)ジェニファー・ローレンス(『JOY』原題)シャーロット・ランプリング(『さざなみ』)シアーシャ・ローナン(『ブルックリン』仮題)助演男優賞クリスチャン・ベイル(『マネー・ショート華麗なる大逆転』)トム・ハーディ(『レヴェナント:蘇えりし者』)マーク・ラファロ(『スポットライト世紀のスクープ』)マーク・ライランス(『ブリッジ・オブ・スパイ』)シルベスター・スタローン(『クリードチャンプを継ぐ男』)助演女優賞ジェニファー・ジェイソン・リー(『ヘイトフル・エイト』)ルーニー・マーラ(『キャロル』)レイチェル・マクアダムス(『スポットライト世紀のスクープ』アリシア・ヴィキャンデル(『リリーのすべて』)ケイト・ウィンスレット(『スティーブ・ジョブズ』)監督賞アダム・マッケイ(『マネー・ショート華麗なる大逆転』)ジョージ・ミラー(『マッドマックス怒りのデス・ロード』)アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(『レヴェナント:蘇えりし者』)レニー・アブラハムソン(『ルーム』)トム・マッカーシー(『スポットライト世紀のスクープ』)脚色賞『マネー・ショート華麗なる大逆転』『ブルックリン』(仮題)『キャロル』『オデッセイ』『ルーム』オリジナル脚本賞『ブリッジ・オブ・スパイ』『Ex Machina』『インサイド・ヘッド』『スポットライト世紀のスクープ』『ストレイト・アウタ・コンプトン』撮影賞『キャロル』『ヘイトフル・エイト』『マッドマックス怒りのデス・ロード』『レヴェナント:蘇えりし者』『ボーダーライン』長編アニメーション映画賞『Anomalisa』(原題)『The Boy and the Beast』(原題)『インサイド・ヘッド』『ひつじのショーンバック・トゥ・ホーム』『思い出のマーニー』(text:Yuki Tominaga)■関連作品:思い出のマーニー 2014年7月19日より全国東宝系にて公開(C) 2014 GNDHDDTKインサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~ 2015年7月4日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014 Aardman Animations Limited and Studiocanal S.A.
2016年01月14日「金曜ロードSHOW!」放送30周年を記念して、2週連続でスタジオジブリ作品を放送する「秋のジブリ」。先週は、木村拓哉が声優を務めた『ハウルの動く城』が放送されネット上の話題を独占していたが、2週目となる今夜は、テレビ初放送となるスタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』が地上波初登場!米林宏昌監督のコメントも到着した。海辺の村の誰も住んでいない“湿っ地屋敷”。幼いころに両親を亡くし、養母に育てられた12歳の少女・杏奈は、一緒に暮らす養母にさえ心を閉ざしている。ある日、学校で喘息の発作を起こしたことをきっかけに親戚の家にしばらく滞在することになるのだが、そこで、青い窓に閉じ込められた金髪の少女マーニーと出会う。小さな身体に大きな苦しみを抱えて生きる杏奈。その杏奈の前に現れる謎の少女マーニー。ひと夏の出会いの中で、二人が分かち合った秘密とは一体何だったのか…?本作は、北海道の海辺の町を舞台に、心に傷を負ったふたりの少女が、本当の“愛”と“自分”を見つけていく姿が、現代に生きる不器用な子どもたちの悩みと成長を思わせる感動のファンタジー作品。イギリスの作家ジョーン・ロビンソンによる同名児童文学を原作に、舞台を日本・北海道に移したことや、主人公にスタジオジブリ初の“Wヒロインヒロイン”を起用したことでも大きな注目を集めた。Wヒロインのひとり、杏奈を演じたのは、5人組グループ「bump.y」のメンバーで、『ストレイヤーズ・クロニクル』での熱演が記憶に新しい女優の高月彩良。もうひとりのヒロインとなるマーニーを、「あまちゃん」出演以降、『ストロボ・エッジ』、『ビリギャル』、月9ドラマ「ようこそ、わが家へ」、「海に降る」と飛ぶ鳥を落とす勢いが続く有村架純が演じた。メガホンを握ったのは、『借りぐらしのアリエッティ』で監督に抜擢され、興収92.5億円、その年の邦画興行収入ランキングでNo.1の大ヒットを収めた米林監督。本作のテレビ初放送にあたり、「この映画を作るときに、これは『此岸と彼岸』の話になるだろうと思いました。潮の満ち引きによって向こう側へ渡れたり渡れなかったりする入江は、これを映像化したものです。不安や悲しみの波はいつだって寄せては返します。僕たちのそばにいつもマーニーがいてくれれば…そんなことを思いながら作りました」と、当時をふり返り語った。「金曜ロードSHOW!」『思い出のマーニー』は、10月9日(金)より21時から15分拡大ノーカット放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月09日タレントの小島瑠璃子が19日(日)、都内で行われた『思い出のマーニー』特別上映会スペシャル・トークショーに出席した。本イベントは、ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンが(株)文芸春秋と共同で、7月17日(金)より“ジブリがいっぱいCOLLECTION×文春ジブリ文庫サマーキャンペーン”を実施することを記念して開催。「祖父母の経営するペンションの大きなスクリーンで『天空の城ラピュタ』を観たことがきっかけで、ジブリ作品の大ファンになった」という小島さん。司会者から夢を聞かれると、「私はゴリゴリのバラエティ班で演技をしたことがないので、素のままで明るくできるヒロイン役の声優をしてみたい!」と恐縮しながらも、大きな夢に目を輝かせた。そんな小島さんが真のジブリファンなのかをジャッジをするため、スタジオジブリ制作業務部取締役部長の野中晋輔さんが登場!野中さんといえば、「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」ジブリ支局でおなじみの、「スタジオジブリの生き字引」と言われるほど。「ナウシカで原作のみに出てくるのは誰?」という質問や、「『パンダコパンダ』のミミ子の元となった作品は何?」というファンでなければ解らない3択問題が5問投げかけられ、見事すべて正解!野中さんから真のスタジオジブリファンに認定された。「実は『もののけ姫』の歌詞は、宮崎駿さんが久石譲さんに音楽をお願いする際に、イメージを言葉にして渡したもの」「高畑勲監督を口説き落とすのに実は1年半もかかった」など、野中さんから裏話を含めた解説に目を丸くしながら耳を傾けていた小島さん。「この肩書きに恥じぬよう、これからも知識を深めていこうと思います」と気持ちを新たにした。『思い出のマーニー』『セロ弾きのゴーシュ』『パンダコパンダ』など、すべてのスタジオジブリ関連作品のブルーレイディスク・DVDを購入すると、その場でプレミアムグッズ「文春ジブリ文庫:ジブリの教科書〈特別編〉」がもらえる。プレミアムグッズには立花隆さん、岩井俊二さん、山田洋次さんらの原稿を集めた全3冊ならびに、風吹ジュンさんのインタビューが収録。キャンペーンは2015年7月17日(金)~プレミアムグッズがなくなり次第終了となる。(text:cinemacafe.net)■関連作品:思い出のマーニー 2014年7月19日より全国東宝系にて公開(C) 2014 GNDHDDTK
2015年07月19日スタジオジブリ制作のアニメーション映画『思い出のマーニー』が、5月22日よりニューヨークとロサンゼルスを皮切りに全米公開されることが明らかになった。日本では2014年7月に公開された本作は、イギリスの作家ジョーン・G・ロビンソンによる同名の児童文学が原作。ぜんそくの療養のため海辺の村に訪れた主人公・杏奈が、金髪の少女・マーニーとの出会いを通じて、不思議な出来事に次々と遭遇する物語が描かれている。「第38回日本アカデミー賞」の「優秀アニメーション作品賞」5作品にノミネートされ、3月にはBlu-ray&DVDが発売。発売記念イベントでは、本作の米林宏昌監督が昨年末にスタジオジブリを退社していたことも明かされ、話題となった。米国での公開に際しては、英題を『When Marnie Was There』とし、『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』などジブリの旧作品のレトロスペクティブ上映を北米各地で行ってきたGKIDSが配給を担当。日本版では、高月彩良が演じた主人公の杏奈役に『トゥルー・グリッド』でアカデミー賞にノミネートされたヘイリー・スタインフェルドを、有村架純が演じたマーニー役にドラマ『マッドメン』で人気を博したキーナン・シプカを、それぞれボイスキャストとして起用。また、杏奈を見守る大人たちの役は、ジーナ・デイビス、ジョン・C・ライリー、ヴァネッサ・ウィリアムズらが担当する。すでに現地のメディアからも「息をのむほど素晴らしい」(ハリウッド・リポーター)、「今までのスタジオジブリ作品と同じようにゴージャスな作品だ」(タイムアウト・ニューヨーク)と高評価を得ているという。(C)2014 GNDHDDTK
2015年05月22日2014年に大ヒットを記録した米林宏昌監督最新作『思い出のマーニー』。ブルーレイ&DVD発売の際に、フィギュアスケーター・高橋大輔とコラボレーションを果たしたCMも大きな話題を呼んだが、このたび、5月22日(現地時間)よりニューヨーク、ロサンゼルスを皮切りに、英題『When Marnie Was There』として全米公開が決定した。本作では、イギリスの作家ジョーン・ロビンソンによる同名児童文学を原作に、海辺に暮らす親せきに預けられることになった少女・杏奈と、海辺に佇む“湿っ地屋敷”に暮らす金髪の少女・マーニーがひと夏を過ごし、ある秘密を分かち合う姿を描く。全米配給するのは、今年のアカデミー賞にノミネートされ世界的にも注目を浴びた高畑勲監督作『かぐや姫の物語』の配給や、『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』『もののけ姫』といったジブリの旧作品のレトロスペクティブ上映を北米各地で行っている「GKIDS」。日本版で高月彩良が担当した主人公・杏奈を『トゥルー・グリッド』でアカデミー賞にノミネートされたヘイリー・スタンフェルド、有村架純が演じたマーニーをドラマ「マッドメン」で人気のキーナン・シプカが演じる。さらに、杏奈を暖かく見守る大人たち役で『テルマ&ルイーズ』のジーナ・デイビス、『シュガー・ラッシュ』のジョン・C・ライリー、「デスパレートな妻たち」のヴァネッサ・ウィリアムズら演技派俳優陣が脇を固めることも明かされた。アメリカのマスコミからも「息をのむほど美しい」(ハリウッド・リポーター)、「素晴らしい!今までのスタジオジブリ作品と同じようにゴージャスな作品だ!」(タイムアウト・ニューヨーク)と高評価を得ており、3年連続のアカデミー賞ノミネーションも期待される。<『思い出のマーニー』ブルーレイ&DVD/リリース情報>■発売日:3月18日(水)■価格:ブルーレイ 6,800円+税DVD(2枚組み)4,700円+税■発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(C) 2014 GNDHDDTK(text:cinemacafe.net)■関連作品:思い出のマーニー 2014年7月19日より全国東宝系にて公開(C) 2014 GNDHDDTK
2015年05月20日●こういう映画の企画はジブリじゃないと通らない昨年7月に公開されたスタジオジブリ作品『思い出のマーニー』のBlu-ray&DVDが3月18日に発売となる。原作はイギリスの作家、ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学作品で、映画化にあたり舞台をイギリスから北海道に変更。無表情で誰にも心を開かない思春期の少女・杏奈が、金髪の少女・マーニーとの交流を通して心の成長を遂げる物語が描かれている。本作は『借りぐらしのアリエッティ』で知られる米林宏昌監督にとって4年ぶりとなる監督作品であり、宮﨑駿氏や高畑勲氏が関わっていない作品としても大きな注目を集めた宮崎監督の引退宣言もあり、否応なしにスタジオジブリの次代を担うことを期待されてきた米林監督は、どんな思いで『思い出のマーニー』を制作したのか。作品の制作秘話と心境を伺った。――まずは作品の制作話から伺えればと思います。本作の映画化を鈴木プロデューサーから提案された時「映画にするのは難しそうだ」と思われたそうですが、実際に制作されていかがでしたか。難しかったですよ。今、思い返してもそう思います。杏奈とマーニーを描くのはやはり大変でした。原作は杏奈のひとり語りで綴られていくのですが、映画だと全部を言葉で喋らせるわけにはいきません。僕はアニメーターなので、やはり表情やリアクションなどの"動き"で見せたいなと思ったんですね。ですから、杏奈が水とからんだり、マーニーとからんだりするシーンは、原作よりも多めにしています。ただ、やはり会話がメインになりますから、制作は苦労が多かったですね。それでも、難しいけれどやってみる価値はあると思いました。――「難しくても映画化したい」と思うだけの魅力があったと。杏奈とマーニーが交流する場面や、ボートで笑い合ったり、会話をするシーンなどをジブリスタッフが描く美しい風景の中で描けたら、いい映画になるんじゃないかなと思いました。とはいえ、派手な事件が起きて巻き込まれていくような映画ではないし、そもそもはっきり"事件"と言えるようなことは起きないんですよね。だからこそ、杏奈の心にフォーカスできたわけですが、こういう映画の企画はジブリじゃないと通らないでしょうね(笑)。そういう作品が作れてラッキーだったと思います。――DVDとBlu-rayで発売されると、さらに多くの人が作品に触れることになります。映画館で見たという人も、映像なら何度でも見ることができますよね。何度も見られるからこその楽しみ方や注目ポイントはありますか?この作品は、そもそも何度も思い返したり見返したりして欲しい作品です。例えばラストの展開を知ってから見返すと、それぞれのシーンにどんな意味があったのかがわかるはずです。本だとすぐにページを戻して振り返られるのですが、映画では一方向なので難しいですよね。なので、DVDとBlu-rayではご家庭で何度も見てもらえるとうれしいですね。すべてのシーンに意味を込めています。杏奈の服装や髪型、水に入るときのリアクション、どこで靴下を脱ぐのかまで、あらゆるところにです。ぜひそんなことを考えながら見てほしいですね。●ジブリ作品ではピーカンが多いのですが、『思い出のマーニー』は曇り空――監督が各シーンに込めた意図や思いを感じ取ってほしいと。考えてみる前に「意味不明」と言われてしまったりするのは残念ですね。作っている方は色々な意味を考えて描いているので、そういったものを感じてもらえるとうれしいです。まあ、一度でわかるように作っておけと言われてしまうとそれまでですけど(笑)。――宮崎さんが引退を表明し、米林監督を後継者として期待する声も多いです。そうしたファンの期待についてどう感じていますか?ジブリを背負うという意識はせずに作りました。ジブリについては宮崎さんと鈴木さんの考え方次第ですから。僕が考えるべきはお客さんのこと。『借りぐらしのアリエッティ』の時は、宮崎さんの目を意識した部分が大きかったんです。宮崎さんならどうするだろうとか考えたりもしました。でもマーニーでは純粋にお客さんが面白いと思ってくれることをやろうと考えましたし、最初から宮崎さんのことは意識しないようにしていました。逆に"意識しない"という意識をしていたのかもしれませんが(笑)。――そこは『借りぐらしのアリエッティ』との大きな違いですね。だから、宮崎さんは、きっとこの作品は好きじゃないだろうなって思いますよ(笑)。もちろん、スタジオジブリのファンの皆さんが期待されることもわかるんです。それに応えたいという気持ちもあります。ただ、ファンの声というのもいろいろだと思うんですよ。「ジブリっぽいものが見たい」という声もありますし、逆に『ジブリっぽいものばかり作るな』という声もあります(笑)。その意味で、今回の「思い出のマーニー」は、ジブリから少し外れた要素を入れていきたいと思ったんです。空一つとってもそうです。ジブリ作品ではピーカン(快晴の青空)が多いのですが、『思い出のマーニー』では曇り空なんですよね。――言われてみれば、たしかに。ジブリにしても、ずっと同じことをやってきたわけじゃないんですよ。毎回、実験的なことを色々とやってきました。今までと同じものを繰り返すだけでは、表現する者としてはダメなんじゃないかなと思います。つねに新しいものを模索していかないといけない。だからといって、ひとりよがりでやっていてもお客さんは引いていってしまいます。そういう意味で「ジブリファンの期待に応えるか」という問いに対しては、「両方やっていく」というのが答えになるでしょうか。スタジオジブリのファンの期待に応えつつ、新しいものを作っていきたいですね。それに、僕は今までスタジオジブリの作品以外の経験がありません。そういう意味では、マーニーには自然にジブリらしさが出ているんじゃないかと思います。スタジオジブリや宮崎監督よりも、その先にある観客を意識して『マーニー』を作り上げたという米林監督。彼が次代のアニメーション界を担う監督の一人であることは確かだ。ファンの期待に応えながらも、それをさらに超えていく――次の米林監督作品は、どんな映画になるのだろうか。■プロフィール米林宏昌1973年7月10日生まれ。石川県出身。1996年にスタジオジブリに入社し、2010年『借りぐらしのアリエッティ』で初監督。2014年『思い出のマーニー』は監督2作目となり、同年にスタジオジブリを退社。
2015年03月19日昨年10月に現役を引退したフィギュアスケーター・高橋大輔さんがこのほど、映画「思い出のマーニー」のブルーレイ&DVD発売を記念したトークショーに参加。米林宏昌監督とのスペシャルトークを行った。○「実はネガティブ」で作品に共感同作品はスタジオジブリが制作。ぜんそくの療養を目的として、親戚が生活しているある村にやってきた心を閉ざしがちな少女・杏奈と、杏奈がその町で知り合ったブロンドの少女・マーニーとの友情の日々を描いている。ブルーレイやDVDをコレクションしているというほど、スタジオジブリの作品が大好きだという高橋さん。トークショー冒頭で好きなジブリ作品を聞かれると、矢継ぎ早にたくさんの作品名を挙げた上で、結局「全部、お気に入りですね! 」と笑顔を見せた。今回の「思い出のマーニー」の主人公・杏奈は、「もらいっ子」であることに悩みを抱え、心を閉ざしてしまっているというキャラクター。米林監督は「最初、『マーニーを映画にしよう』と聞いたときは、『こんな暗い子を主人公にしていいのか』と思った」と、戸惑いがあったと語る。だが、高橋さんは「そういう部分が共感できる」とした上で、「もともと自分も、オープンじゃなくてどっちかというとネガティブなほう。小さいころは団体行動が苦手で、学校に行くのが毎日、つらいときもあった」と、自身と重なる部分を主人公に感じたという。「寄り添ってくれるような感覚で、すっと映画の中に入っていけた」と、同作品の魅力を語った。米林監督は「(自分を)不器用に思っているような人は、世の中にいっぱいいるんじゃないかと思う。そういう人たちにとって、少し背中を支えてあげられるような……。(作品を見ることで)少し元気になって、一歩前に進んでもらえるようになったら」と、高橋さんの感想を受けてコメントした。師匠ともいえる宮崎駿監督からの感想は「直接は聞いていない」としながらも、「『すぐそこに水があるような感じがした』と言っていたそう」と第三者を通じて聞いたという。「宮崎さんもアニメーターなので、水の表現の難しさは分かっている。だから、うれしかったですね」と、米林監督はほおをほころばせる。制作時、宮崎氏から「杏奈にはマーニーがいたから変われたけれど、多くの人にとってマーニーは存在しない。そのことはどう説明するのか」と問われたことがあったという。米林監督は、「杏奈はマーニーがいたから変われたんじゃない。変わろうと潜在的に思っていたから、マーニーが現れた。変わろうと思っている人は、変われる」と返答したと述懐した。「崖の上のポニョ」で原画を担当し、波の表現で宮崎監督をうならせたという米林監督のテクニックは、本作でも発揮されている。「今回の作品は『水』の作品にしようと思った。湿った地面の感覚、雨にぬれたときの感覚などが感じられるように」と、こだわりの部分を話した。それを聞いた高橋さんは「それを聞いたら、そういうところも気にしながらもう一度、見たくなりますね」と興奮。ブルーレイやDVDで「また違う見方ができると楽しいですよね」とコメントした。○高橋さんは「CMをかっこよく作ってもらえてうれしい」今回高橋さんは、「思い出のマーニー」ブルーレイ&DVDのテレビCMでフィギュアスケートの演技を披露し、同作とのコラボレーションを実現。米林監督が同作に込めた「変わろうと願う人だけが変われる」というコンセプトを表現し、スクリーン上に投影された映像の上で高橋さんがオリジナルの振り付けで華麗な滑りを見せた。さまざまな大会やショーを経験した高橋さんだが、今回の演技は「難しかった」という。「普段は自分を表現するけれど、今回はどうやって『思い出のマーニー』を邪魔せずに表現するか」苦心したそう。「自分で言うのは恥ずかしいけれど、すごくかっこよく作ってもらえてうれしい」と照れ笑いを浮かべた。高橋さんの撮影現場にも足を運んだという監督は、「本当に美しく滑っていただいて感謝しています。途中の息が白くなるところは色気があった」と絶賛。午前2時から6時までという過酷なスケジュールで、すごく寒い現場だったそうだが、高橋さんは「寒かったからこそあの息を表現できたので、むしろ寒くてよかった」。その出来栄えに満足気だった。また、米林監督は「実は昨年末にスタジオジブリを退社している」と発表。高橋さんをはじめ、会場も驚きに包まれる中、「こういうタイミングで、新しい一歩を踏み出したばかりの高橋さんとコラボレーションできてよかった」と話した。○声優? いやいや、向いていないです!今後について聞かれた米林監督は、「まだ何も決まっていない」としながらも「プロデューサーと『何かしたいね』とは話している。希望としては、快活なファンタジーのような動きのある作品を」と、次回作の制作に意欲を見せる。そして「声優、どうですか? 」と振ると、「いやいや、向いてないです! 見る方で! 」と高橋さんは全力? で固辞。「悪役とか、いいじゃないですか」と米林監督がもう一押しすると「やるとなったら、全力でやりますけど……。もしやるなら、暗い子。テンションの高くないような」と話し、「人生、何があるか分からないですからね」と含みを持たせた。イベントのラストには、3月16日に誕生日を迎える高橋さんに米林監督から「サプライズ」な仕掛けが。米林監督が直筆でマーニーを描きこんだ特製のブルーレイ&DVDを贈ると、高橋さんは「うわー! めっちゃうれしい!」と、この日一番の「大ちゃんスマイル」を見せていた。なお、「思い出のマーニー」ブルーレイ&DVDは3月18日に発売され、高橋さんが出演するテレビCMは3月中旬から放映される。
2015年03月18日スタジオジブリのアニメーション映画『思い出のマーニー』のBlu-ray&DVD発売記念イベントが12日、都内で行われ、米林宏昌監督とCMに出演したフィギュアスケート選手の高橋大輔が出席した。イギリスの作家ジョーン・G・ロビンソンによる同名の児童文学を原作とした本作は、ぜんそくの療養のため海辺の村に訪れた主人公・杏奈が、金髪の少女・マーニーとの出会いを通じて、不思議な出来事に次々と遭遇する物語が描かれている。3月13日よりオンエアがスタートしたCMでは、高橋が映画の主題歌「Fine On The Outside」に合わせてスケートリンクで演技し、「変わろうと願う人だけが変わろことができる」というコンセプトのもと、オリジナル振付を披露している。CMの上映後には、米林監督と高橋によるトークショーが行われた。高橋は『思い出のマーニー』について「そっと寄り添ってくれるような作品。僕は根がネガティブな方で、小さい頃は団体生活がすごく苦手でした。学校に行くのもすごく辛くて、気持ち的に弱い子だった」と前置きしながら「自信を持てるようになったのはスケートがあったからで、スケートと人が支えてくれた。杏奈の『人間には、内の人間と外の人間がいる』という台詞には共感が持てました」と自身の幼少期と杏奈を照らし合わせながら、感慨深げに語っていた。米林監督は「最初は、こんなに暗い子を主人公にして大丈夫なのだろうかと思いましたが、世の中にもそういう子はいると思い、勇気を与えたいと思って作りました」と想いを吐露。また、苦労して描いた水の動きを宮﨑駿監督が褒めていたことを人づてに聞き、喜びをあらわにしていた。そして「この作品は物語が難しいので、繰り返し見ていただくことで、物語の中に潜む伏線や繋がりに気づいていただけるんじゃないかと思います」とパッケージならではの鑑賞方法を紹介した。本作の宣伝の柱となった「変わろうとした人だけが変われると僕は思っているんです」というコピーは、米林監督のインタビュー発言から生まれた言葉。米林監督は「杏奈はマーニーがいたから変われたのは事実ですが、それは杏奈が変わりたいと思っていたからです。人は受け身では変わることができない。僕もそういったスタンスで作りたいと思っていたので、この言葉が生まれたのだと思います」と述懐した。そうした米林監督の想いを氷上で表現するべく臨んだ高橋は「(リンク内の)プロジェクターで投影された映像に収まるように滑るため、距離感を掴むのに苦労しました」と普段とは異なる演技の苦労を語りながらも「曲は入りやすかったので、滑っている最中はすごく楽しかった。自分で言うのは恥ずかしいんですが、リンク上が寒く、自分の吐く白い息が演出のように見えました」と出来栄えにも納得。また、振付については「今回は、小さいリンク用に振付しましたが、いつかは大きいリンクで踊るようアレンジしたいと思います」と意欲を見せていた。今後についての話が及んだところで、米林監督から「実は昨年末で会社を辞めていて、もうジブリの人間ではありません」という爆弾発言が飛び出し、ざわつく報道陣を前に「今は西村プロデューサーとどうしようかと話をしています。また作品を作っていきたいという気持ちあります」と言及。高橋もあまりの衝撃に呆然とした様子だったが「素敵な作品がまた作られることを楽しみにしています」と想いを伝え、米林監督は「まだ何とも言えませんが」と前置きをした上で「『思い出のマーニー』とは正反対の快活に動くファンタジー作品をやってみたい」と今後の展望を明かしていた。最後に米林監督は「僕が言うのもおこがましいですが、『思い出のマーニー』は共感できる人、そうではない人、いろいろな気持ちを持った人たちが受け入れることができる作品です。一息ついた時に見てもらえたら楽しめるのではないかと思います」と本作に込めた想いを改めて伝える。そして高橋は「杏奈は、最初自分が嫌いと言っていますが、そんな女の子が周囲や自然の力を借りて変わっていく物語。それは、小さいけれど杏奈にとっては大きな一歩なんです。一歩を踏み出す後押しになれたらうれしいです」と本作をアピールしていた。『思い出のマーニー』Blu-ray&DVDは、3月18日に発売予定。
2015年03月13日スタジオジブリの長編アニメ『思い出のマーニー』の米林宏昌監督が3月12日(木)、都内で行われた同作のブルーレイ&DVD発売PRイベントに出席し、「実は昨年末に会社を辞めて、もうジブリの人間じゃない」と発表。監督業は継続する意向だと言う。今後の予定を問われた米林監督は、退社した事実を明かし「また作品を作っていきたい。いろいろアイデアはあるが、希望としては『思い出のマーニー』とは真逆の快活な動きのあるファンタジーに挑戦したい」と抱負を語った。イベントにはブルーレイ&DVDのテレビCMに出演するフィギュアスケーターの高橋大輔が同席した。「自らを変えたい」と勇気をふり絞り、現実と向き合うヒロインを描く本作。そんな「一歩を踏み出す勇気」を表現できる人物として、昨秋に現役の競技選手から引退し、新たな一歩を踏み出した高橋さんに白羽の矢が立った。プロジェクションで映像を投影した氷上で美しい滑りを披露しており、「いかに作品を邪魔しないか意識した。カッコ良く撮ってくださって嬉しい」と満面の笑み。深夜に行われたと言う撮影には、米林監督も立ちあい「作品には崩せない世界観があるが、高橋さんの持つ雰囲気やこれまでの歩みが、作品と響きあっている。美しい滑りに感謝しています」と話していた。CMでは、映画の主題歌「Fine On The Outside」(作詞・作曲・歌:プリシラ・アーン)に合わせ、振付師・宮本賢二によるオリジナル振付での演技を披露。3分にも及ぶ映像は、スペシャル動画として公式サイトにて3月12日(木)より公開。15秒のTVスポットは3月13日(金)から放送される。イギリスの作家ジョーン・G・ロビンソン(1910―1988)による同名児童文学を原作に、札幌から療養のために釧路の親せきに預けられた少女・杏奈と、海辺に佇む“湿っ地屋敷”に暮らす金髪の少女・マーニーがひと夏を過ごし、ある秘密を分かち合う姿を描く。<『思い出のマーニー』ブルーレイ&DVD/リリース情報>■発売日:3月18日(水)■価格:ブルーレイ 6,800円+税DVD(2枚組み)4,700円+税■発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(C) 2014 GNDHDDTK(text:cinemacafe.net)
2015年03月12日スタジオジブリの『思い出のマーニー』がブルーレイ&DVD発売を前に3月7日(土)、「三鷹の森ジブリ美術館」によるイベント「三鷹の森アニメフェスタ2015 ~アニメーション古今東西 その12~」にて上映され、米林宏昌監督がトークセッションに出席した。「アニメーション古今東西」は三鷹の森ジブリ美術館が厳選した世界のアニメーションを上映するイベントで、今年は200名超が招待され、宮崎駿監督引退発表後に製作された初のジブリ作品で昨夏に公開され、日本アカデミー賞「優秀アニメーション作品賞」を受賞した『思い出のマーニー』が上映された。米林監督は、鈴木敏夫プロデューサーから英国の児童文学の名作「思い出のマーニー」を託されたが、原作は主人公の心理描写が多く「どうアニメで表現するのか?難しいと思った」と当初、アニメ化には乗り気ではなかったと明かす。「原作ではアンナ(※映画では舞台を日本に移しており、日本人の少女・杏奈)が、“普通の顔”で他人と接しているとあるんですが、普通の顔を絵と動きで表現しないといけない…」とその難しさに触れつつ、杏奈を絵を描く少女にし、月夜のダンスシーンなどを加えることでアニメーションとしてのイメージを膨らませていったという。美術監督に、数々の実写映画の美術監督(Production Designer)を務めてきた種田陽平を起用しているのも大きな特徴だが「実写の美術監督がアニメに関わるとどうなるのか?面白いと思った。種田さんの力で立体感のある美術ができた」と語る。北海道を舞台にした点も「北海道の実際の風景に感動して、絵にしてみると絵が風景に負けてつまらなくなっちゃう(苦笑)」とかなり難易度の高い挑戦だったよう。「そこが宮崎さんが(ジブリ作品で北海道を舞台に)やらなかったこと(=理由)なのかも。宮崎さんは『瀬戸内の方がいいんじゃないか?』と言ってましたが、薄曇りの空など、これまでのジブリにない空気が描けたのではと思う」と手応えを明かす。声優にはマーニーに有村架純、杏奈に高月彩良を起用した。特に今をときめく有村さんは、オーディションでトップバッターだったそうだが「マーニーを出来るひと、『ふふ』っと笑う演技ができる人は(他に)いなかった」と称賛する。トークでは米林監督自身のアニメーション作りや絵の原点についても語られた。生まれも育ちも石川県で、地元の金沢美術工芸大の出身だが、同大学は『おおかみこどもの雨と雪』やこの夏公開予定の最新作『バケモノの子』が注目を集める細田守監督も卒業生。在学期間は重なっていないが、細田監督の卒業制作を学生時代のバイト先の映像制作会社で目にする機会があり、その質の高さに驚いたそうで、意外な2人の接点が明らかに。また、これまでに影響を受けた作品としてフェデリコ・フェリーニの『道』や『2001年宇宙の旅』(S・キューブリック監督)、『ミツバチのささやき』(ビクトル・エリセ監督)を挙げ、アニメではジブリの『耳をすませば』を見て「感動して、こういうのを作る会社なら働きたい」とジブリ入社を決めたと明かす。また子どもの頃から「ドラえもん」や鳥山明(「ドラゴンボール」)の漫画が好きだったほか、少女漫画が好きで「りぼん」(集英社刊)を購読しており、少女漫画にも多大な影響を受けていると語った。ちなみに、自分の監督作品を公開後に見返す機会はあまりないそうで「家に帰ると子どもが『アリエッティ』を観てたりして…」と苦笑い。『マーニー』公開に合わせて昨年、画集「汚れなき悪戯」が発売されたが、本人は「僕は自分の絵がキライ!画集も恥ずかしくてしょうがない。もうちょっとうまく描けたらと思ってしまう。このタイトルを決めたのは僕じゃなくて鈴木さん」と苦笑いを浮かべていた。この日は、会場の観客の質問にも答えたが、ジブリキャラクターで自分と一番似ているのは誰?という質問で、長年、言われ続けてきた『千と千尋の神隠し』のカオナシのモデルが米林監督だというエピソードについて言及。「実際にはカオナシのシーンを僕が描いてたんです。それを宮崎さんがラッシュで観て『麻呂(=米林監督のニックネーム)じゃないか!(アニメに)入ってきた』と言ったのが、いつの間にか僕がモデルと言われるようになった」と真相を説明した。米林監督、そしてスタジオジブリが今後、どのような新作を生み出すのかが気になるが、米林監督は、今後の体制などについては未定としつつも「また作りたい。いま、考え始めたひとつのアイディアを持ってます。『マーニー』は“静”の作品ですが、僕はアニメーターなので(動きの激しい)『崖の上のポニョ』とかが好き。(構想中の企画は)『マーニー』とは真逆です」といまだ構想段階とはいえ、新企画が進行中であることを明かした。『思い出のマーニー』は3月18日(水)、ブルーレイ&DVD発売開始。なお、本作は今年1月にフランスで劇場公開されており、3月19日(木)より韓国で、5月からはアメリカで公開される。(text:cinemacafe.net)
2015年03月08日キヤノンマーケティングジャパンとぺんてるは、建て替えや改修などにより取壊されてしまう小学校の校舎での思い出づくりをサポートする取り組みとして「校舎の思い出プロジェクト」を実施している。3月13日には江戸川区と川口市の小学校で「校舎とのお別れ会」を行う。「校舎の思い出プロジェクト」は、老朽化が進んで取り壊される小学校において、児童が最後の思い出作りを行うのを、キヤノンマーケティングジャパンとぺんてるがそれぞれの得意分野でサポートしようというものだ。児童が自分たちで考えたデザインで、ぺんてるが提供する絵具、クレヨンで校舎の壁に絵を描く。また、その制作過程を「思い出写真係」となった児童が一眼レフカメラで記録し、フォトブックに残す。そして現在、江戸川区立第三松江小学校および川口市立前川小学校においてこのプロジェクトが実施されており、それぞれの小学校にて「校舎とのお別れ会」が行われる予定だ。なお、プロジェクトの概要や活動に取り組む児童たちの様子と作品はキヤノンマーケティングジャパン、ぺんてるのそれぞれのサイトで公開している。また、プロジェクトへの参加を希望する小学校からの応募も受け付け、順次対応するとのこと。
2015年03月06日フィギュアスケーターの高橋大輔が、スタジオジブリ制作のアニメーション映画『思い出のマーニー』のコラボレーションが実現し、主題歌に乗せた約3分の演技がスペシャル動画として3月12日に公開されることが明らかになった。の主題歌にのせて3分間の演技を披露している動画が12日12:00より公式サイトで公開されることが4日、明らかになった。現在、米林宏昌監督とのインタビュー動画が先行公開されている。『思い出のマーニー』は、ぜんそくの療養のため海辺の村に訪れた主人公・杏奈が、金髪の少女・マーニーとの出会いを通じて、不思議な出来事に次々と遭遇する物語が描かれている。今回のコラボは、本作のBlu-ray&DVDが3月18日に発売されることを記念して実現し、「一歩を踏み出す勇気」というテーマから、昨年秋に現役を引退し新たな一歩を踏み出した高橋が選ばれた。本作について「スーッと心の中に入ってくるような、寄り添ってくれてるような、そんな映画でした。終わりに近づいてきた時は自然と涙が出てきてしまいました」と語る高橋は、主題歌「Fine On The Outside」(作詞・作曲・歌:プリシラ・アーン)にのせた約3分の演技を披露。オリジナル振り付けによる演技を振付師・宮本賢二氏とともに完成させたという。この演技は、3月12日に公式サイトにて公開される。また、公式サイトでは本作の米林宏昌監督と高橋の対談インタビュー動画も公開。高橋が「自分のことをもう少し好きになってあげたいなって、そっと背中を押してくれた気がしました」と伝えると、米林監督は「多くの人に支えられながら一歩を踏み出した杏奈の物語を、今まであらゆる局面で一歩ずつ前に進んできた高橋さんに演じていただけてうれしいです」と喜びをあらわに。高橋は、米林監督が作品に込めた思いを直接聞くことで「いろんなことを感じていただけるような演技ができたら」と決意を新たにしていた。(C)2014 GNDHDDTK
2015年03月04日2014年の宮崎駿・引退後、“新生スタジオジブリ”として話題を呼んだ『思い出のマーニー』のブルーレイ&DVDが3月18日(水)よりリリースされる。先日、フィギュアスケーターの高橋大輔が本作のCMに出演すると発表されたが、それに先駆けて、本作の監督・米林宏昌と高橋さんのインタビュー動画が公開。さらに高橋さんのスペシャルな氷上演技動画が公式サイトにて先行公開されることとなった。イギリスの作家ジョーン・ロビンソン(1910―1988)による同名児童文学を原作に、都会で暮らす12歳の少女・杏奈を主人公にした本作。喘息の療養のため訪れた海辺の村の“湿っ地屋敷”に暮らす金髪の少女・マーニーと出会い、心惹かれあい、ある秘密を分かち合う2人の姿が描かれる。そんな、少女が“一歩踏み出す”物語を、昨年秋に現役を引退し新たな“一歩を踏み出した”フィギュアスケーター・高橋さんが、本作のシーン映像と主題歌「Fine On The Outside」(作詞・作曲・歌:プリシラ・アーン)に合わせて、振付師・宮本賢二によるオリジナル振付とともに氷上で表現するという、なんとも贅沢な本CM。本作について「スーッと心の中に入ってくるような、寄り添ってくれてるような、そんな映画でした。終わりに近づいてきたときは自然と涙が出てきてしまいました」と語る高橋さん。その想いがこもった演技映像は、約3分にも及ぶ豪華なものに。こちらはスペシャル動画として公式サイトにて3月12日(木)より公開されるとのこと。さらに、2月下旬に行われたCM収録には米林監督が駆け付け、高橋さんとの対談が実現。「自分の事をもう少し好きになってあげたいなって、そっと背中を押してくれた気がしました」と作品の感想を告白した高橋さんに、米林監督も嬉しそうに「多くの人に支えられながら一歩を踏み出した杏奈の物語を、いままであらゆる局面で一歩ずつ前に進んできた高橋さんに演じていただけてうれしいです」と、このコラボへの喜びをコメント。こちらの対談インタビュー動画は、公式サイトのみにて現在公開中。高橋さんの本CMへの意気込みや、米林監督の作品への強い思いが伝わるファン必見の動画となっている。米林監督が作品に込めた思いを直接聞き「いろんなことを感じていただけるような演技が出来たら」と決意を新たにした高橋さんが魅せる氷上の『思い出のマーニー』CMは、3月13日(金)10:00より公式サイトで公開予定。TVでの放送も待ち遠しい。<『思い出のマーニー』ブルーレイ&DVD/リリース情報>■発売日:3月18日(水)■価格:プルーレイ 6,800円+税DVD(2枚組み)4,700円+税■発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(C) 2014 GNDHDDTK(text:cinemacafe.net)■関連作品:思い出のマーニー 2014年7月19日より全国東宝系にて公開(C) 2014 GNDHDDTK
2015年03月04日NHK連続ドラマ「あまちゃん」から一躍注目を集め、ジブリ『思い出のマーニー』や『ストロボ・エッジ』など話題作に引っ張りだこの有村架純が、映画『ビリギャル』で成績学年ビリの金髪ギャルを演じることが明らかになった。「聖徳太子」を「せいとくたこ」と読み、東西南北も知らず、地球が丸いことも知らない成績学年ビリ、金髪ギャルの工藤さやか。高校2年生にしてその学力は小学4年生レベルの女子高生が、一人の教師との出会いから「慶應大学合格」という無謀とも言える目標に挑戦する――。破竹の勢いで55万部突破し、今年最も書店で目を惹いた「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を映画化した本作。メガホンを取るのは『いま、会いにゆきます』『涙そうそう』『ハナミズキ』など数々のヒット作を生み出している土井裕泰。脚本を『テルマエ・ロマエII』の大ヒットが記憶に新しい橋本裕志が手がけ、子どもを伸ばすノウハウも織り込みながら、軽妙な笑いを交えたタッチで感動の実話を描く。主演を務めるのは、若手人気No.1女優の有村架純。小学4年生レベルの学力しかないという状況の中、1年で偏差値を40上げ、慶應義塾大学に現役合格を果たす“さやか”を好演する。有村さんは「“ギャル”という役柄が果たして自分にできるのか、とお話をいただいたときは驚いたのですが、実際に原作や台本を読ませていただくと“ギャル”という言葉のイメージとは異なってとても素直で一途な女の子だったので、やらせていただくのが楽しみになりました」。本作についても「単に慶應を目指して受験に奮闘する女の子の話というよりは、さやかさんが一生懸命頑張って、一途に“思う”気持ちが先生、家族、友達の心を動かしていくというお話なので、その中で人との関係性、さやかさん自身の成長などを私なりにまっすぐに一途に演じられればと思います」と意気込みを語った。土井監督は「さやかちゃんと坪田先生、家族の起こした小さな奇跡の物語は、私たちに明日から“頑張る”勇気とヒントを与えてくれます。汗と涙と笑いのいっぱいつまった、とびきりの青春映画にしたいと思います」とコメント。「清純派」というイメージの強い有村さんがどのように学年ビリの金髪ギャルを演じるのか期待が高まる。『ビリギャル』は、2015年全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月13日スタジオジブリ映画『思い出のマーニー』(2014年)で主人公・杏奈の声を演じた女優・高月彩良が映画『ストレイヤーズ・クロニクル』(2015年公開)に出演し、初のキスシーンに挑戦したことが21日、明らかになった。同映画はベストセラー作家・本多孝好による同名の新感覚アクション巨編小説を、映画『アントキノイノチ』(2011年)の瀬々敬久監督が完全実写映画化する作品。生まれながらにして特殊能力をもった若者たちと異能力者の殺戮集団"アゲハ"、暗躍する政治家との戦いが描かれている。岡田将生、染谷将太、成海璃子、白石隼也、清水尋也、栁俊太郎、鈴木伸之、瀬戸利樹、黒島結菜、豊原功補、石橋蓮司、伊原剛志らが出演する。高月が演じる静(シズカ)は、岡田演じる昴と敵対する殺戮集団"アゲハ"のメンバー。敵を幻惑させて動きを留め、キスで毒素を注入し死に至らしめる特殊な能力を持つ。現役の高校生ながら高校生とは思えない妖艶な女を演じ、これまでにない一面を披露する。高月は2008年にドラマ『TSC東京ガール』で女優デビュー。その後、連続ドラマ『オトメン(乙男)』(2009年)や『GTO』(2012年)などに出演。スタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』(2014年)では、300人の中から主人公・杏奈役を射止めた。現在、日本テレビ系『地獄先生ぬ~べ~』に、メイン生徒の1人として出演中。瀬々監督は「長身、スタイルの良さ、大人の仄かなエロティシズム。それらを兼ね備えた女優さんをオーディションで探したのですが、それにピタリと当てはまったのが高月彩良さんでした」と起用理由を明かし、「僕らの望む通り、いやそれ以上に、キスシーンやハードなアクションシーンを演じきってくれました」と絶賛。「撮影を終えた今、彼女にピタリの役はボンド・ガールだと信じています」とその演技を評価している。アクション監督の下村勇二氏は「本人の実年齢よりも大人な女性を演じているので、ちょっとしたアクションの仕草にもクールでセクシーな瞬間が見えるように意識しました」とコメント。企画・プロデュースの佐藤貴博氏も、「初めてのキスシーンに、極度の緊張を見せていましたが、それを感じさせない堂々としたクールな殺しっぷりを魅せてくれました」と演技力を高く評価している。(C)2015「ストレイヤーズ・クロニクル」製作委員会
2014年10月21日小金井市の江戸東京たてもの園で9月11日(木)、「ジブリの立体建造物展」の動員10万人突破セレモニーが行われ、『思い出のマーニー』の米林宏昌監督と、米林監督が“モデル”とされるカオナシが揃い踏み。米林監督は「こういう機会は初めて」と照れていた。7月10日から江戸東京たてもの園で開催されている同展では、スタジオジブリの出発点である『風の谷のナウシカ』から、『思い出のマーニー』まで作品に登場する建造物の背景画や美術ボード、美術設定といった貴重な資料が展示されているほか、本展覧会のために制作された『千と千尋の神隠し』の“油屋”の立体建造物が来場者を出迎える。2002年に同園で開催された「千と千尋の神隠し展」を上回るペースで、動員10万人を突破し、セレモニーでは幸運にも10万人目の来場者となった竹内美晴さん(19歳)、佐々木春希さん(18歳)に米林監督直筆のイラスト色紙などがプレゼントされた。プライベートでも足を運んだという米林監督は、「いい展示ですよね。ラピュタやナウシカといった何度も観ている作品の背景原画に直接触れると、こういう世界観を作り出す宮崎(駿)さんの頭って、どんな構造しているんだろうと思う」と巨匠の発想力に改めて最敬礼だった。セレモニーには米林監督とカオナシに加えて、トトロも駆けつけ、来場者は大喜び。また、トトロは現在、墨田区の江戸東京博物館で開催される「思い出のマーニー×種田陽平展」に“出張”することも明らかになった。トトロが姿を現すのは、9月12日(金)から最終日の9月15日(月・祝)まで。「ジブリの立体建造物展」は12月14日(日)まで江戸東京たてもの園で開催中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:思い出のマーニー 2014年7月19日より全国東宝系にて公開(C) 2014 GNDHDDTK
2014年09月11日スタジオジブリ最新作として現在大ヒット公開中の『思い出のマーニー』。このほど、“美人すぎる女子アナ”として話題になっているフリーアナウンサーの伊藤綾子ら、ジブリファンを公言する出演者たちが語り合う特別番組「ジブリのことが大すき。」が、インターネットの無料映像配信サービス「GyaO!」にて配信されることが決定。本作の西村義明プロデューサーに突撃電話取材を敢行し、制作の裏話が明かされていることが分かった。『借りぐらしのアリエッティ』(’10)の米林宏昌監督が、4年ぶり2作目の長編作品としてメガホンを取った本作。イギリスの作家ジョーン・ロビンソンによる同名児童文学を原作に、海辺の親せきの家に預けられることになった少女・杏奈(高月彩良)と、海辺に佇む“湿っ地屋敷”に暮らす金髪の少女・マーニー(有村架純)とのひと夏の“思い出”が描かれている。本作の公開を記念して配信される「ジブリのことが大すき。」は、座談会形式で本作だけでなく、ジブリ作品について大いに語り合う、ジブリ好きの、ジブリ好きによる、ジブリ好きのためのトーク番組。日本テレビの夕方ニュース「news every.」でカルチャーやスポーツ、エンタメのコーナーなどを担当し、一部ネットユーザーから“美人すぎる女子アナ”として熱烈な支持を得ている伊藤アナウンサーを始め、国民的美少女コンテストから生まれた次世代ユニット「X21」の若山あやのと山崎紗彩、映像研究家の叶精二が参加。特に伊藤アナは、TOKYO FM「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」で鈴木敏夫プロデューサーと親交があり、『コクリコ坂から』(’11)では声優出演も果たしたジブリ通だ。本番組では、『思い出のマーニー』の感想や、ジブリトリビアなどを語ったり、MCを務める映画パーソナリティのコトブキツカサによる“好きなジブリキャラクター”による心理分析などが行われる中、本作プロデューサーの西村氏による電話出演も実現。西村プロデューサーは、原作のイメージにぴったりくる“湿地”を探すための北海道でのロケハンや、話題の主題歌を歌ったL.A.のシンガー・ソングライター、プリシラ・アーンとの出会いについて語り、「実は彼女に決定したのは完成約4か月前のぎりぎり。もしかしたらこの作品には主題歌がなかったかも知れない状況でした(苦笑)」と、冷や汗ものの裏話があったことも明かしている。さらには、いまだから語れる前作『かぐや姫の物語』(’13)での高畑勲監督とのエピソードも!「映画完成時、高畑監督が『まだやっていたい』と言っていたのですが、正直自分は『いい加減終わらしてやる』って思っていましたよ (笑)」と赤裸々に語り、プロデューサーとして、とことんこだわり抜く高畑監督との “対決”も激白しているという。『思い出のマーニー』公開記念番組「ジブリのことが大すき。」は、「GyaO!」にて7月30日(水)より配信中。全5回予定。『思い出のマーニー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:思い出のマーニー 2014年7月19日より全国東宝系にて公開(C) 2014 GNDHDDTK
2014年07月30日ジブリ最新作『思い出のマーニー』の公開を記念して開催される「思い出のマーニー×種田陽平展」のプレス見学会が7月24日(木)、会場となる東京・墨田区の江戸東京博物館で行われた。本作の美術監督である種田陽平氏が、アニメの世界を実写セットで再現する。世界屈指の美術監督としてグローバルに活躍する種田氏が、本作でアニメの美術監督に初めて挑んだ『思い出のマーニー』。物語の重要な舞台である“湿っ地屋敷”やその中にあるマーニーの部屋、キノコの森やマーニーの心の闇を象徴するサイロなどが、三次元で立ち上がった。「コンセプトは杏奈がマーニーを探す旅。お客さんが『マーニーはどこにいるんだろう?』と思ってもらえる展示を目指した」と種田氏。展示物の製作には「数か月かかっている」と言い、「この場所で実写版『マーニー』が撮れる、というつもりで製作した。実写の映画でも、ここまで細かい作業はできないかも」と強いこだわりを明かした。見学会には種田氏を始め、本作で“Wヒロイン”を演じた高月彩良(杏奈役)と有村架純(マーニー役)、米林宏昌監督が駆けつけ、一足先に展示を満喫し「とってもリアルで、鳥肌が立ちましたね」(高月さん)、「ジブリ作品の世界に入り込み、肌で体感した感覚。ワクワクしました」(有村さん)。米林監督も「自分が描いた絵が、現実に存在する不思議な感覚です。ビックリしました」と種田氏と実写スタッフが生み出した、もうひとつのジブリ世界に感動していた。映画はイギリスの作家ジョーン・ロビンソンによる同名児童文学を原作に、海辺に暮らす親せきに預けられることになった少女・杏奈と、海辺に佇む“湿っ地屋敷”に暮らす金髪の少女・マーニーがひと夏を過ごし、ある秘密を分かち合う姿が描かれる。「思い出のマーニー×種田陽平展」は江戸東京博物館で7月27日から9月15日まで開催(8月4日、9月1日は休館)。『思い出のマーニー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:思い出のマーニー 2014年7月19日より全国東宝系にて公開(C) 2014 GNDHDDTK
2014年07月24日待望のスタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』が、明日7月19日にロードショー!国民的映画ともいえる名作の数々を生み出してきたジブリ。初めて会った人でも「好きなジブリ作品は?」と質問すると、それなりに会話が盛り上がったりしますよね。あなたはどの作品が好きですか?今回は、主人公の性格や物語の傾向から、あなたの隠れた恋愛願望がわかる心理診断をお届け。早速、チェックしてみましょう!≪好きなジブリ映画でわかるあなたの恋愛願望≫以下の5つから、一番好きな作品を選んでください。●『魔女の宅急便』●『耳をすませば』●『風の谷のナウシカ』●『となりのトトロ』●『ハウルの動く城』選びましたか?それでは、一つずつ見ていきましょう。●『魔女の宅急便』→今の自分を変えてくれる相手に出会いたい主人公キキが、魔女見習いとして奮闘する姿を描いた『魔女の宅急便』が好きなあなた。見知らぬ街で一から再スタートするという生き方に憧れていませんか?キャリア志向、変身願望が強い女性は、頑張るキキの姿に心を打たれる傾向にあります。恋愛でも、自分の生き方や人生を180度変えてくれるような男性に出会いたいと思っているようです。その人と出会えたことで、自分では気づかない内なる「私」を発見し、成長できる恋愛を求めています。●『耳をすませば』→いくつになっても大人の恋は苦手!初恋を描いた甘酸っぱい青春映画『耳をすませば』がお気に入りのあなたは、主人公・月島雫が感じたような「清純な恋」をしたいと願っています。大人っぽい恋愛、ムードある雰囲気は苦手で、十代の頃に初めて感じたドキドキを求めて止まないのでは。また、男女関係よりも友達以上恋人未満のような関係が好きという方も多いはず。恋人になったとしても、友達の延長のような爽やかなお付き合いをしたいと思っているようです。●『風の谷のナウシカ』→愛されるよりも愛したい!芯が強く、信念を貫く少女ナウシカが好きなあなたは、実は「愛されるよりも愛したい」と望んでいます。見返りは求めずに、母のように大きな愛をぶつけたいという気持ちが隠れていて、時に激しく相手を責めてしまうこともあるようです。とにかく真っ直ぐに相手を愛しすぎる傾向があるので、熱すぎて「面倒くさい」と思われないように気をつけて!●『となりのトトロ』→ありのままの自分を愛してほしい!サツキとメイ、お父さん、入院中のお母さん…家族愛、姉妹愛に溢れたこの作品がお気に入りのあなたは、恋人のために自分の考えや好みを変えるのは苦手。彼にも家族同然に「自分らしい生き方を認めてもらいたい」と願う傾向があります。時として、本音をぶつけすぎてしまうことも。ワガママな女と思われないよう、相手に合わせることも大切にしましょう。●『ハウルの動く城』→実はダメ男に惹かれやすい!魔法で老女に姿を変えられたソフィと、イケメン魔法使いハウルの関係に憧れるあなた。もしかして、ちょっとだけダメな男性に惹かれやすいのでは?完璧に見えるハウルは実は、少しメンタルが弱いという一面を持っています。母性本能が強く、どこか影のある男性にばかり目が行ったり、スーツをかっこよく着こなした男性の寝癖など、「ダメ」な部分にグッと来る傾向ようなら要注意。カワイイ程度のダメはOKですが、超ダメ男に引っかからないように気をつけてくださいね。~まとめ~いかがでしたか?「そうかな?」と思った方もいれば、「やっぱり!」と思った方もいたことでしょう。気になる彼にも好きな作品を聞いてみて、こっそり恋愛願望をチェックしてみるのもオススメです。好きな女性の主人公を聞いて、キャラ分析してみるのも面白いかもしれませんね。(文=HARUNA)
2014年07月18日女性ふたりのヒロインを描いたディズニーのアニメ映画が大ヒットを記録していますが、7月19日から公開されるスタジオジブリの新作『思い出のマーニー』も少女ふたりを描いた物語。この公開に合わせて開催される「思い出のマーニー×種田陽平展」を応援する「au loves ジブリ」キャンペーンが実施されるとのことで、7月7日にキャンペーン発表会が行われました。映画『思い出のマーニー』の予告編が上映された後、KDDI株式会社代表取締役執行役員専務高橋誠さんから、キャンペーンの概要が説明されました。このキャンペーンでは、映画の世界を巨大空間アートで再現した「思い出のマーニー×種田陽平展」や「ジブリの立体建造物展」をスマホ」で体験できる「見つめるジブリ展」を楽しめるそう。また、「auスマートパス」会員限定の各種チケットがプレゼントされたり、会員限定のスタジオジブリ公式読み物「ジブリの森」で、可愛らしい「トトロ」や「コダマ」のLINEスタンプを配信(LINEスタンプはauユーザー以外も利用可)したり、ネットでもリアルでもジブリ作品の世界を体感できる企画がたくさん。さらに全国のTOHOシネマズでauの電子マネーカード「au WALLETカード」を使うと、通常店舗よりも10倍ポイントがたまるキャンペーンも実施。『思い出のマーニー』を映画館で鑑賞したり、作品の世界を展覧会で味わったり、ネットでジブリの世界を楽しんだり、ネットとリアル体感でジブリの世界を思い切り楽しめそうです。その後、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが登場、高橋専務とのトークセッションが行われました。配信されたばかりの「トトロ」や「コダマ」スタンプを早速使ってみたと話しながら現れた鈴木プロデューサー。「コダマ」をLINEスタンプにしてほしいという要望が今回実現したのだとか。『思い出のマーニー』の見所について、鈴木プロデューサーは、「米林監督は女の子を描くのがとても得意なので、原作を紹介するときに女の子がふたりも出てくるんだぞ、かわいんだぞっと言いました」と口にし、ふたりのヒロインというのはやはり注目ポイントのようです。高橋専務は、「あなたのことが大好き」というコピーに触れ、「その内容がだんだんわかってくる作品になっている」と感想を話しました。このキャッチコピーは鈴木プロデューサーも非常に悩んだとのこと。「ふたりだけの禁じられた遊び」とか「ふたりだけのいけないこと」といった案もあったとか。ますますどんな作品なのか気になりますね。ジブリ作品の建物など細部までへのこだわりについて、鈴木プロデューサーは、「映画というものは作るときに大事なもののひとつとして、キャラクターの後ろにある世界=美術をどう作るかなんです」と語りました。『思い出のマーニー』では、実写映画の美術監督として数々の大ヒット作品を手がけている種田陽平さんが参加し、主な舞台となる洋館のデザインなど、全シーンの背景美術に関わっています。「種田さんはこれまでのジブリ作品を検証して、ジブリでやっていない建物を作ること考えたんです」という鈴木プロデューサーの言葉を聞くと、ジブリファンは楽しみが膨らみますね。そしてこの洋館は、「思い出のマーニー×種田陽平展」で、実写映画のセットのように作られたものを体感できます。鈴木プロデューサーからも、「映画というのは平面ですが、展示では立体物になる。本物の3Dを楽しんでほしい」という言葉がありました。映画『思い出のマーニー』、「思い出のマーニー×種田陽平展」、これまでのジブリの建造物が楽しめる「ジブリの立体建造物展」に足を運び、そしてネットでは「見つめるジブリ展」「ジブリの森」を楽しむといった、さまざまな体験をくれる「au loves ジブリ」。ぜひこの夏、注目してみては?・au loves ジブリ 公式サイト
2014年07月15日7月19日に公開されるスタジオジブリ最新作のアニメーション映画『思い出のマーニー』の追加キャストとポスタービジュアルが発表された。先日、スタジオジブリの西村義明プロデューサーによるブリーフィングにおいて、杏奈役の高月彩良、マーニー役の有村架純というダブルヒロインが明らかになった本作。今回は彼女たちの瑞々しい演技を支えるキャストとして、杏奈の養母・頼子役に松嶋菜々子、杏奈が憧れる女性・久子役に黒木瞳、杏奈がお世話になる夫婦の妻・大岩セツ役に根岸季衣、夫・大岩清正役に寺島進、悲しみに暮れる老婦人役に森山良子、湿っ地屋敷の使用人・ばあや役に吉行和子という豪華な面々が名を連ねている。森山は、劇中歌も担当しているという。また、公開されたビジュアルは、本作の米林宏昌監督が世界観を一枚画で表現したデザインで、6月14日より全国の劇場で掲出される。長編アニメーション映画への声優参加は初となる松嶋は、「アフレコはあまり経験がないので最初はスタジオの雰囲気にのまれて声が小さくなってしまったり、また映像のと自分の演技を合わせていくことに苦戦しました」と吐露したが、米林監督をはじめとした現場の優しくおっとりした雰囲気で緊張は和らぎ、演じきることができたという。松嶋の起用は、本作の配役の中でまず最初に決まったキャストであり、西村プロデューサーは「母としての心配と不安、同じく母としての愛と決意。今のお母さんたちに共感してもらえるであろう頼子の両面を声で表現できるとしたら、それは誰か。求めた母の声は、松嶋菜々子さんにあると感じた」と語っている。また、『それいけ!アンパンマン ロールとローラ うきぐも城のひみつ』(2002年)のローラ姫役、『Mr.インクレディブル』(2004年)ヘレン・パー役などの声優経験がある黒木は、ジブリ作品は『風の谷のナウシカ』からファン。声優については「キャラクターに声を吹き込むと少しずつ一心同体になっていく感覚を感じられるので、声のお仕事は好き」と話し、本作を「主人公杏奈の成長物語でありながら、人間が成長する上で必要な条件の一つ"愛される事"に焦点をあてた愛の物語」と解説している。役柄は杏奈憧れの女性だが、西村プロデューサーは「大人の女性の色気、そして子どもに寄り添うような優しい声が欲しかった」と説明。昨年末の大地真央との対談で黒木の声を聞き、そこからオファーに至ったという。『思い出のマーニー』は、英作家のジョーン・G・ロビンソンが1960年代に発表した児童文学が原作で、米林監督にとってデビュー作『借りぐらしのアリエッティ』(2010年)以来、4年ぶりに手がけるアニメーション映画。脚本は『借りぐらしのアリエッティ』で脚本を担当した丹羽圭子氏、『もののけ姫』(1997年)で作画監督を務めた安藤雅司氏、米林氏の連名で、音楽はピアニストで作曲家の村松崇継氏が担当。舞台を日本に移し、主人公アンナとマーニーの交流が描かれる。(C)2014 GNDHDDTK
2014年05月28日女優の有村架純がスタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』で、ヒロインのひとりであるマーニー役で声優を務めることが明らかとなった。有村さんが、アニメ作品に出演するのは初めて。昨年末、約300人が参加するオーディションが開かれたそうだが、“即決”で大役を掴んだ。イギリスの作家ジョーン・ロビンソンによる同名児童文学を原作に、海辺に暮らす親せきに預けられることになった少女・杏奈と、海辺に佇む“湿っ地屋敷”に暮らす金髪の少女・マーニーがひと夏を過ごし、ある秘密を分かち合う姿が描かれる。メガホンをとるのは『借りぐらしのアリエッティ』の米林宏昌監督。原作ではイギリスが舞台だが、今回の映画化では北海道に舞台を移し、主人公の名前も“アンナ”から“杏奈”に変更された(※マーニーは原作と同じ)。あくまで主人公は、杏奈とマーニーの2人であり、いわば“Wヒロイン”。奇しくも現在大ヒット中のディズニー作品『アナと雪の女王』との共通点も注目を集めそうだ。4月14日(月)、都内で発表会見が行われ、西村義明プロデューサー(『かぐや姫の物語』)がキャスティングを含めた、本作の概要について説明。Wヒロインのオーディションは、昨年末に3日間行われたと言い「300人ほど集まってもらい、杏奈とマーニーの声を決めようと。実は1日目の1人目が有村架純さんで、麻呂さん(米林監督の愛称)とも『あっ、マーニーは見つかったな』と…」(西村プロデューサー)。起用理由については「あまり物語について詳しくは言えないが、マーニーは杏奈が憧れるような存在。有村さんの声も存在も、それにあてはまる。実は『かぐや姫の物語』で忙しくて、僕も麻呂さんも『あまちゃん』は見ていなくて…。有名な女優さんだと知らなかった」と語った。一方、もうひとりのヒロイン・杏奈を演じるのは、5人組グループ「bump.y」のメンバーで女優の高月彩良。こちらもアニメ作品で声優を務めるのは初めてとあって、有村さんとのフレッシュな共演に期待がかかる。以下、高月さんと有村さんのコメント【高月彩良/杏奈役】「最終オーディションは緊張の連続でした。結果はまた後日と言われるのかなと思っていたら、その場で米林監督から「あなたが杏奈です」と言われ、一瞬何のことだかよく分かりませんでした。ですが、周りの方々から「おめでとう!」と言われ、台本を渡されたとき「杏奈が私!?」と一気に鳥肌が立ちました。夢なら醒めないでと心から願いました。夢じゃないと分かった今は、声優も初挑戦の中、こんなに大きな役が私に努めるのかという不安と、絶対に素敵な作品にしたい!という気持ちが入り混じった状態です。一生懸命に杏奈を知って、杏奈に命を吹き込むことができたらいいなと思っています。ちなみに、私は『もののけ姫』が公開された年に生まれました。ですが、生まれる前のスタジオジブリ作品もすべて観て、どれも大好きな作品です。『思い出のマーニー』も、世代を超えて、深く長く愛される作品になるように、精一杯頑張りたいと思います」。【有村架純/マーニー役】「オーディションを受けたとき、正直受からないだろうな。でも思い切って演じよう!と思って、その時初めて目を通した台本を読みました。声だけで表現しなくてはいけない難しさを、その瞬間でも感じましたが、自分なりに表現してみたことが結果に繋がったことが本当に本当に嬉しく思っています。スタジオジブリ作品は小さい頃から観てきた作品です。数々の役者さんがアフレコをしてきた中、自分もその憧れの世界に飛び込んでいけることに、不安ももちろんありますが、今は監督やキャストの方々と、素晴らしい作品を作るぞ!という前向きな気持ちでいっぱいです。初めてのアフレコで分からないことばかりですが、全力で挑んでいきます」。『思い出のマーニー』は7月19日(土)より全国にて公開。(内田涼(cinema名義))
2014年04月16日「挨拶状ドットコム」を運営するにっこう社は11月20日、年賀状にまつわる思い出・エピソードを全国から募集する「第4回年賀状思い出大賞」の受賞作品を、挨拶状ドットコム年賀状サイトにて発表した。同企画は、年賀状を「人とのつながりが感じられる価値ある日本の文化」として捉え、2008年よりスタートした。4年目を迎えた今回も、大きな震災を経験した昨年に引き続き、絆を感じさせる受賞作品が数多く集まったという。今回は1,017作品が応募され、同企画の累計応募作品は3,700作品となる。なお、同サイトでは過去の受賞作品を見ることができるほか、第5回の募集も実施している。さらに同社では2008年~2009年の応募作品(約1,700作品)から65作品を厳選。「年賀状のちから」と題し、書籍化している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月21日みなさんは思い出に残っている遊園地やテーマパークはありますか? 幼いころ家族に連れて行ってもらった場所や、恋人と行ったテーマパークなどは思い出に残りやすいですよね。今回は、そんな思い出に残っている遊園地と、その遊園地にまつわるエピソードを読者に聞いてみました。調査期間:2012/2/29~2012/3/4アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)●東京ディズニーランド(東京都)亡くなった父と一緒にスプラッシュマウンテンに乗った後、父がうれしそうに写真を買ってくれました。(27歳/男性)一緒にアトラクションに乗れて楽しかったんでしょうね。一生の思い出になる出来事ですね。●富士急ハイランド(山梨県)社員旅行で行った時に、ジェットコースターが大嫌いな課長を部下二人で抱えて無理やり乗せた。「子供と来ても乗らないのに、何でここで乗らなきゃいけないんだ~!」と絶叫でした。(29歳/女性)課長も忘れられない体験になったはず(笑)。●那須ハイランドパーク(栃木県)両親がサービス業のため、めったに家族で外出できなかったが、学校が早く終わる日に仕事の休みを取って連れて行ってもらった。(27歳/女性)めったにない出来事だったでしょうし、こういう両親からの贈り物はすてきですね。●富士急ハイランド(山梨県)プロポーズされた次の日に行ったので、ふたりともフワフワしていました。フジヤマに乗るのに結構並んだが、苦にならない幸せ感があった。幸せの絶頂の前では2時間、3時間なんて余裕ですよね!●東京ディズニーランド(東京都)大好きなホーンテッドマンションに乗りたかったのに、妹がなかなか乗らなかったことがありました。やっとのことで説得していざ乗ろうとすると、キャストの方が雰囲気たっぷりに「ようこそ恐怖の館へ~」と言ったことで妹が「乗らない!」と大泣き。思わずキャストをにらみました。(22歳/女性)キャストのサービス精神が裏目に出てしまったのですね(笑)。妹さんもさぞ怖かったことでしょう。●鈴鹿サーキット(三重県)幼いころに家族4人で行ったとき、弟が迷子になって遊ぶどころではなかったのを覚えています。(24歳/女性)家族のだれかがはぐれてレジャーどころではなくなるのもよくあることで……。●ベイパーク石巻(宮城県)つぶれる直前はお客さんが少なく、スタッフが後ろについてその場所その場所でアトラクションを動かしてくれました。(23歳/男性)ほかの閉園された遊園地でもこうだったようで……。ただ、閉園は悲しのですが、この状況はまるで貸し切りのような優越感があって楽しいんですよね!●広島ナタリー(広島県)閉園しましたが、幼いころに初めて連れて行ってもらった遊園地でした。自販機のジュースが当時100円だったのに、園内では120円で売られていて、幼いながらに衝撃を受けました。(25歳/女性)いわゆるリゾート価格ですね。だれもが一度は受けた衝撃です(笑)。●サントピアワールド(新潟県)バンジージャンプから怖くて逃げ出した。(28歳/女性)気持ちはすごくわかります。●ルスツリゾート(北海道)新しいアトラクションができたとき、連続10回乗った記録は誰にも破られず。いまだに自慢している。(23歳/男性)これはいつまでも話のネタになりそうな思い出です。●横浜ドリームランド(神奈川県)ヘイヘイおじさんという係員が面白かったのを覚えています。(30歳/女性)「ヘーイヘイヘイ」と声を掛けてアトラクションを盛り上げる係員さんらしいのですが、こういう方がいたんですね! 一度行っておくべきだった!●花やしき(東京都)ほとんどの遊具が古いものだったので、ジェットコースターも大したことないだろうと出来心で挑戦してみたら、思ったよりも全然怖くて後悔しました。(39歳/男性)建物を抜ける所が一番怖いんですよね……。あの意外な怖さは確かに思い出に残ります。●後楽園遊園地(東京都)彼女がタワーハッカーのあまりの恐ろしさに気絶したことが思い出に残っています。(25歳/男性)気絶するなんて、相当怖かったんでしょうね……。●ナガシマスパーランド(三重県)男同士で観覧車に乗った。(26歳/男性)これは忘れたいけど忘れられない(笑)。これらのほかには、スペースワールドや八景島シーパラダイス、いまはもう閉園された多摩テック、あやめ池遊園地、宝塚ファミリーランドなどが思い出の遊園地として挙げられました。私の場合は、両親に香川県のレオマワールドに連れて行ってもらったことが思い出に残っています。同じようにレオマワールドを挙げた読者の方が何人かいて、うれしかったですね。寒さも和らぐ季節になりましたし、週末にでも新しい思い出作りに遊園地へ行ってみてはどうですか?(貫井康徳@dcp)
2012年06月07日