大原櫻子さんの最新アルバム『Enjoy』は、まさに夏に聴きたいアルバム。「久しぶりにはっちゃけたアルバムを作りたくて」という彼女の言葉通り、ポップで踊れて盛り上がれるサマーチューンがキラキラと流れてくる。「私は歌よりも先にダンスをはじめ、長く親しんできたので、ライブでみんなと一緒に踊れる曲を作りたいなーと思っていました。完成したものを聴き、タイトルの『Enjoy』通りの世界が作れたと思います。それとラストの曲『Joy & Joy』は、今までの私の作品にはない洋楽風の曲。私のイメージとはだいぶ違う曲だったので、チャレンジでもあり、大事な作品になりました」去年の作品は21歳になった彼女の心境を反映して、しっとりしたミディアムバラードが多かった。しかし本作で聴かせてくれるアクティブなパフォーマンスには、大原さんの新たなトライアルを感じるはず。「アルバムが発売される翌日から全国ツアーがはじまるので、ライブで皆さんをどんなふうにのせようか、いま考えています。前回までのライブは、歌詞を伝えることを大事にしてきたけど、今年は激しくいきますよ。汗をかいて体で楽しんで、さあエンジョイしようぜ、って(笑)」シングル『さよなら』で大原さん初の失恋ソングを提供した、いきものがかりの水野良樹の新曲や、彼女自身が歌詞を手がけた「いとしのギーモ」など新しい名曲も生まれた。「いろんな表情を見せられる色とりどりの一枚。新しい私の一面を感じてもらえたらうれしいな」レコーディング前は、舞台公演と映画撮影が数か月続き、すべて終わってからアルバム制作に入った。映画は太平洋戦争中の物語、舞台はレズビアンの役、とかなりシビアな役柄でもあった。「役者のときは音楽には全くノータッチです。役者の仕事はある種、闇に入るというか孤独な作業なので、音楽とは気持ちが全然違うんですよね。終わったらリセットする時間を持たないと、音楽に入れない感じなんです。でも芝居でセリフを大事にするように、歌の言葉も伝えることを常に考えていますし、ひとりで集中して聴かせる生のライブで培った度胸は、演技にもすごく生きています。その両方が揃ってこその私、だと思っています」おおはら・さくらこ映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』のヒロインに選ばれ、女優&シンガーとして2013年にデビュー。7月20日まで全国ツアー中。9月15日から舞台『メタルマクベス』の再演に出演予定。3rd Album『Enjoy』【初回限定盤A CD+DVD】¥4,500「ツキアカリ」など14曲収録。特典DVDにはMVほか、貴重なフォトセッション映像などを収録。【初回限定盤B CD+BOOKLET】¥4,000【通常盤CD】¥3,000(Victor Entertainment)※『anan』2018年7月4日号より。写真・小笠原真紀文・北條尚子(by anan編集部)
2018年07月02日西野カナさんのニューアルバムのタイトルは『LOVE it』。デビューアルバムから続くアルバムタイトルの<LOVE>シリーズ、今回は「いいね」とか「大好き」という意味が込められているとか。「SNSでよく使ういいねに当たる言葉が『LOVE it』なんです。SNSを見ていて、つい“いいね”したくなるような日常生活の中の素敵なこと、大好きなものがこのアルバムにも詰まっています」7作目のオリジナルアルバムになる『LOVE it』は、とくにテーマを決めずに「とにかくやりたい曲をどんどん作っていこう」(西野さん)と、制作をスタートしたそう。「たくさんできてきた曲たちをながめてみたら、日常生活の中のハッピーな瞬間や嬉しいひとときを切り取ったような曲が多かったことと、あと、“イマ感”て言えばいいのかな。過去でも未来でもなく、いまの私の年齢ならではのこと、2017年的な気分のことが、そのまま作品になっているものが多かったんですね。例えば、誰かのSNSで私がいいねした素敵な写真が歌になったような、そんなアルバムになりました」収録曲の中には、女子会の曲や、大好きな猫の曲や友人の結婚を祝う曲、さらにはスマホ依存の曲なども。もちろん西野カナならではの切ないラブソングには、ハラハラと心が泣いてしまいそうだ。「どの曲も自分と近い場所にあるものばかりですね。『MEOW』は実家で飼っている猫をモチーフにしていますし、『Best Friends Forever』で描かれているような女子会も本当によくやっています。誰かの家に集まってホームパーティをすることが多いんですが、一緒に料理を作って食べて話して。みんな学生時代からの友人ですが、話の内容も1年ごとに更新され、仕事の話や恋愛、結婚の話とか変わってきています」そんな他愛のない友人との会話がヒントになり、とくに女子のココロにきゅんとくる数々の名曲が生まれてきたのだろう。最新作『LOVEit』は、街に暮らし、自分らしく胸を張って生きている女性たちのライフスタイルと、ピタッとリンクする曲がたくさん聴ける一作。これが西野さんの言う“イマ感”ってことなのかもしれない。「前作の『Just LOVE』は、自然の温かみを感じるようなサウンドが中心でしたが、今回はガラッと変えて、東京やNY、パリ、ロンドンのような街をイメージして歌詞も音も作っています。音のバリエーションも豊かになりました。けっこうアップテンポな曲も多いので、気分転換に聴いていただけたら嬉しいですし、盛り上がると思います!」今年、メジャーデビュー10年目を迎えた。ファンの目線で言い換えれば、この10年は、西野さんが歌い続けてきた曲たちに、励まされ、元気をもらい、または一緒に泣いて、成長して……という10年だったはず。そんな女性たちへの応援歌を歌い続け、みんなをチア・アップ!してきてくれた西野さん。これからもどうぞよろしくね!7th Album『LOVE it』【初回生産限定盤CD+DVD】DVDには東京ドームの「トリセツ」ライブの模様とスタジオでのライブのリハーサル風景を織り交ぜたスペシャル映像を収録。¥3,333【通常盤CD】¥2,870(SME Records)にしの・かな昨年、『あなたの好きなところ』で日本レコード大賞を受賞。今年の夏には“平成生まれの女性ソロアーティスト”初となる東京&大阪ドーム公演を成功させた。ニット¥19,000スカート¥28,000(共にルシェルブルー/ルシェルブルー カスタマーサービスTEL:03・3404・5370)人さし指リング¥26,000中指リング¥28,000(共にエナソルーナ/エナソルーナ神宮前本店TEL:03・3401・0038)ピアスはスタイリスト私物※『anan』2017年11月29日号より。写真・永谷知也(Willcreative)スタイリスト・大塩リエ ヘア&メイク・大西トモユキ(GROUNDCOVER)文・北條尚子(by anan編集部)
2017年11月25日2005年に発売した前作「ア・ビガー・バン」から11年。平均年齢72歳の大御所ロックバンド・ローリング・ストーンズが、新作のスタジオ・アルバム「Blue & Lonesome」を12月2日(現地時間)に発売する。公式ページやSNSで発表した。公式ページによると、新作アルバムのレコーディングは昨年12月、ロンドンにおいてわずか3日間で行われたとのこと。プロデューサーはドン・ウォズとグリマー・ツインズ(メンバーのミック・ジャガーとキース・リチャーズが自分たちのアルバムをプロデュースする際に使用している愛称)。オーバーダビングなし、生演奏でのレコーディングとなった本作。ミック、キースとギターのロニー・ウッド、ドラムのチャーリー・ワッツに加え、長年ツアーでサイドメンを務めてきたダリル・ジョーンズ、チャック・リーヴェル、マット・クリフォードと共に作り上げた。ローリング・ストーンズの友人で偶然にも隣のスタジオで自身のアルバム制作をしていたエリック・クラプトンも、12曲中2曲参加している。新作アルバム発表を記念し、現在ローリング・ストーンズはツイッターで質問を募集中。公式アカウントの質問募集のツイートにハッシュタグ「#Rollingstones」を付けて質問をすると、イギリス時間の12日午後7時からメンバーが答えてくれる可能性がある。また、「#Rollingstone」と打つだけで“青い舌”の絵文字が表示されるのでぜひツイートしてみてほしい。(Hiromi Kaku)
2016年10月07日歌手のブリトニー・スピアーズが、ニューアルバムが久々の傑作になると自信を見せている。過去7作とかなり違ったサウンドになっているというその新作を誇りに思っているようだ。現在まだ制作中で、ファンに完璧な曲を届けるために少なくとも今年いっぱいはかけるつもりだという。ブリトニーはV誌に、「この作品をすごく誇りに思っているの。すごく今までと違うのよ」と告白。「でも急ぎたくはないの。とにかくファンのみんなが心から喜んでくれるようなちゃんとしたものに仕上げたいのよ。それがあと1年かかろうが2カ月であろうが、自分がまさに望むものにしたいの。どれだけかかるかは今の時点ではわからないけどね」と語った。そして、「正直言って、このアルバムには特別な思い入れがあるの。私の赤ん坊のようなものだから、本当にちゃんと作りたいの」と続け、「私が向かっている方向性が正しいことは分かっているわ。長年やってきたなかでも最高作ね」と自信をのぞかせた。ブリトニーのマネージャーであるラリー・ルドルフは以前、今回の新作がザ・ウィークエンド風だとコメント。「すごく違うよ。折り返し地点さ。過去何作かのアルバムは分かりやすいポップだったけどね。今回はブリトニーとザ・ウィークエンドを織り交ぜた感じみたいなんだ。すごく面白い雰囲気で、たくさんクールな要素が含まれているのさ」と話していた。現在のところリリース日は明らかになっていないものの、ラリーは年内にも発売する可能性をほのめかしていた。(C)BANG Media International
2016年03月03日全世界で700万枚のアルバムセールスを記録している、UKを代表する4人組ヴォーカルグループといえば、BLUE。メンバーは、ダンカン・ジェイムス、リー・ライアン、アントニー・コスタ、サイモン・ウェブという4人で、日本では槙原敬之さんが提供した『The Gift』で広く知られている存在です。世界においては、2002年にリリースした2ndアルバム『One Love』が大ヒット。その地位を不動のものにしています。しかしながら2004年に活動休止、ソロ活動へ移行しましたが、2013年にアルバム『Roulette』で見事復活し、今作『COLOURS』が復活2作目となります。その硬軟自在のコーラスワーク、そしてそれぞれのヴォーカル力はそのままに、バラエティに富んだ楽曲がそろった『COLOURS』には、彼らのルーツミュージックともいえるブルーズやR&B、そして『The Gift』を彷彿とさせるポップスも収録。BLUEをずっと応援してきたリスナーにとってはもちろん、新しく知るリスナーにとっても刺激的な1枚です。リリース情報:『CLOURS/BLUE』(2015.6.17発売/¥3100(tax out)/VIZP134)
2015年06月17日3月4日にシングル『ラヴァーマン』をリリース、6月10日には待望のアルバム『ラヴァ―マン』を発売するORIGINAL LOVE。田島貴男に、新作についての想いを聞いた。【チケット情報はこちら】近年ではアイドルグループNegiccoのプロデュースや、田島貴男名義でギターとハーモニカ、ループマシーンなどを駆使しライブを披露する「ひとりソウルショーツアー」や「弾き語りツアー」を開催している彼。ORIGINAL LOVEとしての約2年ぶりとなる新作について「この曲はかなり練って時間をかけました。ソウルミュージックにこだわってORIGINAL LOVE流に味付けし、いろいろと作り込みつつ、余計な部分をそぎ落とし、必要な部分だけを残して完成した曲です。実は数年前にできあがってたんですが、ずっと寝かせていたんです。『これぞORIGINAL LOVE!』というのが強い曲だったので、発表する時期をすごく迷っていて。最近、ソウルミュージックが注目され始めているので、よし今かな!と。この曲のこだわりとして、4枚目のアルバム『風の歌を聴け』の時のリズム隊と演奏したかったので、彼らを召集しレコーディングを。他の人には真似できないような、オリジナリティ溢れる楽曲に仕上がっていると思います」とコメント。表題曲『ラヴァーマン』以外にもNegiccoプロデュースの流れを感じさせる『クレイジアバウチュ』や『ウィスキーが、お好きでしょ(LIVE)』を収録。「Negiccoは、アイドル性も高いですが、とても音楽性が高く、今の若い人たちが作る渋谷系サウンドが面白いと思いました。自分の音楽性に近い部分も多く、すんなり入れました。これは自分にとって嬉しかったし、刺激にもなりました。元祖渋谷系がネオ渋谷系に影響されて作った曲が『クレイジアバウチュ』ですね(笑)」と説明した。6月23日(火)東京・渋谷 CLUB QUATTROからはORIGINAL LOVEとしてのツアーをスタート。同シングルや6月に発売されるアルバムを中心に全国を駆け巡る。「『ひとりソウルショー』や『弾き語りツアー』をやることで、音楽性に広がりが出ました。それを最大限に活かして作ったのがニューアルバム。ポップでソウルフル、多彩で独自なアルバムに仕上がったと思います。自信作です(笑)!ツアーもコンセプトを一新して、新しいエンターテインメントショーに挑戦する予定。皆さんぜひ遊びに来てください!」と意気込んだ。ツアーは7月18日(土)東京・渋谷公会堂まで全国7会場で開催。7月5日(日)福岡公演のチケットのみ4月25日(土)午前10時より一般発売開始。その他の会場は発売中。
2015年04月23日4人組ロックバンド、昆虫キッズが12月17日(水)にミニアルバム『TOPIA』をリリース。同作について、Vo/Gの高橋翔に話を聞いた。来年1月7日(水)に東京・CLUB QUATTROで行われるワンマン公演をもって、バンド活動の終了を発表している昆虫キッズ。同作を発売するきっかけについて「実は最後のライブの日にフルアルバムを出して終わりたかった。そんなバンドはあまりいないから(笑)。ただ作っていく過程で、時間の制約とかもあって形になってまとまりが良いのがこの4曲だったって感じ」と明かす。そもそも、活動を終了するバンドが新作を出すということのどこにモチベーションがあるのか、という事については「よく聞かれるんだけど、活動を辞めるって発表して、それからやるライブがいわゆる代表曲の羅列になるのが嫌だったってだけ。終わりは決まってるんだけど、5月に発売したアルバムから、バンドを次のモードに向かわせるのに挑戦したかった」と話した。収録されている4曲の歌詞については「書くときは無意識だけど、でも終わるって事が反映されているかなって思う。もちろんメロディがあって、そこに当てはまる言葉を探すっていうパズルみたいな作業はこの4曲でもそうなんだけど。でも今回は過去の自分だったら陳腐に感じて没にしてた言葉でも、曲にハマっていたら使おうって思ったのが大きい」と振り返る。また、曲については「2曲目の『象の街』は、前にライブでやった時、イントロが暗すぎて客席から笑いが起こって(笑)、それは凄くカタルシスを感じた。でも今回の4曲はサウンドの作り方も曲の世界観もそれぞれ違う表現ができて、しかも全てのバランスが良いって感じてる。作る前は、前のアルバムと地続きになるかなって予測してたんだけど、それよりもこれまでの昆虫キッズの曲が全て反映された作品になったなって。それが良いのか悪いのか分からないけど」と語った。クレヨンで書かれた男女が印象的なジャケットは「1stと2ndでもジャケットで男女が描かれているんだけど、そのストーリーに戻そうかと思って」と明かした。最後に「今回ツアーで色々な土地に行って、各地にコアからライトまでファンの人や、応援してくれたCDショップの人がいるって事を改めて実感できたのは良かった。最後のツアーだけど自分もお客さんも感傷的な雰囲気は全然無くて、むしろもう少しなってほしいって思ってるぐらい(笑)。バンドは最後まで更新して行きたいから、それを見に1月のライブはぜひ来てほしい思ってますね」と結んだ。■昆虫キッズ ミニアルバム 『TOPIA』12月17日(水)発売料金:1,000円+税■昆虫キッズ「BLUE GHOST TOUR FINAL -元気にさようなら-」日時:2015年1月7日(水) 開場19:00 / 開演20:00会場:CLUB QUATTRO(東京都)料金:前売 2,800円 (ドリンク別途必要)
2014年12月16日オリジナル・アルバムとしては、前作『megaphonic』以来、約3年ぶりとなる7thアルバム『FLY』。リード・シングル「誰でもロンリー」「わたしの願い事」など、この3年間にリリースしたシングル曲4曲を含む16曲が収録された今作は、新しいYUKIに出会いたい、もっと新しいことをしたいという思いから、自分の声の可能性を探り、どんな楽曲ならば今のYUKIを最大限に活かす事ができるのかを、常に追求し続けたレコーディングから生まれた。トータル・タイムが1時間を越える『FLY』は、“今のYUKI”を思いっきり感じることができる最高にかっこ良くて、最高に踊れるアルバムだ。――アルバム『FLY』よりもひと足早く、みなさんの元に届けられたリード・シングル曲「誰でもロンリー」は、まさに、踊れるアルバム『FLY』の世界を、シングルにギュッと詰め込んだ楽曲になりましたね。まさにリード・シングルにぴったりな楽曲だと思いました。YUKI:実は、『FLY』の頭の3曲(「誰でもロンリー」「Jodi Wideman」「はみだせ ラインダンスから」)のデモが私の元に届いたのは、約半年間のレコーディングがそろそろ終わりを迎える頃だったんです。――それは意外でした。私は「誰でもロンリー」が新しいアルバムの最初の核になってくれたので、リード・シングルになったと思っていたし、この曲が他の楽曲を引き寄せてくれたから、アルバムの1曲目にこの曲を置いたのか、と。YUKI:この3曲が手元に来るまでに、半年間で30曲くらいプリプロをしていたので、それこそアルバムが3枚作れてしまうほどの曲数は揃っていましたし、その中からどの曲をピックアップしても、きっといいアルバムになっていたと思います。でも、この3曲がなかったら、このアルバムは『FLY』というタイトルになっていなかったし、収録曲が全く異なるアルバムになっていたと思います。――最後の最後に、『FLY』というアルバムになったというか。YUKI:はい。デモを聴いた瞬間、自分がステージに立って歌っている姿が見えて、「そうか! 私はここに来たかったんだ!」と、パーッと視界が開けました。そこでようやく、それまでレコーディングしていた曲たちが、ひとつの場所に集まる感じが見えたというか。新しいアルバムが辿り着く場所がはっきり見えたし、この3曲がこれまでレコーディングしていた他の曲たちをも浮上させてくれました。これまでのアルバム制作は、最初に構想が決まると、そこに向かって一直線にどんどん進んでいく制作が多かったんですけど、今回は何度も寄り道をしながら、最後の最後にようやく自分が思い描いていた場所に辿り着くことができて、扉を開くことができました。――今作にはゴキゲンで、イカしたダンス・ナンバーがずらりと揃っています。YUKI:そうなんです。このアルバムは、“ゴキゲン”や“イカす”のような、どこか懐かしい匂いを感じる言葉が合うと思います。と同時に、私は今を意識するということはとても大事なことだと思っているので、それらを懐古的なものとして捉えてはいないですし、今の自分はどんな歌を歌えるのか、どんなステージができるのかと、ずっと自分自身に問いかけ続けているので、曲の中には必ず今のYUKIがいるんです。――EDM、ソウル、ファンク、HIP HOPなど、様々なジャンルを取り入れながら、YUKIさんは常に進化している。YUKI:自分の身体に染み込んでいるルーツ・ミュージックや、好きで聴いている音楽をそのままやっても、どうあがいても私はその人にはなれない。けれど、ちゃんと自分なりに作り込んでいくと、私にしかできないものが生まれるし、今のYUKIが生きている曲になるんだと思いました。――歌詞にもその思いが注がれていますね。YUKI:曲をもっと輝かせるための詞はどういう詞なんだろうと、強力な歌詞を書くために常に意識しています。そして、常に新しい自分に出会いたいと思っています。「はみだせ ラインダンスから」の詞に“新しくなれたらいいのに”というフレーズがあるんですけど、今の自分とは全く違う人になれたらおもしろいだろうなという感覚を私は常に持っているので、みんながビシッと揃っているラインダンスから、どうしてもはみ出てしまう(笑)。ラインダンスの一員だったらもっと楽なんでしょうけど、私にはできないんだという思いが、“はみだせ!”の部分によく出ていますね。――アルバムのジャケット写真や「誰でもロンリー」のミュージック・ビデオは、懐かしい雰囲気を持っているのに、ちゃんと今を意識しているものにちゃんと落とし込んでいる。YUKI:はい。あらためて今を意識するって大事なんだと思いました。たとえば、アルバム・ジャケットで私はレオタードを着ているんですけど、これを見た人が、なぜ『FLY』のジャケットがレオタードなの? なぜバイクの上で寝ているの? と、みなさんの中に“ハテナ・マーク”が飛ぶと思うんですね。――それこそ、なぜYUKIは『FLY』のような“踊れるアルバム”を作ったんだろう?とか。YUKI:はい。そうやって思いを巡らせるというのは、自分と向き合って、自分と会話をしているということなんです。そういう“ハテナ・マーク”を私はこれからもみなさんの中にたくさん飛ばし続けたいですね。ちなみに、私がジャケットで着ているレオタードは、オリジナルで作って頂いたものなので、私の体にぴったりフィットしているんですよ。――10月からは全国ツアー『YUKI concert tour ”Flyin’High”'14~'15』がスタートします。オリジナル・アルバムを携えた全国ツアーは3年ぶりになりますね。YUKI:1曲目が鳴った瞬間、ホールの会場なのにまるでダンス・フロアになってしまうようなライヴになると思います(笑)。ライヴのイメージとしては、YUKI MUSEUMに遊びに来ない? みんなで一緒に踊ろうよ! という感じですね。――『FLY』というアルバムは、新しい扉が開いたアルバムになりました。少し気は早いのですが、『FLY』は3年後に迎えるソロ・デビュー15周年に向けた道のりの第一歩になったんじゃないか、と。YUKI:ついこの前、10周年を迎えたと思っていたのに、あれから2年経っているんですよね。自分の声と体と顔と気持ち、私の全てと相談をして、これからも長く歌っていけるように、自分がいちばん、私がいちばん得意とする技を磨いて、これからも今の私をみなさんにお見せしたいです。――ところで、今のYUKIがハマっているものは? YUKI:東京に興味があります(笑)。というのも、私は20歳の時に上京したので、地元よりも東京で暮らしている年月の方が長くなったのに、まだ行ったことのない場所がたくさんあるんだなと気づいたんです。2020年の東京オリンピックが決まって、きっとこれから東京の街並みもどんどん変化していくでしょう? その前に、ちゃんと東京を見ておきたい。ちゃんと東京を楽しもうと思って、東京観光、東京散歩をしています(笑)。先日も古い喫茶店巡りをしたんですよ。東京には国立図書館や美術館などの時代を感じさせてくれる建築物がたくさんあるので、自分から足を運んで、東京を楽しみたいと思います。そして、今の東京を感じたいです。(取材・文/松浦靖恵)■作品情報Album『FLY』2014.09.17リリース【初回生産限定盤】3,800円(税抜)購入は こちら から【通常盤】3,000 円(税抜)購入は こちら から ・YUKIオフィシャルサイト ・YUKI掲載記事リスト
2014年09月18日リアーナが、新作アルバム「アンアポロジェティック」で元カレのクリス・ブラウンとデュエットしたようだ。リアーナは今月6日(現地時間)に同ニューアルバムのトラックリストを発表し、その中の1曲「ノーバディーズ・ビジネス」はクリスとのデュエット曲だと見られている。クリスのDVが原因で2009年に別れた2人だが、最近仲良く一緒にいるところを激写されており、復縁のうわさが立っている最中だ。19日(現地時間)発売予定の同アルバムには、エミネムとのコラボ曲「ナム」やエミリー・サンデーが作曲を手がけた新曲などが収録されている。リアーナは最近、今回の新作アルバムを引っ提げて、7日間に渡って7都市で7公演を行うツアー「777」の詳細を明かしたばかり。同ツアーは、来週14日(現地時間)のロンドンを皮切りに、ボーイング777型機に乗ってパリへと移動した後、カナダのトロント、ドイツのベルリン、ロサンゼルス、スウェーデンのストックホルムを周り、ニューヨークにて千秋楽を迎える。使用されるボーイング777型機には、ファンクラブの会員や150人のメディア関係者も搭乗するという。■関連作品:バトルシップ 2012年4月13日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年11月08日出産したばかりのアデルの新作アルバムに、母親をテーマにした新曲が収録されるようだ。先週19日(金)に、恋人サイモン・コネッキーとの間に第1子を無事に出産したアデルは、サードアルバムで自身とサイモンとの関係や育児といったプライベートな内容をテーマにした新曲を作るという。「Daily Mirror」紙によれば、アデルは複数の友人たちに「本当にハッピーなアルバムを出したいの。だって、これほど幸せなときはいままでになかったもの!もう既にいくつか曲を作ったから、時期を見てリリースする予定よ」と明かしていたようだ。さらに、アメリカを中心に活躍し、同新作アルバムでアデルとコラボレーションを果たすというダン・ウィルソンも新作アルバムの制作が進行中だと認めており、「彼女は、最高に幸せそうだよ。アデルは本当に良い状態だね。だから僕も書けるだけ曲を書くよ」と語っている。前作「21」では傷ついた親友との関係の心の痛みをテーマにしていたアデルだが、幸せの絶頂とあって、今回のサードアルバムではアップテンポな曲が多く収録されるよう。別の関係者は「アデルはここ数か月ずっと新作を手がけてきたんです。新作での楽曲は彼女がサイモンといかに幸せな生活を築いているかということ、そして母親になるということから来る変化といったことをテーマにしています。それに彼女がメディアからここ最近ずっと雲隠れしてるというのもナンセンスな話ですよ。もちろん彼女は今年のクリスマスまでは育児に専念しますが、絶対に来年の秋までにはミキシングを終えるつもりなんです」と話した。■関連作品:007スカイフォール 2012年12月1日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Danjaq, LLC, United Artists Corporation,Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.
2012年10月24日m-floが5月、5年ぶりの全国ツアーをスタートさせる。m-flo 全国ツアー情報m-floは3月に同じく5年ぶりとなるオリジナルアルバム『SQUARE ONE』をリリースしたばかり。タイトルの“SQUARE ONE=原点”が意味するように、彼らの原点回帰に位置づけられた一作で、豪華ゲストボーカルを多数迎えながら「ボーカリストに関するご質問には一切お答えできません」と非公開を貫いていることでも話題だ。今回はこのアルバムをツアータイトルに掲げての全国ツアー。5月26日(土)の千葉・幕張メッセイベントホールを皮切りに、全国4都市で公演する。幕張公演のチケットの一般発売は4月14日(土)10:00より。チケットぴあでは各会場のチケットのインターネット先行も実施中。■m-flo TOUR 2012「SQUARE ONE」5月26日(土)幕張メッセイベントホール(千葉)開場17:00/開演18:00チケット一般発売日4月14日(土)6月14日(木)ZEPP FUKUOKA(福岡)開場18:00/開演19:00チケット一般発売日4月29日(日)6月20日(水)ZEPP NAMBA(大阪)開場18:00/開演19:00チケット一般発売日4月28日(土)6月25日(月)ZEPP NAGOYA(愛知)開場18:00/開演19:00チケット一般発売日4月28日(土)
2012年04月12日清水翔太が3月21日(水)に4枚目のアルバム『Naturally』をリリース、6月からは全国ツアーもスタートさせる。清水翔太 全国ツアー情報新作アルバム『Naturally』は「もっと自然に自分の得意とするものを追求した」と清水自身が語るように、シンガーソングライターとしてもトラックメイカー/アレンジャーとしても成長した23歳、清水翔太の“現在”が込められた一作。『love』『マダオワラナイ』『冬が終わる前に』『君さえいれば』のシングル4曲に、新曲8作を加えた全12曲を収録している。このアルバムを携えて、6月5日(火)からは全国ツアーもスタート。初の東京・日本武道館を含め、全国15会場18公演を行う。公演チケットの一般発売は4月21日(土)午前10時より(新潟・石川公演のみ4月22日(日)午前10時より)。チケットぴあでは、一般発売に先がけて3月19日(月)午前11時よりインターネット先行抽選を受付。■清水翔太 “Naturally”Tour 20126月5日(火) 東京/Zepp Tokyo6月8日(金) 北海道/Zepp Sapporo6月10日(日) 仙台/Zepp Sendai6月12日(火) 大阪/Zepp Namba6月13日(水) 大阪/Zepp Namba6月18日(月) 名古屋/Zepp Nagoya6月19日(火) 名古屋/Zepp Nagoya6月22日(金) 福岡/Zepp Fukuoka6月23日(土) 福岡/Zepp Fukuoka6月26日(火) 愛媛/松山市総合コミュニティセンター・キャメリアホール6月28日(木) 香川/サンポートホール高松7月1日(日) 島根/島根県民会館7月3日(火) 広島/広島市文化交流会館7月11日(水) 青森/青森市文化会館7月12日(木) 岩手/盛岡市民文化ホール7月14日(土) 新潟/新潟県民会館7月15日(日) 石川/本多の森ホール7月23日(月) 東京/日本武道館
2012年03月19日4月18日(水)にニューアルバム『NEO POP STANDARD』をリリースするORANGE RANGEが、新作完成記念のコメント映像とともに、アルバムのリードトラック『Hello Sunshine Hello Future』のミュージックビデオ(ショートバージョン)をYouTubeにて公開した。ORANGE RANGE 全国ツアー情報『Hello Sunshine Hello Future』は夏への想いを込めた軽快なポップチューン。これまで発表してきた熱のこもったサマーソングとは対照的に、爽やかな夏風の音が聞こえてきそうな爽快な楽曲だ。そのミュージックビデオも爽快感溢れる青を基調に仕上がっている。ORANGE RANGEは今年で10周年。これを記念して「毎月10日はレンジの日?」という企画を行っている。次回はアルバムリリース直前となる4月10日(火)。さらに5月10日(木)から全国ツアーもスタート。神奈川・海老名市文化会館を皮切りに全国25会場でライブを開催する。■ORANGE RANGE new album 『NEO POP STANDARD』4月18日(水)発売初回限定盤 CD+DVD VIZL-473 \3,360(税抜 \3,200)通常盤 CD VICL-63860 \3,045(税抜 \2,900)
2012年03月13日ORANGE RANGEのニューアルバム『NEO POP STANDARD』が4月18日(水)にリリースされることが決定した。記念すべき10周年YEARに発表する新作は、全曲打ち込み主体のエレクトロスタイル。アルバム収録曲全曲が打ち込み主体となるのはバンド史上初となる。ORANGE RANGE全国ツアー開催情報『NEO POP STANDARD』は、夏へと向けた軽快なポップチューン『Hello Sunshine Hello Future』、2月22日よりすでに無料配信がスタート、コミカルな歌詞とデジタルサウンドの絶妙なバランスが好評な『Anniversary Song ~10th~』など全13曲を収録。初回限定盤にはORANGE RANGE10周年を記念し、豪華3大特典も封入される。まず初回限定盤のみ付属のDVDには、リードトラック2曲のミュージックビデオに加え、“オレンジレンジ緊急記者会見”や『Anniversary Song ~10th~』でメンバーが披露した踊りのHOW TO映像などを収録。また、同じく封入の10周年ロゴステッカーには10周年記念オリジナルグッズが1110名様に当たるパスワード入り。そして、ジャケットデザインも初回限定盤のみのAnother Versionとなる。ファンにはたまらない限定盤となりそうだ。ORANGE RANGEは日本テレビ『Music Lovers』への出演も決定(4月8日(日)オンエア予定)。さらに5月10日(木)から全国ツアーもスタート。神奈川・海老名市文化会館を皮切りに全国25会場でライブを開催する。■ORANGE RANGE new album 『NEO POP STANDARD』4月18日(水)発売初回限定盤 CD+DVD VIZL-473 \3,360(税抜 \3,200)通常盤 CD VICL-63860 \3,045(税抜 \2,900)
2012年03月09日