日立公共システムは、自治体における人事評価業務の効率化を支援する「ADWORLD 人事評価システム」を開発し、12月10日から販売開始することを発表した。提供開始は2016年6月の予定。同システムは、自治体特有の運用ルールに対応できる機能を豊富に備え、人事担当者の作業負荷軽減だけでなく、評価の有効活用から施策の策定までをトータルで支援するものとされている。各職員が自身のパソコンから目標や評価結果を入力できるため、評価票の配布・回収は不要となる。入力したデータはシステムに集約されるので、集計作業をスムーズに行うことが可能となっている。また、評価結果の集計および履歴管理機能の活用により、適切な人材配置や昇給・昇格への反映、能力に応じた研修計画の策定など、職員のモチベーションアップにつながる人事施策の策定も可能としている。そのほか、複数の職種・役職に応じた評価票、評価項目メンテナンス機能、現業職向けのExcel台帳一括取込機能など、自治体独自の運用ルールに対応した機能が実装されているという。なお、同システムは日立グループ各社の自治体向け製品およびサービス群を統合・体系化して提供するソリューションである「日立 自治体ソリューション ADWORLD」のラインアップとして販売される。
2015年12月09日日立製作所は12月8日、福岡市から、ビッグデータ分析をはじめとするICTを活用して地域における医療・介護などを支える情報通信基盤「福岡市地域包括ケア情報プラットフォーム」を受注したことを発表した。同プラットフォームは、福岡市が保有する医療・介護に関する各種データを集約し、ビッグデータ分析を可能とすると同時に、医療機関・介護事業者間の情報共有などを実現するもの。2015年度に構築を行い2016年度にテスト運用を実施した後、2017年度に本格運用を開始する計画となっている。具体的には、「データ集約システム」「データ分析システム」「在宅連携支援システム」「情報提供システム」から構成される。「データ集約システム」は、これまで福岡市の各業務部門で断片的に管理されていた、医療・介護レセプトや健診、要介護認定情報などに関する各種データを、高いセキュリティレベルで効率的に集約・整理するデータベースシステムを構築する。「データ分析システム」は「データ集約システム」で蓄積した各種情報を基にビッグデータ分析を行い、医療・介護などに関する地域ニーズや課題の可視化を支援する。「在宅連携支援システム」は、福岡市が保有する要介護者の緊急連絡先や、要介護認定情報、健診結果、ケアプランなどの情報を管理し、要介護者の家族や担当する医療機関、介護事業者、ケアマネジャーなどによるタイムリーな情報共有を実現する。「情報提供システム」は、福岡市内にある医療機関や介護施設に加え、民間企業や非営利団体が提供する生活支援サービスなど、地域包括ケアの実現に必要となるさまざまな最新情報を集約し、Webサイト上で市民向けに一般公開する。
2015年12月09日日立キャピタルと日立ハイテクソリューションズは12月8日、IoTを活用した事業開発に関する業務協定を締結し、IoTプラットフォームと金融サービス機能を融合させた、IoT活用型ファイナンスサービスの提供を、2016年1月より本格的に開始すると発表した。日立キャピタルはこれまでも、装置メーカーと連携し、エンドユーザーの経営サポートをめざした従量課金ファイナンスサービスを提供してきた。また日立ハイテクソリューションズは、従来さまざまな装置やセンサー、デバイスをインターネットに安全に接続し、遠隔監視と管理を行うIoTに関するビジネスを展開してきた。このような背景のもと、両社はリースやアセットマネジメント、保険などの金融サービス機能と、IoTプラットフォームを組み合わせ、産業・工作機械や医療機器、省エネ設備、理化学・検査装置、半導体製造装置などの機械・設備を対象とするIoT活用型従量課金ファイナンスサービスを構築した。本サービスでは、IoTクラウドサービスによって取得した客観的な装置データを活用することで、装置のエンドユーザーに対し、稼働状況に応じたコストの最適化やキャッシュフローの軽減を実現するとともに、機械・設備などに関するリモートや予防保全などを可能とするとしている。これにより、装置メーカーからエンドユーザーに向けて、設備入れ替え時期の最適化といった付加価値サービスが提供される。本サービスは、日立キャピタルがIoTクラウドサービスと従量課金ファイナンスサービスをパッケージ化し、ソリューションとして一括提供する。また、IoT稼働情報に基づく従量課金などフレキシブルなサービス体系を可能とし、機器の代金や保守料の一本化など、顧客のニーズにあったサービスが提供される。定期点検や定期部品交換、ファイナンスをパッケージ化してソリューションとして提供し、IoT活用により、リモートや予防保全といったきめ細かい付加価値サービスを提供するとともに、製品ライフサイクルをサポートするとしている。両社は、装置メーカーおよび装置のエンドユーザーをはじめとした多くのステークホルダーとの協業を進めるとともに、IoTと金融の融合を追求し、課題解決に向けたトータルソリューションの提供を目指す。
2015年12月09日日立システムズは12月8日、Web業務システムや表計算ソフトのデータなどを活用して行われる定型業務の自動化を支援する「定型業務自動化支援サービス」を販売開始することを発表した。同サービスは、ビズロボジャパンの業務自動化ツールを活用できる環境を日立システムズが構築・提供するサービスで、専有型とクラウド(共有)型の2種類の提供形態が用意される。専有型は同日から提供を開始、クラウド型は2015年度中に提供開始予定となっている。同サービスでは、まず業務自動化ツールの実行基盤を顧客システム環境内(専有型の場合)、または日立システムズのデータセンターにあるクラウド上(共有型の場合)に構築される。その後、実際に自動化したい人手による操作手順をツールに記録させることで、クリック一つで操作手順を再現できるようになり、業務が自動化されるという。日立システムズでは、業務自動化にあたり、コンサルテーションや業務自動化ツールに操作手順を記録させる作業の代行なども必要に応じて支援するとしている。なお、自動化ツールの適用業務の例としては、競合他社の価格動向のWeb調査とレポート作成業務、公的機関の情報をWeb照会する業務、納品リストを元にした商品登録業務、ECサイトで注文された商品の発送や在庫管理、しきい値を下回った在庫の追加発注業務、表計算ソフトなどの台帳情報を業務システムに入力する業務などが挙げられている。
2015年12月08日日立製作所はテレビ朝日と共同で、企業や地方公共団体などの事業者向けに、テレビ朝日のデータ放送を活用して顧客や地域住民への情報配信などを支援する「総合生活支援サービス」を、12月8日から提供開始すると発表した。料金は個別見積り。この本サービスは、事業者の顧客や地域住民などの利用者が視聴するテレビ朝日のデータ放送画面に、事業者が提供する商品やセールに関する情報、地域情報、会報誌の記事といったさまざまな情報を配信する。また、選択式のアンケートをデータ放送画面に表示し、利用者がテレビのリモコン操作により回答した結果を受信することも可能で、アンケートの回答に応じてポイントを付与する機能なども備える。サービスは、日立のデータセンターを活用したクラウドサービスとして提供する今回は、テレビ朝日の放送圏内である関東地区でサービス提供を開始し、今後提供地域の拡大を検討していくという。なお、サービスの受付は、日立製作所、テレビ朝日の双方が行う。
2015年12月07日日立製作所(日立)は12月2日、コンピュータを活用した工業製品の開発を行う際の解析モデル作成作業の一部を自動化するソフトウェア「HICAD/CADAS CAE Modeling Platform」を開発し、製造業向けに12月7日から提供開始すると発表した。同ソフトウェアでは、過去に作成した部品の三次元CADデータとそれに対応する解析モデルなどに関する詳細な情報をデータベース化。データベース内の情報をもとに、新たに作成する部品と類似した形状の部位を検索し、三次元CADデータとそれに対応する解析モデルなどの情報を抽出し、これらの情報をもとに、さまざまな部位の解析モデルを自動的に生成する。同社によると、同ソフトウェアの開発にあたっては、本田技術研究所の協力のもと実証実験を行い、樹脂部品の開発工程における解析モデルの作成工数を30%以上削減できたという。価格は800万円(税抜)からとなっている。
2015年12月02日日立ハイテクノロジーズ(日立ハイテク)とカワダロボティクスは12月1日、カワダロボティクスのヒト型ロボット「NEXTAGE」事業での協業を開始したと発表した。NEXTAGEは人の目に相当する2つのカメラと、2本の腕を有するロボットで、自動車や電機業界、医薬品業界などで活用されている。同ロボットの事業はこれまでカワダロボティクスが本体を開発・製造し、THKインテックスがロボットハンドなどのエンジニアリングと販売を行ってきた。また、日立ハイテクは2015年にTHKインテックスと販売店契約を締結し、国内大手顧客への販売強化およびグローバル市場での販売に取り組んできた。今回の協業契約締結について日立ハイテクとカワダロボティクスは、マーケティング情報の共有によるロボット開発の促進、システムインテグレーターの拡充・育成によるエンジニアリング力の強化を推進するなど、これまでの3社間の連携をさらに強化することで、国内外でのさらなるマーケティング・販売活動強化に注力していくとしている。
2015年12月01日メガネスーパーはこのほど、ドライブスルー形式によるコンタクトレンズ販売店「メガネスーパーコンタクト ドライブスルー」を「日立田尻店」(茨城県日立市)にオープンさせた。同社では、6月に東京都八王子市にコンタクトレンズ専門店「メガネスーパーコンタクト京王八王子ショッピングセンター店」をオープン。省スペース出店によるきめ細かいサービスや、運営コスト抑制による高収益型店舗の展開を行っている。このほど展開を開始したドライブスルー店舗は、既存店に新たに追加展開を行うもの。ドライブスルー形式で、処方せん不要の商品販売を、スピーディーかつ簡便に行う。取扱品目は、使い捨てコンタクトレンズ(クリアレンズ、カラーコンタクト、サークルレンズ)、コンタクトレンズケア用品・付属品。同社コールセンターへの事前連絡により注文レンズを用意して来店を待つというシステムで、同社ECサイトで購入した商品の受取にも活用できる。同社はドライブスルー店舗のメリットについて、「利用者が車から降りることなく購入できるという点に加え、顧客番号確認での購入履歴判別によるスピーディーな商品提供ができる」という点も挙げている。また、店舗在庫の最適化も図ることもできるという。同社は、今回オープンした店舗の販売ノウハウを元に、今後ほかの広域商圏への迅速な展開も図っていく、としている。
2015年12月01日日立製作所と日立コンサルティングは11月30日、日立グループの構造改革「Hitachi Smart Transformation Project」で培ったノウハウを活用し、グローバルにビジネス展開する日本企業の抜本的な構造改革を支援する「Transformation支援サービス」を12月1日より販売開始すると発表した。同サービスは、構造改革を実行する製造企業に対し、プロジェクト体制や改革の進め方に関する上流コンサルティングから、SCM(Supply Chain Management)ソリューション、グローバル調達ロジスティクスサービスなどのバリューチェーンに関わる各種ソリューション・サービスを提供する。発表会では初めに、日立製作所 Smart Transformation Project強化本部 プロジェクト・マネジメント推進室 室長の村山昌史氏が、「Hitachi Smart Transformation Project」について説明した。同社はリーマンショック後、過去最大の赤字を計上したことから、事業構造の改革を着手。改善活動を進めてきたが、もっと革新的な変革が必要だとして、同プロジェクトに着手したという。同プロジェクトの基本コンセプトは「グループ全体での最適化を実現する」「しごとのやり方を見直し、コスト構造などを変革することで、『最適な品質を低コストで実現する』を体現できる体質に作り変える」だ。村山氏は、同プロジェクトの位置づけについて、「社会イノベーションの事業強化に向けた成長投資の資金を創出するため、コスト構造を抜本的に見直し、キャッシュの創出力を強化するもの」と説明した。実際、同プロジェクトはコスト削減の目標額である4200億円を達成する見込みだという。また、Cash Conversation Cycleに新たなKPIを設定し、キャッシュフローの改善を推進している。同サービスについては、日立製作所 社会イノベーション事業推進本部 ソリューション・ビジネス推進本部 インダストリープロジェクト本部 本部長の権守直彦氏が説明を行った。権守氏は、「Transformation支援サービスでは、当社がHitachi Smart Transformation Projectにおいて試行錯誤を続ける中で培ったノウハウや効果を創出したソリューションを提供する。すでに実績を出している試作は80種類以上に及ぶ」と、同サービスの特徴を語った。同サービスを利用すれば、Hitachi Smart Transformation Projectで活用した各種テンプレートやアプローチを活用できるので、プロジェクトを短期間で推進できるという。同サービスは、「全体改革計画策定フェーズ」「改革構想具体化フェーズ」「改革実行フェーズ」の3つのフェーズに基づいて具体的なサービスが提供される。「全体改革計画策定フェーズ」は日立コンサルが中心になって進め、「改革構想具体化フェーズ」はテーマによって2社で分担し、「改革実行フェーズ」は日立のカンパニーまで広げて連携して進めていく。全体改革計画策定フェーズで提供される「全体改革計画策定支援コンサルティングサービス」については、日立コンサルティング 取締役の久保年弘氏が説明を行った。久保氏は、「全体改革計画策定支援コンサルティングサービス」のポイントについて、「製造業のお客さまは他社のことを尋ねることが多く、日立を例に紹介することも多い。そうしたことから、効果が実証された80以上の施策群を提供できる点は有意義」とした。これまでのコンサルティングサービスとの違いについては、「ノウハウの活用により、インプットとリファレンスが増えるため、プロジェクトのスピードが上がること」と述べた。改革実行フェーズでは、ソリューション・サービスとして、「Hitachi Total Supply Chain Management Solution/IoT」「グローバル調達ロジスティクスサービス」「グローバル会計ソリューション」などが提供される。Hitachi Smart Transformation Projectでは、グループ全体で物流を最適化する輸送サービスが構築されたが、このサービスにより、製品の量がまとまることで輸送の頻度が上がり、在庫を減らすことができたという。Transformation支援サービスでは、このサービスもノウハウとして、も提供することができる。計画策定に関するサービスは大規模企業が想定されているが、テーマを絞った形で日立が提供するソリューションやプラットフォームを活用することで、中規模企業でも効果を得ることが可能だという。同社としては、売上1000億円を目安としているとのことだ。
2015年12月01日日立製作所は今年9月、現場を理解して業務指示を行う人工知能を開発したことを発表、10月には人工知能で企業の経営課題解決を支援する「Hitachi AI Technology/業務改革サービス」を発表するなど、ビジネスに人工知能を活用する発表を積極的に行っている。「今回の発表につながる研究は、すでに10年以上前から行われていたものです。この研究をベースとしたものではありますが、サービス自体は実証実験ではなく、ビジネスとして提供する商品になっています」と、「Hitachi AI Technology/業務改革サービス」を担当する情報・通信システム社 スマート情報システム統括本部 ビッグデータソリューション本部 先端ビジネス開発センタ 技師の三輪臣弘氏は話す。これまで研究レベルにあった技術をサービスとして提供を開始した背景については、「ご存じのように、IoTの広がりも踏まえ、データが増大しています。われわれは、増え行くデータをどう活用すべきかについて、研究を行ってきました。この研究が商用サービスとして提供可能なレベルになったことから、サービスとして展開することが決定したのです」と、三輪氏は説明する。○人工知能による分析の特徴とは?ビッグデータに関してはすでに数多くのアナリティクス技術が開発されている。通常のアナリティクスは、人間の手で計算するものを選択し、答えを導き出すことになる。これまで手動で行われてきた作業を人工知能により行うことで、どんな違いが生まれるのだろうか。「手動で行うアナリティクスはこれまで、仮説を立て、そこに関係すると思われるデータを選び、分析を行っていました。それに対し、人工知能を活用することで、仮説を立てることなくデータを分析することができます。つまり、これまでは答えを導き出すために優先度が低いと思われてきたデータも活用することが可能になるのです。仮説が想定できるものは、従来のアナリティクスで十分だと思います。仮説が想定できないものは、このサービスを活用することで、新しい答えが見えてくることになります」(三輪氏)手動と人工知能のどちらを利用すべきかについて、厳密な切り分けの定義があるわけではない。ただし、三輪氏は「人工知能によるアナリティクスの結果を見ると、人間が手動で行うレベルを超えていると思います。データはあるけれど、答えがどこにあるのか見いだせない時、人工知能を活用することで答えが見えてくる場合があると思います」とAI活用で、手動のアナリティクスにはない可能性があると指摘する。○事例では予想外の結果から売上増を達成一方、人工知能を活用したユニークな事例も生まれている。アウトバウンド型の営業を行うコールセンターで、オペレーターの成績を上げることを目的に導入したところ、思わぬ結果が出たというのだ。通常のアナリティクスではオペレーターのスキルレベル、教育レベルなどのデータを分析する。これに対し、この事例では、名札型センサーを導入し、オペレーターの動きを評価データの1つとして取り入れた。「休憩時間に活発にコミュニケーションを行っているオペレーターほど売り上げが高くなっているという分析結果が出ました。通常の評価基準では取り入れられないデータでしたが、その後、コミュニケーションが活発になるような社内体制に変更を行ったところ、実際に売り上げが上がるという成果につながりました」(三輪氏)また、あるホームセンターでは、マーケッターの提案により棚の位置替えなどの施策を行ってきたものの、効果が出なかったことから、人工知能による分析を導入。その結果、ある場所に店員を立たせたところ、売り上げ増につながることがわかったそうだ。「どちらの事例も、これまでは切り捨てていたデータが、実は求めていた答えを出す要素になることもあることを明らかにしたものだと思います。このように、従来の業務改革だけでは解決策が生まれなかった分野において、人工知能が新たなチャンスを生む可能性があるのではないでしょうか」(三輪氏)人工知能による経営課題分析に関しては、「特に業界の絞り込みは行わず、広く活用を呼びかけていく計画です」と、三輪氏は話す。○これまでにはない可能性を企業にもたらす人工知能日立としては今後、人工知能を活用していく分野として、「顧客の業務へのサービスの組み込み」「リアルタイム処理」という2つを検討している。三輪氏は、同社が今年10月に開催した展示イベントで、同社の研究開発グループで人工知能を担当する技師長の矢野和男氏が話した内容を例にとり、人工知能の可能性を示唆する。「ロボットをブランコに乗せるとします。その時、ロボットはブランコのこぎ方を知りません。しかし、ロボットに『高く』という指示を出すと、リアルタイムで判断し、自分自身でこぐことを学習していくそうです。つまり、ロボットはリアルタイムで判断を行うことで、新しいことを学習していくことができるのです。この技術を応用すれば、これまでにはなかった新しい方向で、業務の見直しが行える可能性があります」日立では研究所で進めている研究、さらに顧客の現場での活用に結び付ける、「共創」という発想で、実用的な研究を行うことを目標としている。「人工知能に対しては、これまでにはなかった可能性を生み出せるのではないかと、上層部からも高い期待が寄せられています」という。もはや、人工知能は研究にとどまらない、実業を変化させる技術になりつつあるようだ。
2015年11月27日日立コンサルティングと日立システムズは11月26日、企業のIoT導入を支援するサービス「IoT導入支援パック」を販売開始したと発表した。同サービスは、日立コンサルティングが提供してきたIoT構想策定支援を行うコンサルティングサービスと日立システムズが提供するクラウド型のデータ収集/管理/分析環境をトライアルパックとして提供するもの。同サービスの活用により、IoTのビジネス活用に向けたテーマ設定、計画立案、検証、検証結果に基づく計画見直しといった一連のプロセスを短期間・低コストで行うことができる。また、データ収集/管理/分析環境は、日立システムズの「ファシリティ・モニタリングサービス」を活用し、セキュリティの確保された日立システムズのデータセンターから管理対象数、利用期間に応じたクラウド型で提供するため、大きな初期投資を行うことなく計画策定から効果検証までを実施できるという。同サービスの利用後には、IoT本格導入にあたってのM2Mネットワークの構築や制御系システムセキュリティ、大規模データの保管といったニーズに日立システムズが対応する。両社は主に工場やプラント設備を持つ製造業向けに同サービスを拡販し、2018年度末までに累計50社への販売を目指すとしている。
2015年11月26日日立コンサルティングと日立システムズは11月26日、企業のIoT導入を支援するサービスの「IoT導入支援パック」を販売開始した。同サービスは、日立コンサルティングのビジネス計画の策定を支援するコンサルティングサービスである「IoTビジネス構想策定コンサルティング」と、日立システムズの設備の稼働状況やエネルギー利用状況を集中管理する「ファシリティ・モニタリングサービス」のトライアルパックとして提供する。価格は個別見積。同サービスはIoTのビジネス活用に向けたテーマ設定、計画立案、検証、検証結果に基づく計画見直しといった一連のプロセスを短期間・低コストで行うことができる。また、データ収集/管理/分析環境は、日立システムズのファシリティ・モニタリングサービスを活用し、セキュリティの確保された同社のデータセンターから管理対象数、利用期間に応じたクラウド型で提供するため初期投資の抑制につなげ、計画策定から効果検証までを実施することが可能だという。さらに、同サービスの利用後はIoT本格導入にあたってのM2Mネットワークの構築や制御系システムセキュリティ、大規模データの保管といったニーズにも日立システムズが対応し、顧客のIoT活用全体をサポート。今後、両社は連携し、IoTへの取り組みを強化するとともに、IoTを活用した顧客の新たな利益を生み出すビジネスモデル創出を支援していく。両社は主に工場やプラント設備を保有する製造業向けに新サービスを拡販し、2018年度末までに累計50社への販売を目指す。
2015年11月26日日立パワーソリューションズとトライエンジニアリングは11月25日、接合品質に優れた摩擦攪拌接合(FWS)を行うロボットを共同開発したと発表した。FWSは、円柱状の接合ツールを回転させて発生する摩擦熱を利用し被接合材料を軟化させ、かき混ぜることで接合する技術。材料を溶かさず固相接合を行なうため、接合強度が高く接合変形や内部欠陥が極めて少ない接合が可能となっている。同ロボットでは、日立パワーソリューションズが開発したトルク制御技術を用いることで、接合ツールの被接合材に対する挿入深さを一定に保つことにより、高い接合品質を実現。また、6軸多関節ロボットを採用し、トライエンジニアリングのロボット制御技術と組み合わせることで、複雑な曲面においてもFSWによる接合が可能な汎用性の高いシステムとなっている。同システムは、自動車生産工場などの自動生産ラインで多く使用されている200kg可搬クラスロボットでの構築が可能なため、複数台のインライン化による作業時間の短縮に寄与。また、既存ラインへの適用も可能なため、保守用の予備部品の共通使用も可能となる。両社は今後、自動車関連メーカーやアルミ製品メーカーなどの自動生産ラインへの導入を目指すとしている。
2015年11月25日日立製作所(以下日立)と三井住友銀行(以下SMBC)はこのたび、ベトナム社会主義共和国(以下ベトナム)の国営企業であるVietnamPost(以下ベトナム郵便会社)と、ベトナムにおける郵便局ネットワークなどを活用した非現金決済サービスの普及に向けた調査を共同で開始すると発表した。○総務省が実施する調査を日立が受託したことを受けて正式に調査が開始日立とSMBC、そしてベトナム郵便会社の3社は今後、ベトナムにおける決済インフラの現状を調査し、ベトナム郵便会社の郵便関連サービスおよび送金・決済などの金融サービスと、日立とSMBCが日本で培った決済サービスやITシステムに関する技術やノウハウを組み合わせた、決済サービスの高度化やプリペイド型の非現金決済サービスの展開などを検討していくという。ベトナムでは、近年堅調な経済成長が続いており、小売業をはじめとする日系企業の進出も増加しているという。一方で、ベトナムでは銀行口座の保有率が低く、リテール決済においては未だ現金が主流。そのため、ベトナム政府は非現金決済化を推進しており、ベトナム全土で安心して利用できる非現金決済サービスに対する関心が高まっている。こうした背景のもと、ベトナムでは、日本の優れたITやノウハウを活用した安全性の高い決済サービスの提供が期待されているという。このたび、総務省がベトナム情報通信省との間で締結した「郵便分野における協力に関する覚書」に基づき、ベトナムにおける郵便サービスや郵便を活用した各種ビジネス・サービスの創出に向けた取り組みの一環として、総務省が実施する「ベトナム社会主義共和国の郵便事業体におけるICT技術を活用した決済関連業務の業務効率化及び新規事業化に関するフィージビリティ調査」を日立が受託したことを受けて、正式に調査開始の運びとなったとしている。同調査では、ベトナム郵便会社の代金引換サービスや送金・決済サービスなどの利用状況やITシステムの活用状況などの現状分析を中心に実施し、調査結果をもとに、ベトナム郵便会社の既存事業の効率化および高度化を可能とする非現金決済サービスについて検討していくという。今後日立とSMBCは、「日立が決済分野において長年にわたり培ってきた技術やノウハウと、SMBCによるベトナム郵便会社への決済業務に関する支援を組み合わせ、非現金決済サービスの展開を検討し、ベトナムの決済インフラの発展に貢献していく」としている。
2015年11月25日日立製作所は11月17日、多言語音声翻訳サービスの実現に向け、スマートデバイスに対応した音声処理技術を開発したことを発表した。今回、音声信号のタイミングのずれの影響を受けにくい音量比を用いて認識対象の音声と雑音とを簡易的に分離し、さらに分離後の音声を比較しながら音声信号のタイミングのずれによる時間差の変化を補正することにより、専用デバイスと同様に、汎用的なスマートデバイスでも時間差を使った高精度な雑音除去を適用することを実現した。ユーザー音声以外の雑音を除去することで、街頭の騒音レベルに匹敵する70dBの雑音環境でも音声認識が可能となる。また、今回開発した音声処理技術により、雑音が少なくなり、ユーザー音声が強調されるため、発話と発話の区切りを明確に自動認識することができるようになった。これにより、ボタン押下で発話区間を知らせることが不要となったことに加え、発話と発話の区切りが明確になったことで、1回の音声入力時間が短縮し、チャットのように会話の区切りごとに随時翻訳を可能とする連続文入力に対応することが可能になった。同技術はクラウド上で音声処理および翻訳処理を行うため、既存のスマートデバイスに専用アプリケーションをダウンロードするだけで、使用することができる。
2015年11月18日日立製作所(日立)および日立産機システム(日立産機)、日立産業制御ソリューションズ(日立産業制御)は11月16日、IoTやグローバル展開に対応する次世代型産業用コントローラを開発したと発表した。従来は、メーカーごとに異なる独自のプログラミング言語のPLCと固有ネットワークを組み合わせたオートメーションシステムを構築しているため、IoTに対応するためには設備機器との通信の親和性の確保が、また、グローバル展開のためにはノウハウを持つ技術者の確保が課題となっていた。これに対し、3社が開発した次世代型産業用コントローラでは、国際標準であるIEC61131-3規格に準拠したプログラミング言語を採用することで、プログラミング技術者の確保をより容易にした。また、産業用オープンネットワークであるEtherCATを採用することで、近年急速に普及が進んでいるEtherCAT対応の設備機器につながり、データをシームレスにクラウドまで伝送できる環境を提供するとしている。さらに、ソフトウェアPLCであるCODESYSを搭載することで、1つのCPUで決められた順序に従い制御を行うシーケンス制御と、センサーと同期させた高度なモーション制御を同時に実行することができるほか、PLCとIPCの機能を併せ持つPAC(プログラマブル・オートメーション・コントローラ)として開発されているため、従来に比べて導入・開発・メンテナンスコストの削減と省スペース化可能だとする。今後、同製品のミドルレンジ機を日立産機から、ハイエンド機を日立産業制御からそれぞれ製品化し、2016年4月より順次販売開始する予定だ。
2015年11月16日日立製作所(日立)は11月12日、全固体リチウムイオン二次電池において放電性能の低下要因となる電池内の内部抵抗を低減する技術を開発したと発表した。同成果は、日立および東北大学 原子分子材料科学高等研究機構(WPI-AIMR)の折茂慎一 教授らの研究グループによるもので、11月11日~13日まで愛知県で開催される「第56回電池討論会」にて発表される。一般的なリチウムイオン二次電池は、正極層と負極層をセパレータで隔てた構成となっており、電池内に満たした有機電解液を介して正極層と負極層の間でリチウムイオンが行き来することで充放電する。しかし、有機電解液は揮発性の有機溶媒が主成分であるため、リチウムイオン二次電池の耐熱温度は60℃付近とされ、高温環境では冷却機構が必要となるなど、用途が制限されている。そこで近年、高温環境下でのリチウムイオン二次電池の利用を目指し、不揮発性の固体電解質材料の開発が進められているが、固体電解質材料は有機電解液に比べてリチウムイオン伝導性が低いため、実用化に向けて電池内部の抵抗を低減する必要があった。同研究グループでは、新しい固体電解質としてLiBH4系錯体水素化物を開発し、これまでに室温から150℃までという広い温度範囲においてリチウムイオン伝導が可能であることを確認してきたが、今回、LiBH4系錯体水素化物を用いたリチウムイオン二次電池において、充放電性能の低下要因となる電池内の内部抵抗を低減する技術を新たに開発。スマートフォン向け電池の約1/1000の容量(2mAh)、約1/20のエネルギー密度(30Wh/L)に相当する小容量の電池において、150℃での電池動作を実証した。従来、正極材料がLiBH4系錯体水素化物と接触すると分解反応が生じ、リチウムイオン伝導が阻害されるという課題があったが、今回、酸化物固体材料であるLi-B-Ti-Oを開発し、正極材料とLi-B-Ti-Oからなる緻密な複合正極層を作製。これにより、正極材料を保護し、分解によって増大する抵抗を抑制することができた結果、ほぼ0であった放電容量を理論容量の50%にまで改善できたという。また、剥離抑制接合層として低融点アミド添加錯体水素化物電解質を開発し、両層の間に配置したことで、全固体リチウムイオン二次電池の内部抵抗が約1/100に低減。さらに前述の複合正極層技術と組み合わせることで、放電容量が理論容量の90%にまで増大したという。同技術により、エンジンルームに搭載する自動車用の電源や大型産業機械に搭載するモータ用の電源、滅菌加熱が必要とされる医療用機器電源など、高温環境下での電池使用が可能となる。今後は実用化に向け、大容量化をはじめ、エネルギー密度の向上、充放電時間の短縮化など、性能向上を目指していくとしている。
2015年11月12日日立製作所は11月11日、Hitachi Virtual Storage Platform(VSP)ファミリーのラインアップにビッグデータの高速分析を支えるデータアクセス性能と信頼性を備えたオールフラッシュアレイ「Hitachi Virtual Storage Platform VSP F400」「Hitachi Virtual Storage Platform VSP F600」「Hitachi Virtual Storage Platform VSP F800」(VSP Fシリーズ) の3機種を追加し、全世界で販売を開始した。各製品の出荷開始は同月17日を予定している。VSP Fシリーズは、データアクセス性能やデータ容量を強化したフラッシュモジュールの「Hitachi Accelerated Flash DC2(HAF DC2)」を採用し、システムの導入や運用にかかるコストを抑えつつ、データ分析に必要となるデータアクセス性能と信頼性を実現するオールフラッシュアレイ。HAF DC2に独自のデータ圧縮機能を新たに搭載することで、高いデータアクセス性能を維持しながら大量データの効率的な格納が可能となるため、搭載フラッシュモジュール台数を抑え、導入コストの軽減を図るとともに、消費電力や設置スペースを削減することができる。また、ストレージ基本ソフトウェアにはハイエンド向けストレージシステムを含むVSPファミリー全製品で採用する「Hitachi Storage Virtualization Operating System(SVOS)」を搭載し、データの欠損を防ぐデータ保護機能を備えている。大量データへの高速アクセスを実現することで、顧客の新たなサービス開発や業務改善などに向けたビッグデータの利活用が可能だ。各製品ともに物理容量は6.4TB~、ファイバチャネルは16Gbps×4ポート~、キャッシュはVSP F400で128GB、VSP F600で256GB、VSP F800で256GB~となる。価格はいずれも税別でVSP F400が1740万円~、VSP F600が2490万円~、VSP F800が4060万円~。なお、HAF DC2はディスクアレイシステムの「VSP Gシリーズ」にも搭載が可能。ハイエンドからミッドレンジまで幅広く対応するVSP Gシリーズにシステムの規模や用途に応じて組み合わせて利用することができるという。
2015年11月11日SAPジャパン、日立製作所、ESRIジャパンの3社は11月9日、3社の製品を連携させて社会インフラに関する将来予測を可能にするビッグデータ利活用システム基盤(以下、本システム基盤)を開発し、実用化に向けた検証を実施したと発表した。同基盤は、社会インフラに関する膨大な現在と過去のデータを基に、特定区域の混雑状況の予測といった各種の将来予測を迅速に行い、地図画面上で瞬時に可視化できるもの。今後3社は、同基盤の実用化に向けた取り組みを推進し、広域都市交通や物流の効率化、水道・電気・ガスといったインフラ設備の安定稼働など、安全・安心・快適な社会インフラの実現に貢献するとしている。今回のプロジェクトでは、インメモリ・データベースによるリアルタイムなデータ処理に優位性を持つという「SAP HANA」と、日立のデータベース・エンジンである「Hitachi Advanced Data Binder」(HADB)、企業における地理空間情報を利用した意思決定を支援するESRIジャパンのソフトウェアである「ArcGIS」の3製品を連携させ、将来予測を行うと共に、その結果を地図画面上へ瞬時に表示するシステム基盤の開発・検証を行ったとのこと。具体的には、HADBに蓄積した膨大なデータをSAP HANAで高速に処理するため、両製品の連携を実現するソフトウェアである連携アダプタを開発し、SAP HANAのSDA(Smart Data Access)機能と組み合わせることで、3製品がスムーズに相互連携するシステム基盤を構築したという。また今回、SAP HANAに格納した現在の状況に関するデータとHADBに蓄積した履歴データを利用した将来予測を行い、現在の状況と将来予測の結果をArcGISの地図画面上で瞬時に表示できることを検証した。検証にあたっては、東京大学空間情報科学技術研究センターが提供する、約130万人分の移動履歴とその交通手段に関するデータ(人流データ)を利用し、タクシーの最適配車を想定したシミュレーションを実施したという。具体的には、まず、東京首都圏のある特定日時における人流データを現在の状況と仮定し、そのデータを基にSAP HANAで現在の混雑箇所を把握。そして、現在の混雑箇所から数10分後に移動する可能性が高い複数地点を、HADBに格納した膨大な履歴データの中から統計的に導き出すことで将来予測を行ったとのこと。これらの結果を、ArcGISの地図画面上に高速に表示できたとしている。同基盤の応用例として3社は、人流予測による快適な都市交通インフラの実現、最適な集荷・配送ルートの予測による広域物流業務の効率化、インフラ設備の故障予兆把握と保守点検ルートの最適化を挙げる。
2015年11月10日ちょっと口が寂しいとき、つい放り込んでしまうのがミニサイズの食べもの。でも、サイズが小さくても高カロリーなものはたくさんあります。ちなみにマクドナルドの「ビッグマック」は、単品で530kcalです。今回はこのビッグマックを基準に、10種類の商品をカロリー比較していきます。一つひとつのサイズは小さいのに、あっという間にビッグマックと同等のカロリーに跳ね上がってしまうという事実を検証していきましょう。「ビッグマックと同じ530kcalになるのは○個まで!」という計算です。■1:ギョーザ(味の素)12個1個(44kcal)の「冷凍ギョーザ」。1袋に12個入っているので、1袋たいらげるとビッグマックを食べたのとほぼ同じカロリーということになります。ひとり暮らししていて、「全部焼いて一気にひとりで食べてしまった」という人はいませんか?■2:からあげクンレギュラー(ローソン)11個ローソンのレジ横にある5個入りの商品は238kcal。他の商品で味つけや油の量が違えば、もちろんカロリーはもっと高まりますね。■3:ウインナー(丸大食品)10本発売20周年のロングセラー「燻製屋熟成ウインナー」は、1袋80gで264kcal。1袋に5~6本は入っているので、約10本で530kcalになります。ウインナーが大好きな子どもなどは、何本でも好きなだけ食べてしまうので要注意。■4:カントリーマアム(不二家)9.5枚バニラ味は1枚56kcal。10枚食べてしまったら、さすがにちょっと食べすぎたかな……と思ってしまいそうですね。■5:バームロール(ブルボン)8本1本(67kcal)でしっかりとしたボリュームのある個装のミニロールケーキ。1袋8本入りですから、誰かとシェアして食べるとよいのでは?■6:スモークチーズ(森永乳業)4.5本「クラフトロングスモークチーズ」1本32g(119kcal)を、4本と半分食べるとビッグマックと同等。香ばしいスモークチーズは、チーズ好きの人なら1本では決して止まらないですよね。■7:柿の種(亀田製菓)3袋小分けの1袋は165kcal。ピーナッツも入っています。ピリ辛の味は魅力的なので、おやつに夜食にと、いつでも1袋ペロリと食べられちゃいますよね。■8:チェルシー バタースカッチ味(明治製菓)2.5箱1箱は10粒入っているので、1粒(21kcal)×25でビッグマック(笑)。一気に25個食べる人はあまりいないでしょうが、箱を1日持ち歩いていたらいつの間にか食べきってしまう飴は、あなどれないでしょう。■9:スティックカラムーチョ ホットチリ味(コイケヤ)1袋1袋117g(528kcal)が、ほぼビッグマックと同等のカロリーであることがわかりました。スナック菓子はストレスが溜まっているときなどに1袋たいらげてしまってから後悔することも。同じカラムーチョでもチップスタイプは1袋60gで330kcalなので、カロリーが気になる方はこちらもおススメです。■10:ナッツ(ファミリーマート)1袋おつまみにちょこっと買いをしてしまいがちなミックスナッツの1袋90gで、なんと579kcalもあり、ビッグマックを超えています!お酒のお供として食べるときはカロリー表示なんて見ないでしょうから、頭に叩き込んでおきたい事実です。*どれも一口だけでは止まらず、いくらでも口に運んでしまいそうな商品ばかり。罪悪感のないまま、かなりのカロリーを摂取しているかもしれませんよ!たまにはたくさん食べてもいいでしょうが、習慣化してしまっている人は見なおしてみた方がいいですね。(文/中田蜜柑)
2015年11月09日マクドナルドの王道メニュー「ビッグマック」は、単品で何kcalかご存知でしょうか?正解は530kcal。Mサイズのポテト(454kcal)とコカ・コーラ(140kcal)をセットで注文した場合、1,124kcalにもなります。一般的な成人の摂取カロリー目安は1,800~2,200kcalとされていますから、ビッグマックセット1食分で1,124kcalというのは気になる数字ではないでしょうか。そこで今回は、他の米やパンなどの炭水化物メニューと比較して、「ビッグマック1個分のカロリーならばどれくらいの量を食べられるか」を、お伝えしたいと思います。それだけの量を食べられるなら「今日のビックマックをやめておこう」と思うのか、それとも「いいや、それでも私の気分はビッグマックだ!」となるのか、そこはご自身の判断次第ですが、納得できる結果が出ていますよ。■10位:焼きそば(1皿)ビッグマック1個と、豚肉やにんじん、キャベツなど一般的な具が入ったソース焼きそば1人前がほぼ同じカロリーです(527kcal)。少し豪華な五目焼きそばや、あんかけ焼きそばだとビックマックより高カロリーになります。■10位:スパゲッティーミートソース(1皿)料理方法やお店によって変わってきますが、イタリアンレストラン・サイゼリヤの「ミートソースボロニア風」のカロリーは538kcalで、ビッグマックとほぼ同じ。■8位:そうめん、ひやむぎ(1.5人前)食欲のない暑い夏でも、そうめんであれば1人で2束はペロリと食べられるかもしれません。でも、2束食べると約360kcalになります。■7位:赤飯(2膳)1膳(140g)で265kcalなので、ちょうどお茶碗2膳分がビッグマックと同じカロリーです。もち米を使ったおこわでも、おかわりできちゃう程なんですね。■7位:うどん(2人前)うどんチェーン店のはなまるうどんで提供されている「かけうどん」は、273kcal。ここにたまごや肉などの具がのるとカロリーも上乗せされます。■5位:そば(2.5人前)ゆでたそば100gが132kcalなので、1人前(160g)になると約215kcal。2人分食べたとしても、まだビッグマックの方が高カロリーです。■4位:白米ごはんのおにぎり(3個)おにぎりは、握る人によってサイズが違います。ここではコンビニで売っているサイズ(約100g)のカロリー、168kcalで計算して約3個という結果になりました。おにぎりを3個食べると、多くの人が満腹になるはず。■4位:食パン(3枚)もちろんメーカーや種類、8枚切りか6枚切りかによって大幅にカロリーも変わってきます。今回はパスコの「超熟6枚切り」(1枚あたり163kcal)で計算しています。食パンにジャムもバターも塗らずそのまま食べる人は少ないと思いますので、なにかを足せばもちろんその分カロリーが増えます。■2位:モチ(4個半)四角い切りモチ1個が約120kcalですので、ビッグマックと同じカロリーなら4個以上は食べられるということ。しかし、これも食パン同様、食べるときにはなにかしら加えると思います。砂糖の混ざったきなこなら大さじ1で21kcal、つぶあんなら大さじ1で49kcalが加算されます。■1位: おかゆ(5膳)当然といえば当然の結果ですが、白米の量を減らしお湯でかさ増しをしているおかゆは、炭水化物のなかでも低カロリーの代表選手。梅干しや鮭などで味もつけずにお茶碗5膳の量を食べるのは大変ですが、ビッグマックと同じカロリーであるという驚きは感じていただけたのではないでしょうか。*これだけの量が、ビッグマック1個分のカロリーで食べることができるのです。ビッグマックを食べることで体に起きる変化についても、衝撃的な話ばかり。どんな食事でも同じことがいえますが、高カロリーのジャンクフードを食べ続けるのは控えた方が賢明かもしれませんね。(文/中田蜜柑)
2015年11月03日日立製作所(以下、日立)は10月27日、人の行動の計測と、その属性(特徴)の推定をリアルタイムで高精度に行う技術を開発したと発表した。同技術では、一台のカメラの左右に2つのレンズを取り付けたセンサーで同時に左右2枚の写真を撮影でき、その視差により奥行き方向の情報を取得することで立体的に空間を把握できる「ステレオカメラ」にて取得した3次元データの解析により、混雑した空間における人の行動のリアルタイムかつ高精度な計測を実現。加えて、人とその周囲に関する3次元データを分析することで、たとえば、ベビーカーや車いすなどを認識し、子ども連れの顧客や介護を要する高齢者など、人の属性を推定することが可能となった。同社によると、近年、センサー技術の進展やビッグデータ解析などの情報処理能力の向上によって、人の集まる空間で発生する、人間行動をはじめとする大量のデータを統計的に解析することで、利便性の高いレイアウトを実現するなど、空間の価値を高める取り組みへの期待が高まっているという。また、個人の行動データに、年齢層や子ども連れなどの属性データを組み合わせて解析することで、多様化する個人のニーズに応じたサービスの提供が期待されており、特に、高齢化や少子化、障がい者の負担低減などの社会問題に対し、QoL(Quality of Life : 生活の質)の向上を実現するサポートサービスへのニーズが高く、このたびの開発に至ったようだ。同社は今後、マーケティングをはじめとするさまざまな分野における同技術の活用を目指していく。
2015年10月28日日立製作所は10月27日、ステレオカメラで取得した3次元データの解析を行うことで、人の行動の計測と、その属性(特徴)の推定をリアルタイムで高精度に行う技術を開発したと発表した。IoTやビッグデータの進歩により、人が集まる場所での人間の行動や、個人の行動データに年齢層や親子連れなどの属性データを組み合わせて解析することなどが、新たなサービスの提供につながると期待されている。これまで、そうした人間の行動を計測する手法としては、監視カメラやレーザーレーダー、赤外線タグ、GPS端末などがあったが、いずれもリアルタイムかつ高精度に計測することは難しかった。今回開発した技術は、ステレオカメラを用いて立体的な3次元データを作成。人の頭部付近のデータを抽出し、俯瞰視点の画像データに変換することで、混雑した空間でも安定した位置の計測を可能とし、リアルタイムでの高精度な処理を実現したとする。また、画像上の人の位置の時間的変化を求めることで、高精度な人の位置の追跡を可能にし、実環境データにおける評価では、追跡率を従来比で約30%の向上を実現したとする。さらに、人のほか、その周辺の立体的な形状の分析も行うことで、車いすやベビーカーを認識し、それらを持つ人の属性を推定する技術も開発。このデータをあらかじめ登録しておいた物体データと比較することで、人物に付帯する物体の識別が可能となり、特定の属性を推定することが可能となったという。なお、同社では今後、商業施設やオフィス、イベント会場などの空間における人の行動とその属性のデータに応じたサービスの提供など、マーケティングをはじめとするさまざまな分野に向けて同技術の活用を目指すとしている。
2015年10月27日日立製作所は10月27日、パワーエレクトロニクス製品の事業拡大に向け、インド共和国の子会社「Hitachi Hi-Rel Power Electronics(日立ハイレル)」の創業家および従業員の保有するすべての株式を取得し、完全子会社とすると発表した。日立ハイレルは2011年10月にインドにおけるパワーエレクトロニクス製品の事業強化およびグローバル展開に向けた事業拠点の構築を目的にHi-Rel Electronicsを子会社化することで設立され、Hi-Relがそれまで製造・販売してきた産業用無停電電源装置(UPS)などの電機製品に、産業用高圧インバータ、大規模太陽光発電設備用変換装置(PCS)、大容量UPSなどの製品を拡充してきた。今回の完全子会社化を機に同社では、今後、日立と日立ハイレルがより緊密な一体運営を行い、グループの持つ顧客基盤や販売・サービスネットワークを日立ハイレルで最大限に活用するとともに、日立ハイレルの研究開発・設計・製造体制の強化による製品競争力の向上や応用分野の拡大を図ることで、さらなる事業強化を目指すと説明している。
2015年10月27日日立製作所は10月26日、人工知能技術を活用して、企業の売上向上やコスト削減といった経営課題の解決を支援する「Hitachi AI Technology/ 業務改革サービス」を11月2日から販売開始すると発表した。価格は個別見積もり。同サービスは、日立が開発した人工知能技術の1つである「Hitachi AI Technology/H」を活用して、ビジネスに関連する大量かつ複雑なデータの中から、組織の重要な経営指標(KPI)との相関性が強い要素を発見し、業務改革施策の立案を可能にするもの。Hitachi AI Technology/Hは、従来、専門家の知見ではKPIとの関係が薄いと考えられ、分析や仮説の立案に使用されていなかったデータからも重要な要素を発見し、専門家の思考に頼らない革新的な改善施策を立案できるという。同社によると、同サービスは研究開発の段階も含めて、金融、交通、流通、物流、プラント、製造、ヘルスケアなどの多くの業種で、売上向上、リスク低減、コスト削減を実現しているとのことだ。例えば、小売業において、顧客の来店から購買に至るまでの行動に関する購買行動データや、購買の結果である販売データなどから、顧客の購買単価を向上させる施策を導き出すことができたという。
2015年10月27日日立インフォメーションアカデミーは10月23日、企業向けの研修サービスとしてアダプティブラーニング型のeラーニングを実現するシステムを独自に開発したことを発表した。同システムで提供する「ナビ機能付きeラーニング」サービスは、学習者個人ごとの正確な理解度評価をもとに、必要な学習内容を自動的に選択、推奨するもの。同サービスは、2016年4月から提供開始の予定。「ナビ機能付きeラーニング」では、学習者が事前に受験したテスト(プレテスト)から正答確率を算出し、学習目標に対する学習前の達成度を評価する。また、5~15分程度で学習できる学習単位(チャンク)ごとに細分化し、完結するため、一つのチャンクのみを学習しても知識の修得が可能だとしている。さらに、学習前の達成度に応じて、学習者個々に必要な(学ぶべき)学習単位を選定し、組み合わせて提供される。同社では、同サービス利用の効果として、プレテストの結果をもとに、現在の理解度がチャンクごとに数値で表示されることから、学習者は細かい単位で、目標に対する現在の到達度を、学習前に正確に知ることが可能なため、これから修得すべき内容についての、学習意欲を高めることができる点などを挙げている。また、5~15分程度で構成されるチャンク単位で学習することができるため、業務の合間の時間などを利用し、自分のペース、タイミングで自由に学習できる点もメリットとしている。同サービスの価格は、8時間コースの場合1万8000~2万円(税別)程度が予定されている。
2015年10月23日日立製作所は10月23日、グローバルに事業を展開する製造業向けにIoT(Internet of Things)技術でバリューチェーン全体をデータでつなぎ、モノづくりに関するQCDR(品質・コスト・納期・リスク)の全体最適化を実現する「Hitachi Total Supply Chain Management Solution/IoT(TSCMソリューション/IoT)を10月26日から販売開始すると発表した。2016年1月4日の提供開始を予定しており、価格は個別見積もり。同ソリューションは経営管理、設計、製造、サプライチェーンマネジメント(SCM)など、製造業のバリューチェーンを支える各業務システムをクラウド経由で相互に連携させることにより、グローバルに分散する拠点間で、設計や製造設備、部品在庫の状況などに関する情報をリアルタイムに共有し、一体的な生産管理を行うことができる。これにより、グローバルに一体的な生産管理を行い、モノづくりのQCDR(品質・コスト・納期・リスク)を最適化し、例えば製品回収が必要となった場合、工場内に蓄積した3M(Man=人間、Machine=設備、Material=部品、原材料)に関するトレーサビリティ情報から回収の影響範囲を容易に特定し、経営への影響を最小限に抑えることができるとしている。そのため、メーカーのみならずサプライヤーまで情報の連携範囲を広げることで、バリューチェーン全体での影響範囲を最小限に食い止めることができる。また、特定拠点の設備の稼働状況に異常が発生した場合、設備の稼働を管理するシステムに異常を通知し、保全システムにメンテナンスの実行を指示するなど、機器の故障に伴う納期遅延や製品品質の低下を抑止することが可能だ。今後、日立は製造業のバリューチェーンの全体最適化を支援するサービス群を「Hitachi Total Supply Chain Management Solution」として体系化し、サービスラインアップの拡充と機能強化を推進していく。
2015年10月23日日立製作所は10月21日、M2M向けシステム基盤を容易に構築できる「M2Mトラフィックソリューション」のラインアップを拡充したと発表した。モバイルネットワークを利用して、車内や屋外、移動先から、各種カメラの映像や画像などの大容量ファイルを高速データ転送できる「大容量ファイル転送サービス」の販売を開始する。製品は、ゲートウェイ装置などのM2M機器と、収集データの管理と機器の制御などを一元的に行うクラウド環境を提供し、M2M向けシステム基盤を迅速に構築する。今回販売する「大容量ファイル転送サービス」は、高速通信のLTE通信および車載対応のゲートウェイ装置をラインアップに追加し、移動先から、または移動中に現場の大容量データの安定的な送信を可能にするもの。これにより、車両などの移動体での作業において、データをクラウドを介して自動転送できるため、業務効率の向上が見込まれるだけでなく、情報漏えいのリスクも軽減される。サービスの活用例としては、大気の状況を観測する環境測定車などにおいて、取得した測定データに位置情報を加えて移動しながら転送し、リアルタイムにエリアの測定状況を更新することや、遠隔地で撮影した大容量の取材画像や映像を、即時に放送局へ転送し編集作業に役立てることなどが考えられる。ほかに、山間部や離島などにおける医療検診車によるX線撮影の画像データを自動転送によりすぐに施設で診断を開始できるなど、さまざまな分野で活用できる。サービス開始は、12月25日で、価格は個別見積り。
2015年10月22日日立ソリューションズは、営業販売員やコールセンターなどに寄せられる膨大な顧客の声(Voice Of Customer : VOC)をメールやシステムから収集・分析し、商品やサービスの企画や開発、マーケティング活動に活かす「顧客協創型商品企画ソリューション」を12月1日より販売開始する。同社によると、昨今、顧客やパートナー企業と協創し商品開発を進め、商品の提供価値向上を図る企業が増加。このような中、企業はこれまで、CRM(顧客管理システム)や営業支援システム、コールセンターシステムなどを利用し顧客の声を管理してきたが、各システムのデータやパートナー企業を含む関係者が持つ情報が分断されているほか、集約しても膨大なデータの中では重要度を識別できないため、顧客接点業務から離れている企画や開発部門では顧客の声を効率的に活用しにくいことが課題となっていたという。今回提供を開始する「顧客協創型商品企画ソリューション」では、企業内のメールや個別の業務システムに散在する膨大な顧客の声を収集・分析し、顧客のニーズや商品・サービスの問題点をカテゴリー別や重要度などで可視化。その結果を、パートナー企業を含む関係者などが共有・活用できる環境を提供するものとなる。これにより企業は、商品やサービスの企画・開発にあたり、営業やサポート、企画、開発部門、パートナー企業に寄せられている要望や評価などの顧客の声を、組織を越えて効率的に把握し、市場のニーズに合致した価値ある商品をタイムリーに提供することができる。同ソリューションは、企業間情報共有システム「活文 Managed Information Exchange」にデータ統合技術で顧客の声を収集する機能を拡張し、ビッグデータ利活用基盤「Splunk」やテキストマイニングシステム「CoreExplorer」と組み合わせて提供していく。
2015年10月22日日立製作所は、M2M向けシステム基盤を容易に構築できる「M2M トラフィックソリューション」のラインアップを拡充し、モバイルネットワークを利用して、車内や屋外、移動先から、各種カメラの映像や画像などの大容量ファイルを高速データ転送できる「大容量ファイル転送サービス」を10月22日より販売開始する。「M2Mトラフィックソリューション」は、ゲートウェイ装置などのM2M機器と、収集データの管理と機器の制御などを一元的に行うクラウド環境を提供し、M2M向けシステム基盤を迅速に構築するソリューション。「大容量ファイル転送サービス」は、高速通信のLTE通信および車載対応のゲートウェイ装置をラインアップに追加し、移動先から、または移動中でも現場の大容量データの安定的な送信が可能となっている。今回、LTE通信と日立独自の高速ファイル転送技術「Hitachi WAN Optimizer」を搭載したゲートウェイ装置を新たに開発し、安定的に大容量ファイルの高速転送が可能なサービスを実現した。新サービスの開始に合わせ、高温、多湿、紫外線、振動といったさまざまな外部環境へ対応し、屋外設置に適したゲートウェイ装置もサービスに追加し、これにより、車両など移動体のほか、屋外での多様なデータ収集も可能となる。そのほか、同サービスは、マルチキャリア対応のため、システムごとに異なるデータの種類やサイズ、転送頻度などに応じて、通信事業者が提供するモバイル通信サービスの料金プランの中から最適なものを選択でき、通信コストの最適化を実現する。
2015年10月22日