今はまだ主流とはいえない「ドラム式洗濯機」。縦型洗濯機に比べてかなり値が張るけれど、洗濯が楽になるなら……と迷っている方も多いのでは。今回はこのドラム式洗濯機をクローズアップ。実際に使っている主婦の方々の意見も聞きながら、そのメリット・デメリットについて紹介します。「安さと洗浄力が洗濯機の決め手!主婦が認めるメリットは?【縦型編】」の記事では、縦型洗濯機のメリット・デメリットについて解説しました。まだまだ主流は縦型であることがわかりましたが、もしもこれから買い換えるなら、ここ数年の間に急速に注目度が高まっている、ドラム式洗濯機の存在はやはり気になるところ。そもそもドラム式洗濯機の魅力とは何か。今回はこれからのさらなる普及が期待されるドラム式洗濯機をクローズアップ。そのメリットやデメリットについて解説していきたいと思います。■目次1.ドラム式は「たたき洗い」。洗浄力は……2.見落とし注意!ドラム式洗濯機の意外なデメリット3.ドラム式のメリットはランニングコストと家事の効率化!4.水道代・電気代の節約も期待できる5.実際に使ってみてどうでしたか?1.ドラム式は「たたき洗い」。洗浄力は……縦型洗濯機の洗い方は、洗濯槽の底にある「羽」を回転させ水流をつくることで、衣類同士をこすり合せる「もみ洗い」をします。それに対して、ドラム式洗濯機は「たたき洗い」。中のドラムが回転することで、衣類を持ち上げて上から落とすというのが特徴です。一般的に洗浄力に関しては、使用する水の量が多い縦型の「もみ洗い」のほうが、汚れがよく落ちるとされています。それに比べると「たたき洗い」のドラム式は水量も少なく、洗浄力は劣るといわれています。今回のアンケート結果でも、「洗浄力の弱さ」をドラム式のネックに挙げる主婦の方がいました。■「我が家は5人家族だからドラム式だと1回につきたくさん洗えないような気がするから縦型を使用しています」(30代・専業主婦)■「縦型の洗濯機に比べて汚れ落ちがそれほどよくないと聞いたことがある」(50代・専業主婦)■「汚れ落ちが悪いとプロの洗濯業者さんに聞きました。水道代は節約できるようですが、一長一短ですね」(40代・専業主婦)2.見落とし注意!ドラム式洗濯機の意外なデメリットアンケートの回答を見ると、ドラム式のデメリットとして意外と多かったのは「安全性」でした。■「縦型と違いふたが横についているので、幼児にも手が届いてしまい、事故や故障が起きやすいのはデメリット」(30代・専業主婦子ども有り)■「以前はドラム式を使っていましたが、子どもが生まれてから安全性を考えて縱型にしました」(40代・専業主婦子ども有り)■「子どもが興味を持ちやすく、やり方さえわかれば、簡単に中に入れてしまい危険だと思います」(30代?・専業主子子ども有り)■「子どもが中に入ってしまう事故がありましたが、危険なことが縦型より多い気がします」(30代・専業主婦子ども有り)■「小さい子どもがいると、中に入ったりといった事故も多いので不安」(20代・専業主婦子ども有り)■「安全性が不安。ドラム式で子どもの事故のニュースを聞いてから余計に怖い」(30代・専業主婦子ども有り)■「幼い子どもがいるので、安心感のある形を選んだ」(30代・専業主婦子ども有り)アンケートを行った50人中7名がこの問題点を挙げていることからも、特に小さなお子さんがいる家庭にとっては、安全性は無視できないポイントであることがわかります。2015年の6月には、子どもがドラム式洗濯機の事故で亡くなるというニュースが大きく報道されました。この事故を受けてメーカーの安全対策も進んでおり、運転していない時にドアが開かなくなるようにする「チャイルドロック」機能があるものや、万が一閉じ込められても中から開けられるような「閉じ込め防止」機能がついている機種が開発されました。(日立のHPより)ドラム式を購入する際には、必ず売り場に行ってこうしたロック機能の使い方を入念にチェックしておく必要がありそうです。親の予想に反する行動をするのが子ども。その危険性を1%でも不安に思うなら、ドラム式は購入しないほうが賢明かもしれませんね。他に挙げられたドラム式のデメリットとしては「かさばる」というものもありました。■「購入検討時はドラム式を希望していたが、洗濯機置き場の広さにあわず断念」(20代・専業主婦)■「ドラム式は大きくて、今住んでるアパートの洗濯機置き場にはまらない」(20代・専業主婦)■「今使用している洗濯機を購入する時に住んでいたアパートの洗濯機置き場がドラム式を置ける大きさがなかったので」(30代・専業主婦)コンパクトな縦型に比べてドラム式は大きいため、住んでいるアパートやマンションによっては欲しくても家の構造上買えない、というケースがまだまだあるようです。3.ドラム式のメリットはランニングコストと家事の効率化!いくつか課題が残っているとはいえ、ドラム式にも多くのメリットがあります。その中でも「時間」を確保できることは、大きな魅力といえるでしょう。「洗濯」という家事にかかる時間は全自動洗濯機によって、ほぼゼロに出来ました。しかし「洗濯」という行為にはこの他に「乾燥」「折りたたむ」という工程が残っています。この時間が意外とかかることはご存知の通り。もし、戸建てで一階が洗濯機で、二階のベランダに洗濯物を干すというご家庭であれば、ア:洗濯物を取り出すイ:二階まで洗濯物を持ち運ぶウ:絡み合った洗濯物をほどきながら、洗濯バサミやハンガーにひとつずつ洗濯物を干すエ:乾いたらそれを取り込むオ:たたむという作業があるわけですが、ドラム式の乾燥機能を使えば、ア:洗濯物を取り出しオ:たたむで終了。つまりは主婦の時間的な負担はずいぶん減ることになります。共働きの家庭でしたらこの時短は、見逃せない大きな魅力。夜遅く帰ってきても、洗濯物を放り込んでボタンを押すだけで、朝には乾燥した状態で洗濯物が取り出せるのです。想像しただけでも、この効率化は嬉しいものです。面倒臭い家事の負担が少しでも軽減される、という事実は精神衛生的にも非常に大きなメリットを生み出します。ましてや毎日「しなくてはいけない」家事ですから、ここから解放されるとなれば、日々のメンタルに好影響であると考えられます。縦型にも自動乾燥機能が付いている機種がありますが、洗濯が終わると衣類がからみ合って、うまく乾燥しきれずに生乾きのようになってしまうこともあるようです。一方ドラム式であれば、衣類が絡みにくい構造なので、よく風が通って乾きやすいという特徴があります。■「仕事で帰りが遅くなるため、部屋干しになってしまい生乾きのニオイがするのが嫌だったため、ドラム乾燥タイプにしました」(50代・正社員)■「ドラム式はたたき洗いで、少ない水で洗えるのでエコで水道代の節約につながるので良いと思います」(40代・専業主婦)■「毎日乾燥機に入れてもヒートポンプ式で電気代があまりかからないのは大きな魅力」(20代・専業主婦)■「ドラム式の良い所は乾燥機能。子どもの洋服などたくさん汚れて雨の日に乾かないと困るので、乾燥機能は本当に助かります」(20代・専業主婦)■「縦型の乾燥機能はとても実用レベルではないが、ドラム式の乾燥機能はその後の洗濯干しの労力軽減に直結すると思う」(30代・専業主婦)実際にドラム式洗濯機を使用していない人でも、「洗濯物を干す」という家事の煩わしさが解消されるのがドラム式のメリットだと感じている人が多くいらっしゃいました。4.水道代・電気代の節約も期待できる「安さと洗浄力が洗濯機の決め手!主婦が認めるメリットは?【縦型編】」の記事でも触れましたが、縦型とドラム式の水道代は、1回につき約2倍もの差があります。1日1回しか洗濯しないご家庭ならまだしも、子どもが多く1日に2回以上洗濯するご家庭や、乾燥機能も積極的に使う場合、長い目で見ればドラム式のほうがコスト的なメリットを享受しやすいといえます。‘’縦型が平均2563.2円/月、ドラム式が平均1096,6円/月になります。となるとランニングコスト全体では82カ月(約7年)で回収できる計算になります。洗濯機の買い替えの時期はおよそ8~9年ぐらいですので、乾燥機能を毎日使う人にとっては、ドラム式のほうがコスト的に良い、という判断になりそうです。’’こちらは1日1回の洗濯で計算されていますので、1日2回の洗濯+乾燥をするのであれば、ドラム式購入の際にネックになる初期コストを、4年ほどで回収できる計算にもなります。そこに「時間」及び洗濯物を干すという労力の削減というメリットも加わるのであれば、決して高い買い物ではないのではないでしょうか。アンケートを見ても、50人中17人が乾燥機能を、19人が水道代の節約をメリットだと回答しています。■「水道代の節約になると聞いたことがあるので、メリットだと思います」(30代・専業主婦)■「少ないと水量できれいになると聞きます。1日に何回もまわすので水道代はかなりお得だと思います」(30代・公務員)■「毎日乾燥機に入れてもヒートポンプ式で電気代があまりかからない」(20代・専業主婦)■「洗濯機のスペックを比較すると、やはりドラム式のほうが水道代を節約できそうでした」(50代・専業主婦)■「結構洗濯をするほうだけれど、ドラム式にしたら水道代が安くなったように思う」(50代・正社員)■「ドラム式は少ない水で洗えるので水道代の節約につながるので良いと思います」(40代・専業主婦)5.実際に使ってみてどうでしたか?最後に、少数ではありますが、「今後、ドラム式の洗濯機以外を購入する予定はございますか?」という質問に対して「ない」と回答した、ドラム式愛用者の主婦たちに、その理由を聞いてみました。■「現在二台目のドラム式を使用していますが、今後もドラム式を選ぶと思います」(50代・主婦)■「ドラム式だと洗濯機の上に多少荷物が置けるから、替えるつもりはありません」(40代・主婦)■「もうすでにドラム式に慣れてしまったので、それ以外はちょっと考えられないから」(50代・正社員)■「今のところは、考えていません。私は身長が低いため、ドラム式のほうが使いやすいと感じているため」(50代・正社員)■「服の出し入れも楽だし電気代も縦型に比べてかからないのでドラム式がいい」(20代・主婦)■「水道代の節約になる上、乾燥機機能が充実していて便利だから」(30代・主婦)■「ドラム式に慣れてしまっているため、今後も他のものではなく、ドラム式を選ぶと思う」(30代・正社員)一度買ったら、もう戻れない。それがドラム式の魅力なのかもしれませんね。使い慣れた縦型から初のドラム式に変更するにあたっては懸念点があるものの、一度使ってしまうとその便利さに納得するという主婦が多いことがわかりました。長期的に見ればお得!ドラム式はやっぱり便利ドラム式洗濯機のメリット・デメリットを主婦の意見とともに見てきましたが、縦型とドラム式、どちらのほうが魅力的に感じましたか?使ったことがないものには不安もありますし、現状、ドラム式は少し値が張るのがネック。しかし長期的に見ると水道代や電気代がお得になりますので、たくさん洗濯をするご家庭や忙しい方にはドラム式がやっぱり便利でお得です。買い換えの際には、ぜひ検討してみてくださいね。
2017年03月15日ティム・バートン監督の傑作映画をミュージカル化した舞台『ビッグ・フィッシュ』が2月7日、東京・日生劇場で開幕した。2013年にブロードウェイで大ヒットした作品で、日本では今回が初上演。前日の6日には、川平慈英、浦井健治ら出演者が意気込みを語るとともに、最終舞台稽古が報道陣に公開された。ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』チケット情報自らの体験談を現実にはありえないほど大げさに盛って語る父親エドワードと、その奇想天外な話を聞いて育った息子ウィル。ウィルは大人になるにつれ父の話が作り話にしか思えなくなり、父子の間には隙間が生まれてしまうのだが……。少しすれ違ってしまっているけれど解りあいたい父と息子のもどかしい現実と、エドワードが語る奇想天外な物語――子どもの頃、魔女に死の様子を予言された話、巨人との友情、サーカスで最愛の女性と出会った話などなど――、イマジネーションの世界とリアルな家族の物語が交互に語られ、めくるめく世界に観客を誘う。その行き来を違和感なく描き出す力があるミュージカルという手法、そして実力派揃いのキャスト陣がしっかりと家族の絆を表現することで、ティム・バートン監督映画に負けない、ファンタジックで心あたたまる素敵な作品が誕生した。中でもやはり主演の川平慈英が、エドワードそのものといった魅力を振りまいている。大ボラのような物語をくしゃくしゃの笑顔で得意げに話す姿はチャーミングで、その憎めなさに、いつの間にか観客も彼を好きになってしまうに違いない。現実的な息子・ウィルを演じる浦井健治も、生来の純真さと優しさがそこかしこから溢れていて魅力的。またエドワードの妻・サンドラ役の霧矢大夢はアメリカ娘らしいキュートな少女時代から、病を得た夫を優しく見守る晩年までを見事に演じ、ウィルに寄り添う妻・ジョセフィーンの赤根那奈の聡明さも、家族をしっかり支えている。さらに少年時代のウィルを演じる鈴木福(りょうたとWキャスト)がその愛らしさと純粋さで、家族愛の基盤を強く築いた。ほかにもエドワードの語る物語の登場人物に扮する藤井隆、ROLLY、J Kim、深水元基、鈴木蘭々らが個性的かつ魅力的な不思議なキャラクターになり、夢のような世界を紡ぐ。視覚的にも美しく、見ごたえのある舞台作品だ。会見で川平が「思っていた以上にゴージャスな舞台になりました。申し訳ないのですがお客さんよりも僕が一番楽しんじゃおうかなという気分。楽しんでいる僕たちを見て、お客さんの心が温まってくれれば、こんな嬉しいことはない」と語ったが、その言葉どおり、舞台上から幸せな空気が客席に流れこみ、劇場空間全体を、ポジティブで温かい空気が包む。「劇場に来て、座席に座ってくだされば、この『ビッグ・フィッシュ』チームが幸せに誘います」と川平。寒い2月、ぜひ『ビック・フィッシュ』で優しく温かい気持ちになってみては。公演は2017年2月28日(火)まで同劇場にて。チケットは発売中。
2017年02月08日俳優の三浦友和が、きょう12日にスタートするテレビ朝日系主演ドラマ『就活家族~きっと、うまくいく~』(毎週木曜21:00~21:54)で、ドラム演奏姿を披露する。このドラマは、三浦が父、黒木瞳が母、前田敦子が娘、工藤阿須加が息子という4人の平穏な家族が、ふとしたきっかけで崩壊していく姿を、橋本裕志のオリジナル脚本で描くもの。三浦が演じるのは、大手鉄鋼メーカーの人事部長というエリートだが、役員就任を目前にして信念を曲げた仕事に手を出してしまうことで、思わぬ事態を招くことになる。故・忌野清志郎さんと高校の同級生で、影響を受けてミュージシャンを目指していたという三浦。「忌野清志郎に出会ってなければ、会社員になっていたと思います」と言うが、、今作の劇中では「サラリーマン、なめんなよ!!」と言わんばかりに、ドラムに怒りをぶつけて演奏するシーンを見せる。三浦は「家族4人が苦しんだり、もがいたりを繰り返していくドラマですが、視聴者の方には、家族4人のうち誰かの立場には共感してもらえる作品になるのではないかと思っています」と見どころを語っている。
2017年01月12日アイドルグループ・嵐の5人が日立家電シリーズのロボットクリーナー新製品「ミニマル」CMに出演することが18日、わかった。新CM「ミニマル デビュー」編は19日から全国で放送される。CMでは、英字新聞の紙面上でストーリーが展開。タキシード姿の嵐が持った「ミニマル」が紙面から飛び出し、記事の文字を吸い込んで行くと、メンバーたちは「ミニマル」に吸い込まれまいと逃れていく。CMソングには、嵐の最新アルバム『Are You Happy?」収録のリードトラック「Don’t You Get It」が使用される。同グループは2010年より日立家電シリーズのイメージキャラクターを務めているが、CMの楽曲使用は初となる。「ミニマル」に驚く演技では、松本が率先して「驚く演技はみんなで『あっ!』って声を出す?」「『ミニマル』を抱える位置はリーダーに合わせればいいよね」と声をかけ、揃えていく。また相葉と櫻井はスタッフに「このシーンはどんな動きをすれば良いですか?」等と質問し、回答をメンバーに伝えるなど、撮影現場での連携を見せた。5人全員が左側に集まるシーンでは、右端にいた二宮が「スタートの位置がみんなより遠いから、動き出しのタイミングが難しいね」「俺、結構早く動いてるかもなー」と試行錯誤。一方、大野は撮影の合間に「ミニマル」の車輪を回したりダストケースを覗いたりと、マイペースに商品を調べていた。「ミニマル」から逃げるシーン挑戦する櫻井は「簡単そうに見えてすごい難しい動きですね」と苦笑。同じ流れのシーンに臨んだ松本は「台から降りるときは、体が離れすぎない方がいいですよね?」と入念に動きをイメージした。相葉・二宮・大野が椅子に座り、「ミニマル」の動きに合わせて足組をするシーンでは、相葉が「多少のズレってありですか? いや駄目ですよね」とスタッフに確認。心配そうな相葉に、二宮は「僕はずっと心の中で全員の成功を念じているよ」と返し、笑いあっていた。
2016年11月18日アイドルグループ・嵐の大野智と松本潤が、日立白物家電シリーズの新CM、ドラム式洗濯乾燥機「仕上がりの実感」編に出演することが9日、わかった。19日より全国で放送される。同グループは2010年より白物家電シリーズのイメージキャラクターとしてCMに出演。最新CMでは、ビッグドラムからシャツを取り出し、大野と松本がスタイリッシュに羽織る展開となっている。最初に撮影現場に現れた松本は、監督からスタイリッシュさを求められ「善処します!(笑)」と笑顔で意気込み。シャツを着用するシーンでは、「シャツを回しながら体を入れ込む様にイメージした方がうまくいきますか?」「もっとワイドにシャツを回した方が良いですか?」「口は空いてない方が良いですよね?」と、細かい点まで確認しながら、動きを作り上げていく。撮影を進めるうちに「シャツを振り回す角度がポイントだと思うんですよね。今自分で喋って気付きました(笑)」と、コツを見つけた松本は、最終的にモニターで確認し「おしゃれ~!」と自画自賛するほどのできを見せた。次に大野が現れると、2人の共演シーンの撮影に。松本から「シャツを振り回しながら着るシーン、難しいよ!」と聞かされた大野が「かっこいい演技できるかなぁ~(笑)」と不安げに。松本は自ら着方のコツを伝授し、仲の良い様子を見せた。また、2人が同時にカメラを指差すシーンは、撮影現場で急遽指定されたものだったが、細かい打ち合わせにより息の合ったポーズを披露した。最後に、松本の「しっかりと腕を振ると良いよ」というアドバイスを胸にした大野が、ソロシーンの撮影を開始した。スタッフから「右手を通す位置が低かったので修正をお願いします」「もう少し大きくシャツを動かしてください」「体ごとではなく、腕だけを回してください」と細かく指示を受けながら、19テイクで無事に撮影終了となった。11回目には「あ~ムズい!(笑)」、16回目には「はい次!」とコメントしながら進めていった大野。OKが出ると「すみませんね~本当に!(笑)」と明るい一言で終了し、スタッフからもねぎらいの拍手が沸き上がっていた。
2016年11月09日スタイリッシュで使いやすい「ドラム式洗濯機」ですが、実際にタオルを洗ったらゴワゴワになってしまった…と嘆いている人も多いようです。今回は、ドラム式洗濯機でもタオルのふわふわを保って洗う方法を検証します!■なぜタオルがゴワゴワになってしまうの?スタンダードな縦型洗濯機とドラム式洗濯機では、洗い方が異なります。縦型洗濯機は、洗濯槽を水平に回転させることで衣類同士がすれるときに汚れを落とす「こすり洗い」。一方、ドラム式洗濯機は、床に対して垂直に回転することで衣類を上下にたたきつけて汚れを落とす「たたき洗い」です。「こすり洗い」は衣類がすれる衝撃で傷みやすいデメリットはあるものの、たたき洗いに比べればタオルなどのふわふわ感を保つことができます。「たたき洗い」は、タオルのパイルが上から下からつぶされてしまうため、本来の形が崩れてゴワゴワになってしまうのです。タオルのふわふわ感を取りもどす方法のうち、もっとも簡単なのは、乾燥まで洗濯機でおこなうこと。しかし、気になるのは電気代です。「天日干しでもタオルの肌ざわりをよくしたい」という人は、次の3ステップを試してみてください。■乾燥機を使わずにふわふわ感をキープするための3ステップまず、タオルがゴワゴワになる原因として、パイルが寝てしまうということのほかに、水分が減りすぎるということも考えられます。ドラム式洗濯機は、たたき洗いをおこなうことで縦型洗濯機よりも少ない水の量で洗濯ができることがメリットなのですが、そのためにタオルなどの衣類の水分が減ってしまい、繊維の柔軟性が低下してしまうのだそうです。繊維がカラカラに干上がってしまうのを防ぐため、1.脱水の時間を減らす2.タオルを上下に10〜20回程度ふって、空気にふれさせる3.天日干しの時間を短くする上記3点を行えば、乾燥機を使わなくてもふわふわ感をキープできます。■ひと手間を加えて さらに肌ざわりよく上記以外にも、「タオルをネットに入れてあらう」「タオルは他ほかの衣類とは別に洗う」「洗濯剤が残らないようにすすぎを多めにする」などのひと手間を加えると、さらに気持ちのいい仕上がりになります。また、柔軟剤の使用量も気をつけたいところです。規定値以上の柔軟剤を入れてしまうと、落としきれなかった分が衣類の繊維の間に残ってしまい、黒ずみやにおいの原因になってしまうことも。洗剤や柔軟剤は、標準の量を正しく入れるように心がけましょう。ちょっとした工夫で、タオルの肌ざわりが変わります。ふわふわのタオルで快適に過ごしたいですよね。
2016年09月21日日本のメロコアバンドCOUNTRY YARDより、ドラムのTaihei Sakagamiの脱退が発表された。Taiheiは現在開催中のツアー「COLORS TOUR」のファイナルとなる10月9日(日)東京・TSUTAYA O-EAST公演をもって脱退する。【チケット情報はこちら】オフィシャルサイトでTaiheiは脱退の理由について「僕がバンドではなく、新たに「やりたい事、目標」ができた事で、これ以上この気持ちを抱えながらCOUNTRY YARDに在籍する事、バンドをやっていく事が難しくなったからです」と説明。また「ファイナルは最高の空間を絶対作ってみせますので皆様、是非遊びに来てください!!」とコメントを寄せている。COUNTRY YARDは2007年に結成。これまで2作のフルアルバムを発表。今年の6月にはシングル『COLORS』をリリースしている。ツアーファイナルのチケット一般発売は、8月20日(土)午前10時より。■COUNTRY YARD “COLORS TOUR FINAL BROTHERHOOD ONEMAN”日時:10月9日(日)開場17:00 / 開演18:00会場:TSUTAYA O-EAST(東京都)料金:スタンディング 2800円 ※ドリンク代別途必要
2016年08月17日日本マクドナルドは4月6日、「ビッグマック」を巨大化させた「グランド ビッグマック」と「ギガ ビッグマック」を発売。実際に食べてみたが、「ビッグマック」の味わいはそのままに、「ビッグマック」が子どもに見えてしまう程のボリュームで充実感を大いに堪能できるものだった。ならばこの充実感をもっと味わえないものか……。よし、作ってみよう!今回の実験で使用するのは、「ビッグマック」と「グランド ビッグマック」「ギガ ビッグマック」の3つ。土台には、マクドナルド史上最大の重量を誇る「ギガ ビッグマック」を採用した。まずは「ギガ ビッグマック」の上のバンズをはがし、「グランド ビッグマック」を乗せる。これで「ギガ グランド ビッグマック」(マイナビニュース編集部命名)の完成だ。仕上げに今回のシンボルとなる「ビッグマック」を乗せる。「グランド ビッグマック」同様、上空からUFOのように着陸させ、最後にトップのバンズでふたをしたら、「ギガ グランド ビッグ ビッグマック」(マイナビニュース編集部命名)の完成だ!重さ808g、カロリーはおよそ2,328kcalの「ギガ グランド ビッグ ビッグマック」。ビーフパティは8枚詰まれており、持ってみると非常に重い。6段あるバーガーは、口を全開にしても下の3段くらいしか収まらなかった。マクドナルド特製の「オリジナルビッグマックソース」がたっぷりと挟まっているので、ずっと満足度が高い商品だ。「ギガ グランド ビッグ ビッグマック」の制作費は税込1,630円(ビッグマックが税込370円、グランド ビッグマックが税込520円、ギガ ビッグマックが税込740円)。結局筆者は1人で食べきれず、編集部内でシェアしてしまったのだが、みんなで夢のタワーバーガー完食に挑戦するのもまた一興だ。
2016年04月07日日本マクドナルドは4月6日、「グランド ビッグマック」(税込520円)と「ギガ ビッグマック」(税込740円)を全国の「マクドナルド」店舗で期間限定発売した。マクドナルドの定番商品「ビッグマック」のおいしさをそのままにスケールアップした両商品。どれくらい大きくなっているのか、実際に比較してみよう。「グランド ビッグマック」は、「ビッグマック」のおいしさはそのままに、バンズの直径を1.2倍、バーガーの重量を1.3倍にボリュームアップした一品。さらに、同商品のアンバサダーとして起用した横綱・白鵬関の「もっとビーフがあったらうれしい」という一声に応じて、ビーフを2倍にした「ギガ ビッグマック」も数量限定で登場する。最初はグランドビッグマックからひと口。バンズが大きくなっているので、持ちやすい。重量を量ったところ、288gだった。ピクルスのみじん切り、特製マスタード、スパイスを合わせた「オリジナルビッグマックソース」の味わいなので、「ビッグマック」を食べている時の幸福感が長く感じられた。一方の「ギガ ビッグマック」は、ビーフパティが「ビッグマック」の2.8倍、重量383gのまさしくマクドナルドの"横綱"と呼べるバーガーだ。ビーフパティのジューシーさを思う存分味わいたいのなら「ギガ ビッグマック」がオススメ。ちなみに、「ダブルクォーター パウンダー・チーズ」や今まで販売していた「メガマック」と比べても、「ギガ ビッグマック」は史上最大の重量だという。カロリーも「グランド ビッグマック」が約764kcal、「ギガ ビッグマック」が約1,034kcalと同社最大級とのこと。また両商品の販売に伴い、サイドメニューも"グランド"サイズになっている。Mサイズの1.7倍の「グランドポテト」(税込370円)、Mサイズの2倍の「グランドコーク」(税込280円)が登場。これらをセットにした「グランドセット」は、通常のバリューセットに100円追加するだけで楽しめる。さらに今回の「グランド ビッグマック」を記念して、ビッグな新商品とは対照的な世界最小のブロック「nano block」をモチーフにした「ビッグマック ナノブロックセット(おもちゃ)」(税込1,150円)を販売。「ビッグマック」「マックフライポテト」「ドリンク」の3つをかたどっており、単品では1つ税込400円。これらの商品の販売は4月下旬までを予定している。「ビッグマック」好きで大食いに自信がある人は、このタイミングを見逃すな!
2016年04月06日ビッグローブは4月4日、BIGLOBE接続サービスの利用者向けの電力サービス「ビッグローブでんき」を開始した。「ビッグローブでんき」第1弾として、中部電力と提携し、「中部電力 カテエネプラン for BIGLOBE」を開始。同プランは、BIGLOBE接続サービス利用者向けに中部電力が用意した専用プランで、首都圏エリアから対応を開始する。中部電力 カテエネプランと従来の電気料金を比べると、月に520kwh使用した場合、毎月315円、1年間で3780円得するという。電力と光接続サービス「ビッグローブ光」、高速モバイル通信サービス「BIGLOBE SIM」とのセット割である「光☆でんきセット割」、「光☆SIMでんきトリプル割」では、毎月最大400円を割り引きする。また、従来の電力と光接続サービス、モバイル通信サービスを利用している場合、「中部電力 カテエネプラン for BIGLOBE」と「ビッグローブ光」マンションタイプ、「BIGLOBE SIM」に乗り換え、「光☆SIMでんきトリプル割」を適用すると、毎月4735円、1年間で約57000円得するという。
2016年04月04日日立製作所と米国のVirtusa Corporation(バートゥサ)は3月29日、グローバルITソリューション分野における戦略的提携に合意したことを発表した。日立は、企業の基幹系システムなど高い信頼性が求められるシステムの開発において、導入実績と技術・ノウハウを有し、さまざまな製品・サービスを組み合わせたITソリューションをグローバルに提供している。一方、バートゥサは欧米やアジアを中心としてグローバルにITコンサルティングやシステム開発を展開し、顧客企業に革新的なソリューションを提供。特に、複雑な業務プロセスの変更や各国・地域の法規制に効率的に対応できるシステムの開発、運用管理を得意としている。今回の提携により、両社の製品、技術、ノウハウを組み合わせ、多様化する顧客ニーズ、複雑な業務プロセスの変更に対応できる効率的な機能追加・運用管理を実現するサービスやシステムをグローバルに事業を展開する企業向けに提供するとしている。なお、両社は提携に先立ち、2015年から国内の金融機関において、システム運用の最適化や大規模なシステム改修などに共同で取り組んでいる。
2016年03月30日日立物流と佐川急便を傘下に置くSGホールディングスは3月30日、同日付の両社の取締役会において資本業務提携を行うことを決議し、資本業務提携契約を締結した。今回の資本業務提携の成果を踏まえ、両社の経営統合の可能性について協議・検討していく方針だ。なお、業務提携に関する協議を円滑かつ迅速に推進し、早期のシナジー創出に向けて、業務提携を進めるためのプロジェクトチームを設置する。近年、物流業界は日本の社会インフラを支える役割を担っている一方、特に国内貨物需要の伸び悩み、人手不足に起因する人件費をはじめとしたコストの増加など、経営環境は依然として厳しい状況が続いている。加えて、昨今ではグローバル化に伴うシームレスな国内・海外一貫物流や急増する通信販売における時間指定配送といった顧客ニーズの高度化、多様化により、物流企業への期待は大きくなっているという。両社は強固な事業基盤を構築し、国内屈指の競争力を有する企業へと成長することが必要であるとの共通認識に基づき、さまざまな協議を進めてきた。協議の結果、日本企業の競争力向上に寄与するべく、両社の強みの融合をめざした戦略的施策の実現を企図し、今回の資本業務提携を行うことに合意した。また、両社は互いに補完できる関係にあり、「ロジスティクス事業とデリバリー事業の融合」をテーマに掲げ、3PL事業における強み、ノウハウや顧客基盤、佐川急便の輸配送能力、日立物流のロジスティクス・テクノロジーを最大限に活用していく。これにより、3PLとデリバリーがシームレスにつながる総合物流の提供が可能となり、「世界に挑戦する物流企業」として企業価値の最大化を図るとしている。業務提携の内容は1)相互の顧客基盤を活用した営業連携による提案力の強化および事業拡大2)車両集中管理やセンターの共同活用による稼働率向上と効率性の追求3)両社のIT・LT技術を駆使した最先端物流への取り組み4)アジアを中心としたグローバル事業の強化(フォワーディング事業やクロスボーダー輸送の連携など)5)リソース(不動産事業・システム事業等)の相互活用と連携による周辺事業を強化具体的な方針および内容などについては、今後も継続して両社間で協議を進める予定だ。資本提携の内容として日立物流は、SGホールディングスから佐川急便の発行済株式総数比(自己株式除く)20%、議決権所有割合20.0%にあたる1065万5240株(取得価額:6224円)を取得。一方、SGホールディングスは日立製作所から日立物流の発行済株式総数比(自己株式を除く)29.0%、議決権所有割合29.0%にあたる3234万9700株(取得価額2707円)を市場外の相対取引により取得する。
2016年03月30日日立コンシューマ・マーケティングは3月29日、コンベクションオーブントースター「VEGEE」(HMO-F100)を発表した。発売は5月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別16,000円前後。VEGEEは、トースト4枚焼きサイズのコンベクションオーブントースターだ。直径約25cmのピザも焼ける。ファンで熱を循環させ、庫内の温度を均一に保つことで焼きムラを抑制。これにより、ノンフライ調理やオーブン調理も行える。調理モードや温度、時間を6つのキーからワンタッチで選択できる「オートメニュー」(14種類)を搭載。好みに応じて料理の仕上がり具合を調節する「仕上がり設定」(5段階)や、メニューに応じてヒーターとファンの組み合わせを選択する「調理モード」なども用意する。調理モードの組み合わせは、上下ヒーター+ファン、上下ヒーター、上ヒーター、下ヒーターの4パターンだ。オーブン皿には、保温性に優れたホーロー加工を施している。温度は40℃~250℃の範囲で調節可能。外形寸法はW376×H249×D413mm、庫内寸法はW322×H101×D324mm、重量は約5.7kg(オーブン皿含まず)。カラーはメタリックレッド。
2016年03月29日日立製作所(日立)、日立産業制御ソリューションズ(日立産業制御)、日本ストラタステクノロジーは3月29日、日立の産業用コンピュータ「HF-W7500モデル40」と米Stratus Technologies(ストラタステクノロジー)のフォールト・トレラント(耐障害性)ソフトウェア「Stratus everRun Enterprise」を組み合わせた製造分野向けソリューションの提供を同日より開始すると発表した。工場やプラントにおいてさまざまな設備機器のデータ収集・蓄積やサーバーなどの上位情報システムとの通信を担う産業用コンピューターは、万一の障害発生時にも影響を最小限に抑える高い信頼性が求められている。今回提供を開始するソリューションは、日立の産業用コンピュータ「HF-W7500モデル40」と米Stratus Technologies(ストラタステクノロジー)のフォールト・トレラント(耐障害性)ソフトウェア「Stratus everRun Enterprise」を組み合わせたもの。日立と日立産業制御の産業用コンピュータ「HF-W7500モデル40」は、24時間連続運転と10年の長期使用を想定した「HF-Wシリーズ」のハイエンドモデル。最長12年間の保守サービスとともに、複数国の安全規格に準拠しており、かつ複数言語ユーザーインターフェースに対応しているなどの特長を有し、工場やプラントなどへの納入実績がある。一方、ストラタステクノロジーの「Stratus everRun Enterprise」は、既存のアプリケーションの修正や複雑なインストールが必要なく、2台1組のシステム上に仮想環境を構成し、データとメモリを常に同期化・冗長化を図るソフトウェアで、金融業、製造業、流通業、医療などのICTシステムで普及している。新ソリューションでは、これらを組み合わせることで「HF-W7500モデル40」に障害が発生した場合でも、「Stratus everRun Enterprise」により、仮想マシンが自動的・継続的な処理を行うことができることから、一般的に普及しているクラスタシステムに比べて、設備・システムのダウンタイムを低減できるとともに、導入期間・コストを抑えることができるとする。3社は今後同ソリューションを国内および日系企業が進出する海外の工場・プラントなどの製造分野に向けて、販売・ソリューションパートナーを通して積極的に拡販していくとしている。
2016年03月29日日立製作所と日立ソリューションズ・クリエイトは28日、滋賀県草津市の公立小中学校全20校を対象に、教材や学習指導案などのデジタルコンテンツを共有し、利用できる「教材共有システム」を構築、4月1日から稼働することを発表した。近年、学校教育現場におけるICTが浸透する中、授業の質の向上や教職員の業務効率化を目指した情報共有に対するニーズが強まっており、今回、ICT教育に積極的に取り組む草津市で「教材共有システム」が構築された。同システムは、滋賀県草津市の公立小中学校全20校の教職員約800名が教材や学習指導案などを共有・利用できるシステムで、日立製作所の「教育コンテンツ活用システム」を利用している。従来、個別に作成・保管していた教材や学習指導案などがデータベースで一元管理され、教職員がポータルサイトを使って共有することが可能になる。各コンテンツに対する教職員からの感想や改善提案をデータとして記録したり、頻繁に使用する教材を教職員個々の「マイフォルダ」に登録したりする機能なども備えており、教職員同士の情報共有による授業や教材の質の向上が期待される。なお、同システムは草津市教育委員会のプライベートクラウド上に構築されており、草津市の公立小中学校全20校で、教職員が校務用PCを使って、共同利用する。
2016年03月28日日立ソリューションズ東日本は3月25日、卸売・小売業者向けに、需要動向から推奨発注数量を算出、PSI動向を可視化し問題商品をいち早く抽出するPSI(仕入・販売・在庫)計画支援ソフトウェア発注計画支援ソリューション「SynCAS(シンキャス)」の最新バージョン「SynCAS 3.0」を発表した。5月初旬の発売を予定している。SynCASは、需要予測・予算・過去の実績などのデータから、商品別に販売計画および発注計画の作成・調整が可能なPSI計画支援ソフトウェア。今回、顧客からの要望に応え、扱う商品数が多いため発注作業の効率化が求められ、機会損失を防ぐため常に一定量の在庫が必要な「卸売・小売業者向け」に焦点を絞り、システムを改良。過去の同業種での発注計画システム開発ノウハウも活かし、過去の販売実績や販売予測から、適正な在庫基準値・推奨発注数量を自動で算出できるようになった。さらに、「需要予測支援システム ForecastPRO」と「在庫可視化・PSI調整支援システム SynCAS PSI Visualizer」と連携。需要動向と在庫のバランスを可視化することで、PSI管理をより直感的に行えるようにしている。以前は割り出された発注数量から、発注担当者が経験や勘を頼りに手動で調整内容をシステムに打ち込み、PSIを管理する必要があったという。しかし、本システムでは販売実績や販売予測をもとに適正な発注内容が自動で表示される。また、表形式での表示であったデータがグラフ形式へ可視化されることで、在庫状況の把握も容易になった。本ソフトウェアの導入により、経験や勘に頼らずともベストな選択が可能になるため、業務工数削減や在庫削減の効果が期待できる。
2016年03月25日日立情報通信エンジニアリングは、同社のネットワーク保守・運用のセキュリティサポートサービスにおいて、4月1日よりPentaho(ペンタホ)ソフトウェアを使った強化を実施する。Pentahoソフトウェアは、OSSベースのデータ統合・分析基盤で、データ収集から加工、出力処理を一貫して行える。Hadoopとの連携など分散処理のアーキテクチャも備えるなど、新技術との連携への対応も魅力なソフトウェアとなる。4月1日より、同社のセキュリティサービスに、Pentahoソフトウェアを用いた「マルウェア感染調査支援」を追加。ネットワーク上のログをPentahoソフトウェアで解析することで、標的型攻撃メールにより感染した疑いのある端末の早期発見、異常値を検出した解析結果レポートを提供する。企業や官公庁を狙う標的型攻撃メールが増加するなか、メールサーバーに接続している端末が感染した場合には、すべての端末の感染調査や特定にも多大な時間がかかるため、いち早い感染源判断が必要になる。同社では、Pentahoソフトウェアを活用したネットワーク保守・運用サービスの強化を今後も展開していくとしている。
2016年03月24日日立アプライアンスは3月24日、スティック型のコードレスサイクロン式掃除機「パワーブーストサイクロン PV-BD700」を発表した。発売は4月23日。価格はオープンで、推定市場価格は税別80,000円前後だ。PV-BD700は、パイプの長さを手もとのレバーで調整できる「サッとズームスティック」を採用した掃除機。パイプを伸ばせばスティック型として、縮めればハンディ型として使える。小型軽量で高効率な「小型ハイパワーファンモーター」と、サイクロン式掃除機最上位機種「CV-SC700」と同じ方式の「パワーブーストサイクロン」によって、コードレスながら強力な吸引力を実現した。フローリングの溝に入り込んだゴミも吸引できる。ヘッドは幅約28cmの「[自走]スマートヘッド」を引き続き採用。回転ブラシの駆動力で前に進むため、ユーザーは力を入れずに操作できる。ヘッドの前側を壁に付けた際、前側からヘッド底面へ空気が流れる「きわぴた」構造を新しく搭載。空気の流れを利用して、壁ぎわのゴミも吸引する仕組みだ。そのほか、ヘッドを押しても引いてもゴミを吸い込む「ダブル吸引機構」、ワンタッチでゴミを捨てられる「ごみダッシュ」などを引き続き採用する。サイズはW280×D230×H785~1,015mm、重量は2.3kg。ダストカップ容量は0.2L。約3.5時間でフル充電され、標準モードで約30分、強モードで約8分の連続使用が可能だ。アタッチメントとして、伸縮曲がるブラシ吸口、すき間用吸口、ふとん用吸口が付属する。カラーはシャンパンゴールド、ルビーレッドの2色。日立アプライアンスは同日、ループハンドルを採用した「パワーブーストサイクロン PV-BD400」も発表した。発売は5月下旬で、推定市場価格は税別65,000円前後だ。きわぴた構造やごみダッシュ機能などはPV-BD700と同様。カラーはシャイニーブラウン。
2016年03月24日日立製作所は3月23日、要望や不満といった顧客の音声を分析し、企業の課題解決を支援する「音声データ利活用ソリューション」を販売開始すると発表した。今回、同ソリューションの第1弾として、営業店舗やコールセンターなどにおける顧客との通話録音データを分析・活用するためのシステム環境を提供する「音声分析システム構築サービス」と、通話録音データの分析方法の検討や効果検証を支援する「音声データ利活用支援サービス」を販売開始する。「音声分析システム構築サービス」は、音声録音システム「RecwareⅢ」、音声データを全文テキスト変換する音声認識基盤「Speech Recognition Platform」、分析内容に応じた各種テキストマイニングツールを組み合わせた環境をトータルに提供するもの。音声認識基盤においては、機械学習を通じて通話環境における雑音に対応するDNN型の音声認識エンジンを開発し、高い認識率を実現しているという。声の大きさや高さ、速度といった非言語情報を抽出・定量化する機能も備え、テキスト化される言語情報以外からも、会話の状況や特徴をとらえることができる。一方、「音声データ利活用支援サービス」は、業務データと連携させたデータ分析支援や効果検証を行い、サービス品質の向上や新商品の開発に貢献するもの。例えば、コールセンターなどに蓄積される通話録音データとCRMや販売実績などの業務データを連携させ、問い合わせやクレームの内容を各顧客の属性情報や購買履歴と結び付けて、その相関関係を明らかにすることで、顧客ごとのきめ細かなサービスの向上につなげることが可能。「音声データ利活用支援サービス」は、各種業務データと連携させたデータ分析支援や効果検証を行い、サービス品質の向上や新商品の開発に貢献するサービスで、日立コンサルティングとも連携することで、多角的な視点での課題抽出や施策立案を行い、業務改善を支援する。価格は、「音声データ利活用ソリューション」が2000万円から(税別)、「音声データ利活用支援サービス」が個別見積もりとなっている。
2016年03月24日日立化成は3月22日、アイルランドのオファリー州において、再生可能エネルギー用ハイブリッド蓄電システム向けに鉛蓄電池「LL1500-WS」を納入したと発表した。蓄電池の設置はすでに完了しており、3月14日より、ハイブリッド蓄電システムとその他の機器から構成される系統安定化システムを電力系統に接続させる実証試験が開始されている。日立化成は今回、アイルランドで電力系統関連ビジネスを展開しているSchwungrad Energieとアイルランドのリムリック大学が共同開発した系統安定化システムの中でハイブリッド蓄電システムを構成する鉛蓄電池を納入した。同ハイブリッド蓄電システムは、日立化成製の鉛蓄電池「LL1500-WS(総容量576kWh)」と米Beacon Power製のフライホイールを組み合わせたもの。「LL1500-WS」は、日立化成の従来型鉛蓄電池「LL1500-W」の1.5倍の高率充放電性能を有し、1MWで1時間放電するシステムの場合、従来に比べ蓄電池の容量は12%、設置スペースは約16%、質量は約15%の低減を図っているという。また日立化成は、同製品の期待寿命が17年であることから、長期の使用が想定される再生可能エネルギー用途に最適であるとしている。
2016年03月22日ビッグローブは17日、「BIGLOBE SIM」ユーザーを対象に、NTTドコモが提供する「dマーケット」の一部サービスの販売を開始した。ビッグローブが取り扱うのは、映画やドラマが見放題の「dTV」(月額500円)、音楽が聴き放題の「dヒッツ」(月額500円)、雑誌が読み放題の「dマガジン」(月額400円)。BIGLOBEのWebサイトからdアカウントを取得することでスマートフォン、タブレット、PCから利用できる。なお、利用料の支払いはクレジットカードのみとなっている。
2016年03月17日日立製作所は3月16日、米カリフォルニア州サンタクララ市にFinTech分野の研究開発組織「金融イノベーションラボ」(Financial Innovation Laboratory)を設置することを決定した。同ラボは、北米社会イノベーション協創センタ(Global Center for Social Innovation-North America)のシリコンバレー拠点内に設置し、2016年4月から活動を開始する予定。今後、FinTech分野の中核技術として注目されているブロックチェーン技術などの研究開発や、金融機関の顧客と課題を共有し、ともにソリューションをつくり上げる取り組みを進めていく。同社は2015年4月に事業機会を見出し、事業コンセプトやビジネスモデルをつくり上げる研究開発組織である北米社会イノベーション協創センタを設立し、2016年1月にはシリコンバレーに新拠点を開所している。また、2015年12月にスマートフォンを用いたキャッシュカードレスでの金融取引を実現する「日立モバイル型キャッシュカードサービス」を日本国内の金融機関向けに販売開始したほか、2016年2月には米国の非営利団体The Linux Foundationが設立したブロックチェーン技術の国際共同開発プロジェクト「Hyperledgerプロジェクト」にボードメンバーとして参画するなど、FinTech分野の取り組みを加速している。今回、金融イノベーションラボの設立により、シリコンバレーを拠点としてブロックチェーン技術をはじめとする研究開発や顧客との協創の取り組みを進め、金融機関の業務革新を支援するソリューションを提供していくという。
2016年03月16日日立製作所(日立)は3月15日、米国の大手総合病院 メイヨー・クリニックのアリゾナ州フェニックスの病院に陽子線がん治療システム「PROBEAT-V」を納入し、3月14日から治療を開始したと発表した。近年、副作用の少ないがん治療法のひとつとして、世界中の病院や治療センターで陽子線がん治療に対する関心が高まっている。陽子線がん治療は、放射線によるがん治療法のひとつで、陽子を加速器で光の70%のスピードに加速させ、がん細胞に集中して照射することでがんを治療するもの。「PROBEAT-V」では、照射と一時停止を高速で繰り返しながら順次位置を変えて細い陽子線のビームを照射するという同社の「スポットスキャニング照射技術」を複数の治療室すべてに適用している。同社はこれまでに、同病院のロチェスターキャンパス(ミネソタ州ロチェスター)においても今回と同じシステムを納入し2015年6月に治療を開始しており、米国内で稼働する同社のシステムは今回で4つ目。現在、1施設が新たに建設中となっている。
2016年03月15日日立製作所は3月14日、西武鉄道から新型特急車両56両(7編成)の製作を受注したと発表した。新型車両は、西武鉄道100年アニバーサリーの集大成として、次の100年に向けたこれからの西武鉄道のフラッグシップトレインとなる。日立が西武鉄道から特急車両の製作を受注するのは、5000系車両「初代レッドアロー」、現在の10000系車両「ニューレッドアロー」と3代続けてとなる。新型車両は日立が開発したアルミ製標準型車両「A-train」コンセプトにより、山口県下松市の笠戸事業所で製作する。西武鉄道の特急車両の新造は、現在運行している10000系車両「ニューレッドアロー」の登場から25年ぶりで、運行は2018年度を予定している。今回、これまでにない新たな発想の特急車両をつくるために、「プリツカー賞」を受賞した建築家・妹島和世氏にデザインコンセプトの策定、外観・内観のデザインを依頼。デザインコンセプトは「都市や自然の中でやわらかく風景に溶け込む特急」「みんながくつろげるリビングのような特急」「新しい価値を創造し、ただの移動手段ではなく、目的地となる特急」となっている。
2016年03月15日日立製作所(日立)の100%子会社である日立メディコと、カナダのRedlen Technologies(レドレン)は、光子計数型断層撮像装置(Photon Counting CT:PCCT)用の半導体検出器モジュールを共同開発することで合意したと発表した。なお今回の合意は、2016年4月1日以降、日立が承継する予定。現在普及しているCTでは得られる情報に限界があるが、レドレンが開発したCZT半導体(Cadmium Zinc Telluride:テルル化亜鉛カドミウム)をPCCTに用いることで、指定した物質のみの断層画像を得られるようになり、機能画像(病巣の性状)による診断が可能になる。これによりたとえば、血液中の脂質プラークや石灰などの物質を鮮明に画像化でき、動脈硬化などの予防指導に活用できる可能性がある。また、PCCTはX線による被ばく量の低減、診断の定量化、高分解能化などの面においても期待されている。今回の共同開発では、半導体検出器から得られる多量のデータを高速に処理する信号処理技術の開発、およびレドレンが製造するCZT半導体を検出器モジュールに実装する技術開発を進めていくという。さらに、日立は共同開発で得られた検出器モジュールを用いたPCCTを開発していく予定であるとしている。
2016年03月07日日立ソリューションズは3月3日、オープンソースソフトウェア(OSS)のSDNコントローラ「OpenDaylight」を用いて物理・仮想のネットワーク環境を統合管理するソリューションを3月4日から販売開始すると発表した。同ソリューションは、OpenDaylightに独自のインタフェースを拡張することで、SDNの技術に非対応の機器も含めて、マルチベンダーで構成される機器やソフトウェアの集中制御を短期間で実現するもの。顧客の環境に合わせ、導入からシステム移行、保守までをワンストップでサービスを提供する同社は、開発基盤「OSGiフレームワーク」を活用した独自の製品開発実績から、複雑なカスタマイズに対応することが可能だという。同ソリューションを活用することで、通信キャリア、クラウド事業者などは、容易にSDN 環境へ移行可能となる。また、日立の統合システム運用管理「JP1」など運用管理ソフトウェアと連携し、既存のネットワーク構成や運用管理方法を変えずにSDNを構築する。必要に応じて、操作性の高い管理者用ポータル画面を提供することで、既存のネットワークとSDNとの統合管理を実現する。今後は、同社の幅広いセキュリティ製品と組み合わせ、ネットワークの監視から異常検知、通信遮断や迂回経路の確保までの運用の自動化に対応していく。価格は200万円から(税別)。
2016年03月03日日立ソリューションズは3月2日、製造・流通業の企業に向けて、レンタルやリース、定期購買などのサービス形態の多様化に対応した顧客管理・課金・請求ソリューション「BSSsymphony」の最新版を4月1日から販売開始することを発表した。同ソリューションにより、企業はサービス提供で必要な顧客管理や課金業務、請求業務、決済業務を速やかに開始することが可能となるほか、複数のサービスのセット販売やセット価格、キャンペーンや割引などを簡単に設定することもでき、多様なサービス形態にも柔軟な対応が可能になるという。また、顧客情報と購入・利用履歴データが蓄積されることから、顧客の属性ごとに嗜好や消費傾向などを把握することも可能となっている。同ソリューションの価格は個別見積による。同社は2020年度までに100億円の売上を目標に掲げた。
2016年03月02日日立システムズは3月1日、サービスロボット、作業補助ロボット、点検業務などに活用できるドローンの導入コンサルティングから、アプリケーション開発、設置、運用・保守までをワンストップでサポートする「ロボティクスサポートサービス」の販売を開始した。同サービスでは、多言語対応のコンタクトセンター、全国約300カ所のサービス拠点などのサービスインフラと、さまざまな業種・規模の企業にIT サービスを提供してきた実績・ノウハウを活用し、ロボットを活用した新商品・サービスの開発、接客サービスの向上、業務効率化などを支援する。同サービスでは、サービスロボットとして、ソフトバンクの「Pepper for Biz」とALDEBARAN Roboticsの「NAO」を活用する。例えば、「Pepper for Biz」を活用した場合、顧客を認識して接客を行うようなアプリケーションを組み込むとともに、店舗スタッフへの操作説明・問い合わせ対応や、アプリケーションの定期的な改修、万一の故障発生時には店舗に予備機を配送して交換するなど、導入から運用・保守までを一貫して支援することが可能だという。作業補助ロボットとしてはイノフィスの「マッスルスーツ」を、ドローンとしてはエンルートの「Zion」を活用する。NAOを対象としたサービスの参考価格は、ヘルプデスクが月額1万5000円(50インシデント)から、キッティング・設置作業が1台当たり2万円から、アプリケーション開発は個別見積もりとなっている。
2016年03月02日日立ソリューションズは3月1日、オラクルのPlatform as a Service(PaaS)「Oracle Database Cloud Service」や「Oracle Database Backup Cloud Service」(以下、Oracle Cloud Platform)を目的に合わせて最適に活用できるソリューションを3月7日から提供開始すると発表した。同ソリューションでは、3つのサービスを提供する。「オラクルクラウド コンシェルジュサービス」では、Oracle Cloud Platform構成の選定・設計・環境構築、簡易利用手順書の提示、利用方法の説明を行う。価格は60万円から(税別)。「オラクルクラウド アテンダントサービス」では、オンプレミスからOracle Cloud Platformへの移行、各種検証における計画、実施 、評価 、結果の報告とオンプレミス環境への反映を行う。価格は個別見積もり。「オラクルクラウド バックアップ遠隔地保管サービス」は、Oracle Cloud Platform上にバックアップ環境を構築する(海外データセンターを利用し遠隔地保管を実現)。価格は個別見積もり。
2016年03月01日慶應義塾大学と日立製作所は2月29日、サイバーセキュリティ分野の共同研究を開始すると発表した。東京都内で開催された記者会見には、両者の関係者が参加した。初めに、慶應義塾大学 環境情報学部長の村井純氏が、今回の共同研究の狙いについて説明した。同氏はサイバーセキュリティの構造的課題として、「国家を守る政府」と「個人の利益を追求する企業と個人」の2者が分離していることを挙げ、「品質」「信頼」「先端技術」「運用」「人財・教育」といった分野において両者が共同研究を行うことで、国家と企業・個人を結び付けていきたいと述べた。村井氏は「これまでプロジェクトに取り組んできたなかで、日立製作所は技術によって品質と信頼を作っていると感じている。また、人財・教育において日立の力を借りたい」と、共同研究のパートナーとなる日立に対する信頼感を語った。一方、日立製作所の執行役常務CTO兼研究開発グループ長を務める小島啓二氏は、慶應義塾大の魅力について、「技術、法制度、社会制度、政策、デザインなどの多岐にわたる研究分野をカバーしているとともに、分野を横断する組織によって取り組むための枠組みを持っている」と説明した。小島氏は、共同研究のフレームワークとして、「IoTや人工知能といった先端技術の研究開発を行い、その成果を現場で運用することで、ブラッシュアップし、知識として体系化していく」と説明した。さらに、日立としては「共同研究を活用して、セキュアな社会イノベーション事業を世界で展開していきたい」と、同社のビジネスにも積極的に絡めていく意気込みを示した。今回、慶應義塾大では、2015年に先導研究センターに設立されたサイバーセキュリティ研究センターが中心となって研究に取り組む。サイバーセキュリティ研究センターにおいては、技術・運用・社会制度を含むセキュリティに関する研究を担う。サイバーセキュリティ研究センター長大学院メディアデザイン研究科 教授の砂原秀樹氏が、共同研究のテーマである「SOC(セキュリティオペレーションセンター)」の連携技術について説明した。昨今、企業や組織でSOCを運用するケースが増えているが、「1つのSOCではインターネットを守りきれない。そこで、SOC間で情報を共有することで、防御のレベルを上げることができるが、SOCは企業・組織情報を抱えているため、SOCの連携は難しい」と砂原氏。共同研究では、さまざまな利用者がいる複数の大学キャンパス間でのSOCを連携させることで、インシデントへの対応を強化していく。同大学にはさまざまなIoT機器が設置されており、IoT時代のセキュリティ研究のフィールドとしても適しているそうだ。砂原氏によると、最終的には国際標準への採用を視野に入れているという。共同研究の期間はオリンピックイヤーを越えることを踏まえ、5、6年を想定しており、立ち上がり時は両者から10人程度の人材を投入する。成果としては、論文、政策への提言、カリキュラムの作成といったことが予定されている。小島氏は共同研究のゴールについて「大きなテーマを掲げるというよりは、日常のすべてにセキュリティを組み込んでいきたい」と述べた。砂原氏も「メディアでは『セキュリティの人材が足りない』と報じているが、そうではない。『セキュリティを理解する人が足りない』と訂正をお願いしたい。インターネットを前提とした社会においてセキュリティを高めるには、いわゆる普通の人に自分の活動の中でセキュリティを理解してもらうことが大切」と、今回の取り組みではITエンジニアに限らず、幅広い層の人を対象としていることをアピールした。村井氏によると、大学教育においてサイバーセキュリティに関するオペレーションを経験する機会を増やしていくことで人材を育成していく一方、近いうちに、100人規模の社会人に対し、セキュリティの教育に携わることが計画されているという。
2016年03月01日