相鉄グループ初の木造マンション(※1) 三井ホーム過去最大で、初の複合用途MOCXION(モクシオン※2)相鉄グループの相鉄不動産㈱(本社・神奈川県横浜市西区、社長・左藤 誠)は、「大規模集客施設」(2024年夏開業予定)を建設中の相鉄いずみ野線ゆめが丘駅前に、木造賃貸マンションを含む「(仮称)相鉄・小菅ゆめが丘共同ビル計画」(神奈川県横浜市泉区・以下、本計画)を着工しました。本計画は、木造建築(1階は鉄筋コンクリート〔RC〕造、2~5階は木造)で、1階に複数の診療所の開業を予定しているため、木造医院建築実績No.1(※3)でもある三井ホーム㈱(本社・東京都新宿区、社長・池田 明)が設計・施工を行います。なお、本計画は、国土交通省が木造建造物の振興施策として進めている「優良木造建築物等整備推進事業」(以下、「優良木造事業」)の採択事業(令和4年度第Ⅱ期募集)です。<本計画の特長>・国土交通省の「優良木造事業(令和4年度第Ⅱ期募集)」に採択・構造を木造(一部、RC造)とし、建設時のCO2排出量を大幅に削減し、建物に長期間炭素を固定化。構造材の一部には国産材も用い、国内の森林の持続的なサイクルの構築に寄与・一次エネルギー消費量を20%以上削減し、「ZEH-M Oriented(※4)」取得予定・三井ホームの独自技術による、快適で付加価値の高い住宅(RC造と同等の遮音性、断熱性、耐震性)(仮称)相鉄・小菅ゆめが丘共同ビル計画 (イメージ)相鉄グループでは、持続可能で安全・安心な社会を実現するため、事業活動に伴う環境負荷低減を図るとともに、商品・サービスの提供を通じて、社会全体の環境負荷低減に貢献することを目指しており、三井ホームでも、木造建築を通じて脱炭素社会の実現に貢献することを目指しています。本計画は、2社の方針が合致した結果、主要構造部に環境に優しい木材を使用することで、鉄骨造やRC造と比較し、建設時のCO2排出量を大幅に削減するとともに、木材を長期間利用することで、木材が含有する炭素を大気に戻さないことにつながり、脱炭素化社会に貢献し、カーボンニュートラルの実現を目指します。今後も、相鉄グループは「選ばれる沿線」の創造を柱に、「人生100年時代を“活き活きと”過ごせる沿線」を目指して事業を展開しています。相鉄不動産では、新築分譲住宅ブランド「グレーシア」と賃貸マンションブランド「KNOCKS(ノックス)」による住宅の開発を通じ、魅力的な住まいを提供してまいります。また、三井ホームでは、木造マンション「MOCXION」による中層建築物の木造化を推進して、人と地球環境にやさしい建築物の普及に努めます。「(仮称)相鉄・小菅ゆめが丘共同ビル計画」について本計画の概要本計画地である「泉ゆめが丘地区土地区画整理事業」の区域内における住宅供給は、相鉄グループにとって初めてとなる他、木造マンションの建設、「優良木造事業」の採択についても、相鉄グループ初となります。また、三井ホームにとっては、2021年に竣工した「MOCXION(モクシオン) INAGI(イナギ※5)」を超える過去最大の「MOCXION」となります。入居は2024年6月を予定しており、1階には、診療所や薬局が開業する予定です。(仮称)相鉄・小菅ゆめが丘共同ビル計画 周辺地図※1木造マンションの公的な要件は、木造3階建て以上の共同住宅で住宅性能評価書により劣化対策等級3が証明された上で次のどれかを満たすもの、①耐震等級3②耐火等級4③耐火建築物。本物件は③を満たしている※2三井ホームの木造マンションのブランド。 ※32014年度~2021年度累計住宅産業研究所調べ/住宅併用でない木造医院建築の新築着工棟数実績※4外皮の断熱性能などを大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により室内環境の質を維持しつつ、大幅な省エネルギーを実現した上で、基準一次エネルギー消費量を20%以上削減することを目指した住宅として、経済産業省が定義※5東京都稲城市の「MOCXION」第一号物件。 本計画の特長.pdf : 相鉄不動産の分譲・賃貸マンションや戸建てなどの事業用地募集について相鉄不動産では、首都圏各地において65年に渡る住宅開発事業の豊富な経験のもと、新築分譲住宅ブランド「グレーシア」と賃貸マンションブランド「KNOCKS」をはじめ、高品質でニーズの高い住宅をこれまで約81,000戸超(2023年3月現在)供給し続けてきました。現在、相鉄線沿線や相互直通運転エリアなど、首都圏を中心に、事業用地を募集しています。問い合せ先相鉄不動産株式会社 プロジェクト開発部 用地開発センター9時30分~17時30分(土曜日、日曜日、祝日は定休日)電話0120-20-9048ホームページ r23-93-p47.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月16日株式会社ゼロ・コーポレーション(本社:京都市中京区、社長:菊本雅幸、以下「ゼロホーム」)は、弊社京都南インター住宅展示場に、新たに純木造6階建てビルを建築いたします。また、これを機に、都市空間の木質化をベースとした新しいまちづくりを推進する「まちもくプロジェクト」をスタートいたします。■ 「まちもくプロジェクト」とは2010(平成22)年に施行された『公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律』が、2021(令和3)年に『脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律』へと改正施行されました。これにより、木材利用の促進に取り組む対象が、これまでの公共建築物から、民間建築物等を含む建築物一般に拡大されました。これらの施策により、様々な大規模・中規模の非住宅建築物が木造化されていますが、大手企業が大規模なプロジェクトとして手掛けることが多く、まだまだ一般的に普及しているとは言えません。まちには中小規模のビルが多くありますが、その多くが中小企業や個人事業者のオフィスや社屋として使用されており、規模やコスト、強度や耐火に対する不安、相談できる専門業者が少ない等の理由で、新築や建替えの検討時に木造の選択をされるケースは少ないのが現状です。このような現状を背景に、大規模とは言えないビルの建替えやそれほど大きくない土地の活用などの検討の際、当たり前のように「木造ビル」が選択肢となる社会を目指すためのチャレンジが、ゼロホームの「まちもくプロジェクト」です。普及型の木造ビルが増えることで、木のぬくもりがあふれる、人にも社会にもやさしいまちづくりが実現します。弊社はこれまで、一般住宅をメインに長年木造建築に取り組み、建築条件の厳しい京都エリアをベースにその技術を磨いてきた企業です。また、単なる「家づくり」にとどまらず、「まちづくり」や「森林資源の循環活用」の観点からも時代に先駆けてさまざまな取り組みを実施し、その実績を積み上げてきました。これからも住宅づくりに尽力することはもちろん、今後は、非住宅やビルの木質化にも取り組み、さらなる木材利用の促進を目指す社会的要請に応えます。■ 「まちもくビル(モデル棟)」の概要ゼロホーム京都南インター住宅展示場に計画中の木造6階建てビルは、「まちもくプロジェクト」のモデル棟として、「まちもくビル」の名称で建築するものです。1階を店舗(カフェ)仕様、2階・3階は実用を兼ねたオフィス仕様とし、4階から6階は各種居住空間をご提案する、「くらしと仕事」をテーマとする体験型の併用住宅モデルです。【建物概要】構造:木造6階建て建築面積:81.0平方メートル延床面積:486.0平方メートル【完成予定】2024年9月竣工予定【建物用途】併用住宅(カフェ、美容院、クリニック等)、投資ビル、土地活用、他【プ ラ ン 】1階:店舗(カフェ) 2階・3階:オフィス(コワーキング型)4階:賃貸住居タイプ提案、ショールーム5階・6階:オーナー住居タイプ提案(宿泊体験可能)1階(カフェ仕様)のイメージ2階(オフィス)のイメージ■ 「まちもくプロジェクト」が目指すもの<建物を木造化して、みんながここちよく過ごそう>誰もがやすらぎを感じる木造空間。木材のある環境は、「おちつく」「なごむ」「あたたかみを感じる」といった癒しの効果があるとされ、木材と心身の健康との関係については様々な研究もなされています。木造のビルや非住宅が増え、木造のまちなみがつくられることで、その建物を使う人にとっても、その建物のまわりで生活する人にとっても、ここちよい環境が形成されます。<まちをリニューアルして、新しい都市空間をつくろう>まちには建替え時期を迎えている中規模ビルや、利用されていない空き家や空き地が数多く存在しています。これらの建物や土地のオーナーが建替えや活用を検討する際、デザインの自由度が高く、RC造に劣らず高性能で、社会的な貢献度も高い木造での建築を当たり前に選択できることで、まちなみは大きくリニューアルされ、新しい都市空間が生まれます。<木材を活用し、脱炭素に貢献しよう>ゼロホームは2020年に、スギの素材生産量全国1位の宮崎県と、森林資源の循環活用の推進を目指す連携協定を締結。2021年からは、1年間に建築した棟数に使われた柱の本数分に必要なスギの苗木を山に還す「苗木を還そうプロジェクト」も開始しました(これまでに946万円を寄付)。CO2を固定する木材活用のさらなる推進と、CO2を吸収する再造林の推進に取り組むことにより、脱炭素に貢献します。※「苗木を還そうプロジェクト」URL ※なお、本リリースの取り組みは、SDGsにおける7つの目標に貢献します 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月03日東北ボーリング株式会社は、宮城県で初の『ZEB』による木造新社屋(事業所)が2023年1月に完成予定であることをお知らせいたします。完成予想図(外観)完成予想図(室内)宮城県初となるCLT材を活用した『ZEB』の実現を目指した建物です。CLT材は床・屋根に使用し、柱・梁材には地元宮城県石巻の県産材を使用します。また、仙台市地域防災計画に基づく避難・医療救護等を行える民間防災拠点として仙台市に届け出を行っていて、災害時に地域住民を受け入れることのできる施設として重要な役割を担っています。災害応急用井戸も備えていて災害時のライフライン遮断時も万全です。建物負荷を抑制、かつ地中熱を有効利用した輻射式冷暖房システムで地球や人にやさしい建物となるよう鋭意建設を進めています。建設概要は以下のとおりです。【建設概要】工事名称:東北ボーリング株式会社本社 新築工事建築主 :東北ボーリング株式会社 代表取締役社長 熊谷 茂一主要用途:事務所工期 :2022年6月17日~2023年1月20日工事場所:仙台市若林区六丁目字南12(仙台市六丁の目元町・六丁目土地区画整理事業 地内)◆構造・規模事務所棟 :木造2階建て 床面積 677.00m2 ※CLT採用建物倉庫棟 :木造2階建て 床面積 199.98m2サービスヤード等:アルミニウム合金造 床面積 87.17m2延床面積 :964.15m2◆『ZEB』指導みやぎZEB研究会 主宰東北大学 大学院環境科学研究科 土屋 範芳 教授◆設計・施工等設計 :有限会社ササキ設計施工・建築 :株式会社サンホーム機械設備・電気設備:エルゴテック株式会社地中熱設備 :株式会社アリガプランニング 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月04日東京・渋谷マルイが2022年8月29日(月)より一時休業し建替え工事を実施。日本初の本格的な木造商業施設として2026年に開業予定だ。渋谷マルイが2026年に日本初の木造商業施設へ1971年に誕生した渋谷マルイ。1980年代から2000年前半にかけてはトレンドファッションを提供する商業施設として展開し、近年ではアニメイベントなどのコンテンツも展開するなど、訪れる人々のニーズに合わせて変化してきた。地下2階・地上9階の施設にそんな渋谷マルイが今後も様々なニーズに対応していくべく、リニューアルすることに。現在の建物はすべて解体した上で、日本初の本格的な木造商業施設に建替える。リニューアル後はフロア数も変更となり、地下2階・地上9階となる予定だ。新しい商業施設のリードデザイナーは、国際的設計組織「Foster+Partners」が担当。1967年にノーマン・フォスターが立ち上げて以来、50年以上にわたり、サステナブルな建築とエコロジーの取り組みにおいてパイオニアの役割を担ってきた「Foster+Partners」が、東京・渋谷を舞台にサステナビリティを意識した施設を展開する。なお、2022年8月29日(月)からの建替え期間中も近隣の渋谷モディは営業を継続する。【詳細】渋谷マルイ建替え一時休業:2022年8月29日(月)~開業:2026年予定住所:東京都渋谷区神南1-22-6
2022年06月03日木耐協(正式名称:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合/事務局:東京都千代田区/理事長:小野秀男/組合員:全国約1,000社)は、木造住宅の耐震化を推進するために全国で耐震診断・補強を実施しています。今回は、毎年発表している調査データ最新版(2022年3月版)として、実施した耐震診断のうち詳細を把握している28,381棟のデータをまとめ、全体としての耐震性の状況や旧耐震住宅・81-00住宅の耐震性の違い等を発表いたします。◆耐震診断基本データ【対象の住宅】・1950(昭和25)年~2000(平成12)年5月までに着工された木造在来工法2階建て以下の住宅・木耐協で2006年4月1日~2022年2月28日の間に耐震診断を行い、詳細が確認できている28,381棟【耐震性の評価方法】・(一財)日本建築防災協会の一般診断法に基づいて行った耐震診断・診断結果(総合評点)により4段階で集計(①及び②が現行の耐震性を満たしている住宅)◆耐震診断結果(全体)全体の割合全体グラフ「9割超」の住宅が現行の耐震性を満たさず全体を見ると、総合評点が1.0を下回る、いわゆる耐震性が不足している棟数が91.6%となりました。耐震基準は「1981年6月」と「2000年6月」の2度にわたって大きく改正されています。耐震診断では、現行の耐震基準を満たしているかどうかで判断するため、以前の基準で建てられた住宅が耐震性不足であるのは当然ともいえます。なお、本調査データでは1980年以前に建てられた建物を「旧耐震基準住宅」、1981年以降2000年までに建てられた建物を「81-00住宅(新耐震基準住宅)」と区分しています。本来であれば「1981年6月」をもって区分すべきではありますが、診断依頼者から詳細な建築時期を確認することが困難なケースもあることから、木耐協では上記のように区分しています。続いて、診断結果を「旧耐震基準住宅」と「81-00住宅(新耐震基準住宅)」に分けて集計しました。◆耐震診断結果(旧耐震基準住宅)旧耐震の割合旧耐震グラフ耐震性が不足している割合が「約97%」旧耐震基準で建てられた木造住宅は、最も新しい住宅でも築42年が経つことになります。現行の基準から考えると2つ前の基準である事や、築年数がかなり経過していることなど、耐震性が低い住宅が圧倒的多数であることがわかります。◆耐震診断結果(81-00木造住宅)81-00の割合81-00グラフ81-00木造住宅も耐震診断・補強が必要新耐震基準のうち1981年から2000年までに建築された「81-00木造住宅」でも築41年~22年となり、現行の基準に比べると耐震性が低くなります。2016年に発生した熊本地震では、81-00木造住宅でも約2割が“倒壊・大破”しており、耐震診断・補強の必要性が高いことが分かります。◇お住まいの耐震性については、木耐協へご相談ください旧耐震基準住宅は98%、81-00木造住宅でも86%の住宅が現行の耐震基準を満たしていませんでした。木耐協では「81-00プロジェクト」として、この「81-00木造住宅」の耐震化を推進しています。耐震性を確認したい方、リフォームを考えていて耐震性向上も検討したいという方は、お気軽にご相談ください。【81-00木造住宅とは】2016年4月に発生した熊本地震では、1981年に建築された「旧耐震基準」の住宅だけではなく「新耐震基準」のうち接合部等の規定が明確化される以前の「81-00木造住宅」にも倒壊・大破といった大きな被害が見られました。このため、国土交通省の依頼を受けた(一財)日本建築防災協会が2017年5月16日に「新耐震基準の木造住宅の耐震性能検証法」を公表しました。木耐協では、2019年12月より「81-00木造住宅」の耐震化を進める「81-00(ハチイチゼロゼロ)プロジェクト」に取り組んでいます。※81-00プロジェクト 【建築基準法と耐震診断の考え方の違い】建築基準法では、耐震計算する際に想定する地震を大地震と中地震の2段階に分けています。大地震とは建物が建っている間に遭遇するかどうかという極めてまれな地震(数百年に一度起こる震度6強クラスの地震)のこと、中地震とは建物が建っている間に何度か遭遇する可能性のある地震(震度5強程度)のことです。「大地震時には人命を守ること」「中地震の場合には建物という財産を守ること」を目標とするのが、建築基準法の考え方です。これに対し、耐震診断では人命を守ることに重点を置き、「大地震時に倒壊しない」ための耐震性確保を目標に据えることを明示しました。大地震・中地震という2段階を設定する建築基準法と異なり、耐震診断では大地震への対応という1段階で考えることになります。◇木耐協組合概要◇木耐協は、全国約1,000社の工務店・リフォーム会社・設計事務所などから構成される団体です。【地震災害から国民の生命と財産を守るため、「安全で安心できる家づくり・まちづくり」に取り組み、耐震社会の実現を目指す】ことを基本理念とし、地震災害の備えに対する啓発活動や木造住宅の耐震性能向上のための活動を行っています。団体名:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称:木耐協)本部所在地:〒102-0083東京都千代田区麹町2-12-1グランアクス麹町7階TEL:03-6261-2040URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月29日株式会社イケダコーポレーション(本社:大阪府、代表取締役:池田 佐知)は、2021年11月25日(木)オンライン配信にて「脱炭素」スイスに学ぶ木造建築の未来 オンラインエコバウ建築ツアー2021を開催いたします。オンラインエコバウツアー2021撮影風景(スイス)これまで20年以上にわたり開催されてきた、最新のエコロジー建築を現地を訪れ学ぶ建築ツアーを初めてオンラインにて開催いたします。初開催の今年はスイスより中継でジャーナリスト滝川 薫さん、建築家ヴェルナー・シュミット氏が参加いたします。スイスの木造建築の最新情報を動画で視聴いただき、環境ジャーナリスト滝川 薫さんによる解説プレゼンを予定しております。持続可能な建築にチャレンジし続ける、建築家のヴェルナー・シュミット氏も質疑応答に参加し、エコロジー先進国スイスの木造建築の最新を知り、質問できる、またとない機会です。イベント申し込み詳細 ■オンラインエコバウツアー2021概要日時 :2021年11月25日(木) 16:00~1:30形式 :オンライン配信(Zoom)費用 :3,000円視聴動画の詳細 :・環境エネルギー局オフィスビル(建設現場)・シェアーホルツバウ(中大規模木造会社)・ネーニコン村の集合住宅ゲストスピーカー:ジャーナリスト滝川 薫、建築家ヴェルナー・シュミット滝川 薫■滝川 薫(たきがわかおり)北スイスシャフハウゼン州在住のジャーナリスト、著者、ガーデンデザイナー。千葉県出身。東京外国語大学イタリア語学科卒業後、渡欧。スイスのオーシュベルク造園学校にて植栽デザイン課程修了。欧州ドイツ語圏をフィールドに、持続可能なエネルギー・建築・地域発展・環境をテーマとした視察セミナー、執筆、講演、調査、通訳・翻訳の活動を20年続け、日本への情報発信につとめる。エコバウツアーとの接点は2002年から。スイスではAtelier fur Oekologie und Gartenkulturにて庭園設計・コンサルタントに携わる。著書に『欧州のビオホテル~エコツーリズムから地域創造へ』(ブックエンド、2021)、『サステイナブル・スイス:未来志向のエネルギー、建築、交通』(学芸出版社、2009)、『エネルギー自立と持続可能な地域づくり~環境先進国オーストリアに学ぶ』(共著、昭和堂、2021年)、『100%再生可能へ!進化するエネルギービジネス』(共著、新農林社、2018年)などがある。 ヴェルナー・シュミット■ヴェルナー・シュミット1953年生まれ、スイスの建築家。アルプス山間のグラウビュンデン州トゥルン村にアトリエ・シュミット有限責任会社を構える。レンガ積み職人の職業教育を修了後、1978年にチューリッヒ州専門大学で建築家のディプロム。1982~89年にオーストリア応用芸術大学のハンス・ホライン教授の下で建築修士を取得。同年にデザイン・建築事務所であるアトリエ・シュミットを設立。1994~95 年、グラウビュンデン州立技術・経済専門大学にて設計立案の講師。実験精神が旺盛で、90年代にはカツィス村の教会増築を代表とする有機的なフォルムの建築に携わる。当初より持続可能性を追求し、伝統建築に学んだローテクおよびパッシブハウス建築の実践の後、20年前よりストローベイル建築、そしてストローベイル断熱の木造建築に行きつく。2002年に大型ストローベイルだけで構造と屋根を支える2階建て住宅を山間豪雪地帯に建設して注目を浴びる。その後、数多くのストローベイル建築をスイスや周辺国で実現。大学機関と協働研究を行い、独自構法の開発・改良を重ね、ヨーロッパでは同分野のパイオニアとして著名。ストローベイルを用いて、住宅やオフィスの新築だけでなく、省エネ改修も行う。本セミナーで登場する集合住宅はストローベイル断熱の木造建築ではスイスで最大規模のもの。製造エネルギーが小さく、再利用ができる地域の自然建材を用いて、エネルギーと上水・下水を完全に自給し、シンプル・ローテク・自律的で、快適で美しい建築を、市場価格で実現することを目指している。建築活動の他、家具デザインやグラフィックデザインまで幅広い活動を手掛ける。2016年に息子の建築家パウル・シュミットが経営を引継ぎ、親子で藁建築の普及に取り組む。■エコバウツアーという取り組みエコバウ建築ツアーは、エコロジー建築の先進国であるドイツなど諸外国へ行き、建築家の方々に会い、実際にエコロジー建築を見てもらうことで、エコロジーについて理解してもらうツアーです。20年以上続くこの建築ツアーで、これからの建築になぜエコロジーとバウビオロギーが必要なのかを知る場として、累計600人以上の建築家に参加いただきました。私たちは、このツアーを通して日本の住宅のエコ推進を目指しています。これまでのエコバウツアーレポート更新中 イケダコーポレーション 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月29日樹齢約300年のクスノキが見守る木造店舗 「スターバックス(Starbucks) コーヒー 西東京新町店」が、2020年11月25日(水)にオープンする。「スターバックス コーヒー 西東京新町店」は、創業以来40年間、地域に愛されてきた東京・武蔵境の喫茶店「珈琲館 くすの樹」の跡地に出店する新店舗。庭に佇む高さ約23メートルの立派なクスノキに着想を得た木造店舗で、木の温もりを閉じ込めた、安らぎ溢れる空間でおいしいコーヒーを楽しむことが可能だ。また店内中央には、かつて喫茶店の客席にあった丸太柱をそのままの姿で設置したほか、高い三角屋根やライトなど、当時の内装にオマージュを捧げたインテリアも随所に採用。地元の人々の記憶や思い出を継承する、特別な空間に仕上げている。【詳細】スターバックス コーヒー 西東京新町店オープン日:2020年11月25日(水)住所:東京都西東京市新町 5-19-10TEL:0422-39-8750営業時間:7:30-22:30定休日:不定休店舗面積:190.86 ㎡席数:店内47席・店外10席
2020年11月27日愛媛県大洲市の大洲城で、日本初となる木造天守の城泊「大洲城キャッスルステイ」がスタート。同日より、城下町に展開する分散型ホテル「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」がオープンする。日本初となる木造天守の城泊&城下町の分散型ホテルが誕生街のアイコンである大洲城、そして明治期の名建築臥龍山荘をはじめとした歴史的資源が数多く残る大洲市。しかし近年は、城下町を形成する古民家の取り壊しが進んでおり、町家や古民家などの歴史的資源保全が急務となっていた。そのような背景から、大洲の歴史が残る風景を未来につなげるべく、今回の2つの宿泊施設誕生に至った。「大洲城キャッスルステイ」は、市のアイコンである大洲城の木造復元天守に宿泊できる日本初の試み。一方「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」は、城下町に分散する町屋や古民家を改修し、まち全体がホテルという構想で展開する分散型ホテルとなっている。城主気分を味わえる「大洲城キャッスルステイ」大洲城は、藤堂高虎、脇坂安治らにより作られた近代城郭で、国の重要文化財に指定されている櫓を有する。天守は惜しくも明治期に取り壊されたが、当時の写真や木組模型が存在し、発掘調査で経た情報をもとに木造天守として復元された。重要文化財「臥龍山荘」での殿様御前や影武者体験などその木造復元天守に宿泊できる「大洲城キャッスルステイ」では、あらゆる“非日常体験”がセットとなる。国の重要文化財「臥龍山荘」での殿様御膳を堪能すれば、たちまち心は“城主気分”に。また、1617年の城主、加藤貞泰の入城シーンの再現もプランに含まれており、幟隊の歓迎から鉄砲隊による祝砲、馬で入城する城主をサポートする影武者の役割を体験できる。なお、「大洲城キャッスルステイ」は1日1組限定で、2名1泊100万円。その他、伝統芸能や月見体験も宿泊料に含まれている。歴史を感じる「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」古き良き街並みを活かした「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」には、大洲発展の歴史を語る上で欠かせない存在である加藤家藩主の名前を冠した宿泊棟が並ぶ。ひとつは、フロント・レストランの役割を果たす「浦岡邸群 SADA棟(フロント)」。そして「村上邸 OKI棟」と「いずみや別館 TUNE棟」が設けられ、「エグゼクティブルーム」、「スダンダードルーム」、「カジュアルルーム」といった3種の部屋が用意されている。<エグゼクティブルーム>「エグゼクティブルーム」は、建物の歴史を感じつつ、広々とした空間で快適に過ごせるラグジュアリールーム。最大4名様まで泊まれる100平米以上の広々とした空間には、1棟貸切で大洲城を眼前に望める部屋や、広いお庭と園側がある部屋などを備えている。オリジナルの檜風呂が用意されており、自然の香りに癒されながら、ゆったりとくつろぐことができる。<スタンダードルーム>歴史的価値の高い邸宅で、まちに溶け込むように泊まれる「スタンダードルーム」。歴史の積み重ねを感じる木の柱や欄間などからは、日本建築特有の美しさを感じられるだろう。どの部屋も50㎡以上あり、お風呂は折地鳴りの檜風呂を用意している。<カジュアルルーム>気軽に非日常感を味わいたい人におすすめなのが「カジュアルルーム」だ。他の部屋と比べるとコンパクトな部屋ではあるが、広さは45平米以上。当時の造りを残したユニークな内装で、歴史に触れながら過ごすことができる。オリジナルの檜風呂も完備した。大洲城のお膝元にある「レストラン ルアン」城下町には、レストラン&ダイニングも設けられている。高級レストラン「ルアン」が監修する、瀬戸内海の海の幸、自然豊かな山々の幸、そこから流れる清らかな肱川の川の幸をふんだんに用いた“大洲の美食”を堪能することができる。自然の恵みを堪能するダイニング正面に大洲城本丸、天守閣が間近に望める、大洲城のお膝元にあるダイニングでは、地産地消の食材を用いたフュージョン料理を味わえる。訪れる季節の“1番美味しい”を提供するため、夕食は2か月に1度、メニュー変更される。また、これらメニューは、伊予が誇る”砥部焼”にのせられた、美しい見た目も魅力的。さらに地酒とのペアリングも楽しみのひとつだ。栄養たっぷりの朝食朝食として、地元食材を使った小鉢や魚料理など、栄養たっぷりの和朝食を用意。それぞれの部屋でゆっくりと楽しめる部屋食も期間限定で用意している。【詳細】■大洲城キャッスルステイ開業日:2020年7月23日(木)住所:愛媛県大洲市大洲903料金:2名1泊 1,000,000円+税※1名追加ごとに+100,000円+税※2~6名のみ受け付け。体験内容:大洲城での貸切宿泊、「1617 加藤貞泰の入城」体験、着物・甲冑レンタル及び着付け、鉄砲隊、幟隊、引き馬等含む、伝統芸能(雅楽等)、夕食、月見体験、臥龍山荘の早朝貸切・殿様御膳、松山空港・JR駅への送迎予約の流れ:電話・予約フォームで問合せ→電話またはメールでの日程・体験内容の詳細打ち合わせ→振込→予約完了予約TEL:VMG総合窓口(11:00〜20:00) 0120-210-289■NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町開業日:2020年7月23日(木)住所:愛媛県大洲市大洲888客室種類:エグゼクティブルーム、スタンダードルーム、カジュアルルーム※宿泊料は公式HPを参照。<アクセス>・飛行機の場合松山空港―[伊予大洲駅までリムジンバス / レンタカー]―NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町※伊予大洲駅からホテルへはシャトル便あり。・車の場合大洲南IC―約10分―NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町・伊予大洲駅からのシャトルバス伊予大洲駅からホテルへの迎えの車を用意。出発時間はそれぞれ15:05/16:05/17:10。利用希望の際はVMG総合窓口(0120-210-289)まで。・空港リムジンバス松山空港より、伊予大洲駅行きの有料リムジンバスあり。完全定期便でご予約は不要。時刻表は肱南観光グループのサイトを確認。
2020年08月17日全館空調を実現オーストラリアから来日して30年というマーク・ホドビーさんがご家族と暮らすのは、格式高い街並みが広がる、“城南五山”(東京)のひとつ島津山エリア。2年半ほど前、傾斜地に建つ築40年の外国人用賃貸住宅を購入し、フルリノベーションした。空が広がる高台ならではの景色を楽しんでいる。「それまでは同じ敷地に建つお隣に6年くらい住んでいました。隣人とは親しくしていて家を行き来していたので、この家の眺望の良さはよく知っていました(笑)。売却の話を聞いてリノベーションを前提に購入することにしたのです」(マークさん)設計は、近所の友人宅のリノベーションを手掛けた建築家の森吉直剛さんに依頼。ホドビー夫妻がまず希望したのは、「どこにいても暑すぎず寒すぎない家」で、全館空調にすることだった。「築年数が経っていたため、一度スケルトン状態まで解体し、内装も外装もすべてやり直しました。耐震補強をしつつ、ズレていた床レベルも調整。そして、全館空調にするには高気密高断熱が必要なため、開口部分は断熱サッシに交換し、耐熱材を隅々まで吹き付けました。さらに、温度調節だけでなく調湿機能ももった機器を設置。築40年の木造住宅のリノベーションで、全館空調を実現したのです」(森吉さん)住まわれて2年を過ぎたご夫妻は、「部屋も廊下もすべて適切な温度で管理されているので、季節に関係なく常に心地よく過ごせます」と大満足。最後まで悩んだ床暖房は、「入れない選択をして正解だった」(並子さん)という。木造2階建ての地上部分をリノベーション。屋根は太陽光パネルが取り付けられるよう補強済み。玄関ドアの脇にはブラックボードがあり、子どもたちが描いたイラストで客人をお出迎え。玄関ホール。上履きと下履きを分けられるように、墨モルタルの土間とカーペットで変化をつけた。崖側から見る。住居部分の下のスペースは、セキュリティ会社の会長を務めるマークさんの事務所。玄関脇の作業ルーム内に、全館空調機『デシカホームエア』(ダイキン)を設置。調湿換気機能付き。崖地が生み出す絶景のアウトドアリビングホドビー邸の最大の特徴は、都心の崖地という立地を生かした開放的な空間である。ご夫妻が口を揃える、「気軽に人を呼べる家」というコンセプトにもつながっている。以前は、2部屋に分かれていたリビングとダイニングだが、内壁を取り除いて広々としたワンルームにした。また、「オーストラリアではバーベキューを日常的に行うので、広いテラスは必須でした」というマークさんの希望から、リビングから続くテラス部分は倍に拡張。建具は木製の大きな窓から網戸まで壁に収納できる引込戸を採用し、ブラインドも天井のブラインドBOXに収納できるようにした。フルオープンできることで、室内と室外が一続きになり、アウトドアリビングとして活躍している。東側に開いたこのテラスで過ごす時間がお気に入りというマークさん。日の出を眺めたり、朝食を取ったり、コーヒー片手に読書したり、昼寝したり・・・と、テラスを満喫している。「そのままキャンプ用のテーブルを出して、ここで仕事をすることもありますよ(笑)」明るく開放的なLDK。目の前には東京・品川の街並みが広がる。四季折々の緑も楽しめる。フルオープンのサッシを開け放てば、LDKとテラスが一体化し、より開放的に。バーベキューグリル(右)は日常的に大活躍。ダイニングの椅子は広島の家具屋でオーダーしたもの。照明はイタリアの『ルミナベッラ』。強化ガラスを用いた手すりが視線を遮らず、景色を堪能できる。屋根もあるため、多少の雨でも大丈夫。人が集まるアイランドキッチンテラスと対面に配したキッチンはアイランドをセレクト。『キッチンハウス』で出会ったヴィンテージ風の木目のキッチンは、並子さんのイメージ通りだったという。「キッチンは家族や招いた人たちが囲めるタイプがいいなと思い、アイランドにしました。カウンター付きということもあってキッチンまわりには人が集まってきます。キッチンからの眺めも最高で、料理をしていても楽しくなりますね(笑)」(並子さん)つい先日も子どもから大人まで30人近くが集まり、バーベキューパーティをしたという。「大人たちはテラスやキッチンまわりでお酒を飲みながらおしゃべりしていて、子どもたちは暖炉の前のソファで遊んでいる・・・。大人も子どももそのときの気分で自由に寛げる居場所があり、それぞれが心地いい時間を過ごしているのが、見ているこちらも嬉しくなりますね」(並子さん)ヴィンテージ風の木目のキッチンを引き立たせる、ピュアホワイトの壁側収納も『キッチンハウス』でオーダー。オーブン料理が得意な並子さんのリクエストで、ミーレのオーブンが2つ。ワイングラスは専用のラックをつけて収納。「地震のときも安心です」(並子さん)食器洗い機もミーレ。「大型なので、フライパンやボウルなどまで入り、とても便利です」(並子さん)キッチンの奥はパントリー、サニタリールームと続く。水回りの動線を考え、回遊性をもたせた。手前の冷蔵庫は マーベ。前面にあるカスタムディスペンサーからウォーターフィルターを通した氷と水が出る。元は外国人用の賃貸住宅だったため、各ベッドルームにシャワールームがあるだけでお風呂はなかった。「老後を考えて、1階で生活が完結するようにお風呂を造りました」(並子さん)キッチンから玄関へと回遊できるようになっている。左の赤いタオルウォーマーはタオル以外も乾かせて重宝しているとのこと。2階のマスターベッドルームに併設したウォーキングクローゼット(左)と書斎。奥はトイレになっている。2階のマスターベッドルーム。左側の窓はリノベーションのときに設けた。ここからの眺めも絶景。減築して生まれた吹き抜け「パチパチという音や薪が燃えるにおい、また炎を見ていると癒されますね」という並子さん。広いリビングのアクセントにもなっている暖炉は、もともと設置してあったものを再利用。もとの壁は取り除き、耐震補強をしてレンガ調タイルを貼って仕上げた。リビング上部の吹き抜けは今回設けたもの。2階の一室を減築し、吹き抜けにしたことで光を取り込み、より明るく開放的な空間となった。1階と2階で会話をすることも楽しく、子どもたちが2階で過ごしているときでも気配を感じられるのが良いという。築40年の木造住宅を大々的にリノベーションし、マークさんご一家の生活スタイルに合わせた空間が誕生した。「今後は屋根に太陽光パネルをつけたり、新鮮な飲料水も確保できる貯水タンクを設置することも考えています。災害の多い日本では、ライフラインは自分たちで支えるようにしなければいけないと思いますからね」(マークさん)既存の住宅からあった暖炉。大きなソファは『IKEA』。家族4人で、だれが寝そべるか、取りあいだそう。吹き抜け部分。既存の梁をそのまま生かし、空間のアクセントに。斜めに入る光が心地よい。2階の寝室をひとつ減築して吹き抜け(右側)を造った。天井まで延びた書棚には子どもたちの楽しい本が収納されていた。インターナショナルスクールに通う花ちゃん(14歳)と海くん(12歳)の部屋。仕切るのはブラックボードの板で、遊び心満載。花ちゃんの部屋。勾配天井を生かし、可愛らしい空間に変身。海くんの部屋から花ちゃんの部屋を見る。2人ともラグビーに夢中とのこと。設計一級建築士事務所森吉直剛アトリエ所在地東京都品川区構造木造規模地上2階延床面積224㎡
2020年02月17日建物によって、その構造が異なることはみなさんもご存知のことかと思います。たとえばマンションとアパートではどうでしょうか。マンションはアパートに比べて防音性能がしっかりとしていますし、頑丈にみえます(耐震性能が強い)。このように、建物の構造が異なれば住まいの影響も異なってくるといえます。重要なのは自分の住む建物構造が、どのようなメリット・デメリットを持ち合わせているのかを把握していることにあります。戸建住宅や共同住宅によく用いられる建物構造4つのメリット・デメリットについてみていきましょう。各建物構造のメリット・デメリット木造木造は4つの建物構造の中でも一番性能の低い構造です。主に築年数の古い住宅やアパートなどに採用されています。木造は耐震性能や耐火性能、防音性能が弱いです。しかし通気性に優れているといった利点があります。そのため湿気がたまりにくく、冬でもカビになりにくいといった特徴があります。また家賃が安いというのも、メリットといえます。S造(鉄骨造)S造は柱や梁などの骨組に、鉄骨を採用した構造のことをいいます。こちらも木造と同じく、古い住宅やアパートなどに採用されることが多いです。S造の性能ですが、木造に比べて耐震性能などが高いです。しかし柱や梁などの骨組みで構成されているため、壁が薄いのが欠点です。防音性能には期待できないのが難点です。また鉄骨造は2種類に分けることができます。違いは鉄骨の素材となるスチール材の「厚さ」です。重量鉄骨造厚みが6㎜以上のスチールを使用。ビルやマンションなどに採用されている軽量鉄骨造厚みが6㎜以下のスチールを使用。戸建住宅や小規模店舗などに採用されているRC造(鉄筋コンクリート造)RCとは「Reinforced Concrete」の略称です。補強されたコンクリートの中に、さらに補強された鉄棒のコンクリートを埋め込んでつくられた複合材のことです。RC造も鉄骨造と同じく、柱や梁で構成されます。しかし、これに加えてRC造では、床や壁を鉄筋コンクリートで覆っているため、鉄骨造よりは強い構造となっています。RC造は鉄筋コンクリ―ト構造ですが、「鉄筋」と「コンクリート」それぞれの弱点を補強している点が特徴といえます。鉄筋は引っ張る力が強いですが、熱に弱くさびやすいです。逆にコンクリートは熱に強く、引っ張る力が弱いです。両者の弱点を見事に補強し合っているRC造は、耐震性能・耐火性能・防音性能が高いといえます。また、密閉感が強い分、通気性は弱いといえます。ファミリー層向けのマンションなどに採用されることが多いです。SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)SRC造とは、RC造に鉄筋(スチール)が埋め込まれている構造のことをいい、全ての建物構造の中で一番性能の高い構造です。SRC造はいうまでもなく、耐震性能・耐火性能・防音性能が非常に高く、高層マンションやオフィスビルなどに採用されることが多いです。そのため家賃がかなり高いのが難点です。またRC造同様、通気性はよくありません。まとめ建物構造には、それぞれのメリット・デメリットがあることがわかりました。地震大国である我が国において、耐震性能に不安を感じる木造は避けたいです。しかし日本の伝来工法を採用している木造建築は通気性がよく、それを好む人がいるのも確かです。ライフスタイルや趣味などから、どのような建物構造なら理想とする住まいを実現できるかを想像してみるのが良いかもしれません。
2017年12月19日大和ハウス工業は5月1日、木造戸建住宅商品「xevo GranWood Style Selection(ジーヴォ グランウッド スタイルセレクション)」(木造軸組工法)を発売し、商品ラインアップを拡充した。○5つのインテリアスタイル、4つのエクステリアスタイルを拡充木造戸建住宅基幹商品「xevo GranWood」シリーズは、住まいをまるごと遮熱・断熱する「オールバリア断熱」、オリジナル接合金物の開発で柱や梁などの構造軸組材を100%国産材で賄うことができる純国産材仕様などを採用した高性能な住宅として好評を得ているという。今回は、現在の「xevo GranWood」フォーマルスタイルに加え、多彩なニーズに対応できるよう新たに5つのインテリアスタイルと、タイル張り外観など4つのエクステリアスタイルを拡充した商品を「xevo GranWood Style Selection」として発売する。5つのインテリアスタイルは、木を愛でる日本の心を進化させたナチュラルスタイル「Neo Japanese」、日本の伝統的な意匠や素材を取り入れた和風スタイル「Classic Japanese」、ディテールの美しさにこだわったシンプルな都市型スタイル「Modern」、ヨーロッパの様式美を採り入れた優雅な洋風スタイル「European」、バリのコテージを想わせるリゾートスタイル「Asian」を提案。4つのエクステリアスタイルでは、日本の暮らしと美意識を現代に調和させたナチュラルスタイル「Neo Japanese」、瓦屋根や格子など、日本の伝統的な意匠を受け継ぐ和風スタイル「Classic Japanese」、モノトーンと幾何学的な要素が特徴の都市型スタイル「Modern」、ヨーロッパ調の装飾や暮らし方を採り入れた洋風スタイル「European」の、家族のみならず、街並みに合った多彩なエクステリアスタイルを用意した。今回の発売に当たり、5月1日~9月30日まで、「いい音、森の音」xevo GranWoodキャンペーンを実施。全国10カ所の「xevo GranWood」の住宅展示場およびまちなかジーヴォにて、周囲の空間全体にわたって音の配置と移動をコントロールできるシステム「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」を体験できる。また契約したユーザーには、「Dolby Atmos」をプレゼントする。販売地域は、北海道・沖縄を除く全国(一部地域を除く)。プランは自由設計。構造は木造軸組工法となる。
2015年05月21日ユニバーサルホームは4月から12月まで、「20周年記念イヤー」の企画を展開する。○理想の子育て、ライフスタイルを提案20周年記念として木造2階建て住宅商品「Kiduki(きづき)」を全国発売する。同商品は、各地で先行発売やモデルハウスオープンを行ってきた。子育て・収納・ロングライフデザインにおいて、性能やプランが評価され、2014年度グッドデザイン賞を受賞している。同商品の発売を記念したキャンペーンを開催。全国23名に総額2,900万円の建築資金が当たる抽選を実施する。当選金額と当選者数は、300万円が3名、100万円が20名。申込の締切は19日。当選発表は23日となる。申込条件は、同社建築可能地域に土地を持っているか借地がある者。11月末日までに上棟することなどとしている。モデルハウスでは「リアル謎解きゲーム」とコラボレーションした「謎解きトレジャーハント」が行われる。出題されるすべての謎を解き明かし、家に眠る"お宝"をゲットするもの。参加者には記念品が進呈される。
2015年04月03日お子様を連れてホーチミンへ旅行される方に、是非立ち寄ってほしいのがココ! the Snap Caféホーチミン市2区にある「the Snap Café」は、店内に木造遊具と砂場が併設されているカフェ。子供たちが遊ぶ姿を見ながら、大人はのんびりと食事やお茶を楽しめます。2区はホーチミン観光のメインとなる1区中心部からタクシーで20分ほどの場所。欧米人が多く住んでいるエリアなので、場所柄、お客さんは欧米人の親子が多いです。木造アスレチックやブランコで思いっきり遊べます!砂場の横には、手洗い場と子供用のトイレがありますよ。キッズメニューも充実メニューは、ハンバーガーやピザなどの西洋料理を中心に、ベトナム料理やタイ料理まで幅広くそろっています。キッズメニューも充実しているのが嬉しいところです。キッズメニューはパスタ、フォー、ピザなど種類豊富(左)Orange,carrot & gingerのミックスジュース(右)卵を3個使ったボリュームたっぷりの「Western Omelet」(左)4種類のソースから選べる「Kid’s bowl of pasta」(右)オープンカフェで自然の風を感じながら食べる食事は格別に美味しく感じます!大人も子供も裸足になって、開放的な気分で南国の休日を過ごせますよ♪併設のショップも必見!カフェの入口前の小路には、かわいい子供服や雑貨を売るお店が並んでいるので、カフェ利用の前後に是非のぞいてみてください。ベトナム発のシンプルでかわいい食器ブランド「amaï」の商品や、ベトナム産の良質なカカオ豆とサトウキビのみを使用した「MAROU」のチョコレートもここで買えますよ。大人も子供も楽しめる「the Snap Café」で、素敵な時間をお過ごしください。
2014年12月30日住宅には大きく分けて木造住宅と鉄筋住宅の2種類がありますが、どちらがどういったメリット、そしてデメリットを持っているのでしょうか? 「鉄筋は暑い」とよく聞きますが、それはホントなのでしょうか?不動産の専門家に、鉄筋と木造のメリットやデメリットを聞いてみました。――住宅には鉄筋と木造の2種類がありますが、それぞれのメリット、デメリットを教えてください。まず鉄筋のメリットですが、重量鉄骨と軽量鉄骨でまたいろいろと違うのですが、やっぱり単純に木造と比べて「丈夫」と言うか、あまり老朽化しないですね。――やはり木造はあまり丈夫ではないのですか?そうですね。木造は20年くらい経過するとみるみるうちに老朽化してしまいますからね。特に賃貸物件の場合は、水回りからどんどん木が腐っていったりなどしますから。――鉄筋だとあまり老朽化しないということなのでしょうか?もちろん鉄筋も老朽化しますが、木造ほどではない、ということです。木造は老朽化するのが本当に早いですからね。――なるほど。劣化が遅いというのが鉄筋の良さなのですね。では鉄筋のデメリットはありますか?昔だといろいろあったそうですが、今はほとんどないですね。――そうなんですか!昔、「鉄筋の住宅は暑い!」なんてのを聞いたことがあるのですが、これは本当なんでしょうか?鉄筋の住宅でもちゃんと断熱材を入れると熱くなりませんね。――ということは、ちゃんと断熱材を入れていない鉄筋住宅は……?暑くなります(笑)。断熱はちゃんとしないと大変なことになりますね。――鉄筋住宅を選ぶ際は、そのあたりに気をつけたいところですね。では木造住宅のメリットはありますか?そうですね……。――もしかして「ない」とか?う~ん、やはり今は鉄筋の方が良いですからね……あ、でも木造の方が老朽化が早いので値段が安い、というメリットはあります。――なるほど。程度が悪くなれば貸すにしろ売るにしろ安くしないと売れませんもんね。えっと、木造のメリットはこれだけですか?木造は貸す側の方がメリットがありますからね。例えば、鉄筋に比べて解体費があまりかからないといった部分ですね。さっきおっしゃった暑さについても、断熱材をちゃんと入れれば木造と変わりませんし。――ということは本当に木造のメリットは微々たるものなのですね……。単純に住宅として比較した場合はそうですね。――でも木造の方が家賃が安いのは、庶民にとっては心強いことです。専門家からすると、住む側にとってはやはり鉄筋の方が良いとのこと。昔と違って「暑い鉄筋住宅」なんてのもほとんどないそうです。ただ、木造住宅は家賃が安かったりするので、住宅費用を節約したい人は、あえて木造に住んでみるのもいいかもしれませんね。(貫井康徳@dcp)
2012年11月21日