東京ホテイソンの全国ライブツアー「銀鼠」がこの3月からスタート。「洒落柿」「孔雀緑」と色の名前が付けられた単独公演も、今回で3回目を迎える。――前回の公演はいかがでしたか。たける:地元の岡山は客席に知り合いが多くて超やりづらかったです。ショーゴ:あのツッコミを親の前で全力でやってスベるとキツいだろうなと思います(笑)。たける:去年は、親が一番前に座ってましたからね。――今回の見どころとしては?ショーゴ:今、ちゃんと漫才に向き合おうというモードになっていて。今までツッコミを際立たせるためにそこ以外のところで笑いを取るのは避けていたんですけど、そういうのはやめて、ちゃんと漫才らしい漫才をやろうかなと思っています。元ゾフィーの上田(航平)さんが構成に入って、いろいろ見てくれています。――改めて、本誌初登場とのことで、お互いについて紹介してください。たける:ショーゴは、体を鍛えていて、ネタを書いたりYouTubeの企画を考えたりしている“筋肉頭脳マン”ですね。あと、軽自動車を13分割で買うというケチな男です。ショーゴ:たけるは“声デカマン”。まず最初に人から言われるのが「声がデカい」っていうことですね。声がデカくて、クラスの人気者。生徒会長、バンド、漫才…人前に出ることを全部学生時代に経験していて、芸人が余生だと思っているぐらいの人です。――結成時から変化したことは?ショーゴ:たけるはやっぱり体型ですよね。いつ痩せるんだって。たける:これでも毎日、走ってはいるんですよ。ショーゴ:走ってもそのぶん食っちゃってるから痩せないんだよ。たける:(目の前に置いてあるお菓子を指し)これ4つ持って帰っていいですか?ショーゴ:これ1個で炭水化物30g入ってるから。こうなったら、逆に一回極限まで太ってみてほしいですね。そうしたら顔が可愛くなるかもしれない。今、中途半端なので。――ショーゴさんも鍛えて見た目が変わられましたよね。ショーゴ:変化量で言ったら、僕の方が大きいかも。筋肉を生かしたネタをもっとやりたいと思っていて、単独ライブでもコントでやるつもりです。たぶん、今年も脱ぐと思います。(テーブルに置かれた見本誌を見ながら)僕、セックス特集の表紙になるのが夢なんですよ。いつかお願いします!たける:無理よ、カッコいいアイドルとかがやるやつなんだから!(笑)東京ホテイソン第3回単独公演『銀鼠(ぎんねず)』東京ホテイソンの3回目となる単独公演。3月5日の東京・渋谷からスタートし、仙台、大阪、岡山、福岡、名古屋、札幌を巡った後に東京・中野で最終公演を開催。元ゾフィーの上田航平を構成に迎え、新作の漫才やコントなど充実のステージをおくる。幕間のVTRなども見どころたっぷり!左・たける1995年3月24日生まれ、岡山県出身。右・ショーゴ1994年2月1日生まれ、東京都出身。2020年の『M‐1グランプリ』決勝進出をきっかけにブレイク。現在は『ラヴィット!』(TBS系)金曜レギュラーのほか、多数の番組に出演中。※『anan』2024年3月6日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・野村 文(by anan編集部)
2024年03月04日半袖でも少し蒸し暑い6月中旬。午後17時すぎ、若者で賑わう東京・下北沢の飲食街の一角にある焼肉店で友人らしき男性と食事を楽しんでいたのは、お笑いコンビの東京ホテイソン・たける(26)だ。東京ホテイソンはたけるとショーゴ(27)が大学生時代に結成した7年目の若手コンビで、『M-1グランプリ2020』のファイナリスト。岡山県の伝統芸能である備中神楽の節回しを使った独特なツッコミで注目をあつめ、朝の情報バラエティ番組『ラヴィット!』(TBS系)で金曜日レギュラーを務めるほか、多数のテレビ番組に出演している。コンビのYouTubeチャンネルにも力を入れており、『東京ホテイソン オフィシャルチャンネル』は登録者5万人。『ONE PIECE』を一巻だけ読んだたけるが、熱く考察する動画は40万回再生を記録している。そんな東京ホテイソンのツッコミ担当・たけるはこの日、入り口付近の席にいた。「たけるさんは『ダイエットしたいんだよね~。最近、痩せたくてさ』『体重が落ちなくて本当に、困ってるよ』と落ちついた声で友人と話していました。確かに、飲んでいたのはノンアルコールの烏龍茶でヘルシー志向でしたね。でも、お皿にあるお肉をどんどん焼いて爆食いしていました。1人あたり3人分くらいの量のお肉を食べていたようでしたね」(居合わせた客)`19年2月18日に『日刊ゲンダイDIGITAL』のインタビューで、《(ステーキ屋でバイトしていた時)お客さんのきれいな食べ残しをラップに包んで持ち帰ってました》と下積み時代の困窮ぶりを語っていたたける。自腹で食べられるようになったお肉には、箸が進むことだろう。
2021年06月24日(イラスト:ちたまロケッツ) 『お笑い』→『海外ドラマ』→『マンガ』→『ラジオ』の4ジャンルを週替わりで、そのスペシャリストが“最推し”を指南する『今週の萌えガタリ』。今週は『お笑い』ということで、『オモロー山下』として活動した元芸人で、現在はインタビュアー・ライターとして活動するインタビューマン山下さんが最推し芸人を紹介! 【最推し芸人】東京ホテイソン(たける・ツッコミ担当/ショーゴ・ボケ担当) 東京ホテイソンは、ボケのショーゴ君とツッコミのたける君の漫才コンビ。彼らの特徴は、「まねしたくなるツッコミ」です。歌舞伎の見えのような口調で両手を広げてツッコむ。この独特ツッコミで最近ネタ番組の出演を増やしています。 このスタイルになったのは、たける君が地元岡山弁でツッコんでいると周りから「それ千鳥のノブさんじゃん!」と言われてしまったから。方言なので別にいいのでは……?と思いきや、実はノブの岡山弁は、ノブ流に、マイルドにしているそうです。そこで、たける君が20年やっていた備中神楽という、歌舞伎のような伝統芸能の要素を取り入れ今の形になりました。 彼らはたける君が22歳、ショーゴ君が23歳という若いコンビ。2人がコンビを組んだきっかけも若さゆえでしょうか、SNSの相方募集掲示板で知り合ったというから驚きです。たける君は実際に数人と会ったものの、“誰も組んでくれない人”が集まる掲示板ではとにかく変な人が多く、気の合う人と出会えなかったとか。その中でお互いいちばん常識もあり、ちゃんと最初に敬語を使えたという基本的な理由で組むことになったそうです。 たける君はネタは書けず、お笑いをやるというより、ただ人気者になりたくてこの世界に入ってきた楽天家タイプ。一方のショーゴ君はネタ担当でお笑いに貪欲だけれど少し陰もある性格。コンビで性格が対照的なのは互いの弱点を補える強みになりますが、ショーゴ君はかなり尖っていたとか。 ある日突然丸刈りになっていたので理由を聞くと「おもしろいことやるのに髪、いらんやろ」と答えたり、たける君が同世代の芸人のネタを見て笑っていると「ほかの芸人のネタを見て笑うな!」と言っていたそう。しかし、テレビに出ている芸人さんのネタを生で見て、「みんなすごいわ!」と感動し、尖らず吸収しようと思い直したそうです。 そんな2人は新年早々、去年ブルゾンちえみのブレークのきっかけとなった番組『ぐるナイおもしろ荘』に出演!今年の夏は東京ホテイソンが24時間マラソンを走っているかも!?
2018年01月15日