京都悠洛ホテル Mギャラリーと、チョコレート専門店「チョコレートバンク(CHOCOLATE BANK)」のコラボレーションによるバレンタインアフタヌーンティーが、2022年1月17日(月)より開催される。チョコレートバンクのチョコレートを使用したスイーツ&セイボリー和と洋が融合した京都悠洛ホテル Mギャラリーと、メゾンカカオ(MAISON CACAO)が展開するアロマ生チョコレート専門店「チョコレート バンク」の初のコラボレーションが実現。両者によるバレンタインアフタヌーンティーでは、「チョコレートバンク」が持つ世界観を、ペストリーシェフを務めるジェニー・チュウが“恋”をイメージしたスイーツで、総料理⻑・⻄村美樹が美しいフレンチセイヴォリーで表現する。スイーツは全6種類。「ラズベリーダークチョコレートタルト」には40%ミルクチョコレートを、「ヘーゼルナッツ ミルクチョコレートロシェ」には61%ビターチョコレートと70%ビターチョコレートを使用するなど、スイーツと相性の良いチョコレートをそれぞれ厳選し組み合わせている。また、外はさっくり中はとろりとした食感のコントラストを楽しめる、チョコレートバンクの看板メニュー「生ガトーショコラ」も用意する。また、カカオニブを用いたチキンレバームースや、カカオバターでポッシュしたフォアグラといった6種類のセイボリーも展開。ドリンクは、ロンネフェルト紅茶、コーヒーモクテルのほか、チョコレートバンクとのコラボレーションドリンクなどが飲み放題となる。【詳細】Mギャラリー ミーツ チョコレートバンク期間:2022年1月17日(月)~2月28日(月) ※予約受付は2021年12月20日(月)より開始。場所:京都悠洛ホテル Mギャラリー 1F 「Lounge & Bar 1867」住所:京都府京都市東山区大橋町84時間:第1部 12:00~14:00、第2部 15:00~17:00 ※2時間制・要事前予約(前日18:00時まで)価格:6,000円<メニュー>■スイーツラズベリーダークチョコレートタルト、ヘーゼルナッツ ミルクチョコレートロシェ、ストロベリーピスタチオタルト、トリュフ、フォレノアール ヴェリーヌ、チョコレートバンク 生ガトーショコラ■セイヴォリーチキンレバームース 江⼾柿コンポート カカオニブ 茸サブレ、帆立と菜の花 金冠ジャム カカオヴィネガージュレ、鴨胸肉の低温調理 ビーツ タコスチップ モレソース、鯛のカルパッチョ カカオヴィネガー風味 九条葱 柚子、自家製パテドカンパーニュ リンゴコンポート ヘーゼルナッツ ブリューイングチョコレート、ナチュラルカカオバター風味フォアグラとパッションフルーツメレンゲ【予約・問い合わせ先】TEL:075-366-5800(ホテル代表)
2021年12月23日デビュー55周年を迎える森山良子が、2022年4月27日に東京・Bunkamuraオーチャードホールにて『森山良子コンサートツアー ~My Story~』の東京公演を開催することを発表した。最近ではソロ活動のほか、フジテレビ系音楽番組『MUSIC FAIR』から誕生した女性4人組ユニット“LA DIVA”のパフォーマンスでも注目を集めている森山。コロナ禍で思うようにコンサートを実施することができなかった2020から2021年を経て、約1年4カ月ぶりにホームグラウンドでもあるBunkamuraオーチャードホールで公演を行う。チケットの一般発売は、森山良子の誕生日である2022年1月18日より開始される。<ライブ情報>『森山良子コンサートツアー ~My Story~』2022年4月27日(水) Bunkamuraオーチャードホール開場:16:00 / 開演 17:00【チケット料金】S席:7,500円 (全席指定 / 税込)A席:6,500円 (全席指定 / 税込)※未就学児童入場不可一般発売:2022年1月18日(火) 10:00~チケットはこちら:■森山良子 オフィシャルサイト
2021年12月20日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は俳優の中西悠綺さんです。中国の名門演劇大学で学び、アジアで活躍する俳優へ!20歳で単身台湾へ。その後、北京と香港に渡り、語学や演劇、武術を習得。「アジアで活躍する俳優になりたくてチャレンジしました。たくさんの製作会社にプロフィールを持っていくか、中国語や演技の勉強をするかの毎日。唯一観光したのは万里の長城です」。公開予定の中国映画では主演に抜擢。「日本人女子大生の役ですが、共演者の方も中国人で台詞も中国語。盛大なクランクイン式や、撮影の合間に皆で食堂に行ったり、中国ならではの体験も。みんなフレンドリーで、すごく楽しい撮影でした!」日本文化を中国版SNSで発信し続けています。各地のコーラや日本食などを紹介。中国の方にも応援していただいてます。約2年前からボイトレを始めました。中国語で歌う「雪の華」が十八番。いつか作品の挿入歌も歌いたいな。アクションもできる俳優になりたい!香港で習得したアクションを練習中。カンフーや剣術、一通りできます。なかにし・ゆうき1997年生まれ。週刊ヤングジャンプ主催「ギャルコン2021」でグランプリを受賞。公開予定の中国映画『神奇旅行社』では、日本人女子大生の中村理香役で主演を務める。※『anan』2021年11月24日号より。写真・土佐麻理子取材、文・松下侑衣花(by anan編集部)
2021年11月23日森山直太朗が、現在放送中のドラマ『スナック キズツキ』のエンディングテーマ「それは白くて柔らかい」を、明日11月24日に配信シングルとしてリリースすることが決定した。『スナック キズツキ』は益田ミリの人気漫画を実写化した作品で、主演の原田知世はじめ豪華キャストが出演。ちょっと変わった店“スナック キズツキ”でちょっと変わった店主のトウコが、日々溜め込んでしまいがちなちょっとした“キズ”を訪れる客と一緒に発散する物語となっている。「それは白くて柔らかい」は、台本を読み原田知世演じるトウコの不思議な温かさに触れた森山が、同ドラマのエンディングのために書き下ろした楽曲。アコースティックなサウンドとシンプルな言葉を丁寧に歌い上げる森山の歌声が、人々の傷に寄り添うナンバーとなっている。併せて、タイトルになぞらえた“白くて柔らかそうな犬”が写されたジャケット写真が公開された。また、配信開始日の24日18時には「それは白くて柔らかい」特設サイトもオープンし、「#これが白くて柔らかい」をつけてSNS投稿すると同サイトで投稿が掲出され、LINE MUSICでの再生数に応じたオリジナル特典が抽選で当たるキャンペーンも開始される。<リリース情報>森山直太朗配信シングル「それは白くて柔らかい」2021年11月24日(水) リリース※テレビ東京系ドラマ24『スナック キズツキ』エンディングテーマ「それは白くて柔らかい」配信ジャケット配信リンク:<番組情報>テレビ東京系ドラマ24『スナック キズツキ』毎週金曜24時12分~(全12話)ドラマ『スナック キズツキ』メインビジュアル出演:原田知世 / 成海璃子 / 平岩紙 / 塚地武雅 / 小関裕太 / 徳永えり / 西田尚美 / 丘みつ子 / 堀内敬子 / 吉栁咲良 / 八嶋智人 / 浜野謙太公式サイト:関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗スタッフ Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 Instagram::森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:
2021年11月23日明日11月5日(金)から劇場公開&Netflix配信される森山未來主演映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』より、メイキング映像が到着した。公開されたメイキング映像では、主人公佐藤役の森山さんのギプスに、かつての恋人かおり役の伊藤沙莉が、森山さんの似顔絵を描く様子が映し出されている。なぜ、劇中で佐藤がギプスをしているのかというと、ある理由で事故に遭ったから。そしてかおりは、それに寄りそうのだ。そんな劇中で一瞬映るギプスに描かれているお見舞いイラストは、伊藤さん本人が描いたものだったというのが今回の映像で明らかに。気合を入れてペンで書き込むが、完成した森山さんの似顔はイラスト感の強いものに仕上がり、スタッフも一緒になり笑い合う、とても和やかな雰囲気が伝わってくる。伊藤さんはこのときのことについて、「私が現場で悩んでしまった時に『沙莉ちゃん』と呼ばれて行ってみたら、『なにか描いてよ』って言われたんです。それで絵を描いてたら悩んでいたことをすっかり忘れちゃって。『全部委ねよう』と思った瞬間でした」とふり返っており、それまでの撮影の緊張がほぐれる特別な瞬間だったことが分かる。Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は11月5日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかにて公開、Netflixにて全世界配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ボクたちはみんな大人になれなかった 2021年11月5日よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかにて公開&Netflixにて全世界配信©2021 C&Iエンタテインメント
2021年11月04日森山直太朗が、10月27日に配信リリースする楽曲「カク云ウボクモ」のジャケットが公開された。今回ジャケットをデザインしたのはSNS、WEBメディアを中心に漫画作品を発表しているうえはらけいた。「僕」を主人公としたやさしい日常の物語を創作しており、コロナ禍においてSNSで発表した漫画「コロナが明けたらしたいこと」が第12回コミチ漫画大賞を受賞。同作品で描かれた日常と「カク云ウボクモ」の世界観に相通じるものを感じた関係者が、ジャケットデザインをオファーし実現に至った。森山は、27日20時より「カク云ウボクモ」の配信リリースを記念して「MUSIC VIDEO先行上映会」と題した生配信イベントをYouTubeで公開する。イベントでは「カク云ウボクモ」の生歌唱やMVが初披露されるほか、スペシャルゲストとして柄本佑が登場。本楽曲を主題歌として書き下ろした映画『心の傷を癒すということ<劇場版>』で共演し、プライペートでも仲の良い柄本との映画での共演裏話やプライベートトークが予定されている。<配信イベント情報>「カク云ウボクモ」配信リリース記念!MUSIC VIDEO先行上映会日時:2021年10月27日(水) 20:00~21:00予定司会:クリス智子出演:森山直太朗 / 柄本佑(スペシャルゲスト)森山直太朗 OFFICIAL YouTube CHANNEL<配信情報>「カク云ウボクモ」2021年10月27日(水) 配信リリース作詞・作曲:森山直太朗「カク云ウボクモ」配信ジャケット配信リンク:森山直太朗 太陽 / にっぽん百歌【富士山】関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗スタッフ Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 Instagram:森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:
2021年10月26日森山未來主演のNetflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』より、場面写真が初公開された。今回到着したのは、90年代から2020年代と、時代の変化を彩るキャラクターたちの劇中写真。90年代。文通を通じて出逢った佐藤(森山さん)と、かおり(伊藤沙莉)の初々しい写真をはじめ、2010年代では、同棲相手・恵(大島優子)の母への挨拶を兼ねた大切な場面を写し出す。2000年代、失恋したばかりの佐藤の前に現れた、バーテンダーのスー(SUMIRE)が、都会のネオンをバックに写るカットも到着。そして1999年代、佐藤と“最後の言葉”を交わした後のかおりの姿といった、佐藤を中心とした様々な出会いと別れが切り取られている。Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は11月5日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかにて公開、Netflixにて全世界配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ボクたちはみんな大人になれなかった 2021年Netflixにて全世界同時配信予定©2021 C&Iエンタテインメント
2021年09月28日9月6日、悠仁さまが15歳のお誕生日をお迎えになった。それを祝し、皇室ご一家の15歳のころを写真で振り返る。悠仁さまは誰に似てらっしゃる――?お誕生日に、悠仁さまが秋篠宮さまとご一緒に読まれていたのは『日本文化の起源』と『稲のアジア史』という本。稲作は皇室に深い縁があり、悠仁さまにとってアジアの米作りの歴史を学ばれることは、将来のお立場を考えると大変に重要なことだろう。今年3月には悠仁さまの作文「小笠原諸島を訪ねて」が、「子どもノンフィクション文学賞」で佳作を受賞。オンライン表彰式では悠仁さまも画面を通して「大変うれしく思います」と丁寧に挨拶された。現在、中学3年生。来春の高校進学を控え、2学期は大切な日々となる。
2021年09月11日秋篠宮家の長男・悠仁さまは9月6日、15歳の誕生日を迎えられる。現在、お茶の水女子大学附属中学校3年生の悠仁さま。高校進学を控えているが、エスカレーター式に進学することはできない。お茶の水女子大学附属高校は女子高のため、別の高校に進学せざるをえないのだ。有力候補とされているのは、多くの皇族方が通われた学習院高等科、お茶の水大学の向かいにある筑波大学附属高校、2年前に悠仁さまが秋篠宮さまと一緒に文化祭を見学された東京農業大学第一高校だ。「紀子さまは、筑波大学附属高校への進学を狙って悠仁さまを指導されているようです。実は4年前に、お茶の水女子大学と筑波大学の間で『提携校進学』という制度の新設が発表されました。両校の附属校の生徒が若干名ずつ、もう一方の附属校に進学できるという制度です。悠仁さまは中学進学のタイミングで筑附中に進学されるとみられていましたが、小室さん問題で秋篠宮家への逆風が強まり、断念されたようです。紀子さまは、高校進学では今度こそ筑附への進学を実現させたいはずです」(皇室担当記者)これまで、制度の利用者はいるのか。お茶の水女子大学に問い合わせると《提携校進学制度に係る実績につきましては、公表をしておりません》との回答だった。この制度は入学志願者評価と志願理由書のみの書類審査で、学力テストはない。しかも利用実績まで非公表とは、あまりに不透明すぎないだろうか――。「悠仁さまのご成績は、一般入試で筑附に合格できるほどではないそうです。今年3月には作文コンクールで佳作に入選されましたが、それも書類審査に通るための実績づくりではないかという声もあります」(前出・皇室担当記者)紀子さまは、高校進学までの3年で小室さん問題は解決し、秋篠宮家への逆風も収まるとみていたのかもしれない。しかし実際には、解決どころか泥沼化している。「“脱・学習院”をはじめとする秋篠宮家の独自路線の教育が、眞子さまの結婚問題を招いたという側面は否定できません。秋篠宮ご夫妻はこの事態を、しっかりと直視し、方針転換する必要があるのではないでしょうか。悠仁さまの進学先は学習院か、もし学習院以外を選ばれるとしても、不透明な制度を用いずに一般の入試で合格を目指していただきたいです」(学習院関係者)秋篠宮ご夫妻は、学習院との因縁から始まった負の連鎖を断ち切ることができるのか――。
2021年09月04日門脇麦主演の「うきわ ―友達以上、不倫未満―」が8月9日からスタート。西田尚美演じる聖が不倫相手・悠の陶芸教室に通う日が、悠を演じる「SixTONES」田中樹の誕生日の6月15日であることに話題が集中。“陶芸教室”がトレンド入りも果たしている。「最終巻は涙なくしては読めない!」と言われ、2015年に完結した作品ながら今も読み継がれる野村宗弘によるコミック「うきわ」を原作に、社宅のベランダを舞台にしたお隣同士の危うい関係が描いていく本作。これまで平々凡々に生きてきた、自称“可もなく不可もない”専業主婦の中山麻衣子に門脇麦。麻衣子が夫・拓也とともに引っ越してきた社宅の隣の部屋に住み、麻衣子の夫・拓也の上司でもある二葉一に森山直太朗。麻衣子の夫“たっくん”こと中山拓也に大東駿介。二葉の妻で自身も仕事してる二葉聖に西田さん。拓也が転勤してきた本社で再会する学生時代の友人、福田歩に蓮佛美沙子。聖が通う陶芸教室の先生・田宮悠に「SixTONES」田中さん。麻衣子のパート先のクリーニング屋のアルバイト・佐々木誠に高橋文哉。二葉と拓也の部下、愛宕梨沙に小西桜子といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。夫・拓也が広島から転勤することになり、麻衣子も仕事を辞め上京。社宅の隣室に住む夫の上司・二葉一と妻の聖に温かく迎えられる。東京での新生活に胸弾ませる麻衣子だが、拓也は転勤初日に福田と再会。2人の様子に愛宕は何かを感じ、二葉にそのことを話す。毎晩帰りが遅い拓也に麻衣子は寂しさを募らせていくなか、聖からパートでもしてみたらどうかと提案され、クリーニング屋で働くことに。一方、拓也は福田とどんどん親しくなっていく。そんななか二葉は自宅のカレンダーの結婚記念日の前日である6月15日に、陶芸教室と書かれているのを見つける。気になって聖が通う陶芸教室を遠くから見ていると、聖は陶芸教室の先生、悠に肩を抱かれて教室の中に入っていく。麻衣子も拓也が忘れたスマホに届いた福田からのメッセージをみてしまう…というのが1話の展開。放送がはじまりしばらく経つとTwitterには“陶芸教室”というワードがトレンド入り。「陶芸教室そわそわ」「陶芸教室という文字だけで叫んだ」「陶芸教室が速攻トレンド入りしてるの見つけて噴いたw」などの声が上がるなか、聖が陶芸教室に通う日が6月15日であることにも視聴者からの反応が殺到。「田中樹の誕生日に陶芸教室入れるの…意図的ですか??」「陶芸教室6月15日は聞いてない」「陶芸教室6月15日は激アツ」「陶芸教室が6月15日はたまたまですか、あえてですか」などの投稿が次々とタイムラインに上がっていく。そして田中さん演じる悠が登場。聖を見ると笑顔で肩を抱き、自らの教室に招き入れる悠の様子にも「1話から刺激が強い」「田宮先生しょっぱなからピュアじゃなくて笑った」「なんか今のワンシーンでいろいろ分かるこの感じ!!ヤッバ…!!」などの声が続出している。(笠緒)
2021年08月10日森山未來が主人公を演じるNetflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』が、「Netflix」での配信に加え、劇場公開もされることが決定。本ビジュアルとキャストコメントが到着した。燃え殻による同名デビュー作を実写化する本作。主人公・佐藤を演じる森山さん、忘れられない初恋の人・かおりを伊藤沙莉が演じているほか、SUMIRE、東出昌大、萩原聖人、篠原篤、大島優子が出演している。森山さんは「『大人』になるのは悪いことだけではない、と考えていた時間でした」と撮影の日々をふり返る。そして伊藤さんは「今までで一番悩み、葛藤と共に生きた役」と語り、「皆で意見やアイデアを出し合って作り上げた時間はとても濃厚なものでした。この大好きな作品に携われたこと、かおりを生きれたことは人間、役者伊藤沙莉にとってとても貴重で有り難いものだったと思っています」とコメントしている。さらに今回到着した本ビジュアルでは、青春時代を過ぎた40代の佐藤が大きく写しだされ、佐藤の人生に大きな影響をもたらした6人も登場している。またほかにも追加キャストが発表。佐藤が勤めるテレビのテロップ制作の会社が、レギュラーで請け負っていたご長寿番組で長年司会者を務めたベテランタレント役にラサール石井。その番組制作のバブルの名残を感じさせるプロデューサーを高嶋政伸。原作で「東京という街に心底愛されたひと」と題して時代の荒波の中でしぶとく生き残り続ける実業家・佐内慶一郎を平岳大。パーティで出会うグラビアアイドルを片山萌美が演じていることも分かった。キャストコメント全文森山未來歳を重ねる中で、どこかに何か落としものをしてしまうことは誰しもが経験すること。何かを落としてしまったことに向き合う、もしくは向き合うことから逃げて、何かしらの折り合いをつけられることを「大人」と呼ぶのだとすれば、この映画の主人公である「ボク」は本当に「大人」にはなれなかったのか。落としものをしてしまったことによって生まれた痛みを抱え続けるからこそ、人の痛みをわかってあげられる。そのことを「大人」だと呼ぶのだとすれば、「ボク」は「大人」なのかもしれない。「大人」になるのは悪いことだけではない、と考えていた時間でした。伊藤沙莉この作品のかおりという女性は正直、今までで一番悩み、葛藤と共に生きた役でした。佐藤が掴みきれなかった女性がその状態のまま描かれているということで本当にヒントが少ない状態だったからです。だけど、だからこそ、私なりのかおりを、私なりの答えを出したいと密かに思っていました。それを監督や未來さんを始め皆で意見やアイデアを出し合って作り上げた時間はとても濃厚なものでした。この大好きな作品に携われたこと、かおりを生きれたことは人間、役者伊藤沙莉にとってとても貴重で有り難いものだったと思っています。この作品を沢山の方に観て頂きたいですし、その沢山の方の胸がギュウってなる気がしてとても楽しみです。萩原聖人大人になりたくてもなれない人、大人になりたくないのになってしまった人、そんな人達が集まって作った作品なんだと思います。だから、なろうがなるまいがどっちでもいいんです。そう言うことです。僕自身はどっちかよく分かりませんが、作中に生きてる人達もきっとそうです。そう言うことなんです。大島優子“あの時のあなた”は、切り取った一枚のポストカードのように記憶に残り、思い出に変わっていく。“あの時の感情”は、身体に刻みこまれているかのように、鮮明に想い出す。現在はやがて過去になり、普通に歩んでいく。東出昌大もう10年以上会っていない友人との最後の挨拶は「さようなら」じゃなく「またね」だったように思う。歪で曖昧で、劇的でもないけれど、過ぎ去った掛替えのない日々を愛でる映画になっていると思います。SUMIRE本作の台本を読んで、想っている人と実らなかったり仲間といる楽しさ、青春というモノを思い出しました。そんな昔を懐かしむ自分がいたことで、シーンの中ではスー役としても甘酸っぱい思い出や人と人とのつながり、思いやりをより強く感じられた作品です。どこかに自分を重ねたり、あるいは懐かしい気持ちになるシーンがあると思うので、観ていただく皆さんにとって心温まる作品でありますように。篠原篤七瀬の抱いた感懐とその眼差しは、僕にも覚えがあるものでした。どうしようもなくて、照れ臭くて、嬉しくて、苦しくて、不安や孤独がいっぱいに詰まったごった煮みたいなあの想いが、今となってはとても愛おしいです。Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は11月5日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかにて公開、Netflixにて全世界配信。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ボクたちはみんな大人になれなかった 2021年Netflixにて全世界同時配信予定©2021 C&Iエンタテインメント
2021年08月09日湯浅政明監督×脚本:野木亜紀子のタッグで贈るアニメーション映画『犬王』の主演を「女王蜂」のボーカル・アヴちゃんと俳優・森山未來が務めることが決定。特報映像も公開された。本作は、室町の知られざるポップスター【犬王】から生まれた物語を、変幻自在のイマジネーションで描くミュージカル・アニメーション。「平家物語 犬王の巻」を原作に、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王と、そのバディである琵琶法師・友魚の友情を描く。主人公2人の声を担当するのは、『モテキ』以来、10年ぶりの共演となる「女王蜂」のボーカル・アヴちゃんと森山さん。能楽師・犬王役のアヴちゃんは「まっすぐに、運命の映画だと言い切ることが出来ます。ああ!来年をおたのしみに!」とコメントし、バディの琵琶法師・友魚役の森山さんは「必然、ジェットコースターのような現場でした。世界最古のミュージカルと言われる『能楽』の豊かな可能性を感じられる映画になっているのではないでしょうか」とふり返っている。そして、アヴちゃんの歌声、森山さんのセリフ、大友良英の音楽が散りばめられた特報映像も公開。舞台は室町時代の京都。音楽フェスにも見えるシーンが次々と畳みかけ、そして友魚の「お前をなんと呼べばいい!」という問い、犬王の「実はもう決めてある!」というセリフに呼応するかのように、本作のタイトル『犬王』の文字が浮かび上がる。また本作が、第78回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門に選出されたことも分かった。日本の長編2Dアニメーションが同部門に選出されるのは初で、他部門を含めても『風立ちぬ』(第70回ヴェネチア国際映画祭メインコンペティション部門選出)以来8年ぶり、フル3DCGアニメーションをあわせると『GANTZ:O』(第73回ヴェネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門選出)以来5年ぶりの日本の長編アニメーション選出。今年9月に予定されている同映画祭での上映が、ワールド・プレミアとなる。『犬王』は2022年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:犬王 2022年5月28日より全国にて公開©“INU-OH” Film Partners
2021年07月27日奈緒と磯村勇斗の初共演、W主演で贈るWOWOWオリジナルドラマ「演じ屋」から、3・4話のゲストである島崎遥香や白川裕二郎(純烈)の不穏な様子や、涙しながらナイフを手にする奈緒の緊迫の場面などを収めた新場面写真が到着した。CMやドラマ、映画などの話題作に引っ張りだこで、いまや見ない日はない奈緒さんと磯村さん。そんな最旬キャストを迎え、脚本と監督を務める野口照夫が約20年ぶりに新しく生みだした「演じ屋」。7月23日(金)より第1話の先行無料配信がスタートし、話題沸騰中となっている本作の新たな場面写真が解禁。3・4話のゲストである島崎さん演じる中里リサの不穏な表情や、田中俊介演じる船山弘也と白川さん演じる原田辰巳らの駐車場でのやり取りを捉えたカット。5・6話のゲストである忍成修吾演じる戸村誠司、おかやまはじめ演じる熊田健一といったキャラクターに加えて、奈緒さん演じるアイカが涙しながらナイフを片手に鬼気迫る表情を見せている緊迫のカット。電話を手に誰かと話す磯村さん演じるトモキの姿も含まれており、どんなストーリー展開が待ち受けているのか、期待が高まる写真ばかりとなっている。WOWOWオリジナルドラマ「演じ屋」は7月30日より毎週金曜23時30分~放送・配信(全6話/第1話無料放送)。※オンデマンドでは無料トライアル実施中(text:cinemacafe.net)
2021年07月26日門脇麦主演のドラマ「うきわ ―友達以上、不倫未満―」の放送が決定。森山直太朗が共演することも明らかになった。原作は、現在新作「うきわ、と風鈴。-友達以上、不倫未満-」が連載中の野村宗弘による「うきわ」。「最終巻は涙なくしては読めない!」と、2015年に完結した本作。社宅のベランダを舞台に、不倫まで壁1枚というお隣同士の危うい関係が描かれる。門脇さんが演じるのは、自称“可もなく不可もない”主人公・中山麻衣子。不倫に揺らぐ、人妻役に初挑戦。麻衣子の隣人で、麻衣子の夫の上司でもある二葉一役を森山さんが演じる。ベランダでの会話を機に、仲良くなる2人。そんな2人の共通点は、配偶者に浮気されていること――。お互いの傷に寄り添いあう中で、ベランダの時間は2人の楽しみになっていく。不倫を通して描かれる、麻衣子の中に眠っていた強さ、二葉夫婦の過去、不倫に走ってしまった人たちの背景も見どころな、ビターで切ない、大人のラブストーリーとなっている。門脇さんは本作について「裏切った人裏切られた人、どんな人にもそれぞれの事情があり、そしてどんな状況でも誰かにとって救いの存在になることができる。今作はそんな人間模様を否定も肯定もせず、優しいまなざしで切り取った作品のように思います」とコメントし、「何より、二葉さん演じる森山さん、最高です。良い作品をお届けできるよう、現場の皆様と力を合わせてがんばります。お楽しみに!」と呼びかける。一方、「毎日がクランクアップのつもりで挑んでいます」と語る森山さんは、「門脇さんはただ真っ直ぐ前を見つめている人。ただただ頼もしいです」と共演した印象を明かし、「テーマは普遍的で裏切りや一定の嘘が介在しているけど、人の持つ業を肯定する愛情に満ちた物語です。駄目で不器用な人たちだけど、"悪い人"が一人も出てこない理想の世界がそこにあります。誰かと語らえるようなドラマです」と作品について説明した。なお、脚本は「アライブ がん専門医のカルテ」で市川森一脚本賞を受賞した倉光泰子、監督は「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」を手掛けた風間太樹が担当する。「うきわ ―友達以上、不倫未満―」は8月、月曜日23時6分~テレビ東京系にて放送予定。Paravi&ひかりTVにて配信予定。(cinemacafe.net)
2021年07月02日細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』で、超巨大インターネット仮想世界<U>に歌姫ベルとして参加する主人公・すずを母親のように見守る合唱隊のメンバーに、森山良子、清水ミチコ、坂本冬美、岩崎良美、中尾幸世の5名が決定した。本作は、細田監督がかつて『サマーウォーズ』で描いたインターネット世界が舞台。そこで紡ぎ出すのは、母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公が、もうひとつの“現実”と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界<U(ユー)>で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語。先日、主人公すず(ベル)と竜の声優キャストに先駆け、成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りらが、すずの同級生役を演じ、さらにすず(ベル)が<U>で出会う個性豊かなキャラクターに森川智之、津田健次郎、小山茉美、宮野真守と超豪華声優陣が決定している。今回解禁された5人は、すずの母親が所属していた合唱隊員で、その母の死後、すずを母親代わりのように見守ってきた人物たち。『思い出のマーニー』(2014)で声優初挑戦を果たした森山良子は、漁師として働きながらすずを見守り、合唱隊のリーダーも務める・吉谷さん役。さらに、芸達者なピン芸人として、数多くのドラマにも出演する清水ミチコが「ちびまる子ちゃん」や『サーフズ・アップ』以来の声優として、酒店を営む喜多さん役に。また、医師である中井さん役は、「姿三四郎」(1981年/テレビアニメ)以来の声優ながら、2006年から長年「おさるのジョージ」のナレーションとして活躍し、声を当てる仕事としてはこのメンバーの中で一番のベテランである、「タッチ」の主題歌でも知られる岩崎良美。大学講師の畑中さんを演じるのは、「四季~ユートピアノ~」(1980年/NHKドラマ)のヒロインに抜擢され、国内外の数々のテレビ賞を受賞し、エミー賞にもノミネートされた実力者にして、その後はラジオドラマや朗読会といった声の仕事で活躍の場を広げていった中尾幸世。そして演歌歌手として、圧倒的なキャリアを誇る坂本冬美が本作で初の声優に挑戦。農家の奥本さんを演じる。さらに5人は、本作の中で「Alle psallite cum luya(いざ、リラを奏でて歌わん)」という合唱曲も披露。「Alle psallite cum luya(いざ、リラを奏でて歌わん)」は、歌唱やコーラスにおいて百戦錬磨の森山さんでも苦戦するほど、特に難易度が高い合唱曲。5人はそれぞれ多忙の中、アフレコとは別日で全員が揃う歌録りの日を設け、その日のために各自が自主練習を重ねて本番を迎えたそう。当日は、はじめて5人で歌うということもあり緊張した様子でしたが、何度か歌っていくうちにすぐに圧巻のハーモニーがスタジオ内に響くようになり、スムーズに歌録りは終了。本作でしか聴くことのできない、まさに超貴重な歌唱シーンとなっている。その後の取材では、森山さんがほかの4人に、合唱曲をスローテンポにして覚えやすく編集した練習用の音源や、愛用しているのど飴をプレゼントした話が明かされ、森山さんの気遣いに4人も感謝しきりの様子。さらに、「またこのメンバーで集まるとしたら何をしますか?」という質問に対し、「新曲を歌いたい!」(清水さん)「アルバムリリースします!」(森山さん)「賛成!!」(一同)と盛り上がる一幕も。短い時間ながらも、劇中の合唱隊のように長年共に練習を重ねてきたような、和気あいあいとした絆や団結力を感じる収録が実現した。「鳥肌が立った」(坂本さん)と歌唱のプロフェッショナルたちも絶賛する、すず/ベル役の声にもますます期待が高まる。合唱隊メンバーコメント到着■森山良子:吉谷(よしたに)さん役割とコーラスに慣れているつもりなのですが、今回の合唱曲は中々覚えるのが大変でした。譜面をいただいた時には、何百年も前のメロディで、歌ったことが無い曲だったので、最初からつまずきそうになりましたが、こうしてレコーディングしてみると、今までにない、良い味を出している曲だなと思いました。次にまた5人で集まれたら…アルバムを作ります!(笑)細田監督は、本当にあたたかくて、優しくて、そして真摯な気持ちで丁寧に映画を作られていると思いました。きっとアニメーションを作っていく現場も日々すごいことが起こっていると思うのですが、この前向きさ、丁寧さが、素晴らしい作品を作って、前に進んでいくエネルギーなんだなと思いましたし、何よりそのお人柄に感動しました。すず役の方が、アフレコ現場に、見学にいらしていたのですが、本当に普通のお嬢さんという印象で、彼女の情報が未解禁なので「(周りの人に)すごく言いたい!」と言っていて、可愛らしかったです。■清水ミチコ:喜多(きた)さん役私はピン芸人なので、皆と一緒にというのがとても弱いんですよね(笑)でも、今日皆さんと一緒に歌ってみて、一つになれるって素晴らしいなと思いましたし、感動して、コーラスに参加する人の気持ちよさがすごく分かりました。次にまた5人で集まれたら…新曲を出したいですね!アフレコの時、皆がいる前で、ブースの向こうから「もう少しこうですよ!」と指示を出されるのって、結構キツイものがあるのですが、細田監督は、毎回毎回傍まで来て下さって、本人だけに聞こえるように注意して下さって、人を傷つけない方だなと思いました。私は普段ガサツなおばさんの役が多いので、今回もそうかなと思っていたのですが、今回やっていくうちに「あら、私のいいところが出てるじゃない!?」と思って、嬉しかったです(笑)■坂本冬美:奥本(おくもと)さん役演歌歌手なので、コーラスで合わせるということが今回初めてで、先輩方の声を聴きながらも、聴きすぎてつられないよう、そのあたりのコントロールが難しいなと感じながらやっていました。皆さん大先輩方ですが、黙っていても気を遣わないでいられる、とても良い雰囲気で、そこに参加できて幸せだなと噛みしめながら歌わせて頂きました。アフレコ自体も初めてだったので、とても緊張したのですが、細田監督は「こういった風にセリフを言った方がいいと思いますよ」と、本当に親切に分かりやすく教えて下さいました。とてもお優しい方で、だからこそあんなにあたたかい映画になるんだろうなと感じました。ベル役の方の歌声を聴いたら、鳥肌が立って…。将来どれほど大きなアーティストになっていくんだろうと、これからが楽しみだなと思います。■岩崎良美:中井(なかい)さん役皆さんの足を引っ張ってはいけないと、自分の中でできるところまで練習してきたのですが、今日出来上がったものを聴いて、自分で言うのもなんですが、結構感動しました(笑)森山さんが、練習するための音源とのど飴をプレゼントでくださって、とても嬉しかったですし、それで結束力が高まりました。細田監督は、アフレコの時にわざわざ傍まで来て、一つずつ丁寧にセリフを教えて下さって、あたたかさを感じましたし、これは頑張らないと!という気持ちで挑みました。ベルの歌を最初に聴いた時には「誰だろう?」とびっくりしましたし、鳥肌が立ちました。お会いしてお話した時の声も、とても魅力的で、ぴったりだなと思いました。スター誕生の瞬間に立ち会えたような、そんな衝撃を受けました。■中尾幸世:畑中(はたなか)さん役皆さん素晴らしい歌唱力、表現力を持っているプロ中のプロの方々ばかりなので、私は大輪のバラの中に年代不詳の松が入ったような感じで…(笑)皆さんから静かな力をもらいながら、歌う喜びをとても強く感じさせて頂きました。今回2曲歌わせて頂いて、その内の1曲は、映画の重要なシーンで、最終的には世界中の皆さんとの合唱になると聞いて、本当に素晴らしいなと、最後の最後に感動がこみ上げてきました。細田監督は、1シーンが終わるごとに、そのシーンを演じた一人一人に、よかったところや、ここはもっとこうしてほしいというニュアンスを伝えてくれるのですが、ただ単に要求を伝えるだけでなく、一人一人に必ずなにか演出の痕跡を残していかれて、本当に懐が深くて、感動しました。『竜とそばかすの姫』は7月16日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:竜とそばかすの姫 2021年7月16日より全国東宝系にて公開©2021 スタジオ地図
2021年05月25日森山直太朗が、女優の安藤サクラをゲストに迎えた「最悪な春 feat.安藤サクラ」の弾き語り映像を『森山直太朗のにっぽん百歌』にて公開した。『森山直太朗のにっぽん百歌』は、「ギター1本で、好きな曲を好きな場所で弾き語る」をテーマに一発撮りで楽曲を披露するYouTubeチャンネル。同チャンネルのコラボレーション動画第2弾に出演する安藤は、3月にリリースされた森山の両A面シングル『さくら(二〇二〇合唱)/ 最悪な春』でも共演しており、今回披露する「最悪な春」の朗読バージョンに参加していた。公開された映像は秋田県・田沢湖の絵に描いたような絶景のもと撮影が行われ、「最悪な春」を安藤の詩の朗読とともに森山がギター弾き語りでパフォーマンスしている。■森山直太朗 コメントYouTube「にっぽん百歌」にて安藤サクラさんをゲストに迎え「最悪な春」を朗読してもらい、田沢湖の湖畔で歌ってみました。去年4月の緊急事態宣言の際に作った「最悪な春」を一年後、再び出された緊急事態宣言の最中で発信するなんて想像もしていなかったけどサクラちゃんの朗読はそんな「やりきれなさ」にそっと寄り添ってくれた。この一年、この歌と向き合ってみてわかったのは、やはり口にすること、声に出すことが大事だということ。最悪なことは、最悪と言ってしまったほうが体にもいいと思う。詩として読むでもいい、歌ってもらうでもいい。やり場のない気持ちを逃がすために、この歌を使ってもらえればと。いつの日かこの最悪な春を懐かしむようにみんなで歌い合える時が来ることを心から願っています。■安藤サクラ コメント秋田はちょうどさくら満開でした。真冬の山梨で初めて’最悪な春’を朗読し、それから様々な環境で読んでいますが、毎度毎度新鮮です。おぉ今日はそうくるか!って驚くほどに新鮮です。だからわくわくするし、緊張するし、ときめきます。湖畔で直太朗さんと読んだ時間もこれまた特別で、とっても楽しかったです。「最悪な春 feat.安藤サクラ / にっぽん百歌【田沢湖】」■森山直太朗のにっぽん百歌:<リリース情報>森山直太朗 『さくら(二〇二〇合唱)/ 最悪な春』2021年3月17日(水) リリース●初回限定盤(CD+DVD):2,700円(税抜)●UNIVERSAL MUSIC STORE限定マスク盤:3,300円(税抜)※初回限定盤+オリジナル・デザインマスク付※完全数量限定●通常盤(CD ONLY):1,000円(税抜)【CD収録内容】1. さくら(二〇二〇合唱)2. 最悪な春(朗読:安藤サクラ)3. 最悪な春4. さくら(二〇二〇伴奏)※「さくら(二〇二〇合唱)」WEB版合唱譜面付※「最悪な春」は、2020年5月に配信された弾き語りバージョンではありません。【DVD収録内容】・「すぐそこにNEW DAYS in Blue Note Tokyo」配信ライブ映像しまった生まれてきちまった / レスター / 愛し君へ / 糧 / 風曜日 / することないから / すぐそこにNEW DAYS / 君は五番目の季節 / 最悪な春 / 生きてることが辛いなら / フューズ・カロリーメイトCM「見えないもの」篇 フルバージョン・「さくら(二〇二〇合唱)」レコーディング・ドキュメンタリー【特典情報】・3アイテム共通封入特典:初回プレス分「よくがんばりました」ステッカー・レコード店ご購入者全店特典:抗菌仕様ミニクリアファイル・Amazonご購入者特典:メガジャケ関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 Instagram:森山直太朗 Tiktok:森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:
2021年04月29日『二郎系ラーメン』というジャンルの本家であり、尋常ではないボリュームが有名なラーメン店『ラーメン二郎』。大量の麵の上には山のように具材が乗せられており、運動部所属の男子生徒や、大食いの成人男性を中心に人気を博しています。『ラーメン二郎』、ラーメンを使ったパワハラに注意喚起2021年4月12日、東京都江東区に店舗を構える『ラーメン二郎』亀戸店のTwitterアカウントが、客に向けた注意喚起を投稿しました。4月は学校や会社などに新人が入る時期。コミュニケーションの一環として、新人を連れて飲食店を利用する人も多いでしょう。『ラーメン二郎』にもそういった人が訪れるそうですが、店の性質上、あまりよろしくないやり取りを目にすることもあるのだとか。お世話になってます。この時期になると先輩社員や先輩学生さんが後輩を連れてきて無理矢理大盛りを注文させて食べるのに苦戦していたり食べ残してるのを見ながらニヤニヤしてるのをよく見かけます。あまり見ていて気持ちの良いものではないのでその様な行為はしないでください。よろしくお願いします。— ラーメン二郎亀戸店 (@jiro_kame) April 12, 2021 先述したように、『ラーメン二郎』はボリューム満点のラーメンを提供している店。ほとんどの利用客は自分の食べられる量を理解した上で、ラーメンを注文しています。しかし4月になると、新人に大盛りのラーメンを無理やり食べさせようとする人が散見されるのだとか。その行為は立場を利用したパワー・ハラスメント(通称:パワハラ)であり、食べ物を粗末にする可能性も生じます。店の従業員も、そのようなやり取りを見せられた挙句、せっかく作った料理を粗末にされるのは気持ちのいいものではないはず。『ラーメン二郎』の投稿は拡散され、多くの人から『お願い』の内容に共感する声が寄せられました。・どう考えてもパワハラ。作り手としても、一番腹が立つ行為だと思う。・昔、似たようなことを上司に強要されました。トラウマになっています。・うわあ、酒の一気飲み強要と同じじゃん。いじめに利用される店側も迷惑でしょ。きっと、この『お願い』は同店舗だけでなく、全国の飲食店からの願いでもあるでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年04月13日展覧会「はじめての森山大道。」が、渋谷パルコ 8Fの「ほぼ日曜日」にて、2021年6月25日(金)まで開催される。森山大道の“入門編”となる展覧会展覧会「はじめての森山大道。」は、世界的に有名な写真家として60年ものキャリアを持つ森山大道の“入門編”となる展覧会。「写真家・森山大道のことをぜんぜん知らなかった人にこそ見にきてほしい」というコンセプトのもと、選りすぐりの写真作品を展示。例えば、“森山大道の代表作である「三沢の犬」はなぜ有名なのか?”など、森山大道や写真に詳しくない人こそが楽しめる内容となっている。写真作品に加え、写真集も可能な限り陳列し、過去の著作やインタビューにおける森山大道自身の発言も紹介。近年ではOAMC(オーエーエムシー)やワコマリア(WACKO MARIA)などともコラボレーションを行ったり、レトルトカレーやバイクなどにも写真作品が用いられていたりと幅広い活動を見せる森山大道の唯一無二の魅力に迫る。同フロアで森山大道のドキュメンタリー映画もさらに、「ほぼ日曜日」と同フロアにある渋谷ホワイトシネクイントでは、森山大道の素顔に迫るドキュメンタリー映画『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』を5月12日(水)より上映。映画と展覧会、あわせて森山大道の魅力を体感できるようになっている。【詳細】展覧会「はじめての森山大道。」開催期間:2021年5月14日(金)~6月25日(金)※当初は6月13日(日)までの予定だったが会期を延長。会場:ほぼ日曜日 渋谷PARCO 8階住所:東京都渋谷区宇田川町15-1時間:11:00~20:00料金:600円(小学生以下無料)※来場者に、森山大道フィルム風しおりと100nuts(100円分のお買いものチケット)をプレゼント。※開催期間・延期・中止となる可能性あり。詳細は、施設公式サイトを確認。■映画『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』公開日:2021年5月12日(水)~終了日未定※当初は2021年4月30日(金)より上映予定だったが、渋谷パルコの全館休業に伴い、上映を延期。会場:ホワイトシネクイントWHITE CINE QUINTO住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ8階出演:森山大道、神林豊、町口覚ほか監督・撮影・編集:岩間玄〈ストーリー〉スナップショットの帝王として知られる森山大道は、国内外の若手クリエイターから絶大な支持を集めてきた。本作は、カメラと一体化した写真家のみずみずしい身ぶりを大胆に捉え、いままで誰も見たことのなかった素顔を明らかにしていく。奇跡的なショットと魔法のようなシークエンスの連続に、観客はひたすら身を委ねるしかない。写真史上、最大の謎に迫る前人未踏のドキュメンタリー、ついに解禁。©『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい』フィルムパートナーズ
2021年04月08日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは歌手の森山良子さん。ラストとなる第4回は「不確定な未来だからこそ、強い姿勢を保ちたい。」。今年で歌手生活が55年になりました。今でもコンサートでリクエストが多いのが、『涙そうそう』『さとうきび畑』。皆さんももしかしたら聴いたことがあるかもしれない、沖縄が舞台の曲です。『さとうきび畑』は21歳のときにいただいた歌で、当時は平和な時代に、戦争も知らない、しかも表現力もない私が歌える歌ではないと思いました。繰り返し歌ってきた中で今感じるのは、今も、世界のどこかで紛争が起きていて、いつ私たちも加担するか、巻き込まれるか、何が起こるかわからない、ということです。愛する人を失う悲しみは、どんなに時間が経っても、決して小さくならないんですよね。先のことは予測がつかない、だからこそ、未来に対して強い姿勢を持っていかねばならないと思います。私は反戦歌手ではないですが、だからこそ、この歌と出合った意味、そして課されたものがあると感じています。この先もずっと、歌い続けていきたいです。20~30代の女性にまず伝えたいのは、“眉毛は絶対抜いちゃダメ!”ってこと!(笑)私の若いときには細眉が流行ったので、抜いて抜いて抜きまくっていたら、ほとんど生えてこなくなっちゃった。おかげでお化粧に時間がかかる!とにかく、眉毛は抜かないこと。いちばん大事なのはそれ(笑)。あとはね、みなさんは今、叱られたり、傷ついたり、いろんなことを吸収したりしながら、社会の中で育っている時期だと思います。数々の出会いがあると思いますが、人を見るときって、ついつい嫌なところに目が行きますよね。でもそんな時間はもったいない。“この人と出会えてよかった”と思う人に出会えたら、どうしてその人がステキなのか、吸い取りましょう。人はいくつになっても成長できると感じます。自分らしく生きるのが一番。でも、決めつけず、様々な出会いの中から育てられていく面もたくさんある。皆さんのこれからを応援しています。もりやま・りょうこ歌手。1948年生まれ、東京都出身。’67年『この広い野原いっぱい』でデビュー。写真は2016年のライブより。森山さんのライブは、歌の素晴らしさは当然ですが、実はかなりトークが面白いと評判です…。※『anan』2021年3月31日号より。(by anan編集部)
2021年03月27日悠仁さまが文学賞に入選――。北九州市主催「第12回子どもノンフィクション文学賞」の佳作に、秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さまの「小笠原諸島を訪ねて」が選ばれたのだ。作文は400字詰め原稿用紙19枚の大作。悠仁さまは、小学5年生だった’17年に紀子さまと2人で訪れた小笠原諸島での体験を綴られている。「フェリーで片道24時間かけて訪れた小笠原4泊5日のご体験は、悠仁さまにとって深く胸に刻まれるものだったようです。イルカと泳がれたり、ウミガメを放流されたりといった体験を通じて、大自然を実感されました。さらに戦時中に築かれた塹壕や軍道などの痕跡を巡って、戦没者鎮魂の碑に献花、黙祷をされました」(皇室担当記者)賞の審査員を務めた那須正幹さんに話を聞いた。那須さんは、『ズッコケ三人組』シリーズなどで知られる、日本を代表する児童文学作家のひとりである。「紀行文のお手本のような作品でした。宮さまの作文だと知ったのは審査後のことで、純粋にいい作品として読ませていただきました。東京から船に乗ったところから、旅での新鮮な感動がとても丁寧に、たいへん素直に書かれていました。そして島の民俗や歴史、自然についても、しっかりと調べてきちんと書かれているのです。島を船が離れるときに島民が海に飛び込んで見送ってくれたという描写があるのですが、とても感動したことが伝わってきて、私もそこがいちばん印象に残りました」那須さんの印象に残ったという別れのシーン。悠仁さまはこのように綴られていた。《船が出航するときに、私たちは互いに手をふり、別れを惜しみました。乗船前に島の人から、「もし、また島に戻りたいと思ったときには、レイを海に投げてください。」と言われていたので、また小笠原に来たいと思った私と母は、いただいたレイを首から外して海に投げました》《次々と船人が飛び込む姿も感動的でした。島の人々のあたたかさが最後まで感じられ、私は父島や見送りの船の姿が見えなくなっても、しばらくの間、小笠原の方を見続けていました》審査員は那須さんのほか、ノンフィクション作家の最相葉月氏と、俳優で作家のリリー・フランキー氏。悠仁さまの文才は錚々たる面々に認められたのだ。実は、悠仁さまの作文が賞に入選するのは2度目のこと。’19年、中学1年のときに、「トンボと私」という作品で「第69回全国小・中学校作文コンクール」都大会の佳作に選ばれている。「皇室で“文才”といえば、思い浮かぶのは美智子さまです。上皇陛下とのご成婚前、20歳のときには、読売新聞が募集した作文コンクールで2位に入選していらっしゃいます。悠仁さまの文才は、美智子さまから受け継がれたものかもしれません」(前出・皇室担当記者)悠仁さまの“次回作”発表が待ち遠しい!「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月26日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは歌手の森山良子さん。第3回は「仕事を頑張る源は、今も昔も家族です。」。私は2度の離婚を経て、一人で2人の子供を育てました。とはいえ、両親と同居をしていたので、二人の助けがあったからこそ、だと思っています。歌手という仕事は不規則。例えば参観日の前日に地方でコンサートがあったら、夜行列車や深夜便の飛行機(当時はそういうのがあったのよ・笑)で明け方東京に戻り、子供の学校に行って行事に参加し、その足でまた地方へ…ということもよくある話でした。なるべく子供に寂しい思いをさせてはならぬと、私なりに頑張っていたんですが、あるとき娘に、「どうして他の家のママはおうちにいるのに、うちのママはいないの?」と言われ「歌うことが大好きだから」と言ったら、「おうちで歌っていればいいじゃない」と(笑)。今思うと寂しい思いをさせたと思います。家族には、私を支えている、なんて意識は皆無でしょうけれど、私にとっては家族が支えであり、活力源。それは今も同じです。義理の家族と仲良くする、私の秘訣とは?私の娘の夫、すなわち義理の息子はおぎやはぎの小木博明で、息子・森山直太朗も結婚をしておりまして、子供のお婿さん、お嫁さんからすると、私は“お姑さん”の立場です。読者世代の皆さんも、結婚となると、義理の母との関係に悩んだりするかもしれませんね。基本的に私は、義理の息子や娘はもちろん、誰もが“別個の人間”だと思っており、それぞれが異なる生活環境、感情、思考を持っている。だから、考え方がぶつかるのは当たり前。選ぶお花、料理、人との距離感など、同じなわけがない。だからこそ「あなたの文化は私のそれと違うから、ぜひ楽しませて!」という気持ちでコミュニケーションをとれば、お互いに有意義な時間を過ごせるはずです。よく娘が、「ママ、時代は変わってるよ」と言うのですが、本当にそのとおりだと思う。昔の風習やしきたりに従わせようとせず、探究心を持って新しい文化を学びたいです。若い世代の幸せは、我々の幸せですからね。もりやま・りょうこ歌手。1948年生まれ、東京都出身。‘67年『この広い野原いっぱい』でデビュー。代表曲に『涙そうそう』『さとうきび畑』などが。50代の頃の表情。充実した笑顔が印象的なお写真です。※『anan』2021年3月24日号より。(by anan編集部)
2021年03月21日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは歌手の森山良子さん。第2回は「フォークでデビューだなんて、想像外でした。」。声楽を習う一方で、私の伯父(ミュージシャンの故ムッシュかまやつ氏の父)がジャズの教室をやっていて、そこでジャズヴォーカルを習い、中学校ではカントリー&ウェスタンのバンドに参加。当時若者の間では、アメリカンフォークミュージックが大流行。学園祭で歌う私を見た同じ学園の大学生からフォークソングに誘われ、そこでも歌っていました。でもやっぱり一番好きなのはジャズ。高校を出たらジャズシンガーになると心に決めていたので、フォークは高校卒業まで…と思っていたのですが、“フォークを歌う森山良子”にスカウトがきて、作ったこともないフォークソングを作り、結局フォークでデビューすることに…。当時は、「こんなの自分らしくない。やりたくないのになんで!?」と思っていました(笑)。しかしまさか、そのときに作った『この広い野原いっぱい』という歌を、長く歌い続けることになるとは…。世の中、わからないものです(笑)。私にとって若さとは、反発力の強さ。私自身がまさにそういう若者でした。せっかくデビューしてもジャズを歌えない反発からコンサートで洋楽のカバーばかりを歌い、結局“ヒット曲を歌わない森山良子はもういい”と、お客様がどんどん離れた時期もありました。でも今思うと、望まない楽曲を歌うなどの経験すべてが自分の体に染み入り、地層のように積もり、今の私を作っているんですよ。それに、人から与えられる課題に答えることはスキルアップに繋がりますし、そのトライが、“好きな歌だけ歌っていてはたどり着けない場所”に連れていってくれることもある。結果私は、みなさまが求めてくれる曲を歌うことが私にとって必要だと気付きました。だからみなさんも、例えば与えられた仕事に対して拒絶反応があっても、“とりあえずやってみる”ことに、絶対に価値があります。とはいえもちろん、若いときはそんなことまったく考えられませんでしたけどね(笑)。もりやま・りょうこ歌手。1948年生まれ、東京都出身。’67年『この広い野原いっぱい』でデビュー。代表曲に『涙そうそう』『さとうきび畑』などが。写真はデビューライブでの一コマ。なんともキュートです。※『anan』2021年3月17日号より。(by anan編集部)
2021年03月16日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは歌手の森山良子さん。ご子息はミュージシャンの森山直太朗さん、娘婿は、おぎやはぎの小木博明さんです!第1回は「歌手になりたいと思ったのは、幼稚園のとき」。ジャズトランペット奏者の父と、オペラ歌手を目指していた母の間に生まれた私は、常に洋楽が流れている家に育ちました。そのおかげで自然に歌が好きになり、幼稚園に通う頃にはもう“歌い手になりたい”と思うように。小学校5年生だったかな、両親に「中学に行かないで歌手になりたい」と言いましたら、「音楽の世界はそんなに甘いものじゃない!」とそれはそれは叱られまして(笑)。その後中学に上がってから、「声を出す基礎を学ばないと、歌手にはなれません」と諭され、声楽の先生の元に通い、イタリア歌曲やカンツォーネ、日本の歌曲などをいろいろ勉強しました。クラシック畑の方と一緒に歌うときなど、当時習った曲がスッと出てくるので、若いスタッフは、私が『グノーのアヴェ・マリア』なんかを歌うと「え、なんでそういう曲を歌えるんですか?!」と驚きますが、実は私には、そんな過去があるんです。当時両親が声楽を習わせた裏には、“息の長い歌手になるために、基本をしっかり学んでほしい”という思いがあり、それを口うるさく言われたのを覚えています。中学2年で師事した坂上昌子先生は、今もご健在で変わらず私の師ですし、基礎を教えていただいたことで今日まで歩いてこられたのは事実。正直、歌と人生をそんなに重ねて考えたことはないですが、基本的な価値観を自分の中にしっかり保持していないと、ブレてしまう、という気持ちはどちらも同じ。人生はとても長く、本当に、本当にいろんなことが起こります。そこで壁にぶつかるたびに揺らいでしまっては、いつか自分自身がなくなってしまう気がします。私にとっては、人のせいにしてはいけない、上手くいかないことはすべて自分に起因している、という考え方が基本。私が悪かった、だから自分を変えよう、と思うことで、つらい経験を“自らを強くする機会”に変えることができるのです。もりやま・りょうこ歌手。1948年生まれ、東京都出身。’67年『この広い野原いっぱい』でデビュー。代表曲に『涙そうそう』『さとうきび畑』などが。WOWOWにて放送中の、清水ミチコさんとのトーク番組も人気です。※『anan』2021年3月10日号より。写真・中島慶子(by anan編集部)
2021年03月07日「第75回毎日映画コンクール」授賞式が17日に東京・めぐろパーシモンホールで行われ、男優主演賞に選ばれた森山未來が登場した。同賞は毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。今回森山が選ばれた『アンダードッグ』は日本映画優秀賞、撮影賞、録音賞も受賞しており、さらに女優主演賞の水川あさみ、男優助演賞の宇野祥平も出演しているなど、大集合となった。森山は同作について「ボクシングという世界を知れば知るほど、技術や若さや気力やそういう色んなものも必要になってくるんだけど、そういうものでは片付けられない、一つのパンチで命運が分かれてしまうという過酷な世界なんだなと言うのを痛感した」と振り返る。「この時期、どうしても自分では選択できない境遇によって苦しめられてる方も多いと思います。そういう方達の後押しになる映画になればいいなと思っていた」と、コロナ禍にも絡めて語った。役者、ダンサーなど表現者として様々な顔を持つが、今後についても「考えると自分自身が分裂しちゃうので素直に向いていけば」と方向性を明かす。司会の生島ヒロシから「感覚で動くところがある?」と聞かれると、「そうなんですかね。今日も自転車で来たんですけど、気持ちよかったです」と、会場を驚かせた。また同作は2020年の1〜2月に撮影し、11月に公開、現在ABEMA プレミアムでも全8話という形で配信されており、森山は「もともと公開、配信の流れはあったことなんですけど、たまたまこの時代にフィットした形になっていて。アウトプットの多様性が出始めてる中で、流れとともにあるなと、客観的に感じるところです」と印象を表した。○第75回毎日映画コンクール 受賞結果日本映画大賞:『MOTHER マザー』(大森立嗣監督)日本映画優秀賞:『アンダードッグ』(武正晴監督)外国映画ベストワン賞:『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督)男優主演賞:森山未來『アンダードッグ』女優主演賞:水川あさみ『喜劇 愛妻物語』男優助演賞:宇野祥平『罪の声』女優助演:蒔田彩珠『朝が来る』スポニチグランプリ新人賞(男性):上村侑『許された子どもたち』スポニチグランプリ新人賞(女性):佳山明『37セカンズ』監督賞:河瀬直美『朝が来る』脚本賞:丸山昇一『一度も撃ってません』撮影賞:西村博光『アンダードッグ』美術賞:磯見俊裕、露木恵美子『ばるぼら』音楽賞:渋谷慶一郎『ミッドナイトスワン』録音賞:藤丸和徳、瀬川徹夫『アンダードッグ』アニメーション映画賞:『魔女見習いをさがして』(佐藤順一、鎌谷悠監督)大藤信郎賞:『音楽』(岩井澤健治監督)ドキュメンタリー映画賞:『れいわ一揆』(原一男監督)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門:『ミッドナイトスワン』TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門:『TENETテネット』田中絹代賞:梶芽衣子特別賞:大林恭子(映画プロデューサー)
2021年02月17日2021年2月8日、俳優で声優の森山周一郎さんが、肺炎で亡くなりました。86歳でした。同月9日、森山さんのTwitterアカウントが更新され、次のようなメッセージが発表されています。森山周一郎公式ツイッターアカウント運営事務局です各社報道にございます通り、俳優、声優 森山周一郎は肺炎のため2021年2月8日に逝去いたしました。享年86歳でした。(続— 森山周一郎 (@syu_moriyama) February 9, 2021 芸能生活63年の間、ファン並びに関係者の皆様には多大なるご支援をいただき、まことにありがとうございました。この場を借りて心より御礼申し上げると共に、謹んでお報せいたします。また、個別のリプライは控えさせていただきますこと、何卒ご容赦くださいませ。— 森山周一郎 (@syu_moriyama) February 9, 2021 森山さんは、63年にもおよぶ芸能生活の中、数々の作品で活躍してきました。スタジオジブリのアニメ映画『紅の豚』では、主人公であるポルコ・ロッソの声を演じ、その渋く重みのある声は、多くの人に愛され続けています。ネット上では、追悼のコメントが相次ぎました。・『さよなら銀河鉄道999』の老パルチザンの台詞は忘れられません。ご冥福を祈ります。・こんな渋くてかっこいい大人の声になりたいと憧れていました。ありがとうございました。そしてお疲れさまです。・目をつむると聞こえてきそうなぐらい、耳に残っている素敵な声。人生観を変えてくれた最高の映画です。唯一無二の存在感で、たくさんの作品に命を吹き込んだ森山さん。その功績は、永遠に語り継がれていくことでしょう。ご冥福をお祈り申し上げます。[文・構成/grape編集部]
2021年02月10日安藤サクラ主演『百円の恋』の監督・武正晴、脚本・足立紳をはじめとしたスタッフが再集結し、森山未來、北村匠海、勝地涼がそれぞれ闘う理由も、バックグラウンドも異なるボクサーを熱演した『アンダードッグ』。「ABEMAプレミアム」にて配信版(全8話)が配信されている本作で、この度、ずば抜けた身体能力と表現力で主人公の崖っぷちのボクサー・末永晃を演じた森山さんと、「週刊少年マガジン」にて1989年から連載され、アニメ化もされた人気ボクシング漫画「はじめの一歩」の原作者・森川ジョージとの貴重な対談が実現。森山未來のふくらはぎが「ガンダムのよう」!?森川:撮影って結構バラバラにやったりとかするじゃないですか。でも、これに限っては森山さんはどんどんボクシングの型もできてて、スウィングスピードも上がってるわけですよ、振っていくのも。そこは順を追ってやっていったんですか。森山:ほぼほぼ順撮りですね。最初のかませ犬的な、点描的なものが序盤にあって、海藤(演:佐藤修)戦のタイトルマッチをやって、宮木(演:勝地さん)戦、大村(演:北村さん)戦というふうになっていたので。単純に映画の中でたくさん発見があったのは、12月にプロテストを受けたんですけど、撮影の開始は1月なんですね。プロテストって基本的にワンツーしか見られないじゃないですか。あとディフェンスとスタミナっていう。だから、基本的にフックとかボディとか、映画の振付としてはちょっとやってたんですけど、12月まではほぼワンツーだけやってた感じだったんです。でも、片や末永晃はそれこそ、ボディもありますけど、左フックが主体だったりだとか、スタンスが全然違うから、撮影をやっていくうちにプロテストのための練習よりも勉強になることがどんどん増えていって。森川:なるほど。森山:だから、本当にやっていくうちに宮木との試合とかでもまた勉強になっていくことも増えていって。という意味では、単純にちょっとずつ上達していたっていうのはあるかもしれないです。森川:本当にうまくなってるって思って。もともと末永は上手い設定だから。日本(ライト級)ランク1位じゃないですか。そういう設定なんですけど、それが勘を取り戻しているように見えるんです。そんなに下半身は映ってないんですけど、最後の試合に臨む前の練習で縄跳びのスキッピングやるところがあって、そこだけ森山さんの脚が映るんですが、それがガンダムみたいな脚じゃないですか!森山:(爆笑)森川:うわ、随分鍛えたなって。なるじゃないですか、ふくらはぎが。うわっと思って。どんどんラストに向けて体ができていって、スウィングスピードが速くなって、ちゃんと試合になっていくような。多分気持ちもできているから試合になっていくんですよ。途中で投げないボクサーになってましたから。うわ、凄いと思って。森山:実際、(プロが行う食事療法)カーボ・ローディングとかもやりましたから。本当に面白かったです。こんなに体って変わるんだっていう。森川:面白いですよ。森山:純粋な驚きがありました。森山未來が考える“プロフェッショナル”とは?森山:単純に、自分の性格とこの仕事の特性みたいなものが僕は運良く合ってるんだろうなとは思ってるんです。ボクシングというもののためだけに人生を捧げられない、と僕は思っていて。それこそ自分の好奇心というか興味のおもむくままにいろいろ流動的に動く、落ち着きがないともいうんですけれど、流動的に動くのが自分の性に合っているので。だから、1年という期間を決めてボクシングをやるとなったら、何か入れ方っていうのは自分なりにあるとは思っていて。だからボクシングっていうものだけを見つめ続ける能力を持っている人は本当に素晴らしいと思うし、僕には全くない、ある種の能力だと思うんです。でも、大きな表現というか、舞台芸術だったり、映像表現だったり、こういう表現の場において自分がどういうアンテナを張り巡らして、ここに行ったら面白いんじゃないかというところで人と出会ったりとか、その自分の好奇心とか、自分で向かう先をパンパン、パンと振っていくっていうその直感、と言ってしまうとちょっと抽象的なんですけど、そのセンスっていうのは大事にしたいなとは思っています。森川:僕は、当たり前のことなんですけど、読者が一番大事。ボクシング漫画を始める前に3つKO負けしてるんですよ。才能ないな、と自分で思い知らされたんで。それから「はじめの一歩」で初めて成功って思えたんですけど、これは本当に読者のおかげですね。少年マガジンってボクシングファンが少ないというのが大前提にあるんですけど、その中で全員楽しませられるものはなんだろう、というのをずっと追いかけてる感じです。「漫画うまいってなんですか」というは読者に楽しんでもらうってなんですか、というのと同じだとおもってるんで、それが永遠のテーマですね。最後には、これだけは聞きたかったという様子で森川さんから、「試合中の撮影のとき、当ててます?」との質問が。「ボディと、ガード越しは当ててます」との森山さんの答えに、「見ててキツそうだな、と思いまして。当ててるの分かりますからね。お客さんにも分かってもらえるといいですね。当たってますよ、っていう」と感心した様子の森川さん。「本当にやってますから。その視点で見てほしいと思います」と続ける。そんな森川さんから「一歩」の描き下ろし色紙がプレゼントされると、「やった!めちゃ嬉しい、ありがとうございます!家宝にします」と、劇中とは別人のような満面の笑みが森山さんからこぼれていた。森川さん流の漫画の描き方と森山さんの撮影の悩みの共通点は!?後編インタビューはABEMAビデオにて公開中。劇場版『アンダードッグ』前後編は全国にて公開中。配信版は「ABEMAプレミアム」にて独占配信中(全8話)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダードッグ(2020) 2020年11月27日よりホワイトシネクイントほか全国にて【前編】【後編】同日公開ⓒ2020「アンダードッグ」製作委員会
2021年01月31日安藤サクラ主演『百円の恋』の監督・武正晴、脚本・足立紳をはじめとしたスタッフが再集結し、森山未來、北村匠海、勝地涼がそれぞれ闘う理由も、バックグラウンドも異なるボクサーを熱演した『アンダードッグ』。「ABEMAプレミアム」にて配信版(全8話)が配信されている本作で、この度、ずば抜けた身体能力と表現力で主人公の崖っぷちのボクサー・末永晃を演じた森山さんと、「週刊少年マガジン」にて1989年から連載され、アニメ化もされた人気ボクシング漫画「はじめの一歩」の原作者・森川ジョージとの貴重な対談が実現。開口一番「面白かった」と語る森川さんから観た『アンダードッグ』についてや、実際にプロテストにも挑戦し、“かませ犬=アンダードッグ”のボクサーとして役を生きた森山さんのプロフェッショナルな姿勢などが語られた。「やめられない。未練がある」そういうボクサーは多い森川:本当に僕、褒めるの下手で語彙力なくて申し訳ないんですけど、主人公が心配で心配で…。うまくいかないんだろうなっていうことの連続で。また持ち直してがんばる、がんばるの連続なんですけど。これはうまくいかないんだろうな、と思いながら。でも、本当に面白かった。大人のドラマだなと思って僕は観ました。森山:ボクシング指導の松浦(慎一郎)さんからお話を伺ってはいたんですけど、ああいう(末永晃のような)タイプというか、ああいうふうに生きざるを得なくなってしまったボクサーとの出会いって、いままでありましたか。森川:僕も会長としてジムを経営しているんですけど、僕が知る限り、ああいうボクサーは間違いなくいます。やめられない、まだ未練がある、もう一発やれるんじゃないか、そういうのがあるでしょうね。KO負けしても、またお願いしますって来たりとか。こっちではもうこれで終わりだろうなって思ってるわけです。なのに、まだやりたいですって来るわけです。そういうボクサーは多いと思いますね。森山:末永晃は夜にしかジムに行けないので。午前中とか昼間とかは現役の若い選手もいるから、行くのも憚られて、夜しか行くことができない。でも、夜に行ってもトレーナーも会長もいないから、自分を追い込む相手とか、稽古する相手がいないからどんどん変なクセもついていくし、結局身にならないトレーニングになってしまう。そういうボクサーもいるとは聞いていました。森川:いるんです。森山:そうなんですね。今回『アンダードッグ』っていうタイトルですけど、かませ犬っていう、外から見てかませ犬的に扱われているっていう見方はあると思うんですけど、やってる本人としてはかませ犬だと思ってやっているボクサーは基本的にいないっていう話も聞いたんですけど。森川:それが難しい。どこの会長も恐らく、選手をやめさせるのが一番の仕事なんですよ、もう駄目だよって。映画の中でもありましたけど、それが役割だと思うんですけど。やっぱり事故も起こります、ボクシングですから。あのパンチもらったらお前無理だよっていうのがあるんですけど。選手にとっては職業のひとつじゃないですか。俺の職業、何でお前が決めるんだってことになっちゃうんで。引き際は自分で決めたいんだよ、っていうのはやっぱりすごくある問題で。移籍してもやるっていう人は多いです。森山:それは会長も気持ち汲んじゃいますもんね。森川:そうですね。僕も劇中では、会長の気持ちになって「やめよう、やめろよ」って思ってました。森山:そうですよねえ。人間ドラマをきっちり描かないと「試合で応援してもらえない」森川:『アンダードッグ』を見る限り、僕が一番気をつけていることをやっているなっていうのはありました。「少年マガジン」の読者には、ボクシングファンは多分1割もいないんですよ。だからボクシングを描いても受けないんです。それでどうやるかっていうと、主人公を好きになってもらう、主人公の環境を好きになってもらう、主人公の周り人たちを好きになってもらう。人間ドラマですよね。まずはそこを描かないと、試合が始まっても応援してくれないんですよね。ですから『アンダードッグ』も、試合に行くまでをじっくり描いているじゃないですか。そうそう、そういう描き方しないと、きっと試合では応援してもらえないよなと思って観ていて。それで試合で応援している自分がいるので、「ああ、勉強になったな」って思いながら僕は観ました。――『アンダードッグ』の前半戦では末永の日常を観ていくうちに、共感したという観客が多いようなんですが、ボクサーの日常について先生はどう思われますか。共感というか、そのキャラクターが好きになっていくというか。森川:僕ね、(主人公が)不安で不安で。ダメなやつだな、こいつと思いながら、でもいいとこあるじゃないですか。女性のこと「待ってるから」とか。あれも多分、適当に言ってるんですよ。本気でちゃんと思ってたら…。森山:そこ「最低だね」って言われますからね。そんなに見え透いてるのかなっていう(笑)。森川:不安でしょうがないんですよ。だから、どうなんだろう、こいつ。本当にがんばってチャンピオン目指すのかな。もしかしたら途中で投げ出してもおかしくないですよね。何か不安で。自分にもダメな部分があるから共感はしますけど、「がんばれよ」しかない。森山:「少年マガジン」では性的描写って描けないじゃないですか。今回、逆に言うとすごく盛り込んでるじゃないですか、主要な3人のボクサー全員に。末永は明確なパートナーっていないけれど、ほかのボクサーにはちゃんと彼女や奥さんがいて、性的描写がしっかり出てくるじゃないですか。それってどう思われますか。というのは、末永に関していうと、ボクサーとそれを支える女性っていうことになるんですけど、その描かれ方っていうのが、ともすれば杓子定規に見えることもなくはないかなとおもうんですが。末永の場合は妻(演:水川あさみ)にも逃げられてるし、生活もうだつが上がらない中で何とかやりくりして。デリヘルの女性(演:瀧内公美)と関わって。彼は言葉をしゃべらない、無口なので、セックスをするっていう描写そのものも彼自身の何かメンタルの表れみたいにならないかな、と思いながらやってるところはあったんです。森川:末永は夜の街に流れていったボクサーなので、『アンダードッグ』で性描写はあって当然だと思うんですけれど。息子さんがいるじゃないですか。息子さんと夜の街とのコントラストが素晴らしくて。だから、息子の力強さだとか、清らかさみたいな、唯一の希望のように際立ったところかなと。「お前、息子のためでいいからがんばれよ」って思って観てました。森山:誰にも愚痴も吐けないけど、最終的に(息子の)太郎にだけ愚痴を吐くって言う…。息子に愚痴吐くの、みたいな(笑)。「俺どうしたらいいか、分かんないんだよ」みたいなことを子どもにしか言われへんのかい、っていう(笑)。――晃は知るよしもないんですが、母親がテレビ中継を何度消しても、息子はまたテレビを付けるっていうシーンがありましたね。森川:あのシーン、カッコいいんだよね、息子さんの決意みたいなのがうかがえて。僕はかなりグッと来ましたよ。「続けていったら世界チャンピオンですよ」と森川さんからお墨付きをいただいた森山さんが「撮影に向けて取り組んだこと」などはABEMAビデオで公開中。劇場版『アンダードッグ』前後編は全国にて公開中。配信版は「ABEMAプレミアム」にて独占配信中(全8話)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダードッグ(2020) 2020年11月27日よりホワイトシネクイントほか全国にて【前編】【後編】同日公開ⓒ2020「アンダードッグ」製作委員会
2021年01月30日新作映画『アンダードッグ』に主演した森山未來さんにお話を聞きました。タイトルにもなっている“アンダードッグ”とは、対戦相手を引き立てるために用意された“かませ犬”のこと。今作で森山さんが演じるのは、かませ犬としてリングに立ち続けるボクサーの晃。生きる場所を求めてボクシングにしがみつく、負け犬たちの物語。「以前に、武(正晴)さんが監督した足立(紳)さん脚本の『百円の恋』というボクシング映画を観て素敵だなと思っていたんです。今回も同じチームだし、あの愚直な感じがやりたいなと思っていましたけど、脚本のありかたも撮りかたもやはり…愚直でしたね(笑)。段取りとか、細かな芝居の内容とかより、現場がいかにドライブしているかを重視していて、その熱を撮ろうとしている感じっていうのかな」晃は、一度は日本ランク1位まで上り詰めながらも大事な一戦で敗北を喫し、「過去から抜け出せなくて体だけが彷徨ってしまっている」人物。それを演じるのは、「なかなか我慢が必要で苦しかった」とか。「自分から何かを動かしていくキャラクターじゃないんですよね。周りにいる人たちが動いていっているのに、彼だけがいつまでも動けずにいる。もう一度立ち上がるには、あのときの敗戦と向かい合うしか方法はないんだけれど、それもできずにいる。無口を貫き、堕ちるところまで堕ち、ボクシングでしか感情を発露する場面がない。足立さんも武さんも、そういう晃の姿を、あえてなのかすごく淡々と描いているんですよね。だからこちらも無駄なサービス精神は排したほうがいいだろうと思って、ある種シブくいきました。晃の感情がどう動いていくのか、僕の頭のなかでは考えていましたが、それを演技として見せる必要はないというか。そのドラマ的な部分は、リングに上がっている瞬間にだけ見せられたらいいのかなと」役について話しながら、「こういう負け犬みたいな役をいただくことが多いけど、なんでなんやろ」と、ぼそり。しかし画面の森山さんからは、虚ろな瞳や歩きかた、さりげない仕草や表情に、ここまでの自堕落な日々が滲み出てくるようだった。「晃は感情が動かないというか、凪いじゃってるんですよね。でもボクシングの練習をしているとアドレナリンが出るのか、刹那的な、生きている実感があるんです。これがある程度順調な人生だったらまた違うのかもしれないけれど、彼の場合、ボクシング以外にそういう感覚を得られる場所がない。そういう人だからこそ、殴ったり殴られたりするのが許される場所に対してアクティブになるっていうのは、ある気がします」映画は、前・後編合わせて上映時間4時間半にも及ぶ大作に。「今の時代、スマートに生きることを良しとするような空気感があるじゃないですか。そんななかで、こういう泥くさい物語をどれだけの人が求めているのかなと思うんです。愚直に生きることのつらさとか、美しさがあるのはわかりますけど。でも、このジリジリした感じは、武さんと足立さんのふたりだからできること。上映時間の長さも含めて、挑戦的な作品だと思っています」近年、ダンサーとしても精力的に活動し、自ら振り付けや演出などもおこなっている。そんな森山さんだからこそ、いま俳優という仕事にどんな魅力を感じているのだろう。「映像に関しては、監督という存在に身を委ねるということの、ある種の気楽さはあります。あと自分じゃない人生の片鱗を見させてもらえるっていう好奇心じゃないかな」『アンダードッグ』デリヘル嬢の送迎で日銭を稼ぎながらもボクシングにしがみつく晃(森山)。荒んだ過去を持つ龍太(北村)。芸人として崖っぷちに立たされた宮木(勝地)。3人の男たちがボクシングのリングの上で対峙する。監督/武正晴原作・脚本/足立紳出演/森山未來、北村匠海、勝地涼ほか前・後編11月27日ホワイトシネクイントほかで同日公開(R15+指定)©2020「アンダードッグ」製作委員会配給:東映ビデオもりやま・みらい1984年8月20日生まれ。兵庫県出身。毎週土曜19:45~NHK Eテレで放送の『オドモTV』に出演中。12月28~30日に3夜連続放送予定のドラマ『岸辺露伴は動かない』(NHK総合ほか)の第2話に出演。トップス¥29,000パンツ¥25,000(共にLAD MUSICIAN/LAD MUSICIAN HARAJUKU TEL:03・3470・6760)シューズ¥37,000(NEPCO FOOTWEAR/NEPENTHES TEL:03・3400・7227)※『anan』2020年12月2日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・杉山まゆみヘア&メイク・須賀元子インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年11月29日2016年に初版発行以来、世代を超えて共感の声が広まり続けている小説を森山未來主演で映画化した『ボクたちはみんな大人になれなかった』が、2021年にNetflixにて配信されることになった。「ボクたちはみんな大人になれなかった」(新潮文庫刊)は作家・燃え殻によるデビュー作。ウェブメディアの連載やSNS上で大きく話題を呼び、シンガーソングライターのあいみょんを始め、小沢一敬、会田誠、吉岡里帆、「EXIT」兼近大樹といった様々なジャンルのクリエイターや著名人から絶賛を受けた。誰もが感じる切なさや懐かしさが凝縮されたこの物語は、10代~20代からは時代を超えて感情に訴える“エモさ”で話題を呼び、30代や40代からは舞台となっている90年代を代表するミニシアターや渋谷の街、流行した音楽や映画のタイトルなど当時のカルチャーを懐かしみながら楽しめると様々な年代を魅了し続けている。あいみょんさんは、共感のあまり原作の文庫本にエッセイを寄せている。物語は、ある朝の満員電車の中で、昔フラれた大好きだった彼女に間違えてフェイスブックの「友達申請」を送ってしまった主人公「ボク」の混沌とした1日から始まる。多くの読者が、自分の経験や過去の想いと「ボク」のそれを重ね合わせる、過去と現在をSNSが繋ぐ異色のラブストーリー。主演に迎えるのは、『世界の中心で、愛をさけぶ』『モテキ』『アンダードッグ』ほか数々のヒット作で大役を務めるだけでなく、舞台やコンテンポラリーダンスなど幅広い活躍を見せてきた森山未來。演じるのは昔の大好きだった彼女にSNSを介して再会してしまう主人公「ボク」。森山さんは、「’失われた10年’とも言われる1990年代。そんな不安定な時代に、恋に音楽に仕事に燃えたどこの馬の骨ともしれない主人公。過ぎ去った、その後には何が残っているのだろう。今になってその燃え殻をどう見つめるのだろう。視線をそむけようとも、ただ静かに見守るしかない。この物語にはエンドロールはひとつしかない、ですよね」と原作について語っている。監督を務めるのは森義仁。犬童一心、阪本順治ほか名だたる監督に助監督として師事。その後は様々な企業CMや「欅坂46」や「サカナクション」などのMVを手掛け演出家としての手腕を発揮。2015年にはカンヌ広告祭でフィルムクラフト部門でゴールドを受賞した。「恋のツキ」でドラマ初監督を務め、本作が映画監督としてのデビュー作となる。「誰しも誰かに出会うことで自分を形成し、自分がみる風景を変えていく。そういうどこにでもある人生。森山未來さんが演じる主人公の人生と観ているあなたの人生が交差するような新しい感覚を持った映画にしたいと思います」と、森監督は製作に対する意欲をコメントする。さらに、原作の燃え殻氏からは「90年代、渋谷系といわれた音楽たちがあって、『裏原宿』という言葉に酔っていた人たちの物語。ノストラダムスの大預言がまだ健在で、何かが始まりそうで、終わりそうだった時代。簡単には過去にできない、過去にならなかったボクたちを、森山未來さんを含めた最高のキャストの皆さんで観られることを、今から楽しみにしております」と期待を寄せるコメントが到着している。Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は、2021年Netflixにて全世界配信予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年11月20日森山未來、北村匠海、勝地涼ら豪華キャストを迎えた、『百円の恋』の武正晴監督の最新作『アンダードッグ』。ボクシングにしがみつくことしかできない森山さん演じる主人公を中心に、人生から見放された3人の男たちの生き様を描いた本作から、石崎ひゅーいが書き下ろした主題歌「Flowers」の映画版ミュージック・ビデオ(MV)が解禁された。一度掴みかけたチャンピオンの道からはずれ、無様な“かませ犬”としてリングに立ち続けているどん底ボクサー・末永晃(森山未來)と、才能を期待されながらも過去に秘密を抱える若きボクサー・大村龍太(北村匠海)、大物俳優の二世タレントでバラエティ番組の企画のためにボクシングをすることとなった芸人ボクサー・宮木瞬(勝地涼)といった、3人の負け犬たちが人生の再起を賭け戦う人間ドラマを描いていく本作。主題歌に起用された石崎さんは、武監督の“普通だったら映画の主人公になり得ない、世間の誰にも相手にされない奴がクライマックスにリングの上で光を浴びるストーリーを作りたい”という想いを受けて楽曲「Flowers」を書き下ろした。解禁された映画版のMVは、不格好ながらも懸命に咲こうともがく3人の姿と、彼らの心の叫びを代弁するかのような歌詞、そして背中を後押しする石崎さんの力強い歌声が共鳴し合い、観るものの胸をふるわせる仕上がりとなっている。また映像には、予告映像では見ることのできなかった初公開の本編シーンも満載。顔つきを変え、ヒートアップしていく男たちの姿に注目。主役の末永晃を演じた森山さんも、「“ハードボイルド”や“滅びの美学”が成立しない、今の時代だからこその地に足の着いたリアルな物語です。負け犬、かませ犬と呼ばれながらも、いつかはこの世界から抜け出そうと思うものの、負け続ける。そんな生き方を選ばざるを得なかった人たちが、自分は負け犬であると認め、受け入れることで新たな人生を始める。ボクシングのように重心を下に置いた、心に響く映画だと思います」と、重厚なドラマが展開する本作の魅力を熱弁している。劇場版『アンダードッグ』【前編】【後編】は11月27日(金)よりホワイトシネクイントほかにて同日公開。配信版『アンダードッグ』は2021年1月1日(金・祝)よりABEMAプレミアムにて配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダードッグ(2020) 2020年11月27日よりホワイトシネクイントほか全国にて【前編】【後編】同日公開ⓒ2020「アンダードッグ」製作委員会
2020年11月10日