スマホアプリ「comico」の人気コミックを実写化したドラマ『こえ恋』。主人公に大抜擢されたのは、連続ドラマ初主演の永野芽郁さん。初主演映画についてその胸中や撮影の裏側をお話ししていただきました。「今もまだ自分が主演という実感がないんです。でもやっぱり出番が多いので、その点では、今までご一緒した主演の方々の苦労が初めてわかったような気がします(笑)」永野さんが演じる吉岡ゆいこは、紙袋をかぶった謎のクラス委員長・松原くんの“声”に恋する役どころ。「松原くんは紙袋をかぶっているので、表情がわからないんです。自分が何を言っても返ってくるのは言葉だけなので、最初は戸惑いました。松原くん自身も表情が見えないぶん、心の動きを声や体だけで表現しなきゃいけないので、そういう部分はこのドラマならではの大変さであり、見どころでもある気がします」そんな松原くんの声を担当しているのは、大人気声優の櫻井孝宏さん。「初めて櫻井さんの声を聞いたときは、“キャー”って叫びました。本当に鳥肌が立つくらいかっこよくて、女性陣みんなで大盛り上がり(笑)。こんなイケメンボイスで電話がきたら、そりゃ恋するわ!って、ゆいこにとても共感してます」永野さんは、声に恋した経験は?「ないです、ないです。声で人を好きになった経験はないですけど、この人の声、かっこいいって思うことはあります。私は、男の人の落ち着いた低音ボイスが好きですね」本作をはじめ、映画『俺物語!!』のヒロインやカルピスウォーターのCMなど、今まさにスター街道を驀進中の永野さん。その心境は?「とくに変わったことはないんです。でも、学校で友達に“電車の中でポスター見たよ”って言ってもらえたり、街で声をかけてもらえる回数は増えたかもしれません」◇ながの・めい1999年生まれ。2009年デビュー。映画『俺物語!!』やカルピスウォーターのCMなどで注目され、9月9日公開の映画『キング・オブ・エジプト』で日本語吹き替えに挑戦。◇高校入学初日から1週間、風邪で欠席していた吉岡ゆいこのもとに、クラス委員長・松原くんから電話が。その声に恋するも、登校すると、彼はなぜか頭に紙袋をかぶっていた。『こえ恋』毎週金曜24:52~、テレビ東京ほかで放送中。(C)どーるる/comico/「こえ恋」製作委員会※『anan』2016年7月27日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・菅野綾子
2016年07月22日女優の永野芽郁が20日、都内で行われた映画『キング・オブ・エジプト』(9月9日公開)の公開アフレコイベントに、Kis-My-Ft2の玉森裕太とともに出席した。本作は、古代エジプトを舞台に、神と人間が共存する世界で繰り広げられる王座をかけたバトルを描いた物語。主人公である盗賊の青年ベックの吹き替えを玉森が務め、ベックの恋人ザヤの吹き替えを永野が務める。イベントでは、恋人同士の2人のやりとりのシーンなど、アフレコを披露した。声優初挑戦の永野は「初めてだったので緊張した。自分らしくできたらいいなと思いながら声を出していた」と振り返り、「自分の声をあてたものを聞いたらうれしくて、ザヤをやれてよかった」と笑顔。恋人役の玉森の声について「ベックにしか聞こえない。ベックの声を聞いているからザヤになれた部分があるので、本当に助かりました」と話すと、玉森は「ぜひそこの部分を記事に!」と報道陣にアピールした。演じたザヤについて、永野は「とても優しい子で、でも芯はしっかりしていて、恋人でありお母さんのような要素もある素敵な女性」と説明。自身との共通点については「ない。あんなに素敵な女性じゃない」と言いつつ、「いちずなところは似ているかも」と話した。また、ザヤの「~だわ」という口調が女優のエマ・ワトソンに似ていると感じ、エマの出演している映画を見てイメージを膨らませたことも明かした。完成した映画を見たときは、「ずっとドキドキして、ジェットコースターに乗っているような感覚だった」と永野。「見終わったときに涙が止まらなくて不思議な感覚だった」と続け、涙したシーンを聞かれると「感動したシーンで」と笑い、玉森が「感動したんです。すごく感動したんです」と優しくフォローした。本作にさまざまな能力を持つ神様が登場することにちなんで、「どんな能力がほしいか?」と聞かれると、「学校でテストがあって、知識が豊富な神様だったらバンバン100点取りまくりだろうなと思って…それがほしい」と高校生らしい答え。さらに、夏の予定についても「いっぱいあります! 友達と浴衣着て花火大会に行こうって約束していて、旅行も行くし…遊びまくりです!」とうれしそうに明かし、「ライブ中なので、夏休みはライブ」と話した玉森に「すいません、ライブしてるのに」と謝っていた。(C)Photo Courtesy of Lionsgate.
2016年07月20日「自由になれる瞬間があるんですよね」――。森田剛は静かに、ポツリとつぶやくようにそう語った。こちらが投げかけた質問の内容は「いま、どんなところに役者という仕事、役を演じることに対する楽しさを感じているのか?」というもの。脚本に書かれている他人の人生を生きる。そこには当然、セリフだけでなく動きなども含め、約束事や縛りが存在する。そうした状況で“自由”を体感するというのは逆説的である。「そうなんですよね(笑)。特に舞台となると、立ち位置とか決まってることが多いんですけど…その中で、いろんなものを解放して自由になる感覚があるんです。それが楽しい」。ここ数年、V6での活動に加え、役者として舞台での経験を地道に積み重ねてきた森田さん。2010年の『人間失格』以来の映画出演となった『ヒメアノ~ル』では、自身と同じ森田という名の、連続殺人鬼の役を演じ、恐ろしいまでの存在感を放っている。今年度の映画賞レース…いや、日本の映画史にも名を刻むであろう稀有なる凶器の男をどのような思いで演じたのか?演じることで自由の翼を手に入れる男の胸の内に迫る。原作は「行け!稲中卓球部」で知られる人気漫画家・古谷実の“問題作”。清掃会社で働く青年・岡田(濱田岳)は、ひょんなきっかけで高校の同級生だった森田と再会する。岡田の知る森田は、高校で壮絶なイジメを受けていたが、いまでは欲望のままに人を殺める快楽殺人者となっており、あることがきっかけでその狂気が再び暴走し始め…。映画は、ごく平凡な青年・岡田の不器用な恋愛模様と殺人者・森田の凶行という2つの物語が展開し、徐々に絡み合っていく。自身が出演していないパートも含め、完成した作品を見て森田さんは「2つの両極端な世界が森田の色に徐々に染まっていく過程はすごくドキドキしたし、気持ち悪さを感じました」と明かす。森田が醸し出すこの気持ち悪さとは何なのか?決して『ダークナイト』のジョーカーのような、見た目からして“いかにも”な悪役ではない。「殺人鬼役だけど強烈なキャラでもないし、どこにでもいそうなヤツなんですよね。でもそういう“普通”の男に普通の人々が染まっていく…それがすごく怖いなと思います」。演じる上で意識したのは、まさに「いかにも『僕、殺人鬼やってます』という感じを出さないこと」だった。「監督(吉田恵輔)から言われたのが『人間、何考えてるかわかんないし、さっき考えていたことも忘れちゃうくらい、集中力なんて長続きしない。さっきまで人を殺してた人間が、普通に飯を食べていたりする』ということ。アパートで人を殺すシーンがあっても、それをなるべく引きずらないように、後ろに控えてる撮影のことなども考えずに、その瞬間を生きることに集中しました。通常であれば、その人物に起きたひとつの出来事は、その後に何かしら影響していくものだけど、この役に関してはなるべく影響されないように気をつけましたし、それは初めての経験で難しかったです」。近年、主戦としていた舞台では「金閣寺」、「祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~」、「鉈切り丸」、「夜中に犬に起こった奇妙な事件」、「ブエノスアイレス午前零時」と様々な葛藤や苦悩、欲望を胸に抱えた主人公を見事に体現してきた。およそ6年もの間、映画から遠ざかっていたことについて、特に理由はないとしつつ「舞台でお芝居を勉強したいという気持ちはずっとあって、それをいつか映像の世界でチャレンジできたらと思ってました」とも。「これ!」と具体的にハッキリと、舞台での経験が今回の森田役に活かされたかを説明することはできないかもしれないが、その佇まいや向き合う過程の中に刻み込まれているはずだ。「蜷川(幸雄)さんの舞台で、首吊り自殺をした人間と会話をするシーンがあったんです。蜷川さんはその時『ハエが見える』って言うんですよ(笑)。『頭の中をハエが通って、それを振り払いながら会話をするんだ』って。森田を演じている時、なぜかそのことを思い出しましたね。こういう役に関しては、これまでも多かったので免疫はついてました(笑)」。とはいえ、殺人者を演じていく中で、自分なりに気持ちをコントロールすることも必要だった。ロケではこんな工夫も。「空き時間にペットショップに行って気持ちを落ち着かせるのが毎日のリズムになってました。最初は平気だと思ってたんですよ。でもひとり殺して、2人殺して…3人目、4人目を殺すシーンを撮影したくらいからだんだん重い気持ちになってきて。何かないか?と考えて、ペットショップは必ずどこかにあるので、事前にロケ地の近くのお店を探しておいて、動物たちを見て、また現場に戻るという。さっきも言ってた、シーンごとに忘れるという意味でもちょうどよかったです。『ちょっと重たいなぁ』という時は行ってました」。現場の雰囲気や共演者との関係性は?「現場は普通でした。ただ、やはりバカ騒ぎはできないし、(共演者と)一緒に並んで座っていても、黙る時間、集中する時間は多かったですが、監督の人柄もあって明るい現場でしたよ。そこでも、なるべくひとりの世界にグーッと入り込み過ぎないようにはしてました。なるべく人と目を合わせて…だんだん、合わせたくなくなっちゃうんですよ(苦笑)。どうしても下を向きたくなっちゃって」。ためらいも葛藤も、「なぜ殺すのか?」という理由もなく他人の命を奪っていく森田。行動原理が全く理解できないが、森田さんは「わからないことをやる方が楽しい」とも。いや、そもそも、世間の目からしたら、ジャニーズアイドルが、映画で連続快楽殺人者を演じるということ自体、大きなニュースだが、そこにためらいや、自身のイメージに対する心配などはなかったのだろうか?「それは全くなかったです。むしろ、こういう取材でそうやって聞かれることが多くて、だんだんそう思えてきたくらいで(笑)。語弊があるかもしれないけど、舞台をやっていても、正直、お客さんがどう思うか?という部分はあまり興味がないんですよね。ある意味、無責任に自分たちや演出家が『これが面白い』と思えるものをやれればという気持ちです。だから今回の映画に関しても、原作のファンの方に対しても『映画はこうなりました』と自信をもって言えます」。ジャニーズの俳優の中でも異彩を放つ37歳。「お芝居がどんどん好きになっていくし、楽しいなって思います。それは20代のころはあまり感じなかったことですね」。40代、さらに先とどんな姿を見せてくれるのか?その時、森田剛はどんな自由を手にしているのだろうか――?(text:Naoki Kurozu)
2016年05月30日「V6」の森田剛の初の単独主演映画『ヒメアノ~ル』が5月28日(土)に公開を迎え、森田さんをはじめ、共演の濱田岳、佐津川愛美、ムロツヨシ、吉田恵輔監督が舞台挨拶に登壇した。「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」の古谷実の人気漫画を実写化。平凡な生活を送っていた岡田は、かつての同級生の森田と再会するが、徐々に彼の本性が明らかになり、森田の起こす連続殺人事件に巻き込まれていくことに…。森田さんら登壇陣は、客席通路を通って壇上へ。映画を観終えたばかりの観客からは拍手と歓声が上がる。この日、登壇陣はそれぞれ、本作における“初体験”を告白!森田さんはこの映画で“初”の単独主演を果たしたが「監督と地方を回ったり、イタリアの映画祭に行ったのも初めてで、映画っていいなぁと思いました」と充実の表情。作品に関しても「自信をもって『観てください』と言えます。いろんな角度から、いろんな感情がわく作品だと思います」と自信のほどをうかがわせる。連続殺人犯役とあって撮影は「緊張の連続でした」とも明かす。撮影の合間に、現場の近くにあるペットショップをたびたび訪れていたそうで「今日は一人、やっつけて、2人、3人と増えていくと、猫背になってきて、重い気持ちになる…(苦笑)。ペットショップに行って(動物たちに)癒されてました」と意外なテンションアップ術を明かしてくれた。濱田さんと佐津川さんは、全裸での激しいラブシーンを“初体験”に挙げる。濱田さんは「はだかんぼうになって、ああいうシーンに挑むのは初めて。服を着たままはあったけど…。誰が得するんだ?と思いましたが(笑)。佐津川さんの方が男前でおれの方が恥ずかしがってました」と告白。佐津川さんは、のちの展開にもつながる大事なシーンということで「いい角度でセクシーに映れたら…と思って密かに研究してました」と明かし「(濱田さんと比べて)私の方がパッと脱いでました!」とニッコリ。吉田監督は「エロかったよ!男らしかったです」と佐津川さんの肝の据わりっぷりを称賛していた。ムロさんは銃で撃たれる経験が初めてだったと述懐。撃たれる部位には“弾着”と呼ばれる仕掛けを服の中に仕込むが、ムロさんの場合、撃たれるのが「“ティンコ”だった(笑)」ということもあり、いろいろな難しさや恐怖があったよう。「スタッフさんも、この部分に着けるのは初めてで『どうなるか分からない』と言ってた」と、場合によっては大事な部分が吹っ飛ぶ(!)危険性もあったと匂わせる。「“ツヨシ”、ガーゼ、ガーゼ、弾着という感じで(装着し)、テストなしで本番に挑みましたが、ツヨシは無事でした!」と語り、会場は爆笑に包まれていた。『ヒメアノ~ル』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月28日森田剛の圧倒的な狂気の演技が絶賛を受けている、5月28日(土)公開の『ヒメアノ~ル』。このほど、「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」の人気漫画家・古谷実による原作とは違う映画のラストに、涙する人が続出していることが分かった。平凡な毎日に焦りを感じながら、ビル清掃会社のパートタイマーとして働いている青年・岡田(濱田岳)。ある日、同僚の先輩である安藤(ムロツヨシ)から、密かに思いを寄せるカフェ店員・ユカとの恋のキューピッド役を頼まれた彼は、ユカのカフェで高校時代の同級生・森田と再会する。その後、ユカの口から、彼女が森田らしき人物からストーキングされていることを知らされ、不穏な気持ちを抱き始める岡田。やがて物語は、岡田と安藤とユカの三角関係から、現在では快楽殺人者となった森田によって、変化のなかった日常が狂気に満ちていく――。蜷川幸雄、宮本亜門、いのうえひでのりなど、錚々たる演出家の舞台作品で培い、演技力を高く評価されている森田さんが、人間をターゲット(餌)としか思わない連続殺人犯・森田を怪演し、マスコミ関係者や先行上映でいち早く本作をみた観客の間では、「森田剛が恐すぎる!」と、とにかく話題となっている本作。だが、そんな声に反して、SNSでは「怖いよりも感動で泣いてしまった」「手のひらの中で手汗拭くために握られたハンドタオルが、まさか涙を拭くためのタオルになるとは」といった感想もあがっているという。もちろん「森田剛が恐すぎて泣いた」という声もあるが、その“泣き”の真相は、原作とは違うラストにあることが明らかになった。原作のラストといえば、森田が警察官に声をかけられるシーンで終わる。だが、本作の脚本も手掛けた吉田恵輔監督は、「クライマックスなど、個人的には映画には何かしらエンターテインメントな要素を入れなきゃいけない」と自論を述べ、「だから、原作のシュールな終わり方も好きだったのですが、あえて原作にはなかった森田と岡田が対峙するクライマックスを作ることにしました」と、大胆に脚色した理由を語る。さらに、「原作では森田の内面部分をかなり描いているのですが、それは映画的ではないと思ったし、それを中途半端に語ってしまうと、殺人犯を擁護してしまうものになってしまう恐れもある。分からないものは分からないし、共感できないものは共感できない。つまり、原作との大きな違いは、森田を突き放して、ある程度の距離感をとったこと」とも明かしている。そんな監督の見事な脚色と演出は、どうやら功をなしたようだ。「見終わってみたら、とっても切なく悲しいなと思った。まさか泣ける映画だとは思ってなかった」「狂気で意味不明でこんな奴、絶対許せない!って思ってたのに、最後自分の中に森田が入ってきた感じがしたぐらい、森田の気持ちが伝わってきた。最後、涙止まらなかった!」と、それまでの恐怖に反して、森田に心を寄り添わずにはいられないラストに心を動かされる人が続出。『その「おこだわり」、私にもくれよ!!』「山田孝之の東京都北区赤羽」などを手がけるドキュメンタリー監督の松江哲明も、「笑いと恐怖を交差する原作とは異なり、初々しい恋愛と凄惨な殺人とを分割する演出に驚愕。しかも、地獄の果てに感動が待っているとは。マジでビビった」とコメントを寄せている。『ヒメアノ~ル』は5月28日(土)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月27日アイドルグループ・V6で俳優の森田剛が27日、NHKの情報番組『あさイチ』に出演し、生放送で涙を見せた。メンバーの井ノ原快彦が様々なトークテーマを振るなか、番組では森田の舞台活動の話に。12日に亡くなった演出家・蜷川幸雄さんが、森田出演の舞台『血は立ったまま眠っている』(2010年)の会見で、「森田くんって、ひねくれて隅っこにいるような感じがすごく良かったの。一を言えば百くらい答えが返ってくる」と語る映像が放送された。映像終了後、アップになった森田の目尻からは涙が流れた。森田は涙をおさえながら「実感がわかないですよね、まだ。まだ稽古場行ったら会える気がするし」と心情を吐露。「次ちょうど蜷川さんの演出の舞台(『ビニールの城』)が決まってたんですけど。きっと見ててくれてると思うので、恥ずかしくないような芝居をしなきゃなと思います」と決意を述べた。井ノ原は森田の涙には触れず、そっとしておきながら「僕は、外に出て戦ってきたメンバーが、外の人に本当に愛されているのは嬉しいなと思いますね」と声をかけた。また、16日放送の日本テレビ系バラエティ番組『しゃべくり007』に出演した森田が、井ノ原を「嫌い」と発言した件について、番組に質問が殺到。森田は「僕だって、嫌いだったら(『あさイチ』に)来ませんよ」とフォローし、井ノ原は、放送当日に森田から「今日、テレビ見ないでね!」と言われたエピソードを明かした。森田は真意を聞かれると「好き嫌いじゃないから、尊敬する人って感じ」と井ノ原の印象を語った。
2016年05月27日女優の後藤郁が24日、東京・恵比寿の弘重ギャラリーで開催中(~5月29日)の写真展「後藤郁 写真展 Vol.1‐a girl- 」に出席した。2014年6月にアイドリング!!!を卒業して芸能活動を休止し、今年6月から7月にかけて上演される舞台『ダンガンロンパ~希望の楽園と絶望の高校生~2016』で芸能界に復帰する後藤郁。同写真展は、アイドリング!!!卒業後から最近までを撮った写真で、後藤自身が選んだ150点が展示される。髪の毛もロングにしてすっかり大人びた姿で報道陣の前に現れた後藤は「今回は18歳から20歳までの1年半ぐらいをまとめたものになっています。18歳、19歳は大分県の別府や由布院でロケを行い、あとは熱海や東京に戻って撮影しました」と説明しながら「本当にキレイに撮ってもらったので最初は震えました。身震いって言うんですかね。泣くのは最後に撮っておこうと思っていますが、本当によかったです」と撮影を担当した魚住誠一カメラマンに感謝。会見に同席した魚住カメラマンから「大人っぽくなった」と褒め言葉をもらった後藤は「猫被っているんじゃないんですかね(笑)」と照れ笑いを浮かべるも「私の中ではアイドルから女優へと切り替えていかなくてはいけないと思っています。中々性格は変わりませんが、20歳にもなったので少しずつ成長していければと思っています」と力を込めた。今年2月に舞台の制作発表で久しぶりに公の場に立った後藤。「1年半ぶりの公の場だったので、すごく緊張したのを覚えています」としながら「1年半のブランクがありますが、女優さんの仕事をしたいと思って戻ってきたので、絶対に目立っていきたいです。アイドルから女優さんになる方は多いですけど、その中でもずば抜けた存在になれたらと思います。将来的には朝ドラや時代劇、大河ドラマにも出たいですね」と意欲を見せていた。
2016年05月24日アイドルグループ・V6のメンバーで俳優の森田剛が主演する映画『ヒメアノ~ル』(5月28日公開)で、森田の演技に注目が集まっている。同作は、『行け! 稲中卓球部』作者として知られる古谷実氏の漫画『ヒメアノ~ル』を映画化した作品。ビル清掃会社のパートタイマー・岡田(濱田岳)とカフェ店員・ユカ(佐津川愛美)の恋愛物語と並行して、サイコキラー・森田正一(森田)の心の闇を描いていく。いのうえひでのり、宮本亜門、行定勲、鈴木裕美など多くの演出家の元で主演を務め、今月12日に他界した蜷川幸雄さんからも「得難い才能」と評された森田。映画初主演にして、連続殺人犯という難役に挑戦した。この森田の演技に、試写を見た各界のクリエイターからも森田のコメントが多く寄せられている。過去に森田の主演作品を手がけた劇団☆新感線主宰の演出家・いのうえひでのり氏は「それにしても森田剛は凄い。闇が演じられる稀有な俳優だ」と、改めてその才能を認めた。ダウンタウンのブレーンとして知られる放送作家・倉本美津留氏も「原作、監督、役者が三位一体となったことで、フィクションがノンフィクションになったのだ!」と、役者と作品の力を賞賛する。また、『タモリ論』『さよなら小沢健二』などの芸能人論、サブカルコラムも手がける作家・樋口毅宏氏も試写に参加。自身のTwitterで「映画『ヒメアノ~ル』観た。森田剛!森田剛!森田剛!森田剛!森田剛!森田剛!最高っっっ!!!次の映画賞で彼が総ナメしなかったら嘘だろうと言いたい」と森田の名前を連呼し、「濱田岳も巧いけど森田剛!最高っっっ!!!!!」と、ほぼ140字いっぱいになるまで字数を使って興奮を表した。メガホンをとった吉田恵輔監督は「(森田くんは)もともと芝居が巧いのは知っていたので、期待というか、安心感を持ってご一緒したんですが、とてもやりやすかったです」と撮影を振り返る。また、生々しさを追求するために森田というキャラを「どこにでもいそうなお兄ちゃん」に見せる必要があったが、森田の身体能力が高かったため、「セーブしてくれ」と頼んだことを明かした。共演のムロツヨシは「森田くんは大袈裟じゃなく、淡々と狂気めいた演技をしていて、無神経な安藤でもゾッとさせられるぐらい怖かったですし、相手役ができて光栄でした」と語り、濱田も「とにかく森田さんが理解しがたい役柄をここまでやり通したところが、この映画のみどころだと思います」と絶賛。これらの声に、SNSでも「演技派なのがお茶の間にバレる」「怖いけど見てみたい」「映画化は気になる」と映画公開への期待が高まっている。
2016年05月19日アイドルグループ・V6の森田剛(37)が、16日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『しゃべくり007 2時間スペシャル』に出演し、自分の中での俳優とアイドルの割合について「10:0」と明かした。番組では、森田はアイドルらしくないという話になり、くりぃむしちゅーの有田哲平は「ある時期からアイドルじゃない。ヒゲを生やした時点でアイドルじゃない」と言い切り、上田晋也は「ベテランの俳優さんという感じ」とコメント。森田自身も、自分の中での俳優とアイドルの割合は「10:0」だと言い、上田が「もうちょっと(アイドルとしての)自覚を持ちなさい」とツッコんだ。森田は、コンサートでファンに手を振るなどアイドルらしい振る舞いが苦手だそうで、「近くには行きたいと思うけど手は振れない」と告白。ファンの人が手を振ってきたら「ジロリですね」と見るだけだと説明した。そして、「ザ・アイドルといったNEWSの手越祐也をどう思う?」と聞かれると、「うらやましい」と答えた。スタジオの観客を相手に、アイドルらしい振る舞いの練習も実施。1回目は手を振る観客をジロリと見るだけで終わり、2回目の挑戦で「イエ~イ!」と手を振るなどアイドルらしく振る舞ったが、顔を手で覆って恥ずかしがり「頭痛くなっちゃった」と吐露した。
2016年05月17日「V6」の森田剛主演の映画『ヒメアノ~ル』のジャパンプレミアが5月9日(月)に開催。森田さんに加え、共演の濱田岳、佐津川愛美、ムロツヨシ、吉田恵輔監督が舞台挨拶に登壇した。「行け!稲中卓球部」などで知られる漫画家・古谷実の人気コミックの実写化。清掃会社でバイトをして暮らす岡田は、高校時代、いじめられっ子だった森田と再会するが、実は森田は冷酷な殺人犯になっており、しかも岡田が付き合い始めたばかりの彼女を次の獲物に狙っていた…。久々の映画出演で、冷酷な殺人鬼を演じた森田さんだが「このタイミングでやれて良かったです。もう少し前でもできなかったし、少し後でも無理でした。このタイミングは運が良かったと思います」とふり返る。ジャパンプレミアを前に、イタリア北部のウディネで開催された「ウディネ・ファーイースト映画祭」で本作が公式上映され、森田さんと監督が現地を訪れたが、観客の反応はかなり熱烈だったよう。特に森田さんに関して、監督は「森田さんのことをよく知らない現地の人は『あいつは本当に日本でアイドルやってるのか?メチャクチャ怖かったぞ』と驚いてました」と明かす。一方で監督は映画祭で垣間見た森田さんの意外な素顔についても暴露!「現地でチヤホヤされて嬉しかったのか、(映画祭公式グッズの)マグカップとかを買ってました(笑)」と語り、森田さんは「ベルトやTシャツまで買いました(笑)」と明かしてくれた。現場では森田さんは完全に役になり切っていたよう。濱田さんは森田さんについて「現場で森田さんに『(連続殺人犯役で)気が滅入ったりしないですか?』と聞いたら、(役柄の)森田のままの空気で『(暗いトーンで)そりゃ滅入りますよ…』と返ってきて、飛んだ軽口叩いちまった!とビビりました」と苦笑交じりに明かし、笑いを誘っていた。ムロさんは、自身が演じた“キモイ先輩の安藤”について、「濱田くんと森田くんが『安藤役はどうしてもムロさんじゃないとイヤだと言っていた』とマネージャーから聞いたんですが…」と嬉しそうに明かし、その発言の真偽を直接2人に確認!だが濱田さんは「え?言いました?」と驚いた表情を見せ、森田さんにいたっては冷たく「おれは全然、誰でも良かったんで」と言い放ち、この仕打ちにムロさんも「誰でもいいわけないでしょ!」と怒り心頭!コミカルな壇上での掛け合いに会場は爆笑に包まれていた。『ヒメアノ~ル』は5月28日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月09日V6の森田剛が9日、都内で行われた主演映画『ヒメアノ~ル』ジャパンプレミア舞台挨拶に、共演の濱田岳、ムロツヨシ、佐津川愛美、吉田恵輔監督とともに登場した。同作は、『行け! 稲中卓球部』作者として知られる古谷実の漫画『ヒメアノ~ル』を映画化した作品。ビル清掃会社のパートタイマー・岡田(濱田)とカフェ店員・ユカ(佐津川)の恋愛物語と並行して、サイコキラー・森田正一(森田)の心の闇を描いていく。イタリアで4月25日(現地時間)に行われたウディネ・ファーイースト映画祭に正式出品され、ワールド・プレミアを終えたばかりだが、吉田監督は現地での森田の行動に「萌えっとした」と発言。撮影中もストイックなキャラクターだった森田だが、吉田は「イタリアの映画祭では俺たち、すごくちやほやされたんですよね。それでうれしくなっちゃったのか、物販コーナーに行ってマグカップみたいなのを買ったりしてた」と森田の行動を明かした。森田が購入したのは映画祭の名前の入ったグッズ。吉田監督が「『いらなくない?』みたいな空気あるじゃない。でも買いに行ってるから、かわいい」、「うれしかったんだね~と思って。ギャップに萌えっとしましたね」と話すと、森田は「Tシャツとか、ベルトも買ったかな。いろいろ」と照れ笑いを浮かべた。また、ムロは脚本を渡された際のエピソードを披露した。マネージャーから「森田さんと濱田さんが『絶対この役はムロさんじゃなきゃやだって』と言って、あの2人がムロさんじゃなきゃ降りるかもしれない」と言われたことを明かすと、森田は目を丸くして「ええ!?」と驚き、「誰が!? 誰から聞いたの!?」と初耳の様子。濱田は「大人の嘘ってやつじゃないの?」と怪訝そうに答えた。さらにムロが「気持ちはどっちだったの? 『ムロさんが出る』って聞いた時は」と聞くと、森田は「俺は全然誰でもよかったですよ」とバッサリ切り捨て、ムロが「馬鹿じゃねえの!? 誰でもいいわけないじゃん! 口を慎みなさいよ!」と抗議を入れるなど、仲の良い姿を見せていた。
2016年05月09日現在、開催中の第6回北京映画祭で、2011年にこの世を去った森田芳光監督の特集が行われる。劇場デビュー作『の・ようなもの』や遺作『僕達急行 A列車で行こう』など7作品が上映され、プロデューサーとして森田作品に携わってきた三沢和子氏が現地でトークを行う。その他の情報森田監督は、1978年に現在のPFFの前進にあたる“第2回自主製作映画展”に『ライブイン茅ヶ崎』が入選して注目を集め、1981年に劇場デビュー。その後は文芸大作やコメディ、ミステリーなど幅広いジャンルの作品を発表した。今回、北京で行われる特集では『の・ようなもの』『家族ゲーム』『それから』『(ハル)』『失楽園』『阿修羅のごとく』『僕達急行 A列車で行こう』の7作品と、森田監督がこの世を去った後に監督に縁のあるスタッフ・キャストが集結して製作された『の・ようなもの のようなもの』が上映される。
2016年04月20日女優の永野芽郁が4日、都内で行われたアサヒ飲料の乳飲料『カルピスウォーター』の新TVCM発表会に出席した。初代の後藤久美子を筆頭に、内田有紀や長澤まさみ、能年玲奈ら多くの有名女優を輩出した『カルピスウォーター』のイメージキャラクター。13代目には若手女優の注目株でもある永野芽郁を起用し、永野が出演した新CM「登場」編が5日から全国で放映される。10代の若者の何気ない日常を切り取りながら、今しかない青春を駆け抜けるという内容になっている。CMでも着用した制服姿で登壇した永野は「本当に小さい時から大好きだったカルピスウォーターのCMに出られると聞いてすごく嬉しかったんですが、歴代の先輩たちに負けないように頑張らなければいけないという思いになりました」と負けん気の性格も。CMの撮影を「今回は朝早くから海沿いを走ったりしましたが、走ることは大好きなので海の風に当たりながら撮影できて楽しかったです」と振り返りながら、「これからカルピスウォーターのCMキャラクターとして精一杯全力で駆け抜けますので、よろしくおねがいします!」と意欲を見せた。イベント中にはCMでも見せた全速力のランニングをラニングマシンで披露した永野。走り終わった後にカルピスウォーターを飲んで「走った後に飲むと甘酸っぱくて美味しいですね!」と笑顔を見せ、「大勢で走るのは初めてです。体育祭でも1人では走らないので、恥ずかしかったですが成功して良かったです」と振り返った。永野は現在、高校2年生で学園生活については「今みんなと遊んでいるのが楽しいです。自分自身、楽しみながら高校生活を送れたらと思っています」と話していた。
2016年04月04日古谷実の人気コミックを森田剛主演で実写化した映画『ヒメアノ~ル』の予告編映像が公開になった。映像には人をターゲット=餌としか思わない連続殺人鬼・森田正一が登場。緊迫感のある内容になっている。その他の画像/予告編が公開映画は、冴えないビル清掃員の岡田、その先輩の安藤、カフェ店員のユカ、そしてかつて過酷ないじめを受け、現在は快楽殺人者になっている森田を登場人物に、日常と狂気あふれる時間を交錯させながら描くもの。このほど公開された予告編では、前半に岡田、安藤、ユカの三角関係が軽快なタッチで描かれるが、森田正一が登場すると映像のトーンやカメラワークが大きく変化。脚本も手がけた吉田恵輔監督は「現場も編集も、まるで2本の作品を撮っているような感覚」と制作過程を振り返っている。『ヒメアノ~ル』5月28日(土)、TOHOシネマズ 新宿ほか全国公開
2016年03月22日松山ケンイチ主演が主演する『の・ようなもの のようなもの』の公開を記念し、その“原点”である森田芳光監督のデビュー作『の・ようなもの』の1週間限定上映が1月23日(土)、東京・ 角川シネマ新宿が始まり、好調な滑り出しを見せている。同日、本編上映後に、同作の主演を務めた秋吉久美子、 伊藤克信、杉山泰一監督がトークイベントを実施。日本映画界の若き旗手として、熱い視線を集めていた森田監督の下、俳優として、助監督として、現場に立った35年前の思い出をしみじみと語った。秋吉さんが演じたのは、主人公である駆け出しの落語家が恋に落ちるソープ嬢という役どころ。「当時、森田監督が天才だと気づかなくて…」と笑いを誘ったほか、撮影中に森田監督から呼び出されたエピソードも披露。「正直、当時はワンシーン、ワンシーン考えながら、カメラの位置もコロコロ変えるし、面倒くさいなって(笑)。そしたら、ある日、森田監督に『監督への尊敬のまなざしが欠けている』って言われてしまって」と屈託なくふり返った。また、共演した伊藤さんについては、「35年ぶりに見ると、才能があって演技もうまいなって思う」と再びぶっちゃけ。「青春の輝きや不安定さ、悲しさが自然と表現されていて、まるでアル・パチーノみたい」と“時空を超えた”絶賛で、当の伊藤さんも「それがうれしいですね」と笑顔を見せていた。現在公開されている『の・ようなもの のようなもの』は、30歳で脱サラし、落語家になった主人公・出船亭志ん田(松山さん)をはじめ、彼を取り巻く個性豊かな面々が不器用ながらも懸命に生きる姿を軽やかに描いている。伊藤さんが兄弟子を演じ、当時助監督だった杉山監督がメガホンをとっている。杉山監督は「当時は、台本を読んでもよくわからなくて…。でもよくわからないのに、いざ映画になるとジーンときてしまう。僕のなかで、映画の価値観が大きく変わった」とふり返り、改めて“森田マジック”に敬意を表していた。『の・ようなもの のようなもの』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:の・ようなもの のようなもの 2016年1月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開2016,日本,松竹
2016年01月24日2016年の年頭にあたり、さまざまな企業の代表者による挨拶が発表された。本稿では、ミクシィ代表取締役社長 森田仁基氏の年頭所感を紹介しよう。あけましておめでとうございます。2015 年は、ミクシィグループが躍進を遂げた年となりました。エンターテイメント事業においては、「エックスフラッグスタジオ」を設立し、仲間とワイワイ楽しめるバトルコンテンツの提供の強化を図りました。中でも、「モンスターストライク」は世界利用者数3,000万人を突破し、台湾、北米、韓国に続いて、香港・マカオにも進出しました。さらに、YouTubeでのアニメ配信、ニンテンドー3DS版の発売などメディアミックス領域でも大きな発展を遂げることができました。メディアプラットフォーム事業においては、ミクシィグループに女性向けファッションコマースサービスのミューズコー株式会社やチケットフリマサービス「チケットキャンプ」を扱う株式会社フンザが加わり、ミクシィグループとして扱う事業領域の幅が広がりました。さらに、「家族アルバム みてね」や「きみだけ LIVE」とった新規事業も生まれ、ユーザーの皆さまに新たな価値を提供しています。昨年、このような成果を残す事ができたのも、サービスを利用していただいているユーザーのみなさま、株主のみなさま、パートナー企業のみなさま、そして社員ひとりひとりの努力のおかげであり、本当に感謝しております。ミクシィグループにとって2016年は、挑戦の年となります。「新しい文化を創る」というミッションのもと、新しい価値の提供に加え、新たな市場の創造に挑戦します。「エックスフラッグスタジオ」からは、新たなバトルコンテンツとして「ブラックナイトストライカーズ」と「マーベルツムツム」の提供開始を予定しております。また、「モンスターストライク」においては、国内はもちろんのこと、北米におきましても積極的なプロモーションを展開し、仲間とワイワイ楽しめるコミュニケーションツールとして、より多くのみなさまに愛されるサービスとなるよう、挑戦を続けます。さらに、「チケットキャンプ」では、チケットフリマサービスが文化として定着するよう、さらにプロモーションを強化し、根付かせていきます。加えて、世の中に新しい価値を提供するために、ミクシィグループ全体で新しい事業へのチャレンジも積極的に推進します。ミクシィは今年創業 19 年目を迎えます。「新しい文化を創る」というミッションの実現に向け、人々の生活に新たな"当り前"をもたらすために、挑戦し続けます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。なお、2015年に弊誌にて掲載したミクシィに関する記事は下記の通り。モンスト、世界のゲームアプリ収益ランキングで1位に - 米App Annie若き起業家たちの夢とその戦略【9】元コンサル ミューズコー久保代表が考える - 資金調達を成功へ導く鍵何年も、何十年も使ってもらえるように - ミクシィ 笠原氏が語る「家族アルバム みてね」
2016年01月04日故・森田芳光監督なじみのスタッフとキャストが集結して製作された『の・ようなもの のようなもの』の公開を前に、監督の命日である12月20日(日)、新宿の末廣亭の高座に主演の松山ケンイチ、北川景子、伊藤克信、杉山泰一監督が登壇した。その他の画像森田監督が落語をテーマに35年前に撮ったデビュー作『の・ようなもの』の続編として製作された本作。脱サラして落語家となった志ん田が、落語を捨てて気ままに生きる兄弟子を探し出し、共に過ごす中で自らの生き方を見つけていくさまを描く。登壇陣は、和服姿で登場。松山は、初めて本作で落語家を演じるに際し、勉強のためにこの末廣亭に客として足を運んだというが、この日は高座からのお出ましとあって勝手が違うよう。「こっち側にいると(客席が)広く見えて怖い!『面白いこと言わなきゃ』と緊張してきて……」と顔を引きつらせる。映画の中で披露している落語は、この日の司会進行を務めた古今亭志ん丸の指導を仰いだが「(ネタを)見せたら『いいんじゃないですか?それで』しか言わないから怖い!自分次第なんだと思って練習しました(笑)。いい指導法だと思います。子どもが習い事を始めたらそうやって指導しようかと」と高座とあって口調も滑らかだった。北川はそんな松山の劇中での落語について「本物の落語家さんみたいでした」と絶賛。「長回しで1本の噺をやったんですが、直前まで私世間話をしてるんです。大丈夫かな?と思ってたけど、いざ(高座に)上がると憑依したみたいでした」と唸る。松山の姿に感化されてか、落語をやる男性について「カッコいいです!」とうっとりと語っていた。松山は謎かけのネタを振られると「青春と掛けて、エスプレッソのようなものと解く。その心は……最後に苦みが残ります」とキレイにまとめる。北川も負けじと「落語と掛けて、オシャレのようなものと解きます。その心は、どちらもセンス(扇子)が必要です」とこちらも見事にまとめ、会場は拍手喝采だった。伊藤は『の・ようなもの』出演のきっかけにもなった学生落語時代に、末廣亭の高座に上がった経験があり「35年ぶりにこちらに帰ってきて感無量です」と感慨深げ。「人生と掛けまして、ボウリングのようなものと解きます。その心は…まっすぐ行ったり曲がったり」と自身、そして映画で演じた役柄そのままを示すかのようなネタで会場をわかせた。『の・ようなもの のようなもの』2016年1月16日(土)より、新宿ピカデリーほか全国公開
2015年12月21日2011年12月20日の急逝から、早4年。故・森田芳光監督の伝説の幕開けとなった劇場デビュー作『の・ようなもの』の35年後を、森田作品ゆかりの松山ケンイチ、北川景子ら豪華キャストとスタッフにより完全オリジナルストーリーで描く『の・ようなもの のようなもの』。このほど、森田組でおなじみのキャストや生前の監督と親交のあった各界の著名人から、 “ひと言コメント”ではおさまり切らない、もはや“寄せ書き、の・ようなもの”が続々と到着した。生真面目でさえない落語家・出船亭志ん田と、師匠の娘であるヒロイン・夕美、かつて一門にいた兄弟子・志ん魚など、人間味あふれる人々の不器用ながらも懸命に生きる姿を、『の・ようなもの』へのオマージュもたっぷりに、ふんわり温かく映し出していく本作。森田監督が一貫して追求した「人間ってやっぱり面白い!」というテーマを踏襲し、本作を作り上げたのは、『の・ようなもの』以降、森田作品を助監督として支え続けた杉山泰一。主演を、森田監督の遺作『僕達急行A 列車で行こう』の松山ケンイチ、ヒロインを『間宮兄弟』で森田監督に見出された北川景子が務め、そして『の・ようなもの』と同じ役で伊藤克信が登場。同作の尾藤イサオ、でんでんらも顔を揃えるほか、森田作品ゆかりの超・豪華キャストも「まさか」の役どころで登場する。そして今回、そんな森田監督と親交のあった各界著名人からも、映画の感想コメントを超えた熱い思いが続々と寄せられている。<森田監督ゆかりの著名人コメント>■高田文夫(放送作家)あの森田芳光と、まばゆいおかしな青春が私の銀幕高座に帰ってきた。 我々の人生のようなもののオチはどこなの?教えてくれよ、なぁモリタ…。■秋吉久美子(女優)いやぁ、良かった、グッときた。消えた落語家の弟子、志ん魚(伊藤克信)を現弟子(志ん田)が探す。その道筋が、もう落語だ。『の・ようなもの』の伊藤克信は、役者ではなかった。そして、『の・ようなもの のようなもの』の伊藤克信は、もっとすごいもの、人間のまま、出演してしまう。人間とは人の間と各、と誰かがいう。人間とは、人生の間か?とこの映画で思った。軽く楽しい独特の人情映画?のようで、とても深く壮絶な『の・ようなもの のようなもの』。■貫地谷しほり(女優)あの世界の・ような、また新たな違う世界のような。優しくて可愛くて強い人たちが居ました。バランスを取ることばかり考えず、思いやり片手に、自分の人生を、自分らしく、思い切り。■吉田大八(映画監督)年々、人生なんかより落語のほうが好きになっていくので、そしてもっとそういう人が増えてくれたほうが何かと有り難いので、志ん魚さんにまた会えて幸せです。■ライムスター宇多丸(ラッパー/ラジオパーソナリティ)30数年という、現実の年月を経たキャラクターたちとの驚くべき再会。そして、次世代への軽やかなバトかなバトンタッチ……これはまさしく、モリタ映画版『フォースの覚醒』だ!■犬山紙子さん(エッセイスト)ポンコツだしこじらせてるしバカだし人に迷惑かけるけど、人生楽しくってやめられないそんな自分にピッタリの映画。■津田寛治(俳優)晴れの日も雨の日も風の日も森田監督が貫き通してきた雰囲気がここにある。自分は監督“のようなもの”だといった杉山監督が、この作品の監督として森田監督を必死に迎えようとしていることに気づいた瞬間、号泣してしまった。なりふり構わず森田芳光を愛する人が、ここにもいる。『の・ようなもの のようなもの』は2016年1月16日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:の・ようなもの のようなもの 2016年1月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開2016,日本,松竹
2015年12月07日インテリアデザイナーの森田恭通が、仏パリにて11月12日より、初の個展『Porcelaine Nude』を開催し、自身の写真作品を初めて公開した。場所は、アレキサンダー・マックイーンなどのハイブランドのショールームとして、またパリコレクション会場として利用される北マレのスペース、Espace Commines。森田恭通がこれまで見せてきた煌びやかな世界観とは異なる、新しい局面を示す興味深い内容となった。20年来写真を撮ってきたという森田恭通は、今までの光と影のアングルを切り取るというコンセプトを守りつつ、今回は特にモノクロの接写ヌード写真を用いることで、一見してそれが何であるかを認識するのに一考を要する内容にしたという。これまでに多くのフランス人とコラボレーションをしてきた森田は、「相手に考察を要求するようなフランス人のコミュニケーション方法が興味深い」と語り、フランス人との親交が、今回のエキシビションのコンセプトに少なからず影響を与えたようだった。当日は、8種類のプラチナプリント写真作品(各4枚限定)と、大判ピエゾプリント写真作品(13種、各1点のみ)、それらをあしらったスツール(10種、各1点のみ)と、大判の写真作品をセットすることのできるコーヒーテーブル(オープン・エディション)、そしてリモージュ産磁器の最大手、ベルナルドーとのコラボレーションの写真プリントプレート(8枚組、4セット限定)を披露。特にベルナルドーとの共同作業では、長い歴史と工房の技術に大いに触発されたという。今回パリ同時テロの事件を受け、フランス政府からの3日間の公共施設閉鎖命令により、15日まで開催予定のところ2日間で終了したが、今年に入りフランス観光親善大使に就任した森田恭通は、今後フランスを活躍の場とする機会が益々増えていきそうだ。各作品はホームページyasumichimorita.comでも購入可能
2015年11月17日4年前に急逝した森田芳光監督のデビュー作『の・ようなもの』の続編として監督ゆかりのスタッフ、キャストで製作した『の・ようなもの のようなもの』が10月29日(木)に東京国際映画祭でお披露目。松山ケンイチ、北川景子、伊藤克信、杉山泰一監督が舞台挨拶に登壇した。『の・ようなもの」から35年の時を経て製作された本作。生真面目でサエない落語家の志ん田(しんでん)が落語を捨てて気ままに生きる兄弟子の志ん魚(しんとと)との出会いをきっかけに、自分らしくを生きる術を知っていくさまを描く。松山さんが演じた志ん田は、森田監督の遺作『僕達急行 A列車で行こう』で松山さんが演じた役を作品の枠を超えてベースにしている。松山さんは「台本では“志ん田”としか書いてないんですが、衣裳合わせに行ったら、どこかで見た衣裳があって…(笑)。でも、現場に入ったら、(過去の森田作品の)いろんな役を引きずっている人ばかりで『こういうことか!』とこれもひとつのオマージュ、ラブレターかと感動しました」と語る。北川さんが演じたのは役も名前も全くそのまま、北川さんにとっては記念すべき映画初出演作となった『間宮兄弟』で演じた夕美!「台本を読んで“夕美”とあって『そういうことなんだ!』と森田組のシャレなんだと思ってフィッティング(衣裳合わせ)に行ったら、10年前と同じ衣裳がありました」と嬉しそうに振り返る。伊藤さんは35年前の『の・ようなもの』で演じた志ん魚の35年後をそのまま演じているが「35年経っての続編というのが普通はあり得ないしビックリしました。尾藤イサオ、でんでんなど、全員が生きていたからこそ!一人でも亡くなってたらなかったと思うので、長生きに感謝です」と語った。杉山監督は35年前からずっと森田作品の助監督を務めてきたが、最初に今回の話を聞いた時「尻込みしました」と明かす。それでも「森田監督ならこんな時に何て言うか?黒澤明監督のリメイク(『椿三十郎』)をやるくらいだから、自分の作品の続編くらい『やっちゃえ!』と言うだろうと、居直って撮ってみようと決意しました」と明かした。志ん田が北川さん演じる師匠の娘・夕美に背中を叩かれつつ…という恋模様のようなもの(?)が展開するが、松山さんは「『サウスバウンド』で監督と景子ちゃんと3人で舞台挨拶した時、次は『(松山さんと北川さんの)2人でラブストーリーを撮りたい』と言ってて、それがこういう形で実現したのかな?」としみじみ。北川さんも感慨深げにうなずいていた。『の・ようなもの のようなもの』は1月16日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:の・ようなもの のようなもの 2016年1月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開2016,日本,松竹
2015年10月29日今年、デビュー20周年を迎える「V6」の森田剛が映画初主演を果たす、古谷実の人気漫画の映画化『ヒメアノ~ル』。このほど、森田さんが狂気の殺人犯役に挑戦する本作が、【R15+】指定映画として2016年5月28日(土)に公開されること決定。さらに、濱田岳、佐津川愛美に続く追加キャストとしてムロツヨシが決定した。「なにも起こらない日々」に焦りを感じながら、ビル清掃会社のパートタイマーとして働く岡田進(濱田岳)。同僚の安藤勇次(ムロツヨシ)にユカ(佐津川愛美)との恋のキューピッド役を頼まれ、彼女が働くカフェに向かうと、そこで高校時代の同級生・森田正一と出会う。ユカから、森田にストーキングされていると知らされた岡田は、高校時代、過酷ないじめを受けていた森田に対して、不穏な気持ちを抱くが…。岡田とユカ、そして友人の安藤らの恋や性に悩む平凡な日常。ユカをつけ狙い、次々と殺人を重ねるサイコキラー・森田正一の絶望。いま、2つの物語が危険に交錯する――。意外にも、今回、映画初主演となる森田さんが凶悪な連続殺人犯を演じることから、製作発表時から話題になっていた本作。原作は、世の不条理、屈折した感情、恋愛、友情、ポップなギャグなどの要素を含みながら、その過激な内容から実写化不可能ともいわれた、古谷実による伝説的コミックだ。これまで、舞台「鉈切り丸」では悪事の限りをつくす悲劇の悪漢を演じるなど、名だたる演出家たちの舞台作品で質の高いハードな芝居を重ね、演技の幅を広げてきた森田さんが、コミカルな日常に交錯していく無機質な狂気を圧倒的な表現力で体現。「めんどくさいから殺していい?」という、何のためらいも持たない暴力描写をリアルに演じきり、吉田恵輔監督とともに原作の過激な世界観を昇華させた。そのため、容赦のない衝撃シーンの数々に対し、【R15+】指定作品となることが決定。日常と地続きの恐怖が描かれる挑戦的な映像表現には、先んじて行われた関係者のみの試写では、途中退席者も出るほどだったという。そんな本作に、岡田の同僚・安藤役で加わることになったのが、映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍する芸達者ぶりで知られる、ムロさん。コメディ作品の印象も強いが、「安藤という、なんとも哀しい魅力をもった役と会えました。大好きな森田剛と濱田岳に挟まれて、好演しました。この場合の好演とは、好きなように演じさせてもらった、の意味です。“喜”と“悲”が交じりに混じった映画、皆さんに観てもらう映画ができました。観せます。観てください。最後に一言。この映画に出れて、ほんと、嬉しい。こんにちは」と、出演の喜びと達成感にあふれたコメントを寄せてくれている。ムロさんが童貞で一途なユカに恋心を抱くキケン(?)な男・安藤をどのように演じているのか、引き続き本作に注目していて。『ヒメアノ~ル』は2016年5月28日(土)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月26日故・森田芳光監督の劇場デビュー作『の・ようなもの』の35年後を、森田監督ゆかりのキャスト・スタッフが集結して描くオマージュ作品『の・ようなもの のようなもの』の予告編が公開された。主人公が恋に夢に、そして人生にと想いをめぐらせる姿や、それを支える周囲の人々の温もりが伝わってくる映像だ。その他の画像/予告映像が公開本作は、助監督として森田作品を支え続けた杉山泰一が監督を務め、森田監督の遺作となった『僕達急行 A列車で行こう』の松山ケンイチが主演を、『間宮兄弟』の北川景子がヒロインを、『の・ようなもの』と同じ役で伊藤克信が出演する青春映画。師匠の娘・夕美(北川)に想いを寄せるマジメすぎる落語家“のようなもの”の出船亭志ん田(松山)が、二度と落語はやらないと誓った兄弟子・志ん魚(伊藤)を説得するべく共同生活を送ることになり、共に時間を過ごすうちに自分に足りない何かを見つけ出していく。このほど公開された予告編では、冒頭で志ん田が落語を披露するも客は誰も聞いておらず、夕美からもダメ出しされるなど、志ん田のパッとしない日常が映し出される。そんな志ん田が、正反対の志ん魚と共同生活をスタート。志ん田は気楽に生きる志ん魚のマイペースさに翻弄されながら、自分自身を見つめなおしていく。彼らのユニークなやり取りや、ふたりを見守る周囲の人々の姿から、作品全体を包み込む優しくあたたかな雰囲気が伝わってくる。さらに尾藤イサオ、でんでん、野村宏伸など森田組おなじみのキャストが続々登場し映画を盛り上げるほか、『の・ようなもの』でも使用された主題歌の『シー・ユー・アゲイン雰囲気』や、ふたりが共同生活を送る東京・谷中の下町情緒溢れる日常風景が随所に登場し、当時が思い出されるようなノスタルジックな雰囲気漂う映像となっている。『の・ようなもの のようなもの』2016年1月16日(土)より、新宿ピカデリーほか全国公開
2015年09月25日名作を世に放った森田芳光監督の急逝から4年。劇場デビュー作『の・ようなもの』(’81)のその後を描くオリジナル作品『の・ようなもの のようなもの』が来年1月に公開決定。併せてポスターが解禁された。舞台は現代の東京の下町。マジメすぎる落語家“のようなもの”出船亭でふねてい志しん田でん(松山ケンイチ)。師匠の自宅に住み込み修行中だが、全然パッとしない。同居している師匠の娘、夕美に秘かな想いを寄せているが、いつもイジられっぱなし。ある日、志ん田は師匠から、昔この一門にいた兄弟子・志しん魚とと(伊藤克信)を一門会に復帰させるため探し出すように命じられる。しかし、ようやく見つけ出した志ん魚は、もう二度と落語はやらないと誓い、のんびりと暮らしていた。彼の心を動かすべく、師匠の命令で真逆の2人の共同生活が始まる。志ん田は、のん気に暮らしながらも、自分らしく、楽しく生きる志ん魚の姿に、自分の中に足りない何かを見つける。一方の志ん魚も、不器用ながらもまっすぐな志ん田の姿に昔の自分を重ね、忘れかけていた落語への愛を思い出すようになっていた。果たして志ん田は落語も恋も最高の“オチ”を見せることができるのか――。気になる出演陣は、主演に森田監督の遺作『僕達急行 A列車で行こう』の松山ケンイチ、ヒロインは『間宮兄弟』の北川景子が務め、そして『の・ようなもの』と同じ役で伊藤克信が登場。同作の尾藤イサオ、でんでんらも顔を揃えるほか、森田作品ゆかりの、野村宏伸、鈴木亮平、ピエール瀧、佐々木蔵之介、塚地武雅、宮川一朗太、鈴木京香、仲村トオル、笹野高史、内海桂子、三田佳子ら超豪華キャストが“まさか”の役どころで登場する。さらに、“人間ってやっぱり面白い”という森田監督が一貫して追求したテーマをしっかり踏襲し作り上げたのは、『の・ようなもの』以降、森田作品を助監督として支え続けた杉山泰一が務める。主題歌はオリジナル版に続き、尾藤イサオさんの「シー・ユー・アゲイン雰囲気」が採用され、新しい“青春映画”が完成。今回公開されたポスターは、「人生迷ったら、楽しい方へ」と書かれたポップで出演陣の笑顔溢れる1枚。「何者にもなりきれないものたちの、笑いと涙にあふれた物語」とかかれているように、このポスターから本作の物語が溢れ出てくるような仕上がりとなっている。『の・ようなもの』に出演し、本作でも同じ役柄で登場するほか、森田組に縁のあるキャストが出演する本作品。まだ明かされぬキャスト陣の役どころにも注目が高まる。『の・ようなもの のようなもの』は2016年1月16日(土)新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年09月12日俳優・堤真一が16年ぶりの連ドラ主演を務める「リスクの神様」。この度、堤さん演じる主人公の右腕として「V6」森田剛が抜擢。森田さんは、「喰いタン2」(日本テレビ)以来およそ8年ぶりの民放連続ドラマ出演となる。主人公・西行寺智は、かつてアメリカのGE社や政府関連の危機管理に携わり、数々のトラブルを解決、業界内で“the God of risk”(リスクの神様)と呼ばれる伝説の危機管理専門家。その手腕を見込まれ、会社周辺、取引先などで起こる様々なトラブル、スキャンダルへの対処のため、日本最大の商社・サンライズ物産の「危機対策室長」として雇われる。一方、バリバリのキャリアウーマン・神狩かおり(戸田恵梨香)は東大卒の入社10年目で、電機部門を担当、同期で一番の出世頭。次世代型バッテリー「LIFE」を、世界的電機メーカーと共同開発し、新会社を立ち上げ出向、若くして商品開発担当役員に抜てきされ、若きリーダーとして、順風満帆な日々を送っていた。しかし「LIFE」を搭載した家電製品が相次いで発火するという事態が起き、リコール問題に巻き込まれてしまい、その後、「危機対策室」で西行寺と共に働くことに…。堤さんが演じるのは、主人公・西行寺智。西行寺と共に働くことになるヒロイン・神狩かおりに戸田恵梨香が演じる。そして今回、ハッキング、情報解析、張り込み、依頼人との交渉など、どんな困難な仕事でも淡々とこなし、確実な結果を残す職人肌の仕事人・結城実に、多くの舞台に出演し、2016年には映画『ヒメアノ~ル』で主演を務めることが決まっている森田剛。森田さんは、自身が主演した舞台・いのうえ歌舞伎☆號「IZO」で戸田さんと共演、堤さんとの共演は『ランチの女王』以来13年ぶりとなる。「今回の出演のお話をいただき、光栄に思っております。久しぶりの連続ドラマ出演と、久しぶりにご一緒する堤さん、戸田さんと、作品に取り組めること、楽しみにしております。役どころは、堤さん扮する西行寺の右腕として、サポートする役なので、芝居の面でもお役に立てるよう、堤さんのために頑張ります」と意気込みを語った。久しぶりの連続ドラマ出演となる森田さんが、今回が初共演となる堤さんとどのような掛け合いを見せてくれるのか?期待が高まる。「リスクの神様」は7月より毎週水曜22時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年05月17日『行け!稲中卓球部』『ヒミズ』の古谷実による人気コミック『ヒメアノ~ル』が森田剛主演で実写映画化されることが決定した。原作は、次々と快楽殺人を重ねていくサイコキラーを主人公に、彼の心の闇を描いた話で、本作が初主演作となる森田は「熱がしっかり伝わる人間臭い作品を目指したい」とコメントを寄せている。その他の情報本作で森田が演じるのは、人をターゲット=餌としか思わない連続殺人鬼・森田正一。彼の同級生で、ビル清掃会社のパートタイマーとして働く平凡な男・岡田を濱田岳が演じ、森田正一にストーキングされるヒロイン・ユカを佐津川愛美が演じる。監督は『さんかく』『銀の匙』の吉田恵輔。森田は「決して共感はできない今回の役作りに関して、吉田監督とお話ししただけでは、なかなか理解するのが難しいと感じています。森田正一の過去や、なぜこういう人間になったのかを理解して、クランクインを迎えたいです」といい、「いわゆる悪い人は沢山存在しているかもしれないが、彼らの過去には何かしらの理由があるのでは?キャスト・スタッフのこめた熱が、しっかり伝わる人間臭い作品を目指したいと思います」と意気込みを語っている。吉田監督は「高校生の頃からバイブルだった古谷実さんの漫画を監督出来るなんて夢のようです」と話し、実写化にあたり「ドス黒さ溢れる、良い意味でバランスの悪い映画に仕上げたいです。森田さんには“普通なんだけど普通じゃない”という感じを表現して頂きたい。難しい注文ですが、森田さんなら答えてくれると思います」と語り、原作者・古谷氏は「大変ありがたいです。森田さん、よろしくお願いいたします」とコメントを寄せている。撮影は3月末日にクランクインし、2016年に公開される。『ヒメアノ~ル』2016年 全国公開
2015年03月23日ワコムは2月10日、「CGアーティスト森田悠揮ZBrushテクニックセミナー」をデジタルハリウッド駿河台ホールにて開催した。セミナーにはCGアーティスト森田悠揮氏とPixologic社COOのハイミ氏、マーケティング担当のトマ氏が登壇。オークの山田有祐氏が司会を務めた。森田氏の実演に会場が沸いたセミナーの様子をレポートする。○デジタルライブスカルプティングを披露同セミナーは、3Dモデリング制作を行っている人から3Dモデリング制作に興味がある人までの幅広い層を対象に行われた。「ZBrush」はゲームや映像作品の3Dモデリング制作に使われているデジタルスカルプティングソフトウェア。今回のセミナーに登壇した森田氏は、「CG Student Awards 2013」にて、世界第3位を受賞。セミナーでは、ZBrushとペンタブレットを使ったデジタルライブスカルプティングを披露した。また、実演と平行してZBrushの開発元であるPixologic社のハイミ氏とトマ氏がソフトウェアを解説し、質疑応答も実施。会場には液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズのフラッグシップモデル「Cintiq 27HD」を中心とした液晶ペンタブレットを展示し、その場で体験できるようになっており、セミナー終演後には、実際に試してみる参加者の姿も見られた。○「爬虫類っぽい」クリーチャーを作成セミナー冒頭で進行の山田氏が尋ねたところ、来場者の中でZBrushを使っているのは4~5割程度。森田氏はセミナーが行われる1時間半~2時間の間にクリーチャーの頭部を作ると話し、実演が開始された。森田氏が作るのは「爬虫類っぽい」クリーチャーということで、トカゲを意識しながら作ると説明。普段はクリーチャーであれば何の動物をベースに作るかを考え、大量の資料を見て、動物の構図を頭にたたき込んでからさっと作るようにしているとのこと。最初の段階では印象だけを重視しているので、ディテールにはあまり凝らずに進めるのだという。目の周りが決まるとそれ以外の部分も決まるということで、目の周りから重点的に作っていた。会場からの「自分で絵を描くのか」という質問に対しては、デッサンを本格的に習ったことはないが、デッサンは観察力をつけるためにあるため、観察力さえあればできなくても大丈夫だとの回答をしていた。○ZBrush 4R7をPixologic社が紹介森田氏による作業の中盤には、Pixologic社によるZBrushの説明が行われた。ZBrushの特徴は、紙とペンがあれば何かが描けるのと同じように、ZBrushがあれば経験がなくても制作を始められるということだ。「粘土をこねるように作業を進められる」と例えていた。産業分野ではゲーム、映画、マーケットデザインのイラストレーション、製品製作前のコンセプト段階でのアート、テレビコマーシャルなどさまざまな場面で使われており、利用者に合わせて幅広く活用できるという。ハイミ氏とトマ氏は、今回の来日で2月8日に行われたワンダーフェスティバルに参加し、「日本では漫画文化が強い」と実感したとのこと。このほどリリースされた「ZBrush 4R7」についても、いち早く詳細を紹介。ZBrushの特徴のひとつに「ZBrushだけですべての作業が完結できること」があるが、4R7ではそれがさらに強化されたという。○最終的な質感をイメージして作業を進行Pixologic社が「ZBrush 4R7」の説明をしている間に、森田氏の実演も進行。大まかな形が完成。続くディテールでは、質感を考えて作業を進めるという。今回のクリーチャーについては、ぬるっとした首の皮にし、ヒダや顔のシワをつけていた。最終的な質感をイメージしていると作業が早く進むのだという。その様子を見ていたハイミ氏は、球からアウトラインを作っていったことに注目し、「作業をやっていく中で調整を重ねてドラゴン(クリーチャー)ができあがっていった」と話した。トマ氏は作業の早さがZBrushならではであると強調。山田氏は、「デジタルでは、良くも悪くもとことんディテールを突き詰められる」とデジタルならではの特徴を読み取って説明していた。○液晶ペンタブレットは「アナログで制作しているみたい」セミナーの後半では、山田氏が事前アンケートの結果を紹介。会場にいるZBrushユーザーではペンタブレットを使っている人が多いという内容だった。それについて、最近液晶ペンタブレットを買ったという森田氏は、「アナログで制作しているみたいで慣れるとすごく使いやすい。5時間で慣れてしまった」と話した。購入したのは「Cintiq 13HD」だという。メインのディスプレイとミラーリングして使っているという山田氏は、「Cintiq 13HDなら原型を作る感覚のまま、フィギュアを作る感じに近いので良い選択だった」と振り返っていた。そしていよいよ森田氏のクリーチャーが完成。ハイミ氏は「2時間以内で作った作品ではハイクオリティ」と評価していた。森田氏はもともとはモデラー志望ではなく、いろいろなものを作っていたのだという。しかし、クリーチャーを作るのが楽しく、生き物が好きだったことから、現在ではクリーチャーの仕事が9割を占めるようになったそうだ。また森田氏は、日頃から使えそうな質感や造形を頭にストックしておくことの大切さを強調。現存の動物から使える要素を探して、イマジネーションに取り入れておく。実際の作業においては、シルエットが決まれば完成形も見えるため、ディテールにとらわれずに形を突き詰めて、最終的に良い物をつくることを心がけるように意識していると話し、セミナーは幕を閉じた。
2015年02月17日女優の北川景子が、松山ケンイチ主演の映画『の・ようなもののようなもの』(仮題)でヒロインを務めることが17日、明らかになった。同映画は、森田芳光監督のデビュー作『の・ようなもの』(1981年)の続編で、2011年12月に急逝した森田監督を慕う旧知のスタッフとキャストが結集して練り上げた企画。東京の下町を舞台に落語家のようなもの、二つ目(真打になる前のタマゴ)の青春を綴った『の・ようなもの』のその後を描いている。まだ二つ目にもなれていない落語家"の・ようなもの"である出船亭志ん田(松山ケンイチ)は、師匠・出船亭志ん米(尾藤イサオ)の自宅に寄宿して、日々修行に精進。ある日志ん田は、師匠の志ん米に頼まれ、以前この一門に在籍したいた志ん魚(伊藤克信)を探し出す羽目になる。『の・ようなもの』で助監督、『僕達急行A列車で行こう』などで監督補を務めた杉山泰一氏がメガホンを取り、森田監督の遺作となった『僕達急行A列車で行こう』(2012年)でも主役を演じた松山ケンイチが主演を務める。一方の北川が演じるのは、志ん米の一人娘・夕美。北川は『間宮兄妹』(2006年)でスクリーンデビューを飾って以降、森田作品への参加を熱望し続けてきた。松山と共に『サウスバウンド』(2007年)に出演。"チョイ役"でも出たいと『わたし出すわ』(2009年)に特別出演するなど、本作には渾身の思いで挑んだ。映画はすでにクランクアップし、年内の完成を予定。撮影を終え、北川は「杉山組だけど、森田組そのものというか、"また戻ってきた"という感じがしました」と振り返り、「映画のデビューの時に、森田監督の現場を体感できたことは、すごく大きかったと思います」と語る。「『間宮兄弟』のクランクアップの時に、森田さんが『女優をやめないでくださいね』って言ってくださったことがあって、これまでやめようかなと思った時もあったんですけど、その一言が最後の勇気になって、辞めずに続けられているので、その言葉がすごく胸に残っています。映像にこだわってやってこれたのは森田さんのおかげだと思っています」と恩師にメッセージ。「亡くなった時は、前触れもなかったですし、ショックというか、ビックリしました、嘘かなと最初思いました」と当時の心境を明かした。そして、「このチームと出会えたのは(「間宮兄弟」の時の)夕美という役がきっかけだったので、みんなが、『あ、夕美が帰ってきたな』って楽しくなれるような、面影を沢山残した役にしたいなと思っていました」と役柄への思いを語り、「森田さんはいつも、口を片方だけあげて笑ってくれていたんですが、だからそうやって笑ってもらえるようにしたいなというのが、一番強い思いかもしれません。(森田監督が)亡くなった時は心が折れそうになったんですけど、悲しんでいるだけではよくないですから、なるべく森田さんのやってた事を継承できるように、松山さんも含めてですけど、我々で頑張っていきたいと思っています」と意気込みを見せた。杉山監督は企画がスタートした時を振り返り、「相手役のヒロインには、下町育ちで言いたいことをズバッと言う師匠の娘には、『間宮兄弟』の夕美がピッタリだと北川景子さんをイメージして脚本作りをお願いしました」とコメント。「初日からまさしく、ちょっと大人になった、あの時のやんちゃな夕美を全力でかましてくれました。普段の彼女は一見クールでおとなしい印象ですが、一旦芝居に入ると、わき目も振らず猪突猛進でぶつかってくる情熱家で、むしろ現場では抑える芝居をお願いしていた事が多かった気がします」と撮影の様子を語った。
2014年10月17日多くの映画人、映画ファンに惜しまれながら2011年12月に急逝した森田芳光監督。そんな森田監督の死からもうすぐ3年が経とうとしている。そんな中、先日発表された1本の映画が、ファンの間で話題を呼んでいる。彼を慕う旧知のスタッフ・キャストが再集結し、主演に松山ケンイチを迎え、森田監督デビュー作『の・ようなもの』(’81)のその後を描くオリジナル作品『の・ようなもののようなもの』(仮題)。このほど本作のヒロイン役で、森田監督を恩師と慕う女優・北川景子が出演していることが発表され、北川さんからおよそ1000文字にもおよぶ長文コメントが到着した。本作の舞台は、現代の東京の下町。落語家一門の出船亭に入門した志ん田(しんでん/演:松山ケンイチ)は、師匠の志ん米(しんこめ/演:尾藤イサオ)に頼まれ、以前この一門に在籍していた志ん魚(しんとと/伊藤克信)を探し出す羽目になる。実はこの一門を財政的に支えてきたスポンサーの女会長は、クリクリした目玉が大好きという理由で志ん魚を贔屓にしており、志ん米師匠は彼女のご機嫌を取るため、志ん魚をもう一度高座に引っ張りだそうという考えだ。志ん魚を探し回る志ん田。師匠の弟弟子の志ん水(しんすい/演:でんでん)や、昔の門下生たちを訪ね、手がかりを集めようとするが、まったく上手くいかず――。森田監督作『間宮兄弟』(’06)でスクリーンデビューを飾って以降、松山ケンイチと共に出演した『サウスバウンド』(’07)、チョイ役でも出たいと『わたし出すわ』(’09)に特別出演と、森田監督に熱く尊敬の念を抱いていた北川さん。森田監督が亡くなった際、葬儀ならびに告別式の場で人目をはばからず号泣し、各メディアが大きく報じていたことも記憶に残っている人も多いだろう。そんな北川さんは本作では、志ん米師匠のひとり娘・夕美役を演じることとなる。今回の出演には並々ならぬ想いがあったようで、渾身の想いで撮影に臨んだとのこと。今回届いた長文コメントは、その片鱗を感じさせるものとなっている。<北川景子/コメント全文>「『間宮兄弟』という映画でスクリーンデビューさせて頂いていて、その時からほとんどのスタッフの皆さんが変わっていなくて、杉山組(※本作の監督・杉山泰一)だけど、森田組そのものというか、“また戻ってきた”という感じがしました。『間宮兄弟』の合格をもらった時に、『の・ようなもの』のビデオテープを渡されて、何度も見ていたので、そのオリジナルの作品のキャストの皆さんが集結する現場を見た時は、感動して鳥肌が立ちました。映画のデビューの時に、森田監督の現場を体感できたことは、すごく大きかったと思います。『間宮兄弟』のクランクアップの時に、森田さんが『女優をやめないでくださいね』って言ってくださったことがあって、これまでやめようかなと思った時もあったんですけど、その一言が最後の勇気になって、辞めずに続けられているので、その言葉がすごく胸に残っています。映像にこだわってやってこれたのは、森田さんのおかげだと思っています。亡くなった時は、前触れもなかったですし、ショックというか、ビックリしました、嘘かなと最初思いました。今回、声をかけて頂いたことはすごく嬉しいし光栄でした。錚々たる面々の女優さんが森田さんとご一緒されている中で、今回松山さんの相手役にと言って頂けたのは、ラッキーでしかないというか、自分で良かったのかなというのはちょっと思いますけど、でも嬉しかったです。このチームと出会えたのは(『間宮兄弟』の時の)夕美という役がきっかけだったので、みんなが、『あ、夕美が帰ってきたな』って楽しくなれるような、面影を沢山残した役にしたいなと思っていました。すごく純真で、天真爛漫で、明るくてパワフルっていうのが夕美のいいところだと思うので、そういうところは年をとっても変わらないところかなと思ったので、『間宮兄弟』の時のまま、きちんと残しつつ演じようとしました。夕美という役はすごく自分にとっても思い入れの強い役でもあるんです。森田さんはいつも、口を片方だけあげて笑ってくれていたんですが、だからそうやって笑ってもらえるようにしたいなというのが、一番強い思いかもしれません。亡くなった時は心が折れそうになったんですけど、悲しんでるだけではよくないですから、なるべく森田さんのやってた事を継承できるように、松山さんも含めてですけど、我々で頑張っていきたいと思ってます」。「私」ではなく、最後の「我々」という言葉は、まさに森田組の一員であることの証だろう。その決意と共に、どんな役を演じてみせるのか?続報に注目があつまりそうだ。『の・ようなもののようなもの』(仮題)は2015年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月17日「ルシアン ペラフィネ(lucien pellat-finet)」はデザイナーの森田恭通によるコラボレート作品を発表した。13年に公開のクリスタル花瓶に続くコラボ作品として発表されたのは、クリスタルガラス製の切子グラス。ルシアン ペラフィネのアイコンであるスカル柄があしらわれており、価格は5万5,000円。発売は10月下旬を予定している。
2014年10月03日嵐電(らんでん)の名称で親しまれている京都の京福電気鉄道・嵐山駅が、13日のリニューアルに先駆けてプレスに公開された。デザインは伊勢丹新宿店のリモデルなどを手がけた森田恭通。2002年に同氏が行った第1期の駅舎改修から11年が経過し、駅周辺への集客計画が順調に推移、今回は駅のコンコース自体に創造性を持たせ、“エキナカ”効果を狙ったデザインとなっている。今回のリニューアルでは駅構内と周辺エリアの一体化を実施。街と駅を仕切っていた改札口を撤去し、ホームと線路の周囲を“広場”として、ベンチなどを設置し、誰でも自由に回遊・滞在できる「電停のある小さな街」を実現した。2002年に改装した駅正面(西口)が「はんなりゾーン」として3,000本の竹と京都の銘店街で構成したのに対し、今回改装を実施したコンコース側は「ほっこりゾーン」として新たに駅東口を新設。「キモノフォレスト」と呼ばれる友禅をLEDで透過させたアクリルポールを約600本林立させ、日没以降には、入舎する車窓からも幻想的な風景が広がるエンターテイメント性を持たせた。また、コンコース内に嵐山温泉の足湯、駅前の天龍寺にちなんだ「龍の愛宕池」にはカスタムペインターの倉科昌高作の龍を設置、震災復興を願う「福島三春町の滝桜」も植栽された。北側コンコースに新た導入されたテナントには宇治茶の産地の和束町と京福電鉄のジョンイントベンチャーの日本茶カフェ&バーも出店されるなど「従来、あまり訴求できていなかった日没以降の嵐山エリアの魅力を打ち出せれば」と京福電鉄の鈴木浩幸・事業推進部部長。「日本の駅のパブリックゾーンの白い光の空間が僕自身苦手で、今回のリニューアルでも自分自身の得意とする“光”をデザインのテーマに置いた。外国の観光客が訪れて、京都らしいと感じる駅の必要性を以前から感じており、“ザ・キョウト”の嵯峨嵐山でのランドマークになれば」と森田恭通氏は話す。
2013年07月12日