いざゴルフを始めることになったけれどチンプンカンプン。構え方も打ち方も、用語だってほとんどわからないし……と、始める前からちょっと腰が引け気味の方、いらっしゃるのではないでしょうか。「そんな方にこそ、ぶらーんスイングです!」というのは、『気持ちよく打てる はじめてのゴルフ』(高橋書店)の著者である新井真一さん。さっそくですが、お話を聞いてみました。――なんですか、ぶらーんスイングって。「僕が若い人や女性にもゴルフを楽しんでもらうために考えたスイングです。クラブの重さを活かして遠心力でボールを飛ばします。振り子のイメージでクラブを振って、ヘッドスピードが最速になったところで、たまたまそこにあったボールが当たる、というイメージですね。腕力はいりません」(新井真一さん)――運動神経が悪くても大丈夫ですか。「大丈夫ですよ。あんまり考えすぎずに試してみるといいと思います。ゴルフのスイングはイメージをつかむことが大切。頭で考えていては体が動かなくなります。シンプルに、楽しくいきましょう。なにはともあれ『ぶらーん』で解決ですよ!」――なるほど、わかりやすくていいですね(詳しく知りたい方は新井さんの著書を読んでください)。実際にプレーすると、さまざまなゴルフ用語に触れるとは思うのですが、これだけは押さえておきたいといった用語があれば、教えてもらえますか?「用語はゴルフをやっていくうちに自然に覚えていくものだと思うので心配はいりませんが、たとえば俗語だといろいろとありますね。次に挙げる用語を覚えておくと、ちょっとゴルフ通に見えるかもしれません」■てんぷら高々とボールを打ち上げ(揚げ)てしまうミスショットのこと。■ホームランバンカーショットなどでグリーンを超えて反対側にまで達してしまうミスショットのこと。■チーピンマージャンパイの七筒(チーピン)のような軌跡を描き、左方向に極端に曲がるショットのこと。■シャンクチーピンの逆で、極端に右方向に曲がるショットのこと。シャンクとは「すね」の意味し、クラブのスネにあたる部分にボールが当たると極端に右方向に曲がることからこの名前になった。■チョロクラブがボールの頭をかすめ、チョロっとしか転がらないミスショットのこと。■ダフるボール手前の芝を打って穴を開けること。――いろいろあるんですねー。業界用語を知ったような感じで、ちょっと興味がわいてきました!「ゴルフはおじさんのスポーツだと思われているところもありますが、もっと若い人や女性にも楽しんでもらいたいですね。打ちっぱなしだけではなく、実際にコースに出て自然に触れたり、ボールが飛ぶ楽しさを感じてもらいたいです。気持ちいいですよ、ゴルフ!」――ありがとうございました。新井さんいわく、よく練習場に出没し、むずかしい用語で説明を繰り広げる「教え魔」には要注意だそうです。初心者のうちは逆に混乱させられることがあるそうなので、わからないときはわからないと主張しつつ、適当に聞き流すのがコツだとか。周りに流されず、ゆっくりと上達していきたいものですね!(根岸達朗/プレスラボ)【関連リンク】フラッグスゴルフスクール新井さんが校長先生を務めるゴルフスクールです。ひょっとしたら新記録を出せそうな「ギネス記録」あれこれゴルフでギネスはむずかしくてもこっちらならいける?
2009年09月07日