タイププロジェクトは、横浜のまちをイメージした都市フォント「濱明朝」の開発資金を、クラウドファンディングサイト「FAAVO横浜」にて募集を開始した。ファンディング期間は、本日12日より4月10日までの90日間。目標額は300万円。目標額達成時に同フォントのミニセット版、発売時にフルセットをダウンロードできるコースと、濱明朝を使用した名刺やバッグなどがもらえるコースが用意される。「濱明朝(開発名:濱明朝体)」は、都市フォントプロジェクトのひとつとして、横浜をイメージして2009年から開発しているフォント。横浜市・中区の馬車道商店街協同組合が公募した150年記念ロゴタイプにも採用されている。また、同フォントのデザインは、港を往来するフェリーや水平線をイメージしたほっそりとした横画に対し、海上から望む建築群を表現したどっしりとした縦画の太さを持たせた明朝体。縦画と横画の対比を際立たせるという特長をより強く押し出したファミリー展開で、都市の幅の広さや、新しいものを取り入れるといった横浜の懐の深さを表しているという。一方の欧文は、見出しやタイトル、本文や注釈などの幅広い用途での使用を想定し、一貫性を保ちながら太さのバリエーションを持たせ、風にはためく旗や錨のイメージという港らしさを演出し、漢字との調和を考慮したモダンローマン体を採用している。フォントファミリーは、キャプション、テキスト、ヘッドライン、ディスプレイの4つのカテゴリーで、それぞれ6ウエイト、計24フォントで構成される。現在までに1,500字ができあがり、2017年6月の販売開始に向けて今後1年半で残りの約8,000字を制作予定とのことだ。なお、FAAVO横浜でのファンディングページでは、目標額達成時に「ミニセット版」(仮名、英数字、教育漢字に加えて横浜の区表示に使用する92文字を追加した1,555文字セット)、完成時に「フルセット」(スタンダード版/9,498文字収録)が提供されるコース(1万5,000円支援コース以上)と、濱明朝を使用したオリジナル手ぬぐいや名刺、トートバッグなどが提供される支援コースが用意されている。なお、「ミニセット版」の発売予定はなく、提供はクラウドファンディングのみ「フルセット」は2017年に発売予定となっている。ちなみに同社では、都市フォント構想のもと、「濱明朝」のほかに、名古屋のシンボルである金のシャチホコを主要なモチーフとした「金シャチフォント」と、デジタルサイネージ時代のサインシステム用フォントをベースに街区表示用書体として制作した「東京シティフォント」の開発にも取り組んでいる。
2016年01月12日タイププロジェクトは、都市フォントプロジェクトのひとつとして開発中の書体「濱明朝体(仮)」が、横浜市・中区の馬車道商店街協同組合が公募した150年記念ロゴタイプに採用されたことを発表した。濱明朝体は、横画に港を往来するフェリー、縦画に海上から望む建築群という横浜をイメージした明朝体。馬車道150年記念ロゴタイプの最優秀賞は天野和俊デザイン事務所が受賞し、2015年10月31日から11月3日に開催の「第30回馬車道まつり」にて公表された。天野氏は同ロゴタイプについて、「デザインコンセプトを考えるにあたり、『歴史の轍から、未来の轍へ』というキーメッセージを設定しました。150年という歴史の継承と、これから未来の歴史を刻んでゆく現代性あふれる明快な轍のシンボルに、横浜をイメージした濱明朝体を合わせることで、オールドタウン馬車道150年記念を祝うにふさわしい爽やかさを出すことができました」と述べている。なお、タイププロジェクトが2009年に発表した都市フォントプロジェクトとは、文字を活用することで都市のアイデンティティを強化しようという試みで、その地域が育んできた固有の文化を文字のデザインにとりこみ、都市らしさを醸成することを目的としている。現在、名古屋のシンボルである金のシャチホコを主要なモチーフとした「金シャチフォント」と、デジタルサイネージ時代のサインシステム用フォントをベースに街区表示用書体として制作した「東京シティフォント」の開発も行われているということだ。
2015年11月02日佐藤健と神木隆之介を主演に迎え、「デスノート」の大場つぐみ×小畑健コンビの傑作漫画を実写化する映画『バクマン。』。このたび、2015年10月に公開を迎える本作のティザービジュアルが解禁となった。高い絵の才能を持つ、真城最高(サイコー)。巧みな物語を書く、高木秋人(シュージン)。クラスメイトの亜豆美保(アズキ)への恋心をきっかけに、二人はコンビを組み、週刊少年ジャンプの頂きを目指す。編集者・服部に見いだされた最高と秋人。次々と生み出されていく漫画。だがそこに立ちはだかるジャンプ編集部。新進気鋭のライバルたち。そして突如現れ、遥か先を走り始めた若き天才漫画家・新妻エイジ。果たして二人はジャンプの頂点に立つことができるのか――。『モテキ』で日本映画の新たな地平を切り開いた鬼才・大根仁監督がメガホンを握り、週刊少年ジャンプ連載を目指す高校生漫画家(作画担当)・真城最高を佐藤さん、真城とコンビを組む(ストーリー担当)同級生・高木秋人を神木さんが演じる本作。佐藤さん扮する最高が恋心を抱くヒロイン・亜豆役を小松菜奈、最高&秋人と「ジャンプ」連載をめぐり白熱の戦いを繰り広げる最強ライバル、新世代の天才マンガ家・新妻エイジ役に染谷将太が参戦。そのほか最高&秋人コンビの仲間でありライバルとなる漫画家役として、長髪にニット帽がトレードマークの漫画家・福田真太役に桐谷健太、異色系漫画家・平丸一也役に新井浩文、遅咲き漫画家・中井巧朗役に皆川猿時。さらに、最高&秋人の才能を見抜き、2人を支えるジャンプ編集部・服部哲を山田孝之、そんな2人を陰で見守るジャンプ編集部編集長・佐々木役をリリー・フランキー、主人公・最高の叔父で漫画家の川口たろうを宮藤官九郎ら豪華キャストが集結している。メインキャスト陣が発表され、少しずつ全貌が明らかになってきた本作だが、このたび解禁となったのはファン待望のティザービジュアル!主演の2人にフューチャーし、「描く。」、「ジャンプの頂点へ。」と力強いコピーが印象的なビジュアルとなっている。2人が手に持っているイラストはなんと、原作者である小畑氏が今回のために特別に描き下ろしたものだそう。実力派俳優陣が脇を固め、ますます盛り上がりを見せる本作。いったいどのような作品に仕上がるのか?期待は高まるばかりだ。『バクマン。』は10月3日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月13日人気テノール歌手・錦織健がプロデュースし、自らも出演する「錦織健プロデュース・オペラ」の第6弾として、モーツァルト《後宮からの逃走》が、2~3月に全国7都市で上演される(全8公演)。「錦織健プロデュース・オペラ」は、ビギナーも気楽に楽しめるエンタテインメントとしてのオペラ上演を理想に掲げて2002年にスタートした、彼曰く「旅まわりの一座」。抵抗なくオペラに入るためには笑いが一番と、毎回喜劇を題材にした作品を採り上げている。何事も同じだと思うけれど、初体験にはなるべく上質なものを勧めたい。「オペラは初めて」という観客も重視しているからこそ上演クオリティにはこだわっている。日本のトップクラスの歌手たちに「座長」の錦織自身が声をかけて集めるキャストはいつも豪華な顔ぶれ。加えて、稽古の質の高さと内容の濃さは、オペラ歌手たちの間でも評判になっているほどだという。若い頃からテレビのバラエティ番組でロックやポップスを熱唱したりと、オペラを囲む垣根を取り払って広い層のファンを獲得してきた錦織ならではの経験と熱意と本気が結実したプロジェクトと言ってよいだろう。《後宮からの逃走》は「ジングシュピール」と呼ばれ、歌と歌をつなぐたくさんのセリフによって物語が進行してゆくタイプの作品。今回は歌の部分は原語のドイツ語だが(日本語字幕つき)、セリフは日本語で上演するからわかりやすい。わりに単純な物語なので、特別な予習なしでも理解できるはずだ。筋さえわかってしまえばあとは歌芝居。モーツァルトの軽快で美しい音楽と声の魅力を、耳が感じるままに楽しもう。実は歌い手にとってはかなり技巧的で難しい曲も多いのだけれど、観る側としてはそれも大きな楽しみのひとつだ。オペラの筋は、公演タイトルに添えられた錦織発案の「ハーレムから助け出せ!」というキャッチコピーのとおり、スペイン貴族の青年ベルモンテが、誘拐された恋人コンスタンツェを奪還すべく、トルコの後宮(ハーレム)に単身乗り込むという、恋と冒険の物語。最後には大どんでん返しのハッピーエンドが待っている!文:宮本明
2015年02月05日高倉健さんの死去は中国に大きな衝撃を与えた。中国政府からは異例の弔意が発表され、北京の中国大使館には高倉健さんを悼んで花が届けられたという。高倉健さんは日本人が考えるよりもずっと、中国にとって特別な人物だ。○一世を風靡した「白馬の王子」高倉健さんが中国に知られるようになったのは1978年「君よ憤怒の河を渉れ」が「追捕」という中国語タイトルで上映されてからだ。「文革後、初めて中国に入ってきた外国映画だった」と記憶している人も多い。中国版ツイッター「ウェイボー」では、「あの時代、ほとんどすべての女性にとって、高倉健は白馬の王子だったと雑誌で読んだ」と回想されている。「映画はすべての芸術の魅力を越える存在だった」時代、日本からやってきた高倉健さんの映画は見る人すべてを魅了した。高倉健さんはいくつもの映画に出演しているし、中国の張芸謀監督の「単騎、千里を走る。」で主演をしたこともある。しかし、いまだに高倉健さんといえば「君よ憤怒の河を渉れ」の印象が強い。ウェイボーを利用する若者たちにとっては、父母、祖父母が高倉健さんに夢中になった世代だ。彼らから高倉健さんについての話を聞いて育っている。○「硬漢」として生き続けた人高倉健さんは中国で"硬漢"と表現されている。"硬骨漢"という意味だ。ハードボイルド小説は"硬漢派小説"と訳される。「ずっと祖父母に『君よ憤怒の河を渉れ』と高倉健の話を聞いていたけど、彼が世を去って初めて本当に彼のことを知った。彼を悼む文章を目にするたびに涙があふれる。本当の"硬漢"として生き続けた人だ」と評価する人もいる。正直なところを言うと、ウェイボーで日本関係の発言を探す際、日本についての罵詈雑言に類するような発言に出合うことは非常に多い。それを目にせず検索をかけることは不可能だと言ってもいい。しかし、高倉健さんというワードに関してそうした発言は一切ない。誰もがその死を悼み、惜しんでいる。ある人は語る。「今、日中関係の回復はどんどん難しくなっている。高倉健の時代の日中の蜜月が懐かしい」。※本文と写真は関係ありません
2014年11月23日神奈川県横浜市では10月11日~12日、市内各会場にて「横濱JAZZ PROMENADE 2014」が開催される。同イベントは、1993年から開催している日本最大級の規模を誇るジャズ・フェスティバルで、今年で22回目の開催となる。横浜みなとみらいホールでは、10月12日にジャズピアニスト・秋吉敏子さんを迎え、「横濱特集」として横浜に縁のあるミュージシャンたちがほぼノンストップで演奏を行う。また、歌手・渡辺真知子さんも初出演する。横浜元町ショッピングストリートでは両日、プロのデキシーランドジャズバンドが街中を練り歩き、街全体を盛り上げる。イベント会場は、横浜市開港記念会館、関内ホール大ホール・小ホール、ランドマークホール、横浜赤レンガ倉庫第1号館ほか合計49カ所。開催時間は12時~20時頃(会場により異なる)。
2014年10月09日濱コン事務局は12月1日、神奈川県横浜市・関内で「第7回濱コン hamacon@関内」を開催する。同イベントは、グルメ約30店舗を3時間30分自由に渡り歩きながら、食べ放題飲み放題と出会いを楽しもうというもの。訪問できる店舗数に制限はなく、グルメグランプリ等のミニ企画も行われるという。開催時間は、12時45分~16時30分。開催場所はJR関内駅周辺飲食店約30店舗。参加費用は男性6,500円、女性4,500円だが、4店舗以上訪問してWebアンケートに答えた人へはキャッシュバックが行われ、実質男性1,500円、女性500円で参加できるという。なお、同性2名での参加が必須となる。詳細は「第7回濱コン hamacon@関内」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月06日