新潟県・燕三条地域の工場で、ものづくりの現場を見学・体験出来るイベント「燕三条 工場の祭典」が、10月1日から4日まで開催される。13年にスタートした「燕三条 工場の祭典」は、新潟県・燕三条地域の企業が一斉に工場を開放し、年に1回開催されるイベント。期間中は工場で働く職人たちと気軽に触れ合い、ものづくりの現場を見学出来る他、実際にものづくりを体験できるワークショップも実施される。なお、この取り組みは過去2回の開催で大きな話題を呼び、14年には産業観光まちづくり大賞にて経済産業大臣賞、同年グッドデザイン賞を受賞した。第3回を迎える今年は、67拠点の工場が開放を予定している。ラインアップは、150年に渡り培った技と信用を礎に“良く切れて、切れ味が長持ちし、錆びにくい” 包丁を製作する「義平刃物」や、三条下田地区の大自然で育まれた酒造好適米「五百 万石」、「越淡麗」を用いて新潟清酒として代表的な淡麗辛口の酒を製造する「福顏酒造」を始め、鉞(まさかり)や板金用掴箸を手掛ける「水野製作所」、茶器や酒器、花器などの幅広い銅器を製造する「玉川堂」など。ワークショップとしては、日本酒杯を鏡面研磨する体験や、オリジナル庖丁を作る体験、木を削って八角箸を作る体験などが出来る。また、昨年に引き続き、半日で3、4社の工場を効率よく回ることのできるオフィシャルバスツアーも開催。燕三条の知識に長けたボランティアのガイド付きで、様々なタイプの工場に訪問できるコースになっている。その他、夜には工場の作業から離れた職人たちとの交流の場として工場を開き、レセプションパーティーを開催する。【イベント情報】燕三条 工場の祭典会場:新潟県三条市・燕市全域会期:10月1日~4日時間:9:00~16:00(12:00~13:00を除く)料金:無料
2015年07月03日「空間をメディアにしたメッセージの伝達」をテーマにブランディングプロモーションを手掛けてきたJTQ代表の谷川じゅんじが、新潟燕三条の無形文化財・鎚起銅器の老舗「玉川堂」とコラボレーションし、アートピース「鎚起和器『月』」を発売した。鋭く輝く澄んだシルバーの半球体のデザインは、絶えることのない月の満ち欠けがモチーフ。見る角度によって満月から半月、新月へと変わる月の姿が表現されている。ボトルクーラーの他、花器やインテリアオブジェとしても使用出来る。世界で100個のみの販売で、国内価格は45万円。玉川堂は1816年に新潟燕三条に創業し、約200年にわたり鎚起銅器の製法を継承してきた国内唯一の鎚起銅器工房として、文化庁と新潟県より無形文化財指定を受けている。鎚起とは、1枚の銅板を大小様々な金鎚や木槌を使って打ち延ばし、打ち縮めて器を製作する伝統技術。職人の手で一つずつ打ち出される銅器は、使うほど手に馴染み、味わいある光沢を帯びていく点が最大の魅力。2014年8月に東京・青山の骨董通りにショップもオープンした。
2014年11月17日11月29日にH&Mの日本最大級・最多フロアとなる「H&M KYOTO」がオープン。住所は京都市中京区河原町通四条上る二丁目下大阪町354。生命力と日本の象徴として「松」をイメージしたデザインをショッピングバッグやノベルティに投影するほか、世界遺産の元離宮二条城にてH&Mの巨大ショッピングバッグの設置企画も実施。このショッピングバッグのデザインは、日本のアートデザイナー川上俊(SHUN KAWAKAMI)がH&M KYOTO のために書き下ろしたもの。このデザインは、ショッパーのほか、オープニング特典のクラッチバックに。先着1,000名に「H&M KYOTOオリジナル クラッチバック」をプレゼントする。また、京都限定ホリデイコレクションとして、トレンドのブラックやレッドのドレスを販売する。「H&M KYOTO」は京都初出店となる1号店。 阪急京都線の河原町駅からほど近い京都一のファッション激戦区「四条河原町エリア」に位置し、売場面積は日本最大級となる約3,400平方メートル、国内最多の7フロアを誇る大型店舗だ。このように地域性とコラボレーションするという取り組みは、ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン社として、これまでにない試みとなっており、京都のならではの“和テイスト”を盛り込むことで観光客を取り込む狙いもあるようだ。
2014年11月14日京都大学iPS細胞研究所(CiRA)は、iPS細胞の初期化の過程として、ヒトの体細胞は、中胚葉や内胚葉の細胞のもととなる「原条」と呼ばれる構造の細胞に似た状態を経て初期化されることを明らかにしたと発表した。成果は、CiRAの高橋和利講師、同・山中伸弥教授、スタンフォード大学の田邊剛士研究員(元CiRA)らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、日本時間4月24日付けで英オンライン科学誌「Nature Communications」に掲載された。ほ乳類の発生過程で現れる溝の様な構造。マウスの場合、発生開始から6~7日目に見られ、この部分で細胞の形態が変化し、中胚葉や内胚葉の細胞のもとになる。山中因子ともいわれる、初期化因子因子「OSKM」こと「OCT3/4」、「SOX2」、「KLF4」、「c-MYC」を含む転写因子を発現させると、分化した体細胞が多能性を獲得するが、その効率は決して高くない。この効率の悪さの要因として、OSKMの添加に加えて、「初期化の障壁を取り除く」あるいは「未だに知られていない2次的なイベントが必要である」と考えられてきた。それらを明らかにすることで初期化効率の改善が期待されるわけだが、集団の中で大部分を占める初期化されそこなった細胞が各種解析結果において大きなノイズとなり、初期化の分子機構を研究する上で障壁となっていた。そのため、iPS細胞へと初期化される過程にある細胞の中で起きているイベントを捕まえることはとても難しいのが現状だったのである。昨年、高橋講師らは細胞表面の抗原(タンパク質)である「TRA-1-60」を指標に初期化途中の細胞を集めるという手法を開発。ヒトの細胞の内、OSKM誘導によって生じたTRA-1-60陽性細胞がiPS細胞へと初期化される途中段階の細胞であることを示すことに成功した。また、TRA-1-60陽性細胞の動態解析から、初期化の開始段階ではなく、その後の成熟過程がボトルネックとなって初期化の効率を決めていることも明らかにしている。しかし、実は初期化途中の細胞の特徴についてはまだほとんどわかっていないという。そこで今回の研究では、真正なiPS細胞の候補である途中段階の細胞としてTRA-1-60陽性細胞を集め、遺伝子発現についての解析を実施したのである。「ヒト線維芽細胞(HDF)」にOSKMを作用させてからさまざまな日数において、iPS細胞へと初期化される途中の段階であるTRA-1-60陽性の細胞(d3~d49)が回収され、それらの遺伝子発現が調べられた。比較として、もとのHDF細胞に加え、初期化が終わったiPS細胞(iPSC)やES細胞(ESC)、さらにiPS/ES細胞から少し分化させた細胞の「内胚葉(EN)」、「中胚葉(ME)」、「神経外胚葉(NE)」、「原条様中内胚葉(PSMN)」についての解析が行われた。すると、初期化途中の段階の細胞、特に20~49日目の細胞はPSMNにとても似ていることが明らかになった。また、初期化の途中にあるTRA-1-60陽性細胞ではPSMNに特徴的なマーカー遺伝子の「BRACHYURY(T)」、「MIXL1」、「CER1」、「LHX1」、「EOMES」などが一過的に活性化していることが確認されたとする。一方でほかの系統の細胞に特徴的なマーカー遺伝子は一時的に活性化することはなかったという。これらの結果から、TRA-1-60陽性細胞が初期化の後半でPSMNと似た遺伝子発現をしていることがわかったというわけだ(画像)。以上の結果から、iPS細胞へと初期化される際には、原条の様な状態を経ていると考えられるという。逆に原条の状態を誘導すると、初期化の効率が高くなることが予想されるとする。そこで原条に関連する転写因子をいくつかOSKMと同時に誘導したところ、FOXH1を利用した場合にできるiPS細胞のコロニー数が飛躍的に増加することが確認された。また、FOXH1の機能を「RNA干渉法」により抑制すると、iPS細胞のコロニー数も対応して減少。これらの結果からFOXH1が初期化を促進することがわかったのである。今回の成果により、TRA-1-60を目印として初期化の途中にある細胞を捕まえる戦略により、初期化途中の細胞がPSMNと似た状態を経ることが明らかにされた。このPSMNに似た状態が次第に変化して、iPS細胞へとさらに初期化されるというわけだ。初期化過程の研究を進めることで、iPS細胞のより強固な樹立を可能にすることができると考えられるとしている。
2014年04月25日新潟県燕市で、4人のおいらんが大河津分水桜並木と地蔵堂本町通りを練り歩く「分水おいらん道中」が開催される。日にちは4月21日。昭和初期に始まった「分水おいらん道中」は、燕市の春における風物詩で、今年で71回目を迎える。古来の姿のままの行列とともに、おいらんも独特の外八文字の歩きを再現するという。会場では、おいらん「染井吉野太夫」との記念撮影をすることができ、また自らおいらんを体験できる「おいらん変身コーナー」も設置されるとのこと。そのほか、春の到来を告げる「分水花見音頭&舞踏ショー」や「分水太鼓」などのアトラクションも用意されている。なお、おいらん道中は、12時30分から地蔵堂本町通りで、14時10分から大河津分水桜並木で行われる予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月15日エースコックは2013年1月7日、熊本県名物「太平燕」に熊本県の人気キャラクター「くまモン」をデザインしたカップスープ、「くまモンの太平燕だモン!」を発売する。はるさめスープの「太平燕」は、熊本県で様々な味にアレンジされているが、本商品はちゃんぽん味がベースになっている。ポークとチキンエキスをたっぷり使い、魚介の旨味が凝縮された白湯スープがはるさめにしっかり絡む。シャキシャキ食感のキャベツや風味のいいエビ、卵、ねぎ、シイタケなどが、かやくとして添えられている。「思わず買ってしまう」を目指し、「くまモン」を前面に押し出したインパクト満点のデザインになっている。希望小売価格は150円(税抜き)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日11月27日、ネスパス表参道・新潟館で高品質なアイテムを生み出す新潟・燕三条の名品と出会えるイベント「厳選!ものづくり Made in 新潟」が開催された。イベント会場にはそれぞれのブースで、新潟・燕三条の技術を活かした逸品がずらりと勢ぞろい。ブースを見渡すと、デザイン性の高い製品が多いことに驚く。思わず手にとってその品質を確かめたくなるものばかりだ。出展した多彩な企業の商品の中から、おうちスタイル編集部が気になったアイテムをピックアップしてご紹介。こちらは新潟県三条市「 株式会社坂源 」の生花用ハサミ。丸く可愛らしいデザイン性の高さだけでなく、手に取ると軽く優しい使い心地が実感できる。こちらの商品は、現在、渋谷ヒカリエで開催中の47都道府県のグッドデザイン賞受賞品を展示しているイベント「 47 GOOD DESIGN 」のメインビジュアルに起用されているので、目に留まった方も多いのでは。そして、こちらは「 株式会社タカヒロ 」のコーヒードリップポット。プロ仕様として手に届きにくかった専用コーヒードリップポットも、こちらはミニサイズの展開もあり、一般家庭でもこだわりの一杯を求める方に好評とのこと。綿密に計算された注ぎ口の広さ・角度によって、湯を注いだ際にコーヒー粉をふんわりと包み込み、初心者でも簡単にハンドドリップで美味しいコーヒーを楽しめるそう。角度によって様々な表情をみせる多様なカラーリングも美しい。ちょっと毛色の違う、こんな品も。新潟県三条市「 株式会社明間印刷所 」のレーザー加工技術を使用したペーパーアイテム。繊細かつ丁寧なカットで、美しく細工された招待状や席次表は、手に取ると思わず感動の声が出るほど。その製作技術は日本刀作りからルーツを持つという「 株式会社山村製作所 」の理容バサミ。研ぎ澄まされた刃と刃をピアノの調律のごとく重ねを調整した、プロが手放せない品だそう。古くからの確かな技術を大事に育み、新たなものづくりに活かしていく姿勢が伝わる逸品だ。そしてこちらは、近年はヨーロッパやアジアなど世界中に販路を拡大しているという「 株式会社 角利製作所 」の製品。木目とフォルムが美しいこちらは鰹節削り器、その名も「鰹音(かつお)」。台座の下に直接受け皿を置き鰹節を滑らせると、丹念に磨がれた刃で細やかで匂いたつ鰹節ができあがる。この「鰹音(かつお)」を製作・販売している角利製作所の取締役・加藤氏からは、ヨーロッパでの販売で垣間見えた“モノ選び”の本質をうかがうことができた。「本当に良いモノは、ブランドや流行で、値段や売れ行きが振り回されることはない。“人”が実際に手にとって使用し、その価格に値すると真に理解されたモノは、必ず売れ続け、生き残るんです」その言葉通り、どの商品を手にとっても、「ものづくり」への情熱とこだわりが伝わる品がずらり。地方産業の職人たちの情熱と技術から産まれる逸品を、ぜひその手で確かめてみてはいかが。-------------------------------------------------「厳選!ものづくり Made in 新潟」参加企業リスト ・磨き屋シンジケート (燕商工会議所) ・オークス 株式会社 ・杉山金属株式会社 ・株式会社 タカヒロ ・下村企販 株式会社 ・大岩彫金 ・株式会社マルト長谷川工作所 ・株式会社山村製作所 ・株式会社坂源 ・吉金刃物製作所 ・有限会社 石田製作所(ISHIDA FACTORY) ・株式会社 MGNET ・雑貨創造 ・株式会社 角利製作所 ・SHIKIEN 株式会社 ・株式会社 明間印刷所
2012年12月05日ネイルアートを普段から楽しんでいる女性が、一度はとまどうシチュエーション。缶のプルタブを開けるときに、せっかく大事に伸ばした爪が割れたり、お気に入りのアートに傷がついたりするのを気にして困った経験が一度はあるはず。今回ご紹介する「 CANGAL 」は、大切なネイルを傷つけることなく、缶のプルタブを開けることができる、ハイヒール形のプルタブオープナー。ハイヒールのつま先部分をプルタブに差込み、テコの原理で押し上げるとカンタンに飲み口を開けることができる。そしてなにより、女性なら一目見てテンションがあがるこのデザイン! ハイヒール型のベースに、細部にまでこだわったデコレーションが施されたアイテムは、アクセサリーとして身に付けたい完成されたデザインになっている。このデザインは、ネイルアーティストたちがそのセンスを活かして一つずつ手作業でデコレート作業を施した逸品なのだそう。 そしてこのハイヒール型のベースは、日本有数の金属加工技術を持つ、新潟・燕三条の職人によるハンドメイド。その1日の生産量は、なんと4個のみだとか! 「最高品質」基準をクリアしたものしか世に送り出さないという厳しい「ものづくり」ポリシーから生み出されるこのアイテムからは、手に取った人すべてが、その品質に込められた想いを感じ取れるはず。ちなみにこの「 CANGAL 」、男性から女性へのプレゼントとして購入することも多いそう。丹精こめてつくられたものだからこそ、大切な人に贈りたくなるのも頷ける。これからのクリスマスシーズンに、ぜひカレにおねだりしてみては。そんな「 CANGAL 」を生産する有限会社石田製作所をはじめ、極められた技術による高品質なアイテムを生み出す新潟・燕三条の名品と出会えるイベント「厳選!ものづくり Made in 新潟」が、11月27日(火)に 表参道・新潟館ネスパス で開催される。ネスパス表参道・新潟館は、表参道ヒルズすぐ裏手という好立地に位置する新潟県の名産品が集まる物産館。こだわりの逸品探しに、表参道へ足を伸ばしてみて。【厳選!ものづくり Made in 新潟】開催日時:2012年11月27日(火)13:30~17:00場所:「表参道・新潟館ネスパス」3F展示会・商談スペース主催:新潟県・新潟ベンチャーキャピタル株式会社後援:(財)にいがた産業創造機構(NICO)参加費:無料 ・イベント詳細
2012年11月19日インターネット通販サイトを運営するネットプライスは13日、洋食器・金物有数の地、新潟県燕市と三条市で製造された『MADE IN 燕三条FURUSAWA 鍛冶屋の爪切り』をネットプライスにて初回限定120個の販売を開始した。ネットプライスが販売を開始した「MADE IN 燕三条FURUSAWA 鍛冶屋の爪切り」(セット内容:本体、甲丸(こうまる)爪ヤスリ、本革ケース)の価格は1万円(税込)。世界で3社のみ保有する江戸時代からの伝統技術を駆使し、職人が手作りすることで生まれた鋭く美しい切れ味2枚爪や切り口がガタガタになることもなく、巻き爪、硬い爪、厚い爪でも細かくきれいに切ることができる。オリジナルの金型や微妙な角度の調整といった伝統技術で生み出され、ネイリストからも高い評価を受け、海外からも指名があるなど、専門家や世界にも認められた一品「硬度60の鋼S60C」で切れ味が長持ち硬度55のステンレスでも充分な硬さだが、より切れ味を保つために硬度60の鋼S60Cを使用爪切りの元祖「ニッパー型」で、掴みやすく、足爪も簡単、どちらの手でも切れる形状掴みやすい湾曲の持ち手、さらに軽くするために穴を開けた”古沢デザイン”は意匠権を獲得しており、少しの力でスムーズにカットできるネットプライスは、日常生活により上質な日本製アイテムの活用を提案できるよう、全国にある良品を発掘し、顧客の声を反映した商品を提供するとともに、日本発、グローバルな商品に焦点をあてて、日本が誇る産業を応援していくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月15日