NAPPOS PRODUCE 舞台『トリツカレ男』が、10月16日(土)に開幕する。初日を約1ヵ月後に控えた稽古前の想いを、キャストの野田裕貴(梅棒)、畑中智行、原田樹里の3人に尋ねた。いしいしんじの小説(新潮文庫)を演劇集団キャラメルボックスが舞台化し、好評を博した本作。2009年にはアトリエ・ダンカンプロデュースによる音楽劇も上演された。レストランでウェイターとして働くジュゼッペは、何かを好きになると寝食を忘れて没頭することから“トリツカレ男”と呼ばれている。三段跳びに熱中した結果、世界新記録まで出すほどの彼が次に取り憑かれたのは、外国から来た少女ペチカだった──。初演(2007年)・再演(2012年)とジュゼッペを演じた畑中を横に、2021年版で同じ役に扮する野田は「先輩が偉大すぎて自分でよろしいんでしょうか……」と不安げ。すると畑中はすかさず「野田くんが楽しんで演じれば、おのずとオリジナリティは発揮されるから大丈夫!」と背中を押す。聞けば野田自身には“アイドルオタク”な一面があるらしく「何かに“トリツカレ”てしまうジュゼッペに共感しながら演じられそう」という。劇中で、ジュゼッペは原田演じるペチカに恋をする。その恋路を応援するのが、畑中扮するハツカネズミのトトだ。同じ作品内での役替わりを、脚本・演出を務める成井豊から「主人公の幸せをいちばんに願うバディ役は、これまでジュゼッペを演じて気持ちを掴んでいる畑中が演じるにふさわしい」と語られたエピソードを明かした畑中は、「とにかく野田くんが楽しんでくれるよう“給水”します」と稽古場での女房役も買って出る。二人の様子を微笑ましく見守っていた原田は、本作の初演を観てキャラメルボックス入団を決意し、再演にはジュゼッペ幼なじみのカメラマン・イザベラ役として出演している。人生の岐路を左右したこの作品の魅力について聞くと、「出番の多寡を問わず、登場人物すべてに存在意義があるんです」と熱っぽく語る。原田は続いて「中にはジュゼッペの気質をバカにする人もいると思うけど、ペチカを想って懸命にひた走る彼を周りのキャラクターが全力で支える姿を見たら『欠点含めて、ありのまま生きていいんだ』と肯定されます」と作品が発するメッセージにも踏み込む。野田と畑中も「迷いや葛藤している人が観たら励まされるよね」と同意し、インタビューを結んだ。公演は10月24日(日)まで、東京・こくみん共済coopホール / スペース・ゼロにて。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2021年09月22日ヴァンパイアをイメージしたインパクトのあるメイクとアクロバティックなダンスが話題を呼んだ『傷つく準備はできてる』で’13年に韓国で大ブレイク。今や、韓国音楽番組1位常連となった6人組ユニットVIXX。 “超”がつくほどイケメンルックスな彼らが、アンアンだけに教えてくれた近況報告がこちら! * ** レオ:僕が最近熱中したのは、三浦春馬さん主演のドラマ(『僕のいた時間』)。不治の病で体が動かなくなってしまうストーリーで……。 ホンビン:レオ、泣いたんでしょ? レオ:……よく覚えてない。 ホンビン:その反応は泣いたね(笑)。 レオ:(首を振りながら、ホンビンをちょっとにらむ) ホンビン:その目は「愛してる」って意味だと受け止めておくから(笑)。 ヒョギ:僕の日本ドラマでのナンバーワンは『花より男子』。グループでは末っ子だから、F4に入れるなら、リーダーになってみたいな。 エン:日本のドラマや映画は、みんなよく観ているよね。日本語の勉強にも役立つし。 ホンビン:日本語だったら、僕は日常会話を勉強中。最近覚えたのは「お先に失礼します」。これ、けっこう使えるフレーズ! ヒョギ:最近は、練習後にひとりで合宿所の近所にある映画館に行くことも多いです。この前観たのは、エンタメ系の『ワイルド・スピード7』。日本のシーンもありました。 ラビ:僕は、カラダ作りのために運動を再開しました。筋肉作りにいいタンパク質を摂取するために、この2週間で卵を200個食べましたよ。 全員:ええ~っ!? ラビ:朝は卵焼きで10個、昼にゆで卵を8個、夕方は寿司で10貫。こんな調子で過ごしていたから、200個は軽く超えてるはず。ちなみに黄身は食べないで、白身だけです。 エン:ラビが空港でソワソワしていて。日本に着いてすぐスタッフに質問したことが「卵はどこで食べられますか」(笑)。 ラビ:無事、コンビニでゆで卵をゲットできたので、ほっとした(笑)。 ◇ヴィックス2012年、オーディション番組『My DOL』を勝ち抜いた6人で結成し、『SUPER HERO』でデビュー。昨年、『Error』で日本デビュー。4月に行われたアリーナ公演では約1万5000人を動員。 写真・畑中清孝(高橋事務所) ※『anan』2015年5月20日号より
2015年05月14日