40代に入って毎月数回は起こるようになった目まい、耳鳴り。世界がゆがんでぐるーんと回り出す、耳の奥でキーンと音が鳴る……。その気持ち悪さは、いつまでたっても慣れないものです。このまま目まい、耳鳴りが増えていったらどうしよう、そう思った私はまず耳鼻科を受診してみました。そこで言われた目まい、耳鳴り改善のコツや実践の結果をお伝えします。40代に入って増えた目まいと耳鳴りそれは、いつも突然やってきます。世界がぐらっと揺らいで、ゆっくりぐるーんと回る感覚。そう、目まいです。私の場合はいつも左から右へ景色がゆがんで回っていき、同時に耳の奥でキーンとかツーンとかいう音が聞こえるのです。もともと私は、若いころから、目まいを起こすことが多かったように思います。ただ、40代に入ったこのごろ、前よりも頻繁に目まいと耳鳴りが起こるのです。例えば、暑いなか庭仕事をしたあととか、仕事が思いどおりにならずにイライラしたときとか……。思い返すと、私の母もよく目まいを起こし、「更年期でつらい」とこぼしていました。私もついにその年代に突入かと思いつつ、もしこのまま悪化の一途を辿ったら外出先や車の運転などの場面で危ないこともあるのではと少し心配になったのです。耳鼻科で言われた「気持ちをラクに」更年期が原因の目まいだとすれば婦人科。でも、ネットで検索したところ、耳鼻咽喉科の情報に目まいを起こす病気として、メニエール病や良性発作性頭位めまい症などの可能性もあるとあったので、まずは耳鼻科に行ってみることにしました。耳鼻科では、目まいを再現するという検査をしました。先生が私の頭をあっちこっちに向けて目まいを誘発してくれるのですが、目まいは出ず、耳鼻科の病気ではないという結論に。そして、耳鼻科の先生に言われたのです。「目まいや耳鳴りは自律神経の具合も影響するから、あまりカッカせずに気持ちをラクにね」と。自分なりに体得した「ゆるめる」コツ私はかなりののんびり屋なので、そんなにカッカしたりはしていないと思うけど……と感じたのですが、よく考えると目まいや耳鳴りが起こるのは仕事や家事で無理をしたときです。暑かったりイライラや心配で気をもんでいるときなど気が詰まったような感じのときにグラッとくる印象があります。先生は「目まいが起こったときは、服も気持ちもゆるめる」とおっしゃったので、暑いなかでの作業や在宅での仕事をするときには、あえてゆったりと締め付けない服を選ぶようになりました。それでも目まいが起こったときは、すぐに横になって休みます。これで目まいや耳鳴りの頻度が減ったわけではありません。でも、病気ではないとわかったこと、目まいを止める「メリスロン」という頓服薬をもらったこと、何より「心と体をすぐにゆるめる」というコツを教えてもらったことで、目まいが起こるのではないかとビクビクすることが減り、その結果うまくゆるむことができているように思います。まとめ40代になって徐々に目まいや耳鳴りが増えた私。耳鼻科でひとまず病気ではないと診断されて一安心でした。そのとき教えてもらった「ゆるめる」というコツ。病気ではないという診断と、頓服の薬をもらったことも相乗効果となって、うまく心と体をゆるめるコツを体得できたように思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年08月27日妊娠中がこんなに大変だなんて知らなかった! と驚いたのは私だけではないと思います。こんなに体調が悪くて本当に大丈夫なの? 赤ちゃんは……? そんな不安な妊婦生活中に私が発症した「目まい症」の体験についてお話しします。 私とつわりのファーストコンタクト「うっ」と言ってトイレへ駆け込む主人公。次に登場するときにはうれしそうに微笑みながらおなかの上に手を置く。「できちゃったみたい……」なぁんてシーンを、みなさんも一度はご覧になったことがあるのではないでしょうか。 私がつわりというものを初めて知ったのはドラマの中でした。妊娠すると吐き気を催すらしい、そう漠然と思っていたのです。その体調不良は一時的なもので、まさか数カ月も続くことがあるなんて想像さえしませんでした。 初めての妊娠。私の体どうしちゃったの?気分がすぐれない、これってもしかして……? と妊娠検査薬を使用してみたら、結果は陽性。うれしい気持ちもありつつ、不安のほうが大きかったように思います。そんな私をもっとも苦しめたのが、妊娠17週ごろからの目まい。寝ている間まで目が回ってしまい眠れない……。 ついには洗濯機におなかをぶつけてしまい、これは危ない! と産院に電話したところ、耳鼻科の受診をすすめられました。目まいが耳鼻科で診察してもらえると知らなかった私は、半信半疑で受診してみたところ「目まい症」と診断されました。このとき、妊娠21週でした。 「目まい症」の診察と治療法診察ではベッドで横になり、目の動きを診ていました。キョトキョトと目が動いてしまうのが特徴ということで、その様子を私も見せてもらうと、素人から見ても黒目が細かく動いているのがわかりました。これでは目が回るはずです。妊娠中ということもあり治療方法が気になるところですが、私の場合、薬はなし。教えていただいた簡単なストレッチをするだけで、症状がとても軽くなったのには驚きました。 ストレッチは、布団の上で座った状態から体を横に倒し、起き上がり、また反対側に体を倒すという「おきあがりこぼし」のような動きをするだけ。妊娠中でも可能な簡単なものでした。 目まいは妊娠中のマイナートラブルの1つだそうです。私もつわりの吐き気で目まいがするんだと思い込んでしまい、受診するのが遅くなってしまいました。どうしても目が回る……という症状がある場合は、耳鼻科に相談すると解決するかもしれません。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年01月06日