アルバックは9月3日、使用中のドライ真空ポンプに接続することで消費電力の削減を可能としたドライポンプ省電力化アタッチメント「ECO-SHOCK ES4A」を開発、販売を開始したと発表した。同製品は、生産ラインの中でも消費電力が大きいドライ真空ポンプの消費電力削減を目的に開発されたもの。主に、仕込取出し室の頻繁な繰り返し排気を行うドライ真空ポンプや、N2のようなシールガスの使用量が多いドライ真空ポンプなどに適用が可能だという。同社のドライ真空ポンプの原理は簡単に説明すると、ロータが収まった部屋(ケーシング)を多段構成させ、各ケーシングにてロータを回転させることで空気を圧縮し、次段のロータがある部屋にそれを送ることで、真空度を引き上げていくといったもの(多段ルーツ型)。同製品は、その最終部分である逆止弁部分に取り付けることで、吸気口と排出口の圧力差をなくし、多段ロータ部分をより真空に近づけることにより、ポンプに搭載されているモータの電力消費量を減らすことを可能とし、それにより電力削減を可能としたもの。ポンプの能力を変えずに消費電力を削減できるため、既設の設備にも取り付けることも可能だとするほか、すでにアジア各国での特許も取得済みだという。具体的な削減量については、例えば通常使用で3.2kW程度の消費電力であったものを1kW未満へと落とすことが可能とのことで、300Lのチャンバを60秒のタクトで繰り返し排気をした場合、何もつけない場合と比べて34%の電力削減になるという。また、シールガスが10L/minといった環境でも電力消費量を50%程度削減することが可能であり、第8.5世代の液晶工場1ラインあたりで200台程度取り付ける箇所があるとのことで、すべて取り付けた場合、年間で電力料金が9811万2000円の削減が見込めるとする。なお同製品は、すでに販売を開始しており、価格は59万円(税別)から。初年度300台の販売を目指すとしている。
2015年09月03日メリタジャパンは8月18日、保温性のあるステンレス製真空二重構造のポットを採用したコーヒーメーカー「NOAR(ノア)」を発表した。発売は8月下旬で、希望小売価格は税別12,000円だ。NOARは、コーヒーサーバー部に保温性のあるステンレス製真空二重構造のポットを採用。ヒーターなどを使わないため、長時間コーヒーを保温しても煮詰まらず、コーヒーの香りや味が長持ちしやすい。氷を入れれば保冷もできる。また、ポットは持ち運び可能だ。また、コーヒーの抽出には、同社独自の1つ穴フィルターを採用。内側に刻まれたミゾで熱湯の流れをコントロールし、最適な状態でコーヒーを抽出する。フィルター底面にはしずく漏れ防止機能が搭載されており、ポットを外してもプレート部が汚れにくい。ポットは容量が700mlで、口径が約70mmと大きく内部まで洗いやすい。フタはレバー式を採用。本体にはコーヒー抽出時と終了時に音で知らせる「お知らせアラーム」機能を持つほか、抽出終了の約1分後に自動で電源を落とす「オートオフ」機能も備える。カラーはブラックとホワイト、グレーの3色。サイズはW269×D152×H311mmで、重量は1.7kg。
2015年08月18日●さらに大容量を求める声が日立アプライアンスは7月16日、冷凍冷蔵庫のプレミアムモデル「真空チルド」の新シリーズ全12製品を発表した。同日に都内で開催された新製品発表会では、最上位モデルの「R-X7300F」について説明。また、新機能の性能をアピールする数々のデモンストレーションを行った。○大容量化と保鮮性能を求める声製品発表会には最初、日立アプライアンス 取締役 家電・環境機器事業部長の松田美智也氏が登壇。松田氏は「2013年は増税前の駆け込み需要により、冷蔵庫の需要が高まったが、その反動で2014年は大きく減少した。しかし2015年以降は回復傾向にあり、今後も冷蔵庫の需要台数は増え続けるだろう。また、最近は501L以上の大型製品の割合が増えており、今後も大容量化へのニーズが高まると考えている」とコメントした。日立アプライアンスが2014年に発売した670Lタイプの大容量冷蔵庫「R-X6700E」の購入者に行ったアンケートでは、購入時に最重視したポイントとして、「大容量」が最も多く挙げられた。また、購入者の8割は「さらに大容量の製品を購入したい」と答えたという。また、401L以上の製品使用者を対象とした調査で、次に冷蔵庫を購入する際、重視するポイントとして1位になったのは「容量、サイズ、省エネなどの基本性能」、次点が「野菜の保鮮性能」だった。これらの結果を受け、新製品の開発では「大容量化」と「野菜の新鮮さの保持」を重視したという。○プラチナ触媒で野菜を「眠らせる」真空チルドシリーズはもともと、光触媒を使用して野菜を新鮮なまま保持する「スリープ野菜」を搭載していた。これは、野菜から発生するエチレンガスや匂いの成分を触媒によって分解し、炭酸ガスを発生させるという機能。庫内の炭素ガス濃度が上がると、野菜は呼吸活動が制限され、「眠る」ような状態になる。このため、水分の放出が通常よりも大幅に抑えられ、栄養素の残存率もアップするという。新製品では、北海道大学 触媒化学研究センターとの共同研究により、光触媒に代わって「プラチナ触媒」を採用した。プラチナ触媒は光触媒と同様、エチレンガスなどに反応して炭酸ガスを発生させる。ただし、触媒反応面積が光触媒の約30倍に広くなるという点が異なる。プラチナ触媒では、光触媒の約6倍のエチレンガスを分解し、約2.1倍の炭酸ガスを発生させられるそうだ。光触媒を採用していた従来モデルは、炭酸ガス発生量の問題で野菜庫の一部しか「スリープ野菜」機能を搭載できなかった。しかし、新製品では野菜室すべてのエリアで野菜を眠らせるスリープ野菜に対応した。さらに、R-X7300Fは野菜室の湿度を高め、野菜のみずみずしさを保つ「うるおいカバー」「うるおいユニット」を搭載している。触媒による高炭酸ガス環境をキープするため、庫内は密閉性が高く結露が発生しやすい。そのため、うるおいカバー下部に「蒸散ボード」を搭載。蒸散ボードのおかげで、高湿度ながら結露しにくい理想的な庫内環境を作り出した。●冷蔵庫で気になる省エネ性能○真空チルド室にもプラチナ触媒を採用「真空チルド」シリーズの名前にもなっている、真空チルド室も健在だ。真空チルド室では、室内の空気を真空ポンプで吸引して約0.8気圧にする。食品の周囲の酸素を減らすことで酸化を抑え、食材の栄養と鮮度を守る機能だ。また、気圧をコントロールする関係上、高密閉構造になっているので、湿度も保てて食材の乾燥を防げる。新製品では、この真空チルド室にもプラチナ触媒を搭載。魚や肉といった食材表面を炭酸ガスでコーティングすることで、食材表面を弱酸性化。これにより、肉などのタンパク質を分解する酵素の働きが低下して、食品の劣化を抑制できる。○大容量でも使い勝手を犠牲にしないR-X7300F最大の特徴ともいえるのが、業界最大の定格内容積、730Lであること(※)。庫内幅は最大約78cm。大きな寿司桶もそのまま庫内へ収納できる。 ※2015年7月16日時点、日立アプライアンス調べ。庫内サイズが大きくなると「冷蔵庫の扉が重い」「庫内の奥のものが見えづらい」といったデメリットも発生しやすい。しかし、R-X7300Fは冷蔵室、野菜室、下段冷凍室がすべて電動ドアに対応。軽くスイッチを押すだけで、自動的にドアや引き出しが開く。また、冷蔵室はもちろん、真空チルド室と野菜室にも独立してLED照明を配置。庫内が奥まで明るく見やすいように工夫されている。そのほか、引き出し式の野菜室と下段冷凍庫はフルオープン可能。一番奥にしまい込んだ食材も取り出しやすい。○マルチバルブ制御で省エネ性能もアップ冷蔵庫の課題でもある「省エネ」性能もアップした。日立アプライアンスの冷蔵庫では、2011年モデルから、温度や湿度にあわせて、冷媒液の流れる経路を切り替える「冷却バルブ制御」を採用していた。今回の新製品ではさらに、使用状況に合わせて、使用する極細管を切り替える機能を追加。昼間はパワフルに運転、家族が寝静まった夜中は省エネ運転といった切り替えができる。1つのバルブで、5つの冷媒口を切り替える「マルチバルブ制御」によって、より高い省エネ性能を実現しているという。○コンパクトな下位モデルも発表今回の発表会では、最上位機種のR-X7300F以外に11機種が発表された。製品は大きく分けて3シリーズ。R-X7300Fと同じく両ドアタイプの「Xシリーズ」、野菜室の電動引き出し&フルオープン機能を搭載していない両ドアタイプの「Gシリーズ」、片開きドアタイプの「Sシリーズ」だ。Xシリーズは730Lタイプの「R-X7300F」のほか、670Lの「R-X6700F」、620Lの「R-X6200F」、565Lの「R-X5700F」、517Lの「R-X5200F」の計5機種。また、Gシリーズは620Lの「R-G6200F」、565Lの「R-G5700F」、517Lの「R-G5200F」、475Lの「R-G4800F」の計4機種。Sシリーズは501Lの「R-S5000F」、470Lの「R-S4700F」、415Lの「R-S4200F」の計3機種を用意する。
2015年07月16日日立アプライアンスは7月16日、大容量冷蔵庫「真空チルド」シリーズの新モデルを発表した。フラッグシップモデル「Xシリーズ」5機種の推定市場価格は、定格内容積が730Lの「R-X7300F」が460,000円前後、670Lの「R-X6700F」が430,000円前後、620Lの「R-X6200F」が400,000円前後、565Lの「R-X5700F」が370,000円前後、517Lの「R-X5200F」が350,000円前後(いずれも税別)。R-X7300F、R-X6700F、R-X6200Fの3機種が8月13日発売、R-X5700FとR-X5200Fの2機種が8月27日発売。真空チルドシリーズでは、独自の「新鮮スリープ野菜室」や「真空チルドルーム」に新たにプラチナ触媒の発生装置を設置し、食材の保存性能を向上させた。プラチナ触媒は、野菜から出るエチレンガスやニオイ成分を分解し、新鮮に保存するための炭酸ガスを多く生成する。このプラチナ触媒を採用することで、野菜室とチルドルーム内の炭酸ガス濃度を上げ、野菜のみずみずしさ、肉・魚の鮮度を保つ。北海道大学が開発したプラチナ触媒を、北海道大学との共同研究により、家庭用冷蔵庫として世界で初めて採用した。新鮮スリープ野菜室は、従来機種では下段ケース奥側のスペースに限られていたが、新製品では野菜室内の上段・下段・たて収納スペースのどこででも、野菜の呼吸活動を抑制する「スリープ保存」が可能となった。「うるおいカバー」「うるおいユニット」によって、結露の発生を抑えながらも、高湿度な環境を維持する。Xシリーズでは、野菜室に「電動引き出し&フルオープン」機能やLED庫内灯も採用し、野菜室の使いやすさを追求している。新鮮スリープ野菜室と同じプラチナ触媒を採用する「真空チルドルーム」も保存性能が向上。炭酸ガスをルーム内に充満させるだけでなく、約0.8気圧の真空状態にすることで、食品の酸化を抑えて新鮮さをキープするという。省エネ技術では、パワフル運転や省エネ運転など異なる運転状況でも、2つの冷却サイクルを切り替えて効率よく制御する業界初の「マルチバルブ制御」を搭載。使用状況に合わせて最適な冷凍サイクルに切り替える。5つの冷媒口を設けて経路の切り替えを1つのバルブで行うなどの工夫で省エネ性能をアップした。最上位機種のR-X7300Fには、収納スペースの広がった製氷室に、フタ付きの「小物収納スペース」も設けられている。ここではアイスクリームや保冷剤などの小物をまとめて整理可能だ。R-X7300Fの本体サイズはW880×D738×H1,833mm。定格内容積は冷蔵室が386L(うち、チルドルームが28L)、冷凍室が207L、野菜室が137Lの合計730L。カラーバリエーションは、グラデーションブラウン、クリスタルミラー、クリスタルシャンパンの3色となっている。また、ミドルクラスの「Gシリーズ」4機種と、片開きタイプの「Sシリーズ」3機種も同時に発表された。電動引き出し&フルオープンなどの機能を省略する。推定市場価格は、Gシリーズの定格内容積620Lの「R-G6200F」が360,000円前後、565Lの「R-G5700F」が330,000円前後、517Lの「R-G5200F」が310,000円前後、475Lの「R-G4800F」が300,000円前後。Sシリーズの定格内容積501Lの「R-S5000F」が280,000円前後、470Lの「R-S4700F」が270,000円前後、415Lの「R-S4200F」が260,000円前後(いずれも税別)。発売はR-G6200FとR-G5700Fが8月27日、R-G5200FとR-G4800Fが9月17日、R-S5000FとR-S4700F、R-S4200Fが10月1日となっている。
2015年07月16日ミックスウェーブは7月1日、米Cypher Labsのポータブル真空管アンプ「AlgoRhythm Trio」を国内向けに発表した。発売は7月2日で、希望小売価格は83,500円(税別)。AlgoRhythm Trioは、仏Thomson(現Thales)のサブミニチュア管「6111」を使用したポータブル真空管ヘッドホンアンプ。アナログ入力専用機で、入力端子、出力端子ともφ3.5mmステレオミニジャックを1系統装備する。周波数特性は30Hz~100kHz(±1dB)で、出力は32Ω負荷時が220mw、50Ω負荷時が140mW、300Ω負荷時が80mW、600Ω負荷時が40mWとなっている。Hight/Lowの2段階のゲイン調節も可能だ。充電はUSB経由で行い、約4時間でフル充電される。効率95%の電源回路を採用しており、真空管を使用したポータブルアンプでありながら、約8時間の連続動作が可能だ。本体サイズはW118×D69×H24mmで、質量は約243g。充電用MicroUSBケーブル、ステレオミニケーブル、ACアダプター、キャリングケースなどが付属する。
2015年07月01日サーモスは2月17日、新ブランド「VECLOS(ヴェクロス)」から第1弾の製品として、真空ワイヤレスポータブルスピーカー「SSA-40M」と「SSA-40S」を発表した。発売は3月6日。価格はオープンで、推定市場価格はSSA-40Mが10,000円前後、SSA-40Sが18,000円前後(いずれも税別)。サーモスは、同社が魔法びんメーカーとして培ってきた真空技術を活かし、このたび「VECLOS」ブランドとして真空遮音分野へ参入する。第1弾の製品となるSSA-40MとSSA-40Sは、同社の真空技術とパイオニア社から提供された音響技術により開発された。音は空気の振動であり、真空中では伝わらない。SSA-40MとSSA-40Sではこれを利用して、エンクロージャーに魔法びんと同じ高真空二重構造を採用。余分な振動を伝えないことで、クリアで切れのあるサウンドを実現している。また、ノイズを防ぐために重く頑丈になりがちなエンクロージャーも、真空構造を採用することによって、軽く小さくなった。SSA-40Mはモノラルスピーカーで、SSA-40Sはステレオスピーカー。いずれもリトラクタブルタイプのスタンドを装備しており、任意の方向へスピーカーの角度を調整可能だ。Bluetooth 3.0+EDRに対応しており、スマートフォンなどからワイヤレスで再生を行うことができる。対応プロファイルのA2DP、AVRCPで、音声コーデックはSBC。Bluetoothのほか、φ3.5mmステレオミニジャックも装備している。使用しているユニットはφ40mmで、実用最大出力はSSA-40Mが3Wで、SSA-40Sが2.7W×2だ。サイズは約W52×D61×H94mmで、重量はSSA-40Mが約160g、SSA-40Sが約300gとなっている。電源には内蔵バッテリーを用い、約3時間でフル充電される。SSA-40Mは最大で約10時間、SSA-40Sは最大で約6時間の連続再生が可能だ。
2015年02月17日コルグと、ノリタケカンパニーリミテドは、蛍光表示管の技術を応用した新しい真空管「Nutube」を共同開発したと発表した。今回新たに開発されたNutubeは、従来の真空管と同じく、アノード・グリッド・フィラメントの構造を持ち、完全な3極真空管として動作する。また、従来の真空管と同様、真空管特有の豊かな倍音を生み出す。ノリタケカンパニーリミテドのグループ会社であるノリタケ伊勢電子の蛍光表示管の技術を応用することによりその構造を工夫し、従来の蛍光表示管に比べて従来真空管の2%以下の電力という大幅な省電力化、容積比で従来の真空管に対し30%以下となる小型化、連続期待寿命3万時間の長寿命を実現するなど、品質向上に成功したとのことだ。なお、現在開発している「Nutube 6P1」は、コルグの楽器作りの経験を活かし、楽器に使用した際に豊かな倍音を生み出すようチューニングされている。Nutubeを搭載した製品は2015年中の発表を目指して現在開発中。
2015年02月06日イーケイジャパンは27日、同社の「ELEKIT(エレキット)」ブランドから、フォノイコライザーアンプを搭載する「真空管プリアンプキット(TU-8500)」を発表した。価格は48,600円。アナログレコードの再生に必要なフォノイコライザーアンプを搭載した、真空管プリアンプの組み立てキット。工作時間は約4~5時間としており、はんだごて、はさみ、ラジオペンチ、ニッパーなどが必要と、工作の難度は若干高い。イコライザーアンプには、音質を重視したCR型を採用した。カートリッジはMM(LOW)型とMC(HIGH)型に対応し、背面スイッチでモードを切り替える。ノイズが少ないオペアンプ「NJM2068DD」×2基を搭載しており、ソケット式なのでオペアンプの交換も可能だ。フラットアンプは真空管「12AU7(ECC82)」×2本を使用し、利得は3倍と1倍を切り替えられる。電源には低漏洩磁束のRコアトランスを、B電源にはFETリップルフィルターを採用した。また、真空管を直流点灯することによって、ハムノイズも抑えている。カップリングコンデンサは、大型のものに交換可能。イコライザーアンプ部の主な仕様は、利得(1kHz)がMM型で37dB、MC型で63dB、SN比がMM型で108dB、MC型で88dB、入力抵抗がMM型で50kΩ、MC型で100Ω。フラットアンプ部の主な仕様は、利得が3.1倍(9.8dB)または1.15倍(1.2dB)、周波数特性が2Hz~70kHz / 2Hz~280kHz、SN比が122dB / 129dB。音声入力インタフェースはRCA×4系統、3.5mmミニジャック。音声出力インタフェースはRCA×1系統。本体サイズはW252×D270×H73mm、重量は約3.1kg。
2015年01月29日1台6役「ヘルシー」「おいしい」「時短」を実現家電の製造・販売を行う株式会社エスキュービズム・エレクトリックは、世界初、加熱もできる真空ミキサー「らくっく」を開発し、ヨドバシカメラを代表とした大手家電量販店、楽天などのインターネットショップにて1月中旬より販売を開始する。真空ミキサー機能に、加熱(茹でる・蒸す・煮込む)機能をプラスし、多機能を1台に集約しているにもかかわらず、省スペース化を実現し、日本のキッチンに最適サイズとなった今までにない(世界初の)家電調理器だ。スムージーのような混ぜるだけの調理でも、「真空で混ぜる」ため“素材の酸化”が少なく、見た目や味がフレッシュなままビタミンの破壊も少ないためヘルシーなのだ。簡単な調理からダイエットフードまで8つのモードスープメーカーやスチームクッカーがもつ機能があるため、カレールーやスープ、ジャム、さらには、温野菜やふろふき大根のような本格調理まで、「らくっく」1台で様々な調理を行うことが可能だ。しかも、真空ミキサー機能の「真空で混ぜる」「煮込む」「茹でる・蒸す」「真空保存」「再加熱」と競合他社の機能のほぼすべてを兼ね備え、新たに「真空下ごしらえ」機能の追加により、従来の調理器に比べて、短時間で味が均一につき、食材の芯まで調味料が染み込みおいしくヘルシーに調理ができる。これらの機能をひとつにまとめながらコンパクトな設計となり、また、真空状態のまま保存をすることもできる優れものだ。製品情報品名:加熱もできる真空ミキサーらくっく品番:WM-001JANコード:4562434296009発売日:2015年1月中旬価格:オープン(プレスリリースより引用)(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社エスキュービズム・エレクトリック
2015年01月09日エスキュービズム・エレクトリックは1月5日、真空ミキサー「らくっく WM-001」を発表した。発売は1月中旬。価格はオープンで、推定市場価格は30,000円前後(税別)。WM-001は、真空ミキサーに加熱機能をプラスした製品。「真空で混ぜる」「真空で下ごしらえ」「真空保存」「煮込む」「茹でる」「蒸す」「再加熱」「スープを作る」の8つのモードを持っており、幅広い調理に使用することができる。真空状態にすることで、素材の酸化を抑えた調理が可能。また、煮込み料理や下ごしらえでは、短時間で味を均一にしみこませることができる。カップ容量は、ミキサーカップが800mLで、真空保存用の保存カップが600mL。真空保存は「真空保存袋」でも行うことができる。真空保存袋は製品に6枚付属するが、オプションとしても販売される予定だ。本体サイズはW209×D235×H371mm。消費電力は、ミキサーモードで300W、スープモードで500Wとなっている。
2015年01月05日理化学研究所(理研)は、真空の屈折率1.0よりも低い屈折率0.35を実現した3次元メタマテリアルの作製に成功したと発表した。同成果は、同所 田中メタマテリアル研究室の田中拓男准主任研究員、国立台湾大学の蔡定平教授(当時 台湾ITRC 所長を兼務)らによるもの。詳細は、ドイツの科学雑誌「Advanced Optical Materials」のオンライン版に掲載された。メタマテリアルは、光を含む電磁波に応答するマイクロメートルからナノメートルスケールの共振器アンテナ素子を大量に集積化した人工物質で、共振器アンテナ素子をうまく設計することにより、物質の光学特性を人工的に操作できるという特性を持っている。しかし、これまで報告されているメタマテリアルのほとんどは、その共振器構造の2次元的な平面パターンを基板表面に加工したものだったため、ある特定の入射方向の光のみにしかメタマテリアルの特性を示さなかった。今回、研究グループが開発したメタマテリアルは共振器アンテナ素子を3次元的に加工し、基板に垂直な方向に対して縦、横、斜め方向と立体的に配置したため、メタマテリアルに垂直な軸周りのどの方向からの光に対してもメタマテリアルの特性を発揮できるという。研究グループでは、このような等方性を持つ3次元メタマテリアルを数mm角のサイズで実現したことも今回の大きな成果であるとしている。さらに、この作製したメタマテリアルの光学特性を測定した結果、32.8THzの光に対して0.35という真空よりも低い屈折率を持つことを確認した。このような物質は自然界には存在せず、極微細構造を用いて人工的に作り出して初めて実現できる物質であるという。そして、真空よりも屈折率が低いメタマテリアルは、高速光通信や透明化技術(透明マントなどの光学迷彩)、光学顕微鏡の限界を超える超分解能レンズ(スーパーレンズ)などに応用できる可能性があるとコメントしている。
2014年11月04日ドスパラは26日、真空管を採用した小型のヘッドホンアンプ「DN-11623」を、同社直営の「上海問屋」限定で発売した。価格は10,999円。「Electro Harmonix 6922EH」真空管を搭載した、コンパクトな据え置き型ヘッドホンアンプ。従来モデル「DN-84335」のマイナーチェンジとなり、真空管が「Philips 6922」から変更されるとともに、ボディカラーがゴールドになった。オペアンプは「TI NE5532」で、刺さるような高音や余剰な低音がないナチュラルなサウンドに仕上げた。真空管ならではの暖かみある音はそのままに、体感と艶のある音楽を楽しめるとしている。入力はステレオRCAとステレオミニジャック、出力はステレオミニジャック。入力インピーダンスは10kΩ、最大入力は+18dBV、再生周波数帯は25Hz~150000Hz(±3dB)、出力は300mW/ch(16Ω)および102mW/ch(300Ω)、最大増幅音量は20dB/ch。電源には付属のACアダプタを用いる。本体サイズはW67×D118×H79mm。
2014年09月28日忙しい毎日、夕食づくりは楽しみでもあり、ちょっとおっくうでもあり。そんな日々、意外にピンチ!と思うのは、食材を買い込んでいるのに、急な会食など予定していた食事がつくれないとき…。あの食材が古くなってしまう、と何となく晴れない気持ちになったことはありませんか?(c) Africa Studio - Fotolia.comそんなときに時間を止めてくれるのが「真空」というマジック。まとめ買いの習慣が多い海外では家庭にバキューマーを持ち、食材を長持ちさせることも一般的だといいます。シンプルな “スティック型のバキューマー”に注目ただ大げさな機械だと、それはそれで面倒なもの。わたしが注目しているのはシンプルなスティック型のバキューマーです。ブラック&デッカーの「マルチフードキーパー」は、一見、キッチンにすっきりと立つスティック。使い方もシンプルで、専用のタッパーやパック袋に吸引口を当て、スイッチオン。簡単に中を真空状態にすることができます。ブラウンのボディで、充電されているときは緑のランプがついている。これを吸い込み口にあててスイッチを押すだけ。コードレスでUSB充電なのも嬉しい。音がちょっと大きいな、と思うけど、大コンテナなら中に半分ものが入っていれば、30秒ほどで真空完了するのです。 鮮度だけじゃなく栄養もキープ、漬け物から低温調理まで! 次のページへ≫ 食品の劣化防止だけじゃなく栄養もキープ!低温調理まで「真空」にすることで食品が酸化しない分、劣化を防ぐというわけ。この食材、明日まで大丈夫かな…なんて思った日は時間を一瞬、真空効果でストップ。鮮度だけではなく、なんと栄養までもキープするそうです(食材の状態などで保持期間は変わります)。ぎゅっと食材を押し込めるから、食材の下味をつけたり(たとえば鳥の唐揚げなど)、漬け物もスピーディに。フランス料理などで使われる低温調理(60〜70℃に保って、じっくりと熱を加える調理法)もできるのです。 面倒なワインの脱気、サングリア作りもカンタンに! 次のページへ≫ 面倒なワインの脱気もカンタンに個人的にうれしかったのがワインの栓。おうちご飯で一本はなかなか飲みきれないワイン。空気に触れさせないで保管するために、今までしゅこしゅこ、手動式のストッパーでがんばっていたけれど、これならボタン一つで残ったワインの空気を抜いてくれます。ボトルに半分残ったワインなら、17秒ほどで脱気完了!急なおつきあいや残業で翌日回しになったご飯も、鮮度保存ばっちりのワインと一緒にゆっくりと楽しみましょう。そんな“心のゆとり”まで生み出してくれます。また、味がしみやすい特性を利用して、飲み残したワインをタッパーにいれ、これまた冷蔵庫の食べきれない果物を入れて真空にしておけば、手軽なサングリアの完成です。(または飲み好きの人向けコンポートも…!)そんな新レシピも楽しく考えられそうですね。写真はリンゴをワインで煮込んだコンポート。真空だとより味が落ち着きます。 ちなみにこのブラック&デッカー、アメリカで月面切削の機械までつくっていた、 電動工具メーカーなのだそうです。本格的なブランドだけど、日本のキッチンにも適したスティック型のスリムなボディも評価高し、です。 マルチフードキーパー VC100 全長25cm 21,600円(税込)/丸形のコンテナ大1個、小2個、真空パック袋、ワインキャップ2個付き ・ブラック&デッカー TEL 03−5979-5677
2014年09月03日東芝ライフスタイルは19日、炊飯器「真空圧力IH保温釜」シリーズの「RC-10VPH」「RC-18VPH」を発表した。発売は7月中旬。価格はオープンで、市場想定価格はRC-10VPHが税別100,000円前後、RC-18VPHが税別105,000円前後。RC-10VPHとRC-18VPHは、新しい内釜「備長炭本丸鉄釜」を採用している。側面が丸く、上部にすぼまった形をしており、均一に釜内を高温にする形状。内釜の表面には遠赤外線効果を持つ備長炭入りのコーティングが施され、発熱部分には発熱効率の良い鉄を用いることで、大火力の熱をすばやく起こす。じっくり強火で炊き上げる「かまど名人」コースには、加熱前に短時間でお米に吸水させる「真空うまみ引き出し」機能を搭載。真空ポンプの減圧効果でお米から空気を抜き、通常よりも短い時間で吸水できる。また、「かまど名人」コースでは「もちもち」「やわらか」「しゃっきり」と、好みに応じてお米を炊き分けられる。そのほかの炊飯モードには「ふっくら古米コース」や約26分で炊飯が完了する「そくうまコース」「ecoモード」があり、炊飯以外の調理コースには「パン発酵」「パン・ケーキ」「温泉卵」などもある。RC-10VPHのサイズはW270×D360×H229mmで、重量が約6.5kg。最大炊飯容量は1.0Lとなっている。RC-18VPHのサイズはW297×D387×H267mmで、重量は約8.0kg。最大炊飯容量は1.8L。両モデルとも白米、玄米、発芽玄米、雑穀米に対応している。消費電力は1,420Wで、白米最大保温時間は「真空美白保温」で40時間、「ecoモード保温」で12時間となっている。カラーはパールホワイトとグランレッドの2色。下位モデルとして、7月中旬に鍛造かまど本丸釜を採用した「真空圧力IH保温釜」シリーズの「RC-10VXH」「RC-18VXH」、6月中旬に鍛造かまど銅釜を採用した「RC-10VSH」「RC-18VSH」と「RC-10VRH」「RC-18VRH」を発売する。価格はオープン。市場想定価格はRC-10VXHが65,000円前後、RC-18VXHが68,000円前後、RC-10VSHが43,000円前後、RC-18VSHが46,000円前後、RC-10VRHが30,000円前後、RC-18VRHが33,000円前後となっている。
2014年05月19日サーモスは1日、ファッション雑誌「sweet」のオフィシャルブロガーでありアートディレクターの鈴木淳子氏とコラボした「真空断熱ケータイマグpremium collection」4商品を数量限定で発売する。同商品は、サーモス史上最軽量モデルとうたう「真空断熱ケータイマグJNL-350/500」と鈴木氏がコラボした、オリジナルデザインのケータイマグ。同社によると、ケータイマグのメインユーザー層は30~40代女性だが、最近では20代女性でも学校や職場などにマイボトルを持参する人が増えており、カフェでコーヒーをオーダーする際にマイボトルを使用する人もいるという。20代女性をターゲットに「かわいい」「自分で使いたい」と思えるデザインを目指した。0.35Lモデルではピンクリボン、スイートホワイトの2色、0.5Lモデルではマリンリボン、ミスティパープルの2色、計4色を展開する。外箱も金箔文字を使うなど、プレミアム感のあるデザインを盛り込んだ。デザイン上のこだわりとして鈴木氏は「単純にかわいくって、女の子がずっと使えるデザインってなんだろう……って考えたら、花とボーダーの2種のプリントの4つのマグになりました。マグって毎日使うかもしれないし、ずっと使うかもしれないものだから、かわいいけど飽きない、さりげなく持ち歩きやすいバランスを目指しています。友達に、彼女に、娘に、お母さんに、ちゃんと使えるプレゼントとしても活躍してほしいです」とのコメントを発表している。価格は各オープン価格。参考価格は0.35Lモデルが3,150円、0.5Lモデルが3,675円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月01日サーモスは人気商品である「サーモス・真空断熱ケータイマグ」の新モデルを、全国の量販店にて発売開始した。このほど発売した真空断熱ケータイマグ「JNL-350/500」は、従来モデルをリニューアル。軽さとコンパクトさ、手入れのしやすさを追求し、デザイン性や質感を高めた。本体重量は、JNL-350(容量0.35L)が約170g、JNL-500(容量0.5L)が約210gと、従来品に比べ約20~30%の軽量化を実現。同容量帯で最高クラスの軽さとなった。同商品は高い温度・冷たさを保つ魔法びん構造。飲み口を外して洗えるシンプル構造で、お手入れも簡単にできる。飲み口はワンタッチで開き、飲みやすさにもこだわっている(ロックリング付き)。カラーはピーチ、ミント、バーガンディー、ディープパープル。価格は4,725円(JNL-350)、5,250円(JNL-500)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月21日