2023年3月28日に逝去した音楽家・坂本龍一と深い関わりがあった東京・初台のNTTインターコミュニケーション・センター [ICC]にて、2023年12月16日(土) より『坂本龍一トリビュート展(仮称)』が開催される。坂本龍一は、90年代初頭の黎明期よりインターネットに関心を持ち、インターネット・ライブを実施するなど、作品へのメディア・テクノロジーの導入を積極的に行なってきた。以降、1996年のメディア・アーティスト、岩井俊雄とのコラボレーションをはじめ、2000年代以降は、カールステン・ニコライ、高谷史郎、真鍋大度、毛利悠子といったアーティストとのインスタレーション制作など、現代美術、メディア・アートの分野でも多くの作品の制作。ICCとの関わりは同館開館以前のプレ活動期間(1991年〜)に遡り、展覧会の企画に連動したコンサートの開催(『ローリー・アンダーソン展』 2005年)や、ICC開館10周年および20周年記念企画展も坂本と高谷史郎によるものだ。2017年に開催されたICC開館20周年記念企画展「坂本龍一 with 高谷史郎|設置音楽2 IS YOUR TIME」は台湾に巡回し、作品《IS YOUR TIME》は北京での坂本の個展にも出品されたほか、現在は中国・成都で大規模個展『SOUND AND TIME(一音一時)』が行われている。メディア・アートという分野においてもはかりしれない功績を残した坂本龍一への追悼を込めて行われる今回の展覧会では、親交のあった ライゾマティクスの真鍋大度を共同キュレーターに迎え、過去の演奏データをもとにした作品や、国内外のアーティストによるかかわりのある作品、これまでのICCでの展示などの記録によって構成。未来に向けた坂本龍一像を提示することを試みる。<開催情報>『坂本龍一トリビュート展(仮称)』会期:2023年12月16日(土)~2024年3月10日(日)会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]ギャラリーA
2023年10月23日ウーマンエキサイトのスペシャルサポーター「ママリーダーズ」のメンバーで、ワイン&みそソムリエとして活躍中。同じくママリーダーズの真鍋摩緒さんとともに姉妹ユニット“ママカラ”としても活動する、真鍋摩梨さんを紹介します。■真鍋摩梨さん真鍋摩梨 Mari Manabe プロフィール(社)日本ソムリエ協会認定 ソムリエ(社)みそソムリエ協会認定 みそソムリエ都内のフレンチレストラン、インポーターで研鑽を積み28歳で独立。自身のワインコミュニティ「日本ワイン交流会」を立ち上げ全国でワイン会を開催し、各地のワイン好きの方々が楽しくつながれる場を作る。一方で、六本木ヒルズけやき坂にある1ツ星フレンチ「ジャンジョルジュ・トーキョー」のソムリエールとして4年勤務、ワインスクール講師やワインリスト監修など、ワインに関わること全てを仕事にするという枠にとらわれない自由なスタイルでワインの魅力を広めている。プライベートでは6歳の娘を育てるシングルマザー。娘と出演したdocomoスマートフォンXperiaのCMや、BSテレ東「辰巳琢郎の葡萄酒浪漫」に現在もレギュラーで出演するなど、メディアでの活動も積極的におこなっている。生年月日 : 1983年5月25日子ども : 娘(2013.5)居住地 : 東京都Instagram: @mari_manabe Facebook: 座右の銘 : 本能に正直に生きる。何事にも想像力を忘れない。
2019年08月30日ウーマンエキサイトのスペシャルサポーター「ママリーダーズ」のメンバーで、株式会社ママカラ 代表取締役で料理家、タレントとしても活躍中の真鍋摩緒さんを紹介します。■真鍋摩緒さん真鍋摩緒 Mao Manabe プロフィール株式会社ママカラ 代表取締役。2005年よりタレント業をスタートし舞台やバラエティ番組への出演を中心に活動。明るいキャラクターと進行力を評価され、2007年よりJリーグ中継にて清水エスパルス担当リポーターを5年間務め、スポーツリポーター、旅・食リポーター、イベントMCなどの仕事へシフトする。2011年フードコーディネーター専門学校を卒業後、料理家としての活動を開始。子どもたちや料理初心者に向けた料理教室や食事会を定期プロデュース。メーカーや店舗へのメニュー提案、メディアへの出演、レシピ提供も行う。2013年ジャパンビアソムリエ協会認定ビアソムリエとなる。2014年フードイベントのトータルディレクションを行う為、起業。食品メーカーとの商品開発やPR事業、キッチンステージのディレクションなど幅広く行う。2016年入籍、男児を出産する。2017年 IHTA認定チャイルドボディセラピストの資格を取得。2018年こども成育インストラクター 食専科の資格を取得。2019年4月より株式会社ママカラを設立。「ママの働きがいをデザインする」をコンセプトにママ、こども達、家族に特化したイベント企画ディレクションやメディアコンテンツ制作を手掛ける。【肩書・資格】料理家、食育インストラクター、ビアソムリエ、リポーター、MC、チャイルドボディセラピスト、こども成育インストラクター 食専科 生年月日 : 1985年5月21日子ども : 息子(2016.8)居住地 : 東京都HP: 株式会社ママカラ Blog: 真鍋摩緒って、だれ? 真鍋摩緒オフィシャルブログ Instagram: @maomanabe Facebook: 座右の銘 : できるかできないかじゃなくて、やる。
2019年07月01日アンテプリマ(ANTEPRIMA)から、アーティスト・真鍋太郎とのコラボレーションによるワイヤーバッグ「フク(FUKU)」が、2017年11月15日(水)に発売される。PICARO TAROの名前で知られる真鍋太郎は、イラストやオブジェ、アートディレクションやライブパフォーマンスなど、平面・立体・空間を問わず様々なジャンルで活動を展開し、動物をモチーフとした作品を数多く創作しているアーティストだ。その中でも犬を多く描いていることから、毎年干支にちなんだバッグを展開するアンテプリマとのコラボレーションが実現。愛くるしい目が特徴の黒柴犬をモチーフに、2種類のワイヤーバッグが制作された。使い勝手の良いトートバッグタイプは、シャンパンゴールドのワイヤーバッグに黒柴犬のモチーフが全面に編み込まれたデザインで、ワイヤーバッグらしいシンプルなシェイプながら存在感が抜群。また、インナーには真っ赤な生地を使用することで、「フク(福)」とう名の通りの、おめでたい雰囲気を演出している。そして、インパクト絶大な立体型の「フク」は、まるで本物の黒柴犬のような佇まいが愛らしい、スペシャルなワイヤーバッグ。思わず手を伸ばして触れてみたくなる、大人の遊び心満載のキュートな仕上がりだ。なお、両ワイヤーバッグにはアーティストオリジナルデザインの缶バッチ大小2つが付属。商品タグも、今回のコラボレーションのための特別仕様となっている。【商品情報】PICARO TARO MANABE×ANTEPRIMA FUKU発売日:2017年11月15日(水)■トートバッグ価格:79,000円+税サイズ:W32cm × H27cmカラー:マットホワイト×シャンパンゴールド×エナメルブラック展開店舗:ANTEPRIMA/WIREBAG全店■立体型ワイヤーバッグ価格:120,000円+税サイズ:W20cm × H36.5cm x D13cmカラー:オーロラホワイト×エナメルブラック展開店舗:公式オンラインストア、銀座店、六本木ヒルズ店、表参道ヒルズ店【問い合わせ先】株式会社アンテプリマジャパンTEL:0120-03-6962
2017年10月13日東京・お台場にある日本科学未来館で11月3日から5日まで、音楽とテクノロジーを駆使した世界規模の文化&芸術の祭典「MUTEK.JP 2017」が開催される。2000年よりカナダ・モントリオールでスタートした、世界最前線のデジタルアートとエレクトロニックミュージックによるフェスティバル「MUTEK」。デジタルクリエイティビティーや電子音楽、 オーディオビジュアルアートの創造性の開発、 文化芸術活動の普及を目的に、新たなライブエンターテインメントの提案に取り組み、これまでにメキシコシティーやバルセロナ、ブエノスアイレスなど、世界中の都市で開催し国際的な祭典として発展を続けている。東京では2016年に「MUTEK.JP」が立ち上がり、同年11月には20組以上の国内外アーティストと音楽家を招いて、渋谷のWWW、WWW X、レッドブルスタジオ東京の3会場にて初開催された。アルヴァ・ノト(ALVA NOTO)ことドイツ人アーティストのカールステン・ニコライ(Carsten Nicolai)や、マックス・クーパー(MAX COOPER)、 ダーシャ・ラッシュ(DASHA RUSH)など、 国際的に活躍する20組を超える国内外の音楽家やアーティストが参加し、延べ3,000名を越える来場者を記録した。今回はお台場の日本科学未来館を舞台に、様々なデジタルアート、テクノロジー、ライブエンターテインメント、ワークショップなどさまざまなコンテンツが予定されている。ロンドンの鬼才ジェームス・ホールデン(JAMES HOLDEN)がツアーバンド、アニマル・スピリット(The Animal Spirit)を率いてオーディオ・ヴィジュアル・ショーケースにて出演する他、ベルリンを拠点に活動するミュージシャンでメディアアーティストのロバート・ヘンケ(Robert Henke)によるプロジェクトのライブセットも決定。他にも、世界各国のメディアアートイベントやフェスティバルにてパフォーマンスを披露する2人組ユニット、ノノタク(NONOTAK)や、国内屈指のメディアアート集団のライゾマティクス(Rhizomatiks)の中心人物である真鍋大度(Daito Manabe)が今年開催されたバルセロナの「Sonar Festival」で『ニューヨーク・タイムズ』誌が選ぶベストアクトにも選出されたDaito Manabe & Nosaj Thingとして登場する。加えて、ダブスクワッド(DUB SQUAD)、フランチェスコ・トリスターノ(Francesco Tristano)、HVOB、インターシティエクスプレス(Intercity Express)など、8月にモントリオールで開催された「MUTEK」への出演で話題となったアーティストも出演する。加えて、4日の深夜に渋谷のWOMBでコラボレーションイベント「WOMB x MUTEK」が予定されている他、5日は同期間に都内各所で様々なイベントが行われている「Red Bull Music Festival」とコラボレーションし「MUTEK.JP x Red Bull Music Festival」が共同開催される。なお、チケットは10月2日よりチケットキャンプ()他、チケットインフォメーションに記載のサイトにて販売中。【イベント情報】「MUTEK.JP 2017」会期:11月3日~5日会場:日本科学未来館住所:東京都江東区青梅2-3-6時間:3日17:00~23:30、4日17:00~23:30(WOMB×MUTEK.JP は4日23:00~5日4:30)、5日18:00~22:00料金:3日、4日は当日6,500円(前売5,500円)、5日は当日・前売TBA、3日間通し券1万3,000円(※チケットキャンプにて300枚限定3日間通し特別割引チケット9,800円あり)
2017年10月02日9月16日(土)・17日(日)・18日(月・祝)に東京・TOKYO ODAIBA ULTRA PARKで行われる『ULTRA JAPAN 2017』への出演で話題沸騰中のUnderworld。これに先駆け、9月15日(金)Zepp Namba(OSAKA)で行われるライブのサポートアクトに石野卓球、真鍋大度の2組が決定した。Underworld チケット情報このスペシャルライブは大阪のみで行われ、毎回革新的なプロダクションで会場を熱狂の渦に巻き込むUnderworldのフルスケールのパフォーマンスが体感できる、まさにプレミアムな一夜!チケットは発売中。
2017年09月04日とんでもなくスペシャルな一夜になりそうだ。11月27日(月)に行なわれるラン・ランと真鍋大度のコラボレーションが大きな注目を集めている(東京国際フォーラムホールA)。ラン・ラン(p)/真鍋大度 チケット情報天与の才能はもとより、その柔軟な音楽性で、共演する巨匠たちの美質をもばりばりと吸収し続けるピアニストのラン・ラン。すでに現代を代表する名演奏家の風格を十分に感じさせる一方で、今年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」のテーマ曲ではヤルヴィ&NHK交響楽団とともにスケールの大きい華麗なピアノ・ソロを披露して、お茶の間での人気もうなぎのぼりだ。11月、ラトル&ベルリン・フィル来日公演のソリストとして同行する彼が、一日だけ開くソロ・コンサート。それが過去に例のない世界初の企画なのだ。真鍋大度は世界が注目するメディアアーティスト、プログラマー。「メディアアーティストって?プログラマー?」と、即座には理解できなかった方もいるかもしれない。ある意味それが正解。彼の活動を既存の肩書きに収めるのは難しい。コンピュータでプログラミングした映像や照明など最新のテクノロジーを駆使して、摩訶不思議な空間演出を手がけるアーティスト。デジタル時代の申し子だ。昨年のリオ五輪閉会式での、2020年東京大会のプレゼンテーションは記憶に新しい。小池百合子都知事が五輪旗を受け取り、「安倍晋三マリオ」が登場したあの「トーキョーショー」で、競技場のフィールドいっぱいにさまざまなヴィジュアルを浮かび上がらせていたのが真鍋の仕事だ。どうやっているのか全然わからない未来の視覚。今まで誰も見たことがないチャレンジングな演出を次々と繰り出す彼のもとには、世界中からコラボレーションのオファーが殺到している。真鍋の創り出すコンテンツはインタラクティブ(双方向型)だ。あらかじめプログラミングされた映像を演者の動きに寄り添って投影するのでもなければ、まして演者の側が、時間軸に沿って配置された映像のタイミングに合わせて演じるのでもない。プログラム自体が演者の動きを読み取って、まるで感情を持ったかのように振る舞う光の明滅は、人間同士のアンサンブルにも似ている。もちろん今回は、動きだけはなく、ラン・ランの「音」とのリンクも重視されるんじゃないだろうか。ラン・ランの自在な呼吸が紡ぐ音楽の奔流が、真鍋の映像と呼応して生み出す一期一会のアート空間。クラシック音楽史の新たなページが開く瞬間かもしれない。われわれは、その貴重な目撃者になる。取材・文:宮本明
2017年09月01日世界的な教育・研究機関IAMASの卒業生による展覧会「Calculated Imagination IAMASが発信するメディアアート展」が、3月10日から16日までラフォーレミュージアム原宿にて開催される。新たな才能の発掘・育成やビジネスの開発を目指し、様々な分野の専門学校・大学・研究機関と産学協同の新たな展開を模索しているラフォーレ原宿。今回はその一環として、クワクボリョウタや真鍋大度、長谷川愛、三原聡一郎、菅野創、山城大督などのメディアアーティストも輩出している岐阜県のユニークな教育・研究機関・IAMAS(イアマス/情報科学芸術大学院大学)とともにメディアアートの展覧会を開催する。会場では、今年度で創立20周年を迎えたIAMASの卒業生や現在のIAMASを担う教授陣をフィーチャーし、作品展示やトークイベントなどを実施する。クワクボリョウタは模型列車が“風景”を照らし出す「風景と映像」を、三原聡一郎は作品に内蔵された放射線センサーが感知した瞬間に鳴るガラスベルの音が主題の「 鈴」を出展。菅野創は人工知能によって複数の人が書き記した文字の形状とパターンを学習し、意味をなさないが文字のように見える線を書き連ねていく作品「形骸化する言語」を展示する。また、会期中は関連イベントを開催。3月10日の18時から21時にはクラブイベントが、3月11日と12日にはアーティストを迎えたギャラリートークが行われる。3月11日の18時から21時には、アーティストや音楽家を迎えたライブパフォーマンスも行われる。【展覧会情報】「Calculated Imagination IAMASが発信するメディアアート展」会場:ラフォーレミュージアム原宿住所:東京都渋谷区神宮前1-1-6 ラフォーレ原宿6階会期:3月10日~16日時間:11:00~21:00入場無料
2017年02月27日グッチ(GUCCI)が、ブランドの美学を全く新しい体験を通じて発信するアートプロジェクト「GUCCI 4 ROOMS」をスタートする。同プロジェクトは、グッチの折衷的で独創的な世界をインスピレーション源に、4人のアーティストにそれぞれの“部屋”を制作してもらい、その4作品をヴァーチャルとリアルの双方で発表するというもの。制作された作品は10月11日にオンライン上のデジタル空間で展開された後、10月12日より東京・銀座で実体験が可能なインスタレーションとして公開される。今回同プロジェクトに参加したのは、16-17AWコレクションよりコラボレーションを展開しているアーティストのトラブル・アンドリューの他、世界が注目する日本人アーティストの塩田千春、真鍋大度、Mr.の3名を合わせた4名。アーティストたちはそれぞれ、クリエイティブディレクターのアレッサンドロ・ミケーレによるデザインと美学を象徴するモチーフをテーマに、独自の解釈と手法でイマジネーション溢れる部屋を制作した。塩田千春はグッチのハーバリウムパターンに秘められた精神性を幻想的に紡ぎ出した「GUCCI HERBARIUM ROOM」を、真鍋大度はアレッサンドロがコレクションで発表した言葉に着想を得た「GUCCI WORDS ROOM」を、Mr.はアレッサンドロのメッセージを表現したガーデン「GUCCI GARDEN ROOM」を創造。トラブル・アンドリューが手掛けた部屋はシークレットルームとなっており、他の3つの部屋に隠されたエレメントを発見したゲストだけがたどり着くことができる。それぞれの部屋にはグッチの16-17AWコレクションの最新アイテムの他、17年クルーズコレクションのジュエリーや日本限定のスペシャルアイテムなどが配置され、ゲストはアーティスティックなデジタル体験をしながらグッチの公式オンラインショップに飛んでショッピングを楽しむことができる。なお、この部屋は10月11日に特設マイクロサイト(gucci4rooms.gucci.com)で公開された後、10月12日から27日までグッチ銀座7階のイベントスペースにて日本人アーティスト3人のインスタレーションが、10月12日から24日までドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)1階のイベントスペースにてトラブル・アンドリューのインスタレーションが展開される。0000000000000007
2016年10月11日東京の紀尾井町に隣接する特設会場「Volez, Voguez, Voyagez - Louis Vuitton(空へ、海へ、彼方へ ── 旅するルイ・ヴィトン)」展が6月19日まで開催されている。1854年から今日までのルイ・ヴィトンの壮大な軌跡を辿る旅この展覧会は、昨年パリ、グラン・パレに続く東京での開催で、4月23日の幕開け以来、すでに10万人を超える来場者が訪れているという。>>展覧会レポートはこちらから。6月2日、この展覧会場で東京とパリの文化交流の一環としてイブニングパフォーマンスイベント「LOUIS VUITTON : DANCE WITH AI」が開催された。この日のために、一夜限りで集結したのは日本を代表するクリエーターたち。企画・構成は『おおかみこどもの雨と雪』『告白』などの映画を製作した川村元気、ダンサーは俳優として活躍する一方で日本を代表する文化庁交流使としてダンスカンパニーに参加していた経験も持つ森山未来、ダンス演出はPerfumeの振付などを行うコレオグラファーのMIKIKO、映像演出はライゾマティクスリサーチの真鍋大度、音楽は「Perfume : World 2nd -Opening-」などの楽曲を提供しているevalaが手掛けた。展覧会のテーマである“旅”がキーワードとなったパフォーマンスのテーマは“人間とAIが共演する、ミクロからマクロの旅”。森山未來は、人類がこの世に生まれ、最初の一歩を踏み出し歴史と共に進化していく様をダンスで表現し、訪れた人たちを人類の歴史の“旅”へと誘う。森山未来の背景を彩るのは、森山の踊りを捉えた映像と、太古から人類が描いてきた膨大な絵画のデータを、真鍋大度率いるライゾマティクスリサーチが深層学習(ディープ・ラーニング)技術で分析し生み出した新しい絵画。これまで人の目を通して描かれてきた絵画は、機械により生まれ変わり生身の人間のダンスと共演することで会場に異次元が表出したようだった。なお本展は、東京都及びパリ市より「東京都-パリ市 文化交流事業」として制定されており、イベント当日は高円宮妃殿下や、ティエリー・ダナ駐日フランス大使も来場した。【イベント情報】「Volez, Voguez, Voyagez - Louis Vuitton」住所:東京都千代田区麹町5丁目「旅するルイ・ヴィトン展」特設会場会期:4月23日~6月19日時間:10:00~20:00(6月17日、18日は22:00までの時間延長が決定)休館日:月曜日(6月13日は13:00~開館)入場料:無料*スムーズに入場するためオフィシャルサイト(www.louisvuitton.com)で時間予約も受付中。
2016年06月07日今回、ライゾマティクスの真鍋大度さんにインタビューしたのは、東京・表参道にあるアップルストア 表参道。アップルウォッチについての説明を聞きながらの取材だった。新しいテクノロジーを駆使し、新しい表現に挑戦する真鍋さんにとって、アップルウォッチはどう創作意欲をかき立てるのか。真鍋さんの言葉は、クリエーションだけでなく、ライフスタイルの未来像をも想像させてくれた。ーー真鍋さんにとって、デジタルガジェットやテクノロジーはどのような存在なのでしょうか?何より新しいモノが好きなので、まずは何でも試します。もちろん紙の本も読みますし、アナログレコードも未だに聴いています。制作している作品もパソコンや映像の中で閉じているものは少なくて、身体やフィジカルなものを使うことが多いですね。ただ、僕自身、気がつくとずっと携帯を触っているタイプなので、バランスや使い分けは意識していますね。ーー今、アップルウォッチを腕にされていますが、これが作品に繋がる可能性を感じていますか?アップルウォッチのような、ウエアラブルなデバイスは自分でも開発してきましたが、これがどう生活に役立つかというユーティリティはもちろん、楽しいかどうかが大事だと思います。率直に楽しいですし、新しい表現に繋がるとは思います。ーー例えば、どんな可能性を思い浮かべますか?アップルウォッチを身につけていれば、その人の心拍数や、今後は加速度も測定できるようになります。そして、ネットに繋がっているのでその数値を共有することも可能です。これを医療やスポーツに使うのが王道かと思いますが、エンタメに使えるようになってくると面白いですね。ステージでのパフォーマンスは、観客のフィードバックもすごく大事になるのですが、今までは、手拍子など視覚的な情報しかDJには分からなかった。でも、会場で特定のアプリを入れて起動してもらえれば、観客の心拍数やモーションが分かるし、DJからの新しいアプローチも可能になるでしょう。例えば“DJ対観客”ではなく、“対それぞれ”といったように、そこにいる観客それぞれに向けたパフォーマンスが可能になるかもしれない。心拍数が上がっている人にはこういうメッセージ、ずっと座ってるだろう人にはこうと、ターゲットごとのアクションも可能になりますから。アーティストと観客の関係、フロアとステージの関係がこれで変わると思いますね。ーーそれは、以前言われていた人工知能への興味も繋がってくるのでしょうか?そうですね。例えば、今、音楽はネットで数クリックすれば膨大な曲を聴くことができますが、そのぶん、そこから自分の好きな曲を探すことが難しくなっていると思います。つまり、パーソナライズが必要なのですが、アップルウォッチで測定できる心拍数とそのデータベースを応用すれば、ライフスタイルにおける音楽との新しい接点を生み出すこともできるはずです。例えば、“夜中の2時に、渋谷で心拍数が140超えている人が聞いている音楽”というメタデータを音楽に付けるといったように、もし自分が渋谷で同じような状態にいたら、その音楽が聞きたいという可能性もあるわけです。そういう仕組みを提案するのも、今のテクノロジー、人工知能の使い方だと思いますね。ーー今、人工知能は、ファッションなどのシーンにも活用され始め、今後の私たちのライフスタイルを大きく変える可能性もあります。音楽やファッションのようにハイコンテクストなものにどこまで対応出来るかどうかには非常に興味があります。簡単なオススメは出来ると思いますが、「明日のデートに何を着ていったら良いか」というお題は、相手のファッションや遊びに行く先、旅行であればスーツケースの中身など複合的な情報が必要になりますよね。こういった情報を集めるための仕掛けがパソコンの中だけではなく、身の回りに溢れるようになってきました。人工知能はテクロジー全般に言えることですが、悪いことに使う方が簡単です。そうではない可能性を追求して、新しい表現を生み出せたらなと思っています。1/2--ライゾマティクス真鍋大度が語る「テクノロジーと表現の融合」に戻る。
2015年11月05日今、アーティストが生み出すのは、形や素材、色彩を美のよりどころにしたモノだけではない。例えば、インタラクティブな体験型の作品やテクノロジーを駆使した新しい表現メディア、それによるコミュニケーションやコミュニティの再創造も表現者の役割になっている。テクノロジーと表現の可能性について、真鍋大度さんに話を聞いた。ーーダンス、音楽、プログラミングなど異なる領域を横断して、一つの表現を確立していくために、やはりテクノロジーが軸になるのでしょうか。特に、僕のメインのフィールドである音楽やダンスは、新しいテクノロジーの影響を最も受ける表現のひとつだと思います。個人的には新しいものだけでなく医療用のセンサーなど、別の分野で使われていた装置で楽器を作ったりもしてきました。例えば、新しいドラムマシーンができたら、サンプラーが生まれ、それが主流になることもあるなど、テクノロジーによってジャンルが更新されることもあるし、僕自身もそれを目指していますね。ーーそれは、特にご自身でプログラミングもされるからだと思います。その優位性とは?プログラミングに興味をもったのは、それによって自分が想像していなかった音楽を作ることができたから。しかし、それは昔から他の表現者もやっていますし、すでに当たり前になってきている。なので、最近は人工知能の開発にすごく興味があります。人工知能で新しい音楽を作ることもありますが、自分の分身を作ることで、自分のプレイの特徴を紐解くこともできる。例えば、「リバーブというエフェクトが深くかかっている曲が、僕は苦手なんだ」というのも、改めて客観的に知ることができる。ーーあくまで研究者ではなく、表現者であることが、真鍋さんの前提にあると思います。技術を表現のレベルに持っていくために、意識されていることは?新しいテクノロジーを作品に応用しようとするとき、単なる技術ショーにならずに、どう表現に昇華させるかがポイントで、それが難しい。アイデアは、誰でも想像できる。しかし、それを最適に具現化していくためには、人間からテクノロジーに要求しなければいけないことも多いし、その逆もある。既存のソフトウエアではなく、オリジナルのソフトを作らなければいけないこともありますし、表現の感性とエンジニアリングのスキルを上手い具合に融合させることがポイントになってきます。僕らはアイデアから実装までを自分たちでやっていますが、表現の部分では自分たちだけで出来ない部分もあるのでコラボレーションが必要になります。ーー「まだ誰もやったことのないことに挑戦したい」という言葉をインタビューやドキュメンタリーで度々耳にします。それは、表現は一種の発明である、クリエーターにはパイオニア的な役割もあるということでしょうか僕たちの役割というか、挑戦していることは、誰もやったことのない表現を見つけるということなので、技術的には枯れていても全く問題ありません。ただテクノロジーを使って、ただコンテンツを作るだけでは新しい表現は作り出せないので、アイデアや工夫が必要になってきますね。そのためには技術的なことだけでなく、前例を調べることが重要です。具体的には、学会に足を運んだり、論文を読んだりというところから、研究所を訪問して取材するなど色々な形があります。たくさん作品に触れることも重要かと思います。ーー新しい表現を見る人に理解してもらうために、配慮していることはあるのでしょうか。アートとして見せるか、エンターテインメントとして見せるかで、それはだいぶ異なってきます。エンターテインメントの場合は、演出家の方とブリーフィングすることを大切にしています。演出は、テクノロジーを感じさせないもの。テクノロジーが前に出過ぎると、技術解説になってしまいますから。僕らが演出家に渡すデモやプロトタイプの紹介映像はテクノロジーのデモ映像で、表現のレベルには到達していません。それをMIKIKO先生のような演出家やHIFANAやRADWIMPSの野田洋次郎君のようなミュージシャンが表現に昇華してくれるんです。2/2は真鍋さんに「アップルウォッチの創造性」について聞く。
2015年11月05日ルミネは、人気カルチャースクール「CLASS ROOM~THE SCHOOL FOR A GOOD LIFE~」の夏学期講座を発表した。会場は東京・青山のifs未来研究所 未来研サロン WORK WORK SHOP。参加費は無料。同スクールは「ライフスタイルをアップデートして、暮らしをもっと楽しもう」をコンセプトに、2015年4月に開校された無料のカルチャースクール。40名の定員に対し400名を超える応募を集める講座も登場するなど、大好評だった春学期に続き、 第2弾となる夏学期(7~9月)では、話題の講師陣による旬な講座をラインナップする。夏休み特別講座として開講されるのは、メディアアーティストとして活躍するライゾマティクス・真鍋大度氏による「メディアアートで世界を面白がる」。同講座はLUMINEと『AERA』および『朝日新聞』による連載企画「21世紀をつくるニッポン人名鑑」の公開取材として実施されるもので、メディアアートの話題作を紐解きながら、独自の制作方法、そのバックグラウンド、人物像に迫るという。開講日時は8月30日14:00~16:00。このほか、ハワイをこよなく愛する編集者・赤澤かおり氏による「ハワイ学」講座(7月29日開講)や、部屋の内装を模様替えするように楽しむアイデアを提案する「プチリノベ入門」講座(8月26日)、さらに移動映画館「キノ・イグルー」を主宰する有坂塁氏による「ぼくの映画の楽しみ方」講座(9月24日)も開催。講座終了後は、注目のフードクリエイターが手掛けたという講座テーマとリンクしたケータリングが用意されるなど、受講者同士が交流できる場も設けられるという。詳細および参加申込は公式サイトから。なお、真鍋氏による特別講座のみ7月中旬からの受け付けとなる。
2015年06月23日デザインとグラフィックの総合情報誌『エムディエヌ(MdN)』の5月号(4月6日発売)巻頭特集は「体験する未来、そのメカニズム アート×テクノロジー」。この特集では最先端のテクノロジーとアートを結びつけた様々な作品を楽しく、分かりやすく紹介している。「女優・黒島結菜と一緒に学ぶ、アート×テクノロジー」では、お台場で5月10日まで開催中のチームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」展を体験。作品のメカニズムや製作の舞台裏、デジタルな社会におけるアートと人の関係性などについて「チームラボ(teamLab)」が解説している。一方、「体験する未来!そのメカニズム!!」では、Perfumeの振り付けを担当する演出振付家のMIKIKOと、そのライブでプロジェクションマッピングなどの演出を手掛ける「ライゾマティクス(Rhizomatiks)」の真鍋大度による対談が実現。2014年紅白歌合戦でも用いられたドローン(小型無人航空機)とダンサーの動きを連動させたパフォーマンスなど、新たな演出を模索している。その他、人間の顔を緻密にトラッキングし、顔にピッタリと合わせて3D映像を投影する未来メイク「OMOTE」や、地図や位置情報を用いて世界中をゲームフィールドに変える「Ingress」に用いられた技術などを紹介。書籍『日本メディアアート史』の著者である馬定延とともにメディアアートの歴史を辿る「日本メディアアートの半世紀[逆]年表」をはじめ、「アート×テクノロジーに触れるスポット」や「買えるツール、テクノロジーのお値段」など多彩なコンテンツが収録されている。
2015年04月06日平成26年度[第18回]文化庁メディア芸術祭受賞作品展が、2月4日から15日まで、六本木地区にて開催される。3日にはメイン会場の六本木美術館にて内覧会が行われた。会場では、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門3,853点から選ばれた受賞作品、審査委員会推薦作品、及び功労賞受賞者の功績が紹介される。会場内は部門ごとに緩やかに区切られ、ブース内には制作の際に使用された模型や原画資料なども豊富に展示された。アート部門において優秀賞を受賞した坂本龍一と真鍋大度のコラボレーションによる「センシング・ストリームズ―不可視、不可聴」は、札幌国際芸術祭2014のために制作されたもので、携帯電話などから発せられる様々な周波数帯の電磁波を収集し、自発光型超高精細大型ビジョンとスピーカーを通じて可視化、可聴化するという作品。本展では、札幌展での大スケールはそのままに、新たに東京バージョンが発表される。ブース内に設置されたコントローラーを操作し、東京都内の地区別の周波数帯を選択することで、時に輝くように明るい色彩の渦として、時に重厚なサウンドとして、刻々と変化する電磁波を知覚情報に置き換える。本来知覚できない電磁波によって成立している身近なスマートデバイスの存在を、新たな視点から意識するきっかけとなるだろう。その他、エンターテインメント部門ではGoogleの社内ベンチャー、ナイアンテックラボ(Niantic Labs)の「Ingress」が、アニメーション部門では、アンナ・ブダノヴァ(Anna Budanova)の「The Wound」が、マンガ部門では近藤ようこによる津原泰水原作小説のコミカライズ「五色の舟」が、それぞれ大賞を受賞した。また期間中はメイン会場の他、シネマート六本木及びイベントバー「スーパー・デラックス」にて、受賞作品の上映、トーク、パフォーマンス、シンポジウム、ワークショップ、ガイドツアーなど様々なプログラムが実施される。【イベント情報】平成26年度[第18回]文化庁メディア芸術祭受賞作品展メイン会場:国立新美術館(その他シネマート六本木、スーパー・デラックスでも開催)住所:東京都港区六本木7-22-2会期:2月4日から15日時間:10:00から18:00(金曜日は20:00まで)休館日:2月10日入場無料
2015年02月04日東京都・お台場の日本科学未来館では、デザイン、アート、テクノロジーに特化したカンファレンスイベント「FITC Tokyo 2015」を開催する。開催日時は2月7日~8日 12:00~18:30。入場料は2day Ticket一般1万3,000円、学生7,000円、1day Ticket一般7,000円、学生3,500円(いずれも早期割引料金、1月31日まで)。同イベントは、世界中から現在活躍中のデジタルクリエイターが来日し、プレゼンテーションを行うカンファレンスイベントで、6回目を数える。インタラクティブ、テクニカル、デザイン、ビジネスに関連する最先端の話題を取り上げ、急速に変化しつづける業界の最新情報やさまざまなインスピレーションを得ることができる。今回はスピーカーとして、映画制作者/アーティストのデヴィッド・オライリー、映画のモーショングラフィックスを手がけるアッシュ・ソープ、GMUNK、メディアアーティストのCod.Act、オープンソースライブラリとツールの開発を手がけるMr.doobことリカルド・カベッロ、クリエイティブコーダーのマリオ・クリングマン、アーティストのソウゲン・チュン、日本からはメディアアーティストの真鍋大度、やんツー、藤岡定のほか、Takram Design Engineeringの緒方壽人、マルチメディアアーティストのBaiyon、リアルタイムトラッキングフェイスプロジェクションマッピング「OMOTE」で話題のクリエイター・浅井宣通らが登壇する。
2015年01月15日「パフューム(Perfume)」は12月31日放送の第65回NHK紅白歌合戦にて、デザイナー・黒河内真衣子による「マメ(mame)」の衣装を着用して登場した。まとったアイテムは14-15AWと同様スズランの刺繍が施されたグリーン×ブラック×ホワイトのドレス。シースルーのレースやカッティングがセンシュアル。オープニングや司会の嵐と吉高由里子とのトークコーナーなど歌唱シーン以外で着用した。Perfumeは今回「クリンクリン(Cling Cling)」を歌唱。昨年に引き続き、ライゾマティクス(Rhizomatiks)の真鍋大度が手掛けた演出は、行灯を携えたドローン(マルチコプター)が舞い、最後にPerfume3人がキャッチするというもの。これらはwi-fiで制御された。パフォーマンス終了後、真鍋の公式インスタグラムにて最後のキャッチはPerfume3人からの提案と明かされた。真鍋は、「紅白2014無事完了!! 連日連夜お疲れ様でした。 Perfume最高です」とポストしている。また、振り付けを担当したMIKIKO先生はツイッターにて、直前に「緊張し過ぎてワクワクして来た」とポスト、終了直後には「号泣」とやり切ったつぶやきをアップした。
2014年12月31日実世界アドベンチャーゲーム「Ingress(イングレス)」を手がけるナイアンティック・ラボは、日本で最大規模となる公式ユーザーイベント「DARSANA XM ANOMALY: Primary Site, Tokyo, JP darsana.tokyo」を開催する。集合場所は東京都・日比谷公園野外音楽堂。日時は12月13日 13:00~20:00。参加無料。同イベントは、今年の第18回メディア芸術祭において「エンターテインメント部門 大賞」を受賞した、スマートフォンのGPS機能を使った実世界+仮想世界の陣取りゲームである「Ingress」の公式ユーザーイベント。エージェント(プレイヤー)たちが想定4000人以上集い、都市を探索しながら、東京を舞台とした巨大なライブゲームを展開するものだ。当日は、Googleの社内スタートアップであるナイアンティック・ラボの創業者でGoogle副社長のジョン・ハンケ氏によるウェルカムスピーチも予定されている。また、当日は日比谷野音で10時から参加者受付を開始し、参加グループの写真撮影やジョン・ハンケ氏のスピーチが行われたのち、14時~17時まで、1時間ごとに4回の計測を実施。17時からは、渋谷にある大型イベントホール「ベルサール渋谷ガーデン」にてアフターパーティーがスタートし、18:30から結果発表が行われる予定となっている。アフターパーティーの会場では、メディアアーティスト・真鍋大度氏らがDJ/VJとして参加し、Ingressサウンドを使ったDJやIngressのリアルタイムデータを現実世界の映像やCGと融合した映像演出が行われるということだ。ちなみに真鍋大度氏も、メディアインスタレーション「センシング・ストリームズ-不可視、不可聴」の制作者の1人として、第18回メディア芸術祭で「アート部門 優秀賞」を受賞しているほか、第16回(平成24年度)のメディア芸術祭ではPerfumeの世界デビュー記念プロジェクト「Perfume "Global Site Project"」で、Ingressと同様のエンターテインメント部門の大賞を受賞したこともある。なお、同イベントへの参加登録は、Google+のイベントページにて受け付けており、ページ右側の「参加しますか?」の欄で「はい」をクリックすることで登録が完了する。
2014年12月04日「アンリアレイジ(ANREALAGE)」の森永邦彦が来年1月から放送されるNHKスペシャルの新シリーズ「ネクストワールド 私たちの未来」の衣装を担当する。12月2日、東京・江東区の日本科学未来館で記者会見が開催された。5回に渡って放送される「ネクストワールド 私たちの未来」は、ビジネス、医療、娯楽などの分野で日々出現する新しいテクノロジーが生活をどう変えていくのかを紹介するもの。世界の科学者への取材などの最新のドキュメンタリー映像と、コンピューターの進化によって人工知能が人間の脳を上回ると言われている2045年を舞台にした近未来ドラマの2部構成で放送する。神木隆之介が番組ナビゲーターを務め、番組のドラマでの未来の若者役を演じるほか、サカナクションが番組テーマ曲「グッドバイ」リミックスバージョン、アンリアレイジの森永邦彦が衣装デザイン、ライゾマティクスの真鍋大度がテクニカル演出を、それぞれ担当。森永は神木の衣装や、1月3日の第1回「未来はどこまで予測できるのか」の中で登場する、モーションコントロールカメラとAR(拡張現実)による最先端の映像技術とインタラクティブ演出などで2045年のライブパフォーマンスを再現したサカナクションのライブ「ネクストワールド ライブ」の衣装などをデザインする。番組の公式サイトでライゾマティクスが開発した視聴者の好みを学習し、最適なスタイリングやリミックスを提案するA.I.(人工知能)「SYMPHONY」を使った視聴者参加も特徴。「SYMPHONY」が各視聴者の好みを推測しアンリアレイジがデザインしたアバターの服のスタイリングを提案。アバターはバーチャルオーディエンスとして「ネクストワールド ライブ」に参加することが出来る。また、「SYMPHONY」は視聴者の好みを推測しサカナクションによるテーマ曲のリミックスも提案し、テーマ曲はカスタマイズして、より自分の好みにリミックスすることも出来る。森永氏は「これまでに無い服を創り出すチャンス。2045年には装うという意味も変わっていると思う。今回は光をキーワードに、光を纏うようなものになるが、まだどうなるかわからない」とした上で、「サカナクションの衣装は1度作ったことがあるが、今回は全員違うものにするつもり。また、神木さん、サカナクションの衣装とも、新素材を使うだけでなく、ARとインタラクティブ演出によって現在の技術ではまだ出来ない、未来のデザインを表現したい」と話した。第4回「人生はどこまで楽しくなるのか」のドキュメンタリー部分ではアンリアレイジのパリコレクショの様子なども放送される予定だ。また、神木氏は「未来について考えるきっかけになれば」、サカナクションのボーカル山口一郎氏は「音楽はテクノロジーで進化してきたが、未来の音楽がどんなものになるのかを考えきっかけをもらった。音楽は進化しても歌は残ると思う」と挨拶。真鍋氏は「テクニカル演出は現在開発中だが、30年後も感情や感動は残るし、人の手が入らなければ作品は完成しないということは変わらないだろう」と語った。
2014年12月03日「アンリアレイジ(ANREALAGE)」は、15SSシーズンよりパリファッションウィークに進出する。デビューコレクションはパリファッションウィーク初日の現地時間9月23日17時(日本時間24日0時)開始。公式カレンダーのオンスケジュールでデビューショーを発表する。ショー演出は金子繁孝、映像は「ライゾマティクス(Rhizomatiks)」の真鍋大度が担当。ショー後、25日より現地で展示会を行う。また9月22日より、渋谷のパルコミュージアムで2012年に開催された展覧会「ア リアル アンリアレイジ(A REAL UN REAL AGE)」の巡回展をパリのセレクトショップ「レクレルール(L'ECLAIREUR)」セヴィニエ店で開催。コレクションでの新作発表に加え、展覧会でこれまでの軌跡を示すことにより、アンリアレイジが一貫して追求してきた服作りの信念をパリでも伝える。森永邦彦デザイナーは、「得るものも、失うものもありますが、社会や、歴史や、世界と、正面切ってぶつかれるのは、今。一歩踏み出し、闘っていこうと思います。ここから先が本当の勝負」と話す。なお東京でのショーはしばらく未定だ。
2014年08月01日7月1日発売のメンズカルチャーマガジン『アイスクリーム(EYESCREAM)』8月号(スペースシャワーネットワーク)は、メイン特集として「コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)」を取り上げる。題して特集タイトルは「99人によるコム デ ギャルソン(99 PERSPECTIVES on COMME des GARCONS)」だ。内容は、同誌がクリエーター99人に対し異なった質問を投げ掛け、彼らが自分にとっての「コム デ ギャルソン」を語るという単純明快なもの。同社がリクエストしたことは「同じことは繰り返したくない。やるなら新しい切り口を考えて欲しい」と、特集巻頭に掲げられている。よしもとばなな、ファレル・ウィリアムス、操上和美、森永邦彦、中村ヒロキ、蘆田裕史、高橋盾、真鍋大度、菊池武夫、妹島和世、大友克洋、猪子寿之、ヴァーバル、ジュリアン・ディス、栗野宏文、加茂克也、バジョウ、草間彌生、フィリップ・パゴウスキー等々コム デ ギャルソンとかかわりが深い者からニュージェネレーションまでが54ページにわたり登場。各々が対談・寄稿・ビジュアル製作など様々な形で“語る”。表紙のグラフィックは、アーティスト・河村康輔がコム デ ギャルソンにまつわる様々な印刷物をコピーして製作したもの。彼は以前大友克洋とコラボレーションしている。過去、『ハイファッション(high fashion)』『ペン(Pen)』『美術手帖』などで大きく特集されたコム デ ギャルソンだが、ストリート的側面が強いEYESCREAMという意外な雑誌と組むことになった。
2014年06月30日障害者と多様な分野のプロフェッショナルによる現代アートの国際展「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014」が、8月1日より横浜都心臨海部で開催される。初開催となる今回のテーマは「First Contact ―はじめてに出会える場所―」。時間を掛けて実験と挑戦を繰り返すことでしか生まれない表現を発信しつつ、障害者の創作活動において制作をサポートする「伴奏者」のノウハウ集積や人材発掘と育成、会場案内や広報活動など障害の有無を越え誰もが参加できるフェスティバルの開催などを企図。同時期開催のヨコハマトリエンナーレとは巡回バスが運行予定。注目のプロジェクトは、「ミナ ペルホネン(mina perhonen)」デザイナーの皆川明が、同ブランドの生地に障害者地域活動ホームの人々が刺繍を施しアート性に富んだプロダクトへと転換するプロジェクトを実施。「ライゾマティクス(Rhizomatiks)」の真鍋大度、石橋素、照岡正樹、堤修一が、聴覚障害ダンサー「ソウル・ファミリー(SOUL FAMILY)」との共同作業により、触覚デバイスを用いて異なる感覚がクロスする作品を発表する。その他、北京オリンピック・パラリンピック閉会式に出演したダンサーのクリシー・喜陽、2011年のヴェネチア・ビエンナーレや13年のあいちトリエンナーレやに参加したミハイル・カリキス(Mikhail Karikis)、世界30ヶ国で開催された暗闇のエンターテインメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」など多くのアーティストが参加。【イベント情報】ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014会場:象の鼻テラス他住所:神奈川県横浜市中区海岸通1丁目会期:8月1日から11月3日まで(コア期間は9月7日まで)
2014年06月23日「アディダス オリジナルス(adidas Originals)」のアイコンモデル「スタンスミス(Stan Smith)」の2年ぶりの復刻を記念したパーティー「スタンスミス イズ バック(Stan Smith is Back)」が、1月29日に東京・原宿の「クレーム デ ラ クレーム(Creme de la creme)」で開かれた。会場の外壁は、スタンスミスを象徴する鮮やかなグリーンでライトアップされ、テニスプレーヤーのスタン・スミスのポートレートをデザインしたお馴染みのマークや、スリーストライプスのグラフィックが浮かび上がり、ブランドの世界観を演出。会場内にも、スタンスミスをモチーフにしたグラフィック映像が投影された。会場中央には、スタン・スミスのサインが入ったグリーンのスタンスミスを展示。ライゾマティクス(Rhizomatiks)の真鍋大度による、プロジェクションマッピングを用いたダンスパフォーマンスも披露された。また、来場者の顔写真でスタンススミス風グラフィックにするサービスも行われた。アディダス ジャパン 副社長のトーマス・セイラー氏は、「待ちに待ったスタンスミスの復刻を祝うことができ、大変嬉しく思う。皆さんの復刻への期待は大きく、店頭に並ぶと同時に初回発売分はほぼ完売になった。スタンスミスの復刻は、今年のメイン企画の一つ。次は80年代に登場したランニングシューズ“ZX”の展開に期待してほしい。他にも、イギリス出身のポップシンガー、リタ・オラ(Rita Ora)とのコラボレーションも予定している」と話した。アディダス オリジナルスのクラシックアイコンであるスタンスミスは、1973年にテニスシューズとしてデビュー。以来ストリートでも人気を博し、アディダス史上最も売れたシューズとしてギネスにも登録されている。
2014年01月30日米Appleは、同社のパソコン「Macintosh(Mac)」が30周年を迎えたことを記念し、スペシャルサイト「Thirty Years of Mac」を公開している。同サイトでは、Macが歩んできた30年の道のりを、それを用いて活動を行ってきた著名人と並行して紹介する年表「Mac Timeline」を公開している。日本の著名人では、Perfumeの舞台演出などを手がけてきたライゾマティクスのメディアアーティスト・真鍋大度がトップページの冒頭に登場するほか、VRや3Dプリンタを医療現場で活用したことで知られる医師の杉本真樹、音楽家の高木正勝が登場している。年表は1年刻みで1年につきひとりの著名人のインタビューが掲載される構成となっており、高木は2001年、杉本は2010年、真鍋は2012年の項目にてインタビューを読むことができる。また、一般ユーザーが"初めて"体験したMacの機種と使用目的、使用年数を聞くアンケートコンテンツ「Your First Mac」も公開されている。アンケートはグラフィカルなMacの年表から自身の初めてのMacを選択して回答する形式で、その結果はサイト内にインフォグラフィックとして表示される。
2014年01月27日「Visaカード1枚とLCCで行く!世界一周じょうず旅行」出発イベントが23日都内で行われ、タレントの真鍋かをりと航空・旅行ジャーナリストの緒方信一郎氏が出席した。海外旅行好きで、自身のブログでも旅の様子をレポートしている真鍋は「最初のころは現地で現金を両替していたけれど、ちょろまかされたと思うこともあった」と失敗談を明かし、「海外でこそカード。私はホテルも飛行機も買い物もすべてカードで済ましてしまう。便利だし、都合がいい。本当にお得なんです」と海外でのカード利用が少ない日本人に向けてアピールした。「世界一周じょうず旅行」は、5月にFacebookでオープンした海外旅行好きの日本人女性に向けたページ「女子旅じょうず部」で展開する注目のコンテンツ。話題のLCC(格安航空会社)だけで世界一周旅行ができるのか、そして現金両替をせずにVisaカード1枚のみを使用して世界一周旅行ができるのかを、同コンテツンのキャラクターであるハリスちゃんと、お付きの男性ディレクターが実際に検証する。5月24日から全47日で、香港、ニューヨーク、ベルリンなど計12か国16都市を周遊する予定で、旅の様子はほぼリアルタイムでページに反映される。カード利用で海外旅行をエンジョイしている真鍋は「旅行初心者のときは不安もあったけれど、皆さんに心配ないよということを伝えていきたい。これ1枚あれば海外旅行が便利になるんです」と太鼓判を押す。また海外旅行経験者の日本人の約6割が余った現地通貨を保管しており、日本のタンス通貨総額が約1.32兆円に上ることを知ると「現金にしてしまうと、持って帰ってきてそのままになることもあるし、帰りの空港で欲しくもないお土産を買って、気付いたら賞味期限が過ぎていたなんてことも」と自身の経験を交えてデメリットを説明。海外でカードを不正利用されることを警戒する日本人が多いが「前に海外で不正利用されたことがあったけれど、身に覚えのない物に関しては請求されずに大丈夫でした」と安心・安全なバックアップ体制があることを強調した。LCCは利用したことはないが、興味津々の真鍋。緒方が提案した今回の世界一周旅行行程を聞くと「ヨーロッパが好き。ベルリンもいいですね。アフリカ大陸にも興味がある」と楽しそう。今回その工程を旅していくハリスちゃんには「Visaカード1枚でどんなことをしてくれるのか、現金を持つよりもどれだけ便利だったのか、皆がその場所に行きたいと思えるような報告を待っています」とエール。さらに「積極的に現地の方々とコミュニケーションをとると、旅に面白いものが生まれる。ハリスちゃんにもやってもらいたい」と真鍋流楽しい旅行術を伝授した。海外旅行というと、その国々に合わせていちいち現金両替をしがちだが、「女子旅じょうず部」を見ていくことのよって、Visaカードさえあれば両替の手間も省くことができ、楽しく身軽に海外旅行を充実させることができると気付かされるだろう。また同コンテンツでは女子ウケするお土産の紹介やプレゼントキャンペーンも実施。Visaカードの世界的な利便性と旅の持つ魅力を知ることができる、一石二鳥の企画となっている。
2012年05月23日