アメリカで実際にあった冤罪を題材にしたミュージカル『パレード』が、5月18日(木)に日本初演を迎える。それに先駆け製作発表会見が開かれ、石丸幹二、堀内敬子、岡本健一、武田真治、石川禅、新納慎也、演出の森新太郎が登壇した。ミュージカル『パレード』チケット情報本作は、ある事件の裁判の中で、人種や職業から生まれる立場や思惑が無実の人間を犯人に仕立て上げていく様、それに抗う姿を描いたミュージカル。ピューリッツァー賞受賞作家のアルフレッド・ウーリーが脚本、『マディソン郡の橋』のジェイソン・ロバート・ブラウンが作詞・作曲を手がけ、1999年トニー賞最優勝脚本賞・最優秀作詞作曲賞を獲得した。そんな本作を日本で初めて演出するのは、森新太郎。森は『エドワード二世』『汚れた手』で第21回読売演劇大賞大賞、最優秀演出家賞をW受賞するなど気鋭の演出家で、今回初めてミュージカルを手掛ける。また、犯人に仕立て上げられるユダヤ人レオ・フランク役の石丸幹二、夫の無実を晴らそうと動く妻ルシール役の堀内敬子をはじめ、実力派&個性派キャストがズラリ。石丸と堀内は劇団四季時代を共に過ごし、舞台で共演するのは17年ぶり。森は「“初”という響きに酔いしれながら、楽しく、思う存分、やりたい放題、演出させていただいています」とニコリ。「タイトルが『パレード』ということで、民衆のお祭りの日の熱狂はゾクゾクするほどの迫力でお届けしたい。物語の主人公は言うまでもなくフランク夫妻ですが、もうひとり主役がいるとしたら、それは彼らを追い詰める民衆じゃないかと私は思っております。なので今回は、石丸さんと堀内さん以外の全キャストの皆さんに名もなき民衆を演じてもらっています。その恐ろしくも晴れやかな民衆のエネルギーを生み出すべく、今、一丸となって歌い、踊り、ときには暴れ狂ったりもしながら、ダイナミックな舞台をつくり上げている最中です」と熱く語った。石丸は「今、この作品でこの役を演じる意味がすごくある、と実感しながら日々稽古場で追い詰められております。弱者はいつも肩身の狭い思いをしなくてはいけない。では弱者はどうやって生きていったらいいのかということを、作品を通して皆さんも考えてください」と真摯に語る。堀内は「お稽古のレベルが高い。森さんの熱い演出にみんなが食らいついていくような濃いお稽古場です。早く皆さんにお見せしたいなという気持ちでいっぱいです」と笑顔を見せた。さらに、招待されたオーディエンスを前に劇中歌も披露。石丸と堀内の『無駄にした時間』など3曲が披露され、会場を熱く盛り上げた。公演は5月18日(木)から6月4日(日)まで、東京・東京芸術劇場プレイハウスにて。撮影・取材・文:中川實穗
2017年04月26日『パレード』は1913年、アメリカ南部で実際に起きた冤罪事件を描くミュージカル。主人公レオ・フランクを演じる石丸幹二に話を聞いた。ミュージカル『パレード』チケット情報レオはニューヨーク・ブルックリン出身のユダヤ人ですが、どんな性格ですか。「プールの中のひとつの赤い水滴みたいな、孤立した男。妻の故郷・ジョージア州アトランタに住む北部出身のユダヤ人。保守的な南部の町で、いかに自分のアイデンティティを守り、自分らしく生きるか、ストレスを抱えています。一方、自分本位で頑固、妻のことを「お嬢様だから」と見下しがちでもある。日本で言う、昭和一桁生まれの古風なところがある男のようなタイプかと」そんなレオが勤務する工場でひとりの少女が殺され、よそ者であるレオは権力や人々の思惑により、無実の罪をきせられてしまいます。「人は窮地に陥った時、自分の本当の味方は誰なのかを知るものです。レオもそこで、妻ルシールの強さと賢さに気づく。自分だけが正しいと思っていた人間が、実はいろんな人々に助けられて生きていたと悟るんです。妻も、その過程で夫との絆を見出していく。お互いが相手との真の関係性に気づく……それがひとつのテーマです」「実は、こういった史実に基づいたミュージカルは『異国の丘』以来。私が演じた九重秀隆も自分の意志を曲げずに死んでいく役でしたから、レオと通じるかも」「今回は、アメリカの北部と南部の対立、社会や思想の違いが描かれたドラマですから、それを日本人である僕たちがいかに伝えられるか。挑戦です」妻ルシール役の堀内敬子さんとは劇団四季時代の同期で、退団後は初共演とか。「ドラマでは一回共演しましたが、舞台は久しぶり。会うと変わらなくて、嬉しいですね。きっとルシールの意志の強さやチャーミングなところは、堀内さんご自身の資質が生かされるんじゃないでしょうか。森新太郎さんの演出は初めてで、非常に楽しみです。役者陣はそろって個性的、みんなが輝く舞台になりそうです」演劇的な作品なので、ストレートプレイのファンにもぜひ見ていただきたいですね。「そう思います。ミュージカルは様々な題材を扱いますが、この年齢になって感じるのは、社会派ミュージカルは実に面白い、ということ。どんなにシリアスで残酷なことが起きても、音楽がそれを緩和させ、違う色付けをしてくれる。この作品の音楽も、からっと明るい曲も多いですしね。脚本は『ドライビング・ミス・デイジー』を書いた、演劇界の重鎮アルフレッド・ウーリー。この『パレード』でトニー賞を受賞しています。間違いない名作!ぜひ劇場でご堪能ください」ミュージカル『パレード』は5月18日(木)から6月4日(日)まで、東京芸術劇場 プレイハウスにて。その後、大阪、愛知を巡演。取材・文:三浦真紀
2017年02月17日毎週月曜日フジテレビにて放送中の「SMAP×SMAP」。この度、11月28日(月)放送の「ビストロSMAP」に、卓球の福原愛選手(ANA所属)と江宏傑選手夫妻が2人揃って初めて来店することが分かった。本番組には、これまでも「ビストロSMAP」や卓球対決コーナーに合計3回出演している福原選手。また江選手は初登場となり、福原選手によると江選手は収録のだいぶ前から緊張し始め、収録時も緊張しっぱなしだったと明かす。そんな緊張気味の江選手に中居正広オーナーは、福原選手への思いを聞いていくと、江選手から返ってくる言葉が全て「本当に爽やか!」と彼の魅力に引き込まれていく。トーク中福原選手は、終始自身も質問に答えながら通訳も同時に行い、江選手が自分のことを好きになったきっかけなどを照れながらも通訳。中居さんは、いまだからこそ聞けるドイツでの2人の新婚生活についてなど様々な質問をしていく。さらに、「SMAP」からも新婚の2人に聞いてみたいことを質問。リオオリンピックで2人だけの時間があったのかを尋ねると、意外かつ驚きのエピソードが明らかに!そして今回、「福原&江夫妻vsSMAP」の卓球対決も実施!「しばらく卓球をやってないので1か月くらいぶりで緊張する」という福原選手。「SMAP」がかわるがわる順番に福原夫妻とダブルス対決という方法で行い、白熱の対決が繰り広げられる!果たして勝つのはどちらなのか?またこの日のオーダーは、すき焼きが大の好物という江選手と、パフェが大好きだが食べたことがないという福原選手から、「すき焼きとパフェ」。一体どんな料理が作られるのか、卓球対決と共に楽しみにしていて。「SMAP×SMAP」は11月28日(月)22時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2016年11月25日タレントの上沼恵美子が司会を務める関西テレビのバラエティ番組『快傑えみちゃんねる』(毎週金曜19:00~19:57 ※関西ローカル)が、きょう18日の放送で900回を迎え、ハワイロケを敢行する。同番組は1995年7月10日にスタートして22年目に入り、女性メイン司会で、現在もゴールデン帯に関西で放送されている民放バラエティ番組としては最長記録(関西テレビ調べ)。これまでの全899回の平均視聴率は12.9%(ビデオリサーチ調べ・関西地区)という人気番組で、上沼は「奇跡の900回だと思います。これから先、どこまで走れるかわかりませんが、このメンバーでまだまだ頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします」と感激の様子だ。そこで、今回の900回スペシャルは、上沼、太平サブロー、梶原雄太のレギュラー陣に加え、花田虎上と仁科克基を迎えて、ハワイの上沼家別荘でぶっちゃけトークを展開。「正直勘弁してほしいと思っている共演者」や「今年話題になった芸能人のスキャンダル」のほか、「こんな新婚旅行はイヤだ!?」をテーマに、エピソードを明かしていく。さらに、上沼行きつけのチャイニーズレストランや、注目スポット「ワードセンター」なども訪れ、ハワイの最新情報もレポートする。
2016年11月18日『半沢直樹』(2013年)への出演以降、映像での注目度が格段に上がり、話題作へ次々と出演している石丸幹二。NHK連続ドラマ「とと姉ちゃん」への出演も発表になったばかりだ。その彼はもともとはミュージカル界を代表する人気俳優。注目の次回主演作『スカーレット・ピンパーネル』について話を聞いた。チケット情報はこちら1997年にブロードウェイで初演、日本では2008年に宝塚歌劇星組が初演して以降再演を重ねる人気ミュージカルだ。「日本で『スカーレット・ピンパーネル』に関わることのできる“最初の男性”になれることが嬉しいです(笑)。この作品には“勇気、正義、愛”についての問いかけが満ち溢れている。だから人を惹き付けるのだと思います」。物語は、フランス革命期のフランスとイギリスが舞台。王政を倒し権力を手にした革命政府は、貴族をどんどん断頭台送りにしている。パリではそんな無実の貴族たちを救い出す謎の集団“スカーレット・ピンパーネル”の存在で話題騒然だ。スカーレット・ピンパーネルのリーダーは、イギリス貴族のパーシー・ブレイクニー。石丸はそのパーシーを演じる。「スカーレット・ピンパーネル団のリーダーであることは誰も知らない。妻に対しても、堅く口を閉ざしている。そんな状況は、ある意味、スーパーマンやバットマンと同じですね」と石丸。暗躍するパーシー、夫の秘密を疑うその妻マルグリット、ピンパーネル団の素性を暴こうとする革命政府側…。愛と疑惑が交差していくさまがスリリングで、同じフランス革命期をテーマにした『レ・ミゼラブル』などに比べ、爽快感とスピード感のある作品だ。「イングリッシュ・ジェントルマンの粋なところもお見せできると思います。フェンシングもありますし!」。そして作曲は、世界的ヒットメイカー、フランク・ワイルドホーン。石丸はこれまで『ジキル&ハイド』等、ワイルドホーン作品の経験も豊富だ。「フランクの曲は、エネルギーがないと歌えない。しかもただ若さゆえの体力があるだけじゃ歌えないんです。経験を積んでこそ得られる技が入っていないとその魅力が出てこないんですよ」とその魅力を語る。しかも今回は「『君の歌いたいものがあれば加えるよ』と言ってくれたので、『でしたら私に1曲、書いてください』とお願いしました。送られてきた曲がまた、高いハードルの曲(笑)。バラードで始まるのですが、やっぱりパワー全開になって終わります。好きになれそうな曲です」と、石丸のための新曲が追加されているので、注目だ。ほか、マルグリットを日本初演である星組公演でパーシーを演じた安蘭けいが演じるなど、話題も豊富。「愛と疑惑、情熱と勇気で物語が進みます。僕や安蘭さんの世代の俳優たち、そして、思いっきり若い世代の俳優たちが、自分たちだからこそ出せるものをお互い、精一杯披露します。楽しみにしていてください」。公演は10月19日(水)から26日(水)まで東京・赤坂ACTシアター、10月30日(日)から11月7日(月)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて。その後東京凱旋公演あり。チケットは7月30日(土)に一般発売開始。
2016年07月28日エムディーエスは、同社が展開するブランド「モレスキン」の国内ショップインショップ「モレスキン アトリエ」の新店として、「石丸文行堂本店 モレスキン アトリエ」を、長崎県・長崎市の石丸文行堂本店にオープンする。営業開始は3月5日より。「モレスキン アトリエ」は、「モレスキン」のアイデンティティを受け継いださまざまなカテゴリーアイテムのラインアップを揃え、同ブランド製品を楽しく使うためのアイデアを発信する店舗。現在、関東、関西、九州、および北海道エリアに7店舗を展開しており、今回オープンする「石丸文行堂本店 モレスキン アトリエ」は、九州地方第2号店目の「モレスキン アトリエ」となる。店舗デザインは、「モレスキン クラシックノートブック」を彷彿させるブラックを基調に、 モノトーンでクリエイティビティ溢れる空間が演出されている。床には地図の模様が施されており、同ブランドを構成する5つの要素(文化、想像力、記憶、旅、個性)のひとつである「旅」を表現しているということだ。同店ではオープンを記念して、モレスキンハードカバー製品を購入すると、専用の機械を使用してノートブックのカバー表面に好きな言葉や数字、簡単な文章をデボス加工で施す「ホットスタンプ」のイベントを実施する。開催日時は3月5日~3月6日の10:00~17:00。
2016年03月03日タレントの壇蜜と俳優の石丸幹二が18日(水)、都内で行われた「えひめスイーツコレクション」キックオフイベントにゲスト出演した。愛媛県産イチゴ「紅い雫」のイメージキャラクターを務める壇蜜さんからイチゴタルトを“あ~ん”された石丸さんは「壇蜜さんに“あ~ん”されて、幸せ。一緒になって“あ~ん”と言ってしまいました」と大照れで「素敵な方に“あ~ん”されたことは一生忘れません」とデレデレ。さらに共演したTBS系連続ドラマ「半沢直樹」を振り返り「個性がしっかりしている方。それに壇蜜さんと撮っていると、輝くんです。これはマネできないなと思いました。オンリー・ワン」と、壇蜜さんの女優としての唯一無二の存在感を賞嘆していた。一方、来月3日に35歳を迎える壇蜜さんは「来年はいよいよ年女で本厄。神社に行かなければ」といい、新たなるセクシー系タレントの台頭について聞かれると「私のような老兵は死なず、ただ消え去るのみ。物事に執着せず、同じ土俵に上がる事もないので、粛々と自分の年齢に向き合っていきたい」と持論を展開。イメージキャラクターを務めたイチゴ「紅い雫」にかけて「一歩踏み出せば、私ももうオバハン。このような公の場で、ほかのタレントさんの事を言うのは“瑞々しくない”ですよ」と笑わせた。(text:cinemacafe.net)
2015年11月18日作曲家フランク・ワイルドホーンが生んだ名作『ジキル&ハイド』が来春、石丸幹二の主演で再び登場する。2001年の日本初演以来、鹿賀丈史が演じてきたタイトルロールを2012年に石丸が継承。新たな魅力をたずさえてバージョンアップした大ヒット・ミュージカルだ。 “人間の善と悪”をテーマとした悲劇において医師ジキル博士と悪の化身ハイド氏に扮する石丸は、「最初は、“鹿賀さんが積み上げてこられた作品の良さを引き継いでいかなくては”という重責に思いが揺れましたが、世界中で上演されている作品ですし、いろんな『ジキル&ハイド』があっていいんだ、という思いに至りましたね」と、穏やかな微笑みで前回公演を振り返った。ミュージカル『ジキル&ハイド』チケット情報「鹿賀さんはハイドを演じている時が非常に艶っぽくて、非常に魅力的だという話をよく耳にしていました。僕自身は、ジキルの部分で自分らしさを出していけたらと考えたんですね。なので、けっして単なる善人ではない、ハイドになる可能性の高い内面を持ったジキルを作り上げました。だからハイドになってしまったんだ……という意味づけをしっかりしたことで、人間の持つ闇の部分にエッジを立てた役作りができたのではと思っています。この作品は、非常に野心を持った男の生きざまを表現している物語だと思うんですね。悲劇ではありますが、とても人間臭い話だと。今回も、ご覧になる方がどこかで共感していただけるような、そんな舞台になればと願っています」前回の新スタートを強力に支えたふたりの歌姫、ハイドに翻弄される娼婦ルーシー役の濱田めぐみと、ジキルの婚約者エマ役の笹本玲奈も再集結し、豪華競演に期待がかかる。「時が人間を育てますから、共演するメンバーもこの間に多くの作品を経験して進化しているはず。どんな化学反応が起きるのか、楽しみですね。2012年とは違った解釈で、また新たな『ジキル&ハイド』をお見せしたいと思っています」これまで多くの観客が魅了された本作を石丸が今後長い時をかけ、熟成させていく過程を見届けたい。その願いに「体力の続く限りは(笑)。お客様に“またやってほしい”と思われる『ジキル&ハイド』を演じたいですね」と意欲十分の笑みが返ってきた。「人として味のある、心のひだの細かい役者でいたいんです。僕は、僕らしく」公演は3月5日(土)から20日(日・祝)まで東京国際フォーラム ホールC、3月25日(金)から27日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて。チケットぴあではチケットのインターネット先行を実施中。取材・文上野紀子
2015年10月26日ハードコアチョコレートは、1970年代に東映が製作した特撮テレビドラマシリーズより『快傑ズバット』『アクマイザー3』『コンドールマン』のコラボレーションTシャツを3種同時発売する。■快傑ズバット親友・飛鳥五郎の仇を探して、ズバットスーツに身を固めた早川健が敵の"用心棒"と戦いながら日本中を飛び回る『快傑ズバット』。対決に至るまでのお約束の前口上、早川のキザなキャラクターなども見どころとなった。ハードコアチョコレートとのコラボレーションでは、「ズバッと参上、ズバッと解決! 人呼んでさすらいのヒーロー! 快傑ズバット!!」と今にも聞こえてくるような「ズバット」Tシャツを目指して作られており、ブラックボディに映える"赤"は、早川の燃えるような復讐の"赤"を表現している。■アクマイザー3アクマ族の父と人間の母を持つザビタンの元に集まった2人の同志イビルとガブラが活躍する、東映特撮ヒーローの中でも異色の三人組『アクマイザー3』。もともと悪の組織の一員だった三銃士が、正義の心に目覚め、平和を愛し、一族を裏切り、アクマ族の地球(日本)侵攻を阻止すべく立ち上がる。ハードコアチョコレートとのコラボレーションでは、三人の勇姿を鮮烈なクラデーションで再現。ザビタンの苦悩、そして平和を愛する戦士の姿がTシャツに映える、究極の「アクマイザー3」Tシャツとなっている。■コンドールマン「月光仮面」の川内康範氏原作によるスーパー鳥人『コンドールマン』。川内三部作とも呼ばれるヒーロー3部作の一つで、人間の悪の心を利用し世界征服を画策する個性的な悪役、モンスター一族も話題になった。日本をモンスター一族から守るため、真っ白なコスチュームでマッハコンドルを操り、コンドールアイ、羽手裏剣などを駆使して戦うスーパーヒーローがハードコアチョコレートのTシャツにラインナップされた。Tシャツの価格は各4,100円(税込)。「ハードコアチョコレート 東中野ヘッドショップ」や「ハードコアチョコレート オンラインストア」ほかにて販売されている。(C)石森プロ・東映 (快傑ズバット・アクマイザー3)(C)川内康範・東映 (コンドールマン)
2015年09月28日現在公開中の映画『チャップリンからの贈りもの』の公開記念イベントが21日、東京・恵比寿のYEBISU GARDEN CINEMAで行われ、俳優の石丸幹二が出席した。スイス・レマン湖畔にあるお墓に埋葬されたチャップリンの遺体が盗まれた実際の事件をベースに、遺族の全面協力の元で製作された本作。ドジで間抜けな2人組にスポットを当てながら、チャップリンが実際に住んだ美しい邸宅や墓地をロケ地として登場するほか、チャップリンの息子や孫娘が当時の家族で特別出演している。この日は本作の舞台あいさつが行われ、現在公演中の舞台『ライムライト』でチャップリン役を務めている石丸幹二と日本チャップリン協会会長の大野裕之氏が登壇。1978年に起きたチャップリンの遺体誘拐事件を知らなかったという石丸は「火葬じゃなくてそのまま埋める文化ですから、まさか遺体を持っていくことがあるんだと驚きましたね」と驚がくした様子。本作については「可愛いお嬢さんが出てくるんですけど、その娘のためにお墓を掘る父の姿がとても印象的でした。この映画を見ていると弱者の味方になりますね。どんな貧困でも頑張るんだと応援している自分がいました。チャップリン、すみません(笑)」と感想を述べた。この日は舞台あいさつ中に世界初公開となる『街の灯』のメイキング映像を特別上映。観客と一緒に観た石丸は「チャップリンはチャーミングな人だったんですね。それに我々映画を撮る時は"スタート"の直後無音になるのが当たり前。でも完全に好きなことをしていて準備している訳でもありませんでした。新鮮だしとても貴重な絵でしたよ」とコメント。また、同じ俳優としてチャップリンの魅力を「やはりチャップリンさんはどの映画を見ても愛くるしいいい人なんだと思います。俳優の1人として学びたいし、いつまでも見続けたい作品。僕にとってはテキストでありバイブルですね」と熱く語っていた。
2015年07月22日世紀の喜劇王・チャップリンの晩年の傑作映画『ライムライト』が世界で初めて舞台化される。チャップリンが扮した老芸人カルヴェロを演じるのは石丸幹二。演出は宝塚歌劇団出身、繊細な中にもペーソスやアイロニーを描き出す独特な美的センスを持つ荻田浩一だ。6月中旬、この稽古場を取材した。チケット情報はこちら物語は、かつて大きな名声を得ていたものの、現在は落ちぶれ仕事もろくに来ない老芸人カルヴェロが、足が動かなくなったことを悲観し自殺を図った若きバレリーナ・テリーを助けたところから始まる。カルヴェロはテリーをふたたび舞台に立たせようと支え、テリーもまたカルヴェロに心を開いていくが…。ふたりの心の交流が、第一次世界大戦勃発前夜のロンドンの暗い世相や、舞台人が舞台へ賭ける思いとともに描かれていく。出演者は石丸と、テリーを演じる野々すみ花を含め、たった8人。しかし良知真次、吉野圭吾、植本潤、保坂知寿ら演技巧者ぞろいの精鋭が次々と多数の登場人物を演じていき、鮮やかに1910年代のロンドンの町が生まれていく。くるくると表情を変える彼らの姿は、紙芝居や人形劇が持つようなノスタルジックな効果をも生んでいるようで、面白い。また石丸は劇中劇のシーンでは、コミカルな芸で稽古場を沸かす。眼をギョロリと剥き、口も大きく開ける、戯画的な表情がいかにもで楽しい。チャップリンを彷彿とさせるような部分もありそうで、チャップリンファン、映画ファンも必見のシーンになりそうだ。一方で成功の裏の転落、というシビアさも描かれ、石丸の陽気な笑顔とシリアスな表情の落差にはっとさせられる。荻田の演出はことさら“チャップリン”から想起させられるイメージに寄せすぎず、物語の本質を追求し、新たな『ライムライト』の世界を一から構築しているようだ。そしてカルヴェロとテリーが心を通わせていく過程がとても良い。カルヴェロはテリーを助けたもののどう接していいのか戸惑い、テリーもまた素直に心を開かず、殻に閉じこもる。石丸カルヴェロの屈折、野々テリーの硬質さが、すんなりはいかない不器用な人間たちの姿をうまく描き出す。そんなふたりだからこそ、ちょっとした会話で見せる笑顔が光り、この後ふたりの関係がどうなっていくのか…という期待感を抱かせた。公演は7月5日(日)から15日(水)まで、東京・シアタークリエにて。その後大阪、福岡、長崎、鹿児島、愛知、富山、長野公演もあり。チケットは発売中。
2015年07月01日●「年金機構」の事例は氷山の一角○「年金機構は氷山の一角」、日本だけを狙う攻撃が進行中カスペルスキーは6月4日、日本の企業を広く狙う「Blue Termite」によるAPT攻撃が現在進行中であると発表し、その状況を解説した。なお、Blue Termiteはカスペルスキーによる命名である。冒頭、代表取締役社長の川合林太郎氏は、日本年金機構の年金情報漏えいに絡んだ憶測やデマに近い報道がされているため、今回は事実のみを簡潔に伝えると発言。日本をターゲットにしたAPT(Advanced Persistent Threat)攻撃に関しては、2013年のICEFOGによる事例がある。この発表の際にカスペルスキーのセキュリティチームは、「APTは海外の話ではなくなった」と説明している。翌年2014年には、DARK HOTELと呼ばれる攻撃がアジアで発覚(ホテルのネットワークに不正侵入して宿泊客を狙う。攻撃そのものは7年前から)。これらは、ホテルに宿泊する企業VIPや重要な情報を持っていると思しき人がターゲットにされていた。そして今年、Blue Termiteが発覚した。カスペルスキーによると、Blue Termiteの攻撃は2014年9月から行われていたとのことだ。○感染先IPアドレスの多くが日本。C&Cサーバーも日本なのが最大の特徴同社マルウェアリサーチャーの石丸傑氏は、Blue Termiteの詳細を解説。きっかけは、2014年秋に、健保組合や年賀状を装ったマルウェアメールを発見したこと。健保組合の場合は「Wordファイルのアイコンを持つ実行ファイル」が添付されており、これをダブルクリックするとマルウェアに感染する(自己解凍型ファイルが実行され、ダミー文書の表示とともにマルウェア本体が動き出す)。これだけだと広範囲な攻撃メールのように思われるが、そうではない。Blue Termiteの初期モジュールは、攻撃対象のPCかどうかを判定したうえで、対象と判断した場合に外部への通信プログラム(バックドア)を動作させる。加えて、現在のマルウェアをバージョンアップしたり、攻撃対象ごとにカスタムメイドされたマルウェアを取得したりする。さらに続き、内部ネットワークへの感染拡大を試み、感染PCや内部ネットワークの管理者権限も奪取しようとする。標的ごとに異なるマルウェア行動の一例として、「報道機関」を挙げてみよう。感染したマルウェアによって、そのPCが「報道機関」と判断されると、メールアカウントやブラウザのセッション情報を盗み、重要な情報源となるであろう文書ファイルの窃取を行う。●日本に特化した攻撃、ターゲットにされている業種や機関は?Blue Termiteの最大の特徴は、標的が日本に特化されているだけでなく、攻撃を指令するC&Cサーバーが日本に多く設置されているところにある。カスペルスキーの調査によると、2014年9月から感染PCと指令サーバーの通信を観測してたが、12月からいったん鎮静化。そのあと、今年(2015年)の4月から再び増えているという。ターゲットとなっているのは、政府機関、報道機関、防衛関連、航空宇宙産業、金融業、製造業、エネルギー関連、情報通信と、非常に幅広い。カスペルスキーの観測では、300以上のIPアドレスから通信を確認している。一つの組織で複数のIPアドレスを使うこともあるので、300=組織数ではないが、それなりに広く感染&監視活動が進行しているようだ。カスペルスキーは、情報通信会社からの通信に「c:\windows\system32」フォルダを確認した痕跡があることを問題視している。推測として、クラウドサーバーの基幹部分が乗っ取られた結果、その会社が管理しているクラウドサーバーも乗っ取り可能になっていることを指摘。これが、「C&Cサーバーの93%が日本のサーバー」である根拠とした。○「ウチは大丈夫」と根拠のない自信は捨てよ。誰もが標的になる現状認識をここで川合社長にバトンタッチし、このような状況下で「ウチは感染しない」という根拠のない自信は捨て去り、感染を防ぐテクノロジーに頼るだけでなく、教育や環境、情報の取り扱いを含めた総合的な取り組みが必要と述べた。一件のインシデントで発生するコストは、一般論でいうと中小企業で約56,000ドル、大企業では約649,000ドルにのぼる(1ドル120円で計算すると、56,000ドルは約6,700,000円、649,000ドルは約77,900,000円だ)。これを示したうえで、エンドポイントセキュリティを見直し、脆弱性対策の導入、メール受信環境の再設定(.exeは捨てるか隔離環境に移して従業員が扱えないようにする)、そしてセキュリティコンサルティングを実施して、現状の確認と評価を行うべきとした。
2015年06月04日●カスペルスキー 2015の新機能・機能強化カスペルスキーは、新バージョンとなる「カスペルスキー 2015 マルチプラットフォーム セキュリティ」を発表した。本稿では、都内で開かれた記者発表会における製品説明の内容をレポートする。○IT上の脅威から世界を守る最初に登壇したのは、代表取締役社長の川合林太郎氏である。「Save the World」の実現のために、カスペルスキーが取り組む項目などを紹介した。単に製品の品質だけでなく、取締機関との協力により、サイバー犯罪を撲滅する活動なども紹介した。かねてより、カスペルスキー製品は、高度な検知力などで定評が高かった。最近、国内では、オンラインの不正送金が猛威をふるっている。それに対し、カスペルスキーは、Effitasのオンライン取引の安全認定などでも好成績であったことが報告された。また、今後のコンシューマ製品のロードマップとして、図4を披露した。年内に、iOS向けのセキュリティブラウザ、来年にはパスワード管理ツールが予定されている。アカウントリスト攻撃などのように、ID・パスワードの使い回しによる被害も急増している。その意味では、順当ともいえる製品のリリースとなるだろう。○カスペルスキー 2015の新機能・機能強化次いで、製品本部プロダクトマーケティング部コンシューマープロダクトマーケティングマネージャーの井手さとみ氏が新機能などを紹介した(図5)。まずは、Webカメラののぞき見防止機能である。いずれかのプログラムがWebカメラにアクセスを行うと、ポップアップ通知が行われる(図6)。米国では、Webカメラを悪用した、私生活の暴露などが行われている。こういった危険を防ぐことができる。もう1つの新機能は、無線LAN安全診断である(図7)。公共施設などでは、無料で利用可能は無線LANのアクセスポイントが用意されていることが多くなった。その一方で、暗号化が十分でなかったりすることもある。具体的には、パスワードが平文で送られてしまうといったこともある。便利かもしれないが、実際に使用して大丈夫かは、外見からは判断できない。そんなときに自動的に判定してくれる機能である。その他の強化機能として、以下がある。システムウォッチャー(クリプトマルウェア対策)未知のフィッシングサイトをコンテンツベースで検知ネット決済保護(クリップボード内ののぞき見防止)Mac/Androidに強固なプロテクションユーザービリティの向上(新ユーザーインターフェイス、図8)さらなる高速化・最適化また、販売形態も一新した。パッケージ版では、以下が提供される(価格はいずれも税込)。1年1台4,860円3年1台9,720円1年5台6,080円3年5台12,960円ラインナップが、すっきりしたという印象である。また、従来あったファミリー版がなくなり、プレミアムライセンス版となった(ダウンロード販売のみ)。こちらは、同一世帯のメンバーの端末を台数問わず保護する。1年プレミアライセンス6,980円2年プレミアライセンス10,800円3年プレミアライセンス13,800円●クリプトマルウェアへの対策デモ○クリプトマルウェアへの対策デモ次いで、製品管理本部プロダクトマネージャーの保科貴大氏が、デモを行った。身代金を要求するランサムウェアには、大きく分けて2種類ある。デスクトップロッカー:画面などをロックし、PCを使用不能にするクリプトマルウェア:ファイルを暗号化し、使用不能にする従来は、デスクトップロッカータイプが多かった。最近は、クリプトマルウェアが増えつつある。そして、クリプトマルウェアはこれまで以上にタチが悪い。デスクトップロッカーならば、駆除を行うことで、PCを元の状態に戻すことができた。しかし、クリプトマルウェアは、マルウェアを削除しても、暗号化されたファイルはそのままで使用不能な状態はそのまま残ってしまうからである。デモは、このクリプトマルウェアの対策であった。暗号化されたファイルを元に戻すことは、暗号レベルも上がりほぼ不可能なレベルとなった。そこで、カスペルスキーでは、システムウォッチャーを使い、ファイルの変更を監視する。もし、ユーザーファイルの暗号化(つまり変更)が行われると、バックアップを行う。その機能は、システムウォッチャーで確認できる。[悪意あるソフトウェアによる変更のロールバック]が自動実行になっている。実際に、クリプトマルウェアによる暗号化は、図11のようになる。ファイルタイプが「DONE」となり、開くことができなくなる。さらに、同じフォルダにはhow to repear.txtというテキストファイルが作成される。その中には、ファイルを元に戻したければ、送金せよといった内容が書かれている。しかし、多くの場合、送金しても意味はない。それどころか返信メールに新たなマルウェアが仕込まれている可能性すらある。システムウォッチャーが動作していると、このような変更があった場合、バックアップを作成する。そして、そのアプリケーションが、マルウェアと判定された場合、自動的にロールバックする。ユーザーには、次のように保護プロセスの進捗が表示される。このタイミングで、バックアップが作成される。さらにアプリケーションの分析が行われる。まずは、クリプトマルウェアが削除される。最終的に、このようにロールバックを行い、元の状態に戻すのである。当然であるが、カスペルスキーをインストール前に暗号化された場合には、元に戻すことはできない。また、多くの場合、クリプトマルウェアをダウンロードした時点で、マルウェアとして駆除される可能性が高いだろう。もし、ゼロディ脆弱性などを悪用し、未知のクリプトマルウェアがカスペルスキーの防御を潜り抜けたとしても、暗号化されたファイルを元に戻すことが可能となる。●最新の脅威動向と事例○最新の脅威動向と事例第2部として、国内の脅威動向などを情報セキュリティラボセキュリティリサーチャーの石丸傑氏が紹介した。マルウェアの感染経路として、Web閲覧からが多いことを指摘した。一度の感染で、3から10のマルウェアがダウンロードされる。この中には、FlashやPDF Reader、Javaなどの脆弱性を悪用するものが含まれていることが多い。こうして脆弱性を悪用し、さらにダウンロードを行う。ダウンロードされるのは、金銭を狙うトロイの木馬であったり、ランサムウェアである。最近の特徴の1つとして、1つのIPからは1回しかダウンロードできないような仕組みになっているもが多いとのことである。これはセキュリティ対策ベンダー対策と予想されるとのことだ。悪意を持った攻撃者も、虎の子のマルウェアを必死になって守っているのだろう。さらに、同じWebサイトでも、時間によってダウンロードするファイルが変化することがある。これは、従来のパターンファイルでの検知を難しくしている。トロイの木馬やランサムウェア以外にも、ダウンロードされるものにパスワードスティーラがある。これは、その名の通り、FTPなどのIDやパスワードを狙うものである。その目的は、Webの改ざんである。上述のように、マルウェアをダウンロードさせるためには、所有者の目を盗み、仕掛けを仕込む必要がある。それには、FTPなどができなくてはいけない。そこで、ID・パスワードを狙うのである。最近あった事例では、ブログ作成ツールの脆弱性を狙ったものがある。これは、検索サイトで特定の文字列を検索するだけで、ハッシュ化されたパスワードを表示してしまうものである。一般的には、ハッシュ化されたパスワードは、そのままでは不正アクセスには使えない。しかし、解析ツールなどを使うと、復号できてしまうこともある。こうして復号したパスワードには、「1234」や「8888」といった安易なパスワードが数多くあった。このような状況も、いまだに脅威が減らない原因の1つであろう。こうして、パスワードを入手した攻撃者は、Webの改ざんを行い、マルウェアをダウンロードさせるサイトに変えてしまう。カスペルスキーでは、こういった方法で、3138のWebサイトが改ざんされたことを報告したとのことである。しかし、220ほどのWebサイトが現在でも、マルウェアの強制ダウンロードなどの活動を続けているとのことである。石丸氏は、感染から、IDやパスワードなどの詐取、そしてWeb改ざんと、負の連鎖が継続していると指摘する。この連鎖が、2014年上半期だけで、18億5000万円もの不正送金被害をもたらしているのである。
2014年10月07日ジャッキー・チェン主演最新作『ポリス・ストーリー/レジェンド』が間もなく公開になる。本作は日本語吹替版も公開され、これまで通り石丸博也がジャッキーの声を演じている。アクション・シーンもあるが、年齢を重ねたジャッキーが演技にも力を入れた作品で、石丸は「これまでのジャッキーとは全然違う」と分析する。その他の写真本作は、1985年にスタートした『ポリス・ストーリー』シリーズの10年ぶりの新作で、ジャッキー演じるベテラン刑事が、脱出不可能な要塞と化したナイトクラブで巨大な陰謀に立ち向かう。娘との関係に悩み、事件を追う中で自身の過去に向き合うジャッキーのシリアスな表情はこれまでの作品になかったものだ。「これまでのジャッキーとは全然違うね。映画の雰囲気も違うし、役どころも違う」と語る石丸は、収録を前に「これまで通りにやってたら重みがないから声を落として演じようと思ってる」という。ジャッキーはキャリアを重ねる中で様々な変化を遂げてきたが、石丸は”声”でそれに応えてきた。「俺はいつも言うんだよ。『ジャッキーと共に成長してきた』ってね。いま思うと、自分でもよくやってきたなぁと思うよ。俺たちの先輩は立ち回りの吹替ってそんなにやってないんだよね。アクションはあるけど、西部劇の立ち回りはそんな長くないし、ジャッキーみたいなハードなのはそんなにないんだよ。だから、それを何十年もやってきたことは少し誇りかな」現在では字幕版ではなく“石丸の吹き替えたジャッキー”に愛着のあるファンも多いが、本人は「俺はできるだけ表には出たくないんだよ。しょうがないから出てるけど」と笑顔を見せる。「俺が若い頃は『声優は顔を出さなくてもいいし、インタビューもないしいいなぁ』なんて思ってたんだけどね。若い人が歌をやったり表に出たりするのはいいの。違っていいんだよ。でも、俺は歌も歌えないし、いろんなこと聞かれるのもイヤだしさ(笑)。でも、吹替版がどんどん出来ることはいいことだと思ってるんだよ。字幕版しかない映画はまだ多いんだよね。やっぱ字幕で観るとよくわかんないな、って映画もあるからさ。吹替はもっと増えてほしいよね」。日本のファンが“石丸ジャッキー”を支持し続ける限り、これからも新作が登場し、ジャッキーと石丸の史上最強タッグは続いていくことになるのではないだろうか。『ポリス・ストーリー/レジェンド』6月6日(金) TOHOシネマズみゆき座他全国ロードショー
2014年06月03日3月の東京・日生劇場公演を皮切りに、この春、東名阪で上演されるブロードウェイミュージカル『ジキル&ハイド』。この作品でジキル&ハイド役を演じる石丸幹二を迎えたミニライブイベントが2月8日、東京・山野楽器で行われた。『ジキル&ハイド』チケット情報はこちら『ジキル&ハイド』は、とある目的から人格の善悪を分離する薬を開発した男が、分裂する人格を制御しきれず、愛と欲望の狭間で深く苛まれていくというR・L・スティーブンソンによる有名小説を原作にしたミュージカル。日本でも人気の高い作曲家フランク・ワイルドホーンの壮大な楽曲に彩られた世界的ヒット作だ。日本では2001年に鹿賀丈史主演で初演され、その後も上演を繰り返していたが、今回新たに石丸幹二を主役に据え、ニュー・プロダクションとして上演される。この日も『ジキル&ハイド』の稽古場から駆けつけたという石丸は、黒のタートルネックに茶色のチェック柄のジャケットというラフな格好で登場。公演チケット購入者の中から抽選で選ばれた100名の観客が見つめる中、まずは自身のCDにも収録されている『スマイル』(映画「モダン・タイムス」より)を温もりある声で披露した。その後のトークでは、鹿賀版をはじめNYや韓国など色々なバージョンでこの作品を観たという石丸が「(鹿賀版とは)全然違う、セットも違います」と語り、さらに自分の場合は「良い人格=ジキルで、悪い人格=ハイド、ではなく、僕は良い人格の中にも隙や悪い部分があったと思う。だから僕のジキルはそんなに良い人じゃないですよ(笑)」とアピール。他にも稽古場の現在の雰囲気や共演者の素顔などを楽しげに話した。さらには「今までの日本版にはなかったナンバーが追加になります」という情報を明かし、「かなりのビッグナンバーですよ。歌唱指導の先生に“石丸君、ここで燃え尽きてしまわないようにね”と言われました」と話し期待感を煽っていた。イベントの最後には劇中の代表的ナンバー『時が来た』を熱唱。集まったファンたちも熱心に見入っていた。公演は3月6日(火)から28日(水)に東京・日生劇場、4月6日(金)から8日(日)に大阪・梅田芸術劇場 メインホール、4月14日(土)・15日(日)に愛知県芸術劇場 大ホールにて上演される。チケットは発売中。
2012年02月10日ブロードウェイミュージカル『ジキル&ハイド』の製作発表が11月15日に都内にて行われ、出演する石丸幹二、濱田めぐみ、笹本玲奈、演出の山田和也が登壇した。『ジキル&ハイド』チケット情報はこちら医師として理想を追い求めるも分裂する人格を制御しきれず、愛と欲望の狭間で深く苛まれるヘンリー・ジキルの姿を描いた本作はブロードウェイで大ヒット、日本では2001年に初演され、その後2003年、2005年、2007年と再演を繰り返した人気ミュージカル。今回は日本初演から主演を務めていた鹿賀丈史に代わり、新たに石丸幹二をジキルに据え、他のキャストも一新、ニュー・プロダクションとして上演される。演出の山田和也は「前回までの演出は封印し、新バージョンをゼロから作ろうと思います。もう一度台本とスコアに戻って、舞台美術やステージングやその他をクリエイティブチームの力を結集して作ります」と宣言する。石丸はこの日の会見では、1992年アルベールビル冬季オリンピックの公式テーマ曲にもなった有名な劇中歌『時が来た』を披露。堂々たるパフォーマンスを見せ公演への期待感を存分に煽ったが、「鹿賀さんが演じられたものはもちろん、NYの初演も拝見し、すばらしい歌の力と演技力、それが伴った俳優がやる作品なんだと感じました。そしていつかこの作品に自分が挑戦できる時が来たらいいなと思っていました。出演が決まった時、まさに『時が来た』と思いました」と心境を語った。ジキルを愛する娼婦ルーシーには劇団四季で様々なヒロインを演じてきた濱田めぐみ、ジキルの婚約者エマには笹本玲奈がそれぞれ扮する。濱田は「舞台を観た時に、幻想的で誘惑的、身体ごと持っていかれるような何とも言えない不思議な気持ちになりました。ルーシーという女性像も自分の中ではすごく響くものがあり、やってみたいと思っていた」と作品の魅力を語り、笹本も「舞台を観て何度もCDも聴いて、大好きなミュージカルの上位に入っている作品。エマの愛の深さを繊細に演じていけたら」と意気込みを話した。それぞれ歌唱力に定評のある3人。山田も「音楽的に何の不満も不安もない。見事な『ジキル&ハイド』になると思います」と太鼓判を押していた。公演は3月6日(火)から28日(水)に東京・日生劇場、4月6日(金)から8日(日)に大阪・梅田芸術劇場 メインホール、4月14日(土)・15日(日)に愛知県芸術劇場 大ホールにて。東京公演のチケットは11月19日(土)に一般発売開始。大阪公演は12月10日(土)、愛知公演は12月17日(土)に発売開始になる。現在東京公演は、プリセール(WEB先着先行)実施中、大阪公演は、2次プレリザーブ(WEB抽選先行)受付中、愛知公演は、11月18日(金)11:00よりプレリザーブ受付開始。
2011年11月16日