「E-girls」の石井杏奈の初主演映画『ガールズ・ステップ』が9月12日(土)に公開を迎え、石井さんをはじめ、小芝風花、秋月三佳、小野花梨、上原実矩、川村泰祐監督、主題歌を歌う「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のメンバーが舞台挨拶に登壇した。性格も歩んできた道のりも異なる5人の女子高生がダンスユニット「ジミーズ」を結成し、友情をはぐくみながら大会に向けて成長していくさまを描く。「E-girls」ではなく「ジミーズ」の一員として映画の中でダンスに臨んだ石井さんは「5人で何もない状態から2か月毎日レッスンして、感情も入るしみなさんの前で踊ったときは達成感がありました!」と充実の表情。メンバーを見やり「みんながジミーズでよかった!この映画で殻を破って、初主演の夢も叶い、みんなとも出会えました」と涙を浮かべながら感慨を口にし、思わず隣の小野さんと上原さんもつられて涙ぐむ一幕も!秋月さんはすっかり“定番”となった「『E-girls』の三佳です!」という挨拶で、上原さんから「今日3回目(笑)」と突っ込まれつつ、ノリノリで「2階席~!」と観客を煽り「温かいですね」と満面の笑み。ダンスシーンに関しても「(自分が)『E-girls』と思うのみでした。そうしたら最高のパフォーマンスができるので、『E-girls』を見ながら“私もあそこにいる”とイメージして、『E-girls』だと思って踊りました」と語る。さらに怖いもの知らずの秋月さんは「『GENERATIONS』さん的にはどうでしたか?」と自らのダンスの出来について果敢に質問し中務裕太から「素晴らしかったですよ」との称賛コメントを引き出し「優しいなぁ…」と嬉しそうに微笑んだ。「GENERATIONS」の数原龍友は「バラバラだったジミーズが、仲間の大切さに気付き、仲間のために頑張り、ひとつの夢を叶えていく姿は、共感するところも多く感情が入った」と語り、片寄涼太は主題歌「ALL FOR YOU」について「映画の内容を伝えて歌詞を書いていただいたんですが、自分たちにとっても共感できる部分が多かった」と楽曲と映画をグループとも重ね合わせていた。石井さんは、これからもジミーズとして踊りたいか?という質問に「踊りたいです!第2弾ができるように!」と続編を熱望していた。『ガールズ・ステップ』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガールズ・ステップ 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「ガールズ・ステップ」製作委員会
2015年09月12日成城石井は9月10日、11月19日に解禁となる「ボージョレ・ヌーヴォ2015」の予約受付を全国の店舗とオンラインショップで開始する。ボージョレ・ヌーヴォはフランスのブルゴーニュ地方、ボージョレ地区でその年に収穫されたばかりのブドウで作るフレッシュなワインで、毎年11月の3週目の木曜日に解禁される。同社によれば、今年のヌーヴォは暑さと強い日照りにより原料となるブドウの成熟がよく進んでいるため、例年よりブドウのうまみが凝縮されたコク深い味わいになることが期待されているという。同社が用意した5種のワインは、日本に100名程度しかいない「エノログ」という資格を持つワイン醸造の技術管理士が厳選し直輸入したもの。このうち「カーヴ・ド・ジュリエナス ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ」は、フランス・リヨンで開催されているワインコンクール「トロフィー・リヨン・ボージョレ・ヌーヴォ」で昨年金賞を受賞した1本。店頭販売価格は税別2,590円(750ml)。予約すると特別価格の税別2,460円で購入することができる。また樹齢50年以上の樹木からとれたブドウを使用した「カーヴ・ド・ジュリエナス プレミアム ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ V.V.」はまろやかで深みのある味わいが特徴。店頭販売価格は750mlで税別3,290円(予約特別価格: 3,120円)。予約の受付期間は9月10日~11月18日で(発送の場合は11月17日まで)、販売開始は11月19日の午前0時となっている。各店舗の販売数量に達し次第、受付を終了する。
2015年09月04日「E-girls」の石井杏奈初主演作『ガールズ・ステップ』の予告編が、このほど解禁となった。幼いころにいじめられたトラウマから、誰に対しても調子よく接してしまう高校2年生のあずさ(石井杏奈)は、ある日ひょんな事から、ダンス部を結成する羽目に。集められたメンバーは、根暗の愛海(小芝風花)に勘違い女の葉月(小野花梨)、それからガリ勉の環(秋月三佳)にヤンキーの美香(上原実矩)。通称“ジミーズ”と呼ばれる面々だった。更に、コーチとしてやってきたケニー(塚本高史)は、とにかくチャラいしなんか胡散臭い…!!元々友達のいない“ジミーズ”だが、失敗を重ねながらもひたむきに挑む彼女たちに、まさかの友情が芽生えはじめ…!?グループも個性もバラバラな5人の地味で浮いた高校生「ジミーズ」が、ダンスを通してみんなで一つの目標に向かうことの楽しさや、友情の大切さなどに気づき、それぞれが成長していく姿を等身大に描く本作。初主演を果たす石井杏奈をはじめ、ネクストブレイクが期待されるフレッシュなキャストが「ジミーズ」の面々を個性豊かに演じている。このほど公開となった予告編では、小学生の頃にいじめられたトラウマから、誰にでもいい顔をしてクラスの中心メンバーのパシリも嫌な顔一つせずこなす主人公・あずさが、ひょんなことからスクールカーストもキャラクターもバラバラの仲間たちとダンス部を結成する過程が映し出されている。ダンス部の仲間たちや、見た目や言動は一見チャらそうに見えるコーチ・ケニー長尾らと本音でぶつかりあううちに、戸惑いながらも本当の「仲間」と呼べる存在を見つけていくことで成長するあずさ。さらに、あずさの幼馴染で学校一の人気者・保との淡い恋の予感も…!?そして、ジミーズ5人がクライマックスで披露するダンスシーンもこのたび公開に!あずさを演じた「E-girls」の石井さん以外、本格的なダンスには初挑戦となる「ジミーズ」の躍動感溢れるダンスに注目だ。尚、本予告編は本日25日(土)より全国劇場での上映が開始。「いっちょ、はじけますかっ★」とキラキラ輝くキャストたちを、まずはこの予告編から覗いてみて。『ガールズ・ステップ』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガールズ・ステップ 2015年秋公開予定(C) 2015「ガールズ・ステップ」製作委員会
2015年07月25日女子高生がダンスに青春を燃やす姿を描いた映画『ガールズ・ステップ』に主演する「E-girls」の石井杏奈をはじめ、小芝風花、小野花梨、秋月三佳、上原実矩が7月19日(日)に行われたダンスイベントに出席。劇中のダンスを観客の前で披露した。「E-girls」が所属する「LDH」主催のダンスイベント「EX SHOW」にゲストとして登場したもので、5人が劇中で結成するダンスグループ「ジミーズ」をこの日のために再結成。LDHが運営するダンススクール「EXPG」に通う女子中高生約30名をバックダンサーとして従えて、映画の中でも披露している、「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の楽曲「ALL FOR YOU」に合わせたダンスを、女子高生の制服姿で踊った。「E-girls」のライヴの時よりも緊張したという石井さんだが「ステージに出たら、みんながいて、お客さんがいて、楽しく踊れました」と満面の笑み。小芝さんは「(緊張で)足に力が入らず、失敗したところもあって悔しいですが、また5人で踊れて楽しかった」と嬉しそうに語る。小野さんは「舞台袖で杏奈が『E-girlsのライヴの時より緊張する』って言ってるのを聞いて、やめてくれよ!勘弁してって思った」と苦笑しつつ「楽しかったです」とホッとした様子。上原さんは、撮影では観客も含め、全員が自分たちのために集まった“ホーム”だったのに比べ、今回は「私たちがお邪魔させていただいた」と正反対の立場であり「練習の時に先生が『全員、敵と思って踊った方が良いよ』と言ってたんですが、出て行った瞬間に『ワァーッ!』となって…思った以上の歓声でちょっと調子に乗りました(笑)」と語った。秋月さんは壇上での自己紹介で「E-girlsの三佳です!」と語り、笑いを誘っていたが「2週間前から『やる』と決めていた(笑)」とか…。本作への出演をきっかけにE-girlsが大好きになったそうで「今日はついに自分もE-girlsになれる日だと…」とノリノリで語っていた。石井さんは今後、映画の中にもあるように「ジミーズで地域のお祭りとかで踊ったりをサプライズでやってみたい!」とジミーズとしての活動継続に意欲をのぞかせていた。『ガールズ・ステップ』は9月12日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガールズ・ステップ 2015年秋公開予定(C) 2015「ガールズ・ステップ」製作委員会
2015年07月19日「E-girls」の石井杏奈が初主演果たす青春映画『ガールズ・ステップ』。9月12日(土)に公開を迎える本作のポスタービジュアルが、このほど公開となった。必修科目であるダンスのテストを欠席した5人の高校生、あずさ(石井杏奈)、愛海(小芝風花)、葉月(小野花梨)、環(秋月三佳)、美香(上原実矩)は、陰で「ジミーズ」と呼ばれる地味で浮いた面々。単位を落とせば進級ができない崖っぷちの「ジミーズ」5人に課されたのは、2週間後に行われる地元のフェスティバルでストリートダンスを踊ることだった…!完成したポスターは、ピンクを背景に青春の瞬きが表現されたシャボンの中で、まさに青春がハジけた瞬間を切り取ったようなポップでキュートなデザインに仕上がっている。「いっちょ、ハジけますかっ」というキャッチコピーの通り、クラスでも地味で浮いていた「ジミーズ」が、ダンスを通して自分の殻を破り、成長した5人のナチュラルな表情が印象的だ。今年5月に実施されたポスターの撮影では、昨年11月に撮影を終えて以来久しぶりの集合となる「ジミーズ」が再会を楽しむ女子トークを繰り広げ、賑やかな雰囲気の中行われたそう。「GENERATIONS from EXILE TRIBE」が歌う主題歌「ALL FOR YOU」が流れるとリズムに合わせて5人が楽しそうに踊りだす場面もあり、撮影以後は踊っていないにも関わらず全員がほぼ完ぺきなダンスを披露する5人にスタッフがビックリする場面も!女子高生限定150名で実施したモニター試写で、92%と非常に高い満足度を獲得した本作。6月末より開始したマスコミ試写会では、子供を持つ世代からも「中高生に見てほしい映画」「ジミーズを応援したくなる」「感動して泣いた!」など自分の青春時代と重ね合わせての感想や子供に見せたいという絶賛の声が相次いでいるという。さらに追加キャストとして柳ゆり菜、松浦雅などのキャストに加え、宝塚歌劇団の卒業生・音月桂の出演も明らかになった本作。ポスターは、7月11日(土)より全国劇場にて順次掲出されるという。『ガールズ・ステップ』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガールズ・ステップ 2015年秋公開予定(C) 2015「ガールズ・ステップ」製作委員会
2015年07月10日パイ インターナショナルは6月11日、書籍『黒い鳥の本』(文・石井ゆかり、絵・沙羅/税別1,400円)を刊行する。著者は、星占いの記事やエッセイなどを執筆し、独特の文体で老若男女を問わず人気を集める、ライターの石井ゆかりさん。2010年刊行の『12星座シリーズ』(WAVE出版)は120万部を超えるベストセラーとなった。著書は他に『禅語』(パイ・インターナショナル)、『愛する人に。』(幻冬舎コミックス)等多数。同書は、幸せを見つける『青い鳥の本』、人との関係や恋愛に悩む人に向けた『薔薇色の鳥の本』、ビジネスやお金に悩む人に向けた『金色の鳥の本』に続く、青い鳥シリーズ第4弾となる。青い鳥シリーズは、本をぱっとひらき、そこにある文章を読む占い(ビブリオマンシー)のシリーズ。今回は、怒り、悲しみ、恨み、嫉妬といった心の闇「黒い鳥」を見つめることがテーマとなっている。同書の前書きでは、次のように綴られている。"ビブリオマンシー本『青い鳥の本』から始まった「鳥」シリーズ、これで四作目となりました。ビブリオマンシーとは、ごく古くからある占いです。厚みのある、聖書のような本を、ひといきにぱくんと開いてそこに偶然出てきたページにある言葉を「お告げ」として捉える、という占いです。もちろん、最初のページから順にめくって、ミニエッセイのように楽しんで頂くこともできます。既刊と同じく、私のWebサイト『筋トレ』の毎週の占いや、ブログやツイッターなどの記事を抜粋・加筆したものと、書き下ろしの文章とをまとめて収録しています。ですが、今回はだいぶ様相がちがいます。これまでの三作は、どちらかと言えば明るく、やわらかい雰囲気のものだったのですが、本書は敢えて、心の中の一番暗く湿った場所をイメージして、そこから書き上げました。たとえば、本当に疲れ切ったときや、気持ちが落ち込んでいるとき、ふさぎ込んでいるとき、涙に暮れているときなどは、明るく前向きなものなど、見たくもないように思います。私たちの心の中には、前向きで正しくあろうという思いと同じくらい、ネガティブな、または攻撃的な感情も潜んでいるものではないでしょうか。それを打ち消してしまうことが「成長」かというと、そうでもないように思われます。昨今、正しくあろう、前向きでありたい、と思うあまり、自分を責めすぎたり、心の暗がりを否定しすぎたりして、苦しんでいる人が少なくないように見えます。私たちは本来、みんな大きくちがった存在なのに、どこかにある正しさに自分を合わせようとして必死になっている人もよく見かけます。そうした苦しみの中には、無益なものもあるのではないでしょうか。私たちはもっと悪意に満ち、無様で滑稽ですらあることを、もう少し、受け入れてもいいのではないでしょうか。そんな思いから、敢えて思い切って、「暗い側」に舵を取ってみた本作です。占いの結果として読んだ時、「悪い答え」が出たように思えても、決してあわてたり、悲観したりしないで下さい。この本には、「良い答え」も「悪い答え」もありません。この本を開いて出る「占いの結果」は決して、ものごとの未来のなりゆきでないのです。この本で占いをして出てきた言葉は、あなたの心の中に、あるいはだれかの心の中にあった「過去のこと」だと考えると、ピンとくるものがみつかるかもしれません。私自身、悲しみや苦しみ、悩みや迷いの中で「きれいごとを云うな!」「他人に何がわかる!」などと、自暴自棄気味になったことが何度もあります。そんな気持ちの時に、「アドバイス」ではなく、もっと別な「対話」ができるような本になればと思いました。皆さんの心が嵐の中に置かれたとき、その嵐をさまたげることなく、孤独を少しでも共有できたら、と願う次第です。石井ゆかり"
2015年06月02日フジテレビ系7月期スタートの木曜夜10時枠の連続ドラマ「探偵の探偵」の主演を北川景子が務めることがこのほど決定した。北川はフジテレビ連続ドラマの初主演、今作品で初の探偵役、初の本格アクションに挑戦する。原作は、「万能鑑定士Q」シリーズや「千里眼」シリーズで累計1,000万部以上の売上を誇る松岡圭祐の、シリーズ累計40万部を突破した「探偵の探偵」(講談社)。「探偵を追う探偵」という異色の設定ながら、職業としての「探偵業」を徹底的な取材に基づくリアリティーで描写し、圧倒的なスピード感とスケール感で読む者の心を虜にする、傑作サスペンスとして人気を博している。北川が演じるのは、亡き妹のため命がけで探偵を追う探偵・紗崎玲奈(ささき・れな)。容姿端麗、頭脳明晰で、記憶力が異常に良く、物事を総合的に判断して最適な行動を選択することができる能力の持ち主。残忍なストーカーによって実の妹を殺されてしまったことをきっかけに、中堅調査会社スマ・リサーチ社に新設された悪徳探偵業者を調査・追及する「対探偵課」にて、たったひとりの調査員として切り盛りする孤独な女探偵だ。今回の役どころに対して北川は、「もともとは普通の女の子だった玲奈が妹を失うことによって、変貌していくそのさまに、衝撃を受けました。」と語る。クールな探偵を演じることについては、「まだ台本は4話までしかいただいていないので、この先、玲奈が笑う日が来るのかは分からないですけど、いまのところは、笑顔はないです(笑)。」とコメント。まったく笑わないという役での連ドラ出演は初めてなのだという。さらに、本格アクションシーンに初挑戦する本作の撮影に当たって、かなりハードなトレーニングを積んだという。「原作を読んでハードな印象を受けたので、アクションをカッコ良くできないことには、原作の世界観を映像として具現化することはできない、と思いました。幸い私は特撮出身で、アクションに対する恐怖心が全くなく、基礎的なことも特撮時代に培っていたので、その経験を生かせる役でうれしかったです。」「(トレーニングは)結構ハードなんですけど。“あしたのジョー”みたいな感じでやっています(笑)。」と、かなりの意気込みで撮影に挑んでいるようだ。オリコン調査の「女性の選ぶなりたい顔ランキング」で、2010年、2013年、2014年と3度も1位に輝いている北川さんは、原作2巻表紙のイラストをイメージして赤いトレンチコートを着て撮影した写真を観た原作者・松岡に「まるで表紙から抜け出してきたよう」「生き写し」と言わしめるほど、主人公・紗崎玲奈のイメージそのもの。さらに、映像化作品に対して「原作の世界観が魅力的に視覚化されていると思います。毎週1時間、楽しい時間が過ごせると確信しております」と絶賛のコメントを寄せている。幾重にも張り巡らされた伏線と先の読めない展開の連続で、ページをめくる手が止まらなくなる原作の魅力を、迫力あるアクションや斬新な映像表現を用い、余すところなく映像化する本作。同じく北川さんが出演し多くの視聴者を引きつけた「HERO」(2014年7月期ドラマ)のプロデューサーである渡辺恒也が本作においてもプロデュースを手がけ、「いままでにない新しい作品を作りたい」と意気込みを語っている。演出は、「私が恋愛できない理由」や「BOSS」の石井祐介。「探偵を探偵する」という異色の本格アクションサスペンスドラマとして、この夏話題を呼びそうな作品だ。木曜劇場「探偵の探偵」は、7月よりフジテレビ系にて毎週木曜日、午後10時放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年04月30日シンガポールを拠点に世界中で照明デザインを手がける、Lighting Planners Associates 服部祐介氏。照明デザインという仕事、そのデザインプロセス、そして国による違いについて、彼が手がけたプロジェクトを巡りながら話を聞いた。○光だけでなく陰もデザインする――"光をデザインする"ということについて教えて下さい。光という存在自体は誰でも知っていますし、皆さんは日常的に光を体験していることだと思います。ただ、光が影響をおよぼす空間の印象や心地よさのようなものは、皆さんが無意識のうちに感じ取っていることが多いので、それをデザインするという仕事は分かりにくいかもしれません。一言でいいますと、この仕事は照明に関する知識を利用して空間を光で演出する職業です。照明デザインと言うと舞台照明、映画照明など様々ですが、我々が専門としているのは建築照明、もしくはもう少し広義に環境照明という分野。照明器具をプロダクトとしてデザインしていると思われることも多いのですが、そうではなく、自然光や人工光(いわゆる照明器具)をツールとして空間をどのような光の環境にするかを考える職業なのです。建築、造園、電気設備など多岐にわたる知識を必要とするちょっと変わった職能かもしれません。照明デザインの歴史は50~60年と浅く、それまでは職業として確立するまでは建築家が照明、主に自然光をどのように空間に取り入れるかを考えていたのですが、建築の用途が多様化し、照明のテクノロジーが複雑化し、専門職としての必要性が高まり生まれました。建築家だけでなく施工主が照明の重要性に気づき始めたことや、省エネが取り沙汰されるようになってからは、私たちの職能がさらに重要視されるようになってきました。建築と私との出会いは、私がまだ高校生の頃に建築家 ル・コルビュジエの展覧会を訪れたことでした。大学で建築を学ぶようになり、そこで人が空間で感じる「環境」を形作るものには、音・光・空調の三つの要素があることを学びます。このとき初めて環境心理学という分野に出会い、大学院に進学以降、主に光環境について研究してつき詰めていくことになりました。ですから、実はデザインを学んだことはないんです。照明デザインを専門に学べる大学は、アメリカ、スウェーデン、ドイツなどにはありますが数は少ないんです。ですから、私が勤めているLighting Planners Associatesという照明デザインの会社には、さまざまなバックグラウンドを持ったひとたちが集まっています。電気設備の設計をやっていたひと、造園をやっていたひと。それぞれいろんなきっかけで照明に出会ったひとたちが集まっています。――シンガポールではどのような仕事を?2008年に赴任しました。当時はまだマリーナ・ベイ・サンズもありませんでした。今もそうですが当時のシンガポールは建設ラッシュ。東京勤務だった頃に海外の案件を担当していたことなどがきっかけで、赴任することになりました。こちらでは都市計画のようなものから、ホテル、商業施設、オフィスビル、住宅コンドミニアムの照明デザインまで、照明に関わる幅広い仕事に携わっています。都市計画の事例として、シンガポール政府からの依頼を受けて、ベイエリアやショッピングエリアなど中心街の景観を形づくる照明に関するマスタープラン策定を弊社で行いました。また、マリーナ・ベイ・サンズホテルに隣接する植物公園 ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの照明デザインに私も参画しました。公園内には屋外施設もあるため、夜間の照明をデザインする仕事でもありました。どのエリアが、どの程度の明るさだったら、来訪者に理想のストーリーを体験してもらえるか。照明デザインは、「陰影をデザインする仕事でもある」ということを再認識しました。○来訪者の無意識をあやつるデザインのプロセス――デザインを行う過程について詳しく教えて下さい。ビクトリア・シアター&コンサート・ホールの事例でご紹介します。約100年間の歴史がある古い建物で、老朽化のためリノベーションが行われました。私も2009年から今年まで5年間携わりました。照明デザインのコンセプトは、“Old meets New”を伝えること。シンガポールでは貴重な歴史ある佇まいと、リノベーション後の新しさをハイライトするようデザインしました。○北欧は自然光をいかに取り入れるか、南国は遮るか――国によって違いを感じますか?特に中国のクライアントは、自分の建築をまわりで一番に目立たせることを好むことが多いですね。とにかく、周りより明るく奇抜に目立たせてくれと望む。香港や上海ならよいのかもしれませんが、パチンコ屋のように下品に明るくするのが適切でない立地にある場合は照明の数を減らしましょうと提案することも。こうした建築を取り巻く周辺環境を解釈しながらデザインを考えるマインドセットは建築を学ぶ過程で身につけたものです。自然光に対する考え方も基本的には国によって異なります。たとえば、北欧では限られた自然光を建造物にどう入れられるかという視点でデザインします。一方、赤道直下などの南国では、暑さのしのぐために自然光をいかに遮るかという視点で考えます。その土地の立地、天候、そして経済状況も含めて環境です。照明もそれに対応させます。生活の中に取り入れる照明の明るさの好みも異なります。ヨーロッパでは、レストランでもロウソクの光でステーキを食べたりします。肉がきちんと焼けているかどうかも分からないほど暗い場合もあります。スウェーデンの住宅を訪れたときも、ロウソクのような明かりで生活している家もありました。夕日やいわゆる間接照明などもそうですが、暖かみのある、いわゆる「色温度の低い」光が好まれます。白人は目の色素が薄いので光に敏感だとも言われています。一方、東南アジアなど日照時間が長い地域では、冷たい白色の「色温度の高い」蛍光灯むき出しのところで食事をしてお酒を飲んだりします。日本では、障子や行灯など面で光る照明が日本らしいとされますよね。日本の多くの現代住宅は、天井にひとつ明るい蛍光灯がついていて、リビングをくまなく照らすような環境です。これは、私は知らない時代ですが、親やその前の世代の方々が戦後貧しい時代を裸電球で生活してきたので、明るいことが豊かだというマインドセットがあることに一因があるように思います。――海外での仕事という面で苦労する部分もあると思うのですが。たとえばインドで高層ビルの案件にたずさわっていたときに、予算を使い切ってしまいビル自体の建設が途中で止まったなんてことがありました。また、これはどの国でもあることですが、施工会社とのコミュニケーションに苦労します。日本では考えられないことが起こる。器具の設置作業を指示通りにやってくれなかったりするんですよね。慣れるまではいらいらしていましたが、むしろそれを楽しむ余裕がないとストレスを感じるのではないでしょうか。デザインに対する妥協は好きではありませんが、できるところはしないと作業が進んでいかないこともあります。海外ではそのバランス感覚が必要です。――照明デザインのトレンドを教えて下さい。発光ダイオード、いわゆるLEDがこれまでの照明をすべて置き換えようとしていることでしょうか。省エネにもなりますので、ランニングコストを削減したいクライアントにとっては魅力的です。企業イメージを良くするために照明はすべてLEDを、なんていうことを求められることがあります。しかし、われわれは従来の白熱灯、蛍光灯ほか様々な光を使い分けて提案するようにしています。白熱灯の光と比べてLEDの光は、食べ物のおいしさや女性の肌の美しさを表現することには向いていない。光源それぞれに特性がありますから。その環境に適した光をデザインすることがわれわれの任務です。――デザイナーとして今後の展望は?3.11の東北での震災後、色々な方が色々なことを考えたように、私も照明デザイナーとして何ができるかを考えました。被災地の方々が、電気の無い寒い中、暗く不安な夜を過ごしているのだろう。そこが明るいだけでも少しは安心できるのではないかと、太陽パネル内蔵のLEDが発光するキャンプ用のランタンを被災地に送ったこともあります。この震災がきっかけで、自分の照明デザイナーの社会的役割を考えるようになったと思います。光というのはエネルギーが変換されて得られます。照明にはエネルギーが必要、つまりお金のかかることです。フィリピンのマニラを訪れたとき、夜間に空港からシティーエリアに向かっていたのですが、その道のりにスラム街があり、ものすごく暗くて、いかにも治安が悪そうでした。街が暗いと、犯罪などが起こりやすく治安が悪くなり、ますます貧しくなってしまいます。そういう場所には必要なだけの光があればなと思います。全ての場所を明るくすればよいということではありませんが、こういった負の悪循環は光でも打開できるのではと考えています。いま照明デザイナーを起用するクライアントは、主に経済的に豊かな人や会社です。しかしそうでないひとたちにも自分の力を還元していきたいと思っています。そういった考えの中で将来やらなければと考えているのが、災害が起こった地域や暗く治安の悪い地域などに光を届けるボランティア。昼は太陽が分け隔てなく光を届けてくれます。夜もそうなれば素敵だと思うのです。照明デザイナー服部祐介1980年、東京都生まれ。東京工業大学工学部建築学科卒。同大学院総合理工学研究科人間環境システム専攻にて環境心理学を研究。工学修士。2006年Lighting Planners Associates に入社し2008年からシンガポール事務所にて照明デザインに従事。主な担当プロジェクトに、表参道アカリウム、ヒルトン東京、Gardens By the Bay、ION Orchard、Tang Plaza ファサード改修、Peranakan Museum, Victoria Theatre and Concert Hall、CapitaGreen、Aman Shanghaiなど。その他、住宅プロジェクトも担当する。国際照明デザイナー協会(IALD)会員
2015年01月06日成城石井はこのほど、神奈川・関内にワインバー「Le Bar a Vin 52 AZABU TOKYO 関内店」をオープンした。世界中から選りすぐった上質なボトルワインを120種類以上そろえるというワインバー。週末には、グラスシャンパンを1杯つけた「シャンパンランチ」を1980円(税別)で販売するが、12月の6日7日13日14日は特別に「ドンペリニョン」を提供する。メインは黒毛和牛のハンバーグ。1日限定14食。
2014年12月04日成城石井はこのほど、神奈川・関内にワインバー「Le Bar a Vin 52 AZABU TOKYO 関内店」をオープンした。世界中から選りすぐった上質なワインと食材をコストパフォーマンス高く提供するワインバーといい、ボトルワインは120種類以上を揃える。フードメニューは「国内産黒毛和牛のグリルプレートランチ 木桶醤油のオニオンソース」(1,280円・税込)など、ランチメニューを充実させているとのこと。また、同店では、「ワインパスポート」を期間限定販売。52万円(税別)で、一定条件を満たせばグラスワインが5年間飲み放題となる。パスポートの購入者は、来店時にパスポートを見せるだけで、グラスワインが毎日楽しめる。
2014年12月04日輸入食料品店を展開する成城石井は10月2日、オーテモリ地下2階に新業態「エピスリー・ボヌール(EPICERIE BONHEUR)成城石井」」をオープンする。営業時間は7時半から23時。面積は35坪。エキナカ展開で蓄積したコンパクトショップ運営を生かすという。約2,500アイテムを扱い、内約250アイテムが今店舗オリジナルの商品。施設ターゲットと同じく女性OLに向けた商品を多く扱う。ショップ限定で、豊富にそろえた輸入紅茶やオーガニックワイン、成城石井人気ナンバー1という「プレミアムチーズケーキ」にドライフルーツを載せたオーテモリ限定チーズケーキなどを用意。また、朝食・昼食需要を見込み、お弁当やサンドウィッチを販売する。サンドウィッチに合わせたテイクアウト用焙煎コーヒー(150円)もふるまう。商品だけでなく空間にもこだわりを見せ、内装の一部は間伐材、照明はLEDを使用。スタッフのエプロンは、「エディフィス(EDEFICE)」がデザインしたものだ。
2013年10月01日「成城石井」は出店100店舗達成を記念し、「ポーター(PORTER)」とコラボレーションしたバッグを開発、成城石井のECサイトにて100点限定で販売する。9月18日15時より予約受け付けを開始した。10月上旬より順次発送される。今回登場するトートバックは、仕事だけではなく買い物でも活躍できるようにとの成城石井の意図をポーターが技術と品質によって表現。カラーはブラックで、素材は表面にコットンサージ、裏面はPVC加工を使用。価格は送料込みで1万6,900円、展開はECショップ「成城石井ドットコム(SEIJOISHII.com)」のみとなる。成城石井は1976年、東京・世田谷区に1号店を出店し、今年3月に100店舗を達成した。2007年にオープンしたECショップでは、成城石井の人気ナンバー1スイーツ「自家製プレミアムチーズケーキ」や、世界中から選りすぐったワインやビール、お菓子など1,200点を超えるアイテムを展開する。
2013年09月19日スーパーの成城石井は全国110の店舗で、11月21日に解禁となるボージョレ・ヌーヴォ 2013の予約販売を9月10日に開始した。ヌーヴォのラインアップは「メゾン・ミッシェル・ジャック」を筆頭に、フランスから同社が輸入した7種類となっている。2013年の葡萄(ぶどう)は春先こそ生育が遅かったものの、7~8月は天候に恵まれたため、品質のよいヌーヴォになることが期待できるとのこと。収穫は10年ぶりに遅めとなるので、例年よりもフレッシュな味わいになる。同店では、三ツ星レストラン「ラ・コート・サンジャック」監修のメゾン・ミッシェル・ジャック ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ(3,600円/予約価格3,300円)、ドメーヌ・カラ ボージョレ・ヌーヴォ・ダムナチュール(3,600円/予約価格3,300円)をはじめ、フランスから自社輸入した7種類のヌーヴォを用意。その他のラインアップは、メゾン・ミッシェル・ジャック ボージョレ・ヌーヴォ(3,300円/予約価格3,000円)カーヴ・ド・ジュリエナス ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ(2,600円/予約価格2,400円)、カーヴ・ド・ジュリナス ボージョレ・ヌーヴォ(2,400円/予約価格2,300円)など。また、白ワインのヌーヴォは、ソーヴィオン・ミュスカデ・ヌーヴォ(2,499円/予約価格2,300円)を用意した。店舗ではボージョレ・ヌーヴォにあわせて、おすすめのチーズやオリーブ、スモークサーモンなども豊富にそろえる。ヌーヴォの2本セットも用意した。セットの内容は、ヴィラージュ・ヌーヴォ(3,600円)と、ドメーヌ・カラのダムナチュール(3,600円)。予約特別価格6,000円。ヌーヴォ紅白セットとして、カーヴドジュリエナスのヴィラージュ(赤)とミュスカデ(白)のセットも選べる(5,000円/予約価格4,500円)。予約受付は11月20日まで。ただし発送の場合は11月19日までとなっている。各店舗の販売数量に達し次第、受付は終了する。ボージョレ・ヌーヴォ 2013の販売開始日は、11月21日0時からとなっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年09月13日ミクシィは15日、同日に開催された取締役会において、現執行役員経営企画室長の朝倉祐介氏(30歳)が新たに代表取締役社長に就任する人事を決定した。現代表取締役社長の笠原健治氏(37歳)は辞任し、取締役会長に就任する。同社は、スマートフォンへの急激なシフト、オンラインでのコミュニケーション手段の多様化といった変化に適応するために、経営トップの大幅な若返りを図ったと説明。今回の人事は、2013年6月25日に開かれる定時株主総会および取締役会を経て、正式に決定する。朝倉氏は、スタートアップ企業の経営者を経て、ミクシィに参画後、2012年7月に執行役員経営企画室長に就任。事業開発および経営戦略の策定を担当するとともに、「ユーザーファースト」の推進やユニット制の導入などを主導してきた。笠原氏は1999年の会社設立以来、mixiをはじめとする複数のサービスを創設。今後は新規事業の開発に専念するとともに、取締役会長として意思決定に携わっていくという。朝倉氏は「学生時代、大学の先輩でもある笠原が、世の中のコミュニケーションのあり方を変えるサービスを立ち上げているという事実に心底興奮しました。笠原は私にとって、同時代の最先端を走るヒーローであり、強い憧れを感じた人物です」とのコメントを発表。続けて「これほどまでに強く憧れた企業であり、また1ベンチャー経営者として途方もなく大きな存在であったミクシィのバトンを受け継ぐということに、強い責任を感じると同時に、今まで以上に社業発展に尽力する覚悟でおります。笠原のアントレプレナーシップを継承・強化し、より良い事業、強固な企業グループを作ることに全力を尽くして参ります」としている。一方、笠原氏は新社長の朝倉氏に向けて「朝倉は、大手コンサルティングファームとネットベンチャーの社長という2つの経験の持ち主で、常に冷静でありながらそして時には情熱的に、物事をバランスよく判断いたします。起業家精神が旺盛で、ロジカルとエモーショナル両面を併せ持つ人物です。また、30歳と非常に若いのも魅力的です。私は、そんな彼に代表を託したいと考えています」とコメント。自身の今後については「取締役会長として、新経営体制を最大限サポートしつつ、mixi、Find Job !以上にインパクトを持つ新しいサービスを生み出していきたいと思います」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年05月15日今年30歳を迎える松田龍平が石井裕也監督との初タッグで主演を務めた『舟を編む』が先週公開になった。本屋大賞を受賞した三浦しをんの人気同名小説を原作に、15年もの歳月を費やして辞書を編纂する人々のドラマを描き出す本作。『まほろ駅前多田便利軒』に続く三浦作品出演となった松田と初めて小説の映画化に挑戦した石井監督。ふたりに話を聞いた。その他の写真本作のオファーについて「すでに松田さんの主演は決まっていたので『ふたりでやってみろ』というお題を与えられたものだと解釈しました」と語る石井監督。その言葉通り、時に激論を交わしながら二人三脚で主人公の馬締(マジメ)を作り上げていった。これまで演じてきたどの役ともタイプが違う馬締という男について松田は「熱い思いを持っているけど伝え方が分からない。エンジンはかかっているのにアクセルの踏み方が分からなくて、下宿先のタケばあさんに背中を押してもらったら、今度は急発進したりする(笑)」と分析する。松田にとって同い年の監督との現場は初めて。「石井監督は本当は他の俳優さんに言いたいのに言えなくて、僕にダメ出しをしてくることもありました。『馬締のせいでやりづらかったですか?』とか言ったりして(笑)」と冗談交じりに語るが、ふたりで試行錯誤を重ねながらキャラクターを作り上げていく作業を楽しんだよう。石井監督は「誤解ですよ」と苦笑しつつも「もちろん、お友達ではないので仲が良いと言っても踏み入っちゃいけない距離感もある。でも一緒に戦うという気持ちと方向性は共有できてたし、それで十分だった」と手応えをうかがわせる。馬締たちが1冊の辞書作りに費やした時間は15年。松田がデビューしてからこれまでの時間よりもさらに長いことになる。松田は馬締らの生き方に「『これだ』と言い切る強さ、かっこよさを感じるけれど、自分にそれができるかと言われたら難しい。僕自身は“好きな言葉”や“映画ベスト3”でさえも選べないので(笑)」と憧憬をにじませる。だからこそ「辞書作りは人間が人間である希望だと思う」とも。「人と繋がりたい気持ちや他人を知りたいという気持ちからこれだけ多くの言葉が生まれたと思うと、人間は希望にあふれているなと感じる。YESかNO、好きか嫌いで済むはずなのに、そうではなくて『限りなく好きだけど少し嫌い』みたいな思いを伝えるためにまた新しい言葉が生まれる。そういうことを考えた現場でした」。デビューからこれまでの時間を「ここまでの十数年があったのでいま、ここにいるというのを改めて感じますね。これまで出会った人との繋がりというのを意識するようになりましたし、ひとりでは戦うことはできない。一緒に戦ってくれる人たちがいることの喜びを感じます」と振り返り、いまを見つめる。「小さい頃は30歳には悟りを開いていると思っていましたが、大して変わっていない(笑)。このまま行くのかな? と感じつつ、このまま行ってなるものかという思いで生きていきたい」と静かにうなずいた。『舟を編む』公開中
2013年04月16日ファーマーズは、同社の機能性素材である「オボプロン(抗ピロリ菌鶏卵抗体)」配合の「ドクターPiro ヨーグルト」を、大手スーパーマーケット「成城石井」で販売開始したことを発表した「ドクターPiro ヨーグルト」は同社の鶏卵抗体技術を利用し、胃かいようの原因となるピロリ菌を除去する「オボプロン(抗ピロリ菌鶏卵抗体)」を配合した高機能性ヨーグルト(特許第3430853号)。同商品はグリコ乳業の通販サイトで販売していたが、このほどスーパーマーケット「成城石井」の各店舗でも販売を開始した。同社では今回の販売開始をきっかけに、グリコ乳業との連携を強化。売り上げ拡大をさらに目指していくという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月18日石井聰亙から石井岳龍(がくりゅう)に改名した石井監督が、『五条霊戦記//GOJOE』以来約10年ぶりとなる劇場用長編作品『生きてるものはいないのか』を発表。16日に都内で行なわれた完成披露試写会に主演の染谷将太と共に登壇した。その他の写真映画『生きてるものはいないのか』は、岸田國士戯曲賞受賞した劇作家・前田司郎の代表作を映像化。とある大学を舞台に、18人の登場人物が次々と死に直面する様を、コメディ会話劇と、石井監督の得意とするパンク表現を交えて描いた不条理劇。石井監督は冒頭で改名について「よく漢字を間違われるし、あまり“聰亙”に思い入れもなかったので、生まれ変わったつもりで心機一転したかった」と説明。主演の染谷将太は、『ヒミズ』(園子温監督)で、ベネチア国際映画祭の最優秀新人俳優賞にあたる“マルチェロ・マストロヤンニ賞”を受賞した注目の若手俳優だが、石井監督は起用の理由は「『パンドラの匣〈はこ〉』(2009年公開)を観て、久々にスクリーン映えのする、とても力のある男優さんだと思ったから」と話し、「すべてはラストシーンに向かって作られている作品で、今回の芝居は大変難しく、私の求める要求も高かったので、できる方たちにお願いした」と、染谷ほかオーディションで選ばれた17人の出演者たちを絶賛した。本作で喫茶店の店員として登場する染谷は、「台本がものすごく分厚く、ここまで会話の多い作品は初めて。石井監督は基本的に任せてくれるので、役をどう演じるか自問自答していたら頭がグルグルしてしまった」と苦笑し、「ある意味、これは試練だと思って、実際に喫茶店でバイトをした」と明かした。最後に石井監督は「日本映画界はこの10年で激変し、作品を作りづらくなっているが、私としては本作を成功させて、次の意欲的な作品につなげたい」と映画にかける熱い想いを語った。『生きてるものはいないのか』2012年2月18日(土)よりユーロスペースほかにて公開
2011年11月17日漫画家・真鍋昌平氏の同名コミックを基にした、妻夫木聡主演の映画『スマグラー おまえの未来を運べ』が、22日(土)から公開になるのを前に、石井克人監督がインタビューに応じた。その他の写真本作は、役者になるという夢に破れ、自堕落な生活をおくっていた若者・砧涼介(妻夫木)が、儲け話に乗ってしまったことから多額の借金を抱えることになり、借金を返済するために危険な荷物の運搬と処理を行うスマグラー(smuggler=密輸業者、密入出者の意)に身を投じる物語。「漫画自体が映画的な構成だから、すごくよく出来ていて面白い。漫画にある程度忠実にやれば、映画として絶対面白くなると思い、漫画を元に脚本を書いた」という石井監督は、本作で取り組んだ新たな試みについてアクションシーンを挙げる。「『REDLINE』で、割とアクションの合間にスローを入れていて、それが結構面白いなと思っていたので、アクションシーンをスローで撮りました。背骨のアクションは、すごい早いのが特徴で、5人を5秒で殺しちゃうって人。でも、5秒で終わったら面白くないし、早くて訳が分からない。スローの世界で彼がどうやって動いているのかっていうのを、まず最初に克明に見せたいなって思いましたね」と明かし、「映画は1か月で撮影したんですが、アクションシーンに2週間かけました。4つくらい大きいアクションシーンがあるんですが、その4つで2週間。で、ドラマシーンが2週間。1ヶ月で600時間働くみたいな(笑) 過去の全仕事の中で、一番働きましたね!」とも語った。また、主演の妻夫木について「意外に主人公の砧みたいじゃなくて、大人っぽいというかしっかりした人。だからちょっと砧役はどうかなって思いはあったんですが、やってみたら意外とドンピシャでした」と話したほか、本作で強烈な印象を放つ河島役を演じた高嶋政宏について「高嶋さん自身、河島役を演じるにあたり、色々と調べてくれていましたし、「河島は任せます」と(笑) 高嶋さんは『もう、この役は僕にピッタリなんですよ』ってずっと言ってました(笑) 動きや表情、コスチュームまで、ほぼ全部高嶋さんのアイデアですね!」と笑顔で答えてくれた。『スマグラー おまえの未来を運べ』10月22日(土)全国ロードショー※高嶋政宏の「高」は、正しくは「はしご高」になります。(c)真鍋昌平・講談社/2011「スマグラー」製作委員会
2011年10月19日