アルベルタ フェレッティ(Alberta Ferretti)の2017-18年秋冬ウィメンズコレクションが、ミラノ・ファッションウィーク1日目の2017年2月22日(水)に発表された。昨シーズンに引き続き、フェミニニティの中に強さと大胆さをうまく溶け込ませている印象である。ベースとなるのはマキシ丈のドレス。テキスタイルはシースルー地のもので、フリルや長くのびたフリンジで流動性をもたせたり、絵画のようなフラワーモチーフをあしあったりして女性性を打ち出している。保たれた高貴さとエレンガンスの均衡の中で投じる遊び。それは、ミリタリーを感じさせるセーラーシャツやマリンパンツ、ロゴ入りのクルーネックニット、リラクシングなガウンコートといった類。また、レッドやパープルといったビビットカラーや、目の周りをブラックとレッドなどで囲んだアイメイクも好例で、ラグジュアリーな世界に面白みと斬新さをもたらしている。シーズンアイコンといえるのは、翼を持ったライオンだ。イタリア・ヴェネツィアの象徴「有翼の獅子」を想起させるモチーフは、金刺繍で表現され、ニットやコート、バックパックなどに登場している。特に、煌びやかなライオンが鎮座したウール地のマントは、シースルードレスとのコントラストが美しく描かれ、内側に官能性を秘めた強い女性像を具現化しているようであった。フィナーレは、月曜から日曜までを意味する“MONDAY”から“SUNDAY”までの文字を配したウィークニットと共に。2017年プレフォールコレクションとリンクする演出で、モデルたちが集結。トップバッターを飾ったモデルのジジ・ハディットも、ドレスにカジュアルなニットを合わせて颯爽とランウェイに現れていた。
2017年02月26日グッチ(GUCCI)は、メンズ・ウィメンズを統一した初の合同ショーを2017-18年秋冬ミラノ・ファッションウィーク1日目の2017年2月22日(水)に発表した。記念すべき新体制のデビューは、グッチ新社屋が舞台。会場は神秘的な雰囲気だ。中央にひかれた紫色のカーテンをピンク色のライティングが怪しげに照らしている。ショーが始まると、ゆっくりとこのカーテンが開きピラミッド型のオブジェが顔を出した。周りを取り囲むように広がるランウェイは、ガラスに包まれていて前後左右からモデルを確認できる。ショーチケットに記されていた一つの問い―「我々はこれから先の未来へ向けて何をするべきか」。アレッサンドロ・ミケーレは、その答えを今季のテーマである「THE ALCHEMIST’S GARDEN」に用意した。そして副題として「anti-modern laboratory」と綴り、エジプトの古代シンボル「ウロボロス」をキーワードに据えた。己の尾を噛み輪の形となった、ヘビのモチーフ「ウロボロス」は、錬金術(alchemy)と同じように、始まりも終わりものない完全なものを示すという。境界線を払い一つのものにする、ミケーレのクリエーション精神は、これらのキーワードが指すように、新体制になっても変わらず受け継がれ、一つの完成形を目指している。男性性と女性性、華美と質素、陰と陽、身体と精神……相反するものの対峙と融合。その方法に決まりはないし、シーズンムードのようなものも色濃くは存在しない。ガーデンに生息する花々、昆虫類、動物たち。グッチを象徴するGGやウェブといったモチーフとブランドロゴ。ミケーレをこれまで支えてきたアイコンたちが溢れている。クラシカルなスーツ、煌びやかなドレス、ストリート色の強いTシャツ。番傘のようなアンブレラやどこかの皇帝のようなジャカードコート、キルトを想起させるメンズ用チェックスカートといった民族性・文化性の強いもの。スタッズを全面に敷き詰めたジャケット、鎖を繋いだチョーカー、鼻ピアスなどのロックや反逆性を象徴するアイテム。統一性のないものたちが同じ舞台に上がる。視覚的な華やかさ、ミックスマッチによる大胆さ、世代・性別・国境といったボーダーを越えた奔放さが招く、強烈なインパクトと鋭い個性を持って。ただ一つ共通点といえば、グッチの名のついた一つの世界に存在していることと、本当に楽しんでデザインしているクリエーターの手によって生まれている点である。
2017年02月25日モスキーノ(MOSCHINO)の2017-18年秋冬ウィメンズコレクションが、ミラノ・ファッションウィーク2日目の2017年2月23日(木)に発表された。毎シーズン異なるテーマと演出で、アミューズメントパークさながらの驚きと興奮を届けてくれるジェレミー・スコット率いるモスキーノ。2017年春夏シーズンは、ペーパードールをモチーフに、2次元のだまし絵にあえて表現を留めることで、ファッション業界への強いメッセージと痛快な娯楽を観客へ届けていた。ジェレミーは引き続き、皆に向けてメッセージを打ち出している―Couture is an attitude&It’s not a price point。この魂を具現化させたのは、本来ファッションから遠い存在、日の目を見ないゴミたちだ。洋服を梱包するはずの段ボールやプチプチ(空気の入った透明ビニール)モチーフの素材をビニールテープ風ディテールで留めて、レディトゥウェアへと昇華させる。しかしデザインはクラシックで、2ピースのスーツやドレス、トレンチコートなどが打ち出されている。インスピレーションの名残を残すのは、あちらこちらに散りばめらたリサイクルのロゴや割れ物注意のマーク、注意(CAUTION)のタグなど。途中からはアドビジュアルを想起させる、ロゴ入りカラフルペーパーをベースに。日本語で記された”秋冬コレクション”の文字やブランドロゴ、モスキーノ ベアが描かれたカラフルなパーツを組み合わせて洋服へと構築。序盤に比べて、ニーハイブーツやショート丈ブルゾンといったアグレッシブな雰囲気へとスタイルも変わっていく。音楽の転調とともに現れたのは、モスキーノナイトを彩るモデル・アンナ・クリーブランドだ。ステージ中央の金色フリンジ付きレッドカーテンを引っ張り引っ張り……なんと衣裳へ転身させてランウェイに登場。そこからは、コメディショーでも見ているかのような、スピーディーで劇的な展開で、ハンガーとクリーニング後のビニールラッピングを模したドレスや、レジ袋風ワンピース。紙ごみや空きボトルをコラージュしたドレスが行進。ゴミバケツのふたや車輪はヘッドドレスとなり、トイレットペーパーは帽子へ。サイズ違いのショップバッグもテープで繋ぎ合わせればニューバッグへと早変わりしている。
2017年02月24日2月19日、ロンドンでJ.W.アンダーソン(J.W.Anderson)が2017-18年秋冬ウィメンズコレクションを発表した。ロンドン・ファッションウィーク一番の目玉であり、業界を牽引しているブランド。複雑さと独自性の強さがブランドの魅力ではあるが、今季はさらに複雑なデザインの意外な組み合わせによって、クリエーションに磨きがかかっていた。ファーストルックに登場したのは、ネックピースのポケットが備え付けられたギャザー入りの黒のバルーンワンピースにポインテッドトゥのブーツ。胸元や背中は大胆に肌が露出されていた。同じシルエットのワンピースはストライプ柄も登場したが、花柄のトップスとレイヤードされ足元はスニーカーと、全く異なる雰囲気を作った。ランダムな組み合わせはその後も続き、袖と肩以外取り除かれたレザージャケットとオーストリッチフェザーが自由に踊るスカート、フラワープリントとメタリック素材を合わせたワンピースにはムートンジャケットを。様々な素材、レイヤード、シルエットの組み合わせは破壊的ではあるが不自然ではなく、コントラストが美しかった。黒のロングドレスに白いプリーツの胸当てをしたルックはシスターを想起させ、その他チャイナドレス、カンフー衣装、ギリシャ神話の女神の衣装など、着想源は定かではないが、あらゆる方面からインスピレーションを得たことが伺える。予測不可能なデザイン構成や巧みなカッティングによって突如あらわになる女性の肌、優雅に揺らめくドレープなど、J.W.アンダーソンにしか生み出せない独自性の強いスタイルが印象的だった。歪めたり崩したりと意表をつくデザインではあるものの、ウェラブルであるということも特筆しておきたい。ボタンの付け替えによって長さを調整できるスカートや様々なルックに追加されたポケットは、スポンテニアスの要素と実用性を強調している。コレクションに大きなテーマを設けたというよりも、一つひとつのルック全てに意味があるようだった。全体像を把握するのが容易ではない分、その魅力に引き込まれる。高いクリエーションが目立つが、観る者を敬遠することなく程よい距離感で人々を引き付けるのが、J.W.アンダーソンの魅力なのだ。
2017年02月23日ブルーガール(blugirl)の2017-18年秋冬ウィメンズコレクションが、ミラノ・ファッションウィーク3日目の2017年2月24日(金)に発表された。クラシカルなフェミニンルックから幕を開けた、今シーズンのブルーガール。ミニ丈のドレスやフレアラインのドレスに、パールやブラックリボン、フリルなどを飾り、ヴィクトリアンスタイルを想起させるほど、とことん可愛らしく仕上げている。素材はベルベットとレース、チュールなどがメインとなっていて、シースル素材から覗かせた、スイムウェア風のニットアイテムやランジェリーが刺激となり、モダンさへと繋げる。女性らしい世界観からは一変、ショーが進むごとにスタイルがぐっと変化を遂げる。ビビッドカラー、アニマルプリント、マニッシュスタイル。序盤とは相反する要素がランウェイを占領していく。鮮やかなグリーンやオレンジ、ライオンや鳥など動物達が描かれたサファリプリントは、パンツスタイルのセットアップにのせた。ただ肩肘張るかっちりとしたものではなくて、パジャマ風シャツやガウン風コートなどに登場している。足元にはフラットサンダルを。さらにショーは転調を繰り返し、フェミニンルックと相反するものが豊かなコンビネーションを成していく。プリンセスのようなドレスも刺激的な配色やアニマル刺繍で彩られ、先ほどとは印象を変えていく。統一されているのは、大粒パールをのせたベルトでのウエストマークと尾の生えたファーハットの起用である。
2017年02月18日ブルマリン(Blumarine)の2017-18年秋冬コレクションが、ミラノ・ファッションウィーク4日目の2017年2月25日(土)に発表された。ブルマリンのウィンターシーズンは、寒さを吹き飛ばすほど温かい仕上がりだ。イエロー、ピンク、グリーン、続くのは華やかな色彩ばかりである。スカートはフレアに、ロングドレスは大きくVの字に胸元を開かせスカート部分は大胆なスリットを境に左右に広げ、楽し気に揺れ動かす。ジャケットはベルトでウエストマークしてヘムラインで遊びを効かせた。トップスもボトムスも共通するのは、たっぷりとした生地感とジャンプするように羽根動くフリルたちである。キーポイントとなるのはテキスタイルの対比。秋冬らしいファーが、軽やかなレースやシフォンと交わる。ビッグボリュームのファーコートには、引き算の思考でシフォンブラウスやレーススカートを合わせ軽さを引き出した。ただただ穏やかな世界で終わらせないのが、ブルマリンらしさ。デコラティブな要素は今季スパンコールが主役を担った。ビッグサイズのスパンコールは鱗のように敷き詰められてドレスやスカートを彩る。スキントーンのスカートにはレースを一枚かませ、その上からスパンコール刺繍をさらにデコレーションする。フィナーレはブランドロゴのカラフルニットの行進で。タートルネック・クルーネック2型用意したニットには、キラキラのストーンでブルマリンの文字を。合わせたブロークンデニムにも同様にストーンを配して、華美なブランドイメージの完成へと繋げる。
2017年02月18日シアタープロダクツ(THEATRE PRODUCTS)が、2017-18年秋冬ニューヨークファッションウィークに初参加。2月10日、シーズンを「2017 Summer / Fall」 としたカプセルコレクションを発表した。中伝毛織とJFWO(一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構)のパートナーシッププロジェクトの一環として製作されたこのカプセルコレクション。アイテムには、中伝毛織の素材を活かした“一泊二日の旅”へ持って行きたくなるような、リラックス感のあるエレガントなウエアと、シアタープロダクツのアイコンともいえる、コスメティックなどの女性の身の回りのアイテムをモチーフにしたアクセサリーがラインアップする。今回発表されたアイテムは、Amazon Fashion Week TOKYO期間中の3月22日より、伊勢丹新宿店で実施されるポップアップイベントにて展開を開始。また、伊勢丹新宿店に先駆けて2月24日から3月4日までは、オフィシャルサイトにて一部商品の先行予約会を行う。(※予約受付数に上限有り)
2017年02月15日ワイスリー(Y-3)がパリファッションウィーク期間中の1月22日、パレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)にて2017-18年秋冬コレクションショーを開催した。同シーズン、山本耀司とアディダスは“デジタル”と“自然界”という相反する二つの要素をテーマに、コレクションの構成を行った。コレクションの特徴は、マスキュリンな構築的シルエット、対するエレガントなシルエット、ミリタリーにインスパイアされたディテール使いや、ハイテク素材。ショーでは、木漏れ日のようにまだらな影が踊る「デジタル・フォレスト/デジタルの森」というライティングコンセプトを採用し、ビビッドで均等なライティングとシャープなコントラストを描くことでコレクションテーマに命を吹き込んだ。
2017年02月03日トッズ(TOD’S)の2017-18年秋冬コレクションが1月15日、ミラノメンズファッションウィークにおいてインスタレーション形式発表された。毎シーズン、1930年代に建てられた豪邸ヴィラ・ネッキ(Villa Necchi)で発表される同ブランドの新作は、建物同様、メイド・イン・イタリーの威信をかけたサルトリアルの職人技術が大きくフィーチャーされている。美しくコーティングされトリートメントされたレザーを細かなステッチワークで軽くダウンジャケットに仕上げたパッシュジャケットは、クラシックに回帰する今シーズンのメンズの流れの中で、同ブランドを代表するアイコニックなウエアとして注目される。独特のワキシングで深いカラーリングが生み出され、ブルー、グレイ、ブラウンまで都会的なアイテムに仕上がっている。また、ラバーソールのモカシンやワークブーツ、ムートンのバッグなど、ラグジュアリーかつオフタイムなアイテムが充実。美しくエイジングされたレザーに磨き上げられたドレスシューズラインとともに、ナッパレザーを使ったウィンターゴンミーニも登場し、人気を集めそうだ。また、同会場では今春同社が発売する書籍『Timeless Icons』の写真展もカクテルパーティー形式で行われ、ミック・ジャガー、ロバート・デニーロなど時代を経ても色褪せない写真が会場の話題を集めていた。Text: 野田達哉
2017年01月27日ケンゾー(KENZO)の2017-18年秋冬コレクションが2017年1月22日(日)にフランス・パリで発表された。今シーズンのパリファッションウィークの最後を飾るケンゾーのショーは盛大に行われた。ブランド初のメンズ・ウィメンズ合同ショーでもあり、観客の期待は一層高まる。それを助長するのは、ランウェイのバックステージが真ん中に配置されたダイナミックな会場構成だ。いつもなら見えないはずのモデルたちの着替えまでがステージの真ん中で行われている。まずはメンズからのスタート。近未来的なスーツルックがブルーやイエローといった原色で表現されていく。合わせたニットは淡いグラデーション。鮮やかなカラーパレットが続々と提案される。対照的に奇抜なアニマル柄も登場している。ニットなどとはテクスチャーの全く異なるメッシュ素材にのせたトラ柄は、ミリタリーパンツとレイヤードさせて組み合わせた。そこに加わる幾何学模様は徐々に規則性を為しはじめ、私たちになじみ深いアーガイル柄へと変貌を遂げる。これが今シーズンのキーテキスタイルと言えるだろう。そこから派生するようにチェック柄が提案されているのだが、マウンテンパーカーの中にダウンを着たステレオタイプを崩壊させるスタイリングによって、トラッドな模様がおのずと近未来的な柄に見えてくる。そして、ウィメンズも同様のエッセンスが注入されている。序盤からチェック柄は昇華され、紐を編み込んだ立体的かつ躍動的なものとなって現れている。トラッドなチェックをフューチャリスティックな柄に見せる手法、ボリュームのあるダウンをインナーとして採用する発想が冴えわたっていた。紐のディテールは、チェック柄以外にも今シーズンのアイコニックなデザインとして採用されている。タイトスカートのスリットから舞い踊るように短冊状のファブリックが靡いていたのが印象的だ。異質的なレイヤードを繰り返す中でも、ウエストのドローコードやベルトによって女性らしいシルエットは維持されている。中にはコルセットのような太いベルトで滑らかな体のラインを強調しているルックも見受けられた。それとは逆に、袖をデフォルメしたコートで女性の力強さを示唆するスタイルも提案されいてる。
2017年01月26日ディーゼル ブラック ゴールド(DIESEL BLACK GOLD)の2017-18秋冬コレクションが1月14日ミラノメンズファッションウィークで発表された。コレクションのテーマとなったのは「アーバン忍者」。ファーストルックとなったブランドのシグニチャーアイテムであるバイカージャケットの合わせは着物を連想させる打ち合わせ。ノーカラーで羽織のシルエット、家紋や帯を連想させるベルトなど和からのインスピレーションソースが全面に打ち出されている。着物合わせはコートやボマージャケットなど多くのアイテムに使用され、各アイテムにもう一つの今シーズンの特徴ともいえるビッグフードでスタイリングが形成されている。家紋(モノグラム)はパンツにもあしらわれ、ブルゾン、刺し子風にキルティングされたインディゴなど、強く“ジャパン”を感じさせるアイテムで構成された。日本の武道から着想したというアイデアソースは、ショーの音楽に使用されていたドラムンベースのアンセムとして有名なフォーテックの『2 Ten 1 Ryu(二天一流)』のミュージックビデオへのオマージュも感じさせる。同時に発表されたウィメンズのカプセルコレクションでも、幅広ベルトをあしらったレザードレスや、キルティングナイロンをセットしたデニムのチュニックトップ、フェミニンなエプロンドレスやプリーツのミニなどにすべてバイカーブーツを合わせ、クリエイティブ・ディレクターのアンドレアス・メルボスタッド(Andreas Melbostad)による、ブランドの明確なアティチュードが示されている。Text: 野田達哉
2017年01月25日俳優・斎藤工が、ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)2017-18年秋冬メンズコレクションでランウェイに登場。パリ・ファッション・ウィークにモデルとして参加した。現在、俳優として活躍の場を広げている斎藤だが、実は学生時代は雑誌『MEN’S NON-NO』や『POPEYE』にモデルとして参加し、ファッションシーンで輝く姿を見せていた。2017年1月19日(木)に行われた、ヨウジヤマモト2017-18年秋冬ランウェイショーでは、斎藤のモデルとしての顔に再び出会える。登場はホワイトのロングコートを纏ったルック。ブラックシャツに黒いレザーブーツ、そこにエプロンのようなドレス風ウェアをレイヤードした複雑なスタイリングを披露している。さらにショー後半では、迷彩模様を全面に描いたロングコートに、ハットを重ねたスタイルで再びランウェイに舞い降りた。なお、斎藤は女優・上戸彩との共演作『昼顔』映画版の公開を2017年初夏に予定している。2016年にはタエ アシダ(TAE ASHIDA)デビュー25周年を記念するショートフィルムの監督を務め、動画作品の制作にも携わる姿もみせていた。
2017年01月23日ファセッタズム(FACETASM)が、2017-18年秋冬メンズコレクションを、2017年1月18日(水)にフランス・パリで発表した。今シーズンのテーマは“good morning”。観覧席には「僕らはありのままでいい。朝が来て目が覚めたら昨日のアイデンティティを脱ぎ捨てて外に出よう」そんなポジティブなメッセージが置かれていた。カラーパレットは、ペールピンク、アースカラー、そしてベージュという3つ。ありのままを表現するため、あえてスキンカラーを採用した。いつも以上にレイヤードやハイブリッドなテクニックが冴えている。パーカーやデニムジャケットは二重構造のようになっていて、裾にはパンツにレイヤードするかのように後ろの長い部分が垂れている。ただ垂らすだけでは物足りないからか、ジッパーをベンツのように配して躍動的な演出を加えた。ダウンコートはランジェリードレスのインナーへ、MA-1はアウターとしてではなくボトムスでの提案が印象的であった。ロマンティックな花柄は、ビックシルエットのアウターの上にサッと羽織って靡かせている。上質なウールコートは、マウンテンパーカーと組み合わせられ、フリルが取り付けられた超ハイブリッド仕様。ポンチョ型にも見えるアウターは、素材が何枚重なっているか分からないほど複雑。随所に見え隠れするブランドロゴ入りのテープがストリートの要素を強めている。それぞれのアイテムがもつ固定概念やイメージを、思い切りひっくり返してみせた今シーズン。デザイナーが育った街、そして多様性に富んだ”なんでもあり”な街である東京にならって、区分や対立の無意味さを表現している。ファッションは自由に楽しむものだと、このランウェイの中で改めて気づかされた。
2017年01月21日ロンドンメンズファッションウィーク最終日の1月9日、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)がショーを開催した。”ECOTRICITY”と銘打った今季は、メンズとウィメンズ両方のコレクションを同時に発表。地球温暖化問題を提起しながら、ファッションを豊かに長く楽しための強いメッセージを投じかけた。登場するのは若く恵まれた環境で育った特権階級出身の女性と、人生のチャンスに恵まれたはずの男性。彼等はヴィヴィアン・ウエストウッドを愛し、互いの服を交換しながらユニセックスのファッションを楽しむ。ベースとなるのはジャケットとパンツのスーツルック。ボックス型やパワーショルダーのシルエットなど、80~90年代前半の懐かしい雰囲気が漂う。しかしそれらの組み合わせはクラシックとはかけ離れ、自由奔放に前衛的なスタイリングへとアップデートされている印象だ。前身頃をジグザグにカットオフ、リブニットのセーターをミニスカートに代用、ジャケットではなくマントを羽織って。自由で大胆なデザインの中に、ブランドの強みである独特のカッティング方法が生かされている。継接ぎしたニットやパッチワークは、今季のテーマでもあるエコの概念を想起させた。これらインパクトのあるルックを、メタリックの輝きを放つブーツやドット柄のソックスなどパンチのきいた小物が、さらなるスパイスとして活躍。”必要なものだけを買い、賢く選び、長持ちさせる”ことで、天然資源の搾取を制限できる。ヴィヴィアン・ウエストウッドが企業として、地球環境のために取り組む姿勢を表明すると同時に、私たち一人ひとりが行動を切り替えていかなければいけないということを、美しいコレクションを通して諭しているようだった。
2017年01月20日エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)が、ミラノファッションウィーク中の1月15日、2017-18秋冬メンズコレクションを発表した。
2017年01月17日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)は、ロンドン・メンズ・ファッションウィーク中の2017年1月9日(月)に、2017-18年秋冬コレクションを発表した。「ECOTRICITY」と名付けられた今季、ヴィヴィアンがファッションを通じて投げかけたのは「地球に良いことは経済にも良い、地球に悪いことは経済にも悪い」というメッセージ。登場人物は、愛情深い両親に大切に育てられた若い女性と、人生のチャンスに恵まれているはずの男性。ヴィヴィアン・ウエストウッドを愛する彼らは、互いの服を交換しながらユニセックスでファッションを楽しんでいる。2人の橋渡しとなるのは、ジャケット×パンツのスーツルック。ボックス型のシルエット、大きく突き出たショルダーライン、どこか懐かしさを感じさせるディテールは、ヴィヴィアン・ウエストウッドが歩んできた歴代の深さを感じさせる。着こなしはクラシックから離して自由奔放に。パンツが長ければカットオフ、ジャケットがなければマントを羽織って、トラウザーがなければスカートで代用だ。そんな声が聞こえてきそうなほど奇想天外な発想で洋服たちはコーディネートされている。ファッションを長くそして豊かに楽しむため、バイカラーのブーツ・ドット柄のソックスといったパンチのある小物も活躍させている。洋服そのものも規定から離れて大胆に遊ばせる。エコの概念を想起させるような、継ぎはぎしたようなパッチワーク、別布を当てて仕立てたフレアなフォルム。ダブルのジャケットも前身頃をジグザグにカットオフして、ユニークな形へと進化させた。ショーの後半は、モデルたちにドレスを纏わせた。オブジェと一緒に人面を並べたプリント、包装紙のようなメタルカラー、バレリーナのようなソフトなチュールで彩りを添えて。これも男女問わずジェンダーレスに合わせて、女性が着るものというドレスの固定概念を強く破っている。
2017年01月10日ファッションが楽しい季節。でも、ほしいものはどれも単価の高いアイテムばかりでお財布はピンチ…そんなママたちに、簡単・賢いリメイク術をご紹介します。■かごバッグをファーで秋冬仕様に!2016年秋冬の一大トレンドアイテムは「ファー」。引き出しに眠るティペットやスヌードなどをうまく使って、かごバッグをアレンジしてみませんか? 手芸店などで皮ひもや皮の端切れを調達し、ハンドルにアレンジすれば、夏しか使えなかったカゴがみるみる秋冬仕様に生まれ変わります!<秋冬向けのかごバッグ>こちらは小さめのかごバッグに、10年以上前に購入したコートの襟もとについていたファーをつけたものです。つけかたは、クリップ式のファーを二つ折りにして端を留め、内袋の上に載せているだけです。こんな風に、とても簡単なのに、季節感も出て新鮮!もちろん春夏はファーなしで使えます。 <ジェーン・バーキン風かごバッグのリメイク>こちらはいまなお大人気のジェーン・バーキン風かごバッグをアレンジしてみました。持ち手部分に自分で皮を巻き付け、リボンをつけるだけ。これだけでもちょっとしたアクセントになってそれでいて自分らしく楽しめます! ■ソックスでキュート&モード系を演出!足元をソックス+パンプスであわせるスタイルは、秋冬は大人カジュアル・コーデとしても人気になっています。ボリューミーなボトムスはトレンド継続中ですので、ソックスもそれに負けないインパクトを! たとえば、ソックスのアキレスけん部分にファーポンポンをつけてみちゃうとか。色あわせ次第でキュートにもモードにもなります。ボルドーのポンポン×黒ソックスで女性らしさを演出したり、黒ポンポン×グレーソックスでモノトーンコーデをカッコ良く決めたりするのもオススメ。ベージュのポンポン×オフホワイトのソックスはキュート系になるし、ネオンカラーのポンポンを差し色に使ってもおしゃれですね。なお、ファーポンポンは手芸店などに行くと、安く手に入ります。安全ピンで取り外しができるようにすると、お洗濯もラクになりますよ!■家にあるアイテムを今年顔に●ビッグシルエットシャツをオシャレに!ビッグシルエットシャツも、定着してきました。でも人気ブランドは、ちょっと高くて…というときは、プチプラシャツのボタンをパールボタンに付け替えるだけで、エレガントな雰囲気が楽しめます。白いパールボタンが映えるよう、シャツの色は紺や黒、カーキなどがオススメですよ。●出番が少なくなったデニムが今年顔に!あまりはかなくなったスキニーがあれば、思い切ってくるぶしあたりで切ってしまうというリメイクも! そのまま洗濯機にかけ、自然とほつれさせれば今年らしいカットオフデニムの完成です。また、着こなしが難しいと言われつつも大流行のハイウェスト&ワイドデニムは、パパのおさがりをカットして、ボーイフレンド風にしてしまっては。いかがでしたか。どれも簡単で、材料も手芸店などで手に入るものばかり。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
2016年11月26日最近急に寒くなり、慌てて秋冬物を出した人も多いのでは?この時季、活躍するのがファッション小物。手袋やマフラー、スヌード、ブーツもいいですよね。暖かいだけでなく、おしゃれ度もUP!そんなあなたを誰かが見つめていたら…?もしかすると、ただの友達から一気に恋人へ格上げ!なんてこともあるかもしれません。北欧神話の古代文字を使ったルーンを用い、選んだファッション小物からあなたの「隠れモテ度」を占いましょう。◆ルーンからのメッセージは?下の4つの写真の中から、ピンと来たものを1つ選んでください。北欧神話の神々が、あなたの「隠れモテ度」を伝えます。[1] 持つだけで今年風に…「バッグ」[2] 一気におしゃれ度UP!「帽子」[3] 小顔効果も期待できる⁉「スヌード」[4] 足元がパッと華やぐ!「ブーツ」◆あなたの「隠れモテ度」をはかるルーン[1]「バッグ」を選んだ人へのルーンはberkana(ベルカーナ)…隠れモテ度60%持つだけで一気に今年っぽさが増すバッグ。ファーなど暖かそうな素材を使ったものを選べば、秋のおしゃれがワンランクアップ!普段使いの大きなものからデート用の小ぶりのバッグまで、使うシーンに合わせ、あなたらしさが光るものをチョイスしましょう。購入する際は単体で選ぶのではなく、必ずバッグを持った姿が映る全身鏡でチェックするのがポイント。男性は意外とバッグから何かを出し入れするところも見ているので、中身をきちんと整理できるバッグインバッグもお忘れなく。[2]「帽子」を選んだ人へのルーンはperdhro(ペルドゥロ)…隠れモテ度70%定番のニット帽からガーリーなベレー帽まで、種類も豊富な帽子。色や素材をチョイスしてトータルコーディネートを目指しましょう。あまりにも全身ガチガチに固めると、息苦しい印象になるのでご注意を。また浅くかぶったり、斜めにしたり…かぶり方ひとつで印象も変わります。どうすればよりチャーミングに見えるか、事前に研究してからお出かけを。帽子を取ると髪がぺったんこになるのが気になる人は、マナー違反にならない場所でなら、室内でもかぶったままでOKです。[3]「スヌード」を選んだ人へのルーンはinguz(イングツ)…隠れモテ度80%さっとかぶるだけで様になるスヌード。巻き方も様々なので、1つ持っているとおしゃれのバリエーションが広がります。カレと会うたびにアレンジを変えれば、いつも新鮮な印象を与えられるというメリットも。最近はメンズのスヌードもあるから、お揃いで色違いを使うのもオススメです。寒いからといってきつく巻きすぎると、息苦しい印象を与えてしまうので、巻き方には注意しましょう。ふんわりと優しいスヌードにあごを埋め、ちょっと上目遣いで見つめれば、カレがキュンキュンしちゃうかも。[4]「ブーツ」を選んだ人へのルーンはteiwaz(ティヴァーツ)…隠れモテ度90%ロングブーツからブーティーまで、様々なものが出回っているブーツ。特に膝上のニーハイブーツにワンピースは、男子ウケする鉄板コーデと言われています。気になるカレと会う日にトライしてみてはいかがでしょうか。ただ、ニーハイやロングブーツは履くのも脱ぐのも時間がかかりがちなので、デートの時はジッパー付きの柔らかな素材のほうが扱いやすいでしょう。小まめに足のマッサージをして、ブーツの似合うきれいな足をキープすれば、隠れモテ度も一気にアップ!◆終わりにいかがでしたか?寒くてもおしゃれを楽しみたい!という時に取り入れたいファッション小物。手持ちのアイテムに合わせるにはどれがいいか、あれこれ試してベストの小物をチョイスしましょう。ファッションに疎いカレには、今年の流行も交えながら説明してあげると、感度の高い女子という印象を与えられるかも。お気に入りの小物で気分が上がったら、冷たい風の中、カレとさりげなく手をつなぐ、なんてシチュエーションも素敵です。まずは「隠れモテ度」UPからスタートし、お目当ての男性に狙いを定めたら、カレの心をゲットしちゃってくださいね!ライタープロフィール湖香ほのかコーチングと占いで輝く明日を応援する「ゆめみらいコンシェルジュ」。GCS認定コーチ&講師。電話占い「ロバミミ」、チャット占い「Chapli」、LINE占い「悩み相談所」にて鑑定中。Twitter:湖香ほのか@honoka_koga
2016年11月08日ユニクロ(UNIQLO)は、ファッションエディター、カリーヌ・ロワトフェルドとコラボレーションした「カリーヌ・ロワトフェルド」の2016年秋冬コレクションを発表。2016年11月11日(金)から国内12店舗およびユニクロ オンラインストアにて順次販売する。前回の2016年春夏のコレクションでは、“働く女性のためのフェミニンなスタイル”を追求した「カリーヌ・ロワトフェルド」。今シーズンは、女性の“新しい美しさ”と“新しい自分”を引き出すウェアを展開する。今シーズンの注目は、トレンドを取り入れたアウターコレクション。特にイミテーションファーを用いたものはMA-1やノーカラーコートで登場し、カリーヌならではの気丈な女性を表現してくれる。モードなブラックはもちろん、レオパード柄にアレンジを効かせたものも揃う。コンパクトなカシュクールブラウス、総レースのタイトスカートなどエレガントなアイテムをコーディネートしてほしい。そのほか、ボリューミーなボアコート、オールマイティーに使えるツイードコートなども登場する。シャープなシルエットで女性らしさを引き立ててくれる。また、スタイリングは“フェミニン”と"マスキュリン”のコントラストが今シーズンのムード。これはカリーヌ自身のスタイルに紐づくものだ。コレクションの中では、ウエストからヒップにかけてフレア仕立てになったコートなどでフェミニンを、ピークドラペルのエッジが効いたジャケットでマスキュリンを具現化している。また、ひとつのルックの中で対局的要素を共存させるのもポイント。ベビーピンクのスカートにはタイトなライダースをマッチさせて、あるいは大胆なファーコートには着こなしの中でレースを覗かせて提案。フォーマルなボトムスには、ショールのように羽織るアウターを合わせて、ヌケ感を出すのも良いだろう。【詳細】「カリーヌ・ロワトフェルド」 2016年秋冬コレクション発売日:2016年11月11日(金)価格帯:・アウター(コート・ジャケット) 5,990〜17,900円+税・パンツ・スカート 3,990〜4,990円+税・シャツ 3,990〜5,990円+税・ニット 2,990〜6,990円+税・ドレス 4,990円+税・バッグ、ベルト、スカーフ 1,500〜3,990円+税・タイツ 990円+税取扱店舗:ユニクロ 銀座店、UNIQLO OSAKA、ビックロ ユニクロ新宿東口店、ユニクロ 吉祥寺店、 ユニクロ プランタン銀座店、ユニクロ 心斎橋店、ユニクロ 池袋東武店、 ユニクロ 渋谷道玄坂店、ユニクロ 世田谷千歳台店、ユニクロ 五反田TOC店、 ユニクロ ラゾーナ川崎店、ユニクロ 札幌エスタ店、以上の日本国内12店舗およびユニクロオンラインストアにて販売※一部アイテムは、ユニクロ全店で展開
2016年10月07日ユニクロ(UNIQLO)が11月11日、ファッションエディター、カリーヌ・ロワトフェルドとコラボレーションした「カリーヌ・ロワトフェルド」2016秋冬コレクションを発売する。カリーヌ・ロワトフェルドは、フランス版『VOGUE』の元編集長で現在は『CR Fashion Book』の編集長を務める。昨年2015秋冬シーズンよりスタートしたこのコラボレーションコレクション。2016秋冬シーズンは、「働く女性の“新しい美しさ”を引き出すコレクション」をテーマにトレンドのイミテーションファーやロング丈のチェスタフィールドコートなど、これまで様々な流行を生み出し続けてきたカリーヌ・ロワトフェルドならではのアイテムがお目見え。イミテーションファーはレオパード柄にアレンジされ、ブルゾンやトートバッグとして展開。メンズのテーラードからインスパイアされたチョークストライプのバギースーツも登場する。その他、アウター(5,990円から1万7,900円)、パンツ・スカート(3,990円から4,990円)、シャツ(3,990円から5,990円)、ニット(2,990円から6,990円)、ドレス(4,990円)、バッグ・ベルト・スカーフ(990円から3,990円)、タイツ(990円)など幅広いアイテムがそろった。また、シルエットや素材にこだわったアイテムも登場。ウエストラインやバックラインなどの細部に女性らしいカッティングが施された他、イミテーションファーやボア、ネオレザー、ツイードなど、それぞれのシルエットに最適な素材を組み合わせることでデザインと質感を両立させた。さらに、カリーヌ・ロワトフェルド自身のスタイルでもある“マスキュリンとフェミニンのコントラスト”を意識したアイテムも登場。マスキュリンでは、デザインに男性的な要素が加えられたツイードコートや襟の大きなテーラードジャケットの提案を、一方フェミニンでは女性らしいフレアなデザインのウールコートを提案している。取り扱いは、ユニクロ 銀座店、UNIQLO OSAKA、ビックロ ユニクロ新宿東口店を始めとする日本国内12店舗およびユニクロ オンラインストアにて。なお、コレクションの広告ビジュアルは、ファッションフォトグラファーのスティーヴン・マイゼルが手掛けている。
2016年10月05日アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)が2016秋冬コレクションのキャンペーンビジュアル第2弾を公開した。デヴィッド・シムズ(David Sims)によって撮り下ろされた3つのストーリーから構成されるアクネ ストゥディオズの2016秋冬広告キャンペーン。シーズンが進むと同時に世界の様々なロケーションで展開されることとなっており、第1弾はニューヨークファッションウィークに合わせてニューヨークから発信。今回の第2弾は、ロンドン、ミラノ、パリの街から逐次展開される。同広告ビジュアルについてクリエイティブディレクターのジョニー・ヨハンソン(Jonny Johansson)は、「デヴィッド・シムズ(David Sims)の作品に以前より魅力を感じており、構成されたストーリーを必要としない彼特有のムードのとらえ方には圧巻させられます。今回彼には枠にとらわれないファッションストーリーのような新しいアクネ ストゥディオズキャンペーンのアプローチを撮り下ろして欲しいと考えました」と語っている。
2016年09月29日夏真っ盛りの今だからこそ、半歩先に行きたいレディが気になるのは秋のトレンド。2016年秋冬トレンドとして急浮上した「猫モチーフ」はもうチェックしましたか?CHANELやLOEWE、Stella McCartneyなどのコレクションブランドがこぞって打ち出したのが、猫柄のウェアやアクセサリーなどの"it"アイテムならぬ"cat"アイテム。そんな猫...トレンドまっしぐらの猫を追うべく、瀬戸内海に浮かぶ「男木島」へと向かいました。人口わずか200人程度のこの小さな島は、島民の数を超える猫が暮らしていたことから「猫の島」として一躍有名に。瀬戸内海に浮かぶ島々で開催される3年に一度の大イベント、瀬戸内国際芸術祭真っ只中の8月中旬、常設展示や新作のアートを求めに多くの観光客がここ男木島へと訪れました。アートであったり、猫と戯れることであったり、それぞれ目的を抱えながら...海を越え山をくぐりやってきた越境レディの目的は、ずばりトレンドキャッツ探し!多くのコレクションブランドで登場した個性あふれる猫たちのそっくりさんは見つかるのでしょうか...?猫とアートが共存する島高松港からフェリーで40分で男木島に到着。船を降りれば猫が湧いて出てくるのでは!と想像しながら上陸すると、目の前にはフェリーの切符売り場・待合所にもなっている大きな作品が出迎えてくれました。まだ、猫には出会いません。急斜面と細い道を進みながら、集落を一周する形でアートを堪能しながら猫を探していきます。なかなかの坂道できついけど、見渡す景色と海風は最高に気持ちいい。しかし、いくら歩いても猫がいない。この暑さでへばって日陰に隠れているのだろうか?芸術祭の人の多さに驚いて逃げてしまったのだろうか?猫はどこに消えたのかと様々に憶測しながら島民の方に尋ねてみると、神社と漁港の方に集まるという情報をゲット。いましたいました、おしゃれキャットたち!ここからは出会った猫たちをブランドとともにご紹介していきます。気になるルックは想像しながら検索してみてくださいね。Undercoverの白トラダークファンタジーな世界観で日本を代表するブランドとなったUndercoverがパリで発表した2016秋冬ルックの中にも猫、猫、猫!服の部分部分にドット柄のようにプリントされているのは黒猫、茶トラ、白トラの3匹。どこか日本画に描かれた動物を思わせる三匹の猫たちは服の上をご機嫌に闊歩しています。男木島の神社で見つけたそっくり白トラはのんびりひとりで横たわっていました。カメラをじーっと見つめると、のっそのっそとベンチの下へ。綺麗な顔をした自由な白トラでした。Stella McCartneyの茶トラ働くレディ支持率No. 1のStella McCartneyはプレフォールで猫づくしのルックを披露。総勢何匹いらっしゃるの?というくらい真正面を向いたモフモフの猫ちゃんで埋め尽くされたコートは他を寄せ付けないオーラ満載。おそらく4種類の猫が描かれている中で一番そっくりで賞に輝いたのは、道端でくつろいでいた茶トラ猫。太めの尻尾が愛らしい猫ちゃんでした。LOEWEの白猫今最も波に乗っているブランドといっても過言ではないLOEWE(ロエベ)は猫トレンドの中でもインパクトMAXのアクセサリーを提案。食パンほどの大きさの猫の顔がチャームになっているネックレスはランウェイに出てきた瞬間、秋冬itアイテムで賞に輝きました。キュッとしまった小顔に何かを見透かしてそうな大きな瞳が特徴的なLOEWEキャッツ。男木島で見つけたそっくり白猫さんは人懐っこく小柄な猫ちゃんでした。前回のパリコレ取材の時に発表されたルックだったのですが、発表された翌日から街中でどどーんと広告に!このインパクトはすごい。GUCCIの黒ねこちゃんモードラバーの必須ブランドといえばGUCCI。毎シーズントレンドを生み出しファンを熱狂させるitブランドですが、今シーズンも例に漏れず猫モチーフを出してきました。大きなメガネにダサニットのタッキー(悪趣味)ルックに潜んでいたのはまるで虎のような黒猫。ガオーと大きく口を開け牙を剥き出し、襲いかかってくるようにニットの胸元で駆けまわっています。そう、まるであの配達ネコのように...!(黒猫いませんでした)猫の楽園を目指してあるけどもあるけども猫三昧な風景には出くわさず、彼らのように人懐っこい猫数匹に出会ったくらいでした。人が埋もれるほどたくさんいた猫はどこに消えてしまったのか尋ねると、返ってきたのは意外な答え。ツーリストにとっては「猫の島」として恰好の観光スポットであっても、ここで暮らす島民たちは猫の夜鳴きや悪臭、漁港や畑を荒らされるなどの被害でとても頭を悩ませてきました。「さすがにこのままでは猫と島民が一緒に暮らしていくことができない」と、今年6月に猫の不妊手術を行って山へ返したそうです。しかし「猫の島」として観光客からの人気を集めていることも事実なので、猫がいなくなってしまっても寂しいと考えた男木島では、殺処分される予定の猫を引き取って島で暮らせるようにする計画も将来的には考えているそう。猫と人間が楽しく共存していける、本当の意味での「猫の楽園」を目指していくのだとか。アートも猫も人々の生活の中に溶け込む島で出会ったトレンディキャッツ。彼らを思いながら、秋冬のおしゃれで猫と共存する道はいかがでしょうか?Text : Azu Satoh
2016年08月27日ユニクロ(UNIQLO)とイネス・ド・ラ・フレサンジュとのコラボレーションラインから、2016-17年秋冬シーズンの新作コレクションが登場。2016年9月9日(金)より、一部のユニクロ店舗およびオンラインストアで発売される。なお、第2弾が10月21日(金)、第3弾が11月11日(金)よりそれぞれ販売開始される予定だ。テーマは、1960年代ファッション変革期のパリ。ブルジョワ達だけのものだったファッションが、より多くの人々の生活に流れ込み、大きな革命がパリから世界へと発信された時代である。そんな当時のエネルギッシュなパリを着想源にしたコレクションでは、「クラシック&エレガンス」、「シック&ノワール」、「70’s スタイル&ロック」の3つのストーリーに仕立てて、全70アイテムを提案する。発売に先駆け、2016年9月8日(木)には、東京・銀座店にてファッションショーを開催。ランウェイでも3つのストーリーに分けて、イネスの世界観を表現した。■クラシック&エレガンスいつの時代も憧れるエレガントスタイルは、ピーコックブルーや真っ赤なニットアンサンブル、柔らかなブラウスで表現。細やかなスカラップラインの裾などディテールへの配慮と、コンパクトなフォルムがその女性らしさを助長する。ベルベットやツイードのテーラードジャケットには、しなやかなレーヨンのシャツを合わせて。タックインしたパンツは、マニッシュなストレートタイプ。ステンカラーコートやトレンチコートなど、クラシカルなアウターがストーリー演出に拍車をかける。■シック&ノワールパリの人が昔から愛用してきた伝統的なスタイルを基盤に、アレンジを効かせたアイテムを提案。ボタンの取り外しが可能なスポンテニアスなニットポンチョは、ノーカラーシャツにあわせたり、ストールのようにさらりと羽織ったり。チェスターコートは、ラペルのカラーをゴージラインで切り替えた一癖あるデザイン。落ち着いたカラーのヘリンボーンやペンシルストライプのジャケットには、赤いボタンホールが良く映える。■70’s スタイル&ロックコーデュロイのベルボトムやミニスカート、フランネルのシャツワンピース…。あげればきりがない70年代らしい自由な発想。アーガイルニットは、モヘア素材を採用することで、様々なカラーブロックをイネスらしく上品に表現している。また、スタジャンタイプのブルゾンは、チェックのシャツにウエストが紐タイプの緩いパンツを合わせて、開放感あふれるコーディネートで提案。そのほかヒッピー風のカラフルなニットもあれば、ゆったりとしたベーシックなニットまで。着こなしの幅が広がるアイテムが登場した。【商品概要】ユニクロ×イネス・ド・ラ・フレサンジュ 2016-17年秋冬コレクション発売日:2016年9月9日(金)※第2弾 10月21日(金)発売予定、第3弾 11月11日(金)発売予定価格帯:・コート 9,990円+税〜12,900円+税・ジャケット/ブルゾン 5,990円+税〜9,990円+税・ニット 2,990円+税〜12,900円+税・シャツ 2,990円+税〜3,990円+税・パンツ 3,990円+税〜4,990円+税・スカート 3,990円+税・ワンピース 3,990円+税〜6,990円+税・グッズ 1,500円+税〜2,990円+税取扱店舗:ユニクロ銀座店など一部の店舗、公式オンラインストア
2016年08月13日ディーゼル(DIESEL)の2016年秋冬シーズンのビジュアルが公開された。ブランドの日本上陸30周年を記念し、日本限定でドットや「30」をモチーフにした特別なロゴを添えたビジュアルとなっている。今季は“ファッションインダストリーで展開される楽しいけれども滑稽な行動”を表現。典型的なファッションフォトに、ロゴ風の文字を添え、舞台裏のユーモラスな現実を露わにした。「hot in here=アツい」「in knit together=一体感」「on the same page=みんな同じページ」「same difference=たいして変わらない」などのメッセージが描かれている。ビジュアルには、モデルの松岡モナも出演。ディーゼルらしいデニムオンデニムの着こなしのほか、異なる迷彩柄をつなぎあわせたボンバージャケット、カモフラージュ柄のブルードレスなど、ミリタリークラシックとブルーの組み合わせがフィーチャーされた。なお撮影は、ディレクター&フォトグラファーデュオであるサンティアゴ&マウリシオが手掛けた。90年代の雰囲気とディーゼルのロックスタイルが満ち溢れた今季のコレクションが、ポップに捉えられている。【クレジット】フォトグラファー:SANTIAGO&MAURICIOスタイリスト:DAVEY SUTTONアーティスティック ディレクション:NICOLA FORMICHETTIモデル:Lucas Ucedo、Miles Frank、Julian Schratter、Xiara Waller、Mona Motsuoka、Anna Mila、Kris Gottschalk
2016年08月11日AYABAMBIがレオナード・ウォン(LEONARD WONG)のファッションフィルムに登場。作品は2016-17秋冬シーズンのテーマ「ALCHEMY」をもとに、抑制の無い自然界の力がもたらす、永遠の命を象徴。冒頭から、白に統一された空間に立ち尽くす無表情な女性が映し出され、緊迫した雰囲気が醸し出される。まるでサイエンスフィクションのような迫真に迫った映像だ。フィルムでのコスチュームは全てレオナード・ウォンによるもの。彼女たちの独特なスタイルを持ったダンスやコスチュームが、近未来的なモノクロームの世界観を演出する。【作品情報】レオナード・ウォン ファッションフィルム・監督:BFV / INSIDE FLESH・ヴィジュアルディレクション:レオナード・ウォン・出演:Sylvia Lajbig、AYABAMBI【問い合わせ先】LEONARD WONG株式会社TEL:050-3389-0619
2016年06月30日マーガレット・ハウエル(Margaret Howell)が2016-17秋冬ウィメンズコレクションのルックを公開した。2016-17秋冬ウィメンズコレクションでは、新たな素材やカラー、ストレートなシルエットにより新鮮なスタイルを提案。キャメルとブラックカラーをベースに、ブランドのアイコン的な素材であるハリスツイードをはじめ、ミルドコーティングやブラックウォッチ、フェルテッドウールジャージーといった素材を用いて製作した。「SHEEPSKIN DUFFLE」(45万円)は、数シーズンにわたり展開しているシープスキンのコートを新たなデザインで仕上げた今シーズンの代表的なアイテム。クラシカルなアーガイルのニット「ARGYLE KNIT」(9万5,000円)は、袖丈やシルエット、ディテールにこだわって製作された。その他、2種類の素材を用いてマニッシュなスタイルを提案する「HIGHLAND JACKET」(キャメル/7万2,000円、ブラック、チャコール/6万8,000円)や、ピンタックを配したデザインが新鮮なペーパーライクで繊細なコットンシルク素材のサーキュラースカート「COTTON SILK POPLIN」(ドレス/8万5,000円、スカート/4万8,000円)などが展開される。また、ベルベットのパンプスやレザーバッグ、シルクスカーフからボウタイまで、アクセサリーも数多く登場。マニッシュの中に足されたフェミニンさなどスタイリングの絶妙なバランスが今シーズンのコレクションのポイントとなっている。
2016年05月24日ルシアン ペラフィネ(lucien pellat-finet)が2016年秋冬コレクションを発表した。今季は60年代を代表するファッションアイコンである女優、ブリジット・バルドー(Brigitte Bardot)へ敬意を込めたコレクションになっている。フレンチシックなジャケットやスカートには、ラメ加工が施され当時のスタイルを彷彿とさせる。ヒョウ柄やマルチカラー、多彩なデザインのトップスに対してブラックやネイビーなど暗めのカラーのタイトなミニスカートをスタイリングすることで、全体像に落ち着きを加えた。ブランドが得意とするカシミアセーターには、スカルやペラフィネ自身の愛犬がモチーフに。さらに今季は、2つのコラボレーションが実現した。アメリカンコミック『ピーナッツ(PEANUTS)』の映画『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』の放映を記念したカシミア100%の上質なニットが登場。スカイブルー、ピンク、ネイビーのセーターの胸部には愛らしいスヌーピーの姿が。もう1つは、パリの老舗キャビア店「キャビア・キャスピア(CAVIAR KASPIA)」。ブラックのセーターにブルーで魚と店のロゴをデザインし、まさにフランスを代表するラグジュアリーアイテムに仕上げた。
2016年05月17日ファッションブランド「アンスリード(UN3D.)」が2016-17年秋冬コレクションよりデビュー。デザイナーは、ムルーア(MURUA)で9年間に渡って、クリエイティブ・ディレクターを務めた荻原桃子。定番から距離を置いた個性的なウィメンズウェアと、その特徴的なディテールを連動させたメンズウェアを展開する。 アイテムは、プリーツ、タック、ドレープと3つのアイコンディテールを際立せてデザインされており、特にブランドを象徴するのは折り紙のようなプリーツ。ファーストシーズンは、イラストレーター佐々木香菜子とのコラボレーションウェアも揃え、華やかな構成だ。洋服だけでなく、ファーをあしらったソックス、カラフルなシューズなど、パワフルなアクセサリーも並べ、モダンなコーディネートを提案する。ファーストコレクションの展開を前に、デザイナー荻原桃子に新ブランド「アンスリード」に対する思いを聞くことができた。「アンスリード」は、「UN STANDARD, UN SIMPLE, UN SIMILAR」をキーワードに、いろんな道のアンチテーゼを謳っています。例えば、通常新ブランドをスタートさせるときは、年齢・職業など、着る人の細かい情報を考えてブランディングすると思うのですが、今回はそう考えることに疑問を抱いていて。例えば、子供産んだらこういうの着ないよね、30歳・40歳になったらこういうの着ないよね…という声。もちろんそういう人も多いでしょうが、そうじゃない人もいるはず。(製作側が)勝手に考えすぎて制限することで、結果としてこっちの自己満足になっているのでないかと。架空のことを考えるよりも、まずは洋服で表現したいディテールやデザインを考える。そして、本当に好きな人に買ってもらう。そういう順序にしたかったんですよね。これまでのブランドの作り方からは距離を置きたいなと思いました。元々すごく好きなディテールで。立体的、構築的なものに惹かれるんですよね。プリーツに対して、繊細さだとか、女性らしさだとか、そういったイメージを持っている人が多いと思うんですけど。だからこそ(力強いものと組合せたり、男性服に取り入れることで)、強さと優しさ、硬さと柔らかさといった相反するものをうまく表現してくれるのではないかなと思いました。ドレープも同様です。しかし、全体的に使うのではなく、(裏地であったり)部分的に使うことにもこだわっています。商品をつくる上で、色々な取引先と新しく関係を築いていくことが課題でした。最初はロットも少ないので、メーカーさんや工場さんが得をすることは少ないので、ブランドの熱意をお話しさせていただきお願いするところから始まりましたね。人間関係の重要性も考え直させられました。大きいブランドの中で長くやっていたので、制限のある中で個性を出すということ。また、セールス面の考え方を学びました。どんなに良い商品を生み出しても結局着てもらえないと意味がないので、どうやったら多くの方に着てもらえるかなと常に思考することは、得た部分だと思います。価格設定が4~5倍高くなっている分、制作過程は全く違います。「UN3D.」は、ほとんどのアイテムが日本製で、トワルと仮縫いの工程を経てパターンを作成していますし、靴も木型から制作をしています。もちろん、素材の選び方、縫製、始末、そのほかにも裏地のデザインやタグ、ショッパーなど、全てにおいてディテールまでしっかりとこだわりを入れています。たくさんブランドがあって、高い洋服も安い洋服もあるなか、1番大切なものはオリジナリティだと思っています。でも、こんなに物があふれている時代に、完全にどこにもなかったものなんてないと思うんですよ、似たようなものはきっとどこかにあるはず。でも、見せ方と組合せ次第ですごく新しくなる。新しいものを見たときって、ドキドキワクワクして、感動する。そういう気持ちに、作っている側もそうだし、着る・見る側もなって欲しい。そういう特別なブランドにしていきたいと考えているんですよね。安心して着られる洋服をあえて推したくないのは、世の中にたくさんあるから。ベーシックを追求しても今は意味がないんじゃないかなって。まずは、この世界観をもっと濃くしていきたい。そして、クオリティを高めて、セレクトショップに並んだときに、タグをみなくても「アンスリード」とわかってもらえるものにしていきたいと思っています。そのためには、一つひとつのデザイン性とクオリティを上げていくことが大切です。なかなか全身(コーディネート)で着てもらうことは難しいと思っているので。もちろんそういう方がいらっしゃったら、とっても嬉しいのですが。「アンスリード」のアイテムは、一つひとつにデザインソースをたっぷりと入れています。いつものスタイリングの中に、1つ取り入れるだけで、馴染みながら個性を出してくれるはず。手持ちの服と交えて、自由に着て欲しいですね。それは、原点であるんですけど、やっぱり自分たちがつくった洋服を着ている人を見るのが一番嬉しいです。SNSを通じてコメントをもらったり、お店で声をかけてもらったり。私たちの洋服を着てみて、ファッションに対する考え方や気持ちが変わったと意見を聞くと、とても嬉しいですよね。まずはオンラインショップからスタートして、今秋には、青山に路面店をオープンします。今は、店舗デザインを構想中です。お店では、洋服のほかにも、アートなども取扱います。オープン時には、今季ご協力いただいたアーティストの佐々木香菜子さんとコラボレーションしたアートを揃えます。彼女とは色彩感覚があって、素敵な作品が出来上がりました。それと、香港のセレクトショップ「I.T」さんでの取扱いも決まりまして。世界で同時に販売します。初めから、世界で同時に売りたいと思っていたんですよね。私が好きだと思うデザイン性の高いアイテムは、日本のマーケットだけでやっていくにはつらいのでは…と心配していたところもあって。「アンスリード」を好きだと思ってくれる方々に向けて、国境を越えて発信いきたいです。【ブランド詳細】アンスリード展開時期:2016-17年秋冬■アンスリード青山店オープン時期:2016年秋
2016年04月24日アキラナカ(AKIRA NAKA)が、2016-17年秋冬コレクションを発表した。「デコンストラクション」をテーマにした今シーズンは、 従来より自由で直感的な発想をもとに、シルエットやディテールのデザインを構築。布帛のようなシルエットのニット、結び目で袖付けをしドレープを描き、ウールの織りでデニム地を表現するなど、新しさを追求したコレクションとなっている。
2016年04月12日