ビジネスマナーを秘書100人に調査!ぐるなびが運営する日本最大の秘書コミュニティ「こちら秘書室」の秘書さんたちにアンケートを実施しました!メールのお作法や飲み会の断り方など、現役秘書直伝の“めっちゃ使える”マナーをご紹介!今回は「飲み会で失礼のない断り方」。秘書さんたちが使っている「断り方」の実例を一挙に公開します!飲み会、どんなふうに断ってる?職場で上司や取引先から飲み会のお誘いを受けたとき、どんなふうに断っていますか?本当に用事があって行けない場合もあれば、予定がなくても断りたい宴会もありますよね。特に忘年会やクリスマスパーティなどが続く年末年始は、できれば “義理” 飲み会は断りたいのが本音。そんなさまざまな場面で使える「失礼のない断り方」を、現役秘書さん100人に聞いてみました!秘書が最も使っている「断り方」は…?「先約がある」と断るアンケートで一番多かった回答は、「先約がある」と断るスタイル。さっそく実例を見てみましょう。「あいにく先約があり、今回は遠慮させて頂きます」(33歳・IT系)「別の予定が入っており、申し訳ありませんが今回は欠席とさせていただけますでしょうか」(47歳・物流)「残念ながら既に他の予定があり、参加することができません」(38歳・IT)特に予定もないのに断る場合、わざとらしい理由にするとバレますよね。秘書さんたちが使っている「先約がある」という断り方は最強ワードかもしれません。また、「あいにく、残念ながら」などのクッション言葉を入れるのも大事なポイントのようです。理由をつけて断る場合は…?続いては、具体的な理由をつけて断る場合の実例を見てみましょう。アンケートではいろいろな回答がありましたが、なかでも多かった「断る理由」ベスト3をご紹介!「家族の用事」で断る「子どもが小さいので、夜はなかなか時間が取れなくて……すみません」(38歳・金融)「あいにく両親がその期間我が家に滞在することになっており、面倒を見なくてはならず残念なのですが失礼させていただきます」(43歳・金融)「申し訳ありませんが、子どもの行事と重なっているため参加できません」(54歳・IT、情報関係)実際に、育児もしているママさんは、なかなか夜のお付き合いまでこなすのは難しいもの。「深追いできなさそうで、かつ角が立たない予定を口実にする」(31歳・法律事務所)という意見もありましたが、「家族の用事」は秘書さんも愛用している断り方です。「仕事の予定」で断る「今回出張が入っておりまして。申し訳ありません」(51歳・その他の製造業)「繁忙期のため、改めて調整をさせていただいてもよろしいでしょうか?」(46歳・製造業)「夕刻に会議が入っており、長引く可能性がありますので、残念ながらご遠慮させていただきます」(29歳・卸売)この断り方も、先方に受け入れてもらいやすいですよね。ふつうなら、「仕事なら仕方がない」と納得してもらえるでしょう。ただ、私はこの断り方を使っても「そんなもん、ほっといていいから付き合え」と返された経験があるので、必ずしも成功するとは限りません。「体調が悪い」と断る「現在、体調を崩しておりまして、お酒を控えております。元気になりましたらご連絡させていただきます」(44歳・製造業)「本日、歯医者の予約が入っていて、麻酔もするので行けないんです」(45歳・運送業)「先日の健康診断で先生よりお酒を控えるようにと言われております」(52歳・研究所)これは本当に具合が悪いときだけ使える断り方ですね。でも、あまり痛々しいリアルな表現にすると先方に気をつかわせてしまうので、「体調が悪い」程度にしておいたほうがよさそうです。どうしても断りたいときは…?理由をつけて断っても、日にち変更を提案されたり、強引に誘われたりする場合もありますよね。そんなときに使えそうな断り方も見てみましょう。「何日かお日にちを頂戴いたしましたが、いずれの日程も予定が入っております」(56歳・運輸業)「先約がありその日は都合が悪く参加できかねます。ご都合を合わせていただくと時期が過ぎてしまいますので、ご参加のみなさまで開催ください」(35歳・卸売業)「接待は会社で禁止されています」(56歳・製造)なかには、「新年会は古い友人との集まりしか参加したことがないんです。新年だけは、仕事以外の話題で過ごしているのです」(46歳・銀行)と、かなり正直な理由を述べて断る秘書さんもいました。ここまで言われると無理強いできないですが、率直すぎると今後の関係にも影響するかも……。感謝をもって丁寧に断ろう!実例集、いかがでしたか?現役秘書さんの断り方、参考になりますね。誘ってくれた相手に感謝する気持ちをもって断れば、それほど失礼な断り方にはならないと思います。忙しいときに飲み会案内が入ると返事も雑になりがちですが、そんなときこそ秘書さんを見習って、お誘いに感謝しながら丁寧に断りましょう!Information取材協力:ぐるなび「こちら秘書室」©Milkos/Gettyimages©Lakshmi3/Gettyimages©Melpomenem/Gettyimages
2018年12月07日ビジネスマナーを秘書100人に調査!ぐるなびが運営する日本最大の秘書コミュニティ「こちら秘書室」の秘書さんたちにアンケートを実施しました!メールのお作法や飲み会の断り方など、現役秘書直伝の“めっちゃ使える”マナーをご紹介!初回はビジネスメール。これだけはやってはいけないNG失敗メールをお伝えします!NGなメール作法をチェック!例えば取引先にメールを書くとき、「こんな表現していいのかな?」と不安になっても、メールぐらいで上司に相談しづらいもの。そんなビジネスメールで「絶対にやってはいけないこと」「意外と間違えやすいこと」について、現役秘書さん100人に聞いてみました!あなたがふだん送っているメール、もしかしたらマナー違反かも……。秘書さんのリアルな意見、さっそく見てみましょう!絶対に「やってはいけない」のは…名前の間違い「相手の企業名・肩書、氏名の間違いは絶対にNG」(47歳・サービス業)「ご芳名の誤変換例)伊東伊藤など」(56歳・公益財団法人)「社名、役職名、名前は名刺どおりの正式名称でお送りする」(42歳・不動産)アンケートで一番多かった回答が、「名前の間違い」。社名や役職名も含めて宛先の誤記は「絶対にダメ」と書いている人も多く、やはり一番気をつけなければならない点のようです。敬語の間違い「『お』と『ご』の使いわけ」(31歳・IT)「『させていただく』症候群(拝見させていただきます、など)」(45歳・企業向け情報サービス)「『御社』と『貴社』を間違えている秘書さんが意外と多い」(30歳・IT系)メールに限らず、敬語の使い方はなかなか難しいですよね。失礼にならないようにと気をつかいすぎて、二重敬語なっている人も多いのでは。「謙譲語と尊敬語を混同する」(47歳・総合電機)という回答もありましたので、この機会に敬語の基本をおさらいしておきましょう!宛先の間違い「宛先間違いはインシデントになるので、送信ボタンを押してから30秒は相手に送られない設定にしている(37歳・製造)「宛先が同姓の場合など特に注意」(42歳・医療)「アドレス入力欄が自動で予測変換して入力されるメーラーの場合、要注意」(48歳・その他通信)これも、やりがちなミスですよね。でも、もし大切な機密情報を間違った宛先に送ってしまったら、大問題になりかねません。最近はパソコンでなくスマホで仕事メールを送る機会も増えているので、特に注意する必要がありそうです。ほかに回答が多かったNG行為は、「資料の添付忘れ」。添付漏れがないかチェックするのはもちろん、「正しいファイルを添付したかも確認する」(46歳・人材)、「容量の大きい資料は添付しない」(44歳・製造)という点も見習いたいですね。メールの書き方でNGなのは…?次にご紹介するのは、メールの書き方や内容について「やってはいけないこと」。絵文字・スタンプ「絵文字などは使わない」(43歳・製造業)「相手が絵文字などを使ってきても、相手との関係を考えて安易に同じようにはしない」(50歳・情報系)「LINE等のSNSを使用する際はスタンプを使わない」(42歳・教育)やはり、絵文字はNGのようです。とはいえ相手が使っていると、合わせたほうがいいのかなぁと迷いますよね。そんなときは「親しき中にも礼儀あり」(25歳・IT)という意見を参考にするとよさそうです。口語表現「口語で文章を書かないこと」(38歳・卸売業)「何度かやりとりしていても、『!』や『笑』、また口語で使用される言い回しを使わない」(26歳・通信建設業)「親しくとも『い』抜き言葉・『ら』抜き言葉を避けるなど、正しい日本語を使う」(36歳・保険)文体も、どう書けばよいのか気になる部分です。「あまりビジネスライクにならないようにしたい。女性なので」(53歳・IT系)という回答もありましたが、その“さじ加減”が難しいところ。相手との関係性を見極めるのも大事なのかもしれません。長いメール「社内外問わず、ダラダラ書かない。簡潔に」(46歳・広告関係)「丁寧すぎて、かえってわかりにくい文章にならないように」(47歳・総合電機)「推察で書かない。事実をわかりやすく簡潔に書く。相手の立場に立って常に配慮を忘れずに」(46歳・総合エネルギー企業)さすがプロ秘書、常に相手の状況を考えてメールを送っているんですね。先方に気持ちよく読んでもらえるメールを書けるよう、秘書さんたちの意見を参考にしてみましょう。返信でのNG行為は…?最後は、メールを返信する際のマナーについて、ご紹介します。返信が遅れる「アポイントの返信は迅速に。返信が遅れるときは、先にその旨をお知らせする」(49歳・IT)「調整中のやりとりについては基本的に1日以内には返信をする」(26歳・通信建設業)「24時間以内に何らかのお返事をする。回答できない場合でも、状況を知らせることが大切」(46歳・総合エネルギー企業)ビジネスの世界では24時間以内の返信が常識。遅れる場合でも放置せず、メール受信したことだけでも相手に伝えておくとよさそうです。でも、返信するのが夜になってしまったときは、どうすればいいのでしょう?「営業時間外のメール送信はしない」(44歳・製造)「メールだからといって、遅い時間(21時以降)や早朝(8時前)にはメールしない」(30歳・IT)職種によっては、夜メールがOKな場合もありますが、一般的には時間外はさけたほうがいいのかもしれませんね。スマートなメールを書こう!ビジネスメールのマナー、いかがでしたか?現役秘書さんたちの常識、とっても参考になりますよね。SNSでの気楽なやりとりに慣れていると、ビジネスメールは堅苦しく感じますが、基本的なマナーは知っておきたいところ。秘書さんたちの意見を参考に、スマートなメールを書いてみてくださいね!Information取材協力:ぐるなび「こちら秘書室」©LittleBee80/Gettyimages©nicomenijes/Gettyimages©nensuria/Gettyimages
2018年12月05日御年95歳の作家・瀬戸内寂聴先生と、その秘書を務める66歳年下の瀬尾まなほさん。「もう一度生まれ変わっても女がいい」と語る寂聴先生が、今を生きるanan世代の女性たちに伝えたいこととは?御年95歳でありながら、現役作家として活躍する瀬戸内寂聴先生。ここ数年、その傍らに優しく寄り添うある一人の女性がいるのをご存じだろうか?寂聴先生の秘書を7年前から務める瀬尾まなほさんは、アンアン読者世代と同じ、30歳。寂聴先生にその文才を認められ、初めて綴ったエッセイ本『おちゃめに100歳! 寂聴さん』(光文社)が話題に。66歳も年齢の離れた二人の人生に共通する、ある運命的な出来事とは?まるで漫才コンビのような二人の軽快なトークから、女の生き方のヒントを読み解きます。――二人の出会いは7年前、就職先を探していた瀬尾さんが、お友達の紹介で京都の寂庵に面接に来たことからはじまったと聞きますが。瀬尾まなほさん(以下、瀬尾):私が大学を卒業する直前だったので、22歳の時です。その時は、恥ずかしながら瀬戸内寂聴先生が小説家であるということも知りませんでした。瀬戸内寂聴さん(以下、寂聴):この子、本当に何も知らなかったの!本も読んでいなければ、文学少女でもなかったから、私は一目で「この子に決めよう」と思って。そのほうがかえって気が楽だと思ったのね。――働きはじめた当初から、瀬尾さんは自分でいつか本を出版したいと思っていたのですか?瀬尾:小説家志望で入ったわけではないので、まさかそんなこと、考えつきもしませんでした。寂聴:ただ時々、この子から手紙が届くんです。一緒に暮らしていたら、面と向かって言えないことも増えてくるじゃないですか。ある時、机の上に手紙が置いてあって、それを読んだら「この子は文才があるかもしれない」と思って。あまりに内容と文章が素直で良かったから、自分の小説にもそのまま引用したくらい。――そこから、瀬尾さんの人生が少しずつ動きだしたわけですね。ちなみに、寂聴先生が22~23歳だった頃はというと…?寂聴:結婚して子供を産んで、不倫して…いちばん濃い時だったかもしれません。21歳で結婚した夫は古代中国音楽史の学者だったので、「これで学者の妻になるんだ。これからは夫の才能を私が高めよう」とはり切っていたんですが。瀬尾:その先生が文学を志すようになったのは、23歳の時?寂聴:最初は「小説家になりたい」なんて口では言っていたけれど、タダでなれるとは思っていなかったの。当時は夫との家を出て、お金もなくて、困っていた時。でもある日、三島由紀夫先生にファンレターを書いてみたら、返事が来たんです。彼は誰にも返事を出さないことで知られているんだけど、「あなたの手紙はあまりにも面白いから」って。そこから文通がはじまった。――寂聴先生が瀬尾さんの才能を引き上げたのと同じで、当時の三島先生も、寂聴先生の文才を見抜いていたのですね。寂聴:ただ、いざ小説を書いて送ってみたら「あなたは手紙はあんなに上手いのに、小説は普通だ」と言われましたけど(笑)。でも、人は誰でもその人にしかない才能を持って生まれているんですよ。だけど、自分ではなかなか気づけないものだから、誰かに発見してもらうことがすごく大事になってくるの。それが、この人(瀬尾さん)のように早く発揮できればとても良かったと思うけれど、おばあちゃんになってから芥川賞をとるような人もいますから。だからいくつになっても諦めることはないと思う。――22歳の時に寂聴先生と出会ったことで、瀬尾さんの人生は大きく加速したわけですが、同時に先生ご自身にも変化の実感はありましたか。寂聴:二人が出会って、どちらかといえば変わったのは私なんですよ。瀬尾:いや先生、私のほうが変わりました!寂聴:まなほが来てくれて、着るものも、食べるものも、すべてが変わりました。今まで、仕事で付き合う人にもここまで若い人はいなかったから、この人といると、毎日が面白くてしかたがないの。瀬尾:先生、今朝もお味噌汁を噴き出して笑っていましたもんね(笑)。――逆に瀬尾さんは、先生と出会ってどんな変化の実感がありますか?瀬尾:先生に出会って、好きなように生きる大切さを私は学びました。95歳になっても、新しいことをどんどん取り入れている人を間近で見ていると、安定志向に入っていては駄目だと思いますし、今までの出会いを大切に、これからの自分の人生を走り続けたいと思うようになりました。だから、人生が大きく変わったのは私のほうだと思います。寂聴:まあ、私があなたの今の年齢の時は、ひととおりの女の人生をやっていましたよ。だから、まなほは何をやっているんだと思って。もっとたくさん恋愛して、楽しまないともったいないじゃない。瀬尾:いいんです、私は先生の元で働けて今は幸せなんですから!(笑)恋愛、結婚と仕事、人間関係、女友達など…多くの人が20代や30代にかけて直面する“女の悩み”。どうすれば今の自分を肯定し、人生をより豊かに楽しむことができるのか。迷える読者のお悩みを、年齢差66歳の二人にぶつけてみました。女の幸せ=結婚?出産?「今の会社に転職して5年、一人で任される仕事も多くなり、毎日に充実感があります。交際2年になる優しい彼もいて、最近、生まれて初めて、今が楽しいと心から思えます。ただ、彼から結婚の話をされると不安になり逃げたくなってしまうのです。正直、結婚して子供を産みたい、という気持ちがわきません。なぜ、私はそう思えないのか、どこか冷たい人間なのでしょうか。今の自分を、いつか後悔する日が来るのでしょうか?」(34歳・PR)寂聴:このくらいの年頃の女性であれば、結婚して好きな人の子供を産みたいと思うのが自然なこと。健康な若い女性で、その気持ちが全然わからないって、この人ちょっと変わっていると思う。瀬尾:でも、女性の未婚率は年々高くなっていますし、“結婚できない”のではなく、あえて“結婚しない”人生を選ぶ人も増えていますよね。寂聴:私が思うに、そういう人は無理に自分に言い聞かそうとしているだけ。例えば、本やなんかの影響でね。でも、一般的な女性なら、誰だって年頃になれば子供は産みたいと思うものなの。たとえ、相手が家庭を持っていたとしても。瀬尾:もちろん、私もいつか子供は欲しいと思います。とはいえ、今すぐ子供ができたとなったら、ちょっと恐ろしいなと感じる部分もあるんですよ。仕事ができなくなるとか、先生の元から離れないといけないとか、復帰できないかもしれない、とか…。この相談者の方も、彼がいてすごく幸せなんだけど、今すぐ結婚して子供を産むには、きっと心の準備ができていないはず。その気持ち自体は、わからなくもないですね。寂聴:ただ、好きな男性があなたに子供を産んでもらいたいと思ってくれるのは、すごく幸せなことなのよ。相手の気持ちをそんなふうに考えられたら、少しは前向きになれると思います。瀬尾:そうですね。それに、この方にもいつか「子供が欲しい」と思うタイミングが来るかもしれません。今は無理に決めなくても、流れに身を任せていいんじゃないでしょうか。仕事が大事な気持ちもわかりますし、子供ができたら自分でも驚くほど、子供が好きになったという人もいるくらい。どちらに転んでも、幸せになれないことなんてないと思います。せとうち・じゃくちょう1922年5月15日生まれ。徳島県出身。小説家であり、僧侶。’97年に文化功労者、’06年文化勲章を受章。これまでに発表した著書は400冊以上。せお・まなほ1988年2月22日生まれ。兵庫県出身。大学卒業後、瀬戸内寂聴先生の秘書となる。困難を抱えた若い女性や少女を支援する「若草プロジェクト」理事も務める。『いのち』瀬戸内寂聴講談社1400円ガンの摘出手術と長い入院生活を終えた作家の「私」。脳裏に甦るのは、これまでの人生で出会った男たち、そして筆を競った友の「死に様」だった。瀬戸内さんが95歳の命を燃やして書き上げた、“最後の長編小説”。『おちゃめに100歳! 寂聴さん』瀬尾まなほ光文社1300円秘書として7年間、瀬戸内寂聴先生の傍らにいる瀬尾さんが、先生の「おちゃめな素顔」と「愛あふれる本音」を赤裸々に綴った初めてのエッセイ本。貴重なプライベート写真と本人直筆食卓レシピイラストも初公開。※『anan』2018年3月7日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2018年03月03日瀬戸内寂聴さん(95)の秘書をつとめる瀬尾まなほさん(29)が11月15日、初の著書『おちゃめに100歳!寂聴さん』(光文社)を上梓。発売を記念して、27日に大阪の阪急うめだホールで「阪急 生活学校×朝日新聞 中之島どくしょ会『瀬戸内寂聴・瀬戸まなほ特別講演会』を実施した。 11年3月から寂聴さんのもとで秘書として働き始めたまなほさん。当時は寂聴さんが小説家であることも知らず、小説自体も読んだことがなかったという。だが寂聴さんは「文学少女は使い物にならない。むしろ『あ、この子いいな』と思って」と採用を決意したのだ。 その関係性がみごとにはまった。2人の年齢差は66歳だが、息ぴったり。掛け合い漫才のような会話を繰り広げることから、出版関係者の間でも“寂庵名物”と呼ばれるほど。実際、この日の講演会でも司会者に「ケンカはするのでしょうか?」と聞かれたところ、400人を前に“マジ喧嘩”を始めることに……。 まなほ「もう今日もしましたよね?」 寂聴「そう、今日も数珠と扇子をもってくるのを忘れてね。まなほがあれこれと急き立てるものだから、私はそれで全部忘れちゃうの」 まなほ「いえいえ、そもそも先生は何も準備してなかったんです!朝だって『早起きした』と自慢していましたけど、しっかり二度寝している。それだと一緒ですよね(笑)」 寂聴「ちがうの。着物もきてね、持っていくものをちゃんとそろえて準備しているの。それを全部わすれるぐらい、まなほが朝からギャーギャーと。すごいんです」 まなほ「ちがうの!私に朝持っていくものをちェックさせないから……」 慌てて司会者が「すみません、おふたりはいつも寂庵でこんな感じなのでしょうか?」と聞くと、まなほさんはハッとした後で恥ずかしそうに「まあ、こんな感じです……」と回答。会場からは笑いが起きていた。 ときに“タメ口”になるほどのやりとりを交わすという2人だが、それも絆があればこそ。寂聴さんは「まなほが来てから、よく笑うようになった」と語っている。 寂聴「上手にお化粧をしてくれるんですよ、この人。でもお化粧の前にね、『先生、どうしてこの鼻は低くて、鼻筋がないんでしょうね』って言うの。わざわざ鼻筋がないなんて、本人にいうもんじゃないでしょう。でも、なぜか腹がたたない(笑)」 まなほ「こけたとしても、ほっぺたを打っても鼻はうたないねって(笑)」 寂聴「たしかに、鼻は打ったことはないわ(笑)。本当に化粧が上手なんですよ。だからね、うちをクビになったら美容師になったらいい(笑)」 まなほ「えっ!?先生、私クビになるんですか?」 会場からはまたしても笑いが。司会者からの「寂庵をやめようと思ったことはないのですか?」との質問に、まなほさん「一度もない」と言う。 まなほ「いやなことを周りの人からいわれたりしたこともあったんですが、それでも先生がすきだし、先生といると楽しいし、すごくやさしいんで、いつも“自分はここにいてていいんだ”と思わせてくれる場所なんですね」 寂聴「そんなこといったってね。私もうすぐ死ぬかもしれないじゃないですか」 まなほ「先生、また“死ぬ死ぬ詐欺”ですか?死ぬと言いながら、ずっと生きていますからね(笑)」 寂聴「でも私が死ぬときには、まなほにそばにいてほしいわね。やさしいからね」 そんなまなほさんは今回の著書で、最後に「先生へ」と題し手紙を寄せている。 まなほ「手紙を一生懸命書いたんです。でも書くときに思いがあふれすぎて、すごく長文になってしまって。それを先生に見せたら『つまらない』と言われてしまいました。先生にそんなことを言われたことが初めて。そうしたら『これはいつものあなたの手紙じゃない。自分に酔っている』と言われて。たしかに読み返してみると、そうでした。それで書き直したところ、先生から『よくなったね』って言われて。ほっとしました」 寂聴「私はね、優しさがその人の値打ちだと思っているんですね。いつも変なことばっかり言っているけど、根は優しいんです。それが彼女の最高の魅力だと思いますね」
2017年11月29日発言がたびたび炎上を引き起こしている上西小百合衆院議員(34)と、その秘書を務める笹原雄一さんとのあいだでトラブルが発生しています。上西議員の浦和レッズ騒動などでテレビにも出演し注目を集めていた笹原秘書ですが、8月23日の深夜、 『上西と家城秘書から正式に解雇されました。特に揉めた訳でもありませから、8月31日までは普通に仕事します』とツイート。また、上西議員の地元である吹田市で大規模な停電が起こっていたにも関わらず同議員が戻らなかったとして、『吹田が大変な時によそでバーベキュー。それはいいけど知ったら帰ってこいよ』と強く批判しています。さらに、「上西にもう政治家はやらせない」「知ってるスキャンダルぶちまけて出馬させない」「次の総選挙に上西小百合はでません」など立て続けにツイート。これに反応する形で、上西議員は『ウチの事務所をやめるっていうから、どうぞって言ったら解雇されたとか勝手に騒ぐし。本当にお酒やめて欲しい。笹原さんがやめようがやめまいが、私の人生には全く関係ありません。私は一生政治家ですから、次の総選挙にも当然出ますよ』と反論しています。発言するたびに批判を受ける上西議員ですが、今回の騒動に関しては楽しんで見守る人も多いようです。●上西議員vs笹原秘書は見応えアリ?解雇について双方の言い分が異なり、争いとなっている上西議員と笹原秘書についてネット上では、『上西の一人相撲みたいな炎上はもう見飽きたからな。登場人物が増えて面白くなってきた』『揉めろ揉めろ!上西劇場の始まり!』『知ってるスキャンダルってなんだろう…。これからどうなるか楽しみ。もう一人のあくどい秘書である家城のスキャンダルとかも暴露してほしい』『バーベキューは仕事ですか?税金で食べるお肉はおいしいですか?』『これだけボロクソに文句言って、上西が帰ってきたらどんな顔して会うんだろう』『「一生政治家」って言ってるけどギャグですか?政治家っていうのは選挙で当選しないとなれないんですよ?』『選挙に出ても当選しないからお好きにどうぞ』『この秘書って上西のこと守ってた人だよね?いなくなったら抑える人いなくなって上西の炎上が加速しそうなんだけど』『もうネタが切れたから、2人で口裏を合わせて炎上を演じてる可能性もあるぞ』『とりあえずどっちも頭悪そう』など、今後の展開を楽しみにする人も少なくない様子。連日ニュースを騒がせる上西議員ですが、味方であるはずの秘書からも見限られることになってしまいました。果たして、この争いはどのような結末を迎えるのでしょうか。※画像はイメージです。●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年08月24日ハイスペックな男性と接する機会が多い職業といえば秘書。上司はだいたい役員以上だし、来客もそれと同等の人々ですよね。そんな秘書の女性たちに、出世する男性のメールの特徴を教えてもらいました。協力してくれたのは、運輸関係役員秘書のA子さん(30歳)、サービス業社長秘書のB子さん(34歳)の2名です。ハイレベルな男子に興味があるなら、ぜひ参考にしてくださいね。■「出世する男」のメールの特徴【1】メールのレスポンスが早い「メールって溜まると返信するのもひと仕事になりますよね。出世する男性は、スキマ時間でどんどん返信していきます。レスポンスが早いというのは、つまり決断力があるってこと!」(A子)【2】質問にキチンと答えている「たまに肝心の質問への返答がない人がいますが、これはダメな例。お互いにとって時間のムダです。出世する男性はメールの趣旨を理解して、質問にキチンと答えてくれます」(B子)【3】メールの文面が簡潔「簡潔でわかりやすいメールをくれる方は、みなさん出世してますね。画面をスクロールしなくても、用件や回答がキチンと把握できるような書き方と言えばいいでしょうか。頭の中が整理されていて、時間の使い方も上手なんだろうなと思います」(B子)【4】ビジネスメールの基本を押さえている「簡潔なメールが良いとはいえ、相手に失礼があってはいけない、と考えられるのが出世する男性です。“宛名+挨拶+用件+締めの言葉+署名”というビジネスメールの基本をしっかり押さえているのがポイント。特に時候の挨拶や締めの言葉はマストです」(A子)以上4点が「出世する男」のメールの特徴なのだそう。それでは、このような男性にはどんなメール・LINEを送ったらいいのでしょうか?■女性からのメール・LINEの送り方◎メールの場合【1】LINE感覚のやり取りはしないおはよう、おやすみの挨拶、自分の身の回りのよしなし事などは、いちいち書く必要ナシ。【2】長文メールは送らない忙しい男性への長文メールは禁止。込み入った用件は電話しましょう。◎LINEの場合【1】用件がある時にのみ連絡する女性は用がなくてもLINEを送りがちですが、用件がある時にのみ簡潔に送ったほうが好感度は高くなります。【2】面倒な駆け引きはしない相手のLINEをスルーしたり、自分からLINEするのを止めたり、焦らしたりといった駆け引きは極力やめましょう。出世する男性は忙しいもの。そのような駆け引きに巻き込もうとする女性とは関わりを持ちたがりません。■出世する男性は彼女を大切にするなお、前述の秘書さんはこんなお話もしてくれました。「出世する男性は家族やパートナーを大切にしていて、仕事とプライベートのどちらも充実しています」(A子)つまり、こういう男性とお付き合いしたら、メールやLINEの返信に一喜一憂することなく、どーんと構えていたほうがいいってこと。彼が「出世する男」に当てはまるメールを書く人物で、且つあなたに好意を持っているのなら、たとえ連絡の頻度が少なく感じても、浮気の心配をすることなくお付き合いできそうです。同じ職場や取引先の彼は「出世する男」かどうか…気になったらメールを読み返してみるといいかもしれません。(文=神宮寺みみ子)
2017年04月13日元女優の三原じゅん子参議院議員(52)が、2016年10月26日未明に、自身のブログにて秘書の中根雄也さん(28)と再々婚することを報告しました。ブログでは、『神奈川県藤沢市にて政治家を志し、各級議員秘書として仕事をされてきた中根雄也氏と結婚する運びとなりました事をご報告させていただきます』と綴っており、『今後はお互いに、政治の仕事に専念し、今迄以上に神奈川、、、日本の為に「チーム神奈川」の同志として精一杯取り組んでいく所存でございます』としています。二人の再婚をいち早く報じた『週刊文春』のスクープ速報によると、中根さんは三原さんの公設第二秘書を務めていたとのこと。しかし、『国会議員秘書給与法』により、国会議員は配偶者を公設秘書にすることが禁じられているため、結婚するにあたって、中根さんは公設第二秘書を辞めたそうです。三原さんといえば、1990年にレーサーである松永雅博さんと結婚し、1999年に離婚。同年にお笑い芸人のコアラさんと再婚したものの、2007年にはまたもや離婚。2度の結婚と離婚を繰り返して来た三原さんの再々婚とあって、世間からは厳しい声が聞こえています。●ネット上では24歳差の再々婚に「好色者」「政治より恋愛」と批判の声『この人、結婚には向いてないと思う』『24歳差って…議員辞めたら離婚しそう』『今までの男もみんな年下。今回は24歳差なんて、自分なら考えられない』『また近場で見つけたみたいだけど、うまくいかなそう…』『偏見かもしれないけど、2回も離婚した人は人間的に何か問題があると思っちゃう』『政治に専念するなら結婚しないほうがいいと思う』『どうせバツ3になる』『20代の男が50代の女と結婚して浮気しないで済むのかなぁ?』『年の差がありすぎて気持ち悪い』『政治活動より恋愛の方に重点を置いてる気がする』『「好色者」って感じ』『結婚を前提に秘書をさせていたんじゃない?』『相手が24歳年下、そして秘書ってのに驚き』『もはや親子じゃん。うまくいくわけない』など、ネット上では、三原さんよりも中根さんが24歳も年下であることに驚く声や呆れる声が多くあがっていました。世間の批判をはね返すべく、お互いに政治の仕事に専念するとブログでも宣言した通り、三原さんの政治活動に良い影響が出て行くと良いですね。【画像出典元リンク】・三原じゅん子(@miharajunco)(Twitter)/(文/パピマミ編集部)
2016年10月26日近い将来、出世する男性はどんな人なのか…女性なら誰しも知りたいと思うはず。そこで経営者や会社役員といった大物の男性を誰よりも身近で見ている秘書3名にリサーチ。出世する男性の特徴を分析していただきました!【その1】記憶力がいい・「うちのボスはものすごく記憶力がいいですね。お得意様(経営者)の食べ物の好み、出身地、奥様のお名前やお子さんの年齢、これまでの赴任先などが、全て頭の中にインプットされています。共有してもらうと、私はパソコンに入力したデータを更新するのですが、それが頭の中で行われているのがすごい!」(34歳・IT関連企業・社長秘書)・「とにかく記憶力抜群で、会食などでの話題には困らないですね。相手の方の仕事の状況やプライベートの近況もしっかり把握していて、“そんなことまで知ってるの?さすがだね!”って感心されます。それが出世につながってるような気がします」(32歳・電気メーカー・役員秘書)確かに、大事にしていることや前に話したことを覚えていてもらうと、誰だって「自分に興味があるんだ」「大事にされている」と感じ、相手に好意を持ちますよね。これができたら強いかも。【その2】体力がある・「社長の1日は分刻みで設定されているので、それを全て時間内にこなす体力が必要なんです。タフでないと勤まりません。そして体力がある人というのは、他人に優しくできる余裕もあるんですよ。だって疲れていたら“なんでこんなことをやらなくちゃいけないんだ”とか“何これ?”って腹の立つことも増えてくるじゃないですか。だから体力=余裕につながる気がします。誰に対しても余裕のある態度を取るのは、出世の条件だと思いますよ」(28歳・食品メーカー・役員秘書)自分が一番忙しいのに、他人を気遣える余裕があるって素敵。そういう人がいたら、同性でもほれちゃう、という気持ち、わかる気がします。【その3】お酒に強い・「社長や役員にとって、会食は大事なビジネスの場。そこで飲まないとシラけます。でも酔ってもみっともないし相手に失礼。ということでお酒は強いほうがいいです。強いと豪快な印象も与えられるので、それも大切。さらにお酒が入っていても、その場で得た情報はちゃんと記憶して、仕事に生かすのが出世する男です」(32歳・電気メーカー・役員秘書)いくらお酒が強くても、会話の内容を全て忘れちゃうような人は出世とは縁遠いということみたい。気になる男性がいるなら、飲み会での姿やその後の状況もチェックしておいたほうが良さそうです。【その4】社交的である・「一人で頑張って、経営者として成功される方って少ないと思います。だいたいはビジネス上の重要な出会いがあって、そこから発展していきますよね。だから人との出会いが仕事を作ると考えて、フットワーク軽く、いろんな方に気軽に会いに行く男性は出世するんじゃないかな。何でもメールや電話で済ませるのではなく、フェイス・トゥ・フェイスを大事にするのが仕事の発展につながるのではないでしょうか?」(28歳・食品メーカー・役員秘書)キャリアアップを考えているかどうかは別として、フットワークが軽い男性っていいですよね。そういう人はパーティーや異業種交流会に呼ばれる機会が多い分、どんどん知り合いが増えるだろうし、年配者からもかわいがられそうだし、そりゃ出世するだろうなという感じがします。【その5】おせっかいで超マメ「秘書も世話焼きでよく気がつく女性が多いのですが、出世する男性もその傾向があると思います。常に相手の気持ちを読んで先回りし、頼まれ事は気軽に引き受け、幹事や世話役も買って出る…。あとは超マメ。先方の会社の創業記念日、経営者のお誕生日、ご家族の入学進学祝いなど、とにかくマメに贈り物やメッセージを届けています。そうすると相手が、自分のことを親身に考えていると捉えるみたいで、仕事がスムーズにいきやすい気がします」(34歳・IT関連企業・社長秘書)マメな男性は女性にモテると言いますが、取引先の人からもモテるんですね。モテるというのは一緒に仕事をしたいと思ってもらえるということ。その積み重ねが、出世につながっているんですね。いかかでしたか?あなたの意中の彼には当てはまるものはあったでしょうか?ぜひこの5項目を頭にインプットして、出世しそうな彼氏をゲットしてくださいね!ライタープロフィール天野りり子ライター/編集者大学在学中からライター&編集稼業をスタート。女性誌ではビューティ&ヘルス企画、男性誌では恋愛記事を多数執筆、書籍編集も手がける。趣味は読書とタロット占い、そして恋バナを収集すること。
2016年10月16日