3年後にはロボットが接客を行うことが当たり前の世界になっている――。このように語るのは、リクルートライフスタイル ネットビジネス本部 クライアントソリューションユニット リアルマーケティング開発1グループでAirウェイトプロデューサーを務める渡瀬 丈弘氏だ。先週、感情を持つロボット「Pepper」の一般販売が開始され、わずか1分で当初販売予定数の1000台を売り切った。Pepperは、家庭で利用できるロボット、コミュニケーションを取れる家族のような存在として開発されているが、その一方で企業の導入も進んでいる。ネスレ日本がすでに1000台の導入を決めており、みずほ銀行でも採用が決定している。さらには、特定業界別にアプリケーションやサポート体制を構築している「Pepper for Biz」を秋より提供するほか、7月1日からはアルバイト派遣も始まる。前述の渡瀬氏が所属するリクルートライフスタイルでも、早くからPepperに着目。2月に一般販売に先駆けて行われた開発者向け販売時に数台を購入し、さまざまな検証を続けてきた。渡瀬氏は「Airウェイト」という待ち時間解消サービスのプロダクト開発を務めている人物で、Pepperが登場する前からさまざまな業種・業態向けにサービス展開を行ってきた。「プロダクトをリリースする前から『俺のフレンチ』さんなどと共同で実証実験を行い、15店舗、延べ1万人のお客様に『Airウェイト』を利用していただきました。もともとホットペッパーのチームで、飲食店などの業務改善としてAirウェイトの提供を始めましたが、その後は病院やホテルなど、ほかの業態でも採用が進んでいます」(渡瀬氏)Airウェイトは待ち時間解消サービスとして、飲食店の行列解消を目的に開発された。中には「並ぶのも楽しみの一つ」と思う人もいるかもしれないが、客が待ち時間を有効に使えるように、整理券の発券やQRコード読み込みによるメール通知など、その場にいなくても入店の順番待ちが可能になっている。もちろん、客の満足度向上だけがこのプロダクトの狙いではない。"行列待ち"は、人気店の証である一方で、さまざまな弊害を生む。夏場には熱中症対策で水を配る必要があったり、行列で公共の歩道を専有することで、近隣店舗からの苦情などにつながったりするケースもある。こうした問題の対策としてもAirウェイトは有効な解決策と言える。また、店頭対応だけでなく、Web予約のバックエンドソリューションとしても提供しており、ビックカメラの予約受付なども同プロダクトを活用しているそうだ。「ほかに導入が進んでいるところは病院です。個人経営のお医者様に導入していただいているのですが、例えば病院では待合室で待っている間に、ほかの患者さんから病気がうつるリスクがあります。そうした課題への対処策として、Airウェイトを利用していただいているようです」(渡瀬氏)○リアル脱出ゲームの受付を行うPepperリクルートライフスタイルでは、PepperとAirウェイトをどのように活用しているのか、まずは、実証実験の様子を動画でご覧いただきたい。上の画像のように、これまでWeb UIでやりとりしてきた内容を、すべてPepperとの会話で完結させている。最後の整理券の発券こそ、レシートプリンタの接続インタフェースであるBluetoothをPepperが搭載していないため、iPad経由の接続となっているが、概ねの操作はPepperで行えている。Pepperを活用した理由について、渡瀬氏は「会話で終われるところがポイント」と話す。Pepperは目新しいデバイスとして、"客寄せパンダ"的な立ち位置に注目が集まるが、渡瀬氏はそちらよりも会話に注目しているという。「確かに目が行きがちな、アイキャッチ的な要素もありますが、それは動機付けであり、それ以上の広がりが見えるのがPepperなんです。iPadだけだと、アプリUIで機械的な操作に終始してしまいますが、Pepperは会話、コミュニケーションという場から世界が広がるんです。そのコミュニケーションを見ることで、他の人も立ち止まり、さらに活気付いていくという動線で考えています」(渡瀬氏)また、渡瀬氏によると「ビッグデータ」にも活路を見出している。これは、Pepperの開発元であるソフトバンクロボティクスの吉田氏も語っていたことだが、これまで定量的に測ることが難しかった待ち時間のデータを店舗ごとに蓄積できるため、待ち時間が長期化してしまっている店舗と早い店舗の差を見出しやすくなる。これはPepperに限らずAirウェイトというプロダクト自体のメリットになるが、Pepper自体でも今回の実証実験を通して、新たに改善につなげていくポイントがある。「Pepperにはソフトバンクさんが用意した辞書やAI技術がありますが、私達はAirウェイトアプリの中に、独自の辞書と応対するプログラムを組み込んでいます。今回は初めての実証実験なので、私たちが頭で考えた単語しか使えていません。そのために単語の量が圧倒的に足りない。だから、今回のコミュニケーションを生かして、次につなげていきたいと思っています」(渡瀬氏)「こうした実績を積み重ねることでほかのプレイヤーに先んじてロボットによる接客対応の知見を蓄積したい」と渡瀬氏。その先には、冒頭のコメント「3年後にはロボットが接客を行うことが当たり前の世界になっている」という時代を見据えているわけだ。もちろん、ロボットの普及にはプログラミングのしやすさなどが課題となっているが、アプリ制作を担当したニアの代表取締役 丸山 弘氏に話を伺ったところ、「Pythonを昔から使っている人間にとってはやりやすい。GUIによる実装もできるため、そう複雑にはならない」としていた。Pepperに対応したAirウェイトをどのように広げるかについて、言及を避けたものの、こうした実証実験は「(今回のリアル脱出ゲームなどの)アミューズメント施設などの同業他社さんからの引き合いは多い」としていた。実証実験を超えての実導入には、Pepper自体の導入コストなども問題となる。現時点で「Pepperアプリのストアに公開するか、Pepperを当社から貸し出すかなど、詳細は何も決まっていない」(広報部)という。今回の取材で1時間ほどPepperを見ていたが、渡瀬氏が話すようなコミュニケーションによる接客喚起はまだまだ道半ばという印象を受けた。もちろん、Pepperという目新しさが、中国人観光客などに好評で、「Hello!」「ニーハオ!」と、多く声をかけてもらってた。ただ、本来の目的は「いかにして店舗に注目を集め、なおかつ接客業務をスムーズにこなせるか」だ。Pepperの開発者向けモデルということもあり、CPUが一般販売モデルよりも劣るほか、システムバージョンも古いもの。そのため、致し方ない部分もある。今後、今回のナレッジを生かして語彙、辞書の拡充を図り、法人のPepper導入企業が増えてきた段階でAirウェイトアプリを提供し、更さらなるスパイラルアップが果たせるように軌道に乗せることができれば、「3年後のロボット普及」時に、先んじて接客アプリの第一人者として君臨できる可能性はあるだろう。
2015年06月29日ネイト ロボティクスは6月25日、「サマーボーナスキャンペーン」を開始した。同社のロボット掃除機「Botvac」シリーズを購入した応募者全員に、交換用アレルゲンカットフィルター2個をプレゼントする。購入対象期間は7月31日まで。応募締め切りは8月15日。サマーボーナスキャンペーンは、ロボット掃除機「Botvac 75」「Botvac 80」「Botvac 85」の購入者が対象だ。応募者にもれなく、2,500円(税別)相当の交換用アレルゲンカットフィルターを2個プレゼントする。プレゼントの発送は9月の予定だ。応募は郵送とオンラインの特設フォームで受け付けている。購入店舗、品名などが記載された領収書、レシート、納品書のいずれかが必要となる。詳細はネイト ロボティクスのキャンペーンサイトを参照のこと。Botvacシリーズは、無人カーなどに採用されているレーザー技術「SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)」を活用した人工知能「Botvision」を搭載するロボット掃除機。部屋の角や壁際の掃除に適したD型ボディを採用している。隣の部屋を掃除する「マルチルームクリーニング機能」、設定した時間に自動で掃除を行う「オートスケジュール機能搭載」、掃除中に充電が切れると自動で充電台に戻り、充電完了後に中断箇所から掃除を再開する「自動再開機能」を備える。
2015年06月25日フラワーロボティクスは6月23日、2014年9月にコンセプトを発表して以来、開発を続けていた家庭用ロボット「Patin」のプロトタイプを発表した。Patinは、AIを搭載した家庭用ロボットプラットフォームとして開発されたもので、利用者の嗜好や、生活習慣から取得したデータを蓄積していく事で成長させていくことをコンセプトとしている。同ロボットは「本体」「ピット」「クラウド」と、上部に取り付ける「サービスユニット」という構成になっている。本体には自律移動や、人・障害物の発見に利用する各種センサとスピーカー、全方位回転を実現するオムニホイールが搭載されている。本体とWi-Fiで接続して、クラウドと通信させる機能を有しており、クラウドは各Patinが集約した行動情報などを蓄積するとともに、Patinの機能更新のための情報発信などを行う。「サービスユニット」は同ロボット最大の特徴で、これを取り替えることによって既存の製品を「ロボット化」することができる。例えば、Patinの上にランプを取り付ける事で、自律移動をするロボットランプとなる。Patinに「明かりをやさしくして」などと話しかける事で光を調整し、それを日々繰り返す事でユーザー好みの光の具合をPatinが覚えていくというわけだ。サービスユニットの開発はサードパーティが行う。ソフト・ハード・量産化などの面で検証が必要な段階であるため、SDKの提供はフラワーロボティクスとの協業契約後に行うが、将来的にはプラットフォームをオープン化することも視野に入れている。また、ソフトウェアプラットフォームとしてPatin SDKが搭載されており、開発者がPatinのサービスユニットのソフト部分を開発することができる。Patin SDKはJavaでの簡易的なAPI、Eclipseプラグインを用いた開発ツールおよび、オープンソースシミュレーターが含まれていて、ROS(Robot Operating System)の知識がさほどない開発者も開発に参加できる。今後は、量産設計専門会社と提携して量産化に向けた取り組みを進めていき、2016年下半期の販売を開始する計画となっている。
2015年06月23日●ユーザー自身が組み立てるロボット「PLEN. D」というロボットをご存知だろうか? 「Plen. D」は大阪市に拠点を置くプレンプロジェクトが開発したロボットで、DMM.com(DMM)のロボットキャリア事業を通じて今年の春から販売が開始されている。同ロボットは運動性能に優れていることが特徴で、iPhoneアプリから簡単操作で歩行だけでなく、サッカーやローラースケートをさせることができる。しかし、「PLEN. D」にはもう1つ大きな特徴がある。それは「自分で組み立てる」こと。DMMでは「PLEN. D」のほかに、富士ソフトの「Palmi」、ユカイ光学「BOCCO」、ロボットゆうえんちの「プリメイド AI」、「Robi 組み立て代行バージョン」を取り扱っているが、ユーザー自身が組み立てるのは「PLEN. D」だけ。「これはぜひ組み立ててみたい!」と思い、DMMに打診してみたところ、ありがたいことに1体お借りすることができたので、本稿では「PLEN. D」を組み立てる模様をご紹介する。ちなみに、「組み立ててみたい!」と思ったものの、筆者にロボットを組み立てた経験はない。もっと言えば、子供の頃からプラモデルもロクに作ったことが無く、大人になってからも家具やテレビの組み立てを嫁に任せる始末だ。DMMは「大体2時間くらいでできますよ。」と言っていたが果たして…○「PLEN. D」が到着!DMMに打診してからおよそ2週間後に届いたのがこちら。この箱に写っているのが今回組み立てる「PLEN. D」だ。キットにはロボットの部品のほか、「PLEN. D」に持たせたりすることができる組み立てサイコロ、おもちゃのボール、ドライバー、説明書などが入ったUSBが付随してくる。各部品には番号が振られていて、説明書を見ながら各工程に必要な部品をピックアップしながら組み立てていくことになる。●組み立てスタート!○部品の向きに注意!まずは右足から組み立てていく。「PLEN. D」には人間と同じように足首、膝、股関節があって、それを下から順番に組み上げていくことになる。ここで注意しなくてはならないのが、部品の向き。部品の中には左右共通のものもあるので、その向きを間違えると「PLEN. D」の関節があらぬ方に曲がってしまい、組み直さなければならなくなる。ちなみに筆者は初っ端の足裏プレートの向きを間違えたことに気づかず、一度右足ユニットを組み上げて、写真と見比べて「膝の向き」が逆になっていることを発見し、直すのに10分くらいかかってしまった。○組み立てにも徐々に慣れていく手戻りもあって、右足ユニットは組み上げるのには若干苦労したが、だんだん慣れてきたのか左足ユニットは迷いなく組み立てることができた。足の次は腕。腕は足に比べパーツが少ないため非常に簡単だった。足・腕と揃えたら胴体の組み立てに入る。胴体も部品は2つと少なく、すぐに完了。その後、手を取り付ける。足も取り付けて早く立たせてあげたいところだが、その前に「PLEN. D」の心臓部となるマイコンボードを取り付ける。マイコンボードの取り付けは、配線を圧迫しないようにスペーサーを挟んでビス止めをしていく。説明書には「スペーサーを入れるときはピンセットを使うと便利です」と書いてあるのだが、キットにはドライバーしか附属していないので、事前にピンセットを用意しておくことをおすすめする。筆者が不器用であることに加え、ピンセットを持っていなかったため、この作業にはなかなか苦労した。●完成まであと少し!○ケーブルの向きも要注意マイコンボードの取り付けが終わったら、足を取り付ける。ここでようやく「Plen. D」を立たせることができる。あれだけバラバラだったパーツから自分で組み立ててきたのかと思うと、なかなか感慨深かった。「Plen. D」の四肢が無事胴体につながったところで、マイコンボードの配線に移る。説明書で指示される通りにマイコンボードのピンにコネクタを差し込んでいくわけだが、ここでも向きに注意が必要だ。各ケーブルの信号線を内側にして接続しないと、モーターを制御することができなくなってしまう。筆者はここでも間違いを犯し、後で電源を入れたら「Plen. D」の右足首が痙攣したような動きになってしまい、配線をやり直すことになった。配線が完了したら、あとは仕上げだ。肘、腕などのプラスチックカバーを取り付けていく。ここまで来るとさすがにドライバーとビスの扱いにも慣れたので問題なく作業を進める。最後にバッテリーパックを付けて、腹のカバーを装着させれば完成だ。○所々の「粗さ」も「自分が作った感」に組み立ててみて思ったのは、やはり「組み立てることは楽しい」ということだ。説明書が丁寧に作られているため迷うことも少なく、慣れてきたらどんどん熱中して時間を忘れてしまったほどだ。完成後に改めて眺めると、初心者が作っただけあって、ケーブルのたわみが不均一であるなど「粗さ」があるのだが、そういった点も「自分が作った感」を強める要素だ。筆者がとても不器用で、撮影しながらの作業であったこともあり、完成までにかかった時間は約3時間。DMMが言っていた2時間を大幅にオーバーしてしまったが、ロボット初心者でも楽しみながら組み立てることができた。もちろん、組み立てて終わりというわけではなく、作ったからには「Plen. D」で遊ばなければ意味が無い。冒頭で述べたように、「Plen. D」はさまざまな動きをさせることが可能なので「何をさせてみようか」とワクワクしている。今後、「Plen. D」の操作方法や遊び方について順次紹介していく予定だ。
2015年06月19日おたる水族館(北海道小樽市)はこのほど、公式Facebookにて、"掃除を邪魔するカワウソ"の画像を投稿した。○掃除をしているスタッフを、あの手この手で邪魔するコツメカワウソ画像の主は、コツメカワウソの「カオル」ちゃん。スタッフがプール掃除をしている最中、あの手この手で邪魔をするかわいい様子が紹介されている。この光景を来館者も、「次はどうする? 次はどうする?」と笑いながら観察していたという。
2015年06月17日●苦労の連続だった「人間とロボットの対決」産業用ロボットの製造を行う企業「安川電機」の100周年記念プロジェクト「YASKAWA BUSHIDO PROJECT」のムービーが国内外で話題となっている。動画のストーリーは、5つの世界記録を保持する居合い切りの達人で、"平成の侍"の異名を持つ居合術家・町井勲氏の剣技を3D解析し、そこから作ったプログラムにより動作する同社の産業用ロボット「MOTOMAN」と対決するというものだ。この動画の制作を手がけたのは、愛らしいチワワと「どうする?アイフル!」のフレーズで一斉を風靡したあのCMを仕掛けた、電通の阿部光史氏。今回は、阿部氏と映像制作を指揮したエンジンフィルムの蜷川裕一氏に、企画が生まれた経緯や制作時の詳細なお話を伺った。阿部光史クリエイティブ・ディレクター電通第4CRプランニング局 デジタル・クリエーティブ・センター デジタルクリエーティブ4部。兵庫県神戸市生まれ。武蔵野美術大学建築学科卒。 電通関西支社、ビーコンコミュニケーションズを経て電通第4CRP局勤務。「どうする?アイフル!」のくぅーちゃんシリーズでアイフルを業界4位からトップに。2004年度CM好感度ランキング1位・ACC賞・TCC賞・広告電通賞・NYフェスティバル・ワンショーなど。 東京コピーライターズクラブ会員。社内ギークラボ主催。趣味はアート収集と水泳と電子工作。 Youtubeにアップした自作MIDIオンド・マルトノ映像がなぜかチリで大人気。蜷川裕一プロデューサー株式会社エンジンフィルム。1978年神奈川県生まれ。2001年エンジンフイルム入社プロダクションマネージャーを経て現在に至る。――まず最初に、このプロジェクトのどの段階から参加されたのか教えてください。阿部氏:一番最初の段階から参加しています。2年くらい前になるのですが、安川電機に向けて「産業用ロボットを使ったPR映像を作りませんか」という提案をしたのが始まりです。その中で、同社が2年後に100周年を迎えるとうかがいまして、では、それに向けて作ってみませんかということになったんです。MOTOMANのスピードの速さや正確性、また人間のようなしなやかな動きといった、ロボットが持っている特長をいかにプレゼンテーションをするかということを軸に、企画を3案作りました。その中のひとつが「居合い切り」で、同社の方に選んでいただいたことでこのテーマに決まりました。――ちなみに他の2案は?阿部氏: ひとつは楽器を弾くというもので、もうひとつは野球をするというものでした。――数ある安川電機のロボットの中で、このプロジェクトに使うロボットを選んだ時の選定理由は何だったのでしょうか?阿部氏: 100周年の節目の年を飾るムービーということで、僕も安川電機のみなさんも、最初の企画提案の段階から、主力製品のひとつであるMOTOMANを中心に据えていました。MOTOMANにも色々なサイズがあるのですが、居合いに一番最適なサイズということで、MOTOMANの中でもMH24が選ばれています。――ロボットの調整には苦労されたということですが、リリースに記載されていないことで印象的なエピソードなどありましたら教えていただきたく思います。蜷川氏:テスト段階ではなかなか「切る」こと自体が成功しなかったので、そこを繰り返し繰り返し試行錯誤して進めました。一回失敗するごとに、プログラミングへ変更を加えていただいたことが印象に残っています。また、刀はわずかにゆがむだけで切れ味が変わったりする微妙なものだったので、そこが大変でした。ロボットはやはり人間を超える力をもっているので、対象物が切れなくても、そのままアームを押し進めようとしてしまうんです。人間であれば、腕の力の方が弱いので先に手から刀が離れると思うんですけれども、ロボットの場合はボルトで強く刀を固定していますし、そのまま力を加えてしまうので、固定した部分が曲がってしまうということがありました。曲がると刀鍛冶の方にお願いして修理するのですが、長いと1週間くらいかかって……。直しては取り付け、また曲がって……という繰り返しでした。阿部氏: :1カ月近く「切れない」という連絡が続く状況で、かなり精神的につらい撮影ではありました。MOTOMANが物を切れないことには、撮影が進められないので……。――できあがった映像を見る限り、人間(町井氏)とロボット(MOTOMAN)が拮抗しているようにも見えるのですが、そこにたどりつくまでが苦労の連続だったのですね。蜷川氏:映像だけ見ると、MOTOMANがスパスパと物を切っているので、ロボットだから簡単にこなしているのだろうと思っている方もいらっしゃるかもしれないですね。●ロボットの居合い切りに隠れた"師匠の教え"――MOTOMANの調整にはとても苦労されたとのことですが、映像では非常に鮮やかな剣技を披露しています。成功のきっかけは何だったのでしょうか?阿部氏: :現場に町井さんが入ったことですね。最終的な微調整に町井さんが入っていただいてから、MOTOMANの剣技が成功する確率が上がっていきました。――MOTOMANの動きは町井さんの動きを解析したデータによるものですが、ご本人の目視と調整がさらに重要だったということですか?阿部氏: :そうです。現場でも、(MOTOMANの刀の)入射の角度は、町井さんが気にして何度も調整してくださいました。――映像のストーリーとしては「人間とロボットの力比べ」と言った風に見えますが、実際には町井さんもMOTOMANの成功のために尽力されていたんですね。阿部氏: 本当に切れなくて困っていたので、町井さんには助けていただきました。また、チームの中でも、完全に対等な対決というよりは、師弟対決といった意識が強かったように思います。あまり強くそうした演出は入れていませんが、角度の調整など町井さんがロボットに「教えている」場面も入っていますし、MOTOMANの剣技に、町井さんが「おまえ、なかなか頑張っているな」というような視線を送る場面もあります。――「師弟対決」という表現はとても素敵ですね。映像の中で、「四方切り」に始まり、「袈裟斬り」「切り上げ」と町井氏の剣技をロボットがなぞっていく様子は圧巻ですが、クライマックス直前の「水平斬り」のみ、ロボットの方が斬るオレンジの数が多くされているなど、高度な技にチャレンジし人間(町井さん)を圧倒しているように見えました。このような構成にした理由は?阿部氏: ざっくばらんに言うと、「弟子がなかなかやる感じになってきた」というストーリーです。人間から学び、技が高まったことが分かるような見せ方にしています。そうは言っても、さやえんどうを水平に切る時も、町井さんが教えたことで切れるようになったという映像構成になっています。――ここからは、映像の見せ方についてお伺いします。色合いの彩度はかなり抑えめで、テロップやロゴなども含め、白・黒・ポイントに赤といった、かなり選ばれた色しか使われていないように見えます。こうした画面作りのねらいや工夫などを教えてください。阿部氏: 居合いというテーマを考えたとき、ロボットと町井さんの関係をクールな映像で見せるためです。文字はデザイナーの方で和にプラスしてロボットをイメージしたカラーリングだったりですとか、文字の出し方を何度かトライして、進めていきました。アートディレクターも入っていたので、映像のイメージは監督に僕ら代理店サイドから提示したのですが、強い光がロボットに当たって時折ギラリと光るような印象のものを提案しました。また、刀は暗いところで光るほうが非常にシャープに見えるんです。全体的にシャープに見せつつ、ロボットの存在感を演出しました。――字幕の情報量が多く、日本語と英語が併記されているのが印象的です。海外メディアや著名人にも注目されているこのムービーですが、やはり海外で見られることを強く想定して映像づくりをされていったのでしょうか?阿部氏: デザインサイドのことで言いますと、日本語のアニメーションを重点的に作っています。英語に関しては、世界の人がYouTubeに見るという前提で、字幕としてあとから入れました。そのため、英語字幕がないものが完成品と言えるんですけれども、誰が見ても分かるようにつけました。かつ、小さい画面でも見やすいようにボールドのフォントで入れています。また、デザイン面以外のところで、安川電機はBtoBでは大きな市場規模を占めていて、世界を相手にしている企業ですが、事業領域として一般の方(BtoC)にはあまり接点がありません。そんな同社のPR映像が世界に広がって、「日本のこの映像がすごい」と話題になることを狙うとして、日本をイメージさせる要素が必要だと考えました。日本というと、産業用のロボットからガンダムなども含め「ロボット」の印象が強いですし、また「侍」は海外の方にとって日本を強く想起させるキーワードです。そこでふたつを組み合わせて、「安川電機のロボットも日本の文化もすごい」ということが伝わるように企画を考えました。――YASKAWA BUSHIDO PROJECTのロゴや千本切りの際のピクトグラムアイコンのようなビジュアル面のデザインも新規に起こしたのでしょうか?阿部氏: はい、そうです。監督のディレクションのもと、日本語のアニメーションを担当したデザイナーの方が手がけました。――メイキングの画像の中で、カメラマンの方が安全のために甲冑を着用されていましたが、「武士道」プロジェクトにおいて西洋甲冑を着用した理由は?阿部氏: 基本的には人があまり近くに行くと危ないので、大半がそうしない形で撮影されています。しかし、寄って人の手で撮らないといけない場面もあったので、甲冑を着たカメラマンが対応する場面はあったというのが前提です。確かに居合い切りから連想されるのは日本の鎧なんですが、脇の下など、多くの部位に隙間があるんですよね。比較した場合、甲冑の方が体が守られるというのが一点。それに加えて、本番の映像に映るわけではないにしろ、全体の流れの中で面白く見えるのではないのではないかという監督のアイデアで採用されました。――各方面のクリエイターが総動員されて作られたこの映像ですが、ここで得られたMOTOMANのプログラミングや動きは今後別の場面で活用されるご予定はありますか?阿部氏: 実は今回、MOTOMANの使い方としてはかなりイレギュラーなことをしています。町井さんの動きを再現するため、所定の電圧よりも出力を上げているんです。そのまま使っていると負担が大きくなるくらい、通常の使用を超えたことをやらせていて、安全圏内での作業とは異なるので、そのまま実際の業務内で使えるということではないでしょう。ですので、居合いの動きがそのまま業務的に生かされるということはないかと思いますが、この動画は国内外で広く見ていただけていて、「安川電機のロボットは非常に正確に動く」というイメージが世界に広がったことには手応えを感じています。そういったブランディングの面で、BtoBの場面でも話題に上ればと思っています。ムービーについてはこれからどこまで伸びるかという段階ですが、安川電機のみなさまにも喜んでいただけています。――ここは特に見てほしい、というような要素が他にあればぜひ教えてください。阿部氏: 映像に関してはこれまでお話した通りなのですが、サウンドデザインにも注目していただけると嬉しいです。かなり豊かな作りをしているので。YouTubeで公開しているためパソコンなどで再生することが多いと思うのですが、ぜひヘッドホンで聴いていただきたいな、と。そうすると、いわゆるPCのスピーカーからは聞こえない音楽や環境音がわかって、映像の印象がより強く見えるのではないかと思います。――最後に、人の心に残る映像・CMを作り続けている阿部さんから、広告のクリエイティブを目指す人にメッセージをいただけますでしょうか。阿部氏: 大切なのは「新しいもの」を作ることです。今までに見たことがないものは、かなり高い確率で人の目を集めます。やはり見たことのない映像は強い力を持つので、皆さんそれを生み出すべく、広告業界を目指しているのではないかと思います。同時にそれは「誰ひとりとして作り方が分からない映像」であるということも意味しています。ですから、頭の中にあるイメージを実現化する時、非常に苦労するんです。絶対にひどい目に遭います(笑) 何しろ前例がないので。今回も、ものすごく難しい関門をくぐり抜ける必要があって、心底途方に暮れたこともありました。もう無理なんじゃないかと思うこともありました。スタッフのみなさんの力を借りて、こうして形にできたことが本当に嬉しいです。これから広告のクリエイティブを目指す人たちも、制作にあたってとんでもない苦労や問題を抱えることになった時は、「自分はこれまでにないものを作ろうとしているんだ」ということを信じて、前に突き進んでください。逆に、そうした事柄が起こらない時は、作っているものが「誰かの作った何か」であるということです。ぜひ若い人たちにはチャレンジしていただきたいです。
2015年06月12日お部屋の掃除はついついさぼりがち。掃除機をわざわざ出し入れするのが面倒で、つい後回しになっていませんか。でも、掃除機が常に目に入る場所にあったら…。ささっと、お掃除できそうですよね。サイクロン方式や紙パック方式の掃除機をお部屋に出しておくと、少しインテリアの邪魔をしてしまいますよね。そこで、三菱コードレススティッククリーナー「iNSTICK」の出番です。これなら、お部屋のインテリアにマッチするすっきりしたデザインだから、常に出しておいても大丈夫。「iNSTICK」を使って、お掃除が好きになれば、お部屋で過ごす時間もキラキラしてきそうです。ぜひ「iNSTICK」の魅力をチェックしてみて。■インテリアに調和するデザインインテリアを邪魔しないスタイリッシュなデザイン! しまっておく従来のスタイルから、お部屋に出しておく新しい掃除スタイル。気になった時にサッと手の届くところにあれば、自然にお掃除の回数も増えそうです。クリーナー本体と充電台を一体化させた円柱状のフォルムで、一見クリーナーに見えません。リビングや寝室、ダイニングなどさまざまな空間に調和します。■吸引力が持続&排気もきれい風速毎秒60mの高速旋回流でゴミと空気を遠心分離する、三菱独自のサイクロン技術により、コードレスでも吸引力を99%以上持続します。この強い吸引力とパワーブラシで、フローリングの溝に入ったゴミまでしっかり掃除。粒子径0.3マイクロメートル以上の微細なゴミを約99.9%以上捕らえて、きれいな排気を実現。ゴミをためる集塵部とゴミを遠心分離するサイクロン部を別にした独自構造なので、たまったゴミが風で撹拌されず、掃除中に気になる排気のにおいを約73%低減されています。シンプル構造のサイクロンボックスは簡単に分解できて、ゴミ捨ても簡単。またサイクロンボックスは細部まで水洗い可能で、お手入れの手間も軽減されています。■空気清浄機能も搭載! なんと、その充電台にHEPAフィルターを採用した空気清浄機能を搭載! 床面のゴミだけでなく空気もしっかりきれいにし、8畳の部屋を51分で空気清浄します。掃除中は舞い上がったホコリを強運転で吸引し、掃除終了後は自動で弱運転に切り替わる「AUTO(自動)モード」を搭載。花粉シーズンには玄関に置いておくことで、花粉の侵入を抑制することも可能。空気清浄機能単独で使用することもできるというすぐれものです。クリーナーに見えないデザインといい、空気清浄機としても使える多彩な機能と言い、とても画期的な掃除機ですね。さらに、2.1kgのコンパクトボディで、標準で約20分、強で約10分連続運転が可能など、掃除したくなる特長が満載です。ついつい掃除は後回しという人は、掃除機を新しくしたら、これまでの習慣を変えられるかもしれません。きれいなお部屋は居心地のいいものです。そんな快適な生活を、「iNSTICK」で手に入れましょう。・三菱電機 公式サイト
2015年06月11日今回は「キッチン」で使用する掃除道具を紹介します。水回りの代表格であるシンクは、水分を残すと跡がついてしまい、せっかくお掃除したのにもう一度掃除しなければならなくなってしまうことがあります。拭き残しには十分に気をつけましょう。○必須アイテム1: 両面ブラシ固い素材と柔らかい素材がひとつになったブラシです。固いブラシは五徳などに使用し、柔らかいブラシは蛇口などに使用します。○必須アイテム2: カウンタークロス汚れがついた部分などを水拭きするために使用します。拭いた後は水滴が少し残りますが、しっかりと汚れを拭き取ることができます。市販の類似品でも代用できますし、なければ雑巾を使用してもかまいません。○必須アイテム3: サラクリーンカウンタークロスを使用した後に、水分を拭き上げるために使用します。※ハウスクリーニング用品専門店でも取り扱いがない場合があります。代用品としては、糸くずなどが出にくい布素材が適しています。○必須アイテム4: 乾き布サラクリーン使用後に乾き布を使用することで、水滴を除去し、シンクや蛇口などをピカピカに仕上げることができます。ガーゼのような素材であれば代用可能です。○必須アイテム5: 白パッド洗剤を使用する場合などに使用します。市販のスポンジの柔らかいものであれば代用することも可能です。○必須アイテム5: グリーンパッド油が付着した五徳など、洗剤を使用してもとれにくい汚れに使用します。市販のスポンジの目が粗い、硬い物であれば代用できます。強くこすりすぎると傷ついてしまうので、使用の際は注意が必要です。「水回り」といっても、キッチンは洗面台と異なり油を使う場所です。この点を考慮しながらお掃除を行います。スポンジの利用頻度が高くなる場所ですが、汚れの状態や効率を踏まえながら、汚れ落としや水分除去など、拭き掃除の順番を考慮しながらお掃除しましょう。○教えてくれたのは……整理収納アドバイザー 有賀照枝さん株式会社ハートコード 代表取締役・代表。8,000回以上もの家事支援・代行の現場経験を有し、300回以上もの講座やセミナーに登壇。出演中のテレビ通販番組では、視聴者にわかりやすい説明で定評がある。幸運をひきよせるスマイル収納コンサルタント。執筆:松田識史株式会社アスラン編集スタジオの編集ライター。専門紙の記者を経て同社に入社。ビジネス分野からライフスタイルまで、幅広いジャンルの書籍や雑誌、Web媒体の企画・構成・執筆などを行っている。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年06月08日オーダーカーテンをつけるほどではないけれど、「小窓にカーテンがあったら……」と思ったことはありませんか。ここでは、100均グッズを活用して、費用をかけずにカーテンをつける方法をご紹介します。○材料は本当に全部100均!!今回は、お風呂の窓にカーテンをつけてみます。用意するものは、突っ張り棒・カーテンクロス (今回はシャワーカーテンを用意)・フックです。それと、今回は窓の内側につけるため、吸盤も用意しました。これらはすべて100円ショップで入手できます。カーテンクロス選びは、どこの窓にカーテンをつけたいかがポイントとなります。バスルームの窓にはビニールコーティングされた生地が断然オススメ!100均では“シャワーカーテン”もありますし、それ以外にも様々な生地類がそろっているのでいろいろと試してみてください。かわいいレジャーシートなどでも代用できそうですね。材料がそろったら、まず、カーテン生地を窓の大きさに合わせてカットしましょう。ポイントは、窓の大きさよりも縦横ともに少し大きめにクロスをカットすることです。ピンキングばさみというギザギザに切れるハサミ等でカットすれば、なんとなく雰囲気も出たりします。次に、カーテンクロスの上部にフックを取り付けます (フックに付いているクリップにはさむだけです)。両端→真ん中→最後に残りのフックを均等につけていくとバランスよく配置できます。あとは、窓枠に吸盤&突っ張り棒を設置し、そこにカーテンのフックを掛けるだけで完成!カンタンで機能的なカーテンのできあがりです。100円ショップの素材なので、飽きたり汚れたりしたらすぐに取り換えればいいと思います。経済的ですし、その時々の色・柄を楽しんでみてくださいね。執筆:ぷりりん小学生の息子がいるアラフォー主婦。テレワーカーとして家でぼちぼち仕事をしています。プライベートでは、ボクササイズやソフトバレーボールでストレス発散! ついでにダイエット&老後の転倒防止もねらっています。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年06月06日安川電機は6月5日、創立100周年事業の一環として、同社の産業用ロボット「MOTOMAN-MH24」が居合術に挑戦する「YASKAWA BUSHIDO PROJECT」の動画を公開した。同プロジェクトでは、「6mmBB弾居合斬り」などの世界記録を保持する居合術家・町井勲氏の剣技を「MOTOMAN-MH24」で再現することに挑戦。動画では、居合術の基本形である「四方切り」に始まり、「袈裟斬り」「切り上げ」「水平斬り」を再現しながら、最後に世界初と成る「人間とロボットによる千本切り」を披露している。安川電機は町井氏の剣技をモーションキャプチャし3D解析、そのデータをもとにプログラミングしたが上手くいかず、刀の入射角度や速度の調整を何度も繰り返して成功にこぎつけた。なお、ロボットが使用している刀は江戸時代に作られた逸品で、最新のロボットと歴史ある刀の共演も動画の見どころとなっている。
2015年06月05日3Dプリンタメーカーの台湾XYZprintingは、ホビー・教育向けの2足歩行ロボットや、車輪型のサービスロボットを紹介していた。いずれも現在開発中のプロトタイプで、2015年10月くらいの発売開始を予定しているという。同社がロボットを発売するのはこれが初めて。価格の安さもあり、話題となりそうだ。2足歩行ロボットは2種類開発。上位モデルは身長396mm、重量2.0kgで、18自由度(腕6、足12)を持つ本格的なロボットになる。Arduino互換のコントローラ、センサー(加速度センサー、ジャイロセンサー、赤外線距離センサー)、リチウムイオンバッテリ、LED、ブザーなどを搭載。通信はBluetoothを利用する。通常、このクラスのロボットになると、価格は10数万~20万円程度になるが、同社は600ドル以下での販売を予定しているという。なお、デモ機ではROBOTIS製のサーボモーター「Dynamixel AX-12A」を使用していたが、コストダウンのために、製品版では自社製のサーボモーターを搭載する計画とのこと。一方、下位モデルの方は、身長は439mm、重量は1.85kgであるが、自由度は10に抑えられている。価格は300ドル以下の予定で、完成済みバージョンと組み立てキットの2種類が用意される。両モデルとも、ロボットの動きはユーザーが自由に設定することが可能。同社のモーション作成ソフトウェアが使えるほか、Arduino IDEによるプログラミングにも対応するので、教育用にも良いだろう。なおハードウェアの仕様は公開され、ユーザーがオリジナルの外装を3Dプリンタで作り、換装することもできる。また、10インチ液晶画面を搭載する自走式のサービスロボットも開発中だった。スーパーマーケット、オフィス、家庭などでの利用を想定しているとのことで、場所の案内、家電の制御、留守番などの機能がある。価格は用途次第になるが、家庭向けは1,000ドルくらいで考えているということだ。
2015年06月05日日本ユニシスは6月4日、三井不動産がオフィスビルのコンセプトとして掲げている「その先の、オフィスへ」の一環として、フォトシンスのスマートロックロボット「Akerun」を活用し、IoTによる受付の無人化やスムーズな課金が可能なワーキングスペース実現のための実証実験を実施すると発表した。フォトシンスが開発したスマートロックロボット「Akerun」は、サムターン付きドア錠をスマートフォンアプリで操作することができるデバイス。既存のドア錠に後付けするだけで利用可能なため、ビルの空きスペースをスピーディーにオフィススペースにすることができる。今回、行われる実証実験では、フォトシンスのスマートロックロボット「Akerun」と、日本ユニシスのプラットフォームサービス構築におけるノウハウを組み合わせることにより、三井不動産のテナント企業のワーカーに、新しい働き方、ワーキングスペースをスピーディーに提供することが可能になるとして、その効果と課題を共同で検証する。実証実験は「Clipニホンバシ」などで、2015年7月下旬から10月下旬にかけて行われる予定。
2015年06月05日定期的にお掃除をしているのに、しばらく経つとすぐに散らかってしまう……毎日お掃除をしているのに気づくと綿ぼこりが……それはもしかしたら、「お掃除」をするまでの "準備" に問題があるのかもしれません。ここでは、家事代行サービスのプロが基本とする、実際に「お掃除」をするまでの "準備" を知り、キレイなお部屋をキープするポイントをおさえておきましょう。○お掃除は「3ステップ」の最終段階にすぎないお掃除というと "掃除機をかける" "雑巾がけをする" といった行動をイメージしがちですが、実は、これらはあくまで表面的に汚れを取り除いたことにしかなりません。これでは、ちょっと時間が経つと、すぐに部屋の四隅にホコリがたまり、水回りには水アカやカビが……。では、家事代行サービスのプロは、どのようにお掃除をするのでしょうか。実は、お掃除のプロは「準備」を重視しており、作業にとりかかるまでの考え方を、「①整理収納」「②整理整頓」「③お掃除」という3つのステップに分類しています。これによれば、「お掃除」は、このステップの最終段階であり、仕上げの作業にすぎないということがわかります。では、それぞれのステップを確認してみましょう。○ステップ1: 整理収納「整理収納」とは、まさに日々の暮らしの土台作りのことです。自分が今、何をどのくらい所有し、買い物は週に何回行うかなど、自身の生活を把握することから始まります。部屋の「どこに」「何が」「いくつあるのか」を把握することで、自身の生活全体を見直すことを促しています。○ステップ2: 整理整頓次に「整理整頓」ですが、これは日常のメンテナンスと呼べる部分です。「整理収納」で、ムダな物を取り除いた後、使いやすい順番に並べ、使った物を元の場所に戻すなど、生活に合わせた整理をすることで、生活空間をコントロールします。お掃除をしても部屋が汚い人は、この2つのステップができていないケースがほとんどです。掃き掃除でも、棚の上にムダな物がなければ、簡単に家具を動かすことができますね。○ステップ3: お掃除先述の通り、「お掃除」とは、あくまで3ステップの最終段階です。「整理収納」「整理整頓」をしっかりと実行し、本当の意味でのお掃除を実現していきましょう。ここまで読んでくれた読者のみなさんは、掃除が苦手、もしくは掃除をしなきゃ……と思っている人が多いと思います。多くの方々が悩んでいるのは、上図のピラミッドの頂点である「掃除」の部分。ここで紹介した考え方を実践できれば、掃除に悩むことはなくなるはずです。○教えてくれたのは……整理収納アドバイザー 有賀照枝さん株式会社ハートコード 代表取締役・代表。8,000回以上もの家事支援・代行の現場経験を有し、300回以上もの講座やセミナーに登壇。出演中のテレビ通販番組では、視聴者にわかりやすい説明で定評がある。幸運をひきよせるスマイル収納コンサルタント。執筆:松田識史株式会社アスラン編集スタジオの編集ライター。専門紙の記者を経て同社に入社。ビジネス分野からライフスタイルまで、幅広いジャンルの書籍や雑誌、Web媒体の企画・構成・執筆などを行っている。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年06月02日ASUSTeK Computerは29日、オリジナルロボットフィギュア「R.O.G.ロボット」が付属するNVIDIA GeForce GTX 980搭載OC対応グラフィックスカード「GOLD20TH-GTX980-P-4GD5」を発表した。6月15日から20枚限定、予約者限定で販売する。価格はオープン、予想価格は100,000円前後。「R.O.G.」シリーズに属するオリジナルロボットフィギュア「R.O.G.ロボット」が付属するグラフィックスカード。ASUSTeK Computerがグラフィックスカードを最初に発売してから20周年を迎えたことを記念し、限定20枚のみ発売される。6月14日まで予約を受け付け、予約者が多数の場合は抽選となる。詳細は予約受付ページを参照のこと。製品は、GPUにNVIDIA GeForce GTX 980を搭載し、ボディ全体を金と黒のツートンカラーで構成。ヒートパイプをGPUに密着させたGPUクーラー「DirectCU II」を搭載し、熱の移動効率を高めている。さらに、放熱フィンにはデュアルファンで風を送り、冷却性能を向上。リファレンスクーラーと比較して、高負荷時の冷却効率が最高で15%向上し、静音性も最高で3倍静かだとしている。「ゼロノイズファン」機能によって、GPUの温度が上昇したときのみファンを動作させる。温度が低いときはファンが回転せず、ノイズも発生しない。液体窒素冷却などを使用する際に、メモリの霜を融かす「Memory Defroster」も搭載する。コンデンサには-75度~125度までの温度耐性をもつ日本製「Black Metallic Capacitor」(ニチコンGTシリーズ)を採用し、高寿命化を図った。高品質のカスタム部品「Super Alloy Power」によって部品レベルで性能を向上させ、発熱を抑えてコイル鳴きなどを防いでいる。主な仕様は、CUDAコア数が2,048基、コアクロックが1,317MHz、メモリクロックが7,010MHz、メモリは256bit接続のGDDR5 4GB。PCとの接続バスインタフェースはPCI Express 3.0 x16。映像出力端子はHDMI(2.0)×1、DVI-I×1、DisplayPort×3。補助電源は8ピン×2+4ピン×1。本体サイズは約W297×D152×H41mm。
2015年05月29日●DeNAが自動車業界に参入する理由は?ディー・エヌ・エーとZMPは、ロボットタクシー事業の実現に向けた合弁会社「ロボットタクシー」を29日に設立する。それに先立ち両社は28日、都内で共同記者説明会を開催した。○今こそネット企業が参入すべきロボットタクシーでは、DeNAのインターネットサービスにおけるノウハウと、ZMPの自動運転に関する技術を連携させることで、いわゆる“無人タクシー”の実現を目指す。当面は自動運転技術の研究・開発、さらに将来の利用者の開拓や利用促進を行っていく。なぜ、いまこのタイミングでDeNAは自動車業界に参入するのだろうか。説明会に登壇したディー・エヌ・エー執行役員の中島宏氏は、その理由と狙いについて「言うまでもなく、自動車産業は日本で最も規模の大きな産業。周辺事業を含めるとトータルで50兆円以上の規模となる。それに加えて、いま自動車産業は変革の時期を迎えている。巨大な自動車産業が、遅れてきたIT革命にさらされている、という人もいる。DeNAにとってもビジネスチャンスがあると判断した」と説明した。また同氏は「個人的な想い」と前置きした上で、「日本の基幹産業である自動車産業が世界で勝つためにも、日本のインターネット会社が自動車産業に参入していくべきである」と力説した。グローバル市場に目を転じると、Google、Apple、アリババといった巨大な企業がインターネットと自動車の融合を模索している。したがって今後、日本の自動車メーカーが世界で生き残っていくには、インターネットによる変革にいち早く順応する必要がある、というのが中島氏の主張だ。●ZMPではすでに公道での実験を開始○公道で実証実験を開始続いて、ZMP 代表取締役社長の谷口恒氏が登壇して挨拶した。同社ではロボットタクシーの実現に向けて、すでに公道における実証実験を開始している。これは愛知県と愛知県警の協力のもと、2014年末から名古屋市内で行っているものだ。緊急の場合に備えて運転席にドライバーを乗車させた上で、ハンドルやアクセル、ブレーキなどの操作をすべてコンピュータに任せ、2km程度の距離を時速60kmほどで走らせているという。谷口氏は、ロボットタクシーの意義について「運転できない人のため。例えば、高齢者には移動の自由を提供したい。子供たちには安全と安心を、ハンディキャップをもった人にも便利な足を提供したい」と説明した。ロボットタクシーの構想を発表してからというもの、全国から「1日でも早く実現してほしい」という声が多くよせられているという。●事故の際など、課題も山積○今後の課題現在の道路交通法では、まだ無人の乗用車を公道に走らせることができない。国際的にも、ジュネーブ条約で禁止されている。ロボットタクシーを実現させるためには、これらの法が改正されることが絶対条件となる。しかし、法が改正されるまで待っていたらグローバル企業に出し抜かれる、というのが中島氏と谷口氏の共通認識だ。このためリスクをとって、先行して開発を進めている。ロボットタクシーが事故を起こした場合の対応など、これから詰めていかなければいけない課題も多い。また、利用者の懸念をどう克服していくかも、大きな問題。谷口氏は「乗車する一般の利用者が“怖い”と思ったり、受け入れがたい状況になってしまうと、どんなに優れた技術でも社会に浸透しない。ロボットタクシーは安全で楽しく、便利なものだと、ご理解いただけるように、努力をしていかなくてはならない」と説明した。法の問題を抜きにすれば、技術的には数年もかからないうちに無人タクシーを実現できる見込みだという。中島氏は「2020年には、充分に間に合うと思っている。東京オリンピックの頃に、東京に無人のタクシーを走らせたい。外国の方に東京はすごい、と言われるような状況にしたい」と夢を語った。
2015年05月28日アイロボットの日本総代理店セールス・オンデマンドは5月26日、ロボット掃除機「ルンバ」の新モデルとして「ルンバ885」と「ルンバ875」を発表した。発売は6月3日。公式直販サイト「アイロボットストア」での直販価格はルンバ885が84,000円、ルンバ875が74,000円(いずれも税別)。ルンバ885とルンバ875は、2014年3月に発売されたハイエンドモデル「ルンバ800」シリーズのバージョンアップモデル。基本的な清掃能力などはそのままに、より長寿命なバッテリーを採用した。新しく搭載された「iRobot Li-ion リチウムイオンバッテリー」の寿命は、ルンバ800シリーズの2倍となる約6年を実現している。そのほか、製品には「ルンバ885 / 875 バリュープラン」が付帯する。購入した後にユーザー登録をした人が受けられるフルメンテナンスサービスで、購入から10カ月経過した際にルンバを預けると、分解・清掃、点検、ソフトウェアのアップデートなどをしてもらえる。そのほかの仕様はルンバ800シリーズとほぼ共通で、吸引機構には「AeroForce(エアロフォース)クリーニングシステム」を採用する。これは、ゴミを本体内部にかき込む「AeroForceエクストラクター」を剛性のあるゴム状にしたこと、およびAeroForceエクストラクターと床の間、AeroForceエクストラクター同士の間隔を狭めて空気の経路を密閉化する「真空エアフロー構造」、さらにハイパワーモーターの採用という3つの要素により実現された清掃システムだ。これにより、700シリーズに比べて吸引力が5倍と大幅に向上したほか、総合的な清掃能力も従来比で50%アップした。1回の充電での稼働時間は最大60分(通常清掃時間)、稼働面積は「CLEAN(通常清掃)モード」使用時で最大25畳、集塵方式はダストビン式(紙パック不要)となっている。サイズは最大幅353mm×高さ92mm、重量は約3.8kg。ルンバ885のみ「お部屋ナビ」と交換用エッジクリーニングブラシがそれぞれ2つずつ、ルンバ875のみオートバーチャルウォールが2つ付属するほか、共通でリモコンとホームベース、交換用ダストカットフィルター2つが付属する。カラーはルンバ885がブラック、ルンバ875がシルバー。
2015年05月26日三井住友銀行は25日、Silicon Valley Robotics (President:Dr. Richard Mahoney、以下、SVR)と、日米のロボット産業の振興に関する相互協力を目的とした覚書を締結したと発表した。米国のシリコンバレーでは、従来よりソフトウェアやインターネットのサービスを提供する新興企業が多く輩出されてきたが、最近では、ロボットを含むハードウェアの開発・販売に取り組むベンチャー企業も増えているという。また、日本には、ロボットを構成するセンサーや駆動装置等の分野において、世界トップレベルの技術を持つ企業が多数存在しているとしている。日本では少子高齢化、生産年齢人口の減少が急速に進んでおり、幅広い分野において、ロボット技術の活用による社会課題の解決が期待されているという。このような中、同覚書締結により、同行及びSVRはロボット関連分野のビジネス展開に関心のある日系企業・米国企業の相互紹介や、ロボット関連の各種イベントの開催での協力などを行うとしている。SVRは、米国・シリコンバレーのロボット関連企業を多数会員に持つ非営利団体。ロボット分野において、起業家育成や企業間連携を促進させるための活動を実施している。三井住友銀行は、顧客の新しいビジネス展開をサポートするため、国内外の機関と連携して、様々なサービスを提供していくとしている。
2015年05月26日コトブキヤが展開するオリジナルロボットのプラモデル「フレームアームズ」のスピンアウトシリーズ「フレームアームズ・ガール(FA:G)」第2弾として、『フレームアームズ・ガール スティレット』が2015年9月に発売されることが決定した。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中で、価格は5,184円(税込)。「フレームアームズ・ガール」は、既存の「フレームアームズ」シリーズを、イラストレーターの島田フミカネ氏が美少女化を手がけ、新たなプラモデルとして展開。「フレームアームズ」の特徴である各部の複数の3mm径の穴とPVC製の手首により、膨大なM.S.Gのウェポンシリーズや「フレームアームズ」シリーズの武器や外装を使用することもでき、自分だけのオリジナルなカスタマイズが可能となっている。『フレームアームズ・ガール スティレット』は、柳瀬敬之氏デザインによるフレームアームズ「SA-16 スティレット」を島田氏が美少女化し、そのイラストをもとにプラモデル化。表情パーツには、「イメージイラスト準拠デザイン」1種に、別デザインの「笑み顔正面向き」「笑み顔右向き」「叫び顔左向き」の合計4種が用意されている。武器類は、日本刀、ガトリングガン、ハンドミサイルが付属。表情パーツは塗装済みのため、組み上げただけで設定に近い仕上がりとなる。可動面では、膝アーマーがスライド可動することにより脚部のラインを整えられるほか、スカートも可動して脚部の可動範囲が拡大。踵の車輪も上下に可動するため、接地性が高められる。さらに、イメージイラストを再現できる左腕と左脚、PVC製の手首が左右(計5種)、瞳、マーキングなどのデカール、M.S.G等を保持する際に使用する3mm径の凸軸付きグリップ(2種)も同梱。背中、腰、ふくらはぎなどに配置された3mm径の穴により既存M.S.Gシリーズ、フレームアームズシリーズの武装の併用が可能となっている。商品価格は5,184円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2015年9月を予定している。(C)KOTOBUKIYA
2015年05月22日窓拭きや鏡の掃除する時、雑巾や使い古しのタオルを使うことが多いと思います。でも、水アカや細かいホコリなどの汚れはキレイになっても、布の繊維が付着してしまい、掃除に時間がかかることがあります。ここで紹介するのは、時短や節約にも役立つ、新聞紙を使って窓ふきを効率化する方法です。○やり方はカンタン - 新聞紙をたたんで濡らして拭くだけ用意するものは新聞紙だけ。特に「やり方」というほど大げさなものは必要なく、基本的には小さく折りたたんでぬるま湯や水で濡らし、窓を拭くだけです。これで、布の繊維の付着を気にすることなく、窓をキレイにすることができます。決して真新しいアイデアではありませんし、大掛かりな掃除には不向きかもしれませんが、洗剤や専用のクロスなどを使うことなく、効率的にササッと窓掃除を行う方法として、時短&節約にもつながる方法だと思います。鏡は自分を映すために毎日向き合うモノですし、窓は日差しを取り込む大切な場所。鏡や窓がキレイになるとテンションも上がりますし、やはり気持ちのいいものです。洗剤がなくてもキレイになることが多いのですが、汚れがヒドい場合は、洗剤なども併用してくださいね。折りたたむ際の大きさですが、新聞紙1枚をまるごと使うと大きすぎるので、筆者は半分に切って3~4回ほど折りたたんで文庫本くらいのサイズにしてから濡らして窓拭きしています。濡らした新聞紙で窓拭きを終えたら、最後に乾いたままの新聞紙でから拭きすればOKです。執筆:しーちゃん元デコアーティストのハデ好きアラサーちゃん。そろそろ年齢が止まればいいのに……と最近密かに? 本気で思っている。半年で10キロのダイエットに成功した実績あり。好きな言葉は、「美は一日にしてならず!!」。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年05月20日ヒューマンアカデミーは5月18日、ロボット市場を担う人材の育成を目的として、全日制専門校「総合学園ヒューマンアカデミー ロボットカレッジ(2年制)」を2016年4月に開講すると発表した。ロボットカレッジでは、パーソナルロボットを活用した人とロボットのつながりを考える「ロボット・コミュニュケーションコース」と、技術的に難易度の高い二足歩行ロボットの製作に最先端のOSを組み込む「ロボット・ファブリケーションコース」の二つのコースを開設(1年次は合同カリキュラム)。ロボットコミュニケーションコースでは、感情認識パーソナルロボット「Pepper」を教材として導入し、Pepperのアプリ開発学習を提供するという。ロボットカレッジは、東京・横浜・名古屋・大阪・福岡の全国5校舎で2016年4月に開校予定。
2015年05月18日ディー・エヌ・エー(DeNA)とZMPは5月12日、自動運転技術を活用したロボットタクシー事業の実現に向けた研究・開発などを行う合弁会社を設立することに合意したと発表した。新会社は5月29日を目処に設立される予定で、資本金は7億円(出資比率 DeNA:66.6%、ZMP:33.4%)となっている。取締役会長にはZMP代表取締役社長の谷口恒氏、代表取締役社長にDeNA執行役員の中島宏氏が就任する。この新会社ではDeNAのインターネットサービスにおけるノウハウと、ZMPの自動運転技術を連携させ、ロボットタクシーやロボットバスなどを実現するための研究・開発、開発技術の提供、利用者の開拓や利用促進を行っていく。今後は合弁会社の第1段階として自動運転技術の向上やサービスモデルの仮説検証などの実証実験を重ねていく計画となっている。
2015年05月12日明和電機は6月27日、ロボット同士の結婚式「ロボ婚」を開催する。○ロボット同士の結婚式を体験できるイベント同イベントは、明和電機開発の頭がお風呂の椅子のロボット「フロイスロボ」を新郎に、藤堂高行さん開発の視線を合わせることができるロボット「ロボリン」を新婦とするロボット同士の結婚披露宴で、立食パーティー形式で楽しむことができるというもの。スパイラルが運営するミュージックレストラン「青山CAY」(東京都・港区)にて開催される。当日は、よしもとクリエイティブ・エージェンシーの陣内智則さんと、ソフトバンクの感情認識ロボット「Pepper」が司会を務め、豪華ゲストによる余興やロボット式お色直し(バージョンアップ)、思いでムービーや花嫁からの手紙などのプログラムが用意されているほか、引き出物アリ、出会いアリの盛りだくさんの内容となっているという。申し込みは、明和電機サイト内で受け付けている。参加費は1万円(食事、飲み放題付き)。正装での参加が必須となっており、限定100名。申し込むと、招待状形式のチケットが自宅まで郵送されるという。
2015年05月08日シー・シー・ピーは5月7日、ロボット掃除機「LAQULITO(ラクリート)」の新機種として「エントリーモデル CZ-C04」(以下、CZ-C04)を発売した。底面にモップシートを装着すると、拭き掃除も行える。価格はオープンで、推定市場価格は14,800円前後だ(税込)。CZ-C04は、2011年に発売された「エントリーモデル CZ-860」のリニューアルモデルだ。コンパクトな本体と縦置き型充電スタンドは継承しつつ、専用のモップシートを装着することで拭き掃除を行える機能を追加した。回転ブラシでゴミをかき取る吸引掃除と拭き掃除を一度に行え、従来の吸引掃除だけでは取りきれなかった微細なゴミも除去できるとしている。カーペットなどの敷物がある部屋では、モップシートを使用できない。「スパイラル」「ランダム」「壁づたい」の3パターンの動きを組み合わせて、室内をまんべんなく掃除する。高さ10cm以上の段差を感知して避ける「落下防止感知センサー」を搭載。最大7.5mmまでの段差を乗り越えられ、カーペットの境目などでもスムーズに移動できる。オートチャージおよびタイマー機能は備えていない。本体サイズは直径270×高さ76mmで、重量は1.5kg。ダストボックスの容量は0.2L。約4時間でフル充電される。連続運転時間は最大50分で、最大掃除面積は約15畳だ。カラーはホワイト。シー・シー・ピーは、新色メタリックブラウンを採用した「スタンダードモデル CZ-C02」も同時に発売した。オートチャージおよびタイマー機能を搭載している。CZ-C04同様、吸引だけでなく拭き掃除にも対応。本体サイズは直径280×高さ70mmで、重量は1.6kg。ダストボックスの容量は0.2L。約7.5時間でフル充電される。連続運転時間は最大50分で、最大掃除面積は約20畳だ。推定市場価格は19,800円前後(税込)。
2015年05月07日富士通は5月7日、生活支援ロボット関連事業を展開するRT.ワークスに対して、IoTと介護ロボットを融合するインフラシステムを提供したと発表した。新システムは、RT.ワークスが開発した生活支援ロボット「歩行アシストカート」が搭載するセンサーから収集した情報を、富士通のIoTプラットフォーム上で管理・蓄積・分析することで、家族や介護施設関係者が位置情報や歩行距離などをリアルタイムに把握でき、利用者の活動量の確認や異常検知などの見守りを可能にするもの。使用状況から歩行アシストカートのバッテリー状態や機器情報などを分析し、富士通から機器の故障対応などの新たなサービスも提供可能になるという。富士通のIoTプラットフォームは、日本IQPの簡易アプリ開発実行環境をクラウド上で利用でき、実現性を検証したIoTモデルをもとに、センサー・デバイス/ネットワーク/ミドルウェア/アプリケーションなどの組み合わせが可能なトータルなシステム環境とのこと。新システムでは、RT.ワークスの歩行アシストカートが搭載するGPSや6軸モーション・センサーなどのセンシング情報を、機器内で接続した、富士通エレクトロニクスが開発したネットワーク通信デバイスから数秒おきに配信し、富士通のIoTプラットフォーム上で管理・蓄積・分析する。これにより、利用者の歩行距離や歩行速度などの日々のデータから健康状態の把握が可能になる他、機器の傾きや転倒といった状態をリアルタイムに検知することで利用者の異変などを予測し、アラートの通知が可能になるという。使用状況や健康状態、歩行速度などの設定情報といった利用者情報や各種要望、トラブルなどの問い合わせは、富士通エフサスのサポートセンターが請け負う。一貫した情報を把握し分析することで、歩行アシストカート利用における課題や改善点を見出し、利便性を追求した今後のサービス開発に反映していくという。また、歩行アシストカートの稼働時間や経年数などにより、活動量の少ない利用者にカートの利用を促したり、機器の計画的なメンテナンスや故障の予測などが可能になる。富士通はIoTプラットフォームを活用して、機器のセンサーから得られる多様な情報に基づく見守りサービスやヘルスケアといった新しい価値を創出し、RT.ワークスとともに超高齢化社会に向けた新たなビジネスを、医療・介護分野や自治体などに向けて展開していくという。なお、IoTプラットフォームを利用した歩行アシストカートは、5月14日・15日の両日に東京国際フォーラムで開催する「富士通フォーラム2015」に出展するとのことだ。
2015年05月07日アニプレックスは4月27日、シャープのロボット掃除機「COCOROBO(ココロボ)」シリーズとコラボレーションした特別モデル「プレミアムなCOCOROBO <黒執事Ver.<」の予約受け付けを開始した。シャープの社内プロジェクト「プレミアムなCOCOROBO」の第2弾として開発されたモデルだ。4月27日17時から5月31日23時59分まで、「aniplex+」にて予約を受け付ける。価格は税別150,000円。別途送料として540円かかる。台数限定販売のため、予定上限台数に達し次第、予約受付を終了する。○その執事、掃除本製品は、シャープのロボット掃除機「COCOROBO」の最上位モデル「RX-V200」をベースに開発された特別モデル。枢やな氏原作のマンガ作品「黒執事」の主人公であるセバスチャン・ミカエリスをモチーフとしている。ボディ天面のイラストは描き下ろしで、「COCOROBO」のロゴもオリジナルだ。本体に収録された音声は、テレビアニメでセバスチャン役を務める声優の小野大輔氏による録り下ろし。ユーザーが「きれいにして」など呼びかけると、おなじみの「イエス、マイロード」というセリフとともに掃除を開始する。そのほか、「お願い」と呼びかけると「おねだりの仕方は教えたでしょう?」、「愛してる」と呼びかけると「もったいないお言葉、恐縮です」などと返答。「お話して」「セリフ言って」という呼びかけに対しては、「一体、何をどうしたら、こういうことになるんです?」「都合が良い時ばかり、子どもになられるのですね?」といった作中に登場する名ゼリフで返事をしてくれる。RX-V200のクラウド連携機能を活かして、天気情報やニュースを教えてくれるほか、目覚まし、献立の提案などの機能も持つ。ただし、ニュースや献立を尋ねた際、セバスチャンがしゃべるのは「御意、クラウドさんに聞いてみましょう」などのつなぎのセリフのみ。ニュース内容などをしゃべるのは、ベースのRX-V200と同様の音声だ。○コラボはなぜ実現?シャープはプレミアムなCOCOROBOの第一弾として、すでに<妹Ver.<を販売した実績を持っている。これは、他企業や大学、研究機関などと広く共同で開発を行ってクラウドサービスを作り出す「SHARP Cloud Labs(シャープ・クラウド・ラボ)」によるプロジェクトだった。「前回の<妹Ver.<を発表した際に、『黒執事のセバスチャンバージョンが出たらすぐに買うのに……』というご意見を、1人ではなく何人かの方からいただきました」と語るのは、シャープ 研究開発本部 クラウド技術開発センター 所長 上田徹氏だ。シャープ側が「名作としてすでに高い評価を得ている黒執事にコラボを持ちかけるなど、おこがましいと考えていた」ところ、黒執事の制作会社であるアニプレックスからラブコールがあり、今回の協業に至ったとのことだ。シャープ 研究開発本部 クラウド技術開発センター 技術企画室 副参事 徳永礼氏は、「黒執事という作品の持つ世界観をジャマしないよう設計した」と説明。「黒執事ファンの人がニヤリとしながら使っていただけるようになっていると思う」を自信を見せた。購入方法など詳細は、「プレミアムなCOCOROBO <黒執事Ver.<商品情報ページ」を参照のこと。
2015年04月27日シー・シー・ピーは4月21日、拭き掃除専用モップロボット「マイクロファイバーモップロボット モペット ZZ-MR4」を発売した。希望小売価格は4,611円(税別)。モペットは、直径17cm×高さ5.6cmのコンパクトなボディを活かして、ベッドの下など家具の隙間に入り込んで掃除するモップロボット。本体底部に装着したマイクロファイバー素材のモップで、ホコリや髪の毛などを吸着する。障害物に接触すると自動で方向転換しながら、約10分間掃除する。運転中は、"ほっぺた"を模した2つのLEDライトが点灯する仕様だ。デコレーションして楽しめるよう、オリジナルキャラクターのフェイスシールも付属する。カラーはシュガーピンクとショコラブラウンの2色を用意。モップに付着したゴミは付属のお手入れブラシで取り除く。モップは水洗いして繰り返し使用可能だ。本体重量は約275g(電池除く)。電源には単3形アルカリ乾電池×3本(別売)を使用し、連続運転時間は最大約6時間。
2015年04月21日「大掃除=年末」と、ほとんどの人が思っているはず。しかし、年末に大掃除をするのはどうやら日本ならではの考えのようです。なんと海外では「春」に大掃除をすることが常識になっています。その理由を知ると、これからの季節には菌に打ち勝つ「菌勝」がいかに大切かがわかります。■海外が春の大掃除をするのはなぜ? 欧米で春に行われる大掃除は「スプリング・クリーニング」と呼ばれていて、一説として、冬に暖炉で薪を燃やして発生した、家中に溜まったススを落とす目的があると言われています。また、春の大掃除はほかにもたくさんのメリットがあるようです。・暖かい時期に窓を開けて換気をしながら掃除ができる・冬は冷たくて嫌になる水洗いがラクになる・気温が低いと油汚れが落ちにくいが、春は汚れが落ちやすくなる・花粉症や梅雨のカビ対策になる・菌が増殖しやすい梅雨時期に向けて除菌対策になるとくに注目してもらいたいのは、最後に紹介した「除菌対策になる」というポイント。■春は菌の増殖スピードが速い近畿大学農学部教授、坂上吉一先生によると、「春は冬と比べて菌が増える季節」とのこと。菌が増えるには温度と湿度の上昇が重要ですが、春先は20度台の気温になるので、菌は速いスピードでどんどん増殖しているのです。また、「菌が増えるには栄養源も必要」と坂上先生は言います。菌が増えやすい栄養源のひとつとして挙げられるのが、人間のフケ、汗、アカなどが付着した布製品の汚れです。冬よりも汗をかきやすくなり、細胞も新陳代謝をしやすい春の方が活発になります。菌がぐっと増える梅雨前に、菌の増殖に必要な栄養(汚れ)を除去しておくと、梅雨の除菌対策として効果的だということです。■春は菌との接触が増加する時期春は、レジャーにも最適! 人が集まる場所に出向くことも多いと思います。ただ、人との接触が増えるということは、菌との接触が増えるということ。また、人と関わることが多くなるだけでなく、動植物の活動が活発になることも菌の増える理由。菌が知らない間に衣服について、家の中に持ち込まれているケースが増えるのも春ならではなのです。■どうやって菌勝する? 菌勝の方法はたくさんあるので、あなたに合った方法で行ってみてください。まずは、冬物の衣服をきちんと菌対策することから始めてみましょう。密閉された空間に衣服を片付けてしまうと、衣類についた菌がどんどん繁殖してしまいます。きちんと洗濯して完全に乾燥させてからクローゼット等に片付けるだけでも、菌の繁殖を抑えられます。見落としがちなのがソファやベッド、カーテンなどの布製品。実際、掃除が疎かになっていると感じている人も多く、ここから菌が増殖している可能性もありますよね。ベッドやソファなど、なかなかお手入れしにくいものの菌対策には、除菌に便利なアイテムを使うべき! ■家庭でできる菌活術家事アドバイザーの藤原千秋さんも「除菌アイテムは有効に使うべき」と言います。物質的な汚れには拭き掃除、ニオイの除去や発生した菌の除菌には除菌・消臭スプレーが有効だそうです。また、布製品をなるべく湿らせないこと、部屋の換気を忘れないことも大切! ■菌勝にはファブリーズ! 菌勝をするなら、スプレーする度に布が菌に強くなるという「ファブリーズ」がおススメ! スプレーすることで、99.9%除菌できるだけでなく、スプレーの回数に応じて菌の繁殖を抑える効果アップに期待できる優れものなのです。対象物から20センチ程離して、布がしっとりするくらいまでスプレーしたら、しっかりと乾かすようにしましょう。 上の図のように、スプレーの回数が増えるほど、抗菌力が高まっていくことがわかりますよね。これが「ファブる度に布が菌に強くなる!」ということなのです。一年の中で、菌対策は「梅雨前」に手を打つことが重要です。ゴールデンウィーク過ぎまでに“勝負”は決まります。菌が活発化するシーズンの春だからこそ“菌勝”へと挑みましょう! ・P&G 公式サイト
2015年04月17日大和ハウス工業は4月13日、CYBERDYNEが開発・製造する「ロボットスーツ HAL(HAL)」の3商品を5月1日より販売開始すると発表した。「ロボットスーツ HAL」は皮膚表面から、生体電位信号を読み取り、装着者の思った通りに動作をアシストするロボット。介護・福祉施設などに向けてリース・レンタルされており、これまでに約160施設で計約360台が稼働している。今回、「自立支援用(下肢タイプ)」「自律支援用(単関節タイプ)」「介護支援用(腰タイプ)」の3商品が発表された。まず、「自立支援用(下肢タイプ)」は下肢に障がいがある人や、脚力が弱くなった人の動作をサポートするためのロボット。S・M・Lの3サイズがあり、身長150~190cmまで利用が可能で、重量はバッテリーを含めて約14kgとなっている。レンタル料金は18万8000円/月(税別・5年レンタルの場合)。「自立支援用(単関節タイプ)」は膝や肘に装着するトレーニング用のロボットで、1.5kgと軽量だ。座った状態や寝た状態で使用が可能なため、自由度の高いトレーニングを行うことができる。レンタル料金は両側セットで初期導入費用に40万円、その後13万円/月の費用が発生する(税別・5年レンタルの場合)。なお、サイズは1サイズのみ展開される。「介護支援用(腰タイプ)」は介護者の負担を軽減するロボットで、腰に装着することで腰部にかかる負担を軽減でき、腰痛などの身体に係るリスクを軽減することができる。レンタル料金は初期導入費用10万円のほか、7万8千円/月の費用がかかる(税別・3年レンタルの場合)。大和ハウスはこれらのほか建設現場で働く職方の重作業負荷を低減する「作業支援用(腰タイプ)」の現場実証を開始することも発表した。2015年5月1日より同ロボットを建設現場などに10台現場に導入し、2016年4月30日までその有効性を検討し、2016年5月より実運用を開始する予定だ。
2015年04月14日大和ハウス工業は5月1日より、介護・福祉施設など向けにCYBERDYNEが開発・製造する「ロボットスーツHAL)自立支援用(下肢タイプ)」、「ロボットスーツHAL自立支援用(単関節タイプ)」、「ロボットスーツHAL介護支援用(腰タイプ)」の販売を開始すると発表した。「ロボットスーツHAL」は、装着者の皮膚表面から、生体電位信号を読み取り、装着者の思った通りに動作をアシストするロボット。大和ハウスは2010年11月にセラピー用アザラシ型ロボット「パロ」を医療・介護施設や個人向けに販売開始し、2012年10月に住宅メーカーや工務店、リフォーム会社などに向けて狭小空間点検ロボット「moogle(モーグル)」の販売を開始。2014年12月には、難聴者とのコミュニケーション・サポートシステム「COMUOON」を、医療・介護施設や個人に販売開始するなど、ロボット事業を拡大している。「下肢タイプ」は下肢に障がいがある方や、脚力が弱くなった方の動作をサポートする装着型ロボット。重量約14キログラム、動作時間は約60分、レンタル料金は月額18万8000円(5年レンタルの場合・税別)となっている。「単関節タイプ」はや肘に装着するトレーニング用ロボットスーツで、重量約1.3キログラム(制御部とバッテリーを除く)、動作時間は約120分となっている。レンタル料金は、初期導入費用が40万円、月額料金が18万8000円(5年レンタルの場合)となっている(いずれも税別)。「腰タイプ」は、護者が介護を行う際、腰部にかかる負荷を軽減でき、腰痛などの身体に係るリスクを軽減する。重量は約2.9キログラムバッテリー含む)、動作時間は約180分。レンタル料金は、初期導入費用が10万円、月額料金が7万8000円(3年レンタルの場合)となっている(いずれも税別)。
2015年04月14日メタップスはロボット開発者のマネタイズ支援プラットフォーム「Metaps Robotics」の提供に向けて、ユカイ工学と業務提携を実施したと発表した。IoTが社会に浸透し、ロボットが単体で独立して動くタイプから、クラウドを通して高度な連携が可能なスマートロボットが普及していくとされる一方、IoTデバイスやロボットの開発者のマネタイズが課題となっている。「Metaps Robotics」はメタップスがアプリ収益化支援で培ったノウハウを活用してロボットのマネタイズを支援する開発者プラットフォームで、今年の夏以降の提供を予定している。ユカイ工学はソーシャルロボット「ココナッチ」、家庭向けコミュニケーションロボット「BOCCO(ボッコ)」など、インターネットとセンサーを活用した製品の開発実績をもつ。メタップスは、今回の業務提携により両社の知見とノウハウを融合させることで、クラウド、センサー、ハード、アプリを連動させた新しいビジネスモデルの確立を目指すとしている。
2015年04月07日