東京都・竹芝のGallery 916では、アムステルダムとニューヨークを拠点に活動しているオランダ人写真家 シャルロット・デュマの個展「ANIMA」を開催している。開催期間は12月28日まで(祝日を除く月火は休廊)、開場時間は11:00~20:00(土日祝は18:30まで)、入場料は一般800円、学生500円。同展は、現代社会における人間と動物の関係性をテーマに扱い、これまでに警察馬や救助犬、動物園で飼育されている動物など、さまざまなシチュエーションの動物を被写体としたポートレイト作品を発表してきたシャルロット・デュマの日本では初となる個展。米国兵士たちを埋葬するアーリントン国立墓地で、馬車馬として戦闘に駆り出されることもなくなり、兵士たちを永眠の場所へ運ぶという栄誉ある務めを粛々と行っている馬たちを捉えたシリーズ「ANIMA」より、大判プリント17点と映像作品1点を紹介している。また、個展に際してシャルロットは「人々の暮らしにおいて彼らが取り持っていた役割やその姿は、時代の移り変わりのなかで、徐々に消えてゆく運命にある。実用性の面でも、彼らは必要不可欠な存在ではなくなってしまった。しかし動物たちの存在は、その役割だけで語ることはできない。(中略) 私は、生存し繁栄するために寄り添う人間と動物、その間に存在する共存関係に魅かれる」と語っている。さらに、「アーリントンの馬たちを、彼らの仕事が終わったあとに一頭ずつ撮影した。私とカメラの前で眠りについてゆく彼らの無防備さと、彼らが意識を失い眠りに落ちてゆく様子を写し取った。馬たちと時間を共にしながら、私は彼らの最も親密でプライベートな瞬間に立ち会っているのだと感じた。覚醒とまどろみの隙間、夢と幻想のただよう空間のなかで」と、撮影当時の様子について振り返る。なお、「Gallery 916」は2012年に竹芝の鈴江倉庫にオープンした写真ギャラリー。写真家の上田義彦がキュレーターとなり、600平米もの広大なスペースを活用した新しい写真体験の場を創出している。
2014年12月22日10月30日(木)、第27回東京国際映画祭にてクロージング作品『寄生獣』の完成報告会見が行われ、主演の染谷将太、深津絵里、橋本愛、東出昌大、山崎貴監督が登壇した。原作は、人間に寄生し、支配と捕食を行うパラサイトとの共生と戦いを描いた、累計1200万部の売上を誇る岩明均の大人気コミック。パラサイトの襲撃を受けながら、脳だけは乗っ取りから免れた高校生・新一(染谷さん)と、新一の右腕に寄生したパラサイトのミギー(声:阿部サダヲ)が、さまざまなパラサイトたちと遭遇し、戦う姿を描く。「VFXの仕事を始めた時から、いつかVFXを担当したいと思っていた作品で、まさか監督を務めることになるとは」と、長年にわたる念願が叶った喜びを語り、感無量の面持ちを浮かべた山崎監督。一度はハリウッドが映画化権を獲得した経緯などをふり返り、「アメリカに嫁に行ったものと思っていたものが戻ってくることになって、だったら自分のところに嫁に来てほしいと思った」と、本作への熱い想いと執念を感じさせた。だがその一方で、劇中でパラサイトの寄生によって“顔が割れる”ことになる深津さんにオファーをするのは「怒られるんじゃないかと思って、言いづらかった」と告白。これに対し、深津さんは、顔が割れた自分の映像を観た時のことを「抵抗はありませんでした。気持ち悪かったですが、欲が出てしまって、『もっと割れろ』と思ってしまいました」と述懐し、笑いを巻き起こした。さらに、右手を乗っ取ったミギーがCGで描かれるため、ミギーとのやりとりをパントマイムのように演じた染谷さんは「阿部さんがアクション・キャプチャーで魅力的なミギーを作ってくれたので、ミギーが自分を魅力的に見せてくれるし、僕もミギーを魅力的に見せられるようにと思って演じました」と語り、「長い道のりだったけど、(完成した映画で)ミギーに出会えて涙が出そうでした」と喜びを語った。そして、「あっという間に終わってしまって、早く完結編を見せろと思いました」と、完結編への期待ものぞかせ、「ミギーが右手にいるのは世界で自分だけなので自慢なんですけど、ちょっと顔も割れたいです…」と茶目っ気たっぷりに語り会場を沸かせていた。映画『寄生獣』は11月29日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月30日人気TVアニメ『ラブライブ!』に登場する「絢瀬絵里」が、2.5頭身のデフォルメフィギュア「ねんどろいど」シリーズで立体化され、「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受注がスタートしている。2015年3月発売予定で、価格は3,241円(税抜)。劇中では、9人のスクールアイドルグループ「μ’s」(ミューズ)のお姉さん的存在の絢瀬絵里が、TVアニメ1期オープニングテーマ「僕らは今のなかで」の衣装で待望のねんどろいどで立体化。表情パーツは、キリッとした「通常顔」と弾ける「笑顔」パーツが付属している。オープニングをイメージしたさまざまなダンスポーズが再現可能で、別売りのねんどろいど『矢澤にこ』『高坂穂乃果』『南ことり』と合わせて、『ラブライブ!』の世界をディスプレイできる。商品価格は3,241円(税抜)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の受注締切は11月19日21:00。商品の発売および発送は、2015年3月を予定している。なお、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の予約特典として、「ねんどろいど用特別仕様台座 ストライプ柄」と「ねんどろいど台座 拡張パーツ 小、大」が付属する。(C)2013 プロジェクトラブライブ!
2014年10月21日アサヒビールは12月2日から2015年3月末までの期間限定で、缶入りハイボールの2アイテム「竹鶴ハイボール」「リタハイボール」を全国で発売する。○竹鶴政孝生誕120年を記念し、期間限定で発売両商品は、今年がニッカウヰスキー創業80周年、創業者・竹鶴政孝生誕120年にあたる節目の年であることを記念し、発売されるもの。「竹鶴ハイボール」は、「竹鶴ピュアモルト」をベースにした缶入りハイボール。華やかな香りで、まろやかな味わいと飲みやすさをあわせ持つ熟成したピュアモルトウイスキーをソーダで割った。華やかで甘い香りが軽快に香り立ち、後口に樽熟成したモルトウイスキーの豊かなコクと余韻が味わえる、"ウイスキー本来の味わいをハイボールで楽しみたい"という30~50代の男性を中心に訴求する商品となる。350ml缶で、価格はオープン。「リタハイボール」は、すっきりした味わいのウイスキーに、ソーダとりんご果汁などを加えた缶入りハイボール。ほのかに香る華やかなりんごの香りと甘酸っぱさ、爽やかな炭酸感が調和した味わいが楽しめる。ウイスキーにあまり馴染みのない女性や若い層に向けて、ほのかな甘みを感じる飲みやすい味わいのハイボールに仕上げた。350ml缶で、価格はオープン。「竹鶴ハイボール」には、竹鶴政孝とブランド名の「竹鶴」をデザイン。「リタハイボール」には竹鶴政孝と、その妻・リタに加え、りんごの果実をデザインした。2アイテム共に、裏面には大正時代に単身スコットランドでウイスキーづくりを学び、日本で本格的なウイスキーの製造・普及に人生をかけた竹鶴政孝と、スコットランドで竹鶴と出会い、生涯にわたり夫を支え続けたリタの物語の一部を記載している。
2014年09月30日(画像はプレスリリースより)竹を使ったサプリメント「株式会社アプリとサプリ」が販売中のサプリメント「竹乃力」は美容の総合サイト「@COSME(アットコスメ)」の健康サプリメント部門・クチコミランキング第一位を受賞しました。また、7月には、パンダのオリジナルキャラクターと共に、お通じの状態とサプリの引用履歴を記録閲覧するスマホ用無料アプリをリリース予定。「竹乃力」とは「竹乃力」は鹿児島県さつま町宮之城地区の竹山の「孟宗竹」を原料とし、さらに「ラクリス菌」、「ビフィズス菌」、「イソマルトオリゴ糖」を配合した健康食品。便秘薬や、下剤成分を一切含んでおらず、安心。「竹」の力鹿児島県は竹の生産日本一。国立鹿児島大学では、竹に関する研究をおこない、その結果「余った竹を、加工して家畜の飼料に混ぜると、家畜の嫌なニオイが消えたり、病気になりにくくなったりする」ことが判明。「株式会社アプリとサプリ」では、その事実をもとに人間用の「竹サプリ」を開発したのです。「孟宗竹」を粉砕した、「孟宗竹粉」の95%は穀物繊維。さらに「孟宗竹」はアミノ酸16種類が含まれるすぐれもの。オンラインショップで「竹乃力」はオンラインショップでの販売のみ。90粒入り(一ヶ月分)3,980円。【参考】・鹿児島県産孟宗竹100%使用のサプリメント 『竹乃力』が@cosmeクチコミランキング健康サプリメント部門1位獲得!・竹乃力
2014年06月21日映画『謝罪の王様』のニューヨークプレミアが、現地時間4日に開催され、主演の阿部サダヲと共演の竹野内豊が、自由の女神の前で、物語のキーとなる“わき毛ボーボーダンスの自由の女神ポーズ”を披露した。その他の写真本作は『舞妓 Haaaan!!!』『なくもんか』の水田伸生監督、脚本の宮藤官九郎、主演の阿部が三度顔を合わせた痛快ブラック・コメディで、阿部演じる“謝罪師”なる架空の職業を生業にする男が、さまざまなトラブルを“謝罪のテクニック”を駆使して解決していく姿が描かれる。上映後のQ&Aでは、日本とアメリカの文化の違いについての質問が飛び出すなど、日本独自といわれている“謝罪文化”にニューヨーカーは興味津々の様子で、阿部は「笑ってくれてる人が多くてうれしかった。謝ることは、トラブルの解決になることはもちろん、和やかに過ごせる道具でもあるんだと思う」と語り、スゴ腕の弁護士役を演じた竹野内は「ニューヨークに来て、謝罪文化が受け入れられるのかが心配でしたが、一体となって観れたことが本当にうれしかった」と観客の反応に手ごたえを感じたようだ。また、ふたりは自由の女神や、タイムズスクエア、ブルックリン橋で、劇中に登場する“自由の女神ポーズ”でフォトセッションを敢行し、まさかのコラボレーションを実現させた。『謝罪の王様』9月28日(土)全国ロードショー
2013年09月06日海外の映画関係者のあいだで、その独創性が大反響を呼んだ異色アニメーション『放課後ミッドナイターズ』、竹清仁監督のインタビューをお届け。●オリジナル短編「放課後ミッドナイト」の映画化ということですが、なぜ人体模型や骨格標本を主人公にするという構想に至ったのですか?別の仕事でモーションキャプチャーを扱ったときに、役者さんの緊張ぐあいなど“素の感じ”が鮮明に出ることが面白いなと思ったのがきっかけです。モーションキャプチャーで作るメリットは、お芝居を超えた人間臭さが出るということなんですが、それがアニメと重なったらとても面白い画になるんじゃないかと思いました。それからどんな主人公にしようかと考えたんですが、最もモーションキャプチャーのメリットが出やすい人体模型と骨格標本というキャラクターを考え、そいつらが夜な夜なコミカルなやりとりをしているストーリーを作り上げていきました。●人体模型が動き出すというストーリーはご自身が小学校時代に描かれていたイメージなのでしょうか?それもあるかもしれませんね。どこの学校にもある都市伝説ですが、人体模型が夜な夜な動きだしたり、音楽室のモーツァルトの絵がこちらを見るとか、僕も子供の頃に友達と夜の学校に忍び込んで、のぞきに行った経験があるので、そういった思い出がアイデアに結びついているのかもしれません。●構想7年、制作に5年と伺いましたが、完成までに一番苦労した点、楽しかった点を教えてください。苦労した点は、長編の初監督作品なので、制作のペースがわからないことでしたね。走ったことのない長距離マラソンに挑戦するようなものでした。短距離走や中距離走レベルの尺の作品はいくつも制作したのですが、長尺の経験がなかったので、もうそろそろ30キロ地点まで来たかなと思ったら、プロデューサーに「いや、まだ15キロぐらいだよ」なんて突っ込まれながら必死でやりました(笑)。楽しかった点というか、我ながら良いキャラクターが生まれたなーというのが嬉しい点ですね。●この作品に込められた「テーマ」を監督のお言葉にてお聞かせください。テーマはですね、ズバリありません。僕が中学生の頃は劇場に行くと「ゴーストバスターズ」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、「グレムリン」とかが上映されていて、テーマ性のある映画というよりも、娯楽映画の側面が強い作品ばかりでした。僕はそういった作品がすごく好きなんです。だから今回の作品も、何も考えずにしっかり楽しませられるものにしたいなと考えて作りました。あえて言うなら、テーマ性のある映画も僕個人では好きで観ますが、今回はシンプルに楽しめる作品を観てほしいというところに立ち返りました。●制作中、最もこだわった点、最も観てほしい点を教えてください。主役が人体模型の映画ってたぶん世界で初めてだと思うんですが、リスキーだし、最終的には選ばれないと思うんですよね。こんな気持ち悪い主役が受け入れられるはずがない、と。でもうまくやれば、むしろ面白味のあるキャラクターになるし、好きになってもらえるな、と考えました。人体模型のキュンストレーキという主人公は、ちょっと性格がねじれている部分はあるけど怖がりで憎めない奴、というキャラクターにするさじ加減には非常に気をつけました。●声優を務められた山寺宏一さんと田口浩正さんの印象を教えてください。お二人へはほとんど演技指導的なものはほとんど何も注文せず、とにかくお二人の自然な掛け合いでやって頂きました。僕は現場で終始笑いっぱなしで、お二人に声優をやって頂いて本当に良かったと思います。僕が予想しているレベルよりも数段良い出来になりました。山寺さんは現場に入る前にはキュンストレーキのキャラクターをしっかり作り上げてこられていて、それがすでにバッチリだったんですね。逆に田口さんは現場に入られてから、山寺さんのキュンストレーキに合わせて声の調子をコントロールするといった感じで、お二人とも本当に素晴らしい役者さんでした。●楽しみにしているお客様向けに最後に一言をお願い致します。ちょっと怖そうに見えますけど、理屈抜きで楽しめる娯楽作品になったと思います。ポップコーンムービーなので、軽い気持ちでお友達やご家族皆さんで劇場に観に来てください!作品情報『放課後ミッドナイターズ』企画・監督:竹清仁声の出演:山寺宏一、田口浩正、戸松遥、雨蘭咲木子、寿美菜子ほか配給:ティ・ジョイ8月25日(土)新宿バルト9ほかアジア一斉公開(C)AFTER SCHOOL MIDNIGHTERS PARTNERSHIP
2012年08月21日エドウインはこのほど、夏用ジーンズとして、日本人の生活の中でも涼感ある素材としてイメージが定着している天然素材「白樺」「竹」「麻」の繊維や成分をブレンドした3種類のジーンズを発売した。「クールフレックス 白樺」は、白樺の成分から製造されるキシリトールの持つ吸熱反応特性に着目し、涼感加工に仕立てられた、股上深めのすっきりとしたトラウザー型のシルエットのクールビズ対応パンツ。カーキ / ベージュの2色展開、価格は7,497円。「クールフレックス 竹」は、表面にある無数の溝が水分を吸収しやすく、蒸発しやすい特性があり、ポリエステルフィラメントと組み合わせることで、より優れた吸湿速乾性能を持つパンツに。シルエットはややゆとりのあるリラックス・フィット。ワンウォッシュ・デニム / グレー / カーキ / ライトグレーの4色を展開し、価格は7,245円となっている。「クールフレックス 麻」は麻繊維の特徴を生かし、水分を吸収・蒸発しやすい吸湿速乾性能のパンツに。定番レギュラー・ストレートの403シルエットで、ワンウォッシュ・デニム / 中色ブルーデニム / 淡色ブルーデニム / カーキ / ベージュ / アーミーグリーン / ブラックの7色展開。価格は7,245円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月07日芝浦工業大学、東急ハンズは、4月28日~30日の3日間、全国の東急ハンズ21店舗(銀座店、名古屋店、アネックス店除く)で、「構造学を学んで日本一の竹ひごタワーにチャレンジ!」を開催する。このイベントは、芝浦工業大学建築学科・小澤雄樹准教授の監修により、建築の構造学を学びながら、竹ひごと輪ゴム・粘土を使い、制限時間内にいか に高くタワーを築いていくかを競うコンテストである。芝浦工業大学の学問と東急ハンズのものづくり精神を融合させたイベントだ。東急ハンズの実施21店舗で同時開催し、同じルールのもとで競い合い、日本一のタワーを築く。仲間・親子など、2名1チームで参加できる。また、日本一の高さやデザイン性にすぐれた作品には、芝浦工業大学デザイン工学科・戸澤幸一教授が研究の一環として行っている金型技術の中で、写真から3Dに起こして金型を作る技術を使い、製作者にはオリジナルで「じぶんの顔の金型」をプレゼントするという特典もつく。イベント詳細はWebサイトにて。また、東急ハンズの開催店舗の場所や連絡先等詳細については、東急ハンズWebサイトで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月26日三谷幸喜監督最新作『ステキな金縛り』の完成披露試写会が9月21日(水)に開催され、三谷監督をはじめ深津絵里、西田敏行、中井貴一、阿部寛、竹内結子、浅野忠信、KAN、木下隆行(TKO)、生瀬勝久が舞台挨拶に登壇。台風直撃のさなかにもかかわらず詰めかけた観客に向け、感謝の思いを口にした。夕方の記者会見に続いての舞台挨拶となったが、台風15号の影響で都内随所で交通機関は麻痺状態。観客がほとんど来ないことも予想されたが350人もの人々が映画館に足を運んだ。深津さんは「感動しました。一生忘れません!」と感激の面持ち。舞台の本場、ブロードウェイでは初日が雨だと成功するというジンクスがあるそうで「これだけの雨だとどれだけ素敵なことが起こるか?」と期待を口にする。「映画の感想なんてどうでもいいです!」と興奮気味に感謝の思いを伝えた。西田さんは「大丈夫?」と詰めかけた観客を心配そうに見渡し「あとで一人一人にハグしたい!」とユーモアたっぷりに感謝の思いを語った。竹内さんは憧れの三谷作品への出演を果たして喜色満面。一方で観客に対して「どうかお気をつけてお帰りください」と気遣っていた。実力派俳優陣に囲まれたKANさんは、俳優経験がないとあって「完全に意味分からないまま連れて来られた感が、小さく炸裂しています」と苦笑い。だが、劇中では中井さん、西田さん、阿部さん、小林隆と共に“法廷ボーイズ”を結成し、バックコーラスでその歌声を響かせる。歌に関しては本職のKANさんだが、中井さんら仲間たちの歌唱力を絶賛。中井さんや阿部さんはレコードを出した経験があり、西田さんに至っては紅白出場経験も。西田さんは得意げに、なぜか少し訛りながら「紅白出てるし、こないだも福島でライヴやってジャンピングして、足やっちゃったのよ。僕は基本、ロッカーですから」と語り会場は笑いに包まれた。本職の俳優でないという点では木下さんも同じだが「最初はドッキリと思ってて、いつ底が抜けるのかと思ってた」と告白。ようやく完成披露を迎えてホッと一安心、といったところだったが、三谷監督の「まだ分かりませんよ」という言葉に戦々恐々といった様子だった。中井さんも観客席を見渡し「深津さんがおっしゃったとおり、映画のことなんてどうでもいいです!ここに来てくださっただけで胸がいっぱいです」と思いを語った。そして最後にマイクを握った三谷監督は「感動しました!もう公開なんてしなくていい!」とまで語り、司会者から慌てて制止されていた。さらに、自身が“5”という数字に深く関係していることを告白。「今年、50歳になってこの映画が監督5作目で、今日の台風は15号。5月に離婚して5か月が経って、5キロやせて5キロまた戻りました。健康診断に行ったら普通の人より小腸が短くて5メートルでしたし、好きな言葉は五十歩百歩。好きなひな人形は五人囃子です!」と自虐をまじえて語った。そして「ここまで来たら興行収入50億円…いや、色を付けて55億5,555円を目指したい」とぶち上げ、会場は大きな拍手に包まれた。『ステキな金縛り』は10月29日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ステキな金縛り 2011年10月29日より全国東宝系にて公開© 2011フジテレビ 東宝■関連記事:三谷幸喜の作詞で深津絵里&西田敏行がデュエット!KAN、中井貴一、阿部寛らも参加新宿コマ劇場の跡地に地上130メートルのシネコン&ホテル建設
2011年09月21日三谷幸喜がメガホンを握る『ステキな金縛り』の主演を務める深津絵里と西田敏行がスペシャルユニットを結成し、三谷監督が作詞した本作の主題歌を歌うことが決定!さらに、本作に出演する中井貴一、KAN、阿部寛、小林隆が“法廷ボーイズ”としてコーラスを担当することも明らかになった。今年、三谷さんは50歳の誕生日を迎えるが、“三谷幸喜生誕50周年スペシャル企画 三谷幸喜大感謝祭”と銘打って、芝居や映画、TVドラマに小説など7本の新作を発表する予定。本作はそのうちの1本で、崖っぷちの女弁護士が落ち武者の幽霊の力を借りて、殺人事件の真相を究明していくというコメディ。主題歌のタイトルは、映画のサブタイトルでもある「ONCE IN A BLUE MOON」。劇中、息の合った演技を見せる2人が、エンドロールでもその美しい歌声を響かせる。三谷監督の前作『ザ・マジックアワー』でも共演している2人だが、特に深津さんは劇中で「I’m Forever Blowing Bubbles」を披露しており、2作続けて歌と演技で魅せることに。しかも今回は、歌手として紅白歌合戦出場経験を持つ西田さんとのデュエット。果たしてどんな楽曲となっているのか?今回、発表された歌詞の中には「あの夜、出会った 不思議な髪の人」とあるが、これはまさに落ち武者状態の不思議な髪形の西田さんのこと?エンドロールでも劇場に笑いがあふれることになりそうだ。また法廷のシーンでは、深津さん演じるエミの前に立ちはだかる敏腕エリート検事役で中井貴一、殺人事件の容疑者役でミュージシャンのKAN、エミの弁護士事務所のボスとして阿部寛、そして裁判官には小林隆と4人のキーマンが出演しているが、彼らが“法廷ボーイズ”を結成し、コーラスを担当!夢の競演が実現する。三谷監督は今回の主題歌の経緯を以下のように説明する。「そもそも、子供の頃からディズニー映画でよく使われている、劇中で時間の経過を音楽(挿入歌)で綴るという演出が大好きで、自身の作品でも一度取り入れたいと考えていたところから、今作の企画の段階で、挿入歌としてこの楽曲を作ることにしました。そして、とても素晴らしい楽曲ができたので主題歌にも採用することになりました。歌い手に関しては、曲を作る際に、エミの気持ちを歌った曲、エミと六兵衛の関係性を歌った曲にしようと考えたので、『ザ・マジックアワー』でも歌を披露してもらい、更に舞台デビューがミュージカル(『アンの青春』(’92))だった深津さん、ミュージカルスターでもあり歌手としても大活躍中の西田さんにデュエットでお願いすることにしました。法廷ボーイズに関しては、ちょうど楽曲が上がったときに中井さんも居合せ、一緒に聞いたらとても喜んでくれたので、協力をお願いしました。更に、KANさんはプロのミュージシャンですし、小林さんもミュージカルで活躍している、阿部さんもとても声が良いということで、法廷に関わる4人に“法廷ボーイズ”としてコーラスで参加してもらうことにしました。声の良い人が法廷に集まっていました。作詞に関しては、エミと六兵衛の関係性を謳いながらも、カラオケなんかでも歌いやすいように、限定し過ぎず、ラブソングにもなるような色々な意味を含ませることを意識しました。いまは、サントラとしての発売ですが、できればシングルカットをして、紅白を目指したいです。ただその場合、紅と白、どちらで出るか…。深津さんは紅と言ってましたが…」と早くも紅白歌合戦を意識?なお、三谷さんが歌詞を手がけるのは平井堅の「一人じゃない」(作詞:三谷幸喜作曲/歌:平井堅)以来となる。今後、8月中に深津さんと西田さんがレコーディングを行い、法廷ボーイズの収録は9月に行われる予定。楽曲は10月5日(水)発売。『ステキな金縛り』は10月29日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ステキな金縛り 2011年10月29日より全国東宝系にて公開© 2011フジテレビ 東宝■関連記事:新宿コマ劇場の跡地に地上130メートルのシネコン&ホテル建設
2011年07月14日映画『悪人』がモントリオール世界映画祭に続き、釜山国際映画祭(PIFF)にも登場!10月11日に主演の妻夫木聡、深津絵里、李相日監督が来場しての舞台挨拶が行われた。すでに香港、台湾、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ブルネイなどアジア各国での配給が決定し、ハリウッドからのリメイクのオファーが届くなど、その注目はすでに世界規模。この日は、釜山で最大級のキャパシティを誇る大映シネマ(Daeyoung Cinema)にて上映および舞台挨拶が開催された。妻夫木さんは『ジョゼと虎と魚たち』やドラマ「オレンジデイズ」などで韓国での人気に火がつき、日韓合作の『ノーボーイズ、ノークライ』への出演もあって韓国にもファンが多い。拍手と歓声に包まれて登場すると「アンニョンハセヨ!妻夫木聡です。みなさんにお会いできて光栄です」と韓国語で挨拶。そして「モントリオールで、『悪人』で韓国に来れたらいいね、と話していたのですが、こうやって実際に釜山に来られて嬉しいです」と笑顔を見せた。深津さんも「アンニョンハセヨ。李監督、妻夫木さんと、こうやってみなさんにお会いできたこと、『悪人』を韓国のみなさんに観てもらったこと、そして大好きな韓国料理をいただけるなんて、本当に素敵な日となりました」と語り声援を浴びた。さらに舞台挨拶の後、興奮冷めやらぬまま妻夫木さんらは本映画祭の象徴でもあるPIFF広場に設置された屋外ステージに上がり、2,000人を超えるファンの前に登場。「『春の雪』以来2度目の釜山ですが、韓国に来てこうやってみなさんにパワーをもらうと嬉しいですし、もっともっと頑張らなければと思います」(妻夫木さん)、「こんなにみなさんから温かい目で見つめられると、ちょっとクセになるくらい嬉しいです。またみなさんに映画を観てもらえるよう、いい作品を作ってまた釜山にうかがいたいと思います」(深津さん)とそれぞれ喜びと感謝を口にした。李監督は観客からの「日本と釜山の観客の違いは?」との質問に「日本の観客はこんなに騒ぎません(笑)」と改めて韓国のファンの熱気を強調。「すごい熱烈すぎてクラクラするのですが、韓国での公開が決定したら、『悪人』をぜひみなさん観て下さい」と呼びかけた。釜山国際映画祭は10月15日(金)まで開催。『悪人』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:悪人 2010年9月11日より全国東宝系にて公開© 2010「悪人」製作委員会 第15回釜山国際映画祭 [映画祭]■関連記事:宮崎あおい&大竹しのぶに韓国人ファン熱狂「ステキ!」、「カワイイ!」と声援安藤政信が釜山登場!米中合作アクションコメディで天才料理人を熱演『悪人』凱旋初日深津「妻夫木さんの賞でもある」妻夫木は感涙深津絵里、モントリオール映画祭で最優秀女優賞!「全てのスタッフにいただいた賞」『悪人』にモントリオール喝采!妻夫木聡&深津絵里も現地の反応に感激
2010年10月13日モントリオール世界映画祭で『悪人』(李相日監督)に出演している深津絵里が最優秀女優賞を受賞した。本作は吉田修一の同名小説の映画化作品で、ある殺人事件を巡る被疑者、被害者、その遺族、被疑者の家族などの姿を通して、真の“悪人”とは何者かを問いかけるドラマ。深津さんは、妻夫木聡演じる殺人犯・祐一に付き添い、逃避行を繰り広げる女性・光代を演じており、全編にわたって九州の方言での演技で、官能シーンにも果敢に挑戦している。妹と二人暮らしで紳士服量販店に勤め、ほとんど地元の街から出たことのない、どこか垢抜けない女。そんな彼女が出会い系サイトを通じて祐一と出会い胸を躍らせるも、突如、彼から殺人を犯したという告白を受け、彼の逃避行に付き従う。登場からラストまで、揺れ動く心情を繊細に表現。北米の地でも高い評価を受け、見事、最優秀女優賞に輝いた。日本映画の同映画祭における受賞は2008年の『おくりびと』の最優秀作品賞と『誰も守ってくれない』の脚本賞(君塚良一)、2009年の『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』の監督賞(根岸吉太郎監督)に続き3年連続。また同最優秀女優賞の日本人受賞は1983年の『天城越え』における田中裕子の受賞以来の快挙となる。授賞式で壇上に上がった深津さんは「ありがとう、メルシーボク。私がここで手にしている賞は『悪人』という作品を作った全てのスタッフにいただいた賞だと思っています。本当に嬉しいです。日本にいるキャスト、スタッフのみんなにこの喜びを伝えたいです。ありがとうございました」と挨拶。授賞式後にコメントを求められた際も「監督の演出がなければあの演技はできなかったと思うし、(相手が)妻夫木さんでなかったら獲れなかった賞だと思います」と謙虚に監督と共演の妻夫木さんへの感謝を口にした。李相日監督は「役者の力を見せつけられた。全員で勝ちとったと思います」と語り、妻夫木さんも「夢のような感じがします。僕らの熱が伝わったと思います。深津さんがいたからこそ、高め合って、支え合って撮影できた。なにか家族が賞を獲ったような気がします」と喜びを語った。『悪人』は9月11日(土)より全国東宝系にて公開。今後、国内の賞レースでも注目を集めそうだ。■関連作品:悪人 2010年9月11日より全国東宝系にて公開© 2010「悪人」製作委員会■関連記事:『悪人』にモントリオール喝采!妻夫木聡&深津絵里も現地の反応に感激『悪人』の李相日監督がハンディカムCMを演出!真夏の大騎馬戦を珠玉のドラマに妻夫木聡は自称“仕事人”「仕事ください」妻夫木聡らが日本代表に声援!…も、樹木希林は「サッカーは頭の細胞に悪そう!」
2010年09月07日森迫永依がシネマカフェに向けて「メリークリスマス!」――。まもなく公開される、日仏の才能が集結して作り上げたCGアニメーション『よなよなペンギン』の魅力を語ってくれた特別映像が到着した。12歳にしてすでに“名女優”との呼び声が高い森迫さんが、今回演じたのは、いつか空飛ぶことを夢見る主人公の少女・ココ。森迫さんの優しい笑顔とメッセージに思わずほんわかすること間違いなし!森迫さんのロングインタビューも追って掲載。彼女が考える、演じる上での“女優”と“声優”の違いとは?今回のココ役での新たな挑戦、そして来年に向けた目標などたっぷりと語ってくれた。12歳の可憐な少女の“女優魂”に感服!『よなよなペンギン』は12月23日(水・祝)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。こちらの動画メッセージは、MOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY森迫永依インタビュー:coming soon■関連作品:よなよなペンギン 2009年12月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 りんたろう・マッドハウス/『よなよなペンギン』フィルムパートナーズ・DFP
2009年12月21日まもなく公開を迎える日仏合作の3Dアニメーション『よなよなペンギン』。質の高い映像と物語に加え、本作の目玉となっているのが森迫永依演じる主人公のココと“アミーゴペンギンズ”が歌って踊る主題歌「アミーゴペンギン」。このかわいいダンスにフィーチャーしたダンスイベントが全国各地で開催されている。関西屈指の巨大水族館・海遊館(大阪市)および都内のよみうりランド(稲城市)で開かれたイベントには森迫さんも参加し、ダンスを披露した。家族連れでにぎわう海遊館には森迫さんとアミーゴペンギンズに加え、昨年春までNHKの“うたのおにいさん”を務めた今井ゆうぞうも登場した。今井さんが、会場に集まった子供たちに、「アミーゴペンギン」のダンス“よなペンダンス”をレクチャーし、会場全体でダンス!会場は大きな盛り上がりを見せた。森迫さんは「友達を助けるために一生懸命なココの姿に勇気づけられる映画です。今日はこんなに大勢で踊れてとっても楽しいですね!」と笑顔を見せた。この後、報道陣向けの記者会見が開かれたが、場所は海遊館のペンギン・ブースのど真ん中。森迫さんが現れると、水槽の中のペンギンたちがにわかに動き出し、森迫さんの周りへ。“生”ペンギンによる“囲み取材”にちょっとびっくりの森迫さん。でも、かわいいペンギンたちの動きにすっかり魅了されたようで「私もココと一緒で、小さい頃から、ペンギンさんが大好きでした。今日はこんなに近くで見られて嬉しいです!」と喜びを語った。そして翌日には森迫さんは帰京し、よみうりランドへ。巨大屋外オープンシアターにて再び今井さんと一緒にダンス・イベントに参加した。ここでも全員総立ちで「アミーゴ!」と決めのポーズ!西と東で連日にわたって行われたイベントはどちらも大盛況の内に幕を閉じた。『よなよなペンギン』は12月23日(水・祝)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:よなよなペンギン 2009年12月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 りんたろう・マッドハウス/『よなよなペンギン』フィルムパートナーズ・DFP■関連記事:ペンギン姿の森迫永依ちゃん、消防庁から表彰次は「一番演技が上手い賞がほしい」冬一番、心温まる奇跡のファンタジー『よなよなペンギン』ファミリー試写会に50組200名様ご招待【TIFFレポート】友情がテーマの映画で爆笑・太田、田中を離婚ネタでイジり通す爆笑・太田暴走!『よなよなペンギン』監督と宮崎駿の悪口語り合った?
2009年12月14日フォークが全盛を誇る70年代初頭、日本にロックという新風を巻き起こして以来30余年間、一切ぶれることなく、ロック街道をノンストップで突き抜けてきたスター、矢沢永吉。この不世出のカリスマの軌跡を映し出したドキュメンタリー『E.YAZAWA ROCK』がこの秋、公開される。実は、矢沢さんは昨日9月14日(月)が60回目の誕生日、つまり還暦を迎えたわけだが、この記念すべき日に、この映画が10月開催の第22回東京国際映画祭の特別招待作品として上映されることが正式に発表された!2007年、矢沢さんが成し遂げた前人未踏の偉業、武道館100回公演のライヴシーンを軸に、ビートルズに憧れた少年時代、まだロックが認めれられていなかった時代に鮮烈に飾ったデビュー、そして音楽界の先頭を走り続ける彼の軌跡に迫る本作。自身の人生をふり返る数々の言葉から、彼の素顔が明らかになる。さらに今回、このスーパースターのお宝写真を使った限定セット券が発売されることも決定。79年、アメリカ一人旅中にバスの中で眠る姿、99年、横浜競技場で開催した50歳のバースデイライヴ時に、感極まり涙を浮かべる姿、そして2007年の武道館100回目のライヴシーン。矢沢さんの歴史を語る、ファン垂涎の写真が3枚綴りでプリントされている。5,000枚限定のこのプレミアチケットは、9月19日(土)より矢沢永吉オフィシャルショップ<DIAMOND MOON>にて発売。『E.YAZAWA ROCK』は10月21日(水)、東京国際映画祭にて上映されたのち、11月21日(土)より全国にて公開。■関連作品:E.YAZAWA ROCK 2009年秋、全国東映系にて公開©映画「ROCK」製作委員会第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催■関連記事:闘魂・猪木が東京国際映画祭に殴りこみ!辻仁成とタッグで『ACACIA』コンペ出品東京国際映画祭、今年の審査委員長に『バベル』イニャリトゥ監督が就任!
2009年09月15日