第47回日本アカデミー賞の授賞式が8日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、受賞者たちが登場した。○■第47回日本アカデミー賞 授賞式に伊藤健太郎が登場映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』で優秀助演男優賞に輝いた伊藤健太郎。「初めて坊主にさせていただいたんですけど、特攻隊の役をやらせていただく上で、坊主にしたら気が引き締まるというか、気合いが入るので、できてよかったなと思いました」と語る。撮影現場で自ら豚汁を作り振る舞っていたことが明かされると「すごく寒い撮影だったので、一つあったかいものがあればと」と照れた様子に。同作主演の福原遥は「めちゃめちゃおいしかったです。朝早くから野菜を全部切って、みんなに分けて。寒い中だったので本当においしかったですし、現場のムードメーカーでいつも明るくしてくださいました」と感謝した。2019年に第42回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞して以来の登場となった伊藤。役者のキャリアが中断したこともあったが「本当にたくさんの方に支えられながらここにいるということ、感謝と共に喜びをすごく感じています」と心境を吐露した。(C)東京写真記者協会○■『第47回日本アカデミー賞』の主な受賞作品・受賞者※作品名は対象作品・優秀作品賞『怪物』『ゴジラ-1.0』『こんにちは、母さん』『福田村事件』『PERFECT DAYS』・優秀アニメーション作品賞『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』『君たちはどう生きるか』映画 『窓ぎわのトットちゃん』劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』『BLUE GIANT』・優秀外国作品賞『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『バービー』『パリタクシー』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』『TAR/ター』・優秀監督賞ヴィム・ ヴェンダース『PERFECT DAYS』是枝裕和『怪物』成田洋一『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』森達也『福田村事件』山崎貴『ゴジラ-1.0』・優秀主演男優賞阿部サダヲ『シャイロックの子供たち』神木隆之介『ゴジラ-1.0』鈴木亮平『エゴイスト』水上恒司『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』役所広司『PERFECT DAYS』・優秀主演女優賞綾瀬はるか『リボルバー・リリー』安藤サクラ『怪物』杉咲花『市子』浜辺美波『ゴジラ-1.0』吉永小百合『こんにちは、母さん』・優秀助演男優賞磯村勇斗『月』伊藤健太郎『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』大泉洋『こんにちは、母さん』加瀬亮『首』菅田将暉『銀河鉄道の父』・優秀助演女優賞安藤サクラ『ゴジラ-1.0』上戸彩『シャイロックの子供たち』永野芽郁『こんにちは、母さん』浜辺美波『シン・仮面ライダー』松坂慶子『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』・新人俳優賞アイナ・ジ・エンド『キリエのうた』桜田ひより『交換ウソ日記』原菜乃華『ミステリと言う勿れ』福原遥『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』市川染五郎『レジェンド&バタフライ』黒川想矢『怪物』高橋文哉『交換ウソ日記』柊木陽太『怪物』・話題賞作品部門…『キリエのうた』俳優部門…山田裕貴『キングダム 運命の炎』『ゴジラ-1.0』『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-/-決戦-』『BLUE GIANT』(声の出演)
2024年03月08日第47回日本アカデミー賞の授賞式が8日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、受賞者たちが登場した。○■磯村勇斗「チームの皆さんと一緒に喜びを分かち合いたい」映画『月』で最優秀助演男優賞を受賞した磯村勇斗。「本当に、この華やかな映画祭でこのような賞をいただけたこと、大変嬉しく思います。映画『月』は参加するにあたっても作るにあたっても公開するにあたってもたくさんの壁があって、映画1本お客様の前に届けるのがどれだけ大変なのかを痛感した作品でもあります」と振り返る。さらに「自分は今は亡きスターサンズの河村(光庸)さんにお声をかけていただいて、それを石井裕也監督、スタッフの皆さん、キャストの皆さんと、難しい作品に挑戦して覚悟を持って臨んだので、いただいた賞は自分でもらうというよりは、最後まで公開することができた、チームの皆さんと一緒に喜びを分かち合いたいなと思っております」と周囲にも感謝。「まだ世の中不安定なことたくさんありますけど、自分の素足でしっかり地に足つけて、またスクリーンで生きていきたいなと思っています。本当にありがとうございました」と締め括った。この日は会場で神木に会うのを楽しみにしていたそうで、神木は「まさかのですよ。それをお伺いして。僕もめちゃくちゃ会いたかったです」と応える。磯村は「ちょこちょこ会ってはいるんですけど、会うとペタペタしあうんですよね」と笑顔になり、神木も「『磯村~!』って喜びを分かち合うんです。今日も……」と続ける。「ずっとペタペタしてたね」(磯村)、「心細くて」(神木)と言い合い、磯村は「子供みたいに無邪気になれるんですよね、神木くんに会うと」と語った。○■『第47回日本アカデミー賞』の主な受賞作品・受賞者※作品名は対象作品・優秀作品賞『怪物』『ゴジラ-1.0』『こんにちは、母さん』『福田村事件』『PERFECT DAYS』・優秀アニメーション作品賞『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』『君たちはどう生きるか』映画 『窓ぎわのトットちゃん』劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』『BLUE GIANT』・優秀外国作品賞『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『バービー』『パリタクシー』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』『TAR/ター』・優秀監督賞ヴィム・ ヴェンダース『PERFECT DAYS』是枝裕和『怪物』成田洋一『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』森達也『福田村事件』山崎貴『ゴジラ-1.0』・優秀主演男優賞阿部サダヲ『シャイロックの子供たち』神木隆之介『ゴジラ-1.0』鈴木亮平『エゴイスト』水上恒司『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』役所広司『PERFECT DAYS』・優秀主演女優賞綾瀬はるか『リボルバー・リリー』安藤サクラ『怪物』杉咲花『市子』浜辺美波『ゴジラ-1.0』吉永小百合『こんにちは、母さん』・優秀助演男優賞磯村勇斗『月』伊藤健太郎『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』大泉洋『こんにちは、母さん』加瀬亮『首』菅田将暉『銀河鉄道の父』・優秀助演女優賞安藤サクラ『ゴジラ-1.0』上戸彩『シャイロックの子供たち』永野芽郁『こんにちは、母さん』浜辺美波『シン・仮面ライダー』松坂慶子『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』・新人俳優賞アイナ・ジ・エンド『キリエのうた』桜田ひより『交換ウソ日記』原菜乃華『ミステリと言う勿れ』福原遥『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』市川染五郎『レジェンド&バタフライ』黒川想矢『怪物』高橋文哉『交換ウソ日記』柊木陽太『怪物』・話題賞作品部門…『キリエのうた』俳優部門…山田裕貴『キングダム 運命の炎』『ゴジラ-1.0』『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-/-決戦-』『BLUE GIANT』(声の出演)(C)東京写真記者協会
2024年03月08日『月』の磯村勇斗が、第47回日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞を受賞。磯村さんは第45回新人俳優賞以来の受賞となったが、受賞スピーチでは曇りのない眼差しで「スクリーンで生きていきたい」と語っていた。助演男優賞には、磯村さんのほか、伊藤健太郎(『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』)、大泉洋(『こんにちは、母さん』)、加瀬亮(『首』)、菅田将暉(『銀河鉄道の父』)と新旧実力派がそろい踏み。誰が最優秀を受賞しても助演男優賞では初受賞という快挙が待っていた。『月』は、実際の障がい者殺傷事件を題材にした小説「月」を、石井裕也監督が同名映画化。磯村さんの演じたさとくんは、重度障がい者施設の職員で、殺傷事件の犯人となる青年。人当たりよく、入所者への対応も丁寧な一方で、“命”を裁こうとする。その原理、論理を見る者がどう感じるか、それぞれが思考する余白を残した。最優秀賞で窪田正孝から名前を読み上げられると、磯村さんはその場で一礼。壇上でブロンズ像をうけると、窪田さんとそっと握手を交わした。磯村さんは「ちょっとびっくり…」とブロンズ像を眺める。そして、「華やかな映画祭、アカデミーで賞をいただけて大変うれしく思います」とまずは感謝を口にした。その後、「『月』は参加にあたっても、作るにも、公開するにも、たくさんの壁があって。映画1本をお客さんに届けるのが、どれだけ大変か痛感した作品です。自分は今は亡きスターサンズの川村Pにお声をかけていただいて、石井監督とともに、スタッフ、キャストの皆さんと挑戦して覚悟をもって臨みました。この賞は自分でもらうというより、一緒に作り上げて最後まで公開することができた皆さんと一緒に喜びを分かち合いたいと思っています」と、作品への熱い思いを口にする。最後に、磯村さんは「まだ世の中不安定なことがたくさんありますけど、素足でしっかり、地に足をつけて、またスクリーンで生きていきたいと思っています」と力強くスピーチしていた。(シネマカフェ編集部)■関連作品:月 2023年10月13日より新宿バルト9、ユーロスペースほか全国にて公開(C)2023『月』製作委員会
2024年03月08日第47回日本アカデミー賞の授賞式が8日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、レッドカーペットに受賞者たちが登場した。男性俳優陣としては、新人俳優賞の市川染五郎、黒川想矢、高橋文哉、柊木陽太、優秀助演男優賞の磯村勇斗、伊藤健太郎、大泉洋、加瀬亮、菅田将暉、優秀主演男優賞の阿部サダヲ、神木隆之介、鈴木亮平、水上恒司、役所広司、話題賞の山田裕貴、プレゼンターの妻夫木聡、窪田正孝、松村北斗が登場。『怪物』で話題の子役や黒川想矢や柊木陽太は緊張した面持ちで歩き、常連の菅田は金髪で登場。阿部は周囲にピースし、神木らは周囲ににこやかに手を振るなど、楽しんでいる様子だった。(C)東京写真記者協会○■『第47回日本アカデミー賞』の主な受賞作品・受賞者※作品名は対象作品・優秀作品賞『怪物』『ゴジラ-1.0』『こんにちは、母さん』『福田村事件』『PERFECT DAYS』・優秀アニメーション作品賞『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』『君たちはどう生きるか』映画 『窓ぎわのトットちゃん』劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』『BLUE GIANT』・優秀外国作品賞『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『バービー』『パリタクシー』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』『TAR/ター』・優秀監督賞ヴィム・ ヴェンダース『PERFECT DAYS』是枝裕和『怪物』成田洋一『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』森達也『福田村事件』山崎貴『ゴジラ-1.0』・優秀主演男優賞阿部サダヲ『シャイロックの子供たち』神木隆之介『ゴジラ-1.0』鈴木亮平『エゴイスト』水上恒司『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』役所広司『PERFECT DAYS』・優秀主演女優賞綾瀬はるか『リボルバー・リリー』安藤サクラ『怪物』杉咲花『市子』浜辺美波『ゴジラ-1.0』吉永小百合『こんにちは、母さん』・優秀助演男優賞磯村勇斗『月』伊藤健太郎『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』大泉洋『こんにちは、母さん』加瀬亮『首』菅田将暉『銀河鉄道の父』・優秀助演女優賞安藤サクラ『ゴジラ-1.0』上戸彩『シャイロックの子供たち』永野芽郁『こんにちは、母さん』浜辺美波『シン・仮面ライダー』永野芽郁『母性』松本穂香『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』・新人俳優賞アイナ・ジ・エンド『キリエのうた』桜田ひより『交換ウソ日記』原菜乃華『ミステリと言う勿れ』福原遥『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』市川染五郎『レジェンド&バタフライ』黒川想矢『怪物』高橋文哉『交換ウソ日記』柊木陽太『怪物』
2024年03月08日第47回日本アカデミー賞の授賞式が8日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、レッドカーペットに受賞者たちが登場した。女性俳優陣としては、新人俳優賞のアイナ・ジ・エンド、桜田ひより、原菜乃華、福原遥、優秀助演女優賞の安藤サクラ、上戸彩、永野芽郁、浜辺美波、松坂慶子、優秀主演女優賞の綾瀬はるか、安藤サクラ、杉咲花、浜辺美波、吉永小百合、プレゼンターの岸井ゆきのが登場。片肌を見せた大胆なシャツにパンツスタイルの綾瀬やしっとり大人ドレスで美デコルテの上戸、着物姿の杉咲など、それぞれに華やかなドレスで魅了した。(C)東京写真記者協会○■『第47回日本アカデミー賞』の主な受賞作品・受賞者※作品名は対象作品・優秀作品賞『怪物』『ゴジラ-1.0』『こんにちは、母さん』『福田村事件』『PERFECT DAYS』・優秀アニメーション作品賞『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』『君たちはどう生きるか』映画 『窓ぎわのトットちゃん』劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』『BLUE GIANT』・優秀外国作品賞『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『バービー』『パリタクシー』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』『TAR/ター』・優秀監督賞ヴィム・ ヴェンダース『PERFECT DAYS』是枝裕和『怪物』成田洋一『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』森達也『福田村事件』山崎貴『ゴジラ-1.0』・優秀主演男優賞阿部サダヲ『シャイロックの子供たち』神木隆之介『ゴジラ-1.0』鈴木亮平『エゴイスト』水上恒司『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』役所広司『PERFECT DAYS』・優秀主演女優賞綾瀬はるか『リボルバー・リリー』安藤サクラ『怪物』杉咲花『市子』浜辺美波『ゴジラ-1.0』吉永小百合『こんにちは、母さん』・優秀助演男優賞磯村勇斗『月』伊藤健太郎『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』大泉洋『こんにちは、母さん』加瀬亮『首』菅田将暉『銀河鉄道の父』・優秀助演女優賞安藤サクラ『ゴジラ-1.0』上戸彩『シャイロックの子供たち』永野芽郁『こんにちは、母さん』浜辺美波『シン・仮面ライダー』永野芽郁『母性』松本穂香『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』・新人俳優賞アイナ・ジ・エンド『キリエのうた』桜田ひより『交換ウソ日記』原菜乃華『ミステリと言う勿れ』福原遥『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』市川染五郎『レジェンド&バタフライ』黒川想矢『怪物』高橋文哉『交換ウソ日記』柊木陽太『怪物』
2024年03月08日第47回日本アカデミー賞授賞式が3月8日(金)に行われ、優秀賞を受賞した豪華俳優陣がレッドカーペットを歩いた。レッドカーペットは新人俳優賞からスタート。市川染五郎(『レジェンド&バタフライ』)、黒川想矢(『怪物』)、高橋文哉(『交換ウソ日記』)、柊木陽太(『怪物』)が横一列で闊歩。4人はともに黒を基調としたスーツやタキシード姿となり、緊張の面持ちで歩いていた。続いて、同じく新人俳優賞を受賞したアイナ・ジ・エンド(『キリエのうた』)、桜田ひより(『交換ウソ日記』)、原菜乃華(『ミステリと言う勿れ』)、福原遥(『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』)の4名が登場。男性陣の黒一色とは対照的に、個性あふれる赤・白・黒・柄という、それぞれが異なるドレッシーないでたち。場のムードが一気に華やかになる。優秀助演女優賞からは、安藤サクラ(『ゴジラ-1.0』)、上戸彩(『シャイロックの子供たち』)、永野芽郁(『こんにちは、母さん』)、浜辺美波(『シン・仮面ライダー』)、松坂慶子(『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』)が登場。隣り合う安藤さんと上戸さんは、時折手を組んだりしながら、客席に手を振ったりと仲良く歩く。一方、松坂さんは着物姿でさすがの貫禄、あでやかな美しさが光った。優秀助演男優賞の磯村勇斗(『月』)、伊藤健太郎(『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』)、大泉洋(『こんにちは、母さん』)、加瀬亮(『首』)、菅田将暉(『銀河鉄道の父』)と平均身長が高くすらっとした俳優勢が登場すると、会場が一瞬どよめいた。中でも菅田さんは金髪(眉毛も金色)でひときわ目立った。にこやかに歩く面々の中でも、磯村さんと大泉さんとは目が合ったのか、笑い合っていた。そして、優秀主演男優賞の阿部サダヲ(『シャイロックの子供たち』)、神木隆之介(『ゴジラ-1.0』)、鈴木亮平(『エゴイスト』)、水上恒司(『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』)、役所広司(『PERFECT DAYS』)が登場する。最初に手をあげて阿部さんから入ってくると、客席もワーッと盛り上がった。神木さんや鈴木さん、水上さんも両手で手を振り、ファンサービスを敢行。阿部さんはピースサインをしたりと、5人が通りすぎるところは、どこからも歓声が上がった。優秀主演女優賞の綾瀬はるか(『リボルバー・リリー』)、安藤さん(『怪物』)、杉咲花(『市子』)、浜辺さん(『ゴジラ-1.0』)、吉永小百合(『こんにちは、母さん』)がやってくる。綾瀬さんはワンショルダーのみ露出したデザイン性の高いパンツルックで、意表を突いた格好よさを披露。杉咲さんは着物姿、吉永さんはまとめた髪に黒のロングドレスで登場した。最後にはプレゼンターでもある昨年の受賞者、妻夫木聡、岸井ゆきの、窪田正孝、松村北斗が4人で登場。岸井さんは、羽鳥慎一と授賞式の司会も務める。(シネマカフェ編集部)
2024年03月08日合同会社マーケットテイラーは、日本映画「Rules of Living(邦題:ハジマメシテ!)」が第30回「セドナ国際映画祭」のディレクターズチョイス:最優秀長編コメディ賞を受賞したことをお知らせいたします。第30回「セドナ国際映画祭」のコンペティション部門にノミネートされ、2024年2月28日にワールドプレミアを上映。3月3日にディレクターズチョイス:最優秀長編コメディ賞を受賞しました。賞を授与したプログラミングディレクターは、「選考の段階から審査員達の評価が最も高く、映画祭開催中も最も話題になっていた作品の一つで、一貫してトップの座を貫いた素晴らしい作品。最もこの賞に値する作品。」とコメントしています。ワールドプレミア同映画祭はアメリカはアリゾナ州のセドナで毎年開催されており、三大映画祭に次ぐセカンドレベルの国際映画祭の一つで、近年評価が高まっている注目の映画祭です。日本映画で同部門の同賞を受賞するのは今回が初めてとなります。「Rules of Living」のプロデューサーはジェフリー・ロウ、監督はグレッグ・デール。どちらも日本在住歴が長く、彼ら独特の目線で、日本の美しさや文化、人情、習慣などをフレッシュに、そしてユーモラスに描いています。国籍・文化を超えた友情と、人生半ばの自己再発見がテーマで、日本語と英語の両方で展開され、笑いあり涙ありの心温まるラブコメディです。ワールドプレミア(プロデューサー:ジェフリー・ロウ、監督:グレッグ・デール)映画祭での上映では、チケットが売り切れるほど好評で、「泣いて笑って心温まるキュートな映画」「今まで20年間セドナで観てきた映画の中で最も感動した!」「言葉の壁を超えた深い友情がテーマの映画」「この映画は世界を癒すことができる」等、アメリカ人視聴者から大変ポジティブなレビューを頂きました。セドナの美しい景色と(女優&監督の妻:宮本弥生、監督、プロデューサー、プロデューサー妻&エグゼクティブプロデューサー:鈴木由布子)南果歩、グレッグ・デール、椎名桔平、河北麻友子、すみれ、ジェフリー・ロウ、ヴィナイ・マーシーらが出演しています。■Rules of Living概要・作品名 :Rules of Living (邦題「ハジマメシテ!」)・副題 :「人生のセカンドチャンス」・製作年 :2023年・監督 :グレッグ・デール・プロデューサー:ジェフリー・ロウ・作品尺 :113分・ジャンル :長編ドラマ/コメディ・あらすじ :主人公・美久子は、49歳のバツイチ女性。母親の介護、キャリア、子供の自立等さまざまな悩みを抱え、義務感に押し潰されそうになりながらも、何の情熱や楽しみもなく淡々と毎日を過ごしている。そんなどこにでもいる女性が、事情により外国人男性をルームメイトに迎え入れ、交流する中で考え方や文化の違いなどから様々な気づきを得、人生のあり方を見つめ直していく心温まるストーリー。異文化が交差する中のコミカルなシーンや、日本的な情感が溢れる美しい場面も多く、国籍や世代を問わず楽しんでいただける作品になっています。本作品は、様々な生きづらさを感じる人が多い現代において、美久子と同世代の女性のみならず、幅広い世代に「本当の幸せな生き方」を問い、流される人生を見つめ直すきっかけになることを願って制作しました。作品紹介ページ: 予告編動画 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月07日本年度アカデミー賞に作品賞をはじめ5部門にノミネートされている『The Holdovers』の邦題が『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』に決定した。『サイドウェイ』アレクサンダー・ペイン監督とポール・ジアマッティの名コンビが再タッグ。原題の“Holdovers”とは直訳すると「残留者、留任者、名残」などの意味となる。1970年代の冬、多くの学生・職員がクリスマス休暇を家族と過ごす中、それぞれの事情で寮に残ることになった孤独な3人のクリスマスと新年を描いた本作。雪に閉ざされた学校の寮に残された彼らの時間を、“置いてけぼりのホリディ”として副題が追加された。すでに本作は、第81回ゴールデン・グローブ賞でポール・ジアマッティとダヴァイン・ジョイ・ランドルフが見事に主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)と助演女優賞を受賞。来週に授賞式が行われる第96回アカデミー賞では作品賞、脚本賞、編集賞、主演男優賞、助演女優賞の5部門にノミネートされており、全米の映画賞を席巻し続けている。『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』は6月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ 2024年6月21日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開Seacia Pavao / © 2023 FOCUS FEATURES LLC.
2024年03月07日第96回アカデミー賞長編アニメーション映画賞ノミネートの『ロボット・ドリームズ』が11月に公開されることが決定。特報とティザービジュアルが完成した。舞台は80年代のニューヨーク。一人ぼっちで暮らすドッグはある夜、通販番組に惹きつけられ電話に手を伸ばす。後日届いた大きな箱を胸を躍らせながら開封し、部品を組み上げるとロボットが完成。夏の煌めく陽気の下、ドッグとロボットは友情を深めていくが…。本年度米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞ノミネートの快挙を成し遂げ、アニー賞、ヨーロッパ映画賞、ゴヤ賞ほか、世界の名だたる映画賞を感動の渦に巻き込んでいる本作。監督を務めたのは、2012年に手掛けた『ブランカニエベス』が第27回ゴヤ賞にて作品賞を含む最多10部門を受賞したスペインを代表する名匠パブロ・ベルヘル。アニメーション映画へは初挑戦ながら、サラ・バロンのグラフィックノベルを基に、シンプルながらも切なく温かい傑作として結実させた。この度到着した特報は、人間の様に動物が生活する世界が舞台で、ニューヨークの街で一人暮らす主人公・ドッグが、電子レンジで調理する様子からスタート。“チン”という音が、部屋にこだまするほどの静けさと暗闇の部屋で、おもむろにブラウン管のテレビのチャンネルを回していると、目を引く通販番組が放映されていた。ジャズピアノの音色に乗せて宅急便で届いたのは、何とロボット!ドッグが自ら組み立てたロボットと共に暮らすこととなり、ぴょーんと大ジャンプをしている瞬間や、証明写真機で記念撮影を楽しみ、ブルックリン橋を望むベンチで仲良くちょこんと座っている様子などが映し出され、良きパートナーとして行動していることが確認できる。また『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞作品賞などを受賞したギレルモ・デル・トロ監督からは、「美しく、想像を遥かに超え、そして温かい」との称賛コメントが贈られている。併せて解禁されたティザービジュアルでは、ドッグとロボットのなかよしぶりが表現されており、キャッチコピーとして「その出会いに世界中が恋をした」というメッセージが添えられている。メイン写真でも親密な間柄とほっこりする世界が切り取られ、ワクワク、ドキドキの展開を予感させる、魅力に溢れた映像とビジュアルに仕上がっている。なお本編では、「アース・ウインド&ファイアー」の名曲「セプテンバー」に乗せて、世界観を彩りよく表現していくという。『ロボット・ドリームズ』は11月、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ロボット・ドリームズ 2024年11月、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL
2024年03月06日映画芸術科学アカデミーが3月10日に開催を控える第96回アカデミー賞授賞式のプレゼンター第三弾を発表した。エミリー・ブラント、シンシア・エリヴォ、アメリカ・フェレ―ラ、サリー・フィールド、ライアン・ゴズリング、アリアナ・グランデ、ベン・キングズレー、メリッサ・マッカーシー、イッサ・レイ、ティム・ロビンス、スティーヴン・スピルバーグ、メアリー・スティーンバージェン、アニャ・テイラー=ジョイ、シャーリーズ・セロン、クリストフ・ヴァルツ、フォレスト・ウィテカーの16名。これでプレゼンターは全41名となった。今回の発表で、ファンが特に喜んでいるのはアリアナの名前があったことだ。「アリアナがオスカーにやってくる!」「唯一無二のアリアナ・グランデ!」とXには興奮した様子のポストが多数寄せられている。11月に全米公開となる『Wicked(原題)』でアリアナとW主演するシンシアがプレゼンターを務めることにも「うれしい」との声が上がっている。また、これまでの発表で、「どうかプレゼンターに」とファンからリクエストが多かったライアンが選ばれたことにも満足気だ。ライアンは『バービー』のケン役で助演男優賞にノミネートされており、歌曲賞の候補となっている『バービー』の挿入歌「I’m Just Ken」を歌うことも決まっている。さらにプレゼンターも務めることになり、ライアンの活躍ぶりが目立つ授賞式になりそうだ。(賀来比呂美)
2024年03月06日「第96回アカデミー賞」ライブストリームに、映画『君たちはどう生きるか』(英題:The Boy and the Heron)より監督の宮崎駿とスタジオジブリ・プロデューサーの鈴木敏夫が登場した。宮崎監督10年ぶりとなる長編映画最新作『君たちはどう生きるか』は、監督が少年時代に感銘を受けた書籍「君たちはどう生きるか」からタイトルを採用し、全く別のオリジナルストーリーとして完成させた冒険活劇ファンタジー。海外でも注目され、「第96回アカデミー賞」では長編アニメ映画賞にノミネート。宮崎監督の長編アニメ映画賞ノミネートは、史上最多タイ4度目となる。今回映像では、宮崎監督と鈴木プロデューサーのコメントが流れた。物語について、自伝かと問われると、「いや、でもコロナ禍にあったことですね」と回答。7年という、これまでとは異なる長い製作期間をふり返り、「よく最後までいけた」「終わらない作品じゃないかと思いました」とコメントしている。「第96回アカデミー賞授賞式」は3月11日(月)7時~WOWOWにて生中継・ライブ配信。※宮崎駿監督の「崎」、正しくは「たつざき」(シネマカフェ編集部)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli
2024年03月04日鈴木亮平が、アジア・フィルム・アワード・アカデミー(以下、AFAA)よりアジア全域版アカデミー賞「第17回アジア・フィルム・アワード」(以下、AFA)にて「Excellence in Asian Cinema Award」を授与されることが決定。本賞には韓国の名女優、イ・ヨンエも受賞者に選ばれており、両受賞者は3月10日(日)に香港で行われる授賞式にも参加予定となっている。「Excellence in Asian Cinema Award」は、優れた才能を持つ映画人にスポットを当て、その映画人のアジア映画界・アジア文化における業績と貢献を称える賞。日本人としての受賞は、第9回(2015)の中谷美紀、第13回(2019)の役所広司、そして第16回(2023)の阿部寛に続く4人目となる。今回受賞した鈴木さんは、18歳で学生演劇を始め、演劇学校アクターズクリニックで学んだ後、森田芳光監督の『椿三十郎』(2007)で映画デビュー。その後、『ふたたび swing me again』(2009)で銀幕初主演を果たし、コメディ長編作品『HK 変態仮面』(2013)や連続テレビ小説「花子とアン」(2014)などでブレイク。2022年には『孤狼の血 LEVEL2』(2021)で冷徹で残虐非道なやくざを狂気に満ちた演技で演じ、日本アカデミー賞を含む5つの賞で最優秀助演男優賞を受賞。2023年には、『劇場版 TOKYO MER~走る緊急救命室~』と第35回東京国際映画祭コンペティション部門に選出された『エゴイスト』の2作品で主演を務め、いずれも高い評価を得た。『エゴイスト』前者では興行的に大ヒットを記録し、後者では国内4つの賞で主演男優賞を受賞。また第22回ニューヨーク・アジアン映画祭でライジングスター・アジア賞を受賞し、昨年のアジア・フィルム・アワードでも主演男優賞にノミネートされた。『エゴイスト』では、ゲイの男性を情感込めて演じ、同性婚やセクシュアル・マイノリティに対する社会の偏見に関する発言で、日本のLGBTQ+コミュニティからも支持を得た。役者としてのひたむきさについてもよく知られており、役柄に合わせた徹底的なリサーチや、見た目の変化を伴う役作りも高く評されている。共演したキャストやスタッフも彼のストイックな姿勢を称賛しており、そのプロ意識は俳優仲間や映画業界を刺激し続けている。次回作は、1980年代の漫画を実写化したNetflixのアクションコメディ『シティーハンター』が来る4月に配信が予定されている。鈴木亮平コメントこの度アジア・フィルム・アワードから、このような評価をいただき、大変光栄に思います。これを励みにさらなる高みを目指し、この業界に貢献していきたいです。また、香港で開催される第17回アジア・フィルム・アワードの授賞式に出席し、アジアの観客や映画関係者の皆さんと交流ができることを楽しみにしています。東京国際映画祭チェアマン・安藤裕康 コメント鈴木亮平さんは、映画、演劇、TVなど多くの分野で目覚ましい活躍をされてきました。様々な人物像を見事に演じ分ける演技力に私はずっと以前から注目し、感銘を受けてきましたので、今回の受賞で彼の実力が海外でも認められたことをうれしく思っています。これを契機に、一段とパワー・アップされて、さらに国際的にも飛躍されるよう期待します。「第17回アジア・フィルム・アワード」は3月10日(日)は香港・戯曲センター(Xiqu Centre)Grand Theatreにて開催。AFAA公式YouTubeチャンネルにてライブ配信予定(日本時間18時~レッドカーペット、20時30分~授賞式を放送予定)。(シネマカフェ編集部)■関連作品:劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~ 2023年4月28日より公開©2023劇場版『TOKYO MER』製作委員会エゴイスト(2023) 2023年2月10日より全国にて公開© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2024年03月04日2024年3月に日本国際観光映像祭が北海道阿寒湖で開催され、その独自施策であるバーチャルツーリズム部門の第2回が5月に開催されます。この度、バーチャルツーリズム部門の映像作品募集を2024年3月4日(月)より開始いたしました。画像1■募集背景映像は人々の感性に直接語りかけ、メディアを通じ多くの人々に同時に届きます。だからこそ、地域が疲弊しながらも、そこに確かに残る“地域の魅力”を活用して観光客を誘致し蘇らせる「リジェネラティブ(再生)」には、映像の力が必要です。観光映像はこのような日本の再生のために活用すべきツールです。今も全国津々浦々で観光映像が制作され、私たちに地域の魅力を伝えてくれます。しかし、この映像の作り方、使い方にはまだまだ改善の余地があります。新型コロナウイルスの拡大が始まる前、全国で広がる観光の投資の中で、多くの観光映像が制作されましたが、一方で問題のある映像も多く生まれました。それは観光映像が、商業CMとも映画とも違う、一つの確立すべきジャンルであるにもかかわらず、観光映像を専門とする映像作家が少ないからです。事実、諸外国にはフランスやスペインといった、観光で生きることを選んできた国があり、それらの国では観光映像のあり方は数十年にわたって議論されてきました。日本が観光で生きていくことを決めた国となった今、観光先進国から観光映像のあり方を学び、同時に国内の映像作家を観光業界をあげて育成する必要があります。■世界から注目されているアジア唯一の国際観光映像祭2024年3月に6回目となる日本国際観光映像祭が北海道阿寒湖で開催されます。日本国際観光映像祭は、UNWTO(国連世界観光機関)が認定する国際観光映像祭ネットワークCIFFTに加盟するアジア唯一の国際観光映像祭です。CIFFTは11の国際観光映像祭で構成され、よりよい観光映像のあり方を議論し、毎年、観光映像の世界ランキングを発表しており、JWTFFは開幕戦となる映像祭のため、その受賞結果は世界から注目されています。■バーチャルツーリズム部門観光映像事業でのXR技術活用の高まりを受け、JWTFFの独自施策としてバーチャルツーリズム部門を2022年に設立しました。実行委員長に和歌山大学・副学長・尾久土 正己教授、理事には三井住友銀行・関西成長戦略室・林 俊武室長が就任しました。このバーチャルツーリズム部門では国内のバーチャル観光映像を一同に集めて優秀な作品を表彰する制度を設けています。表彰式に加え、有識者のセッションや機器製造、ソフト開発など各社のデモ展示などを通して、国内の「バーチャルツーリズム」産業創造の一助となるべく活動を開始しました。新しい産業発展のための議論を行う場として、2023年5月に第1回イベントを開催しました。2024年5月には第2回イベントをバンドー神戸青少年科学館( )で開催いたします。VRコンテンツが市民権を得た今、技術中心のコンテンツから楽しめる「作品」としてのコンテンツへとその評価軸は大きく変わろうとしています。第2回大会では観光VRコンテンツの「作品」としての在り方を大きなテーマとして開催いたします。1. 作品募集について募集期間:2024年3月4日(月)~2024年4月15日(月)応募方法:応募は、以下URLより 公式WEBページ 2. 表彰2024年5月16日(木)バンドー神戸青少年科学館にて開催されます日本国際観光映像祭*1 第2回バーチャルツーリズム部門イベントでノミネート作品の上映と表彰を行います。最優秀賞:1作品優秀賞 :1作品吉住千亜妃賞:1作品応募作品は、放送番組制作者やデジタルクリエイターをはじめ様々な分野で活躍されている方々で構成された審査委員会で厳正な審査を行います。3. 審査員● 審査委員長 藤田 貴久審査委員長 藤田 貴久氏朝日放送テレビ・テレメンタリー事務局長。社会保険庁の年金不正免除問題スクープ。社会問題の取材のほか、ドキュメンタリー制作では、太地町のクジラ・イルカ漁の漁師を描いた「勇鯨(ISANA)」で、ニューヨークフェスティバル銅メダル。「満州崩壊はここから始まった(The Fall of Manchuria Began Here)」でアメリカ国際フィルム・ビデオ祭のSilver Screen受賞。「戦争が生んだ子どもたち(Children Born of War)」が、ワールドメディアフェスティバルで銀賞など。北朝鮮取材にも取り組んでいる。● 足立 光審査員 足立 光氏株式会社電通ビジネス・ディベロップメント&アクティベーション局 バリューチェーン戦略室 新領域開発部 ディレクター。1990年入社。当初からDTP、CG、VR、AR技術を活用した表現を模索し、最新テクノロジーを駆使した海外向けデジタルクリエイティブ業務に従事。20年以上にわたりVRを活用したメソッドに携わり、2016年に電通VR事業を推進する社内タスクフォース「Dentsu VR Plus」の代表として、VR/ARのメディア化、大衆化を目指す。● 澤邊 芳明審査員 澤邊 芳明氏1973年東京生まれ。1992年京都工芸繊維大学入学後、18歳の時にバイク事故に遭い、手足が一切動かない状態となる。大学に復学後、24歳でワントゥーテンを創業。現在は、XRとAIに強みを持ち、総勢約120名からなる近未来クリエイティブカンパニー1→10(ワントゥーテン)を率いる。● 濱崎 加奈子審査員 濱崎 加奈子氏専修大学文学部准教授を経て、現在京都府立大学文学部准教授日本文化による人間育成の場として再興した京都の御所西にある学問所 有斐斎弘道館(公益財団法人有斐斎弘道館)の代表理事兼館長伝統文化に込められた知恵と美意識から学び・遊び・広める「伝統文化プロデュース連」を2003年に設立。これまで、日本の伝統文化の継承にかかわる、さまざまな問題解決に携わってきた。専修大学文学部准教授を経て、現在京都府立大学文学部准教授。また、北野天満宮和歌撰者の他、Living History 京都・二条城協議会会長として、2026年に400年の節目を迎える「二条城・寛永行幸四百年祭」を開催し、文化や文化財を未来へつなぐとともに、そのような事業を推進できる人材の育成に取り組んでいる。4. 注釈・参考データ*1:日本国際観光映像祭は、世界の15の国際観光映像祭から構成される観光映像祭ネットワークCIFFTに所属する東アジア唯一の映像祭です。また、観光映像だけを対象とした映像祭は国内唯一であり、地域の「持続的な発展に寄与する観光」を促進するため、世界的な観光プロモーションを行う場として運営されてきました。5. 実行委員会について実行委員会は、以下のメンバーで構成されています。理事 :SMBC関西成長戦略室 室長 林 俊武理事 :日本HP ワークスステーションビジネス部 部長 大橋 秀樹委員長 :和歌山大学 副学長 尾久土 正己副委員長:関西テレビ放送 小形 正嗣副委員長:日本HP ワークスステーションビジネス部 小俣 裕二 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月04日『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』でゴールデングローブ賞主演女優賞など今年数々の賞を獲得し、アカデミー賞の主演女優賞も受賞が期待されているリリー・グラッドストーン。彼女の現在の夢は、演技のスキルを生かして「サタデー・ナイト・ライブ(SNL)」のホストを務めることだという。「People」誌に語った。「それは“私自身”がずっと抱いてきた夢なんです」と自身を強調するその理由は?リリーによると、俳優を目指すと幼い頃から両親や周りの人に「きっといつかオスカーを獲れるよ」と励まされるものだという。しかし、そう言われ続けたことでそれは夢というよりも「決まり文句になってしまった」そうだ。実際にまもなく開催のアカデミー賞で主演女優賞にノミネートされ、有力候補と言われているいまこの瞬間、「ずっと夢に思っていたのはSNLのホスト」だと改めて実感したようだ。リリーの願いを聞いたファンは、「SNLのみなさん、どうかリリーをホストに!」「早く彼女にオファーの電話をして」「リリーの夢を叶えてあげて」「NBC、リリーの言っていること、ちゃんと聞きましたか?」と「SNL」の放送局のNBCにメッセージを送っている。(賀来比呂美)■関連作品:キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン 2023年10月20日より世界同時劇場公開画像提供 Apple TV+
2024年03月04日日本時間3月11日に行われる“映画の祭典”第96回アカデミー賞。長編アニメーション賞にノミネートされている宮崎駿(83)監督作『君たちはどう生きるか』に受賞の期待がかかるなか、宮崎監督が見せた”まさかの近影”が話題を集めている。3月3日、アカデミー賞公式YouTubeチャンネル「Oscars」がライブ配信を行った。長編アニメーション部門にノミネートされた作品の製作者などからが登壇し、司会と映画について語るという内容で、宮崎監督とプロデューサーの鈴木敏夫氏(73)は、事前収録された映像で登場した。鈴木氏は冒頭で「アカデミー協会と投票してくださったみなさんに感謝します」とノミネートへの感謝を述べると、宮崎監督に「宮さん、この作品は自伝なんですか?」と質問。宮崎監督は「いや、でも心の中にあったことですね」と答える。その後は“作品を作ってよかったこと”という質問に対して「最後まで終わったこと。残ったのはボロボロになっている自分です」と自虐混じりに答え、苦労を経て映画が完成したことについて「お金が増えたからです」と笑いながら鈴木氏をねぎらうなど、終始和やかな様子だった。おなじみのコンビネーションを見せた2人だが、宮崎監督をよく見ると“トレードマーク”ともいえる立派にたくわえられた髭が完全に剃り落とされているのだ。そんな宮崎監督の“激変”ぶりに動画のコメント欄やSNS上では驚く声が続出した。《宮﨑駿監督、なんだか違和感あると思ったら、髭がなくなってるからだ!!!!!お元気そうでよかったです》《え?宮崎監督、ヒゲ剃った!?一瞬誰か分からなかったよ!》《宮さん髭ないと全然ちげーな》《髭の無い宮崎駿監督を見たのは多分人生で初めてなので、別人のコラ画像だと思ってしまった》『千と千尋の神隠し』以来となる2度目の受賞も囁かれる宮崎監督。授賞式に備え、”イメチェン”も済まし準備は万全?
2024年03月04日今年も映画ファンお待ちかね、アカデミー賞の日が刻々と近づいている。受賞者に授与される像のニックネームから、通称"オスカー"の愛称で親しまれるこの映画の祭典は今年96回目を迎える。すでに前哨戦として、全米映画批評家賞、PGA(全米プロデューサー組合賞)など、様々な映画賞がすでに発表されている。歴代オスカー受賞者の統計から、結果がアカデミー賞に反映されると言われているDGA(全米監督組合賞)、BAFTA(英国アカデミー賞)などの受賞結果を基に、今年のアカデミー賞を展望してみた。アカデミー多様性基準の施行でアジア作品席巻昨年の第95回アカデミー賞受賞式 Photo by Kevin Winter/Getty Imagesアカデミー賞を管轄する米国映画芸術科学アカデミーが、今年より新たにノミネート作品の選出ガイドライン(“Representation and Includsion Standards ー代表性と包摂の基準”)を施行した。「これまでのアカデミーは、多様性と平等性に欠けている」との世論を反映してのガイドラインだが、その恩恵を受けてアジア系の俳優や作品のノミネーションが目立っている。そしてなんと言っても注目されているのは、日本映画3作品だ。『君たちはどう生きるか』©2023 Studio Ghibli筆頭を飾るのが、長編アニメーション賞候補の宮崎駿監督作『君たちはどう生きるか』。日本アニメがこの部門で候補に上がるのは、2019年の細田守監督作品『未来のミライ』以来。先日開催されたBAFTA(英国アカデミー賞)の長編アニメ部門でも、ピクサーやマーベル作品をしりぞけて見事受賞を果たしたことから、今月の米国アカデミー賞受賞にも大きな期待が寄せられる。『ゴジラ-1.0』©2023 TOHO CO., LTD.次に話題となっているのは、日本映画として初の視覚効果賞候補となっている『ゴジラ-1.0』。本作の山崎貴監督は、脚本、VFXともに手掛けたというからスゴい。ちなみにアカデミー視覚効果賞を、監督自身が受賞したのは、1969年の第41回アカデミー賞にて、『2001年宇宙の旅』におけるスタンリー・キューブリック監督の受賞が最初で最後。アメリカのゴジラ熱はかなり熱いうえに、『ゴジラ-1.0』は批評家の支持も高く興行的にも成功しており、山崎監督のオスカー受賞も夢ではない。『PERFECT DAYS』©2023 MASTER MIND Ltd.日本からの映えあるノミネート作品3本目は、『PERFECT DAYS』。ヴィム・ヴェンダース監督作品だが役所広司主演の日本製作と言うことで、国際長編映画賞にノミネートされており、第94回アカデミー賞(2021年)同部門における日本作品『ドライブ・マイ・カー』以来の受賞が期待されている。本作は、大都会でコツコツと働くトイレ清掃員(役所広司)の日常を詩情的に描いた作品。2023年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、役所さんが男優賞を受賞するという快挙を果たしている。『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』©2022 CTMG. © & TM 2022 MARVEL. All Rights Reserved.さて、BAFTAで受賞した作品はアカデミー賞でも受賞する確率が高い、という一般論がある。先日開催されたBAFTAでは長編アニメーション部門で『君たちはどう生きるか』が見事に受賞を果たしている。ハリウッド評論家たちのアカデミー賞下馬評では、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』が先頭を走っている。だが、感触的に最後はアカデミー会員の投票がものを言い、『君たちはどう生きるか』が受賞するのでは…と筆者は予想している。主要部門で『オッペンハイマー』を追いかける『哀れなるものたち』『オッペンハイマー』© Universal Pictures. All Rights Reserved.原爆の父とされる科学者ロバート・オッペンハイマーの苦悩に満ちた半生を描いた映画『オッペンハイマー』は、今年度の映画賞サーキットにおいて主役格と言っても過言ではない。テーマがテーマだけに日本ではまだ未公開で、やっと今年に入ってから公開が3月29日に決まったところだ。しかし本国アメリカとイギリスではこれまで行われた映画賞において『オッペンハイマー』が席巻している。BAFTAでは作品賞をはじめ、キリアン・マーフィーの主演男優賞、ロバート・ダウニー・Jr.の助演男優賞、そしてクリストファー・ノーランが監督賞も受賞して主要部門を総なめにした。『哀れなるものたち』©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.『オッペンハイマー』の良きライバルとなっているのは、11部門でノミネートされている、エマ・ストーン主演『哀れなるものたち』。BAFTAではエマ・ストーンの主演女優賞受賞を筆頭に、5部門で栄冠に輝いている。米国アカデミー賞において『オッペンハイマー』は、作品、監督、主演・助演男優部門での勝利が有力視されているが、『哀れなるものたち』は主演女優賞をはじめヘア・メイクや舞台美術(Production Design)などの美術部門での受賞が濃厚と見られており、オスカー像の個数では接近戦となりそうだ。『ホールドオーバーズ』Seacia Pavao / © 2023 FOCUS FEATURES LLC.さて、日本では6月21日公開予定の秀作『ホールドオーバーズ』で主演男優賞候補ポール・ジアマッティ受賞の可能性も捨てたものではない。彼の役どころは万年不機嫌な全寮制私大教授。クリスマス休暇で帰る場所がない学生たちのお守りを押し付けられたことから始まるハートフルな人間ドラマだ。ポール・ジアマッティという俳優は、アメリカ映画において縁の下の力持ち的な性格俳優として知られている。今回が初のノミネーションで、えてしてセンチメンタルだと言われる米国アカデミー会員がいかにも心寄せそうな俳優といえる。アカデミー賞/ジミー・キンメル Matt Sayles/ABC via Getty Images今年のアカデミー賞司会に抜擢されたのは、2017、2018、2023年に引き続いて米人気コメディアンのジミー・キンメル。2018年にジミーが司会をした授賞式では、作品賞のプレゼンターが誤った作品のタイトルを読み上げてしまうというハプニングがいまだに忘れ難い。とにかく当日までは何があるか分からないアカデミー賞、授賞式が楽しみである。第96回アカデミー賞はハリウッドのドルビー・シアターにて、現地時間3月10日(日)16時より開催予定。(文・取材:神津トスト明美 / Akemi Kozu Tosto)(Akemi Kozu Tosto/神津トスト明美)■関連作品:スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース 6月16日(金)全国の映画館で公開© 2022 CTMG. © & ™ 2022 MARVEL. All Rights Reserved.君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.ゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.PERFECT DAYS 2023年12月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2023 MASTER MIND Ltd.オッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.ホールドオーバーズ(仮題) 2024年6月21日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開Seacia Pavao / © 2023 FOCUS FEATURES LLC.
2024年03月04日「BS松竹東急 アカデミー賞 プレミアム・コレクション」この度、BS松竹東急(BS260ch・全国無料放送)の放送枠よる8銀座シネマでは、3月11日(月)(日本時間)に開催される第96回アカデミー賞授賞式を記念して「BS松竹東急 アカデミー賞 プレミアム・コレクション」と題した特集を、3月7日(木)夜8時より、9日間にわたって放送いたします。© 1991 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.© 2008 映画「おくりびと」製作委員会© 2008 Celador Films and Channel 4 Television Corporation今回の特集では、歴代アカデミー賞受賞作品の中から『アパートの鍵貸します』、『グリーンブック』、『ブルージャスミン』、『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』、『テルマ&ルイーズ』、『ペーパー・ムーン』、『スラムドッグ$ミリオネア』、『おくりびと』、『ユージュアル・サスペクツ』の9作品をセレクト。時が経っても色褪せない不朽の名作を、ぜひ放送でお楽しみください。第33回アカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞ほか全5部門受賞『アパートの鍵貸します』 3月7日(木)夜8時© 1960 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.名匠ビリー・ワイルダーがサラリーマンの悲哀をペーソスたっぷりに描く、ハリウッド屈指の傑作コメディニューヨークの保険会社に勤めるバド(ジャック・レモン)は、上司の情事のために自分のアパートを貸している。そして、その見返りに昇進を約束されていた。ところがある日、人事部長に呼び出され、自分にも鍵を貸してほしいと言われる。出演:ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン、フレッド・マクマレイほか監督:ビリー・ワイルダー1960年日本公開第91回アカデミー賞作品賞、助演男優賞、脚本賞『グリーンブック』 3月8日(金)夜8時© 2019 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. ALL RIGHTS RESERVED.行こうぜ、相棒。あんたにしかできないことがある。1962年、ニューヨーク。ナイトクラブの用心棒トニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、ある日、ドクター・シャーリーという黒人ピアニスト(マハーシャラ・アリ)に運転手として雇われる。ふたりは〈黒人用旅行ガイド=グリーンブック〉を手に南部での演奏旅行へ出発するが……。出演:ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニほか監督:ピーター・ファレリー2019年日本公開第86回アカデミー賞主演女優賞『ブルージャスミン』 3月9日(土)夜9時© 2013 GRAVIER PRODUCTIONS,INC.女は皆、嘘つき。 堕ちていく、虚栄の花・ジャスミンの運命は―。ニューヨークで裕福な暮らしを謳歌していたジャスミン(ケイト・ブランシェット)は、実業家の夫・ハル(アレック・ボールドウィン)との結婚生活が破綻しすべてを失う。しかし、エリート外交官のドワイト(ピーター・サースガード)と出会い、彼こそが再び上流階級にすくい上げてくれる存在だと確信する。出演:ケイト・ブランシェット、サリー・ホーキンス、アレック・ボールドウィン、ピーター・サースガードほか監督:ウディ・アレン2014年日本公開第87回アカデミー賞脚色賞『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』 3月11日(月)夜8時© 2014 BBP IMITATION, LLC英国政府が50年以上隠し続けた驚愕と感動の実話1939年、イギリスがドイツに宣戦布告。天才数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)ら6人は、イギリス政府の機密作戦に参加、ドイツ軍が誇る暗号「エニグマ」の解読に挑む。しかし、本当の闘いは解読後に始まったのだったー。出演:ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ、マシュー・グード、マーク・ストロング、チャールズ・ダンスほか監督:モルテン・ティルドゥム2015年日本公開第64回アカデミー賞脚本賞『テルマ&ルイーズ』 3月12日(火)夜8時© 1991 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.リドリー・スコット監督が放つ、2大女優共演の傑作バイオレンスドライブ旅行に出かけた平凡な主婦のテルマ(ジーナ・デイヴィス)とダイナーのウェイトレス・ルイーズ(スーザン・サランドン)。だが、道中のバーでレイプされそうになったテルマを救うため、ルイーズが男を射殺。ふたりの旅は一変、悪夢のような展開に。出演:スーザン・サランドン、ジーナ・デイヴィス、マイケル・マドセン、ブラッド・ピット、ハーヴェイ・カイテルほか監督:リドリー・スコット1991年日本公開第46回アカデミー賞助演女優賞『ペーパー・ムーン』 3月13日(水)夜8時© 2024 Paramount Pictures.愛しあう、信じあう、助け合う、この心の宝石をきのうへ置き忘れていませんか母親を亡くした少女アディ(テイタム・オニール)を親戚の家まで送り届けることになった詐欺師のモーゼ(ライアン・オニール)。はじめは渋々引き受けた彼だったが、大人顔負けの聡明なアディを詐欺の相棒にして旅行を続けることになる。やがてふたりの間には…。出演:ライアン・オニール、テイタム・オニール、マデリーン・カーンほか監督:ピーター・ボグダノヴィッチ1974年日本公開第81回アカデミー賞作品賞、監督賞、脚色賞ほか全8部門受賞『スラムドッグ$ミリオネア』 3月14日(木)夜8時© 2008 Celador Films and Channel 4 Television Corporation爆発しそうなエネルギーと生命力に心打たれる、世界が絶賛した“ある少年”の物語世界最大のクイズショー「クイズ$ミリオネア」に出演し、あと1問正解で番組史上最高額の賞金を獲得できたはずの少年ジャマール(デヴ・パテル)が警察に逮捕された。それは学歴もなく、スラム育ちの孤児だったため不正が疑われたからだった。出演:デヴ・パテル、フリーダ・ピント、マドゥル・ミッタル、アニル・カプール、イルファン・カーンほか監督:ダニー・ボイル2009年日本公開第81回アカデミー賞外国語映画賞『おくりびと』 3月15日(金)夜8時© 2008 映画「おくりびと」製作委員会滝田洋二郎監督が、企画者の本木雅弘主演で描いたヒューマンドラマチェロ奏者の小林大悟(本木雅弘)は、リストラを機に帰郷し、「年齢問わず、高給保証!実質労働時間わずか。旅のお手伝い」との求人広告にひかれNKエージェントを訪れる。しかし、それは遺体を棺に納める仕事だった。出演:本木雅弘、山﨑努ほか監督:滝田洋二郎2008年公開第68回アカデミー賞助演男優賞、脚本賞『ユージュアル・サスペクツ』 3月16日(土)夜9時©2024 Paramount Pictures.歯車の狂い始めた犯罪計画を卓越した構成で描いたサスペンス・ミステリー銃を積んだトラックの襲撃容疑でヴァーバル・キント(スティーヴン・ボールドウィン)ら5人の前科者が集められた。彼らは、伝説の裏社会の黒幕・カイザー・ソゼによる麻薬取引襲撃作戦に加担させられることに。しかし、渋々作戦に乗り出すものの、肝心の麻薬が出てこない。出演:スティーヴン・ボールドウィン、ガブリエル・バーン、チャズ・パルミンテリ、ケヴィン・ポラック、ピート・ポスルスウェイト、ケヴィン・スペイシーほか監督:ブライアン・シンガー1996年日本公開【放送スケジュール】・3月7日(木)夜8時『アパートの鍵貸します』・3月8日(金)夜8時『グリーンブック』・3月9日(土)夜9時『ブルージャスミン』・3月11日(月)夜8時『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』・3月12日(火)夜8時『テルマ&ルイーズ』・3月13日(水)夜8時『ペーパー・ムーン』・3月14日(木)夜8時『スラムドッグ$ミリオネア』・3月15日(金)夜8時『おくりびと』・3月16日(土)夜9時『ユージュアル・サスペクツ』【BS松竹東急(BS260ch)】<全国無料放送> 2022年3月に開局。映画、歌舞伎・演劇・音楽、スポーツ、オリジナルドラマのほか、あらゆるジャンルを放送する全国無料総合チャンネルとして、視聴者のみなさまの暮らしに、上質感やワクワク感をお届けします!平日夜8時からのよる8銀座シネマと土曜夜9時からの土曜ゴールデンシアターで、映画をノーカットで放送。よる8銀座シネマは「一番身近な映画館」、土曜ゴールデンシアターは「魂ゆさぶる映画の時間」をコンセプトに、古今東西の名作・話題作を年間300本以上ラインアップしています。【お知らせページ】 【局公式X(旧・Twitter)】@BS260_official【BS松竹東急をみるには】 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月04日2023年・第80回ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞を受賞し、ポーランドとベラルーシの国境で「人間の兵器」として扱われる難民家族の過酷な運命を描いたポーランドの巨匠アグニエシュカ・ホランド最新作『Green Border』(英題)が、邦題『人間の境界』として5月3日(金・祝)に日本公開が決定した。ポーランド政府は2021年9月、EU諸国への亡命を求める人々で溢れるベラルーシとの国境付近に非常事態宣言を発令。ジャーナリスト、医師、人道支援団体らの立ち入りを禁止した。入国を拒絶された難民たちは国境で立ち往生し、極寒の森をさまよい、死の恐怖にさらされた…。本作は、ベラルーシ政府がEUに混乱を引き起こす狙いで大勢の難民をポーランド国境へと移送する<人間兵器>とよばれる策略に翻弄された人々の過酷な運命を、シリア人難民家族、支援活動家、国境警備隊の青年など複数の視点から描き出す群像劇。安全な生活を送れると信じてポーランドへ渡ってきたシリア人家族。しかし、ようやく辿り着いた直後、武装した警備隊から非人道的な扱いを受けた上にベラルーシへ送り返され、そのベラルーシからも再びポーランドへ強制移送されるという、どちらの国からも暴力と迫害に満ちた過酷な状況を強いられ、終わりのない無限地獄のような日々を過ごすことになる…。監督は、3度のオスカーノミネート歴を持ち『ソハの地下水道』『太陽と月に背いて』など数々の名作を世に送り出してきたポーランドの巨匠アグニエシュカ・ホランド。友人のカメラマングループと国境の写真を撮影するなど難民をめぐる問題を追っていた彼女は、この事態を受け情報が遮断された2021年に「国境に行くことができなくても、私は映画を作ることができる。政府が隠そうとしたものを、映画で明かそう」と本作の製作を決意したと語る。政府や右派勢力からの攻撃を避けるためスケジュールや撮影場所は極秘裏のうちに、24日間という驚異の猛スピードで撮影を敢行。隠蔽されかけた国境の真実を、大量のインタビューや資料に基づき、心を揺さぶる人間ドラマとして映像化を果たした執念の1作だ。実際に難民だった過去や支援活動家の経験を持つ俳優をキャスティングしたことで、ドキュメンタリーと見紛うほどの圧倒的なリアリズムが産み出されている。2023年ヴェネチア映画祭コンペティション部門でお披露目されると、その複雑かつスリリングで息をもつかせない展開が、モノクロームの圧巻の映像美とともに絶賛を集め、審査員特別賞を受賞。ロッテルダム国際映画祭の観客賞をはじめ、これまでに17の賞を受賞、20のノミネートを果たし(2月27日現在)世界各国の映画祭で高い評価を獲得している。こうした国際的な圧倒的高評価の一方で、当時のポーランド政権は本作を激しく非難、公開劇場に対して上映前に「この映画は事実と異なる」という政府作成のPR動画を流すよう命じるなど異例の攻撃を仕掛けた。しかし、ほとんどの独立系映画館がその命令を拒否。ヨーロッパ映画監督連盟(FERA)をはじめ多数の映画人がホランド監督の支持を表明し、政府vs映画という表現を巡る闘いが世界的な注目を集めた。政府からの猛批判は監督が訴訟を示唆するまでに発展し、宣伝会社のSNSに誹謗中傷が寄せられるなど監督自身が身の危険を覚えるほど論争が激化する中、ポーランド国内では公開されるや2週連続トップの観客動員を記録。ポーランド映画として当時年間最高となるオープニング成績をたたき出し、異例の大ヒットとなった。この度解禁となった日本版ポスターは、ポーランドとベラルーシ国境の鉄条網を隔て、シリアからの難民である幼い少女と銃を携えた国境警備隊の兵士が相対するシーンを切り取った力強いデザイン。2人の間には国境線を思わせる亀裂が入り、少女の真っすぐな視線とともに『人間の境界』という邦題により、我々に「人を隔てるものは一体何なのか?」という現在の難民をめぐる問題を象徴しながらも根源的な問いを投げかける。キャッチコピーは「その場所で、人間は兵器になる」。政治のコマとして移民を利用するベラルーシの策略に、幼い子どもすらも巻き込まれているという不条理な惨状が迫るものとなっている。『人間の境界』は5月3日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:人間の境界 2024年5月3日TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開©2023 Metro Lato Sp. z o.o., Blick Productions SAS, Marlene Film Production s.r.o., Beluga Tree SA, Canal+ Polska S.A., dFlights Sp. z o.o., Česká televize, Mazovia Institute of Culture
2024年03月01日映画芸術科学アカデミーが3月10日に開催を控える第96回アカデミー賞授賞式のプレゼンター第二弾を発表した。バッド・バニー、クリス・ヘムズワース、ドウェイン・ジョンソン、マイケル・キートン、レジーナ・キング、ジェニファー・ローレンス、ケイト・マッキノン、リタ・モレノ、ジョン・ムレイニー、キャサリン・オハラ、オクタヴィア・スペンサー、ラミー・ユセフの12名。ゼンデイヤ、ミシェル・ヨーら第一弾の13名とあわせて25名になった。映画ファンは「素晴らしいリスト!できれば2025年の司会はジョン・ムレイニーが務めてくれるとうれしいな」「クリス・ヘムズワースを呼ぶならトム・ヒドルストンも。あのゴールデンコンビを見たい」といった感想を寄せている。ジョンは、今年1月に映画芸術科学アカデミーが開催したガバナーズ賞授賞式で司会を務め、高い評価を得た。ファンから「ぜひ次のオスカーの司会に!」と推されている実力派コメディアン&ホストだ。今年のアカデミー賞で司会を務めるのは今回が4度目となるジミー・キンメル。アカデミー会員による最終投票は2月27日に締め切られ、あとは結果発表を待つのみ。最多13ノミネートは『オッペンハイマー』。『哀れなるものたち』が11ノミネート、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』が10ノミネートと続いている。(賀来比呂美)
2024年03月01日3月8日(金)に開催される第47回日本アカデミー賞授賞式で司会を務めるフリーアナウンサーの羽鳥慎一と女優の岸井ゆきの。羽鳥にとっては5度目、岸井にとっては初となる晴れの舞台への思いを語り合った。■岸井ゆきの、日本アカデミー賞司会に向け「なるべく日本映画は映画館で鑑賞」コロナ禍に突入した2020年からの3年間は大きな制約のなか行われた日本アカデミー賞。昨年2023年は、4年ぶりに観客をフルに動員し華やかさが戻ってきたなか、映画『ケイコ 目を澄ませて』で、自身初となる最優秀主演女優賞を受賞した岸井。「まず受賞した瞬間、1回心臓が飛び跳ねてしまったのに、その当日に関係者の方から『来年(司会を)お願いします』と言われて、もう一度心臓がグンってなってしまったんです」と振り返る。それでも岸井は「ちゃんと落ち着いてから考えるために、一旦司会のことは忘れよう」と思ったというが、岸井が所属する事務所のユマニテに赴くたびに「(過去に日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を受賞し司会を行なった)安藤サクラさんの『怪物』のポスターや、シム・ウンギョンさんの作品が飾ってあるので、その都度『来年は私が司会をやるんだ』と思い出すんですよ」と常に頭の片隅にはあったという。取材やイベントなど、ことあるごとに「映画愛」を爆発させている岸井。ライフワークとして普段から洋邦問わず、さまざまな映画を観ているというが「今年は特に日本映画は映画館で観ようという意識がありました。受賞者が決まってから、DVDで作品を観るもなんだかな、と思ったので」と、ここでも映画への思いを吐露する。今年の優秀賞受賞作に出演している俳優、スタッフとも「多くの方は存じ上げている」という岸井だが、司会業は初めて。これまで安藤サクラや長澤まさみ、有村架純らとタッグを組んできた羽鳥は「毎年同じなのですが、俳優さんには俳優さんならではの質問をしていただければと思っています。一応時間の制約はあるのですが、タイムキープは僕の方でしっかり行いますので、自由にやっていただければ」と背中を押す。羽鳥の言葉に岸井は「私は話し始めると長くなってしまうので心配だったのですが、そう言っていただけると安心です。しっかりと聞きたいことをぶつけてみたい」と意気込む。■注目は役所広司、加瀬亮(岸井)、高橋文哉(羽鳥)優秀賞のラインナップを見た岸井は「(『PERFECT DAYS』で優秀主演男優賞を受賞した)役所広司さんはずっと昔から作品を観てきた俳優さん。これまでお会いしたことがなく、聞いてみたいことがたくさんあるので、すごく楽しみです」と笑うと「(『首』で優秀助演男優賞を受賞した)加瀬亮さんも素晴らしかったので、撮影時のお話を聞いてみたいです」と目を輝かせていた。一方の羽鳥は「皆さん本当に素敵な方ばかりですよね」とリストを見入ると「僕は新人俳優賞を受賞された高橋文哉さんに注目したいです。この間からバラエティ(『グルメチキンレースゴチになります!25』)でご一緒させていただいているのですがちょっと天然なにおいがするんですよね。だから俳優としての格好いい文哉さんをこの場で目に焼き付けたいです」と語っていた。「やっぱり映画は最高です」日本時間3月11日(月)にアメリカで行われる第96回アカデミー賞には、視覚効果賞に『ゴジラ-1.0』、国際長編映画賞に『PERFECT DAYS』、長編アニメーション賞に『君たちはどう生きるか』の3作品がノミネート。本作は、日本アカデミー賞でも優秀賞を受賞している。岸井は「私もオスカーのノミネート中継を見ていたのですが、『PERFECT DAYS』はドイツの監督と日本人の俳優がコラボした作品で、いろいろな国の映画人が一緒に作品を作るという現場を私も経験してみたいなと思いました」と感想を述べると、羽鳥も「『ドライブ・マイ・カー』のときも盛り上がりましたし、こういう相乗効果はいいですよね」と期待を口にしていた。これまでは作品チームの一員として日本アカデミー賞に参加していた岸井。今年は司会者として授賞式に臨む。「これまでで一番賞を楽しめるかもしれません。久々の再会をステージ上で果たせるというのも司会者の特権なので、存分に味わえたらいいなと思っています」。そんな岸井に羽鳥も「しっかりサポートしていけたら」と頼もしい言葉をかけていた。昨年、各映画賞で高い評価を受けた『ケイコ 目を澄ませて』。岸井は「日本アカデミー賞というのは、他の映画賞とはちょっと毛色が違う印象があったので、まさかインディペンデントだったあの映画が(最優秀主演女優賞を)受賞するとは思わなかったんです」と大きなサプライズだったという。だからこそ「受賞によって大きなプレッシャーを感じ、自分のなかでこれ以上のことはないと思ってしまったんです。本当に『ケイコ 目を澄ませて』は映画作りという面で、相当なエネルギーを使った作品だったので、もう自分の役者人生は右肩下がりになっていくんだろうなって」と胸の内を明かした岸井。しかし、そんな岸井の心配は杞憂に終わったという。「映画の世界には、『ケイコ 目を澄ませて』で経験した熱量を持っている人はまだまだいるんだと思える1年でした。たくさんの素敵な出会いがあり、やっぱり映画は最高だなと思えたんです」。そんな希望の満ち溢れた映画界、映画人たちが集う日本アカデミー賞。羽鳥は「授賞式を観て『映画って面白そうだな』と劇場に足を運んでいただけるきっかけになってくれたらいいですね」と述べると、岸井も「面白い映画はたくさんあります。そんな映画のお祭りなので、ぜひ楽しんでいただけたら」と語っていた。取材・文・撮影:磯部正和
2024年03月01日第96回アカデミー賞最多13部門ノミネートの話題作『オッペンハイマー』より特別映像が解禁された。第二次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を実話に基づいて描く本作。『インターステラー』『TENET テネット』のクリストファー・ノーランが監督、脚本を務め、主演のキリアン・マーフィーほかエミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、ケネス・ブラナーら豪華俳優陣が出演する。この度、キャスト、監督のコメントが入った60秒の特別映像が完成。映像にはキャストのコメントのほか、クリストファー・ノーラン監督がIMAXカメラをのぞき込むメイキングシーンも盛り込まれている。ルイス・ストローズを演じたロバート・ダウニー・Jr.が「ノーラン監督がやったことはすべてこれへの序曲だった」と語り、オッペンハイマーの妻、キティ役のエミリー・ブラントは「これは映画ではなく体験です」とコメント。レズリー・グローヴスを演じたマット・デイモンに続き、クリストファー・ノーラン監督が「オッペンハイマーの物語はこの世に存在する最も壮大な物語の1つだ」と語っている。また、広島と長崎にて本作の特別試写会の開催が決定。両試写会とも、特別ゲストを招き、観客との質疑応答を行う予定だという。『オッペンハイマー』は3月29日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:オッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年02月29日3月10日に開催される第96回アカデミー賞授賞式にて、パフォーマンスを行うミュージシャンたちが明らかになった。主催者の映画芸術科学アカデミーが発表した。ビリー・アイリッシュ&フィニアス・オコネル(『バービー』より「What Was I Made For?」)、ライアン・ゴズリング&マーク・ロンソン(『バービー』より「I’m Just Ken」)、ベッキーG(『Flamin’ Hot』より「The Fire Inside」)、ジョン・バティステ(『ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー』より「It Never Went Away」)、スコット・ジョージ&ジ・オセージ・シンガーズ(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』より「Wahzhazhe(A Song For My People)」がそれぞれ生ライブを行う。これら5曲は歌曲賞にノミネートされている。映画ファンは特に『バービー』のビリーとライアンの出演を喜んでいる様子。ビリーについては「2回目のオスカー獲得となるか?楽しみ!」「受賞間違いなし!」と期待の声を寄せている。ビリーは2022年、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌「ノー・タイム・トゥ・ダイ」で初めてアカデミー歌曲賞を受賞した。ライアンについては、発表前から「絶対に歌ってほしい!」とアカデミー賞での生ライブを熱望するファンが多かった。「シム・リウやキングズリー・ベン=アディルら他のケンも出演してくれたら本当にうれしい」「私の人生最高の日になる」「本当に実現するんだ!」と喜びの声を上げている。(賀来比呂美)
2024年02月29日第96回アカデミー賞で作品賞&脚本賞にノミネートされているA24×韓国CJ ENM共同製作の映画『パスト ライブス/再会』。この度、主演のグレタ・リーが「本当にカッコいい女性で大好き」と惚れ込む主人公・ノラの役作りを支えたのはビリー・アイリッシュだったことを明かした。本作は、ソウルで初恋に落ちた幼なじみのふたりが、24年後の36歳、N.Y.で再会する7日間を描くラブストーリー。ノラ役を演じたグレタ・リーは、L.A.出身の韓国系移民2世。韓国人の両親を持ち、コリアンタウンとビバリーヒルズという2つのコミュニティで生まれ育った。大学で演劇を学び、卒業後N.Y.に渡ると、2006年テレビシリーズ「Law&Order」で俳優デビュー、翌年にはブロードウェイの舞台を踏む。以降Netflixシリーズ「ロシアン・ドール」、AppleTV+のシリーズ「ザ・モーニングショー」でブレイクし注目の的に。俳優活動以外に、「ファッションはアイデンティティの探求」と語るグレタは「ロエベ(LOEWE)」のコレクションキャンペーンにも起用されている。ファッションアイコンであり、本作でゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネートされ、いま最も勢いのあるアジア系俳優だ。グレタが演じたノラは、12歳のときに家族で北米に移住したセリーヌ・ソン監督の人生を投影したキャラクター。生まれたときからアメリカ国籍を持つグレタ本人とは、その生い立ちは異なるが、アメリカ社会で置かれた立ち位置は非常に近い。「アジア系アメリカ人の役ばかりを演じてきました。アジア系とはどういう人たちなのか説明するような役」と、グレタはこれまでのキャリアをふり返る。しかし、本作との出会いで状況は一変したという。「ノラという役は、韓国人・アメリカ人という前に、まず女性であり、何よりも女性であるということが第一の役でした。これまでに私が演じてきた役はもっと性格が濃いキャラクターが多くて、そういう役は大抵派手な衣装を着ていたり、喋り方が特徴的だったり、独特なメイクをしていたり。ですが、ノラにはそういったエッセンスが無かったので、全てが曝け出されている感じがしました」と明かす。「私にとって韓国語を話すことも難しかったですし、全てのシーンがそうでしたが、だからこそ本作での挑戦は俳優として最高の喜びでもありました」と語る。ノラは移民としてカナダに渡り、そして単身N.Y.へ。“何かを成し遂げたい”という強い気持ちを抱いている。アーティスト招聘プログラムで出会った作家のアーサーと結婚し、劇作家になる夢を叶え、グリーンカードも取得した。グレタは、「ノラには恐れが無いし、自分がどんな男性を選ぶのかで人生が決まるとも思ってない。私よりもずっと感情的な面でも知的だと思います」と話す。「ノラは本当にかっこいい女性。だから大好き」と、演じたグレタ本人が語るノラ。実は、このキャラクターにインスピレーションを与えたのは、ビリー・アイリッシュの「My Future」という楽曲だという。グレタは、「ビリーが、“I’m in love with my future. Can’t wait to meet her(私は自分の未来に恋してる未来の私に会うのが待ちきれない)”と歌っている曲なんです。この歌詞はノラを演じる上でとても参考になったし、撮影中ずっと聴いていました。私も自分の生きている人生を愛することこそ、最大のロマンスだと思っています」と話す。また、監督のセリーヌ・ソンはビリー本人とサンダンス映画祭のオープニングで話す機会があったそう。グレタが「My Future」を聴いて現場にいたことを思い出しながら、ビリーに対面した時のことを「最高にクールだった!」と語っている。アメリカ系ユダヤ人の夫アーサーを持つノラのように、私生活では俳優・プロデューサーのラス・アームストロングと結婚し、二児の母でもあるグレタ。そんな彼女が体現した、“移民としてアメリカ社会で揉まれながら、人生の選択を繰り返していくノラ”を支えたのは、世界に力強いメッセージを送り続ける最旬のディーバ。自分の人生を見つめ、未来に期待して愛することは、本作のテーマともなっている。『パスト ライブス/再会』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:パスト ライブス/再会 2024年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開2022 © Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved
2024年02月28日文化庁では、昭和25年から毎年度、芸術各分野において、優れた業績を挙げた方、又は新生面を開いた方に対して、芸術選奨文部科学大臣賞、同新人賞を贈っています。この度、本年度の受賞者が決定いたしました。1.趣旨芸術各分野において、毎年、優れた業績を挙げた者又はその業績によってそれぞれの部門に新生面を開いた者を選奨し、芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞を贈ることによって芸術活動の奨励と振興に資するものです。2.部門・贈賞演劇、映画、音楽、舞踊、文学、美術A、美術B、メディア芸術、放送、大衆芸能、芸術振興、評論の12部門(大臣賞・新人賞ともに各部門原則として2名以内)にて実施。受賞者には賞状と、大臣賞には120万円、新人賞には80万円の賞金が贈られます。詳細は以下サイトにてご確認ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月28日株式会社SCRAP(本社:東京都渋谷区、代表:加藤隆生)は、文化庁が主催する「令和5年度(第74回)芸術選奨」メディア芸術部門において代表取締役社長の加藤隆生が文部科学大臣新人賞を受賞したことを発表いたします。「芸術選奨」とは、昭和25年から毎年度、芸術各分野において、優れた業績を挙げた者又はその業績によってそれぞれの部門に新生面を開いた者を選奨し、芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞を贈ることによって芸術活動の奨励と振興に資するためのものです。「リアルな場で大勢が集まってプレイする謎解き体験「リアル脱出ゲーム」を作り出し、ありとあらゆる工夫と挑戦を繰り広げ展開してきた加藤隆生氏とその仲間たちは、常にファンを増やし続けてきた。幕張メッセのホールをフルに使った大規模な「終わらない夏祭りからの脱出」や、継続的な常設店舗での展開、実験的な試み、家庭で遊ぶパッケージ型のリリースなど、その活動は、謎解きのみにとどまらずエンターテインメントの世界全体に影響を与えている重要な取組である。」と評価を受け、受賞にいたりました。受賞を受けて加藤は、「リアル脱出ゲームという素敵な遊びに関わってくれたすべての方々と一緒にいただいた宝物。こうやってきちんと褒めてもらうことってあまり人生の中でなかったので素直にうれしいです。」とコメント。SCRAPでは今後もリアル脱出ゲームをはじめとしたエンターテインメントの創作を通して、エンターテイメントの世界全体を盛り上げてまいります。今後のSCRAPの活動にどうぞご期待ください。「芸術選奨」とは芸術各分野において、毎年、優れた業績をあげた者又はその業績によってそれぞれの部門に新生面を開いた者を選奨し、芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞を贈ることによって芸術活動の奨励と振興に資するものです。部門(1) 演劇(歌舞伎・能楽・文楽・新派・新劇・ミュージカル等の劇作家、演出家、演技者、舞台美術家等)(2) 映画(劇映画・記録映画等の演出家、脚本家、撮影者、演技者等)(3) 音楽(邦楽・洋楽・オペラ等の演奏家、指揮者、作曲家、演出家、舞台美術家等)(4) 舞踊(邦舞・洋舞等の舞踊家、演出振付家、舞台美術家等)(5) 文学(小説・短歌・俳句・詩・大衆文学・児童文学等の作家、翻訳家等)(6) 美術A(絵画(版画含む)・彫刻(インスタレーション含む)・工芸・書等の作家)(7) 美術B(建築・デザイン・写真・映像・メディアアート・その他の新傾向の作家)(8) メディア芸術(デジタル作品(デジタル技術を用いて作られたエンターテインメント作品等)・アニメーション・マンガの作家等)(9) 放送(ラジオ・テレビのドラマ・ドキュメンタリー等の作家、演出家、演技者等)(10) 大衆芸能(落語・講談・浪曲・漫才・大衆演劇・ショウ・ポピュラーミュージック等の作家、作曲家、演出家、演技者等)(11) 芸術振興(新しい領域や複数の部門・分野にわたり文化芸術活動を行っている者)(12) 評論(芸術活動に対して、活字等によって批評を行うことで芸術活動を支える芸術評論家等)<令和5年度(第74回)芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞の決定について> 贈賞理由リアルな場で大勢が集まってプレイする謎解き体験「リアル脱出ゲーム」を作り出し、ありとあらゆる工夫と挑戦を繰り広げ展開してきた加藤隆生氏とその仲間たちは、常にファンを増やし続けてきた。幕張メッセのホールをフルに使った大規模な「終わらない夏祭りからの脱出」や、継続的な常設店舗での展開、実験的な試み、家庭で遊ぶパッケージ型のリリースなど、その活動は、謎解きのみにとどまらずエンターテインメントの世界全体に影響を与えている重要な取組である。SCRAP代表 加藤隆生コメント過去の受賞者の方々を拝見するとすごい方々が並んでおられて恐縮するばかりですが授賞理由に「加藤隆生とその仲間たち」と書いていただいたのがすべてを物語っており私だけの力などではまったくなくリアル脱出ゲームという素敵な遊びに関わってくれたすべての方々と一緒にいただいた宝物なのだと思います。こうやってきちんと褒めてもらうことってあまり人生の中でなかったので素直にうれしいです。なるべく楽しそうな方に進んでいたらここに辿り着きました。これからもそんな風にやっていこうと思っております。この度は選んでいただき誠にありがとうございました。加藤隆生補足情報2004年に発表された「クリムゾンルーム」というネットの無料ゲームを発端に、爆発的に盛り上がった「脱出ゲーム」。そのフォーマットをそのままに現実世界に移し替えた大胆な遊びが「リアル脱出ゲーム」。マンションの1室や廃校、廃病院、そして東京ドームや六本木ヒルズなど、様々な場所で開催されている。07年に初開催して以降、現在までで1090万人以上を動員している。日本のみならず上海、台湾、シンガポールやサンフランシスコなど全世界で参加者を興奮の渦に巻き込み、男女問わずあらゆる世代を取り込む、今大注目の体験型エンターテインメントである。※「リアル脱出ゲーム」は株式会社SCRAPの登録商標です。☆オフィシャルサイト→ ☆公式X(旧Twitter)アカウント→@realdgame■SCRAPとは?2008年、株式会社SCRAPを設立。遊園地やスタジアムを貸し切ってリアル脱出ゲームを作ったり、本やアプリ、TV番組にも謎をしかけ、企業の謎解きプロモーション企画をお手伝いしているうちに、すっかり謎イベントの制作会社として世間に認知されてしまった京都出身のフリーペーパー制作会社(しかもフリーペーパーは絶賛休刊中)。勢いに乗ってファンクラブ「少年探偵SCRAP団」も結成。TV局・レコード会社などともコラボレーションを行い、常に新しいエンターテインメントを生み出し続けている。■公式サイト: ■公X(旧Twitter)アカウント:@scrapmagazine 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月28日昨年6月より上演された舞台「パラサイト」が、4月にWOWOWにて放送・配信されることが決定した。2019年に韓国で公開され、第92回アカデミー賞で非英語作品として史上初の作品賞受賞のほか計4部門受賞という快挙を成し遂げた、ポン・ジュノ監督の映画『パラサイト 半地下の家族』を日本で舞台化した本作。2023年に東京・大阪で上演された話題作だ。日本版の舞台は、1990年代の関西。地上にありながら地下のように日が差さないトタン屋根の集落で暮らす金田家が、高台の豪邸で暮らす永井家に寄生(パラサイト)していく物語。本作で台本と演出を手掛けるのは、映画『愛を乞うひと』、舞台「泣くロミオと怒るジュリエット」などで知られる脚本・演出家の鄭義信。舞台「パラサイト」撮影・細野晋司出演は、半地下に暮らす金田家の夫婦役を古田新太、江口のりこ、その息子と娘役を宮沢氷魚、伊藤沙莉が演じ、一方、裕福な永井家の夫婦役を山内圭哉、真木よう子、その娘役を恒松祐里、家政婦役をキムラ緑子が演じるほか、オリジナルの登場人物としてみのすけが出演。個性と実力を兼ね備えた豪華キャストが顔をそろえた。舞台「パラサイト」は4月、WOWOWにて放送・配信予定。(シネマカフェ編集部)
2024年02月27日「TVer」では、「日本アカデミー賞特集」を開始。授賞式当日のウェルカムレセプションやレッドカーペットの模様を限定ライブ配信する。今回の「第47回 日本アカデミー賞」では、阿部サダヲ、神木隆之介、綾瀬はるか、安藤サクラ、磯村勇斗、浜辺美波、アイナ・ジ・エンド、桜田ひより、高橋文哉ら豪華俳優陣が受賞している。そんな各賞の受賞者が出演するドラマを順次配信。また、新人俳優賞受賞者のスペシャルインタビュー完全版や、TVerだけのオリジナルコンテンツも順次展開。さらには、ここでしか見られない授賞式直前の豪華な顔ぶれを楽しめる、ウェルカムレセプションやレッドカーペットを無料ライブ配信し、見逃し配信も実施される。もちろん、日本テレビ系で地上波放送される授賞式は、リアルタイム配信。昨年、最優秀主演女優賞を受賞した岸井ゆきのとアナウンサー・羽鳥慎一が司会を務め、2023年の日本映画界を牽引した作品・俳優の各賞の授賞の模様や、受賞者のスピーチが楽しめる。■日本アカデミー賞特集配信予定2月23日(金)・「懐かしの名スピーチ集」24時00分ごろ~配信2月26日(月)特集開始・各受賞者が出演するテレビドラマを順次配信3月3日(日)・第47回 日本アカデミー賞新人俳優賞インタビュー完全版などTVerオリジナルコンテンツを順次配信3月8日(金)・「ウェルカムレセプション」13時50分~配信予定・「レッドカーペット」14時45分~配信予定・「ウェルカムレセプション・レッドカーペット」見逃し配信 18時00分ごろ~配信予定・「第47回 日本アカデミー賞授賞式」21時00分ごろ~配信予定3月9日(土)・「第47回 日本アカデミー賞授賞式」見逃し配信 19時00分ごろ~配信予定3月17日(日)・「第47回 日本アカデミー賞 授賞式全授賞シーン版」24時00分ごろ~配信予定※各作品の配信期間、話数ごとの配信予定は番組詳細ページでご確認ください※配信予定は予告なく変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください(シネマカフェ編集部)
2024年02月27日映画芸術科学アカデミーが3月10日に開催を控える第96回アカデミー賞授賞式のプレゼンター第一弾を発表した。マハーシャラ・アリ、ニコラス・ケイジ、ジェシカ・ラング、マシュー・マコノヒー、ルピタ・ニョンゴ、アル・パチーノ、ミシェル・ファイファー、サム・ロックウェル、ゼンデイヤに、昨年の受賞者たちであるブレンダン・フレイザー、ミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァン、ジェイミー・リー・カーティスと名優ぞろい。ファンも興奮した様子で、「なんというメンバーだ。これは絶対に観なくては」「素晴らしいセレクション」「『スカーフェイス』コンビのアル・パチーノとミシェル・ファイファーが一緒にプレゼンターを務めたら胸アツ」「クイーン・ゼンデイヤ!!!」などの感想をXに寄せている。また、ライアン・ゴズリング、ニコール・キッドマン、レオナルド・ディカプリオなど、プレゼンターを務めてほしい人の名前も挙げている。第96回アカデミー賞の司会は昨年に続いてジミー・キンメルが務める。『オッペンハイマー』が最多13ノミネート、『哀れなるものたち』が11ノミネート、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』が10ノミネートを獲得。アカデミー会員による最終投票は2月22日から行われており、27日に締め切られる。(賀来比呂美)
2024年02月27日本年度・第96回アカデミー賞で5部門にノミネートされた、アウシュビッツ収容所の隣で“幸せに暮らす”家族を描く『関心領域』が5月24日(金)より公開。この度、ポスターと予告編が解禁された。イギリスの作家マーティン・エイミスの同名小説を原案に、『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』(13)のジョナサン・グレイザー監督が10年もの歳月をかけて映画化。本作は、昨年度のアカデミー賞で作品賞ほか最多7部門を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』など多くの話題作を手掛け、近年の賞レースを席巻している映画スタジオ・A24が製作、第76回カンヌ国際映画祭ではグランプリを獲得。先日の第77回英国アカデミー賞では英国作品賞、外国語映画賞、音響賞を受賞、第96回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞、音響賞の計5部門でノミネートを果たしている。解禁となった予告編では、“この映画を観たことは一生忘れないだろう” “どんなホラー映画よりも恐ろしい” “今世紀最も重要な映画” “目をそらしてはいけない”と海外映画評が警告のように並ぶ。映し出されるのは、どこにでもある穏やかな日常で、幸せに暮らす家族たち。しかし、壁一つ隔てた収容所の存在が、音や、建物からあがる煙、家族が交わす視線や気配から着実に伝わってくる。壁を隔てたふたつの世界にどんな違いがあるのか?平和に暮らす家族と彼らにはどんな違いがあるのか?また、ポスターは、アウシュビッツ収容所の所長とその家族が緑生い茂る広い庭で悠々と過ごす様子が描かれているが、ここはアウシュビッツ収容所の隣。本来収容所が写っているはずの壁の向こうは漆黒に塗りつぶされており、“無関心という恐怖”を表現している。『関心領域』は5月24日(金)より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:関心領域 2024年5月24日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© Two Wolves Films Limited, Extreme Emotions BIS Limited, Soft Money LLC and Channel Four Television Corporation 2023. All Rights Reserved.
2024年02月27日A24と韓国CJ ENMが初の共同製作で贈る注目作『パスト ライブス/再会』が、第39回インディペンデント・スピリット賞にて作品賞と監督賞をW受賞した。本作は、ソウルで初めて恋に落ちた幼なじみのふたりが、24年後の36歳、N.Y.で再会する7日間を描くラブストーリー。物語のキーワードは「運命」の意味で使う韓国の言葉“縁ーイニョンー”。見知らぬ人とすれ違った時、袖が偶然触れるのは、前世(PAST LIVES)で何かの“縁”があったから。久しぶりに顔を合わせたふたりは、N.Y.の街を歩きながらこれまでの互いの人生について語り合い、過去自分たちが「選ばなかった道」に想いを馳せる。本作でメガホンをとったセリーヌ・ソン監督は、長編映画監督デビューながらすでに各国の映画賞で244ノミネート84受賞(2月26日時点)と本年度の賞レースを席巻。第96回アカデミー賞では作品賞・脚本賞の2部門に見事ノミネート。そしてこの度、日本時間2月26日早朝に発表された第39回インディペンデント・スピリット賞で、作品賞と監督賞をW受賞。米非営利団体Film Independent所属会員の投票によって決定する同賞では過去に、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』や『ノマドランド』など、米国アカデミー賞でも作品賞に輝いた数々の作品が受賞を果たしている。授賞式に登壇したセリーヌ・ソン監督は、「この作品について、この場で話せることをとても光栄に思います。作品の中でも描いているのですが、東洋の概念にイニョンというものがあり、現世で同じタイミングに同じ空間にいる相手とは、前世でも互いを知っていたということを意味します」と作品のテーマに寄せてコメント。「この映画を作るにあたり、このステージに立つみんな(キャストとスタッフ)に対して同じことをずっと感じてきました。みんなも同様に思ってくれていたはずです。今もこうしてチームを代表してこの作品賞を受け取っているわけですが、その共通の思いがあるので、いつも心強く、寂しさを感じたことがありませんでした。本当にありがとうございます」と喜びのスピーチをした。本年度の映画賞レースでは、これまでに作品賞に69ノミネート13受賞、また同じく監督賞については、40ノミネート11受賞を記録している本作。監督自身の実体験を基に緻密で繊細なストーリー構成が幅広く評価されていることが分かる。ほかにも「IndieWire」誌や「Hollywood Reporter」誌、「Rolling Stone」誌など複数の海外メディアがこぞって、<ベストムービー>に挙げ、映画レビューサイト・ロッテントマト98%の高評価を獲得(2023年10月3日時点)するなど、世界中から絶賛の声があがっており、今回、改めてセリーヌ・ソン監督のフレッシュな才能と、再会の物語の美しさを世界にアピールする結果となった。『パスト ライブス/再会』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:パスト ライブス/再会 2024年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開2022 © Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved
2024年02月26日