(写真:アフロ) 米放送局CNNは現地時間31日、女優でコメディアンのキャシー・グリフィン氏(56)との番組出演契約を解除したと発表した。 グリフィン氏は、血まみれになったトランプ大統領と思われる首人形を持った写真をツイッターに投稿。過激すぎる写真に非難が殺到し、「やり過ぎてしまった。不快な写真でした。笑い事では済まされません」と謝罪する動画をあげる事態となっていた。ツイッターに上げられた謝罪動画は、現在5万件を超えるリプライがつくなど大きな反響を呼んでいる。 グリフィン氏は、同局の年末の恒例であるセレブレーション番組の司会者を務めていた。同番組の司会を共に務めるジャーナリストのアンダーソン・クーパー氏は「一応コメントしておくと、彼女が参加した写真にとても驚き呆れている。明らかに不快で不適切な写真だ」とツイッターで反応した。 トランプ大統領はグリフィン氏が謝罪動画を上げる数十分前にツイッターで、「キャシー・グリフィンは自らを恥じるべきだ。私の子どもたち、特に11歳のバロンはつらい思いをしている。あり得ない!」と強く非難した。 なお、非難が集中した写真を撮影した写真家であるタイラー・シールズ氏のホームページ内では、該当写真は削除されている。
2017年06月01日(写真:アフロ) 5月7日に決選投票が行われたフランス大統領選。極右「国民戦線」のマリーヌ・ル・ペン(48)と一騎打ちで争い、勝利した中道派のエマニュエル・マクロン(39)。 マクロンはフランス国立行政学院卒業後に財務省に入省、投資銀行に転職し、企業買収などを手掛けたエリートで、地元紙がつけた名は「金融のモーツァルト」。36歳の若さで経済・金融大臣に就任し、ついには自ら政治団体「Enmarche!(前進!)」を設立した。 「当然のようにメディアの注目を浴びましたが、彼を一段と有名にしたのは、いつも寄り添い支えている24歳年上のブリジット夫人(64)の存在です」(在仏ジャーナリスト) マクロンが16歳のとき、2人は生徒と教師という関係だった。彼はフランス北部の町アミアンにあるカトリック系の高校に進学し演劇部に入部、そこで顧問をしていたのがブリジットさんだったという。 「マクロンは学校ではつねに成績トップ、ずば抜けた知性を持っていました。そして毎週金曜日の夜に、2人で演劇の台本作りをしているうちに、惹かれあったといいます。その演劇を無事に終え、幕が下りたと同時に、舞台でお互いの頬にキスをしたという話も……。しかし、ブリジットさんには当時、夫がいたんです。彼女の長女はなんと、マクロンと同級生でした」(前出・在仏ジャーナリスト) マクロンの両親は、2人の恋仲に猛反対。彼の母親はブリジットさんに、「マクロンが18歳になるまで会ってはいけない」と命じたが、彼女は涙ながらに「それは約束できない」と語ったという。そしてマクロンは、アミアンから150キロ離れたパリの高校に転校することに。そのとき彼は、「必ず戻り、あなたと結婚する」と、ブリジットさんにプロポーズしたそうだ。 「それから13年、財務官僚になっていた29歳のマクロンは、前夫と離婚したブリジットさんとついに結婚。彼女は前夫との間に子どもが3人、さらに孫が7人おり、マクロンはすでに“おじいちゃん”ですが、夫婦は今も遊説やデートなどで、手をつなぐほどアツアツ。選挙戦でも、“美人弁護士”で知られる次女・ティファンヌさん(30)が、マクロン陣営を支えたことが、好感度アップにつながりました」(前出・在仏ジャーナリスト) 禁断の師弟愛に不倫略奪婚--。しかし、フランス国民はそれを受け入れているそう。 「彼の結婚はむしろ、“恋愛を成就させた理想の夫婦”だと、美談として語られているんです」(前出・在仏ジャーナリスト) 国際教養大学大学院客員教授で国際ジャーナリストの小西克哉さんもこう語る。 「オランド前大統領は女優との不倫疑惑が報じられましたし、ミッテラン元大統領に至っては隠し子がいて、愛人宅に帰っていたことは公然の事実でしたが、国民が注目するのはあくまで政治活動。プライベートとは切り離して考えるべき、というフランス人が多いんです」 くしくもアメリカのトランプ大統領(72)とメラニア夫人(47)も24歳差の“年の差婚”。これからは、ファーストレディの年齢にも注目!?
2017年05月14日ドウェイン・ジョンソン(45)が米大統領選挙へ立候補する意欲を見せている。ドウェインは過去1年間で、アメリカを動かしていくために政治の世界へと足を踏み入れることをより一層考え始めたのだという。ドウェインは「大統領選に立候補する可能性は大いにあるだろうね」「1年前くらいから、どんどんそういった事を考えるようになってきたんだ。それは真剣そのもので、家に帰って『自分の答えを考え直して、真実で敬意のある回答を言えるようにしなくては』と考えるようになったんだ」と語る。さらにドウェインは、国民のために責任を負うことができる、自信あるアメリカのリーダーになることができるだろうGQ誌のインタビューに続ける。「個人的にだけど、僕が大統領になるとしたら、バランスが大切だと思うんだ。それにリーダーシップも大切だね。みんなの責任を負うことになるからね。もし何かに対して誰かと意見が合わないとしても、僕は彼らを黙らせたりはしないよ。彼らを含めて考えることになるだろうね」「僕らはみんな問題を抱えているわけだから、一緒に解決していかなくてはいけないんだよ。誰かを黙らせるようなことをしないということが良いリーダーの素質の1つだと思うんだ。だから意見が食い違ったとしても、一緒に解決していかないとね」もしドウェインが本当に大統領選に立候補するとしても投票数に困ることはなさそうだ。ドウェインが出演する「ワイルド・スピード」シリーズを製作するNBCユニバーサルの会長ロン・メイヤー氏は、そのときが来たら間違いなくドウェインに投票するだろうと語っている。「彼が大統領選に立候補するときがきたら、彼はおそらくその目標を達成するだろうね。彼にできないことは何もないと思うんだ。なんの疑いもなく、僕は彼に投票するよ」(C)BANG Media International
2017年05月12日マニュエル・マクロン候補(右)とブリジット・トロニュー夫人(写真:Best Image/アフロ) 23日、フランス大統領選挙の第1回投票が行われ、極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン(48)氏と、中道・独立系のエマニュエル・マクロン前経済相(39)が決選投票へ駒を進めた。マクロン氏が当選した場合、近代フランス史上最年少の大統領が誕生することになるが、妻であるブリジットさんは、夫の25歳上の64歳なのである。2人の馴れ初めを追った。 マクロン氏は15歳のとき、通っていた学校で国語教師のブリジット・オジエールさんに出会った。当時40歳のブリジットさんには夫と3人の子どもがいたが、マクロン氏は熱烈なアプローチを開始。17歳のときに「あなたが何をしようと、僕はあなたと結婚する!」と宣言したという。マクロン氏の両親は、「少なくとも18歳までは、息子と距離を置いてくれ」とブリジットさんに懇願し、2人を引き離そうと息子を遠くへ引っ越させもしたが、功を奏することなかった。18歳から交際をスタートさせた2人は、ブリジットさんの離婚後の2007年に結婚した。しかし、ブリジットさんは夫の姓ではなく、旧姓のトロニューを名乗っている。 ブリジットさんと前夫との間には3人の子どもがいたことは前述したとおりだが、末娘のティファニー・オジエールさん(30)は、マクロン氏の選挙戦に弁護士として参加している。ケベック・テレグラム紙によると、先週、対立候補のポスターが損壊されたことが報じられたときに謝罪会見を行った人物がこのティファニーさんだったという。 ブリジットさんには既に7人の孫がいる。義理の祖父という立場にあるマクロン氏は、BMFTVのインタビューで、自らの子どもを持つことはない、と明言している。「この選択は、年齢差から言って当然の帰結だと思う。僕には生物学的な子どもも孫も必要ない」と断言したが、この風変わりな夫婦のあり方に「ゲイ疑惑」が持ち上がったこともある。今年2月にラジオ・フランスのCEO、マシュー・ギャレ氏との同性愛が報道されたが、「もし僕がギャレさんとの二重生活を送っているとしたら、きっと僕のホログラムが逃げ出したんだろうね」とジョークで一笑に付している。 マクロン氏は妻を表舞台に立たせ、夫婦二人三脚の選挙戦を展開している。演説では「もし、私が選ばれたなら……いや、失礼、私たちが選ばれたなら、彼女は役割と居場所を得て僕の側にいてくれるでしょう」と発言するなど、彼女の存在感は増すばかりだ。ブルームバーグによると、「私は、彼女に多大なる恩があるのです。彼女は私が私であることを助けてくれた」とも語っており、当選した暁には妻が政権で大きな力を持つことが予想される。
2017年04月24日アメリカの大統領選挙では、必ず予期しない大きな出来事がある。しかし、2016年の大統領選ほど「前代未聞」という表現が似合う選挙はなかった。トランプの当選である。 トランプは「とてもひどい」などといった小学校で学ぶ程度の単純な語彙だけを使ってオバマ大統領をけなし、ライバル候補を揶揄し、マイノリティや移民を非難して群衆を湧かせた。 なぜトランプは支持されたのか?主な支持層である地方の白人労働者の怒りや不信感の実態を、当事者が初めて語る。 ※ 私は「ラストベルト(さびついた工業地帯)」と呼ばれる一帯に位置する、オハイオ州の鉄鋼業の町で貧しい子ども時代を送った。記憶をどれだけさかのぼってみても、当時から現在にいたるまで、その町は、仕事も希望も失われた地方都市であることに変わりはない。 控えめに言っても、私と両親との関係はかなり複雑だった。一方の親は、私が生まれてからずっと薬物依存症と闘っている。私を育ててくれた祖父母はどちらも高校を卒業しておらず、カレッジを卒業した親類もほとんどいない。 統計資料によれば、私のような境遇に育った子どもは、運がよければ公的扶助を受けずにすむが、運が悪ければヘロインの過剰摂取で命を落とす。昨年、私の故郷の小さな町で何人もが亡くなったように。 私自身も、将来に望みのない子どものひとりだった。高校では落第しかけ、この町では誰もが抱く、怒りやいらだちに屈しかけていた――。 私は1984年の夏の終わり、オハイオ州のミドルタウンで生まれた。この町には製鉄企業「アームコ」があり、祖母がよく言っていたように、「アームコがこの町をつくった」。 実際、町のまともな公園や施設は、多くがアームコの資金でつくられた。主要な地域組織では、役員にアームコの関係者が名を連ね、アームコは学校に資金援助もしていた。それに、ミドルタウンの住民が何千人も雇用され、私の祖父のように、学校教育を受けていない人でも、かなりの給料をもらっていた。 1980年代のミドルタウンには、とても美しい自慢の市街地があった。にぎやかなショッピングセンターや、第二次世界大戦前から続くレストランがあり、製鋼所でのきつい一日を終えた祖父のような人たちが集い、ビールを一杯(あるいは何杯も)引っかけられるバーもいくつかあった。 だが、いまやショッピングセンターのほとんどは空き店舗になっていて、最後に見たときにはハンバーガー店とディスカウント食料品店、バイキング形式の中華料理店があるだけだった。この光景はめずらしいものではない。 ミドルタウンの市街地は、アメリカの産業の過去の栄光を示す遺物になりはてたのだ。市街地の中心部、つまりセントラル・アヴェニューとメイン・ストリートが交差するところですら、窓ガラスが割られた廃店舗が列をなしている。 目抜き通りからほど近いところに、ソーグ家の屋敷がある。ソーグ家は19世紀にさかのぼる有力で裕福な一族で、ミドルタウンで大きな製紙工場を経営していた。かなりの額を町に寄付し、地元のオペラハウスには一族にちなんだ名がつけられているほどだ。ミドルタウンがアームコを誘致できるほど立派な町になったのも、ソーグ家のおかげだといえる。 ソーグ家の屋敷は、文字どおりメイン・ストリートに面している。同じ通り沿いには、その昔、ミドルタウンの全盛期に富裕層が住んでいた、ぜいたくな家がずらりと並んでいるが、そのほとんどが朽ち果てている。いまでも使われている建物といえば、ミドルタウンの最貧困層用に、建物のなかを区切って共同住宅にしたものばかり。 ここは、かつてはミドルタウンが誇る通りだったが、いまや薬物依存者と売人の待ち合わせ場所になった。暗くなったら近づかないほうがいい。このような変化は、貧困地域に住む白人労働者階層の数が増加したことによる。1970年には、白人の子どもの25%が、貧困地域に住んでいた。それが2000年には40%にまで上昇した。いまは、ほぼ確実にさらに高くなっているだろう。 歴代の市長たちは、ミドルタウンの市街地を再生しようと試みてきたが、むなしい努力に終わっている。再生の取り組みは、いつだって無駄な努力だった、と私は思う。人々が去っていくのは、市街地におしゃれな文化的スポットがないからではない。ミドルタウンには、消費者が十分にいないから、おしゃれな文化的スポットのほうが去っていくのだ。ではなぜ、金払いのよい消費者がいないのか。消費者を雇用するだけの仕事がないからだ。 私は白人にはちがいないが、自分がアメリカ北東部のいわゆる「WASP(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント)」に属する人間だと思ったことはない。 そのかわりに、「スコッツ=アイリッシュ」の家系に属し、大学を卒業せずに労働者階層の一員として働く白人アメリカ人のひとりだと見なしている。そうした人たちにとって、貧困は、代々伝わる伝統といえる。 先祖は南部の奴隷経済時代に日雇い労働者として働き、その後はシェアクロッパー(物納小作人)、続いて炭鉱労働者になった。近年では、機械工や工場労働者として生計を立てている。 アメリカ社会では、彼らは「ヒルビリー(田舎者)」「レッドネック(首すじが赤く日焼けした白人労働者)」「ホワイト・トラッシュ(白いゴミ)」と呼ばれている。こうした貧困に沈む白人たちが、トランプ大統領を支持したのだ。 ※ 以上、『ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち』から引用しました。
2017年04月01日「銀座米料亭 八代目儀兵衛」 で日本唯一の銀シャリを本当に美味しいお米が味わえる「銀座米料亭 八代目儀兵衛」。「お米の美味しさは銘柄で決まるものではない」との思いから、お米マイスターがさまざまな産地から上質なお米を仕入れています。仕入れ先は固定せず、毎年一番美味しいと感じる産地のものを厳選。単品で食べる方が美味しいのか、他のお米と組み合わせることで旨みが増すのかなどを考慮して、独自のブレンドを行っています。精米方法や炊き方など、より美味しくお米を味わえるように趣向を凝らした“究極の銀シャリ”をいただけます。並んででも食べたい「儀兵衛のかご盛り銀シャリ御膳」一番人気は「儀兵衛のかご盛り銀シャリ御膳」(2,440円) 。天麩羅や煮魚、いくらの醤油漬けなど、ご飯のお供に最適な一品料理が竹籠にずらりと盛り付けられています。彩り豊かで豪華なビジュアルに、期待で胸が高鳴りますが、主役はもちろんふっくらと炊き上がったご飯。いつ訪れても炊き立ての香りに包まれながら、贅沢な食事のひとときを堪能できます。だし香る「京赤地鶏のあんかけ親子丼銀シャリ御膳」ご飯がすすむ「京赤地鶏のあんかけ親子丼銀シャリ御膳」(1,410円) も一度は味わっておきたい一品! 鰹と昆布の風味が香るとろとろの餡、だしをたっぷり染み込んだふわふわの玉子が、京赤地鶏の旨味をより引き立てます。こちらも限定15食なので、運よく巡り合えたらご飯とともにじっくりと味わって。お米の味を楽しむ「三種のお茶漬け銀シャリ御膳」ご飯の味の変化を楽しみたいなら、「三種のお茶漬け銀シャリ御膳」(1,720円) 。表情豊かな3種のお茶漬けを味わうことができます。まずはそのままご飯を食べて、お米の味をしっかり噛みしめて。その後、好きな順序でお茶漬けにしていくのがおすすめの食べ方です。他にも、旬の鮮魚を使ったお造りや煮魚、天麩羅などがセットになっており、ついつい食が進んでしまいそう。「銀座米料亭 八代目儀兵衛」 の炊き立てご飯からは、お米本来の甘みや旨みだけでなく、お米への深い愛情が感じられます。そのこだわりを知ることで、何気ない食事の時間がより味わい深いものになりそうです。スポット情報スポット名:銀座米料亭八代目儀兵衛住所:東京都中央区銀座5丁目4番15号 エフローレ銀座 1階電話番号:03-6280-6383
2017年03月26日秋葉原の「肉バル 肉ソン大統領 秋葉原店」全長約60cmの肉メニュー『大統領専用器(機) 肉盛りエアフォースワン』が登場!飛行機に見立てた巨大肉メニューは、自慢のタンドールで焼き上げた牛、豚、鶏、羊の様々な部位が楽しめます。ビジュアルのインパクトがとにかくすごいですね。インスタ映えまちがいなしの肉メニュー、ぜひ直接店舗で楽しみましょう!メニュー名大統領専用器(機) 肉盛りエアフォースワン(重量非公開)料金10,000円(税抜) 7,8人前※前日迄に要予約肉ソン大統領ってどんな店?北海道肉ソン大統領は、北海道生まれのお肉を美味しく楽しく食べる為のブランドです。肉類、魚介類、乳製品、農作物、お菓子など名産品の多い北海道にて、デザイナーの阿野 洋介氏(北海道肉ソン大統領補佐官)の豊かな発想力を武器に、お土産界に新風を吹き込んでいるのが、第37代アメリカ合衆国大統領の名前を冠した『北海道肉ソン大統領』です。鶏の一枚肉を贅沢に使用したレトルトカレー「肉デカチキンカリー」、北海道の地形をドットに見立てた「北海ドット」など、話題の商品を次々と生み出しています。■店舗概要店舗名 : 肉バル 肉ソン大統領 秋葉原店所在地 : 〒101-0025東京都千代田区神田佐久間町2-11 JD秋葉原ビル2Fアクセス : JR「秋葉原駅」から徒歩3分営業時間 : 16:00~23:30(L.O.22:30、ドリンクL.O.23:00)※毎月最終金曜日はプレミアムフライデーのため15:00オープン定休日 : なしTEL: 03-5823-4517URL: : : :
2017年03月24日ブリー・ラーソンが、アメリカ史上初の女性大統領候補ヴィクトリア・ウッドハル役を演じることになった。女性参政権運動家のヴィクトリアは、まだ女性に参政権が与えられていなかった1872年に大統領選挙に出馬。初めての女性大統領候補として歴史に名を残している。日頃からフェミニストであることを公言しているブリーにまさにぴったりの役であろう。そのヴィクトリアをテーマとした映画をアマゾン・スタジオが製作することが発表された。「Deadline」によると、主演のブリーは、「アラフォー♀とルーキー♂」のロイド・ブラウン、『LBJ』(原題)のアンドリュー・ミットマンとともにプロデューサーも務めるという。ブリーが監督・主演した『Unicorn Story』でも製作総指揮を担当したアン・ウッドワードが今作でも同ポジションに。脚本はブレット・ラトナーが監督、ジョニー・デップが主演予定で進められていることで話題の『The Libertine』(原題)のジョン・コピットが手掛ける。昨年『ルーム』でアカデミー主演女優賞を獲得して以来、ひっきりなしに映画に出演しているブリー。日本では3月25日(土)から公開されるの『キングコング:髑髏島の巨神』、製作総指揮にマーティン・スコセッシを迎えた『フリー・ファイヤー』も4月29日(土)に公開が決定している。少し先のことではあるが2019年には超大作『Captain Marvel』(原題)も公開予定。それまでにも現時点で4,5本の新作出演を控えている。(Hiromi Kaku)
2017年03月23日『パージ』『パージ:アナーキー』のスタッフが再集結して贈る、『THE PURGE:ELECTION YEAR』(原題)が、『パージ:大統領令』の邦題で4月14日(金)より公開されることが決定。併せて本作から場面写真が到着した。オーエンズ牧師率いる極右政権NFFAが支配するアメリカ。政府は犯罪抑制の最終手段として、“パージ”こそがアメリカを偉大にしていると容認していたが、貧困層や弱者を排除しようとしていると訴える無所属のローン上院議員らの台頭により、賛成派と反対派との間で国内は分断され、その是非を問う大統領選の真っ只中、世界の運命を左右する12時間が新たに幕を開ける――。警察も病院も機能しないパージの夜、NFFAの暗殺計画からローン上院議員を守るため、彼女の護衛を務めるレオ。しかし、裏切り者によって、2人は暴力と混沌に満ちた首都ワシントンD.C.の路上に放り出されてしまう。怪し気な武装集団に追われながら、果たして2人は生き延びる ことが出来るのか…?1年に一晩だけ、政府や警察が一切の活動を停止し、殺人も含めたあらゆる犯罪が合法化されるという法律<パージ>を描き、昨年の大統領選真っ只中の独立記念日に合わせてアメリカで公開された本作。累計世界興行収入は300億円を突破し、パージ法の是非を問うアメリカ大統領選直前という設定で、パージに反対する上院議員と彼女を守るSPの生き残りを賭けたエクストリーム・スリラーだ。本作は、『パラノーマル・アクティビティ』『インシディアス』のジェイソン・ブラムと、『トランスフォーマー』シリーズのマイケル・ベイという世界的ヒットメーカーがタッグを組み、『交渉人』で脚本を担当したジェームズ・デモナコが監督を務めるなど、『パージ』『パージ:アナーキー』のスタッフが再集結。また、『パージ:アナーキー』でも主演を務めたフランク・グリロが引き続きレオ役で出演している。そして今回、公開決定に合わせて解禁された場面写真は、パージ法に異を唱え大統領選に立候補した政治家のローン上院議員が、この法律の存続を希望する政府と一般市民によってパージの標的とされてしまう。そんな彼女を守るため、緊迫した空気の中真剣な面持ちで銃を構えているレオの姿が捉えられている。また若い女子3人組は、派手に着飾り顔にはお面、片手には銃を構えターゲットに向かっていく姿が。その様子はかなり不気味…。まるでお祭りを楽しむかのようなその姿は、これから始まる悪夢の12時間を物語る象徴的なシーンとなっている。『パージ:大統領令』は4月14日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年03月12日先のアメリカ大統領選で、ドナルド・トランプとヒラリー・クリントンの戦いが、色濃く刻んでしまった米社会の“分断”。もともと存在していたものが、選挙をきっかけに露呈したに過ぎないとは思いますが、この映画を観ると、この国が辿ってきた人種にまつわる歴史の一端がよくわかります。映画『ラビング愛という名前のふたり』は、1967年、米国の結婚に関する法律を変えたある夫婦の真実の物語。バージニア州に暮らす勤勉なレンガ職人のリチャードとその妻ミルドレッドは、つつましくも幸せに暮らしていました。ところがある日、逮捕されてしまいます。罪状は、異人種間の結婚。夫は白人、妻は黒人。2人が愛し合い、その末に結ばれたことが罪として告発されたのです。なぜなら1958年当時のバージニアでは、それが理不尽にも認められていなかったから。2人は結婚を認めてくれるワシントンD.C.に赴いて宣誓をしたものの、結婚生活すら故郷で送ることは許されず、罪人となってしまったのです。25年間、一緒に故郷に戻ることを許さないという判決により、家族や友人と離ればなれになってしまう2人。映画では、その2人による静かなる戦いと、1967年にやっと法改正という勝利を勝ち取るまでを描いています。驚くべきは、2人が声高に権利を叫ぶ活動家だったわけではなく、控えめで物静かな一市民だということ。知識も欲もないために、人権を侵害されたり、利用されたりしそうになりながらも、彼らはどんなときでも互いを“愛し抜く”という姿勢だけで、人間として最も基本的な権利のひとつを勝ち取りました。まさに、“Loving”という名にふさわしい2人なのです。控えめで物静かというラビング夫妻の様子はその生活ぶり、特に服装からも見て取れます。メディアのインタビューを受けるときも、記者会見に臨むときも、着飾ったりせず、いつもの自分たちらしさを失いません。それは、簡素だけれど、清潔感に満ちていて誠実な人柄がにじみ出る服装。人間は、どうしても自分をよく見せようと思いがちですが、その姿からは、彼らが望むものが、名声でも周囲からの尊敬でもなく、ただ単に愛する者たちとの穏やかな暮らしであることがよくわかるのです。ラビング夫妻の訴えをきっかけに、1967年6月12日に最高裁判所は、すべての異人種間結婚禁止法が違憲であるとの判決を下しました。いまではこの日が、“Loving Day”という記念日になっているそうですが、夫に先立たれた後も、妻のミルドレッドは英雄視されることを嫌って静かに暮らしていたとか。社会のためでなく、使命感でもなく、ただ愛する人と一緒にいたい、そんな世にも純粋な愛が源だからこそ、戦い抜けたのかもしれませんね。あんなことも、こんなこともある世界ですが、やはり偉大な愛をもってすれば、世の中なんとかなるのではないか、そんな希望を感じさせてくれる作品です。(text:June Makiguchi)■関連作品:マギーズ・プラン-幸せのあとしまつ- 2017年1月21日より全国にて公開(C) 2015 Lily Harding Pictures, LLC All Rights Reserved. (C) on Pack, Hall Monitor Inc.ラビング愛という名前のふたり 2017年3月3日よりTOHOシネマズ、シャンテほか全国にて公開(C) 2016 Big Beach, LLC. All Rights Reserved.
2017年03月11日ビヨンセ、レナ・ダナム、ケイトリン・ジェンナーらアメリカのスターたちが、ドナルド・トランプ大統領によるトランスジェンダー保護政策撤回に苦言を呈している。心と体の性が一致しないトランスジェンダーの学生たちが公立の学校でトイレや更衣室を自分の意思で選ぶことができる政策を、その決定はそれぞれの州や学校が独自に決断すべきであるとしてトランプ大統領が撤回したことを受け、多くのセレブたちが「若いトランスジェンダーの人々を守る」ための支援を呼びかけている。性的思考、性同一性、ジェンダーの表現に対する差別やいやがらせ、いじめを撲滅するために活動している団体GLSENのホームページのリンクとともにビヨンセは「LGBTQの学生たちは、私たちが応援してるってことを知ってほしいわ」と温かいコメントを投稿している。また、『GIRLS/ガールズ』のクリエーターとして知られるレナは、ホームレスや危険にさらされているLGBTの若い人々の支援を行うデトロイトの施設ザ・ルース・エリス・センターへ募金を行う呼びかけを行っている。その一方で、米共和党の支持者であるケイトリンも、この決断に対しては批判のコメントをツイッターに投稿した。そのほかにも、エミー・ロッサム、エレン・ペイジ、ブリー・ラーソン、ケイティ・ペリーらも怒りのコメントとともにトランスジェンダーの人々をサポートするメッセージをソーシャルメディアに投稿している。(C)BANG Media International
2017年02月25日(C)DEADLINEショウビズ界で目覚ましい活躍をした著名人に贈られるハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムの星。ずらりと並ぶ星の中に、トランプ大統領の名も刻まれている。ミス・ユニバース機構の単独出資者として様々なメディア展開を行ったり、リアリティー番組『アプレンティス』へ出演したりと、大統領選出馬前はテレビ業界で大きな存在感を放っていた。 昨年10月、このトランプ氏の星をツルハシで滅多打ちにする男の映像がネット上に流れた。ジェイミー・オーティスという名のこの男は、地面から取り出した星のエンブレムをオークションにかけ、売上金をトランプ氏のセクハラ被害に遭った女性たちのために遣うつもりだと話していた。 オーティスの公判が21日に結審し、器物破損による有罪と3年の執行猶予が言い渡された。弁護人によるとオーティスは不抗争の答弁を行い、損害賠償及び弁護士費用として4,400ドル(約50万円)の支払いと、20日間の社会奉仕活動を受け入れた。
2017年02月22日『写真・AFLO』 暴言、豪腕に世界各国の首脳の頭痛の種となっているのが、ドナルド・トランプ米国大統領(70)。「何だか品が……」と眉をひそめる女性が多いというだけでも、前代未聞の米国大統領。事実、トランプ大統領のお下劣エピソードは枚挙にいとまがない。 そこで、国際ジャーナリストの小西克哉さん、大野和基さん、在米ジャーナリストの飯塚真紀子さんらの証言、現地メディア報道等を基に、その人物像を追った! ■甘やかされた生い立ち編 ’46年、トランプはニューヨーク市のクイーンズ地区に生まれた。父親は不動産業で財を成し、裕福な家庭に育った。生家は’08年時点で78万ドル(約7,800万円)の価値だったが、トランプ大統領誕生で10倍の値がついたという。 【お下劣エピソード1】小学生時代から「手に負えない子どもだった」と教師が嘆くほど。小2のとき、自分の気に入らない音楽の先生を殴って、目にあざを作った。 【お下劣エピソード2】父・フレッドは厳しくトランプを育てようと新聞配達をさせたが、雨の日はキャデラックに乗せて配達させるという甘やかしぶりだった。 【お下劣エピソード3】地下鉄の無賃乗車を繰り返し、ナイフ収集に精を出す悪童ぶりを見かねた両親。トランプ少年は全寮制の軍隊学校に編入させられた。 「ところが攻撃的な態度が増長の一途。校内では見せびらかすようにゴージャスな美女を連れていたそうです」(大野さん) 【お下劣エピソード4】’75年に独立し、ブルックリンで不動産業を始めるにあたり、「父から少額の融資を受けた」と語ったトランプ。“少額”と言っているものの、その額、1,400万ドル(当時のレートで約42億円)だったとか! 【お下劣エピソード5】世話になった父が認知症になったとき、「遺産はすべてオレのもの」と無理やり、遺言を書き換えさせた疑惑も。 「甥と姪から訴えられています。その後、和解したようですが、訴訟に腹を立てたトランプは、甥の病気の子どもの医療費を支払うという、以前からの約束を放棄してしまいました」(大野さん) ■剛腕ビジネスマン編 父の元で不動産会社を成長させたトランプ。自身の名を冠したニューヨーク5番街の「トランプ・タワー」は、スティーブン・スピルバーグ、ブルース・ウィリスも住むセレブビルだ。 【お下劣エピソード6】「低賃金の移民が、アメリカ人の仕事を奪っている」と声を上げるトランプだが、トランプ・ブランドを立ち上げ、販売していたシャツやネクタイ、スーツは中国製。 「トランプ・タワーを建設する際も、工事現場では安い賃金で働くポーランドからの移民を多く雇ったといいます」(小西さん) 【お下劣エピソード7】’05年、不動産開発の極意を伝授する「トランプ大学」を設立。トランプの経営が学べるとあって、3万5,000ドル(約400万円)を支払って受講した学生もいたが--。 「ふたを開けたら、公立図書館にある本に書かれているような内容。学生から苦情が殺到しました」(飯塚さん) 結局、’10年には閉校。関連する訴訟はトランプが2,500万ドル(約27億5,000万円)支払い、’16年に和解合意となった。 ■ベリーリッチ編 トランプは現在、総資産37億ドル(約3,800億円)、’16年の米国長者番付で156位になったというベリーリッチマンだ。先週、日米首脳会議が行われた、フロリダのパームビーチにある別荘は’85年に10億円で購入したもの。126部屋とプールのある大豪邸である。 【お下劣エピソード8】昨年のトランプの収入は5億ドル(約550億円)もあったのに、寄付は大嫌いという。 「慈善事業へ100億円以上の寄付を公表しましたが、後に一銭も支払っていないことが判明しました」(大野さん) 【お下劣エピソード9】愛機はボーイング757の特別仕様。ロールスロイス社のエンジンを搭載し、シートベルトなどの機内の金具には純金を使用。椅子やクッションにはトランプ家の紋章が。 【お下劣エピソード10】メラニア夫人にプロポーズした際、エメラルドカットされた15カラットの、英国ブランドのダイヤをプレゼント。結婚式では、1,500個のクリスタルを使用した10万ドル(約1,100万円)のディオール(フランス)のドレスを贈ったという。アメリカファーストではなかった!?
2017年02月17日米・トランプ大統領が国内への難民や移民の受け入れを制限する大統領令を出したこと(現在は差し止められている)に対し、反対する企業らが難民のサポートに乗り出している。部屋を貸し出す・借りることを通したコミュニティ作りをポリシーに掲げる企業Airbnb(エアビーアンドビー)が無料で難民を受け入れることを発表し、また大手コーヒーチェーンのスターバックスは1万人の難民を雇用する方針を打ち出した。これらの素晴らしそうなアイデアは実際はどのようなもので、果たしてどんな意味を持つのだろうか。(Photo by Farfahinne)大統領令を受けた“難民に優しくする風潮”トランプ氏が大統領に就任してから、難民やイスラム教徒の多い7カ国からの難民や移民のアメリカ入国を制限するなど強行な姿勢が目立つ。それに反発する国民も多く、空港や街中でデモが多数起きている。また、この情勢に伴い、「企業が難民を助けようという風潮」がアメリカにあると言っても過言ではない。そんな時勢のなかでトランプの政策に反対しないとバッシングされると恐れる企業も存在するかもしれない。(Photo by Eleanor W.)難民や移民の受け入れない大統領令に対するストライキがニューヨークのJFK空港で加熱していたとき、すべてのタクシーがストライキするなか配車サービスのUber(ウーバー)だけが参加せず、さらにUber取締役が「反対意見を述べるのは自由」という真摯さに欠ける発言をしたことから#DeleteUber(ウーバーのアプリを削除せよ)のハッシュタグがSNSで盛んに使われたのだ。(参照元:GIZMODO)たったの一言が、企業のイメージをダウンさせ、ビジネスに大きな影響を与えるのだと物語っている。熊本地震等で部屋の提供経験のあるAirbnb誰もがどんな場所に行っても歓迎されるようなコミュニティ作りを目指し、日本でも利用者の増えてきている空き部屋貸し出しサービスのAirbnbは、無料で難民や移民に空き部屋を提供することを発表した。直近では#weaccept(私たちは受け入れる)をモットーに、多様性を重んじて「どんな人でも受け入れる」というメッセージを込めたコマーシャルを作り、アメリカ国民の視聴率50%近くを誇るアメリカンフットボールリーグの優勝決定戦「スーパーボウル」に合わせて放映するなど寛容な姿勢をアメリカ中にアピールしている。(参照元:NFL Japan.com)※動画が見られない方はこちら今までにAirbnbは熊本地震で自宅に住めなくなってしまった人を無料で空き部屋に泊めるサポートを行なった。このような「緊急災害支援プログラム」は2012年にアメリカ東海岸を襲ったハリケーン・サンディによる災害が起きたあと、ニューヨークに住む1000人のホストが無料で部屋に泊めたり食事を提供したりしたことをきっかけに始められたという。(参照元:Airbnb)(Photo by nomao saeki)個人の所有する「空き部屋」を無料で貸してもいい人やシェルターを探すボランティアを募集するなど、活用されていない資産(この場合は部屋やスキル)を有効に活用するという、シェアリングエコノミービジネスの長所を生かした実行性の高いサポート方法だと考えられる。(参照元:総務省)また、この仕組みがあれば問題に対して何かしたいけれど手段のわからない人も行動に移しやすいかもしれない。この緊急災害支援プログラムの実施の背景には、「排他的でないコミュニティ作り」を目指すというAirbnbの企業ポリシーがある。人を助けるだけではなく、「コミュニティ」を拡大させることができ、ビジネスを発展させるうえでも効果的なプログラムではないだろうか。難民を10,000人雇用すると発表したスターバックス日本国内にも多数の店舗を構える大手コーヒーチェーンのスターバックスは、難民や移民の入国を拒否する大統領令を受け、「現在ビジネスを展開している世界75カ国で1万人の難民を雇う」と発表した。だがアメリカも国内で失業者の問題を抱えており、アメリカ国民ではなく難民を雇うというやり方に賛成できない人々が#BoycottStarbucksのハッシュタグを使い、スターバックスの不買運動を行っている。このようなアメリカ人による反発は予想できるので企業のイメージアップを目的としていたというよりは、大手チェーンとして何らかの社会的な役割を果たさなければならないと考えたのかもしれない。以前はスターバックスで「2013年から5年以内に1万人の退役軍人を雇用すること」を掲げ、現在までに8,800人の退役軍人がスターバックスで働き始めているという。(参照元:Reuters)アメリカでは退役軍人がそれ以外の人と比べてホームレス状態に陥りやすい。また自殺率は男性では2倍、女性では3倍もそれ以外の人よりも高く、軍人時代の経験からPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っている人もいる。(参照元:Newsweek)(Photo by Steve Garfield)トランプ大統領による難民や移民の入国禁止は、司法省や連邦控訴裁判所の働きかけにより、現在は解除されている。そこでスターバックスは難民の雇用よりも先に、国内の退役軍人の雇用問題に取り組むようだ。(参照元:Reuters)国際的な問題よりも先に国内の問題に取り組むことで「国民に寄り添っている」と認識されればアメリカ国内で生き残っていきやすいであろう。しかしながらトランプ大統領は連邦控訴裁判所らの判断に対して全面的に戦う姿勢でおり、今後彼が難民をどう扱うかはわからない。企業の発表することがすべてではないトランプ大統領の大統領令を受け、難民問題に対して真剣でないとバッシングされたUber、難民や移民に無料で部屋を貸し出そうとするAirbnbと、難民を雇用しようとするスターバックスの事例を見てきた。ここで重要なのは企業の発表する「表向きの情報」だけに耳を傾けるのではなく、その背景や今までの取り組みを包括的に見ることで、本当にそれを実施できるのか、それによってどんな影響が起きるのかを考えることだ。もし「イメージアップのために難民を助ける」ような偽善であったとしても、実際の取り組みが苦しんでいる人を助けられるのなら、何もしないより遥かにいいのかもしれない。それぞれの企業が持つ「企業の社会的責任」で、行政には対応できない細かな需要に迅速な対応をしてほしい。—————Text by Shiori KirigayaーBe inspired!
2017年02月15日昨年12月にはニューヨークのトランプ・タワーで面会するなど、ドナルド・トランプ大統領支持派の1人だったカニエ・ウェストが、ツイッターのアカウントから大統領に関するつぶやきを削除した。カニエは昨年11月、大統領に当選したトランプ氏の支持を表明、翌月13日(現地時間)にはニューヨークのトランプ・タワーまで出向いて、トランプ氏と会談。ロビーにツーショットで現れ、トランプ氏はカニエのことを「長年の友人同士」と話した。カニエはその後、「様々な文化の問題を話し合うために会いたかった」「未来の大統領と直接コミュニケーションをとることは重要だ」とツイートしていた。だが、6日までに、昨年12月の会談に関するつぶやきが削除されていたことがわかった。先月20日の就任以来、イスラム教徒の多い7か国からの入国の一時的禁止を始め、次々と出される大統領令の内容にカニエは腹を立てているからだと「TMZ.com」は報じている。(text:Yuki Tominaga)
2017年02月08日俳優で元カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーが、トランプ米大統領に仕事を交換しようと提案した。トランプ大統領は、自身がホストを務めていた『セレブリティ・アプレンティス』の後任にシュワルツェネッガーがついて以来、視聴率が下がったと何度もこき下ろしており、2日にワシントンで開かれた宗教関係者との朝食会のスピーチでも、アーノルドのために祈りを捧げるよう人々に呼びかけていた。「私たちは『アプレンティス』で莫大な成功を収めてたよ。でも私が大統領選に出馬することになった時、番組を辞めなくてはいけなくなったんだ。それで番組側は超大物映画スターのアーノルド・シュワルツェネッガーに私の代わりを頼んだわけだけど、その結果はみなさんご存じの通りさ」「視聴率はすっかり落ち込んだよ。ひどい事態になっているから、(製作総指揮の)マーク(バーネット)は今後2度とトランプに反対することはないだろうね。私はアーノルドのために祈りを捧げたいね。この視聴率が上がるようにさ。できることなら皆さんで。いいかい?」これを受け、元カリフォルニア州知事でもあるシュワルツェネッガーは、ネットに投稿した動画でトランプ大統領に仕事を交換することを提案した。「ヘイ、ドナルド。いいアイデアがあるよ。僕らが仕事を交換したらどうだい? 君は視聴率を稼ぐのが得意みたいだから君がテレビの番組をやって、僕が君の仕事をやるよ。そうしたらみんなやっとまた安心して眠れるようになるだろ」2011年まで8年間に渡ってカリフォルニア州知事を務めていたシュワルツェネッガーは以前、自身がアメリカ人で大統領選に出馬する資格を満たしていたのなら、共和党の候補者に立候補していたと発言していたこともあった。(C)BANG Media International
2017年02月06日イスラム圏の7か国からのアメリカ入国を禁止するというトランプ大統領の大統領令に、セレブが猛反発。中でもアシュトン・カッチャーは怒り心頭のようだ。アシュトンはツイッターで「僕の妻は冷戦のさなかに難民ビザでこの国にやってきたんだ。いま、はらわたが煮えくり返っているよ」と激怒。幼い頃にウクライナから難民ビザでアメリカに移住した妻のミラ・クニスを想うと、アシュトンにとって難民規制は他人事ではないということらしい。「国境を守ることは大事だ。安全や治安を追求することもね。でも、敬意をもって行わなければ。僕たちはアメリカ人なのだから」とトランプ大統領の強硬手段を否定している。エレン・ペイジは『ローラーガールズ・ダイアリー』で共演したアリア・ショウカットと共に、土曜日(現地時間)にロサンゼルス空港で行われた抗議活動に参加。イラクから移民した父親を持つアリアは、SNSで抗議活動への参加を呼び掛けた。「The Hollywood Reporter」によると、『アベンジャーズ』のジョス・ウェドン監督や、クロエ・グレース・モレッツ、パトリシア・アークエットらも参加していたとのことだ。ニューヨークのJFK空港では、マイケル・ムーア監督が「JFKに集まって!」とツイートし、多くの人とともに抗議活動を行った。(Hiromi Kaku)
2017年01月30日シャイア・ラブーフが25日午前0時過ぎ(現地時間)、ニューヨークで逮捕された。シャイアはドナルド・トランプ大統領の就任以来、ニューヨークの映像博物館で「He Will Not Divide Us(彼に私たちを分断させない)」と題したライブストリームを続けている。博物館前にカメラを設置し、通行する人たちが「He Will Not Divide Us」とカメラに向かって言うのを24時間、大統領の任期である4年間配信し続けるという趣向だが、25日夜(現地時間)にある男性がカメラに歩み寄って言い放った言葉にシャイアが激怒し、つかみかかった。男性の発言の詳細は明らかにされていないが、男性がシャイアに近づいて彼を讃えた後、「ヒットラーは何も悪いことをしていない」と叫んだ様子がビデオに収められていた。シャイアは男性のマフラーをつかもうとしたはずみで彼を引っ掻いてしまったという。現場には23日(現地時間)からニューヨーク警察の警官が常駐していて、シャイアはその場ですぐに逮捕された。現場にいたシャイアの仲間の1人は「シャイアは私たちを守ろうとしたんです」と話している。シャイアは軽犯罪で警察に記録されることになりそうだが、彼の仲間たちはシャイア不在のまま続けられている。(text:Yuki Tominaga)
2017年01月27日ドナルド・トランプ大統領の就任翌日の21日(現地時間)、世界60か国で女性の権利向上と差別をなくすことを訴える「ウィメンズ・マーチ」が開催され、各地でセレブたちが参加した。首都ワシントンD.C.のマーチにはマドンナ、ケイティ・ペリー、エマ・ワトソン、スカーレット・ヨハンソン、ジェシカ・チャステイン、クロエ・グレース・モレッツらが集結。マドンナは「愛の革命と反乱へようこそ。新たな独裁政治の時代に女性としてノーを突きつけるのよ。ここでは女性だけではなく、社会の弱者たちすべてが危機にさらされている」とスピーチ、最後に「絶望に落ち込むわけにはいかない。詩人のW.H.オーデンが第二次世界大戦前夜に書いたように『私たちは互いを愛するか、死ぬしかない』。私は愛を選ぶ。あなたたちは私と同じ?私と一緒に言って。私たちは愛を選ぶ。私たちは愛を選ぶ」と締めくくった。集まったセレブの中には姉・マギーと一緒のジェイク・ギレンホールの姿も。ヘレン・ミレンやウーピー・ゴールドバーグ、シンシア・ニクソンらと行進した。現在第2子を妊娠中のナタリー・ポートマンはロサンゼルスのマーチに参加。「私たちは全員フェミニストになるべき(We Should All Be Feminists)」と書かれたTシャツを着て、「私たちの新しい大統領に感謝したいです。大統領が革命を始めてくれました」と皮肉まじりにスピーチをした。同じく第2子妊娠中のマリオン・コティヤールは体調不良で行進への参加は断念。インスタグラムに「私のスピリットと心は、人権と自由、愛のために行進しているすべての女性と男性とともにあります」とメッセージを投稿した。サンダンス映画祭が開催中のユタ州パークシティではシャーリーズ・セロン、クリステン・スチュワート、ジョン・レジェンド、ベンジャミン・ブラット、ローラ・ダーンらが参加。ドリュー・バリモアの4歳になる娘・オリーヴちゃんはニューヨークのマーチに、父親のウィル・コッペルマン氏と参加。ウィルとは離婚したドリューだが、娘が父親に肩車されて手作りのメッセージを掲げる様子をインスタグラムにアップした。ロンドンでは77歳になるイアン・マッケランもマーチに参加。親友のパトリック・スチュワートが演じる『スター・トレック』シリーズのピカード船長が額に手を当てて苦悩する写真をプラカードにして掲げていた。同地ではレベッカ・ホールやシャーロット・チャーチらもマーチに参加した。(text:Yuki Tominaga)
2017年01月23日アメリカンステーキハウス「ビーエルティーステーキ(BLT STEAK)」は、ドナルド・トランプ米国大統領就任を記念し、2017年1月21日(土)から最高峰プライムバーガー「トランプバーガー(TRUMP BURGER)」をビーエルティーステーキ銀座・六本木店にて発売する。「ビーエルティーステーキ」は、ワイントンDCにあるドナルド・トランプの最新ホテル「トランプ インターナショナル ホテル ワシントン DC」内に、2016年新店をオープン。ハワイ・マイアミのトランプホテル内に続く、3軒目の「ビーエルティーステーキ」となった。1月20日(金)に行なわれる大統領就任パレードでは、この「トランプ インターナショナル ホテル ワシントン DC」の目の前を通過する予定であることから、“大統領”をイメージした最高峰バーガー「トランプバーガー」を提供し、新大統領誕生を祝福したいと考えた。素材は贅沢に、アメリカ牛2%しかないと言われる最高級プライムグレードの牛肉150gとフォアグラを使用。また、フォアグラと相性抜群のトリュフに、キャラメリゼしたリンゴのコンポート、ポートワイン、蜂蜜、バルサミコ、生姜を効かせたスパイシーなソースを合わせた。バンズはグリュイエールチーズをのせて焼き上げた専用のものを使用することで、これまでのハンバーガーを超えた“フランス料理”のような一皿を完成させている。【アイテム詳細】ビーエルティーステーキ「トランプバーガー(TRUMP BURGER)」5,800円+税<1日限定3個>発売日:2017年1月21日(土)店舗:・ビーエルティーステーキ六本木店住所:東京都港区六本木1丁目6-1 泉ガーデン5FTEL:03-3589-4129・ビーエルティーステーキ銀座店 住所:東京都中央区銀座5-4-6 ロイヤルクリスタル銀座8FTEL:03-3573-1129
2017年01月22日かねてより政界に興味…それどころか大統領選に出馬表明をしているカニエ・ウェストが、心強い“友だち”との絆を深めたようだ。それは、次期大統領のドナルド・トランプ氏。10月21日のキム・カーダシアンの誕生日に祝福ツイートして以来、沈黙を守っていたカニエ。それは極度の疲労や睡眠障害で入院騒動を起こしたせいということもあるのだが、十数時間前に投稿した久々のツイートにファンはびっくり。内容は「今日はトランプと多文化的問題を語りたかったんだ」と、トランプ氏と会ったことを示唆し、「いじめ問題、教師への支援、現代的な教育課程、それとシカゴで発生した暴動についてね」と、多文化社会のアメリカで起きている問題について議論したことを認めた。「E!News」の動画では、トランプタワーのエレベーターから降りてくるカニエとトランプ氏の姿が見られる。トランプ氏はカニエを「前からの友だちなんだよ、すごくイイやつさ」と言い、「人生について語り合ったよ」と笑顔。カニエは「俺たちが本当に“チェンジ”を求めるなら、未来の大統領と直接的にコミュニケーションが取ることが大事だと感じているよ」と、トランプ氏とのディスカッションの意義をツイートし、さらに最後は「#2024」という印象的な数字で締めくくっている。以前は2020年の大統領選に出馬を表明していたカニエだが、2024年に変更か?(Hiromi Kaku)
2016年12月14日レオナルド・ディカプリオがドナルド・トランプ次期アメリカ大統領と会談、再生可能エネルギーの経済効果について話し合った。環境保護活動に熱心で、自身の名を冠した「レオナルド・ディカプリオ財団(LDF)」を設立しているレオナルドは、LDFのCEOのテリー・タミネン氏とともにニューヨークのトランプ・タワーを訪問。大統領選挙期間中、地球温暖化について懐疑的な態度を示していたトランプ氏と彼の長女・イヴァンカと会談し、クリーン・エネルギーに注力することで数百万の雇用を作り出すとプレゼンテーションを行なった。レオナルドはそれ以前にも、イヴァンカに自身が手がけた地球温暖化についてのドキュメンタリー映画『Before The Flood』(原題)を送っていた。タミネン氏によると、トランプ氏は今後も会談を希望していて、来年1月にも再度会談を予定しているという。(text:Yuki Tominaga)
2016年12月09日今月10日にストックホルムで開催されるノーベル賞授賞式を目前に、水曜日(現地時間)、オバマ大統領がアメリカのノーベル受賞者をホワイトハウスに招待した。出席者の顔ぶれは、物理学賞を受賞したダンカン・ホールデン、ジョン・M・コステリッツ、経済学賞受賞のオリヴァー・ハート、化学賞受賞のフレイザー・ストッダートの4人のみ。文学賞を受賞したボブ・ディランの姿はなかった。「The Hill」紙によると、ホワイトハウスのスポークスマン・ジョン・アーネストが、「みなさんが気にかけていることだとは思いますが、残念ながら今日、ボブ・ディランは来ません。だからリラックスできますよ」と報道陣に告げたという。ボブの欠席の理由が語られることがなかったが、「彼とオバマ大統領は以前に対面したことがあり、オバマ大統領は楽しい時間を過ごしました」と過去について触れたそうだ。確かにボブは2012年にオバマ大統領から「大統領自由勲章」を授与された際に対面を果たしている。オバマ大統領はボブが文学賞を受賞することが報道されたとき、おめでとうツイートをしたほどのボブのファンとして有名だ。(Hiromi Kaku)
2016年12月02日ナタリー・ポートマンが主演を務め、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件をファーストレディ、ジャクリーン・ケネディの視点から描く『JACKIE』が、『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』として、2017年春、日本公開されることが決定した。“ジャッキー”の愛称で親しまれ、いまなお高い人気を誇る世紀のファーストレディ、ジャクリーン・ケネディ。だが、1963年11月22日、彼女の人生は一変する。テキサス州ダラスでパレード中、夫のジョン・F・ケネディ大統領が、目の前で暗殺されたのだ。しかし、彼女には、愛する夫の死を悲しむ時間などなかった。葬儀を取りしきり、副大統領の大統領就任式に立ち会い、さらにホワイトハウスから出て行かなければならない。事態を飲みこめない幼い2人の子どもたちにも対応しながら、夫の命を奪った犯人への怒り、さまざまな感情がジャッキーを襲う中、何よりも彼女の心を占めたのは、事件の直後から夫が「過去の人」として語られることへの憤りだった。夫の名が後世まで語り継がれるかどうかは葬儀までの4日間の自分自身にかかっている。ジャッキー自身が、そのことを一番理解していた――。本作は、未だ語り継がれるJFK暗殺事件を、ファーストレディ“ジャッキー”の視点から描いた意欲作。『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたナタリーが、外見だけでなく、話す英語のアクセントまで徹底的に再現し、ファーストレディを熱演。早くも、2度目のアカデミー賞ノミネートの呼び声も高い。『ブラック・スワン』の監督ダーレン・アロノフスキ―が本作では製作をつとめ、ガエル・ガルシア・ベルナル主演『NO』でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたチリ出身のパブロ・ラライン監督が、初の英語作品としてメガホンをとった。そのほか、ピーター・サースガード、グレタ・ガーウィグ、ビリー・クラダップ、ジョン・ハートら実力派キャストが脇を固めている。また、公開決定に合わせ、鮮烈な赤い色が目を引くポスタービジュアルが解禁。ジャッキーといえば、その波乱の人生だけではなく、ファッショニスタとしても有名。真っ赤なセットアップと3連のパールネックレスという可憐なファッションに身を包みながらも、その中に凛とした強さと気品を漂わせるナタリーの表情が印象的なビジュアルとなっている。『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』は2017年春、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月28日歌手のアデルは、ドナルド・トランプ氏が次期米大統領に当選したことで、現在拠点にしているアメリカを離れることを示唆していたようだ。ヒラリー・クリントン氏を支援していたアデルは今回の米大統領戦の結果にひどくショックを受けており、ハリウッドに構える豪邸を捨て去り、故郷のイギリスへ戻ることを真剣に検討しているという。アデルの友人はザ・サン紙に「アデルの直感はロサンゼルスを離れるというものでした」「かなりのヒラリー派でしたし、良い結果に恵まれると自信がありました」と話す。しかし、パートナーのサイモン・コネッキーとの間に4歳の息子アンジェロ君を持つアデルはまだ決めかねているところのようで、良い学校もあり、あまりファンから気づかれることもないロサンゼルスに滞在することのメリットとデメリットをてんびんにかけているそうだ。その友人は「(選挙戦)から少し時間が経ち、アデルは学校やライフスタイル、天気、そしてイギリスほどか気づかれないかという点でカリフォルニアが素晴らしいところであると実感しています」「(クリントン氏の)民主党はカリフォルニア州の大多数を占めていますので、同じような考えの人たちに囲まれているわけです」と続けた。(C)BANG Media International
2016年11月26日18日(現地時間)、ニューヨークでミュージカルを観劇したマイク・ペンス次期副大統領が、出演者から「アメリカの価値観を守って」と呼びかけられた事態にドナルド・トランプ次期大統領が激怒、出演者に謝罪を求めた騒動にセレブたちが反応している。ペンスが観劇したのはアメリカ建国の父の1人、アレクサンダー・ハミルトンの生涯を描いて今年のトニー賞最多11部門を受賞したミュージカル「ハミルトン」。カーテンコール時、客席からのブーイングを制止しながら、キャストのアフリカ系俳優、ブランドン・ヴィクター・ディクソンがステージからペンス氏に「サー」と敬称を付け、来場を感謝しながら語りかけた。「私たちは多様なアメリカ人です。新政権が私たちを、私たちの地球を、子どもたちを、親たちを守ってくれないのではないか、譲ることのできない権利を守ってくれないのではないかと恐れ、不安を募らせています」「私たちは、この作品を見たことで、あなたがアメリカの価値観を守り、私たち全員のために仕事していただくことを願います。この作品は、男性、女性、異なる人種、信条、そして出自の人々によって語られてきたアメリカの物語です」。ペンスは席を立っていたが、廊下で声明を全部聞いたという。場内は拍手喝さいに包まれたが、この一件を知ったトランプが激怒、ツイッターで「私たちの素晴らしい次期副大統領マイク・ペンスが昨晩、劇場で『ハミルトン』のキャストに嫌がらせを受けた」「キャストは善良な男マイク・ペンスに対して、非常に無礼だった。謝罪しろ!」とツイートした。これに対してディクソンは、「会話は嫌がらせではありません。そして立ち止まって聞いてくださったペンス氏に感謝しています」とリプライしたが、トランプの怒りは収まらず、「とても無礼で侮辱的だ」「セリフも覚えられないのか!」と八つ当たり。このツイートは後に削除された。一連の騒動にセレブたちも反応。ブライアン・クランストンは「キャストは次期副大統領に対して雄弁に、丁寧に、そして心から語りかけた。あなたは明らかにテープを見ていないですね」とトランプにリプライ。一部の共和党支持者が「ハミルトンをボイコットしろ」とハッシュタグを付けているのを受けて、エイミー・ロッサムは「どうやって『ハミルトン』をボイコットするの?ソールドアウトなのに」とスマイルマーク付きでツイート、「ガンズ&ローゼズ」のアクセル・ローズは「泣き言はもうやめろ。謝罪?マジで?あんたは勝った、これが仕事だ。このままやれよ。じゃなきゃ、やめろ」とツイートした。だがトランプ氏は20日朝(現地時間)にも「『ハミルトン』のキャストと製作者たちは過大評価されていると聞いている。彼らは酷い振る舞いについて、マイク・ペンスに直ちに謝罪するべきだ」とツイートしている。(text:Yuki Tominaga)
2016年11月21日お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、米ニューヨークのトランプタワーにあるドナルド・トランプ米次期大統領の自宅について「ラブホテルみたい」と発言した。番組では、安倍晋三首相とトランプ氏の初会談がトランプタワー最上階のトランプ氏の自宅で行われたニュースを紹介。金色を基調にした豪華な内装の自宅で撮影した、安倍首相とトランプ氏の2ショット写真も紹介した。太田は「トランプさんの部屋すごいですね」と驚き、「昔のラブホテルみたい」と発言。スタジオから爆笑が起こり、女医でタレントの西川史子は「行ったことないでしょ!」と笑いながらツッコんだ。また、田中裕二から「同棲中の彼女と新宿の高級マンションに引っ越したという話が」と振られたトレンディエンジェルの斎藤司は、「ちょっと頑張りました」と照れくさそうにコメント。そして、ニューヨークの街を一望できる眺めをずっと楽しめるようにトランプ氏が隣にあるティファニー本店の空中権も買い取ったことについて、「空中権ってあるんだな」と驚き、「俺も空中権買われちゃったかな」と"ハゲ頭"をネタにして爆笑を誘った。
2016年11月20日ケイティ・ペリーが、米大統領選に対するショックについての曲を追加するため、ニューアルバムの再編成に取り掛かっているようだ。2013年のアルバム『プリズム』以来となる通算5枚目のスタジオアルバムを年内にもリリースする予定だったケイティだが、自身が積極的に応援していたヒラリー・クリントン氏ではなく、ドナルド・トランプ氏が米大統領選で勝利をおさめたことについて曲を書き始めたために、リリース日が予定よりも先送りになる可能性があるという。ザ・サン紙の取材に応じた音楽業界の関係者は「ケイティはアルバムの方向性を変えました。アルバムは彼女なりの不安と変化の時を表しています」「年内にもアルバムをリリースする準備ができていましたけど、追加したい新しい曲が出てきています」と話す。ケイティは、共和党の勝利後たくさんの人々がデモを起こしたことを受け、自身の新曲がアメリカに「平和と団結」をもたらす一助になればと願っているようだ。前述の関係者は「ヒラリー・クリントン氏を大々的に支持していたケイティは今回の大統領選に深く関わっていましたが、こんなにも不安定なことになった状況にショックを受けています」「ケイティは、トランプ氏が勝利をおさめた後、自身の新曲が癒やし、平和、団結を示唆することができればと願っているのです」と続ける。そんなケイティは、ツイッターでのやりとりで、来年ツアーを敢行することをほのめかしていたばかりだ。(C)BANG Media International
2016年11月18日さて、先日のアメリカ大統領選挙では、事前の予想を覆してドナルド・トランプ氏がヒラリー・クリントン氏を破り、アメリカ合衆国次期大統領に選出されました。そのドナルド・トランプ氏の妻であるメラニア・トランプ氏が、結婚前に性的サービスに従事していたかのような虚偽の報道がされたとして、英国の新聞社等に対し1億5000万ドル(約155億円)の損害賠償を求める訴訟を今年9月に提起していることはご存知でしょうか。*画像はイメージです:日本における名誉毀損訴訟からすると、想像を絶するとんでもない金額ですね。日本では、(データをとった訳ではないので感覚的なものですが)だいたい50万円から100万円くらいとなるケースが多いと思います。著名人が、発行部数の多い週刊誌等で名誉を毀損された場合等には高額となることもありますが、それでも300万円から500万円といったところでしょうか(なお、名誉毀損の裁判例が多数収録され、損害賠償がどの程度認められているかを確認できる書籍として、例えば、西口元・小賀野晶一・眞田範行編著「名誉毀損の慰謝料算定」(学陽書房2015/10)があります)。ところで、アメリカにおいては、(特に「公人」の場合)日本とは違った枠組みで名誉毀損の成否が判断されています。どう違っているかを簡単に言えば、日本の場合は「表現が真実であること」等を、表現を行った者が証明しなければならないのに対して、アメリカの場合は、「表現が虚偽であること」等を被害者(表現の対象とされた者)が証明しなければならないのです。以下、詳しくみてみましょう。■日本の場合、特に公人では「真実か否か」が重視まず日本の場合は、不特定多数が認識し得る状態で「社会的評価を低下させるに足る表現」がなされれば、それで名誉毀損が成立します。ただし、表現内容が「公共の利害に関する事実であること」、「専ら公益を図る目的であったこと」、「真実であること(または真実であると信じたことについて相当の理由があること)」を、表現を行った者が証明できたときは、違法性(または責任)が阻却され、損害賠償責任は生じません。なお、表現の対象が「公務員」や「公選による公務員の候補者」である場合には、上記要件のうち「真実であること(または真実であると信じたことについて相当の理由があること)」を証明すれば、損害賠償責任を免れるとされています。これは、公務員等に関する報道・表現は、民主政治の健全な運営にとって重要な価値を有することから、名誉毀損が成立する場合を狭くすることによって、報道・表現が萎縮したり、その結果、「知る権利」が妨げられたり、といったことを防ぐためです。【参考】刑法230条の21前条第1項の行為が公共の利害に関する事実に係り、かつ、その目的が専ら公益を図ることにあったと認める場合には、事実の真否を判断し、真実であることの証明があったときは、これを罰しない。2前項の規定の適用については、公訴が提起されるに至っていない人の犯罪行為に関する事実は、公共の利害に関する事実とみなす。3前条第1項の行為が公務員又は公選による公務員の候補者に関する事実に係る場合には、事実の真否を判断し、真実であることの証明があったときは、これを罰しない。以上のとおり、日本においては、表現内容が真実であること(または真実であると信じたことに相当の理由があること)を、表現者が主張立証しなければなりません。 ■アメリカの場合は「悪意」を持っているかが重要一方、アメリカの場合です事情が日本とは異なり、過去の判例では以下のように説明されています。「『ニューヨーク・タイムズ社対サリバン事件』で連邦最高裁判所は、公人の場合、報道された情報が虚偽であるという理由だけでは名誉毀損訴訟は成立しない、との判決を下し、米国の名誉毀損法を根本から変えることとなった。最高裁判所はさらに、報道記者や編集者が「現実の悪意」をもって行動し、「それが虚偽かどうか、まったく意に介さずに」情報を報道したということも、原告側が証明しなければならない、と裁定した。」(アメリカンセンターJAPANウェブサイト「米国政府の概要 – 連邦最高裁判所による画期的判決ニューヨーク・タイムズ社対サリバン事件(1964年)」)つまり、アメリカにおいては、表現された内容が虚偽(反真実)であること、それが「現実の悪意」をもってなされたことを、被害者の方が主張立証しなければならないのです。そして、少し専門的になりますが、ある事柄について裁判の当事者(原告・被告)双方が主張立証を尽くしても、「その事柄の存否(真偽)が不明」という状態になったときには、その事柄を証明しなければならない方の不利に判断される、すなわち、「その事柄は存在しない」という結論になります。 ■日本の方が被害者にとって有利にしたがって、日本では表現者が「表現内容が真実であること」(やその他の要件)を証明しなければならず、「真実かどうか分からない」という状態になった場合には、「真実ではない」ということになり、表現者が損害賠償責任を負うことになります。一方、アメリカでは、被害者が「表現内容が虚偽(反真実である)こと」、「「現実の悪意」をもってなされたこと」を証明する必要があり、「表現内容が虚偽(反真実)であるかどうか分からない」、「「現実の悪意」をもってなされたかどうか分からない」という状態になった場合は、被害者の損害賠償請求は認められない、ということになります。どちらの判断枠組みが被害者にとって有利(逆に言えば、表現者にとって不利)かといえば、日本のほうであることは明らかですね。 ■「表現の自由」を推し進めるにはところで、「真実」であることの立証には、ときとして困難が伴うことがあります(例えば、報道の場合は「取材源の秘匿」が要請されますが、その要請を守ることは、一方で、真実性の立証を十分にすることができないという事態を招くことになるでしょう)。そのため、上述のとおり、真実であるとの立証ができなかった場合でも、「真実と信じたことに相当の理由がある」との立証ができれば、名誉毀損は成立しないとすることによって、表現の自由(の保障)とのバランスをとっているといえましょう。また、公務員等に関する表現について一定の配慮(真実性(真実相当性)のみ立証すればよい)がされていることも、表現の自由への配慮にした結果、といえます。そして、アメリカの例に倣ってさらに一歩進め、証明責任を転換する(「虚偽であること」を被害者が証明しなければならないとする)ことも、検討の余地があるのではないかと思います。 *著者:弁護士 櫻町直樹(パロス法律事務所。弁護士として仕事をしていく上でのモットーとしているのは、英国の経済学者アルフレッド・マーシャルが語った、「冷静な思考力(頭脳)を持ち、しかし温かい心を兼ね備えて(cool heads but warm hearts)」です。ブログ「ネットイージス.com」)【参考】産経フォト2016.9.2付「トランプ夫人が英紙を提訴名誉毀損で155億円要求」【画像】イメージです*Debby Wong / Shutterstock
2016年11月16日世界が注目した米大統領選でも活躍していたに違いない、“影”の職業:スピーチライターに比嘉愛未が扮するWOWOWの連続ドラマW「本日は、お日柄もよく」。このほど、そのポスタービジュアルが解禁となった。老舗製菓会社の総務部で働く二ノ宮こと葉(比嘉さん)は、突然、広報への異動を命じられ、ひそかに想いを寄せていた幼馴染み・今川厚志(渡辺大)からは別の女性と結婚すると告げられる。傷心のまま厚志の結婚式に出席したこと葉は、伝説のスピーチライター・久遠久美(長谷川京子)の祝辞に心を揺さぶられる。一方、会社の一大プロジェクトのメンバーに抜擢され、社長のスピーチ原稿を書くことになったこと葉は、コピーライター・和田日間足(速水もこみち)の抜群のトーク力に完敗。一念発起した彼女は、久美の事務所に押し掛け、久美の“弟子”として働くことに。そんなある日、久美の事務所に大物政治家の姿が。スピーチライターとして新しい一歩を踏み出したこと葉は、思いも寄らない人物のスピーチ原稿を担当することになり…。原田マハの30万部突破のベストセラー同名小説を原作にした本作は、“スピーチライター”という裏方ともいえる職業を軸に、“言葉”の限りない可能性を描いた職業ヒューマンドラマ。夢や目標もなかった普通のOLが、スピーチライターの紡ぐ“言葉の力”に魅了され、新たな人生を選択する成長物語となっている。今回、そんな本作から解禁されたポスタービジュアルは、比嘉さん演じる二ノ宮こと葉が、スピーチ原稿を読み上げる“演説者”としてマイクの前に立つ凜とした表情が印象的。さらに、「【職業:スピーチライター】言葉は、お金や権力よりも強い」という力強いキャッチコピーに加え、劇中に登場するスピーチ文で背景を埋め尽くす、特徴的なデザインとなっている。スピーチといえば、歴史に残る名スピーチで知られるのは、バラク・オバマ現アメリカ合衆国大統領だ。アメリカ国民のみならず、世界中の人々の心を掴んだ「Yes, We Can.」のスローガンを考えたのは、なんと当時28歳のスピーチライターだったという。裏方に徹しながらも、実際には表舞台にその名が知れ渡るほど有名な職業。もちろん、トランプ次期大統領の影でも活躍していたに違いない。日本の政治界でもその存在がささやかれながら、国内ではあまり知られていないのが現状だ。スピーチライターは、相手の心に寄り添い、本来ならとうてい“言葉にすることのできない思い”を、その人の持つ魂の叫びを、“スピーチ原稿”という“カタチ”にするのがお仕事。そんな素晴らしい職業をテーマにした本作の、“秀麗皎潔”なフレーズにあふれたポスターにぜひ注目してみて。連続ドラマW「本日は、お日柄もよく」は2017年1月14日(土)22時~WOWOWプライムにて放送(全4話)※第1話無料放送(text:cinemacafe.net)
2016年11月14日