米Googleは1月29日(現地時間)、2014年第4四半期(10月-12月)決算を発表した。売上高15%増を達成したが、主力事業である検索広告の伸びが鈍く、アナリストの予想は下回った。12月期の売上高は181億ドルで前年同期比15%増。非継続事業(Motorola Mobilityなど)の損益を含む会計原則 (GAAP) ベースでは純利益が47億6000万ドル(前年同期比41%増)で、EPS(1株あたりの利益)は6.91ドル。非GAAPベースの純利益は47億4000万ドル(同4%増)で、EPSは6.88ドルだった。売上の内訳は、Googleのサイトからが124億3000万ドル (前年同期比18%増)。これはGoogleの売上高の69%に相当する。Googleネットワークと呼ばれるパートナーサイトからの売上高は37億2000万ドル (同6%増)で、Google売上高の20%。クリック単価は前年同期比3%減で、ペイドクリック数は同14%増だった。デジタルコンテンツやモバイルアプリを配信するGoogle Playや、傘下のオンライン動画サービスYouTubeなど新たに成長している事業はあるものの、収入の大部分を占める広告事業の伸び悩みが投資家の懸念材料になっている。
2015年01月30日米Amazon.comのクラウド事業Amazon Web Services(AWS)は1月28日(現地時間)、「Amazon WorkMail」を発表した。クラウドベースで、安全に情報を保護・管理できるビジネス向けのメール/スケジュール管理サービスを提供する。WorkMailはクラウド型らしい管理不要のサービスになっており、パッチ適用、バックアップ、アップデートが自動で行われる。競合するサービスとの違いは、全てのユーザーデータが自動的に暗号化され、AWS Key Management Serviceを用いてユーザーが暗号鍵をコントロールできること。例えば、政府機関が監視目的でIT企業にユーザーデータの開示を要請する問題が報じられているが、顧客が同意しない限りデータにアクセスできないように管理できる。ほかにもWorkMailでは、データを保存するAWSリージョンを顧客が選択できる。Webクライアントは主要なモダンブラウザに対応。Exchange ActiveSyncプロトコルをサポートするモバイルデバイス(iPad、iPhone、Kindle Fire、Fire Phone、Android、Windows Phone)も利用できる。またMicrosoft Active Directoryに統合でき、既存のクレデンシャルを用いてOutlookクライアントでWorkMailにログインできる。WorkMailは、1ユーザーあたり4ドル/月で、50GBのメールボックスストレージが含まれる。WorkDocs (前Zocalo)と合わせて契約すると6ドル/月。Amazonは最大25ユーザーまで30日間無料の試用プログラムを用意しており、現在WorkMailのサイトでプレビューの申し込みを受け付けている。
2015年01月29日米Amazonは28日(現地時間)、法人向けのメール・カレンダーサービス「Amazon WorkMail」を発表した。メールの送受信や連絡先/予定の管理、カレンダーの共有などが行える。また、Microsoft Outlookをネイティブでサポート。企業の認証情報を利用しMicrosoft Outlookクライアント用ソフトを通じてAmazon WorkMailにサインインできる。同社は特徴のひとつとして「導入の手軽さ」を挙げており、複雑なメールサーバ用ソフトウェアや管理ハードウェアは必要なく、Google ChromeやFirefox、Internet Explorerなどの主要なブラウザのWebクライアントで動作するとしている。セキュリティ面では、データの暗号化に使用する暗号化キーを簡単に作成および管理できるマネージドサービス「AWS Key Management Service」により、データを自動的に暗号化する。社内ディレクトリとも統合でき、データの暗号化キーとデータの保存場所の両方をコントロールできるとする。料金は、50GBのストレージ容量を提供する場合で、ひと月あたり1人4ドルで提供。最大25ユーザーまで利用できる30日間の試用サービスも提供する。
2015年01月29日米Dellは27日(現地時間)、4K解像度の15.6型モバイル向けワークステーション「Precision M3800」を発表した。米国では同日から販売開始。価格は1,699ドル(約20万円)から。ディスプレイは3,840×2,160ドットのタッチ対応IGZO液晶もしくは1,920×1,080ドット解像度の液晶を選択可能。剛性確保のため、米Corningの強化ガラス「Gorilla Glass」でカバーされている。また、ミニDisplayPortと兼用のThunderbolt 2.0ポートを搭載も特徴で、4K動画などの大容量のデータ転送も高速で行えるとする。推奨構成の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4712HQ(2.3GHz)、チップセットがMobile Intel HM87 Express、メモリが8GB、ストレージが500GB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA Quadro K1100M 2GB GDDR5、ディスプレイが1,920×1,080ドットの15.6型液晶など。この構成で価格は通常2,355.71ドルのところ米Dell直販サイトでは割引適用で1,649ドルとなっている。搭載ポートはHDMIやThunderbolt 2.0/mini DisplayPort、USB 3.0、3-in-1 メディアカードリーダーなど。
2015年01月28日米Microsoftが米国時間の1月26日に発表した2015年度第2四半期 (2014年10-12月)決算は増収減益だった。同社は事業改革の途上にあり、OEMへのWindowsの販売収入が13%減になるなど変動著しい内容になったが、売上・利益はアナリストの予想と一致した。12月期の売上高は264億7000万ドルで前年同期比8%増、純利益は58億6000万ドル(1株あたり0.71ドル)で11%減だった。減益は4四半期連続。Nokia Devices and Services (NDS)の統合費用を含む事業再編費用は2億4300万ドルだった。Thomson Reutersがまとめた予想は、売上高263億ドル、1株利益0.71ドルだった。○デバイス&コンシューマ (D&C)売上高129億ドルで前年同期比8%増だった。D&Cライセンシングは売上高41億7000万ドルで前年同期比25%減だった。Windows XPのサポート終了に伴う買い替え需要が収まり、買い替え一巡に伴う反動減からWindows OEM Proの売上が13%減。また一部の端末向けにWindowsを無償提供するプログラムの影響でWindows OEM non-Proも13%減だった。コンシューマ向けのOfficeもOffice 365 Home/Personalへの移行と、日本のPC市場が落ち込んだ影響で25%減だった。ハードウエアは明暗が分かれた。「Surface Pro 3」が好調なSurfaceは、売上高11億ドルで前年同期比24%増だった。携帯電話は売上高が前期の26億1000万ドルを下回る22億8000万ドルだったが、廉価帯製品の伸びでLumiaブランドのスマートフォンの販売台数が過去最多になった。Xboxはホリデーシーズン向けプロモーションでXbox Oneの販売台数が伸びたものの、Xboxプラットフォームの売上高は20%減だった。その他のD&C事業は売上高24億4000万ドルで前年同期比30%増。一般向けOffice 365の契約者が前期から30%増加し、920万人を超えた。また米国におけるBingのシェアが19.7%に上昇し、オンライン広告収入が23%増だった。○コマーシャル売上高132億7000万ドルで、前年同期比5%増だった。コマーシャルライセンシングは106億8000万ドルで2%減。Windowsのボリュームライセンスは3%増だったが、法人向けPC市場の減速で法人向けOffice製品が13%減だった。サーバ製品は7%増。その他のコマーシャル事業は25億9000万ドルで46%増。コマーシャルクラウドサービスの売上が114%増だった。
2015年01月27日米Appleが英国の音楽利用動向解析サービス企業を買収したと話題になっている。これはオンラインでの音楽販売状況やSNSでの話題度、海賊版ダウンロードの利用動向などを提供する「Musicmetric」サービスを提供する英Semetricで、複数の報道によれば買収金額は5000万米ドル程度だという。同社は音楽ストリーミングを提供するSpotifyなどとも提携しており、AppleがBeats買収後に同分野でのプレゼンス拡大のために活用するとみられている。同件はMusicallyやWall Street Journalが報じている。それによれば、Semetricは1月12日(英国時間)に登記上の住所を英ロンドンにあるApple Europeのオフィスへと移しており、さらに新しいディレクターに米Appleで海外担当ディレクターのGene Daniel Levoff氏が就任しているという。少なくともLevoff氏は昨年2014年10月にSemetricのボードメンバーに名を連ねており、この時点で買収は進んでおり、1月の動きはその総括にあたるものと考えられる。Semetricは2008年にMusicmetricのサービスを開始し、Spotifyなどオンラインでの音楽配信サービスの市場が拡大するのに合わせ、その業容を拡大させてきた。直近では2013年1月に480万ドル規模の資金調達に成功しているほか、そのサービス内容も音楽だけでなく、TVや映画、ゲーム、書籍など、オンラインで流通し得るコンテンツを広くカバーしている。だがコア事業は依然として音楽分野であり、特に配信事業者や業界関係者らが利用する専用ツール「Musicmetric Pro」へのアクセス権販売が主な収益源となる。当然ながら、Appleの狙いはSemetricのMusicmetric技術を取り込んだ自身の音楽配信事業の強化だ。Appleは従来のiTunesによるダウンロード販売だけでなく、昨年2014年5月に約30億ドルでの正式買収を発表したBeats Electronicsの音楽配信事業「Beats Music」のテコ入れだ。Appleにとっては音楽ストリーミング参入は業界でも最後発となり、すでにSpotify、Pandora、Rdioなど業界ライバルが存在する世界においてAppleブランド以外の差別化要因が必要となる。これにMusicmetricを組み合わせることで、より精度の高いお勧め機能やソーシャル連動機能、さらには音楽権利者へのフィードバックや広告販売ツールへの活用など、プラットフォーム化を行っていくとみられる。買収のタイミングから判断して、この成果は早ければ今夏か次のiOSバージョンが発表されるくらいには何らかの形で発表されることになるかもしれない。直近の影響としては、SemetricのMusicmetricサービスは間もなく終了し、完全にAppleの一部として存在することが予想される。例えばAppleが2013年に買収したTwitterトレンド解析ツールを提供するTopsyは、Apple買収後すぐに有料のProアカウント新規販売を終了し、サービスをフェードアウトしている。Musicmetricも同様になるとみられ、おそらくは同種のサービスを提供する事業者にとっては顧客拡大のチャンスとなるだろう。先ほどのMusicallyの報道によれば、Spotifyが昨年The Echo Nestという同種のサービス企業を買収した際、ライバルの音楽ストリーミング事業者がThe Echo Nestとの契約を打ち切っているという。
2015年01月26日米Microsoftは22日(現地時間)、スマートフォンやタブレットなど、タッチによる操作とモバイル端末向けに最適化したOffice「Office for Windows 10」の概要を発表した。また、デスクトップ向けの次期Officeスイートの名称を「Office 2016」と発表、2015年後半に提供を開始する計画も明かした。Office for Windows 10は、Microsoftが前日の21日に明らかにした次期OS「Windows 10」向けに土台から開発したOffice。同社のモバイルファースト、クラウドファースト戦略に基づいている。Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlookで構成され、タッチ操作とモバイル端末向けに最適化したユニバーサルアプリとなる。Windows 10はデスクトップPCからモバイルまで同一のWindows「One Windows」を実現するOSとなり、最新のOffice for Windows 10はWindowsアプリストアの「Windows Store」で提供されるほか、Windows 10を搭載するスマートフォン、タブレットに無料でプリインストールされるという。アプリケーション別の特徴としては、閲覧モードに新機能「Insights for Office」が加わったている。Bingをベースとし、オンラインにある画像などの参照情報を表示する。「Excel for Windows 10」ではタッチ向けに開発したコントロール機能により、キーボードやマウスなしにセルの選択など快適に操作できるという。「Outlook Mail and Outlook Calendar for Windows」でもWordとの統合により作成や編集がスムーズに行えるとしている。Microsoftはこれに合わせて、次期Officeデスクトップスイートの名称を「Office 2016」と発表した。提供は2015年後半。Office 2016の詳細は数カ月以内に発表する予定とのことだ。
2015年01月23日米Microsoftの開発者カンファレンス「Build 2015」(4月29日-5月1日、米サンフランシスコ)の参加チケットが、販売開始(米国時間1月22日午前9時)からわずか45分で完売した。Buildのサイトでは現在Waitlistへの登録を受け付けており、キャンセルが出た場合に参加できる可能性が残されている。参加料金は一般2,095ドル、学生995ドル。テクノロジー企業の開発者カンファレンスというと、AppleのWWDCやGoogleのGoogle I/Oは数分で売り切れるほどの人気で、昨年は参加希望登録者から抽選する方式が採られた。それらに比べるとBuildはまだ確実に購入できる余裕があるものの、完売まで数時間かかっていた昨年までの状況に比べると大幅に入手困難になった。Microsoftは1月21日に米本社でWindows 10のメディア向けイベントを開催し、Windows 10の無償アップグレードプログラム、次世代ブラウザ「Spartan」、ホログラフィックコンピュータ「HoloLens」などを発表した。3月に中国の深川で開催するハードウエア開発者カンファレンスWinHEC 2015を経て、Build 2015では開発者に対してWindows 10発売 (今年後半の予定)に向けた道すじを示す可能性が高い。Buildのチケットが短時間で完売したことは、Windowsプラットフォームの新時代の幕開けになりそうなWindows 10に対する開発者の期待の高まりを示す。
2015年01月23日米NVIDIAは22日、デスクトップ向けGPUの新モデルとして、第2世代MaxwellアーキテクチャベースのミドルレンジGPU「NVIDIA GeForce GTX 960」を発表した。北米での希望小売価格は199ドル。主要パーツメーカーから搭載グラフィックスカードの販売を予定する。ベンチマーク結果など「NVIDIA GeForce GTX 960」のレビューは以下の別稿を参照いただきたい。NVIDIA GeForce GTX 960は、2014年9月に発表されたハイエンドGPU「NVIDIA GeForce GTX 980」「NVIDIA GeForce GTX 970」と同様に、第2世代Maxwellアーキテクチャをベースとした製品で、製造プロセスは28nm。GPUコアには新たに開発されたGM206コアを採用する。(第2世代Maxwellアーキテクチャの概要についてはこちらを参照してほしい)GM204でも採用されているカラー圧縮技術やキャッシュ効率の改善によるメモリパフォーマンスの高さに加え、ゲームを4K解像度でレンダリングし、画面出力時に実際に使っているディスプレイ解像度にダウンスケールして、細かな草の輪郭などディテールを向上させる「Dynamic Super Resolution(DSR)」や、負荷を抑えつつサンプル数の多いアンチエイリアスと同等の品質を実現するアンチエイリアス技術となる「MFAA」(Multi Frame sampled Anti-Aliasing)といった技術に対応する。一方で、GM204と異なる点としてH.265のエンコーダだけでなく、デコーダを搭載したことや、HDCP 2.2への対応が挙げられる。主な仕様は、CUDAコアが1024基、ベースクロックが1,126MHz、ブーストクロックが1,178MHz、メモリが128bit接続のGDDR5 2GB、メモリスピードは7,000MHz、TDPは120W、補助電源は6ピン×1、PCとの接続バスインタフェースはPCI Express 3.0。映像出力コネクタはDL-DVI×2、HDMI 2.0×1、DisplayPort 1.2×1。
2015年01月22日米GoogleがMVNO形式での携帯電話サービス事業への参入を計画していると、米Wall Street Journalが関係者の話として1月21日(現地時間)に報じている。回線を提供するMNOは米Sprintと米T-Mobileになるとみられ、関係者によれば業界への価格引き下げと通信速度向上をうながすものになるという。サービス提供開始時期や価格については不明なものの、当初は非常に限定的なサービスが見込まれ、例えば米国の特定都市限定でのサービス提供や、あるいは同社が光ファイバーサービスを提供しているユーザーへのサービスといった形態が見込まれる。なお現在、Googleが光ファイバーサービス「Google Fiber」を提供しているのは、ミズーリ州、カンザス州カンザスシティ、テキサス州オースティン、ユタ州プロボの3地域のみ。Googleの狙いについては不明な部分があるが、実験的な側面が大きいと考えられる。価格引き下げ圧力という分析があるが、米国ではVerizon WirelessやAT&Tといった大手キャリアでは価格が高止まりしている反面、今回の回線貸与を行うとみられるSprintやT-Mobileでは競争激化により価格引き下げ圧力がかかっているほか、同国でサービスを提供しているMVNOや下位キャリアの多くが低価格をセールスポイントにした事業者であり、ここであえて価格引き下げ圧力のためにGoogleが参入する意義は少ないとみられる。むしろ自ら携帯サービスを提供することでGoogle自身のサービスとの相互連携を強化したり、あるいは動画や位置情報サービス、広告サービスの事業化などの面で新しい提案を行ったりと、将来的な可能性を探る試みとしてみると面白いかもしれない。
2015年01月22日米Microsoftは21日(現地時間)、メディア向けイベント「Windows 10:The next chapter」のブリーフィングにて、メガネ型ホログラフィックコンピュータ「Microsoft HoloLens」(HoloLens)を発表した。同イベントで公開されたWindows 10の一般向け機能はホログラフィックコンピューティングプラットフォーム機能を搭載するが、HoloLensはこれを体現したデバイスとなる。HoloLensは、透過レンズを備えたメガネ型コンピュータ。装着したユーザーを取り巻く現実環境をマッピングして映像を投影することで、高精細な3Dホログラムを現実と融合させ、表示することができる。例えば部屋の好きな空間にウィンドウを立ち上げてSkypeでビデオチャットしたり、部屋の形や置いた家具を使ってゲームを楽しんだりできる。また、火星のホログラムを用いローバーを作業させる練習など、仮想空間を体感することも可能。操作は視界や指のジェスチャ、音声を使用し、最も自然な方法でコンテンツや情報を扱えるとする。また、空間認識用の音響機能も内蔵する。Windows 10には、ホログラフィックコンピューティング用のAPIをサポートすることが同時に明かされた。Windows用ユニバーサルアプリはホログラムに対応しており、全ユニバーサルアプリがホログラムとして動作できるという。HoloLensの発売時期はWindows 10のタイムフレーム。
2015年01月22日米Microsoftは1月21日(現地時間)、メディア向けイベント「Windows 10:The next chapter」において、Windows 10向けに開発している次世代Webブラウザ「Project Spartan」(コードネーム)を発表した。イベントでJoe Belfiore氏(OSグループ担当コーポレートバイスプレジデント)は、Spartanを「モダンWebのための新しいブラウザ」と紹介、ノートテーキング機能、リーディングモード、Cortana統合などのデモを披露した。ノートテーキングはデジタルペンや指(手書き)、キーボード(タイピング)を使って、Webページ上に自由にメモや注釈を書き加えられる機能だ。クラウドを通じて共有することも可能。リーディングモードはWeb記事を読みやすいレイアウトに変換して表示する。オフライン対応のリーディングリスト機能も備え、"あとで読む"ツールとしても使える。SpartanはPDFサポートを内蔵しており、リーディングリストはPDFも扱える。CortanaはWebブラウジングに応じてユーザーを手助けする。例えば、Spartanを使ってレストランのWebサイトにアクセスすると、Cortanaが自動的にそのレストランまでの経路やレビューなどをまとめてくれる。アシスタント機能にはCortanaによるパーソナライズも反映される。Belfiore氏は「(Spartanは)新しいレンダリングエンジンを備える」と述べたが、イベントでSpartanの詳細には触れなかった。SpartanがInternet Explorerの後継になるのか、それとも共存する形で提供されるものなのかも明らかではない。Spartanは数カ月以内にWindows Insider Programのメンバー向けにPC版の提供が始まり、PCに続いてWindows Phone版も登場する。
2015年01月22日米Microsoftが開発している次期Windows「Windows 10」では現実世界にホログラム映像を重ねる拡張現実が可能になる。1月21日に開催したWindows 10のメディア向けイベント「Windows 10:The next chapter」で、同社はWindows 10がホログラフィックコンピューティングプラットフォームとして機能することを明かし、また「Microsoft HoloLens」というホログラフィックコンピュータを発表した。Microsoftのホログラフィックコンピューティングについては、同社が用意した紹介ビデオを見ていただくと概要がつかめる。仮想世界にユーザーが閉じこもるのではなく、ユーザーを取り巻く現実の世界に3Dホログラム映像を用いたデジタルの世界をシームレスに融合する。コミュニケーション、コンテンツへのアクセス、もの作りなどに幅広く活用できる。例えば、壁にホログラムで大きなスクリーンを作って、Skypeでビデオチャットするなど、PCやスマートフォンといったデバイスのスクリーンに縛られない"どこでもコンピューティング"が可能になる。Windows 10はホログラフィックコンピューティング用のAPIをサポート。Windows 10の標準機能として、Oculus Riftなど様々なデバイスがホログラムに対応できる。またWindowsユニバーサルアプリにホログラム対応が含まれ、Windowsユニバーサルアプリはホログラムとして動作する。HoloLensはメガネ型のデバイスだが、Windows 10パソコンやスマートフォン/タブレットのアクセサリではない。単独で機能するWindows 10ベースのホログラフィック・コンピュータである。ユーザーが空間を把握できる音響機能、各種センサー、ホログラフィックプロセッシングユニットなどを装備。レンズはシースルーで、カメラを使わずに周囲を見回せる。HoloLensはユーザーの周囲を自動的にマップ化し、ホログラム映像を配置する。マーカーは不要。ユーザーは手の動きや音声、視線などを使ってナチュラルに3Dホログラム映像とインタラクトすることが可能。価格は不明、発売時期は「Windows 10のタイムフレーム」としていた。
2015年01月22日米Microsoftは1月21日(現地時間)、Windows 10のメディアブリーフィング「Windows 10:The Next Chapter」を行い、Wndows 7と8.1、Windows Phone 8.1に対してWindows 10への無償アップグレードプログラムを提供すると発表した。無償アップグレードは「for the first year」とされており、期間限定のプログラム提供となる可能性がある。なお、現時点でブリーフィングは続いているため、詳細は異なる場合がある。また、Windows Phone 8.1はスマートフォンOSで、国内では搭載端末が提供されていない。Windows 10は今年後半の提供を予定している。タブレットUIとデスクトップUI(従来型UI)が最適化されるほか、音声アシスタント機能の搭載なども合わせてブリーフィングで公開している。
2015年01月22日忘年会が終わったと思ったら新年会。結局、なんだかんだ理由をつけて飲みたいというのがいまの日本人の心理でしょうか。みなさん、二日酔いに苦しまれていませんか? 二日酔いマスターのおすすめとしては、二日酔いの日は無理にでも米を食べたほうが回復が早いです。でも、米なんて無理! とお思いでしょう。大丈夫、このスープがあれば米が楽勝で胃に入って、午後にはすっきり! 今日も飲むぞ~! という回復に至ります。そんで、また翌日…の繰り返しでございます。「もやしのナムル」の材料(作りやすい量)・豆もやし 1袋★ごま油 大さじ2★きび砂糖 小さじ1★塩 小さじ1/2~ ※味を見て調整★黒胡椒 適量★にんにく(すりおろす) 1片「もやしナムルスープ」の材料(1人前)◎かつおだし 400ml◎塩 小さじ1/2~ ※味を見て調整◎醤油 小さじ1◎酒 大さじ1◎赤唐辛子(粉) 小さじ1/3・もやしのナムル 100g・卵(溶きほぐす) 1個・白すりごま 適量1.もやしのナムルを作る。沸騰した湯にもやしをいれ、1分茹でる。ざるにあけてしっかり水気を切る。ボウルに★を入れてよく混ぜたら、茹でたもやしを入れてよく和える。このまま冷蔵庫で数日持ちます。2.鍋に◎を入れよく混ぜ中火にかけ、沸騰したらもやしのナムルを入れ、蓋をして2分ほど煮る。3.溶き卵を回し入れ、卵がいい具合に固まってきたら器に盛り、白すりごまをかけて完成! ごはんと一緒にどうぞ。ごはんをスープに浸して~。ピリ辛だけど、だしの優しいスープが胃に染み渡る! あれ、だんだん二日酔いの気持ち悪いのが引いてきたかも? もやしのナムルは数日日持ちするので、たくさん作って冷蔵庫にストックしておくと便利です。我が家では、よく飲む前日はナムルを仕込んでおきます。ぜひみなさんもおためしあれ~。
2015年01月21日米Appleがペン入力装置をサポートする12.9インチiPadを開発しているという噂が広がっているが、米HPが多機能なデジタルペン「HP Duet Pen」を備えたビジネス向けAndroidタブレットを米国時間の1月20日に発表した。新しいHP Pro Slateタブレットのラインナップは、12.3インチ・タブレットの「HP Pro Slate 12」と7.9インチ・タブレットの「HP Pro Slate 8」の2つ。ドキュメントの閲覧・作成に適したビジネス向けタブレットになっている。縦・横どちらでも使いやすい4:3のアスペクト比をサポート。8ミリ弱という薄さで、ビジネスでの使用に耐える長いバッテリー動作時間を実現している。OSはAndroid 4.4 KitKat。HP Touchpoint Manager、HP Managed Mobility Servicesといったデータ保護機能に対応する。Duet PenはQualcommのSnapdragonデジタルペン技術を用いており、"デュエット"という名称になっているように2つの手書き機能を備える。1つはペン内蔵のバッテリーで動作し、タブレットに直接手書きする「HP Transcriberペン」、もう1つはHP Paper Folio (オプション)に置いたメモパッド(紙)にペン書きしたものを、リアルタイムでそのままデジタル化してタブレットに取り込む機能だ。HP Pro Slate 12は、プロセッサがSnapdragon 800 (2.3 GHz、4コア)。12.3インチディスプレイは解像度が1600×1200で、カバーガラスはCorning CT-40 FIT Glass。内蔵ストレージは32GB。microSDカードスロット(最大32GB)も備える。カメラは背面が8メガピクセル、前面が2メガピクセル。ワイアレス機能はWi-Fi (802.11a/b/g/n/ac、Miracast対応)、Bluetooth 4.0+LE、NFCなど。本体サイズは300.3×221.95×7.99ミリ、重さは850グラムだ。価格は569USドルから。HP Pro Slate 8は、ディスプレイの解像度が2048×1536で、カバーガラスにCorning Gorilla Glass 4が用いられている。内蔵ストレージは16GBと32GB。本体サイズは136.95×206.99×7.99ミリ、重さは350グラム。これら以外のスペックはHP Pro Slate 12と同じ。価格は449ドルから。
2015年01月21日『そして父になる』『凶悪』で各映画賞を総ナメにし、独特な雰囲気を放ち俳優としても引っ張りだこのリリー・フランキー。そんな彼が日米合作の映画『シェル・コレクター』で主演を務めることが決定。主人公を演じ、寺島しのぶ、池松壮亮、橋本愛といった豪華キャストと共演するという。原作は、アメリカのアンソニー・ドーアの同名短編(「シェル・コレクター/貝を集める人」)。同名処女短編集で「O.ヘンリー賞」を始め、多くの賞を受賞したアンソニー・ドーア作品の初の映画化となる。本作の主人公は、“貝”の美しさと謎に魅了され、盲目ながら貝類学の世界で名を成し遂げたひとりの学者。彼は、妻、息子と離れ、沖縄の孤島で貝を蒐集しながらひっそりと静かな厭世的生活を送っていた。しかし学者の静謐な日々は、島に流れ着いた女・いづみが出現し、ひとつ屋根の下で暮らし始めたことから次第に狂い始める。ある日、いづみの患っていた奇病を偶然にも貝の毒で治したために、それを知った人々が貝毒による奇跡的な治療法を求めて次々と島に押し寄せるようになるのだが…。盲目の学者という難役を演じることとなるリリーさんは、「原作、脚本を読んで、かつ、坪田監督の前作『美代子阿佐ヶ谷気分』を観て、日本映画には珍しい絵画的なユニ ークな作品になると思い、出演を決めました。演じる主人公は盲目ですが、『見える=自由』『見えない=不自由』といった単純な図式では計れないものを、盲目の貝類学者を演じることで表現できればと思います。各世代の飛び抜けた共演陣の方々と一緒に、沖縄の自然の力を借りて撮影を楽しんでいます」とコメントを寄せている。そんな彼が「各世代の飛び抜けた共演陣」と語る、個性豊かなキャストたちの配役も発表。島に流れ着き、学者と同居生活を始める画家・いづみを『キャタピラー』でベルリン映画祭「最優秀女優賞」を受賞した寺島しのぶ。学者の息子・光役には、『愛の渦』『紙の月』の池松壮亮、いづみと同じ奇病に冒された島の有力者の娘・嶌子役には橋本愛。リリーさんを含め、常に“独特の雰囲気”と評される役者ばかりだが、どんなアンサンブルを見せてくれるのか気になるところだ。映画はオール沖縄ロケで2月上旬にクランクアップ予定、公開は東京・沖縄を皮切りに2016年より公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年01月19日リエンゲージメントの運営する、カウンセリングルームReengagementはこのほど、新サービス「心のフィットネス CLUB会員制度」を開始した。同サービスでは、精神疾患(精神障害)を持つ人を対象に就労支援を行う。○企業も安心して雇用できる取り組み同施設によると、うつ病を始めとする精神疾患(精神障害)の人を雇用したいという企業ニーズが高まっている一方、雇用経験のある企業からは「突然来なくなったり、急に辞めてしまって困る」という声も寄せられているという。そこで、企業は安心して雇用でき、当事者も仕事を続けることができる仕組みとして、「ワーキングケアカウンセリング」を開発し支援にあたってきた。「ワーキングケアカウンセリング」では、不安・不満の昇華・解消はもちろん、復職(リワーク)プログラム、身体的なストレスコントロールを重視している。生活記録をベースに、処方(薬)の変化、睡眠の安定、食事、運動量などをアドバイスし、必要に応じて状態の確認も実施する。今回、同カウンセリングシステムをさらに受けやすくなった精神障害者雇用継続システムとして「心のフィットネス CLUB会員制度」の提供を開始した。定期的なカウンセリングだけではなく、メンタル管理システム「コンケア」の利用がセットになっている。「コンケア」は、毎日の出退勤に合わせ気分の変化を監視し、その状況に合わせ、心身のフォローアップをする仕組み。利用者が、毎日安定的に出勤できていない場合や、気分の落ち込みが続いていた場合に、不安・不満の解消に努め、症状が悪化せず、再発させないよう取り組む。同システムは、わずわしい手続きをできるだけ削減するために、会員制度という形態で提供する。心身の健康を確認できるよう、自律神経バランスやストレス耐性を計測する「自律神経計測」、栄養バランスや新陳代謝を見る「血流スコープ」といった機器や「WAIS-III成人知能検査」「GHQ精神健康調査」などの心理テストも取り入れる。会員には会員証も用意。会員証を企業に提示することで、自身の障害を理解し、その対処をして発症を予防しているというアピールポイントとなる。企業側から見ても安心感が高まるため、幅広い職種・好条件の求人を得やすくなるという。同システムの対象となる人は、うつ病など精神疾患(精神障害)について悩んでいる人。本人以外の相談も受け付ける。利用料金は、登録料は月1万2,000円(面接料金、心理テスト含む)。利用料は月1万2,000円。週1回の面談は30分程度で、上限を超える場合1回3,500円。価格はすべて税別。
2015年01月17日2013年11月に日本で公開された、スタジオジブリの高畑勲監督によるアニメーション映画『かぐや姫の物語』が15日、第87回米アカデミー賞の「長編アニメーション部門」(Animated Feature Film)にノミネートされたことが明らかになった。『かぐや姫の物語』は、『火垂るの墓』(1988年)や『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年)などで知られる高畑監督が、日本最古の物語文学『竹取物語』をベースに、製作期間8年、総製作費50億円を投じて作られたスタジオジブリ最新作。"姫の犯した罪と罰"とコピーに、筆と水彩で描いたようなタッチで濃密に描きこむことで生まれた独特の世界と空気感が見どころで、これまでのアニメにはなかった作画としても大きな話題となった。本作は、全国345館456スクリーンで公開されて206万人を動員、24億円の興行収入を記録している(2015年1月15日現在)。北米では、『THE TALE OF THE PRINCESS KAGUYA』というタイトルで2014年10月に公開され、ロサンゼルス映画批評家協会賞(アニメーション映画部門)、ボストン映画批評家協会賞(アニメーション映画部門)、トロント映画批評家協会賞(アニメーション映画部門)を受賞している。今回のアカデミー賞ノミネートを受けて高畑監督は「光栄に思います」と喜び、「ノミネートしてくださったアカデミー会員の方々、この作品を高く評価してくださった方々、そして北米での公開に協力してくださった方々に心から感謝します」と、作品に関わったすべてのスタッフに感謝の意を表明。昨年の米アカデミー賞「長編アニメーション部門」は、『アナと雪の女王』が輝き、日本中の期待を背負っていた宮崎駿監督の『風立ちぬ』の受賞はならなかったが、スタジオジブリのノミネートは2年連続で、宮崎監督作以外の日本アニメのノミネートは初。今年は『ベイマックス』が対抗馬となるが、宮崎監督の雪辱を高畑監督が果たすのか期待が高まる。「長編アニメーション部門」のノミネート作品は、『ベイマックス』、『かぐや姫の物語』、『ヒックとドラゴン2』、『THE BOXTROLLS』(原題)、『Song of the Sea 』(原題)の5作品となる。(C)2013 畑事務所・GNDHDDTK
2015年01月16日米Intelは1月15日(現地時間)、2014年第4四半期 (2014年10月-12月)決算を発表した。好調なデータセンター向けプロセッサに加えて、主力であるパソコン向けプロセッサが緩やかながら着実な成長を維持し、12月期の売上高記録を更新した。通期でも売上高と、マイクロプロセッサ(PC、サーバ、タブレット、スマートフォン、Internet of Things)の出荷数が過去最高を記録。タブレット向けの年間出荷数が4600万個に達し、目標の4000万個をクリアした。12月期の売上高は147億ドルで前年同期比6%増だった。純利益は37億ドル(1株あたり0.74ドル)で39%増。売上高、利益ともにアナリストの予測を上回った。粗利益率は65.4%で、前期から0.4ポイント上昇した。事業グループ別では、PCクライアントグループの売上高が89億ドルで前年同期比3%増。デスクトッププラットフォームは出荷数が1%減で、平均販売価格は横ばい。ノートブックプラットフォームは出荷数が11%増で、平均販売価格が3%減だった。IDCとGartnerが1月12日(米国時間)に発表した12月期のPC市場に関する調査結果(速報値)によると、PC出荷台数はIDCが8080万台で前年同期比2.4%減、Gartnerは8370万台で同1%増。2年以上続いた低迷に歯止めがかかったものの、本格的な回復には至っていない。サーバ向けプロセッサを扱うデータセンターグループは、売上高41億ドルで前年同期比25%増と大幅な伸びを達成。プラットフォーム出荷数が15%増、平均販売価格が10%増と好調だった。Internet of Thingsグループは売上高5億9100万ドルで、前年同期比10%増。モバイル&コミュニケーションズ・グループは600万ドルのマイナス。ソフトウエア&サービスは5億5700万ドルで6%減だった。2015年第1四半期(2015年1月-3月)については、売上高137億ドル(±5億ドル)、粗利益率を60%(±2%)と予測している。2015年のPC市場は企業向けの成長がわずかに縮小するものの、個人・家庭向けの買い換えが進むと予想する。ただし、1-3月期はまだ緩やかな成長にとどまると見ており、そのため3月期については同社の売上高の予測がアナリストの予測を下回った。2014年通期では売上高559億ドルで前年比6%増、純利益は117億ドルで同22%増だった。プラットフォーム出荷数は同8%増、平均販売価格は横ばいだった。
2015年01月16日米Microsoftは14日(米国時間)、OSにWindows Phone 8.1 with Lumia Denimを搭載したスマートフォン「Lumia 435」と「Lumia 532」を発表した。欧州、アジア、インド、アフリカの一部の国などで2月より発売される。推定価格は「Lumia 435」が約69ユーロ、「Lumia 532」が約79ユーロとなっている。○「Lumia 435」「Lumia 435」はOSにWindows Phone 8.1 with Lumia Denimを搭載した4インチスマートフォン。「Skype」や「Word」、「Excel」などの「Office」といったアプリがプリインストールされている。そのほか、クラウドストレージサービス「OneDrive」を30GBまで使用できる。「Lumia 435」の主な仕様は次の通り。OSはWindows Phone 8.1 with Lumia Denim。CPUはSnapdragon 200(デュアルコア、1.2GHz)。内蔵メモリは1GB。ストレージは8GB。外部ストレージはmicroSDXC(128GB)。ディスプレイ解像度は800×480ピクセル。サイズ/重量は、高さ約118.1mm×幅約64.7mm×厚さ約11.7mm/約134.1g。バッテリー容量は1,560mAh。最大連続通話時間は、2G接続時が約20.9時間、3G接続時が約11.7時間。最大連続音楽再生時間が約64時間。最大連続インターネット接続(Wi-Fi)時間が約9.4時間。背面に200万画素、前面に30万画素のカメラを内蔵する。SIMの規格はmicro SIM。単一SIMとデュアルSIMの2モデルが用意されている。カラーバリエーションはオレンジ、グリーン、ホワイト、ブラックの4色。通信面では、GSM/W-CDMA、IEEE802.11b/g/nに準拠したWi-Fi、Bluetooth 4.0などに対応している。○「Lumia 532」「Lumia 532」は、OSにWindows Phone 8.1 with Lumia Denimを搭載した4インチスマートフォン。「Lumia 435」と同じく、「Skype」や「Word」、「Excel」などの「Office」といったアプリがプリインストールされているほか、クラウドストレージサービス「OneDrive」を30GBまで使用できる。メインカメラは「Lumia 435」が200万画素だったのに対し、500万画素のカメラを内蔵する。また、CPUも「Lumia 435」ではデュアルコアだったが、クアッドコアを搭載しているなど、スペックアップしている。「Lumia 532」の主な仕様は次の通り。OSはOSにWindows Phone 8.1 with Lumia Denim。CPUはSnapdragon 200(クアッドコア 1.2GHz)。内蔵メモリは1GB。ストレージは8GB。外部ストレージはmicroSDXC(128GB)。ディスプレイ解像度は、800×400ピクセル。サイズ/重量は、高さ約118.9mm×幅約65.5mm×厚さ約11.6mm/約136.3g。バッテリー容量は1,560mAh。最大連続通話時間は、2G接続時が約20.9時間、3G接続時が約12時間。最大連続音楽再生時間は約61時間。最大連続インターネット接続(Wi-Fi)時間が約12.5時間。前面に30万画素のカメラを内蔵する。SIMの規格はmicro SIM。単一SIMとデュアルSIMの2モデルが用意されている。カラーバリエーションはオレンジ、グリーン、ホワイト、ブラックの4色。通信面では、GSM/W-CDMA、IEEE802.11b/g/nに準拠したWi-Fi、Bluetooth 4.0などに対応している。
2015年01月15日米Googleは14日(米国時間)、翻訳アプリ「Google Translate」の最新版を発表した。写真撮影なしに翻訳を画面に重ねて表示する「Word Lens」、会話モードの強化などが特徴となっている。AndroidとiOS向けに今後数日内にリリースする。「Google Translate」はこれまで、端末のカメラ機能を利用して標識や案内、レストランのメニューなどの写真を撮影し、テキスト抽出とそれを翻訳する「カメラモード」を提供してきた(36言語に対応)。今回この機能を強化して、「Word Lens」としてカメラに捉えた道路案内などの対象物の翻訳が瞬時に画面上にオーバーレイされるようになった。デモでは、ロシア語で書かれた道路案内にカメラを向けると、同じ案内の上に英訳が表示されている。この機能は、インターネット回線なしでも利用できるという。Word Lensは、英語/フランス語/ドイツ語/イタリア語/ポルトガル語/ロシア語/スペイン語との間の翻訳に対応する。もう1つの強化点が会話モードで、2013年より提供しているリアルタイム音声翻訳が改良されている。翻訳元と翻訳先の言語を設定後、マイクアイコンをタップして話す。終了後にマイクアイコンを再度タップすると、Google Translateがどの言語が話されたのかを自動判別し、翻訳を開始して読み上げる。同時に、画面にはテキストが表示される。その後の会話ではマイクのタップは不要で、会話がよりスムーズになるという最新の機能は数日中に公開されるAndroidとiOS向けのGoogle Translateアプリで利用できる。なお、iOS向けではカメラ翻訳や会話モードが初めて利用できるようになる。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月15日米Facebookは13日、誘拐などで行方不明になった子どもに関する情報や警告を発信する非営利機関である全米失踪・被搾取児童センター(National Center for Missing and Exploited Children)と協力して、同センターの児童誘拐警報システム「AMBER Alert」をニュースフィード上に掲示することを発表した。行方不明になっている子どもの顔写真や情報が数多くの人の目に触れることで、発見につながる可能性が高くなると期待を寄せている。AMBERアラートは地元の警察の許可を受けた後に全米失踪・被搾取児童センターより発行される。Facebookは同センターとの提携により、行方不明が報告された地域周辺をターゲットに、このAMBERアラートをニュースフィードに表示する。アラートには子どもの写真、名前、年齢、身長、髪の毛の色や目の色など人種的特徴、いなくなった場所などの情報が含まれている。アラートを表示する地域は警察がアラート単位で決定する。そのため、AMBERアラートがニュースフィードに表示される回数はその地域でアラートが出された数により異なるという。アラートはニュースフィードに表示するだけで、スマートフォンにプッシュ通知することはない。すでにFacebookがAMBERアラートの拡散と救出成功に役立った例があるようだ。Facebookによると、2014年に11歳の女児が行方不明になった事件で、モーテルのオーナーが友人がFacebook上で共有したAMBERアラートにより同一人物と気がつき、警察に通報したという。少女は無傷で救出されたとのことだ。「子どもが行方不明になった場合、最初の数時間が特に重要で、気をつける人が増えるほど発見される可能性は高くなる」とFacebookは述べている。
2015年01月14日米調査会社の米Gartner(ガートナー)は1月9日、2014年の世界半導体市場の売上高が前年比7.9%増の3398億ドルになるとの見通しを発表した。2014年も、前年に引き続きDRAM市場が活況となり、半導体市場を牽引した。DRAM市場は供給不足が続き、価格が高止まりしたため、売上高が前年比31.7%増となった。また、2014年は2013年とは異なり、ASIC、ディスクリートやマイクロコンポーネントなどの主要製品がプラス成長となった。2014年のメモリ製品を除いた半導体売上高は前年比5.4%増となり、2013年よりも0.8%高くなっている。一方、企業別ランキングでは、上位25社の合計が前年比11.7%増と、市場全体よりも大きな成長率となった。これにより、上位25社の市場全体に占める割合は、2013年の69.7%から2014年は72.1%となった。Intelは、2年連続のマイナス成長から転じて前年比4.6%増となり、23年連続で首位の座を確保した。同社は2014年に組織改革を行い、新しい5つのビジネスセグメントに分かれた。その中で、データセンター・グループの売上高が引き続き安定している。また、2014年には、4000万個のタブレット向けプロセッサを出荷することを目標に掲げ、それを達成する見込みだが、値下げとインセンティブの付加を余儀なくされた。PC向けではAMDから引き続きシェアを奪い、出荷数量を伸ばしたものとみられるという。このような中、SK HynixやMicron Technologyなどのメモリベンダーは売上高を伸ばし、ランキングを上げている。2年連続で高成長となるSK Hynixは、売上高の80%がDRAMとなっている。Micron Technologyは前年比41.0%増となり、順位を1つ上げた。2013年にエルピーダメモリを買収したことが、上位25社の中で最も高い成長を遂げた企業の1つとなった要因であるとしている。日本メーカーでは、東芝が前年比2.8%増の6位となった。日本企業の売上高は、2013~2014年にかけての6.6%の円安の影響で、ドルベースに換算した場合はマイナスに振れることになる。東芝は、NAND型フラッシュの売上高はスマートフォン向けが好調に推移したものの、価格が下落したためほぼ横ばいで推移した。一方、システムLSIやディスクリートでは、車載、産業向けやモノのインターネット(IoT)向け製品を強化している。ルネサス エレクトロニクスは、前年比9.1%減となり、2013年と同じ10位となった。前年に引き続き、産業機器向けおよび自動車機器向けの売上高は伸びた。しかし、LCDドライバ事業を売却するなど非中核事業からの撤退をさらに進めた結果、通信機器向けやデータプロセシング機器向け、そして民生機器向けでは売上高を落とした。この他、従来型PC市場は、2013年に10.1%のマイナス成長となったが、2014年は若干のプラス成長になったと予測している。スマートフォン市場は引き続きプラス成長となったが、製品の構成がプレミアムスマートフォンからベーシックやユーティリティスマートフォンにシフトした。2014年のタブレット市場は前年に比べて大きく減速したとしている。
2015年01月13日ミックスウェーブは1月8日、米AUDEZE(オーデジー)社の平面駆動型ヘッドホン「LCD-3」にトラベルケースが付属した「LCD-3 with travel case」を発表した。発売は1月10日。価格はオープンで、推定市場価格は272,000円前後(税別)。LCD-3は平面磁気技術を採用したヘッドホン。回路パターンを組み込んだ平面振動板の前後にマグネットを配置することで、均一なピストンモーションを実現する。2014年7月に行われたアップデートにより、ヘッドホンが奏でる音の流れを調整、管理する技術「Fazor Technology」が採用され、駆動効率と周波数特性が向上している。LCD-3 with travel caseに付属するケースは、米国防総省の基準を満たした堅牢なトランク。ヘッドホンの保護と安全な持ち運びを実現する。なお、1月9日時点では、ケースのサイズや材質などは不明。
2015年01月09日Razerは7日、米・ラスベガスで開催中の2015 International CES(CES 2015)で、米Googleのテレビ向けプラットフォーム「Android TV」を搭載したコンテンツ視聴向けデバイス「Razer Forge TV」を発表した。2015年第1四半期の発売を予定し、同社Webサイトでの販売価格は本体が99.99ドル、コントローラ「Razer Serval」とのセットが149.99ドル。なお、日本国内での発売日や価格は未定となっている。Android TVは、昨年6月にGoogleが開発者カンファレンスGoogle I/O 2014で発表したスマートTVプラットフォーム。「Razer Forge TV」では、テレビやディスプレイと接続してGoogle Playのゲームや映画、音楽などを楽しめる。また、Razerの独自アプリ「Razer Cortex:Stream」を利用することで、PCからゲームをストリーミングでプレイすることもできる。「Razer Cortex:Stream」は、2015年第2四半期に提供を予定し、単体でも39.99ドルで販売するが、「Razer Forge TV」や後述する周辺機器を購入すると無料で利用できるという。このほか、Google Castをサポートし、モバイルデバイスやPCと連携。Google Playから入手したAndroidアプリを活用できる。主な仕様はプロセッサはQualcomm Snapdragon 805(2.5Ghz クアッドコア 450CPU/Adreno 420 GPU)、メモリは2GB、ストレージは16GB、プラットフォームはAndroid 5.0(Lollipop)ベースのAndroid TV。インタフェースは、USB 3.0、HDMI 1.4、GigabitEthernet、IEEE802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1。本体サイズはW105×D105×H17mm。○Razer Serval / Razer TurretRazerは「Razer Forge TV」に合わせて、周辺機器としてゲームコントローラ「Razer Serval」と、ゲーミングマウスとキーボードのセット「Razer Turret」も発表した。「Razer Serval」は2015年第1四半期の発売を予定し、単体価格は79.99ドル、「Razer Turret」は2015年第2四半期の発売で価格は129.99ドル。いずれも日本国内での発売日や価格は未定。「Razer Serval」は「Razer Forge TV」向けに設計されたコントローラだが、クリップでスマートフォンを取り付けてゲームをプレイすることもできる。本体にはAndroid用のナビゲーションボタン、再生や早送り、巻き戻りなどのメディアボタン、アナログスティック、4ボタンを備える。インタフェースはBluetooth 3.0とmicro USB。「Razer Turret」は、ひざのうえでの操作を想定したキーボードとマウス。キーボードの右側にスペースを設けて、マウスを操作する。キーボードにはAndroidボタンや「Razer Cortex:Stream」の起動ボタンなどを備える。一方、マウスは3500DPIのレーザーセンサを搭載した両利き用のモデルとなる。
2015年01月08日米Appleが米国時間6日に米特許商標庁より「Flexible electronic devices(柔軟性のある電子デバイス)」という特許を取得したことが明らかになった。取得した特許の書類には、端末が湾曲したもの、折りたたまれた図も含まれ、将来のiPhoneの姿は大きく変わるかもしれない。Appleはこの特許を2011年9月30日に申請、2015年1月6日に認められた。特許番号はUS 8929085。米特許庁が公開した書類では「柔軟性(Flexible、以下同じ)のあるディスプレイ、柔軟性のあるケーシング、柔軟性のある電子デバイスの変形を可能にするために設計された1つあるいはそれ以上の柔軟性のある内部コンポーネントなどを含む」としている。柔軟性のあるディスプレイは、柔軟なディスプレイレイヤー、柔軟なタッチ対応レイヤー、柔軟なカバーレイヤーなどが含まれ、柔軟性のある内部コンポーネントとしては、柔軟性のあるバッテリー、柔軟性のあるプリント基板などが含まれるという。定義として「変形可能な素材から作られた柔軟なケーシング」「柔軟なプリント基板を含むプリント基板」「少なくとも1つの曲がらない部分と少なくとも1つの柔軟な部分を含むプリント基板」などの言葉が並んでいる。特許は製品化を約束するものではないが、「柔軟なディスプレイは柔軟なOLEDディスプレイ技術により作成できる。柔軟なディスプレイをもつ電子デバイスは通常、曲がらない電子デバイスを構造する曲がらないケーシング構造またはその他の曲がらない構造とともに提供される」などとあり、「曲がらない電子デバイスは、デバイスを固い表面に落下したときなどの衝撃におけるダメージには弱い。そのため、電子デバイスを改善できることが望ましい」と続いている。また、ユーザーインターフェイスについても「柔軟なデバイスに加わる曲がりを検出するよう設定でき、検出したらそれに対する反応を起動できる」としている。例として、デバイスのオン/オフ、アクティブ/スタンバイモードの切り替え、着信への応答、ソフトウェアアプリケーションの起動、オーディオや動画再生の音量調節、オーディオ再生のスタート/停止などを挙げている。曲面ディスプレイを採用したスマートフォンは、Samsungが2013年10月に「GALAXY Round」として発表、LGも「LG G Flex」ラインで展開している。だがこれらのデバイスは最初から曲面になっており、ユーザーが実際に曲げる柔軟性には乏しい。Appleの特許申請書類を見る限り、折りたたみ式も含まれ、従来の曲面ディスプレイを超えるデバイスが登場するかもしれない。
2015年01月08日米Dellは1月6日(現地時間)、米・ラスベガスで開催中のCES 2015において、Intel RealSense Snapshot Depthカメラを搭載した8型のAndroidタブレット「Venue 8 7000」の販売開始をアナウンスした。直販価格は399.99ドル~。Venue 8 7000は世界最薄(※)をうたう8型タブレットで、サイズはW124.4×D215.8×H6mm。8.4型の有機ELディスプレイを採用しており、その解像度は2,560×1,600ドットと高精細だ。 ※2014年7月同社調べIntel RealSense Snapshot Depthカメラ(800万画素)を搭載していることも大きな特徴。撮影した写真には深度センサーによる測定データが記録され、撮影後に専用アプリケーションを使って、ピント位置を変更(リフォーカス)したり、前景と背景のオブジェクトごとに明るさを変更するといった編集を加えられる。もっともベーシックな399.99ドルのモデルの仕様は、CPUがIntel Atom Z3580、メモリが2GB、ストレージが16GB eMMC、OSがAndroid 4.4 (Kit Kat)。無線LANはIEEE802.11acに対応している。
2015年01月07日米Dellは1月6日(現地時間)、米・ラスベガスで開催中のCES 2015において、15.6型のゲーミングノートPC「Alienware 15」を発表した。同日より販売を開始しており、直販価格は1,199.99ドル~。Alienware 15は、NVIDIA GeForce GTX 980Mなど強力なGPUを選択できるゲーマー向けのノートPC。最上位モデルのディスプレイは、4K解像度(3,840×2,160ドット)のIPSパネルを採用している。また、オプションの「ALIENWARE Graphics Amplifier」を接続して、デスクトップ向けのグラフィックスカードを利用することも可能だ。もっとも安価な1,199.99ドルのモデルでは、Intel Core i5-4210H、8GBメモリ、NVIDIA GeForce GTX 965M 2GB GDDR5、1TB HDD、フルHD液晶を搭載。2,499.99ドルの最上位モデルでは、Intel Core i7-4710HQ、16GBメモリ、NVIDIA GeForce GTX 980M 4GB GDDR5、256GB M.2 SSD + 1TB HDD、4K液晶を搭載。いずれもOSはWindows 8.1を基本仕様としている。同社はまた、17.3型のフルHD液晶を搭載した「Alienware 17」を同時に発売した。こちらの直販価格は1,499.99ドル~。Alienware 15、Alienware 17とも前モデルに比べ、きょう体の厚さを20%薄くすることに成功したという。
2015年01月07日米Intelは米国時間6日、米ラスベガスで開催中の「International CES 2015」でウェアラブル向けボタンサイズのモジュール「Intel Curie」などモノのインターネット(IoT)向け技術を発表した。Intel Curieは、同社初のウェアラブル用途向けSoC(システム・オン・チップ)である「Quark SE SoC」をベースとする。32ビットQuarkチップ「Intel Quark SE Soc」、384KBのフラッシュメモリと80KBのSRAM、Bluetooth LE(Low Energy)、モーションセンサー、バッテリーチャージ機能(PMIC)などを含むモジュール。低消費電力のハードウェアモジュールで、大きさもボタン程度であることから、ウェアラブル製品に容易に組み込めそうだ。2015年第2四半期に出荷の予定としている。このほか、IntelはサングラスなどアイウェアブランドOakleyとの戦略提携、3D分野におけるHewlett-Packard(HP)とのコラボレーションなどを発表、2014年のCESで発表したジェスチャー/音声・顔認識などのプラットフォーム「Intel RealSense」技術を採用したドローンも披露した。Oakleyは提携関係にあるLuxottica Groupの傘下企業で、スポーツ選手のパフォーマンスを強化する製品を年内に発表するという。
2015年01月07日