スマホ決済が浸透してきて、周囲でも使い始める人がチラホラ。まだ現金派の人は要チェック!自らキャッシュレスクイーンと名乗る綿谷禎子さんが、その魅力を力説。そろそろスマホ決済を始めたほうがいいワケ。スマホをかざしたり、QRコードを読み込むだけで手軽に支払いができるスマホ決済。財布を持ち歩かなくてもよくなったり、スマホでチャージできるので、ATMで現金を引き出す頻度が減ったりと、私たちのライフスタイル自体も変化してきています。キャッシュレスの取り組みが本格化したのは、日本のキャッシュレス決済比率が約20%と、欧米諸国に比べて低いことから。観光や東京2020大会などで海外から多くの人が訪れることもあり、経済産業省ではこの比率を2025年までに40%まで高めようと、様々な施策を行っています。今は利用できるお店や利用者を増やす時期。そのため国自体が予算を出して「キャッシュレス・ポイント還元事業」を行ったり、各サービス事業者が大盤振る舞いのキャンペーンを行っています。おトクなキャンペーン目当てに、スマホ決済を始める人も多いです。ただ、そんなキャンペーンもそろそろ減少傾向に。キャンペーンの数自体はまだまだ多くありますが、その期間が短くなったり、上限額が少なくなったりしてきています。まだ使っていない人は、トクをできる今のうちに、ぜひスマホ決済を始めてください。理由その1金銭管理が一目瞭然。お財布に入っていたお札がいつの間にかなくなって、「何に使ったのかな?」と思うことはない?でもスマホ決済なら支払い明細がきっちり残るので、お金の使い道が明確。なかには毎月の支払金額をグラフで表示してくれるサービスもあります。毎月、予算を決めてチャージして、その範囲内でやりくりすれば無駄遣いが防げるかも。理由その2ポイント還元でおトク!昨年10月から始まった国の「キャッシュレス・ポイント還元事業」では、対象店舗でキャッシュレス決済すると、最大5%のポイントが還元されます。この取り組みは6月30日まで。ほかにも20%還元など、各サービス事業者がいろいろなキャンペーンを実施中。利用者を拡大するための施策に乗っかって、今のうちにトクしましょう。理由その3割り勘も1円単位でカンタン。スマホ決済ではお店にお金を支払うだけでなく、友だちにお金を送ることもできます。これがなかなか便利!飲み代の割り勘なども1円単位でスマートに支払えます。離れている相手にも送金できるので、友だちと一緒にお祝いを贈る時の支払いなどにもお役立ち。しかも振込手数料のような料金は不要なので、手軽に利用できます。綿谷禎子さんライター、「All About」ガイド。ビジネス情報誌『DIME』(小学館)を中心に幅広く執筆。自称、キャッシュレスクイーン。主にスマホ決済やクレカ、ポイントなどの記事を手掛ける。※『anan』2020年3月18日号より。文・綿谷禎子イラスト・沼田光太郎(by anan編集部)
2020年03月16日