夏休み最終日まで残ってしまうのは、あの宿題!小学校時代の夏休みは、プール、夏祭り、昆虫採集など楽しいことが盛りだくさんでしたよね。その一方、ラジオ体操や読書感想文、自由研究など宿題に苦しめられた人もいませんか?20代男性258名のもっとも嫌な夏休みの思い出とは?>>女性編も見るQ.小学生の夏休みで嫌な思い出があるものを教えてください(複数回答)1位読書感想文23.7%2位絵日記13.6%3位工作などの宿題12.1%4位自由研究11.7%5位作文10.1%■読書感想文……・「自分が興味のない本を読むことがとても苦痛で仕方なかった」(24歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「本を読むのは好きだったが、感想文を書くのが苦手でどうしても最後まで残ってしまった」(25歳/学校・教育関連)・「何を書いて良いのか分からず、書くのに相当時間がかかったから」(24歳/建設・土木/技術職)・「いつも最終日にやっていたので大変だった思い出しかない」(23歳/建設・土木/技術職)・「文章を書くのが苦手で読書感想文は本当に嫌いだった」(28歳/医薬品・化粧品/技術職)■絵日記……・「最終日に一気にまとめて書き上げたことを今も覚えている」(28歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)・「絵が下手なので、なかなかやる気がおきなかった」(24歳/電機/営業職)・「やるのを忘れてすごく怒られました」(20歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)■工作などの宿題……・「工作が下手だったので」(23歳/情報・IT/技術職)・「いつも何つくればいいか悩んだ記憶がある」(25歳/電機/事務系専門職)・「徹夜で仕上げた」(29歳/生保・損保/営業職)■自由研究……・「実験結果がセオリー通りにならず、なんとかごまかした記憶があるから」(22歳/電機)・「短時間で片付ける主義なので、時間のかかる研究系は嫌いでした」(29歳/ソフトウェア/技術職)・「夏休み後半になってから焦りながらやった思い出がある」(24歳/食品・飲料/技術職)■作文……・「最後まで思い浮かばす、最終日にやる羽目になった」(28歳/商社・卸/営業職)・「書き始めるまでが時間がかかる」(29歳/金融・証券/営業職)・「文章を書くのがものすごく苦手だったので苦痛だった」(27歳/学校・教育関連/事務系専門職)総評嫌な思い出としてランクインしたのはやはり夏休みの宿題ばかりでした。中でももっとも嫌な宿題は「読書感想文」、「本を読むのが苦手」という人だけでなく、「読書は好きでも感想文を書くのが嫌い」という人も多く、「好きな本も感想文があると思うと読むのが憂うつになった」というコメントも。読書感想文に頭を悩ます人が多い理由は、「感想」と言われても具体的に何をどう書いて良いか分からないことにあるようです。どの項目にも「毎年、夏休みが終わる2、3日前は、たまった宿題を片付けるのが大変だった」、「毎年夏休み最終日は修羅場だった」というコメントがとても目立ちました。最終日に楽しい思い出を残せた人はごく少数派のようですね。提出期限が近づかないと仕事に手を付けない性格は、あのころも今も変わってない……なんて人もけっこういるかもしれませんね。(文・ペンダコ)調査時期:2011年5月25日~6月1日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性258名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【コラム】決定!?夏休みの宿題をギリギリまで放置するのはこんな人【ランキング男性編】小学校のときに一番好きだった教科【ランキング男性編】「あのころに戻りたいな~」と思う、「あのころ」完全版(画像などあり)を見る
2011年08月05日今回のコラムは「家族」をテーマに書きます。第一弾は、子どもとの関わりについて体験したこと、またそれが自分にとってどんな意味があるのか。私の率直な気持ちをお伝えしたいと思っています。長谷川 さとみ カウンセラー私には、二人の娘がいます。年は二つしか違いませんが、性格はほぼ正反対です。・長女は明るく活発、自由で大らかです。赤ちゃんのときから誰にでもニコニコ笑顔を向けていました。そのため、誰からも可愛がられ学校では先生からも気に入られたりクラスでもにぎやかな中心にいるような子です。周りと競い合い努力して得ることも自然と学んだように感じます。親を困らせるようなことはあまりなく、育ち方もいわゆる標準で中学生まではこれと言った反抗期もなく、育てやすい子どもでした。・二女は大人しく恥ずかしがり屋、やさしくて真面目です。小さいときは天真爛漫といった感じでしたが大人しく内向的なので、あまり気にとめてもらえないこともあったと思います。学校でも人と競い合うことは苦手で、努力がすぐには実らず自信を持てないようでした。自己表現をしないので、我が子の気持ちを理解できぬまま親も大いに悩んだのです。ざっくり言うとこんな感じで、私は親として長年にわたり「長女は分かりやすく、二女は難しい」こんな風に感じていたように思います。ですが、最近は子どもたちも成長し思春期に入った頃からそれぞれの個性、持ち味が表面化してきたことで私の見方が変わってきました。・長女は自由で大らかであるため、時に自由奔放、マイペース。他人には気を遣うが、家族には甘えてやりたい放題が目につくようになってきた。遅ればせの反抗期がやってきて戸惑うばかりの私はイライラ。けれど上昇志向や自立心はあるようで、私自身が葛藤している真っ最中です。・二女はまだ、本音とたてまえの区別がないので不器用であるが粘り強いことでゆっくりでも結果がついてきている。真面目であることが信頼に繋がっているが自分に厳しくなるためなかなか自分を認められない。けれど、自分よりも弱い立場のものに対するやさしさがにじみ出ている。私は親でありながら、自分にとって都合の良いことはマルでも都合の悪いことはバツ、と自分が基準で我が子の評価をしていたのかもしれません。なんて情けない母親なんだろう…「はぁー…」自ら自分をダメだしするとかなりしんどくて前に進めなくなります…ですが今の私は、心理学やカウンセリングを学んだことによってこのまま立ち止まるのか、進んでいくのかを選択するのは自分であると分かったので、進むことを選びました。自分の至らなさをバネにしてジャンプすると決めたのです。【過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えていける】のです。そして、子どもたちの内面をじっくりと意識しながら見つめることが出来るようになってきたからこそ、今までとは違った角度から我が子を客観的に捉え今まで見てこなかった部分を認めることができるように努力しているのです。が、これまたしんどいのです…<反抗期の娘に対して>「分かっているよ」「信じているよ」との気持ちを持って接していながらも、自立しようとする娘の姿に対し自分から離れてしまうのではないか…親の知らないところへ行ってしまうのではないか…自分の手をもぎ取られるような恐怖感、喪失感、悲しみ、怒りに襲われ胸をかきむしられる様な苦しさを覚えました。夫の仏前にしゃがみこんで、「しんどいよ…」と泣きじゃくりました。ひとしきり泣いた後わかったのです、子どもは自分の体の一部だと。そして学んだことを思い出し、まずは親の気持ちの部分をストレートに伝えました。「心配やねん」「大事に思ってるよ」「安心したいねん」子どもにとっては初めて私の気持ちを聞いて『おかんの気持ち』に触れたのではないかと思います。すぐに何かが変わるわけではないけれど反抗期は人の成長にとって大事なことだから、親は覚悟と度胸をもって構える必要があるのだと解りました。<自分の殻に閉じこもってしまう娘に対して>なかなか意思表示してくれず「思ってることを言わないなんて卑怯だ!」と追い詰めてしまったこともありました。「我が子の気持ちがわからない」という焦りや、脱力感、寂しさ、そして怒り。やっぱりこんな感覚にさいなまれ、辛くて仕方がなかったのです。ここでも勇気を出して学習したことを実践してみました。好きで殻に閉じこもっているわけではないはず、貝のように口を開かない娘をじっと待ちました。「こんな風に思ってんの?」「それともこんな感じ?」「ひょっとしてこんな風に考えてんのかな?」などなど、いくつか確かめるように問いかけていくと、少しずつですがその中から選んでぽつぽつとしゃべり出しました。「どうやって言えばいいか分からへん。」「ふてくされた態度を取ってしまう。」そんな自分が嫌だと泣きながら教えてくれました。「教えてくれてありがとう。」「それでいいよ、大丈夫。」「解ってあげなくてごめんな。」娘の気持ちが解ったことで安心感を持てた私、親から受容されたことで娘も少しは安心して自己表現することを体験出来たのではないかなと感じています。簡単な事ではないからこそ、ゆっくり、じっくりその子のペースに合わせて子が成長するから親も成長できるのだと実感しています。ある日突然、夫を失ったとき「自分一人でこの子たちを育てるなんて無理」だから自分も死んでしまいたいと思ってしまった出来そこないの母親です。でも、生きていてよかった。全てはこの子たちのおかげです。私のために子はいる。私の成長を子は見ている。だから諦めるわけにはいかないのです。まだまだ思春期の子育て奮闘中の私ですが、子は体の一部だから我が子を大事にすることはつまり、自分自身をも大事にできることなのですね。 このカウンセラーにお悩みを相談する⇒ 長谷川 さとみ カウンセラー
2011年07月26日2010年も半分が終わってしまいました。お正月に「今年の目標はこれだ!」と心に決めた方も多いと思いますが、1年の半分が終わった今、その目標の進行具合をもう一度振り返ってみるのはいかがでしょう?半年でもう達成してしまったのか、着々と進行中なのか、それともぜんぜん取り組んでいないのか……皆さんの正直なところをアンケートで聞いてみました。調査期間:2010/6/1~2010/6/6アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数 534件(ウェブログイン式)【目標別の達成度を調べる】■今年の目標=ダイエットする!達成した0%順調に進行中15%順調ではないが進行中51%全然できていない34%お正月に「今年こそはやせる!」と言いながら、おもちを食べていた人も多いであろうダイエット。「5キロやせる!」、「10キロやせる!」と具体的な数値を目標にしていた人も多かったのですが、半年経過の段階で何と達成できた人は0人……。順調に進行中でも10人で、大半の方がなかなか減量できない様子。「1カ月500gでも減らしていけば、1年で6kgじゃん。なーんだ簡単」って、年の初めには思ったりするんですけどね……。■今年の目標=資格を取る!達成した 5%順調に進行中18%順調ではないが進行中28%全然できていない49%続いては「今年は資格取得のための勉強をする!」と、初日の出に誓ったはずの方たちのアンケート結果。半年で目標を達成された人が3人いるのは喜ばしいことですが、「ぜんぜんできていない」人の割合がダイエットが目標だった人たちより増えてしまいました。まぁ……ひょっとしたら試験日がね、夏よりずっと後にある資格が多いのかもしれないじゃないですか。いや、きっとそうだ。そうに決まってる!■今年の目標=恋をする! 彼氏・彼女を作る!達成した 8%順調に進行中15%順調ではないが進行中23%全然できていない55%「今年こそは、すてきな恋愛がしたい!」と、年末に独り身の寂しさをひしひしと感じながら決意した方たちのアンケート結果。こちらも「まだまだ夏はこれからだって!」と、肩をバンバンたたいてあげたくなるような数字が並んでしまいましたが、個人的には「順調ではないが進行中」の14人の方たちの話が何とも甘酸っぱそうなので聞いてみたいですね。次回は「順調ではないが進行中の恋の話を聞かせて!」というアンケートを採ろうと思います。最後はすべてのアンケート結果をみていきましょう。【今年の目標、どれぐらい達成できましたか?】達成した 3%順調に進行中42%順調ではないが進行中18%全然できていない37%ほかには「仕事を頑張る」、「お金をためる」、「旅行に行く」などの目標を上げてくれた人が多かったのですが、全体の達成度を集計してみて、どのような結果になったかというと……7月の時点で今年の目標を達成した人はわずか3%!少ない!今年の目標を半年間で達成するのって、かなりハードルが高いことなんですね。「順調に進行中」の人の数が多いのは何よりですが、順調でない人と全然できていない人、二つ合わせるとアンケート対象の半分以上の人が苦戦を強いられている様子。「今年の目標」ってほんと手強い! 皆さんも自分の目標を思い出して、あと半年間を計画的に使いましょう。(原宿/オモコロ)【関連リンク】【コラム】2010年の狙い目男女は、誠実さや優しさよりも「○○力」があるタイプ!【コラム】女性の思う、理想の愛の告白とは?【コラム】20代の本音ランキング:【男性編】今年の新入社員の印象ランキング
2010年07月24日“8月31日”というのは、いつの時代もある種の人間にとってにがにがしい存在です。そのにがにがしさを生む諸悪の根源とは、夏休みの宿題。漫画の世界でも、磯野カツオやさくらももこ(まる子)をはじめとして、8月31日(※)に家族総動員で地獄を見る姿がしばしば描かれています。そんなわけで(どんなわけで)、8月31日のコブス横丁では“夏休みの自由研究”として、「夏休みの宿題をギリギリに終わらせる人の特徴」を、コブス読者のアンケートをもとに調べる運びとなりました。まずは、夏休みの宿題を終わらせていた時期について。一体どれくらいの人がギリギリまで宿題を放置していたのでしょう?1位:いつもギリギリにやっていました------42%2位:夏休みの最初の頃に、一気にやって早めに終わらせていました------34%3位:毎日コツコツやって終わらせていました------22%4位:むしろ何もやらず、提出すらしませんでした------2%何もやらず提出すらしなかったという2%の存在も気になるところですが、やはりギリギリに終わらせていた人たちが堂々の1位。それでは、これらギリギリ人間たちの特徴を細かく調べていきましょう。■血液型ギリギリ王者決定戦まずは、ギリギリにやる、コツコツやる、などの気質でよく引き合いに出されるものと言えば血液型。やはり計画的、几帳面、とされるA型はコツコツやっていた人が多いのか……!?夏休みの宿題をギリギリにやっていた血液型ランキングの結果は、1位:A型、O型35%3位:B型22%4位:AB型 8%日本人口の血液型の比率は、A型・40%、O型・30%、B型・20%、AB型・10%、と言われています。つまり、人口での比率よりも多い数字の出た「O型」が宿題ギリギリ王者です!■都道府県ギリギリ王者決定戦もっと人種を絞っていきましょう。次は出身都道府県です。1位:東京15%2位:神奈川 12%3位:埼玉 9%4位:千葉 7%5位:愛知 5%当然ながら、人口の多い地域が上位を埋めるという結果に。以下、大阪、兵庫、北海道と続きます。ちなみに、総務省の国勢調査によると都道府県の人口ランキングは東京、大阪、神奈川、愛知、埼玉、千葉、北海道……となっています。これでは、ほぼ人口ランキングと大差ありません。ということで、宿題をギリギリに終わらせることにおいて、突出している都道府県は「該当なし」です。ところで、人口数では2位の大阪は、ギリギリ王者ランキングではランク外で大変優秀ですが、このあたり、大阪出身の編集長・梅田さん、いかがなのでしょうか?■12星座ギリギリ王者決定戦さて、続いては12星座です。血液型占いとともに人気を二分している12星座占い。乙女のバイブルであるファッション誌の巻末占いでは、ときに優しく、ときに厳しく、女子たちに指針を示してくれます。12星座一、宿題をギリギリまで放置するのは、みずがめ座 12%逆に最も少なかったのはおひつじ座とてんびん座。ともに3%でした。ちなみに、生まれ月では1月、2月、8月生まれの方が多いです。ここまでで、夏休みの宿題をギリギリにやる傾向が強いのは、みずがめ座、O型となっています。余談ですが筆者、1月生まれのみずがめ座、O型です。これは大変よろしくない傾向にあります。■ギリギリ王か、ギリギリ女王か最後は、ギリギリにやっていた人たちのうち、男性、女性どちらが多いのでしょう?結果は、女性68%男性32%なんと!意外にも女子の方がズボラ傾向に!と言いたいところですが、アンケートの回答者全体の比率は、女性69%、男性31%。と、いうことは、回答者の比率で考えると、ギリギリにやっていたのは男女ほぼ同じ、強いて言えば、若干男性の方がギリギリにやっている率が高いことになりますね。さて、長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。コブス横丁初の試み、夏休みの自由研究の結果、「夏休みの宿題をギリギリに終わらせる人の特徴」は、血液型は「O型」、星座は「みずがめ座」、誕生月は「1月」「2月」「8月」、干支は「うし年」「とら年」、性別は「男性」ということになりました。乱暴かつ単純にアンケートを集計しただけの結果ですので、たとえすべて当てはまってしまっていても、真に受けすぎないことをおすすめします。筆者も性別以外はすべて当てはまっていて、少しへこみました。負けない。※地域によっては、夏休みの最終日が8月31日でないところもあります。(朝井麻由美/プレスラボ)【関連リンク】「お酒グミ」に「おつまみグミ」!?新しいグミを作ってみたこれぞ大人の自由研究自由に使える読書感想文これが昔からあれば、あんなに苦労しなかったのになぁ……
2009年08月31日もしも願いが叶うなら、子ども時代を1日過ごしてみたい。そんなことを最近ふと考えるようになりました。娘が生まれてから、脳裏をよぎるようになったのは、子ども時代、日常の他愛のないこと。そこにいつもあるのは母のおもかげ。・私は幼稚園から小学校低学年まで、両親の故郷で、私が生まれた関西ではなく、父の転勤先だった東京で過ごしました。1、3、5歳の子どもを連れて遠方への引っ越し。慣れない土地での家事・育児は「どれだけ大変だったんだろう」ということは“今なら”容易に想像がつきます。ただ当時の私は母の興味をひきたいためいろいろなわがままを言って母を困らせてばかり。5歳頃、公園遊び中に鉄棒から落ちて泣き叫ぶ私。うった場所が首だったこともあり急遽病院へ行くことに。私1人を連れて病院へ行くために、姉と妹の預け先など、あわただしく調整をしたはず。ただ私の記憶にあるのは、痛みがひいた後ドキドキしながらも、母と2人だけの時間が嬉しかったこと。始めてみた自分のレントゲン写真がとても怖かったけれど、ちょっと大人の気分になったこと。「心配ないよ」と先生に言われ不安から安堵の表情になった母に少し寂しさも感じたこと。母の手がとても暖かく繋いでいるだけで安心できたこと。お母さんの手は魔法の手何十年も思い出すことがなかった事が娘が生まれたことでふと表層にうかびあがってくるように。熱を出した時、家事の合間、様子をみにくる母の冷たい手がおでこにひんやり気持ちよくお腹が痛い時、添えてもらう母の手が大きく暖かく大好きでいつも安心できた「大きくて暖かな、お母さんの手」大人になって体調を崩し急遽入院になった私の元に駆けつけてくれた母。1人で恐怖と痛みで震えていた私を支えてくれたのは、記憶よりも、私の手よりも小さくなっていたけど、何年たっても変わらないお母さんの手でした。娘と私をつなぐものどこに行くのにも手を繋いできた娘。7歳になった今、お友達がいると恥ずかしがって私の手をふりほどくように。振り返ってばかりの私と違い、どんどん未来に進んでいく娘。取り残されていく寂しさもあるけれど、私と手を繋いでいた日々が娘の心の種にと願えるのは、母との思い出があるからこそ。私の手をひこうとしてくれる頼もしさもあります。娘と一心同体だった日々が過ぎてから、一瞬の日常が眩しいほど懐かしく感じるように。だからもしも願いが叶うならもう一度子ども時代、なんでもない日常を母とゆっくり過ごしてみたい。そんな事を思うのです。・「おばあちゃんの手はシワはあるけどツルツルでしょ」と、孫である娘と手をつないでくれる母の手はやっぱり私にとっては魔法の手。夏休みもお正月も会うことができなかったけど、この日だけはきちんと言葉で伝えたい。お母さん、いつもありがとう。大好き。パパの背中は大好き。あと数年はまだまだ甘えてくれるかな。 大西佳葉アンジェ編集部。フードコーディネーター。夫と娘の3人暮らし。家族が笑顔になるレシピを考案中。今日も美味しく、楽しく過ごせますように。
2001年12月05日