いよいよ花粉症の本番シーズン。できれば薬に頼ることなく快適でヘルシーな日々を過ごしたいアラフォー女子に、今回はナチュラルレメディ(自然療法)の視点から注目のケア法をご紹介します。炎症を悪化させない “抗酸化ケア”体内に抗体ができてしまうことで起こるアレルギー症状。完治は難しいものの、ケア次第で皮膚や粘膜で起こってしまう炎症をできるだけ小さくすることは可能です。炎症が起きた体内には活性酸素が増えるため、食事や良質なサプリメントで抗酸化力を高めましょう。ポリフェノールが豊富な甜茶、天然のマルチビタミンといわれるネトル(イラクサ)など、抗酸化力の高いハーブはこれまでにも花粉症対策において注目されてきました。また、アレルギーは免疫反応のひとつなので、免疫細胞の60〜70%が集まっているという腸内環境を良い状態に保つことも、症状を軽くする重要キーのひとつ。小学生の頃から花粉症に悩まされてきた私も、腸内美化をできるだけ意識しながら、毎年ひとつ気になるナチュラルレメディを試した結果、症状をかなり軽くすることに成功しています。注目の花粉症対策ハーブ“春ウコン”そして、近年になって注目が高まっているのが春ウコン。ウコンの別名はターメリック。すぐにカレーに入れるスパイスが思い浮かぶ方もいると思いますが、日本でよくカレーに使われるのは、二日酔い防止に効くといわれる秋ウコンです。秋ウコンは、肝臓に良いとされるクルクミンという成分が非常に豊富。しかし春ウコンは、フラボノイドやカンファーといった精油成分、ミネラルが豊富です。約1000種類におよぶ薬効成分を含んでいるそうで、活性酸素による炎症の鎮静や、体全体の免疫機能のサポートに役立ってくれます。春ウコンもカレーやスープ、ターメリックライスなど、スパイスとして料理に使うこともできますが、やや苦みが気になるかもしれません。摂取する場合は、オブラートに包んで摂る方法がおすすめです(1日あたり3〜5gくらいが有効な摂取量といわれています)。ムズムズ感がはやく鎮まる“鼻うがい”それでも風が強く花粉が大量に舞う日などは、どうにも鼻がムズムズ…。そんな時には、ヨガを習慣にしている人の間ではおなじみ、小さな水さしのような形をしたネティポットを使った“鼻うがい”を試してみるのも手です。▼鼻うがいのやり方1)まずは洗浄液の準備を。人肌よりややぬるめ(33℃程度に)に冷ました白湯に天然塩を入れて0.9%の生理食塩水をつくり、ポットの7分目まで入れます。2)洗面台などで少し前かがみになり、首を軽くかしげて口をやや開けた状態で上側の鼻の穴から洗浄液を少しずつ注ぎます。少しずつ頭全体を傾け、反対側の鼻の穴から洗浄液を流しだします。3)口を閉じると、食塩水が喉に入って流れ込んでしまうため必ず口を開けて行います。お湯の量が半分になったら、反対側に顔を向けて同様に。鼻うがい後は、ティッシュで片鼻を押さえながら鼻をそっとかむ要領で洗浄液と空気を出します。鼻の粘膜がクリーニングされると、気になっていたムズムズやグズグズ感が速やかにすっきり。ただし、間違った使い方をしてしまうと別の炎症を招いてしまうことがあるので以下の点に注意して行ってください。“鼻うがい”時に気をつけたいこと・わずかでも細菌などを含んでいる可能性のある水道水は使わない。・一度湧かしてぬるめに冷ました白湯を使う。・使用する白湯は清潔な容器に保存、24時間以内に使い切る。・手や器具は洗って乾いた状態から行う。・鼻うがい後は、粘膜や鼓膜を傷めないよう思いきり鼻をかまない。・就寝2時間前には洗浄を行わない。・蓄膿症などの耳鼻疾患がある方は行う前に専門医に相談を。水道水に含まれるわずかな細菌は、飲用の場合は胃酸で死滅しますが、湿度のある鼻腔に入るとそのまま残って大きな炎症を招いてしまうことがあるそう。また、鼻うがい後すぐに横になってしまうと、洗浄液が完全に排出されずやはり鼻腔内に残ってトラブルの素になるため、ベッドに入る直前は避けましょう。ナチュラルレメディ(自然療法)はあくまで自分の体に本来備わっている治癒力を応援するもの。自己流で行って炎症を悪化させてしまっては台無しなので、作法をふまえ、体の声を聞きながら取り入れたいですね。
2015年02月06日MSDの「花粉なう」2015年2月2日、MDSは同日、花粉症・アレルギー性鼻炎情報サイト「花粉なう」において、期間限定コンテンツ「花粉飛散予報」を開設したことを発表した。花粉飛散予報毎日更新される全国132地域の1週間分の花粉量を5段階で、飛散している花粉の種類(スギやヒノキなど)を7パターンで提供。自分の住居や出かける際での花粉量と飛散している花粉の種類を一目で確認することが可能。掲載期間は2015年2月~5月。パソコンあるいはスマートフォンで閲覧可能となっている。花粉なう「花粉なう」はMSDが提供する花粉症・アレルギー性鼻炎に関する情報提供サイト。コンテンツには、「花粉症 症状ちぇっく」、「花粉症道場」と「花粉症の基礎知識」、「花粉飛散予報」、「花粉温度なう!」、「病医院検索」がある。「花粉症 症状ちぇっく」は自分自身の症状を確認することにより、医療機関で医師と相談するときに役立つ。「花粉症道場」ではクイズに答えることで、ゲーム感覚で知識が得られ、「花粉症の基礎知識」はその解説。「花粉飛散予報」が今回オープンしたもの。「花粉温度なう!」花粉飛散の開始を1月1日の累積気温で推計。累積気温が摂氏400度が飛散開始の目安といわれている。2015年2月1日までの累積温度は摂氏330度。「病医院検索」では花粉症について相談できる医療機関の情報を住所、最寄り駅名、郵便番号などから検索可能。(画像はプレスリリースより)【参考】・MSDプレスリリース
2015年02月05日東京都などはこのほど、東京都健康安全研究センターにて「第9回 花粉症予防・治療シンポジウム」を開催。同シンポジウムでは、日本医科大学大学院医学研究科 眼科学分野の高橋浩教授が「眼科からの花粉症予防と対策」との題で講演し、目のアレルギーや治療薬、花粉症患者の目のケア方法などについて解説した。○花粉症とは季節性アレルギー性結膜炎のことそもそも花粉症とは、スギ花粉やヒノキ花粉などの花粉によって起こるアレルギー疾患のことであり、特にそのアレルギー症状は目と鼻で起こりやすい。目のアレルギーには、即座に反応が出るものに「季節性アレルギー性結膜炎」と「通年性アレルギー性結膜炎」があり、やや時間をおいてから反応が出るものに「アトピー性角結膜炎」「春季カタル」などがある。いわゆる花粉症は、「季節性アレルギー性結膜炎」に該当する。その症状はかゆみや充血、流涙などがあるが、花粉症シーズンにこれらの症状が出ているからといって、自分で季節性アレルギー性結膜炎(花粉症)と決めつけるのは危険だと高橋教授は話す。「花粉症はいろいろなアレルギー性結膜炎の一つにすぎません。(発症の)原因はダニ(による通年性アレルギー性結膜炎)で、それがたまたま時期が(花粉シーズンと)重なっただけかもしれません。これらの(かゆみ、充血などの)症状を見て花粉症と決め付けるのは早いです」。高橋教授によると、季節性アレルギー性結膜炎(花粉症)と同じような症状を呈する結膜炎が他にもあるそうで、その代表的なものが『ウイルス性結膜炎』、いわゆる『はやり目』だという。花粉症だと思い込んで生活していると、周囲に感染させてしまうなど、思わぬ"被害"を与える可能性もある。季節性アレルギー性結膜炎(花粉症)かウイルス性結膜炎かはっきりと判明するまで、注意が必要だと高橋教授は警鐘を鳴らした。○万全の予防策をしても、すべての花粉は防げない少しでも花粉症の症状を和らげるためには、予防やセルフケアが大切だ。■帽子を着用する■めがね、または花粉症用ゴーグル型めがねを着用する■マスクを着用する■スカーフを着用する■髪をまとめる■凹凸のない素材の衣服を着用するこれらの予防策をとるのが好ましいが、高橋教授は花粉による曝露(ばくろ)を100%防ぐことはできないと指摘。どれだけ予防策を講じても、すべての花粉をシャットアウトすることは不可能だと覚えておこう。治療に関しても解説してくれた。眼科では季節性アレルギー性結膜炎(花粉症)の治療には、肥満細胞安定薬と抗ヒスタミン薬を用いるのが通例。それでもどうしてもかゆみが治まらない場合は、ステロイドを使用することもある。肥満細胞安定薬は効果が出るまでに時間がかかるため、「花粉が飛び始めたら点眼するのが良い」と話した。一方の抗ヒスタミン薬は、かゆみへの即効性に優れるのが特徴だ。最近はこの2つの要素を備えたものも多いので、点眼薬選びの参考にするのもいいだろう。○過度の洗眼・点眼がさらなる危険を招く恐れも最後に、高橋教授は季節性アレルギー性結膜炎(花粉症)に悩む人に知っておいてほしいことについても言及した。ドライアイは花粉症を悪化させるアレルギー性結膜炎に負けないくらい患者が多いと言われているドライアイ。ドライアイとアレルギー性結膜炎は似たような症状が出るが、両者は互いに「負の相互作用」がある。すなわち、ドライアイがアレルギー性結膜炎を悪化させ、アレルギー性結膜炎がドライアイを悪化させる。どちらにも該当するという人は注意が必要だろう。過度の洗眼・点眼は危険過度の目洗いは、目を閉じた状態からパッと目を開いた際に目元に現れる「涙の膜」の維持機能を低下させる恐れがある。この涙の膜の維持機能が低下していくと、涙の量は普通でもドライアイの症状が出てくる。「曝露(ばくろ)されてしまった目の花粉を取り除くという考え方は正しいですが、やりすぎはよくないです」。洗う際には防腐剤なしの人口涙液がお薦めだという。同じく過度の点眼にも注意が必要で、使用する点眼薬は防腐剤なしのものがいいとのこと。2weekなどのソフトコンタクトレンズの上から点眼をしないコンタクトレンズはさまざまな成分を吸着する。花粉が吸着されていることもあるし、点眼薬が吸着されていることもある。1dayタイプやハードコンタクトの上から点眼しても大丈夫だが、2weekなどのソフトコンタクトレンズの上から点眼するのは避けるようにしよう。○花粉シーズンを快適に過ごすための努力を花粉症の症状がひどくなると、意識が目や鼻にばかりいってしまい仕事や家事に集中できなかったり、倦怠(けんたい)感やだるさに悩まされたりする。ただ、高橋教授が解説してくれたように、点眼や洗眼など「目のために良いだろう」と花粉症患者が思ってやっていることが、実は自身の目をさらなる危険にさらしている可能性もある。それでは元も子もない。自身の目のケア方法に不安や疑問がある場合は、しっかりと医師に相談した上で、少しでも花粉シーズンに快適に過ごせるよう、努めてもらいたい。
2015年02月05日そろそろ花粉症が気になるシーズンですね。花粉症の人にとっては、憂鬱な日が続きます。少しでも楽に過ごせるように、今から対策を考えたいものです。室内の花粉症対策には、空気清浄機が注目されがちです。けれども、床はもちろん、ソファや家具の隙間、棚の上などあらゆるところに花粉は存在し、一度落ちてしまうと空気清浄機では取り除けないのです。そこで、花粉対策にこそ是非使ってほしいと名乗りを上げているのがミーレの紙パック式掃除機。AllAbout家電ガイドの滝田勝紀さんもまさに「花粉対策には掃除!」の提唱者。滝田さんも指南するミーレの紙パック式掃除機の注目すべき3つのポイントとは?■床だけではなく空気もきれいにできること掃除機で床をきれいにするのはもちろんですが、きれいな排気を送り出すことで、空気もきれいにできる掃除機を選びましょう。ミーレの紙パック式掃除機なら、合計11層のエアクリーンシステムによって、0.3μm以上の微粒子の集塵率99.999%以上(ASTM F1977に準拠したテスト結果)の排気性能を誇ります。空気清浄機にも負けないほどのクリーンな排気を送り出すことで、床だけでなく、空気もきれいにしてくれるのです。■吸引力がすぐれていること室内の花粉を確実に取り除くには、床やカーペットから花粉を確実に取り除く力強い吸引力が必要です。排気性能とともに、高い吸引力を持つ掃除機を選びましょう。ミーレの紙パック式掃除機なら、ゴミをしっかり集めるノズル、心臓部である高効率なモーター、さらには吸引力を最大化する空気の流れの三位一体の吸引力によって、強力なダストピックアップ率を誇ります。だから、床やカーペットから花粉をしっかり取り除いてくれるのです。■床以外にもたまった花粉を取り除けること花粉は、空気中や床だけでなく、ありとあらゆるところにたまっています。例えば、ソファ、家具の隙間、棚の上、テレビ、パソコンの電子機器など。帰宅した際の洋服にも花粉はたくさんついています。さまざまなところに対応できる掃除機を選べば、お部屋の花粉症対策はバッチリです。ミーレの紙パック式掃除機なら、ホコリ取用ノズル、すきま用ノズル、家具用ノズルの3点のノズルが備わっているので、家中のあらゆる場所に対応できます。今なら、対象のミーレ掃除機を買った人に抽選で、HEPAエアクリーンフィルターを10個プレゼントする 「きれいな空気を最大10年分プレゼントキャンペーン」 も実施中。さらに応募した全員にHEPAエアクリーンフィルター(税抜¥5,940相当)がプレゼントされるので、この機会にぜひ応募しては?(キャンペーンは4月30日まで。応募受付は5月18日まで)本格的に花粉の季節がくる前に、しっかり花粉対策ができる掃除機を準備しておくことをオススメします。ミーレ紙パック式掃除機で、ツライ花粉の季節を少しでも快適に過ごしたいですね。・ミーレ・ジャパン 公式サイト
2015年02月03日東京都などは2月1日、東京都健康安全研究センターにて「第9回 花粉症予防・治療シンポジウム」を開催。同シンポジウムでは、気象業務支援センターの専任主任技師・村山貢司気象予報士が「今春の花粉飛散予測について」との題で講演し、花粉の飛散量や飛散開始日などについて解説した。○花粉は日中に100キロ先から飛んでくるまず村山さんは花粉の飛散方法について説明。花粉の代表格の一つであるスギ花粉は、大気の渦(乱流)が発達しやすい日中に飛散しやすい。その距離は100キロメートルにも及ぶ一方で、夜間はほとんど移動せずにおおよそ10キロ以内の飛散にとどまる。○花粉量を決める要素そんな遠方よりわざわざ飛来してきて私たちを悩ます花粉だが、毎年の花粉飛散量はどのように決まるのだろうか。村山さんは、花粉は前年の夏の気象と関連性があると話す。具体的には■7月中旬~下旬の気温と7月中旬~8月中旬の日照時間が影響する■ヒノキは気温、雨量の影響が大きい■スギは雨量の影響が小さいこれらが花粉の多寡を決める要素となってくる。「2014年の関東地方の日照時間は、平年に比べて110%でした。この気象条件だけで見ると、今年は花粉が例年よりも多くなると考えられます。ただ、これだけでは(花粉量は)決まりません」。そう話す村山さんがもう1点強調した要素は、「前年に花粉が多いと次の花粉シーズンは花粉が少ない」。すなわち、2015年シーズンでいえば、2014年シーズンの花粉量が多いか少ないかが関係してくるということだ。これらの条件を鑑みると、関東地方は例年並みかやはり例年よりも多いと予想されると、村山さんは解説した。関東地方の中でも東京23区に限定すると、2015年シーズンの花粉量は例年並みかやや少なくなると予想される。だが、油断はできない。「23区内では過去10年の平均値と同じか、若干少なくなると思われます。ただ、静岡県からどれぐらい花粉が飛んでくるかによって、23区は最大で(1平方センチメートルあたり)5,200個ぐらいになる。それがなければ、(1平方センチメートルあたり)4,000個かもうすこし少なくなるでしょう」。○30年で都内の飛散量は3倍に1平方センチメートルあたりの花粉が4,000個、5,000個と言われてもピンとこない人もいるだろう。では、過去の数字と比較してみるとどうだろうか。都内在住の人にとっては悲しい事実だろうが、都内の平均花粉量は年々増加しているのだ。「昭和60年代から平成はじめまでの頃の平均値は(1平方センチメートルあたり)2,000個台だったのですが、今の都内全体の平均値は6,000個台です。この30年くらいの間に、花粉がおよそ3倍に増えています」。すなわち、報道などで「今年の花粉は例年の半分ほどです」と言われても、30年前の時代では例年の1.5倍量に該当するというわけだ。村山さんは、直近20年における1平方センチメートルあたりの花粉量は毎年200個増えていると話した。○花粉が飛び始めたらすぐに予防策をそして最後に、2015年シーズンの花粉飛散開始日についても解説してくれた。スギの雄花は「11月~12月が低温」「1月~2月初めが高温」だと、開花が早くなる。今冬は1月が平年並みの気温で、2月以降も平年並みの予想がされているため、「飛散開始時期はほぼ例年並み」(村山さん)とのこと。飛散開始日は「1平方センチメートルの花粉が連続して1個になった最初の日」と定義されている。例えば、2月3日に1平方センチメートルあたり1個の花粉が確認され、翌4日にも確認された場合、2月3日が「飛散開始日」となる。村山さんは、例年1月下旬には1平方センチメートルあたり、0.3個とか0.6個の花粉が確認されるようになると話す。「早い時期に花粉症を発症される方は、やはり少ない花粉で症状が出てしまうので、飛散開始日より少し前から予防策を取るようにしましょう」。さらに、一昔前と比べて花粉の飛散量が急激に増えるようになったことについても言及。「花粉が飛び始めて2、3日で(1平方センチメートル)1個だったのが30個とか50個も飛ぶ時代になってきています。花粉が飛び始めたら、すぐに予防策を取ってください」と結んだ。
2015年02月03日ロート製薬はこのほど、「子どもの花粉症」に関する調査結果を発表した。同調査は2014年12月2日~8日、0~16歳の子どもを持つ父母を対象にインターネットで実施したもの。父母1,522人の有効回答をもとに、その子ども2,452人の症状や実態などについて集計・分析を行った。はじめに「自分の子どもが花粉症であるか」を聞いたところ、親が「花粉症である」と実感している子どもは32.7%(「花粉症」「花粉症も通年性アレルギー性鼻炎も両方」の合算)を占めた。過去に行った同様のアンケートによると、2012年は「花粉症の子ども」の占める割合が25.7%、2013年は28.8%だった。2012年と比較すると2014年は7ポイントも増加していることになる。次に「現在、子どもが該当するアレルギー症状」について聞いたところ、「アトピー性皮膚炎」の子どもが10.6%なのに対し、「花粉症」の子どもは32.7%と3倍以上いることがわかった。そこで、子どもの花粉症を実感している親にその発症年齢を聞いたところ、「3歳」「5歳」と答えた人が12.3%(同率)で最も多かった。さらに「5歳までに発症」した子どもは43.8%(2012年:36.6%、2013年:41.8%)、「10歳までに発症」した子どもは80.4%(2012年:69.3%、2013年:78.6%)を占め、過去3年間で花粉症の発症年齢が低くなっていることがわかる。続いて「子どもが目をこすったり、かいたりすることはあるか」を聞いたところ、「充血やかゆみがあり、目をかいている」子どもが最多で21.3%を占めた。「充血はなく、目の周りの皮膚をかいている」(9.2%)、それらの症状が「両方ある」(3.5%)という回答と合わせると、34.0%の親が子どもの目元に何らかの症状を感じ取っていることがわかった。さらに「子どもに目の充血やかゆみがあり、目をかいている」と回答した親に、「症状が出た時に目薬を使っているか」を聞いたところ、73.4%の親が「目薬を使っている」と回答した。その一方で、「目薬は使っていない」という親も19.0%おり、約5人に1人の子どもは、充血やかゆみなどの目の症状がありながら目薬を使っていないことが明らかとなった。調査結果を受けて、小児アレルギー専門医の末廣豊氏(大阪府済生会中津病院小児科 免疫・アレルギーセンター/日本小児アレルギー学会評議員・理事)は、「花粉症の子どもの症状は大人と同様に、目のかゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどが起こります。特に目のかゆみに関しては、我慢できずに目の周りや目の粘膜を手でかいたり、こすったりしてしまいます。目のかゆみは手でかいたり、こすったりしても良くならず、粘膜が傷ついたり炎症が悪化する恐れがあるため、目薬でかゆみを抑えることが有効です」とコメントしている。
2015年01月28日一般財団法人日本気象協会はこのほど、全国・都道府県別の「2015年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測(第3報)」を発表した。第3報では、全国8都市のスギ・ヒノキ花粉飛散のピーク時期について予測。また、最新の長期予報や花芽調査などに基づいて、前回予測(2014年12月3日発表・第2報)に一部修正を加えた。○飛散開始時期&ピークは?2015年春のスギ花粉の飛散開始は、例年並みか早くなる予想となり、2月上旬に九州、四国、東海地方から花粉シーズンが始まる見込みだという。気温の点から見ると、1月下旬は全国的に概ね平年並みとのこと。2月から3月にかけては、西日本と東日本では平年並みか高く、北日本は平年並みだという。この時期の気温が平年より高いとスギ花粉の飛散開始は早くなる傾向にあるため、スギ花粉の飛散開始は、西日本と東日本は例年より早く、北日本は例年並みと予測されている。ただし、寒い日が続いていても急に気温が高くなる日があると、予測よりも早く飛び始めることもあるという。そこで、天気予報専門サイト「tenki.jp」では、全国各地の飛散情報を公開している。スギ・ヒノキ花粉の飛散数がピークになる時期は、花粉シーズン中の気温や予想される総飛散数と関係があるとされている。2~3月の気温は全国的に平年並みや高い予想だが、ピークを早めるほどではない見込み。このため、スギ・ヒノキ花粉それぞれのピークは例年並みだという。スギ花粉のピークは、福岡(福岡県)は2月下旬から3月上旬、高松(香川県)、広島(広島県)、大阪(大阪府)、名古屋(愛知県)、東京都は3月上旬から中旬の見込み。また、金沢(石川県)と仙台(宮城県)は3月中旬から下旬にピークを迎えるという。そして、スギ花粉のピークが終わった後は、金沢と仙台を除く各地でヒノキ花粉がピークを迎える見込み。金沢と仙台は4月にヒノキ花粉が飛散するものの、飛散数が比較的少なく、はっきりとしたピークはないという。○飛散数は?2015年春のスギおよびヒノキ花粉(北海道はシラカバ)の総飛散数は、九州から近畿地方のほとんどの地域は例年より少ないかやや少なく、東海から東北地方は例年並みとのこと。ただし、北海道は例年よりやや多くなる見込みだという。2014年の花粉の飛散数が少なかった北陸、関東甲信、東北地方では、2015年春の飛散数は前年の2~3倍になるとのこと。一方、前年の飛散数が例年よりも多かった九州や四国地方では、2015年春の飛散数は前年に比べて非常に少なくなる見込みだというまた、花粉の飛散数は前年の夏の気象条件が大きく影響し、一般に気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は、花芽が多く形成され、翌春の花粉の飛散数は多くなるとのこと。2014年の夏は、北陸、関東甲信、東北地方では気温が高い所が多く、九州や四国地方では「低温」「少照」「多雨」という花芽が形成されにくい気象条件となった。このため、2015年春の花粉飛散数は、西日本では例年より少ない所が多く、東日本と北日本では例年並みかやや多いと予測されている。
2015年01月26日「JINS 花粉CUT(ジンズカフンカット)」を販売するジェイアイエヌはこのほど、"正しい花粉対策"についてまとめたニュースレター第1弾を発行した。○関東の飛散量は昨年比180%以上の予測環境省の「平成27年春の花粉総飛散量及び飛散開始時期の予測(第1報)」(2014年12月25日発表)によると、花粉シーズンの本格到来は2月上旬となる見込みだという。2015年春のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、東北、関東、甲信、北陸、東海の各地方で昨年に比べ「かなり多くなる」(前年比180%以上)見通し。また、近畿地方および中国地方でも「並」(前年比80%以上~120%未満)か「やや多くなる」(前年比120%以上~150%未満)と予測されており、昨年よりも万全な対策が必要とのこと。なおスギ花粉の飛散開始時期については、関東、東海地方の太平洋側、四国、九州の各地方では遅くなり、その他の地方は昨年と同様かやや早くなる見通しとなっている。○ドクターが教える花粉対策のポイントそこで、眼のアレルギーの専門家である「両国眼科クリニック」院長の深川和己氏に対策のポイントを聞いた。まず、「スギ花粉は飛散開始と認められる前からわずかな量が飛び始めるので、花粉前線が到達する2週間程度前から早めの花粉対策を行うことをおすすめします」と深川氏。そして最も効果的な花粉対策として、「体内に花粉が入ることを可能な限り防ぐこと」をあげた。花粉対策として多くの人がマスクを着用しているが、それに比べて無防備になっているのが防衛機能の弱い「眼」だという。「仮に眼の症状が軽かったとしても、眼から入った花粉が涙に溶けて鼻涙管(眼と鼻をつなぐ管)を伝い鼻や口に侵入して症状を引き起こす可能性があります。このことから、花粉対策メガネのようなアイテムをマスクと組み合わせて使用することは非常に効果的な対策になります」と深川氏。○注目を集める「舌下免疫療法」とは?花粉症の治療法のひとつに、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を少しずつ体内に吸収させ、アレルギー反応を弱めることで完治させる「免疫療法」がある。特に、2014年10月に保険適用の新薬が発売され注目を集めているのが「舌下免疫療法」だという。これまではアレルゲンを入れる方法は注射療法のみだったが、新たに「スギ花粉エキス」を浸したパンを舌下に入れる舌下療法が開発された。これにより、自宅でも安全に取り組みながら根治が期待できる治療法として、治療を受ける人の増加が予想されるという。深川氏は注意点として、「舌下免疫療法は毎日の投与が必要だったり、最低でも2年程度の期間を要するなど、長期間にわたり根気よく治療に取り組む必要があるので、治療中はできるだけ体内に花粉を入れないようにすることが大切です。治療の成果が見られるまでは、マスクや花粉対策メガネでしっかりと対策することをおすすめします」とコメントしている。
2015年01月24日花粉対策メガネ「JINS 花粉CUT」などを展開するジェイアイエヌはこのほど、「2015年の花粉動向」について明らかにした。環境省の発表(2014年12月25日)によると、花粉シーズンの本格到来は2月上旬となる見込みだという。2015年春のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、東北、関東、甲信、北陸、東海の各地方で昨年に比べ「かなり多くなる」見通しで、前年比180%以上(※)と予測している。近畿地方および中国地方でも並かやや多くなると予測されており、昨年よりも万全な対策が必要とのこと。また、スギ花粉の飛散開始時期については、関東、東海地方の太平洋側、四国、九州の各地方では遅くなり、その他の地方は昨年と同様かやや早くなるという。同社では、本格的な花粉シーズンの到来に先駆け、花粉対策メガネ「JINS 花粉 CUT」シリーズのハイエンドモデルを販売している。シリーズ過去最高値の最大98.7%の花粉カット率を実現。また、花粉よりも細かい微粒子PM2.5(微小粒子状物質)も最大97.9%カットする。さらに顔の形に合わせてフィットする「フレックスカバー」を採用したことで、よりフィット感が高まり、花粉から目を守ることができるという。価格は度なし5,900円、度付き7,900円(いずれも税別)。※前シーズン比が、50%未満は少ない、50%以上~80%未満はやや少ない、80%以上~120%未満は並、120%以上~150%未満はやや多い、150%以上~180%未満は多い、180%以上はかなり多い、としている
2015年01月23日資生堂はこのほど、花粉、PM2.5を肌と髪に寄せ付けないスプレー「イハダ アレルスクリーン」(50g/税込972円)を全国のドラッグストアにて発売した。同商品は、資生堂独自の特許技術「反発イオン技術」(特許第4562585号:花粉吸着防止剤に関する特許)により、花粉の反発と吸着を防止するスプレー。でかける前にひとふきするだけで、湿疹、皮膚炎の原因のひとつである「アレル物質(花粉、PM2.5)」を肌と髪に寄せ付けないという。天然温泉水も配合。なおエアゾール容器を採用し、ミクロの霧でメークの上からでも使うことができる。約4時間おきに1日3~5回の使用が目安となる。
2015年01月16日名古屋眼鏡は1月下旬、子ども用の花粉防止メガネ「スカッシーセーフティー」(キッズサイズ・ジュニアサイズ/税別3,000円)を発売する。2014年の花粉飛散シーズン、同シリーズの出荷状況はキッズ用サイズが全体の20%を占めたという。また各機関の調べでも、子どもの花粉症の発症が年々増えていることが発表されている。一方で、メガネの使用方法の誤りや不慮の事故により、目の周りをケガするなどの事故も発生しているという。そうした状況から、同社では子ども向けに特化した、安全性の高い花粉防止メガネを発売するに至ったとのこと。同商品は、花粉の侵入を防ぐためのフード部分にシリコンを採用し、すき間が少なく、肌にやさしくフィットするのが特徴。万一の衝撃などで、フードが押し当てられてしまった場合の危険も軽減されるとのこと。また、シリコンフードは簡単に取り外せるため、手入れもしやすく、清潔に保つことができるという。フレーム部分の素材には、柔軟性に富んだ「TR90」を使用。また、耳に掛ける部分が調節できるソフトアームを採用し、子どもの顔にも合う仕上がりに。なお、レンズは度付レンズに交換が可能とのこと。
2015年01月07日東北大学(東北大)と慶應義塾大学はこのほど、便秘症の治療薬として使用される「ルビプロストン」という薬剤に、慢性腎臓病の進行を抑える効果があると発表した。同成果は東北大学大学院医学系研究科および医工学研究科病態液性制御学分野の阿部高明 教授と、慶應義塾大学先端生命科学研究所の福田真嗣 特任准教授、同 曽我朋義 教授ら研究グループによるもの。12月18日(現地時間)付の米腎臓学会学術誌「Journal of the American Society of Nephrology」に掲載された。慢性腎臓病は、腎機能が慢性かつ進行性に低下する病態で、最終的には末期腎不全に陥るだけでなく、脳心血管疾患の発症率や死亡率を高めることで知られるが、高血圧や糖尿病に対する治療を行う以外治療法が無い現状がある。これに対し、腎臓が働かないために、体内に溜まってしまった尿毒素による各種腎臓への悪影響を抑えることが腎臓病の進行を抑制する手段として期待されている。また、腎臓病で蓄積するさまざまな尿毒素のうち、最も有害といわれているインドキシル硫酸などの産生には腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう:体内の細菌群が作り出す生態系)が関わっていることが知られており、近年、慢性腎臓病では腸内環境全体が悪い方向に変化していること明らかとなっていた。この背景から研究チームは、腸内細菌叢を慢性腎臓病の新しい治療ターゲットとして腸内環境および腸内細菌叢に注目して研究を続けていた。今回の発見では、腸内環境を変化させる薬剤として、一般には便秘症の治療薬として使用されるルビプロストンの効果を検討した。同剤は腸液の分泌を増加させ、腸管内容物の移動を促進させる効果を持つ。研究チームが慢性腎不全状態のマウスに同剤を投与し、腎臓病の進行に対する効果を検証したところ、ルビプロストン投与マウスは投与していないマウスに比べて、腸液の分泌が増えたことにより、腎不全時における腸壁の悪化が改善されていた。さらに、腸内細菌叢を解析したところ、善玉菌の減少も改善していた。また、腎不全時に血液中に蓄積する尿毒素などの代謝物濃度を網羅的に解析した結果、ルビプロストン投与マウスではインドキシル硫酸や馬尿酸などの物質の血中濃度が減少すすることが判明した。これらの結果から、腸管は尿、血液透析とならぶ第3の尿毒症物質排泄経路で、便秘症の治療薬であるルビプロストンが、慢性腎臓病の新しい治療薬として適用できる可能性が示唆された。今後、人への応用に向け、副作用の少ない低容量かつ腸で解ける製剤の開発や、対象となる腎不全患者の選定方法などについて検討を行っていく。
2014年12月19日日本バナナ輸入組合はこのほど、花粉症に関する調査結果を発表した。同調査は11月11日~14日、全国の20歳~49歳までの花粉症に悩んでいる女性500名を対象に、インターネットで実施したもの。「花粉症の自覚症状がどの程度か」を聞くと、最多は「中度」で54.2%を占めた。また「重度」の悩みを抱えている人の9.0%と合わせると、6割以上の人は毎年の花粉症対策に手が抜けないことがうかがえる。「花粉症でもっともつらいこと」を聞いたところ、最多は「鼻水が垂れる」で52.8%。続いて、「くしゃみ・かゆみで眠れない」(18.2%)「ものごとに集中できない」(16.0%)があがった。「花粉症はあなたの仕事の効率・成果・内容に影響を及ぼしているか」を聞いたところ、「とても影響している」「影響している」「少し影響している」と回答した人の合計は80.0%を超えた。ほとんどの人にとって、花粉症が仕事に影響を及ぼしていることがわかった。花粉症対策で行っていることを質問したところ、最多は「マスクをする」で81.4%を占めた。続いて「薬を服用する」(59.4%)「うがいをする」(34.8%)「点鼻薬を注す」(31.8%)が上位にあがった。「花粉症対策は毎年、自覚症状が出るどのくらい前からしているか」を聞いたところ、最多は「自覚症状が出てから」で62.2%だった。このことから、花粉症の症状に苦しんでいる人が多いものの、多くの人が日頃からの予防は行っていない実態が明らかとなった。「普段、花粉症に効く食べ物を意識して食べているか」を聞いたところ、意識して食べている人は18.8%にとどまった。「食事に気を使っている」と回答した人に、「どういったものを花粉症対策として食べているか」を質問したところ、94.7%もの人が「ヨーグルト」と回答。続いて「お茶」(41.5%)「トマト」(21.3%)が続いた。一方で、花粉症対策として食べているものを摂取した結果については、「とくに変化はない」と感じている人が64.9%と半数を超えた。
2014年12月19日ねむログが運営する女性専用「おひるねカフェcorne(コロネ)」は2015年1月6日より、花粉症対策として「ブルーエア空気清浄機」を設置する。2015年のスギ・ヒノキ花粉シーズンの花粉飛散量は、北~東日本ほど多く、関東では平年(2008~2014年平均)の110~150%と非常に多くの花粉が飛散する予想だという。また、室内に入った花粉は浮遊しながら落下し、割れた中から0.5~1マイクロメートルアレル物質を拡散させるため、室内に舞い込む花粉を床に落ちるまでに効率よくかつ速く除去することが大事とのこと。仮眠スペースを設ける同店では、花粉症がピークとなる2月から4月は、世界基準No.1(※)の「ブルーエア空気清浄機」を仮眠ルームとカフェスペースに常設することを決定。花粉を気にせずにゆっくり休める空間を提供するという。※米国家電製品協会(AHAM)が定める「CADR」の全項目で最高値を取得。設置する商品は、一般的な空気清浄機と比べ2.5倍のハイスピード清浄と、空気中に漂う0.1マイクロメートルの物質を99.97%除去する高い性能をもつブルーエアシリーズの「ブルーエア センス」「ブルーエア 650E」「ブルーエアミニ 空気清浄機」。
2014年12月11日薬を飲むと眠気がする――これは誰もが聞いたことがあることだと思います。でも、なぜ眠気が起きるのか、具体的に説明できるという方は稀かもしれません。この機会に、抗ヒスタミン薬と眠気の関係を学んでみましょう!鈍脳(どんのう)ってなに?インペアード・パフォーマンス、または鈍脳(どんのう)という言葉をご存知ですか? 前者は「自覚しにくい運動機能の低下」のことを指すのですが、これらは両方、薬を服用したことによって招かれる集中力・判断力・作業効率が低下した状態のことを差します。みなさんも薬を飲んで眠くなった経験が一度はありますよね? 大事な試験前や運転前などは経験から体調が悪くても薬の服用を控えたことがあるという方もたくさんいらっしゃると思います。服用すると眠気が起きる薬の代表格がアレルギー治療薬である「抗ヒスタミン薬」です。これは一体どのような薬なのでしょうか?抗ヒスタミン薬と眠気の関係ヒスタミンという物質には主に以下の3つの働きがあります。1.日中に眠くならないようにする2.学習能力や記憶力をアップする3.活動量を増幅させる抗ヒスタミン薬を服用すると、鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状が緩和される一方で、日中の眠気や活動量の低下などを引き起こします。具体的に、抗ヒスタミン薬が体の中でどのような働き・作用をしているのか、とても気になるところですよね? なぜアレルギー症状は治まるのか、眠気が起こるのか解明したいと思います。抗ヒスタミンはこのような働きをしていた!アレルギー症状が出ると白血球からヒスタミンが放出され、これが鼻の粘膜などにくっつくために炎症が起こります。抗ヒスタミン薬は、ヒスタミンが細胞に付着しようとするレセプターと言われる部分に代わりに付着して炎症、つまり鼻水など防ぐと言われています。また、抗ヒスタミン薬を服用すると、体内の細胞だけでなく、血液から脳にも移行します。そこで脳内のヒスタミン受容体を抑えるため、眠気が起こると考えられています。抗ヒスタミン薬を飲むと眠気が起こるのは、気のせいなどではなく、科学的に解明されているというわけです。ですので、今後も、くれぐれも運転前や集中力を要する作業前の服用は気をつけるようにしましょうね!Photo by Mateus Felipe C.
2014年12月10日セールス・オンデマンドは、東京都・神保町にある「おひるねカフェ corne(コロネ)」とコラボした「NO! 花粉ルーム」を2015年1月6日から実施する。カフェ内に「ブルーエア空気清浄機」を設置して、花粉症による睡眠不足の女性をサポートするのが目的だ。おひるねカフェ corneは、昼休みなどの休憩時間に短時間の仮眠とリフレッシュできる場を提供する女性専用のカフェ。このたび、セールス・オンデマンドとcorneがコラボして、「ブルーエア空気清浄機」をカフェ内に設置した「NO! 花粉ルーム」を花粉症シーズンに先がけて提供する。設置されるのは、セールス・オンデマンドが日本総代理店を務めているブルーエアの空気清浄機「ブルーエア 650E」「ブルーエア センス」「ブルーエア ミニ」。ブルーエアの空気清浄機は0.1μm以上の微粒子を99.97%除去する性能を持つ。
2014年12月09日花粉問題対策事業者協議会はこのほど、来春の花粉飛散の本格シーズンを前に、同協議会の取り組みを紹介する「秋季フォーラム」を開催した。同イベントでは、日本医科大学武蔵小杉病院耳鼻咽喉科・松根彰志医師が「身近な花粉症対策の考え方」をテーマに発表した。花粉症・アレルギー性鼻炎とは、スギなどの花粉(季節性)、ダニ(通年性)の成分の一部を吸入することにより感作され、即時型アレルギー反応を介して、くしゃみ、鼻水、鼻づまり(3主徴)などの鼻症状が現れる。時には目のかゆみなどの目症状、のどのイガイガ感などの異常感を引き起こすことも。なお、原因は吸入抗原であり、卵白や乳製品などの食餌性アレルギー疾患とは異なるという。患者数は世界的に先進国を中心に増加傾向にあり、世界中で推定6億人の患者(世界人口は約70億人)がいるという。「鼻アレルギー診療ガイドライン 2013」によると、日本だけでも、1998年と比べて2008年は花粉症・アレルギー性鼻炎が増加傾向に。また、若い世代への影響が極めて大きいとのこと。花粉症・アレルギー性鼻炎による悪影響として、仕事能率の低下、成人睡眠時無呼吸、生活習慣病(高血圧、血管障害、糖尿病)の発症や増悪、治療抵抗性などがあげられる。また鼻呼吸障害により、小児睡眠時無呼吸、学校生活や学習効果への弊害などが起きるという。同ガイドラインによると、花粉症・アレルギー性鼻炎の治療法は大きく2つ(広義・狭義)に分けられる。広義の治療としては、患者とのコミュニケーション、花粉抗原の除去と回避がある。また、狭義の治療としては、薬物療法、アレルゲン免疫療法、手術療法があげられる。中でも免疫療法は、舌下免疫療法がスタートするなど注目を集めているという。これについて松根医師は、「複数の治療法を組み合わせて治療していくことが大事です」とコメントした。
2014年12月09日花粉問題対策事業者協議会はこのほど、来春の花粉飛散の本格シーズンを前に、同協議会の取り組みを紹介する「秋季フォーラム」を開催した。同協議会は、花粉問題に取り組む企業や研究機関が中心となり、その取り組みを多様な角度から検討し、より効果的かつ効率的な対策を進めるために結成されたという。同協議会専門家理事の妹尾堅一郎氏は、「花粉問題対策の"合わせ技"ができるように、産学官の皆さんにお声掛けをして結成した。現状では、市販の花粉対策品は統一表示になっていないため、一般消費者に分かりやすいように標準化を目指していきたい」と述べた。まずはスギ花粉に着目し、飛散する過程で破断して小さくなった花粉を「花粉片」と名づけたとのこと。そして、花粉と花粉片の対策を示した「花粉問題対策イメージ図」が今回初のお披露目に。「生成」「飛散」「曝露(屋外/屋内)」「発症」の各段階に分けて、対策前(現状)と対策後をチャートで表した。なお同協議会には、幹事会員(サントリーホールディングス、ダイキン工業、武田薬品工業、日油、三菱電機、ユニ・チャーム)、一般会員(ADEKA、ウェザーニューズ、NTTドコモ、塩野義製薬、田辺三菱製薬、帝人ファーマ、名古屋眼鏡、ロート製薬)、アドバイザー(独立行政法人産業技術総合研究所、独立行政法人森林総合研究所、独立行政法人農業生物資源研究所、独立行政法人理化学研究所)、オブザーバー(文部科学省、林野庁、経済産業省、山形県鶴岡市)が参加している(2014年12月時点)。
2014年12月09日花粉問題対策事業者協議会はこのほど、来春の花粉飛散の本格シーズンを前に、同協議会の取り組みを紹介する「秋季フォーラム」を開催。同イベントでは、ウェザーニューズが2015年春の花粉飛散予測について発表した。2015年のスギ・ヒノキ花粉は、2月上旬から関東や九州を中心に飛散が始まる予想とのこと。2月上旬~中旬には東海や近畿でも飛散が始まり、3月中旬にかけて東北へ拡大していく見込みだという。飛散開始後、7~10日間前後で飛散が本格化し、3月中には西~東日本の広いエリアで飛散のピークを迎える見通しに。関東地方のスギ花粉のピークは3月中旬、ヒノキ花粉のピークは4月中旬の予想だという。なお、マスクや処方薬などの花粉症対策は、飛散開始の2週間前までを目安に準備する必要があるとのこと。2015年のスギ・ヒノキ花粉シーズンの花粉飛散量は、北~東日本ほど多く、東北や関東、中部では平年(2008~2014年平均)の110~150%、東北や中部でも110~150%と多くの花粉が飛散する予想だという。近畿では平年と同程度~130%となる見込みとのこと。一方、その他の西日本エリアの飛散量は平年より少ない所が多く、中四国では平年の80~90%程度、九州では平年の70~90%程度となる見通し。また、2014年シーズンと比べると、東北~近畿は飛散量が多く、特に関東を中心に2~3倍(200~300%)となる見通しに。一方、中四国以西では、四国(太平洋側)~九州を中心に今夏の天候不順の影響が大きく2014年シーズンの70~90%となる地域が多く、中でも高知県、徳島県、佐賀県、大分県、宮崎県、長崎県では、2014年と比べて少なく50~60%程度となるそう。スギ・ヒノキ林の活性度については、全国の森林における雄花の成長状況を衛星データを利用して把握したとのこと。今回用いたのは、千葉大学環境リモートセンシング研究センターと共同研究してきた「光合成有効放射吸収率(植物が光合成に有効な波長の光を吸収する割合:FPAR)」から解析したもので、この値が高いほど植物は光合成を活発に行い、スギの雄花の量が多くなると考えられるという。地域別に見ると、関東、甲信越、東北、北海道では2013年夏よりもFPARが高いか同程度となり、北陸西部や東海(静岡県を除く)、西日本各地では、2013年夏よりもFPARが低くなった。このことから、2015年の花粉飛散量が、西日本を中心に2014年より少なくなり、東~北日本では2014年並みか多くなることが示唆されるという。一般的に、天候の良い夏ほど植物の光合成が盛んになり、雄花の生産量が多くなるという理由から、スギ・ヒノキ花粉の発生源となる雄花生産量は前年の夏の天候との相関が高いと言われている(北海道のシラカバ花粉も同様)。2014年の夏の天候は、北海道や関東を中心とする東日本(太平洋側)で、晴れて暑い日が多くなり、西日本では中国・四国~九州を中心として曇りや雨の日が多かった。このため、北~東日本では、北海道や関東を中心に雄花の生育に適した夏となり、西日本では特に九州など西のエリアほど雄花の生育に不向きな夏となったという。加えて、花粉が多く飛散した翌年は飛散量が少なくなったり(裏年)、少ない年の翌年は多くなったり(表年)と、花粉の飛散量は交互に増減する傾向があるそう。2015年の花粉シーズンは、東北~中国や四国(瀬戸内側)では表年となり、前年よりも飛散量が多くなる傾向に。一方、北海道や九州、四国(太平洋側)では裏年となり、前年よりも飛散量が少なくなる予想だが、近年は表年・裏年による増減がやや不明瞭になる傾向があり、東日本エリアと比べると、夏の天候の影響が大きいと考えられるという。このほか、全国のウェザーリポーター(同社モバイルコンテンツ会員)の報告を元にした「雄花リポート」を加味して、花粉の飛散量を予想しているとのこと。
2014年12月08日日本では、昔から民間療法として「しょうが湯」などの風邪対策や、身近な薬味として使われている「生姜」。薬膳料理でもよく用いられ、薬膳発祥の中国では、「朝3枚の生姜は高麗人参よりいい」などの言葉があるほどです。○発汗作用、おなかを温める作用、解毒作用もある生姜すでに西暦100年ごろに作られた中国の薬典「神農本草経」に、生姜は咳や胸のむかつきなどの症状を改善し、内臓を温め、発汗などによる関節炎や下痢にもいいと書かれていて、その薬効は多岐にわたります。まずは発汗作用です。薬膳の考え方のもとになっている中医学では、風邪などの邪気は体内に侵入する前に発汗させて邪気を追い払うのですが、生姜には発汗作用があり、ぞくぞくっと寒気のする風邪の初期症状に効果的といわれています。つぎに、おなかを温める作用。胃腸を温め、消化を良くしたり、冷えによる嘔吐にもオススメです。痰を取り、咳を鎮める働きもあり、とくに寒さによって引き起こされる症状に向いています。解毒作用もあり、魚介の中毒による嘔吐や下痢を止めたりします。日本でも刺身に添えることがありますが、これもそのいい例で、理にかなったものなのです。なお、よく皮と実の間に薬効があるといいますが、生姜の皮は利尿作用が高いので、水分代謝が悪くむくみやすい人は、ぜひ皮をむかずにそのまま使用してください。皮はたわしでこすったり、汚れをスプーンなどでこそぎ取ればOKです。○「すりおろし生姜のスープ」のレシピここで、身近な食材で簡単に作れる風邪対策の「すりおろし生姜のスープ」を紹介しましょう。■材料生姜のすりおろし……大さじ1、ねぎ……1/2本、溶き卵……1個、鶏がらスープのもと……大さじ1、片栗粉……小さじ1(水小さじ2で溶く)、塩こしょう……少々、水……400cc、香菜……お好みで(なくても可)■作り方1.長ネギは縦横十文字に切ってから、1センチ幅に切る。2.お鍋に水と鶏がらスープのもと、刻んだ長ネギを入れる。3.長ネギが柔らかくなったら、水で溶いた片栗粉を入れてかき混ぜ、たまごを少しずつ流し入れる。4.塩こしょうで味を調え、火を止めてからしょうがのすり下ろしを入れる。お好みで香菜をそえて出来上がり。ちょっと寒気がするときや、外が寒くて冷えているときにササっと作れるので、覚えておくと便利な薬膳レシピです。このままスープとして飲むほか、ごはんがあれば、よそってスープご飯にしたら主食にもなります。風邪の初期は早く対処することが一番ですので、このスープを飲んだら温かくして眠ること。汗をかいたら着替えて眠れば、翌朝にはすっきりし、体調も復活していることでしょう。○薬膳は「その人や季節に合わせた食事」ちなみに……こんな有能な生姜ですが、向かないタイプもあります。たとえば汗っかきで暑がりな人。こういうタイプが生姜を多めに食べたら、余計熱くなって汗をかきます。また、乾燥気味の人も要注意です。摂りすぎると発汗作用によってカラダに必要な水分まで失い、カサカサ肌になる可能性も。また、生の生姜は発散作用や止嘔作用が高いのですが、刺激も強いので、胃腸が弱い人がたくさん食べると胃を荒らします。生姜は加熱したり蒸すことで温める作用が高まるので、用途や体質によって使い分けるとベストです。このように、だれもが同じものを食べれば同じように健康になれる、といわないのが薬膳です。つまり、薬膳は「その人や季節に合わせた食事」であることが大前提なのです。寒がりさんや風邪対策に生姜はうってつけですが、ほてっていたり、乾燥していたり、ニキビなどの炎症がある場合においては薬膳とはいえません。なので、キャッチーな健康法にすぐ飛びつく前に、「これって私の体質に合うかな?」と一度考えてみたり、試した後自分の体調の変化をよくチェックしてみましょう。そしてちょっとでも自分をいたわる習慣を身につけ、旬のものを口にしたり、自分の体調に合ったものを食べ、ますますキレイで元気になりましょう。<著者プロフィール<杏仁美友(きょうにん みゆ)漢方&薬膳アドバイザー。一般社団法人 薬膳コンシェルジュ協会 代表理事。国立北京中医薬大学日本校、遼寧中医薬大学付属日本中医薬学院を卒業し、国際中医師、中医薬膳師の資格を取得。テレビ・新聞・ラジオなどの取材、レストランのメニュー監修、商品開発、講演会などのほか、2011年に薬膳コンシェルジュ協会を設立し、実践的な薬膳を短期間で学べる資格講座の運営に力を注いでいる。近著は『朝に効く薬膳、夜に効く薬膳』(大泉書店)など。杏仁美友サイト 薬膳コンシェルジュ協会サイト
2014年12月02日ヤンセンファーマは11月19日、HIV-1感染症治療薬 抗ウイルス化学療法剤「コムプレラ配合錠(一般名:リルピビリン塩酸塩/テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩/エムトリシタビン配合錠)の日本における製造販売承認を取得したと発表した。同剤は、米ギリアド・サイエンシズにより開発された、リルピビリン塩酸塩、テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩およびエムトリシタビンの3成分を含む配合錠で、世界60か国以上の国・地域で承認されている。日本においては、ヤンセンがHIV-1感染症治療薬の治療経験がない成人HIV-1感染患者およびHIV-1感染症治療薬の既治療患者(ウイルス学的抑制が得られており同剤へ切り替える場合)に対する治療薬として承認申請を行っていた。「コムプレラ配合錠」により、患者に新たな治療の選択肢が提供されると同時に、抗HIV治療ガイドライン(2014年3月版)で提唱されている抗レトロウイルス療法を1日1回1錠の服用で行うことができるため、患者の長期服薬における負担軽減につながることが期待される。同社は「HIV/AIDSに対して世界中で様々な取り組みがなされる中、ヤンセンでは引き続き、HIV領域において、患者に貢献すべく、さらなる取り組みを行っていく」とコメントしている。
2014年11月19日仕事にプライベートに毎日イキイキと過ごしたいのに、頭痛がそうはさせてくれないときはありませんか。少しでも頭痛をやわらげるために鎮痛薬を服用している人も多いはず。一方で、鎮痛薬と上手に付き合う方法を知らない人もいるよう。第一三共ヘルスケア株式会社が女性ブログユーザー2,326人に対して行なった、頭痛に関する実態調査の結果を見てみましょう。まず、月1回以上、頭痛が起こる人は約7割を超える(71.8%)ことが明らかになりました。やはり多くの人が、頭痛に苦しんでいるようです。にもかかわらず、「頭痛が起こった時、すぐに鎮痛薬を服用しますか?」という問いに対し、「少しでも痛くなったらすぐに服用する」と回答した人はわずかに26.0%。痛みを我慢する人は74.0%を占め、そのうち「服用しない」と回答した人は29.2%にものぼり、頭痛が起こってもすぐに対処は行わず、我慢をしている実態が明らかになったのです。それはどうしてなのか、理由が気になりますね。「鎮痛薬はなるべく痛みに我慢できなくなってから服用するものだと思いますか?」という質問に対して、57.7%の人が「思う」と回答しました。さらに、「鎮痛薬を使い続けると効きにくくなると聞いたことがありますか?」という質問に至っては、「聞いたことがある」と回答した人が91.6%に達するという結果に。加えて、「鎮痛薬は服用すると眠くなるものだと思いますか?」という質問に対して、45.7%が「思う」と回答。けれども、鎮痛薬には眠くなる成分を含まないものもあり、正しい選択のための情報が不足していることを示唆する結果となりました。「より具体的に、鎮痛薬についてどのような疑問を抱いているか?」という質問に対しては、さまざまな疑問が寄せられました。例えば、用法・用量に関する疑問に関しては、「1日に何回までなら服用可能か」「用量は守った方がいいのか」という声がありました。用法・用量はもちろん守る必要がありますが、用法・用量を守って使う範囲においては、体が鎮痛薬に慣れてしまい効きにくくなるということはない、ということは知っておきたいですね。連用に関する疑問に関しては、「3日連続で頭痛のときに続けて薬を服用していいのかどうか、いつも悩みます」という声が。鎮痛薬の服用が月10日以上(カフェインが含まれていない鎮痛薬は月15日以上)になる場合は注意が必要なので、 3~5日間服用しても症状が続く場合には、医療機関を受診したほうがよいようです。服用のタイミングに関する疑問に関しては、「いつまで我慢して薬を服用しないようにするのがいいのか、わかりません」「いつ服用すれば効きやすいか」という声がありましたが、鎮痛薬の服用は、痛みが出始めて30分以内が望ましいタイミング。 痛みを我慢すると、痛みの原因物質が体内で増加し、鎮痛薬で抑えきれなくなることがあるのです。頭痛に関して、意外と誤った知識を持っていることが多いのかも。第一三共ヘルスケア株式会社は、頭痛への正しい対処法を啓発することを目的としてWEBコンテンツ 「ウソ?ホント??痛みと鎮痛薬の都市伝説」 を開設しているので、ぜひ参考にしてみては?また、眠くなる成分を含まず、胃への負担もすくない「ロキソニンS」といった鎮痛薬もあるので、上手に鎮痛薬と付き合って、頭痛に負けずに毎日を楽しく過ごしたいものですね。・ロキソニンS 公式サイト
2014年11月07日くしゃみと鼻水がとまらない――この苦しみは実際に味わった人にしかわからないものではないでしょうか。これを抑えるために薬は効果的だけど、眠気に襲われるのが玉にキズ……と思いきや、最近は眠気を誘発しない薬もでているのだとか。アレルギー薬はすべて眠気を誘発する?ハウスダストや花粉など、アレルギーで苦しんでいる人はたくさんいると思います。なかでも、とくに辛い症状がくしゃみや鼻水などですよね。それがあまりにひどくて、どうしても我慢できない場合は薬を服用するという人も少なくないのではないでしょうか。薬を服用すれば症状は確かに軽減します。でも、今度は別の悩みがでてきます――そう、眠気です。眠くならないアレルギーの薬というのはないのでしょうか。そこでまず、みなさんに問題です。アレルギー薬を飲むとなぜ眠くなってしまうのか、原因をご存知ですか?眠気を誘発する原因とは?正解はアレルギー薬が「ヒスタミン」と呼ばれる物質の働きを抑えるからです。ヒスタミンはアレルギーの症状をもたらす働きや、眠気を抑える働きをしています。一般のアレルギー薬は「抗ヒスタミン薬」というもので、これを服用することでアレルギーの症状を抑えます。しかし、ヒスタミンの働きを抑えることで、アレルギーの症状だけでなく、眠気を抑える働きまで防いでしまい、眠くなってしまう、というわけです。アレルギーの元凶であるヒスタミンを抑えなければいけないと考えると、眠気を誘発しないアレルギー薬はないのでしょうか?アレルギーで苦しむ人に朗報!落ち込んでしまったみなさんに朗報です。じつは、抗ヒスタミン薬には第一世代と第二世代があって、新しく開発された第二世代の薬は眠気が起こりにくいと言われているのだそうです。眠気が起こらないということは、効果も薄いのでは? と不安な人もいるかもしれません。でも、ご安心を。あるNPO法人の調査によると、第一世代と第二世代の間では、眠気の誘発には差があるものの、アレルギーに対する効果はほぼ同じという結果がでています。アレルギーで苦しむ人にはこんなにうれしいことはありませんね!photo by Rene Robles
2014年11月04日日本気象協会はこのほど、全国・都道府県別の2015年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測(第1報)を発表した。2015年春のスギおよびヒノキ花粉(北海度はシラカバ)の総飛散数は、九州と中国・四国のほとんどの地域では例年を下回ることが予想され、近畿から北海道にかけては例年並みの所が多い見込みとなっている。前年(2014年)の飛散数と比較すると、九州と中国・四国は少ない所がほとんどであるという。しかし、近畿から東北にかけては前年より多く、特に関東や東北では非常に多くなる所があることが見込まれるとのこと。北海道は、前年並みの飛散数になると予想している。花粉の飛散数は夏の気象条件が大きく影響する。一般には、「気温が高い」「日照時間が多い」「雨が少ない」と花芽が多く形成され、翌春の花粉の飛散数が多くなるとされている。2014年の夏は、太平洋高気圧の西への張り出しが弱く「平成26年8月豪雨」の影響を受けたことにより「北暑西冷」となった。気温は北海道から中国・四国にかけては平年並みか高く、四国や九州では低め。日照時間は、北海道から関東では平年並みが多く、東海から西は少ない傾向が見られた。降水量は、平年を上回った所が多く、特に北海道や西日本の太平洋側では顕著となった。また、花粉の飛散数の多い年と少ない年は、交互に現れる傾向がある。2014年は、西日本の一部を除き全国的に花粉の飛散数は例年並みか例年より少なかったが、高温・多照・少雨などの花芽が多く形成される夏の気象条件がそろった所も少なかった。そのため、特に九州や中国、四国は花芽の形成にとっては悪条件となり、例年を大幅に上回ることはない見込みだという。ただし、東京では2倍以上、大阪は、およそ1.5倍になると予想している。
2014年10月14日ビーズは同社自転車ブランドDOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)より、花粉や微小粒子を99%カットするフィルターを採用した自転車用マスク「ダストシールドマスク」と、交換用の「ダストシールドマスク専用交換フィルター」を発売する。○逆止弁バルブ付きで呼吸もしやすい同商品は花粉はもちろん、微小粒子状物質(PM2.5)や大気中の浮遊物質、車やバイクの排気ガスなどからサイクリストを守る自転車用マスク。花粉捕集効率99%、0.1マイクロメートルの粒子を99%以上(※)カットするフィルターを採用した。呼吸が苦しくならないよう、逆止弁バルブを左右に付けている。素材には伸縮性のあるネオプレーン素材を採用。鼻部分にはアルミ製ノーズクリップを用いた。装着部分はズレないよう、幅広のベルクロテープを採用している。サイズはM(顔周り45~48cm)とL(54~58cm)の2種類を用意した。価格は2,000円(税別)。別売の交換フィルターを使用すれば、高い微小粒子カット効果を維持できる。フィルターは5枚入りで1,400円(税別)。※日本衛生剤工業連合会全国マスク工業会規定試験方法およびPFE(微小粒子捕集効率)試験(ASTM F 2299)による。フィルター性能の数値であって、マスク本体の性能を示すものではない
2014年09月30日日本調剤はこのほど、紙(冊子)のお薬手帳を使用している全国の20代~60代以上の男女1,095人を対象に実施した「電子版お薬手帳に関する意識調査」の結果を明らかにした。調査期間は9月5日~8日。紙のお薬手帳を使用していて便利だと思う点について尋ねたところ、「薬剤師に薬の飲み合わせを確認してもらえる」(62.2%)、「自分の服用している薬をすぐに確認できる」(61.5%)が上位を占めた。一方、不便だと思う点は、「ついつい持っていくのを忘れる」(56.9%)、「冊子なので持ち歩くとかさばる」(39.7%)などが挙げられている。「電子版お薬手帳」を知っているか聞いたところ、「知っている」(「よく知っている」+「なんとなく知っている」)人は全体の13.1%で、「知らない」が多くを占めた。性年代別でみると、20代男性は他の性年代より「知っている」割合が高く32.0%となっている。次いで多いのは30代男性(23.7%)だった。「電子版お薬手帳」を知っていると回答した人に利用経験の有無を聞いたところ、「使ったことがある」は23.6%だった。今後、「電子版お薬手帳」を使いたいと思うか尋ねると、48.3%が「使いたい」と回答した。性年代別で比較すると、最も利用意向が高いのは30代男性(58.9%)で、利用意向が最も低いのは60代以上の女性(37.4%)だった。<電子版お薬手帳とは>同社が10月1日から提供開始するスマートフォンやPCを利用した服薬情報提供サービス「お薬手帳プラス」(無料)のこと。従来のお薬手帳の機能に、インターネット環境を活用した情報提供サービスも行う。服薬情報提供、ジェネリック医薬品試算、ユーザー情報管理、家族管理機能、他薬局の服薬情報取り込みといった基本機能を持つ。
2014年09月29日暑いと料理するのも億劫になりがちですが、暑さと湿気に負けない体は毎日の食事で作られます。今回は家庭で簡単に作れる薬膳レシピをご紹介しますので試してみてくださいね。薬膳とは、中医学の理論に基づいて、食物の作用と中薬を用いて作られた食事のことをいいます。■1.ダルさを撃退!夏のスープ のレシピ<材料(4人分)>・鶏肉(好みでササミorモモ) 100g・とうがん 200g・生姜 ひとかけ・唐辛子 2本・薬膳だし 2袋<作り方>1)鶏肉を一口大に切り、生姜を揉みこんでおく2)とうがんは皮をむき、3cm角に切る3)鶏肉、とうがん、唐辛子、薬膳だし、水1.5リットルを鍋に入れ、煮込む4)具材が柔らかくなったら、できあがり※材料の「薬膳だし」はヘルシーで安全な「健康やくぜんだしの素」(植物原料のみで作られ、遺伝子組み換え原料、化学調味料、人工甘味料一切不使用)を使用しますが、なければ鶏ガラスープ、野菜ブイヨンでも代用可です。■2.冷えない体に!夏野菜のポタージュのレシピ<材料(4人分)>・かぼちゃ 300g・玉ねぎ 大玉2個・豆乳or牛乳 400cc・薬膳だし 2袋・黒胡椒 少々<作り方>1)かぼちゃ、玉ねぎはあらかじめ適当な大きさに切り豆乳と一緒に鍋に入れ、中火で柔らかくなるまで煮る2)具材がくたくたになったら、薬膳だしを入れ、ミキサーにかける3)食べる前に温め直し、黒胡椒をふりかけ、できあがり■3.夏バテ予防に!薬膳カレー(シーフード)のレシピ<材料(4人分)>・タコ 300g・イカ 200g・豚ひき肉 200g・玉ねぎ 大玉2個・氣香粉(または五香粉)大さじ4・薬膳だし 2袋・カレー粉 大さじ2・にんにく 大4かけ・オリーブオイル 適量<作り方>1)玉ねぎをみじん切りにし、オリーブオイルで飴色になるまで炒める2)一口大に切ったタコとイカをスライスしたにんにくと共に炒める3)氣香粉、カレー粉を入れ、さらに炒める4)水を200cc入れる5)薬膳だしで味を整え、できあがり!※ご飯は漢方茶やハト麦茶で炊くとよいですよ。雑穀米もオススメ。■4.元気を補う!薬膳カレー(ひき肉&大根)のレシピ<材料(4人分)>・合びき肉 300g・大根 1/2本・人参 1本・ズッキーニ 1本・じゃがいも 3個・薬膳だし 2袋・氣香粉(または五香粉) 大さじ4・カレー粉 大さじ2・オリーブオイル 適量・ニンニク 3かけ*飾り用に揚げる野菜*・なす 1本・人参 1/2本・れんこん 2cm<作り方>1)大根と人参、ズッキーニを2cmのさいの目に切る2)みじん切りにしたニンニクと大根、人参をオリーブオイルで炒める3)焦げ目がつくまで炒めたら、ひき肉、ズッキーニ、氣香粉を加えて炒める4)水400cc入れ、具材がしんなりしてきたら、すり潰したじゃがいもを入れる5)弱火にし、カレー粉を入れ、薬膳だしで味を整える。できあがり!※湿気が多い日本の夏は汗が蒸発しにくく熱が体内に溜まり、不快感が高まります。カレーで汗をかき、代謝を促進することで爽やかに過ごすことができます。体を冷やす夏野菜と食欲増進・消化吸収を高めるスパイスを組み合わせれば夏バテ予防にピッタリです。旬の食材が持つ大地の力やエネルギーを体に取り入れ、暑い夏を元気に過ごしましょう!
2014年08月29日明治は8月25日、うがい薬の代表ブランド「イソジン」から、薄めずそのままうがいができる「イソジンうがい薬C」を全国で発売する。同商品は、有効成分「ポビドンヨード」が口腔(こうくう)内、およびのどの殺菌・消毒・洗浄、口臭を除去する「口腔内殺菌消毒薬」。従来の「イソジンうがい薬」は、使用前に水で薄めることが必要だったが、このほど発売する同商品は、そのままキャップ(計量目盛り付き)に注ぐだけでうがいに使用できる。清涼化剤メントール(添加物)と、すっきり感をアップさせる香料(添加物)を配合しているため、うがい後はすっきりとした清涼感が残る。商品名の「C」は、すっきりした使用感から「クール」の意味を表しているという。内容量は480ml。価格は700円(税別)。
2014年08月20日花粉症シーズンにマスクは欠かせないものですね。また、風邪をひいて咳が出るときにはマスクをつけるのはエチケットのひとつ。そういうわけで、マスクをつける機会は案外多いものです。けれども、マスクをするとメイクが付いたり、耳にかけている部分が痛くなったりすることもよくあります。そこでオススメなのが、株式会社白元のキレイにフィットする女性専用マスク「be-style(ビースタイル)」。これは、白元が20~30代の女性を対象に使いきりマスクについてアンケートを実施した結果、「病人のような印象になる」「オシャレ感がない」といった見た目の不満や、着用時にメイクでマスクが汚れるといった声に応えて開発したもの。メイクがつきにくい不織布を採用することで、メイク落ちを軽減、またドーム形状を保立体タイプなので、唇が触れにくくなっているのもリップメイクのためにはうれしいですね。肌ざわりがやさしいうえに、幅の広い耳ゴムのおかげで、耳にもソフト。マスクは一日中、長時間かけるものだから、肌にやさしいものがいいですよね。さらにマスク全体のアウトラインは、”目もとのラインをキレイに”、”アゴのラインをシャープに”見せる工夫も。機能的にも、花粉・ウイルスを含む飛沫99%をカットし、花粉やウイルスの侵入を防いでくれるから安心して使用できそうです。「ドーリーピンク」「キューティーイエロー」「エレガントパープル」「プレミアムホワイト」とカラーバリエーションもあるので、その日の気分やファッションに合わせれば、花粉症や風邪でブルーな気分も少しはアガるかも。どうせしなければいけないマスクなら、少しでも女性のことを考えた快適なマスクを使いたいもの。白元の「be-style」なら、マスク使用時の不満点が解消されそうです。・株式会社白元 公式サイト
2014年04月23日今年も花粉の季節がやってきました! 毎年辛い思いをしている方、今年からという方も、みなさんどんな対策をしていますか? ゆる体質改善アドバイザーの佐々木メグミです。ストイックに短期的にではなく、ゆるーく続けられる体質改善を広めています。朝は鼻水鼻づまりで目覚めてしまったり、目のかゆみを我慢できず、こすって余計にかゆみを感じたり、頭痛やのどの不快感などもありますね。この時期はちょっと煩わしいなと思ったりしていませんか? いくら花粉症がつらくても仕事のパフォーマンスは落とせませんし、休日も楽しみたいですね。ここぞというときはクスリで症状を押さえるにしても、のどが乾いたり、眠くなったりと副作用を心配する方も多いものです。女性なら鼻のかみすぎによる肌荒れも気になるところです。花粉の時期は約2ヵ月あります。なるべくクスリの摂取を減らしつつ、症状も押さえる方法を取り入れていきませんか? ■花粉症を撃退! ツボを押してみよう! 睛明(せいめい)、承泣(しょうきゅう)は目のショボショボ、かゆみに効果的です。1か所につき5秒押しましょう。睛明(せいめい)は、目頭の少し内側にあります。人差し指で気持ちいいくらいの力で押します。承泣(しょうきゅう)は、目の真下にあり、骨のきわにあります。人差し指で骨のきわを引っ掛けるようにして、奥から手前に少し押し出すように行います。目がかゆいときに、こすると余計にかゆみを感じたり充血してしまいます。女性はマスカラに花粉が付着しても、簡単に洗顔することができないので、まめにツボ刺激をして不快感を和らげましょう。鼻の症状に効果があるのは、鼻通(びつう)というツボです。鼻の通りをよくします。ツボの位置は、鼻の両側にあり、小鼻の上のくぼみにあります。親指と人差し指でつまみ、指を少し上下に動かします。30秒程度行うと良いでしょう。ツボ押しは仕事中、症状が気になるときや、お風呂上がりなどの好きな時間に何度でも押すことができます。個人差はありますがツボ刺激をすることで、一定の時間、症状が解消されスッキリ過ごすことができます。東洋医学では、花粉症の発症には体質が大きく関わっていると考えています。体質を改善して症状を押さえるというのが考えかたの根底にあります。もちろん今すぐ解消したい、というときもツボの場所を知っていると解決できます。ツボ押しは、通年通して習慣化していただき、体質改善に役立ててもらえるといいと思います。今年の春は、スッキリ爽快に過ごしましょう!
2014年04月06日