これまで100冊以上の絵本を出版し、児童文学界のノーベル賞といわれるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞した絵本作家、荒井良二さん。現在では活躍の場を広げ、絵本にとどまらない表現の世界を自由に旅している。そんなアーティストとしての荒井さんが出力全開で臨む展覧会「new born荒井良二いつも しらないところへ たびするきぶんだった」が開幕する。「手のひらで読む絵本世界とはまた異なる世界へ誘ってくれるのではないでしょうか」と学芸員の中村貴絵さん。荒井さんはここ10年ほどの間に新しい活動期に入った。東日本大震災後は被災地をめぐるワークショップツアーを実施、2014~’18年には「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」の芸術監督を務めている。「それまでの表現媒体が絵本だったというだけで、もともと社会の観察者としての一面があったのだと思います。それがこうした活動をきっかけに開花し、アートを媒介に社会や地域、人、歴史とつながっていったのではないでしょうか」本展では代表作の絵本『あさになったのでまどをあけますよ』などの原画の展示に加え、新作絵画や立体作品など約300点を展示。山形ビエンナーレで発表された物語「山のヨーナ」のインスタレーションを再構成した作品や、大分県の公園に設置されたオブジェ《たいようをすいこむモン》のマケット(試作の模型)も登場。開幕前にワークショップの参加者と共に制作した作品も展示予定だ。面白いのはどんなに道具や場所が変わっても、荒井さんの飄々とした物腰はそのままに見えること。「新しいジャンルに飛び込み、表現の枠を広げていくことに躊躇がない現在進行形のアーティストだと思います。ただそこに大きな覚悟はなく、展覧会のタイトルのように、あくまで知らない場所を旅する『気分』であるところが、実に荒井さんらしい」私たちもそんな気分に身を委ねて、荒井良二さんの新しい世界を旅してみたい。『あさになったのでまどをあけますよ』原画 2011年 偕成社、個人蔵 ©Arai Ryoji《new born 旅する名前のない家たちを ぼくたちは古いバケツを持って追いかけ 湧く水を汲み出す》制作風景《絵の中のぼくとぼくの中の絵》2023、個人蔵 ©Arai Ryoji《流れ星スパーク奏でよギター》2022年、個人蔵 ©Arai Ryojiあらい・りょうじ1956年、山形県生まれ。2005年、アジアで初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞。『たいようオルガン』でJBBY賞など国内でも受賞多数。ライブペインティング、ワークショップのほか、作詞・作曲など音楽活動も行う。最新刊は絵本『ねこのゆめ』(NHK出版)。写真:志鎌康平「new born荒井良二いつも しらないところへ たびするきぶんだった」横須賀美術館神奈川県横須賀市鴨居4‐1開催中~9月3日(日)10時~18時8/7休一般1300円ほかTEL:046・845・1211※『anan』2023年7月12日号より。取材、文・松本あかね(by anan編集部)
2023年07月11日2月に総理大臣秘書官を更迭された荒井勝喜氏(55)が7月4日付けで経済産業省の通商政策局担当の大臣官房審議官として復帰した。更迭から5ヵ月での幹部起用は、ネットで物議を醸している。さかのぼること2月3日、荒井氏はオフレコを前提にした記者団の取材に応じた際に、同性婚についての見解を問われ「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ。人権や価値観は尊重するが、認めたら、国を捨てる人が出てくる」などと発言。すると、この差別発言に非難が殺到し、即座に新井氏は更迭されることとなった。その際、岸田文雄首相(65)は「大変深刻に受け止めており、秘書官の職務を解く判断をした。本人からも辞意があった」と言い、「今の内閣の考え方には全くそぐわない言語道断の発言だ。『性的指向』や『性自認』を理由とする不当な差別や偏見はあってはならない」「任命責任を感じているからこそ今、申し上げた対応をとっている」と述べた。「荒井氏の更迭に際し、立憲民主党の安住淳国会対策委員長(61)は『多様な社会をつくって世界の水準に引き上げることが日本の課題だが、発言は全く逆で極めて差別的である種の暴言だ』と厳しく非難。さらにSNSでは、ゲイやレズビアンといった当事者やその支援者から反発の声も上がっていました。また荒井氏は差別発言の際、『同性婚のことは秘書官室もみんな反対する』とも話していたため、岸田総理周辺にも厳しい視線が注がれました。一連の発言は海外メディアでも報じられ、国外からも非難されたため、『G7広島サミット』を目前に控えるなかLGBT法の可決に向けて急ピッチで話が進みました。ただ、この法案はもともと’21年に超党派議連によって立法化作業が進んでいたにも関わらず、自民党議員らが抗議したことで頓挫したもの。その“付け焼刃”な成立過程に白けるような声が上がるだけでなく、法案の中身に『当事者を置き去りにしている』という指摘が今も後を絶ちません」(全国紙記者)■「差別主義者の顔も見たくない」「岸田息子さんの復帰も早そう」差別発言によって国内外から注目を集めた批判を浴びた荒井氏だったが、しかしこの度、経産省の幹部として復帰することに。そのため、ネットでは《差別主義者の顔も見たくない。隣に住んでるのも嫌だ。辞職しろ》《差別主義者が復活。お友達内閣とお友達官僚》《荒井秘書官、復活って??????更迭の意味無いやん》と非難する声が上がっている。さらに、思わぬ余波も生んでいる。首相といえば、その息子である岸田翔太郎氏(32)が昨年末に総理大臣公邸で親戚と忘年会を開いたことが判明し、6月1日付で更迭されている。そのため荒井氏の“幹部復活”のように、翔太郎氏に対しても「早々と何かしらのポストで復活するのでは?」と訝しむ声がネットで上がっている。《岸田首相の息子を復帰させる口実にも使えそうな人事ですが、その辺り狙ってるんでしょうか?》《あれだろ。「息子を復帰させるための観測気球」この人と比べれば傷ついた人もいないし、とでも思ってんじゃない?》《結局「更迭」って国民受けを良くするためのフェイクなのね 息子もどこかの幹部に復帰するのかな》《岸田息子さんの復帰も早そう》不信感の高まっている荒井氏の復帰。その人事に、世論が納得しているとは言い難いようだ。
2023年07月05日2005 年に児童文学のノーベル賞と称されるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を日本人として初めて受賞し、世界的な評価を受けた荒井良二(1956-)は、絵本作家であると同時に、絵画、立体作品、インスタレーション、音楽、舞台美術など、ジャンルを問わない幅広い分野で活躍するアーティストだ。その多彩な活動を紹介する個展が、神奈川県の横須賀美術館で、7月1日(土)から9月3日(日)まで開催される。同展のタイトルにある「いつも しらないところへ たびするきぶんだった」という言葉は、様々なジャンルの壁を超越して飛び込んだ先の、ルールも分からない「知らないところ」で、それでも自分なりの仕事をするという、創作に対する荒井の姿勢を示しているという。そのチャレンジングな姿勢は、困難や制約も楽しむような、まさしく旅するときの前向きな気持ちに溢れたものなのだ。同展は、そうした旅するような気分で新たな作品を生み出し続ける荒井の創作活動を、新作や過去の作品を織り交ぜて紹介するもの。これまで手がけてきた100冊以上の絵本と書籍のなかから、代表的な作品の原画がずらりと並ぶのが、同展の大きな見どころのひとつだ。また、新作絵画や、大分県の公園に設置されたオブジェのマケット、芸術監督を務めた「山形ビエンナーレ2018」で発表した立体物の再構成など、荒井の創作の現在地も紹介される。展示の最後には、今回の展覧会名とも結びつく新作のインスタレーション《new born 旅する名前のない家たちを ぼくたちは古いバケツを持って追いかけ 湧く水を汲み出す》が登場する。子供一人ひとりがひとつの家となり、展示室に点在するその小さな家々が、それぞれに物語を内包しながら旅をしていくイメージでつくられたという。来館者は、それぞれの子供たちの物語を想像しながら、会場をゆっくりと巡ることになる。荒井のこれまでの旅をたどり、これからどこへ出かけていくのかを見ていく同展は、ここからまた新しい荒井良二が「誕生=new born」する場ともなるのだろう。色彩豊かな楽しい展示を通して、その創作をめぐる旅を体感したい。<開催情報>『new born 荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった』会期:2023年7月1日(土)~9月3日(日)会場:横須賀美術館時間:10:00~18:00休館日:7月3日(月)、8月7日(月)料金:一般1,300円、大高・65歳以上1,100円展覧会公式サイト:
2023年06月23日映画『花腐し(ハナクタシ)』が2023年11月10日(金)に公開される。主演は綾野剛、監督は荒井晴彦。芥川賞受賞小説『花腐し』を大胆に翻案『花腐し』は、松浦寿輝による芥川賞受賞小説。廃れていくピンク映画業界で生きる映画監督、脚本家志望だった男、2人が愛した1人の女優による、切なくも純粋な愛の物語を描いた作品だ。監督は『⽕⼝のふたり』の荒井晴彦そんな『花腐し』を、『赫い髪の⼥』や『キャバレー⽇記』など⽇活ロマンポルノの名作から、『ヴァイブレータ』や『共喰い』をはじめとする⽇本映画の脚本を数多く⼿がけてきた荒井晴彦が大胆に翻案。映画『⽕⼝のふたり』に続く、自身4作品目の監督作品として自らメガホンを取る。主演は綾野剛主演は『最後まで行く』や『カラオケ行こ!』の公開を控えている綾野剛。共演には、柄本佑とさとうほなみが名を連ねる。栩谷…綾野剛廃れていくピンク映画業界で⽣きる映画監督。もう5年もの間映画を撮れていなかったが、梅⾬のある⽇、伊関と初めて会う。伊関…柄本佑脚本家志望だった男。栩⾕と過去に本気で愛した⼥について語り、その相手が同じ⼥<桐岡祥⼦>だったことをお互いは知り、衝撃を受ける。また、栩⾕から「桐岡祥⼦は死んだ」と告げられる。祥子…さとうほなみ栩谷と伊関が愛した女優。桑⼭…吉岡睦雄寺本…川瀬陽太ピンク映画の監督。リンリン…MINAMO中国からの留学⽣。ハン・ユジョン… Nia韓国からの留学⽣。金…マキタスポーツ栩⾕が⾝を寄せるビルのオーナー。韓国スナックのママ…⼭崎ハコ⼩倉…⾚座美代ピンク映画の製作会社社⻑。沢井…奥田瑛二ピンク映画の脚本家。映画『花腐し』あらすじタイトルに引⽤された万葉集の和歌「花腐し」とは、きれいに咲いた卯⽊の花をも腐らせてしまう、じっとりと降りしきる⾬を表現している。そのタイトル通り、梅⾬のある⽇に栩⾕と伊関は出会い、⾃分たちの愛した⼥について語り始める。そして、3⼈がしがみついてきた映画への夢がボロボロと崩れ始める中、栩谷、伊関、祥子、それぞれの⼈⽣が交錯していく――。【作品詳細】映画『花腐し』公開日:2023年11月10日(金)出演:綾野剛、柄本佑、さとうほなみ、吉岡睦雄、川瀬陽太、MINAMO、Nia、マキタスポーツ、⼭崎ハコ、⾚座美代⼦、奥⽥瑛⼆監督:荒井晴彦原作:松浦寿輝『花腐し』(講談社⽂庫)脚本:荒井晴彦、中野太配給:東映ビデオ©2023「花腐し」製作委員会
2023年04月20日株式会社ミリオンコンサート協会(所在地:東京都港区、代表取締役:小尾晋之介)は、2023年7月13日(木)、東京文化会館小ホールにて、ヴァイオリニスト荒井英治のソロによる「第2回 無伴奏の世界」を開催いたします。荒井英治は、長く東京フィルハーモニー交響楽団のソロコンサートマスターを務め、現在は日本センチュリー、名古屋フィルハーモニー両交響楽団の首席客演コンサートマスター。東京シティフィル特別客演コンサートマスターとして、オーケストラ、指揮者から厚い信頼と尊敬を得る王道のヴァイオリニストとして活動するほか、弦楽四重奏団、モルゴーア・クァルテットのメンバーとして、知られざる作品を紹介、ELPのキース・エマーソンとも交流をもち、プログレッシブ・ロックを自らの編曲による迫真性に満ちた演奏で聴衆に衝撃を与え続ける鬼才としての顔ももつ稀有なヴァイオリニストです。「第2回 無伴奏の世界」では、時代を超えた多面的な作品から、荒井英治がヴァイオリン一挺で限りない音楽宇宙を描き出します。荒井英治 ヴァイオリニスト【開催概要】公演名 :第2回 無伴奏の世界 荒井英治(ヴァイオリン)日時 :2023年7月13日(木)19:00開演(18:30 開場)会場 :東京文化会館小ホール(東京・上野)演奏曲目:ペンデレツキ:無伴奏ヴァイオリンのための『ラ・フォリア』(2013)J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV1004ストラヴィンスキー:無伴奏ヴァイオリンのための『エレジー』(1944)イザイ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ作品27より 第4番 第5番 第6番入場料金:全席自由 4,000円(税込)【チケット取り扱い】ミリオンコンサート協会 TEL:03-3501-5638ミリオンチケット|検索| ←(オンライン・チケットサービス)※Webサイトからのお申込みはセブンイレブンでのお引き取り東京文化会館チケットサービスTEL:03-5685-0650チケットぴあ Pコード:239833 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月24日サッカー日本代表、三笘薫選手(ブライトン)はじめ家長昭博選手(川崎フロンターレ)、畠中槙之輔選手(横浜F・マリノス)、酒井高徳選手(ヴィッセル神戸)等多くのトッププレーヤーのパフォーマンス管理を行う株式会社ライフパフォーマンス(所在地:東京都港区虎ノ門、共同代表:大塚 慶輔・岡本 健一)は、将来サッカー選手になりたいと真剣に考えている小学生向けに「サッカーフィジカル塾」を開講し、子どもたちの夢を現実にする取り組みを開始します。サッカーフィジカル塾■経緯株式会社ライフパフォーマンスは、2018年から東京都港区虎ノ門において「LP BASE虎ノ門」を開業。開業後、日本を代表するトップアスリートや虎ノ門・霞ヶ関近辺に勤務する多くのビジネスパーソンのコンディション管理をおこなってきました。また欧州や国内のサッカーチームに所属する選手に対して、リモートによる指導を行い、アスリートのパフォーマンスを上げてまいりました。今回はその蓄積してきたノウハウや知見を活かし、真剣にサッカーに向き合う小学生向けにこの年代で最も重要な「動きづくり」「身体づくり」に焦点を当て、「サッカーフィジカル塾」と称し、10月に開講する運びとなりました。■小学生年代に必要なのは「動きづくり」と「身体づくり」運動能力の最適発達期、すなわちゴールデンエイジは小学生年代と言われています。この時期に、運動に関するコーディネーション能力の発達は顕著であることから、『適切な発達刺激を与える』ことが今後のスポーツ活動において非常に重要であると考えられます。当社では、サッカーのパフォーマンスの土台となるこの「動きづくり」「身体づくり」を通して、子どもたちの適切なパフォーマンス向上に繋げたいと考えています。フィジカル塾2-1■フィジカル塾について今回開講する「サッカーフィジカル塾」では、クラスを小学校低学年(1年生から3年生まで)と高学年(4年生から6年生まで)に分け、子どもたちの発育発達に応じたプログラムを提供。思うように身体を動かせる様になるトレーニングや怪我をしない体づくりを実践できる。また受講生の親に対しては成長に関するアドバイスも行い、子どものサッカーに理想な体を作り上げます。監修は当社共同代表でなでしこジャパンのフィジカルコーチも兼務する大塚 慶輔が行います。価格は月会費22,000円(週1回、別途入会金11,000円要)。開催場所は当社が運営する「LP BASE Setagaya」(エルピーベース世田谷)フィジカル塾2-2■各選手からの推薦のコメント<畠中槙之輔選手→横浜F・マリノス所属>サッカーの技術も大事ですが、自分の身体と会話できる能力がとても大切です。そのために今から、身体の使い方、動かし方を学ぶ事で、より高いパフォーマンスを発揮できるように成長していきましょう! <酒井高徳選手→ヴィッセル神戸所属>高校生、プロになってから学ぶ運動や身体の使い方を小学生のうちに覚えてライバルに差をつけて下さい。誰もやってない事を今やる事で未来に必ず役立ちます。夢への一歩を今から踏み出そう! <家長昭博選手→川崎フロンターレ所属>色々な運動を行って自分の感覚(経験)を増やしながら記憶に残ることをしていくと将来にもしっかり活きてくると思います。 <鈴木彩艶選手→浦和レッズ所属>今取り組んでいることに無駄なことは一切なく、必ず将来に活きてきます。常に考えて、そして1番は楽しんでトレーニングしよう! <黒川淳史選手→ジュビロ磐田所属>小さい頃はサッカーを沢山していることが多かったのですが、遊びながらでも色々な種類の運動をしていたらもっと違う身体の使い方も出来たのかなと思います。どうやったら身体が上手く動かせるかも考えながら自分に合った動きを見つけてみてください! <斉藤光毅選手→スパルタ・ロッテルダム所属>自分にとっての正しい動きをたくさん学んで、意識しなくても出来るようになれば、ライバルと色々な差が生まれると思います。その差を大きくして、どんなライバルにも負けないようにたくさん練習しましょう! <古川陽介選手→ジュビロ磐田所属>僕自身が小学生の時には力を抜いて走り出すことを教わったりしていました。自分の身体の感覚に刷り込むことを繰り返し行っていたので、今のサッカーにとても活かせていると思います! ■『サッカーフィジカル塾』運営会社「株式会社ライフパフォーマンス」について「健康を文化に」をビジョンにアスリートからビジネスパーソン、ジュニアアスリート(小中学生)のコンディション管理や企業の健康経営のお手伝いをする謂わば「健康のスペシャリスト」企業として2017年に設立。共同代表の大塚 慶輔は、現在日本サッカー協会フィジカルフィットネスプロジェクトのメンバーとして、なでしこジャパンのフィジカルコーチも兼任する。現在、東京・虎ノ門、世田谷にパーソナルジム「LP BASE」を運営する他、大学・高校・クラブ等へのトレーニングメニューの開発提供、企業連携による商品開発(健康食品、トレーニング機材)、企業・団体向け「オンライン健康セミナー」等を行っている。【主なサポート選手(国内外チーム所属サッカー選手40名他種目アスリート多数)】<畠中槙之輔選手→横浜F・マリノス所属><酒井高徳選手→ヴィッセル神戸所属><家長昭博選手→川崎フロンターレ所属><稲本潤一選手→南葛SC所属><三笘薫選手→ブライトン所属><鈴木彩艶選手→浦和レッズ所属><斉藤光毅選手→スパルタ・ロッテルダム所属>【大塚 慶輔(おおつか けいすけ)プロフィール】「LP BASE」創設コーチ 兼 株式会社ライフパフォーマンス 代表取締役筑波大学大学院 体育研究科修了保有資格:日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー/JFA B級ライセンス/AFCフィットネスコーチレベル22021年から、なでしこジャパン兼U-20日本女子代表フィジカルコーチに就任【会社概要】株式会社ライフパフォーマンス所在地 : 〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-5-4 末広ビル7階共同代表: 大塚 慶輔・岡本 健一TEL : 03-6205-7839MAIL : info@lifeperformance.co.jp URL : 【サッカーフィジカル塾 開催場所】開催場所: LP BASE Setagaya(エルピーベース世田谷)所在地 : 〒158-0082 東京都世田谷区等々力7-27-9 CLANNAD-A B1F最寄り駅: 東急大井町線等々力駅徒歩15分電話 : 03-6455-9455URL : 【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】株式会社ライフパフォーマンス担当: 阿久津TEL : 03-6205-7839FAX : 03-6205-7923MAIL: info@lifeperformance.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月05日SKYEのコンサートツアーの最終公演が7月26日に東京・渋谷Bunkamuraオーチャードホールで開催され、2時間20分超にわたって22曲を演奏。ゲストに荒井由実、奥田民生、尾崎亜美が参加し、集まった2000人の観客を沸かせた。SKYEは日本の音楽業界を支え続けてきた鈴木茂(G)、小原礼(B)、林立夫(Ds)、松任谷正隆(Key)の4人が結成した全員70歳の新人バンド。昨年、10月にデビューアルバムを発表。7月14日の名古屋を皮切りに大阪、東京と周り、この日ツアーの最終公演を迎えた。鈴木茂小原礼THE BANDの「The Weight」が場内に流れる中、定刻の19時過ぎ、メンバーがゆっくりとステージに現れる。林立夫のドラム、小原礼のベース、鈴木茂のギターに松任谷正隆のキーボードが順に音を重ねていき「Less Is More」でSKYEのステージが静かに幕を開けた。同曲はSKYEのセッションでいちばん最初に誕生した楽曲で、アルバムの1曲めに収められている。 SKYEはメンバー全員が曲を書き、全員がリードヴォーカルを取れるバンド。1曲めは小原、2曲めの「Dear M」は松任谷正隆、3曲めの「Daydream」では林立夫がリードヴォーカルを聴かせる。林立夫松任谷正隆アルバム収録曲3曲の演奏を終え松任谷正隆から「あらためてSKYEです。僕らのデビューツアーのファイナルにようこそ!」と先ずは客席に向けて挨拶。このツアーにはゲストに荒井由実、奥田民生、尾崎亜美の3人が参加している。「ゲスト目当てにいらっしゃった方も多いと思いますが(笑)、今日はそれを裏切らないショウにしました」と客席の期待を煽りながらアルバム収録曲の「Reach Out To The Sky」「どちらのOthello」を続ける。SKYEの4人のメンバーは半世紀にわたって日本の音楽界の第一線で活躍してきたミュージシャン揃い。ブラス&コーラス3人のサポートこそあるが、基本は4人のメンバーだけで音を出す。時には抑えながら、時には激しくとSKYEが弾き出すサウンドは変幻自在。マニピュレータなんぞに頼らず重厚かつ華やかな音を出し続け客席を圧倒する。奥田民生小原礼はこの日の3人のゲストを三段ロケットに例え、彼らの推進力がこのツアーを支えてくれていると称賛。「先ずは3段ロケットの一番下から火が出ます! ミスター・ロックンロール、 タミオ・オクーダ!」と奥田民生をステージに招き入れる。今回の出演メンバーの中では奥田民生は若手。小原のロケットの例えを受け「どうも、燃料です(笑)。今日は下っ端のペーペーです」と謙遜しながら奥田のファーストソロ収録の「BEEF」に「イージュー★ライダー」をSKYEのメンバーと共に演奏。ここでステージには「家族枠で出てきました! 三段ロケットの二段目です!」と小原の妻、尾崎亜美がジョイン。「私たち燃料としては、割といい働きするよね」と奥田に話しかけ2人で「さすらい」を歌う。このあと、奥田はロケットが離脱するように、ふわふわ~と揺れながらステージを降り、場内の笑いを誘う。尾崎亜美ここからは尾崎亜美のゲストコーナーに。「私のデビューのときに、プロの音楽家の扉を開けてくれた皆さんと、今日はご一緒してます」と1曲めに歌ったのは尾崎のファーストアルバム『SHADY』(1976) に収められた「私は何色」。当時のレコーデイングには松任谷正隆、鈴木茂、林立夫が参加した。松任谷は1枚めと2枚めのアルバムプロデュースも担当。尾崎にとって想い出深いメンバーが再結集した。続いても3人が関わったセカンドアルバム『MIND DROP』(1977) 収録の「初恋の通り雨」を歌う。「この3人は、私の歴史の中でもとっても大事なひとたち」ですと改めて紹介。いちばん最後に尾崎の前に現れたのが夫でもある小原礼。尾崎の海外録音時、小原に参加を依頼したが断られたエピソードを披露。「でも、この4人は私の中でめちゃめちゃ濃い人たちなんです!」とSKYEのメンバーを称えラストは「19歳の頃に作った歌です。この歌で皆さんに知ってもらえるようになりました」と松任谷プロデュースのサードシングル「マイ・ピュア・レディ」を歌って、「二段目、 離脱します!」と、ロケットが回転するようにクルクル回りながらステージを降りた。荒井由実松任谷正隆の奏でるピアノのイントロに乗ってステージには3人目のゲスト、荒井由実が登場。曲は荒井由実が1972年にリリースしたデビューシングル「返事はいらない」。いきなりのレア曲演奏に客席のユーミンファンが湧く。「こんばんは、荒井由実です。さっき一段ロケットとか二段ロケットとか言ってましたが、ようは飛び道具としてやってまいりました!」と話すと場内は大爆笑。「返事はいらない」のレコーディングに参加したのが鈴木茂と小原礼。鈴木とは荒井由実が15歳の頃、デモテープの録音にギターで参加して以来、SKYEのメンバーの中ではいちばん付き合いが長い。小原は「ユーミンがザ・フィンガーズの追っかけやってる頃から知ってるよ!」と思い出話しに花が咲く。SKYEは半世紀以上も前、青学高校時代に鈴木と小原と林の3人で結成したバンド。荒井由実はその頃から彼らを知っており「東京のスタイリッシュキッズの集まり!」と憧れの存在だったそう。続いて歌ったのは75年に発表した6枚目のシングル「あの日にかえりたい」。この曲の録音には林立夫、鈴木茂にキーボードで松任谷正隆が参加した。「(鈴木)茂さん、小原くん、みっち(林)に続いて最後に出会ったのが、残り物に福っていうんですか(笑)」と松任谷正隆を紹介。ユーミンコーナー最後の曲を歌う前に「これでファイナル。ちょっとね、おセンチになっちゃってるんです。これもいい思い出になっていくね、ファーストツアーは1回しかないから」と感傷気味に、この日のステージを振り返る。松任谷は「なるべく普通では聴けない曲やろうかと。次にやる曲は、一緒にやることは2度とないと思います」と紹介したのは「Hong Kong Night Sight」。松任谷のファーストアルバム『夜の旅人』(1977) に収められた楽曲で詞は荒井由実が書き、後に自身のアルバム『水の中のASIAへ』(1981) でカバーした。荒井は「自分でも、とっても気に入ってる曲です。さっきおセンチになってるって言いましたけど、この曲にも同じ気持ちを載せて歌います」と、エキゾチックなサウンドに荒井が情感込めて歌う。2コーラスからは松任谷がボーカルをとる。演奏前に「せっかくだから、小原んちを真似してデュエットやろうかと」と宣言した通り、夫婦でのデュエットを披露。この滅多に観られないサプライズに2000人のオーディエンスも大喜び。このショウでしか観られないのをいくつか用意しましたレアな選曲の連打で客席を大いに沸かせたゲストコーナーが終わると、再びSKYEのメンバーの演奏に戻る。鈴木茂から「『風街ろまん』(1971) を作るときに、松本隆さんから詞を頂いて書いた曲です。ライブでは何回か演奏してましたが、録音することはなかった曲です」とギターを弾きながら歌ったのは、はっぴぃえんどの未発表曲「ちぎれ雲」。50年の時を経て今回のSKYEのアルバムで初めて録音された幻の曲だ。SKYEのコンサートでは演奏の合間にそれぞれのメンバーが制作時のエピソードを話していく。「どちらのOthello」は林立夫がドラムパターンを最初に考え、そこに松任谷が曲をつけた。林立夫はSKYEのサウンド作りを、各々が食べ物を持ち寄る"ポットラック・パーティー"に例える。メンバーみんなが持ち寄って、ひとつのものを作るというスタイルで“整った”曲が「マイミステイク」。仕上げにメンバーが大好きなメンフィスサウンドのフレーバーを、ちょっとふりかけた。コロナ禍のじれったさに加え、小原が自身の生き方を深く懺悔して書いた曲だ。ここでは松任谷、林、鈴木の3人が美しいハーモニーのコーラスを聴かせる。荒井由実+奥田民生+尾崎亜美が登場ここでステージには再び、荒井、奥田、尾崎の3人がジョイン。荒井はこのメンバーを見て「こうやって、ありえない取り合わせが揃うと、フェスのようですね!」と感激。松任谷から「最初にお話したように、このショウでしか観られないのをいくつか用意しました。次の曲でみなさんがリラックスしてくれないと、ボクの立場がないんです」と話すと、奥田は「名古屋、大阪ではこの曲をきっかけにお客さんと打ち解ける感はありましたしね」と受け、演奏されたのは「アジアの純真~これが私の生きる道~渚にまつわるエトセトラ」と続くPuffyメドレー。ご本家のAmiYumiならぬ、尾崎&荒井版での“亜美由実”の登場に客席もオールスタンディングで応える。圧巻は後半。各々がひとつの曲の中で「アジア~」「これが私の~」「渚にまつわる~」の歌詞を歌うマッシュアップを披露。奥田が「隣に釣られないよう気を使った」というほど、超高等テクニックだが、見事にこれを決め、エンディングになだれ込む。ラストは小原の「コロナに負けず突っ走りましょう!」と新アルバムのリード曲「ISOLATION」。豪快なロックンロール・ブギで場内をヒートアップさせ、そのまま奥田の「マシマロ」、尾崎の松田聖子提供曲「天使のウィンク」に荒井由実の「14番目の月」をメドレーで畳み掛け、最後は「ISOLATION」に戻って、大きな拍手の中、本編はここで終了。アンコールでは荒井由実と一緒にエバーグリーンナンバーの「卒業写真」を演奏。小原から「2021年10月にCDデビューが出来て、2022年にこんなにたくさんのお客さんに来てもらって、素晴らしいアーティストの人たちと一緒に出来るなんて感無量です。幸せな気持ちがずっと続くように、もう1曲」とSKYEのメンバーだけで壮大なナンバー「Always」を演奏。ここでメンバーはステージを降りるも、観客の拍手は鳴り止まずセカンドアンコールに応える。松任谷正隆から「このツアーの事、今夜のことは一生忘れないと思います」とアルバムのラストに収められたバラード曲「BLUE ANGELS」を歌い、2時間20分超に及んだSKYEのツアー最終日を締めた。SKYEは、本日7月29日(金) にFUJI ROCK FESTIVAL ’22に出演する。また、この日の模様はスペースシャワーTVにて9月30日(金) 20時より放送される。<公演情報>『SKYE TOUR 2022』2022年7月26日(火) Bunkamura オーチャードホール開場 18:00 / 開演 19:00【セットリスト】01. Less Is More02. Dear M03. Daydream04. Reach Out To The Sky05. どちらのOthello06. BEEF / with 奥田民生07. イージュー★ライダー(with 奥田民生)08. さすらい(with 奥田民生 / 尾崎亜美)09. 私は何色(with 尾崎亜美)10. 初恋の通り雨(with 尾崎亜美)11. マイ・ピュア・レディ(with 尾崎亜美)12. 返事はいらない(with 荒井由実)13. あの日にかえりたい(with 荒井由実)14. Hong Kong Night Sight(with 荒井由実)15. ちぎれ雲16. 川辺にて17. マイミステイク18. Puffyメドレー(with 奥田民生 / 尾崎亜美 / 荒井由実)19. ISOLATION~マシマロ~天使のウィンク~14番目の月(with 奥田民生 / 尾崎亜美 / 荒井由実)■ENCORE20. 卒業写真(with 荒井由実)21. Always22. BLUE ANGELS<リリース情報>『SKYE』発売中『SKYE』ジャケット●【CD盤】3,300円(税込)●【LP盤(2枚組・重量盤)】4,950円(税込)【収録曲】M1. Less Is More作詞:林立夫 / 小原礼作曲:小原礼M2. Dear M作詞:林立夫作曲:松任谷正隆M3. ISOLATION作詞:林立夫作曲:小原礼 / 松任谷正隆M4. どちらの Othello作詞:松任谷正隆作曲:松任谷正隆 / 林立夫M5. Daydream作詞:林立夫作曲:松任谷正隆M6. ちぎれ雲作詞:松本隆作曲:鈴木茂M7. マイミステイク作詞:小原礼作曲:小原礼M8. 川辺にて作詞:松任谷正隆作曲:松任谷正隆M9. Reach Out To The Sky作詞:小原礼作曲:小原礼M10. ROCK’N PINO BOOGIE作曲:鈴木茂M11. Always作詞:小原礼作曲:小原礼M12. BLUE ANGELS作詞:松任谷正隆作曲:松任谷 正隆All songs produced and arranged by SKYE関連リンク日本コロムビア アーティストページ DAYS
2022年07月29日先日12月18日に行われた「2018 Jリーグアウォーズ」で見事MVPを受賞された川崎フロンターレのMF・家長昭博選手にお話を伺いました。一般的なイメージと素顔にギャップはある? 女性の好みは?家長選手の魅力満載です!写真・大内香織 文・伊藤順子男女問わず惚れてしまう!川崎フロンターレ・家長昭博選手の素顔とははらりと額にかかる前髪を払う仕草、キリリとした横顔、鋭い視線。試合中だというのに、「色気だだ漏れ」「セクシー」と思わずため息が漏れてしまうほどダンディな雰囲気を醸し出している家長昭博選手。加えて、プレー上でもテクニシャン! 強靭なフィジカルのもと、敵のDFをものともせずに突破するドリブルに、意表をつくパスなど、素人でも「すごすぎる!」と驚嘆してしまうほどの才能の持ち主でもあります。そんな家長選手は、先に述べたようなことから、クールで寡黙という印象をもたれがち。ちょっと話しかけずらい? と思いきやーー。家長選手 僕を知らない人はそう言うんですよ。でも、クラブのみんなは、全然違う印象だと思いますよ。よくしゃべりますし、普通です、普通。お笑いも好きですし、NHKの朝ドラも欠かさず見てます(笑)。冗談だってもちろん言うし、関西人らしくツッコミもけっこうやりますよ。爽やかな笑顔を見せながら、柔らかい物腰でそういってくれた家長選手。張りつめていた空気が一気に緩んだように感じました。高い壁はなかったと確信し、思い切った質問を。ーー以前、猫を飼われていたそうですが、女性も猫のようなタイプがお好きですか?家長選手 そうですね、猫みたいな女性がいいですね。自由でいて、“かまってちゃん” じゃない人が好きです。ーー家長選手にとって女性とは、どのような存在ですか?家長(しばらく考えて)自分にないものを補ってくれる存在、かな。脳というか考え方が違うから、女性の意見を聞くと新しい発見があります。猫のようなというと、小悪魔的なちょっとツンデレタイプのイメージありましたが、家長選手のそれは、依存せずに自立した女性を指すようです。お互いがお互いの時間を大切にする、そんな関係性を求めているのかも。ーーでは、ご自分のことをどう思いますか?家長 物事をマイナスに捉えないですね。例えば思うようなプレーができなかったとしても、落ち込むことはないです。悔しい気持ちは当然あって、それをプラスのエネルギーに変えます。どうせ俺は……とへこんだって仕方ないし、試合はまたすぐやって来るわけだから、考えなくなりました。ーーでも、どうしても自分を責めてしまうこともありますよね。立場は全然違いますが、anan世代は責任ある仕事を任されたけれど失敗してしまったり、結婚や出産にタイムリミットを感じるけれど、思うような恋愛ができなかったりと、自信喪失しやすい危うい年齢でもあるんです。自分を卑屈に感じてしまったら、どうすればよいでしょうか?家長 そうなってしまうのは、大きな目標を持ってしまうから、ではないでしょうか。小さな目標から設定し、成功を積み重ねていく。それを繰り返していけば、自然と大きな自信につながると思います。いきなりハードルを高く設定したところで、苦しいのは自分。まずは、身丈に合うことから始めるということですね。これまでのべ9つのクラブを渡り歩き、最優秀個人賞を受賞するほどの選手となった背景には、こうした努力の蓄積があったのでしょう。試合のときとは違う穏やかな表情には、ひとつの場所に留まらず、常に挑戦しクリアし続けてきた確かな自信が満ち溢れていました。今後もさらに男っぷりが増しそうな家長選手、来季も私たちをメロメロにさせてくださいね♡Information家長昭博1986年6月13日生まれ。京都府長岡京市出身。2017年、大宮アルディージャから川崎フロンターレに加入。抜群のテクニックを駆使してチームのリズムにアクセントをつけ、天才的なセンスで得点シーンに絡むレフティー。フィジカルの強さを生かしてチームに推進力を生み出すだけではなく、守備でもハードワークを続ける献身性の高いプレーヤー。2018年、Jリーグ最優秀選手賞、Jリーグベストイレブンを獲得。川崎フロンターレが出場する2019年最初の試合情報FUJI XEROX SUPER CUP 2019開催日:2019年2月16日(土)キックオフ: 13:35会場:埼玉スタジアム2002対戦チーム:川崎フロンターレ vs 浦和レッズ地上波放送:日本テレビ系全国ネットにて生中継チケット一般販売:2019年1月13日(日)10:00~チケット購入:Jリーグチケット
2018年12月30日皆さんは絵本をどうやって選んでいますか? 子どもが気に入ったから、自分が好きだから、話題になっているから… などいろんな選び方がありますよね。今回ご紹介する絵本作家・荒井良二さんの絵本は、型にはまらない独創的な絵が印象的です。絵本を選ぶとき、強いメッセージ性のある作品を選ぶ人も少なくありませんが、荒井さんの絵本にはそうした「答え」が存在しないように思えます。でも不思議と元気をもらえる、いつまでも忘れられない…。そんな「荒井良二」絵本の魅力をたっぷりご紹介していきましょう!■あさになったので まどをあけますよ作・絵:荒井 良二/出版社:偕成社 「あさになったので まどをあけますよ」 始まる、いつもと同じような朝。窓をあけて、1日の始まり感じる子どもたち。この絵本は2011年の東日本大震災で被災された方々とワークショップに取り組み、東北地方沿岸部の町をたずね歩いた荒井さんがそのときの思いを込め、描きあげたものだそう。「日常」は当たり前に過ぎていくものだけれど、それを繰り返していくことこそが幸せなのだと気付かせてくれます。本を読んだママからは「前向きな気持ちになる」という感想がたくさん寄せられていました。■空の絵本作:長田 弘/絵:荒井 良二/出版社:講談社 「空の絵本」 青い空と白い雲。表紙一面に広がる空の絵が印象的な絵本。そのリズムが耳に心地よく残る、詩人・長田弘さんの美しい文章と、奥へ奥へと引き込まれる荒井さんの絵が見事にマッチ! 刻一刻と変化する自然の美しさが独特の世界観で描かれています。野山に降る雨が強くなり、青や緑が灰色に。空が明るくなると世界はくっきりと輝きだす…。この絵本を読むと、空を改めて観察したくなる、という人も多いのではないでしょうか。読み終わったあとに「どのページがステキだった?」とお子さんと一緒に話してみるのも良いですね。■きょうというひ作・絵:荒井 良二/出版社:BL出版 「きょうというひ」 雪の降る静かな日に少女がひとり、大きなろうそくに火を灯します。「きえないように きえないように」と祈りを込める少女に、さまざまな思いをはせることができる一冊です。シンプルで美しい詩のような言葉と幻想的な世界観に「ささいなことで悩んでいるときに読むと、なぜか安らぐ」「頭のなかのごちゃごちゃしたものがスッときえる」と感想を寄せるママも少なくありません。どちらかというと大人向けという人もいますが、ろうそくがたくさん灯っているシーンがお気に入りというお子さんもいるよう。「タイトルに惹かれた」という意見もありました。■いつか、ずっと昔作:江國 香織/絵:荒井 良二/出版社:アートン 「いつか、ずっと昔」 結婚を間近にひかえた女性に、かつて愛したものたちとの時間がよみがえり、その記憶は前世、そのまた前世にまでさかのぼって…。命の生まれ変わりという壮大で神秘的な世界が広がるなかに、恋することの華やかさや切なさ感じさせる一冊。今回荒井さんがタッグを組んだのは、人気作家の江國香織さん。「いっしょに本を作るのはとても楽しい。同時に恐い!」と言いながらも「江國さんの文章はどんな絵でも壊れない強さがある。だからぼくはぼくらしく振る舞えば良い」と話すように、ページをめくるたびにピースがはまっていくような心地よさを感じます。「溺れるように読んだ」という感想も寄せられていました。■森の絵本作:長田 弘/絵:荒井 良二/出版社:講談社 「森の絵本」 その声は「森へ ゆこう」と言いました。いちばん大事なものがそこにあると。ページをめくると目に飛び込んでくる美しい景色には思い切り息を吸い込みたくなる、すがすがしさがあります。自分にとって大切なものとは何だろう。読み手の心に語りかけてくるような内容は一見「子どもには難しい?」と判断しがちですが「何度も読んでとせがまれる」「静かに聞いている」と、絵本の世界を楽しんでいるお子さんも少なくありません。「10年後、20年後に読んだとき、どんなことを感じるか。長く手元に置いておきたい」「どこがどう良かったか、あえて何も聞かずに読んだあとの余韻を楽しみたい」といった意見も寄せられていました。いかがでしたか? 黄、緑、赤、黒…。独特のタッチで自由奔放に描かれた作品たちは、並べてみるとまるでアート作品のよう。画集のような美しさと、唯一無二のオリジナリティをあわせもつ絵本たちにぜひふれてみてはいかがでしょうか。
2018年03月06日トラウマリスは、編集者/写真家の都築響一ディレクションによる、荒井美波の個展「Trace of Writing」を開催している。開催期間は2月2日まで(月曜休み、ただしイベント等により変更あり)、開場時間は16:00~24:00(日曜は14:00~22:00)。会場は東京都・恵比寿のTRAUMARIS|SPACE。入場無料。同展は、小林多喜二の「蟹工船」や芥川龍之介の「蜘蛛の糸」など、日本近代文学の名作をモチーフに、原稿用紙を模した革張りのキャンバス上で、文豪の原稿の生々しい筆致を針金で"なぞる"シリーズ「行為の軌跡 -活字の裏の世界-」を展示している。活字の裏に隠された書き手の人間性や身体性を、立体によって"臨書"(手本に似せて書くこと)した作品だ。また、筆癖や書き順、本文を書いた後に振られたルビや編集者が書き込んだ校正の跡までも忠実に再現しており、普段見ている文字が、人間がペンや筆といった道具を手に持つことで生まれた「書く」という行為の産物であることをあらためて認識させられる。荒井は、今回の展示作品で2013年の「MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD」で佳作を受賞しており、同アワードの審査員を長年務めている都築響一の目に留まり、今回の個展が開催されることになった。なお、荒井美波は1990年東京都生まれ、武蔵野美術大学 大学院修士課程 視覚伝達デザインコースに在籍中のアーティスト。彼女のTumblrページでは、新作やその制作過程などが公開されている。
2014年01月21日7月26日、民間救急サービスを手掛けるA’ZUMAによる「民間救急(車)サービスについての説明と車両見学会」が開催された。現在、民間救急サービスは、多くの地方自治体で導入されている。東京都では2004年10月より、全国に先駆けて制度を開始。制度導入の背景には、ある「大きな社会的問題」があるという。東京消防庁によると、2010年度の救急車の出場(119番通報を受けて現場に向かう意味の消防業界用語)件数は約70万1,000件、ほぼ45秒に1回のペースである。「救急隊員の方に話を聞いたところ、24時間の勤務時間中、署内に居られたのが19分という日もあったそうです。当然、まともに食事は摂(と)れず、仮眠も不可能ですね」と、同社の代表取締役社長、荒井昭博氏。こうした異常な状況を生み出す大きな要因のひとつが「救急制度利用者のモラル低下」である。東京消防庁の調査では、2010年度の総患者搬送数およそ61万8,000人において、入院などを必要としない「軽症」が55%近くとなる約34万人だった。モラルの低い利用者たちは、人命を脅かす存在にもなる。都内に配備されている救急車には限りがあり、”彼ら”のところに行っている間、その近隣の”本当に救急車が必要な人”は、遠方からの到着を待つ以外ないからだ。さらに、彼らの行為は自治体の財政にも影響を及ぼす。東京都が試算したところ、2002年の救急業務に要した支出は年間約285億5,200万円で、救急車が1回出動するたびに約4万5,000円もの費用がかかっているという。以上のような問題解消の一手段として発足された民間救急だが、具体的な制度はどのようになっているのか。同社の民間救急サービスセンター長、清水栄氏はこう語る。「正式には『民間患者等搬送事業』と呼ばれ、消防庁の指導基準にもとづいて提供される有料サービスです。救命を主眼とした消防救急活動に対し、民間救急は緊急性の少ない方について、入退院や通院、転院ほかさまざまな移動手段を提供しています」こうしてみると、まるで救急車と変わらないように見えるが、その業務内容は大きく異なる。まず、民間救急サービスに使用される車両は緊急自動車ではないため、サイレンや赤色灯が装備できない。そのため、道交法上は一般車両となり、優先走行ができないのだ。また、原則、医療法や医師法に抵触する医療行為を行うことも不可(看護師は定められた範囲で可能)。さらに1時間程度の搬送で1万円程度になることも珍しくない利用料金などもあり、世間一般への普及・認知にはまだ時間がかかりそうだ。こうした状況下ではあるが、「消防庁認定の民間救急、患者搬送サービスとして30年の歴史」を持つ同社は、常にサービスを進化させながら、あらたな展開を模索し続けている。例えば、同社のきめ細やかなサービスのひとつとして荒井社長は「BED to BED」を挙げる。「料金的に安い介護タクシーなどと異なり、患者を搬送するためのストレッチャーや担架を配備しているので、自力で立って歩けない方や、医療機器などを体に装着している状態でも安心してご利用いただけます」また、病院等への搬送だけでなく、治療やリハビリのための温泉地への搬送や、病気・けが等で動けない状態での引っ越し、立って歩けない高齢者を含む家族旅行など、体に不安のある方のあらゆるシーンを考慮した、フレキシブルな対応も見逃せない。「当社のサービスはお客さまのニーズから生まれます。現在3台の車両を保有していますが、利用者の方が落ち着いた気持ちで過ごせるよう、内装を木目調のデザインにしたり、大人数での移動が可能な、マイクロバスを大々的に改造した定員10名の大型搬送車など、いずれも随所に創意工夫を施した1台となっています」利用は基本的に予約制となっており、「3日前であればほぼ大丈夫です」とのこと。また、事前予約の段階で「どういったリスクのある患者か」などの情報から、必要なスタッフ、医療機器、応急処置用具、近隣の病院・消防署の連絡先など最善の事前準備を行うという。こうした対応のおかげで、これまで搬送途中に問題が起きたことはないとのこと。同社の民間救急サービスは、急を要さない病人の搬送や病院間の転院はもちろん、「こんな使い方ってありかな?」というリクエストにも親身に応えてくれるだろう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月27日