「ジョジョの奇妙な冒険」誕生30周年の集大成となる大規模展「荒木飛呂彦原画展JOJO冒険の波紋」が2018年夏、東京・六本木の国立新美術館にて開催されることが決定。国立美術館で開催される漫画家の個展としては、手塚治虫以来28年ぶり2人目となる。■「週刊少年ジャンプ」で1987年から連載スタートした荒木飛呂彦氏の代表作1987年「週刊少年ジャンプ」1・2合併号から連載がスタートした「ジョジョの奇妙な冒険」。本作は読者からの絶大な支持を獲得した荒木飛呂彦氏の代表作で、現在は「ウルトラジャンプ」誌上にて第8部「ジョジョリオン」が連載中だ。「ジョジョの奇妙な冒険」あらすじジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーという2人の少年の出会いから始まるジョースター家の血縁と因縁を描く大河作品。荒木氏の圧倒的かつ精緻な筆致によって描かれた、力強く生きる主人公たちを中心とした数々の魅力的なキャラクター、印象的なポージングや斬新な擬音など、ほかでは見られない革新的なアイデアは多くの人の心を震わせ、愛されてきた作品だ。さらに第1部から第8部まで部ごとに主人公が代替わりしていくという独特の手法も特徴で、2012年以来、第4部までが順次テレビアニメ化。さらに今年は第4部を山崎賢人主演で実写化した話題作『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』が公開された。■「ジョジョ」誕生30周年にして、国立新美術館での大規模原画展が決定そしてこの度「ジョジョ」誕生30周年の集大成として、国立新美術館での大規模原画展が決定。国立の美術館で開催される漫画家の個展としては、手塚氏以来28年ぶり2人目であり、歴史に残る画期的なこととなる。2011年に画業30周年を迎えた荒木氏は、集英社新書で「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」を上梓するなど活躍の場を広げ、25周年を迎えた12年には、7月に仙台、10月に六本木で自身初となる本格的な原画展を開催。13年6月にフィレンツェの「グッチ(GUCCI)」の工房でも原画展を開催した。14年には、「ジョジョリオン」が平成25年度(第17回)文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞。16年12月にシリーズは累計発行部数1億部を突破。17年8月には、仙台で2回目の原画展となる「ジョジョ展in S市杜王町2017」を開催も開催されていた。荒木氏本人の直筆のメッセージ到着!肉筆原画はもちろんのこと、さまざまな技術を駆使した展示による史上最大規模の「ジョジョの奇妙な冒険」の展覧会。荒木氏からも直筆のメッセージが寄せられた。「荒木飛呂彦原画展JOJO冒険の波紋」は2018年夏、国立新美術館・企画展示室2Eにて開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 2017年8月4日より全国にて公開(C) 2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会 (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2017年12月15日ブルガリ(BVLGARI)が、展覧会「ブルガリセルペンティフォーム アート ジュエリー デザイン」を六本木ヒルズにて開催。会期は、2017年11月25日(土)から12月25日(月)まで。ブルガリを象徴する蛇のモチーフ「セルペンティ」。誘惑・再生・変容のシンボルである蛇は、何世紀にもわたって神話や伝説に登場し、人々を不思議な力で魅了してきた。ブルガリは、そんな魅惑的な魔力を持つ蛇を美しいゴールドや宝石で表現。数々のブレスレットやウォッチを生み出している。本展では、ブルガリを語るには切り離せない「セルペンティ」に焦点を当てる。世界中の蛇にまつわるジュエリー、デザインやアート作品を展示。その”刺激的”な展示内容を通し、いかに蛇が現代のアート、 デザインや写真において、多くの作家たちにインスピレーションを与えてきたかを紐解いてゆく。まずは、写真の展示で幕をあける。 ヘルムート・ニュートンやロバート・メイプルソープ、さらに操上和美による蛇を捉えた作品が、天井や壁にまで巧みに飾られ、独創的なオーラが空間を満たしてゆく。さらに、コンテンポラリーアートのセクションでは、ニキ・ド・サンファルやキース・へリングによる遊び心ある作品と、天明屋尚の反逆児のような鋭さを持つ日本画を並置。この大胆な展示構成で、東西間の刺激的な対話を紡ぎ出してゆく。また、ブルガリともコラボレーションを果たした「ジョジョの奇妙な冒険」の作者・荒木飛呂彦による作品も注目だ。もちろんブルガリの美しいジュエリーたちも見ることができる。展示では、トゥボガス技法による初期の様式的な作品から、ゴールドのうろこやマルチカラーのエナメルを施したより写実的な作品まで幅広く紹介。豪華な作品を通して、「セルペンティ」がいかに進化を遂げてきたかに迫る。また開催中、展覧会会場内にブルガリのカフェも特別に登場。 ドリンクと共に特別フレーバーのチョコレートなどを楽しめる。【詳細】「ブルガリセルペンティフォーム アート ジュエリー デザイン」会期:2017年11月25日(土)〜12月25日(月)会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー住所:東京都港区六本木6-10-1展望台入場料: 一般 1,800円 / 高校・大学生 1,200円 / 4歳~中学生 600円 / シニア(65歳以上) 1,500円開館時間:10:00〜23:00 (最終入館22:30) ※金・土・休前日は25:00(最終入館24:00)まで【問い合わせ先】 六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー TEL:03-6406-6652 (10:00~20:00)
2017年11月17日同名のテレビアニメを原作にした舞台『ACCA13区監察課』が、11月3日(金・祝)に開幕する。その稽古場にて主演の荒木宏文と丘山晴己に話を聞いた。舞台『ACCA13区監察課』チケット情報本作は、13区に分かれた王国にある統一組織・ACCA(アッカ)を舞台に描かれる、男たちの“粋”様(いきざま)の物語。各自治区に不正がないか視察する監察課副課長で「もらいタバコのジーン」の異名を持つ食えない男ジーン・オータスを荒木が、ジーンの友人で物語のカギを握る男ニーノを丘山が演じる。脚本・演出は石井幸一。始まったばかりの稽古の感想を「パフォーマンスはまだ20%にも満たない段階ですが、もう感動できるものになっています。すごい人たちと一緒につくってるんだなというのを感じますね」と荒木。本作では2.5次元作品では珍しい、今村ねずみや鈴木省吾、平川和宏、鷲尾昇、伊藤明賢らベテランが多く出演しており、「懐の深さと安心感と緊張感のバランスがすごくて!稽古していて『こういう人たちと(芝居で)会話ができるのは、こんなにも面白いことなんだ』って感じるんですよ」。オノ・ナツメの人気漫画を原作とし、今年1月にはアニメ化も好評だった本作。その舞台化を丘山は「男たちの絆や騙し合い、視線や罠…そういうものが目の前で起きている、しかも劇場という狭い空間で。そのエネルギーを感じてほしいです。また新しいACCAに出会えると思います」と語る。淡々と静かな雰囲気が魅力の作品。中でもジーンは感情を表に出さない役柄だが、舞台での表現は難しくないか尋ねると、荒木は「僕は、動かなくても成立する、その人がただ立っているだけでお客さんに伝わってしまう、というような表現ができないと、(芝居として)できることが限られてしまうんじゃないかと思うんです。だからその技術を身につけなきゃと常々思っていて。もちろん石井さんの演出と合えばですが、そこもチャレンジしたいです」。丘山は役を演じるのとはまた違う役割を担っているといい「この舞台では、ジーンが13区をまわっていく“ロードムービー”のレンズを覗いているのがニーノで、同時にそれを見せていくのもニーノなんですよ。高度なことですが、だからこそやりがいがあるし、お客様に楽しんでもらえるようにがんばりたいです」。親友役だが「舞台上では遠いよね」と話すふたり。「余計なことを喋らず、もっと違うところで繋がってる感じがふたりらしいなって思います。このふたりが15年以上一緒にいられるのはこういうことなんだろうなというような距離感を舞台上でこう見せるんだ、というところも楽しんでほしいです」(荒木)。公演は11月3日(金・祝)から12日(日)まで東京・品川プリンスホテル クラブeXにて。取材・文:中川實穂
2017年10月31日ブルガリ(BVLGARI)から、2017年8月に実写映画化され、更に注目を集める日本の漫画家・荒木飛呂彦の人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」との日本限定カプセルコレクションが登場。2017年11月1日(水)から伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージにて先行発売され、11月10日(金)よりブルガリショップにて展開がスタートする。コレクションではバッグからバンダナやシェリーなどのアクセサリーまで、全10点のアイテムをラインナップ。その中でメインモチーフとして使用されたのが、荒木の代表作『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するキャラクター「キラークイーン」だ。「ブルガリ・ブルガリ アルバ バッグ」と「トートバッグ」では「キラークイーン」の顔をボディの中央にデザイン。「キラークイーン」の魅惑的な姿をテーマにデザインされたこれらのバッグは、インパクトを残しつつ、落ち着いた色使いと高級感のあるレザーによって上品な印象に仕上げられた。ブルガリ銀座タワー店限定のデニムカラーを含む4色のカラーパレットからなるカーフレザーのジップウォレットは、激しい戦闘シーンを彷彿とさせるグラフィックデザイン。ラインナップされるアイテムの中で唯一「キラークイーン」の全身が描かれたこのジップウォレットでは、まるで『ジョジョの奇妙な冒険』のページをめくっているような感覚を味わえる。また、シルクバンダナでは、荒木作品の定番「スタンド」(キャラクターが持つ特殊な能力)をモチーフに、『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラクターが集合。スペシャルなデザインの中に、『ジョジョの奇妙な冒険』の魅力とブルガリの贅沢なスタイルが詰まったアイテムに仕上がっている。【詳細】ブルガリ×荒木飛呂彦 日本限定カプセルコレクション発売日:2017年11月10日(金)※先行発売 2017年11月1日(水)~11月7日(火) 伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージ展開店舗:ブルガリショップ展開アイテム:・「ブルガリ・ブルガリ アルバ バッグ」ミディアム 250,000円+税・「ブルガリ・ブルガリ アルバ バッグ」スモール 230,000円+税・トートバッグ 180,000円+税・シルクバンダナ 30,000円+税・シルクシェリー 25,000円+税・ジップウォレット(デニム、グレー、ホワイトアゲート、リネンアゲート) 75,000円+税・キーチャーム 45,000円+税※ジップウォレットのデニムカラーはブルガリ銀座タワー限定【問い合わせ先】ブルガリ/ブルガリ ジャパンTEL:03-6362-0100
2017年10月13日ブルガリ(BVLGARI)から、漫画家・荒木飛呂彦が特別にデザインした日本限定のカプセルコレクションが発売される。荒木の大ヒット作品『ジョジョの奇妙な冒険』から第4部に登場するキャラクター吉良吉影のスタンド「キラークイーン」をモチーフに選び、バッグ、財布、バンダナ、キーチャームなど全10アイテムが登場。11月1日から7日の期間、伊勢丹新 宿店本館1階=ザ・ステージにて先行発売された後、11月10日よりブルガリショップにて発売される。ラインアップは、「ブルガリ・ブルガリ アルバ バッグ」(ミディアム 25万円/スモール 23万円)、「トートバッグ」(28万円)をはじめ、戦闘シーンそ彷彿とさせる「ジップウォレット」(各7万5,000円)、イエローのファーがついた「キーチャーム」(4万5,000円)、荒木による12のキャラクターモチーフが集合するシルクの「バンダナ」(3万円)、シルクツイルの「シェリー」(2万5,000円)など。また、ブルガリ 銀座タワー限定として、「ジップウォレット デニム」(7万5,000円)も登場する。同コレクションについて、荒木は「今回、日常で身につけるアルババッグやウォレット、バンダナ、シェリーなどのアイテムに、私が描いてきた『スタンド』の中でも最強の力を持つものの一つ、『キラークイーン』でデザイン致しました。健康と安全、そして時には愛や仕事のために闘わなくてはいけない時に、それを持つ者を守護するアイテムとして持っていただければ本当に嬉しいです」とコメントを寄せている。
2017年10月12日俳優の水石亜飛夢が、山田涼介主演の映画『鋼の錬金術師』(12月1日公開)でアルフォンスの声を務めていることが3日、わかった。原作は、2001年から2010年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載されたシリーズ累計7,000万部突破の人気漫画。亡き母を生き返らせようと、禁忌を犯した挑んだ"人体錬成"に失敗し、左脚と右腕を失った兄エドワード・エルリック(山田)と、身体全部を持って行かれ鎧に魂を定着させた弟アルフォンス・エルリックの物語を描く。水石はミュージカル『テニスの王子様2nd season』(12~15)、『星の王子様』(15)などで活躍し、TVドラマ『牙狼<GARO> ~魔戒ノ花~』(14)、『ロンリのちから』(15)にもメインキャストで出演している。今回は、山田演じるエドの弟・アルの声に抜擢された。鎧の身体であるアルはフルCGで制作され、撮影現場ではモーションキャプチャーで演じられることになる。水石は100名を超えるアル役のオーディションで、ダントツの存在感を示したという。水石と山田が演じた兄弟喧嘩のシーンのあまりの完成度の高さに、そのままアルの声を担当することが決定した。曽利文彦監督は「撮影前はCGアルの声優は水石くんではなく、別の方をイメージしていました」と明かす。撮影が進むにつれ「彼のスタンドインとしての演技があまりに素晴らしく、特に兄弟喧嘩のシーンを撮影したとき、山田くんと水石くんの絶妙なコンビネーションを見て、アルの声優は水石くんで行こうと決めました」と経緯を説明。曽利監督は、「今回の大抜擢は、水石くんが実力で勝ち取ったものです。アニメ版アルの声優の釘宮(理恵)さんが実写映画をご覧になり、映画はもちろん、水石アルを大絶賛してくださったので、水石くんと一緒に飛び上がるほど喜び、私たちの判断が間違っていなかったことを確信しました」と喜びを表した。水石と撮影をともにしていた山田と本田翼は、大抜擢を知らされて大喜び。原作者の荒川も「エドとアルの2人の兄弟がそこにいました。胸を打つ素晴らしい演技でした」と絶賛する。「撮影中はアルの代役という立場でありながら、山田さんとの掛け合いがとても素晴らしいかったことから起用に繋がった。まさにアメリカンドリームのようなストーリーです。青年に成長したアルは、きっとこんな声になるんだろうなって思います」想像を巡らせた。
2017年10月03日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、『荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-』。東京・恵比寿の東京都写真美術館内にあるミュージアム・ショップ、NADiff BAITEN(東京都目黒区三田1-13-3恵比寿ガーデンプレイス内 東京都写真美術館2F)によるご紹介です。■『荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-』「陽子によって写真家になった」(本書「ごあいさつ」より抜粋)1960年代から活動を始め、国内外での評価も高い写真家・荒木経惟(のぶよし)。これまでに多岐にわたるテーマや手法で500冊を超える写真集を上梓している。本書はその中でも妻・陽子をテーマにした作品群で構成された、東京都写真美術館にて開催中の『総合開館20周年記念 荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-』の展覧会図録である。“私写真宣言”で有名となった、陽子との新婚旅行の様子を撮影した「センチメンタルな旅」、陽子の手料理をクローズアップで撮影した淫靡さ漂う「食事」、陽子の死後撮影した空にペインティングを施した「空景」「遺作 空2」など、表現方法は異なれど、どの写真からも荒木と陽子の関係性、そして荒木の深い愛情を感じることができる。荒木にとって陽子は最愛の妻であり、重要な被写体でもあった。そして死後もなお、荒木の写真に多大な影響を与え続けている。さらに本書では「一枚の写真」という題で、森山大道、石内都、古屋誠一、吉増剛造や生前の荒木陽子(!)など、豪華な面々が荒木の写真を1枚選び、その写真についての文章が掲載されている。写真のセレクトもさながら、各々の荒木(と陽子)に対する思いが感じられる文章は必読。荒木の作品に存在する「生と死」について、そして陽子という存在を通して浮かび上がる撮影者と被写体の関係性、また私写真の在り方を展覧会と合わせてぜひご覧いただきたい。【書籍情報】『荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-』写真:荒木経惟版元:HeHe言語:日本語ハードカバー/288ページ/B5判ヨコ発売:2017年7月25日■NADiffオフィシャルサイト『荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-』購入ページ【展覧会情報】「総合開館20周年記念 荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-」会期:7月25日~9月24日会場:東京都写真美術館2階 展示室住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内時間:10:00~18:00(木・金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜(祝日の場合は翌火曜)観覧料:一般900円(720円)、学生800円(640円)、中高生・65歳以上700円(560円)※()内は20名以上の団体料金URL:
2017年09月21日写真家・荒木経惟による連載「女優礼讃」の総集編が、2017年8月20日(日)発売の『SWITCH 9月号』にて特別掲載される。「女優礼讃」は、アラーキーこと荒木経惟が2015年よりエンポリオ アルマーニを纏った女優たちを撮り下ろしてきた連載企画。約2年半、総勢22名の女優たちが美しく妖艶な姿を披露してきた。そのスタジオシューティングの全てが一冊に完全収録され、その軌跡をたどる。ベテラン女優から若手女優まで、それぞれの個性輝く美の競演は必見だ。【詳細】『SWITCH 2017年9月号』特集:現代俳優考発売日:2017年8月20日(日)価格:1,000円+税「女優礼讃」LOOK BACK 2015-2017安藤サクラ/真木よう子/門脇麦/橋本愛/夏木マリ/柴咲コウ/小松菜奈/夏帆/水野美紀/有村架純/中条あやみ/仲里依紗/吉田羊/平手友梨奈/蒼井優/吉高由里子/相楽樹/草刈民代/板谷由夏/夏川結衣/芳根京子/宮沢りえ(掲載順)
2017年08月25日俳優の山崎賢人が11日、映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』公開を記念し、仙台に登場。同作の原作者・荒木飛呂彦とともに、「荒木飛呂彦原画展ジョジョ展 in S市杜王町 2017」を内覧した。同作は荒木飛呂彦原作、1987年に連載を開始した人気コミックで、現在はPart8(第8部)を集英社「ウルトラジャンプ」(集英社)で展開している。今回実写化されるのはPart4(第4部)「ダイヤモンドは砕けない」で、山崎賢人演じる主人公・東方仗助が杜王町に潜むスタンド使いと戦いを繰り広げる。せんだいメディアテークにて12日から9月10日まで開催される原画展では、200枚以上のカラー原画と180枚以上の作品本編の原画を常時展示する。山崎と荒木は開催前日に一緒に会場を回り、ジョジョにまつわるトークを繰り広げた。興奮する山崎に、荒木は「今日は東方仗助役の山﨑さんに来て頂いて、本当に嬉しいです。カッコいいですよね、最近は逆に山﨑さんをみて絵を描いています」と明かした。荒木はカラー原画について「組み合わせたときに色のパワーが出てくると信じて塗らせて頂いています。適当に塗っていません。ちゃんと考えています」と説明。山﨑が「仗助も紫になっていたり青になっていたりしますよね」と質問すると、荒木は「絵画的な部分があるので何色と決まっていないんです」とこだわりを語る。また荒木が仗助のポージングを山崎に指導しながら、絵の前で一緒にポーズをとる一幕も。仗助の髪型に話題が及ぶと、「ミッキーマウスは真っ黒にしてもシルエットでわかりますが、仗助の髪形も真っ黒にしても分かるようにリーゼントにしました。(髪形の)とんがっていたのはバットマンを意識していました」と、贅沢な”生解説”を行った。31巻の表紙がお気に入りだという山崎は、「仗助の横顔から伝わってくる力強さやリーゼントのシルエットが好きです。4部の第1話で最初に叩かれたシーンを見てキレないんだと思い、すごく印象に残っています。本当に強い男はキレない。優しさというか、そういうものを感じます」と印象を語る。荒木も「僕も描いていて好きです。横顔だけど光が当たるところに苦労している。あとは品の良さ。窓ガラスのところで何かが起こっているんです」と、説明した。荒木改めて「仙台のジョジョ展にいらして頂き誠に光栄です。こんな記念すべきことはない」と山崎に感謝し、山崎も「30周年という記念すべき時に呼んで頂き、映画では仗助をやらせていただき光栄です」と感動した様子。荒木は「普通でいても仗助です!」と山崎について絶賛した。○山崎賢人コメント生みの親である荒木先生と一緒にまわることができて、こんなに幸せな時間はなかったです。これからじっくり見たいなと思っています。先生の貴重な時間を杜王町のモデルとなった仙台でご一緒できて嬉しかったです。印象に残ったのは、原画って生でみると色の鮮やかさや深さが違うなと思うので、荒木先生の書いた絵の色だったり、ポージングを見ることができて興奮しています。この原画展は、皆さん1つ1つ楽しめるので是非来てください。そして映画も一緒に盛り上がっていければいいと思います。(C)2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2017年08月12日シリーズ累計発行部数1億部を超える荒木飛呂彦の人気コミックを、生誕から30年のアニバーサリーイヤーに実写映画化した『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』の公開記念舞台挨拶が8月5日(土)、都内で行われた。舞台挨拶には山崎賢人(東方仗助役)、神木隆之介(広瀬康一役)、小松菜奈(山岸由花子役)、岡田将生(虹村形兆役)、新田真剣佑(虹村億泰役)、山田孝之(片桐安十郎役)、伊勢谷友介(空条承太郎役)、三池崇史監督が勢ぞろい。リーゼントをあしらった特注の“JOJO”ケーキを囲んで、映画の門出を祝していた。主演の大役を果たした山崎さんは、「自分にとって大きな作品。早いようで、早かったですね」と公開を迎えた心境をコメント。「たくさんの皆さんに支えていただき、うれしく思っています。連載30周年でもありますし、映画とともに盛り上がってもらえれば」とアピールした。『テラフォーマーズ』『無限の住人』で知られる三池監督は、「ご覧になった通り、まだ終わりきっていない。皆さんに望んでもらえれば、このすばらしいチームでドンドン進んでいきたい」と続編製作やシリーズ化に期待を寄せていた。神木さんは「プレッシャーや不安もあったので、(公開を迎えて)荷が下りた」と安どの表情。極寒のスペインロケをふり返り「小松さんとのシーンは、めっちゃ寒かった」と語ったが、“寒かった”のニュアンスがうまく客席に伝わっていないことを察し「いや、気候がね」と思わず苦笑いを浮かべた。小松さんが「私や神木さんがお湯で温まっているのに、山崎さんは現場でハトを追いかけていて、不思議な人だなと思った」と明かすと、当の山崎さんは「覚えていない…」と当惑していた。また、伊勢谷さんが「そういえば、急に名字がついたよね!」と新田さんにツッコミを入れると、新田さんは「(実父の名字である)千葉でも良かったんですけど…、うちの社長につけてもらいました」と説明していた。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 2017年8月4日より全国にて公開(C) 2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会 (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2017年08月05日俳優の山崎賢人が7月26日(水)、都内で行われた『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』のジャパンプレミアに出席した。イベントでは原作者の荒木飛呂彦氏から届いたビデオメッセージが上映され、「完成度が高く、皆さんの想像を超えてきている。山崎賢人さんの存在感が作品を引っ張ってくれました」と太鼓判。これには山崎さんも「死ぬ気でやったので、うれしいっすね。何より先生が喜んでくれているのが、うれしい」と感激していた。さらに「僕にとってはかなり大きな作品で、いろんなものが変わった。すごく愛があります」と強い思い入れ。ジャパンプレミアに先立ち、スイスの映画祭での上映に立ち合い「拍手やリアクションもあり、作品を楽しんでくれている姿が印象的でした」とふり返った。ジャパンプレミアには主人公・東方仗助を演じる山崎さんをはじめ、神木隆之介(広瀬康一役)、小松菜奈(山岸由花子役)、岡田将生(虹村形兆役)、新田真剣佑(虹村億泰役)、山田孝之(片桐安十郎役)、伊勢谷友介(空条承太郎役)、三池崇史監督が出席した。三池監督は「映像的ににぎやかな作品であると同時に、がっつり人間が成長するドラマで、親子の関係性を描いた物語にもなっている」とアピール。「この映画、大丈夫かなと思う方もいると思いますが、大丈夫です!役者の中の役者がそろっている」と胸を張った。シリーズ累計発行部数1億部を超える荒木飛呂彦の人気コミックを、生誕から30年のアニバーサリーイヤーに実写映画化。不審な変死事件が多発する街を舞台に、「スタンド」と呼ばれる特殊能力の持ち主たちが、人知を超えたバトルを繰り広げる。すでにスイス、カナダで開催の国際映画祭で上映されているが、日本国内でのお披露目はこの日が初めてとなった。写真撮影のタイミングには、触れるだけで他人のケガや壊れたものを癒す東方仗助のスタンド「クレイジー・ダイヤモンド」の巨大氷彫刻が登場。日本の氷彫刻第一人者・小阪芳史さんが今回のプレミアのためだけに特別に製作したもので、会場を涼しげな雰囲気に包んでいた。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は8月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 2017年8月4日より全国にて公開(C) 2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会 (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2017年07月26日写真家・荒木経惟の写真展「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-」が東京都写真美術館で開催。会期は2017年7月25日(火)から9月24日(日)まで。荒木経惟は1960年代から活動を続け、国内外で高い評価を得ている写真家だ。アラーキーという愛称で親しまれる彼の特徴は、作品においてのテーマや手法が多岐に渡るということ。これまで500冊近い写真集を出版し、2017年の夏には本展の他にも、「荒木経惟 写狂老人A」と「荒木経惟 花幽園」の2つの展覧会を同時に開催。その制作意欲は現在もなお尽きることがない。今回の写真展では、荒木自ら彼の写真家の原点であると語る、自身の妻「陽子」がテーマ。膨大な作品群の中から、陽子が被写体のものや、その存在を色濃く感じさせるものを中心に、1000点超の作品の展示を予定している。写真展のタイトル「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-」は1971年に出版された荒木の私家版の写真集から、現在へと続いている荒木自身の私写真と写真人生を表したもの。その歴史を辿ることが出来る作品展示と共に、ゲストによるトークベントも開催される。【詳細】「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-」会期:2017年7月25日(火)~9月24日(日)会場:東京都写真美術館住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内時間:10時~18時(木・金曜は20時まで)※7月20日(木)~8月25日(金)の木・金曜は21時まで開館※入館は閉館時間の30分前まで料金:一般900円/学生800円/中高生・65歳以上700円(※第3水曜日は65歳以上無料)※小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害者手帳提示者とその介護者は無料
2017年07月09日シリーズ累計発行部数1億部を超える荒木飛呂彦の人気コミックを原作に、主人公“ジョジョ”こと東方仗助役を山崎賢人が演じる『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。先日、特殊能力“スタンド”が明かされる予告編が公開されたが、この度、新たなスタンド映像とともに、仗助の前に立ちはだかる敵たちの姿が収められた第3弾予告編が到着した。<スタンド>と呼ばれる特殊能力を持つ高校生・仗助(山崎賢人)。彼の住む杜王町では、最近、変死事件が続発していた。仗助は偶然、同じくスタンド使いであり、一連の事件に関わる凶悪犯アンジェロの犯行を邪魔してしまったことから、次の標的にされてしまう。家族と町を守るため、アンジェロと戦うことを決意した仗助。彼のスタンドは、触れるだけで他人のケガや壊れたものをなおすことができる「クレイジー・ダイヤモンド」。そんな最も優しい力を持つ仗助は、彼に危険を知らせに来た承太郎と共に、最凶の力を使うアンジェロに立ち向かう。果たして、仗助と町の運命は――?本作は、生誕から30年を迎える人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」を原作に、原作コミックの中でも高い人気を誇る第4部「ダイヤモンドは砕けない」を実写化。キャストには仗助役の山崎さんのほか、仗助の同級生・広瀬康一役の神木隆之介、同じく同級生の山岸由花子役の小松菜奈、仗助と対立する虹村形兆役を岡田将生。そのほか新田真剣佑、観月ありさ、國村隼、山田孝之、伊勢谷友介と、若手俳優から実力派ベテラン俳優まで豪華俳優陣が顔を揃えている。そんな本作で、物語に欠かせない存在である特殊能力スタンド。主人公である仗助のスタンドは、触れるだけで他人のケガや壊れたものをなおすことができる“最も優しいスタンド”「クレイジー・ダイヤモンド」。到着した予告編では、新たにその能力の一端、“破壊されたものを修復するシーン”が解禁。また、仗助が住む杜王町で次々と起こる奇妙な事件の裏では、アンジェロだけでなく、スタンド使いを生み出す不思議な弓矢を持っている、岡田さん演じる虹村形兆、新田さん演じる形兆の弟・虹村億泰といった凶悪なスタンド使いが手を引いていることが明らかに。「運命に逆らうつもりはない」と神妙に語る形兆と、億泰が流す涙の訳とは…?さらに、形兆のスタンド「バッド・カンパニー」のシーンも登場。この「バッド・カンパニー」に描かれている迷彩柄は、原作者・荒木氏が本作のために描きおろしたビジュアルとなっている。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は8月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 2017年8月4日より全国にて公開(C) 2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会 (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2017年07月08日生誕から30年を迎え、シリーズ累計発行部数1億部を超える人気コミックを実写映画化する『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。この度、本作の前売特典が、原作者・荒木飛呂彦が本作のために描き下ろしたビジュアルのクリアファイルに決定した。美しい海沿いの町、杜王町。平和に見えるこの町で、変死事件など次々と奇妙な出来事が起き始めた――。この町に住む高校生・東方仗助(山崎賢人)。見た目は不良だが、心根の優しい性格の持ち主。彼はスタンドと呼ばれる特殊能力を持っており、仗助のスタンドは触れるだけで他人のケガや壊れたものを直すことができる。一連の事件が別のスタンドを使う者たちの仕業だと知った仗助は、愛する街を守るために立ち上がる!主人公“ジョジョ”こと東方仗助役の山崎賢人をはじめ、若手俳優からベテラン俳優陣が豪華共演することで、ファンならずとも日本中から熱視線が注がれる本作。仗助の同級生・広瀬康一役の神木隆之介、同じく同級生の山岸由花子役の小松菜奈、仗助と対立する虹村形兆役を岡田将生、形兆の弟・虹村億泰役を新田真剣佑、仗助の母親・東方朋子役に観月ありさ、仗助の祖父・東方良平役に國村隼、町の平和をおびやかす殺人犯“アンジェロ”こと片桐安十郎役を山田孝之、仗助を導く空条承太郎役を伊勢谷友介がそれぞれ演じる。そしてこの度、オリジナル特典付き前売券の発売が6月10日(土)より開始。特典の内容が、本作オリジナルのクリアファイルセットに決定し、原作者・荒木先生が本作のために描き下した迷彩柄版と、仗助や康一をはじめとする本作に登場するキャラクター版の2枚組であることが発表。全国合計30,000名の数量限定だ。また前売券発売と同日6月10日(土)からは劇場内に“ジョジョの奇妙なスタンディ”も登場。(※一部劇場を除く)このスタンディで写真を撮り、ハッシュタグをつけて投稿するとスペシャル・アイテムが当たる企画も同時開催される。豪華キャストとカンヌ国際映画祭など国内外で高い評価を受ける三池監督が、未だかつてない迫力と新感覚映像表現で世界へ挑む本作。さらなる続報にも期待が高まる。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は8月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 2017年8月4日より全国にて公開(C) 2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会 (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2017年06月05日東京・銀座にあるシャネル・ネクサス・ホールで、6月22日から7月23日まで写真展「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」を開催する。日本を代表する写真家として第一線で活躍する荒木経惟。妖艶な魅力を放つ花々や緊縛ヌード、愛してやまない東京の街、亡き妻を思い見上げ続けた空景、苦楽をともにした飼い猫チロといった、様々な対象を被写体に独自の死生観を鮮烈に描き出し、海外でも熱狂的な支持を集めている。同展では、2016年にパリにあるフランス国立ギメ東洋美術館で開催した大規模個展「ARAKI」において、荒木の50年間の作家活動を振り返るレトロスぺクティブとともに発表した撮り下ろしの新作「東京墓情」を日本で初公開する。同美術館所蔵の写真コレクションより、荒木がセレクトした幕末・明治期の写真作品も併せて出展。加えて、同展のために撮り下ろした新作も発表し、大病を経験した荒木が抱く、濃密な“死”への意識が垣間見れる写真展となっている。【イベント情報】「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」会期:6月22日~7月23日会場:シャネル・ネクサス・ホール住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階時間:12:00~20:00入場無料会期中無休
2017年05月23日シャネル(CHANEL)は、「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」展をシャネル銀座ビルディング内シャネル・ネクサス・ホールにて開催する。期間は、2017年6月22日(木)から7月23日(日)まで。2017年度第3弾プログラムとなった今回は、世界で活躍する日本人写真家・荒木経惟の写真展を開催。東洋美術専門の美術館としてヨーロッパ最大規模を誇る、フランス国立ギメ東洋美術館にて行われた、大規模個展「ARAKI」にて発表された、新作「東京墓情」を日本初公開する。「東京墓情」は、大規模個展「ARAKI」の中で撮り下ろしの新作として発表されたシリーズ。大病を経験し、そこから得た濃密な“死”への意識。その葛藤を抱きながらも自身の写真家人生を振り返った本作は、今の荒木経惟そのものを映し出す。また、「東京墓情」に加え、荒木がギメ東洋美術館所蔵の写真コレクションよりセレクトした、幕末・明治期の写真作品を併せて紹介。妖艶な魅力を放つ花々や緊縛ヌード、東京の街、亡き妻を思い見上げつづけた空景、苦楽をともにしてきた飼い猫チロなど、さまざまな対象を被写体に、独自の死生観を鮮烈に描き出してきた、写真家ならではの世界観が楽しめるはずだ。【イベント詳細】東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館開催期間:2017年6月22日(木)~7月23日(日)時間:12:00~20:00 ※入場無料・無休会場:シャネル・ネクサス・ホール住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
2017年05月05日2012年以来、5年ぶりに開催されることが発表され、ファンの間で期待が高まる「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S市杜王町 2017」の制作発表会見が4月24日(月)に都内で開催された。1987年の「ジョジョの奇妙な冒険」連載開始から今年は30周年目。荒木さんの故郷であり、第4部および現在「ウルトラジャンプ」にて連載中の第8部「ジョジョリオン」の舞台である杜王町のモデルである仙台市のせんだいメディアテークにて、8月12日(土)から9月10日(日)までの日程で、原画展は開催される。この日の会見には、実行委員会会長を務める、仙台市の伊藤敬幹副市長、集英社の井藤涼「ウルトラジャンプ」編集長らが出席。現時点での概要が明らかにされた。5年前と同様に、第1部から第8部までの原画が展示されるが、中心となるのは杜王朝が舞台である第4部と第8部であり、カラー原画のみならず、実際の漫画本編のモノクロ原稿を多数展示する予定だという。会期中、8月24日(木)は休館日となるが、この日のうちに展示の入れ替えが行われ、翌25日(金)からは新たな原画が展示されることになる。前回の2012年の際は、国内では仙台と東京で開催されたが、今回は仙台のみでの開催となる。会期中は「ジョジョフェス in S市杜王町」と銘打って市内でイベントが開催されるが、特に8月13日(日)には「Bizarre Summer 2017」が東京エレクトロンホール宮城にて開催!アニメ版「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」で東方仗助の声を演じている声優の小野友樹の参加も発表された。また、前回は仙台市とのコラボレーションにより、仙台市のバス・地下鉄で利用できるプリペイドカードであるスキップカード限定2,500枚が「ジョジョ」仕様で発売されるも、発売開始わずか10分で完売するという事態に…。今回は、同じく仙台市とのコラボで、市内交通機関で使用可能なIC乗車券「icsca」を発売。前回の反響を受けて、今回は4倍の1万枚の発行が予定されている。原画展開催の約1週間前の8月4日(金)には、実写版映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第1章』も公開。30年目の節目の夏が、ジョジョで染まることになる。荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S市杜王町 2017は8月12日(土)から9月10日(日)まで仙台メディアテークにて開催。チケットは5月7日(日)より先行発売開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 2017年8月4日より全国にて公開(C) 2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会 (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2017年04月24日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、荒木経惟の『さっちん オリジナル版』。愛知・名古屋の支店・ナディッフ愛知(愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター地下2階)によるご紹介です。■『さっちん オリジナル版』荒木経惟アラーキーこと写真家の荒木経惟が1964年に第1回太陽賞を受賞し、デビュー作として知られる「さっちん」。千葉大工学部に在学中の荒木が、三河島の廃墟化した鉄筋コンクリートのアパートで遊ぶ子どもたち(さっちんはその中のガキ大将)を1962年~1963年に撮影したシリーズ。当時、受賞作を雑誌に載せるためネガの受け渡しをしたまま紛失してしまったことで、写真集として世に出回ることが無かったが、50年以上の時を経た今、スキャンと印刷技術の進歩によって古い雑誌から起こされ、改めて写真集という形を取るに至ったのが本書である。「さっちん」関連の書籍では、1994年に新潮社から刊行された、受賞作ではないアウトテイクで構成した写真集『さっちん』、1996年~1997年に平凡社から刊行された荒木経惟写真全集(全20巻)のカバーの端を切り取り応募した者だけが手にすることができた完結記念限定版写真集『さっちんとマー坊』、2014年に開催された大型個展「荒木経惟 往生写集」のカタログへの一部掲載等が存在するが、本書に掲載の太陽賞受賞作を目にするには、これまでは当時の雑誌まで遡らなくてはいけなかった。団地を駆け回る子供たちの、画面に収まり切らないエネルギーを活写した荒木経惟の原点。雑誌での発表時に荒木によって書かれた文字が添えられ、絵本の様な仕上がりとなって今甦る。【書籍情報】『さっちん オリジナル版』著者:荒木経惟発行元:河出書房新社言語:日本語ハードカバー/32ページ/220×210mm発売:2017年2月28日価格:1,600円
2017年03月09日荒木経惟の展覧会「写狂老人A」が、東京・初台の東京オペラシティ アートギャラリーで開催される。会期は、2017年7月8日(土)から9月3日(日)まで。アラーキーの愛称で親しまれ、齢70を超えた今も精力的に活動を続ける写真家、荒木経惟。彼の持つ、被写体や手法の多彩さは、世界的な評価を受けているが、それでもなお探究心はとどまるところを知らない。本展では、彼の人生とも言える写真を、“生の記録”として表現。近年の重要なテーマである、生と死が鮮明に描かれた最新作を披露する。新作だけで1000点をこえる膨大な量の作品を展示。その壮大な規模で、荒木経惟の現在をビビッドに伝え、多様な活動の「核心」に迫る。様々な体型、年齢の”人妻たちのヌード”を捉えたシリーズ「大光画」も公開。巨大な作品群からは、不思議と性的なものを感じさせない。「性」よりはむしろ「生」を謳歌するような彼女たちの生命力や個性が浮き彫りになってくる作品だ。「花百景」は、咲き誇り、枯れてゆく花を捉えたモノクロームプリントのシリーズ。余分なものを一切画面から排し、純粋に花びらや茎の形、質感を追求した花々は、もはや普段何気なく見つめていた花と同じものには見えない。モノクロームの繊細さ、表現力の豊かさに驚かされることだろう。また、本展に展示される新作にはすべて印画紙プリントを採用した。フィルムカメラ独特の質感は、単なる「イメージ」の域を越え、写真そのものの重みや存在感で空間を圧倒する。鬼才・荒木の作品の迫力を存分に感じられる展覧会だ。【概要】荒木経惟 写狂老人A会期:2017年7月8日(土)〜9月3日(日)会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2開館時間:11:00〜19:00(金・土は11:00〜20:00、いずれも最終入場は閉館30分前まで)休館日:月曜日(祝日の場合翌火曜日)、8月6日(日)(全館休館日)入場料:一般 1,200円(1,000円)、大学・高校生 800円(600円)、中学生以下無料※カッコ内は団体料金。【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2017年02月11日生誕から30年を迎える荒木飛呂彦の人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」を実写映画化する『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。2017年元旦に、山崎賢人演じる主人公・東方仗助のビジュアルが公開されたが、これに続き神木隆之介演じる広瀬康一と、小松菜奈演じる山岸由花子のビジュアルが解禁された。シリーズ累計発行部数1億部を記録し、文化庁が主催する日本のメディア芸術100選マンガ部門では第2位にランキングされた原作「ジョジョの奇妙な冒険」。ルーブル美術館で作品が展示され、グッチとのコラボレーションが話題となるなど、海外でも高く評価されている。19世紀末のイギリスを舞台にした、第1部から始まる“ジョジョ”と呼ばれる“ジョースター家”の代々の戦いを描く大河ストーリーから、今回映画化されるのは、原作の中でも高い人気を誇る第4部「ダイヤモンドは砕けない」。この極上のサスペンスを、シリーズ化を見据えた製作体制で挑む。キャストには、主人公・東方仗助役の山崎さん、仗助の同級生・広瀬康一役を神木さん、同じく同級生の山岸由花子役を小松さん、仗助と対立する虹村形兆役を岡田将生、形兆の弟・虹村億泰役を真剣佑。そのほか観月ありさ、國村隼、山田孝之、伊勢谷友介と豪華俳優陣が結集している。スペイン・シッチェス、そして日本での撮影も終了し、現在公開に向けて編集中だという本作だが、このほど東方仗助の同級生であり、友達思いで平和を愛する康一を演じる神木さんと、転校してきた康一の世話役に使命感を抱いている女子高生・由花子役の小松さんのビジュアルが公開。先月解禁となった東方仗助のビジュアルは、瞬く間にSNS上で拡散され話題に。今回公開されたビジュアルでは、学ランに身を包む神木さんが、初のおでこ出しスタイルを披露。そしてウェーブの長い髪が特徴的な小松さんのビジュアルは、不敵な表情にミステリアスな雰囲気が感じられる仕上がりとなっている。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は8月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年02月08日2017年、生誕から30年を迎える荒木飛呂彦・原作の人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部の実写映画化に挑む『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。年あけ早々、本作から山崎賢人演じる主人公・東方仗助のビジュアルがついに解禁となった。シリーズ累計発行部数1億部を記録し、文化庁が主催する日本のメディア芸術100選マンガ部門では第2位にランキングされた「ジョジョの奇妙な冒険」。ルーブル美術館での作品展示、グッチとのコラボレーションなど、海外でも高く評価されている。さらに、“人生のバイブル”として原作を選ぶ著名なクリエイターや起業家が後を絶たないことから、原作者の荒木氏が「日経ビジネス」の“次代を創る100人”にマンガ家として唯一選出されるなど、注目されている。19世紀末のイギリスを舞台に、ジョナサン・ジョースター、ジョセフ・ジョースター、空条承太郎、東方仗助など、各部ごとの“ジョジョ”を主人公に、代々の“ジョースター家”の戦いを中心に描く大河ストーリーで、今回映画化されるのは第4部「ダイヤモンドは砕けない」。この極上のサスペンスを、シリーズ化を見据えた製作体制で挑む。今回、新年から解禁となったのは、山崎さんが演じる主人公・東方仗助の男気を感じさせる特別ビジュアル。仗助は杜王町に住む高校生で、普段は温厚で人当たりの良い性格で女子生徒にモテているが、自慢の髪型をけなされると激昂する一面を持つキャラクター。さらに、「グレート」という口ぐせ、不良っぽい喋り方も魅力となる。ビジュアルでは、山崎さんが原作同様のキメキメの髪型に、アクセサリーが胸元と襟元についた学ランに身を包んでいる。山崎さんは、「仗助自身、髪型と服装にすごくこだわりを持っているので、この髪型をセットして衣装を着ると、仗助として気合いが入る。仗助を演じるのに見た目から入るというのはかなり重要なことでした。そしてこの髪型と衣装はシッチェスの街にものすごく馴染み、杜王町そのものだと思いました」と、仗助自慢の髪型と衣装がいかに重要であったかを明かしている。本作は、10月より始まったスペイン・シッチェス、そして日本での撮影も終了し、現在編集中とのこと。これまでの少女マンガの主人公とはまるで違う山崎さんは、どんな仗助を見せてくれるのか、乞うご期待。また、仗助の同級生・広瀬康一役の神木隆之介、同じく山岸由花子役の小松菜奈、仗助と対立する虹村形兆役の岡田将生、形兆の弟・虹村億泰役の真剣佑や、町の平和をおびやかす殺人犯・片桐安十郎役の山田孝之、仗助を導く空条承太郎役の伊勢谷友介らのビジュアルも楽しみになってきた。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は2017年8月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月01日熱狂的なファンをもつ荒木飛呂彦の漫画シリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」を原作に、満を持して実写化される『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。世界中から注目される本プロジェクトの第1作となる本作の公開日が、ついに2017年8月4日(金)に決定した。19世紀末のイギリスを舞台にした第1部から始まる“ジョジョ”と呼ばれる“ジョースター家”の代々の戦いを描く大河ストーリーである原作には、日本のみならず世界中に熱いファンが存在することで知られている。今回映画化されるのは第4部にあたる「ダイヤモンドは砕けない」。原作ファンの間でも屈指の人気を誇るこの極上のサスペンスを、シリーズ化を見据えた製作体制で実写映画化に挑む。メインキャストには、主人公・東方仗助役に山崎賢人、仗助の同級生・広瀬康一役を神木隆之介、同級生の山岸由花子役を小松菜奈、仗助と対立する虹村形兆役を岡田将生、形兆の弟・億泰役を真剣佑が務めるなど、日本映画界最旬の若手俳優が並びたつ本作。そのほか、仗助の母親・東方朋子役に観月ありさ、仗助の祖父・東方良平役に國村隼、殺人犯・片桐安十郎役に山田孝之、仗助を導く空条承太郎役に伊勢谷友介とベテラン俳優陣らも顔を揃え、豪華俳優陣が集結している。10月より始まったスペイン・シッチェスでの撮影も無事終了し、現在は日本で絶賛撮影中!撮影の佳境を迎えた三池崇史監督は「シッチェスの街はこの作品のコスチュームも映えるし、撮影するごとに馴染んでくる。スペインの市街地の路地でシーンをとるとピッタリだった」と語り、スペインでの撮影に自信をのぞかせている。日本を代表する超豪華キャストとカンヌ国際映画祭など国内外で高い評価を受ける三池監督が、未だかつてない迫力と新感覚の映像表現で世界への挑戦を挑む本作。まだまだ秘密のベールに包まれた部分も多いため、今後も徐々に明らかになっていく情報をお見逃しなく。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第1章』は2017年8月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月15日タレントの彦摩呂(50)が、8日深夜に放送されたテレビ東京系トーク番組『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(毎週木曜24:12~)で、現在の体重が120キロであることを明かした。彦摩呂はかつてアイドルグループ・幕末塾のメンバーとして活動していたが、その後、タレントに転身し、グルメリポーターとして大人気に。最近は激太りが心配されているが、今回番組では体重の変遷を映像で検証した。彦摩呂は「24歳の幕末塾の頃は58キロ。今は120キロ」と告白し、「急にぶわーっと太った。1年で3、4、5キロずつくらい」と説明。食レポの依頼急増と、出された料理を残せないことが体重増の原因だと分析しているという。それでも、健康状態はまったく問題ないという。人間ドックにも行っているそうで、「数字どこも悪くない。血圧も尿酸値も血糖値も正常」と得意げに話し、「ただ、エコーで肝臓見たら、先生が『エコー遠いな』って」と笑った。
2016年12月09日累計売上9,000万部を記録する荒木飛呂彦氏の人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の実写映画化が正式発表された。タイトルは『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第1章』。三池崇史監督がメガホンをとり、原作生誕30周年を迎える2017年夏に公開される予定だ。情報解禁直後からネットを中心に大きな盛り上がりを見せる大型企画だが、何より話題を集めているのが東宝株式会社(以下東宝)とワーナーブラザースジャパン合同会社(以下ワーナー)が初タッグを組み、共同製作・配給という形で実写邦画を始動させたこと。東宝といえば『シン・ゴジラ』『君の名は。』の大ヒットでこの夏の映画界を席巻した邦画界の雄。洋画配給の老舗であるワーナーは近年、実写邦画の分野でも存在感を発揮している。以下、9月28日(水)に都内で行われた企画発表記者会に出席したTBSの平野隆プロデューサー、東宝の市川南取締役、ワーナーの高橋雅美社長兼日本代表、三池監督のコメント抜粋から『ジョジョ』実写化の勝算を見出したい。そもそも大手配給会社である東宝とワーナーがタッグを組む理由は?「配給力がある東宝さんに配給をお願いし、さらに洋画も邦画も配給するワーナーさんのお手伝いをいただき、共同配給という形をとれないか交渉を重ねた」とふり返る平野氏。これに対し、市川氏は「常にヒット作には新しい試みがある。共同配給と聞いて面白いなと思った。ぜひ2017年ナンバー1ヒット作に育てたい」、高橋氏は「新しい1ページを開き、世界に打って出る作品にしたい」と強い意気込みを示した。具体的にはTBSと東宝が映画を共同製作し、東宝が劇場営業、ワーナーが宣伝をそれぞれ担当する“役割分担”がなされており、会見で市川氏は「ワーナーさんがこれまで手がけた洋画宣伝のダイナミックな手法を邦画に移植できれば面白い。東宝としてはTOHOシネマズを有する(営業面での)強みがあり、両社が最大限の力を発揮できれば」と語っている。宣伝展開に関しては、東宝も国内随一の多角的なノウハウを誇るが、それでもワーナーとの配給を含めた提携で、海外展開を進めやすくなるメリットがある。タイトルの“第1章”が示す通り、壮大なスケールを誇る「ジョジョ」第4部すべての映像化が構想されており「第4部を完結させるだけでも、あと数本は必要」(市川氏)。となれば、国内での興行だけでは燃料不足=世界配給が不可欠。また、ワーナーが現在放送中のテレビアニメを製作している点から、実写映画との相乗効果も期待される。果たして、実写版『ジョジョ』は日本映画界における新たな歴史の幕開けとなりうるか?当然気になるのは「どんな作品に仕上がるか?」であり、勝算の有無もここが大きなカギになる。近年、人気コミックを実写映画化しても、打率は決して高くないし、さらに“続編ありき”の興行はビッグヒットが生まれにくい状況だ。最も重要な脚本に関しては「長い年月をかけて企画を開発し、荒木先生ともその都度キャッチボールをし、思いやアドバイスをいただきながら完成に至った」(市川氏)といい、少なくとも原作を尊重した内容になっている様子(現時点で脚本家の名前は明らかにされず)。一方、大役を担った三池監督は「オファーをいただき3日間眠れなかった」と思わず本音も。それでも「日本映画を一回リセットさせるくらいのビッグタイトル。完成後に『この先、何を撮ればいいのか』と思える作品にしなければいけない」と覚悟を決めた。持ち前のケレン味が「ジョジョ」の世界観にマッチするかは未知数だ。(text:Ryo Uchida)
2016年10月02日荒木飛呂彦による人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」が東宝とワーナー・ブラザース共同製作で『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第1章』として、三池崇史監督×主演・山崎賢人で映画化されることが発表された。9月28日(水)に発表会見が行われ、三池監督監督、山崎さんをはじめ、共演の神木隆之介、小松奈菜、岡田将生、真剣佑、山田孝之、伊勢谷友介が出席した。こちらの作品に関しては、報道陣に対して記者会見における発表まで完全に秘密にされており「東宝株式会社×ワーナー ブラザース ジャパン合同会社 超大型邦画企画発表」とだけ伝えられていたが、ここ数年、ネットなどでずっと実写映画化がうわさされていた超人気漫画の実写化が実現することになった。「ジョジョの奇妙な冒険」は1987年より週刊少年ジャンプにて連載が開始され、現在「第8部」が連載中で、単行本は117巻、累計発行部数は9,000万部を数える。不思議な能力を持ったジョースター家とその宿敵・ディオの血脈をめぐる何代にも及ぶ戦いが軸となっている。今回、映画化されるのは、原作の中でも高い人気を誇る「第4部」。原作では杜王町を舞台に、“スタンド(幽波紋)”と呼ばれる、守護霊のような特殊能力を持つ高校生の東方仗助、友人の広瀬康一らの戦いと日常が展開する。役柄は主人公の東方仗助を山崎さん、その友人の広瀬康一を神木さんが演じ、小松さんは山岸由花子、岡田さんは仗助らが出会う、冷酷無比な男・虹村形兆、その弟の億泰を真剣佑さんが演じる。また、杜王町に巣食う殺人鬼・アンジェロこと片桐安十郎を山田さん、シリーズきっての人気キャラクターで、最強のスタンド使いと言われ、主人公の仗助を導く空条承太郎を伊勢谷さんが演じる。このほか、仗助の母・朋子を観月ありさ、仗助の祖父・良平を國村隼が演じることも併せて発表された。原作は第4部だけでもかなり長く、今回の劇場版では「第1章」とタイトルについているが、今後、さらなる続編も見据えた作品作りになるという。撮影は、まもなく開始される予定。原作では杜王町のモデルは、荒木飛呂彦の出身地の仙台とされているが、今回、海を渡りスペインのシッチェスにて大部分の撮影が行われることになるという。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第1章』は2017年夏公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月28日写真家の荒木経惟による個展「淫秋―般若心經惟」が、9月9日から11月11日まで東京・原宿のアートスペースAMで開催される。これまで、永井荷風や種田山頭火らの作品や、「往生要集」や「万葉集」などの古典に感応し、自らの心境を重ね合わせた数々の傑作を生み出してきた荒木経惟。同展では、和紙にプリントされた写真に、書で「般若心經」をしたためた新作を初展観する。「般若心經」では、この世のものすべてが“無”であり、心理は“空”にあると説かれており、今回の新作は、亡き妻・陽子を想いながら空と花を撮り続けた荒木の心情を想起させるとともに、たゆまず新境地を追い求める創作への強い渇望も感じさせる。また、同展ではふたつのインスタントフィルム作品をカットしてダイレクトに接ぎ合わせた最新作も公開。過去に発表されたコラージュ作品シリーズの「結界」や「半夏性」に続く、荒木の緻密な手作業から生まれた貴重な作品群となっている。【イベント情報】荒木経惟「淫秋―般若心經惟」会場:アートスペースAM住所:渋谷区神宮前6-33-14 301・302会期:9月9日~11月11日時間:13:00~19:00休館日:月・火曜日
2016年09月11日ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」が9月25日まで、六本木ヒルズ森タワー52階の森アーツセンターギャラリーにて開催されている。同展では、漫画家たちにルーヴル美術館をテーマに自由に作品を書いてもらうという、05年よりフランスのルーヴル美術館が進めている漫画プロジェクト「ルーヴル美術館BDプロジェクト」の全貌を日本で初公開。プロジェクトには、フランスのニコラ・ド・クレシーやマルク=アントワーヌ・マチュー、ベルギーのクリスティアン・デュリユーの他、『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木飛呂彦や、『孤独のグルメ』の谷口ジロー、『鉄コン筋クリート』の松本大洋ら日本の漫画家も参加した。同展は全3章で構成される。第1章の入り口には、ルーヴル美術館の代表的作品「サモトラケのニケ」の原寸大レプリカが展示され、漫画の世界から飛び立とうとしているようなニケのダイナミックなインスタレーションが来場者を漫画の世界へと誘う。そのまま足を進めると、総勢16名の漫画化が“ルーヴル美術館”をテーマにそれぞれ制作した個性豊かな作品と出会うことができる。エティエンヌ・ダヴォドーは、ルーヴル美術館の警備員が婚約者の家族の先祖の描いた凡作「寄り目の犬」をルーヴルに収蔵するという難題を押し付けられてしまうちょっとおかしなストーリーで展開される「寄り目の犬」を制作。クリスティアン・デュリューは、ルーヴルでの晩餐中に退屈した老政治家が突然現れた女性に連れられ、夜のルーヴル美術館での逢瀬を愉しむロマンティックな作品「魔法」を出展した。続く第2章では、ルーヴル美術館の知られざる裏の顔を紹介。マルク=アントワーヌ・マチューによる「レヴォリュ美術館の地下」は、美術館の実態を調査する専門家の話。調査を進めるが行けども行けどもその全貌がはっきりしない、迷宮のような奇妙なルーヴルがつづられる。エンキ・ビラルは、ルーヴル美術館の名作にはそれぞれ亡霊が宿っているというコンセプトで、各作品に憑りついている亡霊を物語る「ルーヴルの亡霊たち」という作品を発表。青白い幻想的な展示に亡霊が漂う雰囲気を表現し、少し背筋が寒くなるような空間を演出した。松本大洋は、ルーヴル美術館に人知れず代々住みつく猫たちが主人公の冒険物語「ルーヴルの猫」を展示。展示装飾として、松本大洋の描く数々の個性豊かな登場人物や猫たちをクローズアップした大型パネルも配置される。た、荒木飛呂彦はルーヴル美術館に所蔵される“最も黒い絵”を巡るサスペンスフルな物語「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」を出展。ミケランジェロの有名な彫刻「瀕死の奴隷」と荒木特有の露伴のポージングを効果的に対比させる展示で、ルーヴル美術館の名作と荒木作品の視覚的融合を試みた。また、ベルナール・イスレールによる3面モニターを使ったデジタル作品「ルーヴルの空の上」も展示。モニターの中で、フランス革命の最中に産声をあげたルーヴル美術館を舞台に繰り広げられる、政治と芸術のめくるめくドラマを描いた物語が展開される。最終の第3章では、過去・未来といった時や場所を越えて普遍的な存在感を放ち続けるルーヴル美術館を紹介。入口ではルーヴル美術館で最も有名な「モナ・リザ」が来場者を迎え、少し立ち止まってみると、このモナ・リザがBD(バンド・デシネ)作家たちの描く個性豊かな「モナ・リザ」に変化していく。足を進めると、坂本眞一による「モナ・リザ」の数奇な運命を辿る物語「王妃アントワネット、モナリザに逢う」が登場。レオナルド・ダヴィンチによって生み出され、その後、ヴェルサイユ宮殿でマリー・アントワネットに出会い、現在に至るまでの壮大なドラマを描かれた。寺田克也は、ルーヴル美術館がパリから突然消えてしまう物語「ルーヴル消失」を発表。収蔵されていた数々の美術品は、自由な形に姿を変え、世界中に飛び散り、自由を謳歌する。その他、谷口ジローによる「千年の翼、百年の夢」、フィリップ・デュピュイによる「坑内掘りの芸術」、ダヴィッド・プリュドムによる「ルーヴル横断」、エリック・リベルジュによる「奇数時間に」、ニコラ・ド・クレシーによる「氷河期」、ヤマザキマリによる「美術館のパルミラ」、五十嵐大介による「ニケのうた」といった作品が展示される。【イベント情報】ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」会場:森アーツセンターギャラリー住所:東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー52階会期:7月22日から年9月25日時間:10:00~20:00(入館は19:30まで)休館日:会期中無休
2016年07月24日mame(マメ)と写真家の荒木経惟がコラボレーションした作品「アラマメ」が2016年7月13日(水)から24日(日)まで、銀座の森岡書店で展示・販売される。期間中は、荒木がmameを着た女性を撮影し、出来上がったポジフィルムを別のポジフィルムと手作業で貼り合わせることで生まれた写真作品が揃う。また、これらの作品を収めた作品集『アラマメ』も7月下旬の一般販売に先駆け、同書店において先行販売される。なお、今回のコラボレーションはmameのデザイナー・黒河内がシーズン毎に発表しているルックブックとは異なる方法で、ブランドの意思をより強く表現したいと考えていた時に、荒木経惟の作品「アラキリ」と出会ったことがきっかけとなっている。「アラキリ」とは、異なる写真2枚を中央で切断し、貼り合わせて1枚の作品に仕上げたもので、黒河内は「荒木氏の作品を実際に目にすることで感じる美しさや色気は、mameを通して表現したい事と共通性を感じた」とコメントした。【詳細】展覧会「アラマメ」開催期間:2016年7月13日(水)〜24日(日)時間:13:00〜20:00 (会期中無休)会場:森岡書店 銀座店住所:東京都中央区銀座 1-28-15 鈴木ビル 1階TEL:03-3535-5020作品点数:10点プリントサイズ:縦 27.9×横 35.6 cm価格:300,000円(額装費抜き)■作品集『アラマメ』発売日:2016年7月下旬 ※森岡書店で先行発売価格:3,700円+税掲載点数:16点
2016年07月02日マメ(mame)が7月13日から24日まで、写真家の荒木経惟とのコラボレーション作品を展示する「アラマメ」を森岡書店銀座店にて開催する。同コラボレーションは、マメのデザイナーの黒河内真衣子が、シーズン毎に発表しているルックブックとは異なる方法でブランドの意思をより強く表現したいと考えていた時に、異なる写真2枚を中央で切断し貼り合わせて1枚の作品とした荒木経惟の作品「アラキリ」と出会ったことをきっかけに実現したもの。森岡書店銀座店にて開催される展覧会では、今回制作された写真作品のうち10点を展示・販売。さらに、これらの作品を収録した作品集では、アートディレクター・長嶋りかこがデザインを担当。7月下旬の一般発売に先駆け、森岡書店にて先行販売する。同コラボレーションについて黒河内真衣子は、「荒木氏の作品を実際に目にすることで感じる美しさや色気は、私がマメを通して表現したい事と共通していました。作品を見た時に感じた、どこか曖昧な記憶の間を連想させることは、私自身の服作りに繋がる部分があったのです。写真に像を定着させることで初めて知覚できる事があるように、服も実際に着用して初めて感じる事があります。荒木氏がマメを着た女性を撮影し、出来上がったポジフィルムを別のポジフィルムと手作業で貼り合わせることで生まれた『アラマメ』には、私が大切にしていることが凝縮されていると思います」とコメントしている。【イベント情報】「アラマメ」会場:森岡書店銀座店住所:東京都中央区銀座1-8-15 鈴木ビル1階会期:7月13日~24日時間:13:00~20:00
2016年07月01日写真家の荒木経惟による個展「センチメンタルな旅-コンプリート・コンタクトシート(Sentimental Journey-The Complete Contact Sheets)」が、5月25日から東京・六本木のイマ コンセプトストア(IMA CONCEPT STORE)内のイマ ギャラリー(IMA gallery)で開催中。同展は1971年に私家版として1,000部限定で制作された写真集『センチメンタルな旅』をもとに開催されるもの。会場では、同写真集に収録されていた108点を含む、コンタクトシート全18枚、653カットが初公開されるほか、セルフポートレート1枚がプラチナプリントで展示。また小宮山書店協力のもと、私家版も含め400冊以上にもなる荒木経惟の写真集の中から、『センチメンタルな旅』私家版を筆頭に、『続センチメンタルな旅 沖縄』私家版、『お一日本』、『東京』私家版、『美登利』、『食事』などファン垂涎の希少な写真集の数々を展示・販売する。【イベント情報】「センチメンタルな旅-コンプリート・コンタクトシート ( Sentimental Journey - The Complete Contact Sheets) 」会場:イマ ギャラリー(IMA gallery)住所:東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3階会期:5月25日~7月23日時間:11:00~19:00定休日:日・月曜日、祝日
2016年05月29日