元横綱の朝青龍が6月23日(水)、東京・新宿フェイスで行われた、映画『プレデターズ』の宣伝“横綱”就任イベントに出席。新聞記者への恨み節を噴出させた。最強の地球外生命体=プレデターと人類側の戦闘エリートたちとの戦いを描く本作にちなみ、オーダーメイドのプレデターコスチュームで登場した朝青龍は「あれ(アーノルド・シュワルツェネッガー現カリフォルニア州知事が主演した1987年公開の『プレデター』)、大好きだったから。今回迫力あるもの(コスチューム)作りたいと思っていろいろ注文したよ。記念に欲しいなぁ」とゴキゲン。俳優業進出についてMCから聞かれると「興味津々だね。いまの顔を映画で残して子供たちに見せたい」とやる気満々だった。さらに、人類を狩るプレデターそのままに、網を撃ち放ち標的を捕獲するネットランチャーを手にすると、「昔の新聞記者いないかな?」と獲物探し。万一の危険性を考慮し、主催者があらかじめ用意した男性へ発射させたが、気が収まらないのか取材者席をキョロキョロと見渡して「その辺にいる人でやりたいね」と自身が起こした数々の不祥事を書き立てた記者たちへの逆恨みを“噴射”。集まった約200人の取材陣を笑わせた。一方で、開催中のFIFAワールドカップの話題になり、MCから「横綱もサッカーをたしなまれますよね?」と聞かれると、2007年に疲労骨折したとして夏巡業を休場しながらモンゴルでのサッカーイベントに参加し処分された騒動を思い出し「まあ、いろいろありました。子供とサッカーを見ると、仕事を忘れちゃう」と頭を掻くひと幕も。24日(木)深夜に決勝トーナメント進出をかけたデンマーク戦を控える日本代表に「厳しいことを言われていますけど」と同情を寄せつつ「ぜひ勝ってください、応援しています。ハンデはありますけど、あるものを全て出し切ればいい。岡田監督にエールを送りたい」。と言いつつも「アルゼンチンが1番いいかな!」と全勝でグループリーグを突破した優勝候補に魅了されている様子だった。『プレデターズ』は7月10日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:プレデターズ 2010年7月10日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:『プレデターズ』特別映像先行配信!R・ロドリゲス監督自ら解説「最も危険な男」
2010年06月23日2月14日(日)のバレンタインデーに挙式を控えた、女医でタレントの西川史子が2月9日(火)、映画『バレンタインデー』のトークイベントに参加。結婚直前の心境を問われ「ドキドキとワクワク、どちらの気持ちもあります」と明かした。映画はバレンタインデーに、恋に結婚にと奔走する15人の男女の姿を描いた群像劇。シャンパンゴールドのゴージャスなドレスで登場した西川さんは映画について「どこか自分たちの恋と重なって共感するところもあると思います。私は、式の直前ということで反省させられるところもあり(笑)、思い返してみて『悪いことしたな』と複雑な気持ちになりました」と映画の感想を語った。西川さんのバレンタインの思い出はというと「大学のとき、テスト期間中で手作りのチョコを作ることができず、近所のパティシエに『(手作りっぽく)下手な感じで作って!』とお願いしました。『プロだから、そういうことはできない』と言われたんですが、『金ならいくらでも出すから!』と言って作ってもらった。そのとき渡したチョコがきっかけで、ホワイトデーにデートすることになり付き合うことになったけど、彼に『お店のチョコみたいだね』って言われました」とのこと…。現在の結婚相手をどうやってゲットしたのか?というかなり直接的な質問には「向こうが私を好きになったんで、私がゲットされたんです!」と強調。さらに、男性からのプレゼントに話が及ぶと「私は花だけではなびかない。モノがないと…できればアクセサリーがいい」、「300万円以内のプレゼントなら受け取ります!それ以上だと、ちょっと悪い気がしますね」などなど、結婚を間近に控えても“西川節”は健在!結婚を決めるとき“運命の赤い糸”の存在を感じたか?という質問に西川さんは「私も、赤い糸についていろんな人に聞いてましたが、ほんこんさんが奥さんとの出会いについて『頭の中でくす玉が割れた』とおっしゃっていた。『私のくす玉はいつ割れるんだろう?』と思ってましたが、私の場合は、くす玉ではなかった。これまで、いろんな人にプロポーズされても『この人でいいのかな?』と迷いがあったけど、今回は迷いがなかったんです」と自身の運命の決断について語った。この日は、西川さんと同じく2月14日(日)に挙式を控えたカップルが会場に招待されていたが、そのカップルから西川さんに質問!新婦は「結婚式の準備が大変でケンカすることは?仲直りの方法は?」と尋ねたが、西川さんは「婚約から式まで半年あって、悩んだり不安になって相手に当たったりすることはありました。謝ろうと思いつつ…なかなか…。まあ、ケンカしながら分かり合っていければ、と思います。ついこないだも彼が『お前は民主党の議員に冷たすぎる』と言ってきて、私は『小沢さんは辞めるべき』って言ってケンカになりました」と明かした。そして新郎は「いまは彼女が主導権を握ってるんですが、結婚して主導権が女性から男性に移ることはあるんでしょうか?」と質問。これに対し西川さんは「そりゃ(主導権を握るのは)女性ですよ!当然です」とバッサリ。新郎の淡い望み(?)を斬り捨てた。トークの最後には式本番の予行演習?西川さんが幸せのおすそ分けとばかり、ブーケを客席に投げ込んだ。『バレンタインデー』はバレンタイン本番2日前、2月12日(金)よりより丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:バレンタインデー 2010年2月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© MMIX NEW LINE PRODUCTIONS, INC.■関連記事:『ニューヨーク,アイラブユー』公開記念恋愛力アップグッズを合計8名様プレゼント西川史子トークイベント付き『バレンタインデー』試写会に10組20名様ご招待ジュリア・ロバーツらトップスターに目移り『バレンタインデー』ポスター独占先行公開ハビエル・バルデムとジュリア・ロバーツがバリで…“おひとり様”必見の話題作撮影
2010年02月10日人は多かれ少なかれ嘘をついて生きている──。数々の映画賞を総なめにした『ゆれる』(’06)に続いて西川美和監督が描くのは、そんな誰もが生きていく上でひとつは抱えている“嘘”をテーマにした人間ドラマ。ある小さな村で起きた医師の失踪事件から物語は始まり、彼の素性が徐々に浮かび上がっていく。真実と嘘、善と悪、生と死の間で揺れ動く人々の心情がリアルに映し出されるが、結末に用意されているのは否定でも肯定でもない何ともあやふやなものだ。しかしながら、何故かほっとさせられるのは私たち自身があやふやな存在だからゆえ。境界線がないからこそ、白黒はっきりしない余韻が心地よく感じられる。そして、原作・脚本・監督の全てを手がける西川美和が本作の主役に選んだのは、その名前と顔を知らない日本人はいない男・笑福亭鶴瓶。芸歴37年目にして主役を張り、致命的な秘密を抱えながらも僻村の唯一の医師として人々に慕われる伊野を演じている。さらに、彼のもとに転がり込む研修医の相馬役の瑛太をはじめ、八千草薫、余貴美子、香川照之といった日本映画界屈指の実力派たちが顔を揃えているのも見どころ。ハリウッド超大作のように派手な映像も仕掛けもないが、現代に生きる人々の心の処方箋になりうる作品であることは確か。主人公の心の揺れを感じることで、自分自身の中にある揺れを受け入れられる…小さな感動を与えてくれる本作のような映画こそが悩める現代人にとって必要な映画と言える。また、原作ありきの映画が当たり前の昨今、これだけ興味深いオリジナル・ストーリーを観ないなんて損!(text:Rie Shintani)■関連作品:Dear Doctorディア・ドクター 2009年6月27日よりシネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開© 2009『Dear Doctor』製作委員会■関連記事:初主演・笑福亭鶴瓶×瑛太!『ディア・ドクター』試写会に10組20名様ご招待西川美和監督最新作『ディア・ドクター』で鶴瓶が世界デビュー!いざモントリオールへ
2009年06月10日