●ミスコン優勝もキー局全落ちで一度は夢を諦めたABEMAの初代専属アナウンサーとして活躍している西澤由夏。就活ではキー局のアナウンサー試験すべてに落ちるも、サイバーエージェントの営業職に就いたのち、ABEMAのアナウンサー試験に合格し夢を叶えた。アナウンサーとして6年目に突入、そして30歳の節目を迎えた今年、初のフォトエッセイを発売。自身の歩みや胸の内をつづった西澤アナにインタビューし、アナウンサーを目指したきっかけや転機、大切にしているモットーなど話を聞いた。○■『めざましテレビ』を見てアナウンサーに憧れ抱くもともとテレビっ子でずっとテレビを見ていた中でアナウンサーに興味を持ったという西澤アナ。特に『めざましテレビ』(フジテレビ)に影響を受けたという。「私の家では、起きた瞬間『めざましテレビ』がついていて、見終わった頃に登校するというのが日課に。そうしている中でアナウンサーに興味を持つようになり、小学2年生の頃の文集で『将来の夢はアナウンサー』と書いていましたが、その頃は夢というより憧れでした」そして、高校受験で進路を考えたときに、アナウンサーを憧れではなく夢や目標として意識するように。「たくさんアナウンサーを輩出している大学はどこだろうと思ったときに、私はその中でも中央大学に進みたいと思い、そのために中央大学の附属高校に行こうと決めました。その後、大学生になってから本格的に動き出し、アナウンサースクールに通っていました」中央大学時代は「ミス中央大学2013」でグランプリを受賞。「自信は全くなかったですが、ミスコンがアナウンサーの登竜門と言われていた時代だったので、夢に近づくためになんとしても出たいと思って出場しました」と振り返る。だが、就活ではキー局のアナウンサー試験に落ち、一度は夢を諦めた。「狭き門だとわかりながら受けていましたが、それを痛感しました。アナウンサーの仕事を始めた今だからこそわかることですが、当時は足りない部分がたくさんあったなと。型にハマりすぎていて、自分が思い描くアナウンサー像にとらわれすぎていて、素の自分を見せられていませんでした。今となっては落ちた理由がよくわかります」活躍しているアナウンサーを見ても、自分らしさを出せている人に魅力を感じるという。「面接以外にもいろんな実技試験があり、私の場合は失敗しないようにしようと、そこに一生懸命になっていましたが、活躍されている方は自分らしくいらっしゃると感じます」ちなみに、モーニング娘。のファンで、アイドルが大好きだという西澤アナだが、アイドルを目指したことはないそうだ。「歌ったり踊ったりするのは好きでしたが、当時から私にとってアイドルは応援する存在でした」○■アナウンサー6年目突入で感じる手応えと成長一度は夢を諦めるも、サイバーエージェントで営業として働いていた入社2年目のときに、初めて行われたABEMA(当時はAbemaTV)のアナウンサー試験に合格し、2018年からABEMA専属アナウンサーに。アナウンサー6年目に入ったが、「やっとABEMAのアナウンス室が認知され出したかな」と感じているという。「ABEMAのアナウンス室は歴史がない中でやっと丸5年が経ち、だんだん応援してくださる方が増えてきたという実感があります。1、2年目は『ABEMAのアナウンサーっていたんだ』という声が多かったのが、認識していただけることが増えました」自身については「スキルが足りないなと感じる日々で勉強中です」と厳しいが、成長できていると感じる面もあるという。「いろんな番組を担当させていただいていて、各番組での立ち回りを考えられるようになれたのは1つ成長ポイントと言えるのかなと思います。最初はどの番組も同じ自分で臨んでいましたが、この番組ではこういう自分を出していこう、ゲストの方によってこうしてみようと考えられるようになりました」●一度は諦めたからこそ「今の職業をより大切に」アナウンサーとして大切にしていることは、「当たり前のことですが、どの番組も一つ一つ丁寧に向き合う」ということ。「これは1年目からですが、『西澤さんで』とお願いしていただいたからには、期待以上でお返ししたいという思いがあり、どの番組もすべて高い熱量で丁寧に取り組むことを意識しています」その全力姿勢は、キー局のアナウンサー試験にすべて落ちたことが影響しているという。「アナウンサーに1回落ちているからこそ、今の職業をより大切に、真剣に向き合わないといけないという思いがあります。一度は諦めた夢の職業に就くことができ、夢を叶えさせていただいた立場だからこそ、どんなことでも果敢に挑戦したいと思えるのかなと思います」2年間の営業経験もアナウンサーに生きている。「スタッフさんや共演者の方との心地良い距離感を、というのは営業職で培われたものなのかなと感じています。営業のとき、同じスタイルでやっていて響くクライアントもあれば、違うアプローチをしなければいけないクライアントもいて、そこで得たことが今、各番組で皆さんといい距離感を保つことに生きている気がします」○■千鳥のおかげで意識変化「もっと自分らしさを大切にしよう」アナウンサーになった当初は、自分が勝手に作り上げていたアナウンサー像を目指して必死になっていたという西澤アナ。それではダメだと気づかせてくれるきっかけになったのが、『チャンスの時間』で共演している千鳥だった。大悟から収録中に冗談交じりで「イジりにくい」と言われ、進行をこなすだけではいけないと気づき、その後、ノブから「アナウンサーもどき」と愛あるイジりを受けたことで、視聴者が応援してくれるように。自身も、「もっと素の自分を出していいんだ」と意識が変わっていったという。「自分の中にあったアナウンサー像に縛られるのではなく、もっと自分らしさを大切にしようと気づくことができた転機だったなと思います。もともとイジられキャラだった自分の個性を潰しながら日々過ごしていたところから、自分を解放することができ、本来の自分はこうだったよなと思い出し、番組で発言しやすくなりました」自分らしさを出せるようになってから、千鳥以外からもイジられるように。「『ニューヨーク恋愛市場』ではニューヨークさんにたくさんイジっていただき、視聴者の方から毎週、ニューヨークさんとのやり取りを楽しみにしてくださっているという応援コメントが届くようになりました」自分の殻を破ってから「楽しさは増しましたし、難しさも増しました」と語る西澤アナ。「以前は型にハマっていたから間違いすらできませんでしたが、発言する回数が増えた分、今のリアクションは違ったかなと落ち込むことも増えました。でも、苦ではないです」と充実した表情を見せる。○■ABEMAアナならではのやりがいも実感また、ABEMAのアナウンサーならではのやりがいも感じている。「アナウンス室としての歴史がないというのがほかの局との違いだと思いますが、だからこそいろいろ自分たちで考えて行動しなくてはいけない。1、2年目は本当に大変でしたが、どういう形にでもできてしまうというのが、怖さでもあり楽しさなのかなと思います」ABEMAは「FIFA ワールドカップ カタール 2022」全64試合無料生中継をはじめ、さまざまな新しい挑戦をし、視聴者の幅を増やしているが、西澤アナも「FIFA ワールドカップを経て見てくださる方が増えたなと肌で感じ、うれしいです」と手応えを感じている。進化していくABEMAの中で、西澤アナも「アナウンサーとして何ができるのか日々考えています」と言い、「FIFA ワールドカップを経て、私自身も新しい分野としてスポーツ番組をレギュラーとして担当するようになったのですが、必死に1から勉強しています」と、ABEMAの成長とともにアナウンサーも進化を求められている。●フォトエッセイ発売に驚き「喜びの前にパニック」堀江貴文主演のミュージカル『クリスマスキャロル』に出演したり、『週刊ヤングジャンプ』でグラビアに挑戦するなど、アナウンサーの枠を超えた活動も。そして、今年8月12日に初のフォトエッセイ『ABEMAアナウンサー西澤由夏です』(ワニブックス)を刊行したが、オファーを受けたときは驚いたという。「上司から電話をもらって話を聞いたときは、喜びの前に『え!?』ってパニックでした。本を出版させていただくというのが自分の人生の中にあると思ってなかったので驚きましたが、電話の中ですぐに『やります』と言っていた自分がいて、すぐにワクワクに変わりました」発売までは「皆さんにどう映るのだろう」と不安が大きかったが、発売後に寄せられたコメントを見て喜びを感じるように。「過去のつらかった思い出も書きましたし、文章にして伝えるというのは新しい挑戦でしたが、『共感したよ』『文章がすっと入ってきた』といったコメントをいただくと、やってよかったなと思いました」としみじみと語る。エッセイを執筆したことで、「私は本当に心配性だな」と改めて自身について気づくことも。「エッセイを書き終えたあとに、もう一度すべて確認する時間をいただいたのですが、語尾はこれでいいのかなとか一文字一文字迷ってしまって。本当に心配性だなと思いました」心配性な性格は、アナウンサーとしてプラスにもなっているようで、「必要ないかもしれないけど、心配だから準備しておこうと思ったものが意外と本番で生きて、見ておいてよかったなと思うことはあるので、準備の面ではプラスかなと思います」と語った。○■30代も「身の丈に合っていないチャレンジを」フォトエッセイが発売された8月12日に30歳を迎えた西澤アナ。30代はさらにチャレンジを大切にしていくつもりだ。「30歳になったからこそ足を止めずに。今回のフォトエッセイも身の丈に合っていないチャレンジでしたが、そういったチャレンジを30代もし続けたいと思います。具体的にこれがやりたいというものはまだ決まっていませんが、いただいたお仕事は果敢に取り組みたいですし、とにかくチャレンジし続けたいです」さらに、「人の気持ちを明るくできるアナウンサーになりたい」と目指すアナウンサー像を語る。「『西澤アナが出ている番組を見て、明日からまた1週間頑張れる』というコメントが一番うれしいなと気づいたんです。だからこそ、落ち込んでいる方や気分が上がらない方がABEMAを見て、たまたま私を見かけたときに、『この人すごく前向きに挑戦しているから自分も頑張ろう』と思ってもらえるようなアナウンサーを目指していきたいです」目指すアナウンサー像はアイドルからの影響だそうで、「小さい頃からずっとアイドルが好きで、モーニング娘。さん、AKB48さん、坂道グループのみなさんなど、いろいろなアイドルを見てきましたが、落ち込んだときに元気をもらうのはアイドルなんです。アイドルがテレビなどで何かに挑戦したり、明るく頑張っている姿を見て、自分も頑張ろうと思えるので、自分も元気や勇気を与えられるようなアナウンサーになれたら」とにっこり。「アイドルは私にとって日常に彩を添えてくれる存在です」と目を輝かせていた。■西澤由夏(にしざわ・ゆか)1993年8月12日生まれ、埼玉県出身。中央大学時代に「ミス中央大学2013」でグランプリを受賞。学生キャスターなどのタレント活動を行う。就職試験ではキー局のアナウンサー試験すべてに落ちるも、サイバーエージェントの営業職に就いたのち、入社2年目のときに初めて行われたABEMAのアナウンサー試験に合格。2018年から専属アナウンサーとなる。担当番組は『チャンスの時間』『ABEMAニュース』『NewsBAR橋下』『ABEMAスポーツタイム』など。
2023年09月02日Tara音楽芸術舎主催、西澤安澄 ピアノリサイタル『ヴェネツィアとパリに行こう!』が2023年6月8日 (木)に旧東京音楽学校奏楽堂(東京都台東区上野公園8-43)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ スペインを拠点に、イタリア、フランス、スペインでのコンサートを数多く行い、ヨーロッパで高い人気を誇る西澤安澄が誘う音楽の二都物語『水の都ヴェネツィア/異邦人とパリ』。古典とモダンを切り口にをテーマに、ヴェニスが生んだ音の光彩とパリに集った作曲家たちのエスプリ~二つの古都の光と影を描く。公演についてヴェニスとパリ、この二つの古都には古来多くの作曲家が集い魅力的な音楽を生み出してきた。スペインを拠点に活躍しヨーロッパで活躍する西澤安澄、待望の日本におけるコンサートでは得意とするスペイン、フランス、イタリアの作品を集めた。ヴェネツィア編はバロック・古典からクラシック作曲家としてのN・ロータ作品まで、オペラや映像にまつわる作品を中心に集めた。ベル・カント・ピアノと呼びたいほどの豊かに歌うピアノが聴けるだろう。芸術の都パリでフランス人作曲家と、彼らと交流したスペインの作曲家によるパリ編では、西・仏の音楽を得意とする西澤の音の美しさと抜群のリズム感が生きる。演奏予定曲Gluck/Sgambati:Melodia di Orfeo ed Euridiceグルック/スガンバーティー:メロディ【プログラム】●第一部「ヴェネツィア」編Nino Rota:O Venezia, Venaga,Venusua (Suite casanova)ロータ:フェデリコ・フェリーニのカサノヴァよる組曲 O Venezia, Venaga,VenusuaMalipiero:risonanzeマリピエロ:レゾナンスGluck/Sgambati:Melodia di Orfeo ed Euridiceグルック/スガンバーティー:メロディRavel :Jeux d’eauラヴェル:水の戯れNino Rota:Intermezzoロータ:インテルメッツオVivaldi-Bach:Concerto in D RV230ヴィヴァルディ・バッハ編曲:コンチェルト 二長調Liszt-verdi :Rigoletto Paraphraseリスト:リゴレットパラフレーズ●第二部「異邦人たちとパリ」編Mompou :Canción y danza No.8モンポウ:歌と踊り8番Severac」Ou l’on entend une vielle boite a musiqueセブラック:古いオルゴールの聞こえるときFaure :Thème et variationsフォーレ:主題と変奏Montsalvatge:El Gato ,( El arca de Noe)モンサルバチェ:ノアの方舟から 猫Poulenc :Novelette No.1プーランク:3つのノヴェレッテFalla :Chanson du feu follet , Danza del ritual del fuego (Amor brujo)ファリャ:組曲恋は魔術師より 狐火の歌、火祭りの踊りAlbeniz: Trianaアルベニス : 組曲イベリアより トゥリアナプロフィール西澤安澄(Azumi Nishizawa)桐朋学園女子高等学校音楽科を卒業後、フランスの巨匠・名教授として高名なドミニック・メルレに見出されて、ジュネーブ音楽院大学院にて師の薫陶をうける。2002年に同音楽院の演奏家課程を満場一致の一等賞で卒業後、スペインを代表するピアニストのホアキン・ソリアノに招かれ拠点をマドリッドへ移し活発な演奏活動を開始。日本でのコンサートツアーの他、スイス、スペイン、イタリア、フランス世界の音楽祭や演奏会シリーズにも定期的に招待されている。2008年には、京都清水寺でクラシック音楽の演奏会としては開帳後初めての奉納コンサートを開催、改装されたスペイン・グラナダのマヌエル・デ・ファリャ記念ホールこけら落としのリサイタルを行う。室内楽でも世界的なソリストと共演。バロック音楽の演奏にも積極的で、チェンバロも演奏する。レコード史上世界初の本格的なファリャピアノ作品全集となった「マヌエル デ ファリャ ピアノ作品全集」と「ファリャ:ピアノ編曲全集」は歴史的プロジェクトとして、ファリャの遺族、スペイン精鋭の音楽学者らに応援・支持され、彼らからの信頼も厚い。2022年にはファリャ財団の全面的な支持を受け、ファリャを中心とした欧州ラテン音楽の研究と普及を目的に、日本ファリャ友の会を創立。会長に就任。また、恵まれた容姿を活かし、映画出演も果たしている。公演概要西澤安澄 ピアノリサイタル『ヴェネツィアとパリに行こう!』公演日時:2023年6月8日 (木)18時30分開場/19時開演会場:旧東京音楽学校奏楽堂(東京都台東区上野公園8-43)■チケット料金前売:4,000円当日: 5000円(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月20日「ブランディングデザインで日本を元気にする」をコンセプトに活動する株式会社エイトブランディングデザイン(東京都港区)代表 西澤明洋が、創業から16年間で手がけた幅広い業種のプロジェクトのブランド開発手法と最新のデザイン実績を掲載した・デザインノートPremium『西澤明洋の成功するブランディングデザイン』が、株式会社誠文堂新光社(東京都文京区)より全国発売されます。(2022年7月13日(水)発売)デザインノートPremium『西澤明洋の成功するブランディングデザイン』■デザインノートPremium『西澤明洋の成功するブランディングデザイン』 概要出版元 :誠文堂新光社定価 :1,800円+税発売日 :2022年7月13日(水)発売場所:全国書店/Amazon 他様式 :A4変形判/フルカラー/144P/平綴じ▼書籍のご購入はこちらAmazon: ■100案件を超えるブランド開発!独自のメソッドを紐解くビールから神社まで業種業界を問わず100以上のブランドを成功へと導いた西澤明洋。そのプロジェクトの中から厳選した12事例をデザインプロセスやブランディングのヒントと共に紹介。ロゴ、パッケージ、WEB、サイン、店舗デザインなどビジュアルを多数掲載した、一冊丸ごとエイトブランディングデザイン特集です。さらに、建築家・隈研吾氏と西澤明洋のスペシャル対談や“自社のブランディング”が意識された仕事現場も初公開。クリエイターの職種は、プロジェクト全体のディレクションを一貫して行う「ブランディングデザイナー」のみという、デザイン業界の中でユニークな組織体制における幅広いスキルのアップデート法を紹介します。■掲載概要掲載概要1【方法論徹底解説】100案件を超えるブランド開発!クライアントのデザイン部長として伴走法掲載概要2【ブランド開発手法】経営資源としてデザインを活用し、強いブランドをつくる掲載概要3【CASE1】差異化要因を作り出し、独自のポジションを確立する掲載概要4【CASE2】新しいフランチャイズシステムの構築を目指し、創業当時から伴走掲載概要5【スタッフインタビュー】ブランディングデザイナーの仕事の現場、初公開!掲載概要6【対談:建築家 隈研吾氏】シームレスなクリエイションを可能にする建築的思考のデザイン応用力とポテンシャル■著者:西澤明洋からのコメントブランディングを専門とするデザイン会社「エイトブランディングデザイン」を創業して16年が経ちます。今回の特集号ではこれまでの仕事を振り返る形で、デザインノート編集部のみなさまに取材していただきました。これからも多くの方々と共創しながら日本のアップデートをデザインの力でお手伝いしたいと思っています。是非多くの方々に手にとっていただければ嬉しく思います。西澤明洋ブランディングデザイナー 西澤明洋1976年滋賀県生まれ。株式会社エイトブランディングデザイン代表。「ブランディングデザインで日本を元気にする」というコンセプトのもと、企業のブランド開発、商品開発、店舗開発など幅広いジャンルでのデザイン活動を行っている。「フォーカスRPCD(R)」という独自のデザイン開発手法により、リサーチからプランニング、コンセプト開発まで含めた、一貫性のあるブランディングデザインを数多く手がける。主な仕事にクラフトビール「COEDO」、抹茶カフェ「nana’s green tea」、ヤマサ醤油「鮮度生活」「まる生ぽん酢」、スキンケア「ユースキン」など。著書に『ブランディングデザインの教科書』、『ブランドをデザインする!』(パイインターナショナル)ほか。グッドデザイン賞をはじめ、国内外100以上の賞を受賞。大学、企業などでの講演やセミナーも多数行う。 ■発売記念トークイベントAOYAMA BOOK CENTER「これからのブランディングデザイン」この度の出版を記念して、書店でのトークイベントを開催いたします。ブランディングデザインという仕事に取り組むときのマインド、表現、ロジックの関係性を西澤自ら解説します。日時:2022年7月25日(月) 19:00~20:30登壇:エイトブランディングデザイン代表 西澤明洋会場:青山ブックセンター 本店 大教室料金:1,540円(税込)定員:70名 ※会場参加のみ主催:青山ブックセンター本店/協力:誠文堂新光社▼お申込みはこちら 【デザインノートについて】1912年創業の老舗出版会社 誠文堂新光社より2004年に創刊。クリエイターを志す人たちのための専門誌として、最新デザインの表現と思考のプロセスを追う誌面づくりが特徴。主な特集に、「原研哉の仕事」「SAMURAI 20th anniversary!! 特集 佐藤可士和」「グッドデザインカンパニー 水野学の仕事」等がある。【エイトブランディングデザインについて】エイトブランディングデザインは「ブランディングデザインで日本を元気にする」をコンセプトに、ブランディングデザイン活動のパイオニアとして、企業のブランド開発、商品開発、店舗開発など幅広いジャンルでのデザイン活動を行っています。WEBサイト: PDF URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月07日『稲垣潤一 フレンチ・バージョン vol.2 ~オンド・マルトノ 原田節を迎えて~』が2022年10月15日(土)にタウンニュースホール (神奈川県秦野市)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて6月28日(火)より発売開始です。カンフェティで6月28日(火)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ モンマルトルの丘に吹く風のように、フランス生まれの神秘的な響きを奏でる世界的オンド・マルトノ奏者の原田 節(はらだ たかし)を迎えて拓く、稲垣潤一の新境地。出演者プロフィール●稲垣潤一(ヴォーカル) Junnichi Inagaki1953年7月9日生まれ。仙台市出身。中学時代から本格的なバンド活動を始める。高校卒業後、ライブハウス、ディスコ、米軍キャンプなど様々な場所でライブ活動をする中、ドラムを叩きながらのボーカルというスタイルで注目を浴び、1982年「雨のリグレット」でデビュー。「ドラマティック・レイン」(1982)や「夏のクラクション」(1983)「クリスマスキャロルの頃には」(1992)他、数々のヒット曲で日本を代表するAORシンガーとしての地位を確立。2016年から「コンセプトライブ」を行う。「男と女」5作の中からセレクトしたアルバム、2019年8月「あの夏の風のように TWO HEARTS TWO VOICES」、2019年11月「オリオン瞬くあの街で TWO HEARTS TWO VOICES」を発売。デビュー40周年を迎えた2022年1月に、ピアノとのコラボレーションアルバム「Forever Yours Vol.1」、3月30日には新曲2曲を収録した40周年企画アルバム「稲垣潤一meets林哲司」を発売。1983年 日本レコード大賞 ベストアルバム賞(「SHYLIGHTS」)1986年 日本レコード大賞 ベストアルバム賞(「REALISTIC」)1987年 TBS日本作曲大賞 大賞受賞(「思い出のビーチクラブ」)1993年 日本ゴールドディスク大賞(「クリスマスキャロルの頃には」)2009年 日本レコード大賞 企画賞受賞(「男と女」「男と女2」)2011年 第1回東北グッドエイジャー賞 受賞オフィシャルTwitter @JI_hotclubオフィシャルサイト j-inagaki.net/●原田 節(オンド・マルトノ)Takashi Harada三歳よりヴァイオリン、七歳よりピアノを始める。強烈な自己表現能力に優れたオンド・マルトノとの出会いを期に、慶應義塾大学経済学部を卒業後渡仏、パリ国立高等音楽院(コンセルヴァトワール)オンド・マルトノ科を首席で卒業。オンド・マルトノ演奏家としての積極的な演奏活動を開始した。特に20世 紀を代表するフランスの作曲家故オリヴィエ・メシアン作曲[トゥランガリーラ交響曲]のソリストとしての演奏会は、カーネギーホール、ベルリンフィルハーモニーホール、シャンゼリゼ劇場、パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座といった主要な劇場で20ヶ国330公演を超えた。また 同曲をオランダ王立コンセルトヘボー管と録音したCDはフランス・ディアパゾンドール賞を受賞するなど、世界的な評価を確固たるものとしている。作曲家としての代表作には、オンド・マルトノ協奏曲[薄暮、光たゆたふ時]、邦楽器アンサンブルのための[恍惚のスケッチ]、組曲[オリーブの雨]などがあるが、1990年代より、テレビCF音楽に請われて参加したことをきっかけに、アニメや映画音楽などの影像とコラボする音楽とも関わりが深い。2002年制作の劇場用長編アニメ[パルムの樹]のサントラ盤は独特なサウンドで高評を得ており、[マリオネット]では2007年ブリッケンリッジ映画祭(米国コロラド)で最優秀音楽賞を受賞。またグローバル音楽奨励賞、出光音楽賞、飛騨古川音楽大賞奨励賞、横浜文化奨励賞、ミュージック・ペンクラブ賞など受賞も多数。オフィシャルサイト 公演概要『稲垣潤一 フレンチ・バージョン vol.2 ~オンド・マルトノ 原田節を迎えて~』公演日:2022年10月15日(土)13:30開場/14:00開演会場:タウンニュースホール(神奈川県秦野市南矢名1-5-13)■出演者稲垣潤一 / 原田節■チケット料金前売:9,000円当日:9,500円(全席指定・税込)主催: タウンニュース・エンターテイメント株式会社 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月23日サッカー選手の稲本潤一さん(42)は、かねてよりお付き合いしていたモデルの田中美保さん(39)と2012年に結婚。現在は2人の子宝に恵まれ4人家族に。家では「トト」と呼ばれている稲本選手。先日は、美保さんとの手元の写真を投稿し反響を呼んでいるようです。早速チェックしてみましょう!美保さんとの素敵なペアリングを公開 この投稿をInstagramで見る 稲本潤一(@junichi_inamoto17)がシェアした投稿 「時々2人でつけるこの指輪。特別な思いが込められてるダイヤなのでなんでもないに日に付けても特別感を感じてます!2人で過ごす時間は少なくなってきたけど、こうして特別な感覚を大切にしたいね」と美保さんとのペアリングの写真を投稿した稲本選手。素敵なペアリングにフォロワーからの羨望のまなざしが向けられていて、コメント欄には「かっこよくて素敵なデザインですね」「大好きなお2人♡」「素敵な夫婦ですね」と称賛のコメントが相次ぎ、夫婦仲の良い2人に多くの反響を呼んでいました。結婚した今も恋人同士のような雰囲気の稲本選手と美保さん。夫婦一緒の投稿があると注目が集まるようです。次の夫婦ラブラブショットが楽しみですね!あわせて読みたい🌈橋本マナミさん、キャミソール姿で寝そべりショット披露「色っぽい」「美しさ変化無し」
2022年03月31日寺田倉庫株式会社が運営する建築倉庫ミュージアムは、緊急特別企画として、「隈研吾・西澤明洋が語るアフターコロナの建築とデザイン -建築倉庫×クリエイティブナイト-」を2020年5月14日19時よりYouTubeにてライブ配信いたします。建築倉庫ミュージアムは現在、新型コロナウイルスの感染予防および拡散防止のため臨時休館しておりますが、この期間にも建築および建築模型の魅力をより多くの方に伝えるべく、オンラインコンテンツの充実に力を入れております。今回は、建築倉庫ミュージアムの取り組みのひとつである「建築領域における可能性の拡張」に対し、様々なジャンルのクリエイターを招いたトークセミナー「クリエイティブナイト」を主宰する株式会社エイトブランディングデザインに共鳴いただいたことから、本コラボレーションが実現いたしました。登壇者には、同社代表であり、アーキテクチュアル・シンキング(建築的思考術)を提唱するブランディングデザイナー・西澤 明洋氏と、建築倉庫が運営する模型保管サービス「ARCHI-DEPOT ONLINE」にて、数多くの建築模型を保管する建築家・隈 研吾氏をお迎えいたします。「アフターコロナの建築的思考術」、「建築×ブランディング」、「建築模型の価値」等をキーワードに、第一線で活躍する両氏が、「今」考える建築とデザインについて語ります。【開催概要】タ イ ト ル:緊急特別企画「隈研吾・西澤明洋が語るアフターコロナの建築とデザイン -建築倉庫×クリエイティブナイト-」日 時 :2020年5月14日 19:00~20:10(終了予定)配 信 URL:建築倉庫ミュージアム公式YouTubeチャンネル 視 聴 方 法:詳細は建築倉庫公式サイトおよび各種SNSをご確認ください。公式サイト:公式SNSTwitter :: :料 金 :無料【隈研吾氏について】 年生まれ。東京大学建築学科大学院修了。1990年隈研吾建築都市設計事務所設立。2009年~2020年3月、東京大学教授。2020年4月より東京大学特別教授。1964年東京オリンピック時に見た丹下健三の代々木屋内競技場に衝撃を受け、幼少期より建築家を目指す。大学では、原広司、内田祥哉に師事し、大学院時代に、アフリカのサハラ砂漠を横断し、集落の調査を行い、集落の美と力にめざめる。コロンビア大学客員研究員を経て、1990年、隈研吾建築都市設計事務所を設立。これまで20か国を超す国々で建築を設計し、(日本建築学会賞、フィンランドより国際木の建築賞、イタリアより国際石の建築賞、他)、国内外で様々な賞を受けている。その土地の環境、文化に溶け込む建築を目指し、ヒューマンスケールのやさしく、やわらかなデザインを提案している。また、コンクリートや鉄に代わる新しい素材の探求を通じて、工業化社会の後の建築のあり方を追求している。【西澤明洋氏について】 年生まれ。株式会社エイトブランディングデザイン代表。ブランディングデザイナー。「ブランディングデザインで日本を元気にする」というコンセプトのもと、企業のブランド開発、商品開発、店舗開発など幅広いジャンルでのデザイン活動を行っている。「フォーカスRPCD(R)」という独自のデザイン開発手法により、リサーチからプランニング、コンセプト開発まで含めた、一貫性のあるブランディングデザインを数多く手がける。主な仕事にクラフトビール「COEDO」、抹茶カフェ「nana’s green tea」、ヤマサ醤油「まる生ぽん酢」、サンゲツ「WARDROBE sangetsu」、芸術文化施設「アーツ前橋」、手織じゅうたん「山形緞通」、純金工芸「SGC」、農業機械メーカー「OREC」、ブランド買取「なんぼや」、ドラッグストア「サツドラ」、博多「警固神社」、など。著書に『アイデアを実現させる建築的思考術』(日経BP社)、『ブランドをデザインする!』(パイ インターナショナル)などがある。グッドデザイン賞をはじめ、国内外100以上の賞を受賞。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年05月10日直木賞作家・井上荒野さんが2003年に発表した連作短編小説『潤一』。年齢も境遇も様々な女性たちが、ミステリアスな青年・潤一とのひと時の邂逅によって、自身の生き方に気付きを得たり、これまでにない幸せを感じ取ったり…忘れられない記憶を刻印されていく。官能的な描写も話題となったこの作品が、潤一役に志尊淳さんを迎え映像化された。志尊さんのインタビューとともに、『潤一』の甘美な世界に存分に浸って。相手との距離を探りながら合わせていく。セックスもコミュニケーションなんです。「潤一役のオファーをいただいて、最初に原作を読ませていただいたのですが、これをどう実写化するのか未知で、そこにとても興味を惹かれました。ただ正直、何度読み返しても、潤一という人物が掴めないままでした。むしろ、そこが彼の魅力でもあると思ったんです。基本的に僕は、役を理屈で納得しながら深掘りしていきたいと思うタイプなのですが、この役に関しては、あえてそこを曖昧なまま演じさせていただきました」潤一は、家を持たず、定職にもつかず、様々な女たちの元を渡り歩くミステリアスな青年だ。「潤一は、対峙する女性によって違う懐への入り方をするんですよね。しかも、そこにしたたかさや作為はなく、本能的なんです。だから、潤一の人物像を考えて芝居をそこに当てていくより、毎回、まっさらな状態で相手役の女優さんと向き合って、現場の空気感で、セッションするように作り上げていくことを意識しました」なかでも、それぞれの女性たちとのセックスシーンは、毎回、全然違う感覚があったそう。「ベッドシーンに関しては、監督からの演出の指示もあまりないし、テストもほぼなく、『おふたりの空気感にお任せします』と言われていました。潤一は自分からあまり話もしない人なので、僕もつねにマイペースな距離感でいたんですが、相手によって距離感の近い場合もあれば、その逆もあって。キスひとつも、タイミングから全部が違って、その人がキス自体にどれだけ重点を置いているかが見えてくる。それが面白いなと。とくに千尋との回は、それまで潤一側からいっていたのが、千尋の発散するものを受け止める側になっていたのが新鮮でした。人間関係としても肉体関係においても、潤一は、それぞれの女性が求めているところにハマっていくんです。受け止めてほしい人もいれば、来てくれることを待っている人もいて、彼はきっと、本能的に女性が求めることを察知できるんだと思います。ただそれは、動物的勘みたいなもので、彼にしてみたら、その時間を気の赴くままに過ごしているだけなんですけど」セックスも、互いを理解するコミュニケーションのひとつ。「自分だけが求めるんじゃなく、相手との距離を探りながら、空気感を合わせていくものですよね。話さずとも肌が触れ合うだけで感じ取れることもあるし、なぜか肌感覚が合うってこともある。この撮影中は、自然とあまり人とコミュニケーションをとらず、ひとりで過ごすことが多かったんですけれど、相手のことを何も知らないままシーンを重ねるうちに、ふいに相手に情が生まれる瞬間が来るんです。唐突に切なさが押し寄せたり。それは潤一としてなのか、志尊淳としてなのかわからないけれど、それを感じられたことは、すごく良かった。それでいうと、この作品の中では、セックスという形だけでなく、自転車に2人乗りしたり、ボートに一緒に乗るという描写もあります。それだって、人によってはセックスと同じような行為だったのかもしれない。セックスだって人間の本能として必要とされてきたことで、恥ずかしいことでも何でもない。むしろ、言葉だけでは伝わらない感覚が伝わる、大事なものだと思います」作中では、裸になるシーンも多いけれど、あえて「だらしない体をめざしました」という志尊さん。「いい体にしちゃうと、そこにナルシズムが見えてしまうので、それは潤一ではないって思ったんです。彼のセックスの目的が違って見えてきてしまうことだけは避けたくて。それより大事にしていたのは、生々しさだとかリアリティのほう。ただ、宣伝に使用されるビジュアル用のスチール撮影では、できるだけ多くの人の記憶にこの作品が引っかかってほしくて、1か月半前からジムに通って体を作りました。それを入り口にこの作品を観た人は、詐欺だって思うかもしれません(笑)」家も職も持たず自由に生きる潤一が女たちを癒してゆく。出産を目前に控えた映子(藤井美菜)、妹の夫と肉体関係を持つ環(夏帆)、夫から執拗に束縛される千尋(江口のりこ)…。潤一と関わりを持つのは、タイプも年齢も立場もまるで違う女性たち。はたから見れば、何の不自由もなさそうだが、どこか心の内に満たされなさを抱える彼女たちの目の前に、ふいに潤一が現れる。女たちと多くの言葉を交わすわけではないけれど、いつしかするりと心の隙間に忍び込み、そしていつしか消えてゆく。女にとってはファンタジーのような存在でありながら、そこに確かな手触りを残す。はたして潤一とは何者で、彼女たちに何をしたのか。静かに淡々と綴られてゆく映像が、想像力を刺激するエモーショナルな作品だ。毎週金曜25:55~カンテレで放送中。原作/井上荒野『潤一』監督/北原栄治、広瀬奈々子脚本/砂田麻美出演/志尊淳、藤井美菜、夏帆、江口のりこ、蒔田彩珠、伊藤万理華、原田美枝子ほかAmazonプライム・ビデオにてデジタルセル配信を購入すると全員に、志尊さんの撮り下ろし写真が満載の特製「潤一」フォトブックをプレゼント中。©2019「潤一」製作委員会しそん・じゅん1995年3月5日生まれ。東京都出身。現在、ドラマ『Heaven? ~ご苦楽レストラン~』(TBS系)に出演中。出演映画『劇場版 おっさんずラブ ~ LOVE or DEAD ~』は8/23 、『HiGH&LOW THE WORST』は10/4公開。10/8開幕のNODA・MAP『Q:A Night At The Kabuki』への出演も控える。シャツ¥29,000パンツ¥27,000Tシャツ¥15,000(以上エンハーモニック タヴァーン/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)シューズ、ピアスはスタイリスト私物※『anan』2019年8月14-21日合併号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・手塚陽介ヘア&メイク・仲田須加取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年08月17日俳優・志尊淳が体当たりヌードで挑む官能ラブストーリー「潤一」が、ドラマ配信・放送に先駆け6月14日(金)より丸の内ピカデリーにて1週間期間限定で公開されることが決定。特別ビジュアルも到着した。無職、宿無し、気まぐれに女から女へと渡り歩く潤一。出産を控えた妊婦、映子。妹の旦那と寝る姉・環。亡くなった夫の不倫を疑う未亡人のあゆ子。夫に束縛された装丁家の女・千尋。処女を捨てたい女子高生・瑠依。毎日男漁りに出掛ける女・美夏…。それぞれの孤独な日常の隙間に、潤一はいつの間にか現れて、消える。寄る辺ない日常に埋れていた女たちの人生は、潤一との刹那の愛で輝きを取り戻すが、潤一は一人の女のそばには決してとどまらず、小さな波紋だけを残してふらりと去っていく――。『万引き家族』の是枝裕和監督を中心に設立された制作者集団「分福」が手掛ける渾身のプロジェクト「潤一」。カンヌの国際ドラマの祭典「カンヌシリーズ」のコンペティション部門に日本作品として初めて出品され、公式上映では現地の関係者から絶賛を浴び、注目を集めた。原作は、直木賞作家・井上荒野の同名連作短編集。主演を務めるのは、「自分の概念が否定された」と本作原作に感銘を受けた志尊淳。「女子的生活」、「ドルメンX」、連続テレビ小説「半分、青い。」などで近年話題の彼が、今作では6人の女性たちを虜にする妖艶な青年を華麗に演じ、自身初となるヌードに挑戦。官能的なベッドシーンも披露し、新境地を切り開いている。劇場公開決定と合わせて公開された特別ビジュアルでは、濡れた上半身裸に儚い視線…これまでとは違った雰囲気の志尊さんが大きく写し出されている。そんな志尊さん演じる青年・潤一の虜となる女性たちには、藤井美菜、夏帆、江口のりこ、蒔田彩珠、伊藤万理華、原田美枝子が扮している。監督は『歩いても 歩いても』以降の是枝監督作品を支えてきた北原栄治と、是枝監督の愛弟子で『夜明け』の広瀬奈々子、脚本は「分福」の砂田麻美が務めた。映画『潤一』は6月14日(金)より丸の内ピカデリーにて1週間限定上映。Amazonプライムビデオ、iTunesほかにて6月26日(水)よりデジタルセル先行開始。TVドラマ「潤一」は7月12日(金)25時55分~関西テレビにて放送。放送終了後国内プラットフォームにて見逃し配信予定。(cinemacafe.net)
2019年05月28日日本のお家芸・青色LEDの発明が、2014年のノーベル物理学賞に決定しましたー。受賞者は、赤崎勇さん、天野浩さん、中村修二さんの3人でございます。いやー、めでたい!今回は、サクッとこの受賞についてまとめておきましょう。ノーベル物理学賞といえば、物理学の研究成果学について、いちばん有名な賞ですね。ノーベル賞の楽しみ方については、前にもこのコーナーでもご紹介しております。ともかく取れたらすごいってことです。日本人ではじめて湯川秀樹さんがノーベル賞を取った後に、大阪のおばちゃん御用達の「あめちゃん」を作る飴屋さんが「ノーベル」という名前のブランドをつくったくらい、インパクトが大きかったですな。さて、そんなノーベル物理学賞、2014年の受賞は、日本のお家芸、青色LEDの発明に贈られることが決まりましたー。パチパチパチ!赤崎さん、天野さん、中村さんの3人で賞金は三等分だそうでございます。赤崎さん天野さんは名古屋大学の師弟で、このうち天野さんはなんと学生の時にとりくんで成功させた基礎研究が評価されてのノーベル賞です。天野さんは知っている人によると「そんな偉い先生とは知らなかった」という感じの人だそうで、ノーベル賞委員会、よくぞ天野さんの実績を評価したよね! という感じですな。一方、中村さんは、徳島大学を出たあと、日亜化学工業の研究者として、周囲のサポートがほぼない中で青色LEDの量産化技術を確立。日亜化学の急成長の原動力になりました。その後、中村さんは二代目の社長と衝突し、研究環境を求めて退社し、米国に移住しました。経緯は中村さんのすごく生々しい自伝「怒りのブレークスルー(ホーム社、後に集英社文庫)」という本に詳しいんですが、絶版ですね。たぶん、すぐ再販されると思われますけどねー(笑)。オモシロイ本です。おすすめでございます。さて、青色LEDですが、これはもう「世界を変えた」発明です。どう変えたかというと、インジケーターとしてしか使えなかったLEDを、照明として使えるようにしたことにつきます。1962年に赤色LED、その後1970年代に黄色~黄緑までは作れていたのですが、ずーっと作れなくて1986年に青色の発光を赤崎さん天野さんが実現。1993年に中村さんが量産実用化の発明をしました。LEDは丈夫で長持ち、電力消費量は少ないといいとこずくめです。フルカラー表現ができるのでディスプレイにも使われています。ブルーレイやレーザーにも使われています。でも、一番は照明ですね。20世紀は「電球」の世紀なら、21世紀は「LED」の世紀だなんて言い方もあります。信号機の回の時にもお話しましたが、いままでの電球より一桁少ないコストで使える。これは、ありがたいことですな。同じことは、開発途上国にもいえることで、LEDのおかげで、電球よりずっと安いコストで子供たちが勉強できるのですなー。すばらしい。とノーベル財団は言っております。さて、青色LEDの発明に至る歴史をいくつかのポイントをまとめておきますね。1874年 ダイオードの発明(ブラウン)1875年 ガリウムの発見(ボアボードラン)、フランスの古い名前ガリアにちなむ1931年 半導体理論の確立(ウィルソン)1947年 トランジスタの発明(ショックレー、バーディーンら)→ノーベル賞1962年 (赤色)発光ダイオードの発明(ホロニャック)60-70年代 高輝度赤色/緑色ダイオードの発明(西澤潤一)1972年 黄色発光ダイオードの発明(クラフォード)1986年 青色発光ダイオードの実現、窒化ガリウムによる(赤崎、天野)1993年 青色発光ダイオードの量産実用化(中村)→赤崎、天野とともにノーベル賞2003年 紫外発光ダイオードの実現、酸化亜鉛による(川崎)日本人がたくさんからんでいますねー。あるジャンルの研究設備が整備されていると、派生した研究が生まれやすいというのがございますな。トランジスタのバーディーンの弟子が発光ダイオードの発明者ホロニャックだったなんて関係もございます。それにしても、ホロニャックとクラフォードを飛ばして、赤崎さんたちがノーベル賞となったのは、なんともおもしろいところでございます。青までできて完成ということだったのかもしれませんね。ところで、青色発光ダイオード、窒化ガリウムというものを使うのですが窒素はまあ、空気の中になんぼでもあるからええとして、ガリウムがレアメタルなんですね。高いうえに産出国が限られているんですね。そこで、さらにどこにでもある亜鉛をつかったダイオードを川崎さんが発明されています。まだまだこの分野おもしろそうですよ。著者プロフィール東明六郎(しののめろくろう)科学系キュレーター。あっちの話題と、こっちの情報をくっつけて、おもしろくする業界の人。天文、宇宙系を主なフィールドとする。天文ニュースがあると、突然忙しくなり、生き生きする。年齢不詳で、アイドルのコンサートにも行くミーハーだが、まさかのあんな科学者とも知り合い。安く買える新書を愛し、一度本や資料を読むと、どこに何が書いてあったか覚えるのが特技。だが、細かい内容はその場で忘れる。
2014年10月08日