「涙なくして読めない漫画」と多くの支持を集める村上たかしの作品を映画化した『星守る犬』が6月11日(土)に公開。都内劇場で行われた舞台挨拶に主演の西田敏行をはじめ、玉山鉄二、川島海荷、瀧本智行監督が登壇した。北海道の山中に放置された車の中から、中年男性と犬の白骨死体が発見される。男性と犬の死亡時期には半年の時間差が。埋葬を請け負った青年は彼らがここに至るまでの旅路を辿るが、そこには挫折や苦悩、そして家族への深い愛があった――。この日は東日本大震災の発生からちょうど3か月目。撮影は被災前の東北各県でも行われており西田さんは、改めて被災者にお見舞いの言葉を送ると共に、自身も福島県出身であることから、寄せられた多くの支援に感謝した。その上でこの作品を「40年近い俳優生活においてもエポックメイキングと言える作品。宝物になりました」としみじみと語った。熟年離婚や無縁死といった現代社会が抱える問題が描き出されるが、西田さんは「(妻を演じた)岸本加世子さんから離婚届を出されたときは戦慄が走りました」と苦笑交じりに明かし、会場の笑いを誘った。そして「家族は空気のように(当たり前に)あるものと考えてました。父として興味、関心を持つことが大事なんだなと」と思いを語った。川島さんは、映画にちなんでひまわりの花を手にした観客に迎えられ「感動してます!」と嬉しそう。自身「お父さんとは仲が良い」と語っていたが「たまに反抗してしまうこともあるので『ごめんね、いつもありがとう』と伝えたい」と作品を通じて感じた父への感謝の思いを口にした。玉山さんは「この役を演じる上で、クランクイン前から決めていたことは余白を大事にして、観客のみなさんに余白を埋めていただいて完成させるということ」と語り、映画を観終わったばかりの客席に「(自身が演じた)奥津は今日、完成して嬉しいです」と笑顔を見せた。ちなみに、来週は「父の日」ということで、映画にちなんでお父さん役の西田さんにサプライズプレゼントが!それは挿入歌にもなっている水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」。こっそりと来場していた水前寺さんが客席後ろから登場し、「三百六十五歩のマーチ」を熱唱した。これには西田さんも感激。「お父さんやっててよかった」と涙ながらに語っていた。『星守る犬』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:星守る犬 2011年6月11日より全国東宝系にて公開© 「星守る犬」製作委員会■関連記事:『星守る犬』玉山鉄二インタビュー「役者として“職人”でありたい」男と犬の旅路の先にあったものとは…?『星守る犬』試写会に30組60名様ご招待『星守る犬』完成会見西田敏行、震災の被害受けた主演作ロケ地への悲痛な思い明かす川島海荷と中村蒼が難病のカップル役で共演!ラブシーンはどちらがリード?泣ける!31万部突破の漫画「星守る犬」が西田敏行主演で映画化
2011年06月13日映画『ジーン・ワルツ』(大谷健太郎監督)の初日舞台挨拶が2月5日(土)、東京・銀座の丸の内TOEI1で行われ、主演の菅野美穂、共演の田辺誠一、原作者の作家で病理医の海堂尊氏らが出席した。大学病院を舞台に顕微授精のスペシャリストの産婦人科医、曾根崎理恵(菅野さん)の国家の医療体制に反発する戦いを通じ、代理母出産など日本の産婦人科医療の現実を描く医療ミステリー。命を扱ったデリケートなテーマに菅野さんは「いま30代で、いつか母親になりたいと思っている。こういうタイミングで、こういう映画に参加させていただき幸運でした」と深い関心を持って捉えた様子。「出産のいいところだけ見て夢のように産みたいと思っていましたが、産科医療がどれだけ大変か、胎児が10か月体内にいる間にどういうことが起こりうるかシビアな面も知って、だからこそ赤ちゃんを抱っこできる喜びを知り得るとわかった。改めて赤ちゃんを産みたいと思いました」と強い母親願望を口にした。一方の田辺さんは、大学病院で理恵の上司にあたるエリート医師役。劇中では、さまざまな事情を抱えながら出産に立ち向かおうとする女性たちが登場しており「いろいろな生き方の女性を見て、女性は命がけで“命”を産むんだと、感動しました」としみじみ。また長年の不妊治療の末に39歳で妊娠をした荒木浩子役の南果歩は、出産シーンをふり返り「美術さんが新生児ロボっていうのを作ってくれて、何体かあったんですが、やっぱりウチの子が一番かわいい!と思って、親バカでした」と実生活でも母親だけに出産に思い入れもひとしおの様子で、観客の笑いを誘った。『ジーン・ワルツ』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)特集「『ジーン・ワルツ』 現場が伝える女性の『生き方』&『働き方』」■関連作品:ジーン・ワルツ 2011年2月5日より全国にて公開© 2011「ジーン・ワルツ」製作委員会■関連記事:天才医師が新医療の闇に迫る『ジーン・ワルツ』オリジナルバッグを5名様にプレゼント菅野美穂インタビュー“天才女医”から見つめる、女性の生き方『ジーン・ワルツ』海堂尊インタビュー納得の出来に原作者も「危険な映画(笑)」菅野美穂「ピザマルゲリータを見ると帝王切開を思い出す」就活女子必見…?桐谷美玲がコメディ初挑戦でコスプレ軍団に囲まれ困惑
2011年02月07日思わず支えたくなるような純粋無垢な女性から、目的のためには手段を選ばない悪女まで、女優・菅野美穂の演技には毎度驚かされる。そんな彼女が『チーム・バチスタの栄光』、『ジェネラル・ルージュの凱旋』などの映像化で知られる医療ミステリー作家・海堂尊の新シリーズ『ジーン・ワルツ』の映画化で演じるのは、クール・ウィッチ(冷徹な魔女)と言われ、権力に屈しない行動力を持つ、産婦人科医であり顕微授精のスペシャリスト・曾根崎理恵だ。“史上最強の女医”を演じたことで彼女自身の人生はどう変化したのか――。曾根崎の芯の強さに「羨ましい」「原作の曾根崎先生は、どこまでもクール。内側にある情熱はポーカーフェイスで一切表面に出さず、水も漏らさないような計画を立てる完璧な女性。そういう女性を私が演じるってどうなんだろう…という不安はありました。でも、映画の台本を読んで、彼女の揺らぎとか葛藤を膨らませていることに気がついて、私の役割は原作の曾根崎先生と映像化にあたっての曾根崎先生のニュアンス、その両方を繋ぎ合わせることだと思ったんです」と語るように、信念を貫きながらも揺れ動く心情を丁寧に表現している。菅野さんが20代の頃からカメレオン女優と言われるゆえんはそこにある。物語の舞台となるのは、とある理由で閉院間近となったマリアクリニック。曾根崎と彼女がサポートする4人の妊婦それぞれの出産に至るまでが描かれ、多くの女性は出産について深く考えさせられる。もちろん菅野さんもそのひとりだ。作品から受けた衝撃を「頭をガツンと叩かれたようだった」と説明する。「いままでは、赤ちゃんを産むことに関してどこか夢見がちだったというか、早いか遅いかの違いはあっても、いずれ母親になるだろうと思っていたんです。けれど、そうではなかった。現代の女性にとっては、産む人生も産まない人生も選択できる。赤ちゃんを産むにしても、十月十日の間にどれだけ大変なことが待っているのか──その大変さを知り、その先にあるであろう自分の赤ちゃんを抱くことの喜びを考えることができた。いまは夢見がちではなく、現実的な大変さも含めて、いつか赤ちゃんを産みたいと思っています」。また、今回は菅野さんをはじめ浅丘ルリ子、南果歩、風吹ジュン、白石美帆、桐谷美玲など女性キャストが多かったこともあり、現場でも出産トークが繰り広げられた。「風吹さんが現場にお茶のセットを持ってきて中国茶を入れてくださったんです。そのお茶を飲みながら、出産のときはね…と話をしたこともありますね」。監督の実体験から演技のヒントを得るそして、和気あいあいとしたオフタイムの雰囲気とは一変、劇中で曾根崎が代理出産という大胆な計画を遂行するために、上司である帝華大学准教授の清川と火花を散らし、繊細さと強さを武器に清川を振りまわす一幕も。菅野さんはそんな曾根崎を「羨ましい」、「あっぱれな女性」と称える。「曾根崎先生のやろうとしていること、言っていることは正しいけれど、拳をあげた瞬間に意味が変わることってありますよね?でも、彼女の場合は正々堂々と正義をきっちり貫き通している。もちろん、その自信の裏には努力があるわけですが、私は彼女ほど自分に自信を持てないし、嫌われたらどうしよう?って考えてしまう。ほんとにあっぱれな女性ですよね」。クール・ウィッチと呼ばれながらも同性から頼られるキャラクターでいられるのは、彼女に観客が希望を託したいと願うからなのかもしれない。続けて、何日もかけて撮影したという、曾根崎と清川が一緒に手術を行うシーンが印象深く記憶に刻まれているとふり返る。「赤ちゃんが生まれるだけでなく、曾根崎先生と清川先生の本音がぶつかるシーンでもあって、さらに帝王切開の術式を手際よく演じなければならなくて…いろいろなものがギュウギュウに詰まっているシーンでした。私自身は子供を産んだ経験がないので分からないことだらけだったんですが、この作品の撮影に入る前に大谷監督はイクメンをされていたので、監督の(実体験からくる)何気ない言葉の一つ一つが演技につながりました。何よりも“映画を観たあとにあったかい気持ちになれる、そういう映画にしたい”という監督の言葉が支えになりましたね」。「私もいつか赤ちゃんを産みたい」と菅野さんが熱い思いを胸に刻んだように、多くの女性が曾根崎先生のような産婦人科医の下で、出産したいと思うことだろう。温かな気持ちを抱きながら──。(photo:Toru Hiraiwa/text:Rie Shintani)特集「『ジーン・ワルツ』 現場が伝える女性の『生き方』&『働き方』」■関連作品:ジーン・ワルツ 2011年2月5日より全国にて公開© 2011「ジーン・ワルツ」製作委員会■関連記事:『ジーン・ワルツ』海堂尊インタビュー納得の出来に原作者も「危険な映画(笑)」菅野美穂「ピザマルゲリータを見ると帝王切開を思い出す」就活女子必見…?桐谷美玲がコメディ初挑戦でコスプレ軍団に囲まれ困惑矢田亜希子クリスマスにプレゼントもらう予定アリ矢田亜希子インタビュー「いまだからできる」母親役で見せた強さ
2011年02月03日海堂尊原作の同名医療サスペンスを映画化した『ジーン・ワルツ』の完成披露試写会が1月30日(日)、東京・千代田区の帝国ホテルで開催され、主演を務める菅野美穂をはじめ、白石美帆、桐谷美玲、片瀬那奈、南果歩という日本を代表する豪華女優陣が勢揃い。原作者の海堂氏、そしてメガホンを取る大谷健太郎監督と共に本作の完成を報告した。主人公は顕微授精のスペシャリストで“遺伝子(ジーン)の女神”の異名を持つ天才医師・曾根崎理恵(菅野さん)。医療の最高峰である帝華大学病院で働く彼女が院長代理を務める廃院寸前の小さな産婦人科医院「マリアクリニック」には、禁断の“治療”が行われているとうわさが囁かれていた。真相を確かめるべく、同僚のエリート医師・清川吾郎(田辺誠一)は理恵の周辺を探り始めるが…。映画化もされた「チーム・バチスタの栄光」で華々しい作家デビューを飾った現役医師の海堂氏が、日本の産婦人科医療の現実を描く原作が菅野さん主演で映画化された。菅野さんは「クールでポーカーフェイスな役柄。普段の自分とは違うので頑張りました。参加できて光栄ですし、女性が多い現場で楽しかった」と“美の競演”が実現した現場にニンマリ。海堂氏も「全ての登場人物が予想以上に美しくなった。こんなにたくさんの美女に囲まれるのはこれが最後だと思うので、人生の短い頂点として楽しみたい(笑)」と映画の出来栄えはもちろん、華やかな雰囲気にご満悦だった。難病を抱える子供を持った母親を演じる白石さんは「妊娠も出産も経験したことはありませんが、いつか自分の身にも起こりうること。女性目線で心の痛み、命の奇跡を実感した。自分が出産するときに、もう一回この映画を観たい」と母性に目覚めた様子。南さんは不妊治療を経て、自然分娩を希望する女性を熱演し「自然だけでは立ち行かない現実がある。医療があったからこそ生まれた命もあるはずだし、自然志向に偏り過ぎる風潮に一石を投じる作品になれば」と自身の経験を踏まえて、真摯にコメント。さらに「今後ないとは思うが、子供を産むときは菅野さんにとり上げてほしい」とアピールする場面も。この日、客席には夫で俳優の渡辺謙の姿もあった。自称・ヤンキー妊婦役の桐谷さんが役作りの参考にしたのは「八王子のヤンキーです。監督が参考にしろって(笑)」。先輩女優との共演に、「みなさん優しかったし、女優としてたくさん勉強することができた」とふり返り、「命を扱った作品。ぜひ同世代に観てもらえば」と語った。そしてジャーナリストを演じる片瀬さんは「一般的にジャーナリストは客観的に情報を伝える仕事だが、テーマがテーマだけに、女性としての感情を抑えずに、女性目線で伝えたい気持ちを優先させた。生きることの素晴らしさ、女性のすごさを感じてほしい」とこちらも“女性が主役”と熱弁した。母性がテーマの本作に、菅野さんも「改めて母親になりたいと実感しました…なかなかなれませんけど(笑)」と少々自虐的に語ったほか、帝王切開の施術シーンを演じる際、資料DVDを見たといい「それ以来、ピザマルゲリータを見ると帝王切開を思い出しちゃうんですよ!」と珍発言も飛び出した。この日は、会見当日にあたる1月30日が「女性医師の日」に制定されたことを記念し、なんと65名の女医が菅野さんらと写真撮影に臨んだ。「うわぁ、圧巻ですね。みなさんお美しい」と菅野さん。主題歌「こたえ」を歌う小田和正からビデオメッセージが届くと、「普段は自分の演技に反省しながら、映画を観るんですが、小田さんの主題歌を聞いた瞬間、自分でも感動してしまい、涙が出ました。優しい気持ちになれる曲」と感謝感激していた。『ジーン・ワルツ』は2月5日(土)より全国にて公開。■関連作品:ジーン・ワルツ 2011年2月5日より全国にて公開© 2011「ジーン・ワルツ」製作委員会■関連記事:就活女子必見…?桐谷美玲がコメディ初挑戦でコスプレ軍団に囲まれ困惑矢田亜希子クリスマスにプレゼントもらう予定アリ矢田亜希子、出産後初の5年ぶり主演ドラマで母親役!出産シーンでは思い重ね涙
2011年01月30日昨夏、発売されるやいなや各メディアで取り上げられ称賛を呼び、31万部超を売り上げるベストセラーとなった村上たかしによる人気コミック「星守る犬」(双葉社刊)が西田敏行主演で映画化されることが決定!今月中旬、40万本のひまわりが咲き乱れる北海道・名寄市で撮影が開始された。山中に放置された自転車から中年男性とその飼い犬の死体が発見される。男性の遺体が死後半年を経過しているのに対し、犬の方は1か月しか経っていないという検視結果が出る。この時間差が意味するものは何か?身元不明の遺体を引き取る市役所の福祉課の青年が調べ始める。物語は数年前へと遡り、その中年男性“おとうさん”と犬のハッピーの旅路が少しずつ明らかになっていく。失業に離婚、一家離散の果て、おとうさんはハッピーと共にあてのない旅へ。やがて旅は終点を迎え…。おとうさんを演じる西田さんは、撮影の初日、本作について「原作を読んで、無償の愛を注いでくれる犬(ハッピー)と旅をして、人生の終着点に向かっていく話ですが、寂しさ、切なさ、愛おしさで、漫画なのに泣いてしまいました。この“おとうさん”という役は、ごく平均的な中年・老人像なので、コメディと違いアドリブのやりようがなく、没個性というか、逆に至難の業で、最近の自分にはユニークな役でやりがいがあり、クリエティブな気持ちを触発されました。ご覧の通り、ハッピーとも、もう心が通じ合ってるでしょ!」とハッピー役の秋田犬(オス・2歳)とじゃれ合いつつ、熱い思いを語ってくれた。自らの過去への思いを重ね合わせながらおとうさんとハッピーの旅路をたどる市役所福祉課の青年・奥津を玉山鉄二が演じるほか、ひょんなことから奥津と出会い、旅に同行するダンサーを志す少女・有希に川島海荷が扮する。ほかに、余貴美子、岸本加世子、藤竜也、三浦友和など実力派俳優陣が脇をしっかりと固める。撮影は8月末まで名寄市、石狩市など北海道で行われ、その後、青森県弘前、岩手県遠野、宮城県東松島、福島県いわきと、劇中のお父さんの旅路とは逆回りで進められ、都内スタジオでの撮影を経て、12月中旬に再び北海道で冬編のパートのロケが行われてクランクアップとなる予定。クランクインの地・名寄は瀧本智行監督が、全国5か所をめぐって最後に見つけ「ひまわり畑が一番、原作のイメージに近かった」とロケ地に決めた。撮影時期にあわせて例年よりも遅めに種がまかれ、隣りには奥津の家のロケセットが1か月をかけて丸ごと建てられた。8月12日、見事に咲いた40万本ものひまわりに囲まれてクランクインとなった。ちなみに、タイトルの“星守る犬”とは、犬がもの欲しそうに星を見続けている姿から、手に入らないものを求めること(ひと)を意味するという。かなわない夢を見るのは無駄で不幸なことなのか?その答えをおとうさんとハッピーが教えてくれる。『星守る犬』は2011年夏、全国東宝系公開予定。■関連作品:星守る犬 2011年夏、全国東宝系公開予定
2010年08月23日映画『パーマネント野ばら』(吉田大八監督)の初日舞台あいさつが5月22日(土)、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の菅野美穂、共演の江口洋介、小池栄子らが顔を揃えた。母と娘のなおこ(菅野さん)が営む小さな美容室に集う大人の女性たちが抱える恋とそれにまつわる悲しみを描く物語で、原作は漫画家、西原理恵子の同名作品(新潮社刊)。8年ぶりに映画主演した菅野さんは、江口さん演じる高校教師を恋人に持つ役どころ。「江口さんがもう本当に素敵で、栄子ちゃんと『江口さん、カッコイイよね』って言ってたんです。ね!」と小池さんに語りかけ、小池さんも「言ってたね」とガールズトーク。「そしたら水が落ちてきて、バチが当たったのかな?って」と観客の笑いを誘った。江口さんは「監督から『理想の男でお願いします』って言われ、理想の男って?どういうポジションで演じればいいのかな?と思いながらやっていました」と自信なさげだった。一方、母親役の夏木マリは、菅野さんについて「普段から、なおこになっていて本当に演技が上手で、改めて天才だなと思いました」と大絶賛。菅野さんは「いえいえ、そんなことないです」と喜びと照れが入り混じったような笑顔を見せた。放蕩者のなおこの父親役は宇崎竜童で「人生が真夜中のスナックみたいな、訳のわからない人。監督の指示を聞いて一生懸命やりました」と苦笑い。MCから「でも素敵でしたよね」と褒められると、「本当?あんなダメな男とばかり付き合ったら、みんなダメになっちゃうでしょ」と自分の役にダメ出しし、会場を沸かせていた。『パーマネント野ばら』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:パーマネント野ばら 2010年5月22日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010映画「パーマネント野ばら」製作委員会■関連記事:初恋に別れに遠距離恋愛…忘れられない恋の投稿エピソードを大公開!西原理恵子がモデルデビュー?『パーマネント野ばら』の意外なシーンで…夏木&菅野がさばけた恋愛指南「だめんずとは行くだけ行ってグチャグチャに」菅野美穂×夏木マリトーク付『パーマネント野ばら』女性限定試写会に40組80名様ご招待菅野美穂ら女優陣があの言葉を連発?原作者・西原理恵子「下品ですみません(笑)」
2010年05月22日先日より公開され、大ヒットを記録している『サヨナライツカ』主演の中山美穂による凱旋舞台挨拶が2月6日(土)と7日(日)の2日間にわたって東京、名古屋、大阪、福岡で行われた。途中、共演の西島秀俊も加わって開催されてきたが、最終回となる7日(日)の夜の東京・丸の内TOEI2での回では、中山さんが感激のあまり涙を見せる一幕も!この日の中山さんの衣裳は、劇中、沓子(中山さん)が、初めて豊(西島さん)の部屋を訪れる際に着ていたもの。元々、中山さんの私物だったということだが、中山さん曰く「友人のデザイナーのところで見つけたもので、きれいに透けて、脱ぎやすくて(笑)、あのシーンにぴったりだと思って監督に提案したら気に入ってくれたんです」とのこと。西島さんにそのシーンの思い出を尋ねると「あのシーンは緊張しました。僕は普段、緊張することはないんですが、あのシーンに関しては『カット!』という声が掛かったときに、手が震えていたのを覚えています」と明かした。ちなみにこの日も「舞台袖で、美穂さんがこの衣裳で現れたとき、緊張しました。いまも緊張してます…セクシーで素敵ですよね」と少し照れくさそうに語った。これに、中山さんも「ありがとうございます」と笑顔で返した。この日は、観客から2人に質問する時間も設けられたが、最初の質問は男性の観客で「僕はいま、彼女がいるんですが、それと別に忘れられない女性がいます。どうしたらいいんでしょうか?」という悩みの相談。中山さんはちょっと困った顔をしつつも「そうですね…。大切な思い出としてずっと胸にしまっておくとか…。いまの彼女と別れて、(その女性のところに)帰るというのもありますが…。迷いますよね。頑張ってください!」と励ましの(?)言葉を贈った。一方の西島さんは「困りますよね(苦笑)」と同調しつつ「いいんじゃないですか、忘れられない人がいるということは。(想いを)大切に持っていていいと思います」とのお答え。続いての質問は女性から。「自分にも付き合ってる人がいて、別れるつもりはないんですが、それでもほかの人を好きになってしまうことがあります。(これと同じような状況の)劇中の沓子と豊は幸せだったのでしょうか?」という深〜い質問。中山さんは「想いが深ければ深いほど、その想いに忠実であるなら幸せだと思います。人を好きになるということは幸せなこと。それだけは否定してほしくないです」と答えた。西島さんも「豊と沓子がいきなり恋に落ちるのは、互いを理解し合っていたから。豊は、ほかの人には見せないけれど、虚無感を抱えていて、沓子はそれをすぐに理解した。理解し合う2人だったからこそ恋に落ちた」とさすがの解説で会場を唸らせた。この日は凱旋舞台挨拶を記念して、くす玉が用意された。2人が引っ張り、くす玉が割れると、会場からは大きな拍手がわき起こったが、中山さんはこれに感極まって思わず涙!すると、西島さんがすかさずハンカチを差し出し、客席からは一層大きな拍手と歓声が。中山さんは「年をとったのか…涙もろくてしょうがない」と涙交じりに笑顔を浮かべ歓声に応えた。そして「末永くこの映画をみなさんの胸の中で育ててください。私も、25年後に観てどう感じるのか楽しみにしています」と語り、舞台挨拶は幕を閉じた。『サヨナライツカ』は新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開中。■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:中山美穂がフランスから緊急帰国!『サヨナライツカ』日本横断凱旋舞台挨拶が決定中山美穂、ファンの「おかえり」に笑顔西島秀俊は劇中の浮気に「しょうがない」連発【シネマモード】恋する女心を解く鍵は衣裳にあり?『サヨナライツカ』を彩るのは…中山美穂号泣、中島美嘉の歌声に「心に響いてきた」主演作『サヨナライツカ』試写会『サヨナライツカ』中山美穂×イ・ジェハン監督 12年ぶりの現場で感じたデ・ジャヴュ
2010年02月07日俳優の西田敏行が2月3日(水)、東京・シネマート六本木で映画『インビクタス/負けざる者たち』のイベントに出席し、日本時間で前夜に発表された第82回アカデミー賞ノミネーションで、本作で主演男優賞にノミネートされたモーガン・フリーマンを祝福し「絶対獲る!」とエールを送った。同作は、クリント・イーストウッドの監督第30作で1995年、南アフリカ大統領のネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)が同国ラグビー代表チーム主将のフランソワ・ピナール(マット・デイモン)と力を合わせ、ラグビーを通じ国をひとつにした実話の映画化。モーガンは2004年に『ミリオンダラー・ベイビー』で助演男優賞を獲得しているが、主演男優賞は受賞すれば3度目のノミネートで初受賞。マットも同作で助演男優賞にノミネートされた。イーストウッドの大ファンとして写真家の浅井愼平と共にゲストで来場した西田さんは「モーガンは大好きな俳優のひとり。大好きな浅井さんと同じ1937年生まれで、僕は47年生まれ。10コ違う先輩が熱い仕事をしてくださっている、世の中に対し切り拓いてくださっていると思うと、希望が持てる」と敬意を表し「受賞?絶対獲る!」と握りこぶし。さらに「マットは俺の教えた通り、よくやっているなって」と観客を笑わせた。一方、浅井さんは同作を「まっすぐで純で熱いものを持った人たちが世界を変えると改めて感じさせてくれた」と激賞。「僕はこの国のいろいろと困難な状況がある中、かなり絶望していてこのままではいけないと思っている。衆参両院の議員が正装してこの映画を観たら、卒倒するのでは?人としてや志の深さの違いに」と辛口交じり。西田さんも「イーストウッドはここ最近の作品を観ていると、アメリカとしての落とし前の付け方を体現している。沖縄の基地問題も任せたらいい結果をもたらしてくれるんじゃないかと。イーストウッドの勇気と正義を貫こうとする志に敬意を表し、イーストウッドありがとう!」と軽妙な口調ながら真摯に語った。『インビクタス/負けざる者たち』は2月5日(金)より丸の内ピカデリーほかにて全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:インビクタス/負けざる者たち 2010年2月5日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.第82回アカデミー賞 [アワード]■関連記事:『インビクタス』の前に…イーストウッド『グラン・トリノ』で圧巻の日本国内10冠アカデミー賞候補が決定!キャメロンVSビグローの元夫婦が最多9部門で対決ファーギーVSテイラー女優としても大活躍の歌姫がグラミー賞でガチンコ対決!賞レースのダークホース『ハート・ロッカー』のココがすごい!最新予告編到着K・ビグローが全米監督協会賞で女性監督初の快挙!会場にはブランジェリーナも
2010年02月03日先日公開され、10億超えも視野に入る大ヒットスタートを切った『サヨナライツカ』。この大ヒットを受けて、本作で12年ぶりの映画復帰を果たした中山美穂が、現在の住まいであるフランスから緊急帰国し、2月6日(土)、7日(日)の2日間で東京、名古屋、大阪、福岡の4都市8か所にて開催される大ヒット御礼凱旋舞台挨拶に出席することが急遽決まった。興行面での好調のみならず、本作は様々な映画サイトでのアクセス数、話題度で1位を獲得。加えて中島美嘉による主題歌「ALWAYS」も各チャートで1位、中山さんの夫である辻仁成の原作小説も紀伊国屋文庫本週刊ベストセラーを始め各ランキングで1位を記録するなど、“社会現象”という言葉が決して大げさではない盛り上がりを見せている。これを受けて、中山さんが再びフランスから帰国することが決定!今週末の2月6日(土)、7日(日)の2日間で東京、名古屋、大阪、福岡の4都市、8つの劇場で行われる舞台挨拶に登壇することになった。フランスから日本、さらに各都市をめぐる総移動距離は推定22,200キロ!およそ3,000人の観客動員が見込まれるこちらの舞台挨拶だが、実施の詳細については2月1日(月)の23:00ごろ、公式サイト上で発表されるとのこと。公開初日の舞台挨拶では、ファンから「おかえり!」という言葉と大声援で迎えられ、感無量といった面持ちで「海外映画なのに、日本のみなさんにいち早く届けられることが本当に嬉しい」と喜びを語っていた中山さん。今回の舞台挨拶ではどのような言葉をファンに向けて発するのか?『サヨナライツカ』は新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開中。『サヨナライツカ』映画公式サイト■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:中山美穂、ファンの「おかえり」に笑顔西島秀俊は劇中の浮気に「しょうがない」連発【シネマモード】恋する女心を解く鍵は衣裳にあり?『サヨナライツカ』を彩るのは…中山美穂号泣、中島美嘉の歌声に「心に響いてきた」主演作『サヨナライツカ』試写会『サヨナライツカ』中山美穂×イ・ジェハン監督 12年ぶりの現場で感じたデ・ジャヴュ川島なお美、ワケあり恋愛を一刀両断「頭と心と身体が一つになって本当の恋愛!」
2010年02月01日韓国のトップ俳優、チョン・ウソンからまもなく公開を迎える『サヨナライツカ』を絶賛する応援メッセージが到着した。辻仁成の同名小説を原作に、辻さんの妻である中山美穂が12年ぶりに映画主演を果たした作品として注目を浴びる本作。なにゆえ、韓国の名優からメッセージが到着が届いたのか?本作でメガホンを取ったのは韓国の名匠イ・ジェハン。ジェハン監督の名を韓国のみならず日本にも知らしめ、いまなお日本国内で上映された韓国映画の中で歴代1位の興行記録を持っているのがウソンが主演を務めた『私の頭の中の消しゴム』なのである。韓国ではウソンのみならず、ジェハン監督の次回作へ出演予定のクォン・サンウや、昨年の日本レコード大賞最優秀新人賞を獲得し日本でも人気の「Big Bang」のT.O.Pや俳優のチャ・スンウォンらが、映画の完成をいまいまかと待ちわびていたとか。また、今回のメッセージ発表とあわせて、ウソンの3月の来日も決定。3月27日(土)には単独来日イベントが開催されることも決まった。ウソンは『サヨナライツカ』について「完成前に、編集室で少し拝見する機会があったのですが、イ・ジェハン監督のオリジナリティあふれる映像美がとても素晴らしかったです!映像の一部を観ただけで、さらに先を観たくなる、気になる映画でした」と手放しで絶賛。続けて「韓国でも、『私の頭の中の消しゴム』以来、みなが待ち焦がれていたイ・ジェハン監督の作品!監督が時間をかけて温めてきた大切な映画です。日本のみなさまには、とても感動的で素敵な時間を過ごしていただけると思います。映画の成功を願うとともに、祝福いたします」とのコメントを寄せてくれた。2010年の初泣きはこの映画?『サヨナライツカ』は1月23日(土)より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開。チョン・ウソンイベント 情報日時:3月27日(土)14:00開場/15:00開演場所:日比谷公会堂チョン・ウソン公式サイト:■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:中山美穂&西島秀俊も登壇!『サヨナライツカ』ジャパン・プレミアに80組160名様ご招待中山美穂、久々にファンの前へ!石田ゆり子と舞台上で西島秀俊の取り合い?中山美穂、撮影現場よりも久々の会見に緊張?現場では西島秀俊に嫉妬も!中山美穂×西島秀俊『サヨナライツカ』主題歌に中島美嘉!切ない詞に涙必至?中山美穂、12年ぶりの銀幕に出会いと別れ語る「壊れてしまうのではないかと思った」
2010年01月08日中山美穂の12年ぶりの映画主演作となる『サヨナライツカ』の完成記者会見が10月27日(火)に開かれ、中山さんと共演の西島秀俊、石田ゆり子にメガホンを握った韓国人監督のイ・ジェハンが出席した。映画は辻仁成の小説を原作に、25年にもわたる男女の愛を描いており、中山さんは自由奔放な女・沓子を、西島さんは沓子と燃えるような恋に落ちる豊を、そして石田さんは豊の貞淑なる婚約者・光子を演じている。左肩を大胆に出したシックなドレスで登場した中山さん。「現場では不思議とブランクを感じなかったんですが、いま、この瞬間、(会見への出席が)すごく久しぶりだな、という気がしてすごく緊張してます」と語った。そんな彼女に質疑応答では質問が集中!12年ぶりに映画に出演する気になったきっかけを尋ねられると「以前からこの作品を映画化するというお話は伺ってました。沓子という女性に魅力を感じていましたが、まさか自分が演じるなんて思ってもみなかったです。ただ、監督からお話をいただいて、眠っていた感情が甦って、どうしても演じたい…沓子のような自由奔放な女性の役をやりたいって思ったんです」と語った。相手役の西島さんは撮影をふり返り「一番大変だったのは、監督がシーンごとに説明をしてくださるんですが、そこで要求される感情がひとつじゃないんです。喜びと悲しみとあきらめと…という感じで。全シーンがそうで、それを表現できるまでOKを出さないんです。辛く、やりがいのある現場でした」と充実した表情を見せた。が…一方で中山さんは「私には、大きな注文はなかったです。(厳しい要求を受ける)西島さんにちょっと嫉妬しました」といたずらっぽく笑った。石田さんは自身の役について「武家の妻のようですね。家庭を守り、夫を支えるのが自分のやるべきことであるという揺るぎない気持ちを持っている女性です。私なりに、彼女の美学を考えて演じました。監督には『優しく、やわらかく、包み込むように』という注文をいただきました」と説明した。劇中では2人の全く違うタイプの女性の間で揺れ動く男を演じた西島さんだが、個人的にはどちらに惹かれるか?という質問に西島さんはかなり困った表情。「両方が一番いいんですが…(苦笑)。豊が揺れ動く気持ちがよく分かります。僕が豊の立場でも揺れると思います。そうですね…映画を観ていただいてそれぞれに感じていただければ…」と何とか逃げ切った。逆に女性陣2人に沓子と光子、どちらに魅力や共感を感じるか?と尋ねると、石田さんは「本来、全ての女性は沓子と光子の2人の部分を少なからず持っていると思います。気持ちの上で、この2人は表裏一体なのかな、と。でも完成した映画を観たら『沓子、魅力的だな…。男ならこっちを選ぶかな』と正直、思いました(笑)」と明かした。中山さんもこれにうなずき、「光子には共感しますし、沓子のような女性への憧れの気持ちもあります」と答えた。さらに、中山さんには(現在、住まいのある)パリでの7年の生活が何か影響を与えたことは?という質問が投げかけられたが「ブランクが明けて、演じる上で、このブランクの間に変わった部分が演技ににじみ出ればいいな、という思いでした。ただ、自分の中で(ブランクが)どのように影響したか、ということは私にも分かりません」という答えが返ってきた。『私の頭の中の消しゴム』を手がけた鬼才として日本でも人気の高いイ・ジェハン監督は「原作を読んで、光子が書く詩に感動し、“岐路”というワードを見たときにこれを映画化したいと思いました。別れたくても別れられない、2人の胸の痛みを映像にしたかったんです」と作品に込めた思いを明かした。『サヨナライツカ』は2010年1月23日(土)より、新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開。■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:中山美穂×西島秀俊『サヨナライツカ』主題歌に中島美嘉!切ない詞に涙必至?中山美穂、12年ぶりの銀幕に出会いと別れ語る「壊れてしまうのではないかと思った」
2009年10月27日辻仁成の同名小説を中山美穂主演で映画化した『サヨナライツカ』の主題歌を中島美嘉が担当することが決まり、中山さん、中島さんからそれぞれコメントが発表された。中山さんにとって12年ぶりの映画復帰作であり、『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督の手による本作。タイのバンコクでの出会いを皮切りに25年の時を超え、東京、ニューヨークと舞台を移しながら、燃えるような一瞬の恋が切なくも美しい永遠の愛へと昇華していくさまが描かれる。中山さんの相手役を務めるのは西島秀俊。大人のラブストーリーにふさわしい2人がどのようなやり取りを繰り広げるのか?楽しみなところ。中島さんが映画の主題歌を歌うのは『永遠の詩』以来2年ぶりのこと。今回の「ALWAYS」では、昨年TVドラマ「流星の絆」の挿入歌として話題を呼んだ「ORION」でも中島さんとタッグを組んだ百田留衣が作詞・作曲を担当。「キミが笑うだけで、明日が見える。例え過ちだとしてもかまわない。今はただ…」と、この映画の情景にぴったりの切ない愛が紡ぎ出される。中山さんは「忘れたことにしない、なかったことにしない、愛すること、愛したことに一生懸命向き合う沓子の切なさや、想いの深さが存分に込められていて『一瞬の恋が、一生の愛へと続いていく』という映画の世界観を、音楽という別の側面で表現していると思いました」と中島さんが歌い上げる世界観を絶賛。「この作品のテーマとも言える『愛されること、愛すること』の愛することは永遠でありつつも、いつまでも感じることだと思います」とこの主題歌と合わせて、映画に込められたメッセージを改めて強く感じた様子。中島さんも「切ないシーンにも合う楽曲に仕上がっていますので、ぜひ映画と共に音楽も楽しんでいただけたら嬉しいです」と喜びのコメントを寄せてくれた。『サヨナライツカ』は2010年1月23日(土)より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開。「ALWAYS」も来春リリースを予定。■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:中山美穂、12年ぶりの銀幕に出会いと別れ語る「壊れてしまうのではないかと思った」
2009年10月07日大ヒット映画『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハンの熱烈なラブコールにより、中山美穂が12年ぶりに完全女優復帰!中山さんの夫である辻仁成による小説を原作に、切ない永遠の愛を描いた『サヨナライツカ』が2010年1月23日(土)に公開されることが決定した。待望のスクリーン復帰を前に、中山さんがその変わらぬ美貌を放つ、本作の作品画像が初披露された。本作で中山さんが演じる主人公・沓子(とうこ)は、「愛することがすべて」と思っている自由奔放で欲望に忠実な女性。バンコク、東京、ニューヨークと、25年の時を超えて交わされる、恋人・豊(西島秀俊)との切ない恋愛模様が描かれる。日本アカデミー賞優秀主演女優賞に輝いた『東京日和』(’97)以来12年ぶりの映画主演となる中山さんは、作品をふり返り「この物語は二人(豊、沓子)の出会いによって始まりますが、私が演じさせていただいたということも大きな出会いになりました。出会うということには、計り知れない可能性が秘められていて、想像もつかない未来が訪れたり、自分を成長させてくれます。『いつか』のために『いま』が用意されている。そのことをこの作品を通してずっと考えていました」とコメント。さらに、「沓子は、愛すること、愛したこと、すべてを体当たりで受け止めようとする彼女に、真の女性像を見たような気がした。彼女が泣いたり笑ったりするたびに、演じている私が壊れてしまうのではないかと思うときも」と、体当たりで演じあげたことをうかがわせる。12年ぶりの主演ということに加え、中山さんはイ・ジェハン監督のもと、韓国語、タイ語、英語が飛び交う現場を経験したが、「必ずまた一緒に作りたい!もう二度と仕事をしたくない!こんな極端な思いをしたのは初めて。それほど監督もスタッフも私も、特別な時間を共に過ごしたのだと思う。笑ったり泣いたり怒ったり、励ましたり励まされたり。演じるということ以外にもたくさんの愛情があふれた現場だった」と充実した日々をふり返る。念願のタッグとなったイ・ジェハン監督も、「美穂さんから感情を準備するために多くの質問を受け、よく話し合った。現場で演技について話すときは、信頼が積み重なれば重なるほど、目を見ただけで、何が言いたいか分かるようになった」と深い信頼を感じさせるコメント。中山さん渾身の演技に注目の『サヨナライツカ』。公開は、2010年1月23日(土)より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて。■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2009年09月24日