木村拓哉と二宮和也が初共演を果たした『検察側の罪人』が封切られ、好調なスタートを切った。見どころは様々だが、何よりも、木村さんが俳優としての覚悟を全身全霊で示した姿が、強烈なインパクトを残す作品だ。これほど“弱い”木村拓哉は見たことない木村さんが演じるのは、東京地検刑事部きってのエリート検事・最上毅。ただし、これまでのHERO然とした役どころとはかけ離れ、自らの正義を暴走させ、冤罪さえいとわぬ“一線を超えた”捜査を強引に進めるというキャラクターだ。木村さんは抑えた演技を基調に、いつになく切れ味鋭い目線、クールだが熱を帯びたセリフ回しを駆使し、有能な検事としての側面に加えて、最上の心の奥底に居座る自責や後悔、そして焦燥を表現してみせた。特に物語の後半で披露する、人間としてのもろさは新境地だ。きっと、これほど“弱い”木村拓哉は見たことないと、うなってしまうはず。そこに40代後半に向かう一俳優の人間味が加わり、木村=最上はさらに奥行きのある人物として、観客に世の中の矛盾を問いかけている。役柄への深い理解と共感があってこその、たたずまいなのだ。共演者を揺さぶる変幻自在のアドリブ本作のプロモーションイベントを取材した際、木村さんが“仕掛けた”アドリブが、たびたび話題にあがっていた。例えば、猛暑の事件現場に駆け付けた最上が、さりげなくジャケットを脱ぐシーン。これは単に「暑いから」ではなく、現場慣れしたベテラン検事の所作を見せるための一種の計算だ。一方、同じシーンで共演する二宮さんは、ジャケットを着たまま。二宮さん演じる沖野啓一郎は、最上を敬愛する後輩検事だからだ。この件をふり返り、二宮さんは「“ずりぃー!”って思いました。そういうの、すぐやるんですよ」と思わず苦笑い(8月20日のイベントでの発言)。共演者を揺さぶる変幻自在のアドリブ。そこに二宮さんに対する確固たる信頼があったのは言うまでもない。シリアスな現場でこそ、遊びを利かせる貫録が、いまの木村さんには備わっているのだ。いつかは「ギットギトの悪役」も?こうして木村さんが、スターの輝きはそのままに、俳優への“真の一歩”を踏み出した『検察側の罪人』が8月24日についに公開。同日には東京・TOHOシネマズ日比谷で初日舞台挨拶が行われ、木村さんは「ようやく皆さんに作品をお届けできる」と安どの表情を浮かべた。メガホンをとった原田眞人監督は「日本のエンターテインメントの歴史における一大事業だった」と木村×二宮の初共演をふり返っていたが、同時に「また、この2人を見たいと思ってもらえれば」と両者の再タッグに意欲を見せ、具体的に「昔やった『KAMIKAZE TAXI』をリメイクするのもいいかな。木村さんに悪役をやってもらって、ニノを追い回すとか。ギトギトの悪役の木村さんを見てみたい」と構想を語る場面も。これに対し、木村さんは「ギットギトにいきたいですね」とすっかり乗り気。二宮さんは「この2人(木村さんと原田監督)と一緒に何かやるなんて、なかなかないこと。今回も最初で最後のつもりだったので、そう言ってもらえるだけでありがたい」と感謝を示した。公開初日のリップサービスを差し引いても、木村さんと二宮さんが再び対峙する姿は、ファンのみならずとも見たくなるはず。『検察側の罪人』を見れば、なおさらそう思えてくる。(text:Ryo Uchida)■関連作品:検察側の罪人 2018年8月24日より全国東宝系にて公開(C)2018 TOHO/JStorm
2018年08月28日昔から女性に嫌われる女性というのは男性にチヤホヤされる傾向がありますよね。でも、男性に本気でモテたいのなら同性に嫌われる事を恐れていてはダメ。同性に嫌われる覚悟を持ち、男性ウケのために行動しなければなりません。今回は、モテたいなら嫌われる覚悟を!女に嫌われる女は男性にモテると題し、同性に嫌われるどのような行動が男性に気に入られるのか見ていきたいと思います。1. 同性に嫌われる女性がモテる理由まず、どうして同性に嫌われる女性が男性にモテるのかその理由に迫りたいと思います。女性というのは協調性を大切に生きているといわれています。「横並び」が好きですし、安心する性質を持っているのです。でも、男性にモテる女性というのは、男性の気を引くため、横並びをせずに輪から抜け出そうとします。その態度が女性に嫌われる原因です。目立つ存在といのは、それだけ男性に目をつけられる可能性が高いワケですので、本能レベルで良い遺伝子を残そうとする女性にとって敵なのです。でも、男性は女性より勘が鈍く、目立ってもらわないと見つけられない。目立つ女性は必然的に男性に見つけられやすく、大切にされやすいのです。2. 同性に嫌われるが男性にモテる行動とは? (1) ワントーン高い声男性の前で、声色が変わる女性がいますよね。同性から真っ先に「アイツ男の前では声が変わるな」と嫌われるタイプです。でも男性は、女性のワントーン高い声に「笑い声」を想像します。笑顔というのは男性にとって最大のご褒美。そのため、周りの女性よりもワントーン高い声で話をする女性に対して好意を抱きやすくなるといわれています。 (2) セクシーな服露出度の高い服を着ている同性に対して「男の目を引こうとしている」と嫌がる女性は多いです。でも、男性は視覚で恋をします。簡単に言えば、女性よりも見た目重視なのです。胸元が強調された服や、足が適度に見えるスカートを履いている女性を見ると、どうしても心が惹かれてしまのです。 (3) 頻繁なボディータッチ飲み会の席で「ヤダ〜」なんて言いながら男性の体をベタベタ触る女性。同性から嫌われる対象ですよね。でも、男性はボディータッチをしてくる女性を、好ましい目で見ています。なぜなら、「自分は嫌われていない」と分かるからなんです。触るイコール嫌われていない、だからアプローチをしても大丈夫という思考回路になるんですね。ボディータッチは男性からの誘いを待つアピール行動なんですね! (4)あからさまな上目遣い上目遣いで男性を見上げる…こんな女性を見ると「なんだコイツ」とイライラしてしまう人もいるのではないでしょうか?でも、男性は女性に上目遣いされると、なんだか頼られているような気持ちになり、プライドが刺激され心地よくなってしまうんです。男性は生まれながらに「女性を守らなければ」という本能が備わっているため、か弱そうに頼られるように下から見つめられると心が奪われてしまうとの事。女性は、協調性を大切にして横並びが好きな生き物。でも、横並びで「お手て繋いで」をしながら同じ男性をシェアするわけにはいきません。好きなタイプを見つけたら、同性にに嫌われる覚悟で繋いでいた手を離し、「お先に失礼!」と先手を打たなければ、いつまでも素敵な男性を捕まえる事は出来ないのかもしれませんね。written by 亀ぱんだ
2018年07月11日響きは一見ロマンチックな「許されぬ恋」=「不倫の恋」ですが、本当にロマンチックだと思えるのは映画やドラマの中だけのこと…現実の不倫の恋には様々な障害があります。このため、映画やドラマの展開に憧れて不倫の恋をしてしまうと、現実ならではの辛い出来事を多々味わうことになるでしょう。不倫の恋の辛いところ…それを知って覚悟ができていなければ、この手の恋愛はおすすめできません。好きな時に会えない不倫相手と家族…男性が最優先するのは家族です。例え不倫相手の女性を愛していたとしても、家族を崩壊させてまで付き合うつもりはないというのが男性の本音だからです。このため、不倫の恋は好きな時に男性に会うことはできず、会いたいと訴えるほどむしろ女性は邪魔な存在になってしまうのです。休日だからといってデートできるとは限らず、ただ会える日をじっと待つしかない辛さがあります。主導権を握れない不倫の恋の主導権は男性が握ります。なぜなら、不倫の恋において最優先となるのは女性の気持ちではなく男性の都合だからです。例え女性に行きたい場所があったとしても、そこにリスクがあるなら男性は女性の意見に反対するでしょう。何事においてもバレないことが最優先!少しでもバレるリスクがあればそれをしてはいけないのが不倫の恋の鉄則です。もちろんそれを判断するのは家族を持つ男性ですから、不倫の恋の主導権はほぼ男性が握っているといっても過言ではありません。敵を作ってしまう不倫の恋はルール違反です。このため例え結婚できたとしても男性の親族からは白い目で見られ、ルール違反の恋にドン引きする友人もいるでしょう。もちろん女性の両親もその恋には賛成できず、周囲は敵だらけになってしまいます。不倫した芸能人の末路を見ると分かるとおり、男性からは愛されても周囲は敵だらけの批判の嵐になってしまうのです。好きな時に会えない、思うようなスタイルで付き合えない、周囲からは批判される。実に窮屈で不自由に感じますよね。これが不倫の恋の現実で、ドラマや映画とは全く違うことが分かるでしょう。もし不倫の恋をするなら、こうしたことを受け入れる覚悟が必要です。その覚悟ができなければ不倫の恋はおすすめできないですし、覚悟のない不倫の恋はみじめな結末になるだけです。written by Ryuka
2018年02月03日幸せな恋をしたい女子の皆さま、こんにちは。「恋愛・婚活研究所」主宰のにらさわあきこです。片思いとの上手な付き合い方を書いているこのシリーズ、新年第一弾の今回は、片思いから広げて「幸せな恋をするコツ」を書いていこうと思います。今よりもよくなりたいから片思いも含めてですが、誰かを好きになるっていいですよね。今まで知らなかった世界が見えてくるし、価値観も広がります。そう考えると、片思いって、誰にでも訪れうる「ステップアップのチャンス」なのだと思います。もちろん、うまくいかない恋に悩むことも多いでしょう。でも、ステップアップのチャンスと捉えれば違う面が見えてきます。たとえば。あなたはどうして片思いをすることになるのだと思いますか?掘り下げると2つの事情があります。一つは「恋を求めているから」。もう一つは「今を変えたい…つまり今よりももっとよくなりたいとの思いがどこかにあるから」です。幸せになりたいと自覚する片思いに限りませんが、恋を成就させるうえで大事なのは、「今を変えたい」とあなたが思っていることを「しっかり自覚すること」なのですね。なぜ大事かというと、自覚すると行動が変わってくるからです。「自分を変えたい自覚を持つ」と、「今は(あなたの思う)幸せに、足りてない点がある」と自分が感じているとわかります。すると、自分の求める幸せ~たとえば好きになった彼と一緒に暮らしたいなどのイメージ~と今との「違い」が見えてきます。そしたら、「足りない部分」を埋める努力と行動をすればいいわけです。なお、イメージ化について詳しくは次回以降に書いていきます。自分を幸せにする覚悟を決めるとはいえ、皆さまの中には、「イメージするのはやっているけど、なかなかうまくいきません」という方もいらっしゃるでしょう。それはなぜだと思いますか?答えはとてもシンプルで覚悟が足りていないのです。覚悟というのは、この場合、あなた自身があなたの責任において、あなた自身を「絶対幸せにする」という決意です。そう、幸せになるために一番大切で、最初に行うべきは、あなた自身が「未来のあなたをあなたが幸せにする」と決心し、覚悟を決めることなのです。決意すると、今からの行動に迷いが減っていきますから、さっきまでのあなたとは、動きも変わっていくでしょう。具体的には、あなたが理想とする未来のイメージからはずれた行動を取らないようになるのです。明日の自分への責任を持つダイエットを例に説明しましょう。たとえば「来週までに痩せる」と決めても、覚悟が決まってないと目の前にあるケーキについ手を伸ばしてしまいますよね。けれど、来週の自分の体形を自分が作るのだと強く自覚して、決心すればきっと今日のおやつをパスできるでしょう。それと同じで「来月までに彼を作る」と決めたら、土日に寝ているよりも、出かけることを選択するようになりますし、「来月も私は孤独なのかな?」と自分の幸&不幸を人任せにするわけにはいかなくなっていきます。覚悟を決めるということは、あなたは、あなたの責任において、未来のあなたを幸せにすると決意したということですから、その責任を放棄するような行動を取らなくなるのです。決心すると行動が変わる一方、覚悟を決めないとどうでしょう?日々の暮らしは流されて、起こった出来事に一喜一憂して、「処理する」行動ばかりになるでしょう。好きな人ができたとしても、「向こうがどう思っているかわからない」から動こうとはしないでしょうし、「向こうが好きになってくれたら考える」などと自分の行動の指針が相手任せになってしまうでしょう。つまり「自分を幸せにする!」覚悟ができていないと、すべてが他人に翻弄されて、自分の幸せなのに、自分でコントロールすることができなくなってしまうのです。幸せになるために、最も大切なのはあなた自身の「幸せになる」という決意にほかなりません。そして、実はあなたの幸せはあなたにしか作れない…けれどあなただけが作れるものなのです!さあ、幸せになると決心して、未来の自分を幸せにしてあげる覚悟をまずは持ちましょう。まとめ●自分の幸せは自分が作る●明日の自分の幸せに対して自分自身が責任を持つ●幸せになる覚悟を決めると、未来から逆算して行動が決められる。
2018年01月15日女性の社会進出が進み、共働き家庭が増えています。きっと読者の皆さんも「結婚しても働きたい」「専業主婦になりたいけれど、現実問題、共稼ぎをしないと経済的につらいかな」と考えて、結婚後も仕事を続けたいと思っている方が多いのではないでしょうか。そんな働き続けたいと願う大人女子が幸せな結婚生活を送るためにも、結婚前に覚悟しておくべきことをご紹介しましょう。仕事に全力投球できる時間が減る現実問題、独身時代よりは仕事に全力投球できる時間は減るということを覚悟しましょう。これまでは独身で、実家だったり、ひとり暮らしの家だったりで、きままに生きてきていた生活が一変し、家事も「やらなくてよい」では済まされません。分担だったとしても必ず負担しなくてはならないことがあるでしょう。また、家庭を持つと、銀行関係の用事、マンションの検査や、役所とのやり取りなど平日に仕事を休まなくてはならないようなことも増えていきます。そして家庭としての行事をおろそかにしないようにするためには、接待ゴルフや出張を控えなくてはならないこともあるでしょう。子供が生まれたらなおさらです。いくら仕事に理解のあるパートナーを選んだとしても「家庭を維持する」ということは、双方の多少の犠牲を伴うということは理解しておきましょう。結婚後も、少しも仕事スタイルを変えたくないと願うなら、専業主夫になってくれる男性を見つけましょう。自由にお金を使えなくなるよほどのセレブや資産家のもとに嫁ぐのでなければ、いくらダブルインカムだとしても自由に使えるお金は減ってしまうと思っておいて間違いはありません。家賃や基本的な生活費は夫側が支払うという家庭も多いようですが、その分妻として将来や余暇のために貯金をするなどの努力が必要になる傾向にあるようです。また、夫側に生活費を負担させているのに、自分だけ自由にお金を使うのは気が引けてしまうという人も少なくありません。また、家事も家計も完全に折半という夫婦もあり、その場合は当然ながら独身時代に比べると自由に使えるお金というのは減ってしまいそうです。ですから、結婚したらたとえ収入に変化がなくても、お金の自由度が下がるということを肝に銘じておくことが大切です。どうしても「ある程度は自由になるお金が欲しい」という人は、独身時代にしっかり貯金をしておくことをおすすめします。いくらイクメンでも、出産・子育ては女性の仕事になりがち結婚して家庭を築くと、次に考えるのは子供のことでしょう。現在はいろいろな選択肢があり「子供を持たない」と決めるご夫婦もあるなど、さまざまな家庭がありますが、子供を授かった場合、男性がどんなにイクメンでも決して代わってもらえない仕事があります。それが妊娠と出産、授乳です。特に妊娠は身体の変化や悪阻による辛さは本人でなくては分からないもので、決して男性には100%理解してもらえません。また、出産による痛みやリスク、出産前後は仕事ができないという状況も女性だけに与えられたものです。授乳についても、同じです。(ママが搾乳して、冷凍したものをパパが与えるということも可能ではありますが)夜中に子供がおっぱいを欲しがって泣いても、起きるのはいつもママだけでパパは高いびきをかいて、のんきに寝ているという話もよく聞きますし、共働きでありながら、負担をママだけに強いるパパも多く、不公平感に強いストレスを感じるワーキングマザーがたくさんいるようです。結婚前によく話し合っておくことが大事こうしてネガティブなことだけ並べてみてみると、働く女性が結婚するメリットってあるのかしら…と思ってしまう人もいるかもしれませんね。でも働く女性が結婚するメリットももちろんたくさんあります。でもデメリットもあることが現実です。デメリットをなるべくへらすために、できることはひとつ。婚前によく話し合っておくことです。もちろん話し合って決めたこと通りにはいかないこともあるでしょう。それでも、ふたりで相談し、ベクトルを合わせておくだけで、全然違ってくるはずですよ!
2017年09月20日結婚を視野にお付き合いをしている場合、多くの女性は同棲を意識する時期が来るはずです。しかし、同棲カップルにとってお互いに対する不満や悩みは尽きません。当初抱いていた憧れと彼への気持ちだけではなかなか続かない実態があるのです。そこで、同棲における悩みとは何なのか紹介します。何故カップルは同棲に憧れるのか?恋愛とは段階を踏んでいくものです。お互いの距離を縮めたいという欲求が、より深い関係を求めて二人の恋愛を進化させていきます。有り体に言って、結婚をゴールとするならば、同棲は結婚の前段階と位置付けてよいでしょう。生活のリズムを合わせて寝食をともにすることで、一体感が生まれ、より強い絆で結ばれていると感じるようになるのです。恋愛中のカップルにとって、結婚の前段階である同棲生活に憧れを抱くのは至極当然なことなのです。同棲生活の理想と現実思い描いていた同棲生活と何か違うと感じることは、どのカップルにもあります。同棲を始めると、お互いの今まで知らなかった姿が見えてくるからです。それを知りたくて結婚する前に同棲を始めたはずなのに、我慢できずに幻滅したということも多々あります。しかし、それでも好きだからと、同棲生活が続いているカップルが多いのも事実です。そのような理想的なカップルには、しかし、さらなる問題が降りかかるのです。恋愛と結婚のはざまで同棲ということは、お互いに生活をしているということです。生活には当然、家賃、食費、光熱費等のお金がかかります。恋愛という夢心地の状態から、一気に現実に引き戻されるのが同棲生活におけるお金の問題です。生活費は二人で折半するべきでしょうか?女性が家計をやりくりするために全てのお金を管理したほうがよいのでしょうか?それはカップルによりますが、納得できるうまい方法を見つけるのは至難の業です。結婚することで解決することがあるお金の悩みが起こる原因は、二人の関係が一蓮托生の間柄ではなく、何かのきっかけで終わりがくることも想定された同棲の段階だからです。同棲はお互いを見極める期間であり、困難を乗り切る覚悟ができたら夫婦となることを早く考えるべきでしょう。
2017年04月20日「ロックンロールは "リスク" だ。やるからには笑われる覚悟を持て」鑑賞中にノートとペンが手放せないわたしが走り書きしていたのが、タイトルにしたこの台詞。その日の夜、感傷に浸りながらサウンドトラックをDLしたらご丁寧に楽曲#0にそのまま収録されていた。イヤホン越しにそれを聞いて思わず、胸を撫でおろす。どうやら製作陣からの投げかけをきちんと受け取れていたようだ。音楽映画ファンの心を虜にしてやまないジョン・カーニーの最新作は、前作につづき舞台はダブリン。時は1980年、思春期真っ只中の引っ込み思案の少年コナーがバンド活動を通じて成長していく様を瑞々しく描いた良作だ。不況ゆえに失業した父の独断で、敬虔な私立学校から荒れる男子校へと編入することになるコナー。自己確立のために、そして一目惚れした女の子を振り向かせるため、バンド「シング・ストリート」を結成し音楽の世界へとのめりこんでいく。お読みの通り、これだけだとありがちな青春映画のような筋書きであり、実際にその指摘は間違ってはいない。しかし多くの映画人音楽人といった玄人が口を揃えて絶賛する理由は、この2つに絞れるような気がしている。「音楽愛溢れる緻密なスタッフワーク」と「 "青春が持つ純粋なまでの輝き" の再現性」だ。音楽愛溢れる緻密なスタッフワーク何と言っても特筆すべきは劇中を彩る名曲の数々。ジョイ・ディヴィジョン、デュラン・デュラン、ザ・キュア、ザ・クラッシュといった、当時の80年代UKロックへのオマージュをまぶした挿入歌の数々は、鑑賞後も一向に鮮明さを失わない。同時に、この年代はMTVに端を発した、"音" のみならず当時最先端のイケてる表現とされた "MV映像" が、この映画をより映画たらしめる役割を果たしている。(UKロックの主戦場がロンドンともなれば、リアルタイムでアントン・コービンがUKロックスター達を片っ端から撮影していた時代。実際にアントンは初の監督作品〈コントロール〉でジョイ・ディヴィジョンのボーカル、イアン・カーティスの自伝を撮影している。)70年代のパンクからの反動か、内省的で陰鬱さが色濃い80年代のUKロックは、思春期の果てしない悩みと相性が良い。それが特に特徴的なシーンは、"happy-sad feeling" の形容としてコナーの兄・ブレンダンが選んだザ・キュア。これが90年代の出来事だとしたら真っ先にHighをコナーに差し出してたかしらと思わず広がる想像、妄想。UKロックに限らず、ラフィーナの登場シーンは〈グリース〉のサンディのそっくりのロカビリールック、校内ディグのシーンでは赤い革ジャンを羽織ったブレンダンはまるで〈ウェストサイドストーリー〉のリフではないか!ご丁寧にランブルシーンまで再現されており当時のファンには涙ものだ。"青春が持つ純粋なまでの輝き" の再現性往往にして、青春だけの輝きみたいなものに人はめっぽう弱い。80年代に "青春" を過ごした人は幾度となく首を縦に振ったろうし、ミレニアル世代のわたしたちは似て非なる80年代の "青春" を追体験しただろう。似て非なる、を増幅させているのがやはり技術革新によるところ。2016年なら、彼女の自宅のポストに録音したカセットテープを投函しなくてもスマホで録音してボイスメールを送ればいいし、急に遠くへ行ってしまってもSNSでストーキングしてしまえばどこで何をしているかはだいたいわかる。不便さと空白がもたらす余計な解釈は、現代社会の "青春" にとってはむしろ新鮮だ。もうひとつ言及しておきたいのが、青春映画のエンディングについて。ハッピーエンドのエピローグがhappily ever afterだという保証はないし、コナーとラフィーナは早々にダブリンへ舞い戻ったかもしれない。よしんば今回に限っては、エピローグの考察はナンセンスだと言いたい。なぜって、『シング・ストリート 未来へのうた』は他の誰でもないジョン・カーニー自身の青春が原案であり、ダブリンから遥か遠いトーキョーにはこの映画を観んとて足を運ぶ人たちがいるからだ。その上でラストシーンを観ると、祖父のクルーザーのシーンはこれ以上なく眩しい。BGMはマルーン5の “GO NOW” 。同監督の前作〈ONCE ダブリンの街角で〉からのエールのような出来すぎた演出。それは80年代のUKロックへのオマージュを描き切ったカーニー自身が、まるで2016年以降の未来へと歴史を紡いだようだった。1人で天才になる人間などいないし、誰もが誰かの系譜を引き継いで今日に至るわけで、歴史とフィクションが混同する瞬間を垣間見て、思わず目頭が熱くなってしまう。もし、やってみたいことがあるのに胸が燻って見えない何かが足かせになっていたら、 貴女はコナーの勇姿に魅了されるはず。最後の最後にコナーみたいな選択が採れますよう、引用のダメ押しで締めくくろう。「汝の道を進め、そして人々をして語るにまかせよ!」(ダンテ『神曲』より)『 シング・ストリート 未来へのうた 』監督・脚本:ジョン・カーニーキャスト:フェルディア・ウォルシュ‐ピーロ、ルーシー・ボイントン、ジャック・レイナー ほかこんな時に観たい:やりたいことに一歩踏み出す勇気が欲しいとき 【洒脱なレディ論】 過去のコラムを覗いてみる【 洒脱なレディ論 】とは、映画・音楽・本・舞台といった作品を通じて、様々なレディ像を紐解いていく連載です。混沌とした時代に軽妙洒脱なレディとして生きる指南書を、目指します。Text. Midori Tokiokaillustration. Hitomi Ito
2017年01月28日今年もバレンタインがやってきます。年に一度のこのチャンスに気になる彼に気持を伝えたい! そんな衝動にかられていませんか。「玉砕覚悟で…」って、それはあなたの本心でしょうか? 大好きな彼に告白したい! と目論んでいる女性のみなさま、是非ともこちらのQ&Aサイト「 オウケイウェイヴ 」に寄せられた、お悩みを一読ください。こちらのお悩みに寄せられたベストアンサーを読めば、玉砕知らずで次のステップへ進めるかもしれませんよ。■質問就職が決まったので、今働いているアルバイト先を辞めます。1年半ほど働いていまして、1年間、アルバイト先の店長に片思いしています。 店長は私だけ下の名前で呼んだり、頭を撫でてきたりボディタッチもしてきて職場の人にも◯◯のこと好きなんじゃないの? と冗談を言われたりします。しかし、私には恋愛経験が本当になく、店長も忙しい方なのでどこか遊びに誘うなども遠慮をしてしまいアタックもできませんでした。就職が決まった時に店長はそっけなくなってしまい、話し掛ければ普通なのですがどこか壁を感じます。 普段やりとりしていたLINEもあまりやらなくなり、メールを送っても「了解。」とすぐに打ち切るという感じで前ほど勢いがなくなりました。去年のバレンタインの時は照れがあり、ブラックサンダーだけだったのですが、今年は職場を離れるし感謝の気持ちと本命だよ! という思いを込めて職場の方とは違うものを渡しました。私的にはバレンタインを渡せたので、もうこのまま何も言わずに片思いを諦めようと思ったのですが、心のどこかでは告白してしまおうか迷っています。しかしそっけなくなってしまい、嫌われているのなら告白しない方がいいのではと毎日悩んでいます。 宜しければご助言などくだされば幸いです。 勇気をください! ■ベストアンサー私は「告白不要論」なんですが…。告白って、かなり勇気がいるし、勇気がいる理由は「振られるリスク」があるからだと思います。それなら、少しの勇気でできて、振られるリスクが無い選択肢もありますよ。ご質問の状況だと、たとえば「これまでのお礼がしたいので、一緒に食事にでも行きませんか?」って誘ってみられたら? これは自然な誘い方で、今の質問者さんの状況が大チャンスです。もし店長も質問者さんに好意があるとすれば、まずOKだろうし、食事に誘い出せれば、半ば成功した様なモノですヨ。そこで告白…はしちゃダメです。なぜ振られるか? と言うと、「付き合って下さい!」と言うからです。その言葉を言っちゃうと、ダメな場合、「ごめんなさい…」になってしまうから。一方、「好きです」だけなら、よほどムリな人からじゃないと、「ごめんなさい…」とはならないでしょ?普通は照れて、「どうもありがとう」くらいかと。それも、いきなり恋愛的、直接的な「好き!」である必要も無く、「今日は(食事に)付き合ってくれて感激です! 前から一度、店長とデートしたかったんですよね」「店長のそういうトコが好きなんですよ」「店長の顔は、私的には全然アリです!」など、周辺を攻めまくったり、「カッコいい!」「ステキ!」などと褒めまくったり、些細な気遣いなどに「スゴく嬉しいです!」など、やや大げさに反応して上げたらバッチリ。ここまですれば、店長にその気があれば、店長の方から告白してくれても不思議じゃありません。この一連の流れを、男の立場で言い換えますと、男側だって冒頭の様に、告白するのは勇気が要るし、リスクもあるのですが、質問者さんが好意を示しまくれば、店長の「振られるリスク」は、極限まで低下するし、ちょっとの勇気で告白出来るでしょ? 告白されなくても、心配は要りません。その初回デート(?)の中で、次の約束をしてしまえばベストですが、せめて「就職してからもお誘いしても良いですか?」「また会ってくれますか?」と、次に繋げたら良いです。ここも「スゴく楽しかったから・嬉しかったから…また」みたいに言ってもよいですね。店長にその気があれば、少なくとも内心は大喜びで、当然「OK!」です。3~4回目のデートくらいからは、「次、いつします?」と、会うのが自然にしちゃってもよいし。回数を重ね、次第に頻度を上げ、お互いに休みが合えばデートのが当たり前になれば、ほぼ付き合ってる状態で、ここまで行けば、質問者さんから「付き合って下さい!」でも、99%くらいは大丈夫でしょうね? 「一か八かアタック!」なんてのも青春ですけど、大事な恋愛でギャンブルするのはどうか? とも思います。質問者さんにとって大事であればあるほど、やはり大事に丁寧に進めて、可能な限り確率を高め(ると同時に、リスクや負担を下げ)、恋愛を成就させることも必要だと思います。質問者さんも社会人になるなら、大人の恋愛とか、大人の恋愛テクニックに成長して、良い恋愛もなさって下さい。尚、良い恋愛を長続きさせるには「最初が肝心」で、女性はやはり、男に告白させた方が良いと思います。***いかがでしたでしょうか? ストレートに「好き!」「付き合ってください!」で玉砕するよりかは、可能性を見極めてジワリと親密度UPさせた方が、もしお付き合いに至らなくても「フラれる」ということにはならないのかもしれませんね。玉砕も後々になれば美しい青春の一ページになるかもしれませんが、この方法なら「お付き合い術」の経験値も上がるので、一石二鳥なのでは。今年のバレンタインは甘い思い出作りに徹底してくださいね。・オウケイウェイヴ 公式サイト 元記事は こちら
2015年01月29日