古谷実の漫画「わにとかげぎす」が、TBSの「テッペン!水ドラ!!」枠にて、7月よりドラマ化されることが決定。主演には連続ドラマ初主演となる「くりぃむしちゅー」の有田哲平、そしてヒロインにはモデルで女優の本田翼を迎えることが分かった。深夜のスーパーマーケットで警備員をしている富岡(有田哲平)は、日々の生活に疑問と不安を覚え、孤独は罪だと自覚する。ある夜、流れ星に「友だちが欲しい」と願うものの、現れたのは富岡に一目惚れする謎の隣人女性・羽田(本田翼)。その気持ちに全く気付かない“最強に最弱な男”富岡。果たして2人の恋は始まるのか――。さらに、人生放浪者と称するホームレスのオヤジ(光石研)の出現や、「お前は一年以内に頭がおかしくなって死ぬ」という謎の脅迫状により、富岡の人生は一変していく…。原作は、「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」「ヒメアノ~ル」などで知られる漫画家・古谷氏の連載6作目となる作品。2006年~2007年まで「ヤングマガジン」(講談社)にて連載され、累計発行部数(紙と電子)は80万部を記録している。古谷実作品は、これまでにも「ヒミズ」などが映画化されているものの、連続ドラマ化されるのは今回が初めてとなる。そして今回、中年、独身、童貞…ずっと日の当たらぬ生活を送り、人生を眠り倒してきた主人公・富岡ゆうじを演じるのは、連続ドラマ初主演となる有田さん。オファー時に考えるよりも前に“やります!!”と返事したと言う有田さんは、「どういうことなんだろう?なぜ僕が主演なんだろう?とは思ったのですが、悩んでる間に相手の気が変わるかもしれないんで、やりますよ!って言ってしまったのかな(笑)」と明かす。また実際の撮影では、「撮影翌日は身体のあちこちが痛いんですよね。朝起きていろんなとこが痛い」とこぼしながらも、「撮影は楽しいですよ。やりがいのある、いい現場にめぐり合わせて頂きました」と話し、「ドラマのいろんな部分で自分自身と照らし合わせてしまうシーンがあると思うんで、割と等身大で見て頂けるのではないかと思っています。初々しい僕を見て下さい」とアピールしている。また、富岡に一目惚れしてしまう小説家志望の美女・ 羽田梓役には、「ショムニ2013」「恋仲」や『鋼の錬金術師』の公開を控える本田さん。彼女は原作にあるキワドイシーンにも体当たりで演じており、これまで見たことのない本田翼が炸裂しているという。主演が有田さんだということにびっくりしたのと同時に面白そうと思ったと言う本田さんは、「この作品でご一緒できるのがとてもたのしみです」と期待。役柄については、「独特で、感覚が掴みづらい性格。役作りがむずかしいですがちょっと変な違和感と孤独の中にいる富岡さんを背後から引っ張り出す力強さを出せたらいいなと思います」と話し、「普通じゃない人たちがたくさん出ていて、でもなんだかとても生々しい、そんな作品です。放送を楽しみにしていてください」とコメントを寄せた。さらにこの2人のほかにも、富岡の人生を大きく狂わせてしまうホームレスのオヤジ役に話題作「バイプレイヤーズ ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」のほか数々の作品に出演する光石研、新人警備員として富岡の前に現れ、富岡をある事件に巻き込む花林雄大役と雨川勇役には『ちはやふる -結び-』へ新キャストとして参加が決定している賀来賢人と『お前はまだグンマを知らない』『関ヶ原』などの出演作の公開が控える吉村界人。そのほか淵上泰史、村上淳が物語の重要な役どころとして出演する。テッペン!水ドラ!!「わにとかげぎす」は7月より毎週水曜深夜23時56分~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年05月22日原作・萩原天晴(漫画・アビディ井上)による人気コミック「さぼリーマン 飴谷甘太朗」が、4月からテレビ東京に新設された木曜深夜ドラマ枠「木ドラ25」にて7月よりドラマ化されることが決定。「さぼリーマン甘太朗」と題し、主演には歌舞伎俳優・尾上松也を迎え、従来のグルメドラマとは一線を画す、異次元スイーツドラマを繰り広げる。甘味なるサボりの世界へようこそ。吉朝出版で営業マンとして勤務する飴谷甘太朗(尾上松也)は、独身のメガネイケメン。仕事をテキパキこなし周囲の信頼も厚いが、ひた隠しにする秘密があった。それは、スイーツ…!甘味なるサボりの世界を堪能するべく、飴谷甘太朗は今日も仕事を手早く終わらせ、外回りに出向くのであった…。原作は、「中間管理録トネガワ」で話題の原作・萩原氏(漫画・アビディ井上)による人気コミック「さぼリーマン 飴谷甘太朗」。今回ドラマ化にあたり、脚本は俳優としても活動する村上大樹、劇団「ヨーロッパ企画」に所属する酒井善史、トリンドル玲奈主演ドラマ「いつかティファニーで朝食を」の足立紳らが担当し、アーティストのPVなど手掛ける守屋健太郎や石田雄介、高島夏来らが監督を務める。立役(男役)から女方まで、様々な役をこなす注目の若手歌舞伎俳優の松也さんが演じるのは、吉朝出版で営業マンとして勤務する独身のメガネイケメン・飴谷甘太朗。仕事を完璧にこなし周囲の信頼も厚いが、実は彼には「仕事をサボってスイーツを食べる」というひた隠しにしている秘密があった。老舗の甘味処から知られざる名店まで、甘太朗がスイーツを堪能するのはすべて実在する店。またハイスピードカメラを多用した映像の数々や、VFXで表現される「スイーツに酔いしれる甘太朗の脳内イメージ」は本作の見どころの一つだ。今回が連続ドラマ初主演となる尾上さんは、「オファーを頂いたとき素直に嬉しかったです」と喜び、また、ドラマのテーマが甘味ということで、自身では「“スイーツ男子”という言葉が生まれる前からの、根っからのスイーツ男子!」と語っており、「世の中のスイーツ男子を代表して、今回のドラマに出させていただくことは、まさに野望の一つが叶ったような気持ちでいます」と気合十分。さらに、「スイーツ好きにはぜひ見ていただきたいドラマですし、実際にお店にも足を運んで、甘太朗のトリップをみなさんにも体験していただきたいです。このドラマを通してスイーツ好きがより増えて、私のようなスイーツ男子が生活しやすい環境ができたらいいなと思います!」とコメントした。本作は、Netflixにて先行配信し、テレビ東京やBSジャパン放送にて放送予定。今後、Netflixオリジナル・ドラマシリーズとして世界配信を視野に入れ、革新的なドラマにしていくという。木ドラ25「さぼリーマン甘太朗」は7月より毎週木曜日深夜1時~テレビ東京にて放送予定。BSジャパン放送にて7月より毎週火曜日23時~放送。Netflixにて7月より配信開始予定。(cinemacafe.net)
2017年05月17日再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く! 【第4回】『紳士の品格』の実は侮れないネオ韓国ドラマ感覚 『紳士の品格』は’12年の作品だが、この種のドラマがあまり作られることがないだろう点でも貴重な作品だ。今まで上流階級を舞台にしていたドラマであっても、その設定の背景には登場人物の生い立ちと上昇志向が必ず隠されていたし、その人物相関図の中に「貧困」は少なからず内包されていて、韓国ドラマでは不可欠な要素の一つだったが、この作品ではそうした背景は完全に排除されている。 定番ともいえる、街中の食堂や屋台等の庶民(?)の描写がまったく出てこないだけでも画期的だが、今までのセオリーからすると、その要素を抜きにした世界でドラマを構築することが逆にいかに難しいか、これは従来の韓国ドラマの逆説の発想ともいえる。一般的な庶民の、現実の生活環境、及びその感覚は全く違うからだ。 その点だけでもこの作品がいかに異色な手触りのものかがわかるだろう。背景のヒントの一つが米ドラマ『Sex and the City』(’98~’04年)だとしても、まず、登場人物すべてにある程度の生活水準が構築されていて、それなりの職業があり、しかもセレブに近い階級にいる。生活の不安がなく、家族のしがらみもないという、ドラマが一番発生しにくい設定でストーリーを作るとなると、当然、テーマは恋愛に終始することになる。 さらに主人公の男たちが41歳という年齢設定を考えると、これは韓国でも同様だと思うが、’10年代現在の40歳前後の恋愛を描くのは、映像はもちろん小説でも、実際かなり難しい。決して若くないとは言っても、年齢的にこの時期の恋愛は大体そのまま不倫等に直結する。「不倫」と「復讐」は韓国ドラマ世界では同義語だが、その要素抜きで、この年代の恋愛ドラマが果たして成立するのか。 ドラマは登場人物たちの恋愛がゆるやかに描かれていくが、それだけで全20話を保たせるシナリオを描くにはそれなりの才能が要求される。実はこういう話がなかなか書けない。出色なのは、4人の同級生たちが40歳過ぎても毎日つるんでいるところで、友情に近い腐れ縁のコンビネーションがうまくからんで、起承転結があるようでない恋愛話がなんとなく進んでいく。 主役のチャン・ドンゴン、キム・ハヌルもワン・オブ・ゼムにすぎず、恋愛さえ二の次と思わせるほどで、これは主役俳優目当てで見た視聴者も途中で気付いたのではないだろうか。こういう意外な見所があるから韓国ドラマは侮れない。
2017年05月07日女優の沢尻エリカ(31)が日本テレビ系主演ドラマ「母になる」で連ドラ初となる母親役を熱演している。 もともと演技力には定評があった沢尻だけに、役にハマるのも納得。それよりも関係者が驚いているのが、以前と比べてあまりにも丸くなったことだというのだ。 「積極的に番宣にも協力。以前ならば舌打ちをかましていたような、お笑い芸人からのイジりや無茶ぶりにも笑顔で返せるようになった」(日テレ関係者) 沢尻といえば、07年9月に自身が主演する映画「クローズド・ノート」の舞台挨拶で不機嫌そうな振舞いをしたため、世間・マスコミなどから猛バッシングを浴び謝罪。 その後は事務所移籍を経て、12年7月公開の主演映画「ヘルタースケルター」で女優復帰。しかし、同作で役に入り込みすぎて体調不良となりPR活動を休止。プライベートでは結婚・離婚を経験した。 そして現在、かつて「エリカ様」と呼ばれたコワモテの面影はすっかりなくなってしまった。いったい、沢尻にどんな変化があったのか? 「以前はとにかく仕事が忙しく、追い込まれていました。女優業以外に本意ではない歌手業もすることで、心身ともに疲弊しきっていたんです。しかし最近は、マイペースで仕事をこなす環境が整ってきた。それによってすっかりカドもとれ、持ち前の演技力がさらに洗練されてきたそうです」(芸能デスク) プライベートでは、デザイナーの彼氏と同棲中との報道も。公私ともに充実しているようだ。
2017年04月26日広瀬すずを主演に迎え3月11日より公開された映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』。この度、本作が連続ドラマ化されることが決定。来年度、TBSでの放送を予定しているという。『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』は、2009年3月、福井県立福井商業高等学校チアリーダー部が、全米チアダンス選手権大会で優勝するという快挙を成し遂げた、この奇跡のような実話を基に映画化。キャストには、主演作が相次ぐ広瀬さんをはじめ、中条あやみ、山崎紘菜、富田望生、福原遥らフレッシュなメンバーが出演。さらに、生徒を情熱的なスパルタ指導で全米制覇に導く顧問・早乙女薫子役を天海祐希が演じたことでも話題の青春ミラクルエンターテインメント作品だ。先月開催された、全米チアダンス選手権で映画のモデルとなった福井商業チアリーダー部「JETS」が大会5連覇を成し遂げたことでも本作が話題となっているが、Web初日アンケートでは、満足度96.9%を記録し、感涙度はなんと94.0%(東宝調べ)と、普通の女子高生たちと一人の教師が起こした奇跡のサクセスストーリーに、日本中から感動と称賛の声が寄せられている。さらに、そんな感動が口コミとなって、4月10日には観客動員がついに100万人を突破(公開31日間)。日本全国に『チア☆ダン』旋風が巻き起こっている。そんな『チア☆ダン』旋風はまだまだ続く!なんと、福井商業チアリーダー部「JETS」が成し遂げた奇跡の実話が、このほどTBSで連続ドラマ化されることが決定。放送は来年度を予定しており、普通の女子高生たちが全米制覇を成し遂げるという“驚きの奇跡”に相応しい次代を担うニュースターたちが一堂に会し、日本全国をCHEERする汗と感動の熱い青春サクセスストーリーを紡ぎ上げる。なお、キャストは未発表となっており、今後の続報にも注目していたい。『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』は全国東宝系にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~ 2017年3月11日より全国東宝系にて公開(C) 2017 映画「チア☆ダン」製作委員会
2017年04月17日女優・観月ありさが、フジテレビ系4月スタートの日9ドラマ「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」で主演を務めることが決定。観月さんにとって26年連続30回目の連続ドラマ主演となる本作では、“三度の飯より骨が好き”という、常人には理解しがたい強烈すぎる美人標本士役で次々に起こる難事件を解決に導いていく。九条櫻子(観月ありさ)は、日本に数名しかいない骨格標本を組み立てる「標本士」。博物館や研究・教育機関からの依頼を受け、日々動物の骨の組み立てを行っている。そんな櫻子のところに、博物館の新人事務員・館脇正太郎が訪れる。そこで、ずんどう鍋をかき混ぜる初対面の櫻子にあいさつするがスルーされてしまう。とまどう正太郎を尻目に櫻子は骨を入れたトレイを手に戻ってくると、部位別に並べ始める。むき出しの骨に対し、完全に逃げ腰の正太郎に櫻子はこの骨をどこで見つけたのかと問いただし、そこへ案内しろと言い出す。事情がのみ込めないまま、櫻子と正太郎はともにある山中へ。櫻子は、落ち葉や土などを払いのけ何かを探し始める。やがて動きを止めた先にあったのは、なんと人間の白骨死体。あまりの驚きに腰を抜かし、後ずさりする正太郎。一方の櫻子は「素晴らしい」と恍惚の表情を見せる。櫻子が見つけた白骨死体は誰のものなのか、なぜその場所が分かったのか?美しき標本士・九条櫻子が、骨からの“声”をもとに独自の目線で謎を解き明かす――!本ドラマは、2012年に小説投稿サイト「エブリスタ」で掲載された太田紫織による同名Web小説が原作。「電子書籍大賞ミステリー部門」優秀賞を受賞し、翌年2月には角川文庫より書籍化され、10巻まで発刊(2016年7月現在)、シリーズ累計部数は100万部を突破する人気作。また漫画版として、現在「ヤングエース」(KADOKAWA)にも好評連載中となっており、いま最注目の人気ミステリーだ。フジテレビの連続ドラマで主演を務めるのは、2007年放送の「鬼嫁日記 いい湯だな」以来10年ぶりとなる観月さん。今回彼女が本作で演じるのは、美人で名家のお嬢様にして、三度の飯より「骨」を愛する女性、主人公の九条櫻子。彼女は外見は美しいが、口調は男勝りで乱暴。空気が読めないところがあり、他人の目や周囲にどう思われるかなど一切気にしない、歯に衣着せないきわどい発言で周りをドン引きさせることもあるキャラクター。職業は骨格標本を組み立てる標本士で、博物館の依頼を受け、自宅アトリエで動物の骨を日々組み立てている。そんな櫻子は、死を前にしても恐れをなさないどころか、その“美しさ”や“荘厳さ”に感動し、愛でるほどの変人ぶり。しかしひとたび事件となれば、「死体は雄弁」と語り、法医学・自然人類学の豊富な知識、類いまれなる観察眼、そして物事の本質を見抜く鋭い洞察力と人並み外れた想像力で、周囲の誰しもが気付かない、そして疑うことすらしない細部にまで着目し、難事件を次々に解決に導くのだ。観月さんは、「純粋に役をいただけて“26年連続”という記録を今回更新できることにとても感謝しています。同時に、今作が通算30作品目の連ドラ主演ということも非常に感慨深いです。感謝の気持ちを忘れずにこれからも頑張っていきたいと思います」とコメント。また、これまで「ナースのお仕事」シリーズの朝倉いずみ役や実写版「サザエさん」のフグ田サザエ役など個性派キャラを演じてきた観月さん。「今回もタイトルに負けないようなインパクトのあるキャラクター“櫻子さん”を演じていきたいです」と意気込みを語っている。「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」は4月期より毎週日曜日21時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年02月24日EXILEのDJ MAKIDAI、m-floのVERBAL、DJ DARUMAによるユニット「PKCZ」が、連ドラ・映画シリーズ『HiGH&LOW』とコラボレーションした一夜限りのライブ「PKCZ×HiGH&LOW PREMIUM LIVE SHOW」が、Huluで12日から期間限定で独占配信されている。このライブは、昨年8月に神奈川・横浜の赤レンガパークで行われた野外音楽フェス「日テレ×LIVE in SUMMER YOKOHAMA」の初日公演として行われたもの。『HiGH&LOW』のアーティストが次々と登場して、パフォーマンスが繰り広げられている。なお、Huluでは、連続ドラマ『HIGH&LOW~story of S.W.O.R.D~』のシーズン1・2も配信されている。
2017年02月13日●リアルタイム視聴率へのテコ入れ策この秋、連続ドラマ間でのコラボレーションが続出している。フジテレビが『カインとアベル』の倉科カナ、『Chef~三ツ星の給食~』の川口春奈、『キャリア~掟破りの警察署長~』の瀧本美織をリレー形式でゲスト出演させたほか、日本テレビも『THE LAST COOP/ラストコップ』の唐沢寿明と窪田正孝、『レンタル救世主』の沢村一樹と福原遥が互いの作品に出演。さらに、TBSも『IQ246~華麗なる事件簿~』の劇中に、『逃げるは恥だが役に立つ』の新垣結衣を思わせる「マッキーならぬ"ガッキー"」という油性マーカーを登場させるなど、ドラマを盛り上げるべく仕掛けが用意されている。連ドラ間のコラボは今にはじまったことではないが、民放3局が同時期に展開するのは異例。その背景と視聴者の反応、今後の課題と展望を解説していく。○ドラマ中盤に欲しくなる"トピックス"コラボ最大の目的は、言うまでもなく視聴率のアップ。この秋から録画視聴を数値化したタイムシフト視聴率も発表されているが、やはりCM収入に直結するリアルタイム視聴率がほしいことは変わらない。そこで、「『お互いの視聴者を送り込める』『ネットのクチコミを増やせる』コラボをしよう」というわけである。また、昨今の視聴者はネット動画などの影響もあって、とにかく飽きるのが早い。制作サイドの頭には、「変化やトピックスを入れなければ継続視聴してもらえない」という強迫観念があるため、コラボをテコ入れ策の1つにしている。一方の俳優たちも、視聴率の低迷に悩むスタッフを見ているだけに、「自らコラボを提案する」というケースも。実際、同じ横浜が舞台の『ラストコップ』の唐沢寿明と『レンタル救世主』の沢村一樹が市長を表敬訪問したときに、唐沢がコラボの提案をしたという。しかし、視聴者の反応は賛否両論ではあるものの、明らかに"否"のほうが多く、そもそもSNSのコメントやツイートなどの反応が少ない。メディアも「コラボ発表」の初動ニュースこそ報じるが、放送された内容に関してはスルー状態。つまり、視聴者・メディアともに、「コラボの内容はニュースにならない」とみなされているのだ。○そのコラボは"夢の共演"なのか?現段階のコラボはその大半が「単に同じ役柄で出演させるだけ」のもの。たとえば、今回のフジテレビと日本テレビのコラボは、ストーリーにほとんど関係ないシーンをわざわざ作って、他ドラマのキャラクターを登場させているため、視聴者に違和感を与えていた。制作サイドから見ればそれでも"夢の共演"なのだが、視聴者は必ずしもそう思っていない。10年前なら「唐沢寿明と沢村一樹の大物2人が共演」「玉木宏と倉科カナが『残念な夫』以来の共演」と盛り上がったが、現在の視聴者は制作サイドに「ただ共演させるだけ」ではなく、「もうワンランク上の仕掛け」を求めている。その筆頭は、本筋のストーリーにしっかり組み込んだコラボだろう。「キャラクターを生かした活躍や、必然性のある伏線として、1話のメインゲストにする」くらいの仕掛けを求めているのだ。たとえば、『キャリア』での事件に『カインとアベル』の山田涼介が巻き込まれたり、事件解決のキーマンとなったりなどの「ここまでやるのか!?」という予想を超えるなら、クチコミもニュースも増えたはずだ。制作サイドは、「ハードな撮影スケジュール上、そこまではできない」と言うかもしれないが、それならば「わざわざ連ドラ間のコラボ自体しなくていいのでは?」という話になってしまう。視聴者やメディアに「全然意味ないよね」「この程度ならやらないほうがいいのに」と言われて、最も損をしているのはキャストにほかならない。視聴者は芸能人にかつてのようなカリスマ性を感じにくくなっているため、よほどの大物同士でない限り"夢の共演"という発想は捨て、物語との連動に徹したほうがいいだろう。●反響を呼ぶコラボの成功例は…○かつては視聴率狙いではなかったネットやスマホの発達で目まぐるしく世の中が変わっていく中、連ドラ間のコラボ内容は、テレビ全体の視聴率が高かったころからほとんど変わっていない。しかし、当時の目的は、「コラボで視聴率アップを目指そう」ではなく、「ちょっと面白いことをやってみよう」という遊び心によるものだった。その点、『IQ246』の"ガッキー"というコラボは遊び心そのもの。「気づいてもらえる人は楽しんでほしい」というスタンスであり、「見て視聴率を上げたい」という押しつけがましさはない。現在の視聴者は「見たいものを見たいときに見る」という意識が強く、誘導されるのを嫌うため、制作サイドの計算が見えると敬遠されてしまう。一方、日テレは、11月19日に『ラストコップ』、20日に『レンタル救世主』と、コラボの連日放送を行ったが、大きな反響は得られなかった。その理由は、「珍しい企画をやったから2日間続けて見てね」という制作サイドの意図が見えて、敬遠されたのかもしれない。思えば同局は、今年2月にも『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』『怪盗山猫』『臨床犯罪学者 火村英生の推理』の連ドラ3作によるコラボが同じ週に放送されたが、「ただの話題作り」と厳しい声が挙がっていた。視聴者もメディアも、視聴率の高低に関わらず、面白いネタであれば反応する。しかし、その前提に「視聴率がほしい」という意図が透けて見え、さらに悲壮感が漂っていると、多少面白いものであっても目をそむけたくなってしまう。そのコラボは、視聴者へのサービスなのか。それとも、視聴率を上げるためなのか…。「両方を狙いたい」という気持ちをグッと抑え、視聴者へのサービスに徹することができれば、コラボは見てもらいやすくなり、引いては視聴率につながるかもしれない。○TBSの一丸ムードと『DASH』+『イッテQ』もう1つ、連ドラ間のコラボではないが、注目すべきTBSの仕掛けを挙げておきたい。『逃げるは恥だが役に立つ』に『NEWS23』『情熱大陸』。『砂の塔』に『あさチャン!』『ひるおび!』『Nスタ』。『IQ246』に『ひるおび!』というように、連ドラと情報番組がコラボして、それぞれレギュラー出演者たちが登場していた。その他にも『IQ246』は、『王様のブランチ』MCの新川優愛をキャスティングして何度となく特集し、『オールスター感謝祭』では土屋太鳳の激走がフィーチャーされるなど、局を挙げてのコラボが見られる。これらを視聴者が好意的な目で見ていることから、「無理に連ドラ間のコラボにこだわる必要はない」のかもしれない。最後に、コラボという戦略の前提に立ち戻っておこう。日本テレビで10月16日に『ザ!鉄腕!DASH!!』と『世界の果てまでイッテQ!』のコラボ企画が放送され、大きな反響と称賛の声を集めた。この例から分かるのは、コラボは「認知と人気があってこそ、最大限の効果を発揮する」「放送時間が連続する番組のほうが効果的」ということ。当然と言えばそうなのだが、「多くの視聴者が望むものを見やすい形で放送する」のが、コラボ成功の近道だろう。■木村隆志コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者、タレントインタビュアー。雑誌やウェブに月20~25本のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などに出演。取材歴2,000人超のタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。
2016年11月29日女優の香里奈が、来年1月スタートのフジテレビ系ドラマ『嫌われる勇気』(毎週木曜22:00~22:54)で、5年ぶりに連ドラに主演することが29日、明らかになった。このドラマは、ベストセラーとなった同名の自己啓発本を原案とした刑事ドラマ。香里奈は、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言する「アドラー心理学」を体現する女性刑事・庵堂蘭子を演じる。連ドラ主演は、2011年10月期の同局系『私が恋愛できない理由』以来、約5年ぶりだ。蘭子は、数々の難事件を解決してきたエースだが、組織になじまない一匹狼タイプで、自己中心的だと言われても全くひるまない"嫌われる女"。香里奈は、自身の役柄について「嫌われることを恐れず、ただ前にだけ進む姿はかっこよく、勇気をくれる魅力的なキャラクターだと思います」と印象を語る。そんな蘭子とコンビを組み、憧れの捜査一課に異動してきたばかりの青山年雄を演じるのは、アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキ。蘭子とは真逆で、他人にどう思われているかがすごく気になる"嫌われたくない男"だ。初の刑事役という加藤は「やってみたい役だったので、とてもうれしいです」と喜び、自身の役柄については「視聴者の目線に一番近いキャラクターだと思うので、一緒に庵堂に腹が立ち、尊敬しながら成長できれば」と話している。そして、蘭子のことを理解できない青山に、「アドラー心理学」の存在を教える犯罪心理学者・大文字哲人役で椎名桔平が出演。この役柄を「変人なのか、普通なのか、つかみづらい人物ですが、心理学を通して"人間"の持つ謎を、最大限に追求しようとしている人」と解釈した。企画したフジテレビ編成部の渡辺恒也氏は「犯人探しのミステリーや、痛快な勧善懲悪が楽しめる本格的な刑事ドラマでありながら、どこか普通の生活の中にも応用できるような考え方のヒントが散りばめられた、今までにないタイプのドラマになっています」と説明。「このドラマを通して"いま、ここ"から前に進む"勇気"を持つことの力強さを感じ取っていただけたら」と見どころを語っている。
2016年11月29日昨年11月、金曜ロードSHOW!枠にてスペシャルドラマとして放送された松坂桃李主演「視覚探偵 日暮旅人(しかくたんてい ひぐらしたびと)」。この度、来年1月期放送の日曜ドラマとして、連続ドラマ化されることが分かった。原作は、山口幸三郎のシリーズ累計50万部を突破する「探偵・日暮旅人」シリーズ。本作は、聴覚・嗅覚・味覚・触覚…五感のうち4つの感覚を喪った男・日暮旅人(松坂桃李)が、唯一残った研ぎ澄まされた視覚を駆使し、物を、人を、そして愛を探すヒューマン・ミステリーだ。匂いや感情を視覚として捉える旅人の主観を、最新のCG技術を駆使して表現するのは、“映像の魔術師”こと堤幸彦監督。スペシャルドラマに続き演出を担当。また、前作に引き続き脚本には、『愛を語れば変態ですか』で映画監督デビュ-も果たした、演劇界出身の異才・福原充則が担当する。キャストには旅人役の松坂さんを始め、旅人を取り巻く相棒の雪路雅彦役の濱田岳、血の繋がらない娘の灯衣役の住田萌乃、灯衣が通う保育園の保育士・山川陽子役の多部未華子、そして、旅人の主治医役の北大路欣也が続投。今回の連続ドラマ化に「嬉しいです。嬉しすぎます。最高にワクワクします」と語ったのは、主演の松坂さん。「素敵な作品をお届けできるように全力で臨みたいと思います」と意気込み、多部さんは「家族のエピソードもあり、ミステリーありと見どころもたくさんあるので、皆さんも毎話楽しんで見て頂ければ嬉しいです」とコメント。さらに堤監督は「旅人の眼、それは謎を解き、人の環を復活させ、そして…日曜日、夜、『見えないモノが視える』連続ドラマ、お楽しみください!」とメッセージを寄せた。なお、今回は連続ドラマならではの新機軸として、スペシャルドラマのラストで描かれた“ブラック旅人”は何を意味していたのかが明らかに!20年前、旅人を襲った悲劇とは!?旅人は探し物探偵をしながら本当は何をしようとしているのか…。「視覚探偵 日暮旅人」は2017年1月期より毎週日曜日、日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年11月18日俳優の松坂桃李が、来年1月スタートの日本テレビ系ドラマ『視覚探偵 日暮旅人』(毎週日曜22:30~23:25)で主演を務めることが17日、分かった。このドラマは、山口幸三郎の『探偵・日暮旅人』シリーズが原作で、人間の五感のうち、4つを失った松坂演じる日暮旅人が、唯一残って研ぎ澄まされた視覚を駆使して、人・物・愛を探していく、ヒューマンミステリー。昨年11月にスペシャルドラマとして放送され、視聴率13.5%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を獲得した作品が、連続ドラマとして復活する。スペシャルドラマに引き続き、演出は堤幸彦、脚本は福原充則が担当。相棒の雪路雅彦役を濱田岳、血のつながらない娘の灯衣役を住田萌乃、灯衣が通う保育園の保育士・山川陽子役を多部未華子、そして、旅人の主治医・榎木渡役を北大路欣也と、キャスト陣も続投する。松坂は同じチームが再結集することに「うれしいです。うれしすぎます。最高にワクワクします」と興奮しながら、「すてきな作品をお届けできるように全力で臨みたいと思います」と意気込みを語っている。多部は「家族のエピソードもあり、ミステリーありと見所もたくさんあるので、皆さんも毎話楽しんで見ていただければ」、濱田は「松坂桃李くんを、僕なりに支えて行きたい」、住田は「大人になろうとしたり、甘えたいのに強がったりする灯衣ちゃんを精いっぱい演じたいと思います」と、それぞれコメント。荻野哲弘プロデューサーは「福原充則さんの脚本は前作以上の出来栄えで、今から完成が待ち遠しい…です!」と期待を述べた。
2016年11月18日「カイジ」や「アカギ」などで知られる人気漫画家・福本伸行の「銀と金」が来年1月期放送のテレビ東京にてドラマ化されることが決定。主演に俳優・池松壮亮が抜擢され、連続ドラマ初主演を務めることが分かった。うだつの上がらない森田鉄雄(池松壮亮)は、何事も上手く行かず、やり場のない怒りをギャンブルに逃げることで発散していた。負けが続く素寒貧の森田は、競馬場で裏社会を仕切る大物フィクサー平井銀二に出会う。銀二の悪党ぶりと、億を超える大金をたやすく手に入れる天才的な才能に憧れて、「銀を超える金(キン)と呼ばれる人間になりたい」という志を抱き、欲望渦巻く裏社会へ足を踏み入れるのだった…。悪党たちが巣食う裏社会で、大金を手にするために命を懸ける「悪」vs「悪」の心理戦。果たして一文無しの森田は、大金を手にし大物フィクサー銀二を超えられるのか――!?原作は、ギャンブル漫画の第一人者で、「カイジ」や「アカギ」を筆頭に、カリスマ的人気を誇る漫画家・福本伸行の同名漫画。福本ファンの間では、最高傑作と謳われることもある渾身の名作だ。また、福本作品が民放で連続ドラマ化するのは今回が初。福本氏は作品について「麻雀漫画以外で、僕が初めて評価を得た漫画です。僕の漫画の中で、『銀と金が、一番好きだ』と言うファンの方によく会います。僕自身が、世の中に認められよう…と、ギラギラしていて…、その熱が籠められた作品だからかもしれません」と思い入れも強いと話す。そして主人公・森田鉄雄を務めるのは、現在公開中の『デスノート Light up the NEW world』に出演中の池松さん。過去には日本の主要映画賞で4つの助演男優賞を受賞し、ドラマ「MOZU」シリーズでは双子の殺し屋の役を一人二役で演じ、エランドール賞新人賞も受賞するなど、名実ともに映画界で最も注目される若手俳優の一人。原作のもつパワーに圧倒されたと話す池松さんは「30分×12話という長い時間をかけて、まだ何者でもない森田鉄雄という男が何に絶望し、何に出会い、何を想い、何に挑むのか。ゆっくりと探していけたら」とコメントし、「“ちょうど良さ”が主流となってしまったこの時代に逆らって、勝つか負けるか、1か月半このチームで突っ走ってみようと思います」と意気込みを語った。また、すでにドラマはクランクイン済みだそうで、池松さんについてプロデューサーは「ワンカットワンカット、彼の素晴らしいお芝居にしびれています。もはや、未だかつてない面白いドラマが出来上がることは確実」と期待も寄せている。なお、森田が出会う競馬場で裏社会を仕切る大物フィクサー平井銀二役には、福本氏がぜひにと推薦した“とあるいぶし銀俳優”がキャスティングされているという。素晴らしいタッグと話すその俳優とは誰なのか?続報を待ちたい。土曜ドラマ24「銀と金」は2017年1月期より毎週土曜深夜0時20分~テレビ東京系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年11月17日木村拓哉が、2017年1月から放送開始する日曜劇場「A LIFE~愛しき人~」(TBS系)で主演を務めることが発表された。共演には竹内結子、松山ケンイチ、木村文乃、菜々緒、及川光博、浅野忠信ら、豪華な顔ぶれを揃え、病院を舞台としたヒューマンドラマを描く。医師として駆け出しの頃、病院を追われ、恋人を置いて単身アメリカに渡った外科医・沖田一光。技術を磨くためにひたすらオペ経験を重ね、知識を身につけて職人外科医となった。10年後、かつての恋人の父に請われて日本に戻ってきた。沖田が不在の10年の間に、元恋人は病院の後継者として沖田の幼馴染みでもある親友と結婚していた。その親友は、10年前、沖田を病院から追い出す画策をした張本人だった。ただ、沖田はそのことを知らない。そして、彼を待ち受けていたのは再会した元恋人、親友、そして一癖も二癖もある医師や看護師たち…。それでも、「たったひとつの命を救いたい」「かけがえのない人生を守りたい」その想いが沖田を突き動かす。そして、医師として、人間としての想いが、知らず知らずのうちに彼を病院内でうごめくさまざまな人たちの思惑、そして親友との対立に巻き込んでゆく。愛、欲望、友情、嫉妬、プライドが渦巻く病院で「愛しき人の命」「かけがえのない人生」を巡って繰り広げられるヒューマンラブストーリー。主人公の沖田を演じるのは、2013年放送「安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~」の3年ぶりにTBS日曜劇場に出演する木村拓哉さん。これまで数々の職業を演じてきた木村さんが、今回は心臓血管と小児外科が専門の職人外科医となる。沖田は、超一流の腕を持ちながらも決して華々しい“スーパードクター”ではなく、地道な努力を重ねる誠実な医師だ。舞台となる「壇上記念病院」の院長の娘・壇上深冬役には竹内さん。深冬は小児外科医で、沖田のかつての恋人。現在は脳外科医で副院長の夫・壮大と結婚し病院の経営を担っており、娘と3人幸せな生活を送っているが、昔の恋人である沖田が病院に現れたことで静かに動揺する。ほか主要キャストには、「世界一の外科医になりたい!」という野心を持ち、自分の才能にも過剰な自信を持つ壇上記念病院の心臓血管外科医・井川颯太役には松山さん。外科医をしのぐほどの知識を持つ一流オペナース・柴田由紀役には木村文乃さん。壇上記念病院の顧問弁護士で副院長の壮大とも浅からぬ関係にある榊原実梨役には菜々緒さん。明るく社交的ながら心の奥には屈折した思いを秘める心臓血管外科専門の医師・羽村圭吾役には及川さん。そして、壇上記念病院副院長で深冬の夫・壇上壮大役には浅野さん。脚本は、「僕の生きる道」シリーズ、連続テレビ小説「ファイト」など、命を描くヒューマンストーリーに定評のある橋部敦子。演出は日曜劇場「天皇の料理番」、「仰げば尊し」などの平川雄一朗。主演の木村拓哉さんは、「今回集うスタッフ、キャストと共にどれだけの『想い』を伝えることができるのか、決して逃げずに挑んでみたいと思います!」と意気込みをコメントしている。日曜劇場「A LIFE~愛しき人~」は、2017年1月から毎週21時~TBS系で放送。(text:cinemacafe.net)
2016年11月11日俳優・筒井道隆が、12月3日(土)から放送されるオトナの土ドラ「リテイク(仮)」で主演を務めることが決定。筒井さんが連続ドラマで主演するのは、2009年放送のNHKドラマ「再生の町」以来7年ぶりとなる。主人公は運命に翻弄され、輝かしいキャリア、家族、友人、全てを失った男・新谷真治。彼の現在の役職は法務省民事局戸籍監理課課長。戸籍監理課は、同僚から「やってもやらなくてもいい仕事をしている課」と陰口を叩かれているが、彼らの本当の職務は、「未来からやってくるタイムトラベラーを、専用の居住区に隔離し、保護観察下に置く」という、法務大臣政務官からの極秘指令を遂行することだった――。近い将来、タイムマシンが開発され、現代には様々な目的を持ったタイムトラベラーがすでに来ているという。そんなタイムトラベラーが現代に影響をおよぼすのを未然にくい止め、その存在が国民に知られ混乱を招くのを防ぐべく、新設されたのが、戸籍監理課。物語は、そんな新谷たち戸籍監理課の奮闘を、1話完結形で描いていく。主人公・新谷を演じるのは、90年代トレンディドラマの代表「あすなろ白書」で脚光を浴び、その後ドラマ「王様のレストラン」、NHK大河ドラマ「新撰組!」に出演。11月19日(土)には出演映画『聖の青春』の公開を控えている。新谷は東大法学部を卒業し、法務省へ入省。その後、大学教授の娘と結婚し一女を授かり、順調にキャリアを築いていたが、2年前のある日、通勤列車内で痴漢容疑で逮捕。後に嫌疑不十分で不起訴処分とはなったものの、その出来事をきっかけに、家族、キャリア、友人など全てを失ってしまう。そして、現在は法務省の地下で、閑職と言われる戸籍監理課に勤務しているという役どころだ。筒井さんは「この話は、未来から来た人たちと交流する設定ですが、あまり“未来”という設定にとらわれすぎないように、出来るだけ普通にしつつ、少しだけ未来的なものを入れていければ」と語り、「おそらく、もう一度過去に戻ってやり直せればと考える人はけっこう多いのではと思います。この新谷という男も過去に戻れるなら戻りたいと思っていますが、たくさんの未来人や現代人と関わることによって、少しずつ考え方が変化し成長していくので、その辺りを楽しんでもらえればと思います」とコメント。さらに、新谷演じる筒井さんのほかにも、戸籍監理課の職員で新谷と行動を共にする那須野薫役に成海璃子、新谷の元妻・紗栄子の弟で刑事の柳井研二役に敦士、法務大臣政務官秘書・大西史子役におのののか、衆議院議員・法務大臣政務官の国東修三役に木下ほうか、大学時代の同級生である国東に頼まれ、パートの職員として戸籍監理課で働いており、イギリス人の夫を持つパウエルまさ子役に浅野温子がキャスティング。成海さんは「少し不思議な設定のドラマですが、楽しんで演じたい」と意気込み、「筒井さんとのコンビも楽しみ」と期待を語る。最初に台本を読んだときから面白い作品になりそうと思ったという浅野さんは「設定や内容でコミカルな部分もありますが、毎話しっかりとした人間ドラマが描かれています。また、私が演じさせて頂く、戸籍管理課のパウエルまさ子とほかのメンバーの掛け合いも楽しんで頂けると思います」と本作について話し、「楽しめる要素がたくさん詰まった作品ですので、私も視聴者の皆さまと一緒にこのドラマを楽しんでいきたいと思います」とコメントを寄せている。オトナの土ドラ「リテイク(仮)」は12月3日(土)23時40分~東海テレビ・フジテレビ系にて放送(全8話)。(cinemacafe.net)
2016年11月10日『仮面ライダーゴースト』の主演で知られる俳優の西銘駿が、10月19日スタートのTBSドラマ『コック警部の晩餐会』(毎週水曜24:10~24:40)に出演することが26日、明らかになった。この作品は、連続ドラマ初主演の柄本佑が演じる料理の腕前がプロ級の名刑事、"コック警部"こと古久星三(こっく・ほしみつ)が、容疑者たちを晩餐会に招き、犯人をあぶり出すグルメミステリードラマ。コック警部とコンビを組む新人刑事・七瀬あずみ役には小島瑠璃子、そして、えなりかずき、藤真利子の出演がすでに発表されていたが、このたびTBSドラマ初出演となる西銘の出演が新たに決定した。第27回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞し、その数カ月後に『仮面ライダーゴースト』の主役を射止めた西銘が演じるのは、コック警部行きつけの創作料理店のシェフ・田部歩。うるさいコック警部に毎度おいしい食事を提供する役どころで、時に事件解決へのヒントとなる料理やうんちくを披露するため、気難しいコック警部が唯一気に入っている。西銘は「シェフという、自分にとって全く新しいキャラクターに挑戦することがとても楽しみです。1年間仮面ライダーの現場を経験できて、特撮以外の現場は今回が初めてなので、正直不安もありますが、いい作品になるよう全力で撮影に臨みたいと思います」と意気込んでいる。(C)TBS
2016年09月27日俳優・田辺誠一が、フジテレビ系列連ドラ初主演を務める土ドラ「とげ 小市民 倉永晴之の逆襲」が10月8日(土)23時40分より放送決定!共演には西田尚美、木の実ナナ、西村和彦、鹿賀丈史を迎え、小市民な主人公が次から次へと事件に巻き込まれ、不条理に立ち向かう“ストレスフルジェットコースタードラマ”を描く。主人公・倉永晴之は、どこにでもいるイチ小市民。妻と小3の息子と共に穏やかに暮らしてきた。過度な贅沢はせず、もちろん犯罪にも手を染めず。風で倒れた自転車を起こすことはなくても、シルバーシートに座ることを我慢する程度の良識は持っている。市民生活部市民相談室の主査(係長)に異動してからの3年間は、市民からひっきりなしに寄せられる苦情や要望に追われ、胃痛と戦う日々。共に働く主なメンバーは、見栄っ張りで小心者の上司、気持ちの浮き沈みの激しいアラフォー女子、コミュニケーションを一切取ろうとしないミニスカ厚化粧女子…。唯一の楽しみは、飼っている熱帯魚・アロワナに愚痴りながら飲む発泡酒だけ。倉永晴之に市民から寄せられるのは「間違えてゴミとして出した給料を取り戻してくれ」「隣のベランダから匂う洗濯物の洗剤の残り香がキツすぎて気分が悪い」「義務教育なんだからランドセルは市が購入すべきだ」…市民相談室は、まさに“モンスター市民”と市役所の間で板挟みの部署。ある日、怒鳴る男の電話をとる晴之。「運動公園の金網が破れていたせいで子どもが怪我をしたから治療費を払え!」またもや晴之は様々なトラブルに巻き込まれていく…さらに追い打ちをかけるように、週1度のペースで苦情を持ち込む名物おばさん、妻の怪しい行動、息子のいじめ首謀者問題、自宅への嫌がらせなどなど…晴之のイライラは募るばかり、ストレスは爆発寸前!そして倉永晴之は、ついにキレてしまう!「もう、トラブル巻き込まれ人生なんて真っ平だ!」気弱で静かな小市民・倉永晴之が、ついに切れた!日常にためていた心配、不安、恐怖、ストレスという「人生のトゲ」をぶちまける!“ストレスフルジェットコースタードラマ”が観る者の“とげ”を抜きまくる!オトナの土ドラ第4弾となる本作は、山本甲士の「とげ」を原作に、田辺さんら実力派俳優でドラマ化。日常生活の中で誰にでも起こる緊急非常事態をユーモアとペーソスを絡めながら、アイロニーたっぷりに描き、会社・家族・仕事を通して、濃密で共感度の高いアップテンポストーリーが、最後は、胸のすく結末へと導く…トラブルに奮闘する働くオトナの応援歌となっている。田辺さんは原作を読んでおり、今回のドラマ出演を喜び、「原作は関西弁なので、会話のバランスやリズムが本当におもしろくて、あっという間に本を読み終わりました。ドラマでの僕の役は標準語なので、また違った角度から役作りをしていければと思います」と意気込みをコメント。「之とは共感できる部分があり、僕もなるべく波風を立てずに生きてきた方なので、そういうところは似ていると思います(笑)。そんな晴之が反撃して、はっきり物を言っていくところがとても気持ちいい部分なのかなと思いました。僕も見習いたいです」と役への思いを明かした。最後に「晴之にありとあらゆる難題がふりかかってくるなか、どう立ち向かっていくのか!? 数々の不条理を打ち返し、予想もしない展開になる大逆転劇、週末の夜に楽しんでいただけるドラマになれたら嬉しいと思います」と見どころを語った。「とげ 小市民 倉永晴之の逆襲」は、10月8日(土)23時40分より東海テレビ・フジテレビ系全国ネットにて放送(全8回予定)。(text:cinemacafe.net)
2016年08月29日10月期放送のTBS「テッペン!水ドラ!!」枠では、柄本佑と小島瑠璃子共演で、「コック警部の晩餐会」を放送することが決定した。とある店でラーメンを食していた古久警部(柄本佑)は、新人刑事・あずみ(小島瑠璃子)から事件が発生したと呼び出される。元人気No.1女優が自宅マンションから転落死したというのだ。担当マネジャーの「転落する直前に電話で遺言を言われた」という証言から、猫田刑事(えなりかずき)は自殺だと主張。だが、現場検証が行われる中、テーブルの上に残されたラーメン丼を見つけた古久は、マイ箸とマイスプーンで中に残されたスープと麺を味わうと、あることに気づき「この事件、私が料理しましょう」と現場を後にする。被害者が最後に食べていた物が“長崎ちゃんぽん”だと気づいた古久は、とある容疑者を探し出す。その容疑者とあずみ・猫田・一条刑事部長(藤真利子)を晩餐会に招待。そこで再現された長崎ちゃんぽんから事件の真実が明らかになる! 果たして、古久が料理から見つけ出した真実とは――!?本作は、料理の腕前がプロ級の名刑事が、容疑者たちを晩餐会に招き犯人をあぶり出すグルメミステリードラマ。事件を解決するのは、捜査一課特命警部で料理の腕前がプロ級の“コック警部”こと古久星三(こっくほしみつ)。彼の捜査方針は「料理はウソをつかない」。その一風変わった独自の理論でマイペースに捜査を進める。罪を逃れてのうのうと好きなものを食べている殺人犯を絶対に許さないコック警部は、被害者を理解するため被害者が食したものを再現し、思いを馳せて推理に及ぶ。そんなコック警部とコンビを組む新人刑事の七瀬あずみは、刑事ドラマ好きが高じて念願叶って夢だった刑事になるも、彼の自由過ぎる捜査に振り回され、さらには横暴な猫田刑事にも挟まれてストレスMAX。性格も正反対で犬猿の仲の2人が、絶妙なコンビ感で事件解明に挑む。主人公・コック警部こと古久星三を演じるのは、連続テレビ小説「あさが来た」や来年公開予定の『追憶』の出演も決定している柄本さん。本作で連続ドラマ初主演を務める柄本さんは、「連続ドラマの主演をまさか自分がやることになるとは思ってませんでした。不安といえば不安です。楽しみといえば楽しみです。いま、半々の状態です」と胸中を語り、「初めて共演させてもらう方ばかりで、どんな現場になるのか、そこは楽しみだらけです。とにかくコツコツと頑張ります」と意気込んだ。また、コック警部の相棒・新人刑事の七瀬あずみには、これまでタレント・グラビアモデル・スポーツ番組と様々な分野で活躍してきた小島さん。本作がドラマ初挑戦となる小島さんは「不安が85%、ワクワクが15%で、とても不安です(笑)」と語り、「私自身も昔から刑事ドラマや推理アニメが好きで、刑事に憧れていた時期もあったので、七瀬あずみという役にとても親近感を覚えます」と役についてコメント。また「ストーリーの邪魔にならないようにしますので、広い心で見守っていただければと思います(笑)。最後には100%楽しかった、で終われるよう頑張ります!」とメッセージを寄せた。そして、コック警部を目の敵にしている刑事・猫田典雄には、幼少期から俳優として活躍するえなりかずき。柄本さんの大ファンと語るえなりさんは、「お芝居の邪魔にならないように頑張ります。柄本さんと小島さんとのシーンが多そうなので、楽しく一緒に頑張ります。撮影チームがとっても明るい方ばかりなので、最後まで全速力で走り抜けます」と話した。そのほか、女優・歌手・作詞家・作曲家として数々の作品を作り上げてきた藤真利子が、コック警部の捜査に一目置いている刑事部長・一条千鶴を演じる。これまでの刑事ドラマとは一味違う捜査方法と、個性豊かなキャラクターたちが贈る本格ミステリーと痛快な掛け合いで笑える本ドラマ。続報にも期待したい。テッペン!水ドラ!!「コック警部の晩餐会」は10月より毎週水曜日深夜24時10分~TBSにて放送開始。(cinemacafe.net)
2016年08月28日女優の観月ありさが23日、都内で行われた主演ドラマ『隠れ菊』(NHK BSプレミアム 9月4日スタート 毎週日曜 22:00~)の記者会見に、共演の緒川たまきと前川泰之とともに出席した。同ドラマは、連城三紀彦の同名小説を映像化した作品。観月ありさが演じる主人公の通子が、突然の離婚通告、多額の負債、夫の愛人の登場などの苦難に遭いながらも強く生きていくサスペンスフルなドラマとなっている。通子の夫で浜名湖畔の料亭「花ずみ」で板長を務める旬平を前川泰之、旬平の愛人で金沢の酒蔵「笹流酒造」の社長を務める多衣を緒川たまきが演じている。着物姿で登場した観月は「これまで出演した連ドラは、コメディ作品が多くて、リアクションの芝居を要求されることが多かったのですが、通子は自分の感情をばーっと表現するタイプの女性ではないので、今回は引き算をする芝居というか、色々なことをしない芝居を心掛けています」と役作りについて語った。毎年、連続ドラマの主演を務めて25周年となる節目の作品となるが「大人の女性の"しっとり感"を出せていければ」と新境地に向けて意気込んだ。昼ドラマの"ドロドロ劇"を彷彿とさせるような"大人の人間関係"が描かれる本作では、通子と多衣のバトルも見どころの一つ。緒川は「通子と多衣は、キャラクターが極端に違いっていて、この違いが驚きをもって引っ張っていくことになると思います。憎しみ合うはずの2人ですが、また違った人間関係も築いていくのでお楽しみにしていただければ」とアピールしていた。
2016年08月23日鈴木保奈美が「ニュースの女」以来18年ぶりに連続ドラマに主演、仕事のために“ノンママ”人生を選んだアラフィフ女子を演じる「オトナの土ドラ」枠の新番組「ノンママ白書」が、8月13日(土)今夜から放送開始となる。本作は鈴木さんが演じている土井玲子は男女雇用機会均等法“コキン法”が施行されたばかりの1989年に社会人となったコキン法第一世代の女性。土井は東京の中堅広告代理店のクリエイティブ畑で活躍している49歳、バツイチで子どもはいない。コキン法第一世代の彼女は国や世論からも背中を押され社会に飛び込んだもの、現在よりはるかに男性中心であった当時の社会のなかで冷たい目や理不尽な仕打ちに耐えながら20代30代を無我夢中で駆け抜けた結果、子どもを産むことなく現在に至った。当時は仕事も出産も両方選べる時代では無く、仕事か出産か二者択一の時代だったからだ。ところが時代は移り変わり少子化問題がクローズアップされ、ワーキングマザー“ワーママ”推進の風が吹いてきた。土井のように子どもを産まないという選択をした“ノンママ”の女性たちは、今度は同じ女性からも敵視され肩身の狭い想いをしながら生きることになった。さらに国は「女性管理職を誕生させよ!」と言い出す。そのモデルタイプはもちろんコキン法第一世代の女性たち。マタハラ、逆パワハラ、子無しハラスメントと次々と新しい問題が生まれるものの未だ解決策も見つからない社会のなかで、上からは抑えられ下からは突き上げられ、男性からは煙たがられ女性からは敵視される。そんな四面楚歌の社内で土井は働き、苦悩し、孤独と闘い、そして恋もする――というのが本作の物語。鈴木さんは1991年に大ヒットしたドラマ「東京ラブストーリー」でヒロイン赤名リカを演じ大ブレイク。当時25歳だった鈴木さんはこの夏50歳を迎える。18年ぶりの連ドラ主演にして同世代のヒロインを演じることについて「いままでにないドラマをお届けできるのではないか」とコメント。「土曜の夜は、お風呂に入ってパジャマに着替えたら、私たちの女子会に参加するようにゆったりと遊びに来てもらえれば。このドラマを通して、皆誰でもヒロインになれる、自分の人生のヒロインは自分なんだと思ってほしい」とメッセージを寄せている。また土井と同じ会社で同じく独身・ノンママの大野愛美役に菊池桃子。ノンママだが既婚者でフリールポライターの葉山佳代子役に渡辺真起子。土井の部下で新米ワーママの野村佳奈役に内山理名。土井や大野の同期でバツイチの本城司役に高橋克典。その他、南沢奈央、濱田崇裕 (ジャニーズWEST)、三浦祐太朗、坂本充広、増田修一朗、近藤芳正、佐戸井けん太らが共演する。NHK「あさイチ」での特集をはじめ、酒井順子著の「子の無い人生」や雑誌「FRaU」(講談社)での山口智子の告白などで大きな注目を集めている“ノンママ”というテーマに切り込み、彼女たちの等身大でセキララな葛藤を描くオトナの土ドラ「ノンママ白書」は8月13日(土)今夜23時40分~フジテレビにて放送。(笠緒)
2016年08月13日「なんで僕なんだろう…?」。素直な思いを口にするのは、連続ドラマ「せいせいするほど、愛してる」で、ヒロインの未亜に思いを寄せる宮沢綾役を演じている俳優・中村蒼。一見チャラいが一途に未亜を愛し、優しくて面白く、人気ブランド「ジミー チュウ」の敏腕広報でイケメン。女性なら誰もが憧れるパーフェクトな男を演じる中村さんは、パブリックイメージとは違う本役に胸中は複雑のようだ。中村さんは福岡出身の25歳。主演舞台「田園に死す」(2006)で俳優デビュー。その後、数々の映画やドラマ、舞台に出演し、若手実力派俳優として頭角を現している。甘いルックスからは想像し難いが、映画『東京難民』でのホームレスに転落する大学生役や、医療サスペンスドラマ「無痛~診える眼~」で、髪と眉を剃り落として挑んだ事件のキーマンとなるイバラ役など、物憂げな表情が印象的な役柄も多い。そのせいか落ち着いたイメージを持たれがちで、自身も「普段からそういう感じです」と自覚する。そんな中村さんが、実に自身5年ぶりの民放恋愛ドラマとして出演しているのが、北川みゆきによる同名コミックの実写化ドラマ。ジュエリーブランド「ティファニー」の広報部で働く主人公・栗原未亜(武井咲)と副社長で既婚者の三好海里(滝沢秀明)との禁断の恋愛を軸に、個性豊かな人物たちが複雑に絡み合う人間模様を描く大人の群像劇だ。オファーを受けた時を、「関西人の役だし、自分と似ている部分を見つけられなくて不思議でした」と述懐する中村さん。宮沢のことを「基本はマイペースで強引だけど、社交的で頭の回転が速く、瞬時に物事を察して未亜のために動けるところはすごく良い」と分析すると、「常にテンションが高く、人の懐に入るのが上手なところが自分と全く違う。僕は構えてしまうタイプだから」と打ち明ける。なんとか絞り出した共通点は、「実は宮沢は照れ隠しでいっぱいしゃべっていると思う。そういうシャイな部分かな」と静かに笑った。また、「恋愛ドラマは得意じゃない」そうで、「キスシーンとかしたくないですもんね(笑)。現場の空気が苦手。どんな風にやるか誰にも相談できないし、女優さんに気を遣うし…」と思わず本音をぶっちゃける。しかし、役に没頭すると素の自分を忘れるため、劇中の“バックハグ”のような“胸キュン”シーンでも、「全然恥ずかしくないですね」とサラリと言ってのける。それよりも関西人役として「自分でボケてツッコむシーンとか、笑いを起こすシーンの方が恥ずかしいし難しいです」と顔をしかめる。宮沢役は、ふざけることで真面目さが際立ち、その逆もしかり。中村さんにとって今回は、“笑い”が大きな課題となっているようだ。苦労をにじませる中村さんだが、必死の努力は実を結んでおり、未亜とのシーンでは「武井さんはいつも新鮮に笑ってくれるので支えになっています」と安堵の声を漏らす。一方で滝沢さんについては、「僕が仕事を始める前から第一線で活躍されていて、恋敵役としては大き過ぎる壁。一生懸命アプローチしても未亜がふり向かないことに、そりゃそうだろうな…というオーラや格好良さがあります」と敬服する。とはいえ、「未亜が宮沢にふり向かない理由がないのに、なんでふり向かないんだろ…」と首をかしげる中村さん。そこには自ら作り出した宮沢への絶対的自信が感じられた。そして、本作を通して「自分にテンションが高い役のイメージがないので、こんな役もできると知ってもらいたい」と胸を張る。デビューから10年。新たな武器を手に入れた中村さんの今後の動向は、宮沢の恋の行方同様、注目せずにはいられない。TBS火曜ドラマ「せいせいするほど、愛してる」は毎週火曜よる10時~TBS系にて放送中。(text/photo:Rena Nishiki)
2016年08月02日「SKE48」の松井珠理奈が連続ドラマ初主演を果たすこの夏“最恐”の本格ホラーサスペンスドラマ「死幣」が7月13日(水)今夜からTBS系「テッペン!水ドラ!!」枠で放送スタートとなる。これまで「SKE48」での活動のほか、映画『舞妓はレディ』への出演や、この春放送された「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」では中谷美紀演じるヒロインの高校時代を演じるなど女優業も行ってきた松井さん。BeeTVで配信された「学校の怪談」や「AKBホラーナイト アドレナリンの夜」といったホラー作品への出演も経験しているが、今作では他人の死が見える第六感を持った女子大生役ということでこれまでとは一味違う松井さんの演技が見られそうだ。松井さん演じる由夏の妹・小夢役に清原果耶、由夏に疑いの目を向ける刑事・若本猛役に戸次重幸、ほか、筧利夫、山田裕貴、葉山奨之、中村ゆりか、西田麻衣、白洲迅、吉岡里帆がキャスティングされている。またスピリチュアルに夢中なゼミの同級生・林絵里菜役で元「AKB48」の川栄李奈が出演することも発表された。経済学部に通う大学1年生・南由夏は、怖い話好きな妹から“死幣”の怪談を聞く。死幣はお金が欲しくてたまらない人に突然届く呪いのお金だという。そしてその死幣を使ってしまうと1万円札の福沢諭吉の肖像に黒い染みが浮かび上がり、使ってしまった人は残酷な死を遂げるという内容だった。ある日、経済学部教授・財津のゼミに所属する由夏は、しばらく連絡の取れない友人・郁美を心配し、同じゼミの先輩・三浦や、ゼミの仲間に聞いてみるが皆心当たりはないという。就職活動真っ最中の三浦は、お金は人を幸せにするものだと信じ貧困層を助ける仕事を志しており、その話を聞いた由夏は三浦の姿に憧れを抱く。その夜、由夏は連絡が取れていなかった郁美が街頭インタビューを受けているのをテレビで見る。女性は外見が大事だから整形したいと答える郁美。由夏はその瞬間耳鳴りのような音とともに郁美の顔が一瞬ねじれたように感じた。この現象が起こるときはこの後何か不吉なことが起こることを由夏は知っていた。由夏には第六感のような不思議な能力があったのだ。急ぎ郁美のアパートに向かう由夏。するとなぜか郁美の部屋の鍵が開いている。由夏が薄暗い部屋に入ると足元には焦げた1万円札が。さらに奥へ進むと、美容器具が散乱する部屋の中、ネックレスで首を吊った無残な姿の郁美が…。通夜の日、由夏や三浦ら財津ゼミの面々が弔問客として並ぶ中、ひとりの男が焼香に立つ。彼は刑事の若本。若本は親族や弔問客に向け突然事情聴取を始めると言い放った。そして、遺体の第一発見者である由夏に犯行の疑いをかけ――。出演にあたり「このドラマのセンターだと思って頑張ります! 大先輩の前田敦子さんのドラマ『毒島ゆりこのせきらら日記』の枠を引き継ぐということで、嬉しい反面プレッシャーも感じています。前田さんに負けないように頑張りたいと思います!」と意気込みを述べた松井さん。前田敦子からもアドバイスをもらったという松井さんが挑む本格ホラーサスペンス「死幣」はTBS系で7月13日(水)24:10~放送となる。(笠緒)
2016年07月13日今週17日(日)より放送スタートする、寺尾聰主演新ドラマ「仰げば尊し」の主題歌に、「BUMP OF CHICKEN」の新曲「アリア」が起用されることが決定した。本作は、神奈川県立野庭高校の弱小吹奏楽部に起こった奇跡の実話を書いた著書「ブラバンキッズ・ラプソディー」「ブラバンキッズ・オデッセイ」に、脚色を加えたオリジナルドラマ。「ROOKIES」を手掛けた演出・平川雄一朗と脚本・いずみ吉紘が再びタッグを組み、吹奏楽部の顧問と、はみだしもの扱いされている生徒たちが起こす「奇跡の物語」。キャストには、主人公である元サックス奏者のプロミュージシャン・樋熊迎一役の寺尾さんを始め、その娘・奈津紀役に多部未華子、そしていま注目の若手俳優・真剣佑、村上虹郎、石井杏奈(E-girls)、北村匠海(DISH//)、太賀、佐野岳らを生徒役に迎え、熱い演技でぶつかりあっていく。1996年の結成から20周年を迎えたバンド「BUMP OF CHICKEN」。今回主題歌に決定した「アリア」は、軽やかかつ疾走感溢れるリズムの上で、跳ねるように響くベル、流れるように歌うギターリフが特徴的。また、美しさと儚さが内在するメロディが胸を打つ楽曲に仕上がっている。今回の決定にバンドメンバーは「このようなオファーをいただき大変光栄でした。いつも通り自分たちのベストを尽くして、やらせていただこうと思いました」と喜びを語り、「僕たちにも友人や周りの人たちに支えられた学生時代があったので、このドラマがどのようなストーリーで展開されていくのか、とても楽しみにしています」とドラマについても期待を寄せた。また、プロデューサーは「繊細な歌声に乗る切なくも力強いメロディに、いつも心動かされてきた憧れの『BUMP OF CHICKEN』に主題歌をお願いできることになり、スタッフ、キャストともに非常に喜びました。爽やかなのに青春時代の甘酸っぱさも感じる素敵な主題歌ができあがったと思います」と想いを述べていた。「BUMP OF CHICKEN」にとって、2012年9月リリースのシングル「firefly」以来のドラマ主題歌となる「アリア」。どのようにドラマを彩るのか見逃さないで。「仰げば尊し」は7月17日(日)21時~TBSにて放送開始。(cinemacafe.net)
2016年07月13日フジテレビにて土曜日深夜放送の「オトナの土ドラ」枠では、8月13日より「ノンママ白書」を放送することが決定。主演には連続ドラマ18年ぶりとなる鈴木保奈美を迎え、共演には菊池桃子、高橋克典ら豪華キャストが出演することが分かった。東京の中堅広告代理店勤務の土井玲子(鈴木保奈美)。クリエイティブ畑で活躍している、49歳、バツイチ、子無し。男女雇用機会均等法が施行されたばかりの1989年入社組、つまりコキン法第一世代。国や世論からも背中を押され社会に飛び込んだものの、長い歴史ある男性社会の中で冷たい目や理不尽な仕打ちに耐えながら、一生懸命泳いできた。徐々に女性も会社にとって必要不可欠な存在だと認識されるようになり、大きなプロジェクトも任されるようになっていった。そんな20代30代を土井は無我夢中で駆け抜けた。結果、子どもは産んでいない。なぜなら、当時は仕事も出産も両方選べる時代では無く、仕事か出産か二者択一の時代だったからだ。ところが時代は移り変わり、少子化ストップの波が押し寄せてきた。つまりワーママ(ワーキングマザー)推進の強風が吹いてきたのだ。土井のようなノンママ(=子どもを産まないという選択をした女性)は、非常に肩身の狭い想いをしながら生きている。にも関わらず、国は「女性管理職を誕生させよ!」とさらに勝手なことを言い出す始末。そのモデルタイプはもちろんコキン法第一世代の女性たちだ。マタハラ・逆パワハラ・子無しハラスメント…次々と新しい問題が生まれるものの、未だ解決策が見つからない社会。上からは抑えられ、下からは突き上げられ、男性からは煙たがられ、女性からは敵視される会社内。そんな四面楚歌の中で土井は、働き、苦悩し、孤独と闘い、そして恋もする――。本作は、NHKの情報番組「あさイチ」の“子どもがいない生き方”特集や、酒井順子著「子の無い人生」、山口智子の雑誌「FRaU」(講談社)での告白などで、社会現象になっている旬なテーマを早くもドラマ化。”ノンママ”たちの等身大でセキララな葛藤を本作で描き抜く。主人公・土井玲子を演じるのは、大ヒットドラマ「東京ラブストーリー」でヒロイン赤名リカを演じ、「ニュースの女」以来、18年ぶりの連続ドラマ主演となる鈴木さん。バツイチ“子無し”の独身だが、恋に仕事に奮闘する元気いっぱいなキラキラ50歳ヒロインを熱演する。久しぶりの連続ドラマ主演に鈴木さんは「ただ、主演ということに関して、突き詰めると具合が悪くなりそうなので、あまり考えないようしています(笑)」とコメント。またドラマについては「土井は、2人の女友達と行きつけのバーであれこれ会話を楽しみます。土曜の夜遅く、視聴者の皆さんもあまり深刻にならず、お風呂上りにパジャマを着て、ビール片手に土井たちと一緒に飲んでいる感覚でチャンネルを合わせてくださったらいいな、と思っています」とメッセージを寄せた。そして、鈴木さん演じる土井と同じ会社で同じく独身・ノンママの大野愛美役に菊池さん。ノンママだけど既婚者でフリールポライターの葉山佳代子役に渡辺真起子。土井の部下で新米ワーママ、野村佳奈役に内山理名、土井や大野の同期でバツイチの本城司役に高橋さんも出演。菊池さんは「同世代にエールを贈れるように頑張ります」と意気込み、渡辺さんも「このドラマを通して、自分自身と向き合いなおしてみたりして、好きだったことなんかを、やわらかく磨きなおせたら」と語る。またノンママたちとはうって変わって、「時短で申し訳ない」と言いながらも、しっかりと会社員としての権利は主張する、やっかいな“モンスターワーママ”を演じる内山さんは「ワーママとして会社での立場や社会に思う事などを伝えられたら」と話した。さらに高橋さんは「デビュー当時の様な役を思い出しながら、リズムよく『大人な男』を楽しく演じさせていただけたらと思います」とコメントした。そのほか、南沢奈央、濱田崇裕 (ジャニーズWEST)、三浦祐太朗、坂本充広、増田修一朗、近藤芳正、佐戸井けん太らが脇を固めている。オトナの土ドラ「ノンママ白書」は8月13日より毎週土曜日23時40分~フジテレビにて放送(全7回放送予定)。(cinemacafe.net)
2016年06月29日主演に藤原竜也、ヒロインに二階堂ふみを迎えるほか、玉山鉄二、伊野尾慧、黒木瞳、ヒロミ、志尊淳ら豪華メンバーで贈る新ドラマ「そして、誰もいなくなった」。本作にて、“岡山の奇跡”と称される桜井日奈子が連ドラ初出演デビューを飾るにあたり、桜井さんからコメントが到着した。容姿端麗、頭脳明晰、家族や友人、恋人にも恵まれ、順風満帆な人生を送っていた“藤堂新一”。ある日、同姓同名の男“藤堂新一”が逮捕されたことから新一の全ての歯車が一気に狂い始める。新一のクレジットカードや銀行口座、さらには会社のIDまで、全て差し押さえられあらゆる個人情報が、見ず知らずの“藤堂新一”という男のものにすり替えられていたことが発覚。“藤堂新一”でなくなった自分に周囲から注がれる冷ややかな視線。信頼していた仲間たちの裏切り。単なる国のミスか、それとも誰かの陰謀か。一体誰が、何のために!?見えない敵に叩き付けられた挑戦状に新一はどう立ち向かうのか――?本作には、偽物に人生を丸ごと乗っ取られるどん底の主人公・新一を演じる藤原さんをはじめ、玉山さん、伊野尾さん、黒木さん、二階堂さんら豪華俳優陣が出演。さらに本日6月27日(月)には、10年ぶり連続ドラマ出演となるヒロミさんや、人気急上昇中の若手俳優・志尊さん、ミムラ、鶴見辰吾ら追加キャストが発表され、“登場人物、全員容疑者”という斬新な設定で織りなす、視聴者を飽きさせない裏切りの連続を展開する。今回の発表で、“岡山の奇跡”こと桜井さんが、家出少女の君家砂央里役で連続ドラマ初出演を果たすことが決定。桜井さんといえば、「LINE MUSIC」CM出演がネット上で話題となったことを皮切りに、コロプラ「白猫プロジェクト」CM、大東建託「いい部屋ネット」CM、ニベア花王「8×4 ボディフレッシュ」CMと数々のCMで活躍。5月からは中山優馬主演舞台「それいゆ」にて華々しく女優としての第一歩を踏み出しており、今後の活躍が期待される注目女優の仲間入りを果たした。桜井さんは今回の出演について「私にとって『そして誰もいなくなった』が初めての連続ドラマ出演になります。主演の藤原竜也さんをはじめとする豪華で素敵なキャストの皆さんとこの作品に携わることができてとても嬉しいです」と喜びをコメント。また、自身が演じる役については、「ルックスも内面も、普段の私とは真逆なキャラクターだと思います。そのギャップに悩みながらも、そこにやりがいを感じていて、自分なりに作品と向き合ってがんばっています。是非たくさんの方に見ていただきたいです」と意気込みを寄せた。「そして、誰もいなくなった」は7月17日(日)22時~日本テレビにて放送開始(初回30分拡大)※2話以降22時30分~放送。(text:cinemacafe.net)
2016年06月27日女優・米倉涼子が主演を務めるテレビ朝日系人気ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』の連ドラ第4弾が、10月からスタートすることが21日、分かった。毎週木曜21時枠で放送される。主人公は、群れや権威、束縛を嫌い、専門医のライセンスとたたき上げのスキルだけを武器に、「いたしません」「私、失敗しないので」のセリフと共に突き進むフリーランスの天才外科医・大門未知子(米倉)。彼女の活躍を描くこの作品は、第1弾(12年)で平均視聴率19.1%、第2弾(13年)は23.0%、第3弾(14年)は22.9%を記録する人気シリーズとなり、今年7月3日には初のスペシャルドラマも放送される予定だ。第4弾で、未知子が派遣されるのは、国内最高峰の大学病院として君臨しながら、隠ぺい行為や医療ミス、派閥闘争などで評価が転落している東帝大学病院。この病院のブランド力を再確立し、強大な権力をわが物にするもくろみで、新院長の座をかすめ取ったのが、未知子に積年の恨みを抱く策略家・蛭間重勝(西田敏行)だった。米倉は、本シリーズについて「いつも支えてくださる共演者やスタッフの存在も含め、すごく居心地のいい作品」と感想。また、「未知子にとって大きな壁となる黒幕やシチュエーションを毎回用意していただき、"心地よさだけに甘んじることのできない緊張感や課題"もたくさんあるので、大好き」と、ぞっこんの様子だ。さらに、シリーズを通して「これまで、そうそうたる大俳優の方々を相手に戦ってきました」と振り返り、「その結果、実を言うと未知子も私自身もちょっとやそっとでは動じなくなってきているんです(笑)」と告白。これを踏まえ、第4弾では「私が『ホントにヤダ!』と感じ、その感情が思わず顔に出てしまうくらいのお芝居をしてくださる方に、ぜひ未知子の強敵として現れていただきたい」と期待を示し、今回は「あまりコミカルになり過ぎず、ちゃんとした医療ドラマとして見ていただける作品にしたい」とアピールした。そんな第4弾には、蛭間を演じる西田のほか、未知子が所属する神原名医紹介所の仲間・城之内博美役の内田有紀や、神原晶役の岸部一徳、外科医・加地秀樹役の勝村政信といった、シリーズでなじみ深いメンバーも引き続き登場。さらに、今回からの新たなキャストも多数出演する予定となっている。視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区。
2016年06月22日TBSでは、7月期の「テッペン!水ドラ!!」枠にて、「死幣」を放送することが決定。キャストには連続ドラマ初主演となる「SKE48」松井珠理奈をはじめ、戸次重幸、筧利夫らの出演も明らかとなった。経済学部に通う大学1年生・南由夏(松井珠理奈)は、怖い話好きな妹から“死幣”の怪談を聞く。死幣はお金が欲しくてたまらない人に突然届く呪いのお金だという。そしてその死幣を使ってしまうと1万円札の福沢諭吉の肖像に黒い染みが浮かび上がり、使ってしまった人は残酷な死を遂げるという内容だった。ある日、経済学部教授・財津(筧 利夫)のゼミに所属する由夏は、しばらく連絡の取れない友人・橘郁美(西田麻衣)を心配し、同じゼミの先輩・三浦智志(山田裕貴)や、ゼミの仲間に聞いてみるが皆心当たりはないという。就職活動真っ最中の三浦は、お金は人を幸せにするものだと信じ貧困層を助ける仕事を志しており、その話を聞いた由夏は三浦の姿に憧れを抱く。その夜、由夏は連絡が取れていなかった郁美が街頭インタビューを受けているのをテレビで見る。女性は外見が大事だから整形したい、と答える郁美。由夏はその瞬間耳鳴りのような音とともに郁美の顔が一瞬ねじれたように感じた。この現象が起こるときはこの後何か不吉なことが起こることを由夏は知っていた。由夏には第六感のような不思議な能力があったのだ。急ぎ郁美のアパートに向かう由夏。するとなぜか郁美の部屋の鍵が開いている。由夏が薄暗い部屋に入ると足元には焦げた1万円札が。さらに奥へ進むと、美容器具が散乱する部屋の中、ネックレスで首を吊った無残な姿の郁美が…。通夜の日、由夏や三浦ら財津ゼミの面々が弔問客として並ぶ中、ひとりの男が焼香に立つ。彼の名は若本猛(戸次重幸)。刑事だという若本は親族や弔問客に向け突然事情聴取を始めると言い放った。そして、遺体の第一発見者である由夏に犯行の疑いをかけ――。ドラマは「呪われた1万円札=死幣」を手にした人間が、次々と不可解な死を遂げるという本格ホラーサスペンス。主人公の由夏には、現在放送中の「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」にも出演する松井さんが抜擢。今回松井さんが演じる由夏は、他人の死が見える第六感を持った女子大生で、死幣を使う友人の死を“目撃”したことをきっかけに、周りで起こる不可解な事件に巻き込まれていくという役どころだ。今回初の連続ドラマ主演、そして松井さんが初の大学生役を果たすこととなった松井さんは「このドラマのセンターだと思って頑張ります! 大先輩の前田敦子さんのドラマ『毒島ゆりこのせきらら日記』の枠を引き継ぐということで、嬉しい反面プレッシャーも感じています。前田さんに負けないように頑張りたいと思います!」と意気込みを述べ、また前田敦子からもアドバイスをもらったと明かした。そして、連続怪死事件に疑問を持ち、由夏と共に死幣の謎を追う正義感溢れる刑事・若本猛役には、役者としてだけでなく幅広い方面でマルチな才能を発揮している戸次さん。物語で重要な鍵を握る教授・財津太一郎役には2017年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」にも出演が決まっている筧さんが決定。ホラーは大の苦手だと語る戸次さんは、「中学生の頃から怖い映画は見ていません。お化けを見たことはありますが、お風呂で振り向いて誰もいないのを確認する作業をしたくないのでそういうのは信じていません(笑)なので、霊感もないと信じています」と真っ向から否定。しかし「この夏一番怖いドラマという言葉に恥じない作品だと思っていますので、皆さんドキドキしながらご覧ください」とアピールをしていた。そのほかにも、由夏の同級生役・灰谷源役に葉山奨之、由夏のゼミの先輩・上野真理役に、中村ゆりか、由夏のゼミの友人・橘郁美役に西田麻衣、由夏のゼミの先輩で槍投げ選手・川辺雄大役に白洲迅、由夏が憧れる先輩・三浦智志役に山田裕貴、由夏の親友・萩森一恵役に吉岡里帆といったいま注目されているネクストジェネレーションの若手俳優たちが揃っている。本作は、お金に翻弄され、お金に苦しめられる人たちを通して現代社会の本当の“恐怖”を皮肉たっぷりに炙り出す本格ホラーサスペンスドラマ。暑い夏を一瞬にして冷やす本作に期待していて。「死幣」は7月13日(水)24時10分~TBSで放送開始。(cinemacafe.net)
2016年06月08日女優の山本美月が、7月スタートのフジテレビ系ドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(毎週日曜21:00~21:54)で、初めてゴールデン帯連続ドラマのヒロイン役を演じることが2日、明らかになった。このドラマは、韓国で大ヒットした連続ドラマ『ミセン-未生-』が原作。ゴールデン連ドラ単独初主演のHey! Say! JUMP・中島裕翔演じるプロ棋士の夢に挫折した主人公・一ノ瀬歩が、社会経験も学歴もない中、総合商社で組織の一員として認められるよう、ひたむきに仕事に向き合う姿を、徳永友一の脚本、河野圭太&城宝秀則の演出で描いていく。山本が演じるのは、一ノ瀬の唯一の女性の同期・香月あかね。会社随一の美人で仕事も優秀という役柄だが、男性社員からセクハラやパワハラを受け、男性社会での闘い方を必死に見つけようとする役柄だ。ヒロイン役に、山本は「すごく光栄です!」と喜びながら、「今回は男性キャストの方ばかりで、女性キャストの方が少なくて寂しいのですが(笑)、ドラマの役とは違って皆さんすごく優しくて、楽しい現場です!」と報告。共演者が皆ハマリ役に感じているといい、「自分もハマリ役だと思っていただけたら、うれしいです」と話している。一ノ瀬の同期にはほかにも、上昇志向が強いエリートの桐明真司役で瀬戸康史、お調子者でムードメーカーの人見将吾役で、ジャニーズWESTの桐山照史も出演。瀬戸は、自身の役柄に「神経質だったり完璧主義者なところは自分に近い気がします」といい、桐山も「人間性は等身大で演じていけるかな」と、共感する部分を感じているようだ。さらに、コワモテながら理想的な上司・織田勇仁役で遠藤憲一、良き理解者となる先輩社員の安芸公介役で山内圭哉の出演も発表。遠藤は「中島くんは演技に対してまっすぐでとても誠実。そしてチャーミング。悩み成長していく純粋な主人公一ノ瀬とオーバーラップします」と座長を見つめ、山内も「中島裕翔さんの役者としてのポテンシャルの高さに驚いております」と評価している。このキャスティングについて、フジテレビの渡辺恒也氏は「働いている人がみな登場人物の誰かに自分を投影できることを第一に考え、どこか自分の近くにいてくれそうなリアリティーがある方々をそろえたいと思いました」と狙いを説明。瀬戸、桐山、山内と、NHK『あさが来た』のキャストが3人加わることになったが、「朝ドラを見られていた視聴者にも、どこか懐かしく見ていただけるのではと思います」と話している。
2016年06月02日フジテレビ系・東海テレビ制作のオトナの土ドラ第2弾「朝が来る」の制作発表会見が31日(火)都内で行われ、主演の安田成美、共演の川島海荷、田中直樹(ココリコ)、石田えりが出席。16年ぶりに連ドラ主演を務める安田さんは、撮影現場での“座長”としての意外な立ち回りを明かした。直木賞作家・辻村深月による、夫の不妊症や特別養子縁組などをテーマにした同名小説を連続ドラマ化。養子の長男・朝斗と幸せな日々を送っている栗原佐都子(安田さん)は、朝斗の生みの親を名乗る謎の女(川島さん)からの電話をきっかけに、衝撃の過去と対峙することになる。3児の母でもある安田さんは「原作に感動して今回のドラマに参加しようと思った」と16年ぶりの連ドラ主演快諾の理由を語るも、座長の意識を問われると「座長の意識がなくてやらせてもらっているので、申し訳ございません。役に専念しているだけで、座長としては日々の差し入れに専念しています」と照れ笑い。それに田中さんは「差し入れのタイミングが抜群。甘いものがほしいときは甘いものが入ってきて、冷たいものがほしいときには冷たいものがくる。次にいつ差し入れが来るのかソワソワするので、そういう意味では現場が浮足立っている」と笑わせた。家族の反応について安田さんは「至って何もないかのように“今日は仕事?”と聞かれるくらいで、特に反応はないけれど、家に帰ると“大丈夫だった?”と心配してもらえる」と家族の無言のエールを紹介。幸せな時間は「笑っているとき。友だちでも家族でも現場でも。笑えるときが一番幸せ」とはにかみながら、母親としての忘れられない時間を聞かれると「長男が登校拒否っぽくなったり、下の子がアトピーになったりしたけれど、そういう問題がクリアできた瞬間が忘れられないし、とても良い時間に感じる」と柔和な母親の表情を浮かべた。また川島さんが、安田さんとの初共演に「安田さんは本当にほわほわしたオーラを持った方で、安田さんと喋ると普段早口な自分がゆったりなペースで喋ることが出来る。失礼ながらも癒されています」と感想を漏らすと、石田さんは安田さんに「シリアスな芝居のときに吹かないでほしい。目が合った瞬間にプッとされて…なんなんですかあれは?辞めてください」と天然ぶりにクレーム。当の安田さんは「はい!スイマセン。これからは心を入れ替えます」と謝りつつも「でも石田さん面白いから~」と自由だった。「朝が来る」は、6月4日(土)13時40分よりフジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年05月31日日本テレビは、7月期の新水曜ドラマ「家売るオンナ」を放送することを発表。主演には、先日話題になった結婚式・披露宴の開催が記憶に新しい北川景子が務めることも明らかにされた。なお北川さんは、日本テレビでは「悪夢ちゃん」以来4年ぶりの連続ドラマとなった。2016年、夏。東京オリンピックを4年後に控え、熾烈な住宅売買競争が繰り広げられている東京。そこに現れた天才的不動産屋、三軒家万智(さんげんや まち)。「わたしに売れない家はない」――。彼女の手にかかればどんな客でも必ず家を買うと言われている。その方法は極めて独特で、客とその家族が抱える問題に首を突っ込み、あらゆる手段を使って解決することで、どんな客にでも必ず家を買わせてしまうのだ。客の人生最大の買い物をある時はダイナミックに、ある時は感動的に演出して売りまくる…。常識に縛られない彼女の独特な生き方は会社では浮いているが、お構いなし。不動産屋のスーパー営業ウーマンが、見る者の心を爽快に解き放つストーリー。「暴れん坊ママ」「セカンドバージン」なども手がける大石静が脚本を担当する本作。「昨今は、『到底かなわない!』『スゴイッ!』と心から思えるオトナがいなくなりました。不条理で気むずかしく、恐ろしいけど、強くてデキるオトナ。そういうオトナをドラマの主人公にしたいと、ずっと思っていました。今回、遂にそれに挑戦します」と念願のテーマに挑んでいると話している。今回、北川さんが演じる主人公・万智は、テーコー不動産・新宿営業所・売買仲介営業課チーフ。家を売ることにかけては、プロ中のプロ。美人だが、30歳、独身。服装は少々派手。営業マンたるもの笑顔でいることが当たり前だが、彼女は客に媚びるようなことはしない。それどころか「ほかの客が契約を決めてしまう」とうそをついたり、買い手がつかないお荷物物件を勧めたり、客のプライベートや家族の問題にも土足で踏み込んで、客と家族を怒らせることもしばしば。しかし、不思議と客は彼女から家を買い幸せになってしまう。…そんな一石二鳥をやってのけるスーパー営業ウーマンという役どころだ。「すごく楽しくてあっという間に読み終えてしまいました」と台本を読んだ感想を語る北川さんは、今回演じる万智について「得体の知れないキャラクターではありながらも、興味深いなと思いました。脚本を読んだときに疑問がなかったので、もしかしたら考え方が似てるのかもしれないですね」と自身と役との共通点を感じたようで、「私は女優をやらせて頂いていて“今回はこういう役”と、与えられた役割を全うする事を一番に考えるのですが、万智も“私の仕事は家を売ることです”と真っすぐに、過不足なく仕事のことを考えているので。 無駄が嫌いだったり、与えられたことはつべこべ言わずにやるという所は共感できました」と語っている。そして「大胆に振り切った作品なので、私自身も新しい挑戦になると思いますし、笑えるシーンもあるので、とにかく楽しんで頂ければいいなというのが一番です」とメッセージを寄せた。“家”は人生をかけた買い物。不動産屋は、客に人生をゆだねられる仕事である。不動産屋という仕事にプライドを持って働いている彼女は、昨今、パワハラ訴訟を恐れ、若手社員に甘い会社の方針には猛反対。同じ課の新入社員を捕まえて、サンドイッチマンにしたり、徹夜で働かせたり、時には手を上げることも。しかし、別に教育熱心なわけではない。ダメなヤツはダメなりに使う、という現代の風潮に逆らう彼女のやり方に上司はヒヤヒヤ。そんな不動産屋のスーパー営業ウーマン・三軒家万智は、どんな問題を抱える家族と出会うのか。そしてどんな手段で解決してしまうのか。北川さん自身“新たな挑戦”と語る本作に期待していて。「家売るオンナ」は7月、毎週水曜日22時~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年05月05日データニュース社が運営する視聴状況調査「テレビウォッチャー」による、4月スタートの連続ドラマ初回放送分の満足度が出そろい、中谷美紀主演のTBS系『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(毎週金曜22:00~22:54)がトップとなった。○4月スタート連続ドラマ初回満足度ランキングテレビウォッチャーは、関東1都6県3,000人を対象に実施しているもので、満足度は5点満点で評価。全体の数値傾向から、3.7以上を高満足度と位置づけているが、『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』は、それを初回から大きく上回る3.90を記録した。同作は、中田に演じる"恋愛弱者"・橘みやびが、指南を受けながら恋愛成就に奮闘するスパルタラブコメディー。自由記述による感想を見ると「期待していなかったが、展開が面白いと思う」(49歳男性)、「あまり期待せずに見たけれど、軽い感じでおもしろかった」(34歳女性)など、期待値のハードルが低い中で視聴したことが、反動的に高満足度につながったようだ。2位には、渡瀬恒彦、V6・井ノ原快彦らが出演する『警視庁捜査一課9係 season 11』(毎週水曜21:00~21:54)が、3.83でランクイン。10年以上続く安定の人気シリーズだが、前作の『―season 10』(15年4月クール)で初回に記録した3.77も上回っている。3位は、伊藤英明が、木村佳乃演じる妻の恐ろしい復讐に翻弄(ほんろう)される、関西テレビ・フジテレビ系『僕のヤバイ妻』(毎週火曜22:00~22:54)。「ストーリー展開がおもしろすぎた」(55歳女性)、「ついつい最後まで観てしまいました」(32歳女性)など、スリリングな展開にくぎ付けになったようだ。視聴率でトップを走る嵐・松本潤主演のTBS系『99.9-刑事専門弁護士-』は、同じ弁護士の物語を描く竹野内豊主演のテレビ朝日系『グッドパートナー 無敵の弁護士』と同率の3.72を記録。『99.9』は、2回目の視聴率(ビデオリサーチ調査・関東地区)が19.1%と大幅に上昇しており、満足度でも今後の展開に注目だ。●「テレビウォッチャー」調査概要・対象局:地上波(NHK総合、NHK Eテレ、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)、BS(NHK BS1、NHK BSプレミアム、BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、BSフジ、Dlife)・サンプル数:地上波(関東1都6県)男性1,500+女性1,500=計3,000、BS(全国47都道府県)男性1,500+女性1,500=計3,000・サンプル年齢構成:「20~34歳」「35~49歳」「50~79歳」各年代男女各500サンプル ・調査方法:毎日モニターにテレビ視聴に関するアンケートを配信し、データを回収するウェブ調査・調査内容:接触数(4段階)、録画数、視聴満足度(5段階)、番組の感想(自由記述)
2016年04月28日