宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は11月28日、11月30日に打ち上げを予定していた小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げを12月1日以降に延期することを決定したと発表した。この決定は、打ち上げ時間帯にかけて現地の天候が悪化する予測を受けてのもの。具体的には射場近辺に規定以上の氷結層を含む雲の発生が予想されるためだとしている。なお、今後については天候状況などを踏まえ、打ち上げ日の判断を行っていく予定だという。
2014年11月28日宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げが、いよいよ今週末に迫った。日本中を元気づけたあの「はやぶさ」の後継機ということで、注目している人も大勢いるだろう。マイナビニュースでも現地から随時レポートをアップしていくので、どうぞご期待いただきたい。「はやぶさ2」とは…という説明は弊誌の読者には不要だろう。すでにミッションや機体構成などについて解説した記事があるので、詳しくはそちらを見て欲しい。小惑星探査機「はやぶさ2」の各部をチェック! - 初号機からはこう変わったJAXA、開発中の小惑星探査機「はやぶさ2」を初公開打ち上げの予定日時は11月30日(日)の13時24分48秒。きっちり秒数まで決められており、このタイミングを逃すと、打ち上げは翌日以降に延期となる。今回は日曜ということもあって、各地でパブリックビューイングが予定されている。今のところ、打ち上げ当日の天気予報はあまり良くないものの、できれば一発で打ち上がって欲しいところだ。これから遙か遠くの小惑星に向かう「はやぶさ2」であるが、まず注目したいのは打ち上げだ。「はやぶさ2」を打ち上げるH-IIAロケットは19機連続成功中であり、いま世界で最も信頼性の高いロケットの1つであるが、それでも現代のロケットというものは、失敗する可能性がゼロというわけではない。「失敗」のことなどあまり考えたくはないが、まずは予定通りの軌道に投入できるかどうかに注視したい。地球低軌道や静止軌道のミッションが主流のH-IIAにとって、「はやぶさ2」のような打ち上げは例外的な存在である。惑星間軌道への投入となると、金星探査機「あかつき」の17号機以来、2回目だ。特に今回は、第2段の2回目の燃焼開始が打ち上げの1時間39分後と遅く、H-IIAにとっては過去最長の"労働時間"となる。全く「いつも通り」の打ち上げというわけでもないのだ。そしてロケットから分離してすぐに、「はやぶさ2」は太陽電池パドルとサンプラーホーンの展開を行う。太陽電池は「はやぶさ2」の生死に直結するし、サンプラーホーンもサンプルリターンというミッションには欠かせない。こうした可動部もトラブルが起きやすい場所の1つであり、ミッション関係者にとっては緊張する時間帯だろう。これらのクリティカルなタスクが無事に終われば、まずは一安心だ。ここまで見届けたら、あとは心置きなく祝杯をあげることにしたい(いわゆる"打ち上げの打ち上げ")。
2014年11月28日12月20日に全国公開されるアニメーション映画『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』が、11月30日にJAXAが打ち上げる小惑星探査機「はやぶさ2」のオフィシャルサポーターに就任した。小惑星探査機「はやぶさ2」は、地球と火星間の軌道を周回する小惑星「1999JU3」の探求を目的としており、大昔の地球の姿といわれる「1999JU3」を調査。地球の誕生の謎に迫る取り組みとなる。今回の試みは『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』が過去へタイムスリップして「妖怪ウォッチ」誕生の秘密を探る物語であり、ともに"誕生の秘密を解き明かす旅をする"という共通の目的から、今回の企画が実現したという。オフィシャルサポーター就任を受けてJAXA東京事務所を訪れたジバニャンは、JAXA奥村直樹理事長から「はやぶさ2」プロジェクトの詳細を聞き、「はやぶさ2」の模型の前で記念撮影。奥村理事長はジバニャンに対して「全国の子供たちとみんなで今回のプロジェクトの成功を祈っていてください」と期待を寄せていた。「はやぶさ2」は、世界初の小惑星サンプルリターンに成功し、4本の映画化や数多くの書籍化などで大ブームを巻き起こした「はやぶさ」の後継機。本体の大きさは縦1.25m×横1m×奥行1.6mで、重さは約600kg。鉱物に加え水・有機物が存在すると考えられる小惑星「1999JU3」(C型小惑星)に向かい、地形・内部構造・重力他の科学観測と物質サンプルリターンにより、太陽系や地球、生命の起源と進化過程を紐解く人類の新たな知的財産を獲得することを目的としている。地球への帰還は2020年を予定。そして、現在小学生を中心にゲーム、アニメ、玩具と爆発的な人気を誇っている『妖怪ウォッチ』は、『イナズマイレブン』や『レイトン教授』、『ダンボール戦機』を手がけたレベルファイブによるゲームソフト。妖怪たちと友だちになれる腕時計「妖怪ウォッチ」を手に入れた主人公・天野ケータが、日常に潜む妖怪たちとともにさまざまな問題を解決していく。2014年7月に発売されたニンテンドー3DS用ソフト『妖怪ウォッチ2 元祖/本家』は累計260万本を突破し、現在4巻まで発売されている単行本は330万部を記録。2014年12月13日にはニンテンドー3DS用ソフト『妖怪ウォッチ2 真打』の発売、2014年12月20日にはアニメーション映画『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』が全国公開される。(C)LEVEL-5/映画『妖怪ウォッチ』プロジェクト 2014(C)「はやぶさ2」応援キャンペーン実行委員会
2014年10月23日宇宙航空研究開発機構(JAXA)と電通は10月21日、11月30日に打ち上げを予定している小惑星探査機「はやぶさ2」応援キャンペーンの公式ロゴマークのデザインを発表した。この公式ロゴマークでは、円や丸みを多用することで、親しみやすさ、大人から子供、お年寄りや女性まで、幅広い層に対応する優しさを表現し、日本の未来に向けた「団結力」を意味する「NEXT JAPAN POWER」をキーワードとして組み込んでいるとのこと。今後、「はやぶさ2」応援キャンペーン事業は、この公式ロゴマークとともに展開されていく。また、「映画 妖怪ウォッチ誕生の秘密だニャン!」が「はやぶさ2」応援キャンペーンのオフィシャルサポーター第1号に決定したことも同時に発表された。今後もJAXAおよび電通は、さまざまな業種の企業や団体にオフィシャルサポーターとしての参画を呼びかけるとともに、産業界と連携してさまざまなキャンペーン事業を展開していく予定とコメントしている。
2014年10月21日宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工は9月30日、小惑星探査機「はやぶさ2」を11月30日の午後1時24分48秒に種子島宇宙センターより打ち上げると発表した。「はやぶさ2」は数々の困難をのりこえ小惑星「イトカワ」から世界で初めてサンプルを持ち帰った「はやぶさ」の後継機。新たに「1993 JU3」という小惑星まで行き、地球に帰還する予定だ。総飛行期間は6年で、総飛行距離は52億kmを予定している。小惑星「1999 JU3」は、有機物や含水鉱物を多く含み、太陽系が誕生した頃の状態を保っていると考えられており、その観測とサンプルリターンを行うことで、太陽系や地球、生命の起源と進化の過程を紐解く手がかりになると期待されている。
2014年09月30日川崎重工は9月26日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載する予定のH-IIAロケット用衛星フェアリングを種子島宇宙センターに向けて出荷したと発表した。同フェアリングは直径4メートルのシングル・タイプ(4S型)で、種子島宇宙センターで打ち上げを行う三菱重工業に納入され、同社のH-IIAロケットに組み込まれることとなる。これまで同社はH-IIAの前身となるH-IIロケット向けフェアリングを7機、H-IIAロケット向けに複数のタイプを合計25機製造してきているほか、H-IIBロケット向けや、イプシロンロケット向けにもフェアリングを製造してきた。なお同社は今後も、これまでの実績と技術力を活かし、日本の衛星打ち上げビジネスに貢献していく方針としている。
2014年09月26日宇宙航空研究開発機構(JAXA)の9月25日、小惑星探査機「はやぶさ」に着想を得た、電力の有効な制御技術について、企業や報道関係者を対象にした説明と、デモンストレーションを行った。○「はやぶさ」から着想を得た電力制御技術説明に立ったのはJAXA宇宙科学研究所教授の川口淳一郎氏。言わずと知れた、「はやぶさ」チームを率いた人物だ。「はやぶさ」に起きたトラブルは挙げ始めるときりがないほどだが、そのうちのひとつに電力が足らないという問題があった。一方、「はやぶさ」はイオンエンジン、つまり電気を使って航行する機体であり、イオンエンジンへは常に大電力を一定に供給する必要があった、また、「はやぶさ」の各所には合計200個にもおよぶヒーターが取り付けられており、これらは温度状況に合わせて適時ON/OFFを行う必要があった。そこで「はやぶさ」では、こうした電力使用量の変動を、限られた電力の中で賄うために、ヒーターの電力を量子化し、ピーク時に必要となる電力を使用量の少ない時間に回すなどして、トータルでの消費電力を一定にするという方法が考案された。さすが「はやぶさ」、と思う方も多いかもしれないが、実は似たような技術は、すでに住宅やオフィス、工場などで導入されている。昨今の節電対策の中でも話題になる「ピークカット」や「ピークシフト」と呼ばれるものがそれだ。今回紹介されたのは、その「はやぶさ」の電力制御技術から着想を得たという、より進んだ、そしてより賢くピークカット、ピークシフトを実現するための技術だ。○命令を待つのではなく、各々が自分で判断「はやぶさ」でのピークカットは、各機器の電力使用量をコンピュータで監視し、余分な部分をカットし、必要な部分に与える、という方法だった。また現在、住宅やビルでの電力管理システムとして導入が始まっている「HEMS」(Home Energy Management System)や、「BEMS」(Building Energy Management System)と呼ばれるシステムも同様に、コンピュータが建物内の電化製品などの使用状況をモニターし、電力を安定供給しつつ効率化する、という方法が採られている。しかしこの方法は、例えばピークカットを行いたい場合、まずサーバから各機器に電力の要求量の照会を行う。それに対して各機器は「今これだけ使っている」という情報をサーバに返す。サーバはその収集した情報を計算し、電力の割当量を決める。そしてその結果を各機器に対して「機器Aはこれだけ減らせ、機器Bはこれだけ…」と伝え、各機器はその情報に従って、各々の使用量を変化させる、という、とても手間の掛かるやり取りをしている。もちろん、ひとつひとつの動作はコンマ何秒という短い時間で行われてはいるが、制御する電気機器が増えれば、決して短いとはいえない時間が掛かるようになってしまい、無駄が多い。そこで今回、川口教授が提案した方法は、各機器に対して、最短でたった一度だけ情報を発信するだけで、同じような処理を可能にする技術だ。まず各機器にはあらかじめ、自己優先度を割り当てておく。例えば、冷蔵庫は肉や野菜を腐らせないために優先度は「高」、居間のテレビは「普通」、照明は昼間なら少し暗くても大丈夫なので「低」といった具合だ。そして各機器に「これだけの使用量にしたい」という情報だけを送る。あとは各機器が割り当てられていた優先度に応じて、自分の判断で使用量を減らしたり、減らさなかったりする。もちろん電気の使用量は刻一刻と変化する。掃除機という大電力を食う機器が突然割り込んでくるときもあるし、かけ終わると突然なくなる。その直後、誰かがドライヤーを使い始めればまた使用量が上がり…といった具合にだ。こうした変化に対しても、各機器に対して再度情報を発信するだけで、優先度に応じて即座に補正がかかるので、やはり無駄が省ける。○低コストで導入可能こうした、ひとつの大きなシステムとさえ思えるものを組み込むのであれば、初期費用も大きくなると思われるが、配電盤に「アラート・モジュール」と呼ばれる装置を、また各電気機器には「インバータ・モジュール」と呼ばれる、それぞれ小さな機器を取り付けるだけで実現可能とのことだ。前述の説明でいえば、アラート・モジュールが総電力量からの逸脱量の情報を発信し、各電気機器のインバータ・モジュールがその情報を受信し、優先度に応じて調整することになる。またやはり前述のように、インバータ・モジュールが付いた電気機器が増えても減っても、いつでもすぐに補正が掛けられるので、実生活に影響を与えることはない。アラート・モジュールと各インバータ・モジュールとの通信には、ZigBeeと呼ばれる、近距離無線通信規格の1つを使用することが検討されている。ただし川口教授によれば、ZigBeeを使うのは単にチップの価格が安いためであって、一方通行の通信しかしない同システムにとっては、ZigBeeの持つ能力からいえば役不足であるという。またPLC(電力線を利用する通信技術)を使うことも検討しているとのことだ。つまりシステム構築のための初期費用がそれほど掛からず、設置も簡単なため、家庭や企業にとっては導入しやすいとしている。○会場ではデモンストレーションも今回の会見では、実際にこのシステムを用いたデモンストレーションも行われた。用意されたのはIHクッカー、エアコン、LED照明、ファンヒーターで、このうちファンヒーター以外の3つの機器にインバータ・モジュールが搭載されていた。デモンストレーションでは、IHクッカー、エアコン、LED照明の3つの機器を使っている中で、ファンヒーターの電源を投入。すると3つの機器のインバータ・モジュールは即座に使用量を調整し、LED照明は若干暗くなったりといった変化が見られた。このデモンストレーションでは、分かりやすいようにインバータ・モジュールは各機器の外側に、あえて目立つように設置されているが、実際の機器は非常に小さいので、内部に組み込むことや、あるいは通信機能をすでに持っている機器であれば、ソフトウェアの書き換えでも実現可能とのことだ。もちろんその場合は、その製品を製造しているメーカーの協力が必須となる。○今後の展開では今後、JAXAはこのシステムをどのように展開していくつもりなのだろうか。川口教授によれば、まずは実際の電気関連メーカーに広く参加してもらい、研究や開発を行っていきたいとことだ。またシステムの仕様は広く公表し、かつ賛同して導入する企業への参加費などは取らず、ロゴの入ったシールなどを貼るような形で展開したいとも語られた。また参加企業は1社に限らず、多くの企業に参加して欲しいと呼びかけられている。またJAXAベンチャー制度に基づいて法人を設立し、参加企業間の契約を斡旋、仲介し、社会への普及に取り組むとのことだ。参入した企業と共に海外への売り込みもかけていきたいとしている。東日本大震災による原発事故により、科学・技術への不信は高まり、また電力不足と節電対策は喫緊の課題となっている。「はやぶさ」の帰還が、不況や社会問題などで閉塞感が漂う日本に元気と勇気を与え、多くの人々を感動させたように、「はやぶさ」が日本の、ひいては世界の電力問題を解決するきっかけになることを期待したい。
2014年09月26日※画像は、鈴木奈々オフィシャルブログ より結婚が決まり幸せいっぱいの鈴木奈々さんのプロデュースファッションモデルでタレントの鈴木奈々さんが、オフィシャルブログでプリシラとのコラボレーションをしたウィッグ商品のプロデュースをしたことを発表した。自身も雑誌やファッションショーの際にプリシラのアイテムを利用している。鈴木奈々さんは、同じくファッションモデルの益若つばささんの大ファンで、イベントやファッションショーの追っかけをしていたところ、Popteenのスタッフにスカウトされた。その後、Popteen専属モデルとなり、誌面で単独企画を任されるなどの看板モデルとして活躍。卒業後は、EDGE STYLEに移籍をし、テレビ番組などでも活躍をしている。自宅で簡単にイメージチェンジ今回発売されるウィッグは5種類。元気印の鈴木奈々さんのトレードマークでもあるツインテールのシュシュやポニーテール、前髪ウィッグなど使い勝手のよいアイテム。オフィシャルブログでは、実際につけてポージングをした鈴木奈々さんのカットも見ることができる。発売日程はまだ決定していないが、2013年11月予定。最近では、地毛が短いままでもロングヘアを楽しんだり、普段はできない髪色をウィッグで楽しんだりしている人も多い。エクステでは、毎回の手入れも不便だし、気軽に変更もできない。ウィッグなら、自宅で簡単に装着出来、違うタイプを楽しむことが簡単にできるのも、人気の秘密だろう。【参考】▼プリシラ▼鈴木奈々オフィシャルブログ実年齢マイナス20歳!愛用者の91%が満足する魔法のコスメとは?(9月3日)4カ月老ける研究結果も!! 知らないと怖い「お肌の悪習慣」(8月29日)元の記事を読む
2013年09月11日JR東日本は3月17日のダイヤ改正でE5系を4編成追加投入した。4月27日からさらに1編成を追加し、合計11編成となった。デビュー当初、E5系は「はやぶさ」専用だったが、現在は「はやて」「なすの」「やまびこ」でも活躍中だ。「はやぶさ」と「はやて」は列車名が似ており、「はやて」のE5系投入で乗り間違える人が増えるのではないかと心配だ。そういえば、かつては「他の列車と間違えやすい」という理由で消滅した列車名があった。上越新幹線の「あさひ」だ。長野新幹線「あさま」と間違えやすいという理由で廃止になっている。「あさひ」は1982年の上越新幹線開業と同時に走り始めた。当時は速達タイプの列車が「あさひ」で、新幹線の各駅に停車するのが「とき」だった。「あさひ」の名前の由来は、朝いちばんの太陽が持つ力強さのイメージから。東海道・山陽新幹線と同様、「光系」「音系」の名前を付けたいという意向があったようだ。列車名は公募されたが、じつは「あさひ」は18位だったという。1位は「とき」だったが、2位以下は選考委員からことごとく反対意見が出た。ランク外の「つばめ」も検討されたものの、新潟県につばめは飛来しないとわかって取りやめとなったという。「あさひ」の”受難”の始まりは15年後。1997年の長野新幹線(北陸新幹線)の開業で、「あさま」が走り始めてからだ。「あさま」はもともと在来線の長野行の特急列車で、そのまま新幹線列車に格上げとなった。これは自然の流れだ。ところが、東京~高崎間の駅の新幹線ホームに「あさひ」「あさま」が停車するようになると、乗り間違える利用者が増えてしまった。誤乗対策のひとつとして、たとえば発車案内のLED表示の色を変え、「あさひ」は赤色、「あさま」は黄色とするなどの工夫も行われた。それでも乗り間違える客が後を絶たず、2002年に「あさひ」の名称は消滅し、「とき」となった。「あさひ」「あさま」のような乗り間違いは、「はやぶさ」「はやて」では起きていないのだろうか? どちらも上から2文字まで同じで、「はやぶさ」の愛称が決まったときは心配する声もあったようだ。しかし、いまのところ苦情が多いという報道はあまり聞かない。「はやぶさ」は4文字、「はやて」は3文字で間違えにくいから? それとも全車指定席のため、乗客がきっぷをよく確認するからだろうか?「あさひ」「あさま」の場合は、行先が新潟と長野で別方向だった。列車名に続く番号が違っても、自由席に飛び乗る客は数字まで気にしなかったかもしれない。乗り間違えて高崎を過ぎれば、長野に行くつもりが新潟方面、新潟に行くつもりが長野方面になってしまう。一方、「はやぶさ」「はやて」はどちらも東北方面へ向かう列車だ。全車指定席だから発車前に気づく場合も多いし、万が一乗り間違えたとしても、停車駅や特急料金に多少差がある程度。こちらが心配するほど乗り間違いは起きにくいし、間違えたとしてもクレームを入れるほど困らないから……、ということなのかもしれない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月28日小惑星探査機“はやぶさ”の奇跡的な帰還を、オリジナルドラマで描いた映画『おかえり、はやぶさ』の着ぐるみ宣伝部長“はやぶさクン”が先ごろ弊社を訪れ、受付業務や宣伝活動を行った。その他の写真本作は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力のもと、『釣りバカ日誌』シリーズや『鴨川ホルモー』の本木克英監督が、昨年6月、小惑星イトカワのサンプルを採取するために7年間、60億キロの宇宙の旅を果たした“はやぶさ”の姿を全編3D映像で描いた作品。プロジェクト成功への険しい道のりと、その過程で生まれたチームメンバーの絆が描かれており、エンジニアの助手として働く主人公を藤原竜也が、理学博士役を杏が演じている。1月の完成披露試写会でデビューした“はやぶさクン”は、日本各地に出張し、テレビ番組に出演するなど精力的に宣伝活動を行ってきた。幅130センチ、奥行125センチとかなり大きい体だが、この日は弊社受付で業務をこなし来客を喜ばせ、オフィスでは持ち前の可愛い動きと愛嬌を見せて弊社社員を魅了。“はやぶさクン”をひと目見ようと彼の周りには多くの人が集まった。“はやぶさクン”は、記念撮影にも快く応じるなどサービス精神も旺盛で、温かい声援に包まれながら“任務”を終え、弊社を後にした。『おかえり、はやぶさ』<3D・2D>公開中(C)2012「おかえり、はやぶさ」製作委員会
2012年03月12日俳優の藤原竜也が3月10日(土)、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた主演作『おかえり、はやぶさ』の初日舞台挨拶に共演する杏、前田旺志郎(まえだまえだ)、三浦友和、本木克英監督と共に登壇。2014年に打ち上げが予定されている小惑星探査機はやぶさの後継機「はやぶさ2」について「ぜひ応援したい」とエールを送った。宇宙空間を孤独に航行し、ラッコ型の小惑星・イトカワのサンプル採取に成長したはやぶさの7年にわたる軌跡を、オリジナルストーリーで描く。翌3月11日は、小惑星の名前の由来にもなっている日本ロケット開発の父・糸川英夫博士が1955年、人類初のペンシルロケットの水平発射実験を行った、日本宇宙開発の第一歩となった歴史的な日だ。舞台挨拶には、そのペンシルロケットの手持ち模型が登場し、元々宇宙マニアだった藤原さんや、本作出演をきっかけに宇宙好きになったという旺志郎くんは興味津々。さらに現在、打ち上げ能力が最も高いとされる最新技術を搭載する最新ロケット「H-IIB」の25分の1のモデルのお披露目、同ロケット発射時の音を再現する音響実験など、映画の余韻をさらに深める“宇宙”イベントが行われた。藤原さんは、はやぶさのイオンエンジンを担当するJAXAのエンジニア助手を演じており「日本(の宇宙開発の予算)はNASAの10分の1の予算と聞いています。もっともっと国を挙げて日本の力を世界に見せつければ、盛り上がるはず」と熱弁。新米理学博士を演じた杏さんは「大人の方が観れば、童心に帰って夢や希望を感じられるし、子どもには夢を持ってもらえる作品になっています」とアピールしていた。『おかえり、はやぶさ』は全国にて公開中。■関連作品:おかえり、はやぶさ 2012年3月10日より全国にて公開© 2012「おかえり、はやぶさ」製作委員会■関連記事:『おかえり、はやぶさ』藤原竜也インタビュー立ち止まることのない、“勝負”のとき本木克英監督、3本の『はやぶさ』映画の中で「一番いいと自負」と対抗心あらわ藤原竜也、卒業を控えた中学生に「たくさん恋愛して!」とエール全編3D映像で贈る冒険の物語!『おかえり、はやぶさ』試写会に10組20名様ご招待「まえだまえだ」の旺志郎、杏の第一印象は「足長っ!」
2012年03月11日日本中を感動させた小惑星探査機“はやぶさ”の奇跡的な帰還を、オリジナルドラマで描く『おかえり、はやぶさ』に主演する藤原竜也が取材に応じ、作品への想いや撮影の裏話を語った。その他の写真藤原が演じるのは、はやぶさのイオンエンジンを担当するJAXA(宇宙航空研究開発機構)のエンジニア助手・大橋健人。役作りのため、実際のプロジェクトに関わったJAXA職員と対面し、「狭い部屋で日々、緻密で天才的な作業をこなしているのに、みなさん謙虚で(映画製作にも)協力的。そしてとても普通の方たちなんです」。一方で「実験や試運転ができない状況で“のるかそるか”の一発勝負にかける勢いも持っている」という。その両面が役作りに大いに反映された。もともと宇宙に対する関心は人一倍。「はやぶさの動向もリアルタイムで追ってましたからね。僕自身、この作品に参加できてとても光栄なんです」と胸を張る。はやぶさの旅路を軸に、さまざまな人間ドラマが繰り広げられる本作。なかでも藤原演じる主人公と、父親で失敗に終わった火星探査機“のぞみ”のプロジェクトマネージャー・伊佐夫(三浦友和)との確執と和解は、物語をけん引するエンジンとなった。「三浦さんは『かっこいい』のひと言。俳優として近づきたいけど、近づけない……。その距離感は劇中の父と息子に通じるので、僕自身、自然と役柄にリンクできましたね。現場ではどっしり構えて自然体。いつもまわりに気を配ってらっしゃった」と敬意を示した。数えきれない試行錯誤を経て、はやぶさを帰還に導いたJAXA職員の奮闘に、俳優として生きる自分自身の姿も重ね合わせたという。「他人の評価は気にしないと言いながら、実際には失敗や挫折と向き合うのはとても難しいこと。さっき言った“のるかそるか”じゃないですけど、この仕事は自分でコントロールできない面も大きいですし。大橋健人を演じられる俳優は、ごまんといる。そのなかで、オファーをいただいた奇跡的なチャンスや“出会い”と正面から向き合うしかないんですよね」。それでも、試練を乗り越えたはやぶさの奇跡を目の当たりにし「人間、思い続ければ、きっといろんなことを変えられる生き物だと思うんです」と力説。「どんな世代の方が観ても、きっと夢や未来に光を当ててくれる作品。たとえ挫折や失敗を味わっても、その先には“再生”があるというメッセージが込められているんじゃないかなと思います」と誇らしげに語った。『おかえり、はやぶさ』3月10日(土)全国公開<3D・2D同時公開>(C)2012「おかえり、はやぶさ」製作委員会
2012年03月08日郵趣サービス社は3月5日、東北新幹線E5系「はやぶさ」1周年に合わせてホルダー付きオリジナルフレーム切手を発売する。80円切手10枚を収めた切手シートに、B5サイズのホルダーが付いた。「はやぶさ」は昨年3月5日に運転開始。東京~新青森間を最短3時間10分で結び、宇都宮~盛岡間では、国内最速となる最高時速300kmで運転される。飛行機のファーストクラスに相当する「グランクラス」(1車両18席)も話題を呼んだ。デビュー直後の3月11日に発生した東日本大震災により、同列車も運休を余儀なくされたが、4月には暫定ダイヤで運転を再開。9月23日の東北新幹線全面復旧により、「はやぶさ」も元のダイヤでの運転となっている。今回発売されるホルダー付きオリジナルフレーム切手(JR東日本商品化許諾済)では、「はやぶさ」に使用されるE5系の外観や「グランクラス」をデザインした切手が10枚収められ、ホルダーにはE5系の紹介も。「デビュー1周年を迎えたE5系『はやぶさ』の魅力を伝え、また、被災地の大きな希望となった東北新幹線を記憶にとどめる記念品となるでしょう」(郵趣サービス社)とのこと。東北新幹線E5系「はやぶさ」デビュー1周年記念 ホルダー付きオリジナルフレーム切手は、郵趣サービス社が運営する切手・趣味の通信販売「スタマガネットショッピング」にて発売(郵便局での取扱いはなし)。販売価格3,150円、荷造送料280円で、商品到着後の支払いとなる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月01日小惑星探査機“はやぶさ”にまつわるエピソードを描いた映画『おかえり、はやぶさ』が3月10日(土)に公開されるのを前に、メイキング映像が届いた。『おかえり、はやぶさ』メイキング映像本作は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力のもと、『釣りバカ日誌』シリーズや『鴨川ホルモー』の本木克英監督が、昨年6月、小惑星イトカワのサンプルを採取するために、7年間、60億キロの宇宙の旅を果たした“はやぶさ”を全編3D映像で手がけた作品。プロジェクト成功への険しい道のりと、その過程で生まれたプロジェクトメンバーの絆が描かれている。エンジニアの助手として働く主人公を藤原竜也、理学博士役を杏が演じているのも注目だ。今回公開された映像は、2年の歳月をかけてイトカワに到達した“はやぶさ”の姿勢制御装置(リアクションホイール)3基のうち2基が故障していたことが判明し、予想外の出来事に困惑するシーン。危険を冒しても、サンプルを採取するために再チャレンジするか悩む藤原と杏の姿が映し出されている。また、映像の後半では、本格的な3Dカメラで撮影する監督の姿も。広大な宇宙空間に浮かぶ“はやぶさ”が、あたかも目の前に迫ってくるかのようなリアルなビジュアルにこだわったという本作の迫力の3D映像に期待したい。『おかえり、はやぶさ』3月10日(土)全国公開<3D・2D同時公開>(C)2012「おかえり、はやぶさ」製作委員会
2012年02月20日俳優の渡辺謙が2月11日(土)、主演作『はやぶさ遥かなる帰還』の初日舞台挨拶を東京・有楽町の丸の内TOEIで行った。7年間60億キロの宇宙の旅を成し遂げた「はやぶさ」の“奇跡”と、その偉業を支え完遂させたプロジェクトチームの挑戦を描く本作。渡辺さんは「はやぶさ」のプロジェクト・マネージャー、JAXA教授の川口淳一郎さんをモデルにした主人公・山口駿一郎を演じ、映画製作においても同じくプロジェクト・マネージャーを兼任した。俳優として、そして映画人として持てるすべてを捧げた主演作の“船出”に、渡辺さんも感慨しきりで「こんな素晴らしい日本人がいることを、ぜひ誇りに思い、自慢していただきたい」と男泣きを見せた。渡辺さんは本作のプロモーションにも全力投球で、記者会見や完成披露イベントを除き、合計260媒体にも及ぶ個別取材に対応。北海道から沖縄まで展開した全国キャンペーン、さらにスイスで開催された「世界経済フォーラム」(通称ダボス会議」)への出席を合わせると、その移動距離は地球一周よりも長い4万2,000キロに及ぶ。そんな「はやぶさ」ばりの奮闘が実を結び、ついに公開初日を迎えたとあって、渡辺さんの思いも格別だ。撮影前には東日本大震災が発生し「大きな災害を受けた日本に対し、この映画がどういう役割を果たせるか考えながら作らせていただいた」と渡辺さん。「まるで精神的に“ほふく前進”するような撮影だった」という生みの苦しみを、共演する江口洋介、夏川結衣、瀧本智行監督らとの強い結束感で乗り切った。舞台挨拶では登壇者にサプライズで、試写会で映画を観た子供たちのメッセージが紹介され、渡辺さんが自ら朗読。「何事も失敗が多く、投げ出したい気にもなった中での『地球に返したい』気持ちが、みんなの気持ちを動かし最後は感動した」(12歳の男の子)、「大きくなったら科学者になって、新しいはやぶさを作りたい。あきらめないで何でも頑張ろうと思いました」(7歳の男の子)、「(渡辺演じる)山口さんは変わっている人だと思いました。でも立派な人だと思いました。この映画を観て、宇宙に興味を持ちました」(9歳の男の子)と素直な思いに触れ、渡辺さんは「ちゃんと伝わっていたんだ」と思わず安堵の表情。熱い思いを次世代に届けたいという本作が持つメッセージが、舞台上で見事結実しただけに、目には涙が輝いていた。『はやぶさ遥かなる帰還』は全国にて公開中。■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:今年「絶対にあきらめたくないこと」No.1は…?『はやぶさ』感動の声続々渡辺謙インタビュー「夢とリスク、どちらが勝つかなんです」岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第23回)あなたが萌える“スーツ男子”は?日本人俳優として初!渡辺謙、世界のVIP集う国際会議で日本の“粋”をアピール
2012年02月12日映画『はやぶさ 遥かなる帰還』主演であり“プロジェクトマネージャー”の任にも就いている渡辺謙が映画の公開を前にインタビューに応じた。その他の写真映画は小惑星イトカワのサンプル採取という使命を背負い、苦難の道を辿りつつも奇跡の帰還を果たした「はやぶさ」のプロジェクトに携わった研究者たちの姿を描く。脚本作りの段階から本作に関わってきた渡辺。特に熱い人間ドラマの部分と緻密にデータを積み重ねていく科学者たちのテイストをいかに再現しながら、映画として成立させていくかという点は「せめぎ合い、かなり監督とも悩んだ部分でした」と振り返る。「芝居の部分だけを繋げた映像を見たとき『エンターテイメントになるのか?』という思いがあった」と当時の胸の内を明かすが、これらの要素があるとき融合する。結びつけたのは原点とも言えるはやぶさ、そして盲目のピアニスト・辻井伸行による音楽だった。「宇宙を旅するはやぶさの映像と辻井くんの音楽が入ったとき、鏡のように科学者たちの心根を反射して映し出してくれた。はやぶさの模型に手で触れ、録音してもらった脚本を耳で聞いて、イメージを膨らませてくれた。考えてみたらJAXAの人ですら実際に飛んでいるはやぶさを誰も見てないんです。でもひょっとしたら辻井くんにだけ見えたのかもしれないと思うんだよね。彼がはやぶさに魂を吹き込んでくれたんだなあ」と感慨深そうに語る。「リスクを取らなければ後悔する」というのは劇中、渡辺演じる山口が決断を迫られた際に口にするセリフである。そんな山口を渡辺は「温度は1300度くらいあるけど、赤くもないし音もしない炎を内に持つ男」と評するが、渡辺自身もまたリスクを恐れず、自らの内なる炎を燃やして歩み続けてきた人間である。「結局は、好奇心や冒険心が恐怖に勝つかなんだよね。これくらいのスピードで走ったらどんな景色が見えるのか?そういう冒険心があるからこそリスクが生まれる。それを乗り越えようという思いがあるならトライすればいいと思うんです」。同時に年齢を重ねる中で、社会との繋がりについても考えることが多くなったという。「40代の頃から考えてはいたんですが、さらに3月11日のことがあって『お前は何を見せるんだ?』ということが強く求められている気がするんです。仕事というのはやはり社会とかかわる一番太いパイプだと思いますが、大きく価値観が変わろうとしているいま、どう社会と繋がっていくのか?という問いが強く提示されていると思います」。『はやぶさ遥かなる帰還』2月11日(土) 公開取材・文・写真:黒豆直樹
2012年02月08日小惑星探査機「はやぶさ」の歴史的偉業を描いた話題作『はやぶさ遥かなる帰還』の完成披露試写会が1月19日(木)、ユナイテッドシネマ豊洲で開催され、主演の渡辺謙を始め、江口洋介、夏川結衣、小澤征悦、中村ゆり、藤竜也、辻井伸行(音楽)、瀧本智行監督、川口淳一郎氏(JAXA教授)が舞台挨拶に登壇した。この日、スクリーン全体をスーパープラネタリウム機「MEGASTA(メガスター)」にて幻想的な星空一帯の宇宙空間を作り上げるという贅沢な演出が行われた。本作は、『犯人に告ぐ』など骨太の社会派作品に定評のある瀧本智行の最新作。2003年5月9日、鹿児島内之浦宇宙空間観測所にて小惑星探査機「はやぶさ」を搭載したM-Vロケットが発射された。それから7年目の2010年6月13日に、総距離60億キロに及ぶ壮大なプロジェクトを終えて宇宙より帰還したはやぶさの歴史的偉業を描く。プロジェクトマネージャー・山口教授役の渡辺さんは挨拶で「不思議な、いい映画に仕上がりました」と本作をアピール。プロジェクトチームとはやぶさによる壮大かつ重厚な物語に感動した様子。多くのトラブルに見舞われながらも、はやぶさを生還させようと奮起する人々の情熱に「諦めない」ことの大切さを教えられたようだ。渡辺さんは製作から公開まで映画のプロジェクト・マネージャーも兼任している。ほかのキャストたちも「壮大なスケールの映画が出来上がりました」(江口さん)、「みなさんに愛されるとてもいい映画と信じています」(夏川さん)、「人間の結束力が大事だとこの映画に教えられました」(小澤さん)、「JAXAの方々が成し得た偉業をみなさんに伝えられて嬉しい」(中村さん)、「完成試写を観て、一人の観客になってハラハラドキドキしました」(藤さん)と素直な感想を述べていた。瀧本監督も「星空に込めた思いをみなさんに感じてもらえればこの映画は完成します!」と熱い気持ちを客席に向けた。「諦めない!」という作品のテーマにちなんで、渡辺さんと江口さんに日本の男として諦めないことは?という質問が用意されており、渡辺さんは「日常生活では諦めっぱなしだけれど、(撮影の)現場では諦めない!諦めなければ、それはちゃんと足跡として残っている」とコメント。江口さんも私生活では「諦めることが多い」そうだが、「現場では諦めない。好きだからこそ諦めない。達成感は癖になる」ときっぱり。本作は、忠実なロケーションと迫真の映像で「勇気と責任をもって挑め。そして諦めるな。自分たちの力を信じて前へ進め。」と今を生きるすべての日本人へ力強いメッセージを伝えている。映画『はやぶさ遥かなる帰還』は2月11日(土・祝)より全国にて公開。■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:絶対にあきらめない宣言!『はやぶさ遥かなる帰還』20代・30代女性限定試写会に25組50名様ご招待渡辺謙「エネルギーを世にぶつけて」と若者たちにエール!海外で活躍してほしい俳優1位は水嶋ヒロ、2位に向井理必須条件は語学力と長身?渡辺謙、映画『はやぶさ』の被災地での試写会実施を約束渡辺謙主演『はやぶさ遥かなる帰還』の最新TVスポット映像が到着!
2012年01月19日7年の旅を経て2010年に奇跡の帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」に携わった人々のドラマを描いた映画『はやぶさ遥かなる帰還』が来年2月に公開となる。これに先駆けて11月22日(火)、「はやぶさ」プロジェクトに携わった“チームはやぶさ”の関係者が再集結。映画に主演し“映画プロジェクトマネージャー”を務める渡辺謙も駆けつけ、集まったおよそ200名の関係者の功績を称えると共に感謝の思いを伝えた。およそ60億キロの旅路を経て2010年6月に帰還した「はやぶさ」。映画はJAXAのプロジェクトマネージャーとしてチームを引っ張った川口淳一郎氏をモデルにした主人公で、渡辺さん演じる山口を中心にメンバーたちの奮闘が描かれるが、実際に100を超える企業や研究機関がプロジェクトに携わってきた。渡辺さんは、この日のために1,200万円を投じて用意された等身大の「はやぶさ」をバックに、集まった200人近くの関係者の方をふり返り「日本が迷走を続ける中で、こんなに素晴らしい人々が日本を支え、推進してくださっているんだということを伝えたい」と力説。映画ではなく実際のプロジェクトに携わった面々が“再集結”するという今回のイベントについては「(映画製作)当初のリサーチをしていた段階から考えていました。“はやぶさ”そのものももちろんすごいですが、それを支えた研究者、技術者の力がなければ(プロジェクトの成功は)あり得なかった」と改めてその偉業を称えた。渡辺さんの横に並んだ川口教授は「(メンバーと)再会できて嬉しいです。(映画が)本当にできるとは思ってませんでした。閉塞感に包まれている日本に自信と希望を与えられれば」と映画に期待を寄せる。この日、完成前の映像を鑑賞し「ショックだったことがあって、15分ほどの間に2回も(渡辺さんが)かりんとうを食べていました。確かに私はかりんとうが大好きなんですが(笑)」と語り、笑いを誘った。奇しくもこの日、宇宙飛行士の古川聡さんが日本人最長となる167日間もの国際宇宙ステーション滞在を終えて、無事に地球に帰還を果たした。当初は11月中旬の帰還予定がずれてこの日となったこともあって、渡辺さんは「運命的なものを感じます。無事ご帰還されて良かったです」とニッコリ。「この映画を通して新しい航海を始めるような気持ちです」と今後に向けた意気込みを明かした。映画は編集作業が終わり、これからCGの製作や音入れなどの作業に入る。「はやぶさは、7年間の航海の中で様々な困難に遭遇しましたが、手が届かない状態で苦労の末に帰還しました。いま、様々な困難を前に足がすくんでしまうという方も多いでしょうが、あきらめずに前に進めば必ず何かが待っていると思う」と映画が伝えるメッセージを訴えた。完成から公開までの間に各地で試写会も開かれるが「大船渡などの被災地の方々にまず観てもらいたい」と被災地での上映を約束した。ちなみに本日は“いい夫婦の日”。妻で女優の南果歩からは本作に関して「『また楽しそうなことやってるね』と言われました」と渡辺さん。「2人とも仕事を持っているので、お互いが、互いらしく輝けるようにサポートできれば」と照れくさそうに夫婦のあり方を語った。『はやぶさ遥かなる帰還』は2012年2月11日(土・祝)より全国にて公開。■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:渡辺謙主演『はやぶさ遥かなる帰還』の最新TVスポット映像が到着!女性の圧倒的支持を集め“ぶちょお”藤木直人が「理想の上司No.1」に君臨!渡辺謙が主催の『はやぶさ』打ち上げパーティで江口洋介ら豪華共演陣が明らかに!竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年11月22日渡辺謙主演、豪華キャストを迎え小惑星探査機「はやぶさ」の激動の7年間の大航行を映画化した『はやぶさ遥かなる帰還』。「はやぶさ」を題材にした映画作品の公開が続く中、日本独自の最新映像技術とスケール感をもって“リアル”にこだわった本作のTVスポット映像がシネマカフェに到着した。ハリウッドでの活躍めざましい名優・渡辺謙が、主演のみならず自ら製作から公開までプロジェクト・マネージャーを務める、渾身の一作。奇跡の帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」の歴史的偉業に秘められた科学者・技術者たちの7年間が、「はやぶさ」の宇宙航行の姿とともに壮大なスケールで描かれる。数々の「はやぶさ」映画が作られる中、本作が最大の売りのひとつとしているのが、深宇宙の大航行を表現するVFX(視覚効果)である。このVFXを手がけたのは、『ウォーターワールド』(’95)、『エアフォース・ワン』(’97)といったハリウッドの大作を手がけてきたVFXスーパーバイザー・野口光一氏。本作のVFXを制作するにあたり、野口さん率いる制作チームは“より人間の自然の見た目”に近づけることに心血を注ぎ、あえてハリウッドの制作スタイルとは逆行する“日本独自の最新スタイル”に辿り着く。JAXAの協力のもと、1/1スケールの「はやぶさ」モックアップを制作。最新の宇宙技術で使用されている素材を使い、細かい質感までデジタルに頼り過ぎることなく自分たちの手で綿密なキャプチャーリングを重ねていき、限りなく実物に近い「はやぶさ」を作り上げていった。今回到着した映像では、その渾身の「はやぶさ」が地球をバックに深宇宙を旅する注目のVFXカットが一部お目見えに。これに加え、渡辺さんや江口洋介ら男たちの熱い人間ドラマの様子が伝わってくる。中でも強いインパクトを残すのは、冒頭で渡辺さん演じるプロジェクト・リーダーが発する「The long journey has just begun(長い旅の始まりです)」という力強い言葉。果たして、その旅路とはいかなるものだったのか?そして、その先に男たちが見出したものとは?まずはこちらの映像で本作の世界観を味わってみて。『はやぶさ遥かなる帰還』は2012年2月11日(土)より全国にて公開。※こちらのTVスポット映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:女性の圧倒的支持を集め“ぶちょお”藤木直人が「理想の上司No.1」に君臨!渡辺謙が主催の『はやぶさ』打ち上げパーティで江口洋介ら豪華共演陣が明らかに!竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年11月08日「ぴあ映画生活」調査による10月1日公開の映画・満足度ランキングは、小惑星探査機“はやぶさ”の偉業を成功させたプロジェクトチームの姿を描いた『はやぶさ/HAYABUSA』がトップに輝いた。2位に阿部寛主演で沖縄の音楽スタジオにまつわる実話を基にした『天国からのエール』が、3位に実の娘が病と向き合う父親と家族の姿を記録した『エンディングノート』が入った。その他の写真1位の『はやぶさ/HAYABUSA』は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の全面協力のもと“はやぶさ”の帰還までを描いた物語。出口調査では「“はやぶさ君がんばれ!”という気持ちになり、あきらめずに続けることの大切さを感じた」「この映画を観て日本のすごさがわかった。宇宙の映像は素晴らしくて興味を持った」「映画の中での台詞や用語、細かい描写がとてもリアルでドキュメンタリーのようだった」「人生をかけてプロジェクトに取り組む人々の姿に心を打たれた。携わった人たちの気持ちやそれぞれの人生観など、裏側まで知ることができた」など、子どもから70代まで世代を超えて熱い支持を集めた。2位の『天国からのエール』は、沖縄にあるスタジオ“あじさい音楽村”の創設者・仲宗根陽(なかそねひかる)氏をモデルに、余命宣告を受けた主人公と若者の交流を描いた人間ドラマ。アンケート調査では「沖縄の雰囲気は心地よく、阿部寛演じる主人公の一生懸命さが伝わってきて終盤はホロリときた」「仲宗根さんの人柄が素敵。今の若者に必要なメッセージが詰まっている」「こんなに泣いた映画は初めて。沖縄で暮らす若者の環境や地域性が伝わってくる凄くいい映画」「自分のことよりも高校生を応援する主人公の姿に感動。私も夢を叶えたいと思った」など、20代を中心に好評だった。(本ランキングは、2011年10月1日(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2011年10月03日昨年、日本中を感動させた小惑星探査機「はやぶさ」の軌跡を20世紀フォックスが映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』が10月1日(土)、全国で公開初日を迎え、主演を務める竹内結子を始め、西田敏行、高嶋政宏、佐野史郎、鶴見辰吾、堤幸彦監督が東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで舞台挨拶を行った。この日は同作が2012年3月、ロサンゼルスなど全米10都市以上で公開されるという嬉しいニュースも発表に!竹内さんは「すごいことですよね。まだ実感が湧かない部分もありますが、とても光栄なこと」と感激した様子。堤監督は「日本人の誇りというべき、この感動的なストーリーを世界中の方々に観ていただければ嬉しいです」と感無量の面持ちだ。数々のピンチを乗り越えながら、2010年に奇跡の帰還を遂げた小惑星探査機「はやぶさ」。その7年間に及ぶ壮大なプロジェクトに携わったスタッフたちの挑戦と苦闘が、竹内さん演じる宇宙科学研究所(現JAXA)の若き女性研究者・水沢恵の視点から描かれる。撮影中は「実は様々な障害もあった」(竹内さん)と言い、登壇者はみな、本作の“発進”と言える公開初日に感慨しきりだった。主人公の上司を演じた西田さんは「去年地球に帰還したはやぶさに本当に力をもらいました。私たちは映画を通して追体験させていただき、改めて日本人の誇りとも言えるこの偉業を、そしてはやぶさの感動をたくさんの方々に伝えていければと思っております」。はやぶさ開発チームを演じたキャスト陣も「(自身が演じた理学博士の)齋藤潤先生ができなかったとおっしゃられていた心の叫びを、私が映画の中で体現させていただきました」(高嶋さん)、「衣裳、セット、仕草、顔、髪型に至るまで、ビデオや資料を繰り返し見て、完全コピーを目指しました」(佐野さん)、「たくさんの方々に少しでも感動を届けられればと思います」(鶴見さん)と作品にかける思いは格別だ。自称“文系”の堤監督は「正直、不安もあったのですが、竹内さんが『私も文系なので』とおっしゃったので、じゃあゼロからやりましょうと。JAXAの方々にお会いしたら、本当にお茶目でおもしろい、そして普通の人ばかり。そういった方々が世界的な偉業を達成したという点に深く感動しました」とコメント。竹内さんは「苦しいときに、はやぶさの存在を思い出し、何とも言えないエネルギーをいただいた。私にとっては主演できたことが大きな財産」と胸を張る。自身も“文系”ながら、宇宙に関する専門用語が満載のせりふをこなし、新たな一面を披露しているだけに、ついに訪れた公開初日に満面の笑みだった。『はやぶさ/HAYABUSA』は全国にて公開中。■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:感動のドラマが詰まった『はやぶさ』の新画像が到着!満天の星空に映る正体は?竹内結子インタビュー一人の人間として向き合ったプロジェクト、好きという気持ち竹内結子、映画『はやぶさ』をメガネフェチに猛アピール!奇跡の帰還の真実を再現『はやぶさ/HAYABUSA』試写会に25組50名様ご招待竹内結子専門用語に脱帽?「宇宙って広いんだな」
2011年10月03日2010年、数々のピンチを乗り越えて、地球に奇跡の帰還を遂げた小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトチームの感動の実話を映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』が10月1日(土)より全国にて公開となる。これを記念し、シネマカフェに本作の新たなる画像が到着!満天の星空にひときわ目立つ白い炎、この正体とは…?今年は「はやぶさ」を題材にした映画が続々と製作される中、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の全面協力のもと徹底したリサーチが行われ完成した本作。宇宙への強い思いを共有するプロジェクトチームのスタッフたちの姿が、観る者の感動を誘う。今回届いた写真に映る、炎の正体こそが、広大な宇宙から地球に帰還した「はやぶさ」の燃え尽きる瞬間の姿。絶体絶命のピンチに見舞われてきたスタッフたちの諦めない思いが届き、「はやぶさ」はこの後、見事にその役目を完遂するのだ。ちなみに、公開に先駆けて30代前半〜50後半の男女47名を対象に実施された本作のレビュー調査では、100点満点中平均88.2点という高得点が集まり、さらに「子供に見せるべき映画か?」との問いには、46人中45人と、ほぼ全員が「見せたい」という回答を寄せた。また、はやぶさの奇跡の裏にある人間ドラマについては、自分自身に問いかけるように「夢は諦めないこと、物事は最後までやり続けることが大切だと自分にも言い続けていきたい」、「いつも諦めてばかりの自分を反省し、何にでもトライしたいと思った」という前向きな声が多数集まっている。宇宙を相手にした仕事というと自分の生活とは遠いところにある存在のように感じられるが、そこに関わっている人々の苦難や迷いといったものはごく普通の生活の中にもあるもので、そこに共感する人が多かったようだ。壮大な宇宙のドラマに思いを馳せながら、自身の内側を見つめてみる。そんな観方をしてみるのもいいかも?『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国にて公開。■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:竹内結子インタビュー一人の人間として向き合ったプロジェクト、好きという気持ち竹内結子、映画『はやぶさ』をメガネフェチに猛アピール!奇跡の帰還の真実を再現『はやぶさ/HAYABUSA』試写会に25組50名様ご招待竹内結子専門用語に脱帽?「宇宙って広いんだな」奇跡の“帰還”を映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』特報が到着!
2011年09月30日宇宙探査機“はやぶさ”の偉業に迫った感動作『はやぶさ/HAYABUSA』が、10月1日(土)から公開になるのを前に、地球から約400km上空の国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」(以下、<きぼう>)で世界初の試みとなる宇宙試写会を実施。試写会の様子と古川氏のコメントの映像が届いた。その他の写真本作を鑑賞した宇宙飛行士の古川聡氏は、「堤監督の演出でさまざまなものがリアルに再現されていたのには、とても驚きました。私が宇宙で仕事をすることを目指して12年間訓練を続けていた同時期に、はやぶさも7年間かけて目的をやり遂げたことはとても勇気づけられました。私が目指していた国際宇宙ステーションで、そのはやぶさの映画を観られたことをとても感慨深く思います」とコメント。また、「はやぶさプロジェクトではひとりひとりがそれぞれにできることを行い、日本中の企業が力を合わせて困難を乗り越えてきました。いま東日本大震災のあとの被災地では、多くの方が困難とたたかっておられます。私はいまこそ、このはやぶさ精神を世界に見せるときなのではないかと思います。被災地のみなさんとともに、一緒に頑張りましょう!」と語った。本作は、宇宙探査機“はやぶさ”の偉業に迫る感動の一本。竹内結子をヒロインに、女性研究者の視点を通して、宇宙科学研究所の面々の7年間にわたる奮闘を追いかける。『20世紀少年』の堤幸彦監督が、実在の人物たちをモデルに、ユニークな熱気で実話を再現している。『はやぶさ/HAYABUSA』10月1日(土)より全国ロードショー
2011年09月28日映画『はやぶさ/HAYABUSA』の試写会が9月5日(月)、都内で開催され、主演の竹内結子を始め、西田敏行、高嶋政宏、佐野史郎、山本耕史、鶴見辰吾、堤幸彦監督が登壇。さらに、劇中の登場人物のモデルとなった的川泰宣(JAXA)、川口淳一郎(JAXA)、國中均(JAXA)、斉藤潤(JAXA関係者)も来場した。7年間60億キロにおよぶ長い旅路の果てにミッションを完了し、人々に深い感動を与えた小惑星探査機“はやぶさ”。その帰還を信じ、全てを捧げたプロジェクトチームの面々のドラマを描き出す。当初、試写会には天皇皇后両陛下がご臨席される予定だったが、野田新内閣の副大臣の任命式の公務と重なったため、欠席されることとなった。竹内さんは「うまく行かないときや、どうしようと悩んだときに、いま目の前にやるべきことがあることは幸せなんだと感じられる。『いまはつらいかもしれないけど、続けていけばいつか何か大きな結果に繋がるかもしれないんだ』と感じられる作品になっていると思います」と言葉に力を込める。西田さんは「映画はフィクションではありますが、このスクリーンで起こっていることは全て事実。先生方の代わりに役者が演じているだけで、全て本物です」と語り、「ちょっと元気を失った日本に元気をくれる作品。あの快挙の裏には先生方の努力と熱い思いがあったんです」と改めてプロジェクトに従事した関係者に賛辞を贈った。その西田さんが演じた的場のモデルである的川教授は「長年、西田さんのファンだったのでもったいない気持ち。でも体型は同じですね」とユーモアたっぷりに語っていた。山本さんは「こういう専門用語は喋ったことがなかったので、言っている意味が分からなかったけど、撮影の最後の日には、自分が7年間、はやぶさ君を見守っていたような気持ちになりました」と感慨深げ。鶴見さんは「久々に竹内さんを見たらキレイなのでドッキリしちゃいました(笑)」と鼻の下を伸ばしていたが、映画については「自分で観て涙を流しそうになってしまった」とのこと。高嶋さんも「どうぞお楽しみください」と少ない言葉に作品への自信をうかがわせる。佐野さんは監督から、モデルとなった川口教授の「完全コピーで行くと言われた」と明かしたが、川口教授は「みなさんに似ていると言われ、自分が佐野さんの役を演じているかのように勘違いしそうになります」と佐野さんによる自身の“コピー”に太鼓判を押していた。最後に竹内さんは「この映画に出てくる3人に1人はメガネをかけているので、メガネフェチにどハマりする作品です!ぜひおすすめしてください」と珍アピール。笑顔で舞台挨拶を締めくくった。『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国より公開。■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:奇跡の帰還の真実を再現『はやぶさ/HAYABUSA』試写会に25組50名様ご招待竹内結子専門用語に脱帽?「宇宙って広いんだな」奇跡の“帰還”を映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』特報が到着!竹内結子、メガネ&ほぼノーメイクで色気なしの研究者姿を披露!竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年09月05日5月より撮影が行われてきた映画『はやぶさ遥かなる帰還』がこのほど無事クランクアップ。これを記念して8月22日(月)、本作の主演を務めると共に“プロジェクトマネージャー”を兼任する渡辺謙の企画・主催による打ち上げパーティが東京・代官山のレストラン「XEX DAIKANYAMA」にて開催され、この場で江口洋介、吉岡秀隆、夏川結衣、小澤征悦、石橋蓮司、中村ゆり、藤竜也ら共演陣が正式に発表された。7年間60億キロにわたる長き旅路を経て、奇跡の帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトに携わった人々のドラマを映画化した本作。渡辺さんの主演はすでに発表されていたが、江口さんをはじめとする豪華共演陣が正式に明らかになり、ダイジェスト映像が報道陣に公開された。渡辺さんはこの日、自ら先頭に立って報道陣や来客の応対を行い、司会まで兼任して共演陣一人一人へのインタビューも行った。江口さんは、渡辺さん演じる山口と時にぶつかり合いながらもイオンエンジン担当としてプロジェクト成功のために奮闘する藤中を演じている。「あきらめない思いが伝わってくる脚本でした。いい映画、壮大なスケールになっています」と力を込めた。民間からプロジェクトに参加している森内を演じた吉岡さんは、渡辺さんとの共演について「緊張しました」とふり返り、「謙さんから差し入れでいただいたヤクルトを飲んだら元気が出ました」と笑顔を見せた。石橋さんはJAXAの幹部・大下に扮したが専門用語が多い作品だけに「謙ちゃんと対立している役ってのは分かるんですが、何を言っているのかは自分でも分かりません!」と苦笑い。研究所の学生・松本役の中村さんは、偉大な先輩俳優たちとの共演に「『すごい映画だな』と緊張してお腹が痛くなりました」とのこと。さらに「本読みのときから謙さんが一人一人とガッチリ握手をしてらして、男くさくて熱くて、その時点で感動してました」と述懐した。カプセル担当の鎌田を演じた小澤さんも渡辺さんの熱さにメロメロになったひとり。「謙さんとのシーンがやりたくてこの映画に参加しました」と感慨深げだった。夏川さんは新聞記者の井上を演じており、普段、取材される側からする側に。撮影には本物の記者が参加していたが、夏川さんは集まった報道陣を見やり「撮影に参加された記者の方を見ながら勉強しました」とニッコリ。藤さんは山口の盟友とも言える存在で、広報担当の丸川を演じているが、この日は丸川のモデルとなった的川泰宣氏も来場。「的川さんを見て、『少年がいる』と思いました。だから少年をやるつもりで演じました」とふり返った。この日は的川さんに加え、本作の原作「小惑星探査機 はやぶさの大冒険」(マガジンハウス刊)を手掛けた山根一眞氏も来場し撮影の終了を祝福。メガホンを握った瀧本智行監督は「監督としてプレッシャーを感じると共に、至福の時間でした」と撮影を述懐。現在は編集およびVFX作業に没頭しているが「“はやぶさ”というこの作品のもうひとりの主役をどう輝かせるか?頭を悩ませています」と明かし、完成に向けての意気込みを語った。この日出席した面々に加え、民間からこのプロジェクトに参加している会社の社長役で山崎努も出演。この日、公開されたダイジェストでは、研究員たちがプロジェクト成功に向けて、喧々諤々の議論を繰り広げるシーンや、山口がマスコミから厳しい追及をされるシーンが映し出された。カプセル回収のシーンの撮影はオーストラリアで敢行。壮大なスケールの作品として完成が待たれる。『はやぶさ遥かなる帰還』は2012年2月11日(土・祝)より全国にて公開。■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開。© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年08月23日女優、竹内結子が『20世紀少年』シリーズや『BECK』などヒット作を手がけてきた堤幸彦監督とタッグを組み、小惑星探査機「はやぶさ」を題材にした映画に出演することが決定した。タイトルはそのまま通り『はやぶさ/HAYABUSA』。製作を『タイタニック』、『アバター』などを壮大なスケールで描いた作品の数々を送りだしてきた、20世紀フォックス映画が手がけることも明らかになった。2003年5月9日、小惑星「イトカワ」に向けて打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ」が7年の月日を経て、数々の困難を越え、昨年地球に帰還したのは記憶が新しいところ。太陽系誕生の謎を解く手がかりとなる小惑星のサンプルを持ち帰るという、NASAでさえも成し遂げなかった快挙を果たし、人々に多くの感動をもたらした。本作ではこの一大プロジェクトの7年間にわたる挑戦と苦闘の日々を、事実に基づき描き出す。竹内さんが演じるのは宇宙科学研究所(現・JAXA)のスタッフとしてこの偉業の一端を担い、自らの生き方も見つめなおす役どころ。「7年越しのはやぶさの帰還が多くの人に感動をもたらしたように、この作品もいまの日本の夢や希望となれたら嬉しいです」と今後の意気込みを露にした。そして彼女を研究スタッフ兼広報要員としてスカウトする上司役に、西田敏行の起用が決定。西田さんは、はやぶさが成し遂げた偉業が映画化されることについて「震災と原発事故による日本のマイナス・イメージが広まっていますが、この映画で改めて『はやぶさ』の快挙、世界に誇る日本の科学技術を知ってもらいたい。昨年のあの感動をもう一度思い出してもらい、日本に誇りとプライドを取り戻したい」と目標を掲げる。メガホンを取る堤監督は「はやぶさのニュースは久々に聞く明るい話題でした。大震災で大変厳しい状況の中、この映画が少しでも日本のみなさまに自信と力を与えられれば嬉しいです」とコメントを寄せている。これまで数多くのハリウッド大作を送りだしてきた20世紀フォックスだが、今回は作品により一層リアリティを出すべく、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の全面協力を得て、製作に挑む。はやぶさが命賭けで持ち帰ったカプセルが着陸したオーストラリアのウーメラ砂漠など、海外での撮影も予定。海外配給も視野にいれた、まさに壮大なプロジェクトになりそうだ。撮影は既に4月13日にクランクインし、5月下旬にクランクアップを予定。ちなみに今年ははやぶさ“イヤー”とも言えるぐらい、はやぶさを題材にした映画が目白押し。東映配給の『小惑星探査機 はやぶさ −遥かなる帰還−』(仮題)では、はやぶさのプロジェクトチームと家族の感動のドラマが描かれる。こちらの詳細はまだ明かされていないが、日本を代表する豪華俳優陣が集結するとのこと。また、最新VFXを駆使し「はやぶさ」しか見たことのない深宇宙をスクリーンで再現、と期待が高まる1本でもある。また松竹は『おかえり、はやぶさ』(仮題)というタイトルで3D実写映画化。監督は『鴨川ホルモー』や『釣りバカ日誌』シリーズの本木克英。脚本は「ナースのお仕事」、『陰日向に咲く』の女流脚本家・金子ありさが担当する。これに対し、角川映画はフルCGドキュメンタリーで勝負!タイトルは『はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH』。先日行われた第52回科学技術映画祭で、文部科学大臣賞を受賞した本作は、今後、東日本大震災の被災地で、モバイルプラネタリウムを使用し無償上映を行うことも決定している。それぞれ異なる視点やテイストで“はやぶさ”の起こした奇跡を描いた映画の数々。不安に揺れるいま、日本に再びあの感動を伝えていく。『はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH』は5月14日(土)より公開、『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国にて公開、『おかえり、はやぶさ』は2011年、公開、『小惑星探査機 はやぶさ −遥かなる帰還−』は2012年、公開。※『はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH』の無償上映についてはこちらから詳細をご覧いただけます。■関連作品:おかえり、はやぶさ (仮題) 2011年、公開小惑星探査機 はやぶさ −遥かなる帰還− (仮題) 2012年、公開はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH 2011年5月14日よりワーナー・マイカル・シネマズ、角川シネプレックスにて公開© 有限会社ライブ©「はやぶさ」大型映像制作委員会はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ
2011年05月02日