香川県高松市で「さぬきうまいもん祭り食の大博覧会」が開催される。開催日時は11月23日(金・祝)10:00~16:00、24日(土)09:30~15:30、25日(日)09:30~15:30。会場はサンメッセ香川。「食の大博覧会」は香川県の旬の農産物、水産物、加工食品、自慢料理、スイーツなどを県内外の多くの人に味わってもらい、香川県の「食」の認知向上を図るもの。イベントは大展示場での各種特産品販売やステージイベント、小展示場の体験型ワークショップや県産品の販売などに分かれて実施される。内容は、餃子の試食、ワインの試飲販売などの「グルメゾーン」、手打ちパスタ、スイーツ、オリーブ牛キーマカレーなどを味わえる「シェフグルメゾーン」、サヌキコーチンや牛乳、アイスクリーム、ヨーグルトの販売ブースが並ぶ「畜産グルメゾーン」、そのほか「農産物ゾーン」、「屋外グルメゾーン」、「マルシェゾーン」、「屋外マルシェゾーン」、「水産ゾーン」、「県交流ゾーン」などバラエティ豊かなブースが並ぶ。ステージイベントでは「FM香川公開収録」や「mimikaライブ」、「NHK料理教室」、「西日本放送おうちdeレストラン出張イベント」などを開催。ゲームイベントでは「ビンゴ大会」や「畜産○×クイズ」などで楽しめる。体験イベントでは山中美紀子先生による「香川食の体験教室」や、お肉や魚、野菜を使ったワークショップなど、来場者を飽きさせないイベントが多数用意されている。イベント詳細はさぬきうまいもんホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月22日香川県は、昨年の「香川県はうどん県に改名します」プロジェクトに続き、2012年「うどん県。それだけじゃない香川県」プロジェクトを推進している。9日、同プロジェクトの試食会「さぬきうまいもん祭り in 東京」が都内で行われた。イベントでは、プロジェクトのプロモーションビデオが披露され、ビデオには昨年初代うどん県副知事に就任した俳優の要潤氏が登場した。ビデオの内容は、要氏が率いる香川県民たちが、丸亀城や栗林公園など香川の観光名所をかけめぐり、JR高松駅に到着する。駅からタレントの加藤茶氏が登場し、要副知事がうどんを手渡しながら「ようこそ、うどん県、それだけじゃない香川県へ」と述べ、歓迎するというものになっている。プロモーションビデオに登場する県民たちは、皆それぞれ香川県の特産品を手にしており、香川の伝統工芸品である「讃岐刀彫」や、全国うちわ生産量の約9割を占めるという「丸亀うちわ」、江戸時代からの名産である「香川漆器」、生産量日本一を誇る香川県の手袋を紹介している。なお、プロモーションビデオは、同プロジェクトの公式サイトから見ることができる。また、香川県はオリーブ栽培発祥の地であることから、今回のイベントではオリーブのクリスマスケーキ、オリーブ牛(オリーブを食べて育った黒毛和牛)のローストビーフ、オリーブハマチ(オリーブ葉の粉末が入ったエサで育てたハマチ)のカルパッチョなどが振る舞われた。出席した香川県知事の浜田恵造氏、香川県出身の女優藤澤恵麻氏、香川県県議会議長の平木享氏が試食を行い、「ジューシーな肉なので食べすぎてしまわないか心配です(浜田氏)」、「オリーブの香りがして、口どけのいいスポンジがおいしいです(藤澤氏)」、「脂ののったハマチなのに、後にひかないサッパリした甘さがあります(平木氏)」とコメントした。現在、2012年流行語大賞の候補として「うどん県」がノミネートされている。県知事の浜田氏は、「ノミネートされて大変うれしく思う。今後は、うどん以外の香川県の魅力も全国に発信できるよう尽力したい」と述べた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月14日セブン銀行は25日、徳島銀行、香川銀行の2行と10月1日よりATM利用提携を開始すると発表した。これにより、徳島銀行と香川銀行のキャッシュカードを持っている顧客は、「引出し」、「預入れ」、「残高照会」のサービスをセブン-イレブン、イトーヨーカドーなどに設置してある全国のセブン銀行ATMで利用できるようになる。セブン銀行ATMは、2013年8月末現在47都道府県に1万7268台設置されている。徳島銀行のサービス開始時期は10月1日午前8時00分から、香川銀行のサービス開始時期は10月1日午前7時00分からとなっている。なお、徳島銀行や香川銀行のATMでは、セブン銀行のキャッシュカードを利用することはできない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月27日草なぎ剛が、広末涼子、香川照之、チャ・スンウォンら日韓の俳優が出演する舞台『ぼくに炎の戦車を―Bring me my chariot of fire―』に出演することが発表された。本作は、日本と韓国との間に起こった歴史を背景に、国境や身分を越えて築かれた友情と愛情を描いた作品。11月の東京を皮切りに大阪、ソウルでの上演が決定した。作・演出は、2008年に『焼肉ドラゴン』で日本国内の演劇各賞を総なめにした鄭義信(ちょんうぃしん)が手がける。物語の舞台は約100年前の韓国。当時低い評価しかされなかった大衆芸能や民芸白磁といった韓国伝統文化を深く愛し、命をかけて守ろうとした実在の人物、柳宗悦(やなぎ むねよし)と、彼を取り巻く日本と韓国の人々を通して、民族や政治、戦争を超えた人間ドラマを描いていく。草なぎは、柳をモデルとした青年教師・柳原直輝を演じる。柳宗悦同様に、いち早く韓国文化に興味を持ち言語を取得、日韓の交流に大きな影響を与えてきた草なぎはまさに適役。共演は日韓を代表する俳優が集結する。6月に歌舞伎俳優として市川中車を襲名したばかりの演技派・香川照之をはじめ、つかこうへいや野田秀樹の舞台でその存在感をみせた広末涼子、さらに韓国からチャ・スンウォン、ベテランキム・ウンスと幅広いジャンルで活躍する俳優らが顔を揃える。また、野外大衆芸能・男寺党(ナムサダン)のパフォーマンスを舞台上で実際に上演するべく、5名のミュージシャンによる韓国音楽(サムルノリ)の生演奏と、パントマイムと綱渡りの名手・清水恒男による演技も見どころのひとつ。劇作の鄭は本作について「男寺党は簡単に言ってしまえば、放浪芸人の集団であるのだけれど、その芸は農学、皿回し、アクロバット、綱渡り、仮面踊り、人形劇と多岐に渡り、その豊かさに驚かされる。彼らは村々を回り、豊饒を祈ってきた。にもかかわらず、彼らの扱いはひどく、わずかな食料と一夜の宿が提供されるだけであった。彼らのうちの誰かが亡くなったとしても、ただ石を積んで弔うしかなかったという話を聞いた時、不覚にも僕は涙を流してしまった。そして、この見捨てられた人々の物語を誰かに語りたいと思ったのだ。100年も昔の朝鮮の名もなき芸人たちの物語は、日本の観客たちには無縁のものであるかもしれない。それでも、路傍の石のような彼らの魂に、ほんのすこし、ほんのひととき、想いを寄せてくれることを願っている」とコメントを寄せた。出演はほかに高田翔(ジャニーズJr.)、成河、馬渕英俚可、青木崇高、安寿ミラ。公演は11月3日(土)から12月1日(土)まで東京・赤坂ACTシアター、12月8日(土)から11日(火)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。その後2013年1月下旬から2月上旬に韓国の国立劇場にて上演される。チケットは東京公演が9月29日(土)より、大阪公演が10月20日(土)より一般発売開始。なお、チケットぴあでは東京と大阪公演のセブンイレブン先行(電話抽選)を9月14日(金)13時から18日(火)18時まで受け付ける。
2012年09月13日何やら堺雅人が広末涼子に話しかけている。どうやら少し前のTV取材で香川照之が放送禁止用語を連発していたらしい…。堺さんはそれを子供のように嬉々として報告し、香川さんは「大丈夫、大丈夫」と鷹揚に構え、その脇で広末さんはケラケラと笑いながら耳を傾ける。いい年して(失礼!)、先生が急用でいなくなったのをいいことにおしゃべりで盛り上がる学校の教室みたいな雰囲気である。映画『鍵泥棒のメソッド』で内田けんじ監督の下、3人が紡ぎ出した意外な空気感とは?演技論から互いの魅力まで深く、楽しく3人が語り合った!「こんなに練られた脚本、楽ちんな現場はない」(堺)売れない役者・桜井(堺)と殺し屋のコンドウ(香川)、編集者の香苗(広末)という全く交わりのなかった3人の男女の人生が、コンドウの記憶喪失をきっかけに複雑に絡み合っていくさまが、観る者をあっと驚かせる内田監督ならではのハラハラドキドキ&どんでん返しアリの展開で描き出される。堺さんにとっては『アフタースクール』に続く2度目の内田作品出演となるが「特に努力したことはなかったし、とにかく監督に言われたことだけを『はいはい』とやろうと決めていた」とあっけらかんと語る。自分で考えるのではなく、あえて監督の“操り人形”となる。その真意とは?「とにかく監督の指示が的確で、その通りにやれば面白いものができるという確信がありました。普段のどの作品でもそうしてるかと言われたらそんなことなくて、こんなに練られた脚本、楽ちんな現場はなかなかないです。たいていはイヤな奴がいたりしますから(笑)。演じてて、ここまで葛藤がないのも珍しいですね。内田さんの作品なら、明日から撮影ですって言われてもすぐ行けますよ。現場にさえ行けば何とかしてくれるから」。広末さんもそんな内田演出に身を任せる中で「新たな芝居を引き出してもらった」という。気をつけたのは「笑わないこと」。一見、俳優に求められるごく当たり前の表情のコントロールのように思えるが、コトはそう簡単ではなかったようで…。「一貫して感情を表に出さないということを意識していましたが、それを通じてこれまでの自分のお芝居の作り方が、喜怒哀楽を開放していく作業だったのだと実感しました。演じていて、どうしても素の感情で反応してしまうんです。コンドウと話して『この人は努力家だ』と感じて、“笑う”というよりも自然にフッと口角が上がってしまったりするのですが、そういう起伏も抑えなくてはいけなくて…」。堺さんによると広末さんがあまりに「かわいすぎてNG」となることもあったとか…。「優しいし、気が付くから他人の芝居に全て反応してくれるし。それは普段ならありがたいことだけど、今回は全く気が利かない人としてそこにいなきゃいけなかったので、苦労されたと思いますよ」と堺さんは傍から見ていて感じた香苗という役の難しさをそう語る。「反応しないことで生まれる不協和音こそが、この映画の空気感」(広末)明らかな“表情”ではなく、“視線”だけで感情を伝えるというのも、内田監督によって教えられた表現のひとつだと広末さんは続ける。「役柄の性格を表そうとするとつい自分ばかりに目が行ってしまうのですが、監督に言われた動きをするだけで揺れる気持ちが表せたんです。『この人は不安です』とか『悲しい』とか『もっと』、『大きく』という言葉ではなく、動きで説明することで役になれたし、感情の表現も自然に出てきました」。普段から「死ぬほど台本を覚えて」現場に入るという香川さんだが、本作ではそれに「“死ぬほど何が何でも”をもう1枚増やして」さらに深く台本を読み重ねて撮影に臨んだ。それでも現場に入って「まだ脚本が読めていなかった」と感じることがあったという。「あるシーンで監督に『そこは相手の顔を見て』と言われたんですが、よく読めば書いてあるんです。もちろん『顔を見る』とは書いてないけど、この会話なら当然見るだろうと。字面だけで通り一遍に覚えて、心理的作業を積み重ねてもそこには至らないんだけど、本来は俳優が読み込んでいないといけないところ。たぶん、そこで相手の顔を見なくても成立はするんですよ。“キャリア的なもの”をドロドロと出して水増しすれば『香川さん、うまいですね』って。でも本当は見ないといけない。そういうことに気づかされたことが何度かありました」。3人一緒のシーンは幾度もあったが「現場で一緒に演じられる幸せと共に、お客さんとなって傍観したい思いに駆られた」と言うのは広末さん。「あるインタビュアーの方が“化学反応”と仰っていましたが、むしろ反応しないことで生まれる“不協和音”こそが、この映画の独特の空気感なんじゃないかって感じるんです」。堺さんも我が意を得たりとばかりに広末さんの言葉にうなずき、続ける。「3本の線がしっかりとあって、でも自分がお芝居しているときはほかの2本を無視できるんですよね。それは信頼している方とでないと難しい。僕(桜井)は僕の問題に没頭してて、コンドウはコンドウで事情があって、全く話を聞いてなくて違うことを一生懸命考えている香苗がいて、3人が全く噛み合わないアンサンブルを奏でてる。それはすごく豊かで楽しいことだと思います」。堺さんにとって“俳優”の役を演じるのは初めて。特に演技をめぐるコンドウとのやり取りは抱腹必至である。「真面目で几帳面なイメージの堺さんがあんなにだらしなくて、あんなに芝居が上手なのに本当に下手なお芝居ができる。その“腕力”がすごい」とは広末さんの感想だ。“腕力”という言葉がたいそう気に入った様子の堺さんは「いちいち言葉が正確だから傷つくんだよ!」と広末さんの言葉を嬉しそうに受け止める。改めて、俳優を演じてみての感想は?「俳優って何て捉えどころのない職業かと思いましたね。制服もライセンスもないから、これをやっておけばという“記号”がないんですよ。だから『ヘタな芝居をする』という演技も考えれば考えるほどドツボにハマっちゃう。結果的にはそこで『何もしない』ことにしました。相手が香川さんで技術と技術のぶつかり合い――『堺VS香川 演技合戦!!』みたいなことになったら絶対に分が悪いから、そっちで勝負したくないなというスケベ心もあり(苦笑)、何もせずにボンヤリした感じでそこにいました。つまり何が言いたいかというと、『これをやっとけば役者』というものはないけど、役者を役者たらしめている唯一のものは、指示に対して何の疑いもなくそこに居続ける力、ある種の鈍感力なのかなということ」。「演じれば演じるほど『演じたくない』と思う」(香川)何とも深い話に「すごい皮肉と取れるかもしれないけど、いい言葉だね」と香川さん。自身は“演じること”と“本音”の間で揺れる思いをこんな言葉で表現する。「ある意味で全ての人間が演じてるわけですよ。嫌な仕事でも『好き』と言って、『バカヤロウ』と思いつつも笑顔で『ただいま』と言ったり。“演じる”というのが人間の仕事。だからこそ、それを解いて本音を言う瞬間が面白かったりする。今回、僕も俳優の役をやったけど、それは二重三重の複雑な構造になっていて、演じない瞬間、本音に肉薄する瞬間がこの映画の面白味だと思ってます。実はそれはどの映画でも同じで、僕は演じれば演じるほどに『演じたくない』と思うし、自分のメッセージを出したいなと思ってる。本当の意味で“演じない”役をやりたいですね」。下ネタがどうのと盛り上がっていたのと同一人物とは思えない深みのある言葉。何よりインタビュアー以上に「うんうん」と深くうなずく堺さんと広末さんの表情が印象的だった。まずは百聞は一見に如かず。溶け合うことのない化学物質が奏でる不協和音をお楽しみあれ!(photo:Toru Hiraiwa/text:Naoki Kurozu)■関連作品:鍵泥棒のメソッド 2012年9月15日よりシネクイントほか全国にて公開© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
2012年09月11日売れない貧乏役者(自殺願望あり)と、殺し屋(記憶喪失)との人生が入れ替わり。殺し屋を演じることになった役者は、危険な依頼を受けて大ピンチに。役者を目指すことになった殺し屋は、婚活中の女性の逆プロポーズを受け幸せに? しかし、記憶が戻った時、殺しの依頼、大金の行方、結婚が絡み合い、 想像できない展開へと転がり出す ――笑いとハラハラ・ドキドキのサスペンス、そしてトキメキまで盛り込んだ、 映画の楽しさが200%詰まったエンターテインメント・ムービー「鍵泥棒のメソッド」。出演する堺雅人、香川照之、広末涼子にインタビューを行った。■内田監督との仕事の感想は?堺:ちょっとおかしな言い方ですが、内田監督の現場って本当に楽なんです。監督の頭の中に完成された間とお芝居がある。本当に的確に指示をしてくださるし、その指示に精一杯答えていけば内面もそこに近づいていける。本当に楽だな~と毎シーンつぶやきながら演じてましたし、そういえば三年前もそうだったな~というのをだんだん思い出しました。ただ前作の『アフタースクール』は作品の性質上、すごくたくさんルールがありましたけど、今回はそのルールが少し減って、香川さん、広末さんをはじめとする共演者の方々との芝居のハーモニーとか、その場でしか起きないブレが生かされている、そういう性質の作品じゃないかと思います。香川:強したっていう気分です。脚本を読みこめてなかったと。もっと細かくひだを読み取らなくてはいけないのに、気分で押し切って、読めているつもりでも読めてなかったと思い知りました。内田監督から形を与えてもらうことで、自分では感情で、右脳で演技しているつもりだったのに、実は形でやっていることに気づかされる。形を与えられているのに、それによって感情を作ってもらえる。形によって、形から脱せられるというんですかね。不思議な二重構造、三重構造というのが毎日起こっていました。僕みたいに右脳と左脳が離れて旅をしているタイプの俳優にとっては非常に面白い、初めての体験でした。あの脚本でこの演出、内田さんにしかできないだろうなと思いました。若い頃のキャリアに戻ったような新鮮さがありましたし、久しぶりに離れがたい作品になりました。広末:ドキドキしました(笑)。香川さんもおっしゃっていましたが、最近は年齢もキャリアも重ねてきたからか、「お任せします」と渡されて、役者陣で練ってこねて熱くして、お芝居を作っていくような現場が多かったんです。今回は自分の意思や想いに勝る、熱い監督の完全なお芝居の構成があったので、そこにどう近づくかという芝居作りがすごく新鮮でした。毎回OKをもらえるかドキドキしながら本番を重ねて。OK!って言われた時にすごく嬉しくてほっとする。こういう緊張感って大切だなと改めて感じました。■共演の方々の印象は?堺:広末さんは、今までご一緒した作品で見てきた、どれでもないお顔をされていました。ぜひ映画館でちゃんと観てみたいです。香川さんについては…僕は香川さんが何をしてもびっくりしないので(笑)あれだけのポテンシャルと引き出しを持っていらっしゃる方だから。ご一緒できたってだけで非常に嬉しかったですね。香川さん、僕、広末さんという三人の和音は、相当バラバラだと思うんです。こんなに違うのにそれでも響きあうというのが逆に面白いなと。似通った音の和音じゃなくて、ちょっと複雑な和音、時には不協和音で。不協和音が面白いというのは内田さんもおっしゃってましたね。三人が均一になるのではなく、しらけた人が一人いたり。その空気がなんだか心地よかったですね。香川:堺さんとは共演する機会がとても多くて、脚本を読んだら「堺さん、こんな感じだろうな」堺さんは「香川さん、こういう感じだろうな」とある程度予想はできるんです。もちろん作品によって役が違うわけだから、常に演技のニュアンスは変わるんですけど、お互いその違いを微妙に感じながら演技するタイプなので。でも今回、その予想以上の不思議な違いがありました。予想通りでも演じた体感が違うというか。理由はわからないけれど。科学反応が起こるような初顔合わせではないのに、起きていたんですね。それは広末さんにしても同じことで。何度も共演して演技を観てきているのに、やっぱり違う、新しい広末さんが目の前にいる。最初の3日間くらいはずっと感じていたんですが、途中から皆が思っている、僕が知っている広末さんを全部忘れて、香苗にしか見えなくなっていました。この不思議な科学反応は、内田監督のマジックなのかもしれませんね。広末:堺さんは、面白かったですね(笑)役者の役は初めてとおっしゃっていましたけど、お芝居が下手な役者のお芝居なのか、堺さんのお芝居が下手なのかわからなくなるくらいおかしくって(笑)それはつまり巧いってことなんですけど。それくらいこれまで見たことない、堺さんのお芝居でした。香川さんは、記憶を失っている時、つまり桜井であるコンドウのおぼつかなさと、記憶を取り戻したコンドウの怖さが本当に対称的で。見せつけられました。さすがだなって。■作品の見どころは?堺:最後まで目が離せないハラハラドキドキの展開になっています。それでいて観終わった後には、恋をしたくなるようなラブストーリーにもなっており、いろんなエンターメインメント要素が詰まった作品です。香川:内田監督作品というとストーリーが入り組んでいて、その入り組んでいるのが解れていくところに快感があるというのが今までの持ち味だと思いますが、今回のストーリーは一本の道をただ走ります。ただその中に登場する人物が複雑な人生を背負っていて、その関係性が非常に入り組んでいるという、これまでとはアングルを変えた作品になっています。いずれにしても大変上質な喜劇に仕上がっている作品です。広末:本当に楽しい大人のシュールなラブコメディだと思います。お芝居をこんなに楽しませて頂いた映画は初めてかもしれません。私自身、演じるのを忘れて、お客さんとしてその場で見たくなってしまうくらい堺さんや香川さん、他のキャストの皆さんの素敵なお芝居がたくさん見られる映画です。■作品情報出演:堺雅人、香川照之、広末涼子、荒川良々、森口瑶子 監督・脚本:内田けんじ配給・宣伝:クロックワークス9月15日 全国ロードショー(C)2012『鍵泥棒のメソッド』製作委員会
2012年09月07日アディダス ジャパンはこのほど、「all in lesson すべてをかける情熱を学べ。」の第6弾として、サッカー日本代表の香川真司選手による特別課外授業を実施。香川選手はユース時代に所属していたFCみやぎバルセロナ(宮城県仙台市)を訪問した。同社は、2011年3月から展開するグローバルブランドキャンペーン「adidas is all in すべてをかけろ。」の下、特別課外授業を展開している。世界で活躍するアディダス ファミリー(現役アスリートや指導者、アーティストなど)が、特別講師として学校やクラブなどに訪問し、生徒たちに向けて自身のエピソードをもとに、持てる力のすべてを出し尽くすこと、夢に向かって熱い情熱を持つことの大切さを伝えていく。このほど行われた第6弾では、生徒からの質疑応答で、「日本代表になるには?」と聞かれた香川選手が、「夢を持ち続けること、真剣に自分に向き合うこと、さらにその夢に向かって努力することが大事」と伝える場面も。「今後、香川選手がすべてをかける目標とは?」という質問には、「人生で最大のチャレンジともなる海外のビッグチームでの挑戦があり、そこで結果を残すことが、僕にとってすべてをかける目標です」と語った。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月22日香川県はこのほど、香川県の観光スポットを紹介し、香川県に滞在・周遊してもらうためのツールとして「うどん県公式パスポート」を発行した。同パスポートは、実物のパスポートサイズになっており、飲食店の割引券などがついている。また、集めたスタンプの数に応じてオリーブ牛などの県産品が当たる「周遊スタンプラリー」が楽しめる仕組みになっており、他には県内のホテル・旅館で2泊目の宿泊料金の割引が受けられたり、2泊した人の中から抽選で宿泊券が当たる「連泊キャンペーン」、観光施設や宿泊施設で特典が受けられる「得するクーポン」、讃岐三畜・骨付鳥・瀬戸の魚を扱う飲食店で割引が受けられる「グルメクーポン」などの特典を用意する。同パスポートの有効期限は2012年6月18日~2014年3月31日。高松空港やJR高松駅といった県内の各交通機関ターミナルや観光スポットなど100カ所以上で配布する。香川県では、県外からの観光旅客による2泊3日以上の滞在促進のため、「香川せとうちアート観光圏」を整備し、滞在促進のための情報発信を実施。また昨年10月からは、讃岐うどんの知名度を生かした「うどん県。それだけじゃない香川県」プロジェクトにより、全国に「うどん県」と「それだけじゃない香川県」をPRしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月21日セブン銀行は1日、香川銀行および徳島銀行と2012年10月ごろにATMの利用提携を実施すると発表した。今回の提携によって、香川銀行と徳島銀行のキャッシュカードを持っている人は、セブン-イレブンやイトーヨーカドー等に設置してある全国のセブン銀行のATMで入出金などのサービスが利用できる。セブン銀行ATMは、2012年5月末現在、47都道府県に合計1万6828台設置されている。なお、セブン銀行のキャッシュカードは、香川銀行のATMでは利用できない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月05日6月と7月に東京・新橋演舞場の『六月大歌舞伎』と『七月大歌舞伎』で四代目市川猿之助を襲名する市川亀治郎と、九代目市川中車(ちゅうしゃ)を襲名する俳優の香川照之らが、5月11日、東京・浅草寺で襲名披露興行の成功を祈願してお練りを行った。平日にもかかわらず、浅草寺には大勢のファンが詰めかけ、雷門前に亀治郎、香川と五代目市川團子(だんこ)を襲名する香川の息子政明君、二代目猿翁を襲名する当代市川猿之助が登場すると「おもだか屋!」と猿之助の屋号がそこかしこからかかり、大きな拍手と声援が飛んだ。亀治郎は襲名の実感はまだないそうだが、「わたくしはこの浅草で育てられたと思っております。10年間、浅草公会堂で大役をやらせていただきました。猿之助になっても一門全員でここでお芝居をやらせていただきたい」と浅草の地でのお練りに感慨もひとしおの様子。集まったファンや観光客には「今日写真を撮った方は新橋演舞場に来ていただきたい。twitterでも呟いてください。ぜひ『ヤマトタケル』を観に来てください」とまだチケットが買える6月の夜の部をアピールしていた。歌舞伎の舞台は初めてとなる香川は緊張した様子で、「まさかここでこのようなお練りをさせていただくとは夢にも思いませんでした。感謝しております。少しでも精進し、ご迷惑をおかけしませんように、この大名跡を継がしていただく責任を果たしていきたい」と決意を表していた。政明君は「市川團子を襲名しますけど、どうか宜しくお願いします」と挨拶した。襲名披露興行は6月5日(火)から29日(金)までの『六月大歌舞伎』と7月4日(水)から29日(日)までの『七月大歌舞伎』の2か月、新橋演舞場にて上演される。チケットは6月興行は発売中、7月興行は6月12日(火)より一般発売開始。
2012年05月11日小川雅代が母、小川真由美から受けた壮絶な精神的虐待とは?大女優、小川真由美(72)を母に持つ小川雅代さん(42)が母との壮絶な愛憎40年間を明かした告白本『ポイズン・ママ 母・小川真由美との40年戦争』が話題になっている。雅代さんは名優・細川俊之と大女優・小川真由美との間に生まれ、離婚により父とは2歳で離れて暮らしている。少女時代から霊能者などが出入りする雅代さんは宗教や霊能者にのめり込む母から「精神的虐待」を受け続け、鬱病、パニック障害、自殺未遂にまで追い込まれたという。また、思春期には家に入り込んだ宗教家の男にレイプされる危険も感じていたという。今も続く母の霊能者依存小川は、ここ10年間にも霊能者とのペットビジネスに多額な資金をつぎ込み裁判沙汰になり、現在も別の霊能者に入れ込んでいるという。告白本出版の理由10年前から書こうとしたがつらかった時を思い出し、書けなかった。しかし、思いつめた自分が現実に母を殺してしまう恐ろしい妄想までするようになり告白する決心をしたという。著書には「それでも母が好きです」などの言葉は一切なく、きれい事は書けなかったとし、母と娘と関係を取り戻す最後のチャンスとして告白本を出版したという。元の記事を読む
2012年05月10日赤塚不二夫の人気コミックを、綾瀬はるかと岡田将生共演で映画化した『映画 ひみつのアッコちゃん』に登場する鏡の精を香川照之が演じ、ほか谷原章介、吹石一恵、塚地武雅、大杉漣、もたいまさこ、鹿賀丈史に加え、堀内敬子、内田春菊、肘井美佳、柿澤勇人、子役の吉田里琴が出演することが発表された。その他の写真漫画『ひみつのアッコちゃん』は、小学5年生のアッコちゃんが鏡の精からもらった魔法のコンパクトに“テクマクマヤコン…”と呪文を唱え、様々な人物に変身して事件を解決する物語。原作誕生50周年記念作品として製作される本作は、10才のアッコちゃん(吉田)が22才の女性(綾瀬)に変身して大手化粧品会社で働き、エリート社員・尚人(岡田)との恋や仕事に奮闘する姿を描く。鏡の精はアニメ版では女性だったが、原作の設定では黒色のスーツにサングラスとソフト帽を身につけたスパイのような風貌の男であることから、本作では香川がその役柄を演じることが決定。ほか、谷原は尚人の会社の専務役、吹石はその同僚のキャリアウーマンでアッコちゃんの恋のライバル役、大杉は尚人の会社の前社長役として出演。もたいと鹿賀は物語の鍵を握るキーパーソンとして登場する。原作やアニメ版では見られなかった、大人の女性に変身したアッコちゃんの活躍が期待できそうだ。『映画 ひみつのアッコちゃん』9月1日(土)全国ロードショー
2012年04月12日限定ジュエリーが発売に女優として、またモデルとして、幅広く活躍する佐田真由美が、トータルプロデュースを手がけているジュエリーブランド「Enasoluna」(エナソルーナ)がサンリオのロングヒットキャラクターである“キキララ”とコラボレーションすることが分かった。この限定コラボでは、ペンダントとウェルカムドールが発売されるとのこと。それぞれ数量限定100個というから、そのプレミア度はかなり高いものとなりそうだ。まもなくオンラインショップで先行発売!ペンダントはハート形のロケット。エナソルーナの人気チャームとなっているクロスやマリアメダイ、天然石があしらわれたデザインで、キュートなキキララが描かれたロマンティックアイテムに仕上がっている。ロケットの部分には写真などを入れることも可能だ。一方のウェルカムドールは、ドレスアップした可愛らしいキキとララが2体セットとなったドール。このキキララが身につけているブレスレット、リングチャーム、ピアス、ティアラは実際に着用することもできるようになっていて、美しいジュエルの輝きとドールの魅力が存分に楽しめる。ギフトなどにもおすすめだそうだ。店頭販売の開始は4月20日からだが、今月20日からオンラインストアでの先行発売を行うという。手に入れたい人は、早めにチェックを。元の記事を読む
2012年03月10日俳優の香川照之が10月10日(月・祝)、都内スタジオで人気TVシリーズ「刑事コロンボ」最終話の日本語吹き替えアフレコを行った。今年6月に亡くなったピーター・フォークさんが主演した人気推理サスペンス全69話をHDニューマスターの高画質で完全ブルーレイ化。香川さんは第69話目にあたる「殺意のナイトクラブ」で、犯人役としてゲスト出演した。学生時代から「刑事コロンボ」が大好きだと言う香川さんは、原作本をコレクションするほどのコロンボ通。それだけに初の実写アフレコ挑戦も「二つ返事で快諾させていただいた」のだとか。実は、最終話は唯一、日本語吹き替え版が制作されていなかったエピソード。というわけで、2代目コロンボを務める声優で俳優の石田太郎が、10数年ぶりにコロンボ役に復帰し、香川さんと一緒にマイクに向かった。もちろん、香川さんは“あこがれの人”との初対面に大興奮。「ご本人の声を生で聞いた瞬間、『早く俺を逮捕してくれ』って思いました」と犯人役にも関わらず、あっさり自首?実際のアフレコは「いやー、こんなに大変だとは。他人(実際に演じている俳優)のタイミングに合わせるのがとにかく難しい」と実力派俳優・香川さんにとっても、苦労の連続だったようだ。一方の石田さんは「コロンボが大好きとあって、作品が持つ特色を承知してくれていた。初めての経験で最初は戸惑いもあったみたいだけど、すぐ『演じよう、演じよう』っていう具合に役柄に同化していた。さすがは若き名優だね」と大絶賛。さらにコロンボの口調で「いやあ、うちのかみさんが、あなたの大ファンでね。サインをもらってくるよう頼まれているんです」と“サービス”する場面も。香川さんは「フォークさんが亡くなったのは残念ですが、石田さんが実写で“日本版コロンボ”を演じては?」とファン目線の提案で、大先輩に敬意を払っていた。「刑事コロンボ コンプリート ブルーレイBOX」価格:71,400円(税込)Blu-rayディスク全35枚組(69話収録)発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント発売日:12月2日(金)
2011年10月11日和月伸宏の大人気コミックを佐藤健主演で実写映画化する『るろうに剣心』の新キャストが決まり、吉川晃司、江口洋介、香川照之が主人公・剣心のライバルを演じることが発表された。その他の写真『るろうに剣心』は1994年から5年に渡って週刊少年ジャンプに連載され、コミックの累計発行部数は5000万部を突破、テレビアニメ化もされた大人気作。かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられるも、維新後に殺さずの誓いを立てた伝説の剣客・緋村剣心(佐藤)が様々な人との出会いを通じて、自らの生きる道を見いだして行く姿を描く。佐藤のほかにも、武井咲、蒼井優、青木崇高らが出演し、ドラマ『龍馬伝』を手がけた大友啓史監督が手がける本作。このほど新キャストとして発表された吉川が演じるのは、己の欲望を満たすために金で人斬りを請け負っていた浮浪人斬り・鵜堂刃衛。吉川は「敵味方の分別を忘れただひたすらに斬りまくるは、己に相応しい死に場所を得る為か。そのまとう寂しさに“ゾクッ”とさせられながら演じられる幸せ。奇々怪々です!」とコメント。剣心と対峙する旧幕府軍・新撰組三番隊組長、斉藤一を演じる江口は「今まで経験したことのない大友監督の撮影方法に新たな可能性を感じ、僕自身どう仕上がるのかが今から楽しみでいます。きっと今までにないエンターテイメントをご披露できるのではないかと思います」と意気込みを語り、『龍馬伝』で大友監督作に参加し、本作では新政府にとって代わって自分の帝国を作ろうとする男・武田観柳を演じる香川は「監督からは“新しい悪、ただの悪ではないもの”を目指すと言われて、役作りと同時に、色々な小道具だったり、メイクだったり、髪の毛だったり、衣裳だったり、外見の造作には非常にこだわっています。観柳は自由勝手に生きた人なので、僕も作品の中で自由に振る舞えればいいなと思っています」とコメントを寄せている。三名ともが主演クラスの演技力と存在感、そしてキャリアをもつ名優だけに、佐藤演じる剣心とスクリーンでどのようなかたちで対峙するのか気になるところだ。撮影は現在、関西を中心に行われており、11月に撮了予定、来夏に全国公開される。『るろうに剣心ー明治剣客浪漫譚ー』2012年夏公開
2011年10月04日藤原竜也主演のヒット映画の続編『カイジ2』に、前作に続いて香川照之、吉高由里子が出演することが発表された。また、カイジの仲間となる新キャストとして生瀬勝久が出演することも決定し、本物のライオンが登場する映画オリジナルの恐るべき“新ゲーム”の中身も明らかになった。福本伸行の人気漫画を原作に、うだつの上がらない生活を送ってきた伊藤カイジ(藤原さん)が、数々の命を賭けたゲームに勝利し、借金を帳消しにするために奮闘する姿を描き、興行収入22億5千万円の大ヒットを記録した『カイジ〜人生逆転ゲーム』の続編となる本作。原作シリーズの中でも一番の人気エピソードである“沼”を軸に、再び借金まみれの負け組へと転落したカイジがモンスターパチンコ台に挑む。本作では、原作者の福本さんが脚本に参加し、書き下ろしの新ゲーム、その名も「姫と奴隷」が追加された。3つの選択肢から正解を探り当てなければ、本物のライオンに襲われるというもので、実際の撮影にもオスのライオン2頭が参加したという。先日、伊勢谷友介が今回のカイジの“敵”となる、裏カジノの支配人・一条を演じることが発表されたが、石田裕美役の吉高さんと、数々の“名セリフ”で話題を呼んだ利根川役の香川さんの続投が決定。前作でカイジに敗北した利根川は“地下帝国”送りとなるがスラム街でカイジと再会し、そこでスペシャルカジノへの招待状をカイジに渡す。そして、そのカジノでカイジの貴重な味方となる男・坂崎を演じるのが生瀬さん。坂崎は吉高さん演じる裕美を内通者として味方につけて、モンスター・パチンコ台“沼”攻略を図る。ライオンまで登場しスケールアップした『カイジ2』。果たして勝負の行方は――?『カイジ2』は11月5日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:カイジ2 2011年11月5日より全国東宝系にて公開© 2011「カイジ2」製作委員会
2011年05月24日漫画家の倉田真由美が26日(土)、東京・渋谷区のライズXで行われた映画『ライアン・ラーキン路上に咲いたアニメーション』のトークイベントに出席。交際中の映画配給会社「トルネード・フィルム」の取締役、叶井俊太郎氏と今月18日に入籍したことをファンに直接報告した。倉田さんは再婚で、第1子となる男児の母。今年7月に、叶井氏と交際中で未婚のまま第2子を妊娠し年内にも再婚予定であることが発覚。だが叶井氏に3度の離婚歴があり、これまでの女性関係が600人以上と、倉田さんの出世作「だめんず・うぉ〜か〜」から抜け出たような“だめんず”として一部で話題を呼んだ。この日、妊娠8か月という身重の体で登場すると、「やっと入籍しました。9月18日(金)に、彼の誕生日だったので。未婚の妊婦ではなくなりまして、叶井真由美になりました。子供はいま、8か月で年内には生まれると思います」とハッピーオーラを振りまきつつ報告した。叶井氏については「面白い人でうまくやっています。すごく自由にさせてくれる人」とオノロケ全開。「これまで付き合った人は、例えば遊びに来ると気まずい本は隠していたけど、いまは平気で(そういう本を隠さずに)『こんなの読んでいるの?』って言われても平気な感じ。無理せずお互いを受け入れられる」と相性の良さを嬉しそうに語ってみせた。2人の馴れ初めは「友人の(作家)中村うさぎが、紹介してくれて3人でご飯を食べた」こと。3か月後に交際をスタートさせ、約半年の交際を経て入籍となった。「これまでも付き合った人をすごく好きとか大切と思ったことはあったけど、今回初めて健康で長生きしてほしいと思った。彼の会社はいま、ヤバイらしいですが、会社の面倒は見ないけど彼の面倒は見られる」と潔い愛の誓い。ほれ込みぶりを見せつけた。本作は、25歳でアカデミー賞にノミネートされたプレッシャーからホームレス生活を送った末、36年ぶりの新作に着手する中で肺がんに冒され2007年に死去した天才アニメーション作家、ライアン・ラーキンの短編作品、関連作品を上映するもの。叶井氏の「トルネード・フィルム」が配給する作品で、さっそく内助の功を発揮した倉田さんは、この日が初対面というホームレスギャル漫画家の浜田ブリトニーと、ホームレスに関するトークを展開。倉田さんが「どうしてホームレスに?」と尋ねると、「いい作品を書くためにいろんな経験をしたい」と浜田さん。ギャル風のクッキリメークを施し、弾けた言動を繰り返す浜田さんに、倉田さんは興味津々の様子で、「メークはカレの前でも落とさない、今日のこのメークも3日目っすよ〜」の言葉に、「落とすとどんな感じ?」と質問。「超ジャパンっすよ〜。すっぴんだと誰も私と気づかない」の返答に、思わず「プッ!」と吹き出していた。『ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション』はライズXほかにて公開中。(photo/text:Yoko Saito)映画業界人ブログ:叶井俊太郎■関連作品:ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション [特集上映] 2009年9月19日よりライズXほかにて公開© National Film Broard of Canada.
2009年09月26日