東京都・港区の六本木ヒルズ 森美術館では、現代美術作家・村上隆の大型個展「村上隆の五百羅漢図展」が開催される。会期は10月31日~2016年3月6日。開館時間は10:00~22:00(火曜日は17:00まで、ただし11月3日は22:00まで/入館は閉館時間の30分前まで)。関連プログラムとして、アニメーション監督の富野由悠季氏とのトークセッションなども予定されている。展覧会の入館料は、一般1,600円、学生(高校・大学生)1,100円、子供(4歳~中学生)600円(展望台 東京シティビュー、屋上スカイデッキへは別途料金が必要)。同展は、日本国内では2001年以来14年ぶりとなる現代美術作家・村上隆の大型個展。世界の絵画史上最大級の作品と推定される、全長100メートルにおよぶ超巨大絵画「五百羅漢図」が最大のみどころとなっている。また、同作品の制作に大きなきっかけを与えたという長沢芦雪筆の「方寸五百羅漢図」と狩野一信筆の「五百羅漢図」もあわせて展示されるということだ。ほかにも、村上隆が既に10年近い歳月をかけ、今なお制作に取り組んでいる「宇宙の産声」や「欲望の炎-金」などの大型彫刻作品や、同展のために手掛けた「727」や「TanTan Bo」といった代表的シリーズの最新作、円相図や金銀の唐獅子図など、日本初公開となる作品が展示されるという。また、同展の「音声ガイド」のナビゲーターには、TVドラマや映画、CMなどで活躍中の俳優・斎藤工氏が務めるという。ガイド件数は約20件、解説時間は約30分という音声ガイドの料金は550円。展覧会公式サイトおよび各種プレイガイドでは、開幕前日(10月30日)までの期間限定で、割安価格で購入できる「前売り音声ガイドセット券」が販売されている。料金は一般1,800円、学生(高校・大学生)1,400円、子供(4歳~中学生)900円。なお、展覧会関連パブリックプログラムとして、11月1日 15:00~17:00(開場は14:30)には、「機動戦士ガンダム」や「ガンダムGのレコンギスタ」などのガンダムシリーズ、「伝説巨神イデオン」などのアニメーション作品を手掛けてきたアニメーション監督・富野由悠季氏が、さまざまなキーワードをもとに村上隆と語り合うトークセッション「日本、物語、リアリズム」が開催される。会場はアカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階)。定員は150名(要予約)。料金は一般1,000円(MAMCメンバー無料)。日英同時通訳付き。さらに、11月14日 19:00~22:00(開場は18:30)には、2013年に公開された村上隆の初監督映画「めめめのくらげ」が特別上映が行われたのち、同映画の出演者であり、展覧会の音声ガイドのナビゲーターを務める俳優・斎藤工氏が、村上隆と映画制作などについて語り合うトークセッションが予定されている。会場は森美術館オーディトリアム。定員は100名(要予約)。料金は無料(展覧会チケットが必要)。日本語のみ。そして、11月15日 14:00~16:00(開場は13:30)には、現在の日本美術ブームの立役者のひとりである美術史家・辻惟雄氏を対談相手に迎え、村上隆の作品世界や日本美術の魅力とその未来について語り合うトークセッション「痛快、日本美術談議」が開催される。会場はアカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階)。定員は150名(要予約)。料金は一般1,000円(MAMCメンバー無料)。日英同時通訳/手話同時通訳付き。このほか、12月12日には村上隆の作品の彫刻制作をになう海洋堂、黒谷美術、ラッキーワイド各社の代表者が一堂に会し語り合うトークセッション「日本ものづくり再考」、2016年1月10日には美術評論家の椹木野衣氏が、現代アート界での村上隆作品の位置付けとその意味を独自の視点で語るトーク「大震災、五百羅漢図と村上隆」、そして2月20日には芥川賞作家で福聚寺住職の玄侑宗久氏が、日本文化と村上作品について語るトーク「Japanese Dual Standard」が予定されている。なお、関連パブリックプログラムについての詳細は、後日、森美術館ウェブサイトにて発表されるとのことだ。
2015年09月16日京王電鉄は9月4日、京王線高尾山口駅となりで進めていた日帰り温浴施設開発において、名称を「京王高尾山温泉/極楽湯」とし、10月下旬に開業することを発表した。日帰り温浴施設「京王高尾山温泉/極楽湯」では、"高尾山の豊かな自然に癒される憩いのひととき"をコンセプトに、和の雰囲気をもった癒しの空間を創出する。源泉はアルカリ性単純温泉の京王高尾山温泉で、毎分300Lが湧き出ているという。風呂は内湯として檜風呂(マイクロバブル)や替り湯、水風呂、サウナを、また、露天として石張り風呂(炭酸泉)や岩風呂(天然温泉 ぬる湯・あつ湯)、座り湯などと、7種類の風呂に入ることができる。食事処では自慢の料理やおいしい酒肴を取りそろえ、テーブルや座敷など全160席(貸し切りの座敷を含む)を用意する。ほぐし処では山歩きの疲れを癒やし、健やかさを取り戻す至福のリラクゼーションサービスを提供する。また、土産処では高尾山エリアや八王子市にゆかりあるお土産を取りそろえる。所在地は京王線高尾山口駅となり(東京都八王子市高尾町2229番7)で、駐車場は110台程度(提携駐車場含む)を確保する。構造は鉄骨造・地上 2階建てで、敷地面積は3,832.85平方メートル(1,159坪)、建築面積は1,085.32平方メートル(328坪)、延床面積は1,775.49平方メートル(537 坪)となっている。開業予定日は10月下旬頃で、営業時間は8:00~23:00(最終入館22:00)で年中無休(施設点検日を除く)となる。入館料は、平日・土日曜・祝日は1,000円、オンシーズンは1,200 円(各税込)。なお、京王では高尾山エリアをますます魅力的にするために、2015年度は高尾山口駅のリニューアルを行ったほか、登山だけでない「TAKAO」のさまざまな楽しみ方をWEBサイトやポスターで伝えている。この他、高尾山エリアがより多くの客が訪れ、一日楽しめるエリアとなるよう、現在、新たな施策の検討を進めているという。今後詳細が決定次第、順次案内を予定している。
2015年09月05日森美術館は、現代美術作家・村上隆の個展「村上隆の五百羅漢図展」を開催する。会期は10月31日~2016年3月6日。開館時間は10:00~22:00(火曜日は17:00まで、ただし11月3日は22:00まで。入館は閉館時間の30分前まで)。会場は東京都・六本木の森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)。入館料は一般1,600円/学生(高校・大学生)1,100円/子供(4歳~中学生)600円(割引価格となる前売り券/早割ペア前売り券あり)。同展は、日本国内では2001年以来14年ぶりとなる現代美術作家・村上隆の大型個展。最大のみどころは、世界の絵画史上最大級の作品と推定される全長100メートルにおよぶ超巨大絵画「五百羅漢図」。同作品は、美術史家の辻惟雄との雑誌連載対話や江戸時代の安政大地震(1855年)の最中に危険と隣り合わせの環境で、一人で百幅もの「五百羅漢図」の制作に挑んだ狩野一信や、約3cm四方の超細密五百羅漢図を描いた長沢芦雪などに触発され、日本中の美術大学から大勢のスタッフを集めてこの巨大絵画を短期間で完成させたという。東日本大震災後にいち早く支援の手を差し延べてくれたカタールへの感謝を込めて、震災の翌年2012年にドーハで発表され、日本での公開は今回が初めてとなる。このほか、村上隆が既に10年近い歳月をかけて今なお制作に取り組んでいる「宇宙の産声」や「欲望の炎-金」などの大型彫刻作品や、同展のために手掛けた「727」や「TanTan Bo」といった代表的シリーズの最新作、円相図や金銀の唐獅子図など、すべての展示作品が日本初公開ということだ。また、入館料は当日券が一般1,600円/学生(高校・大学生)1,100円/子供(4歳~中学生)600円。また、前売り券(10月30日まで販売)は一般1,400円、学生(高校・大学生)1,000円、子供(4歳~中学生)500円。早割ペア前売り券(8月31日まで販売)は、一般2,500円(2枚1組)。さらに、9月1日からは音声ガイド(550円)がセットになった前売り券や村上隆とのコラボレーション商品もしくは展覧会オリジナルグッズがセットになった前売り券も販売されるということだ。これらのチケットは、展覧会公式サイト、セブン-イレブン(セブンチケット)、ローソンチケット(Lコード:36500)などで販売される。なお、村上隆は1962年、東京生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。アートの総合商社 カイカイキキ代表。2008年には「タイム」誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」に選出。ルイ・ヴィトン、VANS、シュウウエムラ、六本木ヒルズ等の企業ブランディングのプロジェクトや、カニエ・ウェスト、ファレル・ウィリアムス、ゆず等、ミュージシャンとのコラボレーションでも知られる。近年は映画、映像制作も手掛け、2013年には初の実写映画監督作品「めめめのくらげ」を公開。2016年にはTVアニメシリーズ「6HP」(Six Hearts Princess)の公開を控えている。(c)2012 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
2015年07月24日フリスク ネオ(FRISK Neo)がアーティスト・村上隆のイラストが描かれたスペシャルパッケージに。クラシエフーズが、従来のフリスクよりも粒が大きいシリーズ、フリスク ネオの期間限定品として、アーティストの村上隆とのコラボレーションによる「FRISK Neo ミックスフルーツ」(42g 369円)を発売している。「FRISK Neo ミックスフルーツ」は、「フリスク ネオ」と村上隆とのコラボレーションの第2弾となるもの。今回は村上隆の象徴的なモチーフ、目の形の“めめめ”をテーマに製作された。メタルケースのパッケージデザインは爽やかな白をベースにしつつ、色鮮やかな目玉を思わせるイラストが描かれている。また、シトラスベースにフルーツ風味をミックスしたミックスフルーツ味のタブレットも、パッケージデザインに合わせて目玉の形状となっており、白と橙色の2色構造に仕上げられた。なお、3月に発売した第1弾のドクロ形状のタブレットに唐辛子成分が入った「フライトにングミント」や、お花モチーフに仕上げたチェリー風味のすっきりフレーバーの「ブルーミングチェリー」も販売チャネルを拡大し、6月より全国のスーパーマーケット、ドラッグストアなどで販売している。
2015年07月01日クラシエフーズは、現代美術家・村上隆とコラボレーションした「FRISK Neo」の新フレーバー「FRISK Neo フライトニングミント」「FRISK Neo ブルーミングチェリー」を、3月16日より数量限定で発売開始する。価格は369円(税抜)。同商品は、ルイ・ヴィトン、ファレル・ウィリアムス、カニエ・ウェストやゆず、六本木ヒルズ、シュウ ウエムラ等とのコラボレーションで知られる村上隆がパッケージデザインを担当した限定品。「FRISK Neo フライトニングミント」は唐辛子成分が入った新しい刺激のフレーバー、「FRISK Neo ブルーミングチェリー」はチェリー風味のライトなフレーバーとなっているという。また、パッケージのほかにも、タブレットの形状が「ドクロ」(フライトニングミント)、「お花」(ブルーミングチェリー)と凝ったつくりになっている。
2015年03月13日クラシエフーズは16日、従来のフリスクよりも粒が大きく「美味しさ」と「味長持ち」が特徴の「FRISK Neo(フリスク ネオ)」より、村上隆氏とのコラボした「FRISK Neo フライトニングミント」「FRISK Neo ブルーミングチェリー」を、コンビニエンスストアにて数量限定で発売する。○世界的アーティスト、村上隆氏との限定コラボ同商品は、世界的に有名なアーティストの村上隆氏とのコラボレーションにより生まれた新フレーバー。ケースやタブレットのデザインにもこだわり、ビジュアル面でも楽しめる仕上がりとなっている。「FRISK Neo フライトニングミント」は唐辛子成分が入った新しい刺激のフレーバー、「FRISK Neo ブルーミングチェリー」はチェリー風味のライトなすっきりフレーバー。フレーバーに合わせ、「フライトニングミント」はドクロ、「ブルーミングチェリー」は花の形状となる。パッケージは村上氏のデザインにより、インパクトがあり色鮮やかに仕上げたメタルケースとなっている。容量はともに42gで、希望小売価格は各369円(税別)。
2015年03月12日佐村河内守の“ゴーストライター騒動”で、そのゴーストライターとして暗躍し、大きな注目を集めた作曲家・新垣隆が、今春公開される映画『ソロモンの偽証』の応援大使に就任したことが発表された。さらに、トークアプリ「755」で中学生から質問を受けつける“大人の相談室”を開設することも明らかとなった。映画『ソロモンの偽証』は、ベストセラー作家・宮部みゆきが構想15年・執筆に9年もの歳月を費やしたという同名ミステリー巨編を、成島出監督をはじめとする『八日目の蝉』チームが再結集し、2部作で映画化したもの。物語は大雪に見舞われたクリスマスの朝ーー雪の校庭に転落死した男子生徒、柏木卓也が発見される。警察は自殺と判断したが、殺人の目撃者を名乗る告発状が学校に届く。告発された容疑者はクラスメイト。過熱するマスコミ報道、無力な学校と親、新たな殺人計画…。そして犠牲者がひとり、またひとりと増えていく中、「もう大人たちには任せておけない」と、遺体の第一発見者である生徒のひとり、藤野涼子の発案で学校内裁判が開廷されることに…。本作では、真実を追い求め葛藤する中学生たちがメインとして描かれるが今回、新垣さんはそんな中学生たちを応援するための応援大使として公開初日まで活動することとなる。さらに、2月26日(木)より先述したトークアプリ「755」にて「ソロモンの偽証応援大使新垣隆」の名で登録。嘘にまつわる話や葛藤など、中学生からの質問を募集し、3月5日(木/18:30~19:30を予定)に本人自らが質問に答えていくとのこと。新垣さんは、今回の企画について「自分が中学生だった頃から30年の月日が経ち、髪の毛は随分薄くなってしまいましたが、心の気持ちはその頃と今とで何ら変わっていないという事に、今ふと気がつきました。皆さんと共に考えるという事は、自分の中に存在するかつての中学生の私と対話する、という事でもあります。ぜひ皆さんの思いを聞かせてください」とコメントを寄せている。嘘から逃げない男が、中学生たちの想いにどんな言葉で応えるのか…注目が集まりそうだ。『ソロモンの偽証前篇・事件』は3月7日(土)より、『ソロモンの偽証後篇・裁判』は4月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソロモンの偽証前篇・事件 2015年3月7日より全国東宝系にて公開(C) 2015「ソロモンの偽証」製作委員会ソロモンの偽証後篇・裁判 2015年4月11日より全国にて公開(C) 2015「ソロモンの偽証」製作委員会
2015年02月26日六本木ヒルズ「森美術館」は、企画展「村上隆の五百羅漢図展」を開催する。期間は2015年10月31日から16年3月6日まで。スーパーフラット理論を提唱し、現代美術展「GEISAI」を開催するなど、日本を代表するアーティストの1人として知られる村上隆。今回はその近年における活動を紹介したもので、日本では数少ない村上作品を扱った展覧会となる。中でも、代表的な作品となるのが、東日本大震災をきっかけとして2012年に制作された絵画「五百羅漢図」だ。この作品は高さ3m、幅100mにも及ぶキャンバスに修行僧の姿を描いたもの。そこには、有限の生と無限の宇宙、自然が交錯しており、宗教を超えた祈りが込められている。芸術はわれわれの世界、人間のリアリズムにどれだけ肉薄できるのか。そんな村上の芸術観に迫る作品が、会場には数多く展示される。森美術館でも14年ぶりとなる村上の展覧会。アニメポップだけでない、村上のもう一つの顔を知る貴重な機会となりそうだ。【イベント情報】村上隆の五百羅漢図展会場:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー53階期間:2015年10月31日から16年3月6日
2014年11月20日京王電鉄は、建築家・隈研吾が「高尾山口駅」の駅舎をリニューアルすることを発表した。このたびの駅舎リニューアルは、同電鉄の沿線上にある高尾山エリアに関して、観光資源としての魅力を向上させる取り組みの一環として実施されるもの。以前より、高尾山口駅前の日帰り温浴施設開発のために掘削工事が進められていたが、温泉の湧出が確認できたことを機に、2015年春を温浴施設の開業時期と定め、それに合わせて駅周辺整備を実施する運びとなった。また、高尾山口駅の新たな駅舎を手がける建築家・隈研吾は、歌舞伎座、サントリー美術館、根津美術館、ブザンソン芸術センター、マルセイユ FRACなど、国内外においてさまざまな施設を手がけてきた人物。同氏のデザインによって、「高尾山の玄関口としてふさわしい、"観光地らしい"、"わくわくする"雰囲気をもった」駅舎へと生まれ変わるということだ。
2014年05月07日村上隆がプロデュースした初のカフェ「バー・ジンガロ(Bar Zingaro)」が、中野ブロードウェイ2階にオープンした。バー・ジンガロのテーマは「コーヒー」「カクテル」「アート」の3本柱。店内にはオーナー・村上隆によるアート作品の他、彼がセレクトしたアートも展示されている。現在展示されているのは、22日より中野ブロードウェイ4階の「Oz Zingaro」で「三人展」を行う陶芸作家の上田勇児、大谷工作室、熊谷幸治の作品。内装はノルウェーの首都オスロに本店を構え、東京にも出店するカフェ業界でグローバルに知られる「フグレン(Fuglen)」が手掛けた。コーヒーやエスプレッソを中心としたカフェメニューの他に、カクテルやビール、ワインなど酒類がラインナップ。パンやケーキなどの軽食も用意されている。今後は、現在中野ブロードウェイ内に4店舗展開しているギャラリー「Kaikai Zingaro」「Hidari Zingaro」「pixiv Zingaro」「Oz Zingaro」をつなげるコミュニケーションの場、イベントスペースとして展開していく考え。
2013年11月16日「スーパーフラット」(’00)、「ルイ・ヴィトン×村上隆」(’03)、「ムラカミ・ヴェルサイユ」(’10)などの作品を発表し、世界を驚かせてきたアーティスト・村上隆による初監督作品『めめめのくらげ』。このたび世界中がいまかいまかと公開を待ちわびる本作の待望の予告編とポスター・ビジュアルが遂に解禁となった。主人公の小学生・正志は、引っ越してきた新しい家に、見慣れない段ボールを見つける。中から出てきたのは、くらげの様な不思議な生き物!どこか愛くるしいその生き物を“くらげ坊”と名付け、次第に仲良くなっていく。リュックにくらげ坊を連れて転校先の学校に行くと、ほかの生徒も、くらげ坊と同じく大人には見えない不思議な生物=“ふれんど”を連れていて…。今回、解禁となったポスターには「あの村上隆が映画監督はじめました」と堂々とした“監督宣言”アピール!周りには村上隆の代表的デザインの“目”のアイコンが浮かぶ中、中央に本作のストーリーのメイン的な存在のキャラクター“くらげ坊”がひょっこりと頭を出している。同時に公開となった予告編でも、くらげ坊が空に高く舞い上がり、街を全速力で飛ぶ姿が確認できるが、そのキュートな表情はかなりの存在感だ。この予告編でも流れている、主題歌「Last Night,Good Night」を歌っているのは日本のみならず海外でも話題を巻き起こし続けているヴァーチャルアイドル・初音ミク。村上さんが直々にオファーをしたという、「livetune」というソロプロジェクトでも活動している、いま最も注目を集めるクリエイターの一人・kzが手がけた楽曲を伸びやかに歌い上げている。TOHOシネマズ六本木ヒルズ10周年作品となる本作。アーティスト・村上隆の初監督作は日本で、そして世界でどのように受け入れられるのだろうか?公開を楽しみに待ちたい。『めめめのくらげ』は2013年4月26日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:めめめのくらげ 2013年4月26日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
2012年12月18日次々と仕事がまわってきて、もういやだぁ!なんて経験、一度はあるのでは?断るのって難しいですよね。上司だったら、これからの関係まで意識してしまうでしょう。その気持ち、よくわかります。僕は普段芸人として活動していますが、縦社会の厳しさは半端ではありません。先輩からの誘いは、とにかく2つ返事。断るなんて選択肢は存在すらしていません。嫌なものは嫌と、相手との関係を壊さず言えたら最高ですよね。実は、そんな方法ないとあきらめている、断りベタなザ・日本人におくる断り方があるんです。■感情を出さずにキッパリ断る!?結論からいきますと、まゆ毛をあげて、やや高い声で「嫌です」という。それだけ。つまるところ、嫌だという情報だけを伝えて、「嫌だなぁ」という感情は伝えないということなんですね。この断り方は、僕の出身校である東京学芸大学で教えている、インプロのテクニックの一つなんです。僕の師匠である東京学芸大学准教授・高尾先生は、著作のなかでこう語ります。「まゆ毛を下げて重い声でネガティブに言うのではなく、まゆ毛を上げて高い声で。もしネガティブに『イヤ』と言われると、次に提案するのがほんとうにいやになってきますが、かわいらしく『イヤッ』と言われると、『それはやりたくない』という情報だけを得ることができて、ネガティブな感情は受け取らなくてすむので、次の提案がしやすくなります」(『インプロする組織』190ページより)いや、そんな簡単なことで解決できたらこんなに悩んでねぇんだよ!と、しかめっ面をしているそこのあなた!最初、僕もそう思っていました。けど、試してみたら効果絶大。どこかに僕の気持ちを共有できる人はいないかなぁ?そういえば、最も近くにいました!インプロを学んで、現在芸人として活動している秋田崇宏さんにお話をうかがってみました。彼は僕らの組むお笑いトリオ「プラスガンマ」のメンバーです。■明るく断ればすべてがうまくいく!?――断れないことで悩んだ経験はある?「芸人の縦社会は本当に厳しくて、次の日どれだけ朝早くから仕事が入っていたとしても、飲みの誘いは断れないんですよ。だから結局睡眠時間を削るしかなくて、結局本業のライブに支障をきたすようになりました」――わかるわかる!その感じ。一時期、寝られなさすぎて、クマがすごいときもあったもんね。「そう!だからといって、先輩の誘いを断るわけにはいかないし、かといってライブにでないわけにはいかないし、どうしよう!?とりあえず眠りたいって時期が続きました。睡眠不足で、普段ずっとイライラ。結局、先輩との飲みの席でもイライラしちゃって、印象が悪いし、意味無いし、すごく悪循環でしたね」――周りに相談はした?「もちろんしましたけど、断ればいいじゃんみたいなことしか返ってこないんですよね。それができたら苦労しねぇよ!て感じで、このままなら、芸人を辞めるしかないのかなと思っていました。そんなとき、たまたまこの考え方に出会いました。これを試してみたら、うそみたいに断れるようになったんです。すまなそうに断ると、"すまないって思うんだったら断るなよ!"となりがちですよね。だからこそ、むしろ堂々と、けど明るく断ることが大事だということに気づきました。一度こっちが断っても、また誘っていただくことも増えましたね」――なるほど。じゃあ取材も終わったことだし、明日ライブあるけど、打ち上げ行こうか?「イヤッ!(笑)」この方法は、まだまだ知られてないからこそやる価値があります。ぜひ一度、まずは仲の良い友人から挑戦してみてはいかがでしょうか?参考文献:「インプロする組織」予定調和を超え、日常をゆさぶる著者:高尾隆・中原淳(三省堂)秋田崇宏芸人。野村真之介、辻響平との三人で結成されたお笑いトリオ、『プラスガンマ』として活躍中。東京学芸大学表現コミュニケーション専攻卒業。現在は新宿や中野などでのお笑いライブ主催・出演の他に、大学のキャリア教育の授業のゲストティーチャー、子供向けのお笑いワークショップなど、お笑いを通して社会に向けたより広い活動を展開している。 野村真之介)
2012年11月30日秋といえばやっぱり紅葉! 日本ならではの秋を楽しみたいですよね。都内には数々の紅葉スポットがありますが、今回は彼と高尾山へ行ってみませんか? おいしい空気とともに、豊かな自然が見せる秋の表情を満喫して。■まずは高尾山に登りましょう!電車や車で高尾山口まで来たら、まずは高尾山の頂上をめざしましょう。いくつかのコースがありますが、ケーブルカーやリフトを利用するのもオススメです。遠くの山々や間近の紅葉を眺めながら、快適な空中散歩を。ケーブルカーやリフトを降りたら、頂上までは徒歩。しっかりと準備をして、マナーを守って登山を楽しみましょう。山でのランチタイムを楽しむために、お手製のお弁当を持っていくのもいいですね。■おみやげやイベントも要チェック高尾山には、頂上の手前にもさる園・野草園、高尾山薬王院など、さまざまなお楽しみスポット・絶景スポットがあります。自分の体力に合わせて、無理のない範囲で紅葉の中での登山を楽しんでくださいね。高尾山名物「天狗焼」や「高尾山ケーブルカーチョロQ」など、高尾山ならではのおみやげもおさえておきたいですね。また、11月にはケーブルカーの「清滝駅」前ほかで「高尾山もみじまつり」が開催されます。ぜひ足を運んで秋の高尾山を満喫しましょう。■高尾の秋の美味を楽しんで高尾山を降りたら、夕食を。ふもとの高尾山口駅周辺にはたくさんの蕎麦屋さんが軒を連ねます。高尾山名物のとろろ蕎麦などを食べて、ほっこりと温まるのもオススメですよ。高尾の自然をもっと楽しみたいなら、少し足を延ばして「うかい鳥山」へ。奥高尾の緑に囲まれた山里で、厳選した鶏の炭火焼や季節の日本の滋味を味わうことができます(要予約)。街中のレストランとは違った風情の中で、思い出に残る時間を過ごして。この秋は高尾で、日本の情緒を存分に楽しみましょう。◆高尾山 公式サイト tel.03-3211-5211◆うかい鳥山 公式サイト tel.042-661-0739
2012年10月24日新商品を考えるためにパソコンの前へ。やらずに逃げ続け、気づけば発表は明日。頭のどこを探したって真っ白で、気分を変えて外に出たものの、暑いしもうイヤだー!なんて経験はありませんか?その気持ち、痛いほどわかります。僕は普段、芸人として活動しているのですが、芸人はアイデア勝負の世界。認められるまでは常に新ネタを作らなければなりません。考えに考えすぎて、頭の中がグルグルして電信柱をみるだけで笑っているみたいな精神状態なんてしょっちゅうです。そんな問題を解決できる方法がもしあるとしたら?しかもそれに一切お金がかからないとしたら?もうやるしかないですよね!■頭のなかの検閲官を消そう!今回は、アイデアを産み出すインプロゲーム「魔法の箱」について、現在プロのフォトグラファーとして活躍している大崎絵里耶さんに解説していただきます。ちなみに僕と大崎さんは、東京学芸大学で、一緒にインプロを学んでいました。前回の記事でも紹介させていただいたのですが、インプロとは設定も脚本も何も決まっていない即興演劇のことです。実はインプロは演劇の訓練として利用されることはもちろんのこと、最近では企業研修としても利用されているのです。「この魔法の箱というゲームは、まず二人一組になり、一人はマイムで箱を準備します。もう一人はそれをあけて中身を取り出します。箱をもっている人は取り出してもらったときにそれは何ですか?と聞き、取り出した人はそれにできるだけすばやく答えていきます。この一連の流れを数回繰り返すだけのゲームです。もちろん即興なので、箱の中に入っているのは何かわかりません。食べ物や生き物、または形のない概念のようなものかもしれません」(大崎さん)フォトグラファー・大崎絵里耶さんシンプルすぎて、ルールといったルールもないゲームですが、一つだけ大事なことがあります。それは、「最初に思いついたことを言う」ということです。「そんなの簡単でしょ?」と思いますよね?しかしこれが難しいんです!なぜなら、人間の頭にはアイデアの検閲をする検閲官がいるからです。そいつが検閲するものは三つあります。■1:卑猥なもの、いわゆる下ネタに分類されるもの■2:頭がおかしいと思われること■3:普通なこと、誰もが思いつきそうなことフッと思いついたアイデアが一番おもしろいのに、この検閲のせいで、いったんそのアイデアを消してしまうのです。そしてそれを消した瞬間、一気にアイデアを出すのがつらくなってしまいます。僕の師匠である東京学芸大学の高尾隆准教授は著書『インプロする組織』の中でこう語ります。「考えれば考えるほど、この三つの検閲は強く作動します。ところが、みなさんご存じのように、歴史上のすばらしい芸術作品はこの三つを満たしていることが多いでしょう」たしかに、芸術作品はパッと見だといやらしいものが多いですものね!■ビジネスから芸術まで、幅広く効果を発揮するゲームについては、おわかりいただけましたか?論より証拠、論より実践!というわけで、インプロ芸人の僕と、論文執筆に悩む学生Mさんとでこのゲームをやってみました。メガネが僕で、ブルーのシャツがMさんです。終わったあとにMさんはこんな感想をくれました。「最初は、いきなり何かをポン!と答えるのがなかなか難しかったです。そこで野村さんに指摘されて気づいたのですが、無意識にアイデアを消している自分がいることに驚きました。言われてみたら、論文のアイデアを出すときも、結局最初のものに落ち着く場合が多いですよね」前出の大崎さんもこのゲームを通して、実際にすばらしい躍進を遂げています。「写真作品はアイデアが命といっても過言ではありません。出発点がおもしろくなかったら、いくら技術があったとしてもつまらない作品になります。私も発想が弱いことがコンプレックスでまったく作品がつくれない時期がありました。そんなとき、インプロのこのゲームと出会いました。検閲を繰り返し続けて自分で自分自身を追いつめていることに気づいたのです。そこから私の作品は変わりました。アイデアが湧く、というか、自分がなんだか身軽になった気がしたのです。そうして作品撮りを続けていくなかで第96回二科展写真部学生二科賞をいただいたときは、飛び上がるぐらいうれしかったです」ビジネスにはもちろん、演劇以外の芸術にも広がりを見せるインプロの魅力、少しは伝わったでしょうか?広まっていないいまだからこそ、あなたが一歩先行くアイデアマンになる大チャンスです。ぜひ、お友達を誘ってこのゲームをお試しあれ!参考文献:「インプロする組織」予定調和を超え、日常をゆさぶる著者:高尾隆・中原淳(三省堂)大崎絵里耶東京学芸大学表現コミュニケーション専攻にて、芸術表現と社会活動を結び付けた実践活動について学びながら、東京写真学園で写真の基礎を学ぶ。学芸大学での卒業論文執筆を機に、本格的に写真作品の制作に取り組みはじめ、同年、命と食べ物をテーマにした作品で第96回二科展写真部学生二科賞を受賞。卒業後も自身の作品制作を継続しながら、雑誌やWEBで料理撮影をメインに活躍中。ホームページ 野村真之介)
2012年08月31日劇場版“クレヨンしんちゃん”20周年記念作品『映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』に、ココリコ(遠藤章造・田中直樹)、土田晃之、藤井隆の4人がゲスト声優として出演することになり、アフレコ終了後、インタビューに応じた。その他の写真遠藤ら4人は『クレヨンしんちゃん』のTV放送が始まった1992年にデビューし、今年で芸歴20年を迎えた同期芸人。実生活ではそれぞれ、子どもを授かり“パパ芸人”としても知られる彼らが、今回、その育児経験を買われて、しんちゃんの妹・ひまわりのお世話をするヒマワリ星の“イケメンDEイクメン軍団”役に抜てきされた。遠藤は「滑舌があまり良くないし、もう40歳なんで老眼がきちゃって、台本が見えづらかった」と思わず苦笑い。「僕と田中君はアゴがしゃくれているので、どうしても空気が抜けてしまって…。僕はサ行が苦手」(土田)、「僕はラ行が、斜めに逃げてしまう」(田中)とこちらも四苦八苦の様子。一方、藤井は収録にテンションが上がり過ぎたといい「新感覚のアフレコを提案したかった」と自信満々!?それでも、ぐずるひまわりを必死にあやそうと悪戦苦闘するシーンには、4人とも実体験が活かされたと口を揃える。実際の“イクメン”ぶりを聞いてみると、遠藤は開口一番「諸事情で(笑)娘とは一緒に住んでいないんですよ。でも週に1~2度はうちに泊まりにくるし、お弁当を作ることもある」と自虐的なコメントで、他の3人から「何かあったの?」と白々しい指摘。相方の田中は「子どもに対しては、友だちという感覚がある」。ただ、持ち前の動物愛が強すぎて「まだ、言葉を話し始めた頃、イヌを見て『ワンワン』って言っていたのを『違う、あれはジャック・ラッセル・テリア!』と注意してしまったことがある」と反省する場面も。藤井は「できるだけ一緒に遊ぶようにしています。でもお母さん(タレントの乙葉)にはかなわないですね」。4人の子どもを持つ“子だくさん芸人”の土田は「子育てってついつい難しく考えがちですが、いわば“生活”なので特別なことじゃない」と説得力ある持論を披露。「もううちは一番上が中学生で、サッカーやろうって誘っても全然乗ってこない。まあ僕が本気を出しちゃうからなんですけど(笑)。子が親を見て育つのはもちろん、親が子を見て成長するんです」と育児論を熱弁すると、遠藤、田中、藤井の3人も大きくうなずいていた。本作は、しんちゃんこと永遠の5歳児・野原しんのすけが、ささいなケンカをきっかけに「オラ、妹なんていらないゾ!」と口走ったことから、ひまわりが宇宙にある“ヒマワリ星”のプリンセスとして迎えられ…。野原一家が家族の絆と全宇宙の存亡をかけた大騒動に巻き込まれる姿が描かれる。『映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』4月14日(土)から全国ロードショー(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2012取材・文・写真:内田 涼
2012年04月13日