アイドルグループ・日向坂46の加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、河田陽菜、小坂菜緒、丹生明里が17日、都内で行われた「日向坂46『FROZEN PARTY』アンバサダー就任披露イベント」に出席した。ローソンは、全国の店頭で販売しているアイス『FROZEN PARTY』(フローズン・パーティー)の商品アンバサダーに、日向坂46を起用。同商品は、「毎日を頑張るすべての女性」をターゲットにしているおり、この日は抽選で選ばれた200人の女性ファンを招いてのイベントに、日向坂46のメンバーが登場した。200人の女性ファンを前にしてキャプテンの佐々木久美は「うれしいですね。女性限定というのはあまりないので、すごく今日を楽しみにしていました」と笑顔を見せ、「私自身も撮影の時に食べさせていただきました。すごく美味しくてビックリしたので、皆さんもたくさん食べてください」と同商品をアピールした。イベント中には、観客からの質問に答えるコーナーもあり、「夏メイクで崩れないように気をつけていることは?」という質問に、齊藤京子は「光り輝かせるメイクをしています。夏は熱いので、白い粉が必須だと思いますね」と回答し、「白いお粉は全員塗っています(笑)」と暴露する場面もあった。また、得意料理については「餃子ですが、レシピがあれば何でも作れます」(佐々木)、「お菓子作りが好きで、小学生の頃からお母さんと作っていました」(小坂)と料理自慢のメンバーがいる中、河田陽菜が「料理は1回ハマって作っていたんですが、人が作る料理の方が美味しいのでやめました」と話した。イベントの最後には『FROZEN PARTY』をイメージしたゆるキャラを3分間で書き上げるコーナーも実施。最終的には河口が優勝して『FROZEN PARTY』の1年分を賞品として受け取り、「ありがとうございます。すごくうれしいです」と喜んだが、最下位には佐々木久美をモデルにしたキャラクターを描いた加藤史帆に決定。加藤は「佐々木久美をイメージしました。時間がなくてあまり似てないですね(笑)」と言い訳をするも、モデルとなった佐々木は「違いますよ! 私こんなにほくろ大きくないです!」とご立腹。最後に罰ゲームとして愛の告白を披露した加藤は、引き気味の客席を一望して「何この空気? 今日ずっと辛い…(笑)」と苦笑いだった。
2019年06月18日第1章の最終回(第10話)で、衝撃のラストをむかえた2クール連続のノンストップ・ミステリードラマ「あなたの番です」。新たに横浜流星も参加する新章「反撃編」を前に、6月23日(日)には“年の差新婚夫婦”、原田知世演じる菜奈と田中圭演じる翔太の出会いからプロポーズまで、恋の軌跡を描く“特別編”が放送されることになった。それは、日常のちょっとした憂さ晴らしのはずだった。同じマンションに暮らす13人の住民がそれぞれ“殺したい人”を書いて、その紙をランダムに引いていく“交換殺人ゲーム”が、まさかの現実に。そして届く、次は“あなたの番です”との脅迫状。動機なき殺人の連鎖が始まるーー。2クール連続のミステリー、全真相に迫る後半戦の幕が開ける!6月30日(日)からは第2章「あなたの番です-反撃編-」がスタート。反撃編では、田中さん演じる手塚翔太が、マンションで起こった交換殺人ゲームの全貌を解き明かし、連続殺人鬼に迫る。202号室の黒島沙和(西野七瀬)や、304号室に新たに引っ越してくる大学院生・二階堂忍(横浜流星)と協力しながら犯人を追い詰めていく。その前に!ラブラブ“年の差新婚夫婦”の出会いからプロポーズまでが描かれるさらに6月23日(日)には、これまでの事件を振り返りながら、菜奈と翔太の恋の軌跡を描く「あなたの番です特別編」が放送される。一連の事件を捜査中の刑事・神谷(浅香航大)と水城(皆川猿時)が、翔太が容疑者である可能性を疑い、管理人・床島(竹中直人)の自殺から、マンションにまつわるすべての事件を洗い直す。一方、翔太は、菜奈のPCから日記を見つける。菜奈の想いとともに2人の出会いからプロポーズまでを振り返っていく翔太…。しかし、そんな翔太のもとに犯人からのメッセージが届く…!?前半の様々な伏線や謎が明らかになる第2章「反撃編」、そして第1章の事件を総ざらいし、第2章の重要な足掛かりとなる「特別編」も要注目だ。「あなたの番です-反撃編-」は6月30日(日)22時30分~日本テレビ系にて放送。「あなたの番です特別編」は6月23日(日)23時~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年06月16日関ジャニ∞の安田章大が、14日(25:30~)に放送されるニッポン放送『WANIMAのオールナイトニッポン~にちようび~』に出演することが決定した。ロックバンド・WANIMAは火曜日の『オールナイトニッポン0』、土曜日『オールナイトニッポン 1CHANCE NIGHGT FEVER』を経て、4月より『WANIMAのオールナイトニッポン~にちようび~』で、月に1度日曜日の深夜にパーソナリティを務める。初回放送である14日に、WANIMAのメンバーとも親交の深い安田がゲスト出演する。WANIMAは昨年、関ジャニ∞に「ここに」という楽曲を提供しており、安田とは音楽番組などで共演するたびに交流をしていた。番組では「にちようび」というテーマでメールを募集するほか、WANIMAのオールナイトニッポンシリーズでおなじみのコーナーも安田と一緒に行う予定だ。
2019年04月05日映画『大奥』で主演した仲間由紀恵が、木村文乃主演で贈る「大奥」シリーズ完結作「大奥 最終章」にナレーションで出演することが分かった。幕府財政の再建を目的とした享保の改革を行い、「徳川中興の祖」と称され、「暴れん坊将軍」としても知られる徳川第8代将軍・徳川吉宗の時代を舞台に、“家族”描く本作。夫・吉宗を献身的に支えた側室・久免役を木村さん、吉宗を大沢たかおが演じるほか、小池栄子、浜辺美波、浅野ゆう子、北村一輝、谷原章介ら豪華キャストが集結する。これまでシリーズのナレーションは、「大奥」(’03)ではドラマ内で和宮付中臈・まるを演じた池脇千鶴が担当したほか、星野真里、梶芽衣子、余貴美子、深田恭子と、ドラマに出演したキャストが担当することが通例となっていたが、今回はドラマに出演していない仲間さんが特別にナレーションを担当。『大奥』では主演として大奥総取締・絵島を演じた仲間さんは、出演した当時をふり返り「これまでに経験したことのなかった着物の所作などに緊張していたことを思い出します」「今をときめく西島秀俊さんとの共演ということもあり、すごく華やかな映画に出演させて頂いたなぁという印象です。過去に、私が出演させて頂いた映画の中でも、映画『大奥』は一番華やかな作品だと思います」とコメント。また収録を終え、「ドラマのナレーションはほとんどやったことがありませんので独特の雰囲気でした」と感想を語った仲間さん。本作については「『大奥 最終章』は、初めての方にとっては時代劇という概念を良い意味で壊してくれるものになっていますし、これまでご覧頂いた方には懐かしい『大奥』の世界観を思い出して頂けると思います。今回、“最終章”ということで、さらにパワーアップした『大奥』の世界が見られると思いますので、是非楽しんで頂けたらと思います」とメッセージを寄せている。フジテレビ開局60周年特別企画「大奥 最終章」は3月25日(月)20時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2019年03月24日白黒写真家としても活躍している齊藤工(俳優:斎藤工)のアート作品が、12月13日~16日、フランス・パリのルーヴル美術館に展示されることがこのほど、明らかになった。俳優のみならず、劇場体験の少ない子供たちや劇場のない地域、被災地を中心に、劇場体験を届けることを目的に活動している「cinema bird(移動映画館)」や、初の長編映画作品『blank13』が8冠(第20回上海国際映画祭 最優秀監督賞アジア新人賞部門含む)を達成するなど、クリエイターとしての才能を発揮。最近では白黒写真家としても活躍している。そんな齊藤工のアート作品が、パリ・ルーブル美術館 地下巨大空間カルーゼル・デュ・ルーブルで開催されるアート展「SALON DES BEAUX ARTS 2018」にて展示されることが決定(展示期間:12月13日~16日)。歴史ある学生のアートコンクール「学展」が同アート展に参加することとなり、齊藤は学展ゲストアーティストとして参加する。齊藤は「私事ですが、今年は覆面・匿名でR-1グランプリに挑戦したり(1回戦落ち)、吉本工業のNSCに通ったり(23期生)、ストリートでコントのパフォーマンスをしたり(ほぼ無視)、私なりに恥をかき捨て新しい景色を見てきましたが、まさか年の終わりにこのような事になるなんて、1ミリも思い描いていませんでした。しかしながら、どの表現も全力を尽くして来た所存なので、今回もそんな心持ちで臨ませていただきました。私如きをルーヴル美術館と言う特別な場所に導いて下さった方々、作品作りにご協力頂いたKIKO ARAIさんに心から感謝致します」とコメントしている。齊藤工撮影の写真モデル:江波杏子提供:フィガロジャポン
2018年11月20日俳優の斎藤工が齊藤工名義で発案した「cinema bird(移動映画館) in 沖縄 2018」が10日、沖縄県うるま市の伊計島にて開催され、齊藤をはじめ、歌手のChara、お笑いコンビのカミナリ、お笑い芸人の永野、ミラクルひかる、女優の伊藤歩らが登場した。「cinema bird」プロジェクトは、劇場体験の少ない子供たちや劇場のない地域の人たちに、同じ空間で感動を共有する劇場体験を届けることを目的として開催するもの。過去には宮城県石巻市、福島県広野町、大分県豊後大野市、福島県南相馬市、熊本県山鹿市で開催、今回は6回目となるが、7月に台風の影響で中止となり、今回、満を持しての開催となった。沖縄らしい心地よい気候と天気に恵まれた会場の伊計ビーチには、巨大なスクリーンとライブステージが設置。開場前から100人ほどが列を作り待っていたが、開場とともにウェルカムライブで齊藤自身が来場者を出迎えるという粋な演出で盛り上げた。映画上映前には、このプロジェクトですでにお馴染みの永野やミラクルひかる、そして今回、初参戦となったカミナリによるお笑いライブを実施。波の音と一緒に、齊藤、アーティスト・古賀小由実、豪起の3人による“cinema birds”によるゆるやかな音楽ライブも行われた。また、プロジェクト初期にはボランティアとしても参加していたという伊藤も歌声を披露した。映画は、齊藤自身が制作を行った『映画の妖精 フィルとムー』をはじめ、3本の映画を昼の部と夜の部の2回に分け参加費無料で上映。2部全体で限定800人の観客が来場した。さらに、Charaによるライブも行われ、彼女の織り成す世界観と波の音がマッチし、会場は完全にリラックスモードに。イベントの最後には、ゲストがそろって出口で来場者と握手とハイタッチを交わし、一人一人を丁寧に送り出すなど、最後まで心のこもったおもてなしとなった。齊藤は、冒頭のウェルカムライブ中に「今日は目白押しのイベントですので、楽しんでください。“伊計祭り”とも呼べるイベントにしたいと思っています。沖縄に来て、沖縄の歌を歌えるってすごいうれしいです」とあいさつ。お笑いライブでは、「以前永野さんの営業のライブにこっそり一緒に出させてもらった事があって。お客さんが8人だったから、びっくりしましたよ。本当に鍛えられました(笑)」と驚きのエピソードを披露した。また、終盤には「今のCharaさんのライブを聞いていて、今日一日のこの空間、この時間が細胞の一つ一つに染み込んでしくような、どこか皆さんの身体の一部になっているんじゃないかな、と。皆さんの背中越しにCharaさんの歌っている姿が見えて、なんて贅沢なんだろうと思っていました。僕にとっては、これが最高の心の贅沢だな、と思いますね」としみじみ。「地元の方々がこの企画を受け入れてくれて、テクニカルスタッフもほとんど沖縄の方なんです。僕らが持ち込んだのは、映画の素材とゲストの方々と“自分たちも楽しみたい“という思いだけ。あとはここにいる皆さんが完成させてくれました。『終わらなければ良いのに』という時間を過ごさせていただきました」と感謝の思いを伝えた。伊藤は「実は7月の中止になってしまったとき、前乗りをしていたのが工さんと二人きりだったんです。テレビで『昼顔』をオンエアした2日後なので(ドラマの続きかのように)沖縄までついてきてしまって、もはやホラー映画みたいだよね、と(笑)」と齊藤とのエピソードを披露。永野は「工さん、歌がうまくてびっくりしましたよ。スタッフにあの声誰って聞いたら、工さんだって言うから」と齊藤の歌声に驚いていた。
2018年11月11日アイドルグループ・関ジャニ∞の安田章大が主演を務める、音楽劇『マニアック』のキービジュアルが5日、公開された。青木豪が作・演出を務める同作で、安田は古田新太・成海璃子と共演。とある町の山の上にある八猪(やずま)病院を舞台に、ブラックな笑いに溢れたストーリーが繰り広げられる。植木屋の犬塚アキラ(安田)は、病院で溺愛される一人娘・メイ(成海)と恋に落ち、ロボットと人体の融合=新しい医療の可能性を夢見て、入院患者を利用して人体改造実験を行う病院の院長・八猪不二男(古田)からメイを救出しようと奮闘する。キービジュアルには、拘束された古田新太と成海璃子の二人、そして一人拘束されていない安田章大の姿があしらわれた。八猪病院の院長に支配される人々と、彼らを解放しようと奮闘する犬塚アキラという関係性が表されている。大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて、2019年1月19日~1月29日。東京公演は新国立劇場 中劇場にて2019年2月5日~2月27日。他、堀内敬子、小松和重、山本カナコ、宮崎秋人、山崎静代、頼経明子、浅野和之らが出演する。
2018年11月05日齊藤工による長編初監督作『blank13』初日舞台挨拶が2月3日(土)、シネマート新宿にて行われ、齊藤監督とともに、出演する高橋一生、神野三鈴、リリー・フランキーが登壇した。節分の日に行われたイベントとあって、「今年こそ呼び込みたい福」を尋ねられた登壇陣。高橋さんが空白(blank)のフリップを出し、「ない、ブランクです。今年こそっていままで不幸みたいですし、ここに立たせていただいていることが、もう福を招いちゃっているので」ときっぱりと言い切ると、齊藤監督は「かっこいい…」と羨望の眼差しを送り、フリップを出そうとしていたリリーさんも「アホみたいに書いた…」と高橋さんの格好よさを讃えていた。『blank13』は放送作家・はしもとこうじの実話に基づく、ある家族の物語。突然失踪し、13年間行方不明だったコウジ(高橋さん)の父親(リリーさん)が、余命3か月になったときに見つかる。結局、家族との溝が埋まらないまま亡くなった父だったが、葬儀当日の参列者が語る彼のエピソードで、家族の誰も知らなかった真実とともに、それまでの空白が埋まっていく。■高橋一生「工さんは信頼して見守ってくれる」キャスティングについて、齊藤監督は「偶然なんですが、(登壇の)皆さまは“初めまして”なんです」と意外な事実を吐露。「一方的にだいぶ前から心を動かされていて、一種の恋心を抱いている好きな方たちに、半分やけくそで声をかけさせていただいた」と照れながら答えた。そんな齊藤監督とは普段、俳優として同業者の高橋さんだが、「謙遜していたけど、監督をされることはとても難しいことだと思う。工さんは信頼して見守ってくださっていてうれしかったですし、僕は途中から工さんを監督さんとして認識していたので、とても心強い人がそばにいてくれてありがたかったです」と絶大なる信頼と感謝を寄せた。■齊藤監督「ぜひ受け止めてほしい」本作は、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭のゆうばりファンタランド大賞受賞をはじめ、世界の映画祭で6冠を獲得という快挙を成し遂げている。各地の反響を肌で感じたという齊藤監督は、「とある映画祭では最初、内容について突っ込んでいるマダムがいて手厳しいと思っていたんですけど、進むにつれて空間の空気が変わっていくのを肌で感じました。映画が終わって、その方が涙を流して“これは私の物語だ、何でわかるんだ”と僕をハグしてくれた。いただいたどんな賞よりも重くうれしい出来事でした」と感動を伝え、「ぜひ受け止めてほしいです」と観客に呼びかけていた。『blank13』はシネマート新宿にて公開中、2月24日(土)より全国にて順次公開。(cinamacafe.net)
2018年02月03日俳優の高橋一生が3日、主演映画『blank13』(2月3日公開)の初日舞台挨拶に、神野三鈴、リリー・フランキー、齊藤工監督とともに登場した。同作は放送作家・はしもとこうじの実話を基に、長編監督デビューとなる齊藤がメガホンをとった。本年度のゆうばり国際ファンタスティック映画祭で、観客賞にあたるゆうばりファンタランド大賞 作品賞を受賞。主人公・コウジ(高橋)の、13年前に失踪した父(リリー・フランキー)が、余命3カ月で見つかったことから話が始まる。舞台挨拶では、節分にちなみ「今年こそ招き入れたい福」について語ることに。高橋は何も書いていない=blankなフリップを見せ、「この場所に立たせていただいて、すごく幸福で。もう福を招いちゃっているんですね。なのであえて"blank"で」と意図を明かした。この神回答に、齋藤も思わず「かっこいい……」と感嘆の声を漏らす。共演者陣も高橋の後に出しづらいと苦笑しつつ、「ワンちゃんやネコちゃんに里親さんがたくさん決まりますように」(神野)、「家」(リリー)とフリップを掲げた。「普段なら、テレビに取り上げられそうなドギツイことを書くんだけど……」と言う齋藤は、「必要な人」と回答。海外の映画祭でも、観終わった後に「この映画は私の映画だ」と泣いていた観客がいたという同作について「全員じゃなくても、この映画が必要だったという方がいらっしゃって、そういう人に、数じゃなくて必要な人にこの映画が届くことを願っています」と真摯に語った。
2018年02月03日世界の映画祭で話題沸騰の長編映画『blank 13』。公開を前に、監督をつとめた齊藤工さんと主演・高橋一生さんの対談が実現しました。齊藤:今回、映画でご一緒させていただきましたが、一生さんが主演じゃなかったら『blank 13』はこのかたちになってなかった。音信不通だった父親との再会は、放送作家はしもとこうじさんの実体験ですけど、僕らが一方向からしか見ていなかった物語に、一生さんご自身の角度を加えて、台本を立体的にしてくださって。高橋:それは以前、僕自身にもこの作品に近いことが起きてしまって、脚本が肉薄していたんです。脚本の生々しさとはまた違う、自分の生々しさも話させてもらえたのは工さんの心の広さです。齊藤:悲しいときに誰もが泣くわけじゃない。感情がどう転ぶかは本人にしかわからない。そういう話し合いから物語が深くなっていったし、一生さんは「表現しない表現」で何層にもなっている主人公の心に感情移入させてくださる。高橋:余白を残すお芝居は、わかりづらいと言われることもあるんですが、工さんは受け止めてくれました。試写を観たあと、別の場所でお会いしたときに、「僕、これ以降は余生です」と言ったんです(笑)。ここまで余白を許してもらえるんだという充実感もそうですが、この作品の頃には自分がしたかった表現に到達できている感じがあったんです。齊藤:撮影前からエモーショナルな交流をしてしまったし(笑)。高橋:言ってみれば、摩擦で皮膚が剥けちゃった手で「痛い!痛い!」と言いながらガチッと握り合っているみたいな(笑)。お互い、そんな感覚があるのではないかと。齊藤:テレパシーじゃないけど、言葉で必要以上にコミュニケーションをとらなくていいという交流をさせていただきましたから。高橋:ちょっと特殊な関係なのかもしれない(笑)。齊藤:もともと映画ファンとしても、一生さんは大好きな俳優さん。1年間に朝ドラと大河と月9をやる俳優さんがかつていただろうかっていうぐらいのウェーブにも飄々と冷静に乗っている感じがイカしている。一生さんて、年代とかでくくる次元じゃないんです。似ているというわけじゃないけど、マインド的にちょっとかぶるのがライアン・ゴズリング。すごく成熟した心が宿っていて、あの人には何か日本的な要素を感じる。高橋:そうそう、最小限に抑えますからね。齊藤:奥行きありますよね。まったく平たい部分がないというか。そういうところが、映画ファンとしては重なる二人です。高橋:僕がライアン・ゴズリングかはさておき(笑)、僕も彼は大好きなので、影響されている部分があるかもしれない。確かに奥行きがあるというか。3DSの立体感が、前に飛び出してくるんじゃなくて、奥行きの表現みたいな。ライアン・ゴズリングを3DSにたとえるのもなんですが(笑)。齊藤:そんな大好きな俳優さんである一生さんやキャストみんなの才能を、海外の人たちに知らしめたい。それが僕のミッションだという意識はあります。さいとう・たくみ1981年8月22日生まれ、東京都出身。俳優として活躍する一方、監督業にも挑戦。長編初監督作『blank 13』が2月3日シネマート新宿にて公開。2月24日より全国順次公開。たかはし・いっせい1980年12月9日生まれ、東京都出身。『blank 13』では、主役の松田コウジを演じている。現在、映画『嘘を愛する女』が上映中。また『空飛ぶタイヤ』の公開が控えている。高橋さん・ジャケット¥233,000シャツ 参考商品パンツ¥132,000(以上ジル・サンダー/オンワードグローバルファッションTEL:0120・919・256)齊藤さん・レザージャケット¥345,000シャツ¥62,000パンツ¥71,000ベルト¥36,000(以上ディースクエアード/ディースクエアード 東京TEL:03・3573・5731)※『anan』2018年1月31日号より。写真・笠井爾示(MILD)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・田中真維(MARVEE/高橋さん)赤塚修二(メーキャップルーム/齊藤さん)文・杉谷伸子重信 綾
2018年01月30日俳優・高橋一生さんが主演し、齊藤工さんがメガホンをとった長編映画『blank 13』。この作品への思いを、齊藤さんに聞きました。「恥をかきたくないのは人の当然の心理ですが、挑戦しなかったという内なる後悔が続いてしまうのが嫌なんです。怖いという感情より、好奇心やその先の自分に期待する選択肢を選ぶ。今、好奇心を優先せずに保身していたら、その先は細っていくだけ。クリエイターは拡大を続けていくべきだと思うので、恥をかくギアを恐れずに入れて楽しむ。そのほうが40代50代が豊かになるんじゃないかな」そんな思いを持って、いつも何かを決めているという齊藤工さん。「映画を撮ったことも、“よくそんな怖いことしたね”と同業者に言われます。でも、この数年、海外の映画祭に行く機会を頂いて、文化の違いを超える映画の力を感じました。自分もそういう作品を作って海外へ届けたいという憧れがずっとあって。今回、“今だ!”という決断をしたのは大きかったです」結果を恐れない挑戦は、各国の映画祭で高い評価を得ている。「人生が1本の映画だとしたら、自分が主人公じゃないですか。そう考えれば、何でもあり。ただ、自分の心に主軸を置きすぎるとつい保身に走ってしまいますよね。だから傷つきたくないという軟弱な精神をコーティングするんです。そしてそのうえで新たに、どうするかと考えることにしています」雑誌やドラマなどで、思い切った企画や役に挑むときも同じ?「そうですね。そのうえで、僕だからこそ成立するものを何か残したいという気持ちはいつもあります。そうじゃないと選んでくださった人に失礼ですよね」さいとう・たくみ1981年8月22日生まれ、東京都出身。俳優として活躍する一方、監督業にも挑戦。長編初監督作『blank 13』が2月3日シネマート新宿にて公開。2月24日より全国順次公開。高橋さん・シャツ¥77,000パンツ¥97,000ベルト 参考商品シューズ[予定価格]¥115,000(以上ドルチェ&ガッバーナ/ドルチェ&ガッバーナ ジャパンTEL03・6419・2220)サングラス¥35,000(ドルチェ&ガッバーナ/ドルチェ&ガッバーナ アイウエアTEL03・3514・2947)齊藤さん・シャツ¥77,000パンツ¥299,000(共にドルチェ&ガッバーナ/ドルチェ&ガッバーナ ジャパン)高橋さん・スーツ¥309,000~(オーダー価格)シャツ¥52,000ネクタイ¥20,000シューズ¥78,000(以上ジョルジオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパンTEL:03・6274・7070)齊藤さん・スーツ¥309,000~(オーダー価格)シャツ¥52,000ネクタイ¥20,000シューズ¥78,000(以上ジョルジオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン)※『anan』2018年1月31日号より。写真・笠井爾示(MILD)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・田中真維(MARVEE/高橋さん)赤塚修二(メーキャップルーム/齊藤さん)文・杉谷伸子重信 綾
2018年01月30日「anan」2087号1/24水曜日発売「選択の技術」特集、表紙には高橋一生さん、齊藤工さんが登場。今回の表紙撮影の様子を紹介します。anan編集部選択できません!!女子の理性を破壊する贅沢すぎるツーショットグラビア。突然ですが皆さん、目の前に、“最高級フレンチ”と“一流の寿司”が同時にサーブされたらどうしますか? なおかつ、あなたの前にあるのが、ごくわずかな時間だとしたら。「別のときに、ひとつずつでお願いします!」と思うのが、たぶん小市民(私のような)。けれども、「両方だからこそ、奇跡なんじゃないか!」というのが、真理なのかもと思うのです。そして、まさに盆と正月がいっぺんにやってきたようなゴージャスなコラボが実現。すなわち、今回の表紙のお話です。高橋一生さんと、齊藤工さん――当代きってのモテ男、その両雄が揃うとな!!! ある日そんな話が舞い込んで、編集部は俄然色めきたちました。とはいえ、想像するだけでワクワクする、この奇跡のツーショットをどう撮るべきか?そんなとき編集長が閃いたのが、“名作映画の世界観のなかで、登場人物としての二人を撮る”というアイデア。なるほど! ではせっかくだから、作品のセレクトも、映画に造詣の深い齊藤工さんにお願いすることができたら…最高だよね、ということに。お願いして待つこと数日、齊藤さんからの作品リストが到着。見てみると、さすが齊藤さん、年代もテイストもバリエーションに富んだもの。ふむふむ、勉強になります。そこから作品を絞り、準備をととのえ、いよいよ撮影当日に。お着替えが済んだ高橋さんと齊藤さんに、まずは設定と撮り方についてご説明。その後、撮影がスタート。求められているものをすぐに把握して、役柄に入るスピード感と理解力はさすが。しかも、お二人が一緒にいる時、なんだか本当にいいムードなんです。今回、新作映画『blank13』の撮影を通じて、深めた絆というものをビシビシ感じました。高橋さんファンも、齊藤さんファンも、そして、どっちも好き! という健全な欲ばりさんも、素晴らしい写真の数々をぜひ本誌でご覧ください!(S)
2018年01月23日北野武監督作の映画『アウトレイジ 最終章』が観客動員数100万人を突破したことを記念して、スペシャルクイズ企画「『アウトレイジ 最終章』全国共通センター試験」の告知映像が31日、公開された。『アウトレイジ』(10)、『アウトレイジ ビヨンド』(12)に続く完結編となる本作。シリーズ史上最高動員数、週末興行成績ナンバー1の大ヒットスタートを記録し、公開4週目に入っても週末動員ランキングでトップ10内に位置している。観客は20代男女が中心だが本作がシリーズ初見など幅広い層が劇場に足を運び、リピーター率も高いという。「『アウトレイジ 最終章』全国共通センター試験」は大ヒットへの感謝の気持ちを込めて企画されたもの。告知映像は「なめとんか!」「バカヤロー!」「やってみろコラ!」などおなじみの怒号で構成され、「済州島で大友と揉めた花菱会・花田が提案した和解金の値段は?」「市川が日本に入国した際のパスポートの偽名は?」「出所祝いパーティーの主人公である、花菱会の幹部の名前は?」などの問題文が表示されている。マニアックな全7問のクイズは、公式HPを通じて回答することが可能。全問正解者から抽選で、サイン入りポスターなどのグッズが当たる。(C)2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会
2017年10月31日現在放送中の話題作、連続ドラマW「アキラとあきら」に出演する人気俳優の斎藤工が、「齊藤工」名義で長編監督デビューを果たした『blank13』が、9月15日(金)より開催される「第10回したまちコメディ映画祭in台東」のオープニング作品に選出されることが決定。また16日(土)には、齊藤工監督と主演の高橋一生が登壇することも明らかになった。13年前に突然失踪した父が余命3か月で見つかった。借金を残し消えた父に母と兄は会おうとしなかったが、キャッチボールをしてくれた優しい父の記憶が忘れられないコウジは病院へ向かい再会を果たす。しかし、2人の間にある13年間の溝は埋まらないまま、父はこの世を去ってしまう。果たして、父は13年間なにをしていたのか?もう取り戻せないと思っていた13年間の空白が、葬儀当日の参列者が語る父親のエピソードで家族の誰も知らなかった父親の真実とともに埋まっていく…。本作は、放送作家・はしもとこうじの実話を基に、13年前に突然失踪した父が余命3か月で見つかったことから始まるある家族の物語を、監督独自の世界観で描いた映画。主人公・コウジ役を人気俳優の高橋さんが務め、さらに彼女役を松岡茉優、失踪した父親役にリリー・フランキー、母親役を神野三鈴が演じ、そのほか伊藤沙莉、村上淳、福士誠治、金子ノブアキ、佐藤二朗ら多彩な俳優陣が集結。そして、斎藤さん自身も主人公の兄役で出演している。また、音楽監督は金子さん、スチール撮影はレスリー・キーが務めた。すでに本作は、本年度の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」にて、観客賞にあたるゆうばりファンタランド大賞<作品賞>を受賞、「第20回上海国際映画祭」(アジア新人賞部門)では最優秀監督賞も受賞。そして、今回選出されることがが決定した「したまちコメディ映画祭in台東」は、東京随一の下町の魅力をコメディ映画を通じて存分に味わってもらうことを目的とした、いとうせいこう総合プロデュースのコメディ映画祭。「映画(Cinema)」「したまち(Down town)」「笑い(Comedy)」という3つの要素を掛け合わせることで、映画人、喜劇人、地元民、映画・喜劇を愛する人々が一体となって盛り上がれる、住民参加型の映画祭となっている。『blank13』は2018年2月3日(土)シネマート新宿にて限定公開。(cinemacafe.net)
2017年08月01日齊藤工が発案した「cinéma bird(移動映画館)」プロジェクトの第5弾となる「cinéma bird in 熊本 2017」が、6月25日(日)に熊本県山鹿市にある重要文化財の八千代座で開催。この日は冷たい雨が降る悪天候だったにも関わらず、3部構成で約900人の観客が集まり、暖かいイベントとなった。本プロジェクトは、映画館のない地域や被災地に映画を届けることを目的としたもので、2014年の石巻から始まり、今回5回目の開催。これまで、コンセプトに賛同したアーティストやお笑い芸人、舞踊団など、幅広い人たちも参加している「cinéma bird」だが、今回は人気お笑い芸人サンシャイン池崎によるVTRからスタートし、会場のボルテージは急上昇。その後、ミラクルひかるのモノマネライブや、3回目の「cinéma bird」出演となる永野の登場には子どもたちも大興奮。そして、満を持して発案者である齊藤さんが登場し、「cinéma birdは、ただの映画上映会ではなくて、色々なものが集まるお祭りなんですよね。今日はこの空間に浸って頂いて、来ている皆さんで同じものを共有して頂ければと思います」とコンセプトを紹介。第一部では、原田知世と大泉洋が夫婦役で共演した、北海道・洞爺湖の小さなまちのパンカフェの物語『しあわせのパン』を上映。スペシャルゲストとして、本作で主演を務めた原田さんが登場し、シネマバードについて、「撮影中にも齊藤さんからシネマバードのお話を聞いていたので、今回呼んで頂けてとても嬉しいです。畳の上で映画を見る機会はなかなか無いと思うのですが、作品がより素敵に見えそうですね」とコメントし、映画については「監督が四季を丁寧に撮っていきたいということで、夏から秋にかけてと、翌年の冬にわたって撮影しました。洞爺湖は本当に美しくて、光によって景色がどんどん変わって見えるんですね。私も撮影中しながら、そこにいるだけですごく自然体になれたり、パワーをもらえていたので、それが映像からもきっと伝わると思います」と撮影をふり返りながら話していた。続く第二部では、家族の物語を描いたアニメーション映画『ソング・オブ・ザ・ シー 海のうた』を上映。上映後はシンガーソングライターの古賀小由実が、本映画のエンディングソングのカバーを披露し、さらにスペシャルゲストとして、去年の「cinéma bird」ではVTR出演した、熊本県出身の高良健吾が登場!「僕たちが普段やっている役者の仕事って、決まっている現場に行くことだったりするんですよね。でも工さんは、自分で考えた移動映画館で、映画を皆さんの所に運んでいって、熊本に運んできてくれた。それは僕も熊本出身者としてとても嬉しいし、それを皆さんと一緒に体験できるのがとても嬉しいです」とコメントした。そして第三部では、80年代を席巻した数々の大ヒット曲が流れる音楽映画の傑作『シング・ストリート 未来へのうた』を上映。 高良さんに加え、『うつくしい人』を手掛けた熊本出身の行定勲監督も登場。齊藤さんは、今回の八千代座で開催できたルーツはこの2人にあると言い、「震災直後にすぐ動いていた2人に、何かできることがないかと連絡したときに、復興映画祭の実行委員会のメンバーの方を紹介頂いて、その縁があって今日の開催に至ったんですね」と明かしていた。またこの「cinéma bird」開催の前日の24日(土)には、齊藤さんが益城町立津森小学校に訪問し、上映会を実施。震災直後に熊本を訪れ、津森小学校にも訪問していた齊藤さんが、その際に宣言した「必ず帰ってきます」という約束通りに再訪を果たし、鉄拳のパラパラ漫画「家族のはなし」を上映するなど子どもたちを喜ばせていた。(cinemacafe.net)
2017年06月26日上戸彩との共演作『昼顔』の公開を控える斎藤工が、「齊藤工」名義で長編映画監督デビューを果たした『blank13』。この度、本作が6月17日(土)より開催される「第20回上海国際映画祭」のアジア新人賞部門に選出され、齊藤監督が「新人監督賞」にノミネートされたことが分かった。突然蒸発し、13年間行方不明だった父親の消息が判明。しかし、家族との溝が埋まらないまま、その3か月後にガンでこの世を去ってしまう。取り戻せないと思っていた13年間の空白が、葬儀当日の参列者が語る父親のエピソードで、家族の誰も知らなかった父親の真実とともに埋まっていく…。本年度のゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて観客賞にあたる、「ゆうばりファンタランド大賞(作品賞)」を受賞している本作は、放送作家のはしもとこうじの実話を基に、13年前に突然失踪した父が余命3か月で見つかったことから始まるある家族の物語。主人公・コウジ役には高橋一生、彼女役に松岡茉優、失踪した父親役にリリー・フランキー、母親役を神野三鈴が務めるなどそのほか実力派、個性派俳優陣が集結。斎藤さん自身も主人公の兄役で出演している。さらに、音楽監督は俳優・ミュージシャンとしても活躍中の金子ノブアキ、スチール撮影はレスリー・キーが務めるなど豪華揃いだ。「上海国際映画祭」は1993年から行われ、世界12大映画祭の一つにも数えられているアジア圏最大規模の映画祭。今回本作が選出された「アジア新人賞部門」は、アジア圏の新人監督作品を対象とし、アジア各国からこれからの映画界を担う才能が集結。映画祭は17日(土)に華々しいオープニングセレモニーで開幕し、26日(月)に閉幕。本作の上映は18日(日)、齊藤監督と神野さんの舞台挨拶を予定。受賞発表は23日(金)となっている。■齊藤工監督コメント『blank13』は日本特有の埋葬・葬儀身内の死に纏わる家族の距離を描いた作品だと思っていますそもそも企画段階から海外の方々からの目線を意識して切り取った作品でもあります。無理を言って火葬場の裏側の作業にもカメラを向けさせて頂いたり我々の疑問すら持たなく“そう言うもの”とやり過ごす当たり前の風習こそが作品の味わいになればと作りましたなので海を渡った反応は本作の大きな“目的”です。世界12大映画祭の一つにも数えられる権威ある上海国際映画祭<アジア新人賞部門>新人監督賞へのノミネート心から光栄に思います。『blank13』は2018年2月3日(土)、シネマート新宿にて限定公開。(cinemacafe.net)
2017年06月08日俳優の斎藤工が「齊藤工」名義で監督を務め、高橋一生が主演を務めた映画『blank13』が、シネマート新宿にて限定公開されることが31日、わかった。公開日は2018年2月3日。同作は放送作家のはしもとこうじの実話を基に、長編監督デビューとなる齊藤がメガホンをとった。本年度のゆうばり国際ファンタスティック映画祭で、観客賞にあたるゆうばりファンタランド大賞 作品賞を受賞。主人公・コウジ(高橋)の、13年前に失踪した父(リリー・フランキー)が、余命3カ月で見つかったことから話が始まる。コウジの恋人役を松岡茉優、母親役を神野三鈴が務めたほか、音楽監督に金子ノブアキ、スチール撮影にレスリー・キーと実力派のスタッフ陣が集った。主役の高橋は「作品作りというものに、撮影前からこれほど参加させていただいた経験は、はじめてのことでした。幸せな時間でした」と撮影を振り返る。そして齊藤監督について「映画に向ける静かな熱情を常に現場で感じていました。お芝居をしっかり見てくださっていたので、技術的な事を敢えてしない臨み方が出来たと思っています」と信頼を語った。○齊藤工監督コメントオブラートくらいペラッペラな私には、"監督"と言う重厚な響きが未だしっくり来ませんが、この作品への関わりとしてそれ以外の役職名が今の所無いので、偉そうに名乗ってしまっています。私がこの作品に対してした事と言えば、はしもとこうじ氏のとっておきの物語を映画にしたいと言い、身に余るスタッフ方・キャスト方に集まって頂き、それをワクワクしながら特等席で見ていた、ただの我儘おっさん傍観者です。映画とは、やはり映らない部分にも沢っ山のドラマがある事を、身を以て体感しました。まだ先ではありますが、皆様のお陰で無事に来年公開が決まりました。本当にありがとうございます。派手にではなく、じっくりと手渡しの様に劇場にてこの作品を届けて行きたいと思っています。同時にここから公開までが最も大事な時間です。恩着せがましいですが、この作品を一緒に育てて頂きたいです。かつて映画少年だった私には、この瞬間も含め、夢の様な映画の時間の進行形を過ごしています。
2017年05月31日映画『昼顔』、WOWOWの連続ドラマW「アキラとあきら」などが控える人気俳優の斎藤工が、「齊藤工」名義で長編監督デビューを果たし、本年度ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて観客賞を受賞した『blank13』が、2018年2月、劇場公開されることが決定。齊藤監督と、主演を務めた高橋一生からコメントが到着した。突然蒸発し、13年間行方不明だった父親の消息が判明。しかし、家族との溝が埋まらないまま、その3か月後にがんでこの世を去ってしまう。取り戻せないと思っていた、父との13年間の空白。だが、葬儀当日の参列者が語る父親のエピソードで、家族の誰も知らなかった父親の真実とともに埋まっていく――。放送作家・はしもとこうじの実話を基にした本作は、13年前に突然失踪した父が余命3か月で見つかったことから始まる、ある家族の物語。3月に開催された「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017」にて観客賞にあたる、ゆうばりファンタランド大賞(作品賞)を受賞した。13年間行方不明だった父と向き合う前に、父を亡くしてしまう主人公・松田コウジ役には、ドラマ「カルテット」の好演も記憶に新しく、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」にも出演中の高橋一生。その彼女役に「ウチの夫は仕事ができない」『勝手にふるえてろ』の松岡茉優、さらに失踪した父親役に『美しい星』のリリー・フランキー、母親役を『光』『武曲 MUKOKU』の神野三鈴が務め、そのほか、村上淳、伊藤沙莉、佐藤二朗ら、いずれも実力派、個性派俳優陣が集結。“俳優・斎藤工”自身も主人公の兄役で出演しており、音楽監督は俳優・ミュージシャンとしても活躍中の金子ノブアキ、スチール撮影はレスリー・キーが務めるなど、スタッフ陣にも注目。主演を務める高橋さんは、“齊藤監督”について「映画に向ける静かな熱情を常に現場で感じていました。お芝居をしっかり見てくださっていたので、技術的なことを敢えてしない臨み方が出来たと思っています」と、撮影をふり返ってコメント。「作品作りというものに、撮影前からこれほど参加させていただいた経験は、はじめてのことでした。幸せな時間でした」と吐露する。さらに、映画公開を待つファンに向け、「人生の愛しさも、滑稽さも、絶望も、少しの希望も感じられる映画になっていると思います。是非ご覧になっていただいて、少し忘れてしまっていたかもしれない、自分の身近に居る好きな人たちのことを思っていただけたら嬉しいです」とコメントした。また、齊藤監督は、「オブラートくらいペラッペラな私には、“監督”と言う重厚な響きが未だしっくり来ませんが、 この作品への関わりとしてそれ以外の役職名がいまの所ないので、偉そうに名乗ってしまっています。私がこの作品に対してしたことと言えば、はしもとこうじ氏のとっておきの物語を映画にしたいと言い、 身に余るスタッフ方・キャスト方に集まっていただき、それをワクワクしながら特等席で見ていた、 ただの我儘おっさん傍観者です」と謙遜。「かつて映画少年だった私には、この瞬間も含め、夢の様な映画の時間の進行形を過ごしています」と語り、映画を愛してやまない監督らしい素顔がちらり。「映画とは、やはり映らない部分にも沢っ山のドラマがあることを、身を以て体感しました。まだ先ではありますが、皆様のお陰で無事に来年公開が決まりました。本当にありがとうございます。派手にではなく、じっくりと手渡しの様に劇場にてこの作品を届けて行きたいと思っています。同時にここから公開までが最も大事な時間です。恩着せがましいですが、この作品を一緒に育てていただきたいです」と、観客に向けてメッセージを贈っている。『blank13』は2月3日(土)よりシネマート新宿にて限定公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月31日待望の最新シーズン第七章の邦題が「氷と炎の歌」に決まった大人気海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」。このほど、第七章のカギを握るホワイトウォーカーの首領、“夜の王”を前面に出した最新画像が公開された。最新シーズンが「第七章:氷と炎の歌」との邦題に決まったことでも話題を呼んだ本作。架空の王国ウェスタロスを舞台に複数の名家が繰り広げる壮絶な覇権争いを、映画並みのスケール感と1話約1,000万ドルともいわれる製作費で描き出すスペクタクル巨編。シーズンを追うごとに製作費だけでなく人気も増加し続け、名実ともに世界を席巻、エミリア・クラーク、キット・ハリントンらスターを続々と輩出してきた。先日も、過酷な運命に独り闘い続けているアリア・スターク役のメイジー・ウィリアムズが、姉サンサ役のソフィー・ターナー同様、『X-MEN』シリーズに参加することが明らかになったばかり。また、新シーズン「第七章」注目の新キャラクターとしては、『ハリー・ポッター』シリーズでスラグホーン教授を演じていた英国の名優ジム・ブロードベントが登場すると報じられているほか、メイジーが大ファンと公言している人気シンガーソングライター、エド・シーランがカメオ出演するという情報もある。今回、第七章の放送までいよいよ2か月を切ったタイミングで、ホワイトウォーカーの最新画像が公開されたことで、新シーズンの世界観がより明らかになり、ファンの話題と期待がさらに膨らむことに。これまでの全10話から全7話に凝縮された第七章は、クライマックスに向け、非常に重要なシーズンになることが予想される。日本では、スターチャンネルが日本最速&日米完全同時放送を決定しており、その後、「スターチャンネル オンデマンド」で日本最速でオンライン配信される。現在、新シーズンの放送・配信に先がけ、「スターチャンネル オンデマンド」ではこれまでの全6章・60話を配信中だ。「ゲーム・オブ・スローンズ 第七章:氷と炎の歌」は7月17日(月・祝)よりスターチャンネルにて日米完全同時放送。※その後「スターチャンネル オンデマンド」で日本最速で配信。(text:cinemacafe.net)
2017年05月24日齊藤工発案による「cinema bird(移動映画館)」プロジェクトの第5弾がこのほど決定。第5回目となる今回は、復興支援の想いも込め、6月25日(日)に熊本県山鹿市にある国指定重要文化財の八千代座で行われることが分かった。「cinema bird」とは、劇場体験の少ない子どもたちや、劇場のない地域の方々に同じ空間で感動を共有する劇場体験を届けることを目的としたプロジェクト。過去には宮城県石巻市、福島県広野町、大分県豊後大野市、福島県南相馬市で開催されてきた。5回目となる今回は、1部、2部、3部各回入れ替え制で映画上映・ライブを実施予定。上映作品は、2012年公開の原田知世×大泉洋共演作『しあわせのパン』、本上まなみとリリー・フランキーが吹き替えを務めた、アイルランド神話をもとに幼い兄妹の壮大な物語を描いた『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』、昨年公開されたジョン・カーニー監督作のミュージカル映画『シング・ストリート 未来へのうた』をラインナップ。また、当日はラインナップされた上映作品にも出演する原田さんをはじめ、お笑い芸人の永野、ミラクルひかる、古賀小由実 、「花童」らが出演する。発案者である齊藤さんは、「熊本の皆様、大変遅くなってしまいましたが、くまもと復興映画祭の方々を始め、熊本県の皆様の協力のもと、この度山鹿市八千代座にて第5回のcinema bird開催に至りました。九州に所縁のある原田知世さんや古賀小由実さんにご登壇頂けるのも感慨深いです。我々も6月25日がいまから楽しみで仕方ないです。一緒に特別な想い出の一日を過ごしましょう」とコメントを寄せている。「cinema bird(移動映画館)in 熊本」は6月25日(日)熊本県・八千代座にて開催。(cinemacafe.net)
2017年05月01日「もしかして、付き合っているのでは?」と騒がれ始めてから15か月。ついにダイアン・クルーガーとノーマン・リーダスがその関係を公にすることに決めたようだ。2人は2015年に『Sky』(原題)で共演し、2015年12月にニューヨークのバーで仲良く飲んでいる姿を目撃されて交際疑惑がささやかれるもダイアンの関係者がはっきりと否定。その場には『Sky』の監督ファビエンヌ・ベルトーも同席していたことが明らかになっていた。しかし、それから8か月後の夏、ダイアンが10年に渡って交際していたジョシュア・ジャクソンと破局宣言。そして火曜日の夜(現地時間)、ダイアンとノーマンの交際が確実視される出来事が起きた。「Mail Onlne」によると、2人はニューヨークのイースト・ヴィレッジのバーで4時間を過ごした後、手をつないで歩き始めた。そして道の角で30分にも及ぶ情熱的なキスを続けたという。人目にさらされる場所で30分もキス…これは2人からの交際宣言とも取れるのでは?2人はこれまでにも一緒に時間を過ごす姿が目撃されており、昨年12月にはパリで開かれたノーマンの写真展にダイアンが駆け付け、先月は数日間旅行に行っていたことも報じられている。(Hiromi Kaku)
2017年03月24日シリーズ最終章を迎える『Club SLAZY The Final invitation~Garnet~』が、12月7日に開幕した。本作は、2013年9月からスタートした『Club SLAZY』シリーズ6作目。最終章となる本作では、Bloom(太田基裕)、Cool Beans(米原幸佑)、Deep(加藤良輔)、End(井澤勇貴)、Q(法月康平)、Odds(藤田玲)、Doo Bop(倉貫匡弘)という、これまでのシリーズに登場してきたキャスト達が勢揃い。深い悲しみを持った女性のみがたどり着ける“Club SLAZY”を舞台に、歌やダンスのパフォーマンスと、笑いあり涙ありのストーリーを繰り広げる。初日を前にした囲み取材でのコメントは以下。倉貫は「見どころは炒飯。細かい部分までこだわってるということで…(笑)」藤田は「この作品が大好きなので、Finalに関われて本当に嬉しいです。精一杯みんなで駆け抜けていこうと思っています」法月は「Final invitationと謳っておりますが、変わらずに最後まで同じことをやり抜きたいと思います。なのでみなさん、楽しみにしていてください」井澤は「初演から携わらせていただきまして、こうしてFinalを迎えられるということが光栄でもあり、寂しさもありますが。このFinal、ステージの魅力がたくさん詰まった作品ですので、最後まで全力をぶつけたいと思います」加藤は「今回はFinalですけど、いつも通りSLAZYらしく、みなさんにすみずみまで観てもらって、細かい部分まで楽しんでもらえたら嬉しいなと思います。最後までみんなと一緒にがんばりたいと思います」米原は「初演からずっと同じ役をやってきて、この『Club SLAZY』自体が(役柄の)Cool Beansと一緒でおうちというか、稽古場に帰ってくるとホームに帰ってきたなと感じがいつもしていました。それがFinalというのは寂しい気持ちもありますけど、またいつか別の形でお会いできたらいいなと個人的には思っております。このFinalをぜひ最後まで楽しんでもらえたら」太田は「今回はFinalということでやっぱり見どころは炒飯じゃないかなと思っておりますけど(笑)、それがSLAZYらしさといいますか。僕も1作目からやらせていただいて、6作目まで続いて、本当にたくさんの方に愛されるような作品になりました。今回はFinalということで、SLAZYのファンの方々にたくさんの感謝と愛をこめて素敵なステージをみせれたらなと思っております。千秋楽までどうぞよろしくお願いします」公演は12月13日(火)まで東京・品川プリンスホテル クラブeXにて。
2016年12月09日俳優のブラッド・ピットが、アンジェリーナ・ジョリーとの破局後、初めて公の場に姿を現した。8日、ロサンゼルスで行われたブラッドの製作会社プランBがプロデュースした新作映画『ムーンライト』のプライベート試写会の会場で『オーシャンズ11』の共演者でもある友人のジュリア・ロバーツと写真を撮っており、笑顔こそ浮かべっているもののその姿はやつれているようにも見える。チェックのシャツにジャケット、ジーンズ姿で登場したブラッドがその場に現れることは、事前に知らされていなかったという。さらにブラッドは、9日にカリフォルニアで行われる『マリアンヌ』のプレミア試写会のレッドカーペットに登場すると言われており、米トーク番組の司会者を務めるウェンディ・ウィリアムズは現在親権争いを行っているブラッドに対し、公の場に姿を現わすのは極力短い時間にしたほうが良いとアドバイスしている。ウェンディは子供たちのことを少し褒めたあと、レッドカーペット上では『エンターテイメント・トゥナイト』の司会ナンシー・オデールと『エクストラ』の特派員マリオ・ロペスのみのインタビューに答えることをブラッドに提案している。(C)BANG Media International
2016年11月10日ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の大作映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』の予告編映像がついに公開になった。シリーズ最終章らしく、これまでのシリーズの名シーン、名バトルを思い出せる新シーンが次々に登場。映像のラストには、新作のストーリーが気になるシーンも登場する。公開された予告編本シリーズは、主人公のアリスと巨大企業アンブレラの戦いを描いたアクション大作で、6作目でいよいよ最終章を迎える。ジョヴォヴィッチが主演を、ポール・W・S・アンダーソンが監督を務め、クレア・レッドフィールド役を演じたアリ・ラーターがシリーズに復帰する。このほど公開になった予告編は、バイクに乗ったアリスが疾走するハイテンションなシーンから開始。彼女が向かう先に置かれている看板には“RACCOON CITY HOME OF UMBRELLA(ラクーン・シティ/アンブレラの街)”の文字が。これまで数々の戦いを繰り広げながら、謎に迫ってきたアリスの最後の戦いがいよいよ始まることを予感させる。さらにこれまでの名シーンを思い出せるレーザートラップや巨大なクリーチャーが次々に登場。予告編のラストでは何かを見つめて涙を流すアリスの姿が描かれる。アリスの最後の戦いはどんなものになるのか? 彼女は何を見て涙を流しているのか? すべての答えを世界で最初に知ることができるのは、バイオ生誕の地・日本の観客だ。『バイオハザード:ザ・ファイナル』12月23日(金) 世界最速公開
2016年08月10日俳優・齊藤工が発案した「cinema bird(移動映画館)」プロジェクトの第3弾「cinema bird in OITA」が、5月14日(土)と15日(日)に大分県豊後大野市の真宗大谷派(東本願寺)明尊寺で開催。齊藤さん自身が選んだ映画やお笑い・音楽ライブと盛りだくさんの内容で大いに盛り上がったという。また、齊藤さんが別府ブルーバード劇場と震災の被害の大きかった湯布院小学校も訪問したことが分かった。「cinema bird」プロジェクトとは、映画館のない地域や被災地に映画を届けるプロジェクトで、一昨年の石巻、昨年の福島県広野町に続き、今回が3回目の開催。お寺と映画というのは一見ミスマッチに感じるが、「お寺というのは昔から最新のものを発表する場で、寺子屋などもやっていて、人が気軽に集まれる場所だということを考えるとお寺でやるというのもよいのではないかと思います」と齊藤さんは今回の開催地について語った。お寺の中にスクリーンを設営し座布団を敷きできた即席の映画館は、アットホームな特別な空間に。今回上映した映画は、齊藤さんがスタッフと相談しながら決めた3本齊藤さん自身がナレーターを務めた『小さな世界はワンダーランド』を小学生向けに上映し、続く2本目は九州・長崎で撮影された青春映画『くちびるに歌を』、3本目はフランス映画『エール!』が上映された。そしてフェスティバルのようなイベントにしたいという希望から、鉄拳の「家族のはなし」「振り子」などの映像上映や音楽ライブ・お笑いライブもある盛りだくさんな内容となった。14日には、いま大人気のお笑い芸人・永野が登場。齊藤さんも出演する映像作品「手から光を出す魚屋さん」も初お披露目され、その後はMOGMOSと古賀小由実によるミニライブが行われ、「カントリーロード」「なのはな」などの代表曲を披露し会場を沸かせた。また、15日にはサッカー日本代表林彰洋や、橋本祐輔大野豊後市長が駆けつけるなどし、大盛況のうちに幕をとじた。観客たちの反応に齊藤さんは「もともと映画・お笑い・音楽が楽しめるフェスのようなイベントにしたいと思っていたが、同じ空間を共有共感する中で境界線を越えたと思う瞬間があった。みんながこのお寺の前を通りかかったときに何かを思い出すようなイベントになってほしい」と手ごたえを語った。そして、図らずも震災から1か月後の大分での開催になったことについては「先月熊本・大分で起こった地震を受け一時は中止も検討しました。しかし、地元大分県大野豊後市の方々と密にコミュニケーションをとっていくうちに、大分は今風評被害で観光客が激減しているので盛り上げるためにぜひやってほしいということを聞き実施を決めました」と話した。そして今回は、「鳥のように自由に映画を届ける」という「cinema bird」のコンセプトのもと、震災後の風評被害に大分に元気を届けるべく、明尊寺のイベント以外にも別府ブルーバード劇場と湯布院小学校を訪問。齊藤さんも出演する『無伴奏』の上映に合わせて齊藤さん、矢崎仁司監督、地元立命館アジア太平洋大学の学生で別府のPR映画『雲の街』をプロデュースした高橋あけ乃によるトークショーを行った。「この映画と劇場のマッチングは東京ではできないこと」と齊藤さんは感慨深げに述べ、矢崎監督からは「映画館で映画を見る体験をしてほしいというのはとても素晴らしい。映画館で映画を見ることはスクリーンが鏡になって自分自身のことを感じる時間になると思う」と監督らしい詩的な言葉を贈っていた。続いて大分の中でも震災の被害が大きかった湯布院の湯布院小学校を慰問。集まった子どもたちは、齊藤さんに向かって「大好き」と告白したり、「トレンディーエンジェル」斎藤司の「斎藤さんだぞ」のモノマネをリクエストしたり元気いっぱい! 「イケメンになる方法は?」と聞かれると「恋をすること」と答えるなど年頃の男の子たち特有の悩みにも真剣に答え、最後まで大盛況。イベントの最後には「今日のみなさんの元気な姿を見てなにかを届けるなんておこがましい、むしろみなさんと何かを一緒にできるようになりたいと思いました。今日会えたという点を線にしていきたいです。言葉だけでなく行動で示せるように必ずします。今日のことは忘れません」と力強く語り、集まった人たちと記念撮影を行い終了した。(cinemacafe.net)
2016年05月16日日比谷図書文化館は、「勝川春章と肉筆美人画―<みやび>の女性像」展開催に関連した江戸歴史講座「日常の中の非日常―浮世絵師・勝川春章が描こうとしたもの」を開催する。開催日時は3月3日 19:00~20:30(18:30開場)。会場は日比谷図書館地下一階 日比谷コンベンションホール(大ホール)。参加費1,000円(千代田区民500円※住所確認のできる証明書が必要/定員200名)。同講座は、2月20日より開催される、出光美術館の「勝川春章と肉筆美人画―<みやび>の女性像」展の関連講座。講師を務めるのは、日本美術史を専門とし、展覧会「土佐光吉没後 400年記念 源氏絵と伊勢―描かれた恋物語」(出光美術館、2013年)を企画した廣海伸彦氏だ。江戸時代中期の浮世絵師・勝川春章は、50歳から67歳で世を去るまで、肉筆の美人画に旺盛な筆を振るったという。同講座では、日常的・現実的なテーマをとらえながらも、優美な趣をにじませる作風の勝川が目指した女性表現の理想を考察していくとのこと。なお、申込方法は同館へ来館し、1階受付で手続きをするほか、電話やメールでも受け付ける。電話番号、およびメールアドレスは同館のWebページにて確認してほしい。
2016年02月02日全6章からなる『デジモンアドベンチャー tri.』の第2章「決意」が、2016年3月12日(土)より、全国10館にて劇場上映されるが、そのエンディングテーマが発表された。初代『デジモンアドベンチャー』の主題歌「Butter-Fly」、そして、第1章・第2章の主題歌「Butter-Fly~tri.Version~」を歌う和田光司が、第2章ではエンディングテーマも担当。曲のタイトルは「Seven~tri.Version~」で、初代『デジモンアドベンチャー』の挿入歌「Seven」を今作のために新たに録り下ろした楽曲となっている。本作には、第1章「再会」の挿入歌を担当した宮﨑歩とエンディングテーマを担当したAiMがコーラスとして参加。2月11日(木・祝)に開催される「プレミア先行上映会」で上映される第2章本編エンディングにて初公開される予定となっている。なお、2月11日開催のプレミア先行上映会の開催時間&チケット発売日などの詳細も決定。太刀川ミミ役の吉田仁美、城戸丈役の池田純矢に加え、デジモンフリークとして知られ、第1章でアナウンサー役としても出演した松澤千晶がMCを務めることも明らかとなっている。上映会のスケジュールやチケット販売に関する詳細は公式サイトをチェックしてほしい。(C)本郷あきよし・東映アニメーション
2016年01月22日2015年11月21日(土)より『第1章「再会」』の上映がスタートした『デジモンアドベンチャーtri.』だが、2016年3月より上映開始となる『第2章「決意」』のポスタービジュアルが公開された。『デジモンアドベンチャーtri.』は、「デジモンアドベンチャー」15周年を記念して製作されたシリーズ最新作で、初代「デジモンアドベンチャー」シリーズの続編として全6章で描かれる。その『第1章「再会」』(配給協力:東映、製作:東映アニメーション)は、全国10館の上映で、12月6日までの観客動員数は114,425人、興行収入も1.8億円を突破しており、上映期間が予定より1週間延長されるなど大きな話題を呼んでいる。注目の『第2章「決意」』だが、新たに公開されたポスタービジュアルには、太刀川ミミのパートナーデジモン・パルモンの究極体"ロゼモン"と城戸丈のパートナーデジモン・ゴマモンの究極体"ヴァイクモン"の姿がそれぞれ描かれている。さらに、対峙しているデジモンは一体……!?『デジモンアドベンチャー tri. 第2章「決意」』は、2016年3月12日(土)より上映開始。現在上映中の『第1章「再会」』は12月18日(金)までの上映予定で、一般発売版Blu-ray&DVDが12月18日(金)より発売開始となる。(C)本郷あきよし・東映アニメーション
2015年12月07日「デジモンアドベンチャー」15周年を記念して製作された『デジモンアドベンチャー tri.』(全6章)。その『第1章「再会」』がついに上映開始となったが、その初日となる11月21日(土)には、東京・新宿バルト9にて舞台挨拶が行われ、キャスト陣10人が登壇した。初代「デジモン アドベンチャー」シリーズの続編となる本作の舞台は、『デジモンアドベンチャー02』でベリアルヴァンデモンとの最後の戦いから3年後。高校生になった主人公・八神太一をはじめ、デジタルワールドを冒険した"選ばれし子どもたち"(八神太一、石田ヤマト、武之内空、泉光子郎、太刀川ミミ、城戸丈、高石タケル、八神ヒカリ)の8人が成長した姿が描かれる。今回の舞台挨拶では、前作から一新された「選ばれし子どもたち」のキャストを務めた、花江夏樹(八神太一役)、細谷佳正(石田ヤマト役)、三森すずこ(竹之内空役)、田村睦心(泉光子郎役)、吉田仁美(太刀川ミミ役)、池田純矢(城戸丈役)、榎木淳弥(高石タケル役)、M・A・O(八神ヒカリ役)の8人に加え、16年前から作品を支え続けるデジモンキャストの坂本千夏(アグモン役)と山口真弓(ガブモン役)が参加。『第1章「再会」』の公開に対して、口々に「うれしい」と喜びの声を揃えた。舞台挨拶は緊張気味の「選ばれし子どもたち」8人をデジモン役の先輩2人がリードするように展開。成長した子どもたちを見守りながら、「太一と花江君がお互いに歩み寄っていくところがいい感じだった」という坂本に対し、山口は「ヤマトは残念なカッコよさがそのまんま」と会場の笑いを誘う。さらに、アフレコ時の様子や、キャスト陣で「もんじゃ焼き」を食べに行ったエピソードなどが語られる中、花江は「昔からのファンの方にはすごく堪らないものになっているし、新しく『tri.』から入った人でも楽しめるようになっていると思います」と、あらためて作品をアピールした。『第1章「再会」』に続く、『第2章「決意」』の上映が2016年3月12日に決まったことを受け、坂本が「私たちはまだまだ進化し続けます」と力強く宣言。「皆さんも一緒に冒険の旅に出かけませんか?」と呼びかけ、初日舞台挨拶の幕を閉じた。○「選ばれし子どもたち」8人からのメッセージここでは、初日舞台挨拶を終えた「選ばれし子どもたち」のキャスト8人が語った、舞台挨拶の感想やメッセージを紹介しよう。細谷佳正「明るい場所でお客様の顔を見て、幅広い年齢層に、16年という年月を実感しました。自分が普段感じるものとは違う空気感に戸惑いもありましたし、観たばかりのお客さんの前に立つのは、新たにヤマトを演じることにプレッシャーを感じていたので、緊張しました」花江夏樹「ついにこの日が来たかという思いで登壇しました。今日はたくさんしゃべるぞって思っていたのですが、本当にあっという間に舞台挨拶が終わってしまったので、ちょっと不完全燃焼で、ちょっと持て余している感もあります。皆さんの表情がすごく温かく、僕ら新キャストを迎え入れてくれたという印象がすごく強かったので、楽しく終えることができました」三森すずこ「初日の初回ということで、登壇するまでは皆さんの反応が気になってドキドキしていましたが、温かく迎え入れていただき、女の人も男の人も幅広い年齢層の人に愛されている作品なんだということをあらためて実感することができました。子どもたちも勢ぞろいだし、先輩方とも一緒に舞台上に立たせていただき、すごく貴重な体験ができて楽しかったです」M・A・O「今日は初日ということで楽しみと、観ていただいた後だけに、どうなんだろうという気持ちもあったのですが、皆さんの目が本当にキラキラしているのを見て、本当に良かったと思いました。ずっとデジモンのことを愛していらっしゃる方がたくさんいらっしゃたので、まだ第1章が始まったばかりですが、これから第6章まで、ずっとその思いのままでいてもらえるように、私もヒカリちゃんとして頑張っていかないといけないという決意がより強くなりました」池田純矢「子供のころ、リアルタイムで『デジモンアドベンチャー』を観ていた世代なので、すごく感慨深く、今日はこちら側に立たせていただきましたが、もしこちら側に立っていなければ、向こう側で見ていたのではないかと思うぐらい大好きな作品です。ちらほら涙している方がいらっしゃったりするお客さんの表情を見て、本当にこの作品に関わることができたんだということをあらためて実感しました。これからまだ長い道のりですが、一ファンとして『デジモンアドベンチャー』という世界を楽しみながら、自分の思いや、ファンの方たちの思いものせて演じていけたらいいなと思っています」吉田仁美「この日が来るのが楽しみなような、怖いような気持ちで昨日まで過ごして、今日も緊張しながら迎えたのですが、本当に皆さんが温かく迎えてくださって、少し安心しています。でも、第6章まである作品なので、これからもっと頑張っていきたいという気持ちがさらに強くなって、身が引き締まる思いもしました。太一さんのパーカーを着ている方やパルモンのぬいぐるみを持ってきてくださっている方もいて、そういう方たちと一緒にこれから歩んで行けるというのがすごく楽しみにもなりました。これからもまだまだ応援していただけるように、皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います」田村睦心「テンションで乗り切るしかないと思って、すごく大きな声を出したのですが、思いのほか優しい反応が返ってきて、うれしいなって思いました。第1章から第6章までの長丁場ですが、『選ばれし子どもたち』として、みんなで一緒に頑張っていけそうな気がしました。これからも頑張ります」榎木淳弥「舞台上からお客さんの皆さんの顔を見ていたら、本当に皆さんデジモンが好きなんだという気持ちが伝わってきたので、これからももっともっと責任感を持って、良いものを作れたらという気持ちが芽生えました。これからもっとデジモンファミリーで良いものを作っていきたいと思っています」「第2章『決意』」の公開が2016年3月12日に決まった『デジモンアドベンチャー tri.』だが、その内容について「第2章は泣けます」と予告する池田。最後は「1章がついに公開されましたが、このまま第6章まで、みんなで愛を込めていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします」という花江の言葉で締めくくられた。『デジモンアドベンチャー tri. 第1章「再会」』は、全国10館にて劇場3週間限定上演。上映館などの詳細は公式サイトにて。(C)本郷あきよし・東映アニメーション
2015年11月22日俳優の齊藤工が発案した移動映画館プロジェクト「cinéma bird」が、7月26日(日)福島県広野町のふたば未来学園高校で開催され、イベントには齊藤さんが登場し、会場を沸かせた。「cinéma bird」プロジェクトは、劇場体験をしたことのない子どもたちや劇場のない地域の方々に映画体験をしてもらい、空間を他人と共有する娯楽を届けることを目的に齊藤さんが発足。昨年11月29日(月)に宮城県石巻市にて1回目を開催、7月26日(日)に2回目となる「cinéma bird in FUKUSHIMA」が開催された。齊藤さんは、「僕は映画館で育ったようなものなんです。記録とか記憶は風のように抜けていってしまうけど、映画館で色んな主人公と自分を重ねて観てきた物語は自分の細胞レベルに蓄積されている気がします。今の仕事、映画に愛情が続くのはそんな魔法小屋のおかげだと思います」と語り、「3.11後に映画館を調べたら福島県他の劇場数が減っていたんですね。その時から劇場体験のエンターテイメントでなにかできないかと試行錯誤していたのですが、映画の出前が僕らしいかなと思い始めました」と「cinéma bird」発案のきっかけを語っている。当日は、齊藤さんがセレクトした3本の映画を上映。1本目は、斉藤さん自身が日本語ナレーションを務めたBBCアース製作のネイチャードキュメンタリー<a href="">『小さな世界はワンダーランド』</a>。齊藤さんは、約300人の親子たちが集まりその子供たちが自由に動き回るのを見て「この景色が見たったんです」と笑顔で挨拶。前日の準備段階ではパイプ椅子を並べていたそうだが、床に直に座って観たほうがいいだろうと夜遅くに撤去したとのこと。「映画上映というよりお祭りを届けに来た感じなので自由に動き回って観てほしかったんです」とその理由を語っていた。そして2本目は<a href="">『セッション』</a>、3本目は『フラッシュバックメモリーズ』を上映。中でも、交通事故の後遺症で記憶障害を持つリジュリドゥ奏者GOMAを描く『フラッシュバックメモリーズ』は、齊藤さん念願の「GOMA&The Jungle Rhythm section」の生演奏付きの“4D”上映となった。圧巻のライブパフォーマンスと3D映像の融合という未体験の空間に、会場からは拍手が沸き起こった。上映後、トークで登壇した『フラッシュバックメモリーズ』松江哲明監督は「震災直後にGOMAさんに台本を持っていきました。GOMAさんの記憶を見つけたときに僕自身の生きるエネルギーにもなった、GOMAさんの映画であると共に震災以降の僕自身の気持ちを表現した作品でもあります。そして本作を作るときにGOMAさんの奥様、純恵さんから『被災者の方々に元気を与えられる作品にして欲しい』と言われたんです、その約束が今果たせました」と語った。映画上映のほかにも、シンガーソングライターMOGMOS、井上苑子のライブや、松本花奈が手掛けた井上さんのPVの上映、広野町長の遠藤智氏や、福島県知事の内堀雅雄氏が登壇するなど、イベントは朝の10時から21時過ぎにまで及んだ。齊藤さんは「今回選んだ3作品はどれも苦悩や困難に立ち向かい、乗り越える姿が描かれています」と語り、今回のプロジェクトに協力して頂いた福島の方々に深く感謝を述べ、次回開催に向けた熱い思いを語っていた。(text:cinemacafe.net)
2015年07月27日