メゾンオルタナティブ(MAISON ALTERNATIVE)の2024年春夏コレクションが発表された。テーマは「KIDS FROM HAMELIN」。「ハーメルンの笛吹き男」の“消えた子供たち”「メンズワードローブに新しい改革を」というコンセプトのもと、ワンピーススタイルを中心とした新しいメンズファッションを提案しているメゾンオルタナティブ。2024年春夏シーズンは、「ハーメルンの笛吹き男」の伝説に登場する、街から消えた子供たちから着想した。デザイナー・新谷紘孝は、「笛吹き男から連れ去られ突如街から姿を消した子供たちは、実は新たな土地を求めて開拓者となり旅立ったのでは…?」と物語を再解釈。ダークな印象の作品をより肯定的な印象に昇華し、ルックにもそのポジティブなムードを落とし込んだ。湾曲したパッチワークコレクションは、湾曲したパッチワークのエプロンやシャツ、プルオーバーといった、大胆なグラフィックのアイテムからスタート。錯覚を引き起こしそうな幾何学模様が、今季の奇妙でメルヘンな世界観を形作るのに一役買っている。大胆なグラフィックでリズムをその後も、遊び心たっぷりのグラフィックアイテムがずらり。マルチボーダーにジグザグのパッチワークをのせたパワフルなビッグTシャツや、行進する子どもたちを俯瞰したようなプリントのTシャツ、原作に登場するネズミのシルエットをポップに表現したスウェットなどが、コレクションをリズミカルに彩った。2WAY仕様のワンピースブランドを象徴するワンピースにも注目したい。今季は、フロントはプルオーバー、バッグはフルオープンで、前後どちらでも着用可能な2WAY仕様のワンピースを提案。いずれもカラーはグリーンや淡いオレンジベージュでまとめ、気の抜けたファニーな着こなしに。レイヤードで魅せるワンピーススタイル定番として展開しているシャツ型のワンピースは、ミニ・レギュラー・マキシの3丈で展開。ルックでは、それぞれをレイヤードすることで、まるでティアードスカートを履いているかのような立体的な表情を演出しているのがユニークだ。裾のスナップボタンを開閉すれば、オーバーオールとしても着用できるという。ヴィヴィッド&ノスタルジックなパレット全体を通して、カラーは明るく力強い印象。オレンジやライトイエロー、ピンクといったヴィヴィッドなカラーに、生成りやミントグリーンなどアンティーク感のある色を織り交ぜ、遊び心を感じさせながらもどこかノスタルジックな印象に仕上げた。
2023年09月04日シュープ(SHOOP)の2024年春夏コレクションが、2023年8月31日(木)、東京の国立競技場で発表された。新たな拠点となる“東京”をテーマに2023年、スペインのマドリードから東京へと拠点を移したシュープ。そんな転換点となる今季は、デザイナーの大木葉平とミリアン・サンス(Miriam Sanz)が感じ取る“東京”のイメージをコレクションに反映。テーラリングやストリート、スポーティ、ワークなどのウェアを、シュープならではのミニマルな佇まいにまとめた。ミニマルなムード今季のコレクションを特徴付けるのは、ミニマルでありつつもリラクシングな佇まい。たとえばテーラリングでは、ピンストライプのノッチドラペルジャケットとスラックスというクラシカルなセットアップでありながらも、ジャケットは身幅にゆとりを持たせたボクシーなシルエット。スラックスもワイドに設定し、テーラリングというクラシカルなアイテムに、抜け感のある佇まいをもたらしている。自然な軽やかさをプラスミニマルなルックのなかに、軽やかな印象をプラスしているもひとつのポイント。セットアップばかりでなく、ジャケットやコートなど、ともすれば窮屈な印象を与えてしまうウェアも、ランウェイ上で自然に揺れ動くようなリラックスした仕上がりとなっているのは、軽快な素材感のゆえだ。また、プルオーバーなどにも、スリーブに適度なボリュームを持たせている。ブラックやグレーをメインにカラーパレットも、デザイナーが東京のイメージとして挙げるブラック、グレーやベージュを中心に構成されている。これは、リラクシングでありつつもミニマルな表情にまとめるというコレクション全体の発想と通底している。そして、そうしたなかで、セットアップに用いたネオングリーンなどが、鮮やかな印象をもたらしている。ミニマルな佇まいに凝らしたディテールしかし、ただミニマルにまとめるだけではない。テーラリングやコートには、ボタンの代わりにアイレットを採用。ヨークを施したワークブルゾンやベストなどには、過剰なまでにメタルホックをプラス。デニムパンツのポケットは、破れてポケットとして用をなさない。エルボーパッチも、肝心な肘の部分のファブリックは丸くくり抜かれる。機能的であるはずのディテールは、このように執拗に手を加えられ、誇張されることで、その機能性が逆説的に「空虚」として示されているように思われる。デザイン性のインパクトミニマルななかに特徴的なディテールを忍ばせることにはとどまらず、デザイン性の強いアイテムも見受けられる。花柄を大きくあしらったプルオーバーやパンツ、袖口や裾の編みが断続的に粗くなったニットなど、インパクトの強いデザインも随所に取り入れた。
2023年09月03日セイヴソン(Seivson)の2024年春夏コレクションが、2023年8月31日(木)に渋谷ヒカリエにて発表された。オフィスで働く凛とした女性空間に響き渡る人々の話し声と、秘密を抱えた書類を細かく切り裂くシュレッダーの音。ざわめきの中から、今季のセイヴソンが提案する女性像を体現するモデルたちが、凛とした足取りで歩いてくる。シーズンごとにあらゆる形で女性の魅力と強さを訴えかけてきたセイヴソンだが、2024年春夏コレクションでは“オフィスで働く女性”にフォーカスを当てる。それは決して単純に働く女性のコーディネートを提案するのではなく、セイヴソンのフィルターを通してプロフェッショナルな女性の魅力を紐解き、可視化するということ。その方法として、肌を魅せるカットワークや脱構築型、レイヤードといったブランドが得意とするデザインをベースに、オフィスシーンから着想したディテールを落とし込んだ。シュレッダー着想のストライププリーツオフィスでは、社外秘の秘密文書を扱うもの。誰も知らない秘密がシュレッダーにかけられているかもしれない。軽やかな生地で表現されたストライププリーツは、そんな“シュレッダー”から着想したという。ブラウスのセンターやドレスのスカート部分、ジレなどに配されたマテリアルが、ランウェイにミステリアスな余韻を残す。衣服が引き立てる“秘密”の官能性また、会社だけでなく個人個人も秘密を抱えている。それは自分でも気づかない心の奥底にあるかもしれず、秘密が知らず知らずのうちに外側から見た個人の魅力を引き立てていることもある。そんな“個人的な秘密”を覗かせるように、トレンチコートを再解釈したショートドレスやハーネス風のトップス、タイトスカートなどは、しっかりとした生地がボディラインを浮き彫りにするタイトなシルエットへと構築。コントラストによって肌の存在感が際立ち、内側にある官能性を思い起こさせる。さらに、最も個人的な衣服であるランジェリーが、パワーショルダーのジャケットスタイルで提案された。
2023年09月03日ハイドサイン(HIDESIGN)の2024年春夏コレクションが、2023年8月31日(木)にプレゼンテーション形式で発表された。多様なライフワークに寄り添って様々なワークユニフォームをファッションとして展開するハイドサインが今季掲げるテーマは、「グレー カラー(Gray Collar)」。知的労働者を表すホワイトカラー、肉体労働者を示すブルーカラー、それらとは異なる「グレー カラー」を打ち出し、多種多様な環境で働く労働者それぞれに寄り添ったユニフォームを提案する。どんな体型でも着用できるようにまず初めに登場したのは、様々な体型にフィットするユニフォームを着用したルックだ。最も高い身長の人や最も背の低い人、最も長い脚を持つ人、最高体重の人など多様な体型の寸法を分析した結果、彼ら全員に対応する最適解はジャケットとパンツが一体となったオールインワンのようなシルエット。それに加えて、指穴デザインやフーディーなどのディテールを組み合わせることで、独自のオーバーサイズデザインに落とし込んでいる。収納性を追求収納性を追い求めたコートも目を惹く。大きく広がる後ろ身頃には、バッグが丸ごと隠れるほどのスペースを用意している。このほかにも、スーパーマーケットでの使用を想定し、割れ物などを収納することに特化したコートも展開する。変形可能なパターンまたチャックとボタンを駆使することで、急な雨から荷物を保護できるポンチョ型に“変形”するブルゾンも登場。パーツごとで濃淡の異なるグレーを使い分けることで、立体的で奥行きのある構造に仕立てているのが魅力だ。多機能ポケットが今季も最後には、ハイドサインがこれまで継続して発表している多機能ポケット付きウェアも。今季は、前身頃に大中小のポケットを配したベストや、側面にのみポケットをあしらったオールインワンなど、個人に寄り添った機能性を実現させつつ、スタイリッシュな雰囲気を併せ持つビジュアルに仕上げた。
2023年09月03日ミューラル(MURRAL)の2024年春夏コレクションが、2023年8月30日(水)、東京の国立競技場にて発表された。テーマは「ユーフォリア(EUPHORIA)」。夢、ひとひらの幸福な空間夢──それは、此処にいながらにして彼処を目にし、あるいは彼処に赴いているはずがないのに此処にいる心地もしない、極めつきの両儀性の空間、現実と幻想の〈あわい〉である。だからここでは、此処と彼処とが相互に行き交う。いま生きているわたしが、夢という〈あわい〉の空間では、この世ならぬ人とも出会えるように──そこにひとひらの希望を、零れ落ちそうなほどにささやかな幸福を見てとってもいいのかもしれない。今季のミューラルが表現した夢の空間は、だから、現実の確かさと幻想の自在さとの双方を架橋する。夢の空間が持つ、曖昧な、捉えどころのない幻想性は、まずもってファブリックで表現される。ドレスやロングシャツなどに用いた光沢素材には、豊かな色彩が溶けでて、交わるように広がる。氷に染料を落とし、水へと溶けゆくにしたがって色彩が広がる、という過程を経て作られたファブリックは、こうして偶然的な表情を織りなしてゆく。素材は、このようなモチーフの曖昧さ、肌を透かす透明感、此処と彼処のあわいに震える軽やかさ、翻っては表情を変えてやまない光の遊戯を示す。ドレスやスカートなどに用いた、凹凸感が光沢の多彩な表情を豊かに引き出すファブリック。スリーブに量感を持たせたブルゾンの、玉虫色に光を帯びたスポーティな素材。あるいは洗練されたシルエットのジャケットやサロペットなどには、裾や袖口に繊細なスカラップ刺繍を施し、抒情が行き交う。ミューラルを象徴する素材のひとつ、オリジナルの刺繍レースも、そこに浮かぶ花々は花綱の上を縺れに縺れ、決して現実に花弁を開く特定の花を指し示すようではない。ただ、色とりどりの花々がレースの上を揺れ動き、ささやかなフリンジを残像のごとく残す。その幻想的な表情は、しかし、涼しげなキャミソールドレスやノースリーブドレス、切り替えを施したスカートのすっきりとしたシルエットにのせられるのだ。ここで幻想は、ふと現実に引き戻される。ウェアのシルエットは、この刺繍レースのドレスなどに見られるように、縦のラインを強調するものだ。もちろん、スポーティな素材のブルゾンがボリューミーなシルエットを描いたり、ギャザーを寄せたドレスがアシンメトリックな表情を示したりはするものの、凛とした佇まいとそこに交わる素肌の官能は、夢という〈あわい〉に思いを馳せる人たちに、確かな拠りどころを与えているように思われる。コレクションを彩るカラーもまた、此処と彼処の通い路たる〈あわい〉の空間を反映するかのようにして、明確さと曖昧さとを揃えている。ホワイトとブラックという階調の両端に枠付けられて、ヴィヴィッドなレッドやイエロー、グリーンがその存在感を示す一方、霞んだようなパープルやグリーン、ライトブルーなど、淡い色彩がもっともよく〈あわい〉の世界を表現しているように思われる。
2023年09月02日シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA) 2024年春夏コレクションが、2023年8月29日(火)に千駄ヶ谷・東京体育館にて発表された。月夜の会場を舞台に8月2度目となる満月が、間近に迫る東京の夜。ランウェイの舞台となるのは、(ほぼ)まん丸の月が煌々と輝く東京体育館の屋外の会場だ。コレクションノートには、まるで今夜の美しい月夜を予期していたかのように、「月が綺麗ですね。」の一言が添えられている。すっかりと秋の香りが漂う、心地良い夜風が吹き抜ける観客席。エレファントカシマシの楽曲を合図に、どこかエモーショナルな空気を醸すショーが幕を開けた。「WONDERFUL WANDER」をテーマに「WONDERFUL WANDER」と名付けた今季のコレクション。デザイナーの小塚信哉が20代の頃から好んでいた“夜の散歩”を着想源に、そこで偶発的に出会った情景を、コレクションのストーリーとして膨らませていったのだという。まずは“一枚の絵”を描くことから始めたという今シーズンは、小塚のドローイングを起点に、様々なプリントで溢れているのも特徴。街並みや、自分だけのお気に入りの場所、可愛い動物たち…そんな散歩の途中で目に留まった風景を描き出したようなプリントは、コレクションのメインモチーフとなり、ジャケットやパンツ、ジップアップコートに彩りを添えている。夜の町中のネオンを映し出したようなジャケットには、路地裏で見かける、意味をなさない乱雑なドローイングを重ねて。また全面に手描きのメッセージを羅列したオーバーサイズのジャケットは、小塚が散歩中にふと思いついた言葉を、ランダムに記したものだという。レギンスで引き立てるビッグシルエットさらに今季は、ぴたっとしたレギンスをコレクション全体で取り入れているのも印象的。ブランドらしいビッグシルエットを引き立てる名脇役として、オーバーサイズのジャケットやトップスに差し込まれていた。ブルー×金をキーカラーにコレクションのキーカラーは、ブルーとゴールド。画家 イヴ・クラインを連想させるカラーコンビネーションかと思いきや、実は小塚が散歩中に片手に持っていた“某プレミアムなビール”の配色から着想を得たのだという。ラストにかけては、金のラメ糸で編み込んだカーディガンやパンツといったピースが会場を席巻。月夜の中でキラキラと反射する煌めきが、会場にちょっぴりエモーショナルな余韻をもたらしていた。
2023年09月01日ホロマーケット(Holo Market)の2024年春夏コレクションが発表された。ブランドの“ベーシック”に立ち返る「BACK TO THE CLASSIC」をテーマに掲げる今季のホロマーケットは、ブランドのアイデンティティーにフォーカス。自然との共存や、家具や建築との出会い、旅での未知の探求…これらをブランドのクラシックとして定義し、洋服にそのムードを落とし込んだ。日本各地のファブリックを組み合わせてコレクションを彩るのは、デザイナー・吉田力が日本各地の職人とタッグを組んで作り上げた表情豊かなテキスタイルだ。ルックには、シアーで軽やかな質感のシャツや、メッシュ素材のアノラック、あたたかみのあるフリンジを配したチェックパンツなど、全く異なる風合いのアイテムが勢ぞろい。色々な重量感や透け感の素材をマッチさせることで、新鮮味のあるスタイリングを叶えている。メタリックな光沢でアクセントを中でも目を引くのは、“光”を纏ったアイテムだ。キラキラと上品な光沢を纏ったブルゾンやハーフパンツは、そのメタリックな輝きが、リラクシングなムードのコレクションに大胆なアクセントをプラス。暗闇の中で“光線”のような柄が浮かび上がるメッシュ素材のアノラックもまた、独特の存在感を放つ。カラー&柄で遊びをプラス素材はもちろん、異なる柄やカラーを自由に組み合わせているのも印象的。たとえば、淡いピンクのタイダイ染めを施した開襟シャツには、透け感のある総柄アノラックをレイヤード。ボトムスには、ライトペインティングのような柄を配したブラウンのパンツを組み合わせ、遊び心たっぷりのコーディネートに仕上げた。プレイフルな表情のフラワー刺繍フラワー刺繍を配したパーカーやブルゾンは、コレクション全体のプレイフルな雰囲気をさらに加速させるアイテム。本来あたたかみを醸し出す刺繍に、光沢感のあるシルバーの糸を使用することで、ひんやりとした温度感を演出しているのもユニークだ。
2023年09月01日コンダクター(el conductorH)の2024年春夏コレクションが、2023年8月29日(火)に発表された。抑圧からの解放、自由な世界へ「suppression(感情・活動・苦痛・力などを抑えること)」と題した今季のコンダクター。2023年6月ファッションウィーク期間中のパリを訪れたデザイナー長嶺信太郎は、日々市内で様々な主張を展開する人々を目にする。日本ではあまり見ないような光景を見たことから、当たり前だと思い込んでいる日常の中でも、実は“本来の感情や活動が抑圧されているような状態は自然ではないのではないか”。そう考えた長嶺は、抑圧からの解放、自由になるべくもがいている人々の姿にフォーカスしたコレクションを提示する。エレガンスとアンチテーゼの共存今季のポイントとなるのは、エレガンスとアンチテーゼの共存を目指したルックだ。たとえばセットアップは、グレンチェックウールの上から有刺鉄線を格子状に顔料プリント。クラシックさの中に、どこか殺伐とした雰囲気を落とし込んでいる。また、同様の意図が見られるルックとして、ズタズタに引き裂かれたスウェットパンツやデニムパンツ、ショルダーなどの継ぎ目が露わになり中綿が確認できるブルゾンなどが挙げられる。退廃的なアイテムとトラッドな要素を持つアイテムをコレクション内に混在させ、エレガンスと反骨精神の共存を図ったのである。スクールガール調×意外性のあるアイテム前回に引き続きウィメンズアイテムも展開。スクールガール調のスタイルをベースとしつつも、異色なアイテムを組み合わせることで、抑圧された環境下に置かれた内面的な葛藤を表現している。いわゆる制服によく見られるチェックのミニスカートに、パープルやイエローといった鮮やかで印象的なスカジャンを合わせたルックは、その意外性を表した好例だ。ブラックミーンズとのコラボ2シーズンで継続して展開するブラックミーンズ(blackmeans)のとのコラボレーションシリーズの新作にも注目。ネパールの職人技が光る複雑な編み地を施したハンドニットベストに加え、ブラックミーンズ定番のコインケースが登場した。ハルタとのコラボローファーにはメッキパーツ付タッセルを足元を品よくまとめあげるのは、老舗靴メーカーハルタ(HARUTA)とのコラボレーションシューズ。オリジナルのメッキパーツをつけたタッセルが印象的だ。ルーズソックスなど長めの靴下と合わせて披露された。
2023年09月01日ウィザード(wizzard)の2024年春夏コレクションが、2023年8月29日(火)に発表された。「オーバーダブ」をテーマに「オーバーダブ(Over Dub)」と題された今季のウィザード。音を重ねてゆくオーバーダブ=多重録音と呼応するかのようにして、薄く軽快なファブリックを重ね、連ねてゆく構成が、そのコレクションには見てとれる。たとえば、異素材の組み合わせや細かく波打つようなギャザーのディテール。ミリタリーテイストのスカートには、サイドに波打つようなプリーツを組み入れて、テイストの対立を軽やかにまとめあげて。また、スタンドカラーのティアードシャツやシャツドレスには、波打つようにギャザーを寄せて、ふわりと立体的な表情を生み出した。レイヤードは、衣服の多重性をもっとも明確に見てとれる要素だろう。上品な佇まいながらもリラクシングなシルエットに仕上げたテーラードジャケットの下には、袖口や裾を切りっぱなしで仕上げたライニングを重ねて。ライニングがジャケットの下から覗くよう長さを設定するなど、重ねの妙を引き出す絶妙なバランス感覚が、コレクション全体に通底している。春夏のレイヤードを叶える素材は、薄く繊細、軽やかだ。ショートスリーブのシャツは、繊細な模様を織りなすレースが涼しげな透け感を生みだす。フロントジップブルゾンやミリタリーコートのディテールを取り入れたスカートも、ミリタリーのタフな印象を払拭し、あくまで軽快、空気が行き交うような抜け感を漂わせた。カラーは、重ねる、連ねるという多重性を繊細に引き立てるかのようにして、ホワイトやグレー、ベージュといったトーナルカラーがベース。ブルーやカーキで力強さをプラスしつつ、随所に抽象的で柔らかな総柄を取り入れている。
2023年09月01日ハルノブムラタ(HARUNOBUMURATA)の2024年春夏コレクションが2023年8月28日(月)、上野・東京国立博物館の法隆寺宝物館にて発表された。儚く美しい夏の情景を切り取って「親密な日常のポートレート」をテーマに掲げる今季のハルノブムラタ。着想源となったのは、1960・70年代の華やかな社交界をフィルムに収めた写真家スリム・アーロンズと、青年2人の一夏の恋を描いた映画『君の名前で僕を呼んで』だ。いずれの作品も夏のバカンスを情景として美しく、儚く切り取り、観る者にエレガンスを感じさせる。カジュアル×エレガンスの出会いデザイナー・村田晴信は今季、そんな夏らしいカジュアルさが融合した、"軽やかなエレガンス"を纏った女性像を提案する。ブランド初となる春夏のランウェイショーは、法隆寺宝物館の風通しの良い水盤を囲んで開催。静寂かつミニマルな空間に、映画『君の名前で僕を呼んで』のサウンドが心地よく流れていた。軽やかな素材で、気分まで軽快にファーストルックには、“ふわりとした”ジャージー生地の純白ショートドレスが登場。足元にはオーエーオー(OAO)とのコラボレーションスニーカーを合わせ、素材から足取りまで軽快な様を表現している。また、シアーなブロックチェックが目を惹くロングワンピースや、濃いブルーのシルクコットンのセットアップなど、こだわり抜いた軽やかな素材のルックも散見された。鮮やかなカラーパレットさらに、鮮やかなカラーパレットも今季ならでは。モノトーンを基調に重厚なムードでまとめ上げた2023年秋冬コレクションから一転、夕焼けをイメージさせる赤く染まったシルクドレスや、ブルーの海のようなグラデーションを施したチュールトップスなど明るい色使いが印象的だ。ゆったりと過ごす時間の中でデザイナー・村田晴信が意識したのが、ゆったりと過ごすバカンスで生まれるエレガンス。描く女性像はそのままに、朝はフレッシュなコットンを使用したシャツ、昼はパイル生地のローブ、夜はドレッシーなブラックドレスといった、時間の移ろいとともに変化する空の色やオケージョンに合ったウェアを展開する。ラストルックは、華奢な3本の肩紐が女性らしさを引き立てるブラックのナイトドレスで締めくくった。
2023年08月31日ナノアット(NaNo Art)の2024年春夏コレクションが発表された。テーマは「Rest in peace」。「Rest in peace」――“終わる”ことの美しさ今季のコレクションの着想源となったのは、特定の堆肥に埋めると約1年で水と二酸化炭素に分解される「生分解ポリエステル素材」だ。リサイクルやリユースと違い、生分解はそこに一度終わりが存在している。廻り続けるのではなく、自らの役割を終えて美しく消えていく――その姿に、デザイナー・後藤と田中は自らの人生や死生観を重ね合わせたのだという。洋服を人体に見立てて散見されたのは、洋服を人体に見立て、命を吹き込んだかのようなデザイン。たとえば、心房や心室のモチーフを襟のデザインに投影したポリエステルのシャツは、今季のテーマを体現したアイコニックなアイテムのひとつだ。上品な光沢を湛えた優美なキャミソールドレスは、肩ひもの部分が三つ編みの髪の毛のように編み込まれているのがユニーク。そのほかにも、静脈に見立てたシャーリングなど、ルック全体に人体を思わせるディテールが散りばめられていた。パジャマやガウンなどの“寝具風”ウェアパジャマやガウンといった寝具風のウェアは、「Rest in peace(=安らかに眠れ)」というテーマをそのまま反映させた、ウィットに富んだアイテムだ。パジャマはエレガントなセットアップ、ガウンはシックなコートとして着こなすことで、“部屋着感”を払拭。中にロングシャツをレイヤードするなど、意外性のあるシルエットを組み合わせたスタイリングもまた、シティライクな雰囲気を加速させる。履き口の一部を切り取ったシューズコーディネートにアクセントを添えるシューズにも注目したい。2023-24年秋冬コレクションのルックにも登場した鹿革のシューズは、デザインをアップデートして今季もお目見え。“輪廻転生からの解脱”を示唆するかのように、本来環状であるはずの履き口の一部が切り取られている。ニュアンスカラーに鮮烈な青を差し込んでカラーパレットは、荘厳な雰囲気を演出するホワイトとブラックを中心に、くすんだグリーンやベージュ、ペールグレーなどのニュアンスカラーを織り交ぜているのが印象的。そんな中、ひときわ視線を奪ったのが鮮やかなブルーのパジャマジャケット。彩度の低い世界に差し込まれた強烈な青が、コレクション全体を引き締めるのに一役買っていた。
2023年08月31日金木犀の花のエキスなどが、しっとりとした肌へと導くDr.ルルルン株式会社が、「プレミアムルルルン 金木犀(キンモクセイの香り)」を、8月4日に発売した。「プレミアムルルルン 金木犀(キンモクセイの香り)」には、金木犀の花から抽出したエキス(モクセイ花エキス:整肌成分)と、天然由来の保湿成分であるマルメロエキス(クインスシードエキス)を配合。秋の昼夜の激しい寒暖差でゆらぎがちな肌を整え、しっとりとした肌へと導く。“復活の木”、ミロタムヌスに含まれる保湿成分を配合「プレミアムルルルン 金木犀(キンモクセイの香り)」には上記以外にも、アフリカ・ナミブ砂漠に僅かな雨が降ると、その地に緑を取り戻すという“復活の木”、ミロタムヌスに含まれる保湿成分を配合。うるおいの循環を整え、秋のゆらぎ肌をサポートする。同フェイスマスクの内容量は7枚入り×3袋で、税込み価格1,320円。PLAZA・MINiPLA・PLAZAオンラインストア(一部店舗を除く)などで先行販売を開始。ルルルン公式オンラインストア、バラエティストア、 一部のお土産屋でも順次販売が開始される予定だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※Dr.ルルルン株式会社 プレスリリース
2023年08月14日ネイプ(NAPE_)の2024年春夏コレクションが、2023年8月6日(日)に下北沢・アドリフトにて発表された。中立で居続けるための強さ「中立であるためには、中立で居続けるという強い意志が必要」──ネイプのデザイナー・山下達磨はそう語る。争うわけではなく、反骨精神を持ちながらも他者との接続を志向すること。ネイプはその難しさと尊さを、“neutral position”と名付けた2024年春夏コレクションによって我々に訴えかけてくる。ミリタリーの存在感今季のキーワードは3つ。一つ目は、ミリタリーテイストに託された“強さ”だ。中でも立体的なポケットを複数配したパンツや、紐を交差状にあしらったブラックボトム、ゆったりとしたシルエットのカーゴパンツなどのボトムス類が、着用者の足取りに確かな存在感を与えている。砂上に落とされた水二つ目は精神的余裕から来る“慈愛”。例えばそれはカラーリングに表れており、先述したミリタリーテイストに由来するカーキ色やサンドカラーをベースとしながらも、ときおり曖昧なブルーがペイントやプリント、スカーフ等に差し込まれることで、淡く優し気な表情が浮かび上がる。なお、ジャカード織にはギリシャ神話の“パエトンの墜落”から着想したアフガンストール柄が採用されている。青空にひるがえる旗三つ目は、精神的余裕があって初めて成立する“反骨精神”。ホワイトorブラックのシングルブレストジャケットの背面には、布に覆われた人物がプリントされており、あたかも何かを扇動しているかのように見える。しかしその人物が持っている赤い旗には、実はアラビア語で“昼寝”と書かれている。ブランド名“NAPE_”の“E”を抜くと“NAP(=昼寝)”になる、という発想から生まれたこのプリント。どんな状況であろうと、自分自身を支配できる強さと余裕を持ち、荒ぶる川の流れに逆らうことも流されることもしない──眩しいほどの青空に、その決意が赤々とはためいている。コラボレーションシューズ&テックアクセサリーもさらに、2023-24年秋冬コレクションでも好評を博したスニーカーブランド「フラワーマウンテン(Flower MOUNTAIN)」とのコラボレーションシューズや、「シーショアインク(seashoreinc.)」とタッグを組んだiPhoneケース、ストラップ等が発表された。
2023年08月10日ルルルン(LuLuLun)の2023年秋スキンケアとして、フェイスマスク「プレミアムルルルン 金木犀(キンモクセイの香り)」が数量限定で登場。2023年8月4日(金)より、全国のプラザ・ミニプラで先行発売された後、9月19日(火)よりバラエティストアほかにて順次発売される。金木犀が“ふわっと”香るフェイスマスクが再び!2022年に完売となった、甘い金木犀の香りが“ふわっと”香るフェイスマスク「プレミアムルルルン 金木犀(キンモクセイの香り)」が、2023年も再びラインナップ。秋らしいキンモクセイの香りとともに、金木犀の花から抽出した「金木犀花エキス(※1)」や天然由来の保湿成分(※2)が、寒暖差で揺らぎがちな秋の肌に“しっとり”潤いを与えてくれる。【詳細】プレミアムルルルン 金木犀(キンモクセイの香り) 7枚入×3袋 1,320円<数量限定品>発売日:2023年9月19日(火) バラエティストア、一部お土産屋、公式オンラインストアにて順次先行発売日:8月4日(金) 全国のプラザ、ミニプラ(※一部店舗を除く)※1:整肌成分 モクセイ花エキス※2:保湿成分 クインスシードエキス【問い合わせ】Dr.ルルルン株式会社フリーダイヤルTEL:0120-200-390
2023年08月07日美容成分といやしの香りをプラスしたリトリートマスクDr.ルルルン株式会社が、「プレミアムルルルン おやすみ(サイレントリネンの香り)」を、8月1日に発売する予定だ。「プレミアムルルルン おやすみ(サイレントリネンの香り)」は、「ルルルンプレシャス GREEN(バランス)」をベースに誕生したリトリートマスクで、ナイトタイムにうれしい3種の美容成分といやしの香りをプラス。日中の厳しい環境で過ごした心と、肌をリフレッシュすることが可能だ。カサつきをケアする「クロノシャルディ」などを配合「プレミアムルルルン シャーベットマスク(ミントの香り)」には、白ワインに使われるブドウの品種でシャルドネ由来のエキス「クロノシャルディ(保湿成分)」や、日中浴びた紫外線による乾燥ダメージをケアする「ラベンダー花エキス(整肌成分)」、月見草から抽出した「ルナホワイト(ハリ・ツヤ成分)」を配合。保湿されるのにべたつかない、おやすみ前の特別設計のテクスチャーとなっている。内容量は7枚入り×3袋で、税込み価格1,540円。PLAZA・MINiPLA・PLAZAオンラインストア(一部店舗を除く)などで販売される予定だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※ルルルンプレシャス GREEN(バランス)
2023年08月06日きものやまと(KIMONO YAMATO)から、2023年の新作卒業袴コレクション「春晴花 −はるはればな−」が登場。きものやまと限定15店舗などにて取り扱う。花びらが舞う2023年新作袴「春晴花−はるはればな−」は、着る人の新たな門出に向け、たくさんの花びらを飾り、明るい配色に仕上げた卒業袴のコレクション。さりげなく光る金彩のアクセントを加え、晴れの日の“お祝いムード”を表現している。八重桜×かすみ草、たんぽぽ×菜の花など春の花をモチーフに二尺袖の着物は、黄色のたんぽぽと菜の花を散りばめたデザインや、「幸福な愛」が花言葉のブルースターとあざみの花が彩るモデルなど、春の花々が可憐に咲く様子を描いた着物がラインナップ。花びらが幾重にも重なる八重桜とかすみ草を柔らかく描いた着物は、淡いさくら色と白緑色の2色を揃える。差し色を効かせた“バイカラー袴”二尺袖に合わせる袴は、新作の“バイカラー袴”に注目。袴が揺れた時にさりげなく見える差し色がポイントで、「濃紺×生成り」や「浅葱×胡桃」、「さくら×亜麻」、「憲法茶×白緑色」と、上品な配色で展開される。【詳細】きものやまと 卒業袴コレクション「春晴花 −はるはればな−」レンタルプラン発売日:2023年7⽉29⽇(土)展開場所:きものやまと限定15店舗(新札幌サンピアザ店、八戸ラピア店、イオンモールつくば店、イオンモール羽生店、ららぽーと富士見店、イオンモール千葉ニュータウン店、ららぽーとTOKYO-BAY店、玉川高島屋ショッピングセンター店、北千住マルイ店、東急プラザ戸塚店、イオンモール高岡店、ルクア大阪店、イオンモールりんくう泉南店、阪急西宮ガーデンズ店、木の葉モール橋本店)、やまとオンラインストア※限定店以外の店舗でも下見は可能。希望の場合はやまとオンラインストアのコンシェルジュまで問い合わせ。■価格例・<二尺袖>きものやまとオリジナル 春晴花 単品レンタル 27,500円・<袴>きものやまとオリジナル バイカラー袴 単品レンタル 25,300円・<二尺袖・袴>2点レンタル 52,800円・<二尺袖>八重桜とかすみ草-さくら色-・<袴>浅葱×胡桃 一式レンタル 64,900円※単品・および2点レンタルは店舗のみ。※小物のみ(袴下帯・重ね衿など)のレンタルは不可。■レンタル内容・二尺袖きもの(フリーサイズ)・袴下帯(半幅帯)・袴 (S / M / L 3サイズ)・履物(ブーツまたは草履)・長襦袢・重ね衿・和装小物(腰紐2本、伊達〆2本、前板、衿芯)※肌着・足袋・髪飾りはレンタルに含まない。【問い合わせ先】やまとお客様サポートセンターTEL:0120-18-8880
2023年08月03日アレキサンダー・マックイーンは、クリエイティブディレクター Sarah Burtonによる2024年メンズ春夏コレクションのルック画像を公開しました。Courtesy of Alexander McQueen今回のコレクションは、洗練されたシンプルさ、カット、プロポーション、シルエットに重点を置きました。解剖学的構造に対する継続的な探求により、より柔らかく、カーヴィーに作りこまれたデザインが特徴的。伝統的なウールテーラリングのアイテムは、丸みのあるシルエットまたはすっきりとしたシャープなショルダーラインと細いウエストのアイテムが登場します。Courtesy of Alexander McQueen衣服は、一見継ぎ目のないように体に巻き付けられています。儀式用に用いられる刺繍や柔らかなアップリケのハーネスは、マックイーンのアーカイブからインスピレーションを得て制作され、オランダの巨匠の絵画からインスピレーションを得た、立体的な手編みニットやコントラストの明暗法を用い描かれた花が特徴的です。マックイーンの長年のコラボレーターであるサイモン・アンドレスが開発した抽象的な折り目を表現したプリントは、ジャカードや刺繍でも表現され、身体つまり解剖学的構造を包み込む形で表現されています。Courtesy of Alexander McQueenCourtesy of Alexander McQueenCourtesy of Alexander McQueenお問い合わせ:アレキサンダー・マックイーンtel. 03-5778-0786
2023年07月23日TOGA(トーガ)のユニセックスライン「トーガ トゥ(TOGA TOO)」から、2024年春夏の新作アクセサリーが登場。新生「トーガ トゥ」デビュー2023年春夏コレクションからTOGAのジェンダーレスラインとしてスタートを切った「トーガ アーカイブス」が、今季より正式名称を「トーガ トゥ」へとチェンジ。これまで同様、人気のアクセサリーシリーズが、充実のラインナップを揃えて展開される。イヤーアクセサリー注目は、多彩なデザインを揃えるイヤーアクセサリーだ。例えば、ブランドの定番“フリンジイヤリング”には、鮮やかなグリーンのフリンジと同色のメタルパーツを配した新色や、モノトーンのフリンジにシルバーのメタルパーツを組み合わせた新モデルがラインナップ。また、本来“ふさふさ”のフェザーを、ハードなメタルで表現したエッジィなピアスや、色とりどりのコンチョをモチーフにしたイヤリングなど、ブランドらしいエッジィなムード満点のアクセサリーも揃う。チョーカーやループタイ大ぶりのパールや、天然石を並べたチョーカーは、留め具の代わりに、シルバーのメタルを各エンドにセット。中にはワイヤーを入れたことで、首元にかけるだけの簡単な装着を叶えている。おしゃれ度をグンとUPさせてくれる、ループタイネックレスも要チェック。今季はレザーやチェーンをベースに、フリンジや大振りのメタルをコンビネーション。存在感溢れる仕上がりなので、シンプルなシャツにスタイリングするのがおすすめだ。カチューシャの新型もそのほか、ヘアーアクセサリーとして前回人気を集めたカチューシャの新型もお目見え。すっきりと細みのシェイプに仕上げているので、デイリーからパーティーシーンまで、幅広く活躍してくれるはずだ。【詳細】トーガ トゥ2024年春夏新作アクセサリー発売時期:2024年春夏シーズン ※発売日はアイテムによって異なる。販売場所:トーガ 直営店、公式オンラインストア<アイテム例>Metal fringe earrings 各16,000円Fringe pierced earrings 16,000円Metal feather pierced earrings 各17,000円pearl choker 14,000円Leather cord loop tie 29,000円Leather headband 3 20,000円【問い合わせ先】トーガ 原宿店TEL:03-6419-8136
2023年07月17日ウェールズ・ボナー(WALES BONNER)の2024年春夏コレクションが、2023年6月21日(水)、フランス・パリにて発表された。「マラソン」をテーマに今季のウェールズ・ボナーのテーマは「マラソン(MARATHON)」。ランナーへとオマージュを捧げるようにして、ブランドのベースにあるスポーティ、テーラリングを基調としたコレクションを展開した。スポーツウェアは、ブランドのエッセンスであるばかりでなく、今季はそのテーマゆえに直接的な参照源であると言えるだろう。それはたとえばトラックスーツであり、スポーツ用のハーフパンツなどである。トラックスーツはバックの配色を大胆に変えるなど、ベーシックなアイテムの表情を変えている。また、サイドラインには組紐を添わせるなど、アフリカ的な要素を彷彿とさせるディテールが組み込まれている。一方、テーラリングは、ショルダーは端正なセットイン、シルエットは身体に自然に寄り添うラインを描く、洗練された仕立てが貴重。しかし、衿周りの配色を切り替える、ラペルを小さく設定する、デニム素材を用いる、パンツにはスポーティな側章を施すなど、随所にカジュアルな要素を取り込んだ。上で少しふれたように、コレクションにはアフリカの要素を散りばめている。手刺繍を施したラフィア素材は、スカートやベストに採用。ビーズをふんだんに用いたマクラメ編みのベストやスカートも見られる。あるいは、広くスタッズをリズミカルにあしらった装飾も用いられている。カラーは、ベージュ、ホワイトやブラックといったベーシックなものを軸に、ブルーやレッド、イエローといった力強い色味をスポーツウェアに採用。また、アニマル柄や花柄も取り入れ、存在感あるアクセントをもたらした。
2023年06月30日sacai(サカイ)の2024年春夏コレクションが、2023年6月25日(月)、フランス・パリのソルボンヌ大学にて発表された。力強く開く花のように突き抜けるような夏の青空のもとで発表された今季のsacaiは、ミリタリーやワークといったブランドが軸とするテイストを基調に、力強い陽の光を受けて育つ植物、あるいは花さながらにダイナミックな造形を示しているように思われる。たとえば、ショーの幕開けとともに登場したデニムウェアは、リジッドデニムのハリのある質感を活かし、立体的に広がり、起伏をなす造形に。裾にかけて広がるデニムジャケットはもちろん、矩形のファブリックを褶曲させることで花のようにいきいきと膨らむベストやスカートなども展開した。素材のひだを活かすことで生まれるフォルムは、ジャケットやドレスなどにも見ることができる。ニットのカーディガンやトップスは、ショルダー周りに余裕を持たせる一方、ウエスト部分には縦に複数のタックを寄せることで、緩急のついたシルエットに。また、トレンチコートをベースにしたノースリーブドレスは、やはり大胆なタックによってウエストから裾にかけて広がるよう仕上げている。このように、デニムジャケットやミリタリーブルゾン、スカートといったウェアは、ハイブリッド的な要素を交えつつ、全体として裾に向かってダイナミックに広がるシルエットを示している。また、MA-1には大胆なサイドスリットを設けるなど、身体の動きに沿った躍動感も示している。柄としては、植物や花がモチーフとして取り入れられている。いずれも大胆に図案化、平面化されたこれらのモチーフは、プルオーバーのトップス、シャツ、カーディガン、スカートといったアイテムを力強く彩った。また、ノーカラージャケットやスカートにのせたクラシカルなチェック柄、ニットに採用したノルディック調パターンなども挙げることができる。カラーは、ブラックやグレー、ネイビー、カーキ、ベージュといったベーシックカラーを基調としつつ、ヴィヴィッドなレッドやブルー、花柄を彩るオレンジやグリーンなどが、コレクションに生命感あふれる色彩を添えた。
2023年06月28日ダブレット(doublet)の2024年春夏コレクションが、2023年6月25日(月)、フランス・パリにて発表された。テーマは「NOW. AND THEN」。表層の戯れ衣服がすぐれて、それを身にまとう人の印象を作りだすものであるのならば、ダブレットはそのシルエットで、素材で、あるいはディテールで、その印象を──ユーモラスに──戯れてみせる。ジャケットを見てみよう。ショルダーには大胆にパッドを施し、パワーショルダーを超えでた力強いフォルムに。全体としてオーバーなサイズ感を採用することで、その下に覆われた身体のシルエットをはぐらかしてやまない。素材はどうか。リラクシングなロングコートに用いたのは、薄く軽やかなビニール素材。しかし、さながら経年変化を帯びたレザーのような表情に仕上げることで、人工素材が(まあおおよそ)示すことのない時間の変化と、レザーではなしえない軽快な表情を示している。シャネルジャケットの力強いモダンさも、ここでは屈折される。もともとのクラシカルなファンシーツイードは、甘く織られたツイードへと変奏。長く愛用されたタオルを彷彿とさせる、柔らかく軽快な素材をオーバーサイズで採用することで、元来のストレートなラインを気怠い佇まいに仕上げた。また、ミリタリーブルゾンもこうした柔らかな素材を用いることで、テイストと質感のギャップを生んでいる。あるいは、金属的な光沢を示すデニム、トロンプルイユのプリントを施したアイテムなど、表層と実体を戯れてやまないユーモラスさを、コレクションを通して提示したように思われる。
2023年06月28日ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)の2024年春夏コレクションが、2023年6月24日(土)、フランス・パリにて発表された。テーマは「Memories」。「Memories」をテーマにデザイナー自身が今まで目にしてきた景色、あるいは旅から得た着想源に、自らの経験した時代と情景の変化を「写真」として捉えた、今季のホワイトマウンテニアリング。ブランドがベースとするアウトドア、スポーティなテイストを軸としつつも、したがって、そこには豊かな抒情性が感じられる。コレクションのひとつの中核となるアウトドアやスポーティのウェアは、ブラックを基調に、機能的な素材とディテールでまとめられている。マウンテンパーカーはもちろん、コーチジャケット、ベストなどのほか、シングルブレストジャケットもスポーティな表情でアレンジした。一方、スタイリッシュなブラックの統一とは対照的に、さながら自然を写し入れたかのようなウェアは、色彩とニュアンスに富んだ表情を醸し出している。それは、樹林を彷彿とさせる柄であるし、建物をニュアンスに富んだ色彩で写したプリントであるし、パッチワーク状に組み合わせたチェック柄であるし、あるいはペイズリーや波柄模様である。また、記憶と時間の重層性を仄めかすかのように、レイヤードにより長短のリズミカルな丈感が示されている点も特徴的だ。アウターの下に重ねるシャツは、やや長めの丈感に。また、トップスのコーディネートに変化を加えられるベストやオーバーサイズのクルーネックなども見受けられる。カラーは、上で軽くふれたようにブラックを中心に、グリーン、エクリュやベージュがベース。また、パープルなどの鮮やかな色彩により、存在感をもたらした。
2023年06月28日カラー(kolor)の2024年春夏コレクションが、2023年6月24日(土)、フランス・パリのソルボンヌ大学にて発表された。アウトドアやスポーティを再構築風の吹き荒ぶような音響のなか、幕を開けた今季のカラーのショー。そのコレクションでは、アウトドアやスポーティをベースに、ブランドらしい解体・再構築的なデザインによるウェアを展開している。たとえば、オーバーサイズのロングコートやジャケットには、テクニカル素材を軸に用い、アウトドアやスポーツで活躍するウェアのパーツをコラージュ的に取り入れて構成。配色も、グリーンやオレンジ、ネイビーなど、アウトドアウェアに特徴的な力強いカラーを複数取り入れることで、存在感ある表情に仕上げている。機能的なウェアをベースとはしつつ、その素材は春夏らしく薄く軽やかだ。とりわけ、コートやスカートには透け感のあるファブリックを用いることで、レイヤードを引き立てている。また、コートのバックスタイルにはギャザーを寄せるなど、機能的なウェアとは一線を画する華やぎも反映している。また、冬服に用いられることが多いノルディック柄ニットのモチーフも、こうした軽快なアイテムに装飾的に取り入れられている。ハーフスリーブのニットにのせるのはもちろん、テクニカル素材のアウターのスリーブに組み合わせるほか、バックにもさながらヨークのようにしてあしらった。
2023年06月27日メゾン ミハラヤスヒロ(Maison MIHARA YASUHIRO)の2024年春夏コレクションが、2023年6月23日(金)、フランス・パリにて発表された。80年代後半〜90年代を着想源にデザイナーの三原が自身の10代の頃、1980年代後半から90年代にかけての記憶をよすがに展開された、今季のメゾン ミハラヤスヒロ。「流行や情報を持たない、怖いもの知らずで熱狂的な若者のファッションコミュニティーが今の時代にあったとしたら」との思いのもと、推進力に富んだバンドの演奏とともに繰り広げられたそのショーは、反抗的な気怠さを帯びている。コレクションの基調をなすのは、きわめて大きなシルエットでまとめられたウェアだ。アンコン仕立てのジャケット、MA-1ブルゾン、デニムジャケット、スカジャン、あるいはパンツなど、いずれもスーパービッグと形容できるサイズでルードで気怠いムードを演出。アウターのスリーブ下にはスリットを設けて腕を出せるようにするなど、着こなしにも変化がもたらされている。もうひとつの特徴が、色落ち加工による経年変化を帯びたような表情。デニムアイテムはもちろん、ナイロンアウター、鈍い光沢を帯びたファブリックにも加工を施し、反抗的なスタイルを際立てている。随所に施されたほつれ加工にも、同様の効果を見てとることができる。色落ち加工により豊かな表情をもたらしつつも、カラーパレット自体は抑制されている。グレーやブラックなどを軸に用い、色褪せたようなニュアンスを引き立てている。さらにコレクションでは、転写を得意とするトーキングアバウト ジ アブストラクション(TALKING ABOUT THE ABSTRACTION)とのコラボレーションによる、マガジン型のクラッチバッグやラジカセ型のショルダーバッグを披露。とくに、クラッチバッグのモチーフには、当時を代表するストリートスナップ誌『FRUiTS』創刊号のバックナンバーの写真をのせた。
2023年06月26日アミ パリス(AMI PARIS)の2024年春夏コレクション が、2023年6月22日(木)、フランス・パリで発表された。1990年代のミニマル・スタイルに着想1990年代のミニマルなスタイルに着想を得たという今季のアミ パリスは、デザインを削ぎ落としつつ、リラクシングな快適さを示している。たとえば、コレクションのひとつの軸となっているテーラリングは、メンズにもウィメンズにも幅広く見られ、心地よいセットインショルダーとやや長めの丈感に設定し、身体にそっと寄り添うような自然な上品さを演出している。また、ロングコート、ワンピース、フルレングスや膝下丈のパンツといったコレクションを構成するアイテムは、いずれも極度なデフォルメを避けたすっきりと流れるようなシルエットが特徴。いずれもデザインを抑制し、ミニマルな佇まいに仕上げた。そうしたなか、素材で目を引くのはシアー素材やスパンコールだろう。シースルー素材はすっきりとしたシルエットのトップスなどに用い、心地よい涼やかさを演出。一方、スパンコールは、シャツやパンツ、ワンピースなどにのせられ、削ぎ落とされたシルエットに華やぎを添えている。カラーは、柔らかく上品なトーンがベース。ベージュやグレー、ブラックといったベーシックカラーに加え、ライトブルーやライトグリーンが爽やかにコレクションを彩った。
2023年06月26日KENZO BY NIGOが2024年春夏 ウィメンズ & メンズ コレクションを発表しました。東洋と西洋の間を行き来するリアル・トゥ・ウエアのワードローブ。KENZOの2024年春夏のウィメンズとメンズのコレクションは、アーティスティックディレクターのNigoによって生み出されたメゾンのコードを新たな世代のエレガンスに統合しました。パレ・ド・トーキョーとエッフェル塔をセーヌ川上につなぐドゥビリ歩道(PASSERELLE DEBILLY)で発表されたこのコレクションは、髙田賢三のヘリテージとNigoの現代的なビジョンを結びつけ、シティ・ポップの思い出に映し出されます。1980年代の日本でデザイナーが青春時代に聴いていたサウンドトラックは、マルチジャンルのポップ、ファンク、ブギーと共に、グラフィックで洗練されたプレッピーでポッピーなルックスと相まってコレクションに軽快なスピリットを吹き込んでいます。このコレクションでは、日本と西洋のワードローブのコードを切り替えながら展開しています。柔道の上着はチョアジャケットとして再コンテクスト化され、青海波(せいがいは)と呼ばれる古代の波模様がインディゴでアレンジされています。ウィメンズのシルエットは、透明感のある生地の軽やかなレイヤリングと、アーカイブのモチーフでよりエレガントなラインを強調。コレクションでは、Nigoの長年の友人である日本のグラフィックアーティスト、Verdyとのクリエイティブな対話も展開されており、彼のシグネチャーであるスワッシュ・フォントでKENZOのロゴがウエアやアクセサリーに大胆に描かれています。戦後の日本でシティポップが盛り上がりを見せ、髙田賢三のキャリアにおいても最も印象的な瞬間と重なり合っていました。近年、世界中でのこのジャンルの再評価が見られ、またそれが当初その道を切り開いた時代や文化から完全に切り離された若い世代によって行われたことから、Nigoの目にはKENZOのヘリテージが現代のメンタリティにおいていかに合致しているかを示す強力なアナロジーと映っています。ショーのサウンドトラックは、1990年代中盤以来、Nigoと同世代の友人であり時折コラボレートもしているCorneliusによって制作されました。彼もデザイナーと同様にシティポップを高く評価しており、そのジャンルを反映したスコアを作り上げました。Nigo/Courtesy of KENZOKENZO BY NIGO2024年春夏 ウィメンズ & メンズ コレクションシルエットこのコレクションのエレガントな感性は、髙田賢三の伝統に基づくマッチングのオーバーシャツ、トップス、パンプスのアンサンブルや、ワークウエアのジャケットとスカートの組み合わせで表現されています。超軽量なアンクル丈のドレスや、ボタンを留めても外しても着られる柱状のカーディガンドレスのレイヤードシルエットは、優雅な長身のスタイルを作り出します。夏らしいリネン素材を使ったテーラリングは、髙田賢三が好んだ若々しいエレガンスを提案しています。ブレザーには、日本的なカッティングのアプローチが反映され、着物のようなセミデタッチスリーブのデザインで、ノーカラーのトレンチコートやテーラードジャケットには、VerdyのKENZOロゴが施されています。ウィメンズのスーツは、繊細なカラーやベビーピンクからレーザープリントのバラまでのグラフィックと対照的なオーバーサイズのラインでカットされています。柔道着スタイルの刺し子ジャケットやバーシティジャケットは、東洋と西洋のスポーティなプロポーションの間で揺れ動き、アメリカのヴィンテージアイテムにインスピレーションを得たパフォーマンスウエアやワークウエア、キモノカットのダウンパフは、日本の洋服の在り方と融合しています。Courtesy of KENZOCourtesy of KENZOCourtesy of KENZOCourtesy of KENZOテーマとモチーフ日本のグラフィックアーティストVerdyの手がけたKENZOロゴは、複数の色の組み合わせでスワッシュ・タイポグラフィのオールオーバーでメゾンのエンブレムを再コンテクスト化しています。「A Drawn Flowers」は髙田賢三の手描きの花のイメージを呼び起こす一方、「KENZORose」はアーカイブのニットからインスピレーションを受けたハイパーリアルなイメージで、オールオーバープリントやプレースドグラフィックとして使用されています。Nigoのシグネチャーであるカモフラージュは、「Flower Camo」としていくつかの色で花柄と融合しています。日本語で「青い海と波」を意味する切り返し模様の「青海波(せいがいは)」は、インディゴのデニムやキルティングで古代の地図のモチーフとして使用されています。ポップアートのフルーツ・ステッカー・プリントはシャツに飾ったり、単体のプリントとしても使用されていおりドローン・バーシティ・プリントは、1950年代のアメリカの卒業式の服に描かれた学生の落書きを模しています。メンズウエアに使用される4つのヘリテージパターンは、初期の髙田賢三のスケッチを参照しています。シェーディングは筆のような筆触、スケッチ・アーガイルはステンシルのような模様、チェック・ジャカードはチョークのような模様、ヘリンボーン・ジャカードは矢じりのような模様です。象徴的な「ボケの花」はデヴォレの花柄として再登場します。Courtesy of KENZOCourtesy of KENZOCourtesy of KENZO素材と技術柔道着は、ワークウエアで使用されるスポーティな織り地であるナッテという素材で作られています。波模様の「青海波(せいがいは)」は、デニムのインディゴやニットウエアのジャカードで表現されています。VerdyによるKENZOのモノグラムは、プリントやジャカードで採用され、コレクション全体にわたって流動的なシルクやビスコース、コットン、ウールなどの様々な素材で現れます。フォーマルウエアは、1980年代と90年代のKENZOジーンズのトロープから復活した日本の生地や洗いを施したインディゴのデニムに変身。レザーアイテムは、それらにインスピレーションを受けたアーキタイプのヴィンテージ表現を想起させる表面処理を施しています。エレガンスを増したウィメンズウエアは、デヴォレ、チュール、ブロデリーアングレーズなどのふわふわまたは繊細な素材で構築されています。ニットウエアには、グラフィックなジャカードやインターシア、ロングラインのシアーなアルパカのリブ、手編みのストライプ入りムーライン、アーカイブに基づいたウロコのパッチワークが含まれています。Courtesy of KENZOCourtesy of KENZOバッグNigoによるKENZOのコードを確立するために、今シーズンのバッグには、日本の伝統、アメリカの実用性、そしてメゾンのアーカイブに基づいています。レザーのアップリケロゴが施された小さなトートバッグやバックパックは、日本で日本酒を運ぶために使用される形状に基づいています。ショルダーバッグは米の包装をイメージしています。柔道着は伝統に従って巻き上げられ、ストラップで持ち運ばれます。KENZO by Verdyのロゴは、クラシックなバックパックやアメリカのワークウエアワードローブからインスピレーションを得たKENZO Utilityバッグにあしらわれています。メッセンジャーバッグ、バックパック、トートバッグ、剣道セットバッグには、コーティングされた生地とコーティングされていない生地が使われています。アーカイブの形状は、フラップバッグやバケットバッグで表れ、手編みのBOKEの花があしらわれています。Courtesy of KENZOCourtesy of KENZOCourtesy of KENZOシューズKENZO PXT(パリ × 東京)は、メゾンのイースト・ミーツ・ウエストのジェネティクスとNigoによって確立されたコードから生まれた新しいスニーカーです。レザーとスエードで作られ、タンとヴァンプのオーバーレイが補強されており、ミッドソールの輪郭に合わせて反り返ったKENZOダイヤモンドカットのアウトソールが特徴的です。本格的なスケートスニーカーKENZO DOMEはレザーとスエードの新色で登場し、KENZO PACEレザーランナーはミックスカラーの組み合わせで進化している。コレクションでは、超エレガントなドレープ素材のKENZO キトゥン ヒールと、フラワーモチーフのクロッグが登場。KENZO MUKLUKは、ミリタリーの防寒オーバーブーツから派生したカミックのようなパフォーマンスブーツで、KENZO COZYサンダルにもインスピレーションを与えています。Courtesy of KENZOCourtesy of KENZOCourtesy of KENZOCourtesy of KENZOアクセサリー帽子は、ビッグサイズのベレー帽やミリタリーキャプラインのような、拡大されたサイズ感が特徴。1980年代のストリート写真からヒントを得て、ガードキャップ、バケットハット、トップレス・ストローハット、KENZO by Verdyのロゴをあしらったベースボールキャップなどが登場します。このモチーフは、西洋のワードローブを模したタイガーヘッドやBOKEのバックルと共に、メタルベルトのバックルにも現れています。日本の影響は、柔道ベルトやマルチポケットを備えた伝統的な剣道ベルトに表れています。ジュエリーでは、KENZO by Verdyのロゴがネックレスのペンダントに、BOKEのエナメル装飾がリングやカフリンクスにあしらわれています。Nigoのコレクションの定番であるメダルは、メゾンのアイコンが散りばめられたフルーツシールの形を採用しています。Courtesy of KENZOCourtesy of KENZOCourtesy of KENZOProduction by Back of the HouseShow music by CorneliusContent production by KittenStyling by Marq RiseCasting by Samuel Ellis Scheinman for DM CASTINGMake up by Lucy Bridge and the Make Up For Ever teamHair by Anthony Turner using René FurtererNails by Ama Quashie
2023年06月26日ジェイエムウエストン(J.M. WESTON)から2023年春夏の新作シューズが登場。ジェイエムウエストンの23年春夏シューズブランド初のレザーサンダルジェイエムウエストンの2023年春夏コレクションから、メンズとウィメンズの新作シューズが到着。中でも注目したいのは、ブランド初となるレザーサンダルだ。革靴にも引けを取らない、エレガントなストラップサンダルやミュールサンダルがラインナップする。カラーはいずれもタンとブラックの2色が揃う。ローファー&ジョッパーブーツ着想のハイブリッドサンダルブランドを代表するローファーとジョッパーブーツから着想を得た、ハイブリッドなウィメンズサンダルにも注目。シグニチャーローファーのシルエットはそのままに、ジョッパーブーツにインスパイアを受けてデザインしたストラップをあしらい、アクセントをプラスした。新色エスパドリーユサマースタイルの定番、エスパドリーユには新色が仲間入り。爽やかなライトブルーやイエローのスエードなどが登場する。なお、6月23日(金)から7月30日(日)までの期間限定で、一部直営店舗で対象のシューズを購入した人に、シューケアサービスのバウチャーをプレゼント。ぜひ、この機会に新作シューズをチェックしてみてほしい。【詳細】ジェイエムウエストン 2023年春夏シューズ発売時期:2023年6月アイテム例:・「DOUBLE V SANDAL #946」107,800円・「DOUBLE V MULE #951」88,000円・「WOULD LOVE LOAFER #349」132,000円・「WAIT&SEA ESPADRILLE #933」69,300円■プレゼントキャンペーン期間:2023年6月23日(金)~7月30日(日)対象店舗:ジェイエムウエストン 一部直営店舗※オフィシャル ECサイトを除く。対象モデル:・メンズコレクション:DOUBLE V SANDAL #946、 DOUBLE V MULE #947、 WAIT&SEA ESPADRILLE #933・ウィメンズコレクション:DOUBLE V MULE #951、 WOULD LOVE LOAFER SANDAL #349※各モデルの販売店舗が異なるため、詳細については各店舗まで要問合せ。【問い合わせ先】ジェイエムウエストン 青山店TEL:03-6805-1691
2023年06月25日ファセッタズム(FACETASM)の2024年春夏コレクションが、2023年6月21日(水)、フランス・パリにて発表された。カジュアルなデイストに華やぎを今季のファセッタズムは、ストリートやミリタリーのウェアを基調としつつ、その雰囲気はひじょうに華やかでカラフルだ。たとえば、チュールのフリルやプリーツ。MA-1ブルゾンなどには、テープ状のフリルを数多と連ねて装飾することで、タフなウェアの表情を変化させた。また、アシンメトリックな切り替えなど、解体・再構築的な要素も随所に見てとることができる。トップスには、片側のみにギャザーとチュールのレイヤリングを装飾。スポーティなブルゾンは相異なるカラーやロゴをひとつに。あるいはチェックのワンピースには、ショルダーにフォルムを変化させるファスナーをあしらってる。彩りの要素で中心的な役割を担うのは、マルチカラーを用いたファンシーボーダーだろう。トップスやニット、ワンピースなど、比較的ストレートなラインに仕上げたアイテムに色とりどりのボーダーをのせることで、視覚を惑乱するかのような力強い効果をもたらした。
2023年06月24日メゾン ヴァレンティノ(MAISON VALENTINO)は、2023年6月16日、 ミラノで2024年春夏メンズウエアコレクション ’ヴァレンティノ ザ ナラティブ(VALENTINO THE NARRATIVES)’ を発表しました。Courtesy of Valentinoマスキュリニティの意味を見つめなおすことで新しくモダンな視点 を見出し、そのアイデンティティを再定義する瞬間。クリエイティブ ディレクター、ピエールパオロ・ ピッチョーリは本コレクションにおいて、生活、衣服の一生、現代のリアルなマスキュリニティという、 今日におけるそのアイデンティティの定義を見直しました。Courtesy of ValentinoCourtesy of Valentinoまた、本コレクションのショーにおいてメゾンは、PORTERと のコラボレーションによるハンドバッグの特別なカプセルコレクション‘ヴァレンティノ ガラヴァーニ アンド ポーター’ を発表しました。Courtesy of Valentino>ヴァレンティノ ガラヴァーニ アンド ポーターの記事はこちらCourtesy of ValentinoCourtesy of ValentinoCourtesy of ValentinoCourtesy of Valentino#ValentinoNarratives#ValentinoGaravaniAndPorter
2023年06月22日ジバンシィがクリエイティブ・ディレクターであるマシュー・M・ウィリアムズによる2024年春 プレコレクションを発表しました。Courtesy of GIVENCHY2024年春、ジバンシィのクリエイティブ・ディレクターであるマシュー・M・ウィリアムズは、女性のための新しいエレガンスを引き続き主張します。今シーズンのラインアップでは、アーカイブからインスピレーションを得たスノーレパードなどのモチーフを再構築し、ドレープ技術を再考し、リラックス感のあるラグジュアリーなエッセンシャルアイテムに新鮮な素材のミックスを取り入れ、ユベール・ド・ジバンシィのシグネチャーを新たな領域へとエレベートしています。Courtesy of GIVENCHYウィメンズのテーラリングは優雅なラインに焦点を当て、シルクツイルの無造作なシルエットが、ジャケット、トレンチコート、パンツを洗練されたものにしています。繊細なシャンティリーレースのスーツは、非常にパリらしいエレガンスでムードをさらに高めます。デイタイムには、2023年秋冬コレクションで発表されたラヴァリエールを再現。対照的に、オーバーサイズのグラフィックシェイプと構築的なSネックラインが、際立ったボリューム感を生み出しています。イブニングでは、ジャージー素材のドレスにクリスタルが装飾された4Gレースのインサートをあしらい、糸のようなメタルチェーンが施されたスリップドレスは、マシュー・M・ウィリアムズが確立したハードウエアのボキャブラリーを発展させたものです。Courtesy of GIVENCHYクリスタルの刺繍やサテンの装飾、4Gシアリングの削り出しなど、ヴァーシティ・ルックにインスパイアされた典型的なスタイルで、パリの伝統とカリフォルニアのクールさを表現しています。パウダーブルーのレザーセパレートは、大きなスモーククリスタルの花飾りで装飾されています。Courtesy of GIVENCHYウィメンズのキーアクセサリーは、ステートメントバッグ『ヴォワイユー』にオーバーサイズのバックルが付き、コルセットバージョンなど新しいモデルも登場しました。『アンティゴナ ロック』はデニム調の新バージョンで再登場。『4Gバッグ』は、スライド式チェーンと控えめなレザーの留め具でアップデート。『シャークロックバケット』は、ミディアムとマイクロの2サイズで登場します。Courtesy of GIVENCHYフットウエアもまた、新しいエレガンスとアティテュードを表現しています。『シャークロック カウボーイブーツ』にもコルセットバージョンが加わり、メタリックな4Gトゥ・キャップで登場します。ウェッジタイプのスリングバックやブーツには、繊細な4Gストラップが付き、ストレッチナッパ、スパッツォラートなどのエキゾチックなディテールが施されています。Courtesy of GIVENCHYジバンシイを象徴するパールは、クリスタルをあしらった繊細なチェーンメッシュの中に収められ、『Givカットサングラス』は光沢のあるブラックやレッド、パラジウムとゴールドのグラデーションにミラーレンズのメタリックバージョンで、大胆な新作が登場します。Courtesy of GIVENCHYカラーパレットは、ベージュ、オフホワイト、チャコール、ブラックの微妙なニュアンスを持つニュートラルで普遍的な色調を中心に、レッドやピンクの暖色系のカラーで強調されています。アクセントカラーのバナナ、コーラル、コバルトブルー、バーントオレンジは、この季節にハイエナジーなコントラストを加えます。Courtesy of GIVENCHYCourtesy of GIVENCHYお問い合わせ:ジバンシィ ジャパン0120-218-025
2023年06月11日